JP5095137B2 - 飲食店精算システム - Google Patents

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Description

本発明は、RFID(Radio Frequency Identification)タグが付与されている商品と付与されていない商品とが混在する飲食店向けの飲食店精算システムに関する。
例えばファミリーレストランや居酒屋等の多くの飲食店では、飲食メニューの注文から会計までを一元的に管理することが可能な注文管理システムが構築されている。このシステムは、携帯型のオーダエントリ用端末と、この端末と無線通信が可能な無線部を備えたオーダステーション(注文管理装置)と、注文伝票を印字発行する伝票発行機と、調理指示票を印刷出力するキッチンプリンタと、代金の会計場所であるレジに設置された電子式キャッシュレジスタまたはPOS(Point Of Sales)端末等の会計装置とから構成されている。オーダステーションと、伝票発行機,キッチンプリンタ及び会計装置とは、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介して接続されている。
このような注文管理システムが構築された飲食店では、接客担当の店員がオーダエントリ用端末を携帯している。そして、客から飲食メニューの注文を受けると、店員はオーダエントリ用端末を操作してその飲食メニューのオーダデータを入力する。そうすると、入力された飲食メニューのオーダデータが端末から発信され、無線部を介してオーダステーションに取込まれる。
オーダステーションでは、オーダエントリ用端末から取り込んだオーダデータに基づいて客が注文した飲食メニューの調理指示データが作成され、通信回線を介してキッチンプリンタに伝送される。これにより、キッチンプリンタから調理指示票が印刷出力される。そこで調理担当の店員は、調理指示票の内容に従い、注文のあった飲食メニューの調理を行なう。
また、オーダステーションでは、同じくオーダデータに基づいて注文伝票の印刷データが作成され、通信回線を介して伝票発行機に伝送される。これにより、伝票発行機から注文伝票が印刷発行される。そこで接客担当の店員は、注文伝票の内容に従い、調理された飲食メニューの品を客席に配膳する。
また、オーダステーションには、オーダデータを記憶管理するためのオーダファイルが設けられている。そして、オーダエントリ用端末から取り込んだ各客のオーダデータが、卓番号または伝票番号等の検索キーとなるデータと関連付けられて記憶保持される。そこで、会計担当の店員は、飲食を終えた客から注文伝票を受け取ると、会計装置を操作して検索キーとなるデータ、つまりは注文伝票の伝票番号またはその客が着いたテーブルの卓番号を入力する。そうすると、オーダファイルが検索されて、検索キーとなるデータと関連付けられてオーダファイルに記憶保持されているオーダデータが会計装置に呼出される。会計装置では、このオーダデータに基づいて飲食代金の会計演算が処理される。
このような注文管理システムの一態様として、従来、RFIDタグ内蔵の会計用札を用いたシステムが考えられていた。このシステムでは、会計用札には、その札固有の識別コードを記憶した記憶部と該記憶部に記憶された識別コードを無線送信する無線通信部とを有した無線データキャリア、いわゆるRFIDタグが設けられている。会計用札は、注文受付け時に客に手渡される。オーダステーションでは、顧客から注文を受けた商品に関するオーダデータがその顧客に提供された会計用札の識別コードと対応付けて記憶管理される。会計装置には、客から提示された会計用札のRFIDタグから識別コードを読取る手段が設けられている。そして会計装置は、会計用札から識別コードが読取られると、その識別コードと対応付けられて記憶管理されているオーダデータをオーダステーションから呼出して当該注文商品の会計を処理する(例えば、特許文献1参照)。
一方、RFIDタグを用いた飲食店システムとしては、他に、回転寿司等の飲食店で構築されるRFIDタグシステムが知られている。このシステムは、寿司等を載せるRFIDタグ内蔵の商品皿と、食事の明細データを一次記憶する精算カードと、積み重ねられた商品皿のRFIDタグから価格データ(皿種別データ)を読み出すハンディターミナルと、精算カードから明細データを読出して会計装置に転送する精算カードリーダとから構成されている。
このシステムでは、客は商品皿を回転コンベアから取り、商品を食べ終わると商品皿を積み重ねていく。食事が終了すると、店員がハンディターミナルを用いて積み重ねられた各商品皿にそれぞれ付与されているRFIDタグの価格データをまとめて読取る。価格データの読取りが終了すると、そのデータを集約した明細データを精算カードに書込み、客に手渡す。客は、精算カードを持ってレジまで行き店員に手渡す。店員は、精算カードを精算カードリーダにかざす。これにより、精算カードから明細データが読み出され、会計端末に伝送されて会計演算処理が実行される(例えば、非特許文献1参照)。
特開2005−084917号公報 社団法人日本自動認識システム協会著、「これでわかったRFID」、株式会社オーム社、平成15年9月10日、p.100-103
しかしながら、上記RFIDタグシステムが構築された飲食店の場合、精算カードで精算できる商品はRFIDタグ内蔵の商品皿に載せられた品目に制限される。このため、例えば客が「ビール」を注文した場合には、「ビール」とともに「ビール」の価格に対応した価格データが記憶されているRFIDタグ内蔵の空の商品皿を客に渡さなければならない面倒があった。また、RFID内蔵の商品皿が用意されていない特殊の皿に盛り付けざるを得ないメニュー品目を取扱う場合には、オーダを受けた際にメモ等に記録しておき、会計の際にはそのメモ等の記録を参考に会計装置を操作して精算をする等の煩雑な作業が要求されていた。
このような問題は、RFIDタグシステムの場合も注文管理システムの場合も会計装置は共通なので、RFIDタグが付与された商品についてはRFIDタグシステムを適用し、RFIDが付与されていない商品については注文管理システムを適用する。そして、会計の際に両システムを連動させて、RFIDタグが付与された商品と付与されていない商品とが混在している客の会計演算を一括して処理できるようにすれば解決することができる。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、RFIDタグが付与された商品と付与されていない商品とが混在している客の会計演算を一括して処理できる飲食店精算システムを提供しようとするものである。
本発明は、客を識別するための客IDを入力する客ID入力手段、客が注文した商品の商品識別コード,注文数量等の商品注文データを入力する注文入力手段、この注文入力手段を介して入力された商品注文データを、客ID入力手段により入力された客ID別に記憶管理するとともに客ID入力手段により入力された客IDをクリアする注文管理手段、会計プレートにそれぞれ付与されている会計用RFIDタグの各RFIDが記録された会計用RFIDリストを記憶する記憶部、客ID入力手段により客IDが入力された後にRFIDタグデータの読取りが指令されると、寄せ集められた複数の商品にそれぞれ付されている商品用RFIDタグのデータ及び会計プレートにそれぞれ付与されている会計用RFIDタグのRFIDを読取るタグ読取り手段、このタグ読取り手段により読取られた複数の商品用RFIDタグのデータに基づいて前記寄せ集められた複数の商品の価格別数量を計数する計数手段、タグ読取り手段により会計プレートの会計用RFIDタグから読み取られたRFIDが会計用RFIDリストに存在すると、当該会計プレートの会計用RFIDタグに対して、計数手段により計数された価格別数量のデータとRFIDタグデータの読取りが指令される前に客ID入力手段により入力された客IDとを出力する出力手段、会計プレートに付与された会計用RFIDタグから前記価格別数量のデータと客IDとを読み取るプレート読取り手段、注文管理手段により管理される客ID別の商品注文データのなかから、プレート読取り手段により会計プレートの会計用RFIDタグから読み取った客IDで識別される商品注文データを検出する注文データ検索手段、この注文データ検索手段により検出した商品注文データとプレート読取り手段により会計プレートの会計用RFIDタグから読み取った価格別数量データとに基づいて会計演算処理を行う会計処理手段を備えたものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、RFIDタグが付与された商品と付与されていない商品とが混在している客の会計演算を一括して処理できる飲食店精算システムを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態では、RFIDタグ付の商品皿に載せられて提供される商品(以下、タグ付商品と称する)と、RFIDタグ付の商品皿に載せられては提供されない商品(以下、タグなし商品と称する)とが混在する飲食店、例えば回転寿司店向けの精算システムに本発明を適用した場合である。因みに、RFIDタグ付の商品皿は、タグ付商品の価格の種類別に用意されており、色やデザインの違いにより商品皿の種類が識別可能となっている。
図1は本実施の形態における飲食店精算システムの全体構成図である。このシステムは、オーダエントリ用端末1と、オーダステーション2と、無線部3と、厨房端末4と、POS端末5とを具備している。オーダステーション2と、無線部3,厨房端末4及びPOS端末5とは、LAN(Local Area Network)6で接続している。
オーダエントリ用端末1は、無線回路を内蔵した携帯型の端末であり、接客を行う店員がそれぞれ携帯可能なように複数台用意されている。オーダエントリ用端末1からは、客が注文したメニュー商品のメニューコード,注文数量等のデータを入力することができる。また、寄せ集められた複数枚の商品皿10にそれぞれ付与されている商品用RFIDタグ11からデータを非接触で読取ることにより、その寄せ集められた各商品皿10の種類別数量,すなわちタグ付商品の価格別数量を計数する機能と、1組の客に対して1枚ずつ渡される会計プレート12に付与された会計用RFIDタグ13に上記価格別数量のデータ等を書き込む機能を有している。
オーダステーション2は、本飲食店精算システムの中枢を担うコンピュータ機器であり、メニューマスタファイル7を備えている。メニューマスタファイル7には、図2に示すように、価格種類別のタグ付商品皿10を含む各種のメニュー商品に対してそれぞれ異なるように設定された固有のメニューコードに対応して、そのメニューコードによって特定される商品の名称と、同商品の1点あたりの価格である単価とが予め設定されている。本実施の形態では、特にメニューコード「8001」〜「8999」に対して、タグ付商品皿10に盛られて提供される寿司ネタの名称と単価が設定されている。
またオーダステーション2は、客が注文したメニュー商品のデータを客別に蓄えるためのオーダファイル8を備えている。オーダファイル8に格納される1客分のデータ構造を図3に示す。図示するように、オーダファイルデータは、客を識別するための客IDと、この客が注文した全てのメニュー商品のメニューコード,名称,単価,数量及び金額の明細データと、その数量,金額の合計データと、会計が処理済か否かを識別するためのフラグ(0:未処理,1:処理済)とから構成されている。
無線部3は、移動局であるオーダエントリ用端末1と赤外線等を用いた無線通信を利用してデータの送受信を行うもので、例えば客席の天井部等に取り付けられている。なお、無線部3は1台に限定されるものではなく、店のレイアウトに応じて適当な箇所に複数台を配置してもよい。
厨房端末4は、厨房に設置され、客が注文したメニュー商品の配膳票を印字出力するもので、厨房内の調理担当者は、この配膳票に従い商品の調理等を行う。また、配膳担当の店員は、この配膳票に従い注文した客に商品を配膳する。
POS端末5は、会計場所であるレジに設置され、客が飲食した代金の会計演算を処理するもので、本発明の会計装置として機能する。レジには、会計プレート12に付与された会計用RFIDタグ13からデータを読取るためのRFIDリーダライタ9も設けられている。POS端末5とRFIDリーダライタ9とは、インターフェイス用ケーブルで接続されている。
商品皿10に付与される商品用RFIDタグ11及び会計プレート12に付与される会計用RFIDタグ13は、いずれもアンテナとICチップとから構成されている。ICチップには、電源生成部,復調部,変調部,メモリ部及びこれらを制御する制御部が形成されている。電源生成部は、アンテナで受信した変調電波の整流と安定化を行なうことによりICチップの各部に電源を供給する。復調部は、アンテナで受信した変調電波を復調して制御部へ送出する。変調部は、制御部から送出されたデータを変調してアンテナから発信させる。制御部は、復調部で復調されたデータのメモリ部への書込みや、メモリ部からデータを読み出して変調部へ送出する。
メモリ部は、データを書換え不能に記憶保持する設定エリアと、任意のデータを書き込み可能なユーザエリアとから構成されている。そして設定エリアには、当該RFIDタグ11,13の製造段階で製造業者により割当て設定されたタグ固有のID(以下、RFIDと称する)が予め書き込まれている。ユーザエリアには、商品用RFIDタグ11の場合は、当該タグ11が付与された商品皿10の価格に対応したメニューコードが書き込まれている。すなわち、例えばメニューマスタファイル7に図2に示すデータが設定されている場合には、単価100円の寿司ネタの寿司が載せられる商品皿いわゆる100円皿に付与された商品用RFIDタグ11には、メニューコード[0001]が書き込まれている。同様に、単価120円の寿司ネタの寿司が載せられる商品皿いわゆる120円皿に付与された商品用RFIDタグ11には、メニューコード[0002]が書き込まれている。会計用RFIDタグ13のユーザエリアには、会計プレート12が使用されていない状態では格別なデータは書き込まれていない。
図4は前記オーダエントリ用端末1の要部構成を示すブロック図である。オーダエントリ用端末1は、制御部本体を構成するCPU(Central Processing Unit)21、不揮発性メモリとしてのROM(Read Only Memory)22、揮発性メモリとしてのRAM(Random Access Memory)23の他、無線回路24、キーボード25、ディスプレイ26、読込ボタン27、書込みボタン28及びRFIDリーダライタ29で構成されている。
ROM22には、店に用意されている全ての会計プレート12にそれぞれ付与されている会計用RFIDタグ13の各RFIDが記録された会計用RFIDリスト30が保存されている。
RAM23には、図5に示すように、RFIDリーダライタ29で読取った全てのRFIDタグの各RFIDを記憶するRFIDメモリ31と、客IDを記憶する客IDメモリ32と、客が注文したメニュー商品のメニューコードとその注文数量とを記憶するオーダメモリ33とが形成されている。また、RAM23には、オーダステーション2から無線通信を利用して前記メニューマスタファイル7のデータがダウンロードされている。
キーボード25には、各種メニュー商品の識別コードであるメニューコードがプリセットされた複数のメニューキーと、数値データを入力するためのテンキーと、伝送キー,取消キー,クリアキー等の各種ファンクションキーとが設けられている。しかしてオペレータ(接客担当者)は、客が注文したメニュー商品のメニューコードがプリセットされたメニューキーを操作するとともにテンキーで注文数量を置数することによって、商品注文データを入力することができる。ここに、キーボード25は、注文入力手段を構成する。
RFIDリーダライタ29は、そのアンテナの交信領域内に存在する1乃至複数のRFIDタグと交信を行って非接触でデータの書込みや読出しを行うものである。読込ボタン27は、当該RFIDリーダライタ29によるタグデータの読取りを指令する。書込ボタン28は、当該RFIDリーダライタ29によるタグデータの書込みを指令する。
しかして、前記オーダエントリ用端末1のCPU21は、図6〜図8の流れ図に示す手順の処理を実行する。すなわちCPU21は、ST(ステップ)1として客IDが入力されるのを待機している。客IDは、客を識別するために割り当てられる任意のコードであり、グループ客には1つの客IDが割り当てられる。例えば、客が着いたテーブル(座席)の番号を客IDとして使用する。
キーボード25のキー操作により任意の客IDが入力されると(ST1のYES)、CPU21は、ST2としてその客IDを客IDメモリ32で記憶する。次に、CPU21は、ST3として読込ボタン27がオン操作されるか、ST4として商品注文データが入力されるのを待機する。
ここで、キーボード25のメニューキー等の操作により1品目の商品注文データが入力されると(ST4のYES)、CPU21は、オーダ入力処理を実行する。先ず、ST5としてオーダメモリ33をクリアする。次いで、ST6として入力された商品注文データのメニューコードで、オーダステーション2からダウンロードされているメニューマスタファイル7のデータを検索し、当該メニューコードに対応する商品名と単価を読み出して、ディスプレイ26に表示させる。また、ST7として入力された商品注文データのメニューコードと注文数量とをオーダメモリ33に順次格納する。なお、既に同一のメニューコードがオーダメモリ33に格納されていた場合には、注文数量のみ加算する。
しかる後、CPU21は、ST8として次の商品注文データが入力されるか、ST9として伝送キーが操作入力されるのを待機する。ここで、キーボード25のメニューキー等の操作により2品目以降の商品注文データが入力された場合には(ST8のYES)、CPU21は、その入力された商品注文データに基づいて前記ST6,ST7の処理を再度実行する。
キーボード25の伝送キーが操作入力された場合には(ST9のYES)、CPU21は、ST10として客IDメモリ32に記憶された客IDと、オーダメモリ33に記憶されたメニューコード及び注文数量とを、1客分のオーダデータとしてオーダステーション2宛に無線伝送する。しかる後、ST11として客IDメモリ32をクリアしたならば、このオーダ入力処理を終了する。そして、再び、客IDが入力されるのを待機する。
因みに、オーダエントリ用端末1から無線伝送された1客分のオーダデータは、無線部3で受信され、LAN6を経由してオーダステーション2に取り込まれる。これにより、オーダステーション2においては、受信したオーダデータに基づきメニューマスタファイル7を参照してオーダファイルデータ(処理済フラグ=0)と調理指示データとを作成する。そして、調理指示データは、LAN6を介して厨房端末4に伝送する。オーダファイルデータは、オーダファイル8に保存する。なお、オーダファイル8に客IDが同一で処理済フラグが未処理の状態(=0)のデータが既に保存されていた場合には、追加オーダデータなので、既存のオーダファイルデータに今回のオーダファイルデータの内容を追加して対処する(注文管理手段)。
一方、客IDが入力後、読込みボタン27がオン操作された場合には(ST3のYES)、CPU21は、図7,図8で具体的に示すタグ読込み処理を実行する。すなわちCPU21は、ST21としてRFIDメモリ31及びオーダメモリ33をクリアする。次いで、ST22としてRFIDリーダライタ29を起動する。これにより、RFIDリーダライタ29からタグ問合せ信号が発信される。そして、この信号に応答したRFIDタグからRFIDが返信され、RFIDリーダライタ29で受信される。すなわち、RFIDタグのRFIDが読取られる。
そこでCPU21は、ST23としてRFIDリーダライタ29によりRFIDが読取られるのを待機する。RFIDが読取られたならば(ST23のYES)、CPU21は、ST24としてRFIDメモリ31を検索する。そして、ST25として読取られたRFIDがRFIDメモリ31に格納されていない新規のRFIDか否かを判断する。新規のRFIDであった場合には(ST25のYES)、CPU21は、ST26としてこの新規のRFIDをRFIDメモリ31に格納する。
次に、CPU21は、ST27としてこの新規のRFIDを有するRFIDタグとRFIDリーダライタ29を介して個別に通信を行って、当該RFIDタグのユーザエリアに書き込まれているデータを非接触で読取る(タグ読取り手段)。そして、ST28としてこのRFIDタグから読取ったユーザエリアのデータに商品識別コードであるメニューコードが含まれているか否かを判断する。
メニューコードが含まれている場合には(ST28のYES)、当該RFIDタグは、商品皿10に付されている商品用RFIDタグ11である。そこでCPU21は、ST29として商品用RFIDタグ11から読取ったメニューコードでオーダメモリ33を検索する。そして、ST30として商品用RFIDタグ11から読取ったメニューコードがオーダメモリ33に格納されていない新規のメニューコードか否かを判断する。
新規のメニューコードであった場合には(ST30のYES)、CPU21は、ST31としてこの新規のメニューコードと数量=1とをオーダメモリ33に格納する。これに対し、新規のメニューコードでなかった場合には(ST30のNO)、CPU21は、オーダメモリ33に格納されている同一メニューコードの数量に“1”を加算する(計数手段)。
その後、CPU21は、ST33としてRFIDタグの読取終了タイミングになったか否かを判断する。RFIDが読取られない場合(ST23のNO)、または読取られたRFIDが新規のRFIDでなかった場合(ST25のNO)、あるいは個別に読取ったRFIDタグのユーザエリアのデータにメニューコードが含まれていない場合(ST28のNO)も、CPU21は、RFIDタグの読取終了タイミングになったか否かを判断する。読取り終了タイミングになっていない場合には(ST33のNO)、CPU21は、ST23に戻り、RFIDの読取り有無を判断する。
例えば、一定時間の間、新規のRFIDを読取ることが出来なかった場合には、CPU21は読取り終了タイミングになったと認識する。そして、ST34としてRFIDリーダライタ29を停止する。これにより、問合せ信号の発信が停止する。
次に、CPU21は、ST35としてオーダメモリ33にオーダデータが格納されているか否かを判断する。オーダデータが格納されている場合には(ST35のYES)、CPU21は、ST36としてオーダステーション2からダウンロードされているメニューマスタファイル7のデータを検索して、各オーダデータのメニューコードに対応する名称を読み出す。そして、ST37としてこの読み出した名称と同一オーダデータの数量とを関連付けて、ディスプレイ26に表示する。オーダデータが格納されていない場合には(ST35のNO)、CPU21は、ST36,ST37の処理を行わない。
その後、CPU21は、ST38として読込ボタン27が再度オン操作されるか、ST39として書込みボタン28がオン操作されるのを待機する。
読込ボタン27がオン操作された場合には(ST38のYES)、CPU21は、ST22の処理に戻る。すなわち、RFIDリーダライタ29を再度起動する。そして、ST23〜ST33の処理を実行し、読取り終了タイミングになったならば、RFIDリーダライタ29を停止させる(ST34)。そして、再びオーダメモリ33にオーダデータが格納されているか否かを判断する(ST35)。
一方、書込みボタン28がオン操作された場合には(ST39のYES)、CPU21は、ST40としてRFIDリーダライタ29を起動する。そして、ST41としてRFIDタグのRFIDが読取られるのを待機する。RFIDが読取られたならば(ST41のYES)、CPU21は、ST42としてこの読取られたRFIDが会計用RFIDリスト30に存在するか否かを判断する。読取られたRFIDが会計用RFIDリスト30に存在しない場合には(ST42のNO)、次のRFIDが読取られるのを待機する(ST41)。
読取られたRFIDが会計用RFIDリスト30に存在する場合には(ST42のYES)、このRFIDが設定されたRFIDタグは、会計プレート12に付されている会計用RFIDタグ13なので、CPU21は、ST43としてこの会計用RFIDタグ13とRFIDリーダライタ29を介して個別に通信を行って、当該会計用RFIDタグ13のユーザエリアに、客IDメモリ32内の客IDと、オーダメモリ33内のメニューコード及び数量のオーダデータとを書き込む(出力手段)。しかる後、CPU21は、ST44としてRFIDリーダライタ29を停止させて、このタグ読込み処理を終了する。
図9はPOS端末5の要部構成を示すブロック図である。POS端末5は、CPU41,ROM42及びRAM43の他、現在日時を計時する時計部44、LAN6を介して接続されたオーダステーション2等とのデータ通信を制御する通信インターフェイス45、テンキーや締めキー等が配設されたキーボード46、オペレータ用のディスプレイ47、客用のディスプレイ48、レシート印字等を行うためのプリンタ49及びRFIDリーダライタ9が接続されるリーダライタインターフェイス50で構成されている。
ROM42には、オーダエントリ用端末1のROM22に記憶されている会計用RFIDリスト30と同一内容の会計用RFIDリスト51が保存されている。
RAM43には、図10に示すように、客IDを記憶する客IDメモリ52と、オーダエントリ用端末1のオーダメモリ33と同一のエリア構造を有する皿明細メモリ53と、メニューコード,名称,単価,数量及び金額のオーダ明細データと数量及び金額の合計データとを記憶可能な確定オーダメモリ54とが形成されている。
キーボード46には、特に、飲食を終えた客の会計を宣言するキーとして勘定キー55が設けられている。しかしてCPU41は、上記勘定キー55が操作入力されると、図11の流れ図に示す勘定キー処理を開始する。
先ず、CPU41は、ST51として客IDメモリ52,皿明細メモリ53及び確定オーダメモリ54をクリアする。次に、CPU41は、ST52としてリーダライタインターフェイス50を介して接続されたRFIDリーダライタ9の起動を指令する。そして、ST53としてこのRFIDリーダライタ9によってRFIDタグのRFIDが読取られるのを待機する。
RFIDが読取られたならば(ST53のYES)、CPU41は、ST54としてこの読取られたRFIDが会計用RFIDリスト51に存在するか否かを判断する。ここで、読取られたRFIDが会計用RFIDリスト51に存在しない場合には(ST54のNO)、次のRFIDが読取られるのを待機する(ST53)。
読取られたRFIDが会計用RFIDリスト51に存在する場合には(ST54のYES)、このRFIDが設定されたRFIDタグは、会計プレート12に付されている会計用RFIDタグ13なので、CPU41は、ST55としてこの会計用RFIDタグ13とRFIDリーダライタ9を介して個別に通信を行って、当該会計用RFIDタグ13のユーザエリアに書き込まれている客IDとオーダデータ(タグ付商品皿のメニューコードと数量)の読取りを行う。
CPU41は、ST56として会計用RFIDタグ13から客IDとオーダデータとを正常に読取ることができたか否かを判断する。読取ることができなかった場合には(ST56のNO)、エラーとして、この勘定キー処理を終了する。
会計用RFIDタグ13から客IDとオーダデータを正常に読取ることができた場合には(ST56のYES)、会計を行う客の会計プレート12がRFIDリーダライタ9のアンテナ部に置かれたので、CPU41は、ST57としてRFIDリーダライタ9に停止を指令する。次いで、ST58として会計用RFIDタグ13から読取った客IDを客IDメモリ52に格納する(客識別コード取得手段)。また、同じく会計用RFIDタグ13から読取ったメニューコードと数量のオーダデータを皿明細メモリ53に格納する(データ受取手段)。
次に、CPU41は、ST59として客IDメモリ52に格納された客IDのオーダファイルデータを、通信インターフェイス45を介してオーダステーション2に問合せる(注文データ検索手段)。これにより、オーダステーション2では、オーダファイル8が検索され、問合せのあった客IDを含むオーダファイルデータで処理済フラグが未処理(=0)のデータの有無が判断される。そして、該当するオーダファイルデータが検出された場合には、このオーダファイルデータがLAN6を介してPOS端末5に送信されるものとなっている。
そこでCPU41は、ST60としてオーダファイルデータの応答があるか否かを判断する。そして、応答があった場合には(ST60のYES)、CPU41は、ST61としてこの応答されたオーダファイルデータに含まれるメニューコード,名称,単価,数量及び金額の各データを確定オーダメモリ54に格納する。ただし、ST62としてメニューコードが8000〜8999のデータが含まれている場合には、このメニューコードが8000〜8999のデータを削除する(データ破棄手段)。
オーダステーション2からオーダファイルデータの応答がなかった場合には(ST60のNO)、会計を行う客は、店員にメニュー商品のオーダをしなかった客なので、上記ST61,62の処理は実行しない。
次に、CPU41は、ST63として皿明細メモリ53内のメニューコードに対応する名称と単価を取得する。この処理は、オーダエントリ用端末1と同様にメニューマスタファイル7のデータが予めPOS端末5にダウンロードされていた場合には、そのダウンロードされたデータを参照して取得する。メニューマスタファイル7のデータがダウンロードされていない場合には、オーダステーション2に問合せて取得する。
皿明細メモリ53内の各メニューコードに対応する名称と単価をそれぞれ取得したならば、CPU41は、ST64としてそのメニューコード,名称及び単価と、当該メニューコードに対応して皿明細メモリ53に格納されていた数量と、単価に数量を乗算して算出した金額とを、確定オーダメモリ54に順次追加する。
しかる後、CPU41は、ST65として確定オーダメモリ54内の名称,単価,数量及び金額を確定オーダとしてオペレータ用ディスプレイ47及び客用ディスプレイ48に表示させる。また、確定オーダメモリ54内の数量の合計及び金額の合計を算出して、オペレータ用ディスプレイ47及び客用ディスプレイ48に表示させる。
その後、ST66としてキーボード46の締めキーとして例えば預/現計キーが操作入力されたならば、CPU41は、預り金額から合計金額を減じて釣銭額を算出する等の会計演算処理を実行する(会計処理手段)。また、プリンタ49を動作させて、レシートを印字発行する。以上で、今回の勘定キー処理を終了する。
本実施の形態の精算システムが導入される飲食店(回転寿司)では、タグ付商品皿10に盛られて提供されるタグ付商品(寿司)は、通常、回転飲食台に置かれている。そして客は、回転飲食台からタグ付商品を自由に取って食することができる。また、客からのオーダを受けて店員がタグ付商品を配膳する場合もある。一方、タグ付商品皿10に盛られては提供されないタグなし商品(刺身の盛り合わせ,ビール,味噌汁等)については、全て客のオーダを受けて店員が配膳する。
はじめに、回転飲食台に置かれたタグ付商品皿10の寿司のみを食した客の会計までの流れについて説明する。客は、寿司を食した後のタグ付商品皿10を積み重ねておく。そして、飲食を終えたならば店員に会計を申し出る。
会計の申し出を受けた店員は、先ず、オーダエントリ用端末1のキーボード25を操作して、会計を申し出た客を特定するための客ID(例えばテーブル番号または座席番号)を入力する。次いで、読込ボタン27をオン操作した後、積み重ねられたタグ付商品皿10にRFIDリーダライタ29のアンテナ部を近づける。
これにより、積み重ねられたタグ付商品皿10にそれぞれ付与されている商品用RFIDタグ11のユーザエリアのデータが一括して読取られる。すなわち、タグ付商品皿10の価格種類別に設定されているメニューコードが読取られる。そして、オーダメモリ33にてメニューコードとその数量が記憶される。このとき、同一のメニューコードが複数ある場合には、その数が累積される。
タグ付商品皿10にそれぞれ付与された商品用RFIDタグ11の読取りが終了すると、オーダメモリ33内のメニューコードに対応する名称、すなわちタグ付商品皿10の名称とその数量とがディスプレイ16に表示される。そこで店員は、表示内容と積み重ねられたタグ付商品皿10とを見比べ、問題がなければ、書込みボタン28をオン操作する。そして、予め用意しておいた未使用の会計プレート12にRFIDリーダライタ29のアンテナを近づける。
これにより、会計プレート12に付与された会計用RFIDタグ13のRFIDがRFIDリーダライタ29によって読取られる。このRFIDは、会計用RFIDリスト30に存在しているので、RFIDリーダライタ29によって当該会計用RFIDタグ13のユーザエリアに、客IDメモリ32内の客IDと、オーダメモリ33内のメニューコード及び数量のオーダデータが非接触で書き込まれる。
会計プレート12は、客IDと、積み重ねられたタグ付商品皿10の価格別枚数に相当するオーダデータ(皿オーダデータ)とが書き込まれた後、客に渡される。客は、会計プレート12を持ってレジに向かう。
レジの会計担当者は、客から受取った会計プレート12をRFIDリーダライタ9のアンテナ部に載せた後、勘定キー55を操作入力する。そうすると、この会計プレート12の会計用RFIDタグ13に記憶された客IDと皿オーダデータとが読取られ、POS端末5に取り込まれる。
POS端末5においては、読取られた客IDで、オーダステーション2に対してオーダファイルデータの問合せが行われる。ただし、オーダステーション2には当該客IDが設定されかつ未処理のオーダファイルデータが存在していないので、オーダファイルデータの応答はない。そこで、POS端末5においては、会計用RFIDタグ13から読取った皿オーダデータのみに基づいて会計演算処理が実行される。
次に、回転飲食台に置かれたタグ付商品皿10の寿司以外のメニュー商品も店員に注文して食した客の会計までの流れについて説明する。客は、メニューには記載されているものの回転飲食台には置かれていない商品を食したい場合には、店員に注文する。
注文の申し出を受けた店員は、先ず、オーダエントリ用端末1のキーボード25を操作して、注文を申し出た客を特定するための客ID(例えばテーブル番号または座席番号)を入力する。次いで、キーボード25のメニューキー等を操作して、客が注文したメニュー商品のメニューコード,注文数量等のオーダデータを入力する。そして最後に伝送キーを操作する。
そうすると、オーダエントリ用端末1で入力された客IDとオーダデータとが無線伝送され、無線部3を介してオーダステーション2に取り込まれる。これにより、当該客IDが設定された未処理のオーダファイルデータが作成され、オーダファイル8に保存される。なお、追加オーダであり、既に同一の客IDが設定された未処理のオーダファイルデータがオーダファイル8に保存されている場合には、この未処理のオーダファイルデータに今回の追加オーダデータが追加される。
また、オーダステーション2では、客から注文を受けたメニュー商品の調理指示票が作成され、厨房端末4から印刷出力される。これにより、このメニュー商品が調理され、店員によって客に配膳される。なお、注文を受けたメニュー商品が、メニューコード8000〜8999が割り当てられている商品(寿司)の場合には、その商品の価格に該当する種類のタグ付商品皿10に盛られて配膳される。一方、他のメニューコードが割り当てられている商品の場合には、RFIDタグが付与されていない皿等に盛られて配膳される。
さて客は、寿司を食した後のタグ付商品皿10を積み重ねておく。そして、飲食を終えると、店員に会計を申し出る。
会計の申し出を受けた店員は、先ず、オーダエントリ用端末1のキーボード25を操作して、会計を申し出た客を特定するための客ID(例えばテーブル番号または座席番号)を入力する。このとき入力する客IDは、メニュー商品の注文を受けた際に入力した客IDと必ず一致させる。次いで、店員は、読込ボタン27をオン操作した後、積み重ねられたタグ付商品皿10にRFIDリーダライタ29のアンテナ部を近づける。
これにより、積み重ねられたタグ付商品皿10にそれぞれ付与されている商品用RFIDタグ11のユーザエリアのデータが一括して読取られる。すなわち、タグ付商品皿10の価格種類別に設定されているメニューコードが読取られる。そして、オーダメモリ33にてメニューコードとその数量が記憶される。このとき、同一のメニューコードが複数ある場合には、その数が累積される。
タグ付商品皿10にそれぞれ付与された商品用RFIDタグ11の読取りが終了すると、オーダメモリ33内のメニューコードに対応する名称、すなわちタグ付商品皿10の名称とその数量とがディスプレイ16に表示される。そこで店員は、表示内容と積み重ねられたタグ付商品皿10とを見比べ、問題がなければ、書込みボタン28をオン操作する。そして、予め用意しておいた未使用の会計プレート12にRFIDリーダライタ29のアンテナを近づける。
これにより、会計プレート12に付与された会計用RFIDタグ13のRFIDがRFIDリーダライタ29によって読取られる。このRFIDは、会計用RFIDリスト30に存在しているので、RFIDリーダライタ29によって当該会計用RFIDタグ13のユーザエリアに、客IDメモリ32内の客IDと、オーダメモリ33内のメニューコード及び数量のオーダデータが非接触で書き込まれる。
会計プレート12は、客IDと、積み重ねられたタグ付商品皿10の価格別枚数に相当するオーダデータ(皿オーダデータ)とが書き込まれた後、客に渡される。客は、会計プレート12を持ってレジに向かう。
レジの会計担当者は、客から受取った会計プレート12をRFIDリーダライタ9のアンテナ部に載せた後、勘定キー55を操作入力する。そうすると、この会計プレート12の会計用RFIDタグ13に記憶された客IDと皿オーダデータとが読取られ、POS端末5に取り込まれる。
POS端末5においては、読取られた客IDで、オーダステーション2に対してオーダファイルデータの問合せが行われる。この場合は、オーダステーション2には当該客IDが設定されかつ未処理のオーダファイルデータが存在しており、このオーダファイルデータが応答される。そこで、POS端末5においては、オーダステーション2から応答のあったオーダファイルデータ、つまりは客が店員に注文して入手し、食したメニュー商品のデータと、会計用RFIDタグ13から読取ったオーダデータ、つまりはタグ付商品皿10で提供されたメニュー商品のデータとに基づいて会計演算処理が実行される。
ここで本実施の形態では、オーダステーション2から応答のあったオーダファイルデータのうち、メニューコードが8000〜8999のデータが破棄される。メニューコードが8000〜8999のデータは、タグ付商品皿10に載せられて提供される。したがって、会計プレート12から読取ったオーダデータに既に含まれているので、破棄することによって、正確な会計演算を行うことができる。
このように本実施の形態によれば、RFIDタグが付与された商品と付与されていない商品とが混在している客の会計演算を、POS端末5で一括して処理することができる。このため、回転寿司店等で既に構築されているハンディターミナルを用いたRFIDタグシステムと、ファミリーレストラン等で既に構築されているハンディターミナルを用いた注文管理システムとを、一体化することができる。この場合において、POS端末5は共有化される上、ハンディターミナルも、本実施の形態のオーダエントリ用端末1とすることによって共有化されるので、コストを低減することができる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば前記実施の形態では、会計プレート12に付与された会計用RFIDタグ13にオーダエントリ用端末1から客IDとオーダデータとを書込み、POS端末5に接続されたRFIDリーダライタ9によって、上記会計用RFIDタグ13を読取るようにしたが、オーダエントリ用端末1とPOS端末との間で有線または無線によりデータを送受信できるよう構成することによって、会計を申し出た客の客IDとタグ付商品皿10のか格別数量データとを、会計プレート12を介することなくオーダエントリ用端末1からPOS端末5に供給するようにしてもよい。この場合、POS端末5に接続されるRFIDリーダライタ9を省略することができる。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
本発明の一実施の形態である飲食店精算システムの全体構成を示す模式図。 同実施の形態においてオーダステーションが管理するメニューマスタファイルのデータ構造を示す模式図。 同実施の形態においてオーダステーションが管理するオーダファイルに記憶される1客分のオーダファイルデータのデータ構造を示す模式図。 同実施の形態におけるオーダエントリ用端末の要部構成を示すブロック図。 同オーダエントリ用端末のRAMに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。 同オーダエントリ用端末のCPUが実行する主要な処理手順を示す流れ図。 図6におけるタグ読込み処理の前半部を具体的に示す流れ図。 同タグ読込み処理の後半部を具体的に示す流れ図。 同実施の形態におけるPOS端末の要部構成を示すブロック図。 同POS端末のRAMに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。 同POS端末のCPUが実行する勘定キー処理の要部手順を示す流れ図。
符号の説明
1…オーダエントリ用端末、2…オーダステーション、3…無線部、4…厨房端末、5…POS端末、7…メニューマスタファイル、8…オーダファイル、9…RFIDリーダライタ、10…タグ付商品皿、11…商品用RFIDタグ、12…会計プレート、13…会計用RFIDタグ。

Claims (3)

  1. 客を識別するための客IDを入力する客ID入力手段と、
    客が注文した商品の商品識別コード,注文数量等の商品注文データを入力する注文入力手段と、
    この注文入力手段を介して入力された商品注文データを、前記客ID入力手段により入力された客ID別に記憶管理するとともに前記客ID入力手段により入力された客IDをクリアする注文管理手段と、
    会計プレートにそれぞれ付与されている会計用RFIDタグの各RFIDが記録された会計用RFIDリストを記憶する記憶部と、
    前記客ID入力手段により前記客IDが入力された後にRFIDタグデータの読取りが指令されると、寄せ集められた複数の商品にそれぞれ付されている商品用RFIDタグのデータ及び前記会計プレートにそれぞれ付与されている前記会計用RFIDタグのRFIDを読取るタグ読取り手段と、
    このタグ読取り手段により読取られた複数の商品用RFIDタグのデータに基づいて前記寄せ集められた複数の商品の価格別数量を計数する計数手段と、
    前記タグ読取り手段により前記会計プレートの前記会計用RFIDタグから読み取られたRFIDが前記会計用RFIDリストに存在すると、当該会計プレートの会計用RFIDタグに対して、前記計数手段により計数された価格別数量のデータと前記RFIDタグデータの読取りが指令される前に前記客ID入力手段により入力された客IDとを出力する出力手段と、
    前記会計プレートに付与された前記会計用RFIDタグから前記価格別数量のデータと前記客IDとを読み取るプレート読取り手段と、
    前記注文管理手段により管理される客ID別の商品注文データのなかから、前記プレート読取り手段により前記会計プレートの前記会計用RFIDタグから読み取った前記客IDで識別される商品注文データを検出する注文データ検索手段と、
    この注文データ検索手段により検出した商品注文データと前記プレート読取り手段により前記会計プレートの前記会計用RFIDタグから読み取った前記価格別数量データとに基づいて会計演算処理を行う会計処理手段と、
    を具備したことを特徴とする飲食店精算システム。
  2. 前記注文データ検索手段により検出した商品注文データのなかから、前記商品用RFIDタグが付されている商品の注文データを破棄するデータ破棄手段をさらに備え、
    前記会計処理手段は、前記データ破棄手段により破棄された商品注文データ以外の商品注文データと前記プレート読取り手段により読み取った前記価格別数量データとに基づいて会計演算処理を行うことを特徴とする請求項1記載の飲食店精算システム。
  3. 前記客ID入力手段により入力される客IDは、客が着いたテーブルの識別番号であることを特徴とする請求項1記載の飲食店精算システム。
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