JP3710392B2 - 紙おむつ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0003】
本願発明は、着用者に対するフィット性を向上させるとともに体液の漏れを確実に防止し得るようにした紙おむつに関するものである。
【従来の技術】
【0004】
一般に、使い捨てされる紙おむつは、着用者側に位置する液透過性のトップシートと、反着用者側に位置する液不透過性のバックシートと、これら両シート間であって胴回り部および脚回り部の中央部に介在させた吸収体とを備えて構成されており、背面側となる胴回り部の幅方向両端部に付設された両面粘着テープを前面側となる胴回り部に接合するようにしている。
【0005】
そして、図15に示すように、胴回り部A,Aおよび脚回り部Bには、幅方向に延びる多数の胴回り用および脚回り用弾性伸縮部材4,4・・および5,5・・(例えば、糸ゴムや伸縮性のあるフィルム等)を配設して、該胴回り用および脚回り用弾性伸縮部材4,4・・および5,5・・により胴回り部A,Aおよび脚回り部Bが着用者の胴体および臀部に確実にフィットした状態で装着されるようにしている。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、上記した従来の紙おむつの場合、胴回り用および脚回り用弾性伸縮部材4,4・・および5,5・・が吸収体3に対応する部分にも配設されているため、胴回り用および脚回り用弾性伸縮部材4,4・・および5,5・・の伸縮作用により吸収体3が矢印G1およびG2で示すように縮んでしまう。すると、胴回り用弾性伸縮部材4,4・・が配設されている部分においても皺ができるが、特に脚回り用弾性伸縮部材5,5・・の伸縮によって吸収体3において体液が溜まる部分となる前後方向中央部が縮んで皺ができてしまい、吸収体3と臀部とのフィット性が損なわれ、液漏れを起こし易くなるという不具合が生じることがある。
【0007】
また、従来の紙おむつにおいては、吸収体の両外側縁において着用者側に突出するように設けられる立体ギャザーの間隔が吸収体3の縮みにより小さくなってしまい、左右にズレて装着した場合には立体ギャザーが股間部に食い込んでしまい、漏れの原因となっていた。
【0008】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、着用者に対するフィット性を向上させるとともに体液の漏れを確実に防止し得るようにすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明では、上記課題を解決するための手段として、着用者側に位置する液透過性のトップシートと、反着用者側に位置する液不透過性のバックシートと、これらの両シート間であって胴回り部および脚回り部の中央部に介在させた吸収体とを備えた紙おむつにおいて、前記胴回り部のみに、幅方向に延びる多数の胴回り用弾性伸縮部材を配設するとともに、該胴回り用弾性伸縮部材のうち前記吸収体に対応して配設されたものを、前記バックシート側から形成される多数の貫通穴あるいは窪み穴により切断している。
【0010】
上記のように構成したことにより、脚回り部には弾性伸縮部材が配設されないこととなるところから、吸収体が縮んで吸収性を損なうということがなくなり、液漏れの心配もなくなる。しかも、胴回り用弾性伸縮部材の伸縮性によって、胴回り部が着用者の胴回りに良好にフィットすることとなるとともに、吸収体と対応する部分における胴回り用弾性伸縮部材がバックシート側から形成される多数の貫通穴あるいは窪み穴により切断されることとなっているところから、吸収体が縮んで吸収性を損なうということもなくなり、液漏れの心配もなくなる。また、胴回り用弾性伸縮部材がバックシート側から形成される多数の貫通穴あるいは窪み穴により切断されることとなっているため、通気性が良好となる。
【0011】
請求項2の発明では、上記課題を解決するための手段として、着用者側に位置する液透過性のトップシートと、反着用者側に位置する液不透過性のバックシートと、これらの両シート間であって胴回り部および脚回り部の中央部に介在させた吸収体とを備えた紙おむつにおいて、前記胴回り部に、幅方向に延びる多数の胴回り用弾性伸縮部材を配設する一方、前記脚回り部に、該脚回り部の口縁に沿って該脚回り部における前後方向略中央部において前記吸収体を跨いで幅方向に連結された脚回り用弾性伸縮部材を配設するとともに、前記胴回り用弾性伸縮部材および/又は前記脚回り用弾性伸縮部材のうち前記吸収体に対応して配設されたものを、前記バックシート側から形成される多数の貫通穴あるいは窪み穴により切断している。
【0012】
上記のように構成したことにより、胴回り用弾性伸縮部材および脚回り用弾性伸縮部材の伸縮性によって、胴回り部および脚回り部が着用者の胴回りおよび脚回りにそれぞれ良好にフィットすることとなるとともに、吸収体と対応する部分における胴回り用弾性伸縮部材および/又は脚回り用弾性伸縮部材がバックシート側から形成される多数の貫通穴あるいは窪み穴により切断されることとなっているところから、吸収体が縮んで吸収性を損なうということもなくなり、液漏れの心配もなくなる。また、胴回り用弾性伸縮部材および/又は脚回り用弾性伸縮部材がバックシート側から形成される多数の貫通穴あるいは窪み穴により切断されることとなっているため、通気性が良好となる。
【発明の実施の形態】
【0013】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0014】
第1の実施の形態(参考例1)
図1ないし図4には、本願発明の第1の実施の形態(参考例1)にかかる紙おむつが示されている。
【0015】
この紙おむつは、パンツ式とされており、図1および図2に示すように、着用者側に位置する液透過性のトップシート1と、反着用者側に位置する液不透過性のバックシート2と、これら両シート1,2間であって胴回り部A,Aおよび脚回り部Bの中央部に介在させた吸収体3とを備えて構成されている。
【0016】
前記バックシート1は、2枚の通気・液透過性の不織布を積層固定してなり、これらの不織布間には、前身頃と後身頃とにおいて胴回りのフィット性を高めるために、前記胴回り部A,Aにおける幅方向端部から少なくとも前記吸収体3の外側縁3a,3aに至る部分に、幅方向に延びる多数の胴回り用弾性伸縮部材4,4・・が配設されており、少なくとも胴回り用弾性伸縮部材4,4・・の伸縮により吸収体3を幅方向に収縮させることがないようにされている。この胴回り用弾性伸縮部材4,4・・は糸ゴム等からなっており、その間隔および本数は適宜定められるが、例えば4〜6mm程度の間隔で、5〜7本程度とするのが好ましい。なお、吸収体3のないフラップ部の各々幅方向に50%以上胴回り用弾性伸縮部材4,4・・を設けるのが、胴回りのフィット性をより一層向上させる上で望ましい。
【0017】
また、前記脚回り部Bには、該脚回り部Bの口縁に沿って該脚回り部Bにおける前後方向略中央部において少なくとも前記吸収体3の外側縁3aに至る脚回り用弾性伸縮部材5,5・・が配設されており、少なくとも脚回り用弾性伸縮部材5,5・・の伸縮により吸収体3を幅方向に収縮させることがないようにされている。該脚回り用弾性伸縮部材5,5・・は、糸ゴム等からなっており、脚回りのフィット性を高める作用をなす。
【0018】
前記吸収体3は、図1および図2に示すように、不織布などからなり、着用者の肌に直接触れる長方形形状の液透過性のトップシート1と、該吸収体3の裏面から表面側に回り込んで表面側両側部を額巻き形態で覆っている長方形形状の液不透過性の防水フィルム6とに包まれて吸収主体Cを構成しており、ある程度の剛性を有する長方形形状とされている。これらは、ホットメルト接着剤(図中×印で示しているのが接着部分である)により接着一体化されている。前記吸収体3としては、解繊パルプを主体とし、高分子吸収ポリマーを併用したものが好ましく、クレープ紙7に巻き込んだ形態として与えられる。また、前記防水フィルム6としては、ポリエチレンフィルムなどが用いられる。なお、吸収能力を高める必要がある場合には、図2に示すように、液透過性のトップシート1と吸収体3との間に液透過性のセカンドシート1′を介在させるのが望ましい。
【0019】
上記吸収主体Cは、前記防水フィルム6の両側部をわずかだけ残してほぼ裏面全体が前記バックシート2に対してホットメルト接着剤により接着一体化されている。
【0020】
また、前記胴回り用および脚回り用弾性伸縮部材4,4・・および5,5・・の内端部は、前記吸収体3の外側縁3aより内方に位置せしめられている。さらに、前記胴回り用弾性伸縮部材4,4・・のうち胴回り部Aの口縁に設けられるものは前記吸収体3と重合しないようにされている。なお、胴回り用および脚回り用弾性伸縮部材4,4・・および5,5・・の内端部を吸収体3の外側縁3aより外側に位置させる場合もある。
【0021】
さらにまた、前記胴回り部A,Aにおける幅方向両端部同士を超音波シールや熱溶融などの接合手段により接合(この接合部を図1に符号10で示している)することとされている。
【0022】
この吸収主体Cの両側部(具体的には、吸収体3の左右両側部)には、防漏を目的として、本体から着用者側に起立する立体ギャザーD,Dがそれぞれ形成されており、該立体ギャザーDは、実質的に幅方向に連続した起立用シート8と、該起立用シート7内に配設された糸ゴムからなる弾性伸縮部材9,9・・とによって構成されている。前記起立用シート8は、液不透過性あるいは疎水性の二重シートからなっている。
【0023】
前記立体ギャザーDの起立点Pは、前記吸収体3下部における外側縁3aから内方に寄った位置とされるが、図2に示すように、吸収体3の外側縁3aから少し内方に寄った位置とする場合もあれば、図3に示すように、吸収体3の外側縁3aから大きく内方に寄った位置とする場合もある。また、図4に示すように、立体ギャザーDの立ち上がり部の中間部位から外側へ屈曲させる場合もある。このようにすると、立体ギャザーDの吸収体外側縁3aからの立ち上がり寸法があまり大きくならないため、立体ギャザーD,D間の寸法Lを大きくできる。すると、装着がズレても股間部Hへ食い込んだりすることがなくなる。なお、立体ギャザーD,D間の寸法Lを50mm以上とするのが股間部Hへの食い込みを防止する上から望ましい。
【0024】
上記のように構成した紙おむつにおいては、次のような作用効果が得られる。
【0025】
脚回り用弾性伸縮部材5,5・・の伸縮性によって、脚回り部Bが着用者の脚回りに良好にフィットすることとなるとともに、吸収体3と対応する部分に脚回り用弾性伸縮部材5,5・・が配設されていないところから、吸収体3が縮んで吸収性を損なうということもなくなり、液漏れの心配もなくなる。
【0026】
また、胴回り用弾性伸縮部材4,4・・の伸縮性によって、胴回り部A,Aが着用者の胴回りに良好にフィットすることとなるとともに、吸収体3と対応する部分に胴回り用弾性伸縮部材4,4・・が配設されていないところから、吸収体3が縮んで吸収性を損なうということもなくなり、液漏れの心配もなくなる。
【0027】
しかも、胴回り用および脚回り用弾性伸縮部材4,4・・および5,5・・の内端部を、前記吸収体3の外側縁3aより内方に位置せしめたことにより、吸収体3の吸収性を損なわない範囲で、胴回り用および脚回り用弾性伸縮部材4,4・・および5,5・・を幅方向にできるだけ広く配設することができることとなる。従って、着用者へのフィット性がより一層向上することとなる。
【0028】
第2の実施の形態(実施例1)
図5および図6には、本願発明の第2の実施の形態(実施例1)にかかる紙おむつが示されている。
【0029】
この場合、脚回り部Bには、該脚回り部Bの口縁に沿って該脚回り部Bにおける前後方向略中央部において吸収体3を跨いで幅方向に連結された脚回り用弾性伸縮部材5,5・・が配設されている。また、胴回り部Aには、幅方向に延びる多数の胴回り用弾性伸縮部材4,4・・が配設されている。そして、該胴回り用弾性伸縮部材4,4・・および脚回り用弾性伸縮部材5,5・・のうち吸収体3に対応して配置されたものには、伸縮性を低下させる伸縮性低下手段Eが施されている。この場合、該伸縮性低下手段Eとして、前記胴回り用弾性伸縮部材4,4・・および脚回り用弾性伸縮部材5,5・・を切断する手段が採用されている。このようにすると、胴回り用弾性伸縮部材4,4・・および脚回り用弾性伸縮部材5,5・・の伸縮性によって、胴回り部A,Aおよび脚回り部Bが着用者の胴回りおよび脚回りに良好にフィットすることとなるとともに、吸収体3と対応する部分における胴回り用弾性伸縮部材4,4・・および脚回り用弾性伸縮部材5,5・・における伸縮性が、伸縮性低下手段Eである切断手段により低下せしめられることとなる。従って、吸収体3が縮んで吸収性を損なうということもなくなり、液漏れの心配もなくなる。しかも、胴回り用弾性伸縮部材4,4・・および脚回り用弾性伸縮部材5,5・・を切断するだけで、該胴回り用弾性伸縮部材4,4・・および脚回り用弾性伸縮部材5,5・・の伸縮性が低下させることができることとなり、低コストで製造することができる。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態(参考例1)におけると同様なので説明を省略する。
【0030】
ついで、図7ないし図12を参照して、本実施の形態(本実施例1)にかかる紙おむつにおける弾性伸縮部材の切断方法について詳述する。
【0031】
所定幅の帯状の下シート21が、図示しないホットメルト接着剤塗工機により、接着剤塗布部22と非塗布部23とが交互に設けられつつ、図中右側から左側(矢印で示すように)へ向かって走行している。なお、接着剤をシート長手方向に連続して塗布する場合もある。
【0032】
複数本の弾性伸縮部材4,4・・は、図示しない伸縮部材ロールから繰り出され、図示しないテンションロールを通ることによって所定のテンションがかけられた状態で、案内ガイド31によって案内されながら、前記下シート21へと貼着される。このとき、上シート41と下シート21とで弾性伸縮部材4,4・・を挟み込み、プレスロール32,32の間を通過させることにより、これらが圧着され、接着剤塗布部22において上シート41、下シート21および弾性伸縮部材4,4・・が接着されることとなる。かくして、上下シート41,21に弾性伸縮部材4,4・・あるいは5,5・・が挟み込まれた積層体(即ち、紙おむつにおいてはバックシート2となる)が形成される。
【0033】
続いて、この積層体であるバックシート2は、表面に複数の切断凸部51,51・・を間隔をおいて配列した第1のロール52と、前記切断凸部51,51・・が挿入される凹部53,53・・(図9参照)を有する第2のロール54との間に挿入され、その際に当該バックシート2に前記切断凸部51,51・・が差し込まれることにより弾性伸縮部材4,4・・あるいは5,5・・が切断されるとともにバックシート2に穴が形成される。
【0034】
本実施の形態(本実施例1)においては、バックシート2の搬送方向に適宜の間隔をおいて弾性伸縮部材4,4・・あるいは5,5・・の切断および穴X,X・・の形成を行うべく、第1のロール52は、その周方向の一部に設けられた張り出し面55においてのみ第2のロール54の外周面に接するように構成されており、この張り出し面55にのみ切断凸部51,51・・が形成されている。従って、図8(イ)に示すように、張り出し面55が第2のロール54と対向しない状態では、第1および第2のロール52,54は離間しており、弾性伸縮部材4,4・・あるいは5,5・・の切断および穴X,X・・の形成は行われないが、両ロール52,54の回転によって、図8(ロ)に示すように、張り出し面55が第2のロール54と対向する位置にきたときには、第1のロール52の張り出し面55が第2のロール54と当接し、その際には図9に示すように、張り出し面55上の切断凸部51,51・・がバックシート2に差し込まれ、弾性伸縮部材4,4・・あるいは5,5・・が切断されるとともに穴X,X・・が形成される。この際、第2のロール54の凹部基端部56が、図示するように開口側に向かうにつれて拡径したテーパ状に形成されていると、より確実且つ奇麗に穴が形成される利点がある。
【0035】
また、前記切断凸部51,51・・は、行列状に配列することもできるが、より確実に弾性伸縮部材4,4・・を切断するためには、図10に示すように、千鳥状に配列するのが好ましい。この場合、第1のロール52の軸方向および周方向ピッチP1,P2は、所望の穴ピッチと等しくする。なお、一列における切断凸部51,51・・の数は、切断すべき弾性伸縮部材4,4・・あるいは5,5・・の本数等で、適宜設定すると良い。また、切断凸部51,51・・のロール軸方向列の数は、接着剤非塗布部23の長さに応じて適宜設定することができる。特に、各ロール軸方向列における切断凸部51,51・・間の隙間にその周方向前後列の切断凸部51,51・・が周方向において重なるように、切断凸部51,51・・のサイズ・配置を定めるのが好ましく、その場合、弾性伸縮部材4,4・・あるいは5,5・・を切断し損なうことが実質的になくなる。
【0036】
上記した千鳥配列を採用した場合のより詳細な切断態様が図11に示されている。
【0037】
図中、下に向かってバックシート2が走行しているものとする。符号22が接着剤塗布部、23が接着剤非塗布部である。左側の弾性伸縮部材4あるいは5は、最も近くのシール部61(前記切断凸部51に対応する)で切断されて、その端部4aあるいは5aは引張状態から開放され、シートに接合固定されている弾性伸縮部材4あるいは5の方へと収縮する。上流側の切断凸部51による切断が完了する前に残りの弾性伸縮部材4あるいは5が下流側のシール部63(後側の切断凸部51に対応する)に捕捉されていれば、両切断凸部51,51間にあった弾性伸縮部材4あるいは5は、上流側の切断凸部51による切断時に、シール部63側に収縮する。残りの弾性伸縮部材4あるいは5が下流側の切断凸部51に捕捉される前に上流側の切断凸部51による切断が完了してしまった場合には、より下流側の接着剤塗布部22に存在している弾性伸縮部材(図示しない)の方へ収縮することとなる。また、右側の弾性伸縮部材4あるいは5も最も近いシール部62で切断され、その端部4aあるいは5aが収縮することとなる。
【0038】
かくして形成されたバックシート2においては、切断凸部51の差し込みにより確実に弾性伸縮部材4あるいは5が切断されるだけでなく、貫通または窪み穴が形成されることにより通気性が良好なものとなる。
【0039】
上記切断方法においては、下記(イ)〜(チ)のような変形も可能である。
【0040】
(イ) 第1および第2のロール52,54の少なくとも一方に加熱手段を備え、弾性伸縮部材4あるいは5の溶断および上下シート41,21のシールを行うように構成することもできる。具体的には、これらのロール52,54近傍に、棒状のシーズヒータを設けたり、高周波による加熱手段、遠赤外線ヒータ、オイルヒータ等の別の加熱手段を併用しても良い。なお、上記実施の形態においては、ピンや刃部等の切断凸部51を用いているので、軽い加圧のみで弾性伸縮部材4あるいは5の切断を行うことができ、その場合には上下シート41,21のヒートシールの無い柔軟なバックシート2を製造できる。
【0041】
また、図7において、第1のロール52と第2のロール54の位置が逆の構成も採用可能である。
【0042】
(ロ) 下シート21、上シート41としては、不織布、プラスチックフィルム、編み物、織物、紙等が使用可能である。素材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、セルロース、レーヨン等、適宜公知の素材を単独であるいは2種類以上を混合して用いることができる。
【0043】
(ハ) 各シート41,21が既に何枚かのシートが積層された多層シートであってもよい。
【0044】
(ニ) 弾性伸縮部材4としては、切断可能な素材(例えば、熱可塑性ポリウレタン、各種エラストマー、ゴム類等)で、例えば糸状、帯状、ネット状のものが利用可能である。なお、上記実施の形態においては、弾性伸縮部材4あるいは5を複数平行に取り付けているが、1本だけを取り付けるようにすることも可能である。
【0045】
(ホ) 図7においては、シート41,21の幅方向中央部に弾性伸縮部材4あるいは5を接着する例を示したが、シート41,21の端部近傍に接着する構成であっても良い。エンボスパターンの配設部を、弾性伸縮部材4あるいは5の取付位置に合わせて変更すれば良い。
【0046】
(ヘ) 接着剤は、上下シート41,21のいずれか一方もしくは両方に塗布することができる。また、弾性伸縮部材4あるいは5に接着剤を塗布することもできる。さらに、接着剤は、シート等に対して、長手方向に沿って不連続もしくは連続に、または一部、全部もしくは一部を除いて全体的に塗布することもできる。
【0047】
(ト) 図12(イ)〜(ニ)に示すように、切断部位は、接着剤塗布部Yであっても良いし、接着剤非塗布部Zであっても良い。
【0048】
(チ) 上記実施の形態においては、上下一対のシート41,21間に弾性伸縮部材4あるいは5を挟み込む形態を示したが、図12(イ)、(ロ)に示すように、一枚のシート又は多層シート上に弾性伸縮部材を配置固定するようにしてもよい。
【0049】
第3の実施の形態(参考例2)
図13には、本願発明の第3の実施の形態(参考例2)にかかる紙おむつが示されている。
【0050】
この場合、胴回り部A,Aのみには、吸収体3における両外側縁3a.3aに対応していない部位を除いて幅方向に延びる多数の胴回り用弾性伸縮部材4,4・・が配設されている。この場合、前記胴回り用弾性伸縮部材4,4・・の内端部は、前記吸収体3の外側縁3aより内方に位置せしめられている。つまり、脚回り部Bには弾性伸縮部材が配設されないこととなっているのである。このようにすると、脚回り部Bには弾性伸縮部材が配設されないこととなるところから、吸収体3が縮んで吸収性を損なうということがなくなり、液漏れの心配もなくなる。しかも、胴回り用弾性伸縮部材4,4・・の伸縮性によって、胴回り部Aが着用者の胴回りに良好にフィットすることとなるとともに、吸収体3の外側縁3aを除く部分には弾性伸縮部材が配設されないこととなり、吸収体3が縮んで吸収性を損なうということもなくなって、液漏れの心配もなくなる。また、本実施の形態においては、胴回り用弾性伸縮部材4,4・・の内端部を、吸収体3の外側縁3aより内方に位置させているため、吸収体3の吸収性を損なわない範囲で、弾性伸縮部材4,4・・を幅方向にできるだけ広く配設することができることとなり、着用者へのフィット性がより向上する。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態(参考例1)におけると同様なので説明を省略する。
【0051】
第4の実施の形態(実施例2)
図14には、本願発明の第4の実施の形態(実施例2)にかかる紙おむつが示されている。
【0052】
この場合、胴回り部A,Aのみには、幅方向に延びる多数の胴回り用弾性伸縮部材4,4・・が配設されており、該胴回り用弾性伸縮部材4,4・・のうち吸収体3に対応して配設されたものには、伸縮性を低下させる伸縮性低下手段Eが施されている。該伸縮性低下手段Eとしては、第2の実施の形態において説明したと同様に、前記胴回り用弾性伸縮部材4,4・・を切断する手段が採用されている。このようにすると、脚回り部Bには弾性伸縮部材が配設されないこととなるところから、吸収体3が縮んで吸収性を損なうということがなくなり、液漏れの心配もなくなる。しかも、胴回り用弾性伸縮部材4,4・・の伸縮性によって、胴回り部Aが着用者の胴回りに良好にフィットすることとなるとともに、吸収体3と対応する部分における胴回り用弾性伸縮部材4,4・・に、伸縮性を低下させる伸縮性低下手段Eが施されているところから、吸収体3が縮んで吸収性を損なうということもなくなり、液漏れの心配もなくなる。また、本実施の形態においては、伸縮性低下手段Eとして、前記胴回り用弾性伸縮部材4,4・・を切断する手段を採用しているため、胴回り用弾性伸縮部材4,4・・を切断するだけで、該胴回り用弾性伸縮部材4,4・・の伸縮性が低下させることができることとなり、低コストで製造することができる。その他の構成および作用効果は、第1および第2の実施の形態(参考例1および実施例1)におけると同様なので説明を省略する。
【発明の効果】
【0053】
請求項1の発明によれば、着用者側に位置する液透過性のトップシートと、反着用者側に位置する液不透過性のバックシートと、これらの両シート間であって胴回り部および脚回り部の中央部に介在させた吸収体とを備えた紙おむつにおいて、前記胴回り部のみに、幅方向に延びる多数の胴回り用弾性伸縮部材を配設するとともに、該胴回り用弾性伸縮部材のうち前記吸収体に対応して配設されたものを、前記バックシート側から形成される多数の貫通穴あるいは窪み穴により切断して、脚回り部には弾性伸縮部材が配設されないようにしたので、股間部において吸収体が縮んで吸収性を損なうということがなくなり、液漏れの心配もなくなるという効果がある。しかも、胴回り用弾性伸縮部材の伸縮性によって、胴回り部が着用者の胴回りに良好にフィットすることとなるとともに、吸収体と対応する部分における胴回り用弾性伸縮部材がバックシート側から形成される多数の貫通穴あるいは窪み穴により切断されることとなっているところから、吸収体が縮んで吸収性を損なうということもなくなり、液漏れの心配もなくなるという効果もある。また、胴回り用弾性伸縮部材がバックシート側から形成される多数の貫通穴あるいは窪み穴により切断されることとなっているため、通気性が良好となるという効果もある。
【0054】
請求項2の発明によれば、着用者側に位置する液透過性のトップシートと、反着用者側に位置する液不透過性のバックシートと、これらの両シート間であって胴回り部および脚回り部の中央部に介在させた吸収体とを備えた紙おむつにおいて、前記胴回り部に、幅方向に延びる多数の胴回り用弾性伸縮部材を配設する一方、前記脚回り部に、該脚回り部の口縁に沿って該脚回り部における前後方向略中央部において前記吸収体を跨いで幅方向に連結された脚回り用弾性伸縮部材を配設するとともに、前記胴回り用弾性伸縮部材および/又は前記脚回り用弾性伸縮部材のうち前記吸収体に対応して配設されたものを、前記バックシート側から形成される多数の貫通穴あるいは窪み穴により切断しているので、胴回り用弾性伸縮部材および脚回り用弾性伸縮部材の伸縮性によって、胴回り部および脚回り部が着用者の胴回りおよび脚回りにそれぞれ良好にフィットすることとなるとともに、吸収体と対応する部分における胴回り用弾性伸縮部材および/又は脚回り用弾性伸縮部材がバックシート側から形成される多数の貫通穴あるいは窪み穴により切断されることとなっているところから、吸収体が縮んで吸収性を損なうということもなくなり、液漏れの心配もなくなるという効果がある。また、胴回り用弾性伸縮部材および/又は脚回り用弾性伸縮部材がバックシート側から形成される多数の貫通穴あるいは窪み穴により切断されることとなっているため、通気性が良好となるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】 本願発明の第1の実施の形態(参考例1)にかかる紙おむつの展開状態平面図である。
【図2】 本願発明の第1の実施の形態(参考例1)にかかる紙おむつの要部拡大断面図である。
【図3】 本願発明の第1の実施の形態(参考例1)にかかる紙おむつの他の例を示す要部拡大断面図である。
【図4】 本願発明の第1の実施の形態(参考例1)にかかる紙おむつのもう一つの他の例を示す要部拡大断面図である。
【図5】 本願発明の第2の実施の形態(実施例1)にかかる紙おむつの展開状態平面図である。
【図6】 本願発明の第2の実施の形態(実施例1)にかかる紙おむつの要部拡大断面図である。
【図7】 本願発明の第2の実施の形態(実施例1)にかかる紙おむつにおけるバックシートを製造するための製造装置を示す斜視図である。
【図8】 図7の製造装置における第1および第2のロールの動作態様を説明する説明図であり、(イ)は非切断状態を示し、(ロ)は切断状態を示している。
【図9】 図7の製造装置における切断時の状態を説明する説明図である。
【図10】 図7の製造装置の第1のロールにおける切断凸部の配列例を示す平面図である。
【図11】 図7の製造装置における切断態様を示す拡大平面図である。
【図12】 伸縮性シートの各種積層構造を示す説明図である。
【図13】 本願発明の第3の実施の形態(参考例2)にかかる紙おむつの展開状態平面図である。
【図14】 本願発明の第4の実施の形態(実施例2)にかかる紙おむつの展開状態平面図である。
【図15】 従来公知の紙おむつの展開状態平面図である。
【符号の説明】
【0056】
1はトップシート、2はバックシート、3は吸収体、3aは外側縁、4は胴回り用弾性伸縮部材、5は脚回り用弾性伸縮部材、51は切断凸部、52は第1のロール、53は凹部、54は第2のロール、Aは胴回り部、Bは脚回り部、Cは吸収主体、Dは立体ギャザー、Eは伸縮性低下手段、Pは起立点。
Claims (2)
- 着用者側に位置する液透過性のトップシートと、反着用者側に位置する液不透過性のバックシートと、これらの両シート間であって胴回り部および脚回り部の中央部に介在させた吸収体とを備えた紙おむつであって、前記胴回り部のみには、幅方向に延びる多数の胴回り用弾性伸縮部材を配設するとともに、該胴回り用弾性伸縮部材のうち前記吸収体に対応して配設されたものを、前記バックシート側から形成される多数の貫通穴あるいは窪み穴により切断したことを特徴とする紙おむつ。
- 着用者側に位置する液透過性のトップシートと、反着用者側に位置する液不透過性のバックシートと、これらの両シート間であって胴回り部および脚回り部の中央部に介在させた吸収体とを備えた紙おむつであって、前記胴回り部には、幅方向に延びる多数の胴回り用弾性伸縮部材を配設する一方、前記脚回り部には、該脚回り部の口縁に沿って該脚回り部における前後方向略中央部において前記吸収体を跨いで幅方向に連結された脚回り用弾性伸縮部材を配設するとともに、前記胴回り用弾性伸縮部材および/又は前記脚回り用弾性伸縮部材のうち前記吸収体に対応して配設されたものを、前記バックシート側から形成される多数の貫通穴あるいは窪み穴により切断したことを特徴とする紙おむつ。
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