JP5088168B2 - 筐体の穴を塞ぐキャップ - Google Patents

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この発明は筐体の穴を塞ぐキャップに関する。
従来から無線通信機等のコネクタ挿通用の穴をコネクタが接続されないときに、塞ぐ防水機能を有するキャップが使用されている。図5に従来の筐体の穴を塞ぐキャップの例を示す。図5に示すキャップ6はゴム弾性部材で作られており、筐体1の穴1aに突入する突入部の全周に筐体1の穴1aの内周面に圧接されるリブ6aが形成されている。
キャップ6は保持板やねじ等で筐体1に固定された状態で用いられるが、このときリブ6aが筐体1の穴1aの内周面に圧接されて矢印方向の力が加わることにより、防水機能が得られる。このキャップ6は全体がゴム弾性部材で作られているため、リブ6aが穴1aの内周面に圧接されたとき、穴1aの内周面からリブ6aに加わる力がリブ6aの内側の部分も変形させるため、リブ6aに強い接触圧力を加えることができず、防水機能が十分でないという問題があった。
図6に示す従来の樹脂製キャップ7は筐体1の穴1aに突入する突入部の全周に溝7aが設けられ、溝7aに嵌入されたOリング8が筐体1の穴1aの内周面に圧接されることにより、防水機能が得られる。
この樹脂製キャップ7は図6に示す下半分が下型で成形され、上半分が上型で成形される。下型と上型とが合わせられる点線で示すパーティングラインにはバリが生じる。このバリは溝7aの側面を横断するように形成されるため、バリに沿って水漏れが発生しやすく、防水機能が十分でないという問題があった。
図7に示す従来の樹脂製キャップはキャップベース9にOリング押え板10がねじ11で締着されて形成されており、蓋ベース9とOリング押え板10が形成する溝に嵌入されたOリング8が筐体1の穴1aの内周面に圧接されることにより、防水機能を得られる。この樹脂製キャップはOリングを嵌入する溝にバリが生じないが、部品点数や組立て工数が増大するという問題があった。
実開平5−50629号公報に開示された自動車用グロメットは、車体に設けられた開口部11をゴム弾性の中空の本体部2を貫通させ、本体部2に硬質の蓋状部材3を嵌着している。蓋状部材3はゴム弾性の本体部2を開口部11に圧接するので防水機能が得られる。
しかしながら、実開平5−50629号公報に開示された自動車用グロメットは、ゴム弾性の本体部2に開口部11に圧接するリブが設けられていないため、十分に高い圧接力が得られず、防水機能を高くすることができない。
また、蓋状部材3とゴム弾性の本体部2が別部品であるため、使用中に蓋状部材3がゴム弾性の本体部2から外れる恐れがあり、さらに、部品点数および組立て工数が増大するという問題もあった。
実開平5−50629号公報、段落0005、段落0006、図1
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、部品点数および組立て工数が少なく、十分な防水機能が得られる筐体の穴を塞ぐキャップを提供することにある。
この発明の筐体の穴を塞ぐキャップは、筐体の穴に突入する突入部と、前記突入部に形成され、前記筐体の穴の内面に圧接されるリブと、を有するゴム弾性部材と、前記リブが圧接される内側で、前記リブと対向するように前記ゴム弾性部材の前記突入部に埋め込まれた硬質部材と、を有し、前記ゴム弾性部材は、前記突入部が前記筐体の穴に突入されると、前記リブが前記内面から圧力を受けて、前記硬質部材側に圧縮されるものである。
また、この発明の筐体の穴を塞ぐキャップは、前記筐体の穴を塞ぐキャップにおいて、前記リブが前記突入部の全周に前記筐体の穴より大きい径で形成されるとともに、前記筐体の穴の内周面に圧接され、前記ゴム弾性部材は、前記突入部が前記筐体の穴に突入されると、前記リブが前記筐体の穴の内周面から圧力を受けて、前記硬質部材側に圧縮されるものである。
また、この発明の筐体の穴を塞ぐキャップは、前記ゴム弾性部材に、外面から前記硬質部材の第1の貫通穴まで続く穴が形成されるとともに、外面から前記硬質部材の貫通穴でない部分まで続く穴が形成されているものである。さらに、この発明の筐体の穴を塞ぐキャップは、前記硬質部材に前記第1の貫通穴とは別の第2の貫通穴が形成されており、前記第2の貫通穴に前記ゴム弾性部材が入り込んでいるものである。さらに、この発明の筐体の穴を塞ぐキャップは、前記第1の貫通穴と前記第2の貫通穴が、前記硬質部材の中心から同一円周上等間隔に交互に配置されているものである
この発明の筐体の穴を塞ぐキャップによると、部品点数および組立て工数が少なく、十分な防水機能が得られる。
以下この発明を実施するための最良の形態を実施例に即して説明する。
図1(a)はこの発明の実施例1である無線通信機の筐体の穴を塞ぐキャップの図1(b)でのA−A断面位置を示す断面図、図1(b)は同キャップを構成する部材を示す正面図である。図2は同キャップの図1(b)でのB−B断面位置を示す断面図である。
図1(a)に示す天然ゴム、合成ゴム、エラストマ樹脂等のゴム弾性キャップ2はゴム弾性部材の中に板金部材2bが埋め込まれて形成されており、無線通信機の筐体1の穴1aに突入する突入部の全周に筐体1の穴1aの内周面に圧接されるリブ2aが形成されている。
板金部材2bは図1(b)に示すように円板形状の部材に穴2cが同一円周上等間隔に4個設けられて形成している。図1(a)および図2において、斜線で示すゴム弾性部材の中央部の空洞は上金型の1本の突起が入り込んだ跡であり、図2に示す板金部材2bの2個の穴2c、2cとそれに連なるゴム弾性部材の2個の穴は下金型の2本の突起が入り込んだ跡である。
詳しく説明すると、板金部材2bの2個の穴2c、2cに下金型の2本の突起が嵌合され、板金部材2bの上面が上金型の1本の突起で押えられて板金部材2bが位置決めされた状態でゴム弾性部材が上金型と下金型の間の空間で成形される。このとき板金部材2bの他の2個の穴にはゴム弾性部材が充填される。
すなわち、図1(a)に示すように板金部材2bの穴にはゴム弾性部材が入りこんでいる。このように板金部材2bは正確に位置決めされ、ゴム弾性部材に位置ずれしないように強固に支持されている。なお、穴2cは同一円周上等間隔に配置されているので板金部材2bの対向して対となるいずれの2個の穴2cを下金型の2本の突起に嵌合させてもよく、ゴム弾性部材成形時の工程が簡素化される。
このゴム弾性キャップ2は図1(a)に示すように筐体1に固定された状態で用いられるが、このときリブ2aが筐体1の穴1aの内周面に圧接されることにより、防水機能が得られる。リブ2aが穴1aの内周面から圧力を受けゴム弾性キャップ2のゴム弾性部材が中心方向に圧縮されるが、板金部材2bの外周が圧縮変形を規制して変形が大きくならない。そして、リブ2aに強い接触圧力が加わり高い防水機能が得られる。
このゴム弾性キャップ2は一体形成されているので部品点数や組立て工数が削減される。この例では、リブ2aが真円のリング形状であり、円の中心方向に圧縮力が加えられるので圧縮力は均一となる。このことは防水性能に好影響を及ぼす。
図3はこの発明の実施例2である無線通信機の筐体の穴を塞ぐキャップの図4でのA−A断面位置を示す断面図、図4は同キャップを構成する部材を示す正面図である。図3に示すゴム弾性キャップ3はゴム弾性部材の中に板金部材3bが埋め込まれて構成されており、筐体1の穴1aに突入する突入部の先端に筐体1の穴1aの段差面1bに圧接されるリブ3aが形成されている。
板金部材3bは図4に示すように略正方形状の部材に穴3cが同一円周上等間隔に4個設けられて形成している。板金部材3bの2個の穴3cが板金部材3bの位置決め用に用いられ、他の2個の穴にはゴム弾性部材が充填されることは実施例1と同様である。また、ゴム弾性部材成形時の工程が簡素化されることも実施例1と同様である。
このゴム弾性キャップ3は図3に示すように筐体1にねじ4で締着される保持板5で固定された状態で用いられるが、このときリブ3aが筐体1の穴1aの段差面に圧接されることにより、防水機能が得られる。リブ3aが穴1aの段差面から圧力を受けゴム弾性キャップ3のゴム弾性部材が矢印で示す方向に圧縮されるが、リブ3aと対向する位置に配置されている板金部材3bが圧縮変形を規制して変形が大きくならない。そして、リブ3aに強い接触圧力が加わり高い防水機能が得られる。
このゴム弾性キャップ3は一体形成されているので部品点数や組立て工数が削減される。この例では、リブ3aが真円でないが、リブ3aが存在する平面と垂直方向に圧縮力が加えられるので圧縮力は均一となり、このことは防水性能に好影響を及ぼす。この例は筐体1の穴1aが非円形の場合に適している。
実施例は以上のように構成されているが発明はこれに限られず、例えば、無線通信機に限らずデジタルカメラ、ビデオカメラ、ポータブルオーディオ装置等にこの発明を適用することも可能である。
また、インサート成形する硬質部材として板金部材以外に硬質合成樹脂やダイカスト製品を用いることもできる。さらに、硬質部材に設ける穴は4個に限られない。
図1(a)はこの発明の実施例1である無線通信機の筐体の穴を塞ぐキャップの図1(b)でのA−A断面位置を示す断面図、図1(b)は同キャップを構成する部材を示す正面図である。 同キャップの図1(b)でのB−B断面位置を示す断面図である。 この発明の実施例2である無線通信機の筐体の穴を塞ぐキャップの図4でのA−A断面位置を示す断面図である。 同キャップを構成する部材を示す正面図である。 従来の筐体の穴を塞ぐキャップの例を示す断面図である。 従来の筐体の穴を塞ぐキャップの他の例を示す断面図である。 従来の筐体の穴を塞ぐキャップのさらに他の例を示す断面図である。
符号の説明
1 筐体、1a 穴、1b 段差面
2 ゴム弾性キャップ、2a リブ、2b 板金部材、2c 穴
3 ゴム弾性キャップ、3a リブ、3b 板金部材、3c 穴
4 ねじ
5 保持板
6 キャップ、6a リブ
7 樹脂製キャップ、7a 溝
8 Oリング
9 蓋ベース
10 Oリング押え板
11 ねじ

Claims (5)

  1. 筐体の穴に突入する突入部と、
    前記突入部に形成され、前記筐体の穴の内面に圧接されるリブと、
    を有するゴム弾性部材と、
    前記リブが圧接される内側で、前記リブと対向するように前記ゴム弾性部材の前記突入部に埋め込まれた硬質部材と、を有し、
    前記ゴム弾性部材は、前記突入部が前記筐体の穴に突入されると、前記リブが前記内面から圧力を受けて、前記硬質部材側に圧縮されることを特徴とする
    筐体の穴を塞ぐキャップ。
  2. 前記リブは前記突入部の全周に前記筐体の穴より大きい径で形成されるとともに、前記筐体の穴の内周面に圧接され、
    前記ゴム弾性部材は、前記突入部が前記筐体の穴に突入されると、前記リブが前記筐体の穴の内周面から圧力を受けて、前記硬質部材側に圧縮されることを特徴とする請求項1の筐体の穴を塞ぐキャップ。
  3. 前記ゴム弾性部材には、外面から前記硬質部材の第1の貫通穴まで続く穴が形成されるとともに、外面から前記硬質部材の貫通穴でない部分まで続く穴が形成されている請求項1の筐体の穴を塞ぐキャップ。
  4. 前記硬質部材に前記第1の貫通穴とは別の第2の貫通穴が形成されており、前記第2の貫通穴には前記ゴム弾性部材が入り込んでいる請求項3の筐体の穴を塞ぐキャップ。
  5. 前記第1の貫通穴と前記第2の貫通穴は、前記硬質部材の中心から同一円周上等間隔に交互に配置されている請求項4の筐体の穴を塞ぐキャップ。
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