JP5095908B2 - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂層の印刷装置及び印刷方法に関する。
液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどの平面ディスプレイにおいては、ガラスや樹脂などの透明基板上に、数十μm〜数百μm幅の透明着色樹脂層のパターンを規則的に配置したカラーフィルタが用いられる。このようなカラーフィルタにおける透明着色樹脂層の形成方法としては、例えば、フォトレジスト等の感光性樹脂及びフォトマスクを用いるフォトリソ法や、版上等に透明樹脂層形成用インキのパターンを形成しこのパターンを基板に転写し乾燥して透明着色樹脂層とする印刷法等が知られている。
フォトリソ法は、フォトレジストの塗布、露光、現像、エッチング工程を含むものであり、パターンの精度が高いという特徴を有している。しかしながら、工程数が多く、塗布や現像工程で高価なフォトレジストを大部分廃棄してしまい、さらに、大型高精度の高価な露光装置や高価なフォトマスクを使用する必要があり、コスト高となってしまう。
一方、印刷法は、露光・現像設備が不要であるのみならず、高価なフォトマスクやフォトレジストを用いないことから、製造コストを大幅に低下できることが期待できる。したがって、カラーフィルタの製造において、平版オフセット印刷やグラビア印刷法等の印刷法に関して多くの検討が行なわれている。
印刷法として代表的なのは、親水性及び親油性の領域に区画された平版上にインキを塗布して親油性領域に対応したインキパターンを形成し、このインキパターンを、ブランケットを介して基板に転写し乾燥させるいわゆるオフセット印刷法である(例えば、特許文献1)。
しかしながら、この方法ではインキのミスチングやパイリングといった印刷欠陥の発生率が高い。また、平版上に形成できるインキ膜の厚みは比較的薄く、また、平版上に形成したインキパターンの流動を抑えるために高粘度のインキを使用するので、基板上に一つの樹脂層を形成するのに、数回の印刷操作を繰り返す必要がある。このため、樹脂層のパターンの精度、さらには樹脂層の厚みの均一性などが不十分となる場合がある。
例えば、透明着色樹脂層の厚みが均一でない場合には、カラーフィルタの色濃度均一性が悪化して色むら等が生じる場合がある。また、透明着色樹脂層のパターンの精度が悪くなって、透明着色樹脂層がブラックマトリックスの所定の場所から外れて配置された場合には、液晶パネルの表示に混色や白抜け欠陥が発生する場合がある。また、透明着色樹脂層が重なって突起が生じた場合には、透明着色樹脂層よりも上層に設けられる透明電極が対向基板の画素電極とショートし、液晶が駆動しない場合がある。
一方、近年、平版でなくブランケット上にベタのインキ膜を形成したのち、ブランケット上におけるインキ膜の不要部分を除去してインキパターンを形成し、これを基板に転写し乾燥する方法が提案されている(例えば、特許文献2)。この方法では、平版を使う方法に比べて厚みの大きなインキ膜を形成でき、基板上に1つの樹脂層を形成するのに1回の印刷操作でよい。
特開平2−297502号公報 特開平11−198337号公報
しかしながら、上述の方法でも、透明着色樹脂層のパターンの精度と、透明着色樹脂層の厚みの均一性を両立させることが困難であった。具体的には、透明着色樹脂層のパターンの精度を高めるべく高粘度・高降伏値の流動性の低いインキを用いると、透明着色樹脂層の厚みの均一性が十分でない。一方、低粘度・低降伏値である高流動性インキを用いると、インキ膜のパターンが変形してしまい正確な透明着色樹脂層のパターンの転写が困難となる。
さらに、カラーフィルタにおいてはスペーサやブラックマトリクス等の樹脂層のパターンが形成される場合があるが、厳しいパターン精度が要求されるこれらの樹脂層のパターンを上述の印刷法により形成することも同様に困難である。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、厚みの均一性及びパターンの精度に優れた樹脂層を印刷することのできる印刷装置及び印刷方法を提供することを目的とする。
本発明者らが鋭意検討した結果、架橋性樹脂組成物を含むインキを用い、ブランケットへの塗工後に架橋を行ってインキの流動性を抑制することにより、厚みの均一性及びパターン精度に優れた樹脂層を印刷可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明に係る印刷装置は、ブランケットの周面に架橋性樹脂組成物を含むインキを塗布してインキ膜を形成する塗工手段と、ブランケットに塗布されたインキ膜の架橋性樹脂組成物を架橋させる架橋手段と、架橋した架橋性樹脂組成物を含むインキ膜の所定の部分を除去してインキパターンを形成するインキパターン形成手段と、ブランケット上のインキパターンを基板に転写する転写手段と、を有する。
本発明に係る印刷方法は、ブランケットの周面に架橋性樹脂組成物を含むインキを塗布してインキ膜を形成する塗工工程と、ブランケットに塗布されたインキ膜の架橋性樹脂組成物を架橋させる架橋工程と、架橋した架橋性樹脂組成物を含むインキ膜の所定の部分を除去してインキパターンを形成するインキパターン形成工程と、ブランケット上のインキパターンを基板に転写する転写工程と、を有する。
本発明によれば、あらかじめ流動性の高いインキをブランケットへ塗布し、表面張力等によって表面を平坦化させてインキ膜の厚みの均一性を十分高くし、その後、インキ膜の架橋性樹脂組成物を架橋することにより流動性を低下させてインキ膜の厚みの均一性を維持させることができる。さらに、このようにして流動性が低下して厚みの均一性が維持されたインキ膜を用いてインキパターンが形成される。したがって、インキパターンを高精度に形成できると共に、形成された高精度のインキパターンをブランケット上において十分に維持できる。そして、このように高精度に維持されたインキパターンを基板に転写し、乾燥等を行うことにより、厚みの均一性及びパターン精度の高い樹脂層を基板上に形成できる。
特に、本発明は、高い精度のパターンが形成できることから、カラーフィルタにおける透明着色樹脂層、ブラックマトリクス、スペーサ等の形成に好適である。
ここで、架橋性樹脂組成物としては、光が照射されると架橋する光架橋性樹脂組成物、加熱されると架橋する熱架橋性樹脂組成物、電離放射線が照射されると架橋する電離放射線架橋性樹脂組成物等が挙げられる。
ここで、架橋性樹脂組成物として、紫外線、可視光線等の光が照射されると架橋して硬化する光架橋性樹脂組成物を用い、架橋手段はインキ膜に対してこの光架橋性樹脂組成物を架橋させ得る光を照射する光源であり、また、架橋工程ではインキ膜に対してこの光架橋性樹脂組成物を架橋させ得る光を照射することが好ましい。
これによれば、印刷装置のコストやカラーフィルタの製造コストを電離放射線等を用いる場合に比して低くできる。
さらに、光架橋性樹脂組成物として、紫外線が照射されると架橋して硬化する紫外線架橋性樹脂組成物を用い、架橋手段として紫外線ランプを用い、また、架橋工程では紫外線ランプにより紫外線を照射することが好ましい。
これによれば、架橋を迅速に行えると共に、架橋の際にブランケット等にそれほど熱を与えないので、ブランケット等の熱膨張等があまり起らずパターン精度をより向上できる。
また、塗工手段や塗工工程において塗工するインキの粘度は2〜50mPa・s以下、降伏値は10mPa以下であることが好ましい。これにより、架橋する前にインキの表面張力等によってブランケット上のインキ膜が十分に平坦化するのでインキ膜の厚みの均一性を極めて高くできる。インキの粘度や降伏値が上述の範囲を超えると、架橋前にブランケット上のインキ膜の厚みの均一性を十分に高めにくくなる傾向がある。
また、架橋手段や架橋工程においては、インキ膜の降伏値が20〜500mPaとなるようにインキ膜の架橋性樹脂組成物を架橋させることが好ましい。これにより、インキ膜の流動性が十分に抑制され、インキ膜やインキパターンの厚みの均一性や、インキパターンの精度の維持が十分に可能となる。降伏値が20mPa未満の場合には、流動が起こりやすく厚みの均一性やインキパターンの精度が維持しにくくなる傾向がある。一方、降伏値が500mPaを超える場合には、インキパターンの基板への転写やインキパターンの形成がし難くなる傾向がある。
また、インキパターン形成手段やインキパターン形成工程では、架橋したインキ膜に対して、形成すべきインキパターンに対応する凹凸が形成された凹凸板を接触させることが好ましい。この場合、凹凸板の凸部と接触したインキがインキ膜から除去されるので、凹凸板の凹部に対応する形状のインキパターンをブランケット上に好適に形成できる。
本発明によれば、厚みの均一性及びパターンの精度に優れた樹脂層が形成できる。
続いて、本発明の実施形態に係るカラーフィルタの製造に用いる印刷装置について説明する。図1は、本実施形態に係る印刷装置5の概略構成図である。
本印刷装置5は、基板60上に透明着色樹脂層73R,73G,73Bや後述するブラックマトリクス63やスペーサ90等を形成するための装置である。印刷装置5は、架台1上に、ブランケット10を表面に有するブランケット胴11と、ブランケット10に対してインキを塗工してインキ膜70を形成するコーティングユニット(塗工手段)20と、塗工されたインキ膜70にビームを照射して架橋したインキ膜71を形成させるビーム源(架橋手段)30と、架橋したインキ膜71から所定の部分を除去してインキパターンを形成するために用いる版50を支持する版定盤51と、インキパターンが転写されるべき基板60を支持する基板定盤61と、ブランケット胴11を架台1上に支持すると共にこのブランケット胴11を水平に移動させるブランケット胴支持部40と、を主として備えている。
そして、コーティングユニット20、版定盤51、及び基板定盤61は、架台1の上部にこの順に一列に(図1の右から左に)並んで設けられている。
(ブランケット及びブランケット胴)
ブランケット胴11は円柱形状を呈しており、その中心軸12がブランケット胴支持部40に支持されることにより、ブランケット胴11は水平軸回りに回転可能となっている。
ブランケット10は、円筒状を呈してブランケット胴11の周面上に形成されており、所定の弾性を有する。ブランケット10の材料としては、特に制限されないが、シリコーン樹脂、フッ素樹脂など耐溶媒性及びインキ膜の離形性にすぐれた材料を用いることが好ましく、さらに、これらの樹脂の表面を撥水処理等したものを用いることが好ましい。
(ブランケット胴支持部)
ブランケット胴支持部40は、ブランケット胴11を架台1上で水平軸回りに回転可能に支持すると共に、このブランケット胴11を水平方向(図1の左右方向)に自在に移動する。具体的には、ブランケット胴支持部40は、ブランケット胴11をコーティングダイ21の上方から図示左方向に移動して版50の上方及び基板60の上方を通過させることができ、この際に、ブランケット10を版50の表面に所定の圧力で当接させてブランケット10を転動させ、さらに、基板60の表面にブランケット10を所定の圧力で当接させてブランケット10を転動させ、ブランケット胴11を基板60の左端まで到達させる事ができ、さらに、再びブランケット胴11をコーティングダイ21の上方まで復帰させることが可能となっている。また、このブランケット胴支持部40は、ブランケット胴11を所定の速度で回転可能となっている。
(コーティングユニット)
コーティングユニット20は、図2に示すように、コーティングダイ21、インキ槽22、このインキ槽22とコーティングダイ21とを連通するライン23、コーティングダイ21を昇降させるコーティングダイ昇降部24、及び、インキ槽22を昇降させるインキ槽昇降部25を有する。
コーティングダイ(塗工手段)21は、毛管通路21aを有する、いわゆるキャピラリコータであり、インキ槽22からライン23を介して供給されるインキ28を毛管通路21aの一端であるインキ入り口21bを介して受け入れ、毛管通路21aの他端である細長矩形形状のスリット21cからこのインキ28を上方に向けて排出してブランケット10上にインキ膜70を形成する。このコーティングダイ21は、スリット21cの長さ方向がブランケット胴11の中心軸12の方向と平行となるように配置されている。スリット21cの幅は、特に限定されないが、0.05〜0.5mm程度が好ましい。なお、塗工手段は、本実施形態に係るコーティングダイ21の様なキャピラリコータに限られず、比較的均一な厚みのインキ膜70をブランケット10上に塗工できるコーターであればよく、例えば、ワイヤバーコータ、スリットコータ、ダイコータなどを用いることが可能である。とりわけインキ膜70の均一性の点からダイコータやキャピラリコータが好ましい。
具体的には、スリット21cからインキを排出させると共に、ブランケット胴11を図2の矢印方向に回転させることにより、ブランケット10の表面に一定膜厚のインキ膜70が塗工される。
インキ槽22は、インキ28を貯留するタンクである。このインキ28は、基板60上に透明着色樹脂層やブラックマトリクス63やスペーサ90等を形成させるためのインキである。ここで、インキ28は、光の照射や加熱等により架橋する架橋性樹脂組成物を含むものであり後で詳しく説明する。
インキ槽昇降部25は、インキ槽22を上下方向(図1及び2の上下方向)に移動可能とする。また、コーティングダイ昇降部24は、コーティングダイ21を上下方向(図1及び2の上下方向)に移動可能とする。
ここで、インキ槽22とブランケット10との上下方向の相対位置を調節することにより、スリット21cから排出されるインキ膜70の排出速度を調節できる。また、スリット21cからのインキ膜70の排出速度と、ブランケット胴11の回転速度とを調節することにより、ブランケット10上に塗工されるインキ膜70の厚みを制御できる。インキ膜70の厚みは、例えば、2〜20μmとすることができる。
(インキ)
このコーティングユニットで使用するインキ28は架橋可能な架橋性樹脂組成物を含むものであり、架橋することにより透明着色樹脂層やブラックマトリクスやスペーサを形成できる。ブラックマトリクスやスペーサは遮光性樹脂層であることが好ましい。
架橋性樹脂組成物としては、紫外線、可視光線等の光が照射されると架橋する光架橋性樹脂組成物や、加熱されると架橋する熱架橋性樹脂組成物、X線、γ線、電子線等の電離放射線の照射により架橋する電離放射線架橋性樹脂組成物が挙げられる。
このような架橋性樹脂組成物は、バインダーポリマー、架橋材、及び、架橋開始剤を含むことができる。架橋開始剤としては、光架橋開始剤、熱架橋開始剤、電離放射線架橋開始剤等が挙げられる。
また、所望の着色や遮光性を得るために、インキ28は、架橋性樹脂組成物に加えて着色剤を含むことができる。
さらに、必要に応じて、インキ28は、粘度を調整するための溶媒、着色剤の安定性を改善するための分散剤や界面活性剤を含むことができる。以下各成分について詳述する。
(着色剤)
着色剤としては染料や顔料を用いることができるが、特に、耐環境性、耐熱性に優れる顔料を用いることが好適である。顔料としては有機および無機顔料を用いることができ、具体的には、カラーインデックス(The Society of Dyers and Colourists出版)でピグメント(Pigment)に分類されている化合物が挙げられる。具体的には、C.I.ピグメントイエロー1、C.I.ピグメントイエロー3、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー16、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー20、C.I.ピグメントイエロー24、C.I.ピグメントイエロー31、C.I.ピグメントイエロー53、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー86、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー109、C.I.ピグメントイエロー110、C.I.ピグメントイエロー117、C.I.ピグメントイエロー125、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー137、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントイエロー147、C.I.ピグメントイエロー148、C.I.ピグメントイエロー150、C.I.ピグメントイエロー153、C.I.ピグメントイエロー154、C.I.ピグメントイエロー166、C.I.ピグメントイエロー173、C.I.ピグメントイエロー194、C.I.ピグメントイエロー214などの黄色顔料、C.I.ピグメントオレンジ13、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ36、C.I.ピグメントオレンジ38、C.I.ピグメントオレンジ40、C.I.ピグメントオレンジ42、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントオレンジ51、C.I.ピグメントオレンジ55、C.I.ピグメントオレンジ59、C.I.ピグメントオレンジ61、C.I.ピグメントオレンジ64、C.I.ピグメントオレンジ65、C.I.ピグメントオレンジ71、C.I.ピグメントオレンジ73などのオレンジ色顔料、C.I.ピグメントレッド9、C.I.ピグメントレッド97、C.I.ピグメントレッド105、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド168、C.I.ピグメントレッド176、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド180、C.I.ピグメントレッド192、C.I.ピグメントレッド209、C.I.ピグメントレッド215、C.I.ピグメントレッド216、C.I.ピグメントレッド224、C.I.ピグメントレッド242、C.I.ピグメントレッド254、C.I.ピグメンレッド264、C.I.ピグメントレッド265などの赤色顔料、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15:4、C.I.ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントブルー60などの青色顔料、C.I.ピグメントバイオレット1、C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメントバイオレット23、C.I.ピグメントバイオレット29、C.I.ピグメントバイオレット32、C.I.ピグメントバイオレット36、C.I.ピグメントバイオレット38などの紫色顔料、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントグリーン37などの緑色顔料、C.I.ピグメントブラウン23、C.I.ピグメントブラウン25などの茶色顔料、C.I.ピグメントブラック1、C.I.ピグメントブラック7などの黒色顔料などが挙げられる。好ましい顔料としては、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントイエロー150、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド209、C.I.ピグメントレッド254、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントバイオレット23、C.I.ピグメントグリーン36が挙げられる。これらの有機顔料および無機顔料は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。これらの有機顔料および無機顔料のうち、有機顔料は必要に応じて、ロジン処理、酸性基または塩基性基が導入された顔料誘導体などを用いた表面処理、高分子化合物などによる顔料表面へのグラフト処理、硫酸微粒化法などによる微粒化処理、あるいは不純物を除去するための有機溶剤や水などによる洗浄処理が施されていてもよい。
着色剤の含有量は、インキ28の全固形分に対して質量分率で通常1質量%以上60質量%以下、好ましくは3質量%以上50質量%以下の範囲で用いられる。
(架橋性樹脂組成物)
架橋性樹脂組成物は、光、電離放射線の照射や加熱により架橋してネットワーク構造(三次元網目構造)を形成し得る透明な樹脂である。
架橋性樹脂組成物は、(A)バインダーポリマー、(B)架橋剤、及び(C)架橋開始剤を含むことができる。
(A:バインダーポリマー)
バインダーポリマーは、着色剤を分散することができ、かつ、架橋剤と重合してネットワーク構造を形成させることができる透明樹脂であれば特に限定されない。
バインダーポリマーとしては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンなどの芳香族ビニル化合物、メチル(メタ)アクリレートやエチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレートなどの不飽和カルボン酸エステル化合物、アミノエチルアクリレートなどの不飽和カルボン酸アミノアルキルエステル化合物、グリシジル(メタ)アクリレートなどの不飽和カルボン酸グリシジルエステル化合物、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのカルボン酸ビニルエステル化合物、(メタ)アクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリルなどのシアン化ビニル化合物、3−メチル−3−(メタ)アクリロキシメチルオキセタン、3−エチル−3−(メタ)アクリロキシメチルオキセタン、3−メチル−3−(メタ)アクリロキシエチルオキセタン、3−メチル−3−(メタ)アクリロキシエチルオキセタンのような不飽和カルボン酸オキセタンエステル化合物等を単量体とするポリマーが挙げられる。
また、バインダーポリマーとしては、メラミンアクリレート樹脂、ポリエステル樹脂などの樹脂を挙げることもできる。
バインダーポリマーとしては、上述の単量体をそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせた共重合体を使用することもできる。共重合体としては、例えばベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体、スチレン/メタクリル酸共重合体、3−エチル−3−メタクリロキシメチルオキセタン/ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体、3−エチル−3−メタクリロキシメチルオキセタン/メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体、3−エチル−3−メタクリロキシメチルオキセタン/メチルメタクリレート/メタクリル酸/スチレン共重合体などが挙げられる。特に、ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体が好ましい。共重合体におけるカルボキシル基を有する単量体単位の含有量は質量分率で5〜50%、好ましくは10〜40%である。
バインダーポリマーは、ポリスチレンを標準としてゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で求められる重量平均分子量が5,000〜400,000の範囲、さらには10,000〜300,000の範囲にあるのが好ましい。バインダーポリマーは、インキ28の全固形分に対して質量分率で通常5〜90%の範囲、好ましくは20〜70%の範囲で用いられる。
(架橋剤)
架橋剤は、光や電離放射線の照射、あるいは、加熱により架橋開始剤から発生した活性ラジカル、酸などによって重合開始し得る化合物であり、バインダーポリマーと重合反応を生じてネットワーク構造を形成させる重合性化合物である。架橋剤としては、例えば重合性炭素−炭素不飽和結合を有する化合物が挙げられる。架橋剤は、単官能の重合性化合物であってもよいし、2官能または3官能以上の多官能の重合性化合物であってもよい。単官能重合性化合物としては、例えばノニルフェニルカルビトールアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、2−エチルヘキシルカルビトールアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、N−ビニルピロリドンなどが挙げられる。2官能重合性化合物としては、例えば1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのビス(アクリロイロキシエチル)エーテル、3−メチルペンタンジオールジ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。3官能以上の重合性化合物としては、例えばトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。好ましい架橋剤としては、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートである。このような架橋剤はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて用いられる。1種類の架橋剤を単独で用いる場合には2官能以上の重合性化合物が好ましく用いられ、2種以上の架橋剤を用いる場合には少なくとも1種は2官能以上の重合性化合物を用いることが好ましい。架橋剤の使用量は、バインダーポリマーおよび架橋剤の合計量100質量部あたり通常は0.1質量部以上70質量部以下、好ましくは1質量部以上60質量部以下である。
(架橋開始剤)
架橋開始剤は、光や電離放射線の照射、あるいは、加熱によりラジカル等の活性種を生じ、バインダーポリマーと架橋剤との架橋反応を開始させる化合物である。
光架橋開始剤としては、光を照射されることによって活性ラジカルを発生する活性ラジカル発生剤が挙げられ、例えば、アセトフェノン系化合物、ベンゾイン系化合物、ベンゾフェノン系化合物、チオキサントン系化合物、トリアジン系化合物などが挙げられる。アセトフェノン系化合物としては、例えば、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕プロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−2−モルホリノ−1−(4−メチルチオフェニル)プロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−〔4−(1−メチルビニル)フェニル〕プロパン−1−オンのオリゴマーなどが挙げられる。ベンゾイン系化合物としては、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテルなどが挙げられる。ベンゾフェノン系化合物としては、例えば、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、3,3’,4,4’−テトラ(tert−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾフェノンなどが挙げられる。チオキサントン系化合物としては、例えば、2−イソプロピルチオキサントン、4−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントンなどが挙げられる。トリアジン系化合物としては、例えば、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシナフチル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−ピペロニル−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシスチリル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−〔2−(5−メチルフラン−2−イル)エテニル〕−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−〔2−(フラン−2−イル)エテニル〕−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−〔2−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)エテニル〕−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−〔2−(3,4−ジメトキシフェニル)エテニル〕−1,3,5−トリアジンなどが挙げられる。光架橋発生剤としては、活性ラジカル発生剤を使用することができ、例えば、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,2’−ビス(o−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール、10−ブチル−2−クロロアクリドン、2−エチルアントラキノン、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、フェニルグリオキシル酸メチル、チタノセン化合物などを用いることもできる。このような光架橋開始剤として、市販のものを用いることもできる。市販の光架橋開始剤としては、例えば、商品名「Irgacure-907」(アセトフェノン系光重合開始剤、Ciba Specialty Chemicals社製)などが挙げられる。
これらの光架橋開始剤はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。光架橋開始剤の使用量は、バインダーポリマーおよび架橋剤の合計量100質量部に対して通常1質量部以上30質量部以下、好ましくは3質量部以上20質量部以下である。
また、熱架橋開始剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド類、ターシャリーブチルパーオキサイド等のアルキルパーオキサイド類、パーオキシジカーボネート類、パーオキシケタール類、パーオキシエステル類、アルキルパーエステル類等の公知の開始剤を任意好適に用いることができる。これらの熱架橋開始剤はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、電離放射線架橋開始剤としても、公知の開始剤を任意好適に用いることができる。これらの電離放射線架橋開始剤はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
ここで、これらの架橋開始剤の量は、ビーム源30によって半架橋状態(詳しくは後述)まで架橋させるのに必要な量よりも過剰に配合し、基板60に転写した後の最終的な加熱や光の照射等によって透明着色樹脂層73R,73G,73Bやブラックマトリクス63やスペーサ90等を完全に硬化させることができるようにすることが好ましい。
(架橋開始助剤)
本実施形態のインキは、架橋開始助剤を含有していてもよい。架橋開始助剤は、架橋開始剤と組み合わせて配合され、架橋開始剤によって開始した架橋剤による架橋を促進するために用いられる化合物である。光架橋開始剤と共に用いられる光架橋開始助剤としては、例えばアミン系化合物、アルコキシアントラセン系化合物などが挙げられる。アミン系化合物としては、例えばトリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、安息香酸2−ジメチルアミノエチル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、N,N−ジメチルパラトルイジン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン(通称ミヒラーズケトン)、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(エチルメチルアミノ)ベンゾフェノンなどが挙げられる。アルコキシアントラセン系化合物としては、例えば9,10−ジメトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジメトキシアントラセン、9,10−ジエトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジエトキシアントラセンなどが挙げられる。光架橋開始助剤として市販のものを用いることもでき、市販の光架橋開始助剤としては、例えば商品名「EAB-F」(保土谷化学工業(株)製)などが挙げられる。該光架橋開始助剤を用いる場合、その使用量は、光架橋開始剤1モルあたり通常10モル以下、好ましくは0.01モル以上5モル以下である。光架橋開始剤および光架橋開始助剤を用いる場合の使用量は、その合計量がバインダーポリマーおよび架橋剤の合計量100質量部に対して通常1質量部以上30質量部以下、好ましくは3質量部以上20質量部以下である。
また、熱架橋開始剤や電離放射線架橋開始剤用の架橋開始助剤も、公知のものを任意好適に用いることができる。
(溶媒)
このインキはさらに溶剤を含んでもよい。溶剤としては、例えば、水や、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテルおよびエチレングリコールモノブチルエーテルなどのエチレングリコールモノアルキルエーテル類、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどのジエチレングリコールジアルキルエーテル類、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテートなどのエチレングリコールアルキルエーテルアセテート類、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、メトキシブチルアセテート、メトキシペンチルアセテートなどのアルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレンなどの芳香族炭化水素類、アニソール、フェネトール、メチルアニソールなどの芳香族脂肪族エーテル類、アセトン、2−ブタノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、4−メチル−2−ペンタノン、シクロヘキサノンなどのケトン類、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、グリセリンなどのアルコール類、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、乳酸エチル、2−ヒドロキシイソ酪酸メチルなどのエステル類、γ−ブチロラクトンなどの環状エステル類などが挙げられる。こうした溶剤は、それぞれ単独でまたは2種類以上を組み合わせて用いることができ、インキにおける溶剤の含有量が質量分率で通常20質量%以上90質量%以下、好ましくは50質量%以上85質量%以下となるように使用される。
(その他の添加剤)
このインキは、さらに、その他の添加剤を含有していてもよい。添加剤としては、例えば、充填剤、バインダーポリマー以外の高分子化合物、界面活性剤、密着促進剤、凝集防止剤、有機酸、硬化剤などが挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、ノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤および両性界面活性剤などが挙げられる。
密着促進剤としては、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
凝集防止剤としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウムなどが挙げられる。
また、このインキは、ビーム源30によって架橋される前にブランケット10上で迅速かつ十分にインキ膜70を平坦化(レベリング)すべく、粘度が50mPa・s以下、降伏値が10mPa以下であることが好ましい。インキ膜70の平坦化は、主としてインキの表面張力によりブランケット10上でインキが流動することにより起こる。上述の粘度及び降伏値のインキを用いると、インキ膜70が迅速かつ十分に平坦化してインキ膜70の厚みをほぼ均一にできる。ここで、インキの粘度が50mPa・sを超えると、インキ膜70の平坦化に必要な時間が長くなるため生産性が低下しやすい傾向がある。さらに、一般的に入手可能なインキでは、着色材や樹脂を含有しているため、粘度は通常2mPa・s以上である場合が多い。また、降伏値が10mPaを超えると、ブランケット10上でインキ膜70を平坦化(レベリング)することが困難となる傾向があり、塗布むらが顕著になる傾向がある。
以上で、インキ28についての説明を終了し、続いてビーム源について説明する。
(ビーム源)
ビーム源30は、ブランケット10上に塗工されたインキ膜70に対して、紫外線や赤外線、電離放射線等を照射し、インキ膜70中の架橋性樹脂組成物を架橋させ架橋したインキ膜71を形成する。
ビーム源30としては、インキ28中の架橋性樹脂組成物を架橋させることができるビームを照射するものであれば特に限定されない。例えば、架橋性樹脂組成物が紫外線や可視光線等の光の照射により架橋する光架橋性樹脂組成物であれば、ビーム源30としてその光架橋性樹脂組成物を架橋可能な紫外線や可視光線等の光を放射する光源を用いることができる。このような光源は比較的低コストである。
また、架橋性樹脂組成物が加熱により架橋する熱架橋性樹脂組成物であれば赤外線ランプ等を利用できる。
また、架橋性樹脂組成物が電離放射線の照射により架橋する電離放射線架橋性樹脂組成物であれば、公知の、X線源、電子銃、γ線源等を利用できる。
特に、インキ28として紫外線架橋性樹脂組成物を含むインキを用い、ビーム源30としてこの紫外線架橋性樹脂組成物を硬化可能な紫外線を発生する紫外線ランプを用いると、低コストな設備でありながら架橋に要する時間を短縮でき、さらに、ブランケット胴11があまり加熱されずブランケット胴11等の熱膨張が起きにくいのでインキパターンの位置や形状の精度を極めて高くできて好ましい。
紫外線ランプとしては、高圧水銀ランプ、青色LED、紫外LED、ハロゲンランプ等を好適に用いることができる。
ビーム源30は、ブランケット10上に塗工されてから所定の時間経過した、すなわち、コーティングダイ21から排出してブランケット10に貼り付けられた場所から所定距離回転した後のインキ膜70に光を照射するように配置されている。これにより、このビーム源30から光が照射される前に、ブランケット10に塗布されたインキ膜70が表面張力等によって十分均一な厚みとなるまで流動、すなわち平坦化することができるようなっている。具体的には、ビーム源30は、例えば、ブランケット10に塗布されてから1/8〜1/4回転程度移動した後のインキ膜70に光を照射するように架台1上に設けられている。塗布してから照射するまでの距離(時間)は、インキの性質や塗工速度に応じて適宜好適に設計できる。
ここで、ビーム源30からのビームの照射の強さを、インキ膜71における架橋性樹脂組成物の架橋度が完全架橋状態となる程度の強さとしても良いが、インキ膜71の架橋性樹脂組成物が半架橋状態すなわちゲル状となる程度の強さとすることが好ましい。こうすることにより、後工程でのインキ膜71からのインキパターンの形成や、このインキパターンの基板への転写が好適に行える。
ここで、具体的には、半架橋状態とは、インキ膜の降伏値が20〜500mPa程度となる状態である。架橋後のインキ膜71の降伏値が20mPaに達しない場合には、インキが流動しやすいために、インキパターンが流動し変形したり、インキパターン内の膜厚分布に変動を生じたりする傾向がある。一方、降伏値が500mPaを超える場合には、インキ膜71が硬くなり、インキパターンの形成やインキパターンの基板への印刷性が悪くなる傾向がある。
(版及び版定盤)
図1に戻って、版50は、架台1の中央上部に版定盤51によって水平に支持されている。版50は、ブランケット10上のインキ膜71から、基板60に転写しない不要部分を除去してインキパターンを形成させるためのものである。このような版50としては、例えば、インキ膜71の不要部分に対応する部分が凸状にされ、インキ膜71の残すべき部分に対応する部分(印字部分)が凹状とされた凹凸版や、不要部分に対応する部分が親油性とされ、印字部分に対応する部分が親水性とされた平版等を用いることが可能である。とくに、インキ膜71の厚みが厚い場合には、凹凸版が好適である。
凹凸版は、例えば、ガラス、金属あるいは樹脂等によって形成することができるが、大面積のカラーフィルタを製造するためには、寸法安定性にすぐれるガラスから形成された凹凸版が好ましい。この様な凹凸を有する凹凸版は、研磨したガラス上にフォトレジスト等でマスクパターン形成した後、沸酸でエッチングして作製することができる。
(基板及び基板定盤)
版50の隣には、透明着色樹脂層73R,73G,73Bやブラックマトリクス63やスペーサ90が形成されるべき基板60が基板定盤61上に水平に支持されている。基板60は、特に限定されないが、ガラス基板等が採用できる。
このような構成の印刷装置5においては、カラーフィルタの精度を十分満足できるように、各部の機械的な加工精度が(少なくとも±20μm以下)であることが望ましい。
(カラーフィルタ製造方法)
続いて、本実施形態に係る印刷装置5の使用方法を、カラーフィルタの透明着色樹脂層73R,73G,73Bを形成する場合に着目して説明する。
まず、予め、図1に示すように、基板定盤61上に透明な基板60を載置し、版定盤51上に版50を載置する。版50は、形成すべき透明着色樹脂層のパターンに対応する凹凸面を有している。
基板60は、例えば、無アルカリガラスなどの透明材料からなる。また、図3に示すように、予め基板60上には、基板60上をR画素、G画素、B画素に区画するためのブラックマトリックス(遮光パターン)63が形成されている。
ブラックマトリックス63は、ブラックマトリクス63間に形成される透明着色樹脂層の位置誤差や対向基板の重ね合わせの誤差を吸収する一方で、液晶パネルの表示面における外光の反射や移り込みによるコントラストの低下を防止する機能を有するものであり、クロムやモリブデン、ニッケルといった金属の遮光性薄膜と反射防止膜を組み合わせた薄膜をパターニングしたものであってもよく、また、カーボンブラックや吸光性のチタン化合物やフェライト化合物を分散した樹脂からなるものであってもよい。このブラックマトリックス63は、感光性樹脂を用いたフォトリソ法により形成してもよいが、本実施形態に係る印刷装置5や印刷方法で形成しても良い。ブラックマトリックス63の幅63Wは、例えば、10〜30μmが好適である。
なお、ブラックマトリックス63に加えて、RGBの透明着色樹脂層の転写時の位置合わせ用マークや、品質管理のためのマーク等を基板60に形成してもよい。
続いて、図2に示すように、ブランケット胴11をコーティングダイ21の上方に配置させると共にブランケット胴11を回転させ、コーティングダイ21からインキを排出させて、ブランケット10上にインキ膜70を形成する。ここでは、まず赤色の着色剤を含むインキを用いる。
具体的には、まず、コーティングダイ21上でブランケット胴11の回転を停止させた状態で、コーティングダイ21をコーティングダイ昇降部24によりブランケット10に向けて上昇させ、ブランケット10とスリット21cとの間隔を約80μmとする。次に、インキ槽昇降部25によりインキ槽22のインキ28の水面を上昇させることで、スリット21cからインキを少し排出させてビードを形成し、続いて、コーティングダイ21をさらに上昇させてビードをブランケット10の表面に接触して貼り付ける。ついで、ビードが張り付いた状態でコーティングダイ21をブランケット10表面から200μm離れるまで下げたのちブランケット胴11を図示反時計回りに回転させることで、スリット21cからインキ28を引き出してブランケット10上にインキ膜70を形成する。
そしてインキ膜70は、ブランケット10上に張り付いてから1/8〜1/4回転程度回転され、この間にインキ膜70はその表面張力等により表面が平滑化され膜厚が均一化される。
続いて、このように厚みが均一となったインキ膜70に対して、ビーム源30から紫外線等のビームBが照射されることにより、インキ膜70中の架橋性樹脂組成物が架橋してインキ膜71となる。このインキ膜71は、架橋することによって、粘度や降伏値がインキ膜70よりも上昇した状態となり、インキの流動性が低くなっている。したがって、厚みの均一性が極めて高い状態がブランケット10で維持されることとなる。
このようにして、ブランケット10上にほぼ1周分のベタのインキ膜71を形成してインキ膜形成工程を終了する。
続いて、図4に示すように、ブランケット胴支持部40を図示左方向に移動しつつ、インキ膜70が形成されたブランケット10を版50上に当接させてブランケット胴11を転動させる。これにより、インキ膜71の内の版50の凸部53に対応する部分73が、インキ膜71から除去されて版50上に付着し、ブランケット10上にはインキパターン72が形成される。インキパターン72は、版50の凹部52に対応する形状のインキ膜72aを複数有する。
ここで、ブランケット胴支持部40と版定盤51とが、インキ膜71の所定の部分を除去してインキパターン72を形成させるインキパターン形成手段54を構成している。
続いて、図5に示すように、ブランケット胴支持部40を図示左方向に移動しつつ、インキパターン72が形成されたブランケット10を版50上に当接させてブランケット胴11を転動させる。これにより、インキパターン72を構成する各インキ膜72aが基板60上に転写されて透明着色樹脂層73Rとなる。
このとき、各インキ膜72aが基板60上のブラックマトリックス63の所定開口部を覆うように、ブランケット胴支持部40はブランケット10と基板60との接触タイミングを制御する。
ここで、ブランケット胴支持部40と基板定盤61とが、ブランケット10上のインキパターン72を基板に転写する転写手段64を構成している。
その後、必要に応じて基板60を加熱したり基板60に光を照射したりして透明着色樹脂槽73Rを完全に硬化する。この一連の工程で、赤色の透明着色樹脂層73Rの形成が完了する。
続いて、このような工程を他の二色(緑,青)のインキについて行うことにより、図6に示すように、基板60上にレッド、グリーン、ブルーそれぞれの透明着色樹脂層73R,73G,73Bが形成される。
さらに、必要に応じて、図7に示すように、これらの透明着色樹脂層73R,73G,73B上にオーバーコート層80、ITO等から形成され液晶の共通電極として用いられる透明導電膜85をそれぞれ公知の方法により形成することによって、図7のような液晶用のカラーフィルタCFが完成する。
さらに、液晶表示素子LCD300を形成する場合には、例えば、引き続いて、公知の方法により、透明導電膜85上に配向膜86を形成し、配向膜86上にスペーサ90を挟んでTFT基板TFTを対向配置し、配向膜86とTFT基板TFTとの間に液晶120を封入する。TFT基板300は、TFT機能素子300の下面に画素電極301及び配向膜87を有しており、TFT機能素子300の上には偏光膜115が形成されている。このスペーサ90を本実施形態に係る印刷装置5や印刷方法で形成することもできる。
本実施形態で形成した透明着色樹脂層73R,73G,73Bは、外部からの電気信号に応じてTFT基板TFTにより駆動される液晶120の表示に色情報を与える。
このような実施形態に係る印刷装置5や印刷方法によれば、ブランケット10に塗布されたインキ膜70の架橋性樹脂組成物を架橋させるので、あらかじめ流動性の高いインキをブランケット10へ塗布してインキ膜70の厚みの均一性を高くさせた後、インキ膜70の架橋性樹脂組成物を架橋して流動性を低下させ厚みの均一性を維持することができる。
さらに、このようにして流動性が低下して厚みの均一性が維持されたインキ膜71を用いてインキパターン72を形成するので、インキパターン72を高精度に形成できると共に、形成された高精度のインキパターン72をブランケット10上において十分に維持できる。そして、このインキパターン72を基板60に転写し、乾燥等を行うことにより、厚みの均一性及びパターン精度の高い透明着色樹脂層73等を基板60上に形成できる。
これにより、基板60上に形成される透明着色樹脂層の厚みの均一性、すなわち、色濃度の均一性や、透明着色樹脂層の位置や形状の精度を高めることができ、高品質のカラーフィルタを形成することができる。
また、ブランケット10上においてインキ膜71から不要部分を除去することによりインキパターン72を形成しこのインキパターン72を基板60に転写している。したがって、平版等の版上で形成したインキパターンをブランケットに転写し、さらに基板に転写する場合に比べて、十分な厚みの透明着色樹脂層73R,73G,73B等をそれぞれ基板60に一回の印刷操作で形成することが容易である。
これらによって、大面積で高精度のカラーフィルタの印刷が可能となる。特に、ブランケット10を加熱せずに紫外光や可視光によりインキ膜70を架橋させて流動性を低下させる場合には、繰り返し印刷を行った際の熱によるブランケット10の劣化やブランケット10のインキ膜70、71に対する密着性の変化が少なく、安定した生産が可能である。
なお、上記実施形態では、架橋手段としてのビーム源30によりインキ膜70の架橋を行っているが、架橋性樹脂組成物が熱架橋性樹脂組成物である場合には、これに代えて、ブランケット10を加熱等してインキ膜70を架橋させても動作は可能である。
また、上記実施形態では、透明着色樹脂層73R,73G,73Bを作成する方法を説明したが、本印刷装置や印刷方法によってブラックマトリクス63やスペーサ90を形成してもよく、この場合、これらのブラックマトリクス63やスペーサ90のパターンに対応する凹凸面を有する版と、例えば遮光性樹脂層を形成可能なインキを用いればよく、上述と同様の作用効果を奏する。
また、本実施形態に係る印刷装置や印刷方法は、カラーフィルタの透明着色樹脂層やブラックマトリクスやスペーサに限らず、他の電子デバイスの形成等に用いる樹脂層、例えば、レジスト層等のパターン形成にも適用可能である。
本実施形態に係る印刷装置を示す概略構成図である。 図1のブランケット胴11及びコーティングユニット20の詳細及び動作を示す概略構成図である 図1の基板を示す断面図である。 版50上でのブランケット胴11の動作を示す断面図である。 基板60上でのブランケット胴11の動作を示す断面図である。 基板60上に、透明着色樹脂層73R,73G,73Bが形成された様子を示す図である。 本実施形態で製造するカラーフィルタ及び液晶表示素子を示す概略断面図である。
符号の説明
5…印刷装置、10…ブランケット、21…コーティングダイ(塗工手段)、30…ビーム源(架橋手段)、50…版(凹凸版)、54…インキパターン形成手段、60…基板、64…転写手段、70,71…インキ膜、72…インキパターン、73R,73G,73B…透明着色樹脂層、CF…カラーフィルタ。

Claims (12)

  1. ブランケットの周面に架橋性樹脂組成物を含むインキを塗布してインキ膜を形成する塗工手段と、
    前記ブランケットに塗布されたインキ膜の架橋性樹脂組成物を架橋させる架橋手段と、
    架橋した架橋性樹脂組成物を含むインキ膜の所定の部分を除去してインキパターンを形成するインキパターン形成手段と、
    前記ブランケット上のインキパターンを基板に転写する転写手段と、
    を有する印刷装置。
  2. 前記架橋性樹脂組成物は光が照射されると架橋する光架橋性樹脂組成物であり、前記架橋手段は前記インキ膜に対して前記光架橋性樹脂組成物を架橋させ得る光を照射する光源である請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記架橋性樹脂組成物は紫外線が照射されると架橋する紫外線架橋性樹脂組成物であり、前記光源は紫外線ランプである請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記塗工手段が塗工するインキの粘度は2〜50mPa・s以下、降伏値は10mPa以下である請求項1〜3の何れか一項に記載の印刷装置。
  5. 前記架橋手段は、前記インキ膜の降伏値が20〜500mPaとなるように前記インキ膜の架橋性樹脂組成物を架橋させる請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記インキパターン形成手段は、前記架橋したインキ膜に対して前記インキパターンに対応する凹凸板を接触させる請求項1〜5の何れか一項に記載の印刷装置。
  7. ブランケットの周面に架橋性樹脂組成物を含むインキを塗布してインキ膜を形成する塗工工程と、
    前記ブランケットに塗布されたインキ膜の架橋性樹脂組成物を架橋させる架橋工程と、
    架橋した架橋性樹脂組成物を含むインキ膜の所定の部分を除去してインキパターンを形成するインキパターン形成工程と、
    前記ブランケット上のインキパターンを基板に転写する転写工程と、
    を備える印刷方法。
  8. 前記架橋性樹脂組成物は光が照射されると架橋する光架橋性樹脂組成物であり、前記架橋工程では前記インキ膜に対して前記光架橋性樹脂組成物を架橋させ得る光を照射する請求項7の印刷方法。
  9. 前記架橋性樹脂組成物は紫外線が照射されると架橋する紫外線架橋性樹脂組成物であり、前記架橋工程では紫外線ランプにより紫外線を照射する請求項8の印刷方法。
  10. 前記塗工工程で塗工するインキの粘度は2〜50mPa・s以下、降伏値は10mPa以下である請求項6〜9の何れか一項に記載の印刷方法。
  11. 前記架橋工程では、前記インキ膜の降伏値が20〜500mPaとなるように前記インキ膜の架橋性樹脂組成物を架橋させる請求項10に記載の印刷方法。
  12. 前記インキパターン形成工程では、前記架橋したインキ膜に対して前記インキパターンに対応する凹凸板を接触させる請求項7〜11の何れか一項に記載の印刷方法。
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