JP5089445B2 - 未加硫タイヤの製造方法 - Google Patents

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本発明は、インナーライナーをタイヤ成型体内面に圧着して未加硫タイヤを製造する方法に関し、特に、インナーライナー圧着後のインナーライナーとタイヤ成型体内面間のエア残りを防止する未加硫タイヤの製造方法に関する。
空気入りタイヤ71は、図6(従来の空気入りタイヤの構造を示す断面図)に示すように、タイヤ幅方向両端にタイヤをリムに固定するためのビードワイヤー72を有し、このビードワイヤー72間にトロイダル状に延びたカーカス73がビードワイヤー72の周りでタイヤの内側から外側に向けて巻き上げるように配置されている。このカーカス73のタイヤ半径方向外側(図中上側)にはカーカス73を補強するためのベルト層74が配置され、その外側にはトレッド部75が設けられている。
また、カーカス73の両側方にはサイドウォールゴム76が貼り付けられ、他方、カーカス73の内側には、タイヤ空気圧を一定に保持するためにフィルム状のシートから成るインナーライナー77が配置されている。
このインナーライナー77は、少なくともタイヤ成型ドラムの円周以上の長さに裁断されたフィルム状シートを、タイヤ成型ドラムに巻き付けて、その端部同士を熱処理して接合して形成している。
図7は、従来のインナーライナーを成型するためフィルム状シートをタイヤ成型ドラムに巻き付けた状態を示す図であり、図7Aはフィルム状シートを巻き付けたタイヤ成型ドラムの概略平面図、図7Bはその概略側面図である。
タイヤ成型ドラム81は、図7Aに示すように、供給手段(図示せず)から供給されたフィルム状シート82の先端部82aを同成型ドラム81上の図示しない吸着手段で吸着しながら、図中の矢印方向に回転して巻き取りを行う。
フィルム状シート82は、タイヤ成型ドラム81に巻き取られた後、図7Bに示すように、後端部82bを先端部82aの上に重ねてジョイント部82cを形成し、そのジョイント部82cを加熱しつつ圧着して筒状のフィルムインナーライナーを成型する。
ところで、このようにして成型したフィルムインナーライナーは、その加熱処理をしたジョイント部82cでは、二枚のフィルム状シート82が熱溶着しているため、加熱処理を行っていない部分に比べて厚くなり、剛性が高くなる。
なお、この現象はフィルム同士を溶着してインナーライナーを製造する場合だけではなく、例えば後端部82bに接着剤を塗布し、先端部82aと後端部82bとを接着して、フィルムインナーライナーを製造する場合においても起こり得る。即ち、上記ジョイント部82cの二枚のフィルム状シート82が接着剤の固化によって一体化すると、その部分の剛性が高くなり、伸張性が低下する。
その結果、筒状のタイヤ構成部材を生タイヤの形状に拡張させると、この加熱処理等をしたジョイント部82cだけが加熱処理等をしていない部分に比べて剛性が高くなるため、タイヤ全体として均一に拡張できず、結果としてタイヤのユニフォミティーが悪化したり、ジョイント部82cを核に加硫後のゴム部材にクラックが発生するという問題が生じる。
そこで、タイヤ構成部材の継ぎ目をなくすため、例えばインナーライナーとなる合成樹脂フィルムを継ぎ目なしの筒状に形成し、これを用いてタイヤを成型することが知られている。
例えば、押出機の口金から筒状のインナーライナーを連続的に下方に押し出し、押し出したインナーライナーを、グリーンタイヤ内に挿入して保持し、かつブラダーでグリーンタイヤの内側に貼り付けるようにしてタイヤを成型するタイヤ成型装置が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、このタイヤ成型装置では単純にブラダーをインフレートしてそれに装着した筒状インナーライナーをグリーンタイヤの内側に押しつけて接合するため、筒状インナーライナーがグリーンタイヤのセンター部に圧着されるとは限らず、センター部より先にサイド部やビード部に圧着されることがあり、例えば、サイド部からセンター部へと圧着が進行すると、巻き込まれたエアが排出されず、筒状インナーライナーとグリーンタイヤ間にエア残りが発生する。グリーンタイヤと上記筒状インナーライナーとの間にエア残りが発生すると、両者が密着せず剥離する虞がある。
そこで、本出願人は、先に、筒状の樹脂フィルム(インナーライナー)を外周に取り付けたブラダーを、そのブラダーの端部間の距離、即ち足幅を狭めた状態でインフレートし、ブラダーの膨張幅を狭めることで、樹脂フィルムをタイヤ成型体(ここでは、インナーライナーを除くタイヤ構成部材で成型された未加硫タイヤ)の内面センター部に最初に圧着させ、徐々にブラダーの足幅を広げて、樹脂フィルムの圧着領域をサイド部へと拡大させるタイヤ製造方法を提案した(特許文献2参照)。
このタイヤ製造方法によれば、樹脂フィルムがタイヤ成型体の内面センター部に最初に圧着し、エアを排出しながら圧着領域を拡大するため、樹脂フィルムとタイヤ内面間のエア残りを効果的に抑制することができる。
しかしながら、所定の条件を有するタイヤ、例えばタイヤ内面に曲率半径が小さい部分を局所的に有するタイヤ等においては、この製造方法でタイヤを製造しても、この曲率半径が小さい部分に樹脂フィルムを圧着することができずにエア残りが発生する場合があり、更なる改良が求められている。
特開昭59−93344号公報 特願2007−168669号
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、その目的は、タイヤ成型体の内面にインナーライナーを貼り付ける際に、タイヤ成型体の内面とインナーライナーとの間のエア残りをより効果的に防止することである。
本発明は、タイヤ成型体の内面に樹脂フィルムを圧着して未加硫タイヤを製造する方法であって、タイヤ成型体を成型する工程と、タイヤ成型体に穿孔してエア抜き孔を形成する工程と、エア抜き孔が形成されたタイヤ成型体の内面に樹脂フィルムを圧着する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、タイヤ成型体の内面にインナーライナーを貼り付ける際に、タイヤ成型体の内面とインナーライナーとの間のエア残りをより効果的に防止することができ、グリーンタイヤとインナーライナーの剥離を完全に防止することができる。
以下、本発明の実施形態に係る未加硫タイヤの製造方法について、添付した図面を参照して説明する。
図1は、本発明の未加硫タイヤの製造方法を実施する装置の一例である、特許文献2に記載されたフィルムインナーライナー貼付装置の正面図である。
フィルムインナーライナー貼付装置1は、成型後のタイヤ成型体GTを保持するタイヤ成型体ホルダ10と、ブラダー25と、ブラダー25を保持するブラダーホルダ20とから成っている。
タイヤ成型体ホルダ10は、例えば、床面上に敷設したレールR上を走行する台車12に設置した支柱14と、この支柱14又は台車12に搭載した、例えば歯車伝動機構、ねじ伝動機構等の周知の伝動機構及びパルスモータなどの駆動装置により、支柱14に沿って上下に互いに接近又は離隔自在に構成されたタイヤ成型体GT支持用の上下のアーム14a、14bを備えている。
ブラダーホルダ20は、本実施形態ではタイヤ成型体ホルダ10と同様にレールR上を走行する台車22に設置した支柱24と、この支柱24の上端部に直角に取り付けたブラダー支持アーム26を有し、ブラダー支持アーム26には図中左右の位置にそれぞれブラダーセット用の例えばリング26a、26bが取り付けられている。この左右のブラダー25セット用のリング26a、26bには、ゴム膜で構成した筒状のブラダー25の両端面が気密に取り付けられている。
上記リング26a、26bは、例えば歯車伝動機構、ねじ伝動機構等の周知の伝動機構及びモータなどの駆動装置により、互いに接近又は離隔自在に構成されている。本実施形態では図示のように、伝動機構としてねじ杆27が使用されており、ねじ杆27の一端部にはパルスモータなどの駆動機構(図示せず)が連結されている。従って、パルスモータなどを駆動してねじ杆27を正逆回転させることにより、これに螺合するブラダーセット用のリング26a、26b間の距離、つまりブラダー25の足幅を自在に調整できるようになっている。
なお、図示していないが、ブラダー25内にエアを供給したときに、外部にエアが抜けないような構成になっている。
また、図示していないが、後述するブラダー25による、筒状合成樹脂フィルム(以下、単に「筒状樹脂フィルム」という)のタイヤ成型体GT内面への圧着時において、上記パルスモータの回転方向及び回転速度を制御するための制御部が別途備えられている。
ブラダー支持アーム26にセットされたブラダー25は、排気した状態では上記リング26a、26bで両端面が規定された筒状をなし、上記リング26a、26bと共に、タイヤ成型体GTの中心穴(リム穴)を自由に通過できる大きさに形成されている。また、ブラダー25には、ブラダー25を膨張又は収縮(バキュームに)するためのエア給排気管(図示せず)が繋ぎ込んである。
ブラダー25の周面には、タイヤの最内層を構成するフィルムインナーライナーとなる筒状樹脂フィルムFが装着され、タイヤ成型体GT内にブラダー25を配置して、当該ブラダー25の足幅を調節しつつインフレートすることで、上記筒状樹脂フィルムFをタイヤ成型体GTの内面に圧着する。
図2は、図1に示したタイヤ成型体GTの拡大図であり、図2Aはタイヤ成型体GTの断面図を、図2Bはタイヤ成型体GTの一部を断面で示した斜視図を示す。
このタイヤ成型体GTは、図2Aに示すように、ショルダー部内面の曲率半径が小さく形成されている(図中囲い部分)ため、この内面に図1に示したフィルムインナーライナー貼付装置1で筒状樹脂フィルムFを圧着する際、筒状樹脂フィルムFがタイヤ成型体GT内面のショルダー部に圧着する前にサイド部に圧着され、ショルダー部にエア残りが発生する虞がある。
そこで、ショルダー部のエア残りの発生を防止するために、このタイヤ成型体GTには、タイヤ成型体GTの内面に筒状樹脂フィルムFを圧着する際に、タイヤ成型体GTの内面と筒状樹脂フィルムFとの間のエアをタイヤ成型体GTの外部へ排出できるよう、図2Bに示すように複数のエア抜き孔30が両ショルダー部の周上略等間隔に形成されている。
このエア抜き孔30は、例えば錐や千枚通し等の穿孔手段を用いて手作業で形成され、筒状樹脂フィルムFを圧着したタイヤ成型体GT(グリーンタイヤ)を後段の加硫工程で加硫する際に、グリーンタイヤを構成するゴムが流動及び膨張して閉塞される。
エア抜き孔30の孔径は、0.5mm未満であるとエア抜きの効果が小さく、筒状樹脂フィルムFをタイヤ成型体GT内面に圧着したときにエアが完全に排出されるまでに時間が掛かり、エア抜きが完全にできないことがある。また、5mmを超えると、エア抜きを迅速且つ安全に行うことができるが、グリーンタイヤの加硫時にエア抜き孔30周辺のゴムがエア抜き孔30を閉塞する際に流動する量が多く、部分的にゴム厚が不均一になり、製品タイヤの品質が低下する虞がある。従って、この孔径は0.5mm〜5mmであることが好ましく、より1mm〜2mmが好ましい。
また、このエア抜き孔30は、タイヤ成型体GTの表・裏面間に直角ではなく斜めに穿孔することが好ましい。その理由は、タイヤ成型体GTの表・裏面間に斜めに穿孔する場合は、直角に穿孔する場合に比して、加硫時にエア抜き孔30を閉塞するために流動するゴムの範囲がタイヤ成型体GTのより広範な領域に拡散されるから、タイヤ成型体GTのゴム厚への局所的な影響を低減して、加硫時のベア(表面ゴム流れの荒れ)を抑制し、エア抜き孔30の痕跡が残り難くするためである。
なお、エア抜き孔30の形成位置はショルダー部に限らないが、エア残りの生じやすい箇所、即ち曲率半径の小さい箇所に形成すると効率よくエア抜きを行うことができる。
図3は、インナーライナー圧着手順に従った上記フィルムインナーライナー貼付装置1の各状態を概略的に示す断面図であり、図3Aは、タイヤ成型体ホルダ10に保持されたタイヤ成型体GT中に、上記筒状樹脂フィルムFを装着したブラダーを挿入した状態を、図3Bは、タイヤ成型体GT内でブラダーをインフレート中の状態を、図3Cは、タイヤ成型体GT内面全体に筒状樹脂フィルムFを圧着しつつある状態を、さらに、図3Dは、タイヤ成型体GT内でブラダーを完全にインフレートして、それに装着した筒状樹脂フィルムFをタイヤ成型体GT内面全体に圧着した状態を示す。
次に、上記図3A〜3Dに示す本実施形態における筒状樹脂フィルムFの圧着手順と図4に示すフロー図に従って、本実施形態の未加硫タイヤの製造方法について説明する。
まず、通常の空気入りタイヤの成型において行うブチルゴム製のインナーライナーの成型は行わず、エア透過防止層つまりインナーライナーなしの未加硫タイヤ、即ちタイヤ成型体GTを形成する(S101)。
次に、成型後のタイヤ成型体GTをタイヤ成型機から取り出し(S102)、錐や千枚通し等の穿孔手段でタイヤ成型体GTの両ショルダー部の周上略等間隔に穿孔し、エア抜き孔30を複数個形成する(S103)。
続いて、このエア抜き孔30が形成されたタイヤ成型体GTを、上記タイヤ成型体ホルダ10のアーム14a,14bで、そのアーム14a,14b間の幅を調整して保持する(S104)。次に、図3Aに示すようにブラダーホルダ20を移動させて、上記保持されたタイヤ成型体GTの中心穴(リム穴)内に、その周面に筒状樹脂フィルムFを装着したブラダー25を挿入して所定位置に配置する(S105)。
タイヤ成型体GT内の所定位置にブラダー25を配置した後、上記ねじ杆27を回転させることにより、これに螺合するブラダーセット用のリング26a、26b間の距離、つまりブラダー25の足幅を所定幅に狭め、ブラダー25内にエアを送ってこれをインフレートする(S106)。なお、足幅を所定幅に狭めながらブラダー25をインフレートしてもよい。
ここで、上記所定幅は、ブラダー25が断面球状に膨張する際に、筒状樹脂フィルムFが最初にタイヤ成型体GTのセンター部内面に圧着するように設定される(図3B参照)。
筒状樹脂フィルムFが、最初にタイヤ成型体GTのセンター部内面に圧着した後、圧着部分が剥離しないようにブラダー25内にエアを供給し続けながら、上記ねじ杆27を逆回転させて、これに螺合するブラダーセット用のリング26a、26b間の距離、つまりブラダー25の足幅を徐々に拡大していき、筒状樹脂フィルムFをタイヤ成型体GT内面のセンター部(トレッド部)からショルダー部に向かってその圧着領域を拡大していく(S107)。
このとき、図3Cに示すように、センター部に筒状樹脂フィルムFが圧着した後、曲率半径の小さいショルダー部に圧着する前にサイド部に圧着されるが、既に説明したように、ショルダー部にエア抜き孔30が形成されているため、エア抜き孔30からエアが排出される(図中矢印)。
このように、エア抜き孔30からショルダー部のエアを排出しつつ、図2Dに示すように、筒状樹脂フィルムFがタイヤ成型体GT内面全体に圧着させたとき(S108,YES)、ブラダー25による筒状樹脂フィルムFのタイヤ成型体内面への貼付処理を終了し、グリーンタイヤが形成される。
以上で説明したように、本実施形態では、筒状樹脂フィルムFがタイヤ成型体GTのセンター部に接触した後、ショルダー部に圧着される前にサイド部やビード部に圧着しても、ショルダー部の周上等間隔にエア抜き孔30を形成しているから、このエア抜き孔30からエアが排出され、タイヤ成型体GTと筒状樹脂フィルムF間のエア残りの発生を防止することができる。
なお、ブラダー25で筒状樹脂フィルムFをタイヤ成型体GT内面に圧着させた後、圧着をより一層進行させるためにタイヤ成型体GT内面にローラをかける等して、樹脂フィルムFとタイヤ成型体GT内面間のエアをエア抜き孔30から排出する工程を備えるとより好ましい。
また、本実施形態では、ブラダー25を用いて筒状樹脂フィルムFを圧着するものとして説明したが、この筒状樹脂フィルムFの圧着工程は本実施形態の構成に限定されるものではない。
以上の説明では、タイヤ成型体GTの内面に筒状の樹脂フィルムFを貼り付けることでグリーンタイヤを成型しているが、これに限らず、例えば図5に示すように、それぞれの端部同士を重ねて繋ぎ合わせた短冊状の樹脂フィルムF’をタイヤ成型体GTの内面に所定の貼付手段で貼り付けて、グリーンタイヤを成型してもよい。
この場合は、タイヤ成型体GTの各短冊状樹脂フィルムF’に対応する位置にエア抜き孔30を形成する。例えば図示のように短冊状樹脂フィルムF’を貼り付けた位置の両ショルダー部に各1つ、即ち合計で2つ形成する等、エア抜き孔30はフィルム枚数以上形成することが好ましい。これにより、各短冊状樹脂フィルムF’をタイヤ成型体GT内面に貼り付けることによって生じるタイヤ成型体GTと各短冊状樹脂フィルムF’との間のエア残りを防止する。
また、エア抜き孔30は、タイヤ成型体GTを成型した後に形成するものとして説明したが、タイヤ成型体GTを成型する前、即ちタイヤ成型体GTを構成する前の各タイヤ構成部材(カーカスプライ、ベルト、トレッド等)に予めそれぞれ形成してもよい。
但し、各タイヤ構成部材にエア抜き孔30を形成すると、この各タイヤ構成部材からタイヤ成型体GTを成型するときに、エア抜き孔30の位置決めを必要とする。また、エア抜き孔30は、所定の穿孔装置を用いて自動的に形成するようにしてもよい。
なお、本発明は、タイヤ成型体GTの内面に貼り付ける樹脂フィルムの枚数、継ぎ目の有無及びその他の構成によらず適用可能である。
(タイヤ試験)
本発明の効果を確認するため、タイヤ成型体の両ショルダー部付近の周上10箇所(計20箇所)に1.2mmの径を有する錐でエア抜き孔30を等間隔に形成した後、その内面に図4の処理フローにて説明した未加硫タイヤの製造方法で一箇所にジョイント部を有する筒状樹脂フィルム(フィルムインナーライナー)を貼り付け、加硫機で加硫した実施例のタイヤ(以下、実施品という)と、エア抜き孔を設けないタイヤ成型体の内面に同製造方法で同フィルムインナーライナーを貼り付けた後、加硫機で加硫したタイヤ(以下、比較品という)のエア入りを検査した。
実施品及び比較品は共に、JATMA(THE Japan Automobile Tyre Manufacturers Association) YEAR BOOKで定めるタイヤサイズ185/60R15の乗用車用のラジアルプライタイヤである。
エア入り検査は、各タイヤをそれぞれ100本製造して、これらの各タイヤの内部からフィルムインナーライナーの表面を目視することで行い、タイヤとフィルムインナーライナー間にエアが入っているタイヤの本数を検査した。
Figure 0005089445
表1に示すように、各タイヤの検査結果は、エア残りのタイヤの本数はショルダー部にエア抜き孔30を有する実施品が0本、エア抜き孔30がない比較品が4本と、実施品のエア残りの防止性能が高いことが証明された。
これにより、筒状樹脂フィルムから成るタイヤ構成部材を、タイヤ成型体の内面に安定して圧着させることができることが確認された。
フィルムインナーライナー貼付装置の正面図である。 タイヤ成型体の拡大図であり、図2Aはタイヤ成型体の断面図を、図2Bはタイヤ成型体の一部を断面で示した斜視図を示す。 インナーライナー圧着手順に従った上記フィルムインナーライナー貼付装置の各状態を概略的に示す断面図である。 本実施形態における未加硫タイヤの製造手順を示すフロー図である。 短冊状樹脂フィルムを貼り付けたタイヤ成型体の一部を断面で示した斜視図である。 従来の空気入りタイヤの構造を示す断面図である。 従来のインナーライナーを成型するためフィルム状シートをタイヤ成型ドラムに巻き付けた状態を示す図である。
符号の説明
1・・・フィルムインナーライナー貼付装置、10・・・タイヤ成型体ホルダ、12,22・・・台車、14・・・支柱、14a、14b・・・アーム、20・・・ブラダーホルダ、24・・・支柱、25・・・ブラダー、26・・・ブラダー支持アーム、26a,26b・・・リング、27・・・ねじ杆,30・・・エア抜き孔、GT・・・グリーンタイヤ,F・・・筒状合成樹脂フィルム、F’・・・短冊状樹脂フィルム,71・・・空気入りタイヤ,72・・・ビードワイヤー、73・・・カーカス、74・・・ベルト層、75・・・トレッド部、76・・・サイドウォールゴム、77・・・インナーライナー、82a・・・先端部、82b・・・後端部、82c・・・ジョイント部。

Claims (5)

  1. タイヤ成型体の内面に樹脂フィルムを圧着して未加硫タイヤを製造する方法であって、
    タイヤ成型体を成型する工程と、タイヤ成型体にエア抜き孔を形成する工程と、エア抜き孔が形成されたタイヤ成型体の内面に樹脂フィルムを圧着する工程と、を備えたことを特徴とする未加硫タイヤの製造方法。
  2. 請求項1に記載された未加硫タイヤの製造方法において、
    前記エア抜き孔を形成する工程は、エア抜き孔をタイヤ成型体のショルダー部に形成する工程であることを特徴とする未加硫タイヤの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載された未加硫タイヤの製造方法において、
    前記エア抜き孔の孔径は、0.5mm〜5mmであることを特徴とする未加硫タイヤの製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された未加硫タイヤの製造方法において、
    前記エア抜き孔を形成する工程は、エア抜き孔をタイヤ成型体の表・裏面間に斜めに形成する工程であることを特徴とする未加硫タイヤの製造方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載された未加硫タイヤの製造方法において、
    前記圧着する工程は、複数枚の短冊状樹脂フィルムをタイヤ成型体内面に圧着する工程であり、前記エア抜き孔を形成する工程は、エア抜き孔をタイヤ成型体の前記各短冊状樹脂フィルムに対応する位置に形成する工程であることを特徴とする未加硫タイヤの製造方法。
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