JPH09314450A - 加工装置、加工方法及びレンズ - Google Patents

加工装置、加工方法及びレンズ

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JPH09314450A
JPH09314450A JP13487596A JP13487596A JPH09314450A JP H09314450 A JPH09314450 A JP H09314450A JP 13487596 A JP13487596 A JP 13487596A JP 13487596 A JP13487596 A JP 13487596A JP H09314450 A JPH09314450 A JP H09314450A
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JP
Japan
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grinding wheel
wheel
cup
central axis
grinding
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JP13487596A
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English (en)
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Hideji Hotta
秀児 堀田
Yukihisa Koizumi
幸久 小泉
Hideo O
英夫 王
Takashi Nishiguchi
隆 西口
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被加工物に連続した自由曲面を精度よく研削加
工することができる加工装置及び加工方法を提供する。 【解決手段】球面部を有する研削砥石8と、研削砥石8
とワーク7、研削砥石8とツルア9の相対位置を可変す
るスライドテーブル10〜12と、研削砥石8を回転さ
せる研削主軸13と、ツルア9を回転させる整形装置1
4と、CNC制御装置16とを有する。ツルア9は研削
主軸と所定角度傾けて設置されている。CNC制御装置
16は研削砥石8が所定の軌跡をたどるようにスライド
テーブル10〜12を制御し、ワーク7に自由曲面を整
形する。また、研削砥石8をその中心軸方向にスライド
させ、ツルア9と研削砥石8とを当接させるようにスラ
イドテーブル10〜12を制御し、研削砥石8に球面を
創成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続した自由曲面
を有するレンズ、金型等の被加工物、特にブラウン管の
蛍光膜形成工程で用いる連続曲面形状の補正レンズの加
工装置及び加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーブラウン管のフェースパネル内面
には、各々青、緑、赤に発光する多数のドット、ストラ
イプ等が設けられた3つの蛍光層からなる3色蛍光層、
または、上記3つの蛍光層の各層間に黒色の光吸収物質
(黒色体)層が設けられた3色蛍光層を有する蛍光面が
形成されている。この蛍光面は露光、現像工程を有する
写真印刷法を利用して形成される。すなわち、フェース
パネル内面に感光性膜を塗布し、この感光性膜をシャド
ウマスクでマスクして、フェースパネル内面に露光用光
線を照射する。これにより、シャドウマスクのアパーチ
ャ(光線通過孔)を通過した露光用光線が感光性膜を露
光して、上記のドット、ストライプ等を形成する。
【0003】ところで、ブラウン管動作時における電子
ビームの経路と、露光時における露光用光線の経路とは
異なる。このため、従来より、ビームランディング特性
を向上させる目的で、露光工程において、露光光学系に
補正レンズを配置し、露光用光線をこの補正レンズで屈
折させて、ブラウン管動作時における電子ビームの軌跡
に近似させる方法が用いられている。
【0004】この種の補正レンズを用いたカラーブラウ
ン管の蛍光膜形成方法として、例えば特公昭47−40
983号公報に開示されたものがある。以下に、特公昭
47−40983号公報に開示されたカラーブラウン管
の蛍光膜形成方法について、図面を参照して説明する。
【0005】図6はカラーブラウン管の蛍光膜形成のた
めの露光台の概略構成図である。図6に示す露光台50
には、下から光源51、連続曲面を有するレンズ(以
下、連続レンズとも称する)52、不連続曲面を有する
レンズ(以下、不連続レンズとも称する)53の順で、
これ等構成要素が内設されている。露光台50の上面に
は、光源51から発せられた露光用光線を通すための開
口部54が形成されている。また、露光台50上には、
内面側にシャドウマスク61が装着されたフェースパネ
ル60が設置される。尚、フェースパネル60の内面に
は感光性膜62が塗布されている。
【0006】上記構成の露光台50では、光源51から
出射された露光用光線は連続レンズ52、不連続レンズ
53によって屈折され、シャドウマスク61のアパーチ
ャ(電子ビーム通過孔)を通ってフェースパネル60の
内面に到達し、フェースパネル60の内面に塗布された
感光性膜62を露光する。
【0007】ここで、露光台3に内設された連続レンズ
52は、光源51から出射された露光用光線を屈折さ
せ、露光用光線の光路をブラウン管の電子ビームの軌跡
に近似させる役割を果たす。このため、連続レンズ52
の形状は、図7に示すように、図7中の裏面aを基準平
面とした全く対称軸のない非常に複雑な自由曲面形状と
なっている。そして、連続レンズ52の形状精度は、カ
ラーブラウン管のランディング特性に大きな影響を与え
る。近年、カラーブラウン管に要求される性能が高くな
るにつれて蛍光面のランディング特性の向上が要求さ
れ、これに伴い、連続レンズの形状精度の向上が要求さ
れるようになった。
【0008】このような連続レンズの製造方法として
は、以下に示す第一、第二の方法がある。第一の方法
は、先ず、金属製の金型を、円板状の研削砥石の側面を
用いて運動転写原理に基づき、所望の自由曲面形状にN
C(Numerical contorol)加工する。その後、金型の加
工面を研磨加工することなく、当該加工面上にガラス素
材を載せる。次に、ガラス素材を加熱して金型の加工面
の形状に軟化・変形させた後、金型の研磨加工していな
い加工面に接して表面が劣化した面を平面に加工し、図
7に示すような連続レンズを作る。
【0009】上記第一の方法では、金型の加工面の研磨
加工処理を省くことによって、加工時間を短縮して金型
を製作することができるので、安価に連続レンズを製造
することができる。
【0010】第二の方法は、ガラス素材を、円板状の研
削砥石の側面を用いて運動転写原理に基づきNC加工す
る。次に、ガラス素材の加工面を、研磨布を用いて圧力
転写原理に基づき研磨加工して、図7に示すような連続
レンズを作る。上記第二の方法では、光学レンズの一般
的な製造方法として用いられているものであり、ガラス
素材を直接加工して、連続レンズを作製するので、高い
形状精度を得ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記第一、
第二の方法において、金型やガラス素材の加工工具とし
て従来より用いられている研削砥石は、シングルポイン
ト・ドレッサ又はロータリ・ドレッサを用いてNC加工
することにより、円板状に形成されている。円板状に形
成された研削砥石の側面を用いてNC加工する場合、研
削砥石の外径を考慮して工具軌跡を算出する必要があ
る。しかしながら、研削砥石の磨耗による変形を整形す
ると、研削砥石の外径が小さくなるため、工具軌跡を再
度算出しなければならないという問題がある。このた
め、研削砥石の再整形前と再整形後とにおいて、同一の
工具軌跡を用いてNC加工することができず、工具軌跡
変更に伴う加工精度のばらつきが生じることがある。
【0012】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
のであり、連続した自由曲面を有するレンズ、金型等の
被加工物の形状精度を向上させることができる加工装置
及び加工方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の加工装置は、球面部を有する研削砥石と、
前記研削砥石と被加工物との相対位置を変化させる可変
手段と、前記研削砥石をその中心軸を回転軸として回転
させる砥石回転手段と、前記研削砥石の球面部が予め設
定された軌跡をたどるように前記可変手段を制御する制
御手段と、を具備することを特徴とする。
【0014】尚、中心軸が前記研削砥石の中心軸と所定
角度傾くように設置されたカップ部を有するカップホイ
ールと、前記カップホイールをその中心軸を回転軸とし
て回転させるカップホイール回転手段とを設け、前記可
変手段が、前記研削砥石と前記カップホイールとの相対
位置を変化させるものであり、前記制御手段が、前記研
削砥石及び前記カップホイールの少なくとも一方をその
中心軸方向にスライドさせて、前記カップ部と前記研削
砥石とが互いに当接するように、前記可変装置を制御す
るものであることが好ましい。
【0015】ここで、カップホイールとは、一方の端部
が解放され、他方の端部が閉塞された円筒状の加工工具
であり、研削砥石と当接する解放側の端部(カップ部)
には、若干の丸みがつけられている。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を参照して説明する。
【0017】図1は本発明の一実施形態であるレンズ加
工装置の概略斜視図である。
【0018】本実施形態の加工装置は、図1に示すよう
に、スライドテーブル10、11、12と、研削主軸1
3と、整形装置14と、チャック装置15と、CNC
(Computer numerical control)制御装置16とを備え
て構成される。
【0019】スライドテーブル10、11、12は、C
NC制御装置16からの指令に基づき、それぞれX、
Y、Z軸方向に移動する。Z軸方向に移動するスライド
テーブル12は、X軸方向に移動するスライドテーブル
10に取り付けられている。
【0020】研削主軸13は、Z軸方向に移動するスラ
イドテーブル12上に設置されており、研削砥石8を保
持すると共に、CNC制御装置16からの指令に基づ
き、研削砥石8を回転させる。
【0021】整形装置14及びチャック装置15は、Y
軸方向に移動するスライドテーブル11上に設定されて
いる。整形装置14は、カップホイール型のツルア9を
保持すると共に、CNC制御装置16からの指令に基づ
き、ツルア9を回転させる。チャック装置15は、ワー
ク(ガラス素材)7を保持する。
【0022】CNC制御装置16は、スライドテーブル
10〜12、研削主軸13、および整形装置14の動作
を制御する。図2はCNC制御装置16の概略ブロック
図である。CNC制御装置16は、図2に示すように、
プログラム記憶部161と、制御部162と、3次元位
置記憶部163、164と、差分算出部165とを有す
る。
【0023】プログラム記憶部161には、運動転写原
理に基づきワーク7を所望の自由曲面形状に整形するた
めのNCプログラムと、球面創成原理に基づき研削砥石
8に球面を整形するためのNCプログラムとが格納され
ている。ここで、運動転写原理とは、加工工具である例
えば研削砥石8の動き(工具軌跡)を、被加工物である
ワーク7に転写するように、ワーク7を研削加工する原
理をいう。尚、球面創成原理については後述する。
【0024】制御部162は、使用者からの指令に基づ
き、プログラム記憶部161に格納されたNCプログラ
ムを起動して、スライドテーブル10〜12、研削主軸
13、および整形装置14の動作を制御する。たとえ
ば、ワーク7を所望の自由曲面形状に整形するためのN
Cプログラムが起動された場合は、研削主軸13を回転
駆動すると共に、研削砥石8が所定の工具軌跡をたどる
ようにスライドテーブル10〜12を制御する。これに
より、ワーク7は運動転写原理に基づき、自由曲面形状
に整形される。また、研削砥石8に球面を整形するため
のNCプログラムが起動された場合は、研削主軸13及
び整形装置14を各々中心軸の回りに回転させると共
に、研削主軸13の中心軸と整形装置14の中心軸との
なす角を変えることなく、研削主軸13をその中心軸方
向にスライド移動させ、研削砥石8とツルア9とを当接
させる。これにより、研削砥石8は球面創成原理に基づ
き、球面状に整形される。
【0025】3次元位置記憶部163には、研削砥石8
に最初に球面が整形された際におけるスライドテーブル
10〜12のX、Y、Z軸方向の位置(3次元位置)情
報が記憶される。また、3次元位置記憶部164には、
研削砥石8に最後に球面が整形された際におけるスライ
ドテーブル10〜12のX、Y、Z軸方向の位置情報が
記憶される。
【0026】差分算出部165は、3次元位置記憶部1
63に記憶された3次元位置情報と3次元位置記憶部1
64に記憶された3次元位置情報との差分を算出する。
制御部162は、ワーク7のNC加工を開始するにあた
り、研削砥石8の切削開始位置を、差分算出部165で
算出した差分に応じた量だけ補正する。
【0027】次に、本実施形態における研削砥石の加工
に適用した球面創成原理について図面を参照して説明す
る。図3は球面創成原理を説明するための図である。
【0028】先ず、図3に示すように、平板状の研削砥
石8を、研削主軸13の先端に、研削砥石8の研削主軸
13との当接面が研削主軸13の中心軸と垂直となるよ
うに取り付ける。次に、カップホイール型のツルア9
を、その中心軸が研削主軸13の中心軸と所定の角度だ
け傾くように設置する。次に、研削主軸13及びツルア
9を各々中心軸の回りに回転させると共に、研削主軸1
3及びツルア9の少なくとも一方を、その中心軸方向に
スライド移動させて、研削砥石8をツルア9に近づけ
る。これにより、研削砥石8は、ツルア9の解放側の端
部で切削され、図3に示すように、研削砥石8上に球面
が創成される。ここで、研削主軸13の中心軸とツルア
9の中心軸とのなす角をα、ツルア9の解放側の端部に
つけられた丸みを半径r0、ツルア9の中心軸から側面
の厚み方向中心までの距離(ツルア9の半径)をr、研
削砥石8上に創成される球面の半径をR、とすると、
α、r0、rおよびRには、次式に示す関係がある。
【0029】sinα=r/(R+r0) 次に、本実施形態装置によって加工した連続レンズを用
いて、従来の技術で説明したカラーブラウン管の蛍光膜
形成方法(特公昭47−40983号公報)により、フ
ェースパネルの蛍光面を露光したブラウン管の特徴につ
いて説明する。尚、連続レンズの自由曲面を研削加工す
る工具軌跡には、走査線方式、等高線方式等があるが、
ここでは走査線方式による工具軌跡で加工した連続レン
ズを用いて、フェースパネル内面の蛍光面を露光した場
合について説明する。
【0030】連続レンズ加工面の加工工具の走査線に垂
直な断面は、図4に示すように、研削砥石球面部のR形
状が送りピッチ毎に転写される。この送りピッチfを大
きくすれば工具軌跡の距離が短くなり、加工時間が短縮
されるが、加工面の粗さhは大きくなり、フェースパネ
ルの蛍光面を露光する際の露光用光線の軌跡に影響を与
える。そして、フェースパネル蛍光面のドットやストラ
イプの形成に悪影響を与える。この結果、送りピッチf
に、図6に示す露光用光源、連続レンズ及びフェースパ
ネルの距離関係から計算される拡大率を乗じたピッチ
で、ブラウン管の蛍光面に明暗の変化が生じる。
【0031】このブラウン管の蛍光面に生じた明暗の結
果を以下の手法により評価した。先ず、図5(b)に示
すように、ブラウン管21の表示画面のある部分22の
輝度値を増幅し、部分22に生じた明暗のむらを画像処
理に強調する。次に、全体的な明暗レベルの変化の影響
を除去するため、次式で定義される空間相関g′(x,
y)を計算する。
【0032】g′(x,y)=g(x−6,y)+g
(x+6,y)−2g(x,y) ここで、g(x,y)は座標(x,y)の輝度値であ
る。
【0033】x座標値毎に当該座標値上にあるg′
(x,y)の合計値を算出した空間相関結果の投影分布
を図5(a)に示す。フェースパネルの蛍光膜露光の際
に、連続レンズ加工面の加工工具の走査線に垂直な方向
が図5(b)に示すブラウン管のx方向と一致するよう
に連続レンズが置かれている場合、図5(a)に示すよ
うに、x方向に明暗の変化が観察される。このうち著し
く大きな3つのピークは、露光の際に用いられる不連続
レンズの不連続部が原因となる明暗によるピークであ
る。
【0034】上記空間相関の投影分布に対して周波数解
析を行うと、送りピッチfに対応した周波数にピークが
観察されるが、このピークが不連続レンズによって生じ
る明暗のレベルと比べて、1/2〜1/3程度以下(具
体的には、粗さhが0.05μm以下)ならば、連続レ
ンズの送りピッチによって生ずる明暗を肉眼で認識する
ことは困難であり、ブラウン管の性能として問題になら
ない。したがって、第二実施形態を用いて連続レンズを
作製する場合、連続レンズ加工面の送りピッチfによっ
て生ずる明暗のピークが不連続レンズによって生じる明
暗のレベルの1/2〜1/3程度以下(具体的には、粗
さhが0.05μm以下)となるように、連続レンズ加
工面の送りピッチfを設定すればよい。
【0035】本実施形態では、球面状に整形された研削
砥石8を用いてワーク7をNC加工している。これによ
り、従来の円盤状に形成された研削砥石の側面を用い
て、ワークをNC加工する場合に比べて以下のような利
点を有する。
【0036】円盤状に形成された研削砥石の側面を用い
てNC加工する場合、研削砥石の外径を考慮して工具軌
跡を算出する必要がある。しかしながら、研削砥石の磨
耗による変形を整形すると、研削砥石の外径が小さくな
るため、工具軌跡を再度算出する必要がある。これに対
し、本実施形態では、研削砥石が球面状に整形されるの
で、研削砥石を再度整形しても、球面部の半径は変わら
ない。したがって、ワークをNC加工する場合、研削砥
石を再度整形した場合でも、再度の整形により研削砥石
が削られた量に対応する距離だけ研削開始時におけるス
ライドテーブル10〜12の3次元位置をずらすだけで
よく、工具軌跡を再度算出する必要はない。すなわち、
研削砥石の再整形前と再整形後とにおいて、同一の工具
軌跡を用いてNC加工することができ、工具軌跡変更に
伴う加工精度のばらつきを抑制することができる。
【0037】また、本実施形態では、研削砥石8を最初
に整形した際のスライドテーブル10〜12の3次元位
置と、研削砥石8を最後に整形した際のスライドテーブ
ル10〜12の3次元位置との差分を算出し、当該差分
に応じた量だけワーク7の研削開始位置をずらしてい
る。これにより、研削砥石を再度整形した場合や研削砥
石を粗加工用から仕上げ加工用に交換した場合でも、切
削開始時における研削砥石の先端位置に対応するスライ
ドテーブル10〜12の3次元位置をその都度計測する
ことなく割り出すことができるので、研削砥石の再整形
や交換に伴う、ワーク7のNC加工の段取り時間を短縮
することができる。
【0038】さらに、本実施形態では、研削主軸13及
びツルア9を各々中心軸の回りに回転させると共に、研
削主軸13及びツルア9の中心軸(回転軸)を動かすこ
となく、研削主軸13及びツルア9の少なくとも一方
を、その中心軸方向にスライド移動させて、研削砥石8
上に球面を創成している。このように、本実施形態によ
れば、研削砥石加工の際に研削主軸13及びツルア9の
回転軸が移動しないので、研削砥石の一般的な整形方法
であるシングルポイント・ドレッサ、ロータリ・ドレッ
サ等による整形方法に比べ、高精度な球面を得ることが
できる。
【0039】また、本実施形態では、球面創成原理に基
づき高精度な球面が整形された研削砥石8を用いてガラ
ス素材7をNC加工することにより、ガラス素材加工面
の研削砥石の形状誤差による影響を抑制することができ
るので、連続レンズの形状精度を向上させることができ
る。また、研削砥石の形状誤差による悪影響を排除する
目的で、研削砥石の姿勢を制御し、研削砥石の同じ部分
を使用する必要がなくなる。すなわち、研削砥石の球面
全体を加工に用いることができるので、5軸制御といっ
た複雑な構成を用いることなく、3軸制御といった簡単
な構成で、ガラス素材に自由曲面形状をNC加工するこ
とができる。これにより、加工時間や加工コストを低減
することができる。また、研削砥石の磨耗を低減するこ
とができる。
【0040】また、球面創成原理に基づき高精度な球面
が整形された研削砥石を用いてガラス素材をNC加工す
ることにより、NC加工する際の研削砥石の回転振れを
少なくすることができるので、ガラス素材の加工面を、
研磨布を用いて研磨加工しなくても、光学的に十分に良
好な、即ち透明な加工面を得ることができる。尚、さら
に高品位な加工面を望む場合には、研磨による仕上げを
行ってもよいが、この場合でも、従来の形状精度の悪い
研削砥石を用いていた場合に比べて、研磨の加工代を抑
えることができ、また研磨に必要な時間を短縮すること
ができる。
【0041】尚、本実施形態では、研削砥石8を用いて
ガラス素材であるワーク7を直接NC加工することによ
り、連続レンズを作製するものについて説明した。しか
し、多数の同一形状の連続レンズが必要な場合には、研
削砥石8を用いて金型素材であるワークをNC加工する
ことにより、金型を作製し、この金型を用いてガラス又
は光学プラスチック材料をプレス成形すればよい。ある
いは、紫外線硬化樹脂等の流動性の材料をこの金型に流
し込んだ後、硬化させればよい。これによって製造する
個数が多い場合にレンズ1個あたりの生産コストが安く
なる。
【0042】また、本実施形態では、加工工具として研
削砥石を用いたものについて説明した。しかし、本実施
形態は、研削砥石以外の加工工具を用いることもでき
る。たとえば、加工工具としてボールエンドミルを用い
た場合、球面創成原理を用いてボールエンドミルの球面
部を整形すると、NC加工時に通常50μm程度ある回
転振れを約2μm以下に抑えることができ、振れの大き
さに起因する加工面のむしれ等を低減することができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被加工物に自由曲面形状を精度よく加工することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である研削砥石の加工方
法を説明するための図である。
【図2】本発明の第二実施形態である連続レンズの加工
装置の概略斜視図である。
【図3】図2に示すCNC制御装置の概略ブロック図で
ある。
【図4】連続レンズ加工面の概略断面図である。
【図5】ブラウン管に生じた明暗を評価する方法を説明
するための図である。
【図6】従来より用いられているフェースパネル蛍光面
の露光方法を説明するための図である。
【図7】ブラウン管に生じた明暗の評価方法を説明する
ための図である。
【符号の説明】
8 研削砥石 9 ツルア 10、11、12 スライドテーブル 13 研削主軸 14 整形装置 15 チャック装置 16 CNC制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西口 隆 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球面部を有する研削砥石と、 前記研削砥石と被加工物との相対位置を変化させる可変
    手段と、 前記研削砥石をその中心軸を回転軸として回転させる砥
    石回転手段と、 前記研削砥石の球面部が予め設定された軌跡をたどるよ
    うに前記可変手段を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする加工装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 中心軸が前記研削砥石の中心軸と所定角度傾くように設
    置されたカップ部を有するカップホイールと、前記カッ
    プホイールをその中心軸を回転軸として回転させるカッ
    プホイール回転手段とを備え、 前記可変手段は、前記研削砥石と前記カップホイールと
    の相対位置を変化させるものであり、 前記制御手段は、前記研削砥石及び前記カップホイール
    の少なくとも一方をその中心軸方向にスライドさせて、
    前記カップ部と前記研削砥石とが互いに当接するよう
    に、前記可変装置を制御するものであることを特徴とす
    る加工装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記カップ部と前記研削砥石が互いに当接した際の前記
    研削砥石の3次元位置情報を記憶する記憶手段と、前記
    記憶手段に記憶された3次元位置情報と基準値との差分
    を検出する差分検出手段と、を備え、 前記制御手段は、前記差分検出手段で検出した差分に基
    づき、前記研削砥石の球面部が予め設定された軌跡をた
    どるように前記可変手段を制御する際の開始位置を補正
    することを特徴とする加工装置。
  4. 【請求項4】球面部を有する研削砥石を回転させなが
    ら、当該研削砥石を予め定められた軌跡をたどるように
    移動させ、当該球面部により被加工物を研削加工するこ
    とを特徴とする加工方法。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記球面部は、カップ部を有するカップホイールをその
    中心軸が前記研削砥石の中心軸と所定角度傾くように配
    置し、前記研削砥石及び前記カップホイール各々を回転
    させながら、前記研削砥石の中心軸と前記カップホイー
    ルの中心軸とのなす角を変えることなく、前記研削砥石
    及び前記カップホイールの少なくとも一方をその中心軸
    方向にスライドさせ、前記カップ部と前記研削砥石とを
    互いに当接させることにより、創成されたものであるこ
    とを特徴とする加工方法。
  6. 【請求項6】加工工具の加工方法であって、 カップ部を有するカップホイールをその中心軸が前記加
    工工具の中心軸と所定角度傾くように配置し、前記加工
    工具及び前記カップホイール各々を回転させながら、前
    記加工工具の中心軸と前記カップホイールの中心軸との
    なす角を変えることなく、前記加工工具及び前記カップ
    ホイールの少なくとも一方をその中心軸方向にスライド
    させ、前記カップ部と前記加工工具とを互いに当接させ
    ることにより、前記加工工具に球面を創成することを特
    徴とする加工方法。
  7. 【請求項7】球面部を有する研削砥石を回転させなが
    ら、当該研削砥石を予め定められた軌跡をたどるように
    移動させ、当該球面部でレンズ素材を研削加工すること
    により作製されたことを特徴とするレンズ。
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