JP5092589B2 - 演奏クロック生成装置、データ再生装置、演奏クロック生成方法、データ再生方法およびプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の本実施形態に係るデータ再生装置1のハードウエアの構成を示すブロック図である。
実施形態における演奏クロック生成部102の演奏位置推定部1021は、他の方式で演奏位置を推定してもよい。例えば、ライブ楽音データに係るライブ演奏の音量レベルを検出し、その音量レベルの変化(例えば、急激に音量レベルが大きくなる部分)に基づいてビートを抽出し、ライブ演奏のBPM(Beats Per Minute)値を計算する。そして、BPM値とライブ演奏が開始されてから経過した時間とに基づいて、楽曲の演奏位置を推定すればよい。一方、信頼性指標については、BPM値を計算するときの精度、ビートの抽出の精度(例えば、音量レベルの変化から検出可能なアタック検出レベルなど)、BPM値の所定時間内の変動量や安定性などに基づいて生成すればよい。演奏位置推定部1021は、このようなビート検出手段としてもよい。
実施形態における演奏位置推定部1021の演奏位置の推定は、一定時間ごとに行なわれてもよいし、非定期で行なわれてもよい。非定期で行われる場合には、信頼性指標が示す正確性の程度が所定値より高くなった場合、低くなった場合、大きく変化した場合、推定演奏位置が所定量以上変化した場合、また、これらの条件によって所定時間以上推定が行われなかった場合など、どのような間隔で行なわれてもよい。
実施形態においては、演奏位置推定部1021は、1つの演奏位置を推定していたが、複数の演奏位置を推定するようにしてもよい。そして、演奏位置推定部1021は、複数の推定演奏位置の各々の正確性の程度を示す信頼性指標を生成し、複数の推定演奏位置と信頼性指標を示す推定演奏位置情報を対応付けて生成してもよい。このとき、信頼性指標が同じ推定演奏位置はまとめて対応付けてもよい。なお、推定演奏位置を所定の範囲で推定し、それぞれの信頼性指標を確率密度関数として示した推定演奏位置情報を生成してもよい。
演奏位置特定部1022における演奏位置の特定は、実施形態における態様に限られない。例えば、履歴データが示す演奏位置および特定演奏位置に対応する信頼性指標がともに正確性の程度が低いことを示している場合には、直前までに特定した演奏位置の変化量(テンポ)を維持しているとして、演奏位置を特定してもよい。また、過去の数点の特定演奏位置から各履歴データと類似性の高いデータを1つ選択して推定演奏位置と比較していたが、複数の履歴データを用いて推定演奏位置と比較してもよい。また、演奏位置について、推定演奏位置か履歴データが示す演奏位置のいずれかを選択して特定していたが、それぞれの信頼性指標が示す正確性の程度に基づいて、重み付けして平均をとることにより、加重平均された演奏位置を算出し、これを特定演奏位置としてもよい。
クロック生成部1024は、特定演奏位置を取得してから次に特定演奏位置を取得するまでの間は、直前までに取得した特定演奏位置の変化量に基づいて決定したテンポで演奏クロックを生成するようにしてもよい。また、本実施形態のような遅延部105を有するデータ再生装置1で用いられる場合には、遅延部105における遅延時間を利用し、次の特定演奏位置を取得してから、その時点までの演奏クロックを生成してもよい。このようにすれば、テンポの変動があっても、テンポが滑らかに変化したとして演奏クロックを生成することもできる。
実施形態においては、履歴更新部1023は、特定演奏位置情報が示す特定演奏位置と信頼性指標とを経過時間に対応付けた履歴データを生成して、履歴データベースに登録していたが、推定演奏位置情報が示す推定演奏位置と信頼性指標とを経過時間に対応付けた履歴データとしてもよいし、両者を対応させた履歴データを生成してもよい。また、履歴データは、楽曲の全体の履歴を示すものでなくてもよく、例えば、信頼性指標が示す正確性の程度が高い部分だけを抜き出したデータとしてもよい。また、楽曲の終了時に、信頼性指標が示す正確性の程度の楽曲全体の平均が所定値以上であったときに履歴データを履歴データベースに登録するようにしてもよい。
実施形態の構成に加えて、図6に示すように、ライブ演奏に係る情報である補助情報を取得し、これを利用して演奏クロックを生成するようにしてもよい。ここで、補助情報とは、例えば、ライブ演奏の開始時刻、停止時刻、演奏位置が大きく変化することを示すジャンプ情報、大まかな演奏位置を示す演奏位置情報等、ライブ楽音データに係るライブ演奏の演奏シーケンスを示す情報であってもよいし、楽曲情報のように、楽曲を特定する情報、楽曲の分野などの種別情報、演奏パート構成の情報、演奏者の情報などの楽曲の内容に関する情報であってもよい。そして、図7のように、演奏位置特定部1022、履歴更新部1023またはクロック生成部1024に補助情報が入力されるようにしてもよい。
実施形態におけるクロック生成部1024は、生成する演奏クロックの正確性の程度を示す信頼性情報を生成して、演奏クロックとともに出力してもよい。このようにすると、図8に示すように、総合演奏クロック生成部107を用いて、以下に説明するような構成とすることができる。総合演奏クロック生成部107は、図9に示すように、実施形態における演奏クロック生成部102に信頼性情報を生成することができる演奏クロック生成部102−A、102−B、102−Cを有する。
実施形態においては、歌詞データは、楽曲の歌詞を示すテキストデータと当該テキストデータの各テキストの表示タイミングを示すデータとを有するシーケンスデータであったが、楽曲の歌詞をリファレンス楽音データと時間同期して再生できるようにしたタイムコードの付された映像データであってもよい。また、歌詞データではなく、他のシーケンスデータ、例えば、AUX(Auxiliary)端子などに接続される外部の装置を制御する信号とその制御のタイミングを示すデータを有するシーケンスデータや、MIDIデータのように楽音の発音を示すシーケンスデータであってもよい。この場合は、データ再生装置1は、これらのデータを読み出すことができるように演奏クロックを変換する変換部、AUX端子などの制御信号出力部、MIDIデータを再生する音源部などを具備するようにすればよい。
実施形態においては、通信部17は、有線、無線などによって、データを受信するチューナなどの通信手段であって、ライブ映像データ、ライブ楽音データ、楽曲情報などを受信していたが、図1に破線で示したように、データ入力部20を設けて、これらのデータがデータ入力部20から入力されるようにしてもよい。例えば、これらのデータが、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録メディアに記録されたデータであれば、データ入力部は、DVDに記録されたデータを読み取れる光学ドライブであればよい。このようにしても、実施形態と同様な効果を得ることができる。
実施形態においては、入力される情報にライブ映像データが含まれていたが、入力されるデータには映像データが含まれなくてもよい。この場合は、図10に示すように、映像合成部106を用いずに、データ処理部104は、歌詞映像データをそのまま表示部15へ出力するようにすればよい。このように、入力される情報には映像データを含む必要はなく、オーディオデータが含まれていればよいから、例えば、携帯オーディオから出力される音声データ、ラジオ放送など、様々な装置からのデータ入力に対応できる。この場合、通信部17をそれぞれのデータ入力に対応した通信手段とすればよい。
実施形態においては、演奏クロック生成部102は、ライブ楽音データに基づいて演奏クロックを生成していたが、ライブ映像データに基づいて演奏クロックを生成してもよい。この場合も、ライブ楽音データのときと同様にして、所定のアルゴリズムおよび履歴データベースを用いてライブ映像データを解析した結果に基づいて、演奏クロックを生成するようにすればよい。ライブ映像データを解析するアルゴリズムの一例としては、ライブ映像に係るライブ映像と、楽曲の進行における映像の見本となるリファレンス映像データとを比較することにより、実施形態において説明したDPマッチングを行い、演奏位置を推定すればよい。この際、映像の一部分の特徴、例えば歌唱者の唇付近を抽出して、その動きの特徴量を比較してもよい。このように、演奏クロック生成部102は、楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化するデータであれば、どのようなデータに基づいても、所定のアルゴリズムで解析して、その結果に基づいて演奏クロックを生成することができる。
実施形態における履歴データベースについては、データ再生装置1と通信可能なサーバに記憶させておいてもよい。この場合には、演奏クロック生成部102の演奏位置特定部1022は、通信部17を介してサーバと通信し、履歴データベースを用いればよい。同様にして、履歴更新部1023は、通信部17を介してサーバと通信し、履歴データベースを更新すればよい。さらに履歴更新部1023についても、サーバにその機能を持たせるようにしてもよい。この場合には、演奏位置特定部1022は、通信部17を介してサーバと通信し、特定演奏位置情報を送信するようにすればよい。このように、履歴データベースをサーバが記憶することで、大量の履歴データを履歴データベースに登録することができるから、データ再生装置1は大量の記憶容量の記憶部を用いなくてもよい。また、履歴更新部1023の機能をサーバに持たせることにより、複雑な処理を行って履歴データベースの更新を行うこともでき、データ再生装置1は、高度な処理能力を有するCPUを用いなくてもよい。
Claims (15)
- 楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化する楽曲関連データを取得するデータ取得手段と、
時刻の進行に応じて変化する前記楽曲の演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す履歴データを有する履歴データベースを記憶する記憶手段と、
演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す特定演奏位置情報を取得し、所定のアルゴリズムを用いて前記データ取得手段が取得した楽曲関連データを解析した結果と、当該取得した特定演奏位置情報とに基づいて前記楽曲の演奏位置を推定し、当該推定した演奏位置と信頼性指標とを示す推定演奏位置情報を生成する演奏位置推定手段と、
前記推定演奏位置情報と、前記履歴データベースとに基づいて前記楽曲の演奏位置を特定し、当該特定した演奏位置と信頼性指標を示す演奏位置情報を前記特定演奏位置情報として生成する演奏位置特定手段と、
前記推定演奏位置情報および前記特定演奏位置情報の少なくともいずれか一方に基づいて、前記履歴データベースの内容を更新する更新手段と、
前記特定演奏位置情報が示す演奏位置に基づいて、前記楽曲の演奏位置に対応した時刻を示す演奏クロックを生成するクロック生成手段と
を具備することを特徴とする演奏クロック生成装置。 - 楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化する楽曲関連データを取得するデータ取得手段と、
時刻の進行に応じて変化する前記楽曲の演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す履歴データを有する履歴データベースを記憶するサーバと通信を行う通信手段と、
演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す特定演奏位置情報を取得し、所定のアルゴリズムを用いて前記データ取得手段が取得した楽曲関連データを解析した結果と、当該取得した特定演奏位置情報とに基づいて前記楽曲の演奏位置を推定し、当該推定した演奏位置と信頼性指標とを示す推定演奏位置情報を生成する演奏位置推定手段と、
前記推定演奏位置情報と、前記履歴データベースとに基づいて前記楽曲の演奏位置を特定し、当該特定した演奏位置と信頼性指標を示す演奏位置情報を前記特定演奏位置情報として生成する演奏位置特定手段と、
前記推定演奏位置情報および前記特定演奏位置情報の少なくともいずれか一方に基づいて、前記履歴データベースの内容を更新する更新手段と、
前記特定演奏位置情報が示す演奏位置に基づいて、前記楽曲の演奏位置に対応した時刻を示す演奏クロックを生成するクロック生成手段と
を具備することを特徴とする演奏クロック生成装置。 - 前記更新手段は、前記履歴データベースが有する履歴データのうち、前記特定演奏位置情報が示す演奏位置の時刻の進行に応じた変化の態様と一致の程度を示す一致度が所定値以上となる履歴データが存在する場合には、当該履歴データの信頼性指標を前記一致度に基づいて修正し、前記一致度が所定値以上となる履歴データが存在しない場合には、前記特定演奏位置情報が示す演奏位置と信頼性指標との時刻の進行に応じた変化を履歴データとして前記履歴データベースに登録する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の演奏クロック生成装置。 - 前記楽曲の内容に関する情報を示す補助情報を取得する補助情報取得手段をさらに具備し、
前記履歴データベースは、演奏位置と信頼性指標とに対して補助情報を対応付けた履歴データを有し、
前記更新手段は、前記推定演奏位置情報および前記特定演奏位置情報の少なくともいずれか一方と、前記補助情報取得手段が取得した補助情報とに基づいて、前記履歴データベースの内容を更新する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の演奏クロック生成装置。 - 楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化する楽曲関連データを取得するデータ取得手段と、
時刻の進行に応じて変化する前記楽曲の演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す履歴データを有する履歴データベースを記憶するサーバと通信を行う通信手段と、
演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す特定演奏位置情報を取得し、所定のアルゴリズムを用いて前記データ取得手段が取得した楽曲関連データを解析した結果と、当該取得した特定演奏位置情報とに基づいて前記楽曲の演奏位置を推定し、当該推定した演奏位置と信頼性指標とを示す推定演奏位置情報を生成する演奏位置推定手段と、
前記推定演奏位置情報と、前記履歴データベースとに基づいて前記楽曲の演奏位置を特定し、当該特定した演奏位置と信頼性指標を示す演奏位置情報を前記特定演奏位置情報として生成する演奏位置特定手段と、
前記推定演奏位置情報および前記特定演奏位置情報の少なくともいずれか一方を前記サーバに送信する送信手段と、
前記特定演奏位置情報が示す演奏位置に基づいて、前記楽曲の演奏位置に対応した時刻を示す演奏クロックを生成するクロック生成手段と
を具備することを特徴とする演奏クロック生成装置。 - 前記演奏位置推定手段は、演奏位置と信頼性指標との組を複数示す推定演奏位置情報を生成する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の演奏クロック生成装置。 - 前記演奏位置推定手段は、演奏位置を所定範囲で推定し、信頼性指標を当該所定範囲の正確性の程度の分布とする
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の演奏クロック生成装置。 - 前記演奏位置特定手段は、前記推定演奏位置情報が示す演奏位置の時刻の進行に応じた変化の態様に基づいて、前記履歴データベースが有する履歴データを選択し、当該選択した履歴データが示す演奏位置に基づいて前記特定演奏位置情報を生成する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の演奏クロック生成装置。 - 前記クロック生成手段は、前記演奏クロックを生成するとともに、前記特定演奏位置情報が示す信頼性指標に基づいて、前記演奏クロックの正確性の程度を示す信頼性情報を生成する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の演奏クロック生成装置。 - 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の演奏クロック生成装置と、
データ各部についての時刻を規定する時刻情報を有した同期データを記憶する記憶手段と、
前記クロック生成手段によって生成された演奏クロックと前記時刻情報の対応関係に基づいて、前記記憶手段から前記同期データを読み出すデータ読出手段と、
前記データ取得手段が取得した楽曲関連データを所定量遅延させる遅延手段と
を具備することを特徴とするデータ再生装置。 - 請求項9に記載の演奏クロック生成装置を複数具備し、
前記複数の演奏クロック生成装置のクロック生成手段によって生成された演奏クロックと信頼性情報とに基づいて、1の演奏クロックを生成するクロック調整手段と、
データ各部についての時刻を規定する時刻情報を有した同期データを記憶する記憶手段と、
前記クロック生成手段によって生成された演奏クロックと前記時刻情報の対応関係に基づいて、前記記憶手段から前記同期データを読み出すデータ読出手段と、
外部から供給される複数トラックを有する楽曲関連データを所定量遅延させる遅延手段と
を具備し、
前記演奏クロック生成装置のデータ取得手段は、前記外部から供給される楽曲関連データの1のトラックを取得し、
各々の前記演奏クロック生成装置のデータ取得手段は、互いに異なるトラックを取得する
ことを特徴とするデータ再生装置。 - 楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化する楽曲関連データを取得するデータ取得過程と、
演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す特定演奏位置情報を取得し、所定のアルゴリズムを用いて前記データ取得過程において取得した楽曲関連データを解析した結果と、当該取得した特定演奏位置情報とに基づいて前記楽曲の演奏位置を推定し、当該推定した演奏位置と信頼性指標とを示す推定演奏位置情報を生成する演奏位置推定過程と、
時刻の進行に応じて変化する前記楽曲の演奏位置と信頼性指標とを示す履歴データを有する履歴データベースを取得し、前記推定演奏位置情報と当該取得した履歴データベースとに基づいて前記楽曲の演奏位置を特定し、当該特定した演奏位置と信頼性指標を示す演奏位置情報を前記特定演奏位置情報として生成する演奏位置特定過程と、
前記推定演奏位置情報および前記特定演奏位置情報の少なくともいずれか一方に基づいて、前記履歴データベースの内容を更新する更新過程と、
前記特定演奏位置情報が示す演奏位置に基づいて、前記楽曲の演奏位置に対応した時刻を示す演奏クロックを生成するクロック生成過程と
を備えることを特徴とする演奏クロック生成方法。 - 楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化する楽曲関連データを取得するデータ取得過程と、
演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す特定演奏位置情報を取得し、所定のアルゴリズムを用いて前記データ取得過程において取得した楽曲関連データを解析した結果と、当該取得した特定演奏位置情報とに基づいて前記楽曲の演奏位置を推定し、当該推定した演奏位置と信頼性指標とを示す推定演奏位置情報を生成する演奏位置推定過程と、
時刻の進行に応じて変化する前記楽曲の演奏位置と信頼性指標とを示す履歴データを有する履歴データベースを取得し、前記推定演奏位置情報と当該取得した履歴データベースとに基づいて前記楽曲の演奏位置を特定し、当該特定した演奏位置と信頼性指標を示す演奏位置情報を前記特定演奏位置情報として生成する演奏位置特定過程と、
前記推定演奏位置情報および前記特定演奏位置情報の少なくともいずれか一方に基づいて、前記履歴データベースの内容を更新する更新過程と、
前記特定演奏位置情報が示す演奏位置に基づいて、前記楽曲の演奏位置に対応した時刻を示す演奏クロックを生成するクロック生成過程と、
データ各部についての時刻を規定する時刻情報を有した同期データを記憶する記憶手段から、前記クロック生成過程によって生成された演奏クロックと前記時刻情報の対応関係に基づいて、前記同期データを読み出すデータ読出過程と、
前記データ取得過程において取得した楽曲関連データを所定量遅延させる遅延過程と
を具備することを特徴とするデータ再生方法。 - コンピュータに、
楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化する楽曲関連データを取得するデータ取得機能と、
演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す特定演奏位置情報を取得し、所定のアルゴリズムを用いて前記データ取得機能によって取得した楽曲関連データを解析した結果と、当該取得した特定演奏位置情報とに基づいて前記楽曲の演奏位置を推定し、当該推定した演奏位置と信頼性指標とを示す推定演奏位置情報を生成する演奏位置推定機能と、
時刻の進行に応じて変化する前記楽曲の演奏位置と信頼性指標とを示す履歴データを有する履歴データベースを取得し、前記推定演奏位置情報と当該取得した履歴データベースとに基づいて前記楽曲の演奏位置を特定し、当該特定した演奏位置と信頼性指標を示す演奏位置情報を前記特定演奏位置情報として生成する演奏位置特定機能と、
前記推定演奏位置情報および前記特定演奏位置情報の少なくともいずれか一方に基づいて、前記履歴データベースの内容を更新する更新機能と、
前記特定演奏位置情報が示す演奏位置に基づいて、前記楽曲の演奏位置に対応した時刻を示す演奏クロックを生成するクロック生成機能と
を実現させるためのプログラム。 - コンピュータに、
楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化する楽曲関連データを取得するデータ取得機能と、
演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す特定演奏位置情報を取得し、所定のアルゴリズムを用いて前記データ取得機能によって取得した楽曲関連データを解析した結果と、当該取得した特定演奏位置情報とに基づいて前記楽曲の演奏位置を推定し、当該推定した演奏位置と信頼性指標とを示す推定演奏位置情報を生成する演奏位置推定機能と、
時刻の進行に応じて変化する前記楽曲の演奏位置と信頼性指標とを示す履歴データを有する履歴データベースを取得し、前記推定演奏位置情報と当該取得した履歴データベースとに基づいて前記楽曲の演奏位置を特定し、当該特定した演奏位置と信頼性指標を示す演奏位置情報を前記特定演奏位置情報として生成する演奏位置特定機能と、
前記推定演奏位置情報および前記特定演奏位置情報の少なくともいずれか一方に基づいて、前記履歴データベースの内容を更新する更新機能と、
前記特定演奏位置情報が示す演奏位置に基づいて、前記楽曲の演奏位置に対応した時刻を示す演奏クロックを生成するクロック生成機能と、
データ各部についての時刻を規定する時刻情報を有した同期データを記憶する記憶手段から、前記クロック生成機能によって生成された演奏クロックと前記時刻情報の対応関係に基づいて、前記同期データを読み出すデータ読出機能と、
前記データ取得機能において取得した楽曲関連データを所定量遅延させる遅延機能と
を実現させるためのプログラム。
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