JP5087246B2 - 液体が混入した排気の脱臭装置 - Google Patents

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Description

本発明は、汚染した油分や水分等の液体が混入した排気を液体分離して脱臭する装置に関する。
油類を使用する工場や、食品工場等の排気、あるいはレストラン、ホテル、病院等のゴミ処理場、ゴミ焼却炉などからの排気は、悪臭を発生するため、近隣からの苦情を寄せられることが多い。そこでこれら工場等の排気設備に脱臭装置が取り付けられている。
このような脱臭装置の多くは、例えば特許文献1に示された消臭装置のように、消臭機能を備えたフィルタを臭気源からの排気が通過することで脱臭されるものである。
臭気源からの排気は多くの場合、固体の微細な塵埃粒子とともに、水蒸気、油煙などの液体粒子が含まれている。従来の脱臭装置では、これらの粒子をフィルタで阻止するものであるから、フィルタの目詰まりは必然的に発生するものであった。
一方、特許文献2にはサイクロンを利用し、臭いを発生させることなく雑芥を焼却することのできる焼却炉が記載されている。
特開2004−141406号公報 特開平9−72523号公報
本発明は前記した従来の脱臭装置がフィルタが目詰まりしやすいという問題点を解消するためになされたもので、フィルタの寿命が伸び、その清掃サイクル、あるいは交換サイクルを伸ばすことができる脱臭装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するためになされた、特許請求の範囲の請求項1に記載された脱臭装置は、外界から隔てられた筐体内に、汚染排気の流入口からその汚染排気が浄化された清浄排気の流出口までの気体流路を横切ってフィルタ、および駆動源に連結するファンを有する脱臭装置において、流入口からフィルタにいたる途中に、下端にドレインを設けたサイクロン室を設け、サイクロン室の、側面壁であって上下中央よりも下部で且つ上下中央軸の放射方向から外れて該流入口が開口し、該フィルタの側に向かう側面壁の上下中央よりも上部に流路開口を有する。
同じく請求項2に記載された脱臭装置は、請求項1に記載された脱臭装置であって、該ファンは該フィルタから該流出口までの間に配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載された脱臭装置は、請求項1に記載された脱臭装置であって、該フィルタが活性炭素、パーライト、セラミックスボール、ソーダライム、化学的消臭剤を担持した繊維から選ばれる物質の層を有することを特徴とする。
この脱臭装置は、ファンが回転することによって汚染排気が吸い込まれサイクロン室内でサイクロンが起こり油分や水分等の汚染粒子が遠心力で側面壁にあたり、ドレインから落下する。そして汚染排気はフィルタを通ることによって浄化され、流出口から排出される。この一連の排気の流れで、フィルタにいたる以前にサイクロンで汚染粒子が遠心分離され、汚染排気が一次的に浄化されるので、フィルタの汚染、目詰まりを防止できる。
そのため本発明の脱臭装置は、フィルタの清掃サイクル、交換サイクルを伸ばすことができる上に、フィルタの寿命が飛躍的に伸びる。メンテナンスを省力化し、またメンテナンス費用を軽減することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1は本発明を適用する脱臭装置の実施例の一部切欠き斜視図である。この脱臭装置は、汚染された気体が流入口11から入り装置を通りぬけて流出口12から排出されるまでの間に汚染が除去され、同時に脱臭するものである。
装置は、外面が筐体14とファンケース15が連結筒16により繋ながれた構造で、内部と外界が隔てられている。筐体14の内部は隔壁25で仕切られた空間のサイクロン室30が構成される。筐体14のサイクロン室の壁には、壁面の下部で且つ左右中央軸33から外れて(図示では流入方向から見て右より下部)に流入口11が開口した筒が連結する。この筒は図示しない汚染排気源に接続される。サイクロン室30の下端にはドレイン32が取付けられている。
筐体14の内の隔壁25で仕切られたサイクロン室30の裏側の空間には、金属網からなるプレフィルタ20、中和フィルタ21、活性炭フィルタ22、セラミックスボールフィルタ23、消臭繊維フィルタ24が順に配置されている。隔壁25の高さは筐体14の内部高さより低いため、サイクロン室30とフィルタが配置されている側は空間となって通じている。
ファンケース15内には、モーター18に繋がるファン17が配置されている。ファンケース15は、外界に開口12を向けた排気ダクト19に連結している。
この脱臭装置は、モーター18に駆動されてファン17が回転することにより、筐体14内の気体を吸い込み、開口12から排気される。矢印線で示すように、汚染排気源から油水を含み汚染された気体が流入口11からサイクロン室30内に吸い込まれて流入し、渦巻(サイクロン)となる。このとき、流入口11が、壁面の上下中央よりも下部で且つ上下中央軸33の放射方向から外れているから、必然的に渦巻がおこり上方向に巻き上がる。このサイクロンの遠心力で汚染排気に含まれる塵埃粒子や、水分、油煙などの液体粒子がサイクロン室30の側面壁にあたり、これらの粒子が凝集して滴となり、側面壁を伝わってドレイン32から下に落下する。
サイクロン室30から隔壁25の上部開口を通って出た排気は、フィルタ群20、21、22、23、24を透過する際に、さらに汚染粒子や分子、臭気成分分子が吸着乃至は分解され、清浄になって開口12から外界に向かって排気される。
このとき汚染排気は、塵埃粒子、水分、油煙などの液体粒子がサイクロンで予め除去されているので、フィルタ20、21、22、23、24の汚染、目詰まりがない。
尚、上記した消臭繊維フィルタは、金属フタロシアニンを担持した繊維の不織布からなるフィルタが特に適切で優れた効能を示した。
本発明を適用する脱臭装置の実施例の一部切欠き斜視図である。
符号の説明
11は流入口、12は流出口、14は筐体、15はファンケース、16は連結筒、17はファン、18はモーター、19は排気ダクト、20は金属網からなるプレフィルタ、21は中和フィルタ、22は活性炭フィルタ、23はセラミックスボールフィルタ、24は消臭繊維フィルタ、25は隔壁、30はサイクロン室、32はドレイン、33は中央軸である。

Claims (3)

  1. 外界から隔てられた筐体内に、汚染排気の流入口からその汚染排気が浄化された清浄排気の流出口までの気体流路を横切ってフィルタ、および駆動源に連結するファンを有する脱臭装置において、流入口からフィルタにいたる途中に、下端にドレインを設けたサイクロン室を設け、サイクロン室の、側面壁であって上下中央よりも下部で且つ上下中央軸の放射方向から外れて該流入口が開口し、該フィルタの側に向かう側面壁の上下中央よりも上部に流路開口を有する脱臭装置。
  2. 該ファンは、該フィルタから該流出口までの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の脱臭装置。
  3. 該フィルタが活性炭素、パーライト、セラミックスボール、ソーダライム、化学的消臭剤を担持した繊維から選ばれる物質の層を有することを特徴とする請求項1に記載の脱臭装置。
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