JP5088739B2 - 多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェックシステム、方法、プログラム、及び情報記録媒体 - Google Patents

多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェックシステム、方法、プログラム、及び情報記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェックシステム、方法、プログラム、及び情報記録媒体に関する。特に、多層プリント配線基板の電磁ノイズ特性を改善するために、配線が同種のプレーン層を跨ぐが異なるプレーン層を跨ぐかを判断する配線チェックシステム等に関する。
プリント基板の電磁ノイズ特性をチェックする装置として、例えば特許文献1には、電磁ノイズの問題となり易い配線をレイアウトの検証時に抽出する干渉ノイズチェック装置が提案されている。この装置は、レイアウト設計された基板に対して任意の領域を指定する領域指定手段と、この領域指定手段により指定された領域と他の部分とを跨ぐ配線を抽出する配線抽出手段と、この配線抽出手段により抽出された配線に対してノイズ干渉チェックを行う干渉チェック手段とを備えている。そして、この装置によれば、基板のプレーン形状に従って領域が指定されるので、ユーザが領域指定を別途行わなくても自動的に領域指定を行うことができるとされている。
特開2006−172370号公報(第0009段落)
特許文献1に記載の装置においては、配線の跨ぎが発生する領域指定をユーザが行わなければならないため、チェックの全自動化ができず、チェック段階でツールユーザが介在しなければならないという難点がある。また、この装置では自動的に領域指定ができるとされているが、同文献1の第0021段落の後段に示すように、多層プリント基板のほぼ全層が同様なプレーン形状でなければならなかったり、特定の形状に設計されたプレーン層だけに配線がある場合に有効であったりするなど、自動での領域指定には大きな制約がある。
また、例えば特許文献2には、プリント基板上の配線が異なるプレーン層を跨ぐことを検出する、プリント基板のリターンパス分断チェックシステムが提案されている。このシステムでは、CADデータから自動的に配線とプレーン層とを選択し、配線とその上下にあるプレーン層とをイメージとして重ね合わせ、プレーン層間の跨ぎ(配線リターンの分断)を判断できるとされている。
特開2000−331048号公報(第0010段落)
特許文献2に記載のシステムにおいては、チェック段階でユーザが介在しなければならないという問題や自動での領域指定における制約等の問題はない。しかし、そのチェックは、配線がプレーンを跨ぐ(リターンが分断する)と行われるという一意的な単一基準であり、配線とプレーン層の構成の違いによるレベル分けがされておらず、配線がプレーン層を跨ぐことによる影響の度合いが不明であるという問題がある。
また、関連技術として下記特許文献3,4がある。
特開2004−319776号公報 特開平11−316774号公報
ここで、プレーン層を跨ぐことによって生じる悪影響について説明する。図6〜図8は、本発明者が行った実験結果であって、配線の跨ぎの有無やプレーン層の属性を変え、同じ環境下でノイズを印加したときの配線への誘起電圧を測定した結果である。なお、図示の結果は、誘起電圧が高いほど外部からの電磁ノイズの影響を受けやすいことを示している。図6は、配線がプレーン層を跨がない場合の配線への誘起電圧を測定した結果であり、図7は、配線が同種のプレーン層を跨ぐ場合の配線への誘起電圧を測定した結果であり、図8は、配線が異種のプレーン層を跨ぐ場合の配線への誘起電圧を測定した結果である。その実験結果から明らかなように、配線がプレーン層を跨ぐ場合は外部ノイズの影響を受けやすく、電子機器の信頼性を低下させることが懸念された。そして、配線がプレーン層を跨ぐ場合であっても、同種のプレーン層を跨ぐ場合より異種のプレーン層を跨ぐ場合の方が、より悪化していることがわかった。こうした結果を踏まえると、より効果的に配線パターンをチェックするためには、プレーン層の属性によるレベル分けが必要であることがわかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、多層プリント配線基板の電磁ノイズ特性を改善するために、配線が同種のプレーン層を跨ぐが異なるプレーン層を跨ぐかを判断することを可能にした、多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェックシステム、チェック方法、チェックプログラム、及びそのチェックプログラムを記録した情報記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェックシステムは、記憶装置に記憶された多層プリント配線基板の設計情報からチェック対象の配線を抽出する配線抽出手段と、前記設計情報から前記配線の上及び/又は下にある複数のプレーン層を抽出するプレーン層抽出手段と、前記配線と前記プレーン層との投影重なりを検出する投影重なり検出手段と、前記複数のプレーン層が同種のプレーン層であるか異種のプレーン層であるかを判断する属性判断手段と、同種のプレーン層を跨ぐ配線と異種プレーン層を跨ぐ配線とを区別して各々の配線に対して重み付けを付与する重み付け付与手段と、を少なくとも備え、前記重み付け付与手段は、前記チェック対象の配線が、異種プレーン層間を跨ぐ場合と同種プレーン層間を跨ぐ場合とで異なる係数を付与し、該係数に前記跨ぐ場合の回数を乗じて配線毎の跨ぎの深刻度を数値化する手段をさらに有することを特徴とする。
本発明の多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェックシステムの好ましい態様は、前記重み付けを付与した結果を表示する結果表示手段をさらに備えるように構成する。
本発明の多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェックシステムの好ましい態様は、前記属性判断手段が、前記複数のプレーン層相互の電気的接続の有無を検出する手段により実現するように構成する。
上記課題を解決するための本発明の多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェック方法は、プログラムされたコンピュータによって多層プリント配線基板のプレーンを跨いでいる配線をチェックする多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェック方法であって、記憶装置に記憶された前記多層プリント配線基板の設計情報からチェック対象の配線を抽出する配線抽出ステップと、前記設計情報から前記配線の上及び/又は下にある複数のプレーン層を抽出するプレーン層抽出ステップと、前記配線と前記プレーン層との投影重なりを検出する投影重なり検出ステップと、前記複数のプレーン層が同種のプレーン層であるか異種のプレーン層であるかを判断する属性判断ステップと、同種のプレーン層を跨ぐ配線と異種プレーン層を跨ぐ配線とを区別して、異種プレーン層間を跨ぐ場合と同種プレーン層間を跨ぐ場合とで異なる係数を付与し、該係数に前記跨ぐ場合の回数を乗じて配線毎の跨ぎの深刻度を数値化して各々の配線に対して重み付けを付与する重み付け付与ステップと、を少なくとも備えることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェック方法を実行するためのプログラムは、多層プリント配線基板のプレーンを跨いでいる配線をチェックする多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェック方法をコンピュータによって実行するためのプログラムであって、記憶装置に記憶された前記多層プリント配線基板の設計情報からチェック対象の配線を抽出する配線抽出ステップと、前記設計情報から前記配線の上及び/又は下にある複数のプレーン層を抽出するプレーン層抽出ステップと、前記配線と前記プレーン層との投影重なりを検出する投影重なり検出ステップと、前記複数のプレーン層が同種のプレーン層であるか異種のプレーン層であるかを判断する属性判断ステップと、同種のプレーン層を跨ぐ配線と異種プレーン層を跨ぐ配線とを区別して、異種プレーン層間を跨ぐ場合と同種プレーン層間を跨ぐ場合とで異なる係数を付与し、該係数に前記跨ぐ場合の回数を乗じて配線毎の跨ぎの深刻度を数値化して各々の配線に対して重み付けを付与する重み付け付与ステップと、を少なくとも備えることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の情報記録媒体は、コンピュータに読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記本発明の多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェック方法実行プログラムを記憶したことを特徴とする。
本発明は、チェック対象の配線と複数のプレーン層を抽出し、それらの投影重なりを検出し、併せて各プレーン層の属性を判断することにより、同種のプレーン層を跨ぐ配線と異種プレーン層を跨ぐ配線とを区別して各々の配線に対して重み付けを付与するよう構成したので、そのチェック結果に基づいて設計変更等をすることにより、配線が異種プレーン層を跨ぐ場合にしばしば見られる外部ノイズの影響を低減できる。このように効果的に配線パターンをチェックすることができるので、そのチェックを反映させてなる配線パターンは多層プリント配線基板の電磁ノイズ特性を改善することができ、その結果、電子機器の信頼性をより向上させることができる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(配線チェックシステムの全体構成)
図1は、本発明の多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェックシステム(以下、特に断らない限り「配線チェックシステム」という。)を有するコンピュータシステムの一例を示す構成図である。図1に示すコンピュータシステムは、データ処理装置10と記憶装置20と入力装置40と出力装置50とで構成されている。データ処理装置10は、本発明に係る配線チェックシステム(図1中の符号11〜17の各手段を有する)を主要な構成として有している。
データ処理装置10の主要な構成である本発明に係る配線チェックシステムは、図1に示すように、多層プリント配線基板の設計情報(CADデータ21)からチェック対象の配線を抽出する配線抽出手段11と、その設計情報(CADデータ21)から前記配線の基板多層配列方向である上及び/又は下にある複数のプレーン層を抽出するプレーン層抽出手段12と、抽出した配線とプレーン層との投影重なりを検出する投影重なり検出手段13と、その複数のプレーン層が同種のプレーン層であるか異種のプレーン層であるかを判断する属性判断手段16と、同種のプレーン層を跨ぐ配線と異種プレーン層を跨ぐ配線とを区別して各々の配線に対して重み付けを付与する重み付け付与手段17と、を少なくとも備えており、プログラム制御により動作する。
上記の属性判断手段16は、投影重なり検出手段13により抽出された投影重なりのある2以上のプレーン層相互間の電気的接続を検出する接続確認手段14と、その接続確認手段14の結果から導かれる異種プレーン層を認識する認識手段15とで構成されている。
上記の重み付け付与手段17は、こうした属性判断手段16の判断結果と、一時記憶装置30内の重み付け設定31とから、同種のプレーン層を跨ぐ配線と異種プレーン層を跨ぐ配線とを区別し、配線毎に重み付けを付与する。
重み付け付与結果は結果表示手段である出力装置50に送られ、その出力装置50によって結果が印刷又は表示等がされる。なお、データ処理装置10が備える一時記憶装置30は、入力装置40から入力された重み付け設定31を一時的に記憶するとともに、記憶装置20との間で重み付け設定31の送受(保存/吐き出し)を行う。
なお、前記した重み付け付与手段17の中に、又はその後の手段として、チェック対象の配線が異種プレーン層間を跨ぐ場合と同種プレーン層間を跨ぐ場合とで異なる係数を付与し、その係数に前記跨ぐ場合の回数を乗じて配線毎の跨ぎの深刻度を数値化する深刻度数値化手段(後述の図4を参照)をさらに設けてもよい。こうした深刻度数値化手段を設けることにより、重み付け付与結果をより効果的に表示することができる。
記憶装置20は、配線チェックの対象となる多層プリント配線基板のCADデータ21を保存しているとともに、重み付け設定22を保存している。記憶装置20内の重み付け設定22は、前記したように、入力装置40から一時記憶装置30を介して保存又は吐き出しされる。記憶装置20には、その他のデータ等が保存されていてもよい。また、CADデータ21と重み付け設定22が保存される記憶装置20は複数の装置からなることもあり、それぞれが異なる装置(例えばCADデータ21はハードディスク、重み付け設定22はUSBメモリー、等々)に保存されてもよい。
(配線チェックシステムの第1実施形態)
次に、本発明の配線チェックシステムの第1実施形態について詳細に説明する。図2及び図3は、本発明の第1実施形態に係る配線チェックシステムの動作を説明するためのフローチャートである。
本発明の第1実施形態に係る配線チェックシステムの動作プログラムを備えたコンピュータは、図2に示すように、開始動作(ステップ100)の後、先ず、他の設計システムで作成された配線チェックに係る多層プリント配線基板のCADデータ201を読み込み、その中からチェック対象の配線データを抽出(ステップ101)する。ここでの配線データは、多層プリント配線基板を構成する配線ロケーションのXY座標や配線層などのデータが該当する。
次に、抽出した配線データから、配線の上方及び/又は下方にあるプレーン層を抽出(ステップ102)する。このときの抽出も、CADデータ201からデータを抽出して行われる。
次に、抽出した配線とプレーン層との投影が重なるかどうかを検出(ステップ103)する。このときの投影重なり情報もCADデータ201からデータを抽出して行われる。
その後さらに、重なりが検出された2以上のプレーン層相互間の電気的な接続情報を確認(ステップ104)する。このときの電気的な接続情報もCADデータ201からデータを抽出して行われる。プレーン層間の接続情報の確認(ステップ104)は、投影が重なったプレーン層間の配線データや他のプレーン層のロケーションデータに基づき、各プレーン層のロケーションが重なるか否か、つまり任意のプレーン層間が水平方向で重なって接続されているか否かを判定する処理である。ここでの確認(ステップ104)は、こうした水平方向の接続判定に加えて、各プレーン層の垂直方向の接続判定を含むことも必要である。なお、任意のプレーン層間の垂直方向で重なりは、CADデータ201から接続ビアに関するデータ情報を取得することによって行うことができ、各プレーン層が垂直方向で接続されているか否かを判定することができる。
プレーン層間の接続情報を確認した後は、プレーン層の属性判断を行う。プレーン層の属性判断は、プレーン層間の接続の有無の結果に基づいて区別する。
配線と投影が重なっている全てのプレーン層において、全プレーン層間で相互の電気的な接続があれば同種のプレーン層と見なして重み付け(ステップ107)する判断(ステップ105)を行い、一方、一方、任意のプレーン層と他のプレーン層との間で相互の電気的な接続がなければ異種のプレーン層と見なして重み付け(ステップ106)する判断(ステップ105)を行う。ここでの重み付けの区別は、別に設定する重み付け設定202(図3を参照)から引き出し、付与している。
こうした重み付け情報から、該当する配線が異種のプレーン層間を跨ぐのか、同種のプレーン層間しか跨がないのかの区別ができる。区別の結果は、配線毎に重み付けして表示(ステップ108)する。こうして該当する配線のチェックが完了する。その後、他の配線についてもチェックを行うか否かの判断(ステップ109)を行い、終了(ステップ110)するか、他の配線のチェックが続けられる。
図3は、図2の処理で用いる重み付け設定202の設定フローである。開始(ステップ300)の後、図1に示す入力装置40から重み付け設定データや設定変更データが入力され、重み付け設定(ステップ301)が行われる。この重み付け設定(ステップ301)は、図1に示す一時記憶装置30を介して記憶装置20に吐き出され、記憶装置20内に重み付け設定202に係るファイルが作られて終了(ステップ304)する。
以上、本発明の配線チェックシステムについて、図1〜図3を用いてその全体構成と動作の詳細について説明したが、図1に示すシステム構成は代表例であり、例えば入力装置40を用いず、予め記憶装置20内に保存させた既定値を利用してシステムを構成してもよい。また、同様の理由により、図3の重み付け設定処理は省略することも可能である。
また、図2に示す重み付け処理(ステップ106,107)は、単に区別するためだけの情報(例えば、0か1のフラグを立てる)を付与するものであってもよいし、重み付けのための係数(任意の数値など)を用いて区別するものであってもよい。もちろん、前者のように単に記号の付与だけでもよく、異種か同種かの区別ができれば目的は達成できる。
(配線チェックシステムの第2実施形態)
次に、本発明の配線チェックシステムの第2実施形態について詳細に説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係る配線チェックシステムの動作を説明するためのフローチャートであり、図2のステップ102以降を置き換えたものである。この第2実施形態は、図2に示した配線とプレーン層との投影重なり検出(ステップ103)において、配線が複数のプレーン層を跨ぐことが見つかった場合の処理の一例である。
本発明の第2実施形態に係る配線チェックシステムの動作プログラムを備えたコンピュータは、図4に示すように、開始(ステップ400)の後、先ず、配線とプレーン層との投影重なり数Mを検出(ステップ401)する。引き続いて、その検出結果から、配線がプレーン層を跨いだ箇所の数(M−1)を算出(ステップ402)する。
次に、跨ぎ箇所を順次チェック(ステップ403)する。このときのチェック(ステップ403)は、算出された跨ぎ箇所の両端のプレーン層間の接続をチェックすることにより行う。
チェック(ステップ403)を順次行うため、跨ぎ箇所Kを初期値1としてナンバリングし、後段の処理で使用するカウンタSとDを初期化する処理(ステップ404)をしておく。以下に跨ぎ箇所のチェックについて説明する。
先ず、跨ぎ箇所1番目(K=1)を選択(ステップ405)し、この跨ぎ箇所の両端にある2つのプレーン層を抽出(ステップ406)する。
次いで、2つのプレーン層間の接続をチェック(ステップ407)する。2つのプレーン層間に何らかの接続があるならば、カウンタDを1つ増やし(D=D+1)、同種プレーン層の跨ぎ箇所として計上(ステップ409)する。一方、2つのプレーン層間に接続がなければ、異種プレーン層としてカウンタSを1つ増やし(S=S+1)、異種プレーン層の跨ぎ箇所として計上(ステップ408)する。
次のステップ410では、次の跨ぎ箇所を探るためにKを1つ増やし、先に算出(ステップ402)した跨ぎ箇所数(M−1)と比較し、全ての跨ぎ箇所のチェックを完了するまで、ステップ405からステップ410を繰り返す。
全ての跨ぎ箇所のチェックを終了したら、当該配線の総合重み付け「Sum」を表示(ステップ412)するために、演算処理を行う。この演算処理は、異種プレーン層を跨ぐ場合には係数nを既定値ファイル202−1から読み込み、一方、同種のプレーン層を跨ぐ場合には係数mを既定値ファイル202−1から読み込む。そして、それらの計数をそれぞれの跨ぎカウントSとDとにそれぞれ掛け合わせ、最後に合算して求めた数字を求める。
なお、このとき、一般にはn>mとし、Sumの数字が大きいほどノイズ特性が悪いことを表す。このように、チェック対象の配線が異種プレーン層間を跨ぐ場合と同種プレーン層間を跨ぐ場合とで異なる係数(n,m)を付与し、その係数に跨ぐ場合の回数を乗じて配線毎の跨ぎの度合いを数値化すれば、配線の深刻度を数値化して表すことができる。
そして、処理を図2のステップ109へ戻し、全てのチェック対象にかかる配線について処理を繰り返す。
(配線チェックシステムの具体例)
本発明の配線チェックシステムについてさらに具体的な一例を挙げて説明する。図5は、多層プリント配線基板の一部である3層分だけを抜き出した一例を示す斜視図である。図5においては、誘電体を省略し、配線とプレーン層のみを示している。
図5に示す例では、プレーン層は全部で4つある。第2プレーン層502と第3プレーン層503は、信号配線506の配置のために分断されている。しかし、第2プレーン層502と第3プレーン層503は、その下に設けられた第4プレーン層504とビア505を介して繋がれており、同種のプレーン層を構成している。
一方、第1プレーン層501は、他のプレーン層との接続は無く独立しており、図5の例では異種のプレーンとなっている。第1プレーン層501、第2プレーン層502、第3プレーン層503の上(上層)には、チェック対象とする信号配線507がある。こうした多層プリント配線基板を用いて、図2に示したフローチャートに沿って以下に説明する。
(1)図2に示した配線データ抽出(ステップ101)により、CADデータ201からチェックすべき配線を選択する。このステップ101により、図5の例では信号配線507が抽出される。
(2)次に、配線の上下にあるプレーン層抽出(ステップ102)により、図5の例では直下の層である第1プレーン層501、第2プレーン層502及び第3プレーン層503が抽出される。
(3)次に、配線とプレーン層の投影重なり検出(ステップ103)により、図5の例では記号a、c、d、e、gの各部位が検出される。つまり、線分aは第1プレーン層501と重なり、線分c,d,eは第2プレーン層502と重なり、線分gは第3プレーン層503と重なることが検出される。言い換えれば、線分bと線分fの部分において、プレーン層間の跨ぎが発生していることになる。
(4)次に、プレーン層間の接続情報確認(ステップ104)により、図5の例では第2プレーン層502と第3プレーン層503はビア505で接続されていることが確認され、一方、第1プレーン層501は他の第2プレーン層502や第3プレーン層503との接続が無いことが確認される。
(5)前記した(4)項の処理ステップに基づいた全接続の有無判断(ステップ105)により、「N.接続なし」のフローとなり、異種プレーン層として重み付け(ステップ106)がなされる。なお、仮に第2プレーン層502と第3プレーン層503だけについて判断するならば、全接続の有無判断(ステップ105)により「Y.接続あり」となり、同種のプレーン層として重み付け(ステップ107)がなされることになる。
(6)図5の例では異種プレーン層として重み付け(ステップ106)が決定しているので、配線毎の重み付け表示(ステップ108)により、当該配線は異種プレーン間の跨ぎがあるものとして表示される。また、重み付け設定202の指定が、例えば異種プレーン層跨ぎを1とするフラグ表示データを持っていれば、このステップ108により、「1」として表示される。
(7)ここで、図4に示したフローに沿って総合重み付け(ステップ412)を行う場合について例示する。重み付け設定202−1を異種:n=10とし、同種:m=1とした場合には、図5の例では異種プレーン層の跨ぎ数Sが1カ所、同種プレーン層の跨ぎ数Dが1カ所なので、総合重み付けSum(ステップ412)では、Sum=1×10+1×1=11が与えられる。
(8)上記の処理を他の配線に対しても順次行って行く(ステップ109)が、図5の例では対象配線が一本しかないので、以上で終了となる。
図5の例では、本発明の配線チェックシステムの理解を容易にするために、多層プリント配線基板の一部である3層分だけを抜き出した例で説明したが、もちろん本発明はこうした態様に限定されるものではない。チェック対象となる配線は、アナログ設計領域、デジタル設計領域、さらに他の領域(コネクタ接続領域)等、各種の配線チェックとして適用できる。また、対象とする多層プリント配線基板の構成や種類、レイアウトされる部品や配線の構成や種類等についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して適用できる。
以上説明したように、本発明は、チェック対象の配線と複数のプレーン層を抽出し、それらの投影重なりを検出し、併せて各プレーン層の属性を判断することにより、同種のプレーン層を跨ぐ配線と異種プレーン層を跨ぐ配線とを区別して各々の配線に対して重み付けを付与するよう構成したので、そのチェック結果に基づいて設計変更等をすることにより、配線が異種プレーン層を跨ぐ場合にしばしば見られる外部ノイズの影響を低減できる。このように効果的に配線パターンをチェックすることができるので、そのチェックを反映させてなる配線パターンは多層プリント配線基板の電磁ノイズ特性を改善することができ、その結果、電子機器の信頼性をより向上させることができる。
本発明の多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェックシステムは、電磁ノイズの影響を考慮した、多層プリント配線板の配線適正のチェックツールといった用途に適用可能である。
本発明の多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェックシステムを有するコンピュータシステムの一例を示す構成図である。 本発明の第1実施形態に係る配線チェックシステムの動作を説明するためのフローチャートである。 図2の処理で用いる重み付け設定の設定フローである。 本発明の第2実施形態に係る配線チェックシステムの動作を説明するためのフローチャートであり、図2のステップ102以降を置き換えたものである。 多層プリント配線基板の一部である3層分だけを抜き出した斜視図である。 配線がプレーン層を跨がない場合において、同じ環境下でノイズを印加したときの配線への誘起電圧を測定した結果である。 配線が同種のプレーン層を跨ぐ場合において、同じ環境下でノイズを印加したときの配線への誘起電圧を測定した結果である。 配線が異種のプレーン層を跨ぐ場合において、同じ環境下でノイズを印加したときの配線への誘起電圧を測定した結果である。
符号の説明
10 データ処理装置
11 チェック対象の配線抽出手段
12 配線の上下にあるプレーン層抽出手段
13 配線とプレーン層の投影重なり検出手段
14 投影重なりプレーン層の接続確認手段
15 異種プレーン層認識手段
16 属性判断手段
17 重み付け付与手段
20 記憶装置
21 CADデータ
22 重み付け設定
30 一時記憶装置
31 重み付け設定
40 入力装置
50 出力装置
501 第1プレーン層
502 第2プレーン層
503 第3プレーン層
504 第4プレーン層
505 ビア
506 信号配線(プレーン同層)
507 信号配線(プレーン上層)

Claims (6)

  1. 記憶装置に記憶された多層プリント配線基板の設計情報からチェック対象の配線を抽出する配線抽出手段と、
    前記設計情報から前記配線の上及び/又は下にある複数のプレーン層を抽出するプレーン層抽出手段と、
    前記配線と前記プレーン層との投影重なりを検出する投影重なり検出手段と、
    前記複数のプレーン層が同種のプレーン層であるか異種のプレーン層であるかを判断する属性判断手段と、
    同種のプレーン層を跨ぐ配線と異種プレーン層を跨ぐ配線とを区別して各々の配線に対して重み付けを付与する重み付け付与手段と、を少なくとも備え
    前記重み付け付与手段は、前記チェック対象の配線が、異種プレーン層間を跨ぐ場合と同種プレーン層間を跨ぐ場合とで異なる係数を付与し、該係数に前記跨ぐ場合の回数を乗じて配線毎の跨ぎの深刻度を数値化する手段をさらに有することを特徴とする多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェックシステム。
  2. 前記重み付けを付与した結果を表示する結果表示手段をさらに備える、請求項1に記載の多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェックシステム。
  3. 前記属性判断手段が、前記複数のプレーン層相互の電気的接続の有無を検出する手段により実現する、請求項1又は2に記載の多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェックシステム。
  4. プログラムされたコンピュータによって多層プリント配線基板のプレーンを跨いでいる配線をチェックする多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェック方法であって、
    記憶装置に記憶された前記多層プリント配線基板の設計情報からチェック対象の配線を抽出する配線抽出ステップと、
    前記設計情報から前記配線の上及び/又は下にある複数のプレーン層を抽出するプレーン層抽出ステップと、
    前記配線と前記プレーン層との投影重なりを検出する投影重なり検出ステップと、
    前記複数のプレーン層が同種のプレーン層であるか異種のプレーン層であるかを判断する属性判断ステップと、
    同種のプレーン層を跨ぐ配線と異種プレーン層を跨ぐ配線とを区別して、異種プレーン層間を跨ぐ場合と同種プレーン層間を跨ぐ場合とで異なる係数を付与し、該係数に前記跨ぐ場合の回数を乗じて配線毎の跨ぎの深刻度を数値化して各々の配線に対して重み付けを付与する重み付け付与ステップと、
    を少なくとも備えることを特徴とする多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェック方法。
  5. 多層プリント配線基板のプレーンを跨いでいる配線をチェックする多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェック方法をコンピュータによって実行するためのプログラムであって、
    記憶装置に記憶された前記多層プリント配線基板の設計情報からチェック対象の配線を抽出する配線抽出ステップと、
    前記設計情報から前記配線の上及び/又は下にある複数のプレーン層を抽出するプレーン層抽出ステップと、
    前記配線と前記プレーン層との投影重なりを検出する投影重なり検出ステップと、
    前記複数のプレーン層が同種のプレーン層であるか異種のプレーン層であるかを判断する属性判断ステップと、
    同種のプレーン層を跨ぐ配線と異種プレーン層を跨ぐ配線とを区別して、異種プレーン層間を跨ぐ場合と同種プレーン層間を跨ぐ場合とで異なる係数を付与し、該係数に前記跨ぐ場合の回数を乗じて配線毎の跨ぎの深刻度を数値化して各々の配線に対して重み付けを付与する重み付け付与ステップと、
    を少なくとも備えることを特徴とする多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェック方法を実行するためのプログラム。
  6. コンピュータに読み取り可能な情報記憶媒体であって、請求項に記載の多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェック方法実行プログラムを記憶したことを特徴とする情報記憶媒体。
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