JP5091856B2 - 生存能力関連分子の改善された検出方法 - Google Patents
生存能力関連分子の改善された検出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5091856B2 JP5091856B2 JP2008518977A JP2008518977A JP5091856B2 JP 5091856 B2 JP5091856 B2 JP 5091856B2 JP 2008518977 A JP2008518977 A JP 2008518977A JP 2008518977 A JP2008518977 A JP 2008518977A JP 5091856 B2 JP5091856 B2 JP 5091856B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nucleic acid
- cells
- organisms
- molecule
- viability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/25—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving enzymes not classifiable in groups C12Q1/26 - C12Q1/66
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/68—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/68—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
- C12Q1/6844—Nucleic acid amplification reactions
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Zoology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Immunology (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Fishing Rods (AREA)
Description
本発明は、例えば微生物の検出における、細胞又は生物の生存能力と関連する分子の検出の分野に関する。より詳しくは、本発明は、試料中の汚染物と考えられる細胞又は生物の検出方法に関する。本発明の方法は、非常に感度が高く、先行技術の方法の問題点を克服する。
細胞の生存能力と関連する特定分子の存在及びレベルを測定することは、いくつかの場面で重要である。例えば、ATPのレベルを測定することは、哺乳動物の細胞における成長分析及び毒性学的目的のために役立つ。
本発明は、細菌及び酵母などの生物又は任意の由来、例えば哺乳動物、他の動物若しくは植物由来の細胞に起因する試料中の汚染を検出するための、改善された方法及びキットを提供する。本方法及びキットは、生存能力と関連する分子のレベルの測定が役立つ、他の用途でも役立つ。
a)試料を、前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下で、化学部分を核酸分子に付加するか又は核酸分子から除去することができる酵素と接触させ、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成するステップ、及び
b)前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下でのみ生成する新規核酸分子を検出することによって、前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在を検出するステップを含むか、本質的にそれらからなるか、又はそれらからなる方法を提供する。
(a)試料を、前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下で、化学部分を核酸分子に付加するか又は核酸分子から除去することができる酵素と接触させ、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成するステップ、及び
(b)前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下でのみ生成する新規核酸分子を検出することによって、前記生存可能な1つ以上の細胞又は生物の存在を検出するステップを含む方法が提供される。
(ADP+MgADP⇔AMP+MgADP)。
本発明の方法は、大部分、新規の核酸分子はその方法の一部として生成されるという事実のために、相当な技術的利点を提供する。この新規核酸分子は、速やかに減少するバイオルミネセンス検出における光発生と比較して、試料中の1つ以上の生物の存在を示す安定した陽性シグナルを提供する。
本発明の最も好ましい実施形態では、新規核酸分子は、核酸分子の1つ以上のさらなる核酸分子とのライゲーションによって生成される。核酸分子及び1つ(複数)のさらなる核酸分子は、連結して新規核酸分子を形成することができる任意の適当な核酸分子でよい。好ましくは、核酸分子及び1つ(複数)のさらなる核酸分子は、それらが、試料中で検出されるはずの生存能力と関連する分子を産生する1つ以上の細胞又は生物のゲノムと、高レベルの相同性を有しないように設計される。このことは、汚染性の核酸分子の存在下でさえ、新規核酸分子だけを検出することができることを意味する。
本発明の好ましい一実施形態では、1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下で酵素活性によって産生される新規核酸分子は、核酸増幅技術を用いて検出される。
本発明の方法は、既存の治療法に対する微生物耐性の重要な分野でも有用性を有する。現在、多くの細菌は今日利用できる多くの抗微生物治療薬に耐性であり、ある株、例えばメシチリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)などは、特に臨床上で危険な健康リスクをもたらす。
(a)細胞又は生物を薬剤に曝露するステップ、
(b)試料を、前記細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下で、化学部分を核酸分子に付加するか又は核酸分子から除去することができる酵素と接触させ、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成するステップ、及び
(c)前記細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下でのみ生成される新規核酸分子を検出することによって耐性があるかどうかを調査するステップを含むか、本質的にそれらからなるか、又はそれらからなり、耐性がある場合に新規核酸分子が検出される。
(a)前記1つ以上の細胞又は生物を薬剤に曝露するステップ、
(b)試料を、前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下で、化学部分を核酸分子に付加するか又は核酸分子から除去することができる酵素と接触させ、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成するステップ、及び
(c)前記細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下でのみ生成する新規核酸分子を検出することによって、前記剤が前記1つ以上の細胞又は生物を死滅させるか又はその増殖を阻止する能力を有するかどうかを調査するステップを含むか、本質的にそれらからなるか、又はそれらからなり、前記薬剤が前記細胞又は生物を死滅させるか又はその増殖を阻止することができる場合に、新規核酸分子は検出されない。
(a)細胞を(医薬用又は農業用の)薬剤に曝露するステップ、
(b)試料を、前記細胞の生存能力と関連する分子の存在下で、化学部分を核酸分子に付加するか又は核酸分子から除去することができる酵素と接触させ、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成するステップ、及び
(c)前記細胞の生存能力と関連する分子の存在下でのみ生成される新規核酸分子を検出することによって前記(医薬用又は農業用の)薬剤が前記細胞に対し有毒性であるかどうかを調査するステップを含むか、本質的にそれらからなるか、又はそれらからなり、前記分子が前記細胞に対し有毒性である場合に新規核酸分子は検出されない。
a)試料を、前記細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下で、化学部分を核酸分子に付加するか又は核酸分子から除去することができる酵素と接触させ、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成するステップと、
b)前記細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下でのみ生成される新規核酸分子を検出することによって生存能力のある細胞又は生物の存在を調査するステップと
を含むか、本質的にそれらからなるか、又はそれらからなり、新規核酸分子が検出される場合は、対象は感染しているか又は疾患を有すると考えられる。
(2)薬剤は対象に対して非アレルギー性でなければならず、
(3)薬剤は対象の天然の植物相を消滅させてはならず、
(4)薬剤は安定でなければならず、
(5)薬剤は好ましくは安価であり、容易に入手でき/製造が容易でなければならず、
(6)薬剤は病原体の耐性が(かなりの程度に)発達しないように、十分に強力でなければならない。この特性は、本発明の第2の態様(上記)に従って記載される方法によって試験することができる。
本発明は、本発明の方法の実施を可能にし、またそれに適するキットも提供する。
(a)核酸分子、及び
(b)前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下で、化学部分を核酸分子に付加するか又は核酸分子から除去し、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成することができる酵素を含むか、本質的にそれからなるか、又はそれからなるキットを提供する。
(a)核酸分子、及び
(b)前記細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下で、化学部分を核酸分子に付加するか又は核酸分子から除去し、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成することができる酵素を含むか、本質的にそれからなるか、又はそれからなるキットを提供する。
(a)核酸分子、及び
(b)前記細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下で、化学部分を核酸分子に付加するか又は核酸分子から除去し、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成することができる酵素を含むか、本質的にそれからなるか、又はそれからなるキットを提供する。
(a)核酸分子、及び
(b)前記細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下で、化学部分を核酸分子に付加するか又は核酸分子から除去し、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成することができる酵素を含むか、本質的にそれからなるか、又はそれからなるキットを提供する。
(a)核酸分子、及び
(b)前記細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下で、化学部分を核酸分子に付加するか又は核酸分子から除去し、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成することができる酵素を含むか、本質的にそれからなるか、又はそれからなるキットを提供する。
実施例1
図2に示す実施形態において、DNA基質は磁性ビーズと共有結合して、又は、図に示すようにビーズに共有結合したストレプトアビジン(S)へのオリゴの5’末端のビオチン(B)の結合を通して、エンドユーザーに供給される。この場合、前に記載したように、両方をビーズに共有結合する前にストレプトアビジンをリガーゼと適当なモル比(経験的に決定される)で混合することによって、ビーズをストレプトアビジンで予め標識する。この実施形態において、PCRの基質を形成する矢印で示したPCRプライマー部位を有する2つのオリゴは、第3のブリッジングオリゴによって非共有結合的に連結される。この3オリゴ構造は、室温で安定である。ATPの存在下でリガーゼによるライゲーションが起こると、安定した共有結合が1つのオリゴの3’末端と他のオリゴの5’リン酸化(P)末端との間で形成され、それによりPCRの基質が形成される。ライゲーションが起こらない場合、PCRの基質は形成されない。リガーゼ及びDNA基質がビーズに結合したこのフォーマットの利点は、リガーゼがDNA基質と近接することである。このことはライゲーション反応の動態を活発にし、ATPの検出をより高感度にし、さらに、いかなる外来性DNA、例えばリガーゼについて競合性の基質であるかもしれない細菌DNAによるライゲーションのいかなる干渉も最小化する。
図3に示す実施形態において、DNA基質は磁性ビーズと共有結合して、又は、図に示すようにビーズに共有結合したストレプトアビジン(S)へのオリゴの5’末端のビオチン(B)の結合を通して、エンドユーザーに供給される。この場合、前に記載したように、両方をビーズに共有結合する前にストレプトアビジンをリガーゼと適当なモル比(経験的に決定される)で混合することによって、ビーズをストレプトアビジンで予め標識する。この実施形態において、PCRの基質を形成することができる矢印で示したPCRプライマー部位を有する二重オリゴは、両者ともビーズと共有結合して存在する。ATPの存在下でリガーゼによるライゲーションが起こると、安定した共有結合が少なくとも1つの二重オリゴの3’末端と他の二重オリゴの5’リン酸化(P)末端との間で形成される。これにより、PCRの基質が形成される。ライゲーションが起こらない場合、PCRの基質は形成されない。リガーゼ及びDNA基質がビーズに結合したこのフォーマットの利点は、リガーゼがDNA基質と近接することである。このことはライゲーション反応の動態を活発にし、ATPの検出をより高感度にし、さらに、いかなる外来性DNA、例えばリガーゼについて競合性の基質であるかもしれない細菌DNAによるライゲーションのいかなる干渉も最小化する。
序論
リガーゼ酵素を常磁性ビーズに結合して脱アデニル化した。DNA基質を用いてATPの連続希釈を検出するために、この脱アデニル化されたリガーゼを用いた。ATPの存在下で、リガーゼはDNAの2つの断片を結合し、この新しいDNA配列をPCR及びアガロースゲル電気泳動によって検出した。
リガーゼの脱アデニル化及びビーズへのリガーゼの架橋
1. 500μlのDynal M270アミン常磁性ビーズを、磁石を用いてPBS中で洗浄し、PBS中の1mg/mlのスベリン酸ヒドロキシルコハク酸エステル(Sigma)と室温で30分間、振盪させながらインキュベートした。
2. 4000単位のT4 DNAリガーゼ(New England Biolabs)を、50mMのHepes pH7.5、5mMのピロリン酸ナトリウム、10mMのDTTが含まれた500μlの容積中で、室温で30分間脱アデニル化した。
3. ビーズをPBSで2回、次に50mMのHepes pH7.5で洗浄し、リガーゼ混合物を洗浄したビーズに加え、室温で30分間、振盪させながらインキュベートした。
4. 固定化リガーゼを、50mMのHepes pH7.5、5mMピロリン酸ナトリウム、10mMのDTTで2回洗浄し、この洗浄液の500μlで10分間インキュベートした。
5. 最後に、固定化リガーゼをTBS、10mMのDTT、10mMのエタノールアミン、1mMのMgCl2で5回洗浄し、使用前はこの緩衝液の500μlで保存した。
1. 先に述べたように調製した25μlのビーズを捕獲して、液体を除去した。
2. ビーズは、0.6倍のTBSで希釈したATPの溶液、1mMのMgCl2並びに、一本鎖の相補性オーバーハング及び5’リン酸基を有するDNAの2つの二重鎖断片のそれぞれの10ngからなるDNA基質を含む、10μlの反応液の中で再懸濁した(図1を参照)。各DNA二重鎖は、等モル量の合成オリゴマーのアニーリングによって形成した。
3. ライゲーションを起こさせるために室温で1時間置いた後に、各反応液の5μlを、標準条件及び以下のPCRプライマーを用いてPCRによって分析した。
4. 25サイクルのPCRの後、生成物を3%(w/v)MetaPhor(Cambrex Bic Science)アガロースゲル上でアガロースゲル電気泳動によって分析した。
図1から、リガーゼ反応液に存在する非常に少ない量のATPがDNA二重鎖のライゲーション又は結合を触媒し、PCRで増幅及び検出することができる新しい分子を形成することができたことがわかる。図1から、この実験ではわずか0.1pmolのATPが、ATPを加えない対照からのシグナルよりも有意に大きいシグナルを与えたことがわかる。
この実験は、リガーゼを脱アデニル化して、次に非常に高感度のATP検出法の一部として用いることができることを示す。
序論
実験1で記載したようにリガーゼ酵素を常磁性ビーズに結合して脱アデニル化した。大容積に希釈したATPを捕獲するためにこの脱アデニル化したリガーゼを用い、捕獲したATPを次にDNA基質のライゲーション及びPCRによって検出した。
ビーズの脱アデニル及びビーズへのリガーゼの架橋は、実験1で記載されているとおりである。
1. 先に述べたように調製した50μlのリガーゼ結合ビーズを捕獲して、液体を除去した。
2. ビーズを、ATPの連続希釈を含む1mlのTBS、10mMのDTT、1mMのMgCl2で再懸濁し、室温で30分間振盪させながらインキュベートした。ATPの捕獲後、ビーズを捕獲して、実験1で記載したように0.6倍のTBS、1mMのMgCl2並びに、DNAの2つの二重鎖断片のそれぞれの10ngからなるDNA基質を含むライゲーション反応液の中に再懸濁した。
3. ライゲーションを起こさせるために室温で1時間置いた後に、実験1で記載したように各反応液の5μlをPCR及びmetaphorゲル分析によって分析した。
1mlのTBSで希釈したわずか0.1pmolのATPが、ATPを加えない対照からのシグナルよりも有意に大きいシグナルを与えた。
この実験は、脱アデニル化されたリガーゼは大容積から少量のATPを捕獲することができ、次にライゲーション及びライゲーション生成物のPCR分析を用いてそれを検出することができることを示す。このことは、試験前にATPを濃縮するために、本発明を用いることができることを証明する。
方法
1. ATPの10倍希釈溶液を、100μlのリガーゼ緩衝液(50mM Tris pH7.5、1mM MgCl2、1mM DTT)で調製した。
2. 5μlのリガーゼ/DNA基質常磁性ビーズ(図3で記載されているように調製、上記参照)を加え、8℃で60分間インキュベートした。
3. 次にビーズを、磁石を用いて収集し、20μlのリガーゼ緩衝液で再懸濁した。
4. 95℃で5分間加熱した後に、溶出したライゲーション生成物の2μlを、PCRで定量化した。
5. PCRは、定量PCR機器、PTC−200、GRIにより、以下のプライマー
を標準条件下で用い、euxogentecからのqPCR Mastermix SYBR Green1−No Rox PCR mixを用いて実施した。サイクルは50℃で2分間、95℃で15分間、次に95℃で10秒間、55℃で15秒間及び72℃で15秒間のサイクルを40サイクルであった。SYBR green色素の蛍光を、各72℃のステップの終わりに測定した(図4を参照)。
グラフは、その結果PCRによって検出される、DNA鎖のATP依存性リガーゼ媒介共有結合のリアルタイム測定を示す。より多くのATPが反応液に存在するに従い、より多くのDNA鎖のライゲーションが起こり、より多くのDNAがPCRによって検出される。
定量PCRで測定されたように、予想通り、ATPの濃度が高くなるに従い、ライゲーションDNA生成物の相関する増加があり、その全てはATPが皆無の対照で観察されたものよりも大きかった。
方法
1. 大腸菌の細菌培養をLB培地で調製し、定常期まで37℃で一晩増殖させた。
2. 翌日、細菌培養の10倍希釈溶液をLB培地で調製し、37℃で3時間増殖させた。
3. インキュベーションの後、LB寒天プレート上に平板培養し、一晩インキュベートし、コロニー数を数えることによって、細菌の適当な希釈溶液を定量化した。
4. ATPの定量化のために、各3時間培養物の10μlを、2.5μlの1M NaOH、1%(v/v)のトリトンX−100に加え、5分間インキュベートした後、25μlの0.1M HClで中和した。
5. 100μlのリガーゼ緩衝液を次に加え、続いて5μlのリガーゼ/DNA基質常磁性ビーズ(上の実施例1で記載されているように調製した)を加えた。
6. 8℃で60分間のインキュベーションの後、磁石を用いてビーズを収集し、20μlのリガーゼ緩衝液で再懸濁した。
7. 95℃で5分間加熱した後に、溶出したライゲーション生成物の2μlを、PCRで定量化した。
8. 定量PCRは、前に記載したように実施した。
DNA基質のATP触媒共有結合の測定手段としての定量PCRからのシグナルは、プレートカウントで測定された、ATPアッセイにおける細菌数の低下に従って低下した(図5を参照)。106〜104の細菌中に含まれるATPは、定量PCRにおいて無ATP対照より大きなシグナルを与えると判断された。
ATP依存性リガーゼによるDNA鎖の結合を含むATPアッセイは、104の大腸菌に含まれるATPの量を検出することができた。
方法
1. テトラサイクリン感受性大腸菌株の細菌培養をLB培地で調製し、定常期まで37℃で一晩増殖させた。
2. 翌日、細菌培養の100倍希釈溶液を、テトラサイクリンを加えた又は加えないLB培地で調製し、37℃で3時間増殖させた。
3. ATPの定量化のために、各3時間培養物の10μlを、2.5μlの1M NaOH、1%(v/v)のトリトンX−100に加え、5分間インキュベートした後、25μlの0.1M HClで中和した。
4. 100μlのリガーゼ緩衝液を次に加え、続いて5μlのリガーゼ/DNA基質常磁性ビーズ(上の実施例1で記載されているように調製した)を加えた。
5. 8℃で60分間のインキュベーションの後、磁石を用いてビーズを収集し、20μlのリガーゼ緩衝液で再懸濁した。
6. 95℃で5分間加熱した後に、溶出したライゲーション生成物の2μlをPCRで定量化した。
7. 定量PCRは、前に記載したように実施した。
定量PCR(図6)から、DNA基質鎖のATP触媒ライゲーションの量が、増殖培地中のテトラサイクリンの量の増加にともなって低下することがわかる。このことは、この大腸菌株はテトラサイクリンに感受性があるので、この抗生物質の存在下でのその増殖が制限され、その細菌の生存能力が低下するという事実を反映する。これは次に、我々のアッセイで、細菌内のATPの減少及び、細菌から放出されて測定された場合、DNA基質のATP依存性ライゲーションの減少をもたらす。共有結合したDNA生成物の形成の減少は、遅延性の定量PCRシグナルに反映される。
明らかに、抗生物質に対する細菌の感受性は、抗生物質による処理が細菌の生存能力の低下を引き起こし、並行して測定ATP量が減少する、この新規ATPアッセイによって証明することができる。
方法
1. MRSAの臨床分離株及び黄色ブドウ球菌株の抗生物質感受性株の細菌培養を栄養培地(Lab M、UK)で調製し、定常期まで37℃で一晩増殖させた。
2. 翌日、1μlアルカリホスファターゼ(10単位、New England Biolabs)を加え、60μg/mlオキサシリンを加えた及びそれを加えなかった同じ培地で細菌培養の100倍希釈溶液を調製し、37℃で3時間増殖させた。
3. ATPの定量化のために、各0時間(10μlの培養物を取り出して0分時に処理)及び3時間培養物の10μlを、2.5μlの1M NaOH、1%(v/v)のトリトンX−100に加え、5分間インキュベートした後、25μlの0.1M HClで中和した。
4. 100μlのリガーゼ緩衝液を次に加え、続いて5μlのリガーゼ/DNA基質常磁性ビーズ(上の実施例2で記載されているように調製した)を加えた。
5. 8℃で60分間のインキュベーションの後、磁石を用いてビーズを収集し、20μlのリガーゼ緩衝液で再懸濁した。
6. 95℃で5分間加熱した後に、溶出したライゲーション生成物の2μlをPCRで定量化した。
7. 定量PCRは、前に記載したように実施した。
図7は、オキサシリン(メチシリンの代用物であるin vitro抗生物質)の抗生物質チャレンジにいかなる耐性も示さないメチシリン感受性株の結果を示す。0時点と比較して3時間後に増殖及びATPの増加が観察された。この増殖及びATPの増加は、生物をオキサシリンの存在下で増殖させたときには観察されない。生物はこの抗生物質に対し感受性があり、生物の生存能力の減少は生物中のATPの減少によって示される。
オキサシリンの存在下で増殖の後、MRSA及び黄色ブドウ球菌の感受性臨床分離株のATP含有量に明白な差がある。この抗生物質の中で増殖させると、感受性細菌株は生存能力及びATPを失うが、耐性のMRSA株は生存可能であり続け、より高いレベルのATPを維持する。
方法
1. 黄色ブドウ球菌株の臨床分離株の細菌培養を栄養培地(Lab M、UK)で調製し、定常期まで37℃で一晩増殖させた。
2. 翌日、1μlアルカリホスファターゼ(10単位、New England Biolabs)を加えた及びそれを加えなかった同じ培地で細菌培養の100倍希釈溶液を調製し、37℃で3時間増殖させた。
3. ATPの定量化のために、各0時間(10μlの培養物を取り出して0分時に処理)及び3時間培養物の10μlを、2.5μlの1M NaOH、1%(v/v)トリトンX−100に加え、5分間インキュベートした後、25μlの0.1M HClで中和した。
4. 100μlのリガーゼ緩衝液を次に加え、続いて5μlのリガーゼ/DNA基質常磁性ビーズ(上の実施例2で記載されているように調製した)を加えた。
5. 8℃で60分間のインキュベーションの後、磁石を用いてビーズを収集し、20μlのリガーゼ緩衝液で再懸濁した。
6. 95℃で5分間加熱した後に、溶出したライゲーション生成物の2μlをPCRで定量化した。
7. 定量PCRは、前に記載したように実施した。
アルカリホスファターゼは、0時点でシグナルの減少をもたらす(図9を参照)。おそらく、この理由は、増殖する細胞から培地中に蓄積したATPが除去され、このアッセイで検出されないからである。より明瞭ではないが、細胞増殖の間に培地中にホスファターゼを混入させることは、無ホスファターゼ対照と比較して、3時間時のシグナルを増加させる。この理由は、不明である。
細胞増殖の間にアルカリホスファターゼなどのATP分解酵素又は薬剤を混入することは、生育不能又は瀕死の漏出性細胞から放出されるあらゆるATPの除去を助け、ゼロ対照と増殖相を有する細胞との間の非常に優れた識別シグナルを提供する。
Claims (27)
- 試料中の1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子を検出する方法であって、
a)試料を、前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下でのみ化学部分を核酸分子に付加するか又は核酸分子から除去することができるリガーゼを含む酵素と接触させ、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成するステップ、及び
b)前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下でのみ生成する新規核酸分子を検出することによって、前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在を検出するステップを含み、
前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子がATP又はNAD+を含む、方法。 - 新規核酸分子が、前記核酸分子とさらなる核酸分子とのライゲーションによって生成される、請求項1に記載の方法。
- リガーゼがT4 DNAリガーゼ又はT4 RNAリガーゼを含む、請求項1又は2に記載の方法。
- リガーゼが大腸菌DNAリガーゼを含む、請求項1又は2に記載の方法。
- 1つ以上の細胞又は生物が細菌及び/又は酵母を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 新規核酸分子が核酸増幅技術を用いて検出される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記1つ以上の細胞又は生物を濃縮するためにステップ(a)の前に試料を濾過するステップを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(a)の前に、検出すべき前記1つ以上の細胞又は生物ではなく試料中の他の細胞を溶解するステップをさらに含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
- 前記1つ以上の細胞又は生物によって提供されない、前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連するいかなる分子も試料から消滅又は消耗させるステップをさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子を放出するために、前記1つ以上の細胞又は生物の細胞を溶解することをさらに含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
- 前記1つ以上の細胞又は生物と関連する核酸分子を分解するために、1つ以上のヌクレアーゼによる試料の処理をさらに含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
- 酵素及び/又は核酸分子及び/又はさらなる核酸分子が固体支持体上に固定化される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
- (i)ある細胞又は生物を対象とした分子に対する前記細胞又は生物の耐性について、
及び/又は
(ii)ある細胞又は生物を死滅させるか又はそれらの増殖を阻止することができる分子についてスクリーニングする方法であって、
(a)前記細胞又は生物を前記分子に曝露するステップ、及び
(b)請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法を実施するステップを含み、前記分子に対する耐性がある場合及び/又は前記分子が前記細胞若しくは生物を死滅させるか又はそれらの増殖を阻止することができる場合に、新規核酸分子が検出される方法。 - 細胞培養の増殖を監視する方法であって、
(a)請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法を実施するステップ、及び
(b)前記細胞培養の増殖を判定するために新規核酸分子の存在及び/又はレベルを測定するステップを含む方法。 - 対象内の生存細胞又は生物の存在と関連する感染症又は疾患を診断するためにデータを提供する方法であって、
対象から得られた試料で、
(a)試料を、前記細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下で化学部分を核酸分子に付加するか又は核酸分子から除去することができるリガーゼを含む酵素と接触させ、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成するステップであって、前記細胞又は生物の生存能力と関連する分子がATP又はNAD+を含む、ステップ、及び
(b)前記細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下でのみ生成される新規核酸分子を検出することによって生存細胞又は生物の存在を調査するステップを含み、新規核酸分子の検出が、対象が感染しているか又は疾患を有することを示唆する、方法。 - 哺乳動物又は植物の細胞に対する医薬用又は農業用の候補薬剤の毒性を判断する方法であって、哺乳動物又は植物の細胞試料で、
(a)前記細胞を前記薬剤に曝露するステップ、
(b)試料を、前記細胞の生存能力と関連する分子の存在下で化学部分を核酸分子に付加するか又は核酸分子から除去することができるリガーゼを含む酵素と接触させ、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成するステップであって、前記細胞又は生物の生存能力と関連する分子がATP又はNAD+を含む、ステップ、及び
(c)前記細胞の生存能力と関連する分子の存在下でのみ生成される新規核酸分子を検出することによって前記分子が前記細胞に毒性であるかどうかを調査するステップを含み、前記分子が前記細胞に毒性である場合に新規核酸分子は検出されない方法。 - 試料容積が1〜5mlである、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
- (i)試料中の1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子を検出することであって、前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子がATP又はNAD+を含み、及び/又は
(ii)1つ以上の細胞又は生物を対象にした分子への前記細胞又は生物の耐性についてスクリーニングすること、及び/又は
(iii)1つ以上の細胞又は生物を死滅させるか又はそれらの増殖を阻止することができる分子についてスクリーニングすること、及び/又は
(iv)哺乳動物又は植物の細胞に対する医薬用又は農業用の候補薬剤の毒性を判断することのいずれかのためのキットであって、
(a)核酸分子、
(b)前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子の存在下である化学部分を前記核酸分子へ加えるか又はそこから除去し、それによって新規の検出可能な核酸分子を生成することができるリガーゼを含む酵素であって、前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子がATP又はNAD+を含む、酵素、及び
(c)さらなる核酸分子
を含むキット。 - リガーゼがT4 DNAリガーゼ、T4 RNAリガーゼ又は大腸菌DNAリガーゼを含む、請求項18に記載のキット。
- 酵素および/または核酸分子および/またはさらなる核酸分子が固体支持体上に固定化される、請求項18または19に記載のキット。
- 核酸増幅のために必要な試薬をさらに含む、請求項18〜20のいずれか一項に記載のキット。
- 検出すべき1つ以上の細胞又は生物を他の細胞から分離するためのフィルターを含む、請求項18〜21のいずれか一項に記載のキット。
- 前記1つ以上の細胞又は生物によって提供されない、前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連するいかなる分子も試料から消滅又は消耗させる酵素をさらに含む、請求項18〜22のいずれか一項に記載のキット。
- 前記1つ以上の細胞又は生物の生存能力と関連する分子を放出するために、前記1つ以上の細胞又は生物の細胞を溶解する試薬をさらに含む、請求項18〜23のいずれか一項に記載のキット。
- 前記1つ以上の細胞又は生物と関連する核酸分子を分解するために1つ以上のヌクレアーゼをさらに含む、請求項18〜24のいずれか一項に記載のキット。
- 均質な反応混合物の形態である、請求項18〜25のいずれか一項に記載のキット。
- 請求項26に記載の前記キットを含むスプレー器具であって、前記キットを表面に投与するためのスプレー器具。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GBGB0513535.5A GB0513535D0 (en) | 2005-07-01 | 2005-07-01 | Improved methods of detecting microbes |
GB0513535.5 | 2005-07-01 | ||
PCT/GB2006/002475 WO2007003938A2 (en) | 2005-07-01 | 2006-07-03 | Improved methods of detecting viability-associated molecules |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009500009A JP2009500009A (ja) | 2009-01-08 |
JP5091856B2 true JP5091856B2 (ja) | 2012-12-05 |
Family
ID=34856530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008518977A Expired - Fee Related JP5091856B2 (ja) | 2005-07-01 | 2006-07-03 | 生存能力関連分子の改善された検出方法 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US7943314B2 (ja) |
EP (1) | EP1910566B1 (ja) |
JP (1) | JP5091856B2 (ja) |
CN (1) | CN101233244B (ja) |
AT (1) | ATE506455T1 (ja) |
AU (1) | AU2006264625B2 (ja) |
CA (1) | CA2613227A1 (ja) |
DE (1) | DE602006021429D1 (ja) |
GB (1) | GB0513535D0 (ja) |
WO (1) | WO2007003938A2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0513535D0 (en) * | 2005-07-01 | 2005-08-10 | Iseao Technologies Ltd | Improved methods of detecting microbes |
EP2160472A1 (en) * | 2007-06-04 | 2010-03-10 | IN Situ RCP A/S | Enzyme activity assay using rolling circle amplification |
WO2009006907A1 (en) * | 2007-07-12 | 2009-01-15 | In Situ Rcp A/S | Padlock probe amplification methods |
US8518658B1 (en) * | 2009-04-27 | 2013-08-27 | University Of South Florida | ATP-bioluminescence immunoassay |
US9567649B2 (en) | 2011-04-28 | 2017-02-14 | Jørn Erland Koch | System for identification of microorganism and detection of infectious disease |
CN104066853B (zh) * | 2012-01-05 | 2019-05-31 | 动量生物科学有限公司 | 改进的dna聚合酶活性测定和允许检测活微生物的方法 |
CN103115903B (zh) * | 2013-01-16 | 2014-11-12 | 大连理工大学 | 一种微量四环素类抗生素的荧光检测方法 |
GB2528647A (en) * | 2014-07-10 | 2016-02-03 | Momentum Bioscience Ltd | Detecting viable microorganisms |
KR20200088390A (ko) * | 2017-11-15 | 2020-07-22 | 국립대학법인 도야마 다이가쿠 | 혈액 검체의 전처리 방법 |
Family Cites Families (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1604249A (en) * | 1977-05-31 | 1981-12-02 | Kolehmainen S | Selective measurement of somatic and microbial cells |
US4303751A (en) * | 1980-06-16 | 1981-12-01 | Polaroid Corporation | Rupturable photographic processing alkaline fluid container |
JP3133328B2 (ja) * | 1991-02-13 | 2001-02-05 | 日本ミリポア株式会社 | 生菌数測定法 |
US20030036092A1 (en) * | 1991-11-15 | 2003-02-20 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Directed evolution of enzymes and antibodies |
GB9301118D0 (en) * | 1993-01-21 | 1993-03-10 | Secr Defence | Enzyme linked assays |
JP3228812B2 (ja) | 1993-02-10 | 2001-11-12 | 日本マイクロリス株式会社 | 生菌数を測定する方法 |
WO1995011996A1 (en) | 1993-10-27 | 1995-05-04 | Cornell Research Foundation, Inc. | Detection assay for listeria and erwinia microorganisms |
US5631130A (en) | 1994-05-13 | 1997-05-20 | Abbott Laboratories | Materials and methods for the detection of Mycobacterium tuberculosis |
US6020142A (en) * | 1996-10-04 | 2000-02-01 | Millennium Pharmaceuticals, Inc. | Rath genes and polypeptides and methods for the treatment and diagnosis of immune disorders |
US6602677B1 (en) * | 1997-09-19 | 2003-08-05 | Promega Corporation | Thermostable luciferases and methods of production |
US6703211B1 (en) * | 1998-03-13 | 2004-03-09 | Promega Corporation | Cellular detection by providing high energy phosphate donor other than ADP to produce ATP |
US7078512B2 (en) * | 1998-05-01 | 2006-07-18 | Schering-Plough Animal Health Corporation | Nucleic acid encoding feline CD86 |
NL1010224C2 (nl) * | 1998-09-30 | 2000-03-31 | Packard Biosciene B V | Werkwijze voor het detecteren van ATP. |
CN1198138C (zh) | 2000-09-25 | 2005-04-20 | 旭化成株式会社 | 酶电极 |
US6660489B2 (en) * | 2000-12-01 | 2003-12-09 | Becton, Dickinson And Company | ATP extraction method |
US7588886B2 (en) | 2001-01-26 | 2009-09-15 | Millipore Corporation | Process for the enumeration and identification of microorganisms |
US7083911B2 (en) * | 2001-02-16 | 2006-08-01 | Promega Corporation | Method for detection of ATP |
US20030044785A1 (en) | 2001-05-01 | 2003-03-06 | American Type Culture Collection | Method for identifying and genotyping microorganisms |
US7727722B2 (en) * | 2001-08-29 | 2010-06-01 | General Electric Company | Ligation amplification |
AU2002366025B2 (en) * | 2001-11-21 | 2007-08-23 | Unitika Ltd | ATP measurement method allowing visual judgement and reagent therefore |
JP2006526399A (ja) | 2003-06-02 | 2006-11-24 | チェック−ポインツ ホールディング ベー.フェー. | 食物サンプル中の微生物を高速に検出する方法 |
SE0301951D0 (sv) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | Pyrosequencing Ab | New method |
DE602005014110D1 (de) * | 2004-07-02 | 2009-06-04 | Promega Corp | Zusammensetzungen und verfahren zur extraktion und detektion von mikrobiellem atp |
US8337717B2 (en) * | 2004-11-10 | 2012-12-25 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Process for producing aqueous chlorine dioxide for surface disinfection and decontamination |
GB0513535D0 (en) * | 2005-07-01 | 2005-08-10 | Iseao Technologies Ltd | Improved methods of detecting microbes |
-
2005
- 2005-07-01 GB GBGB0513535.5A patent/GB0513535D0/en not_active Ceased
-
2006
- 2006-07-03 DE DE602006021429T patent/DE602006021429D1/de active Active
- 2006-07-03 CA CA002613227A patent/CA2613227A1/en not_active Abandoned
- 2006-07-03 AT AT06764897T patent/ATE506455T1/de not_active IP Right Cessation
- 2006-07-03 JP JP2008518977A patent/JP5091856B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2006-07-03 EP EP06764897A patent/EP1910566B1/en not_active Not-in-force
- 2006-07-03 WO PCT/GB2006/002475 patent/WO2007003938A2/en active Application Filing
- 2006-07-03 AU AU2006264625A patent/AU2006264625B2/en not_active Ceased
- 2006-07-03 CN CN2006800282459A patent/CN101233244B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2006-07-03 US US11/993,986 patent/US7943314B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-03-24 US US13/071,108 patent/US20110212438A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2006264625A1 (en) | 2007-01-11 |
AU2006264625B2 (en) | 2012-05-10 |
CN101233244A (zh) | 2008-07-30 |
WO2007003938A3 (en) | 2007-08-16 |
ATE506455T1 (de) | 2011-05-15 |
US20110212438A1 (en) | 2011-09-01 |
EP1910566B1 (en) | 2011-04-20 |
DE602006021429D1 (de) | 2011-06-01 |
US20090215047A1 (en) | 2009-08-27 |
CN101233244B (zh) | 2012-08-29 |
GB0513535D0 (en) | 2005-08-10 |
WO2007003938A2 (en) | 2007-01-11 |
US7943314B2 (en) | 2011-05-17 |
CA2613227A1 (en) | 2007-01-11 |
EP1910566A2 (en) | 2008-04-16 |
JP2009500009A (ja) | 2009-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5091856B2 (ja) | 生存能力関連分子の改善された検出方法 | |
EP2179052B1 (en) | Detection of micro-organisms based on their nad-dependent dna ligase activity | |
JP6603956B2 (ja) | ポリメラーゼ活性を指標として非精製サンプル中の微生物の存在を検出する方法 | |
JP2013537399A5 (ja) | ||
EP2419524B1 (en) | Detection of bacteria and fungi | |
Class et al. | Patent application title: Methods for Detection of Micro-Organisms Inventors: Christopher John Stanley (Cambridge, GB) Stuart Wilson (London, GB) Assignees: MICROSEN MEDTECH LIMITED |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090702 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120327 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20120627 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20120704 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120724 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120821 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120914 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |