JP2013123449A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】フィット性やクッション性に優れ,製造が容易であり,しかも,弾性伸縮部材自体の柔軟性が高いギャザー部を有し,着用者の身体に対するフィット性を高めるためにギャザー部の伸縮率を高めた場合であっても,着用感が良好な使い捨ておむつを提供することを解決課題とする。
【解決手段】第1のシート部1と第2のシート部2の間に弾性伸縮部材3が配設されたギャザー部10を有する使い捨ておむつに関する。弾性伸縮部材3は,伸長状態において,弾性伸縮部材の長手方向に沿って,複数の開口部31が形成されており,収縮状態となると,開口部31が,弾性伸縮部材3が伸長状態である場合と比較して,幅狭となる。このため,弾性伸縮部材3が収縮すると,ギャザー部10には,開口部31が形成されていた箇所に,クッション部11が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は,着用者の股下に装着され,尿などの液体を吸収し保持するための使い捨ておむつに関する。具体的に説明すると,本発明の使い捨ておむつは,例えば,脚部周りギャザーや,腰周りギャザー,立体ギャザーのようなギャザー部の構造に特徴を有する。
従来から,使い捨ておむつの脚部周りや,腰周り,又は吸収体に沿って起立する防漏壁として,ギャザー部を設けることが知られている。ギャザー部は,一般的に,二枚のシート材の間に伸長状態で弾性伸縮部材を接着することにより形成される。ギャザー部では,弾性伸縮部材が収縮すると,弾性伸縮部材を挟持する二枚のシート材が撓み,各シート材に複数の細かい皺が形成される。このように,弾性伸縮部材の伸縮性を利用して,シート材に皺を形成することにより,着用者の肌とシート材との密着性を高めつつ,シート材の柔軟性を確保することができるため,使い捨ておむつの着用感を向上させることができる。
ギャザー部の代表例は,脚部周りギャザー,腰周りギャザー,及び立体ギャザーである。脚部周りギャザーは,使い捨ておむつの脚部周りの開口部に沿って弾性伸縮部材を配設することにより形成されたものである。脚部周りギャザーを形成することで,着用者の両脚部との密着性が向上し,脚部周りの開口部から尿などが漏れ出す事態を防止することができる。また,腰周りギャザーは,使い捨ておむつの腰周りの開口部に沿って弾性伸縮部材を配設することにより形成されたものである。腰周りギャザーを形成することで,着用者の腰部との密着性が向上し,腰周りの開口部からの尿漏れを防止しつつ,使い捨ておむつがズレ下がらないように,使い捨ておむつを着用者の身体にフィットさせることができる。さらに,立体ギャザーは,使い捨ておむつの吸収体の両側縁部に沿って形成されるものである。立体ギャザーは,弾性伸縮部材が収縮する際の収縮力を利用して,着用者の肌に接する方向に起立し,尿漏れを防止する防漏壁として機能する。例えば,これらの各種ギャザー部を備える使い捨ておむつの例は,特開2011−050484号公報(特許文献1)や,特開2010−035726号公報(特許文献2)等に開示されている。
一方,上述した通り,ギャザー部は,シート材が着用者の肌に密着するよう機能するものであるため,高い柔軟性やクッション性を有することが必要である。しかし,単に,二枚のシート材の間に弾性伸縮部材を配置しただけでは,ギャザー部の伸縮性を向上させることはできても,柔軟性やクッション性が不十分となる場合がある。例えば,弾性伸縮部材による締め付けが強過ぎる場合,着用者の肌にゴム跡が残る恐れがある。また,弾性伸縮材部材は,シート材との固定に際し,接着剤の塗布や熱融着等によって硬くなり易いため,おむつの柔軟性や触感が損なわれる恐れがある。さらに,弾性伸縮材自体の肌触りが硬いものであると,着用者の肌を傷つけてしまうという不具合があった。
このため,従来から,使い捨ておむつに形成されたギャザー部の伸縮性を維持しつつ,柔軟性やクッション性を改善するための種々の提案がなされている。例えば,特開2008−136793号公報(特許文献3)には,2枚のシート材の間に複数の弾性伸縮部材を固定して形成されたギャザー部の例が開示されている。特許文献3では,複数の弾性伸縮部材を2枚のシート材の間に固定しつつ,弾性伸縮部材の間の領域において,2枚のシート材を間欠的に接合することで,シート材間に空間を形成し,ギャザー部自体のクッション性を高める技術が提案されている。
特開2011−050484号公報 特開2010−035726号公報 特開2008−136793号公報
しかしながら,上記特許文献3のように,シート材の接合態様に工夫を施し,ギャザー部のクッション性等を高める技術は,2枚のシートの間欠的な接合部を通らないように,弾性伸縮部材を配する必要がある。このような特殊な構造は,製造に際して精密な接合技術を要し,製造が困難になるという問題がある。
また,一般的に,着用者の身体の密着性を高めるために,ギャザー部を形成する箇所によっては,弾性伸縮部材の伸縮率を高める必要がある。ただし,弾性伸縮部材の伸縮率を高めると,着用者の身体の密着性は高まるものの,張り詰めた弾性部材がシート材を介して肌に当接し,痛みや不快感を与える恐れがある。このような場合,弾性伸縮部材自体が十分な柔軟性を有することが求められるが,上記特許文献3に開示された技術は,弾性伸縮部材自体の柔軟性が考慮されておらず,この点において,十分な性能を有するものではなかった。
このため,現在では,フィット性やクッション性に優れ,製造が容易であり,しかも,弾性伸縮部材自体の柔軟性が高いギャザー部を有し,着用者の身体に対するフィット性を高めるためにギャザー部の伸縮率を高めた場合であっても,着用感が良好な使い捨ておむつが求められている。
そこで,本発明の発明者は,上記の従来発明の問題点を解決する手段について鋭意検討した結果,複数の開口部が形成された弾性伸縮部材をシート材によって挟持してギャザー部を形成し,弾性伸縮部材が収縮した際に,ギャザー部に複数のクッション部が形成されるようにすることで,弾性伸縮部材自体の柔軟性を高めつつ,弾性伸縮部材が収縮した際に,ギャザー部のクッション性を向上させることができるという知見を得た。そして,本発明者は,このような知見に基づけば,上記従来技術の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。
具体的に本発明は,以下の構成を有する。
本発明は,使い捨ておむつに関する。本発明の使い捨ておむつは,ギャザー部10を有する。ギャザー部10は,第1のシート部1と,第2のシート部2と,両シート部の間に配設された弾性伸縮部材3を有する。第1のシート部1と第2のシート部2の間に配設する弾性伸縮部材3の数は,1つであってもよいし,2つ以上であってもよい。
ここで,弾性伸縮部材3は,伸長状態において,弾性伸縮部材の長手方向に沿って,複数の開口部31が形成されている。
また,弾性伸縮部材3は,収縮状態において,開口部31が,弾性伸縮部材3が伸長状態である場合と比較して,幅狭となる。
そして,ギャザー部10は,弾性伸縮部材3が収縮したときに,複数の開口部31が形成された箇所において,第1のシート部1及び第2のシート部2が撓み,複数のクッション部11が形成される。
上記構成のように,本発明では,伸長状態において複数の開口部が形成された弾性伸縮部材を,第1のシート部と第2のシート部によって挟持する。そして,弾性伸縮部材が収縮すると,開口部が形成されていた箇所に,クッション性の高い皺(クッション部)が形成されるようになっている。このため,本発明によれば,ギャザー部のクッション性を高めることができるため,着用感に優れた使い捨ておむつを提供できる。さらに,弾性伸縮部材に開口部を設けることで,弾性伸縮部材自体の柔軟性が向上し,ギャザー部の肌触りが良好なものとなる。このため,着用者の身体に対するフィット性を高めるために,弾性伸縮部材の伸縮率を高めた場合であっても,着用者に対し痛みや不快感を与える不具合を回避でき,使い捨ておむつの着用感をより向上させることができる。
本発明において,開口部31は,無端状の開口部であることが好ましい。ここで,「無端状」とは,弾性伸縮部材に形成された開口部が,弾性伸縮部材の端縁にまで達しておらず,開口部の全周囲が閉じたものであることを意味する。
例えば,開口部が弾性伸縮部材の端縁に達していると,部分的に弾性伸縮部材の強度が低下し,弾性伸縮部材に強い引張負荷が掛かった場合に,弾性伸縮部材が破断してしまうような事態が想定される。この点,上記構成のように,開口部を無端状とすることにより,弾性伸縮部材自体が破断しづらくなるため,例えば,使い捨ておむつの着用中に弾性伸縮部材が破断してしまうような事態を防止できる。また,開口部が弾性伸縮部材の端縁に達していると,弾性伸縮部材の端縁に凹凸が生じ,ギャザー部の肌触りが低下する恐れがある。この点,開口部を無端状とすることにより,ギャザー部の肌触りを良好に維持することができるため,着用者に対し不快な刺激を付与することを回避できる。
本発明において,弾性伸縮部材3は,収縮状態において接着剤が塗布され,接着剤が塗布された状態で伸長されて,第1のシート部1及び第2のシート部2の両方又はいずれか一方に,接着されたものであることが好ましい。
上述の通り,本発明の弾性伸縮部材は,伸長状態において開口部が形成されるものである。このため,弾性伸縮部材が収縮した状態のときに接着剤を塗布しておき,接着剤が塗布された弾性伸縮部材を伸長させて,第1のシートや第2のシートに貼着することで,弾性伸縮部材の本体部分(開口部を除く伸縮部分)にのみに,接着剤を塗布することが容易になる。また,伸長状態にある弾性伸縮部材の本体部分にムラ無く接着剤を塗布することができるため,シート部との接着状態が美麗なものとなる。
また,第1のシート部及び第2のシート部の両方に接着固定されているものであってもよいが,ギャザー部は,弾性伸縮部材とシート部の接着の際に用いられる接着剤の量が多いと,接着部位や熱融着部位の固化によって手触りが硬くなり易い。このため,弾性伸縮部材を,第1のシート部1又は第2のシート部2のいずれか一方にのみ接着固定することにより,全体として接着剤の塗布量を減少させて,接着部位の固化によってギャザー部の手触りが悪くなることを抑制できる。従って,ギャザー部の肌触りを良好に維持することが可能である。例えば,ギャザー部のクッション部は,弾性伸縮部材3に接着されたシート部(第1のシート部1及び前記第2のシート部2)に生じるため,弾性伸縮部材3に接着されたシート部を,着用者の肌に当接する面(肌当接面)とすることが,より好ましい。
本発明において,開口部31は,弾性伸縮部材3が収縮状態にあるときに形成された切込み31aが,弾性伸縮部材3が伸長状態となったときに開いたものであってもよい。ここで,「切込み」とは,弾性伸縮部材が収縮状態にあるときには閉じているものの,弾性伸縮部材が伸長状態となったときに開くものを意味する。
上記構成のように,収縮状態にある弾性伸縮部材に切込みを設けると,弾性伸縮部材が伸長したときに,切込みが開いて開口部となる。このように,弾性伸縮部材に切込みを設けるという簡単な作業で,伸長状態の弾性伸縮部材に開口部を形成することができる。
本発明において,開口部31は,弾性伸縮部材3が収縮状態にあるときに形成された孔部31bが,弾性伸縮部材3が伸長状態となったときに開いたものであってもよい。ここで,「孔部」とは,弾性伸縮部材が収縮状態にあるときにも一定幅で開いており,弾性伸縮部材が伸長状態となったときにより広い幅で開くものを意味する。
上記構成のように,収縮状態にある弾性伸縮部材に孔部を形成することにより,弾性伸縮部材が伸長したときに,比較的幅の広い開口部が形成される。このように,弾性伸縮部材が伸長したときの開口部が幅広であると,弾性伸縮部材の柔軟性が高まると共に,ギャザー部に形成される皺のクッション性も高まる。
本発明によれば,フィット性やクッション性に優れ,製造が容易であり,しかも,弾性伸縮部材自体の柔軟性が高いギャザー部を有し,着用者の身体に対するフィット性を高めるためにギャザー部の伸縮率を高めた場合であっても,着用感が良好な使い捨ておむつを提供することができる。
図1は,ギャザー部を形成する工程の例を示している。 図2は,ギャザー部に含まれる弾性伸縮部材の例を示している。図2(a)は,切込みが形成された弾性伸縮部材の例を示している。図2(b)は,所定角度傾斜した切込みが形成された弾性伸縮部材の例を示している。図2(c)は,X字状の切込みが形成された弾性伸縮部材の例を示している。 図3は,ギャザー部に含まれる弾性伸縮部材の例を示している。図3(a)は,矩形の孔部が形成された弾性伸縮部材の例を示している。図3(b)は,円形の孔部が形成された弾性伸縮部材の例を示している。図3(c)は,千鳥状の孔部が形成された弾性伸縮部材の例を示している。 図4は,孔部が形成された弾性伸縮部材の例を示している。図4(a)は,隣接する開口部間の距離が異なる弾性伸縮部材の例を示している。図4(b)は,各開口部の幅が異なる弾性伸縮部材の例を示している。 図5は,本発明の使い捨ておむつの例を示す平面図であり,テープ型の使い捨ておむつの例を示している。 図6は,図5に示されたX−Xの線分における断面図である。 図7は,本発明の使い捨ておむつの例を示す平面図であり,パンツ型の使い捨ておむつの例を示している。 図8は,図7に示されたY−Yの線分における断面図である。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
なお,本願明細書において,「A〜B」とは,「A以上B以下」であることを意味する。
(1.ギャザー部の構成)
本発明は,ギャザー部を備える使い捨ておむつに関するものである。
本発明は,公知となっている種々のタイプの使い捨ておむつに適用することができる。一般的な使い捨ておむつの例は,テープ型の使い捨ておむつと,パンツ型の使い捨ておむつであり,乳幼児用や高齢者用などその用途は限定されない。例えば,パンツ型の使い捨ておむつは,前身頃と後身頃の両側部が予め接合されたタイプの使い捨ておむつである。パンツ型の使い捨ておむつは,腹周り開口部から両脚部を入れ,左右両脚部周りの開口部から,それぞれの脚部を出すことにより,着用することができるものである。また,例えば,テープ型の使い捨ておむつは,後身頃の両側部に止着テープが取り付けられており,着用時に止着テープを利用して前身頃と後身頃を係止させるタイプの使い捨ておむつである。テープ型の使い捨ておむつは,例えば,着用者の背部を後身頃に宛てがい,腹部を前身頃に宛てがったうえで,後身頃に設けられた止着テープを,前身頃に設けられたフロンパッチに止め付けることにより,着用者の身体に装着することができる構造になっている。
また,一般的な使い捨ておむつには,ギャザー部が形成されている。ギャザー部の代表例は,脚部周りギャザー,腰周りギャザー,及び立体ギャザーである。脚部周りギャザーは,使い捨ておむつの脚部周りの開口部に沿って弾性伸縮部材を配設することにより形成されたものである。脚部周りギャザーを形成することで,着用者の両脚部との密着性が向上し,脚部周りの開口部から尿などが漏れ出す事態を防止することができる。また,腰周りギャザーは,使い捨ておむつの腰周りの開口部に沿って弾性伸縮部材を配設することにより形成されたものである。腰周りギャザーを形成することで,着用者の腰部との密着性が向上し,腰周りの開口部からの尿漏れを防止しつつ,使い捨ておむつがズレ下がらないように,使い捨ておむつを着用者の身体にフィットさせることができる。さらに,立体ギャザーは,使い捨ておむつの吸収体の両側縁部に沿って形成されるものである。立体ギャザーは,弾性伸縮部材が収縮する際の収縮力を利用して,着用者の肌に接する方向に起立し,尿漏れを防止する防漏壁として機能する。
本発明のギャザー部は,基本的に,第1のシート部と第2のシート部の間に弾性伸縮部材を配設することで形成されているものであればよく,上記した脚部周りギャザー,腰周りギャザー,及び立体ギャザーのいずれであっても適用することが可能である。
以下,ギャザー部の構成について,図面を用いて具体的に説明する。
図1は,ギャザー部10を形成する工程の一例を説明するための図である。
まず,図1(a)には,収縮状態の弾性伸縮部材3が示されている。弾性伸縮部材3は,平ゴム状の弾性伸縮部材であることが好ましい。平ゴム状の弾性伸縮部材とは,所定の幅,長さ,及び厚みを有する弾性伸縮部材を意味する。また,収縮状態における弾性伸縮部材の幅は,例えば,3mm〜40mm,10mm〜25mmであり,特に12mm〜20mmであることが好ましい。収縮状態における弾性伸縮部材3の長さは,ギャザー部の用途や,弾性伸縮部材の伸縮率によって適宜変更可能である。例えば,収縮状態における弾性伸縮部材3の長さは,100mm〜300mm,120mm〜180mm,又は140mm〜150mmである。また,収縮状態における弾性伸縮部材3の厚みは,例えば,0.1mm〜2mm,0.5mm〜1.5mmであり,特に0.9mm〜1.1mmであることが好ましい。なお,弾性伸縮部材の幅,長さ,及び厚みは,使い捨ておむつ10の大きさや用途によっても適宜変更可能である。
また,弾性伸縮部材3を形成する素材としては,公知のものを採用することができる。例えば,弾性伸縮部材3の素材は,スチレン系ゴム,オレフィン系ゴム,ウレタン系ゴム,エステル系ゴム,ポリウレタン,ポリエチレン,ポリスチレン,スチレンブタジエン,シリコン,及びポリエステルを用いることができる。弾性伸縮部材3の素材は,上記した材料を複合したものであってもよい。また,弾性伸縮部材3の伸縮率は,例えば,110%〜400%,130%〜350%,150%〜300%ものを採用可能である。特に,弾性伸縮部材3の伸縮率は,150%〜250%,又は180%〜200%であることが好ましい。
続いて,図1(b)には,弾性伸縮部材3に,複数の切込み31aが設けられた例が示されている。例えば,複数の切込み31aは,弾性伸縮部材3の長手方向(伸縮方向)に並んで形成されている。また,図1(b)に示されるように,各切込み31aは,弾性伸縮部材3の長手方向に直交する方向(短手方向)に延びて,形成されていることが好ましい。また,切込み31aは,弾性伸縮部材3の幅方向中頃に,弾性伸縮部材3の端縁に至らない長さで形成されていることが好ましい。このような切込み31aは,例えば,カッター等の公知の切断手段を使用して,弾性伸縮部材3に設けることができる。
また,弾性伸縮部材3に切込み31aを形成した段階で,弾性伸縮部材3の片面又は両面に,例えばホットメルト等の接着剤を塗布することとしてもよい。このように,弾性伸縮部材3が伸縮状態にあるときに接着剤を塗布しておくことで,弾性伸縮部材3の本体部分(開口部を除く伸縮部分)にのみに,接着剤を塗布することが容易になる。これにより,弾性伸縮部材を伸長させてシート部に貼り合わせる際,弾性伸縮部材をシート部にムラ無く接着することができる。
次に,図1(c)は,切込み31aを有する弾性伸縮部材3が,伸長した状態を示している。図1(c)に示されるように,切込み31aは,弾性伸縮部材3が伸長すると,弾性伸縮部材3の伸長方向に開く。これにより,伸長状態の弾性伸縮部材3には,開口部31が形成される。図1(c)に示されるように,開口部31は,弾性伸縮部材3の端縁にまで至らないものであり,その全周囲が閉じた無端状のものであることが好ましい。
その後,伸長状態の弾性伸縮部材3は,図1(d)に示されるように,シート材に接着固定される。例えば,シート材は,第1のシート部1及び第2のシート部2とからなる。第1のシート部1と第2のシート部2は,図1(d)に示されるように,一体的に形成された一枚のシート材を形成するものであってもよいし,それぞれ別個独立に設けられたシート材からなるものであってもよい。シート材を形成する材料には,ギャザー部10の用途に応じて,適宜公知の材料を採用できる。シート材の例は,織布,不織布,又は多孔性フィルムである。また,例えばポリプロピレンやポリエチレン,ポリエステル,ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維を親水化処理したものを用いても良い。
次に,図1(e)に示されるように,伸長状態の弾性伸縮部材3は,第1のシート部1及び第2のシート部2の両方,又はいずれか一方に接着固定される。弾性伸縮部材3とシート部との固定は,例えば,収縮状態にある弾性伸縮部材3に接着剤を塗布し,接着剤が塗布された弾性伸縮部材3を伸長させて,伸長した弾性伸縮部材3をシート部に接着させることにより,行われるものであってもよい。また,例えば,伸長状態となった弾性伸縮部材3の両面に,ホットメルト接着剤やその他流動性のある接着剤を塗布し,第1のシート部1及び第2のシート部2の間に接合することとしてもよい。また,例えば,ヒートシールのような熱溶着や超音波溶着により,伸長状態となった弾性伸縮部材3の両面と第1のシート部1及び第2のシート部2を接合することとしてもよい。
一方,弾性伸縮部材3は,例えば,第1のシート部1にのみ接着固定されるものであってもよい。この場合,弾性伸縮部材3の片面(第1のシート部1に当接する面)に,接着剤を塗布するか,弾性伸縮部材3の片面にのみヒートシールのような熱溶着や超音波溶着処理が施される。これにより,第2のシート部2側は,弾性伸縮部材3に接着されなくなる。このため,弾性伸縮部材3に塗布する接着剤の全体量が減少し,結果として,ギャザー部全体が接着剤の固化により硬い手触りになることを防止できる。従って,例えば,敏感な肌を有する幼児に着用される幼児用の使い捨ておむつにおいては,弾性伸縮部材3を第1のシート部1にのみ接着固定することが好ましい。
また,第1のシート部1と第2のシート部2の間に,弾性伸縮部材3が挟持された状態において,第1のシート部1と第2のシート部2の接触箇所を接着することも可能である。特に,弾性伸縮部材3を第1のシート部1にのみ接着固定した場合には,第1のシート部1と第2のシート部2の接触箇所は,接着剤等を用いて,接着することが好ましい。例えば,第1のシート部1と第2のシート部2は,弾性伸縮部材3の幅方向側方部分において,互いに接着されていることが好ましい。これにより,第1のシート部1と第2のシート部2の連動性が高まり,例えば弾性伸縮部材3が収縮した際に,第1のシート部1と第2のシート部2のどちらにも,クッション性の高い皺が形成されるようになる。
最後に,図1(f)には,第1のシート部1及び第2のシート部2の両方,又はいずれか一方に接着固定された弾性伸縮部材3が,収縮した状態が示されている。このとき,伸長状態の弾性伸縮部材3に形成された開口部31は,弾性伸縮部材3が収縮することによって,もとの切込み31aの状態に戻るか,極めて幅狭となる。従って,伸長状態における弾性伸縮部材3の各開口部31に位置していた第1のシート部1や第2のシート部2が撓み,ひだ状のクッション部11が形成される。また,弾性伸縮部材3が第1のシート部1と第2のシート部2のいずれか一方に接着されている場合,ひだ状のクッション部11は,弾性伸縮部材3が接着されたシート部に形成される。クッション部11は,第1のシート部1や第2のシート部2に形成された皺であり,内部が空間となっている。このため,クッション部11は,柔軟性とクッション性に優れ,肌触りが非常に良好である。
このように,弾性伸縮部材3の収縮状態において,ギャザー部10にクッション部11が形成されると,このクッション部11が緩衝材の役割を果たす。このため,ギャザー部10に設けられた弾性伸縮部材3の伸縮作用によって,着用者の身体が締め付けられるような場合であっても,クッション部11が着用者の肌を保護し,着用者に対し不快な刺激を与えることを防止できる。
(2.弾性伸縮部材の構成)
続いて,図2〜図4を参照して,ギャザー部10に含まれる弾性伸縮部材3の具体的な構成を説明する。
図2は,切込み31aが形成された収縮状態の弾性伸縮部材3の例を示している。
まず,図2(a)は,その上段に収縮状態の弾性伸縮部材3を示し,下段に伸長状態の弾性伸縮部材3を示している。図中,符号Rは,収縮状態における弾性伸縮部材3の長さを示している。また,符号LEは,シート材に接着固定される際における伸長状態の弾性伸縮部材3の長さを示している。すなわち,シート材に接着固定される際における弾性伸縮体3の伸縮率(%)は,収縮状態の長さRと伸長状態の長さLEとの割合(LE/R×100)で表される。例えば,弾性伸縮部材3は,伸縮率が110%〜400%,130%〜350%,又は150%〜300%の状態で,シート材に接着固定されることが好ましい。特に,ギャザー部10と着用者の身体の密着性を向上させるためには,弾性伸縮体3の伸縮率が,例えば200%〜400%の状態で,シート材に接着固定されることが好ましい。本発明は,このように,シート材に接着固定される際における弾性伸縮部材3の伸長率を高くした場合であっても,ギャザー部10に形成されるクッション部11の作用により,着用者の肌を保護することができるため,着用者に対し不快な刺激を与えることを回避できる。
図2(a)上段示された例では,各切込み31aが,弾性伸縮部材3の長手方向と直交する方向(短手方向)に延びて形成されている。そして,図2(a)上段に示された弾性伸縮部材3が伸張すると,図2(b)下段に示されるように,切込み31aが開き,開口部31が形成される。図中,符号LAは,伸長状態の弾性伸縮部材3がシート材に接着固定される際における開口部31の幅を示している。開口部31の幅LAは,例えば,3mm〜20mm,又は5mm〜15mmであることが好ましく,8mm〜12mmであることが特に好ましい。また,弾性伸縮部材3に形成された開口部の数をM個とした場合に,開口部31の幅LAに開口部31の個数Mを乗じた値(LA×M)は,上記伸長状態の弾性伸縮部材3の長さLEに対し,例えば10%〜90%,20%〜80%,又は30%〜70%とすることできる。例えば,ギャザー部10により多くのクッション部11を形成し,ギャザー部10のクッション性を高めるためには,上記LA×Mの値を,LEの値に対し,例えば,50%〜90%,60%〜85,又は70%〜80%とすればよい。一方,ギャザー部10にクッション部11を形成しつつ,ギャザー部10の強度を維持するためには,上記LA×Mの値を,LEの値に対し,例えば,10%〜50%,15%〜40%,又は20%〜30%とすればよい。
また,図中,符号Nは,隣接する開口部31間の距離を示している。開口部31間の距離Nは,必要に応じて適宜変更可能であるが,例えば,距離Nは,3mm〜20mm,5mm〜15mm,又は8mm〜12mmであることが好ましい。距離Nが3mm未満であると,隣接する開口部31間の距離が近すぎるため,弾性伸縮部材3に強い引張負荷が掛かった場合に,開口部31間の隙間が破断する恐れがある。一方,距離Nが20mmを超えるものであると,隣接する開口部31間の距離が遠すぎるため,ギャザー部10に十分なクッション性を付与することができない恐れがある。このため,距離Nは,3mm〜20mmとすることが適切である。
また,図中,符号WEは,弾性伸縮部材3の幅を示している。また,符号WAは,弾性伸縮部材の短手方向における開口部31の長さを示している。開口部31の長さWAは,弾性伸縮部材3の幅WEに対して,40%〜95%,50%〜90%であることが好ましく,また,60%〜80%であってもよい。このように,開口部31は,基本的には,その長さWAが弾性伸縮部材3の幅WE未満であり,しかも,全周が閉じられた無端形状となっていることが好ましい。ただし,弾性伸縮部材3の端縁にまで達する長さを有する開口部31が存在していてもよい。
次に,切込み31aを有する弾性伸縮部材3の変形例について説明する。
図2(b)には,収縮状態の弾性伸縮部材3に形成された切込み31aが,所定角度傾斜して設けられた例が示されている。すなわち,図2(b)上段に示されるように,収縮状態の弾性伸縮部材3には,切込み31aが,弾性伸縮部材の短手方向に対して所定角度θだけ傾斜して,設けられている。収縮状態における切込み31a傾斜角度θは,例えば,5度〜45度,10度〜40度であることが好ましく,20度〜30度であることが特に好ましい。このように,切込み31aを角度傾斜させると,図2(b)下段に示されるように,弾性伸縮部材3が伸張した際,開口部31も,所定角度傾斜した形状となる。
図2(b)下段に示されるように,開口部31を所定角度傾斜させることにより,例えば,弾性伸縮部材3がその短手方向に破断する事態を防止することができる。つまり,切込み31aを形成された方向と,弾性伸縮部材の短手方向が一致していると,弾性伸縮部材3が伸長した際に,この切込み31aが形成された方向に沿って,弾性伸縮部材3が破断し易くなる恐れがある。この点,切込み31aを短手方向に対して傾斜させることで,切込み31aを形成された方向と,弾性伸縮部材の短手方向にズレが生じるため,弾性伸縮部材3が伸長した際,弾性伸縮部材3が破断しにくくなる。
図2(c)は,収縮状態の弾性伸縮部材3に形成された切込み31aが,X字状に形成された例を示している。このように,切込み31aは,2本の切込みを交差させた交差線状に形成してもよい。X字状に形成された切込み31aは,弾性伸縮部材3が伸張すると,図2(b)上段に示されるように,X字状の開口部31となる。開口部31がX字状となると,弾性伸縮部材3が収縮した際に,ギャザー部10により細かい皺ができる。このため,ギャザー部10のクッション性と柔軟性が高まり,着用者は,シート材を柔らかく感じる。なお,切込み31aは,3本以上の切込みを交差させたものであってもよい。
図3は,弾性伸縮部材3の別の形態を示している。
すなわち,図3は,収縮状態において,孔部31bが形成された弾性伸縮部材3の例を示している。
まず,図3(a)上段には,収縮状態の弾性伸縮部材3に,矩形の孔部31bが形成された例が示されている。孔部31bを矩形に形成することにより,弾性伸縮部材3が伸長した際の開口部31も,図3(a)下段に示されるように,矩形となる。図中,符号RAは,孔部31bの幅を示している。孔部31bの幅RAは,弾性伸縮部材3の伸縮率に比例して,拡大する。孔部31bの幅RAは,例えば,1mm〜10mm,又は2mm〜8mmであることが好ましく,4mm〜6mmであることが特に好ましい。
図3(a)に示された符号R,符号LE,符号LA,符号N,符号WA,及び符号WEは,図2(a)に示された各符号と同一の意味を持つ。収縮状態の弾性伸縮部材3に孔部31bが形成された場合であっても,基本的には,これら各符号が意味する値の範囲は,上述したものと同じ値の範囲であることが好ましい。
なお,弾性伸縮部材3に形成される孔部31bの形状は,四角形のものに限定されず,三角形や,五角形,六角形,その他の多角形とすることも可能である。
図3(b)には,収縮状態の弾性伸縮部材3に,円形の孔部31bが形成された例が示されている。図3(b)上段には,一例として,楕円形に形成された孔部31bが示されている。ただし,円形の孔部31bは,正円形のものであってもよい。また,図3(b)下段に示されるように,弾性伸縮部材3が伸長すると,開口部31も円形となる。円形に形成された開口部31には角や凹凸がないため,弾性伸縮部材3が収縮した際,シート材が,角や凹凸に引っ掛ることなく撓むようになる。このため,肌触りの良いクッション部11を形成することができる。
図3(c)は,収縮状態の弾性伸縮部材3に,弾性伸縮部材3の長手方向に沿って,複数の孔部31bを,千鳥状に設けた例を示している。すなわち,図3(c)の例では,弾性伸縮部材3の長手方向に沿って二列の孔部31bの列が形成され,各列では孔部31bが互い違いになるように形成されている。このように,孔部31bを上列と下列に分けて形成することとしてもよい。これにより,図3(c)下段に示されるように,弾性伸縮部材3が伸長したときも,開口部31が千鳥状に形成されることとなる。このように,複数の開口部31を千鳥状に配列することにより,開口部31を形成することができる数が増えるため,結果として,ギャザー部10に形成されるクッション部11の数も増加する。従って,細かいクッション部11を多数形成することができるため,着用者に対して,柔らかい肌触りを感じさせることができる。また,複数の開口部31を千鳥状に配列することにより,各開口部31は,弾性伸縮部材3の短手方向における長さが短くなる。このため,弾性伸縮部材3の強度が増し,伸長状態においても,その短手方向に破断しづらくなる。
図4は,弾性伸縮部材3のさらに別の形態を示している。
まず,図4(a)は,伸長状態の弾性伸縮部材3において,隣接する開口部31の距離が,それぞれ異なるように形成された例を示している。図4(a)に示されるように,弾性伸縮部材3が伸長した状態において,隣接する開口部31の距離は,例えば,N,N,N,N,及びNのように,それぞれで異なっている。このように,隣接する開口部31の距離は一定であるものには限定されない。隣接する開口部31の距離が近ければ近いほど,ギャザー部10に形成されるクッション部11の間の距離も近くなる。このため,例えば,着用者の肌との接触が頻繁であり,より高い柔軟性とクッション性が求められる箇所については,隣接する開口部31の距離を近づけるようにすればよい。一方,隣接する開口部31の距離が遠ければ遠いほど,ギャザー部10の強度は向上する。このため,例えば,着用者の肌との接触が頻繁でないものの,高い伸縮率で伸長と収縮を繰り返す箇所については,隣接する開口部31の距離を遠くすればよい。このように,隣接する開口部31の距離を調節することにより,必要に応じて,クッション性と強度を適宜コントロールすることができる。
また,図4(b)は,伸長状態の弾性伸縮部材3において,弾性伸縮部材3の長手方向における開口部31の幅が,それぞれ異なるように形成された例を示している。図4(b)に示されるように,弾性伸縮部材3が伸長した状態において,開口部31の幅は,例えば,LO,LO,LO,LO,LO,及びLOのように,それぞれで異なっている。このように,各開口部31の幅も,一定であるものに限定されない。例えば,開口部31の幅が大きければ大きいほど,ギャザー部10に形成されるクッション部11の大きさも大きくなる。このため,例えば,着用者の肌との接触が頻繁であり,より高い柔軟性とクッション性が求められる箇所については,開口部31の幅を大きくすればよい。一方,開口部31の幅が小さければ小さいほど,ギャザー部10に形成されるクッション部11の小さくなる一方,ギャザー部10の強度は向上する。このため,例えば,着用者の肌との接触が頻繁でないものの,高い伸縮率で伸長と収縮を繰り返す箇所については,開口部31の幅を小さくすればよい。このように,求められギャザー部10の性質に応じて,開口部31の幅は適宜変更可能である。
以上,本発明のギャザー部の構成について説明したが,本発明のギャザー部は,上記した形態に限定されるものではなく,上記した形態に基づいて当業者が容易に想到できる範囲において,適宜その設計を変更することができる。
(2.使い捨ておむつの構成例)
(2−1.テープ型使い捨ておむつの全体構成)
次に,上記ギャザー部10の構成が適用される使い捨ておむつの例について説明する。
図5は,本発明の一実施形態に係る使い捨ておむつ100の全体構成を示す展開図である。図5では,例として,テープ型の使い捨ておむつが示されている。
テープ型の使い捨ておむつ100は,液透過性のトップシート101,液不透過性のバックシート102,及び両シートの間に配置された吸収体103を有している。吸収体103の肌当接面側はトップシート101によって被覆され,吸収体103の肌非当接面側はバックシート102によって被覆される。
また,テープ付きの使い捨ておむつ100は,吸収体103の両側縁部に沿って,前身頃から後身頃にかかる長手方向に一対の立体ギャザー104が形成されている。立体ギャザー104は,例えば,吸収体103の両側縁に沿って配設されたサイドシート105の間に,伸長状態の弾性伸縮部材3を挟持することで形成される。例えば,図2〜図4に示されるように,立体ギャザー104を形成する弾性伸縮部材3には,伸長状態において,複数の開口部31が形成されていることが好ましい。立体ギャザー104は,弾性伸縮部材3の収縮力を利用して,肌当接側に起立する。
また,バックシート102の肌非当接面側には,外装体シート106が配置されている。外装体シート106は,トップシート101,バックシート102,及び吸収体103からなる吸収体本体を肌非当接面側から被覆し,テープ型の使い捨ておむつの全体的な外形をなす。
さらに,テープ型の使い捨ておむつは,後身頃の両側縁部に,止着テープ107が取付けられている。このため,テープ型の使い捨ておむつ100は,前身頃を着用者の腹部に,後身頃を着用者の背部に,股下部を着用者の股下にあてがった状態で,後身頃に取り付けられている止着テープ107を前身頃に止め付けることにより,着用者に装着される。
また,テープ型の使い捨ておむつ100が着用者の身体に装着された状態において,着用者の両脚部周りに位置する箇所には,脚部周りギャザー108が形成されている。脚部周りギャザー108は,例えば,サイドシート105と外装体シート106の間に,伸長状態の弾性伸縮部材3を配設することにより形成される。脚部周りギャザー108の構成には,上記ギャザー部10の構成を採用することができる。すなわち,脚部周りギャザー108を形成するための弾性伸縮部材3には,図2〜図4に示されるように,伸長状態において開口部31が形成される弾性伸縮部材3を採用することが好ましい。
(2−2.使い捨ておむつの各部構成)
次に,図6を用いて,テープ型使い捨ておむつ100の各部の構成について説明する。図6は,図1のX−Xの線分において,テープ型使い捨ておむつ100を切断した状態の例を示す断面図である。図6に示されるように,テープ型使い捨ておむつ100は,トップシート101,バックシート102,吸収体103,立体ギャザー104,サイドシート105,外装体シート106,及び脚部周りギャザー108を基本構成としている。
(2−2−1.トップシート)
トップシート101は,着用者の股下部の肌に直接接し,尿などの液体を吸収体103へ透過させるための部材である。このため,トップシート101は,柔軟性が高く,肌触りの良い液透過性材料で構成される。また,トップシート101は,吸収体103の肌当接面側を被覆するように配置される。
トップシート101を構成する液透過性材料の例は,織布,不織布,又は多孔性フィルムである。また,例えば,ポリプロピレンやポリエチレン,ポリエステル,ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維を親水化処理して,不織布にしたものを用いることとしてもよい。
(2−2−2.バックシート)
バックシート102は,トップシート101を透過し吸収体103に吸収された液体が,おむつの外側へ漏出することを防止するための部材である。このため,バックシート102は,液不透過性材料によって構成される。そして,バックシート102は,吸収体103の底面からの液漏れを防止するため,吸収体103を肌非当接面側から被覆する。
バックシート102を構成する液不透過材料の例は,ポリエチレン樹脂からなる液不透過性のフィルムである。特に,0.1〜4μmの微細な孔が複数形成された微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。
(2−2−3.吸収体)
吸収体103は,尿などの液体を吸収し,吸収した液体を保持するための部材である。吸収体103は,液透過性のトップシート101と,液不透過性のバックシート102の間に配置される。吸収体103は,トップシート101を透過した液体を吸収する機能を有し,吸収性材料により構成される。
吸収体103を構成する吸収性材料には,公知の材料を採用することができる。吸収性材料としては,例えば,フラップパルプ,高吸収性ポリマー,又は親水性シートを用いることとしても良い。また,吸収性材料には,フラップパルプ,高吸収性ポリマー,又は親水性シートのうち1種類を単独で用いてもよいし,2種類以上を併用することとしてもよい。吸収性材料は,通常,単層又は複数層のマット状に形成され,用いられる。また,吸収性材料は,ティッシュペーパー等のコアラップシートによって被包されていてもよい。
(2−2−4.サイドシート)
サイドシート105は,吸収体2の両側縁部に沿って,トップシート101の表面側と,外装体シート106の表面側に接合される。サイドシート105は,図7に示されるように,吸収体103に内部側の先端縁が折り返されて,折り返された部分に弾性伸縮部材3が伸長状態で配設されている。この伸長状態の弾性伸縮部材3は,サイドシート105の先端部分に接着固定される。これにより,弾性伸縮部材3の収縮力を利用して,サイドシート105の吸収体内部側の先端縁が起立し,立体ギャザー104が形成される。ここで,このサイドシート105は,上説したギャザー部10における第1のシート材10と第2のシート材20に相当する部材であり,弾性伸縮部材3は,伸長状態において,複数の開口部31が形成されていることが好ましい。これにより,弾性伸縮部材3が収縮するに伴って複数の開口部31が閉じ,サイドシート105が撓んで,立体ギャザー104に複数のクッション部が形成される。よって,立体ギャザー104の柔軟性とクッション性が向上し,結果として,使い捨ておむつの着用感が向上する。
一方,図7に示されるように,サイドシート105の吸収体外側の他端部分と,外装体シート106の間にも,弾性伸縮部材3が伸長状態で配設されている。この伸長状態の弾性伸縮部材3は,サイドシート105と外装体シート106の間に,接着固定される。これにより,弾性伸縮部材3の収縮力を利用して,サイドシート105の吸収体外側の他端縁に皺が生じ,脚部周りギャザー108が形成される。この脚部周りギャザー108は,着用者の両脚部と接する方向に起立し,着用者の身体との密着性を高めるとともに,着用者が排泄した尿の横漏れを防止する。ここで,このサイドシート105と外装体シート106は,それぞれ,上説したギャザー部10における第1のシート材10と第2のシート材20に相当する部材であり,弾性伸縮部材3は,伸長状態において,複数の開口部31が形成されていることが好ましい。これにより,弾性伸縮部材3が収縮するに伴って複数の開口部31が閉じ,サイドシート105と外装体シート106が撓んで,立体ギャザー104に複数のクッション部が形成される。
サイドシート105は,従来の使い捨ておむつに用いられている公知の構成を採用することができる。例えば,サイドシート105を構成するシート材としては撥水性シートを採用することが好ましい。撥水性シートとしては,例えば,カードエンボスやスパンボンド等の製法により得られた不織布シートを使用することができ,特に防水性が高いSMSやSMMS等の不織布シートを用いることが好ましい。
(2−2−5.外装体シート)
外装体シート106は,トップシート101,バックシート102,及び吸収体103からなる吸収体本体を着用者の身体に固定するための部材である。外装体シート106は,使い捨ておむつ100の前身頃から後身頃にかけて形成され,後身頃側の両側縁部には止着テープ107が取付けられている。外装体シート106は,使い捨ておむつの手触りを良くするために,バックシート102の肌当接面側に貼り合わせられる。外装体シート106を構成する材料としては,織布や不織布が用いられる。特に,外装体シート106を構成する材料として,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステルのような熱可塑性樹脂からなる不織布又は湿式不織布を用いることが好ましい。
(2−3.パンツ型使い捨ておむつの構成)
次に,上記ギャザー部10の構成が適用される使い捨ておむつの他の例について説明する。図7は,本発明の他の実施形態に係る使い捨ておむつ200の全体構成を示す展開図である。図7では,例として,パンツ型の使い捨ておむつが示されている。
図7に示されるように,パンツ型の使い捨ておむつ200は,基本的には,上説したテープ型使い捨ておむつと同様の構成を有する。すなわち,パンツ型の使い捨ておむつ200は,液透過性のトップシート201,液不透過性のバックシート202,及び両シートの間に配置された吸収体203を有している。また,パンツ型の使い捨ておむつ200は,吸収体203の両側縁部に沿って,前身頃から後身頃にかかる長手方向に一対の立体ギャザー204が形成されている。立体ギャザー204は,例えば,吸収体203の両側縁に沿って配設されたサイドシート205の間に伸長状態の弾性伸縮部材3を挟持することで形成される。また,バックシート202の肌非当接面側には,外装体シート206が配置されている。外装体シート206は,トップシート201,バックシート202,及び吸収体203からなる吸収体本体を肌非当接面側から被覆し,パンツ型の使い捨ておむつの全体的な外形をなしている。パンツ型の使い捨ておむつ200は,前身頃と後身頃の両側縁部を対応させて予め接合することにより,装着時に着用者の腰周りに位置する腰周り開口部と,装着時に着用者の脚部周りに位置する脚部周り開口部が形成される。このため,パンツ型の使い捨ておむつは,腰周り開口部に両脚部を入れ,それぞれの脚部を脚部周り開口部から出すことで着用者の身体に装着される。
パンツ型の使い捨ておむつ200は,上記の通り,トップシート,バックシート,吸収体,立体ギャザー,サイドシート,及び外装体シートを基本構成とする点において,テープ型の使い捨ておむつと同様である。
一方,図7に示されるように,パンツ型の使い捨ておむつ200は,腰周りギャザー209を備えている。腰周りギャザー209は,使い捨ておむつのズレ下がりを防止するとともに,腰周りの開口部から尿漏れを防止する。
また,パンツ型の使い捨ておむつ200は,タミーギャザー210を備えている。タミーギャザー210は,使い捨ておむつの腹周りに形成され,弾性伸縮部材の伸縮性によって,使い捨ておむつを着用者の腹周りに密着させる機能を持つ。
図8は,図7に示されたY−Yの線分において,パンツ型使い捨ておむつを切断した状態を示す断面図を示している。図8に示されるように,パンツ型の使い捨ておむつ200は,前身頃及び後身頃における腰周りの端部において,それぞれ,外装体シート206の長手方向両端部が折り返される。そして,外装体シート206の折返された箇所に,伸長状態の弾性伸縮部材3が挟持されている。この伸長状態の弾性伸縮部材3は,折り返された外装体シート206の間に,接着固定される。これにより,弾性伸縮部材3の収縮力によって,外装体シート206に皺が生じ,腰周りギャザー209が形成される。ここで,外装体シート206の長手方向両端部は,上説したギャザー部10における第1のシート材10と第2のシート材20に相当する部材であり,弾性伸縮部材3は,伸長状態において,複数の開口部31が形成されたものであることが好ましい。これにより,弾性伸縮部材3が収縮するに伴って複数の開口部31が閉じ,外装体シート206の長手方向両端部が撓んで,腰周りギャザー209に複数のクッション部が形成される。
また,図8に示されるように,パンツ型の使い捨ておむつ200で,外装体シート206が,前身頃から後身頃にかけて二層構造となっている。そして,二層構造である外装体シート206の間には,パンツ型の使い捨ておむつ200の腹周り部分において複数のダミー伸縮材211が配設されている。タミー伸縮材211は,例えば,糸状の弾性ゴムによって形成されていることとしてもよい。複数のタミー伸縮材211は,図8に示されるように,二層構造である外装体シート206の間に接着固定されていることとしてもよい。タミー伸縮材211が収縮することにより,パンツ型の使い捨ておむつ200の腹周り部分にタミーギャザー210が形成され,着用者の身体とのフィット性が向上し,さらに,使い捨ておむつの肌触りも良くなる。
以上のように,本発明の使い捨ておむつの例について,テープ型の使い捨ておむつとパンツ型の使い捨ておむつを例に説明した。また,ギャザー部の代表例として,脚部周りギャザー,腰周りギャザー,及び立体ギャザーを例に説明を行った。ただし,本発明のギャザー部の例はこれに限定されるものではなく,基本的に,平ゴム状の弾性伸縮部材を使用して,ギャザーを形成することが可能な構成であれば,適用することができる。例えば,パンツ型の使い捨ておむつの腹周りに形成されるタミーギャザーについても,使用する弾性伸縮部材を糸ゴム状のものから平ゴム状のものに変更すれば,上説した開口部を有するギャザー部の構成を採用することが可能である。
本発明に係る使い捨ておむつは,乳幼児や高齢者用の使い捨ておむつに適用することができる。従って,本発明は,育児及び介護に関する産業において好適に利用し得る。
1 第1のシート部
2 第2のシート部
3 弾性伸縮部材
10 ギャザー部
11 クッション部
31 開口部
31a 切込み
31b 孔部
100 テープ型の使い捨ておむつ
101 トップシート
102 バックシート
103 吸収体
104 立体ギャザー
105 サイドシート
106 外装体シート
107 止着テープ
108 脚部周りギャザー
200 パンツ型の使い捨ておむつ
201 トップシート
202 バックシート
203 吸収体
204 立体ギャザー
205 サイドシート
206 外装体シート
209 腰周りギャザー
210 タミーギャザー
211 タミー伸縮材

Claims (5)

  1. 第1のシート部(1)と第2のシート部(2)の間に弾性伸縮部材(3)が配設されたギャザー部(10)を有する使い捨ておむつであって,
    前記弾性伸縮部材(3)は,
    伸長状態において,前記弾性伸縮部材(3)の長手方向に沿って,複数の開口部(31)が形成され,
    収縮状態において,前記複数の開口部(31)のそれぞれが,前記弾性伸縮部材(3)が伸長状態である場合と比較して,幅狭となり,
    前記ギャザー部(10)は,
    前記弾性伸縮部材(3)が収縮したときに,前記複数の開口部(31)が形成された箇所において,前記第1のシート部(1)及び前記第2のシート部(2)が撓み,複数のクッション部(11)が形成される
    使い捨ておむつ。
  2. 前記開口部(31)は,無端状の開口部である
    請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記弾性伸縮部材(3)は,
    収縮状態において接着剤が塗布され,
    前記接着剤が塗布された状態で伸長されて,前記第1のシート部(1)及び前記第2のシート部(2)の両方又はいずれか一方に,接着されたものである
    請求項1又は請求項2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記開口部(31)は,前記弾性伸縮部材(3)が収縮状態にあるときに形成された切込み(31a)が,前記弾性伸縮部材(3)が伸長状態となったときに開いたものである
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記開口部(31)は,前記弾性伸縮部材(3)が収縮状態にあるときに形成された孔部(31b)が,前記弾性伸縮部材(3)が伸長状態となったときに開いたものである
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
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