JP5091928B2 - 機械プレスのクラッチブレーキ制御装置 - Google Patents
機械プレスのクラッチブレーキ制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5091928B2 JP5091928B2 JP2009185363A JP2009185363A JP5091928B2 JP 5091928 B2 JP5091928 B2 JP 5091928B2 JP 2009185363 A JP2009185363 A JP 2009185363A JP 2009185363 A JP2009185363 A JP 2009185363A JP 5091928 B2 JP5091928 B2 JP 5091928B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- clutch
- pressure
- control
- slide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
- Control Of Presses (AREA)
Description
第2発明の機械プレスのクラッチブレーキ制御装置は、第1発明において、前記進角制御手段による進角制御は、プレス起動直後の初期運転中において、クラッチブレーキの冷却油温に基づいてフィードフォワード制御を行うことを特徴とする。
第3発明の機械プレスのクラッチブレーキ制御装置は、第1発明において、前記進角制御手段による進角制御は、プレス起動直後の初期運転中は、クラッチブレーキの冷却油温に基づいてフィードフォワード制御を行い、初期運転に続く定常運転中は、スライド実停止位置に基づいてフィードバック制御を行うことを特徴とする。
第4発明の機械プレスのクラッチブレーキ制御装置は、第2または第3発明において、前記湿式クラッチブレーキ内の冷却油温を検出する油温センサを備えており、前記進角制御手段によるフィードフォワード制御は、プレスの運転回数と前記油温センサの検出した冷却油温を制御ファクターとして、指令信号の電気量を選択することを特徴とする。
第5発明の機械プレスのクラッチブレーキ制御装置は、第3発明において、前記スライドの上死点停止位置を検出する停止位置センサを備えており、前記進角制御手段によるフィードバック制御は、前記停止位置センサで検出したスライドの実停止位置に基づき、指令信号の電気量を加減することを特徴とする。
第2発明によれば、プレスの初期運転中は、冷却油温が低いが、その後の油温上昇傾向とオーバーラン傾向に基づき、停止位置の補正量が予測できるので、フィードフォワード制御によりスライド上死点での停止を許容範囲内に収めるよう制御することができる。
第3発明によれば、プレス初期運転中では、フィードフォワード制御の方がオーバーランやその後のオーバーラン量の減少傾向を見込んだ制御を行えて、スライドの停止位置を許容範囲に収めるように制御できる。プレス定常運転中では、フィードバック制御の方がスライドの実停止位置をフィードバックさせるのでスライド停止位置を正確に制御できる。
第4発明によれば、プレスの運転回数に応じて変化し、また冷却油温に応じて変化するスライドの上死点停止位置を、油温センサで検出した冷却油温とプレス運転数から割り出して修正する方向に指令信号の電気量を選択できるので、スライドの停止位置を許容範囲内に良く収めることができる。
第5発明によれば、停止位置センサでスライドの実停止位置を検出したうえで、本来の停止位置に近づけるよう指令信号の電気量を加減できるので、スライドの上死点停止位置を精度よく制御できる。
まず、本発明が適用される湿式クラッチブレーキの一例を図9に基づき説明する。
符号Aは機械プレスのクランク軸、Bは駆動軸であり、この駆動軸Bと前記クランク軸Aとは遊星歯車減速機Cを介して連結されている。Dはプレスフレームに取付けられた固定部材である。
このクラッチシリンダ25は、駆動軸B内に形成した油路28aと、駆動軸Bの先端に取付けたロータリジョイント29と油路32によって外部の油圧源に接続されている。
前記ブレーキ機構20は、プレスの固定部材Dに連結されたブレーキハウジング21と駆動軸Bにキー等で固定されたブレーキボス22とを有しており、ブレーキハウジング21にスプライン結合されたディスク23とブレーキボス22にスプライン結合されたディスク23が交互に隣り合って配置されている。
ピストン26は前記駆動軸Bの軸方向において、前記クラッチ機構15と、前記ブレーキ機構20との間に設けられている。このピストン26とブレーキボス22側との間には、液密に密閉された油室27が形成されており、この油室27には、前記油路28aを介して作動油が供給されるようになっている。
一方、前記ピストン26とクラッチボス17との間には、ブレーキバネ24が配設されている。このブレーキバネ24はピストン26を常時ブレーキ機構20側に押し付け、ブレーキを効かせるものである。
クラッチシリンダ25の油室27に油が供給されていない状態では、ピストン26はブレーキバネ24によって図中左方に向かって付勢される。このとき、ブレーキ機構20のディスク23は互いに密着してブレーキが効き、クラッチ機構15のディスク18は互いに離間してクラッチが切れた状態となる。すると、駆動軸Bもクランク軸Aも回転を停止する。この状態を、フルブレーキという。なお、フルブレーキには至らないが、ある程度ブレーキが効く状態を、半ブレーキという。
すると、駆動軸Bはベルト車Eからの動力を受けて回転し、その回転が遊星歯車減速機Cを介してクランク軸Aに伝えられるので、クランク軸Aが起動回転する。この状態を、フルクラッチという。なお、フルクラッチには至らないが、ある程度クラッチが接続している状態を半クラッチという。
図1は本発明の一実施形態における機械プレスのクラッチブレーキ制御装置を示す油圧回路図および制御回路図である。
このクラッチシリンダ25の油室27には、油圧源31から作動油が既述の油路32を介して給排されるようになっている。33はタンクである。
V1は電磁駆動型サーボ制御弁(以下、サーボ制御弁という)であって、前記油路32に介装されている。
なお、圧力センサ35は、クラッチシリンダ25により近いロータリジョイント29などに取付けてもよい。要するに、クラッチシリンダ25内の作動油圧力を検出することができれば、どこに取付けてもよいものである。
このサーボ制御弁V1は、給排時の作動油圧力を制御する圧力制御サーボ弁であり、圧力センサ35で検出した現在圧力と目標圧力との圧力差(圧力偏差)の大小に比例して弁開度が大小に変わるものである。ただし、制御入力として圧力をそのまま使わず、圧力を電圧に変換して制御用指令信号としているため、圧力センサ35で検出した現在圧力(現在電圧)と目標圧力(目標電圧)との圧力偏差(電圧偏差)の大小に比例して弁開度が大小に変わるものである。
なお、制御入力である圧力が電流に変換される場合は、制御用指令信号は電流となるので、電流偏差の大小で開閉制御するサーボ制御弁を用いるとよい。
図示の位置がスライドS(および駆動軸A)の上死点位置であり、この上死点位置を検出するためエンコーダ等の位置検出器46が設けられている。
この位置検出器46は、上死点位置のみ検出できればよく、エンコーダを用いた場合でも、上死点で当るカムを1個備えることで足りる。
41は演算部で、これには、位置検出器46から得たスライドSの上死点付近における実際の停止位置(以下、実停止位置という)、圧力センサ35から得たクラッチシリンダ25の油圧検出値(現在圧力)、油温センサ36から得たディスク18,23まわりの油温および後述する指令信号(目標圧力であるブレーキ圧力指令値、すなわち目標電圧)が入力されるようになっている。増幅器42は、演算部41の演算結果に応じた指令信号をサーボ制御弁V1のソレノイドV1sに送るものである。この指令信号によりサーボ制御弁V1が開閉制御される。
プレス動作制御手段44は、プレス動作全体(起動から停止まで)をクラッチシリンダ25の圧力に基づいて制御するものである。進角制御手段45はスライド上死点停止位置の修正制御を行うものであり、ディスク18,23の冷却油温に基づいてフィードフォワード制御(以下、FF制御と略称することがある)する進角制御と、スライドSの実停止位置に基づいてフィードバック制御(以下、FB制御と略称することがある)する進角制御の二つを実行する。
つぎに、図3に基づき、プレスの全体動作を説明する。
なお、以下の実施形態では、クラッチシリンダ25のブレーキ圧力指令値(つまり目標圧力)を以下のように設定しているが、これはブレーキバネ24の仕様等によって変動するものであり、あくまでも一例である(図3(B)参照)。
a フルブレーキ圧 :0kgf/cm2
クラッチ機構を切断してブレーキ機構を制動させるフルブレーキ動作を行わせる圧力
b ソフトブレーキ圧:12.5kgf/cm2
ブレーキ機構に半ブレーキ動作を行わせる圧力
c ソフトクラッチ圧:50kgf/cm2
クラッチ機構に半クラッチ動作を行わせる圧力
d フルクラッチ圧 :70kgf/cm2
クラッチ機構を接続してブレーキ機構を解放するフルクラッチ動作を行わせる圧力
aフルブレーキ圧→cソフトクラッチ圧→dフルクラッチ圧→bソフトブレーキ圧→aフルブレーキ圧。以後はこの順を繰り返す。
線L1(細線)は機械プレスのスライドSの一サイクルを示し、Udは上死点、Ldは下死点を示している。
線L2(太点線)はサーボ制御弁V1で与えるクラッチシリンダ25の目標圧力を示している。
まず、図3(B)のバルブ開閉タイミングチャートと図3(A)の目標圧力L2(点線)に基づき、サーボ制御弁V1の指令動作を説明する。この指令動作に基づくクラッチシリンダ25の実動作は後述する。
クランク軸(およびプレススライド)が上死点Udで停止している間に、ソフトクラッチ圧への目標圧力をステップ応答で指令する。
クランク軸(およびプレススライド)が上死点Udから少し動いた後、下死点Ldの前の間で、フルクラッチ圧力への目標圧力をステップ応答で指令する。
クランク軸(およびプレススライド)が下死点Ldに達した後、上昇している間に、ソフトブレーキ圧への目標圧力をステップ応答で指令する。このソフトブレーキ圧はスライドSが上死点で停止した後も続ける。すなわち、スライドSの上死点での停止は、ブレーキ機構20のソフトブレーキで実施する。
スライドSが上死点Udで停止した後で、フルブレーキ圧への目標圧力指令する。すなわち、0圧を指令する。
(Iフルブレーキ状態)
クラッチシリンダ25の実圧力が0近辺のときクラッチシリンダ25のピストン26はブレーキバネ24の付勢力によってブレーキ機構20側にフルストロークしている。すなわち、フルブレーキ状態である。なお、サーボ制御弁V1はII位置である。
点線L2で示すソフトクラッチ圧の目標圧力指令があると、プラスの圧力偏差(電圧偏差)が生じサーボ制御弁V1がI位置に切り替わって開弁し、ソフトクラッチ圧の作動油がクラッチシリンダ25に供給される。これにより、クラッチシリンダ25内の圧力はやや遅れて急激に立上る。圧力がP0点に上昇してからピストン26が動きはじめ、同時にブレーキバネ24が押し戻され始める。その後も圧力が立上り、P1点でピストン26がクラッチ側に移動してブレーキバネ24と吊り合ったときピストン26のストロークが停止する。その後圧力はP2まで上昇しこの状態では、ディスク18同士が接触し、圧力差(P2−P1)の力でクラッチディスクを押すクラッチトルクに相当するクラッチが効いた半クラッチ状態となる。
この半クラッチ状態になると、スライドSが上死点から下降し始める。
目標圧力としてフルクラッチ圧を指令すると、サーボ制御弁V1がその圧力偏差(電圧偏差)に相当する弁開度となり、フルクラッチ圧に上昇させた作動油がクラッチシリンダ25に供給される。これにより、目標圧力の指令より少し遅れて(P3点)、クラッチシリンダ25内の圧力が急上昇して、クラッチシリンダ25内はフルクラッチ圧になる(P4点)。この結果、ピストン26をクラッチ側にフルストロークさせクラッチを完全接続する。また、ブレーキバネ24は圧縮され、ブレーキは完全開放される。この状態になると、スライドにはクランク軸Aの回転駆動力がフルに伝えられ、スライドは高速下降する。
スライドSが下死点Ldに至り、プレス加工を終えると上死点に向けて上昇しはじめる。この下死点Ldを越えてから目標圧力としてソフトブレーキ圧を指令する。これにより、マイナスの圧力偏差(電圧偏差)によりサーボ制御弁V1がII位置に切り替えられ、かつ、圧力偏差(電圧偏差)に相当する弁開度となりソフトブレーキ圧力で維持される。このとき、クラッチシリンダ25内の圧力が、ソフトブレーキ圧に下降するように排出される(図2参照)。
この半ブレーキの間にスライドSは下死点から上昇に転じているので、その上昇速度が制動されていき、上死点Udに至ると、この半ブレーキ状態でスライドSは完全停止して保持される。つまり、スライドSの上死点停止後も半ブレーキ状態が継続する。
スライドが上死点で停止した後、目標圧力としてフルブレーキ圧0kgf/cm2を指令すると、サーボ制御弁V1はII位置のままでマイナスの圧力偏差(電圧偏差)に相当する弁開度となり、これにより、クラッチシリンダ25内の圧力は、急激に低下しはじめ(P9点から)、後にフルブレーキ圧、すなわち0kgf/cm2となる。この状態ではピストン26はブレーキバネ24でブレーキ機構20側にフルストロークしており、フルブレーキが効いている。
つぎに、本実施形態におけるプレスの進角制御を説明する。
機械プレスのスライド停止動作には、つぎのような傾向のあることが、本発明者の研究により見出されている。
機械プレスの起動初期はブレーキ機構20およびクラッチ機構15のディスク23,18の冷却油温度が低いため粘性が高く、ブレーキディスク23が滑りやすいので、スライドは上死点を越えて停止するオーバーランが生じやすい。その後、プレスの運転に伴い冷却油温が少しづつ上昇していくと冷却油の粘性が低くなってオーバーラン量が少なくなってくる。そして、起動してから数回のプレス動作を行い定常運転に入ると冷却油温が上昇し、一定の範囲で安定するので、クラッチディスク18およびブレーキディスク23の摩擦接触とクラッチシリンダ25の動きはほぼ安定するようになる。
プレス初期運転中では、FF制御の方がオーバーランやその後のオーバーラン量の減少傾向を見込んだ制御を行えて、スライドの停止位置のずれを許容範囲に収めるように制御できる。そして、プレス定常運転中では、FB制御の方がスライドの実停止位置をフィードバックさせるのでスライド停止位置を正確に制御できる。
プレス初期運転中に該当する運転回数は、3〜10回位であり、その後は定常運転に入る。
つぎに、プレス初期運転中のFF制御を説明する。
FF制御では、油温センサ36の検知したディスク18,23用の冷却油温tを制御ファクターとしてサーボ制御弁V1に圧力指令電圧V(指令信号)を出力する。図5は油温センサ36で検出したディスク18,23用の冷却油温tと、連続運転回数Nに対応付けられた圧力指令電圧Vの補正値v0´〜vi´・・・v0 (n)〜vi(n)を示している。
冷却油温tに対応する圧力指令電圧Vは連続的に対応させるのではなく、幾つかの区分に対応付けられている。表ではt1、t2・・・tiと表記しているが、5〜10°位のきざみで分けるのが実際的である。
圧力指令電圧Vの演算式は、図6の右欄にも示すように、V=設定指令電圧v−補正値v´・・・である。
図6に示すように、プレスが運転をスタートし、連続運転に入ると(111)、まず初期運転中か否かを判定する(112)。すなわち、運転回数がN(多くは10回)以下なら、初期運転中としてFF制御を開始する。
この制御内容を図8に基づき説明する。ソフトブレーキをステップ応答で指令する(L2参照)と、P5点から圧力低下しはじめ、P6点でクラッチシリンダ25のピストン26が動きはじめ、P7点でピストン26がブレーキバネ24と吊り合い、P8点になるとP7−P8の圧力差でブレーキが効いてくることは、図3で既述したとおりである。
このようなソフトブレーキ圧の下方修正を冷却油温tに対応させて行わせることで、油温tが安定してない運転初期であっても、スライドの上死点停止位置を予測して、これを許容範囲に収めることができる。
プレスの連続運転回数がNを超えると(図6のステップ112)、定常運転に入る。この場合、ソフトブレーキの圧力指令電圧Vは設定指令電圧vと一致しているのが基本である(図6のステップ118)。これ以降は、スライドの実停止位置に基づき、FB制御を行う。
上記実施形態では、プレスが定常運転に入った後はFB制御を行ったが、必ずしもこのFB制御を行わなくてもよい。
つまり、定常運転に入った後は、冷却油温度は割合安定しているので、スライドの上死点停止位置はさほど変化せず、とくに制御しなくても許容範囲に収まることがあるからである。本発明には、定常運転において特別なスライド停止位置制御をしないものも含まれる。
15 クラッチ機構
20 ブレーキ機構
24 ブレーキバネ
25 クラッチシリンダ
35 圧力センサ
V1 サーボ制御弁
40 コントローラ
44 プレス動作制御手段
45 進角制御手段
Claims (5)
- 外部駆動源にクランク軸を接続・切断するクラッチ機構と、該クランク軸を制動・解放するブレーキ機構と、作動油の供給により前記クラッチ機構を接続してブレーキ機構を解放し、作動油の排出によりクラッチ機構を切断して前記ブレーキ機構を制動させるクラッチシリンダからなる湿式クラッチブレーキを備えており、該湿式クラッチブレーキによってスライドの上死点停止位置を制御する機械プレスにおいて、
前記クラッチシリンダに作動油を給排する油路に介装されており、作動油の給排時圧力を制御する電磁駆動型サーボ制御弁と、
前記電磁駆動型サーボ制御弁の弁位置切換えと目標圧力を電気量で指令する指令信号を出力するコントローラを備えており、
前記電磁駆動型サーボ制御弁は、前記指令信号に基づき、
前記クラッチシリンダへ作動油を供給する弁位置をとり、クラッチ機構を接続しつつブレーキ機構を解放していくソフトクラッチと、クラッチ機構を完全接続しブレーキ機構を完全解放するフルクラッチを選択し、また、
前記クラッチシリンダから作動油を排出する弁位置をとり、ブレーキ機構で制動させつつクラッチ機構を切断していくソフトブレーキと、ブレーキ機構を完全制動しクラッチ機構を完全切断するフルブレーキを選択することができ、
該コントローラは、前記スライドの上死点での停止位置を出力指令する進角制御手段を備えており、該進角制御手段による進角制御は、
前記スライドの上死点停止位置を前記ソフトブレーキで実現し、かつソフトブレーキを実現する指令信号の電気量を大小に加減して、上死点停止位置を早めたり遅めるように制御する
ことを特徴とする機械プレスのクラッチブレーキ制御装置。 - 前記進角制御手段による進角制御は、プレス起動直後の初期運転中において、クラッチブレーキの冷却油温に基づいてフィードフォワード制御を行う
ことを特徴とする請求項1記載の機械プレスのクラッチブレーキ制御装置。 - 前記進角制御手段による進角制御は、
プレス起動直後の初期運転中は、クラッチブレーキの冷却油温に基づいてフィードフォワード制御を行い、
初期運転に続く定常運転中は、スライド実停止位置に基づいてフィードバック制御を行う
ことを特徴とする請求項1記載の機械プレスのクラッチブレーキ制御装置。 - 前記湿式クラッチブレーキ内の冷却油温を検出する油温センサを備えており、
前記進角制御手段によるフィードフォワード制御は、プレスの運転回数と前記油温センサの検出した冷却油温を制御ファクターとして、指令信号の電気量を選択する
ことを特徴とする請求項2または3記載の機械プレスのクラッチブレーキ制御装置。 - 前記スライドの上死点停止位置を検出する停止位置センサを備えており、
前記進角制御手段によるフィードバック制御は、前記停止位置センサで検出したスライドの実停止位置に基づき、指令信号の電気量を加減する
ことを特徴とする請求項3記載の機械プレスのクラッチブレーキ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009185363A JP5091928B2 (ja) | 2009-08-10 | 2009-08-10 | 機械プレスのクラッチブレーキ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009185363A JP5091928B2 (ja) | 2009-08-10 | 2009-08-10 | 機械プレスのクラッチブレーキ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011036876A JP2011036876A (ja) | 2011-02-24 |
JP5091928B2 true JP5091928B2 (ja) | 2012-12-05 |
Family
ID=43765207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009185363A Active JP5091928B2 (ja) | 2009-08-10 | 2009-08-10 | 機械プレスのクラッチブレーキ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5091928B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013174167A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Isuzu Motors Ltd | 内燃機関の制御装置 |
CN106945338B (zh) * | 2017-03-30 | 2019-03-01 | 扬力集团股份有限公司 | 一种压力机干式离合器制动器的控制系统 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4446785A (en) * | 1981-09-28 | 1984-05-08 | Danly Machine Corporation | Hydraulic clutching and braking system for starting and stopping a power press |
JPH05146899A (ja) * | 1991-11-27 | 1993-06-15 | Murata Mach Ltd | パンチプレス機の動力装置 |
JP2003340599A (ja) * | 2002-05-27 | 2003-12-02 | Tamagawa Seiki Co Ltd | プレス機械の上死点停止制御方法及び装置 |
JP2008114236A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Ihi Corp | プレス機械並びにその上死点停止制御方法および装置 |
-
2009
- 2009-08-10 JP JP2009185363A patent/JP5091928B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011036876A (ja) | 2011-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DK2670586T3 (en) | Pressing machine for pressing items | |
US8612104B2 (en) | Clutch control device and μ correction coefficient calculating method | |
KR101203431B1 (ko) | 기계적 프레스 구동 시스템 | |
US8915181B2 (en) | Press load controlling apparatus for mechanical press | |
US20120298466A1 (en) | Clutch control device | |
US20110190996A1 (en) | Clutch controlling apparatus | |
CN103909931B (zh) | 双离合变速器车辆起动控制 | |
WO2011027687A1 (ja) | クラッチ操作装置 | |
JP5482633B2 (ja) | 車両用自動クラッチの制御装置 | |
JP2017534026A (ja) | デュアルモータドライブユニット、および、デュアルモータドライブユニットの第1モータをアウトプットシャフトに駆動係合させる方法 | |
JP5091928B2 (ja) | 機械プレスのクラッチブレーキ制御装置 | |
JP2012523337A (ja) | 流体機械による作動媒体サイクルにおける圧力ピークを抑止するための方法 | |
JP4458291B2 (ja) | 射出装置及び射出制御方法 | |
US20140012473A1 (en) | Clutch arrangement for a gearbox and method to control a separating clutch | |
JP6798202B2 (ja) | クラッチシステム | |
JP2006297411A (ja) | プレス機械 | |
JP2010158718A (ja) | 湿式クラッチブレーキの油圧制御装置 | |
JP5934673B2 (ja) | クランクプレス機 | |
JP5446743B2 (ja) | ダイクッション装置の制御装置及び方法 | |
JP2011052789A (ja) | クラッチ操作装置 | |
JP4866383B2 (ja) | 湿式クラッチブレーキの油圧制御装置を有する熱間鍛造プレス | |
JP2003269603A (ja) | ロックアップクラッチの制御方法 | |
KR102073316B1 (ko) | 하이브리드 구동 트레인을 제어하는 방법 | |
JP6816464B2 (ja) | クラッチ制御装置 | |
JP3895810B2 (ja) | 車両用自動クラッチ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20110117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120911 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120914 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5091928 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |