JP5095544B2 - 電子部品の実装装置及び実装方法 - Google Patents

電子部品の実装装置及び実装方法

Info

Publication number
JP5095544B2
JP5095544B2 JP2008192344A JP2008192344A JP5095544B2 JP 5095544 B2 JP5095544 B2 JP 5095544B2 JP 2008192344 A JP2008192344 A JP 2008192344A JP 2008192344 A JP2008192344 A JP 2008192344A JP 5095544 B2 JP5095544 B2 JP 5095544B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
mounting
peripheral portion
cylinder
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008192344A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009076871A (ja
Inventor
滋 坂田
宣介 割貝
久 杉沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Mechatronics Corp filed Critical Shibaura Mechatronics Corp
Priority to JP2008192344A priority Critical patent/JP5095544B2/ja
Publication of JP2009076871A publication Critical patent/JP2009076871A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5095544B2 publication Critical patent/JP5095544B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は基板の一側部の上面に電子部品を精密に位置合わせして実装する電子部品の実装装置及び実装方法に関する。
たとえば、基板としての液晶セルには接着材料としての異方性導電部材を介して電子部品であるTCP(Tape Carrier Package)が圧着される。上記液晶セルは、2枚のガラス板がシール材を介して所定の間隔で液密に接着され、これらガラス板間に液晶が封入されるとともに、各ガラス板の外面にそれぞれ偏光板を貼着して構成される。そして、上記構成の液晶セルには、その側部上面にテープ状の上記異方性導電部材を圧着し、この異方性導電部材に上記TCPを仮圧着した後、本圧着するようにしている。
上記液晶セルに対して上記TCPを仮圧着するには、載置テーブルに供給載置された液晶セルの周辺部の下面をバックアップツールの上端面で支持し、その支持された部分の上面に実装ツールによって上記電子部品を圧着するようにしている。
液晶セルにTCPを圧着する際、液晶セルの一側部の上面に設けられた複数の第1の端子と、上記TCPに設けられた複数の第2の端子を精密に位置合わせしなければならない。とくに最近では液晶セルの高性能化に伴いその第1の端子の配置密度や上記TCPの第2の端子の配置密度がたとえばμm単位で狭ピッチ化する傾向にある。
そのため、液晶セルにTCPを実装する際、上記基板とTCPの相対的位置が各端子の配置方向(この方向をX方向とする)に対してわずかでもずれると、上記第1の端子と第2の端子の接触不良を招くということがある。
そこで、液晶セルに対して上記TCPを実装するとき、液晶セルとTCPに設けられたそれぞれ一対の位置合わせマークを一対の撮像カメラで撮像する。そして、その撮像に基づいて上記液晶セルとTCPとの相対的位置を算出し、その算出によって上記TCPに対して上記液晶セルをX、Y及びθ方向に駆動して位置合わせした後、上記TCPを基板に実装するようにしている。このような先行技術は特許文献1に示されている。
ところで、最近では液晶セルが大型化する傾向にあり、1つの実装装置で種々のサイズの液晶セルにTCPを実装するということが行なわれている。たとえば、10〜30インチ程度までの小、中型の液晶セルにTCPを実装したり、40インチ以上の大型の液晶セルにTCPを実装するなどのことが行なわれる。
一方、液晶セルが供給載置される載置テーブルは、液晶セルよりも小さな平面形状に形成されていて、その上面に載置された液晶セルの周辺部が外周縁から外方へ突出する大きさに設定される。それによって、液晶セルの上記載置テーブルから突出した周辺部の下面をバックアップツールの上端面で支持し、その支持された部分の上面に実装ツールによってTCPを実装するようにしている。
特開平8−114811号公報
ところで、種々のサイズの液晶セルにTCPを実装できるようにするには、載置テーブルの大きさを、最も小さなサイズの液晶セルの周辺部が上記載置テーブルの外周縁から突出する大きさに設定することになる。載置テーブルをそのような大きさに設定すると、載置テーブルにサイズの大きな液晶セルを供給載置した場合、その液晶セルは周辺部を載置テーブルの外周縁から外方へ大きく突出させることになる。
載置テーブルに載置された液晶セルの周辺部の突出長さが長くなればなる程、液晶セルを載置テーブルに供給したとき、その周辺部の振動が大きくなる。液晶セルの周辺部が大きく振動していると、その周辺部に設けられた位置合わせマークを撮像カメラによって正確に撮像することができない。
そのため、撮像カメラによる液晶セルの周辺部の撮像を、その周辺部の振動が減衰してから行なわなければならないから、減衰するまでの待ち時間が長くなり、生産性が低下するということがあった。
この発明は、載置テーブルに載置される基板の周辺部の突出長さが長くなっても、その周辺部の振動を短時間で減衰させることができるようにした電子部品の実装装置及び実装方法を提供することにある。
この発明は、基板の側辺部に電子部品を実装する実装装置であって、
上記基板が周辺部を突出させて載置される大きさの載置テーブルを有する搬送手段と、
上記載置テーブルに上記基板が載置されたときに上記基板の上記載置テーブルから突出した周辺部の下面を支持する支持手段と、
この支持手段によって支持されることで振れが減衰させられた上記基板の周辺部を撮像する撮像手段と、
この撮像手段の撮像に基いて上記基板の周辺部に上記電子部品を実装する実装手段と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置にある。
上記支持手段は、
上記搬送手段に軸線を水平にして一端が取付けられた第3のシリンダと、この第3のシリンダのロッドに軸線を垂直にして取付けられた第4のシリンダと、この第4のシリンダのロッドに取付けられ上記第3のシリンダによって水平方向に位置決めされるとともに上記第4のシリンダによって垂直方向に位置決めされて上記基板の上記載置テーブルから突出した周辺部の下面を支持する防振材と
によって構成されていることが好ましい。
上記支持手段は、
上記搬送手段に軸線を水平にして一端が取付けられた第3のシリンダと、この第3のシリンダの第3のロッドに軸線を垂直にして取付けられた第4のシリンダと、この第4のシリンダの第4のロッドに取付けられ上記第3のシリンダによって水平方向に位置決めされるとともに上記第4のシリンダによって垂直方向に位置決めされて上記基板の上記載置テーブルから突出した周辺部の下面を支持する防振材と
によって構成されていることが好ましい。
この発明は、基板の側辺部に電子部品を実装する実装装置であって、
上記基板が周辺部を突出させて載置される大きさの載置テーブルを有する搬送手段と、
この搬送手段に上記基板を受け渡すとともに、基板を受けた上記搬送手段が駆動されて上記基板を位置決めしたときに上記基板の上記載置テーブルから突出した周辺部の下面を支持する受け渡し手段と、
この受け渡し手段によって支持されることで振れが減衰させられた上記基板の周辺部を撮像する撮像手段と、
この撮像手段の撮像に基いて上記基板の周辺部に上記電子部品を実装する実装手段と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置にある。
上記受け渡し手段は、水平方向及び上下方向に駆動されるアーム体と、このアーム体に設けられ上記基板を吸着保持する複数の吸着パッドによって構成されていることが好ましい。
この発明は、基板の側辺部に電子部品を実装する実装方法であって、
載置テーブルにこの載置テーブルよりも平面形状が大きな基板が周辺部を突出させて載置する工程と、
上記載置テーブルに載置された基板の周辺部を支持してこの基板の周辺部の振動を減衰する工程と、
振動が減衰された基板の周辺部を撮像する工程と、
基板の周辺部の撮像に基いてその周辺部に電子部品を実装する工程と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法にある。
上記載置テーブルに載置された基板を位置決めする工程を有し、基板を位置決めした後で上記載置テーブルに載置された基板の周辺部を支持してこの基板の周辺部の振動を減衰することが好ましい。
この発明によれば、載置テーブルから突出させた基板の周辺部を支持してその周辺部の振動を減衰させるようにしたから、基板の周辺部の振動を短時間で減衰させてその周辺部に電子部品を実装することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1乃至図4はこの発明の第1の実施の形態を示し、図1に示す実装装置はベーステーブル1を備えている。このベーステーブル1上にはXテーブル2が設けられている。このXテーブル2は上記ベーステーブル1の一側面に設けられたX駆動源3によって紙面と直交するX方向に沿って駆動されるようになっている。
上記Xテーブル2上には載置テーブルとしてのYテーブル4が上記X方向と直交するY方向に沿って移動可能に設けられている。このYテーブル4は上記Xテーブル2の一側面に設けられたY駆動源5によって同図に矢印で示す上記X方向と直交するY方向に沿って駆動されるようになっている。
上記Yテーブル4の上端面に平板状の載置テーブル7が設けられ、この載置テーブル7には2枚のガラス板を貼り合わせた液晶セルなどの基板Wが供給され、図示しない吸着手段によって吸着保持される。上記載置テーブル7は上記基板Wよりも平面形状が小さな矩形状に形成されている。それによって、基板Wは周辺部を上記載置テーブル7の外周縁から外方へ突出させて吸着保持される。
上記Yテーブル4に設けられた上記載置テーブル7は、この上面に供給載置される、種々のサイズの基板Wのうち、最も小さな基板Wよりも平面形状が小さな矩形状に形成されている。それによって、どのサイズの基板Wを載置しても、その基板Wの周辺部がYテーブル4の外周縁から外方へ突出することになる。なお、上記ベーステーブル1、Xテーブル2、Yテーブル4及び載置テーブル7は搬送手段8を構成している。
上記載置テーブル7に供給載置される基板Wのサイズが大きく、基板Wの周辺部の載置テーブル7の外周縁から突出する長さが長くなる場合には、載置テーブル7に供給された基板Wの、上記載置テーブル7の上記Y方向に沿う両端縁から突出した一対の側部がそれぞれ後述する支持手段11によって支持される。それによって、基板Wが上記載置テーブル7に供給されたとき、その周辺部に生じる振動が上記支持手段11によって短時間で減衰されるようになっている。
上記支持手段11は上記Yテーブル4の上記Y方向に沿う両側面に設けられている。すなわち、上記支持手段11は、Yテーブル4の両側面にX方向に沿って所定間隔で一端が枢着された2つで対をなす複数対の第1のシリンダ12(一対のみ図示)を有する。
各一対の第1のシリンダ12の第1のロッド13の先端には帯板状の取付け部材14が角度調整可能に取り付けられている。この取付け部材14の上面にはゴムや合成樹脂によって形成された防振材15が設けられている。
各第1のシリンダ12の中途部には、一端が上記Yテーブル4のY方向に沿う側面に枢着された第2のシリンダ16の第2のロッド17が枢着されている。それによって、第2のシリンダ16の第2のロッド17を駆動すれば、上記第1のシリンダ12の上記Yテーブル4の側面に対する傾き角度を調整できるようになっている。
上記第1のシリンダ12の傾き角度は、上記Yテーブル4に供給載置される基板Wの大きさによって設定される。すなわち、第1のシリンダ12の第1のロッド13の先端に設けられた防振材15が図3に示すように、記基板Wの上記Y方向に沿う両側部の外縁よりも所定寸法内方の部分の下面をY方向に沿って支持することができるよう、上記第1のシリンダ12の傾きが第2のシリンダ16によって設定される。
上記X駆動源3とY駆動源5とは図4に示す制御装置19によって駆動が制御される。この制御装置19には、基板Wのサイズなどに応じて図示しない入力部によって予め位置情報が入力設定されていて、その位置情報に基づいて上記X駆動源3とY駆動源5が駆動されて上記載置テーブル7に保持された上記基板Wの一側部が所定の位置に位置決めされるようになっている。
位置決めされた上記基板Wの一側部の上面には電子部品としてのTCP21(図1に示す)が実装される。そのとき、TCP21が実装される上記基板Wの一側部の下面はバックアップツール22によって支持される。
上記バックアップツール22は、図1と図2に示すようにバックアップテーブル23に設けられた下部Z駆動源24によって上下方向に駆動可能に設けられている。上記ベーステーブル1の一端部の上面にはX方向に沿って下部Xガイドレール25が設けられている。
上記バックアップテーブル23は下部Xガイドレール25に沿って図示せぬリニアモータで駆動されるようになっている。それによって、上記バックアップツール22は上記基板Wの上記TCP21が実装される一側部の下面で、この一側部に沿う方向、つまり図2に矢印で示すX方向に沿って駆動可能となっている。
上記下部Z駆動源24のX方向に沿う幅方向の両側面には撮像手段としての第1の撮像カメラ26Aと第2の撮像カメラ26Bが設けられている。一対の撮像カメラ26A,26Bの撮像信号は図4に示すように画像処理部27でA/D変換(二値化処理)されて上記制御装置19に設けられた算出手段としての演算処理部28に出力される。
一対の上記撮像カメラ26A,26Bは、上記基板Wの一側部に設けられた一対の第1の位置合わせマーク(図示せず)と、上記TCP21の一端部に設けられた一対の第2の位置合わせマーク(図示せず)の一方と他方をそれぞれ撮像する。
上記演算処理部28は、上記画像処理部27で二値化処理された上記一対の撮像カメラ26A,26Bの撮像信号から各一対の第1の位置合わせマークと第2の位置合わせマークのX,Y座標及びそのX,Y座標から各一対の第1、第2の位置合わせマークの位置ずれ量を算出する。
上記演算処理部28で算出された第1の位置合わせマークと第2の位置合わせマークの位置ずれ量は駆動出力部29に出力される。駆動出力部29は演算処理部28で算出された位置ずれ量に基づいて上記基板Wに対して上記TCP21をX方向及びθ方向に対して位置合わせした後、Y方向に位置合わせして上記基板Wの一側部に後述するように実装する。
図1に示すように、上記バックアップツール22の上方には実装ツール31が設けられている。この実装ツール31は先端部に吸着ノズル32を有し、この吸着ノズル32に上記TCP21の一端部が吸着保持される。上記実装ツール31はX・Y・θ・Z駆動源33によってX,Y,θ及びZ方向に駆動されるようになっている。
上記下部Z駆動源24及び上記X・Y・θ・Z駆動源33は上記制御装置19によって駆動が制御されるようになっている。
つぎに、上記構成の実装装置によって基板Wの一側部にTCP21を実装するときの動作について説明する。
まず、基板WをYテーブル4に供給載置する。それと同時に、支持手段11の第1のシリンダ12と第2のシリンダ16が駆動され、第1のシリンダ12の第1のロッド13の先端に設けられた防振材15によって基板WのYテーブル4の周縁部から突出したY方向に沿う両側部の下面が支持される。
それによって、基板Wのサイズが大きく、その周辺部が載置テーブル7の周縁から外方へ大きく突出しているために振動しても、基板Wの側辺部の下面が防振材15によって接触支持されることで、その振動が短時間で減衰される。
基板Wを載置テーブル7に供給したならば、制御装置19に予め設定された設定値に基づいてX駆動源3とY駆動源5とが駆動されて載置テーブル7の上面に保持された基板WがX方向及びY方向に対して所定の位置に位置決めされる。つまり、Y方向において、基板Wの一側部がバックアップツール22の上方になるよう位置決めされる。
基板Wの位置決めと同時に、実装ツール31がX・Y・θ・Z駆動源33によって駆動され、この実装ツール31に一端部が吸着保持されたTCP21が撮像位置に位置決めされる。つまり、TCP21は、基板Wに設けられた一対の第1の位置合わせマークと、TCP21に設けられた一対の第2の位置合わせマークのそれぞれ一方と他方が一対の撮像カメラ26A,26Bのそれぞれの視野に入る位置まで、X・Y・θ・Z駆動源33によってX,Y方向に駆動される。このときのTCP21のX,Y座標は、制御装置19によって撮像位置として予め設定されている。
TCP21が撮像位置に位置決めされると、それぞれ一対の第1の位置合わせマークと第2の位置合わせマークが第1、第2の撮像カメラ26A,26Bによって撮像される。一対の撮像カメラ26A,26Bの撮像信号は画像処理部27でA/D変換されて演算処理部28で第1、第2の位置合わせマークのX,Y座標が算出される。
それによって、基板Wに設けられた一対の第1の位置合わせマークとTCP21に設けられた一対の第2の位置合わせマークの位置ずれ量が算出され、その算出値が駆動出力部29に出力される。
一対の撮像カメラ26A,26Bによって基板Wの一側部に設けられた一対の第1の位置合わせマークを撮像するとき、基板Wの側部は支持手段11の防振材15によって支持されることで振動が減衰されているから、一対の撮像カメラ26A,26Bによる基板Wの第1の位置合わせマークの撮像を迅速に、しかも正確に行なうことができる。
演算処理部28から算出値が入力された駆動出力部29は、X・Y・θ・Z駆動源33によってTCP21をX方向、Y方向及びθ方向に駆動し、TCP21に設けられた一対の第2の位置合わせマークを、基板Wに設けられた一対の第1の位置合わせマークに対してX、Y及びθ方向に対して位置決めする。
そして、基板WとTCP21をX方向、Y方向及びθ方向に対して位置決めしたならば、実装ツール31を下降させて吸着ノズル32に吸着保持されたTCP21を基板Wの一側部に実装する。
このように、載置テーブル7に基板Wを供給したならば、その基板WのYテーブル4に設けられた載置テーブル7外方に突出した周辺部を支持手段11の防振材15によって支持することで、基板Wの周辺部に生じた振動を減衰させるようにした。
そのため、基板Wのサイズが大きいために、載置テーブル7に供給載置された基板Wの周辺部が大きく振動しても、その振動を短時間で減衰させることができるから、基板Wの供給に続いて行なわれる一対の撮像カメラ26A,26Bによる撮像やその撮像に基く位置決めを、迅速かつ正確に行なうことができる。
図5はこの発明の支持手段11Aの変形例を示す第2の実施の形態である。この実施の形態の支持手段11Aは、Yテーブル4のY方向に沿う2つの側面のうち、少なくとも実装ツール31側に位置する側面には第3のシリンダ41が軸線を水平にして上記側面に対して垂直に設けられている。
上記第3のシリンダ41の第3のロッド42には軸線を垂直にした第4のシリンダ43が取り付けられている。この第4のシリンダ43の第4のロッド44には取付け板14が設けられ、この取付け板14には防振材15が設けられている。
このような構成の支持手段11Aは、Yテーブル4に設けられた載置テーブル7に供給載置される基板Wの大きさ、つまりYテーブル4の外周縁から突出する基板Wの長さに応じて第3のシリンダ41の第3のロッド42の駆動ストロークが制御される。
それによって、第3のシリンダ41の第3のロッド42によって駆動される第4のシリンダ43の水平方向の位置を設定できるから、基板Wの大きさが変更になっても、その基板Wの側辺部を第4のシリンダ43の第4のロッド44に設けられた防振材15によって確実に支持することが可能である。
図6と図7はこの発明の第3の実施の形態を示す。この実施の形態は受け渡し手段50によって基板Wが載置テーブル7に受け渡されるようになっている。上記受け渡し手段50は図6に示すようにベース51を有し、このベース51上にはXテーブル52がX駆動源53によって図6に矢印で示すY方向と直交するX方向に駆動可能に設けられている。
上記Xテーブル52上にはYテーブル54がY駆動源55によって上記X方向と直交するY方向に駆動可能に設けられている。Yテーブル54にはZテーブル56がZ駆動源57によってZ方向、つまり上下方向に駆動可能に設けられている。それによって、Zテーブル56はX、Y及びZ方向に駆動されるようになっている。
上記Zテーブル56には保持部材58が設けられ、この保持部材58には複数のアーム体59(1つのみ図示)が平行となるよう、それぞれの基端部59aが取付けられている。アーム体59の上面には複数の吸着パッド61が所定間隔で設けられている。
上記アーム体59は図示しない供給部に支持ピンなどによって所定の高さで保持された基板Wの下面側に入り込む。その状態でアーム体59は上昇して上記基板Wを上記供給部の支持ピンから受け取る。基板Wを受けたアーム体59はその基板Wが待機位置で待機した載置テーブル7の上方に駆動される。その位置で、上記アーム体59は下降方向に駆動される。それによって、基板Wは上記アーム体59から上記載置テーブル7に受け渡される。
基板Wを受けた載置テーブル7はX、Y方向に駆動されて基板Wを実装位置に位置決めする。つまり、基板WはTCP21が実装される一側部が図1に示すバックアップツール22の上方に位置するよう位置決めされる。
このようにして、基板Wが載置テーブル7によって位置決めされた後、上記受け渡し手段50のアーム体59は、図7に鎖線で示すようにその先端部が上記基板Wの一側部下面に入り込むよう位置決め駆動される。ついで、上記アーム体59は図7に実線で示すように上昇方向に駆動されてその先端部の吸着パッド61によって基板Wの側辺部の下面を支持する。
それによって、載置テーブル7によって実装位置に位置決めされた基板Wの周辺部が載置テーブル7の周縁から外方へ大きく突出しているために振動していても、基板Wの側辺部の下面が吸着パッド61によって支持されることで、その振動を短時間で減衰することができる。
なお、上記第1、第2の実施の形態では支持手段によってYテーブルに供給載置された基板のY方向に沿う両側部を支持するようにしたが、TCPが実装される一側部だけを支持するようにしてもよく、或いは周辺部の4つの側辺部を支持するようにしてもよく、少なくともTCPが実装される一側部を支持すればよい。
また、各実施の形態では基板に電子部品としてのTCPを実装する場合について説明したが、基板にTCPを実装した後、そのTCPに回路基板を接続する場合にも適用することができる。この場合、回路基板がこの発明の電子部品となる。
この発明の第1の実施の形態を示す実装装置の概略的構成図。 バックアップツールが設けられたバックアップテーブルの正面図。 基板の一側部と他側部を支持手段の防振材によって支持した状態の平面図。 制御系統のブロック図。 この発明の第2の実施の形態の支持手段の一部を示す構成図。 この発明の第3の実施の形態を示す受け渡し手段の側面図。 載置テーブルによって位置決めされた基板を受け渡し手段によって支持したときの説明図。
符号の説明
4…Yテーブル、7…載置テーブル、11…支持手段、12…第1のシリンダ、16…第2のシリンダ、19…制御装置、22…バックアップツール(実装手段)、26A,26B…撮像カメラ(撮像手段)、31…実装ツール(実装手段)、50…受け渡し手段、59…アーム体、61…吸着パッド。

Claims (7)

  1. 基板の側辺部に電子部品を実装する実装装置であって、
    上記基板が周辺部を突出させて載置される大きさの載置テーブルを有する搬送手段と、
    上記載置テーブルに上記基板が載置されたときに上記基板の上記載置テーブルから突出した周辺部の下面を支持する支持手段と、
    この支持手段によって支持されることで振れが減衰させられた上記基板の周辺部を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段の撮像に基いて上記基板の周辺部に上記電子部品を実装する実装手段と
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置。
  2. 上記支持手段は、
    上記搬送手段に一端が枢着された第1のシリンダと、この第1のシリンダの第1のロッドに回動可能に取付けられた防振材と、第2のロッドを有し一端が上記搬送手段に枢着され上記第2のロッドが上記第1のシリンダの中途部に枢着されていて、上記第1のシリンダの第1のロッドが突出方向に駆動されて上記防振材によって上記搬送手段の載置テーブルに載置された基板の周辺部を支持するときに上記第1のシリンダの角度を制御する第2のシリンダと
    によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  3. 上記支持手段は、
    上記搬送手段に軸線を水平にして一端が取付けられた第3のシリンダと、この第3のシリンダの第3のロッドに軸線を垂直にして取付けられた第4のシリンダと、この第4のシリンダの第4のロッドに取付けられ上記第3のシリンダによって水平方向に位置決めされるとともに上記第4のシリンダによって垂直方向に位置決めされて上記基板の上記載置テーブルから突出した周辺部の下面を支持する防振材と
    によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  4. 基板の側辺部に電子部品を実装する実装装置であって、
    上記基板が周辺部を突出させて載置される大きさの載置テーブルを有する搬送手段と、
    この搬送手段に上記基板を受け渡すとともに、基板を受けた上記搬送手段が駆動されて上記基板を位置決めしたときに上記基板の上記載置テーブルから突出した周辺部の下面を支持する受け渡し手段と、
    この受け渡し手段によって支持されることで振れが減衰させられた上記基板の周辺部を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段の撮像に基いて上記基板の周辺部に上記電子部品を実装する実装手段と
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置。
  5. 上記受け渡し手段は、水平方向及び上下方向に駆動されるアーム体と、このアーム体に設けられ上記基板を吸着保持する複数の吸着パッドによって構成されていることを特徴とする請求項4記載の電子部品の実装装置。
  6. 基板の側辺部に電子部品を実装する実装方法であって、
    載置テーブルにこの載置テーブルよりも平面形状が大きな基板が周辺部を突出させて載置する工程と、
    上記載置テーブルに載置された基板の周辺部を支持してこの基板の周辺部の振動を減衰する工程と、
    振動が減衰された基板の周辺部を撮像する工程と、
    基板の周辺部の撮像に基いてその周辺部に電子部品を実装する工程と
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法。
  7. 上記載置テーブルに載置された基板を位置決めする工程を有し、基板を位置決めした後で上記載置テーブルに載置された基板の周辺部を支持してこの基板の周辺部の振動を減衰することを特徴とする請求項6記載の電子部品の実装方法。
JP2008192344A 2007-08-31 2008-07-25 電子部品の実装装置及び実装方法 Active JP5095544B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008192344A JP5095544B2 (ja) 2007-08-31 2008-07-25 電子部品の実装装置及び実装方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007226680 2007-08-31
JP2007226680 2007-08-31
JP2008192344A JP5095544B2 (ja) 2007-08-31 2008-07-25 電子部品の実装装置及び実装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009076871A JP2009076871A (ja) 2009-04-09
JP5095544B2 true JP5095544B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=40611512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008192344A Active JP5095544B2 (ja) 2007-08-31 2008-07-25 電子部品の実装装置及び実装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5095544B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3743424B2 (ja) * 2003-01-10 2006-02-08 松下電器産業株式会社 電子部品圧着装置および電子部品圧着方法
JP3967310B2 (ja) * 2003-10-09 2007-08-29 芝浦メカトロニクス株式会社 部品の実装装置及び実装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009076871A (ja) 2009-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4664366B2 (ja) 電子部品の実装装置及び実装方法
TWI497622B (zh) 結合工具、電子零件安裝裝置、及結合工具之製造方法
KR102253289B1 (ko) 전자 부품 실장 장치
JP6138019B2 (ja) 電極形成装置、電極形成システム、及び電極形成方法
KR20140052420A (ko) 본딩 장치 및 이를 이용하여 부품을 기판에 본딩하는 방법
CN105120608A (zh) 与控制器电性连接的全自动贴装机
WO2011016307A1 (ja) 電子部品の実装装置及び実装方法
JP5095544B2 (ja) 電子部品の実装装置及び実装方法
JP5371590B2 (ja) 実装処理作業装置及び表示基板モジュール組立ライン
US11069651B2 (en) Method of mounting die
JP4829813B2 (ja) 電子部品の実装装置及び実装方法
KR100715725B1 (ko) 칩 실장장치
JPWO2013141388A1 (ja) 電子部品の実装装置及び実装方法
JP4537943B2 (ja) 表示装置の組み立て装置及び組み立て方法
JP2009088158A (ja) 部品実装方法及び装置
JP2015177086A (ja) 部品実装装置及び部品実装方法
KR20230046252A (ko) 전자 부품의 핸들링 장치, 전자 부품의 실장 장치 및 전자 부품의 실장 방법
KR100900710B1 (ko) 디스플레이 패널과 피씨비의 접착장치
JP2011165702A (ja) 電子部品の実装装置及び実装方法
JP2011097095A (ja) 圧着装置及びフラットパネルディスプレイの製造装置
KR20100110501A (ko) 구동집적회로의 가압착장치 및 그 방법
JPH0936180A (ja) チップボンディング装置
KR100864878B1 (ko) 패널이송장치
KR20220047006A (ko) 인쇄회로기판 본딩 장치
KR20230045563A (ko) 픽업 장치 및 전자 부품의 실장 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120911

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5095544

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3