JP5012269B2 - 演奏クロック生成装置、データ再生装置、演奏クロック生成方法、データ再生方法およびプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の本実施形態に係るデータ再生装置1のハードウエアの構成を示すブロック図である。
実施形態における演奏クロック生成部102の特徴量抽出部1021は、他の方式で特徴量を抽出してもよい。例えば、ライブ楽音データに係るライブ演奏の音量レベルを検出し、その音量レベルの変化(例えば、急激に音量レベルが大きくなる部分)に基づいてビートを抽出し、ライブ演奏のBPM値を計算する。そして、計算したBPM値からBPM値の変化量、変化率など特徴量とした特徴量データを生成すればよい。
実施形態における演奏位置検出部1022の演奏位置の検出は、一定時間ごとに行なわれてもよいし、非定期で行なわれてもよい。非定期で行われる場合には、信頼性指標が示す正確性の程度が所定値より高くなった場合、低くなった場合、大きく変化した場合、演奏位置が所定量以上変化した場合、また、これらの条件によって所定時間以上検出が行われなかった場合など、どのような間隔で行なわれてもよい。
実施形態においては、演奏位置検出部1022は、1つの演奏位置を推定していたが、複数の演奏位置を推定するようにしてもよい。そして、演奏位置検出部1022は、複数の演奏位置の各々の正確性の程度を示す信頼性指標を生成し、複数の演奏位置と信頼性指標を示す演奏位置情報を対応付けて生成してもよい。このとき、信頼性指標が同じ演奏位置はまとめて対応付けてもよい。なお、演奏位置を所定の範囲で推定し、それぞれの信頼性指標を確率密度関数として示した演奏位置情報を生成してもよい。
参照データ生成部1023は、演奏位置情報が示す演奏位置の過去の数点から各履歴データと類似性の高いデータを1つ選択し、当該選択した履歴データに基づいて参照データを生成していたが、複数の履歴データに基づいて参照データを生成してもよい。この場合、参照データは、1の経過時間に対応して演奏位置を複数有するようにし、これらの演奏位置に対応して信頼性指標を持たせるようにすればよい。すなわち、参照データは、1の経過時間に対して、複数の特徴量、複数の演奏位置、複数の信頼性指標を対として記録するデータとなるである。
クロック生成部1025は、演奏位置を取得してから次に演奏位置を取得するまでの間は、直前までに取得した演奏位置の変化量に基づいて決定したテンポで演奏クロックを生成するようにしてもよい。また、本実施形態のような遅延部105を有するデータ再生装置1で用いられる場合には、遅延部105における遅延時間を利用し、次の演奏位置を取得してから、その時点までの演奏クロックを生成してもよい。このようにすれば、テンポの変動があっても、テンポが滑らかに変化したとして演奏クロックを生成することもできる。
実施形態においては、履歴更新部1024が生成する履歴データは、楽曲の全体の履歴を示すものであったが、信頼性指標が示す正確性の程度が高い部分だけを抜き出したデータとしてもよい。また、楽曲の終了時に、信頼性指標が示す正確性の程度の楽曲全体の平均が所定値以上であったときに履歴データを履歴データベースに登録するようにしてもよい。
実施形態の構成に加えて、図6に示すように、ライブ演奏に係る情報である補助情報を取得し、これを利用して演奏クロックを生成するようにしてもよい。ここで、補助情報とは、例えば、ライブ演奏の開始時刻、停止時刻、演奏位置が大きく変化することを示すジャンプ情報、大まかな演奏位置を示す演奏位置情報等、ライブ楽音データに係るライブ演奏の演奏シーケンスを示す情報であってもよいし、楽曲情報のように、楽曲を特定する情報、楽曲の分野などの種別情報、演奏パート構成の情報、演奏者の情報などの楽曲の内容に関する情報であってもよい。そして、演奏クロック生成部102に補助情報が入力されるようにすればよい。
実施形態におけるクロック生成部1025は、生成する演奏クロックの正確性の程度を示す信頼性情報を生成して、演奏クロックとともに出力してもよい。このようにすると、図7に示すように、総合演奏クロック生成部107を用いて、以下に説明するような構成とすることができる。総合演奏クロック生成部107は、図8に示すように、実施形態における演奏クロック生成部102に信頼性情報を生成することができる演奏クロック生成部102−A、102−B、102−Cを有する。
実施形態においては、歌詞データは、楽曲の歌詞を示すテキストデータと当該テキストデータの各テキストの表示タイミングを示すデータとを有するシーケンスデータであったが、楽曲の歌詞をリファレンス楽音データと時間同期して再生できるようにしたタイムコードの付された映像データであってもよい。また、歌詞データではなく、他のシーケンスデータ、例えば、AUX(Auxiliary)端子などに接続される外部の装置を制御する信号とその制御のタイミングを示すデータを有するシーケンスデータや、MIDIデータのように楽音の発音を示すシーケンスデータであってもよい。この場合は、データ再生装置1は、これらのデータを読み出すことができるように演奏クロックを変換する変換部、AUX端子などの制御信号出力部、MIDIデータを再生する音源部などを具備するようにすればよい。
実施形態においては、通信部17は、有線、無線などによって、データを受信するチューナなどの通信手段であって、ライブ映像データ、ライブ楽音データ、楽曲情報データなどを受信していたが、図1に破線で示したように、データ入力部20を設けて、これらのデータがデータ入力部20から入力されるようにしてもよい。例えば、これらのデータが、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録メディアに記録されたデータであれば、データ入力部は、DVDに記録されたデータを読み取れる光学ドライブであればよい。このようにしても、実施形態と同様な効果を得ることができる。
実施形態においては、入力される情報にライブ映像データが含まれていたが、入力されるデータには映像データが含まれなくてもよい。この場合は、図9に示すように、映像合成部106を用いずに、データ処理部104は、歌詞映像データをそのまま表示部15へ出力するようにすればよい。このように、入力される情報には映像データを含む必要はなく、オーディオデータが含まれていればよいから、例えば、携帯オーディオから出力される音声データ、ラジオ放送など、様々な装置からのデータ入力に対応できる。この場合、通信部17をそれぞれのデータ入力に対応した通信手段とすればよい。
実施形態においては、演奏クロック生成部102は、ライブ楽音データに基づいて演奏クロックを生成していたが、ライブ映像データに基づいて演奏クロックを生成してもよい。この場合も、ライブ楽音データのときと同様にして、所定のアルゴリズムおよび履歴データベースを用いてライブ映像データを解析した結果に基づいて、演奏クロックを生成するようにすればよい。ライブ映像データを解析するアルゴリズムの一例としては、ライブ映像に係るライブ映像と、楽曲の進行における映像の特徴量を示す参照データとを比較することにより、演奏位置を検出すればよい。この際、映像の一部分の特徴、例えば歌唱者の唇付近を抽出して、その動きの特徴量を比較してもよい。このように、演奏クロック生成部102は、楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化するデータであれば、どのようなデータに基づいても、所定のアルゴリズムで解析して、その結果に基づいて演奏クロックを生成することができる。
実施形態における履歴データベースについては、データ再生装置1と通信可能なサーバに記憶させておいてもよい。この場合には、演奏クロック生成部102の参照データ生成部1023は、通信部17を介してサーバと通信し、履歴データベースを用いればよい。同様にして、履歴更新部1024は、通信部17を介してサーバと通信し、履歴データベースを更新すればよい。さらに履歴更新部1024についても、サーバにその機能を持たせるようにしてもよい。この場合には、特徴量抽出部1021および演奏位置検出部1022は、通信部17を介してサーバと通信し、特徴量データおよび演奏位置情報を送信するようにすればよい。このように、履歴データベースをサーバが記憶することで、大量の履歴データを履歴データベースに登録することができるから、データ再生装置1は大量の記憶容量の記憶部を用いなくてもよい。また、履歴更新部1024の機能をサーバに持たせることにより、複雑な処理を行って履歴データベースの更新を行うこともでき、データ再生装置1は、高度な処理能力を有するCPUを用いなくてもよい。なお、同様にして参照データ生成部1023の機能についてもサーバに持たせてもよい。この場合は、演奏位置検出部1022は、参照データをサーバから取得すればよい。
Claims (15)
- 楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化する楽曲関連データを取得するデータ取得手段と、
時刻の進行に応じて変化する前記楽曲の特徴量、当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置および当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標を示す履歴データを有する履歴データベースを記憶する記憶手段と、
前記データ取得手段が取得した楽曲関連データから所定のアルゴリズムを用いて特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す演奏位置情報を取得し、当該取得した演奏位置情報と、前記履歴データベース内の履歴データが示す楽曲の演奏位置および信頼性指標との比較に基づいて履歴データを選択し、当該選択した履歴データに基づいて、時刻の進行に応じて変化する楽曲の特徴量と当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置とを示す参照データを生成する参照データ生成手段と、
前記特徴量抽出手段が抽出した特徴量と、前記参照データが示す特徴量とを対応付けて、前記楽曲の演奏位置を検出し、当該検出した演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す情報を前記演奏位置情報として生成する演奏位置検出手段と、
前記特徴量抽出手段が抽出した特徴量と、前記演奏位置情報とに基づいて、前記履歴データベースの内容を更新する更新手段と、
前記演奏位置情報が示す演奏位置に基づいて、前記楽曲の演奏位置に対応した時刻を示す演奏クロックを生成するクロック生成手段と
を具備することを特徴とする演奏クロック生成装置。 - 時刻の進行に応じて変化する楽曲の特徴量、当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置および当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標を示す履歴データを有する履歴データベースを記憶するサーバと通信を行う通信手段と、
楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化する楽曲関連データを取得するデータ取得手段と、
前記データ取得手段が取得した楽曲関連データから所定のアルゴリズムを用いて特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す演奏位置情報を取得し、当該取得した演奏位置情報と、前記履歴データベース内の履歴データが示す楽曲の演奏位置および信頼性指標との比較に基づいて履歴データを選択し、当該選択した履歴データに基づいて、時刻の進行に応じて変化する楽曲の特徴量と当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置とを示す参照データを生成する参照データ生成手段と、
前記特徴量抽出手段が抽出した特徴量と、前記参照データが示す特徴量とを対応付けて、前記楽曲の演奏位置を検出し、当該検出した演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す情報を前記演奏位置情報として生成する演奏位置検出手段と、
前記特徴量抽出手段が抽出した特徴量と、前記演奏位置情報とに基づいて、前記履歴データベースの内容を更新する更新手段と、
前記演奏位置情報が示す演奏位置に基づいて、前記楽曲の演奏位置に対応した時刻を示す演奏クロックを生成するクロック生成手段と
を具備することを特徴とする演奏クロック生成装置。 - 前記更新手段は、前記履歴データベースが有する履歴データのうち、前記演奏位置情報が示す演奏位置の時刻の進行に応じた変化の態様と一致の程度を示す一致度が所定値以上となる履歴データが存在する場合には、当該履歴データの信頼性指標を前記一致度に基づいて修正し、前記一致度が所定値以上となる履歴データが存在しない場合には、前記演奏位置情報が示す演奏位置と当該演奏位置に対応する特徴量と信頼性指標との時刻の進行に応じた変化を履歴データとして前記履歴データベースに登録する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の演奏クロック生成装置。 - 前記楽曲の内容に関する情報を示す補助情報を取得する補助情報取得手段をさらに具備し、
前記履歴データベースは、特徴量と演奏位置と信頼性指標とに対して補助情報を対応付けた履歴データを有し、
前記更新手段は、前記特徴量抽出手段が抽出した特徴量と、前記演奏位置情報と、前記補助情報取得手段が取得した補助情報とに基づいて、前記履歴データベースの内容を更新する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の演奏クロック生成装置。 - 時刻の進行に応じて変化する楽曲の特徴量、当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置および当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標を示す履歴データを有する履歴データベースを記憶するサーバと通信を行う通信手段と、
楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化する楽曲関連データを取得するデータ取得手段と、
前記データ取得手段が取得した楽曲関連データから所定のアルゴリズムを用いて特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す演奏位置情報を取得し、当該取得した演奏位置情報と、前記履歴データベース内の履歴データが示す楽曲の演奏位置および信頼性指標との比較に基づいて履歴データを選択し、当該選択した履歴データに基づいて、時刻の進行に応じて変化する楽曲の特徴量と当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置とを示す参照データを生成する参照データ生成手段と、
前記特徴量抽出手段が抽出した特徴量と、前記参照データが示す特徴量とを対応付けて、前記楽曲の演奏位置を検出し、当該検出した演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す情報を前記演奏位置情報として生成する演奏位置検出手段と、
前記特徴量抽出手段が抽出した特徴量と、前記演奏位置情報とを前記サーバに送信する送信手段と、
前記演奏位置情報が示す演奏位置に基づいて、前記楽曲の演奏位置に対応した時刻を示す演奏クロックを生成するクロック生成手段と
を具備することを特徴とする演奏クロック生成装置。 - 前記参照データ生成手段は、時刻の進行に応じて変化する楽曲の特徴量、当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置および当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標の組を複数示す参照データを生成する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の演奏クロック生成装置。 - 前記参照データ生成手段は、時刻の進行に応じて変化する所定範囲の特徴量、当該特徴量に対応する所定範囲の楽曲の演奏位置および当該演奏位置の正確性の程度の分布を示す信頼性指標を示す参照データを生成する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の演奏クロック生成装置。 - 前記参照データ生成手段は、前記演奏位置情報が示す演奏位置の時刻の進行に応じた変化の態様と、前記履歴データベース内の履歴データが示す楽曲の演奏位置の時刻の進行に応じた変化の態様との比較に基づいて履歴データを選択し、当該選択した履歴データに基づいて参照データを生成する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の演奏クロック生成装置。 - 前記クロック生成手段は、前記演奏クロックを生成するとともに、前記演奏位置情報が示す信頼性指標に基づいて、前記演奏クロックの正確性の程度を示す信頼性情報を生成する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の演奏クロック生成装置。 - 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の演奏クロック生成装置と、
データ各部についての時刻を規定する時刻情報を有した同期データを記憶する記憶手段と、
前記クロック生成手段によって生成された演奏クロックと前記時刻情報の対応関係に基づいて、前記記憶手段から前記同期データを読み出すデータ読出手段と、
前記データ取得手段が取得した楽曲関連データを所定量遅延させる遅延手段と
を具備することを特徴とするデータ再生装置。 - 複数の請求項9に記載の演奏クロック生成装置と、
複数の前記演奏クロック生成装置のクロック生成手段によって生成された演奏クロックと信頼性情報とに基づいて、1の演奏クロックを生成するクロック調整手段と、
データ各部についての時刻を規定する時刻情報を有した同期データを記憶する記憶手段と、
前記クロック生成手段によって生成された演奏クロックと前記時刻情報の対応関係に基づいて、前記記憶手段から前記同期データを読み出すデータ読出手段と、
外部から供給される複数トラックを有する楽曲関連データを所定量遅延させる遅延手段と
を具備し、
前記演奏クロック生成装置のデータ取得手段は、前記外部から供給される楽曲関連データの1のトラックを取得し、
各々の前記演奏クロック生成装置のデータ取得手段は、互いに異なるトラックを取得する
ことを特徴とするデータ再生装置。 - 楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化する楽曲関連データを取得するデータ取得過程と、
前記データ取得過程において取得した楽曲関連データから所定のアルゴリズムを用いて特徴量を抽出する特徴量抽出過程と、
演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す演奏位置情報と、時刻の進行に応じて変化する前記楽曲の特徴量、当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置および当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標を示す履歴データを有する履歴データベースとを取得し、当該取得した演奏位置情報と、履歴データベース内の履歴データが示す楽曲の演奏位置および信頼性指標との比較に基づいて履歴データを選択し、当該選択した履歴データに基づいて、時刻の進行に応じて変化する楽曲の特徴量と当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置とを示す参照データを生成する参照データ生成過程と、
前記特徴量抽出過程において抽出した特徴量と、前記参照データが示す特徴量とを対応付けて、前記楽曲の演奏位置を検出し、当該検出した演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す情報を前記演奏位置情報として生成する演奏位置検出過程と、
前記特徴量抽出過程において抽出した特徴量と、前記演奏位置情報とに基づいて、前記履歴データベースの内容を更新する更新過程と、
前記演奏位置情報が示す演奏位置に基づいて、前記楽曲の演奏位置に対応した時刻を示す演奏クロックを生成するクロック生成過程と
を備えることを特徴とする演奏クロック生成方法。 - 楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化する楽曲関連データを取得するデータ取得過程と、
前記データ取得過程において取得した楽曲関連データから所定のアルゴリズムを用いて特徴量を抽出する特徴量抽出過程と、
演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す演奏位置情報と、時刻の進行に応じて変化する前記楽曲の特徴量、当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置および当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標を示す履歴データを有する履歴データベースとを取得し、当該取得した演奏位置情報と、履歴データベース内の履歴データが示す楽曲の演奏位置および信頼性指標との比較に基づいて履歴データを選択し、当該選択した履歴データに基づいて、時刻の進行に応じて変化する楽曲の特徴量と当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置とを示す参照データを生成する参照データ生成過程と、
前記特徴量抽出過程において抽出した特徴量と、前記参照データが示す特徴量とを対応付けて、前記楽曲の演奏位置を検出し、当該検出した演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す情報を前記演奏位置情報として生成する演奏位置検出過程と、
前記特徴量抽出過程において抽出した特徴量と、前記演奏位置情報とに基づいて、前記履歴データベースの内容を更新する更新過程と、
前記演奏位置情報が示す演奏位置に基づいて、前記楽曲の演奏位置に対応した時刻を示す演奏クロックを生成するクロック生成過程と、
データ各部についての時刻を規定する時刻情報を有した同期データを記憶する記憶手段から、前記クロック生成過程によって生成された演奏クロックと前記時刻情報の対応関係に基づいて、前記同期データを読み出すデータ読出過程と、
前記データ取得過程において取得した楽曲関連データを所定量遅延させる遅延過程と
を具備することを特徴とするデータ再生方法。 - コンピュータに、
楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化する楽曲関連データを取得するデータ取得機能と、
前記データ取得機能において取得した楽曲関連データから所定のアルゴリズムを用いて特徴量を抽出する特徴量抽出機能と、
演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す演奏位置情報と、時刻の進行に応じて変化する前記楽曲の特徴量、当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置および当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標を示す履歴データを有する履歴データベースとを取得し、当該取得した演奏位置情報と、履歴データベース内の履歴データが示す楽曲の演奏位置および信頼性指標との比較に基づいて履歴データを選択し、当該選択した履歴データに基づいて、時刻の進行に応じて変化する楽曲の特徴量と当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置とを示す参照データを生成する参照データ生成機能と、
前記特徴量抽出機能において抽出した特徴量と、前記参照データが示す特徴量とを対応付けて、前記楽曲の演奏位置を検出し、当該検出した演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す情報を前記演奏位置情報として生成する演奏位置検出機能と、
前記特徴量抽出機能において抽出した特徴量と、前記演奏位置情報とに基づいて、前記履歴データベースの内容を更新する更新機能と、
前記演奏位置情報が示す演奏位置に基づいて、前記楽曲の演奏位置に対応した時刻を示す演奏クロックを生成するクロック生成機能と
を実現させるためのプログラム。 - コンピュータに、
楽曲の内容に対応し時刻の進行に応じて変化する楽曲関連データを取得するデータ取得機能と、
前記データ取得機能において取得した楽曲関連データから所定のアルゴリズムを用いて特徴量を抽出する特徴量抽出機能と、
演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す演奏位置情報と、時刻の進行に応じて変化する前記楽曲の特徴量、当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置および当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標を示す履歴データを有する履歴データベースとを取得し、当該取得した演奏位置情報と、履歴データベース内の履歴データが示す楽曲の演奏位置および信頼性指標との比較に基づいて履歴データを選択し、当該選択した履歴データに基づいて、時刻の進行に応じて変化する楽曲の特徴量と当該特徴量に対応する楽曲の演奏位置とを示す参照データを生成する参照データ生成機能と、
前記特徴量抽出機能において抽出した特徴量と、前記参照データが示す特徴量とを対応付けて、前記楽曲の演奏位置を検出し、当該検出した演奏位置と当該演奏位置の正確性の程度を示す信頼性指標とを示す情報を前記演奏位置情報として生成する演奏位置検出機能と、
前記特徴量抽出機能において抽出した特徴量と、前記演奏位置情報とに基づいて、前記履歴データベースの内容を更新する更新機能と、
前記演奏位置情報が示す演奏位置に基づいて、前記楽曲の演奏位置に対応した時刻を示す演奏クロックを生成するクロック生成機能と、
データ各部についての時刻を規定する時刻情報を有した同期データを記憶する記憶手段から、前記クロック生成機能によって生成された演奏クロックと前記時刻情報の対応関係に基づいて、前記同期データを読み出すデータ読出機能と、
前記データ取得機能において取得した楽曲関連データを所定量遅延させる遅延機能と
を実現させるためのプログラム。
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