JP5085245B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル複写機等の画像形成装置に関し、詳しくは省電力機能を優先した際に生じるユーザ間の不公平問題を解消した画像形成装置に関する。
従来より、画像形成装置ではその価値を高めるため、高性能化、多機能化が図られてきた。このような高性能である点を示す指標の1つとして、消費電力が挙げられる。すなわち、画像形成装置を構成する各パーツの消費電力を低く抑え、あるいは長時間入力が行われない場合には通常モードから休止モード(スリープモード、スタンバイモード、省電力モード)に移行するなどして低消費電力(省エネルギー化)を実現している。
また、特開平07−154515号公報(特許文献1)には、ファクシミリ装置において省電力モード時に受信した受信データをメモリに順次蓄積し、通常モードへの切り替え時に一括して印刷出力している。これにより、消費電力の大きいヒータの稼動効率を上げ、すなわち省電力化が図れるとしている。
上記従来技術では、受信した印刷ジョブはできるだけメモリに保存し、メモリが飽和する直前にすべての印刷ジョブをまとめて実行すれば、定着部におけるヒータの無駄な加熱・放熱の繰り返しを減少させ、最も効率よく省電力化を図る事ができる。
しかし現状は、印刷ジョブ(FAXデータの印刷)を直ちに実行させて即座に印刷物を手に入れたいユーザも存在するため、メモリ容量に関係なく、例えファクシミリ装置に対するユーザの何らかのアクション(強制出力)に基づいて、溜まった印刷ジョブを強制的に実行させる機能も備えている。上記アクションを含め、何らかのタイミング(きっかけ)で休止モードが解除された場合には、保存されている残りの印刷ジョブも保存(受信)された順に順次実行される。
特開平07−154515号公報
ところで、上述した“受信した印刷ジョブ”とは、具体的にはFAXデータの受信や、ネットワークを介して接続されたパーソナルコンピュータからの画像データの受信が該当する。つまり、上記技術は画像処理装置がプリント機能(FAX機能を含む)を提供する際の技術である。この場合には、印刷物を取得するユーザがデータ受信時に必ずしも画像形成装置近傍に居る必要はない。
これに対して、いわゆるデジタル複写機等の複合機では、上記プリント機能に加えて、原稿を例えば読取部にて読み取り、これにより生成された画像データを印刷するいわゆるコピー機能がある。コピー機能を利用する場合、ユーザは画像形成装置にて原稿を読み取らせるため、画像形成装置前で操作パネルを介して操作する必要がある。この様な場合には、ユーザは読取部にて画像データを生成し、即ち印刷ジョブを作成しておきながらメモリへの格納までで留めておき、印刷物の出力は行わないといったことは考えにくい。このため、コピー機能を提供する場合には、それ自体が上記アクションとなり、必ずヒータへの通電が行われる。
このようなプリント機能のみを備えたファクシミリ装置と、コピー機能も備えた画像形成装置では上述したように利用形態が異なるため、コピー機能も備えた画像形成装置に単に上記省電力化機能を備えただけではユーザ間の不公平問題が生じる。
例えば、ファクシミリ装置は印刷ジョブを受信した順序で実行するが、FAX送信者とFAX受信者が異なるのが通常であるため、アクション(強制出力命令)により溜まった印刷ジョブを出力しても問題は生じない。
しかし、パーソナルコンピュータから送信された画像データを印刷する場合には問題が生じる。つまり、印刷物を直ちに必要としないユーザAがパーソナルコンピュータから画像形成装置に画像データ(第一の印刷ジョブ)を送信してメモリに溜めた場合、次に印刷ジョブを直ちに実行させて即座に印刷物を手に入れたいユーザBが画像データ(第二の印刷ジョブ)を送信して画像形成装置に赴いてアクションを起こしても、先行する第一の印刷ジョブが先に実行されてしまう。したがって、ユーザBは先行して投入された印刷ジョブの終了を待つ必要が生じるのである。これでは即座に印刷物を手に入れたいユーザBの仕事の効率が悪化してしまう。
また、ユーザBがコピー機能を利用する場合も同様の問題が発生する。すなわち、他のユーザが先行して第一の印刷ジョブを送信してメモリに溜めている場合や、既に複数のFAXデータを受信してメモリに溜めている場合などが該当する。この場合、ユーザCがコピー機能を利用するために画像形成装置においてアクションを起こすと、先行して溜められている第一の印刷ジョブやFAXデータが印刷されてしまうのである。この場合でも、即座に印刷物を手に入れたいユーザCの仕事の効率が悪化してしまう。
このような不公平問題が内在するため、コピー機能を有する画像形成装置では、省電力化よりも仕事の効率を優先し、即ちパーソナルコンピュータから送信された画像データやその他FAXデータは即座に実行する構成となっている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、省電力機能を優先した際に生じるユーザ間の不公平問題を解消した画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の手段を採用している。すなわち本発明における画像形成装置においては、原稿を読み取る読取手段と、休止モード状態時にネットワークを介して受信した印刷ジョブを記憶するジョブ記憶手段と、上記ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを出力する命令である強制出力命令をユーザから受け付ける操作受付手段と、上記強制出力命令を受信した場合に上記休止モード状態から通常モード状態に移行する状態遷移手段と、上記操作受付手段を介して上記強制出力命令を受け付けた際に、上記ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを、記憶された順序とは逆の順序で上記印刷手段に送信する順序制御手段と、休止モード状態から通常モード状態に復帰した際に順序制御手段より受信した印刷ジョブを順次印刷処理する印刷手段とを備える。
さらに、ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを選択可能に表示する表示手段を備え、操作受付手段は複数の印刷ジョブのうち他の印刷ジョブに先行して所定の印刷ジョブを印刷するための命令である優先印刷命令を受け付けると共に、順序制御手段は優先印刷命令を受け付けた場合に表示手段にて選択された印刷ジョブを他の印刷ジョブに先行して印刷手段に送信する構成としてもよい。
コピー機能提供命令時には、まず読取手段にて読み取られて生成された画像データを優先して出力する。これにより、休止モード時であって複数の印刷ジョブが溜められている場合であっても、即座に印刷物を手に入れたいユーザがコピー処理を選択した場合には、コピー機能が優先され、目的とする印刷物を最初に入手することができ、仕事の効率を悪化させることが無い。
また、ユーザ間の不公平問題を解消できるため、コピー機能を有する画像形成装置であっても省電力機能、すなわち休止モード時にネットワークを介して受信した印刷ジョブを溜めておき、通常モード復帰時にまとめて印刷する機能を実施することができる。
さらに、強制出力命令時には順序制御手段がジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを、記憶された順序とは逆の順序で上記印刷手段に送信する。これにより、休止モード時であって複数の印刷ジョブが溜められている場合であって、即座に印刷物を手に入れたいユーザがPCデータを送信するとともに強制出力ボタンを押下した際には、目的とする印刷物を最初に入手することができ、仕事の効率を悪化させることが無い。
また、プリント出力命令やFAX出力命令を設け、これら命令に応じてPCデータ(FAXデータ)がFAXデータ(PCデータ)に優先し、しかも記憶された順序とは逆の順序で送信される構成では、強制出力命令を押下したユーザがさらにPCデータ、FAXデータのうちから目的とする印刷物を最初に取得することができ、効率よい印刷物の取得が可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
以下、本発明に係る画像形成装置について説明する。
図1は、画像形成装置100の概略模式図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
本発明の画像形成装置100は、例えばプリンタやスキャナ単体、あるいはプリンタ、コピー、スキャナ、ファックス等を備えた複合機等が該当する。
なお、一例として複合機を利用して原稿のコピーを行う際の画像形成装置の動作を簡単に説明する。
ユーザが複合機を利用して例えば原稿の印刷を行う場合、原稿を図1に示す原稿台103、或いは載置台105に配置し、原稿台近傍に供えられた操作パネルに対して印刷の指示を行う。当該指示があると、以下に示す各部(駆動部)が動作することで、印刷が行われる。
即ち、図1に示すように、本実施の形態の画像形成装置100は、本体101と、本体101の上方に取り付けられたプラテンカバー102を備える。本体101の上面は原稿台103が設けられており、原稿台103は、プラテンカバー102によって開閉されるようになっている。プラテンカバー102は、自動原稿給紙装置104と載置台105と排紙台109が設けられている。
自動原稿給紙装置104は、プラテンカバー102の内部に形成された原稿搬送路108と、プラテンカバー102の内部に備えられたピックアップローラ106や搬送ローラ107等で構成される。原稿搬送路108は、載置台105から、本体101に設けられた読取部110にて読み取りが行なわれる読取位置Pを経由して、排紙台109に通じる原稿の搬送路である。
自動原稿給紙装置104は、載置台105に載置された原稿1枚ずつをピックアップローラ106で搬送路内108に引き出し、搬送ローラ107等によって引き出した原稿を、読取位置Pを通過させて排紙台109に排紙する。読取位置Pを通過する時に原稿は読取部110にて読み取られる。
上記読取部110は、原稿台103の下方に設けられており、図2にその詳細が示されている。読取部110は、原稿台103を照射する主走査方向に長い光源111と、原稿台からの光を選択的に通過させるスリット116と、原稿台からの光を導くミラー112とを備える第一の移動キャリッジ117や、第一の移動キャリッジ117からの反射光を再度反射するミラー113A、113Bを備える第二の移動キャリッジ118、さらにミラーで導かれた光を光学的に補正するレンズ群119、当該レンズ群119より補正された光を受光する撮像素子115、撮像素子にて受光した光を電気信号に変換し、必要に応じて補正・修正などを行う画像データ生成部114とで構成されている。
自動原稿給紙装置104上の原稿を読み取る場合には、光源111は、読取位置Pを照射できる位置に移動して発光する。光源111からの光は、原稿台103を透過して読取位置Pを通過する原稿にて反射し、スリット116、ミラー112、113A、113B、レンズ群119によって撮像素子115に導かれる。撮像素子115は、受光した光を電気信号に変換して画像データ生成部114に送信する。画像データ生成部114には、上記撮像素子115にて受光された光がR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のアナログ電気信号として入力され、ここでアナログ−デジタル変換され、即ちデジタル化される。さらに、画像データ生成部114では、順次変換されたデジタル信号を単位データとし、これら単位データを必要に応じて補正、修正等することで複数の単位データからなる画像データを生成し、第一の記憶部114Bに格納する。
また、読取部110は、自動原稿給紙装置104で搬送される原稿だけでなく、原稿台103に載置された原稿も読み取ることが可能となっている。原稿台103に載置された原稿を読み取る場合は、第一のキャリッジ112は、光源111を発光しながら副走査方向に移動し、光源111から撮像素子115までの光路長を一定にするために、第二の移動キャリッジ118は第一の移動キャリッジ117の1/2の速度で撮像素子115方向に移動する。
撮像素子115は、自動原稿給紙装置104に搬送された原稿のときと同様に、ミラー112、113A、113Bに導かれた光に基づいて原稿台103に載置された原稿からの光を電気信号に変換し、これに基づいて画像データ生成部114が画像データを生成し、第一の記憶部114Bに記憶する。なお、上記読取部110を構成する各部が一連の処理を行うことにより、後述する読取手段401として動作する。
本体101の読取部110の下方には、画像データを印刷する印刷部120を備えている。印刷部120が印刷できる画像データは、上記のように画像データ生成部114にて生成されたものや、その他画像形成装置100とLAN等のネットワークに接続された他の画像形成装置やパソコン等の端末から、ネットワークインターフェイスを介して受信したものである。
印刷部120が行う印刷方式には、電子写真方式が用いられている。即ち、感光ドラム121を帯電器122で一様に帯電させ、その後レーザ123で感光ドラム121を照射して感光ドラム121に潜像を形成し、現像器124で潜像にトナーを付着させて可視像を形成し、転写ローラにて可視像を用紙に転写する方式である。
なお、フルカラー画像に対応した画像形成装置では、上記現像器(ロータリー現像器)124が、図1の紙面に対して垂直方向に構成される回転軸を中心として周方向に回転させられ、対応する色のトナーが格納された現像ユニットが感光ドラム121の対向位置に配置される。この状態で、感光ドラム121上の潜像が、現像器124が格納するトナーにより現像され、中間転写ベルト125Aに転写される。なお、現像器124は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各トナーをそれぞれ格納する4つの現像ユニット124(Y)、(C)、(M)、(K)を有している。上記中間転写ベルト125Aへの転写を上記各色毎に繰り返すことにより、当該中間転写ベルト125A上にフルカラー画像が形成される。
可視像が印刷される印刷媒体、即ち用紙は、手差しトレイ131、給紙カセット132、133、134などの給紙トレイに載置されたものである。
印刷部120が印刷を行う際には、何れか1つの給紙トレイから用紙1枚を、ピックアップローラ135を用いて引き出し、引き出した用紙を搬送ローラ137(手差しトレイ131を利用する場合には搬送ローラ136)やレジストローラ138で中間転写ベルト125Aと転写ローラ125Bの間に送り込む。
印刷部120は、中間転写ベルト125と転写ローラ125の間に送り込んだ用紙に、上記中間転写ベルト125上の可視像を転写すると、可視像を定着させるために、搬送ベルト126で定着装置127に用紙を送る。定着装置127は、ヒータが内蔵された加熱ローラ128と、所定の圧力で加熱ローラ128に押し当てられた加圧ローラ129とで構成されている。加熱ローラ128と加圧ローラ129の間を用紙が通過すると、熱と用紙への押圧力によって可視像が用紙に定着する。印刷部120は、定着装置127を通過した用紙を排紙トレイ130に排紙する。
以上が、画像形成装置100における基本的なコピーサービスの処理である。
なお、上記画像形成装置100では、図3の概略構成図に示すように、CPU(Central Processing Unit)301、RAM(Random Access Memory)302、ROM(Read Only Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304及び上記印刷処理における各駆動部に対応するドライバ305が内部バス306を介して接続されている。上記CPU301は、例えばRAM302を作業領域として利用し、ROM303やHDD304等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいて上記ドライバ305とデータや命令を授受することにより上記図1、図2に示した各駆動部307の動作を制御する。
続いて、本発明に係る画像形成装置の印刷処理の詳細について、図4〜8を参照して説明する。
画像形成装置100が休止モード状態において、公衆電話回線やインターネット、イントラネット等のネットワーク406、及び送受信手段407を介して印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブは例えば画像形成装置100が印刷できる画像フォーマット形式の画像データに変換され、受信順序でジョブ記憶手段408に記憶される(図5:S501→S502→S503)。ここでいう印刷ジョブとは、パーソナルコンピュータからのPCデータや、ファクシミリ装置からのFAXデータである。また、ここでいう休止モードとは、スリープモード、スタンバイモード、省電力モードなどと称されており、加熱ヒータ(定着装置)や他の不要な駆動部への電源供給を遮断し、またサービスの提供を休止すると共に、例えばユーザの入力に基づいて高速にサービス提供の再開ができるよう、消費電力の低い箇所のみ通電させるモードである。
上記ジョブ記憶手段408に印刷ジョブが記憶されると、その旨を受信した表示手段402は、表示パネルに印刷ジョブが記憶されている旨やその件数を表示する(図5:S504)。具体的には「印刷ジョブ(FAX)が2件あります。」や、「印刷ジョブ(PC)が4件あります。」といった表示である。ここで(FAX)とはFAXデータを指し、(PC)とは、パーソナルコンピュータからのPCデータを指す。
続いて、ジョブ記憶手段408が記憶されると、例えば状態遷移手段403は現在の画像形成装置100の状態を判定する(図5:S505)。ここで、現在の状態は、休止モードと通常モードとのいずれかであり、通常モードとは加熱ヒータ(定着装置)への通電が行われて直ちに印刷処理が可能な状態を言う。
現在の状態は休止モードであるため、ジョブ記憶手段408に記憶された印刷ジョブは実行されずにそのまま維持される(図5:S505YES→END)。なお、通常モードである場合には、ジョブ記憶手段408に記憶された印刷ジョブは印刷手段409にて直ちに印刷される(図5:S506NO→S506→END)。
休止モード時には、受信した印刷ジョブは随時印刷ジョブ記憶手段408に記憶され維持される。休止モード時に複数の印刷ジョブがジョブ記憶手段408に記憶された場合の、当該ジョブ記憶手段408に記憶されるジョブテーブルの一例を図6に示す。ジョブテーブル600には、印刷ジョブ名601と、当該印刷ジョブの種別(PC,FAX)と、印刷ジョブを受信した受信時刻602とが関連付けて記憶されている。
以上は、休止モード時にネットワークを介して印刷ジョブを受信した際の処理である。
これに対して、例えば休止モード時に操作受付手段401を介してユーザからのアクション(命令)を受信した際の説明を行う。当該命令は、例えばコピー機能提供の命令や、ジョブ記憶手段408に溜まった印刷ジョブを強制的に排出する強制出力命令が挙げられる。
操作受付手段401がユーザからの入力を受け付けると、当該命令が強制出力命令かコピー機能提供命令かを判断する(図7:S701→S702)。ここで強制出力命令である場合、順序制御手段404は、ジョブ記憶手段408に記憶された印刷ジョブを新しいものから順に(記憶された順序とは逆の順序で)印刷手段409に送信するとともに、状態遷移手段403は印刷手段409を休止モードから通常モードに移行する(図7:S702→S706)。通常モードに移行すると、印刷手段409は上記順序制御手段404より受信した順で印刷ジョブを実行し、すなわち印刷物を出力する(図7:S707)。ここでは、印刷物の出力順序は、ジョブテーブル600の印刷ジョブF、E、D、C、B、Aの順となる。
なお、例えば上記強制出力命令が、例えばプリント出力命令(パーソナルコンピュータからの印刷ジョブの出力命令)であった場合、順序制御手段404は、ジョブ記憶手段408に記憶された印刷ジョブのうち、まずPCデータ(パーソナルコンピュータからの印刷ジョブ)を記憶された順序とは逆の順序で印刷手段409に送信する(図7:S702→S703)。続いて残りの印刷ジョブ、すなわちFAXデータを記憶された順序とは逆の順序で印刷手段409に送信する。この場合、印刷物の出力順序は、ジョブテーブル600の印刷ジョブE、C、B、A、F、Dの順となる。
また、上記強制出力命令が、FAX出力命令(FAXからの印刷ジョブの出力命令)であった場合、順序制御手段404は、ジョブ記憶手段408に記憶された印刷ジョブのうち、まずFAXデータを記憶された順序とは逆の順序で印刷手段409に送信する(図7:S702→S704)。続いて残りの印刷ジョブ、すなわちPCデータを記憶された順序とは逆の順序で印刷手段409に送信する。この場合、印刷物の出力順序は、ジョブテーブル600の印刷ジョブF、D、E、C、B、Aの順となる。
以上のように、強制出力命令時には順序制御手段がジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを、記憶された順序とは逆の順序で上記印刷手段に送信する。これにより、休止モード時であって複数の印刷ジョブが溜められている場合であって、即座に印刷物を手に入れたいユーザがPCデータを送信するとともに強制出力ボタンを押下した際には、目的とする印刷物を最初に入手することができ、仕事の効率を悪化させることが無い。
また、プリント出力命令やFAX出力命令を設け、これら命令に応じてPCデータ(FAXデータ)がFAXデータ(PCデータ)に優先し、しかも記憶された順序とは逆の順序で送信される構成では、強制出力命令を押下したユーザがさらにPCデータ、FAXデータのうちから目的とする印刷物を最初に取得することができ、効率よい印刷物の取得が可能となる。
ところで、操作受付手段401がユーザからの入力を受け付け、当該命令が強制出力命令かコピー機能提供命令かを判断した際にコピー機能提供命令であった場合、順序制御手段404は、ジョブ記憶手段408に記憶された印刷ジョブに先んじて、読取手段405(読取部110)にて生成され、第一の記憶部114Bに記憶した画像データを印刷手段409に送信する(図7:S702→S705)。続いて、ジョブ記憶手段408に記憶された印刷ジョブを新しいものから順に印刷手段409に送信するとともに、状態遷移手段403は印刷手段409を休止モードから通常モードに移行する(図7:S706)。通常モードに移行すると、印刷手段409は上記順序制御手段404より受信した順で印刷ジョブを実行し、すなわち印刷物を出力する(図7:S707)。ここでは、印刷物の出力順序は、読み取られた原稿、印刷ジョブF、E、D、C、B、Aの順となる。
以上のように、コピー機能提供命令時には、まず読取手段にて読み取られて生成された画像データを優先して出力する。これにより、休止モード時であって複数の印刷ジョブが溜められている場合であっても、即座に印刷物を手に入れたいユーザがコピー処理を選択した場合には、コピー機能が優先され、目的とする印刷物を最初に入手することができ、仕事の効率を悪化させることが無い。
また、以上の処理により、ユーザ間の不公平問題を解消できるため、コピー機能を有する画像形成装置であっても省電力機能、すなわち休止モード時にネットワークを介して受信した印刷ジョブを溜めておき、通常モード復帰時にまとめて印刷する機能を実施することができる。
なお、例えば図8に示すように、表示手段402がジョブ記憶手段408に記憶されている複数の印刷ジョブを選択可能に表示してもよい。例えば、表示手段402が操作パネル801に、ジョブ記憶手段408に記憶されている印刷ジョブ名802、受信時刻803及び各印刷ジョブを選択できる選択ボタン804を表示する。ユーザは、操作パネルにて目的とする印刷ジョブの選択ボタンを選択し、OKボタン805を押下する。この操作に基づいて、順序制御手段404は、まず選択された印刷ジョブを印刷手段409に送信し、続いて残りの印刷ジョブを記憶された順序とは逆の順序で送信する。これにより、ユーザは目的とする印刷物を最初に取得することが可能となる。また、一旦加熱された定着部を利用して残りの印刷ジョブを処理するため、画像処理装置の省電力運用が可能である。
ところで、印刷ジョブは例えば画像形成装置が印刷できる画像フォーマット形式の画像データに変換され受信順序でジョブ記憶手段に記憶される点を説明したが、上記処理の変形例として、受信した印刷ジョブをそのままジョブ記憶手段に記憶し、印刷直前に画像データに変換されるよう構成してもよい。
本発明に係る画像形成装置は、省電力機能を優先した際に生じるユーザ間の不公平問題を解消した画像形成装置として有用である。
本発明に係る画像形成装置の概略模式図。 読取部の拡大図。 本発明に係る画像形成装置の概略構成図。 本発明に係る画像形成装置の概略機能ブロック図。 休止モード時の処理手順を示すフローチャート。 ジョブテーブルの一例を示す図。 アクション受信時の処理手順を示すフローチャート。 印刷ジョブを選択可能に表示する際の表示の一例を示す図。
符号の説明
401 操作受付手段
402 表示手段
403 状態遷移手段
404 順序制御手段
405 読取手段
406 ネットワーク
407 送受信手段
408 ジョブ記憶手段
409 印刷手段

Claims (1)

  1. 原稿を読み取る読取手段と、
    休止モード状態時にネットワークを介して受信した印刷ジョブを記憶するジョブ記憶手段と、
    上記ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを出力する命令である強制出力命令をユーザから受け付ける操作受付手段と、
    上記強制出力命令を受信した場合に上記休止モード状態から通常モード状態に移行する状態遷移手段と、
    上記操作受付手段を介して上記強制出力命令を受け付けた際に、上記ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを、記憶された順序とは逆の順序で上記印刷手段に送信する順序制御手段と、
    上記休止モード状態から通常モード状態に復帰した際に上記順序制御手段より受信した印刷ジョブを順次印刷処理する印刷手段と、
    を備える画像形成装置。
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