JP5097586B2 - 椅子式マッサージ機 - Google Patents

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本発明は、背凭れ部及び座部をリクライニング可能な椅子式マッサージ機に関するものであり、具体的には、1基の駆動源によって、使用者のリラックスした姿勢を維持したまま、背凭れ部及び座部のリクライニングを行なうことができる椅子式マッサージ機に関するものである。
マッサージ手段を具えた背凭れ部及び座部をリクライニング可能とした椅子式マッサージ機が知られている。例えば、特許文献1では、背凭れ部及び座部に夫々独立した駆動源を具えたリクライニング機構を有し、背凭れ部及び座部を夫々独立してリクライニング可能としている。
背凭れ部及び座部に夫々独立した駆動源を配備すると、リクライニング機構が大型化、複雑化し、これに伴って、椅子式マッサージ機が大型化し、又、機構や制御が複雑化してコスト高を招く。
又、複数の駆動源を具えたリクライニング機構の場合、各駆動源の動作のバラツキや、駆動源に加わる負荷の違い等によって、背凭れ部と座部を同期して目標角度まで到達させることが難しく、一方が目標角度まで到達した後に、遅れて他方が目標角度に到達するような不自然な動きとなることがある。
そこで出願人は、1つの駆動源と、背凭れ部と座部を連繋するリンク機構によって、背凭れ部と座部を連動して動作させることにより、上記問題を解決できるリクライニング機構を具えた改良椅子式マッサージ機を提案した(特願2007−335818号)。
上記改良椅子式マッサージ機のクライニング機構は、図12に示す如く、1つの駆動源(7)と、背凭れ部(3)と座部(2)を連繋するリンク機構(4a)を含んでいる。
リンク機構(4a)は、ベースフレーム(1)の略中央に枢支された第1リンク片(41)と、該第1リンク片(41)と背凭れ部(3)を枢支連結した第2リンク片(42)と、第1リンク片(41)の自由端と座部(2)の下面を枢支連結した第3リンク片(43)とによって構成されている。
駆動源(7)を動作させることで、背凭れ部(3)を起立状態から中間状態を経て全倒状態まで傾動させるときに、図12から図13へ変化する様に、背凭れ部(3)が起立状態(リセット状態)から中間状態まで傾動する際には、座部(2)をその前端が上昇するよう傾動させ、図13から図14へ変化する様に、背凭れ部(3)が中間状態から全倒状態まで傾動する際には、上昇した背凭れ部(3)の前端が元の位置まで下がるよう傾動させる機能を有している。
特開2003−289975号公報
前記改良椅子式マッサージ機は、背凭れ部(3)が倒れることで、第2リンク片(42)を介して第1リンク片(41)を押し、第1リンク(41)と第3リンク片(43)が「く」の字状から「逆く」の字状になる動きで、座部(2)の前端を下降位置→上昇位置→下降位置に変化させる。この動きはリンク機構(4a)と連動しているから、背凭れ部(3)が傾動している間に、座部(2)を静止状態、又はほぼ静止状態に保つことはできなかった。
又、座部(2)に掛かる使用者の荷重は、座部(2)から第3リンク片(43)、第2リンク片(42)を介して駆動源(7)に掛かる。リンク機構(4a)の特性として、第1リンク片(41)と第2リンク片(42)の成す「く」の字の閉じ角度が小さくなるほど、駆動源(7)に対する負荷が大きくなる。
又、背凭れ部(3)の倒れが大きいほど、該背凭れ部(3)に掛かる使用者の荷重は大きくなり、即ち、駆動源(7)に対する負荷が大きくなる。
背凭れ部(7)の全倒状態では、前記した両者が重なり、駆動源(7)に対する負荷は最大となる。駆動源(7)にアクチュエータを用いた場合、倒れ状態の背凭れ部(3)の起し始めのスピードが遅くなる。
又、アクチュエータの全長の最短と最長で、座部(2)の傾斜角度を決定するのであるが、アクチュエータの固体差により、最短、最長の長さにはバラツキがあり、そのため、マッサージ機毎に座部(2)の最大傾斜角度、最小傾斜角度にバラツキが生じていた。
又、前記改良椅子式マッサージ機は、座部(2)が所定の角度(例えば、座部の最大傾斜角度)になったことをセンサーで検出して、その状態でリクラインニング機構の動きを停止して、マッサージを受けることができたが、座部の角度を検出するのに、座部の直接の動きから角度を検出しようとすると、角度の変化量が小さいため、分解能の低いセンサーでは誤差が大きく、又、センサーの取り付け位置によって、誤差が大きくなり、高い位置精度を要することがあった。更に、背凭れ部(3)が起立状態から全倒する間(往路)と、全倒状態から起立する間(復路)に夫々1回づつ、座部(2)の前部が最高位置に達するから、最高位置以外では往路か復路かの判断を必要とした。
本発明の目的は、上記問題を解決できる椅子式マッサージ機を提供することである。
請求項1は、後部を中心に前部が昇降可能な座部(2)と、該座部(2)の後方に位置し下部を中心に前後に傾動可能に背凭れ部(3)を具え、1つの駆動源(7)と、カム(53)を含むリンク機構(4)とによって、背凭れ部(3)、座部(2)を傾動させる椅子式マッサージ機であって、
リンク機構(4)は、第1、第2の2つのリンク(5)(6)からなり、第1リンク(5)は、座部(2)の下方にて下端をベースフレーム(1)に枢支されて座部(2)及び背凭れ部(3)の傾動面内にて回動可能であり、第1リンク(5)は座部(2)に配備したローラ(8)が当接するカム(53)を有し、
第2リンク(6)は第1リンク(5)と背凭れ部(3)を連結しており、
駆動源(7)はリンク機構(4)又は背凭れ部(3)に連繋されており、
背凭れ部(3)を起立状態(リセット状態)から中間状態を経て全倒状態まで傾動させるときに、背凭れ部(3)が起立状態から中間状態まで傾動する際には、前記カム(53)は座部(2)をその前端が上昇するよう傾動させ、背凭れ部(3)が中間状態から全倒状態まで傾動する際には、カム(53)は上昇した座部(2)の前端が下がるよう傾動させ、
カム(53)のカム面(55)の1又は複数箇所に、座部(2)の傾動に影響を与えない不感領域(53a)(53b)(53c)が設けられている。
請求項2は請求項1の椅子式マッサージ機において、不感領域(53a)(53b)(53c)は、第1リンク(5)の回動中心を半径中心とする円弧面である。
請求項3は請求項1又は2に記載のマッサージ機において、カム(53)の不感領域(53a)(53b)(53c)は、少なくともカム(53)の両端部の最も低い谷部(55a)(55b)の何れか一方、又はカム(53)の最も高い山部(55c)を含む部分に設けられている。
請求項4は請求項1乃至3の何れかに記載のマッサージ機において、ベースフレーム(1)に対する第1リンク(5)の傾きをセンサー(9)で検出して、座部(2)が所定の角度に傾いたことを検知する。
請求項5は請求項4に記載のマッサージ機において、第1リンク(5)の回動中心に接近した位置にて、ベースフレーム(1)又は第1リンク(5)の何れか一方にセンサー(9)であるリミットスイッチ(91)、他方に該リミットスイッチ(91)を動作させるドグ(93)を配備している。
請求項6は請求項4又は5に記載のマッサージ機において、センサー(9)は、座部(2)の前端が最上昇位置に対応したときの第1リンク(5)の傾きを検出する。
請求項7は請求項1乃至6の何れかに記載のマッサージ機は、カム(53)のカム面(55)には、ローラ(8)の移動方向にスリット(56)が開設され、ローラ(8)には該ローラの回転とは無関係に回転可能にレバー板(82)が突設され、該レバー板(82)が前記カム(53)のスリット(56)に移動可能に嵌まり、レバー板(82)にはスリット(56)からの脱出を防止する抜止めが施されている。
請求項8は請求項7に記載のマッサージ機において、第1リンク(5)のカム(53)側は、カム面(55)に沿ってスリット(56)より広幅の空間(59)が形成され、スリット(56)は該空間に連通し、第1リンク(5)の壁面には空間(59)に通じる孔(57)が開設され、該孔(57)を通じてピン(84)がレバー板(82)の自由端に挿通されて、該ピン(84)が抜止めとなっており、該ピン(84)は、空間(59)の幅に対して、レバー板(82)から脱出不能な長さである。
請求項1の椅子式マッサージ機は、背凭れ部(3)の後傾と連動して座部(2)の前端が持ち上がって、背凭れ部(3)と座部(2)の成す角度は、リセット状態における両者の成す角度と大きく変わることはない。このため、使用者がリラックスした姿勢を維持したまま、背凭れ部(3)及び座部(2)のリクライニングを行なうことができる。
1基の駆動源(7)で背凭れ部(3)と座部(2)の傾動を連動させて行なうから、制御も簡素化でき、マッサージ機の製造コストを抑えることができる。
背凭れ部(3)が全倒状態になったとき、座部(2)はリセット位置に復帰して、背凭れ部(3)と座部(2)の両者がフラット状態となり、使用者は、大腿部から上部を真直ぐに伸ばした最もリラックスした姿勢でマッサージを受けることができ、マッサージ効果を高めることができる。
又、前記した改良椅子式マッサージ機の様に、座部(2)の傾動を「く」の字状から「逆く」の字状に形状変化するリンク機構(4a)を用いて行う場合に較べて、カム(53)を用いて行うと、座部(2)や背凭れ部(3)に掛かる使用者の荷重による駆動源(7)への作用をカム面の形状で調整できるため、物駆動源(7)に対する負荷の変動を小さくできる。これに起因して、駆動源(7)にアクチェータ(70)を用いた場合、背凭れ部(3)の起し始めのスピードが遅くなることを抑えることができる。
又、上記カム(53)のカム面(55)の1又は複数箇所に、座部(2)の傾動に影響を与えない不感領域(53a)(53b)(53c)を設けて、背凭れ部(3)が傾動中であっても、座部(2)を静止状態に保つことかできる。
例えば、駆動源(7)をアクチェータ(70)とした場合、前記カム面(55)の始端部、終端部の両方の谷部(55a)(55b)及び中央部の山部(55c)を、アクチェータ(70)の固体差による最短、最長の長さのバラツキを吸収できる範囲で不感領域(53a)(53b)(53c)とすることで、アクチェータ(70)の固体差による最短、最長の長さのバラツキ、即ち、マッサージ機毎の座部(2)の最大傾斜角度、最小傾斜角度のバラツキを無くすことができる。
カム面(55)の始端部だけを前記不感領域(53a)としても、マッサージ機毎のリセット状態(背凭れ部(3)の起立状態)の座部(2)の最小傾斜角度の固体差を無くすことができる。
カム面(55)の終端部を前記不感領域(53b)としても、背凭れ部(3)が全倒状態におけるマッサージ機毎の座部(2)の最小傾斜角度の固体差を無くすことができる。
カム面(55)の中央部分の山部(55c)に前記不感領域(53c)を設けておけば、マッサージ毎の座部(2)の最大傾斜角度の固体差を無くすことができる。
請求項2の椅子式マッサージ機は、不感領域(53a)(53b)(53c)は、第1リンク(5)の回動中心を半径中心とする円弧面であるから、不感領域(53a)(53b)(53c)では、座部(2)を静止させることができる。
請求項3の椅子式マッサージ機の効果は、請求項1の効果で説明済みである。
請求項4の椅子式マッサージ機は、座部(2)が所定の角度に傾いたことをセンサー(9)によって検知し、この状態を維持したままマッサージを受ける様に制御可能である。
請求項5の椅子式マッサージ機は、第1リンク(5)の回動中心に接近した位置に配備したセンサー(9)を、第1リンク(5)の回動角度によって、座部(2)の傾き角度を検出するものである。従って、座部(2)の直接の動きによって座部(2)の傾き角度を検出する場合に較べて、大きな角度範囲でセンサー(9)を動作させることができるため、分解能の低いセンサーであっても、検出誤差を小さくできる。
又、座部(2)の直接の動きから座部(2)の傾き角度を検出する場合、座部(2)は、下→上→下と位置を変えるから、最上位置以外では、往路と復路を判断する手段を付加する必要がある。請求項5では、往路で検出して、往路の終端まで検出状態を保持する様にすれば、往路と復路の判断を必要としない。
請求項6の椅子式マッサージ機は、座部(2)が最上位の角度に傾いたことをセンサー(9)によって検知し、この状態を維持したままマッサージを受ける様に制御可能である。
請求項7の椅子式マッサージ機は、座部(2)の荷重によってローラ(8)は下向きにカム(53)に押し付けられており、使用時に、ローラ(8)がカム(53)が外れることはない。
座部(2)を支持して持ち上げた場合には、抜止めを施したレバー板(82)を介して第1リンク(5)、即ち、ベースフレーム(1)も一緒に持ち上がるから、マッサージ機の移動に支障はない。
請求項8の椅子式マッサージ機は、ローラ(8)から突出したレバー板(82)をカム(53)のスリット(56)に挿入してから、抜止め用のピン(84)を第1リンク(5)の孔(57)を通じてレバー板(82)に取り付けでき、作業性がよい。
又、上記第1リンク(5)の孔(57)の位置を、座部(2)と背凭れ部(3)のリクラインニング動作中に、レバー板(82)が取り得ない姿勢の状態で、ピン(84)をレバー板(82)に取り付け可能な位置とすることで、孔(57)を塞がずとも、レバー板(82)からのピン(84)の脱出を防止できる。
〈実施例1〉
椅子式マッサージ機の全体構成の概略について説明する。図1に示すように、椅子式マッサージ機は、床面に載置されベースフレーム(1)上の高位置にある支点(11)を中心に、使用者が腰掛ける座部(2)の後部と、背凭れ部(3)の下部に突設したブラケット(31)を軸支し、座部(2)の下方に配備したリンク機構(4)によって、座部(2)と背凭れ部(3)を連動させて、使用者がリラックスした姿勢を維持しつつ、リクライニング可能となしている。
ここで、使用者がリラックスした姿勢とは、使用者が座部(2)に腰掛けて、背凭れ部(3)に背中を当てた状態で、背凭れ部(3)を後傾させる際に、使用者の身体に負担が掛からない、即ち、局部的に力が掛かったり無理な姿勢とならない状態を意味する。
背凭れ部(3)を後傾させる際に、座部(2)を傾動させることなく、単に背凭れ部(3)のみを傾動させると、背凭れ部(3)の後傾の際に、使用者の腹筋や腰に無理な力が掛かり、マッサージ効果を減退させることがある。
そこで、本発明では、使用者がリラックスした状態を維持したまま、リクライニングを行なうことができるように、背凭れ部(3)と座部(2)は、背凭れ部(3)の後傾角度に応じて、以下の「リラックス角度」を保持するようにリクライニングする。
まず、図1に示す如く、背凭れ部(3)のリセット状態(起立状態)では、座部(2)は、床面に対して前端が後端に比べて少し上向きになるように傾いている。
このときの座部(2)と背凭れ部(3)の成す角度は、実施例では106°である。
上記リセット状態から、背凭れ部(3)を後傾させるにつれて、座部(2)は前端が上昇するように傾動する。これにより、使用者は、特に腹筋に力を入れることなく、背凭れ部(3)の後傾に追従することができ、リラックス状態を維持できる。 図2に示す如く、背凭れ部(3)の後傾角度が最大後傾角度の略中間に達したとき(以下「中間状態」)、座部(2)の前端が最も上昇して座部(2)が最も傾いた状態となる。このとき、背凭れ部(3)と座部(2)の成す角度、106°は維持されたまま、座部(2)は水平面に対し約30°に傾く。
中間状態から凭れ部(3)が更に後傾したときには、座部(2)は前端が下がるように傾動し、図3に示す如く、背凭れ部(3)が最大後傾角度に達したとき(以下「全倒状態」)には、座部(2)は、リセット状態と同様の角度に復帰することで、背凭れ部(3)と座部(2)がほぼフラットな状態になる。中間状態を過ぎた後では、使用者の身体は、背中が背凭れ部(3)に十分密着しており、重心が背凭れ部(3)側に移動しているから、座部(2)の角度を床面とほぼ平行に近い位置まで戻しても、使用者の身体に無理な力は作用せず、リラックスした状態を維持したまま、座部(2)と背凭れ部(3)をフラットな状態に移行できる。
このように、一連のリラックスした状態の角度を「リラックス角度」という。
上記のように、背凭れ部(3)の傾倒角度に応じて、座部(2)の傾倒角度を調節することで、使用者の身体に無理な力が作用せず、リラックスした姿勢を維持できるから、引き続いて行なわれるマッサージの効果を可及的に高めることができる。なお、背凭れ部(3)と座部(2)がフラットな状態から、リセット状態に戻る際には、上記とは逆の動作が行なわれ、同様に、使用者はリラックスした姿勢を維持したまま、背凭れ部(3)及び座部(2)を元の状態に戻すことができる。
尚、必要に応じて、座部(2)の前部に足載せ部(図示せず)を配備し、該足載せ部も、座部(2)の動きに応じて、傾動可能とすることもできる。
座部(2)及び背凭れ部(3)は、クッション材、カバー等を外装して構成され、夫々公知のマッサージ手段(図示せず)を具えている。
図4に示す如く、リンク機構(4)は、ベースフレーム(1)の略中央の定位置に枢軸(50)によって枢支された縦長の略菱形の第1リンク(5)と、第1リンク(5)前記背凭れ部(3)の下端の横桟(32)に固定された第1ブラケット(33)とを枢支連結する第2リンク(6)とによって構成される。
第1リンク(5)の上端部にカム(53)が形成され、座部(2)に配備したローラ(8)を転動可能に当てている。
ローラ(8)は、座部(2)下面より突設しちブラケット(21)の下端に軸(80)にて枢支されている。
尚、図4乃至図6におけるブラケット(21)と、図1乃至図3におけるブラケット(21)の形状は異なるが、機能は同じである。
リンク機構(4)を作動させる駆動源(7)は、実施例ではモータ駆動によって全長が伸縮するアクチェータ(70)であって、該アクチェータ(70)の一端は、ベースフレーム(1)上にて座部(2)の前部に接近した高位置に配備した枢軸(71)に、他端は前記背凭れ部(3)の横桟(32)上の第2ブラケット(34)上の枢軸(72)に夫々枢支連結されている。
アクチェータ(70)の全長が縮むと、前記支点(11)を中心に背凭れ部(3)は後傾し、アクチェータ(70)の全長が伸びると、背凭れ部(3)は起立する。
背凭れ部(3)が後傾すると、支点(11)より下位置の背凭れ部(3)の下端は、前方へ移動し、第2リンク(6)を介して第1リンク(5)を枢軸(50)を中心に前方へ回転させる。
背凭れ部(3)が起立すると、第1リンク(5)は後方へ回転する。
第1リンク(5)は、図7、図8に示す如く、2枚の縦長略菱形の板部材(51)(51)を複数のスペーサ(58)(図9参照)を介して平行に重ねて接続し、両板部材(51)(51)の下端に軸孔(52)を開設している。
第1リンク(5)の上端縁の全長に亘ってカム(53)を具えている。カム(53)は両板部材(51)(51)に跨って帯板(54)を溶接等で固定して形成されている。
カム(53)のカム面(55)は、中央部が山部(55c)、両端が第1、第2の谷部(55a)(55b)となっており、山部(55c)から両谷部(55a)(55b)へ斜面が形成されている。
両谷部(55a)(55b)及び山部(55c)は、第1リンク(5)の軸孔(52)の中心を半径中心とする円弧面に形成された不感領域(53a)(53b)(53c)が形成されている。
不感領域(53a)(53b)(53c)が、前記座部(2)に配備したローラ(8)に接している間は、ローラ(8)の上下変動、即ち座部(2)の傾きに変化はない。
実施例では、両端の谷部(55a)(55b)の不感領域(53a)(53b)の角度は、後記する駆動源(7)であるアクチェータ(70)の最短長さ、最長長さの固体差を吸収できる角度(固体差を吸収できる範囲)であり、実施例では、約3°である。
中央部の山部(55c)の不感領域(53c)の角度も、約3°である。
前記帯板(54)には、両端を残して略全長に亘ってスリット(56)が開設されている。スリット(56)の幅は、第1リンク(5)を形成する板部材(51)(51)の内面間の幅より狭くなっている。
前記ローラ(8)は、ローラ軸(80)にレバー板(82)を挟んで2つのローラ半体(81)(81)を嵌め込んで形成され、レバー板(82)のローラ半体(81)の外周面より外側に突出した突出部(83)を、上記カム(53)のスリット(56)に移動可能に挿通して、スリット(56)奥の拡大空間(59)内で、レバー板(81)の突出部(83)にローラ軸(80)と平行にピン(84)を挿通している。
ピン(84)は、ベースフレーム(1)の空間(59)内では板部材(51)(51)によってレバー板(82)から抜け出し不能な長さに形成されている。
板部材(51)(51)には、カム(53)に接近した位置に、上記ピン(84)の嵌込みが可能な孔(57)が開設されている。
前記レバー板(82)の突出部(83)をカム(53)のスリット(56)に挿通して、レバー板(82)のピン孔と、板部材(51)(51)の孔(57)を一致させて、板部材(51)(51)の外側から、レバー板(82)にピン(84)を挿通することができる。
前記孔(57)の位置を座部(2)と背凭れ部(3)のリクライニング動作中に、レバー板(82)が取り得ない姿勢の状態で、ピン(84)をレバー板(82)に取り付け可能な位置としておけば、孔(57)を塞がずともレバー板(82)からのピン(84)の脱出を防止できる。
第1リンク(5)上のカム(53)と、座部(2)及び背凭れ部(3)の関係は図1、図4に示す如く、ローラ(8)がカム(53)の前側の第1谷部(55a)に当接しているとき、座部(2)は最小傾斜角度に保たれ、座部(2)の前部は最も低位置にある。このとき背凭れ部(3)はリセット状態にある。
図2、図5に示す如く、ローラ(8)がカム(53)の山部(55c)に当接しているとき、座部(2)は最大傾斜角度となり、座部(2)の前端は最も高位置にある。
図3、図6に示す如く、ローラ(8)がカム(53)の後側の第2谷部(55b)に当接しているとき、座部(2)は前記リセット状態と同じく最小傾斜角度に保たれ、座部(2)の前部は最も低位置にある。このとき背凭れ部(3)は全倒している。
図4、図9に示す如く、第1リンク(5)の回動中心である枢軸(50)に接近してベースフレーム(1)上の定位置に、第1リンク(5)の回転角度を検出するセンサー(9)が配備される。
実施例のセンサー(9)はリミットスイッチ(91)であって、第1リンク(5)に取り付けたドグ(93)が、第1リンク(5)が前傾方向に回転する途上で、リミットスイッチ(91)の検知片(92)を押すことによって、第1リンク(5)の所定倒れ角度を検出する。
実施例では、第1リンク(5)の山部(55c)がローラ(8)を押し上げた状態、即ち、座部(2)の最大傾斜状態のときに、ドグ(93)が検知片(92)を押す。
ドグ(93)は第1リンク(5)の回転中心を半径中心とする停止円弧面(93a)を有し、検知片(92)を押した後、それ以上に第1リンク(5)が前傾しても、検知片(92)を更に押し込むことはない。
然して、図1、図4のリセット状態からアクチェータ(70)を縮めると、背凭れ部(3)が後傾し、第1リンク(5)は前傾する。
第1リンク(5)上のカム(53)はローラ(8)を押し上げて座部(2)の前部を持ち上げ方向に傾斜させる。
カム(53)の山部(55c)にローラ(8)が当接すればセンサー(9)がこれを検出し、座部(2)の前部は最も高位置に達する。背凭れ部(3)は図2、図5に示す如く、中間位置まで倒れる。
上記センサー(9)の検出時点でアクチェータ(70)の動きを停止する様にすれば、上記図2の状態で使用者はマッサージを受けることができる。
アクチェータ(70)によって、更に、第1リンク(5)を前傾させると、図3、図6に示す如く、ローラ(8)はカム(53)の後端の谷部(55b)に当接し、座部(2)の傾斜角度は、リセット時の状態に戻り、背凭れ部(3)は全倒する。
背凭れ部(3)のリセット状態から全倒状態までの一連の動きにおいて、リセット状態と全倒状態では、ローラ(8)がカム面(55)の不感領域(53a)(53b)と接しているので、アクチェータ(70)の最長長さS1や最短長さS2にアクチェータ(70)の固体差によるバラツキがあっても吸収でき、座部(2)の傾斜角度を一定に保つことができる。
又、座部(2)の最上昇位置においても、ローラ(8)は不感領域(53c)と接しているので、アクチェータ(70)の固体差のバラツキを吸収でき、座部(2)の最大傾斜角度を一定に保つことができ、且つセンサー(9)の取付位置に多少のバラツキがあっても座部(2)の最上昇点を容易に検知できる。
上記椅子式マッサージ機は、背凭れ部(3)の後傾と連動して、座部(2)の前端が持ち上がって、背凭れ部(3)と座部(2)の成す角度は、リセット状態における両者の角度と大きく変わることはない。このため、使用者がリラックスした姿勢を維持したまま、背凭れ部及び座部のリクライニングを行なうことができる。
1基の駆動源(7)で背凭れ部(3)と座部(2)の傾動を連動させて行なうから、制御も簡素でき、マッサージ機の製造コストを抑えることができる。
背凭れ部(3)が全倒状態になったとき、座部(2)はリセット位置に復帰して、背凭れ部(3)と座部(2)でフルフラット状態となり、使用者は、大腿部から上部を真直ぐに伸ばした最もリラックスした姿勢でマッサージを受けることができ、マッサージ効果を高めることができる。
尚、実施例では、駆動源(7)は背凭れ部(3)に連繋したが、リンク機構(4)に連繋して実施することもできる。
[マッサージユニットの実施例]
図15乃至図18は、マッサージユニット(200)の取付けの一例を示している。
以降の図は、背凭れ部(3)や座部(2)のリクライニング機構は省略している。
背凭れ部(3)にマッサージユニット(200)、ベースフレーム(1)に電源制御部(320)を配備し、該電源制御部(320)に操作部(330)がコード(331)で接続されている。
マッサージユニット(200)は、図20に示す如く、ユニットフレーム(300)を左右に突出した上下2段の軸(240)(240)の夫々両端にローラ(270)を設け、該4つのローラ(270)を、図17に示す如く、背凭れ部(3)の左右両側に設けた、ガイドレール(360)に係合している。又、一方の軸(240)はユニットフレーム(300)を左右に貫通しており、その両端側にピニオンギア(260)を設け、該軸(240)に昇降用モータ(250)を連繋して、ピニオンギア(260)を背凭れ部(3)のラック(350)に係合している。
昇降用モータ(250)の正逆回転で、マッサージユニット(200)は背凭れ部(3)を昇降する。
ユニットフレーム(300)に搭載された揉み用モータ(400)が揉み軸(500)を回転させる。揉み軸(500)には該揉み軸の軸線と平行ではない軸部を有する左斜軸スリーブ(600))、右斜軸スリーブ(700)が形成されており、両斜軸スリーブ(600)(700)に主アーム(800)(900)が回転可能に支持されている。
左右の主アーム(800)(900)はユニットフレーム(300)により直接的又は間接的に前記両斜軸スリーブ(600)(700)に対する回転が規制されている。
左主アーム(800)には左上アーム(100)と左下アーム(110)がそれぞれ支軸(101)(111)にて回転可能に軸支されている。同様に右主アーム(900)には右上アーム(120)と右下アーム(130)がそれぞれ支軸(121)(131)にて回転可能に軸支されている。
左右の上アーム(100)(120)には先端に人体に対する押圧子(140)(140)を備えるとともに、リンク(150)によってユニットフレーム(300)と連結されることで、左右の主アーム(800)(900)に対する回転が規制されている。
リンク(150)両端の連結部は共に自在継手によるものとする。
左右の下アーム(110)(130)も一端に人体に対する押圧子(160)を備えるが、他端にはワイヤー(230)の一端が固定されている。左側のワイヤー(230)の一端は左主アーム(800)に固定され、他端はユニットフレーム(300)に固定されたフレキシブルチューブ(220)の内部を通り、左のレバー(210)に固定されている。同様に右側のワイヤー(230)の一端は右主アーム(900)に固定され、他端はユニットフレーム(300)に固定されたフレキシブルチューブ(220)の内部を通り、右のレバー(210)に固定されている。左右のレバー(210)(210)はそれぞれ揉み軸(500)に固定された偏芯カム(501)に摺動可能に正接している。
揉み用モータ(400)によって、揉み軸(500)および左右の斜軸スリーブ(600)(700)が回転すると、ユニットフレーム(300)により回転を規制されている左主アーム(800)及び右主アーム(900)は左右に揺動する。このとき左右の斜軸スリーブ(600)(700)が互いに対称形状となるよう揉み軸(500)に固定されているならば、左右の主アーム(800)(900)の揺動は対称になり先端部は、接近、離間動作となる。
左右の主アーム(800)(900)にはそれぞれ上アーム(100)(120)が回転可能に支持されているが、両上アームはリンク(150)によりユニットフレーム(300)とも連結されている。このため両主アーム(800)(900)が外側から内側に揺動するときリンク(150)による突っ張りが上アーム(100)(120)を図21の矢印の如く、下向きに回転させる。
一方、左右の主アーム(800)(900)には、下アーム(110)(130)も回転可能に支持されている。又、下アーム(110)(130)の一端はワイヤー(230)によりレバー(210)と結ばれている。揉み軸(500)に固定された偏芯カム(501)がレバー(210)を押すことでワイヤー(230)が図21の矢印の方向に引っ張られると、チューブ(220)に案内されて下アームの一端を引っ張ることになり、下アーム(110)(130)は、上アーム(800)(900)に対して閉じる方向に回転する。
尚、下アーム(110)(130)はスプリング(図示せす)によって開く方向に付勢されている。
上記、上アーム(100)(120)の動きと下アーム(110)(130)の動きが揉み軸(500)の回転に同期して行われるため、上アーム(100)(120)の押圧子(140)(140)と下アーム(110)(130)の押圧子(160)(160)は接近、離間動作することになる。
図22、図23に示す如く、上アーム(100)(120)の押圧子(140)を使用者の左右の肩上に当たるように、又、下アーム(110)(130)の押圧子(160)を使用者の背中側に当たるようマッサージユニット(200)を構成すれば、上記作用により押圧子(140)(160)が外から首方向へ移動しながら肩を挟み揉む動作となる。
従来のマッサージユニットでは、下アームはリンクによって上アームに連結されることで、駆動されていた。その場合、肩揉み時に、上アームに掛かる負荷が過大になると、揉み軸は回転しているにも拘わらず、主アームの撓みだけが増え、上アームの動きが止められてしまう現象が起きる。このとき上アームの押圧力は主アームの撓みに伴い増減するためマッサージ感がある。
一方、下アームは上アームに連動して動きがゼロになるため、それ以上の押圧力を発生しえない。このため、肩つかみ揉みにおいて、上アームの押圧は強いが、下アームの押圧は弱いという現象が起きていた。
前記した実施例のマッサージユニット(200)では、下アーム(110)(130)の駆動力を、揉み軸(500)の回転から直接に得ているため、上記従来のマッサージユニットの問題は解決できる。
又、下アーム(110)(130)は揺動する主アーム(800)(900)に軸支されているため、偏芯カム(501)との距離、角度が変化するため剛体で下アーム(110)を揉み軸(500)に連繋することは出来ないが、該距離、角度の変化を吸収できるワイヤー(230)を用いることで、その問題を解消できる。
尚、偏芯カム(501)のカム曲線を従来リンク式の無負荷における下アーム軌跡が得られるように成形しておけば、無負荷の挟み動作は従来リンク式と全く同じとなる。そのうえで有負荷においても上アームの動作が負荷で鈍くなることとは無関係に、下アームは無負荷と同じ軌跡で押圧ができる。
さらに備芯カム(501)のカム曲線の変化、あるいは斜軸スリーブ(600)(700)との位相の変化、レバー(210)のレバー比の変化などにより、下アーム(110)(130)の動作を上アーム(100)(120)とは無関係に変化させることができる。
[叩き軸を具えたマッサージユニットの叩き軸及び揉み軸の取り付け]
図24は、揉み機能に加えて叩き機能を付加したマッサージユニット(201)を背凭れ部(3)に搭載した椅子式マッサージ機を示している。
叩き機能のメカニズムは、図25、図26に示す如く、前記揉み軸(500)の下方に叩き軸(509)を取り付けて、前記主アーム(800)(900)と、叩き軸(509)上の偏芯回転リング(502)とをロッド(503)にて連結した公知の構造である。
揉み軸(500)の右端部、叩き軸(509)の両端部は、ホルダー(505)に圧入したベアリング(504)に支持され、ホルダー(505)は、ユニットフレーム(300)の縦壁(301)にネジ(506)で固定されている。
図28に示す如く、ネジ(506)はタッピングネジであって、フレーム縦壁(301)に開設された孔(302)(バカ孔)を余裕のある状態に貫通して、ホルダー(505)に雌ネジを切りつつ締め込まれる。
過大なマッサージ反力を主アーム(800)(900)が受けると、梃子の作用で、揉み軸(500)及び叩き軸(509)に大きな負荷が掛かる。この負荷によって上記ホルダー(505)のネジ締め締結では、フレーム縦壁(301)とホルダー(505)との間に滑りが生じ、ネジ(506)と孔(302)のクリアランス分だけホルダー(505)にガタが発生する。その結果マッサージ反力の方向が変化する毎に、図29に示す如く、ネジ(506)が孔壁(302a)と衝突して、音が発生する。
孔径をネジ(506)の山径に近づけて、孔(302)とのクリアランスを小さくするとガタは抑制できるが、ホルダー(505)にネジ切りするめに開設する下孔とフレーム縦壁(301)一致しない等、組立て性が悪化してしまう。
図27は、上記問題を解決できるネジ(507)であって、ネジ頭(507a)とねじ山部(507b)の間に、フレーム縦壁(301)の厚み以下の長さで且つ孔(302)の径と略等し太さの段付き部(507c)を有し、該段付き部(507c)のねじ山部(507b)側には面取り部(507d)が存在する。
段付き部(507c)と孔(302)のクリアランスがゼロに近いので、大荷重時でもフレーム縦壁(301)とホルダー(505)との間にガタは生じず、衝突音の発生もない。
又、フレーム縦壁(301)とホルダー(505)の孔が多少ずれても面取部(507d)により孔の芯合わせが行われるので、ネジ(507)がつっかえることなく最後までネジ込みできる。
第1実施例の椅子式マッサージ機のリセット状態を示している。 同上の椅子式マッサージ機の中間状態を示している。 同上の椅子式マッサージ機のフラット状態を示している。 図1におけるリンク機構の状態を示している。 図2におけるリンク機構の状態を示している。 図3におけるリンク機構の状態を示している。 第1リンク、第2リンク及びローラの斜視図である。 カムとローラの係合状態の断面図である。 ローラが第1谷部に位置している状態を示している。 ローラが山部に位置している状態を示している。 ローラが第2谷部に位置している状態を示している。 出願人が以前提案した椅子式マッサージ機のリセット状態を示している。 同上の椅子式マッサージ機の中間状態を示している。 同上の椅子式マッサージ機のフラット状態を示している。 背凭れ部へのマッサージユニットの配備状態を正面側から示している。 使用状態を示す正面側から見た斜視図である。 背凭れ部へのマッサージユニットの配備状態を背面側から示している。 使用状態を示す側面図である。 マッサージユニットの正面側から見た斜視図である。 マッサージユニットの背面側から見た斜視図である。 一方の主アーム側の斜視図である。 一方の主アーム側の側面図である。 揉み状態を示す側面図である。 叩き機能を付加したマッサージユニットの配備状態を背面側から示している。 叩き機能を付加したマッサージユニットの側面図である。 叩き機能を付加したマッサージユニットの背面側から見た斜視図である。 改良型ネジによる部材の締結状態を示す断面図である。 従来のネジによる部材の締結状態を示す断面図である。 部材の滑りによる不都合状態を示す断面図である。
符号の説明
1 ベースフレーム
2 座部
3 背凭れ部
4 リンク機構
5 第1リンク
53 カム
53a 不感領域
53b 不感領域
53c 不感領域
55 カム面
55a 谷部
55b 谷部
55c 山部
6 第2リンク
7 駆動源
70 アクチェータ
8 ローラ
82 レバー板
84 ピン
9 センサー
93 ドグ

Claims (8)

  1. 後部を中心に前部が昇降可能な座部(2)と、該座部(2)の後方に位置し下部を中心に前後に傾動可能に背凭れ部(3)を具え、1つの駆動源(7)と、カム(53)を含むリンク機構(4)とによって、背凭れ部(3)、座部(2)を傾動させる椅子式マッサージ機であって、
    リンク機構(4)は、第1、第2の2つのリンク(5)(6)からなり、第1リンク(5)は、座部(2)の下方にて下端をベースフレーム(1)に枢支されて座部(2)及び背凭れ部(3)の傾動面内にて回動可能であり、第1リンク(5)は座部(2)に配備したローラ(8)が当接するカム(53)を有し、
    第2リンク(6)は第1リンク(5)と背凭れ部(3)を連結しており、
    駆動源(7)はリンク機構(4)又は背凭れ部(3)に連繋されており、
    背凭れ部(3)を起立状態から中間状態を経て全倒状態まで傾動させるときに、背凭れ部(3)が起立状態から中間状態まで傾動する際には、前記カム(53)は座部(2)をその前端が上昇するよう傾動させ、背凭れ部(3)が中間状態から全倒状態まで傾動する際には、カム(53)は上昇した座部(2)の前端が下がるよう傾動させ、 カム(53)のカム面(55)の1又は複数箇所に、座部(2)の傾動に影響を与えない不感領域(53a)(53b)(53c)が設けられている、椅子式マッサージ機。
  2. カム(53)の不感領域(53a)(53b)(53c)は、第1リンク(5)の回動中心を半径中心とする円弧面である、請求項1に記載の椅子式マッサージ機。
  3. カム(53)の不感領域(53a)(53b)(53c)は、少なくともカム(53)の両端部の最も低い谷部(55a)(55b)の何れか一方、又はカム(53)の最も高い山部(55c)を含む部分に設けられている、請求項1又は2に記載の椅子式マッサージ機。
  4. ベースフレーム(1)に対する第1リンク(5)の傾きをセンサー(9)で検出して、座部(2)が所定の角度に傾いたことを検知する、請求項1乃至3の何れかに記載の椅子式マッサージ機。
  5. 第1リンク(5)の回動中心に接近した位置にて、ベースフレーム(1)又は第1リンク(5)の何れか一方にセンサー(9)であるリミットスイッチ(91)、他方に該リミットスイッチ(91)を動作させるドグ(93)を配備している、請求項4に記載の椅子式マッサージ機。
  6. センサー(9)は、座部(2)の前端が最上昇位置に対応したときの第1リンク(5)の傾きを検出する、請求項4又は5に記載の椅子式マッサージ機。
  7. カム(53)のカム面(55)には、ローラ(8)の移動方向にスリット(56)が開設され、ローラ(8)には該ローラの回転とは無関係に回転可能にレバー板(82)が突設され、該レバー板(82)が前記カム(53)のスリット(56)に移動可能に嵌まり、レバー板(82)にはスリット(56)からの脱出を防止する抜止めが施されている、請求項1乃至6の何れかに記載の椅子式マッサージ機。
  8. 第1リンク(5)のカム(53)側は、カム面(55)に沿ってスリット(56)の幅よりも広幅の空間(59)が形成され、スリット(56)は該空間に連通し、第1リンク(5)の壁面には空間(59)に通じる孔(57)が開設され、該孔(57)を通じてピン(84)がレバー板(82)の自由端に挿通されて、該ピン(84)が抜止めとなっており、該ピン(84)は、空間(59)の幅に対して、レバー板(82)から脱出不能な長さである、請求項7に記載の椅子式マッサージ機。
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