JP5086655B2 - 三次元形状測定装置及び三次元形状測定方法 - Google Patents

三次元形状測定装置及び三次元形状測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、三次元形状測定装置及び三次元形状測定方法の改良に関する。
従来から、半導体ウエーハ等の被検物体に半田や金物質材料で形成されているいわゆるバンプと呼ばれる接点の高さを計測するために、各種の非接触光学式の三次元形状測定装置が用いられている。
この光学式の三次元形状測定装置として、被検物体の画像を取り込んでその合焦度を計算し、光学系と被検物体の相対距離を変化させ、合焦度が最大となる位置をその被検物体の各部位の高さとして求める合焦方式のものがある。この合焦方式の三次元形状測定装置は、被検物体を高さ方向に相対変位させるZステージと、市販の光学顕微鏡と、画像センサとから大略構成されているが、合焦度を計算するために、被検物体に明暗のパターン(コントラスト)が明瞭になければならず、また、感度を向上させるには、光学系の深度を浅くする必要があり、すなわち、光学系の開口数を大きくしなければならなくなり、一度に測定できる視野が減少し、測定スピードが遅くなる不都合がある。
また、線状(縞状)パターンを被検物体に斜め方向から投影し、その反射・散乱光の像を受像センサで受像し、線状(縞状)パターンの曲がり量から被検物体の高さを求めるパターン投影方式のものがある。このパターン投影方式の三次元形状測定装置は、光学系と被検物体の相対距離を変化させるためにこれらを高さ方向に駆動する必要がないので、測定速度の迅速化を図ることができるが、被検物体としての近年の半導体の高精細化に伴ってバンプの高さが低くされ、これに伴って、測定装置自体も線状(縞状)パターンの細線化、横分解能の向上が求められており、このために光学系の開口数を測定精度に比例して増加させる必要から光学系の焦点深度が開口数の自乗に反比例して減少し、その結果、要求される精度を確保しようとすると、高さ方向の測定レンジが確保できなくなるという不都合がある。
また、ピンホールを通過した測定光を被検物体に照射し、被検物体からの反射光束を再びピンホールを通して受光し、その光量を受光センサで観測し、被検物体と光学系との相対的な距離を変化させ、その受光センサで受光した受光光量の変化のピーク位置を高さとして求める共焦点方式のものもある。この共焦点方式の三次元形状測定装置は、高精度化のためには開口数を大きくする必要があることはパターン投影方式のものと同じであるが、光軸方向に光学系と被検物体とのいずれか一方を駆動するので、高さ方向の測定レンジの制限を受けないという利点がある。しかしながら、高精度化のために開口数を大きくすると、その光学系を構成する顕微鏡対物レンズに倍率の大きなものを用いなければならず、倍率の大きな顕微鏡対物レンズを用いると、測定視野が必然的に小さくなり、大面積の被検物体の測定速度の迅速化を図り難いという不都合がある。
ところで、近年、被検物体としての半導体ウエーハの金バンプはそのバンプピッチ、バンプ高さも数10μmのものが製造され、横方向の分解能は、バンプの高さ方向の頂点と底部との区別ができれば良い程度であるので数μmの分解能が求められているが、高さ方向については集積回路素子の製造上の理由から1−3μmの高精度が要求されているので、測定装置の精度としては、その10分の1程度の高さ精度が要求されている。
その横分解能は、顕微鏡対物レンズとして低倍の対物レンズを用いて達成できる量であり、合焦法や共焦点法では焦点深度を利用して測定するので、開口数の大きな、すなわち、倍率の大きい対物レンズを用いなければならず、その結果、視野が狭くなって測定スピードが遅くなる不都合あり、そこで、視野の大きな低倍の対物レンズを用いて高さ方向の精度を高精度に測定できる低コヒーレンス干渉法(白色干渉法)が近年注目されている。
この低コヒーレンス干渉法は、波長幅の広い光源(低コヒーレンス光源)と顕微鏡対物レンズとを用い、被検対象面と参照面との光学距離がほぼ同じときに干渉縞のコントラストが最大になることを利用して、被検物体の高さを測定する方法である。
この低コヒーレンス干渉方式の三次元形状測定装置は、測定精度が光の波長と光源の可干渉距離とによって決まるので、開口数の小さい顕微鏡対物レンズを用いて高精度の高さ測定を行うことができるので、広い視野を一度に測定できる。
しかしながら、ウエーハの面積と較べて顕微鏡対物レンズの視野は狭いので、測定視野を移動させることによりウエーハ面を全走査して高さ方向の測定データを得る必要がある。また、パターン投影法を除いて他の方式の三次元形状測定装置では、同一視野内で光学系に対して被検対象物を相対的に移動させ、被検対象物の同一部位に対して複数個のデータを取得する必要がある。
この測定視野の移動には、高さ方向に光学系と被検物体とのいずれか一方を複数回移動させて、高さ方向の測定データを取得し、次に、横方向に測定視野を移動させて静止させ、ついで、高さ方向に光学系と被検物体とのいずれか一方を複数回移動させて、高さ方向の測定データを取得するということをウエーハの全域に渡って行う高さ方向優先測定方法と、横方向に測定視野を移動させてウエーハ面の全域を走査して測定データを取得し、次に、高さ方向に光学系と被検物体とのいずれか一方を複数回移動させて、高さ方向の測定データを取得するということを高さ方向の測定レンジの全域に渡って行う横方向優先方式(視野優先方式)とがある。
高さ方向優先方式のものは、一視野分の測定データを処理しながら次の視野の測定を実行できるというメリット、測定とデータ処理とを平行して実行できるので最終データの出力の迅速化を図ることができるというメリットがあるが、移動と静止とを交互に行うので、移動時間と静止時間とが測定に大幅に影響し、測定速度の迅速化に不都合がある。
これに対して、横方向優先方式のものは、ウエーハ全域を走査してから光軸方向に移動して静止するので、移動と静止の回数が少なくなり、測定速度の迅速化を図ることができるが、横方向移動位置の位置再現性が高さ方向について確保できないと、異なる高さのデータを比較することが困難となり、測定精度が劣化する。また、最終の高さ方向についての測定を終了しないと高さデータに変換できないので、測定後のデータ処理に時間がかかるという不都合もある。
更に、二次元センサを光軸に対して斜めに配置し、横方向に被検物体を移動させてデータを取得する傾斜結像方式の三次元形状測定装置も知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この方式の三次元形状測定装置では、光軸方向に被検物体と光学系とを移動させる必要がないので、装置全体の構成の簡単化を図ることができるというメリットがある。
特許第3798212号
しかしながら、この低コヒーレント干渉方式の三次元形状測定装置では、二次元センサを傾斜させても、参照鏡から二次元センサまでの参照光路の光学距離と測定対象面から二次元センサまでの測定光路の光学距離とが同じように変化するので、光路長は相対的に変わらず、高さ方向の測定ができないという不都合がある。
本発明は上記の事情に鑑みて為されたもので、被検物体の高さの測定精度の向上と測定スピードの迅速化とを図ることのできる三次元形状測定装置を提供することにある。
請求項1に記載の三次元形状測定装置は、干渉光学系が、測定光束を出射する測定光源部と、前記測定光束を測定光路と参照光路とに分割するビームスプリッタと、前記測定光路に定義された走査対象面と、前記ビームスプリッタに関して前記走査対象面と光学的に共役な位置でかつ前記参照光路に定義された参照面と、前記参照光路に設けられかつ前記参照面に対して傾けられた参照ミラーと、前記走査対象面に沿って平行に移動される被検物体の表面を拡大するための顕微鏡対物レンズと、前記走査対象面と前記顕微鏡対物レンズに関して光学的に共役な位置に設けられかつ前記被検物体からの反射測定光束と前記参照ミラーからの反射参照光束との干渉により生じた干渉光束を受光して画像信号を出力する測定センサとを備え、
前記測定センサは、画像信号に基づき画像上での基準位置から前記被検物体の走査方向の干渉位置までの距離を測定し、距離と前記参照ミラーの傾きの角度とに基づき前記被検物体の表面の高さを演算する演算回路に接続されていることを特徴とする。
請求項2に記載の三次元形状測定装置は、前記測定光路には、前記ビームスプリッタに関して前記参照ミラーと光学的に共役な参照ミラー等価面が定義され、前記測定センサは前記参照ミラー等価面に対して共役関係となるように前記顕微鏡対物レンズの光軸に対して傾けられ、前記測定センサと前記顕微鏡対物レンズとの間に結像レンズが設けられて、前記干渉光学系は物側と像側共にテレセントリック光学系となっていることを特徴とする。
請求項3に記載の三次元形状測定装置は、干渉光学系が、測定光束を出射する測定光源部と、前記測定光束を測定光路と参照光路とに分割するビームスプリッタと、前記参照光路の光軸に直交して設けられた参照ミラーと、前記ビームスプリッタに関して前記参照ミラーと光学的に共役な位置でかつ前記測定光路に定義された参照ミラー等価面と、前記測定光路に定義されかつ前記参照ミラー等価面に対して傾いて定義された走査対象面と、前記走査対象面に沿って平行に移動される被検物体の表面を拡大するための顕微鏡対物レンズと、前記参照ミラー等価面と前記顕微鏡対物レンズに関して光学的に共役な位置に設けられかつ前記被検物体からの反射測定光束と前記参照ミラーからの反射参照光束との干渉により生じた干渉光束を受光して画像信号を出力する測定センサとを備え、
前記測定センサは、画像信号に基づき画像上での基準位置から被検物体の走査方向の干渉位置までの距離を測定し、距離と前記参照ミラー等価面に対する前記走査対象面の傾きの角度とに基づき前記被検物体の表面の高さを演算する演算回路に接続されていることを特徴とする。
請求項4に記載の三次元形状測定方法は、参照光路に設けられた参照ミラーと光学的に共役関係を有する参照ミラー等価面が測定光路に定義され、該測定光路に定義されかつ被検対象が平行に移動される走査対象面が前記参照ミラー等価面に対して傾いて設けられ、前記走査対象面に沿って移動する被検物体からの反射測定光束の光路長と前記参照ミラーからの反射参照光束との光路長との一致・不一致による干渉光束の光量のピーク箇所の走査方向への位置変化に基づき被検物体の高さを測定することを特徴とする。
本発明によれば、測定視野が広くかつ被検物体の高さの測定精度の向上と測定スピードの迅速化とを図ることができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1は本発明に係わる三次元形状測定装置の干渉光学系(マイケルソン型干渉顕微鏡の光学系)1の概要を示す図であって、2は測定光源部である。測定光源部2の光源2aにはハロゲンランプ、光ファイバー等が用いられる。その測定光源部2には必要に応じて帯域フィルター2bが設けられる。この帯域フィルター2bは、光源2aから出射された光束のうち所定の波長域の光を測定光束P1として透過する。この帯域フィルター2bはコヒーレンシーを適宜の幅に設定する役割を果たす。
測定光束P1はハーフミラー3によって一部が下方に向けて反射される。測定光束P1の反射方向前方には顕微鏡対物レンズ4、ビームスプリッタ5が設けられている。測定光束P1は顕微鏡対物レンズ4を通過した後、ビームスプリッタ5に導かれる。ビームスプリッタ5は反射・透過面5aを有する。
ビームスプリッタ5は測定光束P1を参照光路ROPと測定光路SOPとに分割する役割を有する。符号Ox1はその測定光路SOPの光軸、符号Ox2はその参照光路ROPの光軸である。測定光路SOPの光軸Ox1と参照光路ROPの光軸Ox2とは互いに直交し、測定光路SOPの光軸Ox1は顕微鏡対物レンズ4の光軸Oxに合致している。
測定光路SOPには、図2(a)、(b)に示す被検物体としてのウエーハ6の表面6aを走査する走査対象面7が定義されている。顕微鏡対物レンズ4は表面6aを拡大する機能を有する。
走査対象面7は光軸Ox1に直交する面として定義される。参照光路ROPには、ビームスプリッタ5に関して走査対象面7と光学的に共役な位置に参照面8が定義されている。その参照面8は光軸Ox2に直交する面として定義される。顕微鏡対物レンズ4の中心Oから走査対象面7までの光学的距離と顕微鏡対物レンズ4の中心Oから参照面8までの光学的距離とは同じである。その走査対象面7は測定光束P1によって照明される。
その参照光路ROPには参照面8に対して斜めに参照ミラー9が設けられている。参照面8に対する参照ミラー9の傾き角度をθとする。測定光路SOPにはビームスプリッタ5に関して参照ミラー9と光学的に共役な位置に参照ミラー等価面9’が定義される。この参照ミラー透過面9’は参照ミラー9が参照面8に対して角度θ傾いているので、参照ミラー等価面9’は走査対象面7に対して角度θ傾いていることになる。この参照ミラー等価面9’の走査方向の各表面部位から顕微鏡対物レンズ4の中心Oまでの光路長とその各表面部位に対応する参照ミラー9の各表面部位から顕微鏡対物レンズ4までの光路長とは一致しており、仮に、ウエーハ6の反射面6aがその参照ミラー等価面9’に合致しているとすると、その参照ミラー等価面9’に存在する表面6aからの反射測定光束P2と参照ミラー9からの反射参照光束P3とは干渉光束となってその光量が増大し、測定センサ11によって受光された画像は明るい状態となる。
表面6aが仮に参照ミラー等価面9’と平行であるとして、その参照ミラー等価面9’から平行に2分の1波長だけ図1に示すように表面6aがずれると、表面6aからの反射測定光束P2と参照ミラー9からの反射参照光束P3とは干渉光束となってその光量が減少し、測定センサ11によって受光された画像は暗い状態となる。この三次元測定装置では、干渉性が低い波長の測定光束P1を用いているので、波長が大きくずれると干渉効果がなくなり、測定センサ11によって受光された画像は灰色の状態となる。
ウエーハ6は走査対象面7と平行方向、ここでは、矢印X1で示す横方向に移動されることにより、その表面6aが走査される。その表面6aには、図2(a)、(b)に示すようにバンプ10が適宜間隔を開けて形成されている。このバンプ10の高さは設計規格上定められているが、実際に製造されたウエハ6ではその高さがばらついている。ここでは、図2(b)に示すように、特定のバンプ10’の高さのみが残余のバンプ10の高さよりも高いものとして模式的に誇張して描かれている。
表面6aにより反射された反射測定光束P2と参照ミラー9により反射された反射参照光束P3とはビームスプリッタ5により合成されて、顕微鏡対物レンズ4に導かれる。
反射測定光束P2と反射参照光束P3とは顕微鏡対物レンズ4により集光されて、測定センサ11に導かれる。測定センサ11にはリニアセンサ、エリアセンサを用いることができるが、エリアセンサを用いるのが好ましく、CCDがより一層望ましい。この測定センサ11は、ここでは、光軸Oxに垂直でかつ顕微鏡対物レンズ4に関して走査対象面7と共役な位置に配置されている。その測定センサ11は、画像処理回路12、演算回路13に接続され、画像処理回路12、演算回路13はモニタ14に接続されている。
参照ミラー9の参照面8に対する傾き角θは、図3に示す測定視野ASの幅をW、測定する高さの上限値又は下限値をHとすると、arctan(H/W)以上であることが望ましい。また、顕微鏡対物レンズ4の開口数をNAとして、参照ミラー8により反射された参照光束と表面6aにより反射された測定光束とが顕微鏡対物レンズ4に再入射するためには、傾き角θはarcsin(NA)以下であることが望ましい。実際には、傾き角θは測定センサ11を有効に活かすために、可能な限りarctan(H/W)に近づけることが望ましい。
この三次元測定装置では、干渉性の低い(波長幅の広い)測定光束P1を用いているので、反射測定光束P2と反射参照光束P3とは、光路長が略同一のとき干渉効果によって最も明るい状態(モニタ14の画面上で目視したとき真っ白の状態)に対応する光量を有する干渉光束が測定センサ11に入射し、光路長が略2分の1ずれた状態で干渉効果によって真っ暗な状態(モニタ14の画面上で目視したとき真暗な状態)に対応する光量を有する干渉光束が測定センサ11に入射し、その他の箇所で中間の輝度状態(モニタ14の画面上で目視したとき灰色の状態)に対応する光量を有する光が測定センサ11に入射する。
図4ないし図7は本発明に係わる三次元形状測定装置の作用を説明するための説明図であって、図4(a)にはウエーハ6を走査対象面7に沿って平行に矢印X1方向に移動させて表面6aを走査する状態が示されている。
図4(b)は図4(a)に示すウエーハ6と測定視野ASとの相対位置関係を示している。測定視野ASにウエーハ6の一部が入り込んでいるので、測定センサ11にその測定視野ASに入り込んでいるウエーハ6の一部に対応する画像が結像される。
この図4に示す位置に、ウエーハ6があるときには、反射測定光束P2の光路長と反射参照光束P3の光路長とが一致する箇所はないので、そのウエーハ6の一部に対応する画像が灰色としてモニタ14に表示される。
図5(a)はウエーハ6が更に同方向に移動して、最初のバンプ10による反射測定光束P2の光路長と反射参照光束P3の光路長とが箇所Q1で一致した状態が示されている。
この状態のときには、最初のバンプ10による反射測定光束P2の光路長と反射参照光束P3の光路長とが箇所Q1でほぼ同一となるので、干渉効果によって、図5(b)に示すように、最初のバンプ10のみが輝度の高い真っ白な画像として取得され、その周辺が真っ黒で、残余の箇所が灰色の画像として取得される。
バンプ10の高さhは、基準位置としての光軸Oxから明るく輝いて見えるバンプ10の中心までのX方向の距離をWX、参照ミラー9の長さをLとすると、下記の式を用いて求められる。
h=2H・WX/(Lcosθ)
すなわち、θ、L、Hは既知の値であり、WXを測定により求めると、上記式によって高さhを求めることができる。
図6(a)にはウエーハ6が更に同方向に移動して視野AS内にウエーハ6のほとんど全部が入り込んだ状態が示されている。また、ウエーハ6のほぼ中央部の箇所Q2の表面6a’から反射された反射測定光束P2の光路長と反射参照光束P3の光路長及び最後のバンプ10の箇所Q3により反射された反射測定光束P2の光路長と反射参照光束P3の光路長とが一致している状態が示されている。
この状態のときには、図6(b)に示すように、ウエーハ6の中央部の箇所Q2の表面6a’から反射された反射測定光束P2の光路長と反射参照光束P3の光路長とが一致しているので、その一致した箇所Q2で輝度が高い筋状の画像が得られる。その周辺は真っ暗な画像となる。また、最後のバンプ10による反射測定光束P2の光路長と反射参照光束P3の光路長とが箇所Q3で一致するので、干渉効果によって、最後のバンプ10のみが輝度の高い真っ白な画像として取得され、その周辺が真っ黒で、残余の箇所が灰色の画像として取得される。
最初のバンプ10の高さと最後のバンプ10の高さとが同じなら、光軸OXからの距離WXが同じ値となる。
高さが異なるバンプ10’の場合には、図7(a)、(b)に示すように、バンプ10’による測定反射光束P2の光路長と反射参照光束P3の光路長とが箇所Q4で一致するので、光軸Oxからの距離WXが異なることになり、この距離WXを求めることにより、記述の式を用いてバンプ10’の高さhを測定できる。
ウエーハ6の走査ピッチは、光路長の差が中心波長λ0の1/3となるように設定すれば、干渉効果による輝度が最大になるように設定できる。なお、この走査ピッチは、光路長の差が中心波長λ0の1/3となるような値でなくとも良く、これよりも粗い走査ピッチでウエーハ6を移動させても良い。
(実施例2)
この実施例1では、干渉光学系1は物側にテレセントリックであり、干渉光学系1の光軸Oxに対して、測定センサ11が垂直に設けられていた。この実施例1では、原理的には、干渉光学系1のピントは光軸Oxと直交しかつ顕微鏡対物レンズ4から所定距離にある走査対象面7と合っている。
ウエーハ6のバンプ10の高さが異なると、ピントがずれるため、X軸(横座標)方向がぼやけて、正確な横座標が取得できないため、高さ測定レンジ(−Hから+Hの範囲)を干渉光学系1の焦点深度範囲内に設定する必要があり、高さ測定レンジが制約される。
そこで、この干渉光学系1では、図8に示すように、参照ミラー9の傾き角θと同じ角度θに測定センサ11を傾ける。これによって、高さ測定レンジの自由度を拡大できる。すなわち、バンプ10と分かる位置では、コントラストが明瞭となり、光軸Oxからバンプまでの距離WXを正確に求めることができる。
更に、単に、測定センサ11を傾けたのみでは、干渉光学系1のピント位置が異なると、倍率が異なることになるため、距離WX(横座標位置)を求める計算が煩雑となる。
そこで、顕微鏡対物レンズ4と測定センサ11との間に、結像レンズ15が設けられている。この干渉光学系1では、物側、像側共にテレセントリックであり、両側テレセントリックな干渉光学系1では、測定センサ11が光軸Oxに対して傾いていても倍率は変化しない。
従って、参照ミラー9を光軸Oxに対して傾けた場合であっても、距離WXを求めるための演算の迅速化を図ることができる。
この実施例2では、結像レンズ15を干渉光学系1に設ける構成としたが、結像レンズ15の代わりにリレーレンズを設ける構成としても良い。
(実施例3)
実施例1では、参照ミラー9を参照面8に対して傾ける構成としたが、図9に示すように、市販の三次元測定装置の干渉光学系1をウエーハ6の移動方向と平行な走査対象面7に対して傾けて、バンプ10の高さhを測定する構成としても良い。この市販の干渉光学系1では、参照ミラー9は参照面8と平行である。参照ミラー9と光学的な等価な参照ミラー等価面9’と走査対象面7とはθだけ傾いていることになる。
この実施例3の干渉光学系1によれば、光軸Oxに対して測定センサ11は垂直に設けられているので、像側が非テレセントリックな干渉光学系1であっても測定センサ11の各位置において倍率を一定に保つことができ、測定レンジの拡大を図りつつ測定の迅速化を図ることができる。
以上、説明したように、低コヒーレンス干渉法を用いた本発明の三次元形状測定装置によれば、被検物体を移動させるのに負担の少ない安価な構成で、被検物体の形状を測定できる。
実施例1による三次元形状測定装置の場合、測定視野ASの両端で要求されている高さ測定レンジ(高さ測定範囲)と一致するように測定センサ11の画像取得範囲を設定する。ついで、被検物体を平行に移動させて、被検物体の表面を走査する。被検物体の所定部位からの反射測定光束の光路長と反射参照光束の光路長とが一致した箇所に対応する測定センサ11のピクセル上においては、明るい輝度の像が得られ、その近傍では輝度が著しく低くなるので、コントラストが明瞭となり、光軸Oxからの距離WXに基づいて、高さhが求められる。
パルス点灯型の測定光源部2、例えば、機械的シャッターを測定光源部2に組み込んで、測定光束P1を断続させて被検物体に照射すれば、X軸方向の連続走査により、被検物体の各部位における高さが連続的に求められる。
本発明に係わる三次元形状測定装置の干渉光学系1は、参照ミラー9を傾ける以外は通常の市販の干渉光学系1の構成と同じである。参照ミラー9を傾けるためには、通常、市販の干渉光学系1では、光軸Oxに対して参照ミラー9が垂直となるように調整する調整機構(図示を略す)が設けられているので、この調整機構を用いて参照ミラー9の角度θを調整すれば良い。
実施例2のように、顕微鏡対物レンズ4に関して参照ミラー9と測定センサ11とが共役となるように測定センサ11を光軸Oxに対して傾けると、高さを測定する箇所のピントを被検物体の走査方向全域(測定視野ASの横方向全域)で一致させることができる。
しかしながら、被検物体の高さにより倍率が異なることになるので、測定センサ11が傾いても、測定視野ASの走査方向全域で倍率が一定となるように、両側テレセントリックな光学系にすると、倍率を一定として走査方向について光軸OXから明るい輝度までの距離WXを求めることができ、演算速度の向上を図ることができる。
また、実施例3のように、干渉光学系の光軸Oxを被検対象面に対して傾けることにより、像側が非テレセントリックな市販の干渉光学系を用いて、全視野でピントを合わせることもできる。
実施例1ないし実施例3によれば、被検物体の高さの測定精度の向上と測定スピードの迅速化とを図ることができる。
この実施例1ないし実施例3においては、干渉光学系としてマイケルソン型のものを用いたが、これに限られるものではなく、リニク(Linnik)型、ミラウ(Mirau)型等の干渉光学系を用いることもできる。
リニク型の干渉光学系では、ビームスプリッタと参照ミラーの間及びビームスプリッタと測定対象面との間にそれぞれ顕微鏡対物レンズが設けられ、これによって、作動距離を小さくする等、自由度が増大する。また、ミラウ(Mirau)型の干渉光学系によれば、マイケルソン型の干渉光学系に較べて、NAが大きい場合(約20倍以上の場合)に有効である。
本発明の実施例1に係わる三次元形状測定装置の干渉光学系の概要を示す説明図である。 本発明に係わる被検物体としてのウエーハを説明するための模式図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明に係わる測定視野の説明図である。 本発明の実施例1に係わる三次元形状測定装置の作用を説明するための説明図であって、(a)は測定視野にウエーハの一部が入り込んでいる状態を説明するための干渉光学系の模式図、(b)は測定センサにその測定視野に入り込んでいるウエーハの一部に対応する画像が結像されている状態を示す図である。 本発明の実施例1に係わる三次元形状測定装置の作用を説明するための説明図であって、(a)は最初のバンプによる反射測定光束の光路長と反射参照光束の光路長とが一致した状態を説明するための干渉光学系の模式図、(b)はそのバンプの干渉状態を示す図である。 本発明の実施例1に係わる三次元形状測定装置の作用を説明するための説明図であって、(a)は中央部の表面による反射測定光束の光路長と反射参照光束の光路長及び最後のバンプによる反射測定光束の光路長と反射参照光束の光路長とが一致した状態を説明するための干渉光学系の模式図、(b)はその中央部の表面とそのバンプとの干渉状態を示す図である。 本発明の実施例1に係わる三次元形状測定装置の作用を説明するための説明図であって、(a)は高さの異なるバンプによる反射測定光束の光路長と反射参照光束の光路長とが一致した状態を説明するための干渉光学系の模式図、(b)はその高さの異なるバンプの干渉状態を示す図である。 本発明の実施例2に係わる三次元形状測定装置の干渉光学系の概要を示す説明図である。 本発明の実施例3に係わる三次元形状測定装置の干渉光学系の概要を示す説明図である。
符号の説明
1…干渉光学系
2…測定光源部
4…顕微鏡対物レンズ
5…ビームスプリッタ
9…参照ミラー
11…測定センサ
13…演算回路

Claims (6)

  1. 干渉光学系が、測定光束を出射する測定光源部と、前記測定光束を測定光路と参照光路とに分割するビームスプリッタと、前記測定光路に定義された走査対象面と、前記ビームスプリッタに関して前記走査対象面と光学的に共役な位置でかつ前記参照光路に定義された参照面と、前記参照光路に設けられかつ前記参照面に対して傾けられた参照ミラーと、前記走査対象面に沿って平行に移動される被検物体の表面を拡大するための顕微鏡対物レンズと、前記走査対象面と前記顕微鏡対物レンズに関して光学的に共役な位置に設けられかつ前記被検物体からの反射測定光束と前記参照ミラーからの反射参照光束との干渉により生じた干渉光束を受光して画像信号を出力する測定センサとを備え、
    前記測定センサは、画像信号に基づき画像上での基準位置から前記被検物体の走査方向の干渉位置までの距離を測定し、距離と前記参照ミラーの傾きの角度とに基づき前記被検物体の表面の高さを演算する演算回路に接続されていることを特徴とする三次元形状測定装置。
  2. 前記測定光路には、前記ビームスプリッタに関して前記参照ミラーと光学的に共役な参照ミラー等価面が定義され、前記測定センサは前記参照ミラー等価面に対して共役関係となるように前記顕微鏡対物レンズの光軸に対して傾けられ、前記測定センサと前記顕微鏡対物レンズとの間に結像レンズが設けられて、前記干渉光学系は物側と像側共にテレセントリック光学系となっていることを特徴とする請求項1に記載の三次元形状測定装置。
  3. 干渉光学系が、測定光束を出射する測定光源部と、前記測定光束を測定光路と参照光路とに分割するビームスプリッタと、前記参照光路の光軸に直交して設けられた参照ミラーと、前記ビームスプリッタに関して前記参照ミラーと光学的に共役な位置でかつ前記測定光路に定義された参照ミラー等価面と、前記測定光路に定義されかつ前記参照ミラー等価面に対して傾いて定義された走査対象面と、前記走査対象面に沿って平行に移動される被検物体の表面を拡大するための顕微鏡対物レンズと、前記参照ミラー等価面と前記顕微鏡対物レンズに関して光学的に共役な位置に設けられかつ前記被検物体からの反射測定光束と前記参照ミラーからの反射参照光束との干渉により生じた干渉光束を受光して画像信号を出力する測定センサとを備え、
    前記測定センサは、画像信号に基づき画像上での基準位置から被検物体の走査方向の干渉位置までの距離を測定し、距離と前記参照ミラー等価面に対する前記走査対象面の傾きの角度とに基づき前記被検物体の表面の高さを演算する演算回路に接続されていることを特徴とする三次元形状測定装置。
  4. 参照光路に設けられた参照ミラーと光学的に共役関係を有する参照ミラー等価面が測定光路に定義され、該測定光路に定義されかつ被検対象が平行に移動される走査対象面が前記参照ミラー等価面に対して傾いて設けられ、前記走査対象面に沿って移動する被検物体からの反射測定光束の光路長と前記参照ミラーからの反射参照光束との光路長との一致・不一致による干渉光束の光量のピーク箇所の走査方向への位置変化に基づき被検物体の高さを測定することを特徴とする被検物体の三次元形状測定方法。
  5. 前記顕微鏡対物レンズが、前記測定光源部と前記ビームスプリッタとの間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の三次元形状測定装置。
  6. 前記顕微鏡対物レンズが、前記測定光源部と前記ビームスプリッタとの間に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の三次元形状測定装置。
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