JP5085355B2 - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

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本発明は、パンツ型使い捨ておむつに関するものである。
パンツ型の使い捨ておむつは、股間部から腹側に延在する腹側部分と、股間部から背側に延在する背側部分とを有し、これら腹側部分の両側部と背側部分の両側部とが接合されて、胴開口部及び左右一対の脚開口部が形成された外装シートと、液透過性表面シートと裏面側シートとの間に吸収体が介在されてなり、前記外装シートの内面における背側部分から股間部を通り腹側部分までを覆うように形成された内装体とからなる構造を取るものが多い。このような構造においては、内装体の裏面は前端から後端までの実質的に全体がホットメルト接着剤により外装シートに張り付けられている。そして、外装シートにおける背側部分の両側部と腹側部分の両側部とがそれぞれ接合され、ウエスト開口部及び脚開口部が予め形成され、おむつの脚開口部に脚を通して胴回りまで引き上げることにより身体に装着することができる。
また、外装シートの胴回りには、身体に対するフィット性を向上させるために、糸ゴムが幅方向に沿って伸張した状態で、上下方向に間隔を空けて多数平行に取り付けられている。この糸ゴムの収縮力により外装シート自体が身体に押さえ付けられるとともに、外装シートの内側に取り付けられた内装体も身体に押さえ付けられる。
一方、内装体においては、吸収体の股間部を括れ形状にすることで、股間に対するフィット性を向上させることも行われている。ただし、この場合、股間部における吸収性能が低下するため、例えば排尿量が多いユーザーを想定した製品には適用し難いという問題点がある。
このような問題点に対して、吸収体の両側部を弾性伸縮部材によって持ち上げることにより、吸収性能を低下させずに股間へのフィット性を改善する技術が提案されている(特許文献1,2参照)。
特開2007−144104号公報 特開2007−144105号公報
しかしながら、上記特許文献記載のものでは、吸収体を含む内装体の両側部が外装シートに対して固定されておらず、内装体の両側部に設けられた弾性伸縮部材の収縮力によって内装体の両側部が吸収体の両側部をともなって外装シートから独立して持ち上がるため、吸収体の両側部と外装シートとの相対位置がずれて、外装シートの脚開口部や内装体の股間部が身体の適切な部位にフィットせず、漏れや装着感の悪化をもたらすおそれがある。
そこで、本発明の主たる課題は、吸収体の両側部を弾性伸縮部材によって持ち上げることにより、吸収性能を低下させずに股間へのフィット性を改善するにあたり、外装シートの脚開口部及び内装体の股間部を適切な位置に保持できるようにすることにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
股間部から腹側に延在する腹側部分と、股間部から背側に延在する背側部分とを有し、これら腹側部分の両側部と背側部分の両側部とが接合されてサイドシール部が形成され、胴開口部及び左右一対の脚開口部が形成された外装シートと、
液透過性表面シートと裏面側シートとの間に吸収体が介在されてなり、前記外装シートの内面における背側部分から股間部を通り腹側部分までを覆うように形成された内装体と、
を備えたパンツ型使い捨ておむつにおいて、
前記吸収体は、その両側部における少なくとも股間部に設けられた左右一対の低剛性部と、これら低剛性部間の部分であり低剛性部よりも剛性の高い高剛性部とを有し、前記低剛性部と前記高剛性部との境界を折り目として身体側に折れ曲がり易くなっており、
前記吸収体における前記外装シートと重なる領域のうち、少なくとも前記低剛性部は前記外装シートに対して固定されており、
前記外装シートにおける各脚開口部に沿って、少なくとも、股間部における前記吸収体の低剛性部と重なる部位からウエスト側に向かいつつ前記吸収体の側縁を横切って腹側部分のサイドシール部又はその近傍まで、及び股間部における前記吸収体の低剛性部と重なる部位からウエスト側に向かいつつ前記吸収体の側縁を横切って背側部分のサイドシール部又はその近傍までの部分に、脚周り弾性伸縮部材が脚開口部の縁に沿う方向に伸張した状態で固定されており、
前記脚周り弾性伸縮部材の収縮力によって、前記外装シートの股間部が脚開口部に沿ってウエスト側に持ち上げられるとともに、この外装シートに対して固定された前記吸収体の低剛性部が高剛性部との境界を折り目として身体側に折れ曲がるように構成されている、
ことを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。
(作用効果)
本発明では、吸収体の低剛性部が外装シートに対して直接又は間接に固定されているとともに、外装シートにおける各脚開口部に沿って、少なくとも吸収体の低剛性部と重なる部位からこれよりも胴開口部側における腹側部分の側部又はその近傍まで、及び吸収体の低剛性部と重なる部位からこれよりも胴開口部側における背側部分の側部又はその近傍までの部分に、脚周り弾性伸縮部材が脚開口部に沿う方向に伸張した状態で固定されているため、この脚周り弾性伸縮部材の収縮力によって、外装シートの股間部が脚開口部に沿ってウエスト側に持ち上げられるとともに、この外装シートに対して固定された吸収体の低剛性部が高剛性部との境界を折り目として身体側に折れ曲がる。つまり、吸収体の低剛性部と外装シートとが一体化された状態で動くため、吸収体の低剛性部と外装シートとの相対位置がずれず、外装シートの脚開口部や内装体の股間部が身体の適切な部位にフィットし、漏れや装着感の悪化が発生し難い。また、持ち上がった低剛性部の先端が脚の付根に対して柔軟にフィットするようになる。
なお、本発明の低剛性部及び高剛性部とは、相対的に剛性に差があれば良いものである。また、本発明の剛性とは、曲げ剛性(剛度)のことを意味し、JIS K 7171(プラスチック‐曲げ剛性の試験方法)に準拠し、次の方法で測定する。測定にはテンシロン試験機(圧子先端部の曲率半径R1=5.0±0.1mm、支持プレート先端部の曲率半径R2=5.0±0.2mm)を用い、内装体20の製品前後方向の曲げ剛性を測定する。試験片は、内装体20から測定に影響する弾性伸縮部材を取り除き、これをおむつ長手方向80mm、おむつ幅方向50mmの長方形に切り取ることにより作製する。曲げ剛性値の単位中の50mmは試験片の短辺の長さであり、試験時の圧子でたわませた試験片の幅である。それぞれ断面円弧状の先端部を有し、両先端部の先端(上端)間の間隔を位置を揃えて配置された一対の支持プレート上に、上記の試験片を、その長手方向を各プレートに直交する方向に向けて、掛け渡すように載置し、その試験片に僅かに接するように圧子先端部を配置する。ロードセル5kg(レンジ196cN)、速度30mm/minの条件で圧子を降下させ、荷重‐たわみ曲線を得る。得られた曲げ応力の最大値を曲げ剛性値(cN/50mm)とする。なお、測定対象となる部位が上記サンプリング寸法より小さい場合は、小スケールの試験片で測定を行い、寸法比に基づいて比例計算にて換算する。
<請求項2記載の発明>
前記低剛性部は厚みの薄い薄肉部からなり、前記高剛性部は前記低剛性部よりも厚みの厚い厚肉部からなり、前記吸収体は、前記薄肉部が前記厚肉部との段差部を折り目として身体側に折れ曲がり易くなっている、請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
(作用効果)
本発明の低剛性部及び高剛性部は、例えば繊維密度や繊維間の絡合の度合い等を部分的に変化させることにより形成しても良いが、本項記載のように厚みにより調整するのが好ましい。この場合、厚みの変化によって、低剛性部及び高剛性部の境界に段差が形成されるため、本発明の折れ曲がりより容易になる。 なお、本発明の薄肉部分及び厚肉部分とは、相対的に厚み(見かけ)に差があれば良いものである。
<請求項3記載の発明>
前記吸収体は、第1の吸収体と、第1の吸収体とは別体をなし、第1の吸収体の表面に固定された第2の吸収体とを有し、
少なくとも股間部において、第2の吸収体の幅が第1の吸収体よりも狭く、第1の吸収体と第2の吸収体とが重ならない部分が前記低剛性部をなし、第1の吸収体と第2の吸収体との重なり部分が前記高剛性部をなしている、
請求項2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
(作用効果)
このように、少なくとも股間部幅の異なる第1及び第2の吸収体を重ねることにより、第1の吸収体と第2の吸収体とが重ならない部分が薄肉の低剛性部となり、この低剛性部が外装シートに伴って持ち上がるようになる。
<請求項4記載の発明>
前記吸収体は、第1の吸収体と、第1の吸収体とは別体をなし、第1の吸収体の裏面に固定された第2の吸収体と、前記第1の吸収体及び第2の吸収体とは別体をなし、第1の吸収体の表面に固定された第3の吸収体とを有し、
少なくとも股間部において、第2の吸収体の幅が第1の吸収体よりも狭く、且つ第3の吸収体の幅が第2の吸収体より広いが第1の吸収体より狭く、第1の吸収体のうち第2の吸収体及び第3の吸収体と重ならない部分、第1の吸収体のうち第2の吸収体と重ならないが第3の吸収体と重なる部分が前記低剛性部をなし、第1の吸収体、第2の吸収体及び第3の吸収体の重なり部分が前記高剛性部をなしており、
前記第1の吸収体のうち第2の吸収体及び第3の吸収体と重ならない部分の剛性が、第1の吸収体のうち第2の吸収体と重ならないが第3の吸収体と重なる部分の剛性より低い、
請求項2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
(作用効果)
この吸収体では、低剛性部のうち第2の吸収体と重ならないが第3の吸収体と重なる部分が外装シートに伴って第3の吸収体側に持ち上がるものの、その持ち上がりが第3の吸収体の両側部によって抑えられる。換言すれば、低剛性部が二段階で持ち上がる。よって、第3の吸収体の幅を調整することによって、低剛性部の持ち上がり度合いを調整することができる。
<請求項5記載の発明>
前記吸収体は、前記薄肉部及び厚肉部を有する立体的形状に積繊された繊維集合体により形成されている、請求項2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
(作用効果)
このような吸収体は、低剛性部及び高剛性部のズレが無く、製造効率良く製造できるため好ましい。
<請求項6記載の発明>
前記低剛性部は、前記吸収体における腹側部分から背側部分にかけて形成されており、
前記脚周り弾性伸縮部材は、前記腹側部分の低剛性部と重なる部位からこれよりも胴開口部側における腹側部分の側部又はその近傍まで、及び前記背側部分の低剛性部と重なる部位からこれよりも胴開口部側における背側部分の側部又はその近傍までの部分にそれぞれ設けられており、
これら腹側部分に位置する脚周り弾性伸縮部材の股間側端と、背側部分に位置する脚周り弾性伸縮部材の股間側端とが前後方向に離間している、
請求項1〜5のいずれか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
(作用効果)
このように構成されていると、股間部における低剛性部が不必要に収縮変形せず、股間部の装着感が悪化しないため好ましい。
<請求項7記載の発明>
前記内装体における、前記吸収体の低剛性部に、前後方向に沿って弾性収縮する補助弾性伸縮部が設けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
(作用効果)
このような補助弾性伸縮部は吸収体の低剛性部を持ち上げる作用を有する。よって、このような補助弾性伸縮部を有することによって、脚周り弾性伸縮部材による収縮力を適切な範囲に抑えながら、吸収体の低剛性部の持ち上がり力をより一層強くすることができる。
以上のとおり、本発明によれば、吸収体の両側部を弾性伸縮部材によって持ち上げることにより、吸収性能を低下させずに股間へのフィット性を改善するにあたり、外装シートの脚開口部及び内装体の股間部を適切な位置に保持できるようになる、等の利点がもたらされる。
以下、本発明に係るパンツ型使い捨て紙おむつの一例について、添付図面を参照しつつ詳説する。なお、以下の説明において、「前後方向」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味し、「上下方向」とはおむつの装着状態、すなわちおむつの前身頃両側部と後身頃量側部を重ね合わせるようにおむつを股間部で2つに折った際に胴回り方向と直交する方向、換言すればウエスト開口部WO側と股間部側とを結ぶ方向を意味する。
図1〜図10は、パンツ型使い捨ておむつの一例を示している。このパンツ型使い捨ておむつは、製品外面(裏面)をなす外装シート12と、内面(表面)側の内装体200とから構成されているものである。内装体200は、尿等の排泄物等を吸収保持する部分であり、外装シート12は着用者に装着するための部分である。
(内装体)
内装体200は任意の形状を採ることができるが、図示の形態では長方形である。内装体200は、図3〜図5に示されるように、身体側となる表面シート30と、液不透過性シート11と、これらの間に介在された吸収要素50とを備えている。また、表面シート30を透過した液を速やかに吸収要素50へ移行させるために、表面シート30と吸収要素50との間に、中間シート(セカンドシート)40を設けることができる。さらに、内装体200の両脇に排泄物が漏れるのを防止するために、内装体200の両側に、身体側に起立するバリヤーカフス60,61を設けることができる。なお、図示しないが、内装体200の各構成部材は、ホットメルト接着剤などのベタ、ビードまたはスパイラル塗布などにより、適宜相互に固定することができる。また、内装体200は、メカニカルファスナーや粘着材を用い、外装シート12に対して着脱自在に取り付けることもできる。
(表面シート)
表面シート30は、液を透過する性質を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンボンド法、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、エアスルー法、ポイントボンド法、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
また、表面シート30は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートからなるものであってもよい。同様に、表面シート30は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
バリヤーカフス60,61を設ける場合、表面シート30の両側部は、液不透過性シート11とバリヤーカフス60,61との間を通して、吸収要素50の裏側まで回りこませ、液の浸透を防止するために、液不透過性シート11及びバリヤーカフス60,61に対してホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。これにより、内装体200の両側部の剛性が向上するという効果も得られる。
(中間シート)
表面シート30を透過した液を速やかに吸収体へ移行させるために、表面シート30より液の透過速度が速い、中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。この中間シート40は、液を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した液の吸収体からの「逆戻り」現象を防止し、表面シート30上を常に乾燥した状態とすることができる。中間シート40は省略することもできる。
中間シート40としては、表面シート30と同様の素材や、スパンレース、スパンボンド、SMS、パルプ不織布、パルプとレーヨンとの混合シート、ポイントボンド又はクレープ紙を例示できる。特にエアスルー不織布が嵩高であるため好ましい。エアスルー不織布には芯鞘構造の複合繊維を用いるのが好ましく、この場合芯に用いる樹脂はポリプロピレン(PP)でも良いが剛性の高いポリエステル(PET)が好ましい。目付けは20〜80g/m2が好ましく、25〜60g/m2がより好ましい。不織布の原料繊維の太さは2.2〜10dtexであるのが好ましい。不織布を嵩高にするために、原料繊維の全部又は一部の混合繊維として、芯が中央にない偏芯の繊維や中空の繊維、偏芯且つ中空の繊維を用いるのも好ましい。
図示の形態の中間シート40は、吸収体55の幅より短く中央に配置されているが、全幅にわたって設けてもよい。中間シート40の長手方向長さは、吸収体55の長さと同一でもよいし、液を受け入れる領域を中心にした短い長さ範囲内であってもよい。
(液不透過性シート)
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この不透液性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
液不透過性シート11は、防漏性を高めるために、吸収要素50の両側を回りこませて吸収要素50の表面シート30側面の両側部まで延在させるのが好ましい。これにより、内装体200の両側部の剛性が向上するという効果も得られる。この延在部の幅は、左右それぞれ5〜20mm程度が適当である。
また、液不透過性シート11の内面または外面には、印刷や着色によるデザインを施しても良い。さらに液不透過性シート11の外側に、外装シート12とは別部材の、印刷または着色を施したデザインシートを貼り付けても良い。また、液不透過性シート11の内側に、液分の吸収により色が変化する排泄インジケータ80を設けることができる。
(バリヤーカフス)
バリヤーカフス60は、内装体200の両側部に沿って前後方向全体にわたり延在する帯状部材であり、表面シート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を遮断し、横漏れを防止するために設けられているものである。本実施の形態のバリヤーカフス60は、内装体200の側部から起立するように設けられ、付け根側の部分は幅方向中央側に向かって斜めに起立し、中間部より先端側の部分は幅方向外側に向かって斜めに起立するものである。
より詳細には、バリヤーカフス60は、内装体200の前後方向長さに等しい長さを有する帯状のバリヤーシート62を幅方向に折り返して二つに折り重ねるとともに、折り返し部分及びその近傍のシート間に、細長状弾性伸縮部材63を長手方向に沿って伸張状態で、幅方向に間隔をあけて複数本固定してなるものである。バリヤーカフス60のうち幅方向において折り返し部分と反対側の端部は内装体200の側縁部の裏面に固定された取付部分65とされ、この取付部分65以外の部分は取付部分65から突出する突出部分66(折り返し部分側の部分)とされている。また、突出部分66のうち前後方向両端部は、取付部分65から内装体200の側部を通り表面シート30の側部表面まで延在し且つこの表面シート30の側部表面に対してホットメルト接着剤やヒートシールによる前後固定部67固定された付け根側部分と、この付け根側部分の先端から幅方向外側に折り返され且つ付け根側部分に固定された先端側部分とからなる。突出部分のうち前後方向中間部は非固定の自由部分(内側自由部分)とされ、この自由部分に前後方向に沿う細長状弾性部材63が伸張状態で固定されている。
バリヤーシート62としてはスパンボンド不織布(SS、SSS等)やSMS不織布(SMS、SSMMS等)、メルトブロー不織布等の柔軟で均一性・隠蔽性に優れた不織布に、必要に応じてシリコンなどにより撥水処理を施したものを好適に用いることができ、繊維目付けは10〜30g/m2程度とするのが好ましい。細長状弾性伸縮部材63としては糸ゴム等を用いることができる。スパンデックス糸ゴムを用いる場合は、太さは420〜1120dtexが好ましく、620〜940dtexがより好ましい。固定時の伸長率は、150〜350%が好ましく、200〜300%がより好ましい。また、図示のように、二つに折り重ねたバリヤーシートの間に防水フィルムを介在させることもできる。
バリヤーカフス60の自由部分に設けられる細長状弾性伸縮部材63の本数は2〜6本が好ましく、3〜5本がより好ましい。配置間隔60dは3〜10mmが適当である。このように構成すると、細長状弾性伸縮部材63を配置した範囲で肌に対して面で当たりやすくなる。先端側だけでなく付け根側にも細長状弾性伸縮部材63を配置しても良い。
バリヤーカフス60の取付部分65の固定対象は、内装体200における表面シート30、液不透過性シート11、吸収要素50等適宜の部材とすることができる。
かくして構成されたバリヤーカフス60では、細長状弾性伸縮部材63の収縮力が前後方向両端部を近づけるように作用するが、突出部分66のうち前後方向両端部が起立しないように固定されるのに対して、それらの間は非固定の自由部分とされているため、自由部分のみが図3に示すように身体側に当接するように起立する。特に、取付部分65が内装体200の裏面側に位置していると、股間部及びその近傍においてバリヤーカフス60が幅方向外側に開くように起立するため、バリヤーカフス60が脚周りに面で当接するようになり、フィット性が向上するようになる。
バリヤーカフス60の寸法は適宜定めることができるが、乳幼児用紙おむつの場合は、例えば図7に示すように、バリヤーカフス60の起立高さ(展開状態における突出部分66の幅方向長さ)W6は15〜60mm、特に20〜40mmであるのが好ましい。また、バリヤーカフス60をトップシート30表面と平行になるように、平坦に折り畳んだ状態において最も内側に位置する折り目間の離間距離W3は60〜190mm、特に70〜140mmであるのが好ましい。
なお、図示形態と異なり、内装体200の左右各側において二重にバリヤーカフスを設けることもできる。
(吸収要素)
吸収要素50は、吸収体55と、この吸収体55の全体を包む包被シート58とを有する。包被シート58は省略することもできる。
(吸収体)
吸収体55は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。吸収体55中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
特徴的には、図6等に示すように、吸収体55は、両側部の前後方向全体にわたり設けられた左右一対の低剛性部55tと、これら低剛性部55t間の部分である高剛性部55fとを有している。このような低剛性部55tを有していると、脚周りに当る低剛性部55tが高剛性部55fとの境界を折り目として身体側に折れ曲がり易くなる。特に図示例の低剛性部55tは、股間部と対応する部分がその前後両側の部分に対して幅方向中央側に脚周りに沿うように膨出しており、この部分では脚周りに沿って曲線状に延在する境界を折り目として身体側に折れ曲がるようになる。
低剛性部55tの寸法は適宜定めることができる。例えば、左右の低剛性部55tの最小間隔W1は、装着者の股間幅に合わせて定めることができ、吸収体55の股間部の幅をW2としたとき、次の範囲にあるのが好ましい。また、低剛性部55tの前後方向長さL7は、吸収体55の全長をL8としたとき、次の範囲にあるのが好ましい。
70mm ≦ W1 < W2 ≦ 190mm …(1)
0.5 ≦ W1/W2 ≦ 0.85 …(2)
120mm ≦ L7 ≦ L8 …(3)
低剛性部55tは例えば次の方法により形成することができる。すなわち、第1の方法は、図1〜図10に示されるように、第1の吸収体56と、第1の吸収体56とは別体をなし、第1の吸収体56の表面にホットメルト接着剤等により固定された第2の吸収体57とで吸収体55を構成し、少なくとも股間部において、第2の吸収体57の幅を第1の吸収体56よりも狭くし、第1の吸収体56と第2の吸収体57とが重ならない薄肉部分により低剛性部55tを形成し、第1の吸収体56と第2の吸収体57とが重なる厚肉部分により高剛性部55fを形成する形態である。図示例では、第1の吸収体56は内装体200の幅方向全体にわたる略矩形状をなしており、第2の吸収体57は周縁が、第1の吸収体56の周縁よりも内側に位置し、股間部の両側部に脚周りに沿う括れ部を有する形状(略砂時計形状)をなしている。この吸収体55は、周縁部全体が薄肉の低剛性部分55tになるとともに、脚周りに沿う部分では低剛性部分55tが幅方向中央側に膨出するようになる。これと異なり、脚周りに沿う部分を除いて第2の吸収体57の周縁を第1の吸収体の周縁に合せる(全幅、全長を合せる)ことで、脚周りに沿う部分にのみ低剛性部55tを形成することができる(図示略)。また、図11に示すように、第2の吸収体57として、少なくとも股間部において第1の吸収体56よりも幅の狭い矩形状の吸収体57を用いこともでき、この場合、第1の吸収体56のうち第2の吸収体の側方に食み出る薄肉部分が低剛性部55tとなり、両吸収体56,57が重なる厚肉部分が高剛性部55fとなる。
第2の方法は、図12及び図13に示すように、第1の吸収体56と、第1の吸収体56とは別体をなし、第1の吸収体56の裏面にホットメルト接着剤等により固定された第2の吸収体57と、第1の吸収体56及び第2の吸収体57とは別体をなし、第1の吸収体57の表面に固定された第3の吸収体59とで、吸収体55を構成し、第1の吸収体56のうち第2の吸収体57及び第3の吸収体59と重ならない部分、第1の吸収体56のうち第2の吸収体57と重ならないが第3の吸収体59と重なる部分が低剛性部55tをなし、第1の吸収体56、第2の吸収体57及び第3の吸収体59の重なり部分が高剛性部55fをなしており、第1の吸収体56のうち第2の吸収体57及び第3の吸収体59と重ならない両側部55eの剛性が、第1の吸収体56のうち第2の吸収体57と重ならないが第3の吸収体59と重なる中間部55mの剛性より低く、第2の吸収体57のうち第3の吸収体59と重ならない部分が低剛性部55tをなし、第2の吸収体57のうち第1の吸収体56と重ならない部分の剛性が、第2の吸収体57のうち第3の吸収体59と重ならないが第1の吸収体56と重なる部分の剛性より低い形態である。
図示例では、第1の吸収体56は略矩形状をなしており、第3の吸収体59は略矩形状をなし、周縁が第1の吸収体56の周縁よりも内側に位置しており、第2の吸収体57は股間部の両側部に脚周りに沿う括れ部を有する形状(略砂時計形状)をなしており、股間部における最小幅は第1の吸収体56及び第3の吸収体59よりも狭くなっている。
第3の方法は、吸収体55を製造するにあたり、低剛性部をなす薄肉部55t及び高剛性部をなす薄肉部55fを有する立体的形状に積繊する形態である。この場合、低剛性部55t及び高剛性部55fのズレが無く、製造効率良く製造できるため好ましい。
かくして構成された吸収体55では、剛性差により低剛性部55tが持ち上がり易くなるだけでなく、持ち上がった低剛性部55tの先端が脚の付根に対して柔軟にフィットするようになるため好ましい。このような剛性差は、第1の吸収体56及び第2の吸収体57の素材を異ならしめたり(例えば第1の吸収体56をフィラメント集合体により形成し、第2の吸収体57をパルプの積繊体により形成する)、目付けを異ならしめたり、密度を異ならしめたり、又は第1の吸収体56及び第2の吸収体57を異なる包被シートで個別に包んだり(例えば第1の吸収体56を不織布により包み、第2の吸収体57を薄葉紙で包む)する等により生み出すことができる。剛性はJIS K 7171(プラスチック‐曲げ剛性の試験方法)に準拠した前述の方法により測定することができ、低剛性部55tの剛性は5〜35cN/50mm、特に10〜25cN/50mmが好ましく、高剛性部55fの剛性は15〜50cN/50mm、特に20〜35cN/50mmが好ましい。また、通常の場合、低剛性部55t及び高剛性部55fにおける剛性差は10〜25cN/50mmとするのが好ましい。なお、吸収体55が第2の方法によって形成されている場合には、中間部55mの剛性は10〜40cN/50mm程度、特に15〜30cN/50mm程度とするのが適当である。
(高吸収性ポリマー粒子)
吸収体55には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子の粒径は、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、1000μm以下、特に150〜400μmのものが望ましい。高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
高吸収性ポリマーとしては、抗菌物質と一体化したものを用いることができる。特に、ゼオライト中のイオン交換可能なイオンの一部または全部を銀イオンで置換してなるゼオライト粒子(以下、これを抗菌消臭性ゼオライトという)を高吸収性ポリマー中に含有させるか、あるいは抗菌消臭性ゼオライト粒子を高吸収性ポリマー粒子の表面に静電気により付着させてなる、抗菌消臭性高吸収性ポリマー粒子が好適である。
高吸収性ポリマー粒子としては、吸水速度が40秒以下のものが好適に用いられる。吸水速度が40秒を超えると、吸収体55内に供給された液が吸収体55外に戻り出てしまう所謂逆戻りを発生し易くなる。
また、高吸収性ポリマー粒子としては、ゲル強度が1000Pa以上のものが好適に用いられる。これにより、嵩高な吸収体55とした場合であっても、液吸収後のべとつき感を効果的に抑制できる。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量は、当該吸収体55の用途で要求される吸収量に応じて適宜定めることができる。したがって一概には言えないが、50〜350g/m2とすることができる。ポリマーの目付け量が50g/m2未満では、吸収量を確保し難くなる。350g/m2を超えると、効果が飽和する。
必要であれば、高吸収性ポリマー粒子は、吸収体55の平面方向で散布密度あるいは散布量を調整できる。たとえば、液の排泄部位を他の部位より散布量を多くすることができる。男女差を考慮する場合、男用は前側の散布密度(量)を高め、女用は中央部の散布密度(量)を高めることができる。また、吸収体55の平面方向において局所的(例えばスポット状)にポリマーが存在しない部分を設けることもできる。
(包被シート)
包被シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
複数の吸収体を重ねて用いる場合、全ての吸収体を一枚の包被シート58で一体的に包む形態の他、個々の吸収体を別々の包被シート58でそれぞれ包む形態や、一部の複数の吸収体と他の一つ又は複数の吸収体とを別々の包被シート58でそれぞれ包む形態も採用することができる。
(外装シート)
外装シート12は、股間部から腹側に延在する腹側部分Fと、股間部から背側に延在する背側部分Bとを有し、これら腹側部分Fの両側部と背側部分Bの両側部とが接合されて、図8及び図9に示すように、装着者の胴を通すための胴開口部WO及び脚を通すための左右一対の脚開口部LOが形成されているものである。符号12Aは接合部分を示している(以下、この部分をサイドシール部ともいう)。
外装シート12は、胴開口部WOから脚開口部LOの上端に至る前後方向範囲として定まる胴周り部Tと、脚開口部LOを形成する部分の前後方向範囲として定まる中間部Lとを有する。胴周り部Tは、概念的に「ウエスト側端部」Wと「胴周り下部」Uとに分けることができる。これらの前後方向の長さは、製品のサイズによって異なり、適宜定めることができるが、一例を挙げると、ウエスト側端部Wは15〜40mm、胴周り下部Uは65〜120mmとすることができる。一方、中間部Lの両側縁は被着者の脚周りに沿うように括れており、ここが着用者の脚を入れる部位となる。この結果、外装シート12は、全体としては略砂時計形状をなしている。外装シート12の括れの程度は適宜定めることができ、最も幅が狭い部分では内装体200の幅より狭くすることもできるが、最も幅が狭い部分でも内装体200の幅以上となるように定めるのが好ましい。
外装シート12は、図3〜図5に示されるように、二枚のシート状資材12S,12Hをホットメルト接着剤等の接着剤により張り合わせて形成されるものであり、内側に位置する内側シート状資材12Hはウエスト開口部WOの縁までしか延在していないが、外側シート状資材12Sは内側シート状資材12Hのウエスト側の縁を回り込んでその内側に折り返されており、この折り返し部分12rは内装体20のウエスト側端部上までを被覆するように延在され、対向面にホットメルト接着剤等により固定されている。
シート状資材12S,12Hとしては、シート状資材であれば特に限定無く使用できるが、不織布であるのが好ましい。不織布は、その原料繊維が何であるかは特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。不織布を用いる場合、その坪量は10〜30g/m2程度とするのが好ましい。
そして、外装シート12には、胴回りに対するフィット性を高めるために、両シート状資材12S,12H間に糸ゴム等の細長状弾性伸縮部材15〜19が所定の伸張率で設けられている。細長状弾性伸縮部材15〜19としては、合成ゴムを用いても、天然ゴムを用いても良い。外装シート12の両シート状資材12S,12Hの貼り合せや、その間に挟まれる細長状弾性伸縮部材15〜19の固定にはホットメルト接着またはヒートシールや超音波接着を用いることができる。外装シート12全面を強固に固定するとシートの風合いを損ねるため好ましくない。これらを組合せ、細長状弾性伸縮部材15〜19の接着は強固にし、それ以外の部分は接着しないか弱く接着するのが好ましい。
より詳細には、背側部分B及び腹側部分Fのウエスト端部(上端部)Wにおける内側シート状資材12Hの内側面と外側シート状資材12Sの折り返し部分12rの外側面との間には、幅方向全体にわたり連続するように、複数のウエスト部弾性伸縮部材17,18が上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸張率で幅方向に沿って伸張された状態で固定されている。また、ウエスト部弾性伸縮部材17,18のうち、胴周り下部Uに隣接する領域に配設される1本または複数本については、内装体200と重なっていてもよいし、内装体200と重なる幅方向中央部を除いてその幅方向両側にそれぞれ設けてもよい。このウエスト弾性伸縮部材17,18としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、4〜12mmの間隔で3〜22本程度、それぞれ伸張率150〜400%、特に220〜320%程度で固定するのが好ましい。また、ウエスト部弾性伸縮部材17,18は、その全てが同じ太さと伸張率にする必要はなく、例えばウエスト側端部Wの上部と下部で弾性伸縮部材の太さと伸張率が異なるようにしてもよい。
また、腹側部分F及び背側部分Bの胴周り下部Uにおける内側シート状資材12Hの外側面と外側シート状資材12Sの内側面との間には、内装体200と重なる幅方向中央部を除いて、その上側および幅方向両側の各部位に、幅方向全体にわたり連続するように、複数の細長状弾性伸縮部材15,19が上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸張率で幅方向に沿って伸張された状態で固定されている。
胴回り下部Uの細長状弾性伸縮部材15,19としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、1〜15mm、特に3〜8mmの間隔で5〜30本程度、それぞれ伸張率200〜350%、特に240〜300%程度で固定するのが好ましい。
なお、図示のように、胴回り下部Uの細長状弾性伸縮部材15,19が、内装体200と重なる幅方向中央部を除いてその幅方向両側にそれぞれ設けられていると、内装体200が幅方向に必要以上に収縮することがなく、モコモコと見た目が悪かったり吸収性が低下したりすることがないため好ましい。この形態には、幅方向両側にのみ弾性伸縮部材が存在する形態の他、内装体200を横切ってその幅方向一方側から他方側まで弾性伸縮部材が存在しているが、内装体200と重なる幅方向中央部では弾性伸縮部材が切断され、伸縮力が作用しない(実質的には、弾性伸縮部材を設けないことに等しい)ように構成されている形態も含まれる。また、図示例のように、胴回り下部Uの細長状弾性伸縮部材15,19が、内装体200の側縁部の吸収体55の低剛性部55tに対応する部分の少なくとも一部と重なり、中央部の高剛性部55fに対応する部分とは重ならないように設けられているのが好ましい。さらに、吸収体55の周縁部全体が低剛性部分55tとなっている場合には、胴回り下部Uの細長状弾性伸縮部材15,19のうち少なくとも1本が内装体200の前後端部の吸収体の低剛性部55に対応する部分を横切ってその幅方向一方向から他方向まで設けられていると、内装体200の股間部を除く前後の部分の周縁部(低剛性部分55tに対応する部分)が、胴回り下部Uの細長状弾性伸縮部材15,19によって身体に押しつけられるため、内装体200の着用者の身体へのフィット性が向上し、効果的に漏れ防止を図ることができる。もちろん細長状弾性伸縮部材15,19の配設形態は上記例に限るものではなく、胴回り下部Uの幅方向全体にわたり伸縮力が作用するように、胴回り下部Uの細長状弾性伸縮部材15,19の一部または全部を、内装体200を横切ってその幅方向一方側から他方側まで設けることもできる。
特徴的には、外装シート12における各脚開口部LOに沿って、腹側部分Fの低剛性部55tと重なる部位からこれよりも胴開口部側における腹側部分Fの側部(又はその近傍でも良い)まで、及び背側部分Bの低剛性部55tと重なる部位からこれよりも胴開口部側における背側部分Bの側部(又はその近傍でも良い)までの部分に、脚周り弾性伸縮部材16が脚開口部LOの縁に沿う方向に伸張した状態で固定されている。脚周り弾性伸縮部材16としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを一本、又は複数本も受ける場合には3〜6mm程度の間隔で平行に2〜3本程度、それぞれ伸張率150〜400%、特に220〜320%程度で固定するのが好ましい。
脚周り弾性伸縮部材16の配置は適宜定めることができる。図14及び図15に示すように、左右の各側の脚周り弾性伸縮部材16が、各脚開口部LOに沿って腹側部分Fから背側部分Bにわたり連続する形態としても良いが、図2に示すように、腹側部分Fの低剛性部55tと重なる部位からこれよりも胴開口部側における腹側部分Fの側部(又はその近傍でも良い)まで、及び背側部分Bの低剛性部55tと重なる部位からこれよりも胴開口部側における背側部分Bの側部(又はその近傍でも良い)までの部分にそれぞれ設け、これら腹側部分に位置する脚周り弾性伸縮部材の股間側端と、背側部分に位置する脚周り弾性伸縮部材の股間側端とを前後方向に離間させるのが好ましい。この離間距離16dは5〜15mm程度とするのが好ましい。また、脚周り弾性伸縮部材16は脚開口部LOに沿って低剛性部55tから胴周り部Tの側部までの部分に設けられる限り、図14及び図15に示すように途中で高剛性部55fと重なる部分を通過しても良いが、図2に示すように、脚周り弾性伸縮部材16の全体が高剛性部55と重なる部分よりも幅方向外側を通過し、高剛性部55fと重ならない方が好ましい。
また、吸収体55における外装シート12と重なる領域のうち、少なくとも低剛性部55tは、包被シート58、液不透過性シート11、及びバリヤーカフス60のバリヤーシート62を介して、外装シート12に対して間接的に固定されている。この固定にはホットメルト接着剤等の接着剤を用いることができる。これにより、吸収体55の低剛性部55tが外装シート12と一体化され、外装シート12に伴って動くことができる。
そして、以上のように構成されたおむつでは、図10に示すように、脚周り弾性伸縮部材16の収縮力によって、外装シート12の股間部が脚開口部に沿ってウエスト側に持ち上げられるとともに、この外装シート12に対して固定された吸収体55の低剛性部55tが高剛性部55fとの境界(脚周りに沿う)を折り目として身体側に折れ曲がる。つまり、吸収体55の低剛性部55tと外装シート12とが一体化された状態で動くため、吸収体55の低剛性部55tと外装シート12との相対位置がずれず、外装シート12の脚開口部LOや内装体200の股間部が身体の適切な部位にフィットし、漏れや装着感の悪化が発生し難い。
また、吸収体55が第2の方法により形成されている場合には、図13に示すように、低剛性部55tのうち第2の吸収体57と重ならないが第3の吸収体59と重なる部分が外装シート12に伴って第3の吸収体59側に持ち上がるものの、その持ち上がりが第3の吸収体59の両側部によって抑えられる。その結果、低剛性部55tが中間部55m及び両側部55eの二段階で持ち上がるようになる。そしてこの場合、第3の吸収体59の幅を調整することによって、低剛性部55tの持ち上がり度合いを調整することができる。さらに、吸収体55の股間部を除く前後部では、吸収体55が下層から上層に向かって段階的に小さくなる形態を取っているため、前述の胴回り下部Uの細長状弾性伸縮部材15,19が内装体200の吸収体の股間部を除く前後の部分の周縁部(低剛性部分55tに対応する部分)を押さえる配設形態と組み合わせれば、内装体200のフィット性をより向上させることができる。なおこの場合は、吸収体55の大きさが段階的に小さくなる形態であれば、下層から上層に向かって小さくなるものに限らず、上層から下層に向かって小さくなる場合でも、同様の効果を得ることができる。
(その他)
吸収体55の低剛性部55tの持ち上がりが不足する場合、脚周り弾性伸縮部材16による収縮力のみを強くすると、脚周りの締め付けがきつくなり過ぎるおそれがある。よって、必要に応じて、図16及び図17に示すように、吸収体55の低剛性部55tに、脚回り弾性伸縮部材16と交差して前後方向に沿って弾性収縮する補助弾性伸縮部70を設けるのは好ましい。この補助弾性伸縮部70は、低剛性部55tの裏面又は表面側に糸ゴム等の細長状弾性伸縮部材を前後方向に伸張した状態で固定することにより構成しても良いが、低剛性部55tを構成する繊維が崩れるおそれがあるため、ネット状、シート状あるいはリボン状の弾性伸縮部材を設けるのが好ましい。低剛性部55tに伸縮性ホットメルト樹脂を所定部位に塗布含浸させ、固化に伴う伸縮特性の発現により、弾性部材を伸張状態で固定したのと同様の伸縮部70を設けてもよい。
このような補助弾性伸縮部70は吸収体55の低剛性部55tを持ち上げる作用を有する。よって、このような補助弾性伸縮部70を有することによって、脚周り弾性伸縮部材16による収縮力を適切な範囲に抑えながら、吸収体55の低剛性部55tの持ち上がり力をより一層強くすることができる。
補助弾性伸縮部70の配置は適宜定めることができ、図17に示すように低剛性部55tの側端部にのみ線状に設ける他、図18(a)に示すように低剛性部55tの側端に近づくにつれて前後方向長さが長くなる平面形状(図示例は三角形)に設けることもできる。また、図18(b)に示すように前後方向に沿う線状の補助弾性伸縮部70を低剛性部55tの幅方向に間隔を空けて複数本設け、低剛性部55tの側端に近いものほど前後方向長さを長くすることもできる。さらに、図18(c)及び(d)に示すように、低剛性部55tの幅方向中央側の縁の形状に沿って線状に補助弾性伸縮部70を設けることもできる。補助弾性伸縮部70として糸ゴムを用いる場合は、太さ470〜1240dtex程度のものを、3〜6mmの間隔で片側1〜6本程度、それぞれ伸張率150〜250%程度で固定するのが好ましく、糸ゴム以外の弾性伸縮部材を用いる場合は、これに準じたものであればよい。
パンツ型使い捨ておむつの内面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 パンツ型使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 図1の3−3断面図である。 図1の4−4断面図である。 図1の5−5断面図である。 パンツ型使い捨ておむつの要部のみを寸法とともに示す、おむつを展開した状態における平面図である。 パンツ型使い捨ておむつの要部のみを寸法とともに示す、断面図である。 製品状態の正面図である。 製品状態の背面図である。 低剛性部が持ち上がった状態を示す断面図である。 他のパンツ型使い捨ておむつの要部のみを示す、おむつを展開した状態における平面図である。 他のパンツ型使い捨ておむつの要部のみを示す、おむつを展開した状態における平面図である。 吸収体部分の断面図である。 他のパンツ型使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 図14の形態の低剛性部が持ち上がった状態を示す断面図である。 他の吸収体例を示す平面図である。 図16の形態の低剛性部が持ち上がった状態を示す断面図である。 各種の吸収体例を示す平面図である。
100…胴回り部、11…液不透過性シート、12…外装シート、16…脚周り弾性伸縮部材、200…内装体、30…トップシート、40…中間シート、50…吸収要素、52…繊維、54…高吸収性ポリマー粒子、55…吸収体、55t…低剛性部、55f…高剛性部、56…第1の吸収体、57…第2の吸収体、58…包被シート、59…第3の吸収体、60…側部バリヤーカフス、62…バリヤーシート。

Claims (7)

  1. 股間部から腹側に延在する腹側部分と、股間部から背側に延在する背側部分とを有し、これら腹側部分の両側部と背側部分の両側部とが接合されてサイドシール部が形成され、胴開口部及び左右一対の脚開口部が形成された外装シートと、
    液透過性表面シートと裏面側シートとの間に吸収体が介在されてなり、前記外装シートの内面における背側部分から股間部を通り腹側部分までを覆うように形成された内装体と、
    を備えたパンツ型使い捨ておむつにおいて、
    前記吸収体は、その両側部における少なくとも股間部に設けられた左右一対の低剛性部と、これら低剛性部間の部分であり低剛性部よりも剛性の高い高剛性部とを有し、前記低剛性部と前記高剛性部との境界を折り目として身体側に折れ曲がり易くなっており、
    前記吸収体における前記外装シートと重なる領域のうち、少なくとも前記低剛性部は前記外装シートに対して固定されており、
    前記外装シートにおける各脚開口部に沿って、少なくとも、股間部における前記吸収体の低剛性部と重なる部位からウエスト側に向かいつつ前記吸収体の側縁を横切って腹側部分のサイドシール部又はその近傍まで、及び股間部における前記吸収体の低剛性部と重なる部位からウエスト側に向かいつつ前記吸収体の側縁を横切って背側部分のサイドシール部又はその近傍までの部分に、脚周り弾性伸縮部材が脚開口部の縁に沿う方向に伸張した状態で固定されており、
    前記脚周り弾性伸縮部材の収縮力によって、前記外装シートの股間部が脚開口部に沿ってウエスト側に持ち上げられるとともに、この外装シートに対して固定された前記吸収体の低剛性部が高剛性部との境界を折り目として身体側に折れ曲がるように構成されている、
    ことを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。
  2. 前記低剛性部は厚みの薄い薄肉部からなり、前記高剛性部は前記低剛性部よりも厚みの厚い厚肉部からなり、前記吸収体は、前記薄肉部が前記厚肉部との段差部を折り目として身体側に折れ曲がり易くなっている、請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  3. 前記吸収体は、第1の吸収体と、第1の吸収体とは別体をなし、第1の吸収体の表面に固定された第2の吸収体とを有し、
    少なくとも股間部において、第2の吸収体の幅が第1の吸収体よりも狭く、第1の吸収体と第2の吸収体とが重ならない部分が前記低剛性部をなし、第1の吸収体と第2の吸収体との重なり部分が前記高剛性部をなしている、
    請求項2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  4. 前記吸収体は、第1の吸収体と、第1の吸収体とは別体をなし、第1の吸収体の裏面に固定された第2の吸収体と、前記第1の吸収体及び第2の吸収体とは別体をなし、第1の吸収体の表面に固定された第3の吸収体とを有し、
    少なくとも股間部において、第2の吸収体の幅が第1の吸収体よりも狭く、且つ第3の吸収体の幅が第2の吸収体より広いが第1の吸収体より狭く、第1の吸収体のうち第2の吸収体及び第3の吸収体と重ならない部分、第1の吸収体のうち第2の吸収体と重ならないが第3の吸収体と重なる部分が前記低剛性部をなし、第1の吸収体、第2の吸収体及び第3の吸収体の重なり部分が前記高剛性部をなしており、
    前記第1の吸収体のうち第2の吸収体及び第3の吸収体と重ならない部分の剛性が、第1の吸収体のうち第2の吸収体と重ならないが第3の吸収体と重なる部分の剛性より低い、
    請求項2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  5. 前記吸収体は、前記薄肉部及び厚肉部を有する立体的形状に積繊された繊維集合体により形成されている、請求項2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  6. 前記低剛性部は、前記吸収体における腹側部分から背側部分にかけて形成されており、
    前記脚周り弾性伸縮部材は、前記腹側部分の低剛性部と重なる部位からこれよりも胴開口部側における腹側部分の側部又はその近傍まで、及び前記背側部分の低剛性部と重なる部位からこれよりも胴開口部側における背側部分の側部又はその近傍までの部分にそれぞれ設けられており、
    これら腹側部分に位置する脚周り弾性伸縮部材の股間側端と、背側部分に位置する脚周り弾性伸縮部材の股間側端とが前後方向に離間している、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  7. 前記内装体における、前記吸収体の低剛性部に、前後方向に沿って弾性収縮する補助弾性伸縮部が設けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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