JP5672960B2 - 音響処理装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1実施形態に係る音響処理装置100のブロック図である。音響処理装置100は、楽曲の楽音の再生と楽曲の歌詞の表示とを並列に実行するカラオケ装置として好適に利用される。図1に示すように、音響処理装置100には、表示装置12と収音装置14と放音装置16と入力装置18と信号供給装置20とが接続される。
候補特定部74は、基準位置L0から探索平面内の各解析点La(M行×N列)までの類否指標値C[m,n]の累積値D[m,n]に応じて、基準位置L0を始点とする複数の候補経路PCを特定する。具体的には、第1軸XAおよび第2軸XBの何れの方向にも時間的に遡及しないという条件(単調性)と解析点Laを飛越えないという条件(連続性)とのもとで類否指標値C[m,n]の累積値D[m,n]が最小となるように候補特定部74は複数の候補経路PCを特定する。
d[m-1,n]=D[m-1,n]+ωv・C[m,n] ……(1a)
d[m,n-1]=D[m,n-1]+ωh・C[m,n] ……(1b)
d[m-1,n-1]=D[m-1,n-1]+ωd・C[m,n] ……(1c)
D[m,n]=min{d[m-1,n],d[m,n-1]d[m-1,n-1]} ……(2)
図6は、経路確定部76が実行する処理S13の説明図である。図6に示すように、処理S13は、除外処理S20と確定処理S30とを含んで構成される。除外処理S20(S21〜S23)は、候補特定部74が特定した複数の候補経路PCのうち確定経路PFとして選択される可能性が低い候補経路PCを確定経路PFの候補から除外する処理である。確定処理S30は、除外処理S20の実行後に残存する複数の候補経路PCから1個の確定経路PFを確定する処理(S31〜S34)である。除外処理S20は、第1処理S21と第2処理S22と第3処理S23とを含んで構成される。
本発明の第2実施形態を以下に説明する。なお、以下に例示する各形態において作用や機能が第1実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
第2実施形態では確定経路PFのうち不適正な検出点PR[k]が除外される。したがって、確定経路PF上のK個の検出点PR[1]〜PR[K]のうち適正と判定された検出点PR[k]についてのみ単位区間FA[m]と単位区間FB[n]との対応が情報処理部58に通知される。すなわち、単位区間FA[m]と単位区間FB[n]との対応が時間的に飛び飛びに通知される。以上の事情を考慮して、第3実施形態の情報処理部58は、同期解析情報Rの各単位情報r[g](g=1〜G)を補間して歌詞情報DLの処理の進行速度を可変に設定する。
RV=VB/VA=(pB2−pB1)/(pA2−pA1) ……(3)
RV[t]=β・RV[t-1]+(1−β)・RV0 ……(4)
以上の形態には様々な変形が加えられる。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は併合され得る。
音響信号SAの再生位置は入力装置18に対する利用者からの指示に応じて変更され得る。図16に示すように音響信号SAの全区間(時間長λA)のうち始点から比率α(%)の時点tAに音響信号SAの再生位置が変更された場合、同期解析部66は、音響信号SBの全区間(時間長λB)のうち始点から比率αの時間(α・λB)が経過した時点tBを特定し、音響信号SAの時点tAと音響信号SBの時点tBとに対応する探索平面内の位置を基準位置L0として図3の同期解析処理(指標値行列σの算定,複数の候補経路PCの特定,確定経路PFの選択)を開始する。音響信号SAの再生位置の変更前の既存の指標値行列σや確定経路PFは消去される。
第2実施形態において確定経路PF上の各検出点PRについて適否を判定する方法は前述の例示に限定されない。例えば、確定経路PFにおける近傍の検出点PR[k]の系列から極端に乖離した選択検出点PR_SEL(例えば直前の検出点PR[k-1]と直後の検出点PR[k+1]との平均の地点から過度に離間した選択検出点PR_SEL)を不適正な検出点PR[k]として除外する構成や、確定経路PFを平滑化した曲線(例えば移動平均の軌跡)から過度に離間した選択検出点PR_SELを不適正な検出点PR[k]として除外する構成も採用され得る。
音響信号SAの再生に同期して表示装置12に表示させる情報は歌詞に限定されない。例えば、楽曲の楽譜(例えばコード譜やタブ譜)を時系列に指定する楽譜情報を、音響信号SAの再生に同期して情報処理部58が処理することで表示装置12に楽譜を表示させる構成が採用され得る。楽曲に関連する画像(例えばカラオケの背景画像)を時系列に指定する画像情報を、音響信号SAの再生に同期して情報処理部58が処理することで表示装置12に画像を表示させる構成も好適である。
以上の各形態では信号生成部52が楽音情報DNから音響信号SBを生成したが、同期解析用の音響信号SBを楽音情報DNの代わりに(または楽音情報DNとともに)記憶装置34に格納した構成も採用される。音響信号SBを記憶装置34に格納した構成では信号生成部52が省略され、記憶装置34内の音響信号SBから第2特徴抽出部64が単位区間FB[n]毎に特徴量ΨBを算定する。ただし、信号生成部52を具備する構成によれば、カラオケ用に作成された既存の楽曲情報D0の楽音情報DNを同期解析処理に流用できるという利点や、音響信号SBを記憶装置34に格納する構成と比較して記憶装置34に必要な容量が削減されるという利点がある。
以上の各形態では楽音情報DNを音響信号SAとの同期の解析のみに利用する構成を例示したが、楽音情報DNに応じた音響信号SBを音響信号SAとともに再生する構成も採用され得る。例えば、ガイドメロディを示す楽音情報DNから音響信号SBを生成して音響信号SAとともに再生すれば、利用者による歌唱や演奏の練習を支援することが可能である。
第1特徴抽出部62が抽出する特徴量ΨAや第2特徴抽出部64が抽出する特徴量ΨBはクロマベクトルに限定されない。例えば、音響信号SAや音響信号SBのピッチを特徴量(ΨA,ΨB)として抽出する構成も採用され得る。以上の例示から理解されるように、特徴量(ΨA,ΨB)は、音響信号SAと音響信号SBとの音楽的な類否の判定に適用され得る数値として包括される。
以上の形態では、音響信号SAと音響信号SBとの対応を解析した結果を利用して歌詞情報DLの処理の進行速度を制御したが、同期解析処理の結果(同期解析情報R)を利用して音響信号SAと音響信号SBとを同期させる構成も採用され得る。具体的には、音響信号SAの単位区間FA[m]と音響信号SBの単位区間FB[n]との対応を示す同期解析情報Rを前述の各形態と同様の方法で生成し、情報処理部の代わりに設置された同期処理部(図示略)が、音響信号SAと音響信号SBとにおいて音楽的に対応する時点が時間軸上で合致するように、同期解析情報Rに応じて音響信号SBの各区間を音響信号SAに対して時間軸上で伸縮する。以上に説明したように、同期解析処理の結果を制御情報(歌詞情報DL)の処理に適用する構成は本発明において省略され得る。
Claims (3)
- 楽曲の楽音を示す第1音響信号の特徴量を第1単位区間毎に順次に生成する第1特徴抽出手段と、
楽曲に関連する情報を時系列に指定する制御情報で指定される当該情報の時系列に同期する楽音を示す第2音響信号の特徴量を第2単位区間毎に順次に生成する第2特徴抽出手段と、
前記第1音響信号を再生する再生制御手段と、
前記第1単位区間と前記第2単位区間との組合せ毎に算定されて前記特徴量の類否を示す類否指標値に応じて、前記第1単位区間と前記第2単位区間との対応を示す同期解析情報を、前記第1音響信号の再生の進行とともに順次に生成する同期解析手段と、
前記第1音響信号の再生と前記制御情報の処理とが相互に同期するように前記同期解析情報に応じて前記制御情報を順次に処理する情報処理手段と
を具備し、
前記同期解析手段は、
前記第1音響信号を示す第1軸と前記第1軸に交差して前記第2音響信号を示す第2軸とで規定される探索平面において前記第1単位区間と前記第2単位区間との各組合せに対応する解析点毎に前記類否指標値を算定する指標算定手段と、
前記類否指標値に応じて前記各解析点を相互に連結することで前記探索平面に複数の候補経路を特定する候補特定手段と、
前記複数の候補経路から確定経路を選択するとともに当該確定経路に応じた前記同期解析情報を生成する経路確定手段とを含み、
前記候補特定手段は、前記探索平面内の基準位置から前記各解析点までの前記類否指標値の累積値に応じて前記複数の候補経路を特定し、
前記経路確定手段は、前記基準位置から前記第1軸の方向に第1時間が経過した時点を通過する基準線を前記探索平面に設定し、前記複数の候補経路のうち前記基準線との交点に対応する解析点までの前記累積値が最大の類似を示す候補経路において、前記基準位置から前記第1軸の方向に前記第1時間よりも短い第2時間の区間を前記確定経路として確定する
音響処理装置。 - 楽曲の楽音を示す第1音響信号の特徴量を第1単位区間毎に順次に生成する第1特徴抽出手段と、
楽曲に関連する情報を時系列に指定する制御情報で指定される当該情報の時系列に同期する楽音を示す第2音響信号の特徴量を第2単位区間毎に順次に生成する第2特徴抽出手段と、
前記第1音響信号を再生する再生制御手段と、
前記第1単位区間と前記第2単位区間との組合せ毎に算定されて前記特徴量の類否を示す類否指標値に応じて、前記第1単位区間と前記第2単位区間との対応を示す同期解析情報を、前記第1音響信号の再生の進行とともに順次に生成する同期解析手段と、
前記第1音響信号の再生と前記制御情報の処理とが相互に同期するように前記同期解析情報に応じて前記制御情報を順次に処理する情報処理手段と
を具備し、
前記同期解析手段は、
前記第1音響信号を示す第1軸と前記第1軸に交差して前記第2音響信号を示す第2軸とで規定される探索平面において前記第1単位区間と前記第2単位区間との各組合せに対応する解析点毎に前記類否指標値を算定する指標算定手段と、
前記類否指標値に応じて前記各解析点を相互に連結することで前記探索平面に複数の候補経路を特定する候補特定手段と、
前記複数の候補経路から確定経路を選択するとともに、前記確定経路上の各解析点について適否を判定し、適当と判定した前記各解析点に対応する前記第1単位区間と前記第2単位区間とを示す前記同期解析情報を生成する経路確定手段とを含む
音響処理装置。 - 前記情報処理手段は、前記第1音響信号の再生位置から所定時間が経過した時点に対応する前記制御情報の目標処理位置を前記同期解析情報に応じて特定し、前記制御情報の処理位置から前記目標処理位置までの時間と前記所定時間との比率に応じて前記第1音響信号の再生速度に対する前記制御情報の処理の進行速度を決定する
請求項1または請求項2の音響処理装置。
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