JP5087481B2 - 多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置、及びセル自動研磨方法 - Google Patents

多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置、及びセル自動研磨方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5087481B2
JP5087481B2 JP2008164885A JP2008164885A JP5087481B2 JP 5087481 B2 JP5087481 B2 JP 5087481B2 JP 2008164885 A JP2008164885 A JP 2008164885A JP 2008164885 A JP2008164885 A JP 2008164885A JP 5087481 B2 JP5087481 B2 JP 5087481B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
orthogonal
polishing tool
polishing
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008164885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010005708A (ja
Inventor
安三 横山
憲一 石川
大輔 鈴木
Original Assignee
昭和精工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昭和精工株式会社 filed Critical 昭和精工株式会社
Priority to JP2008164885A priority Critical patent/JP5087481B2/ja
Publication of JP2010005708A publication Critical patent/JP2010005708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5087481B2 publication Critical patent/JP5087481B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

本発明は、成形金型表面の球面形状を仕上げるために、金型表面を自動的に研磨する装置及び方法に関し、特に、ガラスレンズをプレス成形する金型表面の球面状のセルを自動的に研磨する装置及び方法に関する。
さらに具体的には、本発明は、加工工具である研磨工具を第1座標軸の制御系により多軸制御し、それとは独立した第2座標軸の制御系により、被加工物である成形金型を多軸制御しながら、研磨工具と成形金型を夫々反対方向に回転しつつ、かつ、被加工物である成形金型を揺動させながら成形金型表面のセルを研磨するセル自動研磨装置、及びセル自動研磨方法に関する。
また、本発明は、同一の装置内の一連の工程内で、成形金型表面のセルを研磨する研磨工具の形状を加工することも可能にするものである。この研磨工具の形状を加工するとは、素材から研磨工具を成形加工すること、及び研磨工程で使用中の研磨工具のドレス加工(工具磨耗による再加工、或いは研磨工具表面のキズ等の自動補修)することも可能とする。
本発明は、より具体的には、主として半導体露光装置の照明光学系や液晶プロジェクター等に於いて、光を効率よく照射面へ導くとともに、照射面での照明光を均一に照射するために使用される、通称フライアイレンズと呼ばれるガラスレンズのプレス成形に適した金型のセル形状を研磨する方法及び装置に関する。さらに、本発明は、今後代替エネルギーの核と期待される太陽光発電や太陽電池に使用される集光型セル等のガラスレンズのプレス成形に適した金型のセル形状を研磨する方法及び装置にも適用が可能なものであり、大いに期待される発明となることは必至である。
同じ単レンズを縦横マトリックス状に配列した結像素子をフライアイレンズと言い、ステッパーの照明系や、液晶プロジェクター照明光を均一に照射するための照明系として使用されている。このようなレンズにおいては、各レンズの両面の凸レンズ間の光軸の位置ズレが生じるとレンズの光学性能が問題視されるものである。そこで、最近では、安定した光学性能を維持し効率的にフライアイレンズを製作することを目的として、光学ガラス材料を加熱炉で加熱しこれを、金型中に移送しプレスすることにより、金型仕上げ面を光学ガラス材料の研磨面に加圧転写させるプレス成形加工の方法が提案されている(特許文献1)。
このようなフライアイレンズは、縦横の複数の両面凸状レンズを該レンズの面形状に合ったセル形状を有した金型によってガラスをプレス成形することによって製造されているので、その精度がこれを成形する金型のセル形状の表面精度に左右されることになる。従って、該金型を製造する際には、最終仕上げとして研磨剤を保持する媒体での研磨工具による研削加工が、熟練した作業員による手作業が必須となっているものである。
しかしながら、金型材料が超硬合金等の加工の難しい材料の場合は勿論のこと、研磨加工中に必要となる研磨工具の作業面に対する精密な整形処理(研磨動作や研磨剤の注入制御)を始めとして、熟練技能者であっても手磨きで対応するには、レンズ性能からの品質・精度には限界がある。更に、こうした緻密な形状を有する金型を高精度に仕上るには、研磨工具の作業面を金型の曲率に倣った形状にサブミクロンオーダに加工及び整形することが必要であるとされている。以上のような従来技術における要求が、従来技術における製造効率の低下はもとより、今後の熟練作業者の高齢化に伴い、熟練した高度な技能を持つ作業者の確保の面からも問題となって来ている。
上記のような状況に対して、特許文献2においては、フライアイレンズ成形用金型の製造作業の効率化と製造コストの低減を図ることを課題として、フライアイレンズ成形用金型の精密仕上げに適した研磨装置を開示している。この研磨装置は、固体潤滑剤として黒鉛粉末を含む硬質のエポキシ樹脂から成るポリシャを有する研磨工具と、研磨対象のフライアイレンズ成形用金型を研磨工具に対して相対的に運動させる移動機構とを備えている。研磨工具は、所定の研磨圧が加えられつつ、装置に取付けられた揺動腕であるカンザシの先端に回転自在に保持されているので、研磨加工中には、研磨工具は、フライアイレンズ成形用金型の回転運動にひきつられて自由回転しながら、カンザシにより左右に揺動される。従って、その作業面は、フライアイレンズ成形用金型のインプレッションの凹面をまんべんなく摺動する。
この特許文献2に開示された研磨装置では、「面出し」という研磨工具の精密な整形処理効率化して研磨対象の成形金型を載置したテーブルの回転とXY両軸の移動でのみでフライアイレンズ成形金型のインプレッションの凹面を満遍なく摺動するものである。
また、特許文献3では、球面形状だけでなく非球面形状のフライアイレンズ型の研磨も可能であり且つ一定時間当りの研磨量がより多く効率良く研磨が可能なフライアイレンズ成形型の加工装置および加工方法を提供することを目的とした研磨機が開示されている。この研磨機では、被加工体取り付けステージに取り付けた成形凹面とほぼ同じ曲率を持つ凸面の研磨工具を用い、最初に研磨を行う成形凹面の光軸にヘッド回転軸の回転中心が一致するようX方向ステージ及びY方向ステージで被加工体を移動させ、研磨工具を成形凹面に接触させ、工具回転軸で研磨工具を回転させつつ工具回転軸を光軸周りにヘッド回転軸で回転させて研磨を行う。一つの成形凹面の研摩が終了すると、X軸とY軸により次の成形凹面の光軸をヘッド回転軸の中心軸に一致するよう移動させ、同様に研摩を行う。これを成形凹面全部について順次行う。
特開平6−144842号公報 特開平9−136253公報 特開2007−118117公報
本発明は、高度な熟練した技能がなくとも簡単な条件入力によって、金型表面の球面状セルを無人運転により研磨加工が可能な多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置、及び多軸制御の成形金型のセル自動研磨方法を提供するものである。本発明は、特に、多軸制御のレンズ成形金型のセル自動研磨装置、及びセル自動研磨方法を提供するものである。
従来の技術では、このような高精度の表面形状の研磨に使用される研磨工具の基本形状を作る研磨前加工(初期加工)における微妙な寸法的精度の不具合や、研磨工具の使用中にできた僅少な表面の傷の補修(ドレス加工)には相当の熟練がなければ対応が困難と考えられていた。更には、研磨工程においても、研磨剤の滴下のタイミング、研磨工具の清掃のタイミング及び、研磨工具のドレス加工のタイミング、そして作業精度等が熟練技術者の技術そのものとなっており、成形金型表面のセル形状の研磨品質は作業者の技量と下地加工の出来で決まり安定性に欠けていた。
本発明においては、このようなレンズ性状の安定化は、それを成形する金型の精度に起因することに鑑み、成形金型を研磨する研磨工具の基本形状製作(初期加工)はもとより、研磨加工時における熟練者のノウハウを、現場作業者によるPCからの簡単な加工条件入力操作によって実現可能とするものである。具体的には、研磨対象作業面の外寸・形状・表面傷に対して、研磨工具を第1直交3次元制御軸のX軸,Y軸,Z軸方向に多軸制御し、それとは独立して、成形金型を載置したテーブルユニットを第2直交3次元制御軸のU軸,V軸,W軸方向に多軸制御して成形金型の表面を自動的に研磨加工する装置及び方法を提供するものである。また、本発明においては、2種類の粒度を配合したダイヤモンドペーストを介して機械的に定量研削で修正するように構成している。更に、これらの制御は予めの加工条件として設定することで、熟練技能者の作業全てを同一装置の中で、高度な熟練した技能がなくとも、PCからの作業者の条件入力によって無人運転・無人研磨加工が可能な多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置、及びセル自動研磨方法を提供する。
本発明は、各々直交するX軸、Y軸、Z軸方向の第1直交3次元制御軸方向に位置制御可能に構成された研磨工具ユニットの個別運動と、第1直交3次元制御軸とは独立したU軸、V軸、W軸方向の第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能に構成されたレンズ成形用金型の個別運動と、研磨工具の回転(D軸)運動と、研磨工具の回転と反対方向の金型を載置したテーブルユニットの回転(C軸)運動と、金型を載置したテーブルユニット全体の揺動(A軸)運動の各運動を各々制御し得る多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置及びセル自動研磨方法を提供する。本発明は、その際に、二種類の粒度と配合を管理された研磨剤を制御されたタイミングで制御された量を供給しながら研磨を行う。
本発明は、上記課題を達成するために、専用アプリケーションを作成してプログラミングを簡素化し、加工の対象である成形金型の設計仕様により、基本的には、第1直交3次元制御軸(X軸,Y軸,Z軸)の加工座標(x,y,z)及び成形用金型の型彫刻部分であるセルの加工Rを入力することにより加工動作のプログラムを自動的に作成できるようにし、現場作業者レベルでのプログラミングを簡素化し、熟練工がいなくともレンズと同一の面形状を有するインプレッションの形成を精度良く確実に且つ短時間に研磨する成形用金型表面のセル自動研磨装置及び方法を提供するものである。
本発明は、第1直交3次元制御軸(X軸,Y軸,Z軸)で位置決めされた研磨工具に対して、それとは独立して、成形金型を第2直交3次元制御軸(U軸,V軸,W軸)で位置決めし、ダイヤモンド研磨剤を所定量、所定のタイミングで研磨工具と成形金型表面のセルの圧接部分に滴下することにより、D軸廻りに回転する研磨工具の作業面を用いて、テーブルユニットの揺動運動(A軸廻り)と垂直軸(W軸)の位置変化による積極的加圧により、研磨工具の形状の修正研磨を同時することを特徴とした装置と方法を提供するものである。
更に本発明は、研磨加工途中での研磨工具の表面状態の改善と整形を目的としてドレス加工することに加えて、回転機器にチャックされる金属シャフト部の先端に圧入・接着した研磨工具の正方形断面の4角柱形状の素材を、金型表面のセル曲率に倣った形状に自動運転で高精度整形して、研磨工具の研磨面を加工する初期形状の加工においても所定の制御にて達成できる研磨装置及び研磨方法を提供するものである。この研磨工具の材質は、一般的には樹脂製が用いられているが、木材質からなる研磨工具を用いるのが好ましい。本発明において、研磨工具の加工のためには、研磨工具をX軸方向に移動して既に位置決めされた該研磨工具加工用刃物を有すドレス加工ユニットに対して位置決めし、自動回転制御された研磨工具により予め設定した条件にて加工する装置及び方法を提供するものである。
このようにして、本発明は、通常の作業者が扱える簡素化したプログラミングへの加工条件入力による専用アプリケーションにより、フライアイレンズ成形金型の精密仕上げに適したフライアイレンズ成形金型用自動研磨装置を提供するものである。そして、成形金型表面のセル形状の研磨はもとより、成形金型の品質を決める研磨工具の初期形状の成形加工、研磨の加工途中での研磨工具の整形処理(ドレス加工)をも、設定した加工条件により自動的に処理し、熟練技能と単純な繰返し長作業に対し、所謂、生産現場でプログラムの作成、修正を行う事で加工のノウハウをプログラムの中に注入可能で、さらにそれを保存できるという「技能のデジタル化」による次世代への技能継承を可能にするフライアイレンズ成形金型用自動研磨装置を提供するものである。これにより、段取り以外は自動・無人運転を行う事で作業者の負担を軽減し、夜間等の非活用時間も生かす事が可能となり、フライアイレンズ成形用金型の製造作業の高精度化と生産性の向上を図る。
本発明は、成形金型のセル形状を研磨する自動研磨装置であって、D軸廻りに回転しながら研磨する研磨工具を備えた研磨工具ユニットは、前記成形金型のセル面に対して所定角度で傾設され、且つ、各々直交するX軸、Y軸、Z軸方向の第1直交3次元制御軸方向に位置制御可能に構成されており、被研磨対象である前記成形金型は、テーブルユニット上に載置されており、該テーブルユニットは、載置した金型を前記第1直交3次元制御軸方向とは独立した各々直交するU軸、V軸、W軸方向の第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能とするU軸移動テーブル、V軸移動テーブル及びW軸移動テーブルから成るテーブルセットと、前記各移動テーブルから成る前記テーブルセットを載置して前記研磨工具の回転方向と反対方向のC軸廻りに回転する回転円盤とを備え、前記テーブルユニット全体は、スイングベッドに搭載されており、該スイングベッドをA軸廻りに揺動させる揺動機構を設けた揺動ユニットを備えていることを特徴とする。
本発明は、成形金型のセル形状を研磨する自動研磨装置であって、D軸廻りに回転しながら研磨する研磨工具を備えた研磨工具ユニットは、前記成形金型のセル面に対して所定角度で傾設され、且つ、各々直交するX軸、Y軸、Z軸方向の第1直交3次元制御軸方向に位置制御可能に構成されており、被研磨対象である前記成形金型は、テーブルユニット上に載置されており、該テーブルユニットは、載置した金型を前記第1直交3次元制御軸方向とは独立した各々直交するU軸、V軸、W軸方向の第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能とするU軸移動テーブル、V軸移動テーブル及びW軸移動テーブルから成るテーブルセットと、前記各移動テーブルから成る前記テーブルセットを載置して前記研磨工具の回転方向と反対方向のC軸廻りに回転する回転円盤とを備え、前記テーブルユニット全体は、スイングベッドに搭載されており、該スイングベッドをA軸廻りに揺動させる揺動機構を設けた揺動ユニットを備え、更には、前記研磨工具を加工するために、前記研磨される成形金型のセル面と前記Y軸方向の位置を同一位置とし、且つ、前記A軸中心から該研磨工具の半径だけの距離を離間して位置決めされている研磨工具加工用の刃物を備えており、前記研磨工具を前記研磨工具加工用の刃物に対して位置決めし、前記研磨工具加工用の刃物を切込み方向に移動することにより、前記研磨工具を前記成形金型のセル凹面の曲率に倣って加工する加工ユニットを備えていることを特徴とする。
本発明の多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置は、前記研磨工具ユニットを各々直交するX軸、Y軸、Z軸方向の第1直交3次元制御軸方向に位置制御可能に駆動するモータはサーボモータであり、前記テーブルセット上に載置した前記金型を前記第1直交3次元制御軸方向とは独立した各々直交するU軸、V軸、W軸方向の第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能に駆動するモータはステッピングモータあるいはサーボモータであり、前記研磨工具をD軸廻りに回転させるモータはサーボモータであり、前記金型を載置した前記テーブルセットをC軸廻りに回転するモータはサーボモータであり、夫々のモータが独立して位置制御されることを特徴とする。
本発明の多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置は、前記研磨工具ユニットを各々直交するX軸、Y軸、Z軸方向の第1直交3次元制御軸方向に位置制御可能に駆動するモータはサーボモータであり、前記テーブルセット上に載置した前記金型を前記第1直交3次元制御軸方向とは独立した各々直交するU軸、V軸、W軸方向の第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能に駆動するモータはステッピングモータあるいはサーボモータであり、前記研磨工具をD軸廻りに回転させるモータはサーボモータであり、前記金型を載置した前記テーブルセットをC軸廻りに回転するモータはサーボモータであり、前記研磨工具加工用の刃物をB軸方向に移動するモータはサーボモータであり、夫々のモータが独立して位置制御されることを特徴とする。
さらに、本発明の多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置は、前記第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能に駆動するモータはステッピングモータであり、前記金型を前記テーブルセット上に載置する際には、予め用意した所定寸法のスペーサ手段を介して前記金型を載置するように構成し、前記予め用意した所定寸法のスペーサ手段は、所定厚さピッチで複数枚用意されてあることを特徴とする。
本発明は、成形金型のセル形状をD軸廻りに回転する研磨工具を備えた研磨工具ユニットにより研磨する自動研磨方法であって、該研磨工具ユニットは、前記成形被研磨対象物である金型のセル面に対して所定角度で傾設され、且つ、各々直交するX軸、Y軸、Z軸方向の第1直交3次元制御軸方向に位置制御可能とされるU軸移動テーブル、V軸移動テーブル及びW軸移動テーブルから成るテーブルセットに載置される前記成形金型は、移動テーブル上で前記第1直交3次元制御軸方向とは独立した各々直交するU軸、V軸、W軸方向の第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能とされ、さらに前記金型は、テーブルユニットの回転円盤上で前記研磨工具の回転方向と反対の方向のC軸廻りに回転され、当該テーブルユニット全体はA軸廻りに揺動させるように構成して、前記研磨工具を前記移動テーブル上で前記第1直交3次元制御軸(X軸,Y軸,Z軸)方向に位置制御し、前記金型を前記第1直交3次元制御軸の位置制御とは独立して前記第2直交3次元制御軸(U軸,V軸,W軸)方向に位置制御した後、前記研磨工具をD軸廻りに回転し、前記金型を載置した前記テーブルセットを前記研磨工具の回転方向と反対の方向にC軸廻りに回転し、それと共に、該テーブルセットをA軸廻りに揺動させながら成形金型のセル形状を研磨することを特徴とする。
本発明は、成形金型のセル形状をD軸廻りに回転する研磨工具を備えた研磨工具ユニットにより研磨する自動研磨方法であって、該研磨工具ユニットは、前記成形金型のセル面に対して所定角度で傾設され、且つ、各々直交するX軸、Y軸、Z軸方向の第1直交3次元制御軸方向に位置制御可能とされ、U軸移動テーブル、V軸移動テーブル及びW軸移動テーブルから成るテーブルセットに載置される前記金型は、移動テーブル上で前記第1直交3次元制御軸方向とは独立した各々直交するU軸、V軸、W軸方向の第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能とされ、さらに前記金型は、テーブルユニットの回転円盤上で前記研磨工具の回転方向と反対の方向のC軸廻りに回転され、当該テーブルユニット全体はA軸廻りに揺動させるように構成し、前記研磨工具を加工するための研磨工具加工用刃物を前記研磨される成形金型の加工セル面と前記Y軸方向の位置を同一位置とし、且つ、前記A軸中心から該研磨工具の半径だけの距離を離間して位置決めして、前記研磨工具を前記移動テーブル上で前記第1直交3次元制御軸(X軸,Y軸,Z軸)方向に位置制御し、前記金型を前記第1直交3次元制御軸の位置制御とは独立して前記第2直交3次元制御軸(U軸,V軸,W軸)方向に位置制御した後、前記研磨工具をD軸廻りに回転し、前記金型を載置したテーブルセットを前記研磨工具の回転方向と反対の方向にC軸廻りに回転し、それと共に、該テーブルセットをA軸廻りに揺動させながら成形金型のセル形状を研磨し、所定の周期によって、研磨工具を加工するために、前記研磨工具ユニットを、前記第1直交3次元制御軸のZ軸方向に所定量上昇して研磨すべきセルから離脱後にX軸方向に移動することにより位置決めをし、該研磨工具加工用刃物に対し切込み代としてY軸、Z軸方向に移動することにより前記研磨工具を前記成形金型のセル凹面の曲率に倣って整形加工することを特徴とする。
本発明は、以上のような構成により、本発明による成形金型用の自動研磨装置と方法によれば、緻密な形状を有する金型表面のセルの形状を精密に且つ効率的に磨き仕上ることができる。更には、研磨工具の表面性状を修正しながら成形金型の研磨作業を一連の作業として行うことが可能となる。従って、成形用金型の製造作業の効率化と成形用金型の製造コストの低減化を図ることができる。特に、フライアイレンズ等のガラス製のレンズの成形用金型の製造作業の効率化と製造コストの低減化を図ることができる。
また、これに携わる作業者の技能の如何によらず、磨き経験の無い作業者でも機械操作を覚えれば自動で磨き作業を行える。しかも、その成形金型で成形した製品の性状も品質的に安定し、手仕上げ以上の精度と形状、面粗度(超硬面で最良Ra2nm)をもたらし、今まで熟練作業者により何十時間もかかっていた品物の磨きも、段取り以外は自動、無人運転を行う事で作業者の負担を著しく軽減し、夜間等の非活用時間も生かす事が可能となる。特に、フライアイレンズの成形用金型の研磨作業においては、生産性の向上に大きく寄与するとともに安定的供給が可能となる。
本発明を実施するための最良の形態の自動研磨装置では、成形用金型の研磨作業として、具体的にはフライアイレンズの成形用金型の多軸制御のセル自動研磨装置、及びセル自動研磨方法を例にして説明するが、このことが、本発明がフライアイレンズの成形用金型の多軸制御のセル自動研磨装置、及びセル自動研磨方法に限定されるとするものではない。
本発明の実施例においては、現場作業者レベルでのPC入力によるプログラミングを駆使し、研磨工具ユニットを第1直交3次元制御軸(X軸,Y軸,Z軸)方向に位置制御可能な第1の直交3次元駆動機構と、研磨工具を該第1直交3次元制御軸系内で傾設されたD軸廻りに回転制御可能な回転駆動機構と、金型表面にフライアイレンズと同一の面形状の多数のセルを有したフライアイレンズ成形用金型を載置する第2直交3次元制御軸(U軸,V軸,W軸)方向に位置制御可能な第2の直交3次元駆動機構と、フライアイレンズ成形用金型を研磨工具の回転方向と反対方向のC軸廻りに回転制御可能な回転駆動機構と、フライアイレンズ成形用金型を載置するテーブルユニット全体を前記第1直交3次元制御軸のX軸と平行なA軸廻りに揺動制御可能な揺動駆動機構とを備えている。
本発明の実施例では、上記課題を達成するために、専用アプリケーションを作成し、加工の対象を絞る事によりプログラミングを簡素化している。この加工動作のプログラムは、基本的には加工座標(U,V,W軸)及び該成形用金型の型彫刻部分であるセルの加工Rを最低限入力することにより作成できる。第1直交3次元制御軸系(X軸,Y軸,Z軸)と第2直交3次元制御軸系(U軸,V軸,W軸)とは、固定的な状態で制御されるのではなく夫々独立に制御されるが、研磨工程時及び研磨工具の加工時には、該第1直交3次元制御軸系のX軸,Y軸,Z軸方向と、第2直交3次元制御軸U軸,V軸,W軸方向とは、実質的に夫々平行状態において制御される。
更に、本発明の実施例の自動研磨装置は、二種類の粒度の研磨剤を所定の配合比に配合管理された研磨剤を用いて、回転機器にチャックされる金属シャフト部の先端に圧入接着された研磨工具の正方形断面の4角柱形状の素材を、金型セルの曲率に倣った図面形状になるように自動運転にて高精度整形し、研磨工具の作業面を加工して初期形状の加工を行うものである。この研磨工具の材質は、一般的には樹脂製が用いられているが、木材質からなる研磨工具を用いるのが好ましい。更に、研磨加工途中において、研磨工具の表面状態の改善と整形を目的としてのドレス加工をも所定の制御にて実現する。つまり、自動回転制御された研磨工具をドレス加工ユニットに対してX軸方向に位置決めし、予め設定した切込み代としてY軸、Z軸方向に同量移動することで、該研磨工具を前記成形金型の前記セルの凹面の曲率に倣った条件にて加工する。これにより、研磨工具に対して位置決めされた成形金型を、ダイヤモンド研磨剤を所定の量及びタイミングで研磨工具と成形金型のセルの圧接部分に滴下することで、研磨工具の作業面を用いて、テーブルユニットのZ軸の位置変化による積極的加圧により、研磨工具形状の修正と成形金型のセル研磨を同時することを特徴とした方法と装置を提供する。
以下、添付の図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。最初に、図1、図2を参照しながら、本実施例に係わるフライアイレンズ成形金型用自動研磨装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施例に係わる自動研磨装置の全体構成斜視図であり、図2は図1のテーブルセット周りの構成を説明するための図である。
本発明の自動研磨装置の全体構成は図1の通りであり、研磨工具ユニット1と、テーブルユニット4と、揺動ユニット6と、研磨工具の加工ユニット7とから構成されている。研磨工具ユニット1は、研磨工具1bを第1直交3次元制御軸(X軸,Y軸,Z軸)方向に位置制御可能な第1の直交3次元駆動機構を備えている。該第1の直交3次元駆動機構は、研磨工具1bを各X軸、Y軸及びZ軸方向に位置制御するために、サーボモータ1x、1y及び1zを備えている。夫々のサーボモータ1x、1y及び1zにはネジ軸が直結されており、夫々のネジ軸にはナットが回転しないように嵌め込まれており、ネジ軸の回転によってナットの軸方向の位置が制御されるように構成されている。研磨工具1bの垂直方向(Z軸方向)の位置を制御するサーボモータ1zのネジ軸に嵌め込まれたナットには、垂直方向のZ軸に対し45°傾斜してシャフト1aが設けられている。このシャフト1aの先端には研磨工具1bが取り付けられ、研磨工具ホルダー1fに内蔵されているサーボモータによりD軸廻りに回転可能に構成されている。これにより、回転研磨工具1bは、載置されたレンズ成形用金型Aに対して相対的に回転運動する。このD軸は、第1直交3次元制御軸系(X軸,Y軸,Z軸)内で所定の角度で傾設されており、この状態でD軸廻りに研磨工具1bを回転させることにより、研磨すべき成型金型のセル表面に対して相対的な回転速度がゼロの部分を作らないようにしている。
本実施例の自動研磨装置の駆動機構の構成は、テーブルセット2に載置されたレンズ成形用金型Aを、第2直交3次元制御軸(U軸,V軸,W軸)方向に位置制御可能な第2の直交3次元駆動機構を備えている。この第2直交3次元制御軸(U軸,V軸,W軸)方向の位置制御系は、第1直交3次元制御軸(X軸,Y軸,Z軸)方向の位置制御系とは独立した直交3次元位置制御系として制御可能とされている。つまり、第1のX軸、Y軸、Z軸と、第2のU軸、V軸、W軸とは、必ずしも同じ方向(縦横垂直方向)の軸として制御されない場合があることを前提とした独立制御が行われている。これは、テーブルセット2に載置されたレンズ成形用金型Aを揺動させることが前提となった制御だからである。ただし、研磨加工を実行している際、或いは研磨工具の加工の際には、第1直交3次元制御軸のX軸方向と第2直交3次元制御軸のU軸方向は平行になるように設定されるのが望ましい。
テーブルセット2の第2の直交3次元駆動機構は、U軸、V軸、W軸の直行軸方向に各々移動制御可能な移動テーブル2a、2b、2cを備えている。該第2の直交3次元駆動機構は、テーブルセット2に載置されたレンズ成形用金型Aを各U軸、V軸及びW軸方向に位置制御するために、ステッピングモータ2u、2v及び2wを備えている。このステッピングモータ2u、2v及び2wの回転により移動テーブル2a、2b、2cが各々の軸方向への移動位置が制御される。テーブルセット2は、レンズ成形用金型Aを載置した状態で、C軸(W軸と平行)廻りにて、前記研磨工具1bの回転方向(D軸廻りの回転方向)と反対の方向に回転する機能を有する回転円盤3から成る。このテーブルセット2と回転円盤3からテーブルユニット4が構成される。
このレンズ成形用金型Aをテーブルセット2上に載置する際には、予め用意した所定寸法のスペーサ手段2Pを介してレンズ成形用金型Aを載置するように構成する。また、この予め用意した所定寸法のスペーサ手段2Pは所定厚さピッチで複数枚用意されてある。具体的には、2.5mmピッチで5mmから35mmまでの複数枚のスペーサ手段2Pを用意しておく(複数枚用意した点は特に図示はしない)。これは、ステッピングモータ2wの移動制御距離が小さいためであり、多種の成形金型に対しても研磨加工を良好に達成可能とするためである。従って、移動制御距離の大きなサーボモータ等を用いれば、スペーサ手段2Pを複数枚用意する必要はない。
テーブルユニット4全体は、スイングベッド5,5に搭載されており、該スイングベッド5,5をA軸(X軸に平行)廻りに揺動させる揺動機構8,8を設けた揺動ユニット6を備えている。なお、成形金型表面のセル形状を研磨する際に、研磨工具1b(D軸廻り)と回転円盤3(C軸廻り)を各々対向する方向に回転させる。さらに、揺動ユニット6(A軸廻り)を揺動させる場合は、第1直交3次元制御軸方向のX軸とY軸は、第2直交3次元制御軸方向のU軸とV軸が各々平行状態となっていることが望ましい。ここで、各移動テーブルを駆動するのにステッピングモータを用いた理由は、テーブルユニット4全体を揺動させることから、テーブルセットを軽くするためであり、設計によってはサーボモータを採用することは可能である。
更に、本実施例の自動研磨装置は、研磨工具1bを、レンズ成形用金型AのセルCの凹面の曲率に倣った凸形状を精密に加工するための加工ユニット7を備えている。ここに言う「加工」とは、研磨工具の形状を加工することであり、素材から研磨工具を成形加工すること、及び研磨工程で使用中の研磨工具のドレス加工(工具磨耗による再加工、或いは研磨工具表面のキズ等の自動補修)することも含むものである。研磨工具1bは加工ユニット7に対して、一旦、Z方向に退避してからX軸方向の移動により位置決めされ、予め工具半径(セル半径)に合致したA軸中心からの距離に位置決め設置された刃物(超硬バイト)7aに対し切込み方向にY軸、Z軸方向に切り込み代分だけ同量移動することで該研磨工具を前記成形金型の前記セルの凹面の曲率よって形状が制御される。ここで、加工ユニット7はテーブルユニット4に設けられており、その位置は、刃物7aが、研磨加工されるべき成形金型のセル表面位置とY軸方向の位置及びZ軸方向の高さ位置が一致するように設けられている。それによって、上記したように、研磨工具1bを、一旦、Z方向に退避(上昇)させてから、X軸方向へ移動させ、再度Z方向に移動(下降)させることにより、加工ユニット7に対して位置決めすることができる。このように、研磨工具1bを加工ユニット7に対して位置決めした後に、テーブルユニット4全体を揺動(±45°の振幅)させながら、刃物(超硬バイト)7aを、切込み方向(Y軸、Z軸方向)に切り込み代分だけ同量移動することにより、研磨工具1bの曲面を加工することができる。以上のように、本実施例の自動研磨装置は、テーブルユニット4と、揺動ユニット6と、ドレス加工ユニット7の大きく分けて3ユニットを備えている。
これにより、本実施例の自動研磨装置の動作においては、テーブルユニット4全体のA軸回りの揺動運動が、レンズ成形用金型Aを載置したテーブルセット2のU軸、V軸、W軸方向の相対運動に加担することになる。つまり、本発明の自動研磨装置の加工システムは、研磨工具のD軸廻りの回転運動に加えて、U軸、V軸、W軸方向の移動テーブル2a,2b,2cからなるテーブルセット2による相対運動と、回転円盤3からなるテーブルユニット4によるC軸廻りの回転運動と、研磨加工の作業軸芯を中心にA軸回りに所定の角度内で揺動するスイングベッド5から構成されている。また、回転研磨工具1b自身も、X軸、Y軸、Z軸方向に移動制御する機能と回転運動(垂直軸に対して45°傾斜し、テーブルユニット4の回転と逆方向のD軸廻りの回転運動)機能を有している。
更に、各ユニットを詳細に説明する。レンズ成形用金型Aを載置したテーブルセット2は、予め設定した条件にてU軸方向に移動制御可能なテーブル2aと、V軸方向に移動制御可能なテーブル2bとを備え、このテーブル2aとテーブル2bにより回転研磨工具1bを基準に被加工面球芯(レンズ成形用金型A表面のセルのR中心線)に対して平面位置決めをし、更に、テーブル2a及び2bの位置を維持しながら、テーブル2cをW軸方向への上昇運動を制御して研削代が定量設定される。U軸、V軸、W軸方向への移動制御は、それぞれステッピングモータ2u、2v、2wによって駆動制御される。
そして、テーブルセット2は、レンズ成形用金型Aを載置してU軸方向及びV軸方向の平面位置決めが維持され、テーブルユニット4は、研磨工具1bのD軸廻りの回転と反対方向にC軸廻りに回転し、スイングベッド5は、A軸廻りに揺動(±10°の振幅)して、レンズ成形用金型Aの表面のセルの研磨を始め、切り込み量とその位置での研磨時間を設定しておき、所定切込み量の到達にてセル単位での研磨作業を終了する。
次に研磨工具ユニット1は、支持シャフト1aの先端に成形金型の曲率に倣った形状の研磨工具1bを設けている。研磨工具1bの素材からの形状加工、及び金型研磨作業の後の工具表面の状態改善と整形処理のために、加工ユニット7の位置まで研磨工具ユニット1を、第1直交3次元制御軸のX軸方向に位置制御可能な第1の直交3次元駆動機構によって移動し、所定の位置決めをする。
また、加工ユニット7は前記した両ユニットのNC専用アプリケーションでの方法と装置機能と同様に該装置の大きな特徴である研磨工具1bの、該金型Aの曲率に倣った形状を維持する目的で研磨工具ユニット1と密接に連動関係にあり次に図7、図8を参照して下記に述べる説明での方法及び機能も自動制御されるものである。
即ち図7、図8、図9にて重要な研磨工具1bの初期形状の加工及び研磨加工途中でのドレス加工に付き説明する。
研磨工具1bは、図7に示すように、切削バイト7aによって素材Dから初期形状の研磨工具1bが削り出される。まず、研磨工具1bは、初期形状円弧径の寸法に合致した一辺から成る断面正方形の角柱(素材)を機械加工により製作して芯出しし、シャフト1に圧入・接着し、本発明の研磨装置の研磨工具ユニット1として斜設する。研磨工具ユニット1は、第1の直交3次元駆動機構によって、一旦、Z軸方向に退避(上昇)してからX軸方向へ移動し、再度Z軸方向への移動制御(下降)により、切削バイト7aの研磨工具先端を素材Dのエッジに位置決めさせる。この位置決め操作の後に、研磨工具の加工作業が所定のプログラム(又は手動操作でも可)によって実行される。この加工動作は、研磨工具1bの回転(D軸廻り)と、テーブルユニット6のスイングベッド5によるA軸(Y軸に平行)廻りの揺動運動(±45°の振幅)によって達成されるものである。
次に、研磨工具ユニット1を、加工バイト7aに対して図9の様に、切込み方向にY軸、Z軸方向に切り込み代分だけ同量移動することで図7の7b部分の切削除去部が決まり、この加工により研磨工具1bの半径r(曲率)が設定される。勿論、これは金型表面のセル形状の凹面の曲率がすべて同一の場合、つまり、球面レンズ成形用金型の場合である。また残る角形部分7cの幅aが、次に説明するドレス加工の許容範囲(研磨工具の寿命)を示すことになる。
従来周知のように、研磨工具は加工していく中で確実に形状崩れを起こすものであり、ダイヤモンドの抱込み等の加工特性の劣化は免れない。本実施例の研磨装置に使用する研磨工具1bでは、図8に示す様に、最初は実線Kの曲面だった研磨工具1bを使用の後に、整形のために一点鎖線Eまで研磨工具を切削して整形すると仮定すると、曲率を決めた切削バイト7aの位置は実線Kの曲面に固定した状態に置かれる。更に、拡大した図9において説明すると、切削バイト7aは、研磨工具ユニット1のX軸及びY軸を含む平面内に垂直(Z軸方向)で、研磨工具1bの作業面KはZ軸から45°傾設した軸心線Pとの交点Mに位置決めされる。研磨工具1bがドレス加工完成の一点鎖線E曲線上の点Hに到達するには図9での三角形MNHは頂角が90°の二等辺三角形の性質より、F辺=G辺となり、即ち、研磨工具ユニット1は、Z軸方向の移動量と同量のY軸方向の移動量が達成されることにより、前記予定した一点鎖線Eの曲面位置に到達し、当該位置Hまで削り込むことでドレス加工が完成したこととなる。この過程は、通常10〜50μmのドレス量にて対応可能であり、テーブルユニット6のスイングベッド5の揺動も、通常は3〜5往復であるが、10往復以下が望ましい。
本実施例の自動研磨装置は、基本的には成形用金型により異なるが、回転研磨工具1bの回転数、回転円盤の回転数、テーブルユニットの各位置決めの移動速度、スイングベッド5の揺動速度が固定条件となっている。
次に、本実施例の自動研磨装置を、フライアイレンズ成形用金型Aの最終仕上げに導入することによる実際の利用形態の説明をする。
図3に示す様に、フライアイレンズ成形用金型Aにより、硝子若しくは樹脂材にてフライアイレンズBがプレス成形方式により製作されるのであるが、成形金型の表面形状と面粗度はそのまま製品レンズの品質となる。
こうしたフライアイレンズは、図4に示す様に、複数のレンズ機能をセルCを単位に構成して格子上に多数配列したものであり、今まで述べてきた自動研磨加工後の検査によって、特に、面粗度或いは傷等の研磨不具合についてはその修正プログラムにより、不具合セル番号の指定(複数箇所可能)入力し、再設定加工条件の入力により、上記と同様の自動連続稼動にも対応することが可能でもある。
本実施例の自動研磨装置による成形金型内のレンズセルCの研磨加工の詳細図を図6に示す。図6には、研磨工具ユニット1aの作業面周辺と、ダイヤモンドペーストC’の塗布位置及び塗布状況、更には、各レンズセルCの研磨加工直後のエアーブロー1d及び吸引ダクト1eの配置位置が示されている。
本実施例の自動研磨装置においては、レンズ成形用金型AのセルCに対して、研磨工具ユニット1aの工具作業面の圧接部Pに2種類の粒度のダイヤモンドペーストを所定の割合で配合して、ポンプ駆動(図示せず)にて成形用金型AのセルC近傍に配置された配管ホース1cから滴下(C’)させる。各レンズセルの研磨加工終了のタイミングにて、圧縮空気源(図示せず)からの圧縮空気をホース1dから吹き付け、吸引ダクト1eから吸引する。その際、例えば、ダイヤモンドペーストの滴下は20秒毎に10ccの様に凡て予め設定された研磨加工条件で制御されて自動加工される。
本実施例の自動研磨装置においては、具体的には、ステンレス製の金型(50×50×40h)を対象として、図10に示す基本加工条件にて設定し、またダイヤモンドペーストは市販品のものを所定の割合で配合したものを用いた。
以上の条件にて、研磨・形状修正加工にて最終製品であるフライアイレンズ成型用金型の球面原器を用いたニュートンリング検査の結果、プレス成形品であるフライアイレンズの光学性能に影響を与える最終的な各凹面(縦5mm、横5mm)の曲率のバラツキは、熟練技能者の手仕上げの3〜10μに対し、1.8μ以下の範囲に抑えられていることが確認された。このように、本実施例の自動研磨装置の導入による最終仕上げにおいては、従来、達成不可能とされていた品質を有するフライアイレンズ成形用金型が得られた。
従って、このフライアイレンズ成形用金型によりプレス成形したフライアイレンズは、本実施例の本自動研磨装置を用いる方法により、従来の方法・工具・装置で加工したフライアイレンズよりも優れた光学的性能を発揮すると共に、簡単な加工条件の入力操作にて自動研磨が出来て、しかも無人化も可能となり安価なコストで、製作され、これらフライアイレンズから構成された各照明系において得られる照明光の均質性を比較することでその品質をも確認が出来るものである。
以上のとおり、本実施例の自動研磨装置は、回転する研磨工具と、滴下量とタイミングを制御された2種の粒度を配合したダイヤモンドペーストを介し、研磨対象のフライアイレンズ成形用金型の研磨工具に対して、相対的に運動させる機構を備えている。この研磨工具の材質は、一般的には樹脂製が用いられているが、木材質からなる研磨工具を用いるのが好ましい。この研磨工具は、工具回転軸底の不動ポイント(回転体の軸心は理論的には回転してない)の発生を防ぐために、研磨対象のフライアイレンズ金型平面に対しY軸方向にZ軸(垂線)方向に対し45度傾斜させて装置の正面側に傾設し、金型を載置したテーブルセットの所定量の垂直軸(W軸)方向の上昇により、金型セルと研磨工具との圧接での研磨圧が加えられつつ、金型を載置したテーブルセットが、研磨工具の回転に対しての反対方向の回転が与えられ、且つ、A軸廻りに揺動運動(±10°)をすることにより研磨対象のフライアイレンズ成形金型のセルの凹面を万遍なく摺動し、高精度・高生産性の研磨作業を行う。更に、事前の設定条件にて研磨工具の所定のドレス(整形)加工を行う。
本発明の実施例に係わる自動研磨装置の全体構成斜視図 図1のテーブルセット周りの詳細構成図 フライアイレンズと成形金型との関係図 a 成形金型のレンズセル配列を示す平面図、b 成形金型のレンズセル配列を示す側面図 スイングベッドの揺動範囲説明図 成形金型内のレンズセルの研磨加工を示す詳細図 研磨工具の素材形状からの初期加工状況説明図 ドレス加工の状態と超硬チップバイトの位置関係図 ドレス加工における切削代の2次元説明図 基本加工条件
符号の説明
1・・研磨工具ユニット、1a・・研磨工具のシャフト、1b・・研磨工具
1c・・ダイヤモンドペースト滴下チューブ
1d・・エアーブローホース、1e・・・吸引ダクト
2・・テーブルセット、
2a・・軸移動テーブル
2b・・軸移動テーブル
2c・・軸移動テーブル
3・・回転円盤、4・・テーブルユニット、5・・スイングベッド
6・・・揺動ユニット、7・・加工ユニット
A・・フライアイレンズ成形用金型

Claims (7)

  1. 成形金型のセル形状を研磨する自動研磨装置であって、
    D軸廻りに回転しながら研磨する研磨工具を備えた研磨工具ユニットは、前記成形金型のセル面に対して所定角度で傾設され、且つ、各々直交するX軸、Y軸、Z軸方向の第1直交3次元制御軸方向に位置制御可能に構成されており、
    被研磨対象である前記成形金型は、テーブルユニット上に載置されており、
    該テーブルユニットは、載置した金型を前記第1直交3次元制御軸方向とは独立した各々直交するU軸、V軸、W軸方向の第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能とするU軸移動テーブル、V軸移動テーブル及びW軸移動テーブルから成るテーブルセットと、前記各移動テーブルから成る前記テーブルセットを載置して前記研磨工具の回転方向と反対方向のC軸廻りに回転する回転円盤とを備え、
    前記テーブルユニット全体は、スイングベッドに搭載されており、該スイングベッドをA軸廻りに揺動させる揺動機構を設けた揺動ユニットを備えていることを特徴とする多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置。
  2. 成形金型のセル形状を研磨する自動研磨装置であって、
    D軸廻りに回転しながら研磨する研磨工具を備えた研磨工具ユニットは、前記成形金型のセル面に対して所定角度で傾設され、且つ、各々直交するX軸、Y軸、Z軸方向の第1直交3次元制御軸方向に位置制御可能に構成されており、
    被研磨対象である前記成形金型は、テーブルユニット上に載置されており、
    該テーブルユニットは、載置した金型を前記第1直交3次元制御軸方向とは独立した各々直交するU軸、V軸、W軸方向の第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能とするU軸移動テーブル、V軸移動テーブル及びW軸移動テーブルから成るテーブルセットと、前記各移動テーブルから成る前記テーブルセットを載置して前記研磨工具の回転方向と反対方向のC軸廻りに回転する回転円盤とを備え、
    前記テーブルユニット全体は、スイングベッドに搭載されており、該スイングベッドをA軸廻りに揺動させる揺動機構を設けた揺動ユニットを備え、
    更には、前記研磨工具を加工するために、前記研磨される成形金型のセル面と前記Y軸方向の位置を同一位置とし、且つ、前記A軸中心から該研磨工具の半径だけの距離を離間して位置決めされている研磨工具加工用の刃物を備えており、前記研磨工具を前記研磨工具加工用の刃物に対して位置決めし、前記研磨工具加工用の刃物を切込み方向に移動することにより、前記研磨工具を前記成形金型のセル凹面の曲率に倣って加工する加工ユニットを備えていることを特徴とする多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置。
  3. 前記研磨工具ユニットを各々直交するX軸、Y軸、Z軸方向の第1直交3次元制御軸方向に位置制御可能に駆動するモータはサーボモータであり、前記テーブルセット上に載置した前記金型を前記第1直交3次元制御軸方向とは独立した各々直交するU軸、V軸、W軸方向の第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能に駆動するモータはステッピングモータあるいはサーボモータであり、前記研磨工具をD軸廻りに回転させるモータはサーボモータであり、前記金型を載置した前記テーブルセットをC軸廻りに回転するモータはサーボモータであり、夫々のモータが独立して位置制御されることを特徴とする請求項1記載の多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置。
  4. 前記研磨工具ユニットを各々直交するX軸、Y軸、Z軸方向の第1直交3次元制御軸方向に位置制御可能に駆動するモータはサーボモータであり、前記テーブルセット上に載置した前記金型を前記第1直交3次元制御軸方向とは独立した各々直交するU軸、V軸、W軸方向の第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能に駆動するモータはステッピングモータあるいはサーボモータであり、前記研磨工具をD軸廻りに回転させるモータはサーボモータであり、前記金型を載置した前記テーブルセットをC軸廻りに回転するモータはサーボモータであり、前記研磨工具加工用の刃物をB軸方向に移動するモータはサーボモータであり、夫々のモータが独立して位置制御されることを特徴とする請求項2記載の多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置。
  5. 前記第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能に駆動するモータはステッピングモータであり、前記金型を前記テーブルセット上に載置する際には、予め用意した所定寸法のスペーサ手段を介して前記金型を載置するように構成し、前記予め用意した所定寸法のスペーサ手段は、所定厚さピッチで複数枚用意されてあることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置。
  6. 成形金型のセル形状をD軸廻りに回転する研磨工具を備えた研磨工具ユニットにより研磨する自動研磨方法であって、
    該研磨工具ユニットは、前記成形被研磨対象物である金型のセル面に対して所定角度で傾設され、且つ、各々直交するX軸、Y軸、Z軸方向の第1直交3次元制御軸方向に位置制御可能とされるU軸移動テーブル、V軸移動テーブル及びW軸移動テーブルから成るテーブルセットに載置される前記成形金型は、移動テーブル上で前記第1直交3次元制御軸方向とは独立した各々直交するU軸、V軸、W軸方向の第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能とされ、さらに前記金型は、テーブルユニットの回転円盤上で前記研磨工具の回転方向と反対の方向のC軸廻りに回転され、当該テーブルユニット全体はA軸廻りに揺動させるように構成して、
    前記研磨工具を前記移動テーブル上で前記第1直交3次元制御軸(X軸,Y軸,Z軸)方向に位置制御し、前記金型を前記第1直交3次元制御軸の位置制御とは独立して前記第2直交3次元制御軸(U軸,V軸,W軸)方向に位置制御した後、前記研磨工具をD軸廻りに回転し、前記金型を載置した前記テーブルセットを前記研磨工具の回転方向と反対の方向にC軸廻りに回転し、それと共に、該テーブルセットをA軸廻りに揺動させながら成形金型のセル形状を研磨することを特徴とする多軸制御の成形金型のセル自動研磨方法。
  7. 成形金型のセル形状をD軸廻りに回転する研磨工具を備えた研磨工具ユニットにより研磨する自動研磨方法であって、
    該研磨工具ユニットは、前記成形金型のセル面に対して所定角度で傾設され、且つ、各々直交するX軸、Y軸、Z軸方向の第1直交3次元制御軸方向に位置制御可能とされ、U軸移動テーブル、V軸移動テーブル及びW軸移動テーブルから成るテーブルセットに載置される前記金型は、移動テーブル上で前記第1直交3次元制御軸方向とは独立した各々直交するU軸、V軸、W軸方向の第2直交3次元制御軸方向に位置制御可能とされ、さらに前記金型は、テーブルユニットの回転円盤上で前記研磨工具の回転方向と反対の方向のC軸廻りに回転され、当該テーブルユニット全体はA軸廻りに揺動させるように構成し、前記研磨工具を加工するための研磨工具加工用刃物を前記研磨される成形金型の加工セル面と前記Y軸方向の位置を同一位置とし、且つ、前記A軸中心から該研磨工具の半径だけの距離を離間して位置決めをして、
    前記研磨工具を前記移動テーブル上で前記第1直交3次元制御軸(X軸,Y軸,Z軸)方向に位置制御し、前記金型を前記第1直交3次元制御軸の位置制御とは独立して前記第2直交3次元制御軸(U軸,V軸,W軸)方向に位置制御した後、前記研磨工具をD軸廻りに回転し、前記金型を載置したテーブルセットを前記研磨工具の回転方向と反対の方向にC軸廻りに回転し、それと共に、該テーブルセットをA軸廻りに揺動させながら成形金型のセル形状を研磨し、
    所定の周期によって、研磨工具を加工するために、前記研磨工具ユニットを、前記第1直交3次元制御軸のZ軸方向に所定量上昇して研磨すべきセルから離脱後にX軸方向に移動することにより位置決めをし、該研磨工具加工用刃物に対し切込み代としてY軸、Z軸方向に移動することにより前記研磨工具を前記成形金型のセル凹面の曲率に倣って整形加工することを特徴とする多軸制御の成形金型のセル自動研磨方法。
JP2008164885A 2008-06-24 2008-06-24 多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置、及びセル自動研磨方法 Expired - Fee Related JP5087481B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008164885A JP5087481B2 (ja) 2008-06-24 2008-06-24 多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置、及びセル自動研磨方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008164885A JP5087481B2 (ja) 2008-06-24 2008-06-24 多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置、及びセル自動研磨方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010005708A JP2010005708A (ja) 2010-01-14
JP5087481B2 true JP5087481B2 (ja) 2012-12-05

Family

ID=41586771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008164885A Expired - Fee Related JP5087481B2 (ja) 2008-06-24 2008-06-24 多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置、及びセル自動研磨方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5087481B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102922399A (zh) * 2012-11-01 2013-02-13 深圳市深丰泰模具有限公司 六轴联动数控抛光机
CN103042450A (zh) * 2013-01-04 2013-04-17 江门市同源科技有限公司 数控磨边机
CN108942551A (zh) * 2018-09-20 2018-12-07 天津市鑫源泓达科技有限公司 一种模具打磨装置
CN110000655B (zh) * 2019-05-20 2024-04-05 苏州大学 一种阀套研磨装置
CN110370056A (zh) * 2019-07-29 2019-10-25 格力精密模具(武汉)有限公司 一种cnc滑块零件多面快速定位切换加工工装及机床
CN110844878B (zh) * 2019-09-05 2023-02-10 上海交通大学 一种工件表面微结构的电辅助快速压印成形装置
CN112775766A (zh) * 2020-12-28 2021-05-11 江苏南晶红外光学仪器有限公司 一种球面镜片自动化抛光系统及其工作方法
KR102547355B1 (ko) * 2021-02-03 2023-06-23 (주)부흥 초경 로타리 연마장치
CN113118910A (zh) * 2021-04-30 2021-07-16 苏州博宏源机械制造有限公司 一种新型多用途抛光机
CN113953905B (zh) * 2021-10-29 2022-11-01 哈尔滨工业大学 一种基于球头砂轮的变磨削深度和磨削转角的复杂薄壁零件磨削加工工艺方法
CN116908195B (zh) * 2023-09-11 2023-12-19 宁德微图智能科技有限公司 一种自动破片检测设备

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2392478A (en) * 1943-02-10 1946-01-08 Bausch & Lomb Hemispherical generator
DE1234572B (de) * 1960-12-14 1967-02-16 Kogyogijutsuin Cho Radienfraesmaschine zum Schleifen gekruemmter Linsenoberflaechen
US3704554A (en) * 1971-04-26 1972-12-05 Bausch & Lomb Lens processing machine with movable workpiece spindle
JPS63232957A (ja) * 1987-03-19 1988-09-28 Canon Inc 曲面研摩機
JPH0641105B2 (ja) * 1990-06-11 1994-06-01 株式会社大和インダストリー 平面研削工程における砥石のドレッシング方法及びその装置
JPH04201055A (ja) * 1990-11-28 1992-07-22 Nagase Iron Works Co Ltd 研磨装置
JPH09314450A (ja) * 1996-05-29 1997-12-09 Hitachi Ltd 加工装置、加工方法及びレンズ
JP3613889B2 (ja) * 1996-06-19 2005-01-26 富士ゼロックス株式会社 曲面研磨方法、及び曲面研磨装置
JP2001293646A (ja) * 2000-04-18 2001-10-23 Canon Inc 光学素子の研削加工方法およびツルーイング装置を備えた粗研削加工機
JP2002046046A (ja) * 2000-08-04 2002-02-12 Seiko Epson Corp 被加工物の加工方法及び被加工物の前処理装置
JP2006205303A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Seiko Epson Corp 成形品の製造方法、成形型

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010005708A (ja) 2010-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5087481B2 (ja) 多軸制御の成形金型のセル自動研磨装置、及びセル自動研磨方法
JP4456520B2 (ja) 多軸球面研削装置及び研削方法
CN102922389B (zh) 一种非球面光学元件抛光装置及抛光方法
JP5213442B2 (ja) 眼科用レンズのラスタ切削技術
CN104290002B (zh) 一种柱面镜的加工方法
JP2005153085A (ja) 面取り砥石のツルーイング方法及び面取り装置
JP4576255B2 (ja) 工具砥石の形状創成方法
JP2009184066A (ja) 凹型フレネルレンズ形状部材の加工方法及び凹型フレネルレンズ形状部材
JP2006320970A (ja) 加工装置
JP2007118117A (ja) フライアイレンズ成形型の加工装置および加工方法
JP2007276034A (ja) ドレスギア並びにその製造方法及び製造装置
CN115647740A (zh) 光刻机运动台加工方法
JP2007253306A (ja) Nc工作機械
WO2021192144A1 (ja) フレネルレンズ金型製造方法、加工装置および切削工具
CN211491066U (zh) 多功能滑动式修整器
CN109366286B (zh) 一种具有倾斜倒角模的自动倒边机
JP2006297512A (ja) レンズの球面加工装置
JP2017124460A (ja) カップ状砥石による被加工物の非球面形状の連続加工方法及びその装置
JP2009066724A (ja) レンズの球面研削方法及び装置
JP2004344957A (ja) レーザー複合加工機および精密加工製品の製造方法
JP2005028556A (ja) 自由曲面加工方法
JP2009090414A (ja) レンズの球面研削方法
CN205928120U (zh) 一种v型划片刀的加工装置
JP2009018381A (ja) 表面加工機
CN109333221A (zh) 一种自动倒边机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120821

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees