JP5099517B2 - パテ混合方法 - Google Patents

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Description

本発明は、内装工事や塗装工事等で下地調整のために用いられるパテの混合方法に関するものである。
従来より、建物の内装工事では、壁面の下地面を均一にするため下地面にパテ塗布が行われており、内装工事現場では、パテ混合装置により粉末状のパテと水を混合して、パテを流動性のあるクリーム状に練り上げてから壁面に塗布して、壁面の微妙な凹凸面を平坦な面に仕上げて、その上に壁紙が貼られている。また、市販されているパテは数十種類あり、それぞれ用途により選択して使用される。
以下パテ混合装置を用いてパテを練り上げる従来方法について説明する。まず練り上げる為の容器(一般にバケツ)の中に、適量の水を入れておき、その上に、所定量のパテ粉を入れる。この時、パテ粉は水の上に浮いた状態になっている。次に、パテ混合装置を起動させると、パテ混合装置は回転台に保持した容器を回転させ、パテと水に回転運動を与えながら、回転運動を与えると同時に、揺動アームを揺動させることにより、揺動アームに設けられた混合羽根によりパテと水を撹拌する。
撹拌直後ではパテと水が均一に攪拌されておらず、粉塊の状態で粘性の高い状態となっており、パテ混合装置の揺動アームを揺動させることによって粘性の高い攪拌開始時のパテの魂を砕き、又は、流動させて可能な限り均一に攪拌するという動作が要求される。一方、パテと水がある程度攪拌されてくると、水と混合されたパテは、粘性はある程度高いもののクリーム状になり揺動する混合羽根によって流動するようになる。この段階では、パテ混合装置には、回転運動しているパテと水の混合物を羽根によって大きく流動させる(練る)働きが要求される。
この様にパテ混合装置には、撹拌の前半の段階では、いかに早くパテの魂を砕くかという性能が要求され、後半の段階では、いかに大きくパテと水の混合物を流動させるかという性能が要求される。
また、撹拌が完了して練り上がった時のパテが、容器内側周壁に付着していたり、また容器中央部でもパテの量の多い所と少ない所(山と谷がありぐじゃぐじゃの状態)があれば、パテにエアが混入するエア噛み現象が発生するので、パテからエアを抜くためにパテ打ちしなければならず、この動作はパテの乾燥を促進し、また、容器内部でパテが短時間で固まるため好ましくない。(特許文献1参照)
また、高トルクのモーターを使用して、単位時間当たりの容器の回転と、揺動アームの揺動回数を増加させればパテの魂を早く砕くことができるが、パテ混合装置は内装施工現場へ持ち運んで使う装置であるので軽量でコンパクトであることが望ましく、そのため大きなモーターを使用することができず、またコンパクトで高トルクのモーターは高価であるので使用できないという事情がある。
特許第3702002号公報
上記した特許文献1に記載された混合装置は、揺動アームを容器の回転運動と連動させ、回転運動の周期と揺動運動の周期を異なるようにすることで、被混合物を順次攪拌する装置が提案されているが、上記装置は、混合羽根の揺動運動は、その動作速度と方向がサインカーブを描いて変化する運動であるので、混合羽根は容器内壁面に点接触するだけで、また、混合羽根の運動が容器の回転運動とは異なる周期で行われることにより、撹拌されている途中のパテは、混合羽根の揺動によってぐじゃぐじゃに掻かかれ、かつ、混合羽根によって容器の内側周壁に押しつけられて、容器の内側周壁全周に渡って付着し、この様な状態で容器内に放置されたパテはパテにエア噛みが発生し、又乾燥し易く、作業者が壁にパテ塗り施工をしている途中でパテが固まってしまうという課題を有している。
また、作業者は、撹拌を終えた後の容器の内側周壁全周に渡って付着しているパテをへらを使って掻き落として、容器の中央部のパテと合わせて団子状にしておくという手間を要するという課題を有している。
また、これらの課題を解決するため、特許第3809885号において、容器が3回転する間に揺動アームが1往復だけ揺動し、かつ、1回転中は揺動アームが容器の内側周壁に当接して停止している状態とすることで、揺動アームが容器が1回転する間、混合羽根が容器内側周壁に当接する様にして、容器内側周壁に付着したパテを掻き落として容器中央部に戻して撹拌するようにした装置が提案されている。
しかし、上記装置においても、容器内で撹拌されているパテの撹拌性いわゆる掻き混ぜ度合い、単位時間当たりの、容器内のパテ魂を切る回数が少ないので、パテのエア噛みは抑えることができるものの、水とパテが混合し始めた時に粉魂が大きく堅くなるという特性を有するパテを混合する場合においては、パテ魂が大きくなってしまい、均一に練り上がるまでにやや時間を要するという課題を有していた。
本発明は、上記課題を解決するもので、常時定速で回転する混合容器と、混合容器内で揺動する混合羽根用揺動アームと、前記揺動アームを駆動する駆動歯車を備えたパテの混合方法において、混合容器を回転する歯車と、前記歯車と噛合し、揺動アームを駆動する駆動歯車を備え、揺動アームをクランク機構を介して駆動歯車に連設し、前記混合容器の回転周期と揺動アームの揺動周期を定める歯車比を2:3とし、混合容器の予め定められた回転角間は、揺動アームの回動を停止し、混合羽根が混合容器内面に接触するように構成し、混合容器が3回転する間に揺動アームが2往復するようにし、混合容器の1回目の回転で、混合羽根の端面が、混合容器の基点から内周面の1/4に接触し、2回目の回転で、前記1回目の回転の接触部から連続するように内周面の1/2に接触し、3回目の回転で、2回目の回転の接触部から連続する内周面の1/4に接触し、前記混合容器が3回転する間に、混合羽根の端面が混合容器内の全面に接触することを特徴とするパテ混合方法である。
本発明によると、混合容器の回転周期と混合羽根の揺動周期を定める歯車の比率を2:3とし、混合容器が3回転する間に混合羽根を2回揺動させ、かつ、容器が3回転する間に、羽根端面が混合容器内側に線接触して移動した距離の合計と、混合容器内側壁面円周とを等しくすることによって、撹拌途中で羽根端面が混合容器内側全面に接触してパテと水の混合物を掻き落とす作用をするので、従来技術が有していた、パテが容器内壁全周に渡ってパテが付着する課題を解決するとともに、特許第3809885号に記載された発明と比較しても、パテの攪拌性を向上するとともに、パテ混合時に粉塊が大きく堅くなる特性を有するパテを混合する場合においても短時間で均一に攪拌することができ、練り上がった時には、パテと水の混合物が混合容器内側に分厚く付着するような現象は生じない。
また、混合容器を3回転させる間に、混合羽根を2往復揺動させて混合羽根と混合容器内壁面によりパテと水を2回砕くので、撹拌の前半段階でパテと水がほとんど混ざっていない状態でパテの粉魂が大きな魂になる前に、素早く攪拌して、パテと水が混ざって流動性がある状態まで早くもっていくことができるので、混合時に堅くて大きいパテ魂が生じる特性を有するパテを撹拌する場合でも早く練り上げるためパテ塊の発生を防止することができる。
以下、図1〜6を参照して、本発明の実施例について説明する。
図において、1はパテ混合装置本体、2は先端に混合羽根3を設けた揺動アーム、4は後記する駆動用モーターの駆動軸に設けたピニオン8と噛合するフェイスギヤー、5は混合容器の回転台、6は混合容器である。混合容器6はパテ混合装置本体1に内蔵した平歯車16の回転軸18に軸支されて回転する前記回転台5に取設されている。また図2に示すように、ロッカーアーム11の端部11aはフェイスギア4の軸15と同軸上に固設され、ロッカーアーム11の揺動を揺動軸15に伝達する。揺動アーム2は端部の揺動軸15が平歯車4、9と同軸上に設けられたロッカーアーム11、連結ピン12、連接棒13を介して平歯車10に連設して回転し、平歯車10の回転により回動する構成となっている。また、連結ピン20はロッカーアーム11のクランク運動時に平歯車の回転中心を通るように設けられている。前記フェイスギヤー4に設けた揺動軸15に固設された平歯車9、平歯車10、および平歯車16で駆動歯車機構を構成している。
また、14は伝達歯車9と噛合する平歯車、19は平歯車14と2段歯車として構成され、平歯車10と噛合する歯車で、モーターの回転を平歯車16に減速して伝達する減速歯車である。
7は駆動用モーター、8は駆動用モーターにより回転するピニオンである。該駆動モーター7は装置本体部分1と分離可能で、装置本体1に装着されている。ピニオン8は装置本体1に設けたフェイスギヤと噛合し、モーターの回転を各平歯車に伝達する。
次に混合容器6の駆動伝達機構について説明する。
駆動用モーター7の駆動力が、モーター軸からピニオン8を介して平歯車4に伝達され、平歯車4に2段歯車として構成されている伝達平歯車9が回転し、これと噛み合っている平歯車14が回転し、平歯車14に2段歯車として構成されている伝達平歯車19が回転し、平歯車19と噛合する平歯車10が回転して、平歯車16が回転することによって、回転台5が回転し、混合容器6が所定の回転数で回転する。
次に本実施の形態の揺動クランク機構について説明する。
モーター駆動軸に設けたピニオン8、平歯車4,伝達平歯車9,平歯車14、伝達平歯車19を介して平歯車10が回転すると、連結ピン20、連接棒13、ピン12、および、ロッカーアーム11からなるクランク機構により、揺動アーム2を一定のストロークで往復させる。この時、連結ピン20は平歯車10の回転に連動して円弧状の軌跡で揺動する。
本発明においては、連結ピン20は円弧状の軌跡が平歯車10の回転中心17を通るようにロッカーアーム11、連結ピン20、連接棒13が構成されており、図4に示すように、平歯車10の回転により、ピン12、平歯車10の回転中心17、ロッカーアーム11の連結ピン20が同一直線上に重なる2位置a、bが発生し、該a、b位置はロッカーアーム11の回転運動の死点となる。
ピン12が死点bに位置する時、連接棒13、ロッカーアーム11、連結ピン20の中心cが平歯車10の回転中心17に略一致するように設定すると、死点bの近傍において平歯車10が一定の回転角で回転する間、連結ピン20の中心cは殆ど回動しない状態となる。
次に、平歯車10が回転すると、連結ピン20は平歯車10の回転中心17から離れて回動し、揺動アーム2を揺動する。
このように、本発明によれば平歯車10、ピン12、平歯車の回転中心17、ロッカーアーム11の連結ピン20が同一直線上になることにより発生する死点bを中心とした平歯車10の一定の回転角の範囲において、連結ピン20が殆ど回動しない範囲を有する往復運動を形成することができる。この時の回転角は平歯車10の中心17と連接棒13を連結するピン12の距離rgと、連接棒13上の2本のピン12と12の距離rc により決定される。
すなわち、距離rc =距離rg とすると、連接棒13は平歯車10の中心17を中心として回転することになり、ロッカーアーム11は回動しない。そこで、距離rc を距離rg に対して僅かに大きくすることにより、平歯車10が回転すると、平歯車10の死点bを中心とした一定の回転角の範囲においては、揺動アーム2は揺動せず、その後揺動アーム2の揺動を開始し、死点aで揺動方向を反転するという運動機構を形成することができる。
また、連結ピン20が回動しない平歯車10の回転角は、距離rc と距離rg の比によって決定され、連結ピン20が回動しない平歯車10の回転角度を120゜とすると、距離rc と距離rgの関係は、距離rg =0.945× 距離rcの関係式で求められる。そしてまた、距離rgが距離rcにより近い数値に設定することにより、連結ピン20が回動しない平歯車10の回転角、すなわち、混合羽根3が揺動せずに混合容器6の内壁に停止している混合容器6の回転角度を大きくすることができる。
また、揺動アーム2の揺動する角度は、連結ピン20の中心cと連接棒13を連結するピン12の距離rcとロッカーアーム11の両端の連結ピンc、d の中心距離reの比によって決められる。具体例を示すと、距離rc =37mm、距離re=131mmの時、揺動アーム2の回動角は31°となる。
また、距離rg =35mm(すなわち距離rg =0.945×距離rc )とした時、連結ピン20が回動しない回転角は約120°となる。
そしてこの時、平歯車10の歯数と平歯車16の歯数を3:2とすることにより、混合容器6が3回転する間に混合羽根3は2回揺動する動作となり、歯数を3:2としているために、混合羽根3が混合容器6の内壁に停止している時の混合容器6の回転角は、連結ピン20が回動しない回転角120゜の1.5倍の180゜(図6で攪拌羽根がTの時間停止している時の混合容器6の回転角)となる。
上記の混合羽根3が混合容器6の内壁に停止している時の混合容器6の回転角を大きくするには、距離rgを距離rcにより近い数値にすること(すなわち係数0.945をより1に近い数値にすること)で可能である。
ただし、上記においてロッカーアーム11は回動しないと記載したが、実際にはごく僅かに回動はしており、連結ピン20が回動しない回転角の初めと終わり付近では僅かであるが混合羽根3は混合容器6の内壁から離れる動作となるが、混合羽根3は取付時に僅かガタを有しているためにパテ混合時には、そのガタ分だけ混合羽根3が混合するパテの抵抗によって混合容器6の内壁に押しつけられるため特に問題が生じることはない。また、ガタを有していない場合においても特に問題は生じない。
次に、混合容器6の回転と揺動アーム2の揺動の位置関係を図6に示す。図6のグラフの横軸は時間である。図6の上段の方形のグラフは容器の回転を示している(上向き下向きの方形で示しているが容器が正転/逆転するという意味ではなく、容器は常時反時計回りで回転している)。
図6の下段のサイン波に似たグラフは、揺動アーム2の動きを示している。サイン波形の頂点が欠けて平らになっている部分は、アーム揺動機構の死点の作用によって、混合羽根3の端面が一定の時間(一定の距離)だけ容器の内側周囲壁面に接触し続けていることを表している。
図6に示したように、混合容器6が3回転する間に、最初の回転で揺動アーム2はT/2の間停止し、1回目の揺動後にTの間停止し、次の回転でT/2の間停止するという動作を同一の周期で2回行い、回転運動の周期と揺動運動の周期のずれが生じないように同一の周期となるように動作している。つまり混合羽根3は、混合容器6が3回転する間には、全部で2Tの時間だけ混合容器6の内壁に停止していることとなり、混合容器6の内壁全域を複数回に分けて停止するという動作を実現する。ただし、混合羽根3の停止をさらに大きくすることは先に説明したように距離rgを距離rcにより近い数値にすることにより変更することが可能である。
次に図5と図6を用いて、本パテ混合装置のパテを練り上げる動作を説明する。
図5の上段左は混合容器6の1回転目であり、上段中央は混合容器6の2回転目で、上段右は混合容器6の3回転目である。(下段左図参照)図の実線の曲線は、混合羽根3の混合容器6内面に接触する側の端面の軌跡を表している。混合容器6は反時計方向に回転している。(混合容器6の円周に沿って1から24までの目盛数字を付しており、目盛1つ分は15度である。)
混合容器6の1回目の回転では、混合羽根3の混合容器6内面に接触する側の端面(以下混合羽根端面という)は、図5(a)の混合容器6内面の基準点である▲の位置に接触している。
この状態から混合容器6が反時計方向に回転していくので、目盛り1から5までの間では混合羽根3端面は混合容器6内側に接触し続け、目盛り6から徐々に離れていき、混合羽根3端面と混合容器6内側に隙間ができる。(目盛り6の間はほぼ混合羽根3は混合容器6内側に近い位置にあるので約90度停止した動きとなる。)
図6のグラフの点1)から2)への過程においては、撹拌の前半段階(パテと水がほとんど混ざっていなくパテ粉魂の状態)では、パテの一部は混合羽根3端面と混合容器6内側の間を通り抜け、混合羽根3にせきとめられているパテは混合羽根3に保持されて止まっている。撹拌の後半段階(パテと水が混ざって粘性はあるが流動性がある状態)では、水と混合されたパテは、一部は混合羽根3端面と混合容器6内側の間を通りぬけ、一部は揺動する混合羽根3によって容器の中央方向へ流動する。
2回転目の回転では、離れていた混合羽根3端面が目盛り7付近から再び混合容器6内側に接触していく。この状態の時、撹拌の前半段階(パテと水がほとんど混ざっていなくパテ粉魂の状態)では、パテ魂の 一部は混合羽根3端面と混合容器6内側の間を通り抜けようして詰まって止まっているパテ 魂を、容器と混合羽根3端面で挟み込んで塊を砕く。撹拌の後半段階(パテと水が混ざって粘性はあるが流動性がある状態)では、羽根端面 と混合容器6内側の間を通りぬけていた水と混合されたパテを混合羽根3でせきとめながら容器内周と混合羽根3端面で挟み込んで切る。
そして、図5(b)に示すように目盛り7から18まで、混合容器6内側に接触(12目盛りで180度)を続けて、容器内側周囲壁面に付着している水と混合されたパテを混合羽根3で掻き落として容器の中央方向へ流動させる。そして、目盛り19付近から混合羽根3端面は、2回目の揺動で再び容器内側周囲壁面から中央へ離れていき、隙間ができる。
3回転目の回転では、離れていた混合羽根3端面が目盛り19付近から再び混合容器6内側に接触し、図5(c)に示すように、目盛り24まで接触(6目盛りで90度)を続ける。
4回転目以後の回転では、1回転目と同じ軌跡(図5(a))をたどり、5回転目は2回転目(図5(b))をたどり、6回転目は3回転目と同じ軌跡(図5(c))をたどり、図5(e)に示す軌跡を描き続ける。
図5の下段右に、混合羽根3の端面が混合容器6の内側で相対的に動いた軌跡が示されている。容器が3回転する間に(つまり、図6のグラフの1)から3)の間のサイン波の平らな部分(リンク機構の死点部))、羽根端面が混合容器6内側に接触して移動した距離の合計は(サイン波の平らな部分Tの合計は)、混合容器6内側の円周に等しいので、練り上がった時には、パテと水の混合物が混合容器6内側に分厚く付着していることはない。
また、混合羽根3が混合容器6内側に接触して停止しているために、パテをせき止めて流動を発生させることにより、攪拌羽根の揺動により発生した空間やパテ内に発生しているエア噛みを埋めるのでエア噛みを抑えたきめの細かなパテに混合することができる。
この様に本発明のパテ混合装置は、混合容器6を3回転させる間に混合羽根3を2往復揺動させるので、撹拌の前半段階で生じるパテと水がほとんど混ざっていないパテの粉魂を素早く砕くき、パテと水が混ざって流動性がある状態までもっていくことができるので、堅いパテ魂が生じ易いパテの場合でも早く練り上げることができる。
(a)本発明のパテ混合装置の側面(b)平面図である。 本発明のパテ混合装置の本体内部の要部斜視図である。 揺動アームの揺動機構を示す平面図である。 揺動クランク運動説明図である。 攪拌羽根の運動軌跡説明図である。 混合容器の回転と攪拌羽根の動作関連図である。
符号の説明
1 混合装置本体
2 揺動アーム
3 混合羽根
4 フェイスギヤー
5 回転台
6 混合容器
7 駆動装置
8 ピニオン
9 平歯車
10 平歯車
11 ロッカーアーム
12 ピン
13 連接棒
14 平歯車
15 揺動軸
16 平歯車
17 軸
18 混合容器回転軸
a 死点位置
b 死点位置
c 連結ピンの中心
d 揺動アームの中心

Claims (2)

  1. 常時定速で回転する混合容器と、混合容器内で揺動する混合羽根用揺動アームと、前記揺動アームを駆動する駆動歯車を備えたパテの混合方法において、混合容器を回転する歯車と、前記歯車と噛合し、揺動アームを駆動する駆動歯車を備え、揺動アームをクランク機構を介して駆動歯車に連設し、前記混合容器の回転周期と揺動アームの揺動周期を定める歯車比を2:3とし、混合容器の予め定められた回転角間は、揺動アームの回動を停止し、混合羽根が混合容器内面に接触するように構成し、混合容器が3回転する間に揺動アームが2往復するようにし、混合容器の1回目の回転で、混合羽根の端面が、混合容器の基点から内周面の1/4に接触し、2回目の回転で、前記1回目の回転の接触部から連続するように内周面の1/2に接触し、3回目の回転で、2回目の回転の接触部から連続する内周面の1/4に接触し、前記混合容器が3回転する間に、混合羽根の端面が混合容器内の全面に接触することを特徴とするパテ混合方法。
  2. 前記混合容器が3回転する間に、混合羽根の端面が混合容器内面に接触した状態で、混合容器が回転した内周移動距離の合計が混合容器の内壁面距離に等しいことを特徴とする請求項1記載のパテ混合方法。
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