JP5088944B2 - ディスペンサー容器 - Google Patents
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Description
なお、ディスペンサー容器の内容物として、遮光を必要としない化粧品を収容する場合は、容器を透明材料で形成することで可動中皿を容器の外部から視認することができるが、このとき、容器の表面印刷を行う等の表示の必要や外観上からは、容器を不透明材料で形成することが好ましい。
口部、該口部に接続される胴部および該胴部内の下部に上昇可能に密嵌される底壁部を有し、液状の内容物を収容する容器本体部と、該口部に挿設される吸引部および押下されることにより内容物を吸引して外部に吐出する吸引吐出機構を有し、該口部に装着される押下ヘッド部を備えるディスペンサー容器において、
該容器本体部内に上昇可能に内嵌され、該吸引部の下端を挿通可能な開口と液状の内容物が流通可能な流通機構を有し、該容器本体部内の任意の高さ位置に自在に設けられる中仕切り壁部と、該容器本体部の該任意の高さ位置に設けられる覗き窓を備え、
該覗き窓を除く該胴部の他の部分、該口部および該底壁部を不透明に形成するとともに、該中仕切り壁部の少なくとも該覗き窓から覗かれ得る側面部分を不透明に形成し、
内容物の使用開始前および使用途中に該覗き窓から該中仕切り壁部が覗かれるとともに、内容物の使用により減圧される該容器本体部内の該胴部に摺接して上昇する該底壁部が該中仕切り壁部を押し上げることで、該覗き窓から該中仕切り壁部に代わって該底壁部が覗かれるように構成してなることを特徴とする。
図1〜図3に示すディスペンサー容器10は、液状の内容物を収容する容器本体部12が、口部14と、口部14に接続される胴部16と、胴部16内の下部に設けられる底壁部(可動中皿)18を有する。
底壁部18は、例えば、中央が凹状に形成される底壁本体18aの周囲に、上下方向に凹状に内側に向けて湾曲した環体18bが設けられ、環体18bが胴部16の内面に摺接することにより、胴部16内に密嵌される。このとき、環体18bが凹状に形成されているため、底壁部18が胴部16の内面に摺接して移動するときの抵抗が適度に軽減される。容器本体部12の各構成部分、すなわち、口部14、胴部16および底壁部18は、不透明材料で形成され、あるいは透明材料で形成される構成部分を着色等により不透明化処理し、またあるいは透明材料で形成される構成部分を着色フィルムで覆う等の適宜の手段で不透明化される。
押下ヘッド部20および押下ヘッド部20をディスペンサー容器10の口部14に装着する構造の詳細について図4を参照して説明する。但し、図4に示す押下ヘッド部20は一例であり、このため、図4では、図1〜図3と異なる参照符合を付して説明する。ディスペンサー容器10は、本発明の作用を有するものである限り、図4に示す構造以外の適宜の構造の押下ヘッド部を採用することができる。
シリンダー107の下部付近には、上下動可能なボールからなる逆流防止弁108が取り付けられる。
またシリンダー107内には、その内壁面と摺接動自在になるピストン110が設けられ、このピストン110の上部には加圧プランジャー111がピストン110に一体的に取り付けられる。
加圧プランジャー111の上部付近には、上下動可能なボールからなる逆流防止弁112が取り付けられ、この逆流防止弁112は押さえ突起113により、上方への移動が抑止される。
逆流防止弁108、112で仕切られているシリンダー107と加圧プランジャー111の内部空間が、中味貯溜室Bを構成し、この中味貯溜室B内の容積変化に伴う圧力変化により、逆流防止弁108、112の作用で中味114の吸引、吐出が行われる。
復帰スプリング116は、押し下げられたピストン110を原状に復帰させるためのもので、ピストン110の下部とシリンダー107内の下部間に掛け渡されて、常時ピストン110を上方に押し戻す付勢力を発揮する。
以上説明した各部材が、押下ヘッド部の吸引吐出機構を構成する。
加圧プランジャー111の上部に設けられたノズルヘッド117を押し下げてピストン110をシリンダー107の内壁面に沿って摺接動させると、ピストン110が復帰スプリング116を圧縮し、このとき、下方の逆流防止弁108はシリンダー107下部の流路を閉塞し、中味貯溜室Bの容積は徐々に小さく圧縮され、それに伴い中味貯溜室B内部の圧力は上昇し、その圧力により上方の逆流防止弁112は上方に持ち上げられ、中味貯溜室B内に存した中味114がノズル118を経由して外部に吐出される。
ノズルヘッド117への押圧力を解除すると、復帰スプリング116の作用でピストン110及び加圧プランジャー111が上方に押し戻され、中味貯溜室Bの容積は徐々に圧縮前の状態に戻り、これに伴い中味貯溜室内の圧力が下がり、上方の逆流防止弁112はその流路を閉塞し、また下方の逆流防止弁108は中味貯溜室内にシリンダー107を経由して中味114を吸い込むべく上方に持ち上げられて流路を開く。
中味貯溜室B内に中味が充満して、容器本体102の内部の圧力が下がると、図示しない底壁部(可動中皿)が上昇し、中味貯溜室内の圧力が平常圧に戻った段階で下方の逆流防止弁108は流路を閉塞するべく原状に戻る。
ディスペンサー容器10は、容器本体部12および押下ヘッド部20で密閉構造が構成され、中仕切り壁部26は密閉構造に関与しないため、中仕切り壁部26を胴部16内の任意の高さ位置に自在に設けることができる。この所定の高さ位置は、例えば内容物の所望の残存量を知るために随時定められる位置とすることができる。
中仕切り壁部26は、中仕切り壁本体26aと、中仕切り壁本体26aの周囲に、上下方向に凹状に内側に向けて湾曲した環体26bで構成される。そして、環体26bが胴部16の内面に摺接することにより、中仕切り壁部26が胴部16内に上昇可能に内嵌(内嵌め)される。このとき、環体26bが凹状に形成されているため、中仕切り壁部26が胴部16の内面に摺接して移動するときの抵抗が適度に軽減される
中仕切り壁本体26aは、押下ヘッド部20の吸引部を挿通可能な開口28と、液状の内容物が中仕切り壁本体26aの上下双方に流通可能な、例えば複数の孔30からなる流通機構を有する。流通機構は、孔30に代えて、例えば中心部から放射状に延出して形成されるスリット群であってもよく、また、環体26bに上下方向に延出される溝群であってもよく、適宜の機構とすることができる。
中仕切り壁部26は、不透明材料で形成してもよいが、例えば特定の色を示す場合等においては、透明材料で形成した中仕切り壁部26の環体26bの覗き窓32から覗かれる部分のみに着色を施す等しても遮光性を確保するうえで十分である。
これにより、内容物が予め定められた所定量減少したことを知ることができ、さらにまた、覗き窓32から覗かれる中仕切り壁部26および底壁部18の比率の変化から、その後の残存量のわずかな変化を知ることも可能である。
そして、さらに使用を続けることにより内容物の残存量が実質的にゼロになると、図3に示すように、覗き窓32からは底壁部18のみが覗かれ、ディスペンサー容器10が実質的に空になったことを知ることができる。
ディスペンサー容器10aは、中仕切り壁部および底壁部以外については、上記ディスペンサー容器10と同様であるため、ディスペンサー容器10と対応する構成部材についれはディスペンサー容器10と同じ参照符号を付すとともに重複する説明を省略する。
ディスペンサー容器10bは、中仕切り壁部および覗き窓以外については、上記ディスペンサー容器10と同様であるため、ディスペンサー容器10と対応する構成部材についれはディスペンサー容器10と同じ参照符号を付すとともに重複する説明を省略する。
これにより、口部14の中の内容物まで空になったことを覗き窓32から確認することができる。
12、102 容器本体部
14、103 口部
16 胴部
18、36 底壁部
18a 底壁本体
18b、26b、34b、36b、38b 環体
20 押下ヘッド部
26、34、38 中仕切り壁部
26a、38a 中仕切り壁本体
32 覗き窓
104 パッキン
105 スクリューキャップ
108、112 逆流防止弁
110 ピストン
111 加圧プランジャー
113 押さえ突起
116 復帰スプリング
118 ノズル
Claims (3)
- 口部、該口部に接続される胴部および該胴部内の下部に上昇可能に密嵌される底壁部を有し、液状の内容物を収容する容器本体部と、該口部に挿設される吸引部および押下されることにより内容物を吸引して外部に吐出する吸引吐出機構を有し、該口部に装着される押下ヘッド部を備えるディスペンサー容器において、
該容器本体部内に上昇可能に内嵌され、該吸引部の下端を挿通可能な開口と液状の内容物が流通可能な流通機構を有し、該容器本体部内の任意の高さ位置に自在に設けられる中仕切り壁部と、該容器本体部の該任意の高さ位置に設けられる覗き窓を備え、
該覗き窓を除く該胴部の他の部分、該口部および該底壁部を不透明に形成するとともに、該中仕切り壁部の少なくとも該覗き窓から覗かれ得る側面部分を不透明に形成し、
内容物の使用開始前および使用途中に該覗き窓から該中仕切り壁部が覗かれるとともに、内容物の使用により減圧される該容器本体部内の該胴部に摺接して上昇する該底壁部が該中仕切り壁部を押し上げることで、該覗き窓から該中仕切り壁部に代わって該底壁部が覗かれるように構成してなることを特徴とするディスペンサー容器。 - 前記中仕切り壁部が前記口部内に設けられるとともに、前記覗き窓が該口部に設けられることを特徴とする請求項1記載のディスペンサー容器。
- 前記底壁部および前記中仕切り壁部の不透明に形成した部分の少なくともいずれか一方が高さ方向に2色以上に塗り分けられることを特徴とする請求項1記載のディスペンサー容器。
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