JP5284127B2 - 調節計 - Google Patents

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Description

本発明は、調節計に関し、特に詳しくは、複数のパラメータを用いて調整対象を調整する調節計に関するものである。
加熱処理炉などの温度を調整する調節計として、温調計が利用されている。例えば、PID制御を行う温調計では、PIDパラメータなどの多数のパラメータを設定する必要がある。温調計は、これらのパラメータの設定を利用して温度を調整する。すなわち、温調計は、温度センサでの計測値に基づいて、PID制御を行う。
このように、温調計には制御に必要なパラメータが多数設定される。例えば、PIDパラメータの他にも、制御モードのパラメータや、目標値や、操作量の上限値、及び下限値などの設定が行われる。制御モードの設定によって、PID制御から、ON/OFF制御に切り換わる。
このような温調計では、パラメータの設定を確認、変更するために、表示画面上にパラメータとその設定値を表示させている。例えば、温調計の前面側に、表示部と操作部とが設けられている。そして、表示部には、パラメータとその設定値が表示される。さらに、操作部での操作によって、表示されるパラメータを切換える。このとき、表示中のパラメータは予め設定されている表示順序にしたがって切換えられていく。このようにすることで、各パラメータの設定を確認、変更することができる。
温調計の高機能化に伴い、設定するパラメータ数が増加する傾向にある。そのため、ユーザが選択したパラメータを優先的に表示させる機能を付加した温調計がある(非特許文献1、2参照)。例えば、ユーザが表示させたいパラメータを登録する。その後、ユーザがユーザファンクションキーを押下することで、予め登録しておいたパラメータが表示される。このようにすることで、使用する頻度の高いパラメータを速やかに表示することができる。例えば、非特許文献2の調節計では、PF1、PF2のキーに対して5つのパラメータをそれぞれ設定することができるようになっている。
横河電機株式会社 UTシリーズ取扱説明書 セレクト画面の項 オムロン株式会社 E5ER取扱説明書 p8−68
しかしながら、ユーザが登録することができるパラメータの数には制限がある。すなわち、予め割り当てられている数以上のパラメータを登録することができない。このため、非特許文献1、2の調節計では、所望のパラメータを速やかに表示させることができないという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、所望のパラメータを速やかに表示させることができる調節計を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる調節計は、複数のパラメータを用いて、調整対象を調整する調節計であって、前記パラメータを表示する表示器と、前記複数のパラメータの表示順を当該パラメータに対応付けて記憶する設定パラメータ記憶部と、前記表示順に応じた遷移経路にしたがって、前記表示器に表示されるパラメータを切換える表示切換用入力手段と、前記複数のパラメータのうち、ユーザによって選択された選択パラメータを記憶する選択パラメータ記憶部と、前記表示器に対して、前記選択されたパラメータを優先的に表示させる選択パラメータ表示用入力手段と、を備え、前記選択パラメータ記憶部に記憶される1つの選択パラメータとして、2以上の前記パラメータを含むパラメータ群を設定可能なものである。これにより、所望のパラメータを速やかに表示することができる。
本発明の第2の態様にかかる調節計は、上記の調節計であって、前記パラメータ群に含まれる2以上のパラメータがユーザによって設定可能であることを特徴とするものである。これにより、より利便性を向上することができる。
本発明の第3の態様にかかる調節計は、上記の調節計であって、前記パラメータ群に加えて、1つのパラメータが、前記選択パラメータ記憶部に1つの選択パラメータとして設定可能であることを特徴とするものである。これにより、より利便性を向上することができる。
本発明によれば、所望のパラメータを速やかに表示することができる調節計を提供することができる。
本発明の実施の形態にかかる調節計の概観を示す正面図である。 本発明の実施の形態にかかる調節計の構成を示すブロック図である。 温調計の設定パラメータ記憶部に記憶されているデータ例を示す図である。 温調計の選択パラメータ記憶部に記憶されているデータ例を示す図である。 温調計の選択パラメータ記憶部に記憶されている別のデータ例を示す図である。 パラメータ設定群の定義データテーブルの一例を示す表である。 パラメータ設定群の定義データテーブルの一例を示す表である。 パラメータ設定群の定義データテーブルの一例を示す表である。 温調計の状態表示の切換手順を示すフローチャートである。
本実施の形態にかかる調節計は、複数のパラメータを用いて、調整対象を調整する調節計である。調節計は、パラメータを表示する表示器と、複数のパラメータの表示順を当該パラメータに対応付けて記憶する設定パラメータ記憶部と、表示順に応じた遷移経路にしたがって、表示器に表示されるパラメータを切換える表示切換用入力手段と、複数のパラメータのうち、ユーザによって選択された選択パラメータを記憶する選択パラメータ記憶部と、表示器に対して、選択されたパラメータを優先的に表示させる選択パラメータ表示用入力手段と、を備えている。さらに、この調節計では、選択パラメータ記憶部に記憶される1つの選択パラメータとして、2以上のパラメータを含むパラメータ群が設定可能になっている。
以下の説明では、調節計が温度を調整する温度調節計(以下、温調計とする)であるとして説明する。すなわち、温調計は、加熱装置や冷却装置等の温度を調整する。例えば、調整対象が加熱炉である場合、温調計は制御出力値(MV値)によって、加熱炉に設けられたヒータを制御する。また、調節計には、調整対象に設けられた温度センサによって測定された測定値(PV値)が入力されている。ユーザは調節計に制御目標としての設定値(SP値)を入力する。温調計は、このPV値とSP値とに基づいて、フィードバック制御を行う。すなわち、温調計は、予め設定されているSP値にPV値を近づけるように制御を行う。
そして、温調計が、SP値に対するPV値の偏差に応じて、ヒータをフィードバック制御する。具体的には、温調計がPID制御を行う。従って、温調計は、予め設定されているPIDパラメータの値に応じてヒータを制御する。例えば、PID制御の元で算出されたMV値を制御対象に出力する。これにより、加熱炉に設けられているヒータの出力が制御され、PV値がSP値に近づいていく。
次に、本実施の形態にかかる調節計について、図1、2を用いて説明する。図1は、温調計の外観を示す正面図である。図2は、温調計の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、温調計の表面には、表示部20と、入力部30が設けられている。このように、温調計は、前面に表示部20が設けられているパネル制御機器である。表示部20の下側には、入力部30が設けられている。入力部30によって各種制御パラメータの設定が入力される。すなわち、ユーザが入力部30を操作することで、所定の動作を行う。温調計は、設定された制御パラメータに基づいて、MV値を出力する。
温調計は、箱型形状を有しており、その内部に、マイクロプロセッサやメモリ等が設けられている。このマイクロプロセッサやメモリなどが温調計本体10に内蔵された、制御演算部1、データ入力部2、データ出力部3、表示制御部4、設定パラメータ記憶部7、選択パラメータ記憶部8などを構成する。
制御演算部1は、制御計算を行って、調整対象を制御するための情報を出力する。例えば、制御演算部1は、調整対象において測定された測定値(PV値)がデータ入力部2を介して入力されている。すなわち、データ入力部2には、調整対象において測定された温度が入力される。制御演算部1は、PV値やSP値やPIDパラメータ等を参照して、調整対象を動作させるための情報を出力する。例えば、制御演算部1は、データ出力部3を介して、調整対象にMV値を出力する。
また、表示制御部4は、温調計本体において取り扱われる複数種の情報(パラメータ)を表示部20に選択的に表示させる。すなわち、温調計本体10に内蔵されている表示制御部4が表示部20における表示を制御する。また、表示制御部4は、運転情報画面と、設定表示画面の表示を切換える。運転表示画面では、PV値、SP値、MV値などの調整対象の運転情報が表示される。設定表示画面では、制御演算に用いられる各種のパラメータが表示される。この設定表示画面において、ユーザがパラメータの入力、変更、確認などを行う。
例えば、表示部20は、温調計において取り扱われる複数種のパラメータを選択的に表示する。表示部20は、温調計本体10を内蔵したケースの前面パネルに組み込まれた複数桁の数字・文字表示器や、状態表示用の発光器などからなる。具体的には、図1に示すように、前面パネルには、第1表示部21と、第2表示部22とが設けられている。第1表示部21の下側に、第2表示部22が配置されている。表示部20には、1つのパラメータに対する情報が表示される。すなわち、複数種のパラメータの中から1つのパラメータを抽出して、選択的に表示する。
第1表示部21、第2表示部22は、複数桁の数字、文字を表示する。第2表示部22は、第1表示部21よりも若干、小型になっている。ここでは、第1表示部21、及び第2表示部22は、それぞれ、5桁の数字、文字を表示する。第1表示部21、及び第2表示部22は、アルファベットや数字を表示することで、温調計に設定されているパラメータを表現する。また、運転表示画面では、第1表示部21、及び第2表示部22は、上述のPV値、SP値、MV値等の調整対象の運転状態を表示する。
第2表示部22の下側には、入力部30が設けられている。すなわち、ユーザが入力部30を操作することによって、所定の情報が温調計に入力される。ここでは、入力部30は、縦2×横5の10個のキーから構成されているが、キーの数はこれに限られるものではない。
入力部30には、表示切換用キー31、第1ユーザファンクションキー32、第2ユーザファンクションキー33、第3ユーザファンクションキー34、第4ユーザファンクションキー35、ディスプレイキー36、及びエンターキー37等を含んでいる。図1には図示されていないが、表示切換用キー31は前面パネルにおいて「para」と表記されている。同様に、第1ユーザファンクションキー32は「uf1」、第2ユーザファンクションキー33は「uf2」、第3ユーザファンクションキー34は「uf3」、第4ユーザファンクションキー35は「uf4」、ディスプレイキー36は「display」、エンターキー37は「enter」と表記されている。もちろん、図示したキー配列以外の配列であってもよい。
表示切換用キー31は、運転表示画面から設定表示画面に切換える際に用いられる。例えば、運転表示画面を表示中に、ユーザが表示切換用キー31を押すと、設定表示状態となって、設定表示画面に切り替わる。これにより、所定のパラメータの値を表示させることができるようになる。また、ディスプレイキー36は、設定表示画面から運転表示画面に切換える際に用いられる。例えば、設定表示画面を表示中に、ユーザがディスプレイキー36を押すと、運転状態表示となって、運転表示画面に切り替わる。これにより、PV値、MV値、SP値などを表示することができる。設定表示画面が表示されている時に、ユーザが表示切換用キー31を押すと、表示部20に表示されているパラメータが順番に切り換わっていく。
さらに、ユーザが、第1ユーザファンクションキー32、第2ユーザファンクションキー33、第3ユーザファンクションキー34、第4ユーザファンクションキー35を押すと、ユーザが定義したパラメータを表示する。例えば、ユーザは、全てのパラメータの中から使用頻度の高いパラメータを選択して、選択パラメータとしてユーザファンクションに定義する。第1ユーザファンクションキー32には、8つのパラメータが定義可能になっている。そして、第1ユーザファンクションキー32を繰り返し押すことで、定義された8つの選択パラメータが順番に表示されていく。選択パラメータは、全てのパラメータの中から選択される。
ユーザがパラメータの表示中にディスプレイキー36を押すと、元の運転状態表示に戻る。エンターキー37は、パラメータの設定などに用いられる。例えば、表示切換用キー31の操作により、あるパラメータが表示されている間、エンターキー37を押すと、そのパラメータの値が入力可能な状態となる。そして、ユーザが上下の矢印キーなどでパラメータとして設定したい値を決定して、再度エンターキー37を押すことで、パラメータの値を入力することができる。
上記のパラメータとその値は、図2に示す設定パラメータ記憶部7に記憶されている。例えば、設定パラメータ記憶部7は、複数種のパラメータを識別する識別子を、その内容及び値とともに、テーブルとして記憶している。例えば、図3に示すように、識別番号と、項目名が対応付けられて記憶されている。さらに、識別番号に、ユーザによって設定されたパラメータ値が対応付けられている(不図示)。すなわち、ユーザが入力したパラメータ値がそのパラメータの識別番号に紐付けられて、設定パラメータ記憶部7に格納される。このように、全てのパラメータが1つのテーブル(表)に記憶されている。なお、設定パラメータ記憶部7は、メモリの一部又は全部によって構成されている。
例えば、識別番号1001は、PIDパラメータ第1組の比例帯(P)を示している。同様に、識別番号1002は、PIDパラメータ第1組の積分時間(I)を示し、識別番号1003は、PIDパラメータ第1組の微分時間(D)を示している、PIDパラメータ第1組によって、調整を行なう場合、この識別番号1001〜1003に対応付けられているPIDの値が、PID制御に使用される。換言すると、制御演算部1が識別番号1001〜1003のPID値を用いて、制御演算を行う。
さらに、識別番号1004は、PIDパラメータ第1組の出力下限、識別番号1005はPIDパラメータ第1組の出力上限となっている。これらパラメータ値は、0〜100(%)の値で設定される。従って、識別番号1004、1005に設定されている範囲の値(%)を越えないように、制御演算部1がMV値を算出する。
また、識別番号2001、2002は、イベント1の上限設定と下限設定となっている。識別番号3001〜3005は、PIDパラメータ第2組の比例帯(P)、積分時間(I)、微分時間(D)、出力下限、出力上限となっている。
設定表示画面では、この識別番号順に、表示が切り換わっていく。例えば、設定表示画面になると、最初に、識別番号1001のパラメータを示す文字(アルファベット)とそのパラメータの値が、表示部20に表示される。この状態で、表示切換用キー31を押すと、次の識別番号である識別番号1002のパラメータが表示される。このように、表示切換用キー31を押すと、次の識別番号に対応するパラメータが表示される。すなわち、識別番号が小さいものから順番に表示が切り換わっていく。識別番号が最大のパラメータが表示されている状態で、表示切換用キー31を押すと、最小の識別番号1001のパラメータ表示に戻る。すなわち、表示の遷移経路は、識別番号に応じたループになっている。
このように、識別番号は、表示切換用キー31によって切り換わるパラメータの表示順番を確定している。よって、ユーザが表示切換用キー31を押すことで、表示順にしたがった遷移経路で、表示が切り換わって行く。なお、表示順は、識別番号の小さい順ではなくて、大きい順でもよい。あるいは、識別番号で階層化して、表示を行ってもよい。
ここで、識別番号9001は、PIDパラメータ第1組のパラメータ設定群、識別番号9002はPIDパラメータ第2組のパラメータ設定群となっている。識別番号9001、9002では、1つの識別番号に対して、2以上のパラメータが対応付けられている。ここでは、識別番号9001が、識別番号1001〜1005の5つのパラメータを含んでいる。同様に、識別番号9002が、識別番号3001〜3005の5つのパラメータを含んでいる。
このように、9000番台の識別番号には、複数のパラメータを含むパラメータ設定群が割り当てられている。すなわち、1つの識別番号に2以上のパラメータが対応付けられている。一方、1000番台〜8000番台の識別番号には、1つのパラメータが対応付けられている。従って、1000番台〜8000番台の識別番号では、識別番号とパラメータが1対1対応になっている。
例えば、設定パラメータ記憶部7を構成するメモリには、予め、識別番号毎にパラメータが割り当てられている。そして、識別番号9001の場合には、識別番号1001〜1005を参照するように、設定されている。識別番号9001のパラメータを表示する場合、割り当てられている複数のパラメータを順番に表示させるようにする。例えば、識別番号9001を表示する順番になったら、識別番号1001〜1005が表示される。
さらに、本実施の形態では、第1ユーザファンクションキー32、第2ユーザファンクションキー33、第3ユーザファンクションキー34、第4ユーザファンクションキー35の各ボタンに対して、複数のパラメータを割り当てることができる。すなわち、ユーザが頻繁に設定変更や確認をしたいパラメータを、第1ユーザファンクションキー32、第2ユーザファンクションキー33、第3ユーザファンクションキー34、第4ユーザファンクションキー35に対して割り当てる。こうすることで、ユーザが確認等したいパラメータを速やかに表示部20に表示することができる。
例えば、第1ユーザファンクションキー32〜第4ユーザファンクションキー35のそれぞれには、8個の識別番号を割り当てることができるようになっている。運転状態表示や設定画面表示中に、ユーザが第1ユーザファンクションキー32を押す。すると、第1ユーザファンクションキー32に定義されているパラメータが表示されるようになる。第1ユーザファンクションキー32を押した場合、識別番号による表示順(遷移経路)のループにかかわらず、第1ユーザファンクションキー32に定義されているパラメータが表示される。従って、第1ユーザファンクションキー32を押すことで、表示制御部4が速やかにユーザが表示したいパラメータにショートカットして表示する。すなわち、遷移経路をショートカットして、表示したいパラメータにジャンプする。これにより、利便性を向上することができる。
例えば、第1ユーザファンクションキー32〜第4ユーザファンクションキー35のそれぞれには、最大8個の選択パラメータが定義されている。すなわち、ユーザが8つのパラメータを選択して、第1ユーザファンクションキー32に登録することが可能になっている。ユーザが頻繁に用いるパラメータを選択して、第1ユーザファンクションキー32〜第4ユーザファンクションキー35に登録する。なお、第1ユーザファンクションキー32〜第4ユーザファンクションキー35に定義されているパラメータを選択パラメータとする。
選択パラメータは、選択パラメータ記憶部8に記憶される(図2参照)。選択パラメータ記憶部8はメモリの一部、又は全部によって構成されている。選択パラメータは、設定パラメータのテーブルから選択される。選択パラメータは、例えば、図4に示すようにテーブル(表)として記憶されている。図4では、第1ユーザファンクションキー32に登録されている選択パラメータを示している。ここでは、登録番号1に、識別番号9001が登録され、登録番号2に、識別番号9002が登録されている。登録番号3〜8は未登録となっている。このように、各登録番号に対して、1つの識別番号が設定可能となっている。
第1ユーザファンクションキー32を押すと、表示制御部4が選択パラメータ記憶部8を参照して、識別番号9001を抽出する。これにより、識別番号9001に含まれているパラメータの設定、確認を行うことができる。第1ユーザファンクションキー32を押すと、表示制御部4が選択パラメータ記憶部8を参照して、識別番号9002を抽出する。これにより、識別番号9002に含まれているパラメータの設定、確認を行うことができる。このように、登録番号順に、表示が切り換わっていく。このようにすることで、実質的に、2つの登録番号に合計10個のパラメータを割り当てることができる。
通常、第1ユーザファンクションキー32〜第4ユーザファンクションキー35に割り当てられているパラメータの数は、予め設定されている。例えば、第1ユーザファンクションキー32〜第4ユーザファンクションキー35のそれぞれに8個のパラメータが割り当てられている場合、合計32個のパラメータが選択パラメータとして定義される。しかしながら、設定されている選択パラメータの数は、ユーザが増加することができない。よって、従来の調節計では、33個以上のパラメータを速やかに表示させることができない。換言すると、選択パラメータ以外は、遷移経路にしたがってしか、表示することができない。このため、表示するために必要な時間が長くなる。
例えば、PIDパラメータの設定群に、5つのパラメータが含まれている場合、8組の設定群をユーザファンクションキーに登録するためには、40(=5×8)個分の格納領域が必要になる。この場合、4つのユーザファンクションキーに、8組の設定群に含まれる全てのパラメータを登録することができない。すなわち、全てのパラメータを選択パラメータとして登録するためには、より多くのメモリやユーザファンクションキーが必要となる。
本実施の形態では、1つの登録番号に、2つ以上のパラメータを有するパラメータ群が設定されている。すなわち、選択パラメータ記憶部8に記憶される1つの選択パラメータとして、2以上のパラメータを含むパラメータ群を設定可能になっている。ここでは、1つの選択パラメータとして、PIDパラメータの設定群を定義する。こうすることで、ユーザファンクションキーに割り当てることができるパラメータの数を実質的に増加させることができる。
よって、より多くのパラメータを速やかに表示させることができる。これにより、利便性が向上する。例えば、第1ユーザファンクションキー32キーを押す毎に、PIDパラメータ第1組の比例帯(識別番号1001)、積分時間(識別番号1002)、微分時間(識別番号1003)、出力下限(識別番号1004)、出力上限(識別番号1005)、PIDパラメータ第2組の比例帯(識別番号3001)、積分時間(識別番号3002)、微分時間(識別番号3003)、出力下限(識別番号3004)、出力上限(識別番号3005)の順で表示が切り換わる。すなわち、第1ユーザファンクションキー32に割り当てられている全てのパラメータが順番に表示されていく。ユーザファンクションキーを押す毎に、ユーザファンクションキーに割り当てられたパラメータが選択的に表示される。
このようにすることで、必要なユーザファンクションキーの数を減少させることができる。例えば、PIDパラメータを40個定義する場合、本実施の形態では、必要なユーザファンクションキーの数は1つでよい。この場合、各登録番号に5つのパラメータからなるパラメータ設定群を定義していく。これにより、8個の登録だけで、40個のPIDパラメータを割り当てることができる。これに対して、従来技術のように、複数のパラメータを含むパラメータ設定群を登録できないとすると、5個のユーザファンクションキーが必要となる。
特に、関連のある複数のパラメータを1つのパラメータ設定群として、登録する。こうすることで、関連ある複数のパラメータを速やかにユーザが、確認することができる。関連する複数のパラメータは、PIDパラメータだけではなく、接線近似における接線接続点の入力Xと出力Yの値の設定値などでもよい。
このような場合、関連のあるパラメータをパラメータ設定群として、1つの登録番号に予め割り当てておくことが好ましい。すなわち、図3に示す設定パラメータのテーブルの一部に、パラメータ設定群の領域を確保しておく。例えば、温調計の製造者が、機器の仕様として予め割り当てを規定しておく。あるいは、温調計を購入したユーザが、図6〜図8に示す表を登録できるようにしてもよい。図6〜図8は、識別番号9001として定義されたパラメータ設定群の定義テーブルを示す表である。例えば、識別番号が連続するパラメータを登録する場合、図6に示すように、1つの登録番号に対して、先頭のパラメータと、最後となるパラメータの識別番号を登録する。あるいは、図7に示すように、先頭のパラメータの識別番号と、含まれるパラメータの数を登録する。このようにすることで、連続するパラメータを簡便に1つの登録番号に登録することができる。さらに、図8に示すように、パラメータ設定群に含まれる各パラメータを識別番号によって定義してもよい。また、ユーザがユーザファンクションキーに割り当てるパラメータ群を自由に変更することができるため、より利便性を向上することができる。識別番号9000番台に定義するパラメータを、ユーザが決定してもよい。
さらに、複数のパラメータ設定群の登録と、1つのパラメータの登録を併用してもよい。例えば、図5に示すように、登録番号1、2には、選択パラメータとして、1つのパラメータ(識別番号2001、2002)が設定されている。登録番号3、4には、選択パラメータとして、複数のパラメータを含むパラメータ設定群が登録されている。パラメータ群に加えて、1つのパラメータが選択パラメータ記憶部8に1つの選択パラメータとして設定されている。すなわち、選択パラメータ記憶部8には、1つの選択パラメータとして、パラメータ設定群と、1つのパラメータが並列に記憶されている。
この場合、第1ユーザファンクションキー32を押すと、イベント1上限設定を表示する。さらに、第1ユーザファンクションキー32を押すとイベント1下限設定を表示する。さらに、第1ユーザファンクションキー32キーを押す毎に、PIDパラメータ第1組に含まれる5個のパラメータと、PIDパラメータ第2組に含まれる5個のパラメータを順に表示する。このように1つのパラメータの登録と、パラメータ設定群の登録を同時に使うことで、より利便性を向上することができる。
次に、本実施の形態にかかる温調計における状態表示の切換及び設定値の変更の手順について、図9を用いて説明する。図9は、状態表示の切換手順を示すフローチャートである。
まず、電源ONすると、運転状態表示になる(ステップS101)。この運転状態表示では、運転表示画面となって、PV値、MV値、SP値などが表示される。すなわち、PV値、MV値、SP値などの表示が切換えられる。運転状態表示の時に、「para」キー(表示切換用キー31)を押すと、通常のパラメータ設定表示状態となる(ステップS102)。すなわち、設定表示画面となって、識別番号に沿って表示が行われる。従って、この状態で「para」キー(表示切換用キー31)を押すと、遷移経路にしたがって、次のパラメータを表示する。このようにすることで、識別番号順に、パラメータの表示が切り換わっていく。なお、通常のパラメータ設定表示状態(ステップS102)で、「display」キー(ディスプレイキー36)を押すと、運転状態表示に戻る。
通常のパラメータ表示状態で、「enter」キー(エンターキー37)を押すと、設定値の変更状態となる(ステップS103)。例えば、上キーや下キーを押すことで、設定値が変化する。そして、所望の値となったところで、「enter」キー(エンターキー37)を押すと、設定値が更新されるとともに、通常のパラメータ設定表示状態に戻る(ステップS102)。設定値の変更状態(ステップS103)で、「display」キー(ディスプレイキー36)を押すと、運転状態表示に戻る。
一方、運転状態表示(ステップS101)において、「uf」キー(第1ユーザファンクションキー32〜第4ユーザファンクションキー35のうちのいずれか)を押すと、ユーザ登録のパラメータ表示状態となる(ステップS104)。例えば、第1ユーザファンクションキー32を押すと、第1ユーザファンクションキー32に割り当てられている選択パラメータのうち、最初の選択パラメータを表示する。選択パラメータが複数のパラメータを含む場合は、最も識別番号の小さいパラメータを表示する。さらに、「uf」キー(上記の場合、第1ユーザファンクションキー32)を押すと、次の登録パラメータを表示する。なお、ユーザ登録のパラメータ表示状態(ステップS104)で、「display」キー(ディスプレイキー36)を押すと、運転状態表示に戻る。
また、ユーザ登録のパラメータ設定表示状態(ステップS104)で、「enter」キーを押すと、設定値の変更状態となる(ステップS105)。これにより、ステップS103と同様に、パラメータの値を変更することができる。すなわち、上キーや下キーを押して、値を増減させて、再度「enter」キーを押すことで、更新される。なお、変更状態(ステップS105)で、「display」キー(ディスプレイキー36)を押すと、運転状態表示に戻る。
このようにすることで、所望のパラメータを速やかに表示することができる。また、実質的に、より多くのパラメータをユーザファンクションキーに割り当てることが可能になる。パラメータ数が多くなった場合でも、速やかな表示が可能となる。よって、利便性を向上することができる。なお、1つの登録番号に設定可能なパラメータ群は、連続しない識別番号のパラメータを含んでいてもよい。また、ステップS104で「uf」キーを押すのとは逆の順序で、登録パラメータを表示するキー、例えば、上キーの動作を追加してもよい。
さらに、設定パラメータ記憶部7の一部に、パラメータ群を記憶する領域を設ける。例えば、識別番号が9000番台の領域を、パラメータ群を記憶する領域に設定する。この場合、パラメータ群に対する表示順が割り当てられていることになる。例えば、ユーザファンクションキーを押すと、表示制御部4が識別番号を参照する。そして、表示制御部4は、パラメータ群の中で、識別番号が小さい順に表示を切換えていく。もちろん、パラメータ群の表示順は、識別番号順でなくてもよい。すなわち、ユーザファンクションキーを押したときの表示順は、識別番号順でなくてもよい。これにより、所望のパラメータをより速やかに表示することができ、利便性を向上することができる。
1 制御演算部
2 データ入力部
3 データ出力部
4 表示制御部
7 設定パラメータ記憶部
8 選択パラメータ記憶部
10 温調計本体
20 表示部
21 第1表示部
22 第2表示部
30 入力部
31 表示切換用キー
32 第1ユーザファンクションキー
33 第2ユーザファンクションキー
34 第3ユーザファンクションキー
35 第4ユーザファンクションキー
36 ディスプレイキー
37 エンターキー

Claims (3)

  1. 複数のパラメータを用いて、調整対象を調整する調節計であって、
    前記パラメータを表示する表示器と、
    前記複数のパラメータの識別番号と項目名を対応付けたテーブルであって、かつ、2以上の前記パラメータを含むパラメータ群が一の前記識別番号に割り当てられたテーブルを記憶するとともに、前記表示器における前記複数のパラメータの表示順を当該パラメータの識別番号に対応付けて記憶する設定パラメータ記憶部と、
    前記表示順に応じた遷移経路にしたがって、前記表示器に表示されるパラメータを切換える表示切換用入力手段と、
    前記テーブルに含まれるパラメータのうち、ユーザによって選択されたn個(nは2以上の整数)の選択パラメータを前記識別番号に対応付けて選択パラメータテーブルとして記憶するとともに、選択された前記パラメータ群を前記n個の選択パラメータのうちの1つとして前記一の識別番号に対応付けて記憶する選択パラメータ記憶部と、
    前記表示器に対して、前記選択パラメータを前記表示順にかかわらず優先的に表示させる選択パラメータ表示用入力手段と、を備えた調節計。
  2. 前記パラメータ群に含まれる2以上のパラメータがユーザによって設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の調節計。
  3. 前記パラメータ群に加えて、1つの前記パラメータが前記選択パラメータ記憶部に1つの選択パラメータとして設定可能であることを特徴とする請求項1、又は2に記載の調節計。
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