JP5085048B2 - 脱硫装置およびその使用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池に用いられる被改質ガスの脱硫を行う脱硫装置およびその使用方法に関する。
燃料電池システムでは、空気等に含まれる酸素と、燃料ガスに含まれる水素との発電反応により発電を行っている。水素リッチな燃料ガスは、都市ガス(炭化水素ガス)等の被改質ガスを改質器によって改質することにより得られる。この改質器内の改質触媒は硫黄分を嫌うため、被改質ガスを改質器に送る前に脱硫する必要がある。従来の脱硫装置は、脱硫触媒を収容した脱硫容器を有し、この脱硫容器内に被改質ガスを通すことにより硫黄分を除去している。
図5(a)は、従来の脱硫装置の一例を示す図であり、例えば特許文献1に開示されている。従来の脱硫装置100は、特許文献1等に開示されたような長尺円筒状の容器102内に脱硫触媒20を収容している。通常は、容器の軸を鉛直方向にすなわち縦置きに設置され、容器の下端に被改質ガス30の流入口103が設けられ、上端に流出口104が設けられる。脱硫触媒20は容器102の内部空間の大部分を占めるように充填されるが、脱硫触媒20の表面20aと容器の上壁との間にはわずかに隙間がある。被改質ガス30は、流入口103から送り込まれ、脱硫触媒20に触れながら上昇することで脱硫され、流出口104から送り出される。
特開2005−259584号公報
図5(a)に示した従来の脱硫装置100には、次のような問題点がある。
従来の脱硫装置100の容器102の内部空間には脱硫触媒20が充填されているだけであるので、被改質ガス30は、流入口103から流出口104まで直線的に最短距離で通過することになる。従って、従来の脱硫装置100は、被改質ガス30が脱硫触媒20と満遍なく触れ合って脱硫触媒20を無駄なく利用するために最適な構造とはいえなかった。
さらに、図5(b)は、従来の脱硫装置100を仮に横置きにした場合の問題点を説明するための図である。脱硫装置100を横置き(軸を傾斜させた場合を含む)に設置すると、容器102の内部空間の最上部において、脱硫触媒20の表面20aとの間に流入口近傍から流出口近傍まで連通する間隙ができてしまう。この場合、流入した被改質ガス30の大部分は、脱硫触媒20がなく抵抗の少ないこの間隙を通過してしまい、脱硫触媒20と触れることなくそのまま流出する。この結果、被改質ガスの脱硫が不十分となり、改質触媒を劣化させてしまうこととなる。このことから、従来の脱硫装置100は、燃料電池システム内部の機器配置において横置きすることができなかった。
しかしながら、脱硫装置は、被改質ガスと脱硫触媒とを十分に触れ合わせるだけの距離を確保するため必然的に長尺となる。このため、脱硫装置を燃料電池システム内部に縦置きで設置すると大きな空間を占める上、燃料電池システム全体形状を縦長で大型なものとせざるを得なくなるという問題があった。さらに、脱硫触媒の交換等のメンテナンスのために容易に取替え可能な場所に設置しなければならないという制約等からも、配置が困難であるという問題があった。
また、脱硫触媒は、粉末状の粉をガスが通過しやすいようにペレット状に固めたものであるため非常に脆いものである。このため、輸送等の振動により一部の脱硫触媒は粉末に戻ってしまい容器の下部に堆積するが、脱硫装置を縦置きした場合、堆積した粉末の脱硫触媒が容器の下部にある流入口を塞ぐことになり被改質ガスが通り難くなるという問題があった。
以上の問題点に鑑み、本発明は、燃料電池システムの小型化および効率的な内部機器配置のために横置き可能であって、かつ脱硫触媒と満遍なく触れ合うことができかつ脱硫触媒を無駄なく利用できる脱硫装置を提供することを目的とする。
(1)請求項に係る脱硫装置は、燃料電池に用いられる被改質ガスの脱硫を行う脱硫装置において、脱硫触媒を収容可能な筒状の容器と、前記容器の軸方向の両端近傍にそれぞれ設けられる被改質ガスの流入口および流出口と、前記流入口から流入した前記被改質ガスが、前記容器の内部空間において軸を含む面を境界とする第1領域と第2領域とを行き来しつつ軸方向に流れて前記流出口から流出するように、前記被改質ガスの流路を形成するガス流路形成手段とを有し、前記ガス流路形成手段として、少なくとも前記第1領域を前記流入口側と前記流出口側とに仕切る複数の仕切り板を具備し、前記複数の仕切り板の各々は軸方向に互いに間隔を空けて配置され、前記容器が軸方向の一方の端に前記脱硫触媒の充填口を具備し、前記仕切り板の先端側が前記充填口に近づくように、前記仕切り板が軸に垂直な方向に対して傾斜していることを特徴とする。
(2)請求項に係る脱硫装置は、燃料電池に用いられる被改質ガスの脱硫を行う脱硫装置において、脱硫触媒を収容可能な筒状の容器と、前記容器の軸方向の両端近傍にそれぞれ設けられる被改質ガスの流入口および流出口と、前記流入口から流入した前記被改質ガスが、前記容器の内部空間において軸を含む面を境界とする第1領域と第2領域とを行き来しつつ軸方向に流れて前記流出口から流出するように、前記被改質ガスの流路を形成するガス流路形成手段とを有し、前記ガス流路形成手段として、少なくとも前記第1領域を前記流入口側と前記流出口側とに仕切る複数の第1の仕切り板と、少なくとも前記第2領域を前記流入口側と前記流出口側とに仕切る複数の第2の仕切り板とを具備し、前記複数の第1の仕切り板の各々及び前記複数の第2の仕切り板の各々は軸方向に互いに間隔を空けて配置され、かつ前記第1と第2の仕切り板が交互に配置され、前記容器が軸方向の一方の端に前記脱硫触媒の充填口を具備し、前記仕切り板の先端側が前記充填口に近づくように、前記仕切り板が軸に垂直な方向に対して傾斜していることを特徴とする。
(3)請求項に係る脱硫装置は、請求項1または2において、前記流入口から流入した被改質ガスが、前記ガス流路形成手段における前記流入口に最も近くかつ前記流入口側に向いた面に沿って流れるように、前記流入口が設けられ、かつ、前記流出口へ流出する被改質ガスが、前記ガス流路形成手段における前記流出口に最も近くかつ前記流出口側に向いた面に沿って流れるように、前記流出口が設けられることを特徴とする。
)請求項に係る脱硫装置は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記流入口および前記流出口が、前記第1領域側に設けられることを特徴とする。
)請求項に係る脱硫装置の使用方法では、請求項1〜のいずれかに記載の脱硫装置を、前記容器の軸を水平に配置して使用する。
)請求項に係る脱硫装置の使用方法では、請求項1〜のいずれかに記載の脱硫装置を、前記容器の軸を鉛直に配置して使用する。
請求項に係る燃料電池に用いる被改質ガスの脱硫装置では、筒状容器の内部空間において軸を含む面を境界とする第1領域と第2領域を、被改質ガスが行き来して軸方向に流れるようにするガス流路形成手段として、第1領域に複数の仕切り板を間隔を空けて配置している。従って、被改質ガスが流入口から流出口まで直線的に通過するのではなく、第1領域と第2領域とを蛇行しつつ進行するので脱硫触媒と触れ合う距離及び時間が長くなり、脱硫効果が高まる。
また、第1領域が上側領域、そして第2領域が下側領域となるように容器を横置きに配置した場合、上側領域に複数の仕切り板が間隔を空けて配置されているので、被改質ガスは仕切り板の下方を潜って次の広い空間に入ることを繰り返して軸方向に進むことになる。これにより、被改質ガスが上下に蛇行しつつ通過することになり、容器を横置きにしたときに生じる容器最上部の間隙(脱硫触媒の充填されていない空間)に被改質ガスが大量に流れることが避けられる。この結果、被改質ガスの脱硫不足を防止できる。また、被改質ガスが上側領域と下側領域を行き来することにより、脱硫触媒全体をむらなく通過することとなり、脱硫触媒を無駄なく使用することができる。
請求項に係る燃料電池に用いる被改質ガスの脱硫装置では、筒状容器の内部空間において軸を含む面を境界とする第1領域と第2領域を、被改質ガスが行き来して軸方向に流れるようにするガス流路形成手段として、第1領域の複数の第1の仕切り板と第2領域の複数の第2の仕切り板とをそれぞれ間隔を空けて配置し、かつ第1の仕切り板と第2の仕切り板とは交互に配置されている。従って、被改質ガスが流入口から流出口まで直線的に通過するのではなく、第1領域と第2領域とを蛇行しつつ進行するので脱硫触媒と触れ合う距離及び時間が長くなり、脱硫効果が高まる。
また、第1領域が上側領域、そして第2領域が下側領域となるように容器を横置きに配置した場合、上側領域及び下側領域にそれぞれ複数の仕切り板が間隔を空けて配置されかつ上側領域と下側領域に交互に配置されているので、被改質ガスは上側領域の仕切り板の下方を潜り、下側領域の上方を超えることを繰り返して軸方向に進むことになる。これによりガスが上下に蛇行しつつ通過することになり、容器を横置きにしたときに生じる容器最上部の間隙(脱硫触媒の充填されていない空間)に被改質ガスが大量に流れることが避けられる。この結果、被改質ガスの脱硫不足を防止できる。また、被改質ガスが上側領域と下側領域を行き来することにより、脱硫触媒全体をむらなく通過することとなり、脱硫触媒を無駄なく使用することができる。
請求項1又は2に係る脱硫装置では、内部空間に設けた仕切り板の先端側が、容器における脱硫触媒の充填口へ近づくように仕切り板が傾斜している。容器に脱硫触媒を充填する際には、充填口を上方に向けて作業をするから、脱硫触媒を上方から投入したとき各仕切り板の先端側から基端側へ仕切り板の面に沿って脱硫触媒が落下して、仕切り板の基端側の隅まで行き渡る。この結果、脱硫触媒を仕切り板と仕切り板の間に隙間なく充填することができ、無駄な間隙(脱硫触媒の充填されていない空間)を最小限とすることができる。
請求項に係る脱硫装置では、流入口及び流出口において被改質ガスが、最端部に位置するガス流路形成手段の端部側の面に沿って流れる。これにより、流入口および流出口の近傍の脱硫触媒にも満遍なく被改質ガスを流通させることができ、端部に位置する脱硫触媒を無駄なく使用できる。
請求項に係る脱硫装置では、流入口および流出口が第1領域側に設けられる。これにより、第1領域が上側領域、そして第2領域が下側領域となるように容器を横置きに配置した場合、粉末化した脱硫触媒が下部に堆積しても、被改質ガスの流入および流出を妨げることがない。
請求項に係る脱硫装置の使用方法では、脱硫装置を横置きとすることにより、内部空間を流れる被改質ガスは上下を行き来する流れとなり、容器最上部の間隙に被改質ガスが大量に流れることが避けられる。この結果、被改質ガスの脱硫不足を防止できる。また、被改質ガスが上下を行き来することにより脱硫触媒を無駄なく使用することができる。
請求項に係る脱硫装置の使用方法では、脱硫装置を縦置きとすることにより、ガス流路形成手段または螺旋形状管が鉛直方向に配置されるが、ガスを前後または左右に行き来させる流れとなることにより、脱硫触媒に満遍なく触れることができる。被改質ガスが直線的に流れる従来の縦置きの脱硫装置に比べて脱硫効果は高まる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明による脱硫装置の第1の実施形態を示しており、(a)は斜視図、(b)は(a)のA断面図である。なお、図1では、脱硫装置1を横向きに配置した状態を示しており、この横向き配置が最適な使用形態である。
図1(a)に示すように脱硫装置1は、脱硫触媒20を収容可能な筒状の容器2を有する。筒状の容器2は図示のような円筒形状が好適であるが、断面形状は正確な円形でなくともよい。容器2の軸方向の両端近傍にはそれぞれ被改質ガス30の流入口3及び流出口4が設けられる。図示の例では、流入口3及び流出口4が、容器2の軸に対して同じ方向に配置されており、筒壁2aの外面上から径方向に延在する管部材がガス移送のためにそれぞれ接続されている。容器2の軸方向の一方の端部である第1端部2cは脱硫触媒20の充填口となっており、着脱可能な適宜の蓋が取り付けられている。軸方向の他方の端部である第2端部2dは筒壁2aと一体化されている。流入口3及び流出口4の位置は、容器2の両端近傍であれば筒壁2a上でなくともよく、例えば第1端部2cまたは第2端部2dに設けてもよい。
容器2の内部空間の大部分は脱硫触媒20で充填されているが、脱硫触媒20を完全に間隙なく充填することは難しい。また、粉末を固めたペレット状の脱硫触媒20の一部が、充填後に粉末に戻り体積が減少することによっても間隙が生じる。従って、図示のように脱硫装置1を横向きに配置した場合は、内部空間の最上部において流入口3から流出口4まで連通する間隙(脱硫触媒が充填されていない空間)が生じる。符号20aは脱硫触媒20の表面を示す。
図1(b)のA断面図に示すように、容器2の内部空間には、複数の第1の仕切り板5と、複数の第2の仕切り板6が設けられている。ここで、容器2の内部空間を、軸を含む面P(図の紙面に垂直な平面)を境界とする第1領域2eと第2領域2fとに区別して称することとする。脱硫容器1を横向きに配置した場合は、第1領域2eが上側領域となり、第2領域2fが下側領域となる。
複数の第1の仕切り板5の各々は、容器2の軸に対し垂直であって、少なくとも第1領域2eを流入口3側と流出口4側とに仕切っている。好適には、第1の仕切り板5の先端部5bが第2領域2f内にまで延びている。ただし、仕切り板5は第2領域2fを仕切るまでは延びておらず、被改質ガスの流路は確保されている。第1の仕切り板5の基端部5aは、容器2の筒壁2aの内面に接合されている。複数の第1の仕切り板5の各々は、互いに適宜の間隔を空けて軸方向に配置されている。
一方、複数の第2の仕切り板6の各々は、容器2の軸に対し垂直であって、少なくとも第2領域2fを流入口3側と流出口4側とに仕切っている。好適には、第2の仕切り板6の先端部6bが第1領域2e内にまで延びている。ただし、仕切り板6は第1領域2eを仕切るまでは延びておらず、被改質ガスの流路は確保されている。第2の仕切り板6の基端部6aは、容器2の筒壁2aの内面に接合されている。複数の第2の仕切り板6の各々もまた、互いに適宜の間隔を空けて軸方向に配置されている。
さらに、第1の仕切り板5と第2の仕切り板6とは、軸方向に交互に配置されている。従って、図1の例では、仕切り板5の先端部5bと仕切り板6の先端部6bとが互い違いとなっている。
複数の第1の仕切り板5及び複数の第2の仕切り板6は、容器2の内部空間に被改質ガスの流路を形成するガス流路形成手段を構成している。図1(a)中の太字矢印は、内部空間における被改質ガスの流れを模式的に示している。このように、流入口3から流入した被改質ガス30が、容器2の内部空間において第1領域2eと第2領域2fとを行き来しつつ軸方向に流れて流出口4から流出する。すなわち、被改質ガス30は、第1の仕切り板5の下方を潜り、第2の仕切り板6の上方を超えることを繰り返しつつ軸方向に移動する。被改質ガス30は、この移動の間に脱硫触媒20と触れ合うことにより脱硫される。
このような被改質ガス30の流路が形成される結果、脱硫装置1を横向きに配置した場合に容器2の最上部に生じる間隙を被改質ガス30の大部分が通過するという問題点は解消される。容器2の最上部の間隙は、複数の第1の仕切り板5により仕切られているためガスが直通することはできない。本発明の脱硫装置1では、被改質ガス30が第1領域2eと第2領域2fを行き来しつつ流れるので、脱硫触媒20に満遍なく触れることができ十分に脱硫される上、脱硫触媒20も無駄なく使用されることとなる。
図1に示した脱硫装置1における流入口3及び流出口4は、図示のように横置きした場合に、容器2の上側領域となる第1領域2e側に設けられることが好適である。ペレット状の脱硫触媒20は非常に脆いため、充填後に振動等により一部が粉末化して容器2の下部に堆積する。このため、流入口3及び流出口4が下部に設けられていると、堆積した粉末によってガスの流れが妨げられるおそれがある。よって、流入口3及び流出口4の双方を、容器2の上側領域になる第1領域2e側に設ければ、粉末化した脱硫触媒によるガス流の閉塞のおそれはない。
また、図1(b)に破線矢印で示すように、被改質ガス30は、流入口3から容器2の内部空間に流入した直後に、流入口3に最も近い第1領域2e内の第1の仕切り板5Aの流入口3側に向いた面5A1に沿って流れる。これにより、第1の仕切り板5Aと容器2の第2端部2dとの間に存在する脱硫触媒を被改質ガス30が通過するため、この部分の脱硫触媒を無駄なく使用できる。
これに対し、仮に、図1(b)における流入口3が、軸に対し反対側(下側)に設けられているとすると、流入口から流入した被改質ガス30は、流入口に2番目に近い第2領域2f内の第2の仕切り板6Aに向かいその面6A1に沿って流れることとなる。被改質ガス30がこのような流れ方をすると、第1の仕切り板5Aと容器2の第2端部2dの間に存在する脱硫触媒は、全く利用されず無駄となる。従って、流入口3は、流入直後の被改質ガス30が容器2の端部に最も近い仕切り板の端部側の面に沿って流れることができるような位置に設けることが好適である。これは、後述する図2および図3に示す実施形態についても同様である。
同様に、図1(b)に破線矢印で示すように、被改質ガス30は、流出口4から流出する直前に、流出口4に最も近い第1領域2e内の第1の仕切り板5Bの流出口4側に向いた面5B1に沿って流れ、その後流出口4から出て行く。これにより、第1の仕切り板5Bと容器2の第1端部2cとの間に存在する脱硫触媒を被改質ガス30が通過するため、この部分の脱硫触媒を無駄なく使用できる。
これに対し、仮に、図1(b)における流出口4が、軸に対し反対側(下側)に設けられているとすると、被改質ガス30は、流出口に2番目に近い第2領域2f内の第2の仕切り板6Bの面6B1に沿って流れた後、直ちに流出口から出て行くこととなる。被改質ガス30がこのような流れ方をすると、第1の仕切り板5Bと容器2の第1端部2cの間に存在する脱硫触媒は、全く利用されず無駄となる。従って、流出口4は、流出直前の被改質ガス30が容器2の端部に最も近い仕切り板の端部側の面に沿って流れることができるような位置に設けることが好適である。これは、後述する図2および図3に示す実施形態についても同様である。
なお、図示しない別の形態では、図1に示した脱硫装置1において第1の仕切り板5のみを設け、第2の仕切り板を設けなくともよい。この形態において脱硫装置1を横置きする場合は、第1の仕切り板5を設けた第1領域2eが上側領域となるように配置する。被改質ガス30は、仕切り板5の下方を潜っては、仕切り板の間の空間に出て拡がることを繰り返しつつ軸方向に移動する。この場合、複数の第1の仕切り板5が、ガス流路形成手段を構成する。これにより、図1の形態には及ばないが、同様の効果が得られる。
図2は、本発明による脱硫装置の第2の実施形態を示しており、(a)は斜視図、(b)は(a)のB断面図である。図2もまた、脱硫装置1を横向きに配置した状態を示しており、この横向き配置が最適な使用形態である。
図2に示した脱硫装置1は、図1に示した実施形態とほぼ同じであり、複数の第1の仕切り板5が第1領域2eに設けられ、複数の第2の仕切り板6が第2領域2fに設けられる。図2の実施形態において、図1の実施形態と相違する点は、第1の仕切り板5および第2の仕切り板6が、軸に垂直な方向に対して傾斜している点である。この傾斜の向きは、第1の仕切り板5の先端部5bおよび第2の仕切り板6の先端部6bが、脱硫触媒20の充填口2cに近づくような向きである。
この第1の仕切り板5および第2の仕切り板6の傾斜には次の作用効果がある。容器2に脱硫触媒20を充填する際には、充填口2cを上方に向け蓋を外して作業をする。充填口2cを上方に向けると、第1の仕切り板5および第2の仕切り板6は、それらの先端部5bおよび6bが上方に位置し、基端部5aおよび6aが下方に位置することとなる。従って、脱硫触媒20を上方から投入したとき、各仕切り板5、6の先端部5b、6bから基端部5a、5bへと、仕切り板の面に沿って脱硫触媒20が落下して、仕切り板の基端部の隅まで行き渡る。この結果、脱硫触媒20を仕切り板と仕切り板の間に隙間なく充填することができ、無駄な間隙を最小限とすることができる。
図2の実施形態のその他の作用効果については、前述の図1の実施形態と同様である。
図3は、本発明による脱硫装置の第3の実施形態を示しており、(a)は斜視図、(b)は(a)のC断面図である。図3もまた、脱硫装置1を横向きに配置した状態を示しており、この横向き配置が最適な使用形態である。
図3に示した脱硫装置1は、容器2の内部空間におけるガス流路形成手段として軸方向の両端間に延在するスクリュー体7を設けている。スクリュー体7の周縁部は、筒体2aの内面に接合している。スクリュー体7の羽は螺旋状のガス流路を形成している。被改質ガス30は、スクリュー体の螺旋状の面に沿って軸周りを回ることにより第1領域2eと第2領域2fを行き来しつつ軸方向に進む。この結果、脱硫触媒と十分触れ合うことができ、脱硫効果が高まる。また、横置きした場合に容器最上部に生じる間隙は、スクリュー体7の周縁部が容器内面と接合されていることにより仕切られている。よって、被改質ガスがこの間隙を大量に流れることが避けられ、被改質ガスの脱硫不足を防止できる。さらに、被改質ガスが螺旋状に流れることによって脱硫触媒を無駄なく使用することができる。
図4は、本発明による脱硫装置の第4の実施形態の側面図である。図4もまた、脱硫装置10を横向きに配置した状態を示しており、この横向き配置が最適な使用形態である。
図4に示した脱硫装置10は、螺旋形状管8を有する。螺旋形状管8の内部空間には脱硫触媒20を収容可能である。符号20aは、収容された脱硫触媒20の表面を示している。さらに、螺旋形状管8のの両端がそれぞれ設けられる被改質ガス30の流入口3および流出口4となっている。螺旋軸を横向きに配置した場合、内部空間を流れる被改質ガス30は螺旋状に上下を行き来する流れとなる。螺旋形状管8の最上部の間隙は分断されているため、被改質ガス30が大量に流れることはない。この結果、被改質ガスの脱硫不足を防止できる。また、この実施形態では、被改質ガスが脱硫触媒20全体をむらなく通過することとなるので、脱硫触媒を無駄なく使用することができる。
以上の図1〜図4に示した本発明の脱硫装置1、10は、いずれも容器の軸を横向きに配置して使用することが最適である。この最適配置において、被改質ガスを上下に蛇行させる最適な流路を形成して効果的な脱硫を行わせ、かつ脱硫触媒を無駄なく効率的に利用するという作用効果を奏することができる。なお、「横向き」とは、容器の軸を水平とすることが最も一般的であるが、ある程度傾斜していてもよい。なお、図1〜図3の実施形態において脱硫装置1を傾斜配置させる場合は、第1領域が第2領域よりも上側に位置するようにする。傾斜の程度は上記の作用効果が得られる程度とする。
また、図1〜図4に示した本発明の脱硫装置1、10は、容器の軸を縦置きにして使用することも有用である。従来技術においては脱硫装置の容器内部は空洞であったが、図1〜図3の本発明の脱硫装置1では仕切り板またはスクリュー体が設けられているため、被改質ガスが前後方向または左右方向に蛇行しつつ下から上へ軸方向に移動することとなる。また、図4の脱硫装置10は螺旋形状管からなるため、被改質ガスは必然的に前後左右方向に蛇行させられる。よって、従来の脱硫装置に比べて脱硫触媒と触れ合う距離が長く、脱硫効果が高まる。ただし、縦置きした場合は、流入口が下端近傍に位置するため粉末化した脱硫触媒による閉塞のおそれがあり、また、設置空間も大きくなるため、横置きの場合に比べて不利である。
図1は、本発明による脱硫装置の第1の実施形態を示しており、(a)は斜視図、(b)は(a)のA断面図である。 本発明による脱硫装置の第2の実施形態を示しており、(a)は斜視図、(b)は(a)のB断面図である。 本発明による脱硫装置の第3の実施形態を示しており、(a)は斜視図、(b)は(a)のC断面図である。 本発明による脱硫装置の第4の実施形態の側面図である。 (a)は従来の脱硫装置の一例を示す図であり、(b)は本発明の課題を説明するための図である。
符号の説明
1、10 脱硫装置
2 容器
2e 第1領域
2f 第2領域
3 流入口
4 流出口
5、6 仕切り板
7 スクリュー体
8 螺旋形状管

Claims (6)

  1. 燃料電池に用いられる被改質ガスの脱硫を行う脱硫装置において、
    脱硫触媒を収容可能な筒状の容器と、
    前記容器の軸方向の両端近傍にそれぞれ設けられる被改質ガスの流入口および流出口と、
    前記流入口から流入した前記被改質ガスが、前記容器の内部空間において軸を含む面を境界とする第1領域と第2領域とを行き来しつつ軸方向に流れて前記流出口から流出するように、前記被改質ガスの流路を形成するガス流路形成手段とを有し、
    前記ガス流路形成手段として、少なくとも前記第1領域を前記流入口側と前記流出口側とに仕切る複数の仕切り板を具備し、前記複数の仕切り板の各々は軸方向に互いに間隔を空けて配置され
    前記容器が軸方向の一方の端に前記脱硫触媒の充填口を具備し、前記仕切り板の先端側が前記充填口に近づくように、前記仕切り板が軸に垂直な方向に対して傾斜していることを特徴とする脱硫装置。
  2. 燃料電池に用いられる被改質ガスの脱硫を行う脱硫装置において、
    脱硫触媒を収容可能な筒状の容器と、
    前記容器の軸方向の両端近傍にそれぞれ設けられる被改質ガスの流入口および流出口と、
    前記流入口から流入した前記被改質ガスが、前記容器の内部空間において軸を含む面を境界とする第1領域と第2領域とを行き来しつつ軸方向に流れて前記流出口から流出するように、前記被改質ガスの流路を形成するガス流路形成手段とを有し、
    前記ガス流路形成手段として、少なくとも前記第1領域を前記流入口側と前記流出口側とに仕切る複数の第1の仕切り板と、少なくとも前記第2領域を前記流入口側と前記流出口側とに仕切る複数の第2の仕切り板とを具備し、
    前記複数の第1の仕切り板の各々及び前記複数の第2の仕切り板の各々は軸方向に互いに間隔を空けて配置され、かつ前記第1と第2の仕切り板が交互に配置され
    前記容器が軸方向の一方の端に前記脱硫触媒の充填口を具備し、前記仕切り板の先端側が前記充填口に近づくように、前記仕切り板が軸に垂直な方向に対して傾斜していることを特徴とする脱硫装置。
  3. 前記流入口から流入した被改質ガスが、前記ガス流路形成手段における前記流入口に最も近くかつ前記流入口側に向いた面に沿って流れるように、前記流入口が設けられ、かつ、
    前記流出口へ流出する被改質ガスが、前記ガス流路形成手段における前記流出口に最も近くかつ前記流出口側に向いた面に沿って流れるように、前記流出口が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の脱硫装置。
  4. 前記流入口および前記流出口が、前記第1領域側に設けられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の脱硫装置。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の脱硫装置を、前記容器の軸を水平に配置して使用する脱硫装置の使用方法。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の脱硫装置を、前記容器の軸を鉛直に配置して使用する脱硫装置の使用方法。
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