JP5090762B2 - インバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、周波数指令値に基づいて電動機等の負荷を制御するインバータ装置に関する。
インバータ装置は、電動機等の負荷を制御するため汎用的に使用され様々な用途に用いられている。例えば、ベルトコンベアや工作機械などの特定用途でインバータ装置を使用するユーザにとっては、インバータ装置を使用する際の周波数指令値を微調整する必要がある。インバータ装置の開発業者はできる限り汎用品を開発するものの特定ユーザによっては頻繁に使用する周波数範囲内で微調整が要求されるため、その特定ユーザの要望をも満たす製品を開発することが望まれている。具体的には、近年、全設定可能周波数範囲の中のある限定された周波数範囲内において、例えば0.1Hz単位などで微調整して所定の周波数指令値を設定したいという要望がある。
本願に係るインバータ装置に関連する技術文献として例えば特許文献1に開示されている文献がある。この特許文献1に開示されている技術思想によれば、指令周波数のオーバーライドを設定するアナログデータを入力するアナログ入力回路と、アナログ入力回路から入力されたアナログデータをディジタル値に変換するアナログ/ディジタルコンバータと、少なくとも3個所以上の設定ポイントおよび各設定ポイントにおけるオーバーライド率を記憶する記憶部と、変換されたディジタル値を基に、近接する2箇所の設定ポイントを求め、この2箇所間の直線近似式で求められるオーバーライド率を計算し、外部より入力された指令周波数に、この計算されたオーバーライド率を乗算し指令周波数のオーバーライドを求めインバータ部を制御している。
特開2000−236693号公報
特許文献1に開示されているようにすると、周波数指令値を設定するためには入力電圧を調整してオーバーライド率を設定する必要があるが、当該入力電圧を微調整するためには2つの調整用入力器を設け、ユーザが一方の調整用入力器によって例えば1Hz単位で雑に調整した後、他方の調整用入力器によって例えば0.1Hz単位で微調整するようにする必要があった。
上記のような技術思想においては、調整用入力器を複数設けることによって微調整できるものの、近年、ある特定の周波数範囲内において簡易にしかも的確に周波数指令値を設定したいというユーザの要望がある。例えば、変更入力用の押しボタンスイッチを複数組み合わせて桁合わせをしながら設定する手法も考えられるが、桁合わせを行いながら調整するとユーザにとって操作が煩雑になるため好ましくない。
本発明は、的確且つ簡易に周波数指令値を設定可能とすることができ、使用ユーザの要望を満たすことのできるようにしたインバータ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願請求項1記載の発明は、入力値を入力するための入力部と、この入力部の入力値を全設定可能周波数範囲のうちの所定の周波数指令値に変換する変換部とを備え、変換部による周波数指令値に基づいて電動機等を可変速制御するインバータ装置を対象としており、変換部は、全設定可能周波数範囲内の一部の所定の周波数範囲内において入力部の入力値の変化に対する前記周波数指令値の変化の勾配を所定の周波数範囲外における変化の勾配よりも低い勾配で周波数指令値に変換することを特徴としている。
このような手段によれば、全設定可能周波数範囲のうちの一部の所定の周波数範囲内において低い勾配で線形的に周波数を変更入力できるため、的確で且つ簡易に周波数指令値を設定可能とすることができ、使用ユーザの要望を満たすことができる。
この場合、周波数範囲設定部を設け、外部入力された入力値に応じて所定の周波数範囲を設定すると良い。このとき、周波数範囲設定部が、外部入力された入力値に対応した周波数を中央周波数として予め定められた上下所定周波数範囲で所定の周波数範囲を設定したり(請求項1)、当該上下所定周波数範囲を外部から変更可能に構成したり(請求項2)、外部入力された第1および第2入力値に対応した周波数をそれぞれ微調整下限周波数および微調整上限周波数として所定の周波数範囲を設定したり(請求項3)、外部入力された第1および第2入力値の範囲内において予め定められた所定の勾配よりも低い勾配となるように所定の周波数範囲を設定する(請求項4)と良い。このような手段によれば、微調整可能な周波数範囲を設定することができるため使い勝手がよくなり汎用性が向上する。
また、入力部による微調整入力範囲を設定する微調整入力範囲設定部を設けると良い(請求項5)。この場合、微調整入力範囲設定部の微調整入力範囲を外部から変更可能に構成したり(請求項6)、微調整入力範囲を規定する微調整下限入力値および微調整上限入力値を個別に変更可能に構成しても良い(請求項7)。このような手段によれば、微調整可能な入力範囲を設定することができるため、使い勝手がよくなり汎用性が向上する。特に入力部が1回転未満の回転可能範囲に設定された周波数入力ボリュームである場合(請求項8)に、上述発明の効果は顕著となる。
本発明の一態様によれば、全設定可能周波数範囲内のうちの一部の所定の周波数範囲内において低い勾配で線形的に周波数指令値を変更入力できるため、的確且つ簡易に周波数指令値を設定でき、使用ユーザの要望を満たすことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図1ないし図5を参照しながら説明する。 図2は、インバータ装置の前面パネル付近の外観図を概略的に示している。
この図2に示すように、インバータ装置本体1の前面部にはパネル2が配設されている。このパネル2には周波数入力ボリューム3、表示器4が共に1つずつ設けられていると共に、さらに、モニタキー5、エンターキー6、ストップキー7、アップキー8、ダウンキー9、運転キー10による押しボタンスイッチが各1つずつ設けられている。
周波数入力ボリューム3は回動可能範囲A(図2参照)が制限されており、外部から例えば1回転未満で回動操作可能に構成されている。この周波数入力ボリューム3は詳しくは後述するが周波数指令値の変更入力を簡易に行うことを可能としている。
表示器4は、7セグメントLEDを4つ併設して4桁の小数点付き数字または4文字の英数字を表示可能なものであると共に、設定モードまたは運転モード等のモードを表示可能になっている。また、表示器4には、周波数指令値のほかに、インバータ装置本体1の運転制御にあたって必要な設定項目である各種のパラメータ、異常となったときの異常原因も表示されるようになっている。モニタキー5は、各種モード切替を可能としており、エンターキー6は、周波数指令値などの各種データを設定するために設けられている。
モニタキー5、アップキー8、ダウンキー9並びにエンターキー6は、これらのキーを操作することによって周波数指令値を入力して設定できるようになっており、また、この周波数指令値の設定のほかに各種インバータ装置1に必要とされるパラメータ値の設定もできるようになっている。
図1は、インバータ装置本体1の電気的構成をブロック図によって示している。インバータ装置本体1は、入力部11、設定部12、変換記憶部13、変換部14、変換値記憶部15、運転部16、表示部17の各機能に分けられる。
入力部11は、前記した1つの周波数入力ボリューム3により構成され、ユーザによって指示入力可能に構成されている。設定部12は、例えば1つのエンターキー12により構成され当該エンターキー12が押下されると入力部11による入力値を設定値として変換部14に与える。尚、図示しないが、検出部が各種キー7〜9の押下信号を検出するようになっており、各電気的構成ブロックに対して当該押下信号が与えられるようになっている。
図3は、この入出力関係を概略的に示している。この図3に示すように、入力部11の周波数入力ボリューム3の回動操作量に対して線形的なある所定勾配の比例関係をもって入力値(設定値)とされる。尚、周波数入力ボリューム3の回動可能制限範囲Aを0〜100%という値に割り振った場合、これらのある所定の制限範囲に応じた線形的な設定値が入力値(設定値)とされる。
変換部14は、入力部11により入力された入力値または設定部12により設定された設定値を変換記憶部13に記憶された変換テーブルTに応じて変換する。図4は、変換記憶部13に記憶される変換テーブルTの一例を示している。
図4の変換テーブルTに示すように、入力値(設定値)が0%のとき(図2の位置A0参照:周波数入力ボリューム3が例えば左回動制限一杯のときにエンターキー12が押下されたとき)には、変換部14は0Hzを変換値とする。
また、入力値(設定値)が100%のとき(図2の位置A3参照:周波数入力ボリューム3が右回動制限一杯のときにエンターキー12が押下されたとき)には、変換部14は100Hzを変換値とする。
また、入力値(設定値)が40%のとき(図2の周波数入力ボリューム3のA1位置参照)には、変換部14は45Hzを変換値とする。さらに、入力値(設定値)が60%のとき(図2の周波数入力ボリューム3のA2位置参照)には、変換部14は55Hzを変換値とする。
これらの設定値以外の場合には、変換部14は、その隣接設定値間を線形的に補間して変換値を算出する。すなわち、図5に示すように、入力値(設定値)が0%〜40%のときには、入力値(設定値)の変化に応じて第1の所定勾配で線形的に変化する変化値を算出し、40%〜60%のとき(可動制限範囲Aのうちの中央所定回動範囲A1〜A2のとき)には、入力値(設定値)の変化に応じて第2の所定勾配(<第1の所定勾配)で線形的に変化する変化値を算出する。
さらに、60%〜100%のときには、入力値(設定値)の変化に応じて第3の所定勾配(例えば第1の所定勾配と等しい勾配)で線形的に変化する変化値を算出する。変換部14は、設定部12の設定値を変換テーブルに応じて変換すると変換値記憶部15に周波数指令値として記憶させる。
表示部17は、表示器4とその表示制御を行う制御部とによって構成され、変換部14により変換された変換値を表示器4に表示制御するようになっている。また、運転部16は、変換値記憶部15に記憶された周波数指令値に基づいてインバータ(図示せず)を運転するように構成されている。
ところで、例えばベルトコンベアや工作機械などの特定用途においてインバータ装置1を使用するユーザにとっては、頻繁に使用されるある所定の周波数範囲内において周波数指令値を微調整したいという要望がある。全設定可能周波数範囲(例えば0Hz〜100Hz)の中のある限定された所定の周波数範囲(例えば45Hz〜55Hz)において、例えば0.1Hz単位などで微調整したいという要望がある。
そこで、本実施形態では、変換部14が変換記憶部13に予め記憶された変換テーブルTに基づいて入力値(設定値)を変換して周波数指令値として変換値記憶部15に記憶させると共に、当該変換値記憶部15に記憶された周波数指令値に基づいて運転部16が運転するようになっており、変換部14が入力値の変化に応じた線形的な勾配を50Hzを中央値とした±5Hzの間においてその他の周波数範囲における勾配に比較して低い勾配で変換して周波数指令値としている。これにより、50Hzを中心周波数とした±5Hzの周波数範囲内において細かく且つ簡易に周波数指令値を設定することができ、使用ユーザの要望を満たすことができるようになる。
(第2の実施形態)
図6ないし図8は、本発明の第2の実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、微調整可能な周波数範囲や入力範囲を外部から設定可能に構成したところにある。また、外部入力された入力値に対応した周波数を中心値として予め定められた上下所定周波数範囲で微調整可能にしたところにある。前述実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
外部から微調整可能な周波数範囲を設定するため、インバータ装置1に代わるインバータ装置18には設定モードが設けられている。この設定モードは、モニターキー5が外部から押下されることによって当該押下信号を検出しモード移行し微調整可能な周波数範囲を設定可能になるモードを示している。
図6は、電気的構成を概略的なブロック図により示している。インバータ装置18は、前述実施形態で説明した電気的構成ブロックの他に微調整範囲設定部19を備えている。微調整範囲設定部19は、微調整入力範囲と、当該微調整入力範囲に対応した微調整周波数範囲とを変換記憶部13に対して変換テーブルとして設定記憶させるようになっている。変換部14は、変換記憶部13に記憶された変換テーブルに応じて線形的に変換し、運転部16がこの変換結果に応じて運転する。
微調整範囲設定部19には記憶部20が設けられている。図7(a)は、微調整範囲設定の説明図を示すと共に入力値(設定値)に応じた変換出力周波数を示している。また図7(b)は、記憶部20に記憶される規定値の一例を概略的に示している。
図7(b)に示すように、記憶部20には、中央入力値Pcから微調整下限入力値P1/微調整上限入力値P2までの中央入力値Pcに対する割合(%)と、中央周波数Fcから微調整下限周波数F1/微調整上限周波数F2までの周波数範囲とが予め記憶されている。
中央入力値Pcは、設定モードにおいて周波数入力ボリューム3が回動されることによって入力値が入力され設定部12により設定されることにより定められる値であり、微調整入力時の中央周波数を決定するときの周波数入力ボリューム3の入力位置に対応した値を表している。
微調整下限入力値P1は、入力値(設定値)の微調整下範囲を規定する値であり、微調整下限周波数F1を決定するときの周波数入力ボリューム3の入力位置に対応した値を表している。
微調整上限入力値P2は、入力値(設定値)の微調整上範囲を規定する値であり、微調整上限周波数F2を決定するときの周波数入力ボリューム3の入力位置に対応した値を表している。
中央周波数Fcは中央入力値Pcに対応した周波数を示している。微調整下限周波数F1は微調整下限入力値P1に対応した微調整の下限周波数を示しており、微調整上限周波数F2は微調整上限入力値P2に対応した微調整の上限周波数を示している。
以下、外部操作入力に応じた設定モードにおける動作について説明する。図8は、設定モード時の動作を概略的に示すフローチャートである。前述したように、インバータ装置18は、モニターキー5が押下されることによって当該押下信号を検出し設定モードに移行する(S1、S2)。
周波数入力ボリューム3が操作され入力部11により当該周波数入力ボリュームの入力値を読取り(S3)、変換部14が入力値を周波数に変換し(S4)、表示部17が表示器4に表示する(S5)。この後、エンターキー6の押下信号を検出するまでS3〜S5の処理を繰り返す。エンターキー6の押下信号を検出すると(S6)、変換部14によって変換された周波数を中央周波数Fcとする(S7)と共に、周波数入力ボリューム3によって指示入力された入力値を中央入力値Pcとして設定する(S8)。
微調整範囲設定部19は、図7(b)のように記憶部20に記憶された変換テーブルに基づいて中央入力値Pcおよび中央周波数Fcから微調整下限入力値P1、微調整上限入力値P2、微調整下限周波数F1、微調整上限周波数F2を算出する(S9)。具体的には、微調整範囲設定部19は、中央周波数Fcから上下の所定周波数(例えば5Hz)で微調整上限下限周波数F1、F2を設定する。
そして、モニターキー5の押下信号を検出する(S10)まで待機し、モニターキー5の押下信号を検出すると、微調整下限入力値P1、微調整上限入力値P2、微調整下限周波数F1、微調整上限周波数F2を変換記憶部13に保存し(S11)、設定モードを終了する(S12)。
設定モードを終了した後、周波数指令値を設定するときには図7(a)に示す入力値(設定値)と周波数との関係に基づいて周波数指令値を設定できるようになる。すなわち、ユーザが微調整下限入力値P1から微調整上限入力値P2に対応した回動範囲で周波数入力ボリューム3を調整すると、対応した所定の周波数範囲(微調整下限周波数F1から調整上限周波数F2)内において低い勾配で微調整することができ、ユーザが微調整を必要と判断した中央周波数Fcを中心値とした所定の周波数範囲(例えば±5Hz)内において周波数指令値を簡易に且つ的確に微調整入力できるようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、周波数入力ボリューム3により入力されエンターキー6の押下信号を検出することによって中央入力値Pcおよび中央周波数Fcが設定されると、この中央入力値Pcおよび中央周波数Fcを中心として予め定められた割合で入力範囲、周波数範囲を微調整可能範囲として設定するため、所定の入力範囲および所定の周波数範囲内において微調整できるようになり、簡易且つ的確な周波数指令値を設定できるようになる。
尚、微調整入力範囲(微調整下限入力値P1、微調整上限入力値P2)と、微調整周波数範囲(微調整下限周波数F1、微調整上限周波数F2)とを共に設定できるようにしたが、何れか一方のみの範囲を設定するようにしても良い。
(第3の実施形態)
図9は、本発明の第の実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、微調整下限入力値P1、微調整上限入力値P2、微調整下限周波数F1、微調整上限周波数F2を外部から個別に設定可能としたところにある。前述実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分についてのみ説明を行う。
まずインバータ装置18は、モニターキー5の押下信号を検出すると、設定モードに移行する(S21、S22)が、その後、周波数入力ボリューム3による入力値を読取る(S23)と、表示部17は表示器4に対して入力値(0%〜100%の値)を表示制御する(S24)。これらのS23〜S25の処理は、エンターキー6の押下信号を検出する(S25:YES)まで繰り返されるが、エンターキー5の押下信号を検出すると、入力された指示入力値を微調整下限入力値P1として設定する(S26)。
次に、周波数入力ボリューム3による入力値を読取る(S27)と、入力値を周波数に変換し(S28)、表示部17は表示器4に対して周波数を表示制御する(S29)。これらのS27〜S29の処理は、エンターキー5の押下信号を検出する(S30:YES)まで繰り返されるが、当該押下信号を検出すると、微調整下限周波数F1として設定する(S31)。
その後、前述のS23〜S24の処理と同様に、周波数入力ボリューム3の入力値を読取り(S32〜S33) エンターキー6の押下信号を検出すると、微調整上限入力値P2として設定する(S35)。さらに、前述のS27〜S29の処理と同様に、周波数入力ボリューム3の入力値を読取り(S36〜S38) エンターキー6の押下信号を検出すると、微調整上限周波数F2として設定する(S40)。その後、変換記憶部13に保存し、設定モードを終了する(S11、S12)。
本実施形態によれば、微調整下限入力値P1、微調整下限周波数F1、微調整上限入力値P2、微調整上限周波数F2を個別に変更設定可能に構成しているため、微調整入力範囲、微調整周波数範囲を外部から個別に変更設定できるようになり、使い勝手がよくなり汎用性が向上し、利便性が向上する。
(第4の実施形態)
図10および図11は、本発明の第4の実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、外部入力された第1および第2入力値の範囲内では予め定められた所定の勾配よりも低い勾配で微調整可能に構成したところにある。前述実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
図11(a)は、例えば電源投入直後の初期設定時の入力値(設定値)に対する周波数変換値を示している。
この図11(a)に示すように、初期設定時には所定の勾配で入力値(設定値)に応じた周波数に変換するように構成されている。また、図11(b)は、微調整変換後の入力値(設定値)に応じた周波数変換値を示している。
図11(c)は、記憶部20に予め記憶される勾配変換比率を示している。この勾配変換比率は、初期勾配などの勾配を微調整時に変換する比率(<1)を示しており、この例では0.5倍に設定されている。
図10は、動作を概略的なフローチャートによって示している。
まず、前述実施形態と同様に、モニターキー5の押下信号を検出する(S61:YES)と設定モードに移行する(S62)。さらに前述実施形態と同様に、周波数入力ボリューム3による入力値を読取り(S63)、入力値を周波数に変換し(S64)、周波数を表示する(S65)が、エンターキー6の押下信号を検出する(S66:YES)と、そのときの入力値と周波数とを微調整下限入力値P1と微調整下限周波数F1に設定する(S67)。このとき、電源投入初期から設定が行われた場合、微調整下限周波数F1は、入力値P1に対して初期設定時の所定の勾配で変換して対応した周波数FP1に一致する。
その後、周波数入力ボリューム3による入力値を読取り(S68)、入力値を周波数に変換し(S69)、周波数を表示する(S70)が、エンターキー6の押下信号を検出すると、
微調整上限周波数F2=周波数FP1+(周波数FP2−周波数FP1)×(勾配変換比率)…(1)
として算出する(S72)。尚、周波数FP2は、図11(a)に示すように、初期設定時における入力値P2に対して初期設定時の所定の勾配で変換して対応した周波数を示している。すなわち、ステップS72において微調整上限周波数F2を設定するが、このとき予め定められた勾配変換比率が1より小さい値(例えば0.5倍)に設定されているため、図11(b)に示すように、周波数変換時の勾配を入力値P1から入力値P2の範囲において低く設定することができる。この後、微調整上限入力値P2や微調整上限周波数F2を設定し(S73)、これらの入力値P1、P2や周波数F1、F2を変換記憶部13に保存し(S11)、設定モードを終了する(S12)。
このような実施形態によれば、周波数入力ボリューム3により入力されエンターキー6の押下信号を検出すると、予め設定された所定の勾配で微調整下限入力値P1および微調整下限周波数F1を設定すると共に、その後、周波数入力ボリューム3により入力されエンターキー6の押下信号を検出したときの入力位置を微調整上限入力値P2とし、当該入力値範囲P1〜P2では低く定められた勾配変換比率で周波数を変換して変換記憶部13に記憶させるため、外部入力された第1および第2入力値P1〜P2の範囲内では例えば初期設定時の所定の勾配よりも予め低く定められた勾配で変換して周波数範囲を設定できるようになる。これにより、微調整時の周波数範囲を簡易に設定できるようになり、より使い勝手がよくなり汎用性が向上する。
尚、ステップS65およびS70では周波数を表示しているが、入力値を表示するようにしても良い。また、ステップS66およびS71において、エンターキー6の押下信号を検出したことを条件としてステップS72において周波数F2を算出しているが、ステップS66においてエンターキー6の押下信号を検出し、その後、周波数入力ボリューム3の入力値を検出しながらエンターキー6の押下状態を検出し当該押下状態が途切れた(すなわちエンターキー6が離された)ことを検出したことを条件として周波数F2を算出するようにしても良い。このような形態でも同様の作用効果を得る。
本発明の第1の実施形態に係る電気的構成を概略的に示すブロック図 インバータ装置の入力部や表示器の態様を示す図 回動位置と入力値(設定値)との対応を示す図 変換テーブルを示す図 入力値(設定値)と周波数変換値との対応を示す図 本発明の第2の実施形態に係る図1相当図 (a)は微調整範囲の設定方法を概略的に示す図、(b)は微調整範囲を設定するための規定値を示す図 微調整範囲の設定動作を概略的に示すフローチャート 本発明の第3の実施形態に係る図8相当図 本発明の第4の実施形態に係る図8相当図 (a)は初期設定時の入力値(設定値)と周波数変換値との対応を示す図、(b)は微調整範囲設定後の入力値(設定値)と周波数変換値との対応を示す図、(c)は勾配変換比率を示す図
符号の説明
図面中、1、18はインバータ装置、3は周波数入力ボリューム、4は表示器、5はモニターキー、6はエンターキー、11は入力部、12は設定部、13は変換記憶部、14は変換部、17は表示部、19は微調整範囲設定部(微調整入力範囲設定部、周波数範囲設定部)を示す。

Claims (9)

  1. 入力値を入力するための入力部と、この入力部の入力値を全設定可能周波数範囲のうちの所定の周波数指令値に変換する変換部とを備え、前記変換部による周波数指令値に基づいて電動機等の負荷を制御するインバータ装置において、
    前記変換部は、前記全設定可能周波数範囲内の一部の所定の周波数範囲内において、前記入力部の入力値の変化に対する前記周波数指令値の変化の勾配を前記所定の周波数範囲外における変化の勾配よりも低い勾配で周波数指令値に変換するものであり、
    外部入力された入力値に応じて前記所定の周波数範囲を設定する周波数範囲設定部を備え、
    前記周波数範囲設定部は、外部入力された入力値に対応した周波数を中央周波数として予め定められた上下所定周波数範囲で前記所定の周波数範囲を設定することを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記周波数範囲設定部の上下所定周波数範囲を外部から変更可能に構成したことを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  3. 入力値を入力するための入力部と、この入力部の入力値を全設定可能周波数範囲のうちの所定の周波数指令値に変換する変換部とを備え、前記変換部による周波数指令値に基づいて電動機等の負荷を制御するインバータ装置において、
    前記変換部は、前記全設定可能周波数範囲内の一部の所定の周波数範囲内において、前記入力部の入力値の変化に対する前記周波数指令値の変化の勾配を前記所定の周波数範囲外における変化の勾配よりも低い勾配で周波数指令値に変換するものであり、
    外部入力された入力値に応じて前記所定の周波数範囲を設定する周波数範囲設定部を備え、
    前記周波数範囲設定部は、外部入力された第1および第2入力値に対応した周波数をそれぞれ微調整下限周波数および微調整上限周波数として前記所定の周波数範囲を設定することを特徴とするインバータ装置。
  4. 前記周波数範囲設定部は、外部入力された第1および第2入力値の範囲内において予め定められた所定の勾配よりも低い勾配となるように前記所定の周波数範囲を設定することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のインバータ装置。
  5. 前記入力部による微調整入力範囲を設定する微調整入力範囲設定部を備えたことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のインバータ装置。
  6. 前記微調整入力範囲設定部の微調整入力範囲を外部から変更可能に構成したことを特徴とする請求項5記載のインバータ装置。
  7. 前記微調整入力範囲設定部の微調整入力範囲を規定する微調整下限入力値および微調整上限入力値を個別に変更可能に構成したことを特徴とする請求項6記載のインバータ装置。
  8. 前記入力部は、1回転未満の回転可能範囲に設定された周波数入力ボリュームにより構成されていることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載のインバータ装置。
  9. 前記入力部による入力途中における周波数または入力値のみを表示可能な表示器を備えたことを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載のインバータ装置。
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