JP5084376B2 - 真空断熱材 - Google Patents

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Description

金属製の外包材を用いた真空断熱材に関する。
従前から、断熱材の耐熱性を高めるために、外包材として金属製のものを用いた真空断熱材が考案されてきていた(例えば、特許文献1参照)。
また、外包材として樹脂製のものを用いた真空断熱材も従来から考案されてきていた(例えば、特許文献2参照)。
特開平1−150098号公報 特開平7−113494号公報
しかしながら、上述した金属製の外包材を用いた真空断熱材を発熱体等の被取り付け体に取り付けるときには、接着剤や両面テープ等の樹脂を用いて行われてきた。このため、真空断熱材は、それ自体では、耐熱性に優れているものの、使用条件によっては、長期の接着性に問題が生じるおそれがあるため、用途により樹脂以外の固定方法、又は樹脂と併用する固定方法が必要であった。また、耐熱性の高い樹脂を用いた場合には、高価にならざるを得なかった。
また、金属製の外包材を用いた場合でも、樹脂製の外包材を用いた場合でも、真空にするために、外包材同士を接合して封止する必要があり、外包材のみが存在する余剰部、いわゆるヒレと称される部分を形成せざるを得なかった。この余剰部は、断熱には何ら効果を奏するものではなく、真空断熱材の取り付け作業を阻害しないようにするために、折り曲げる等をする必要があった。
さらに、真空断熱材を取り付ける被取り付け体は、形状や大きさが異なる場合が多く、被取り付け体が変更されたときには、被取り付け体の形状や大きさに合せて、真空断熱材の芯材や外包材の形状や大きさを変更して、真空断熱材を製造せざるを得なかった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、耐熱性を維持したまま、金属製の外包材を用いた真空断熱材を安価にかつ的確に被取り付け体に取り付けることができると共に、余剰部を有効に活用でき、さらに、真空断熱材を取り付ける被取り付け体の形状や大きさが変更されても、対応できる汎用性のある真空断熱材を提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明においては、金属製外包材によって芯材部が挟まれた介在部と芯材部が挟まれていない非介在部とを形成し、被取り付け体に取り付けるための取り付け部材を非介在部に設ける。
具体的には、本発明に係る真空断熱材は、
芯材部と、前記芯材部を収納しかつ内部を減圧状態に維持できる金属製外包材と、を含む真空断熱材であって、
互いに向かい合う前記金属製外包材によって前記芯材部が挟まれて形成された介在部と、前記介在部から延在しかつ前記金属製外包材によって前記芯材部が挟まれていない非介在部とが形成され、
前記非介在部には、互いに向かい合う前記金属製外包材が接合されて、前記金属製外包材の内部を封止して減圧状態に維持する封止接合部が形成され、
被取り付け体に取り付けるための取り付け部材が前記非介在部に設けられたことを特徴とする。
上述したように、本発明に係る真空断熱材は、芯材部と金属製外包材とを含む。金属製外包材は、芯材部を収納すると共に、内部を減圧状態に維持できるものである。
さらに、本発明に係る真空断熱材は、介在部と非介在部とに区分することができる。介在部は、互いに向かい合う金属製外包材によって芯材部が挟まれて形成された部分や領域である。非介在部は、介在部から延在する部分や領域であり、金属製外包材によって芯材部が挟まれていない部分や領域である。さらに、非介在部には、封止接合部が形成される。非介在部は、芯材部が存在しないので、互いに向かい合う金属製外包材を接合することができる。この封止接合部を形成することによって、金属製外包材の内部を封止して減圧状態に維持することができる。
さらに、非介在部には、取り付け部材が設けられている。取り付け部材は、真空断熱材を被取り付け体に取り付けるためのものである。
このように、非介在部に取り付け部材を設けているので、減圧状態を維持した状態で、取り付け部材を介して真空断熱材を被取り付け体に取り付けることができる。
また、本発明に係る真空断熱材は、
前記非介在部が、
前記介在部に近接し、かつ、前記介在部と前記封止接合部との間に延在する近接領域と、
前記封止接合部よりも前記介在部から離隔して延在する離隔領域と、に画定され、
前記取り付け部材が、前記離隔領域に設けられたものが好ましい。
上述した非介在部は、近接領域と離隔領域とに画定される。近接領域は、介在部に近接する領域であると共に、介在部と封止接合部との間に延在する領域である。また、離隔領域は、封止接合部よりも介在部から離隔して延在する領域である。すなわち、離隔領域は、介在部に対して、近接領域よりも離れた位置に存在する領域である。上述した取り付け部材は、離隔領域に設けられている。
このように、取り付け部材を離隔領域に設けているので、取り付け部材が設けられても、そのことで減圧状態に影響を与えることなく、減圧状態を維持することができる。
さらに、本発明に係る真空断熱材は、
前記取り付け部材が、長尺な形状を有し、
前記取り付け部材の一の端部が、前記非介在部に接合されて、前記金属製外包材と前記取り付け部材との間に取り付け接合部が形成され、
前記取り付け部材の前記一の端部とは異なる他の端部に、前記被取り付け体に係止されるための係止部が形成されたものが好ましい。
上述した取り付け部材は、長尺な形状を有する。この取り付け部材の一の端部は、非介在部に接合される。取り付け部材の一の端部が非介在部に接合されることによって、金属製外包材と取り付け部材との間に取り付け接合部が形成される。さらに、取り付け部材の一の端部とは異なる他の端部に、被取り付け体に係止されるための係止部が形成されている。
このように、取り付け部材の一の端部は、非介在部に接合されているので、減圧状態を維持することができる。さらに、係止部が形成されているので、取り付け部材によって真空断熱材を的確に被取り付け体に取り付けることができる。
さらにまた、本発明に係る真空断熱材は、
前記取り付け接合部が、前記封止接合部と交差して形成され、かつ、互いに向かい合う前記金属製外包材の間に形成され、
前記取り付け接合部と前記封止接合部とによって、減圧状態が維持されるものが好ましい。
封止接合部と交差するとは、上述した近接領域と離隔領域とにまたがって形成されていることを意味する。このように、封止接合部と交差するように形成されても、金属製外包材の間にも取り付け接合部が形成されているので、減圧状態を維持することができる。
また、本発明に係る真空断熱材は、
前記取り付け接合部と前記封止接合部とは、溶接法又はロウ付けによって形成されたものが好ましい。
取り付け接合部や封止接合部を溶接法又はロウ付けによって形成することにより、減圧状態を的確に維持することができる。
耐熱性を維持したまま、金属製の外包材を用いた真空断熱材を安価にかつ的確に被取り付け体に取り付けることができると共に、余剰部を有効に活用でき、さらに、真空断熱材を取り付ける被取り付け体の形状や大きさが変更されても、対応できる汎用性のある真空断熱材を提供することができる。
以下に、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
<<<第1の実施の形態>>>
図1は、真空断熱材100を示す斜視図である。図2は、この真空断熱材100を示す正面図であり、図3は、真空断熱材100に4つの取り付け部材160を取り付けた状態を示す正面図である。図4は、図3に示した線I−Iに沿った真空断熱材100を示す断面図である。なお、図4は、構成を明確に示すために、隣り合う部材の間に隙間があるように示したが、実際には、これらの部材は、密着するように構成されている。
図1〜図4に示すように、真空断熱材100と外包材120とを含む。真空断熱材100は、芯材部110を外包材120に収納して、封止用溶接ライン130を形成することによって作ることができる。真空断熱材100の作り方の詳細については、後で述べる。なお、封止用溶接ライン130は、視認できるように形成されるので、図1〜図3においては、実線で示した。また、芯材部110は、外包材120で覆われているので、図1〜図3においては、破線で示した。
<<芯材部110>>
<芯材部110の形状>
図1及び図4に示すように、芯材部110は、略薄板状の形状を有する。芯材部110の厚さや大きさは、断熱すべき対象物(以下、被取り付け体Bと称する。)の大きさや、被取り付け体Bに要する断熱性能に応じて適宜定めればよい。
<芯材部110の材料>
芯材部110は、特に限定されないが、繊維集合体、連続気泡発泡体等が使用される。断熱性の観点から好ましくは繊維集合体である。繊維集合体は、作業性の観点から、上述したように、略板状の形態で使用されることが好ましい。繊維集合体を、そのままの「わた状態」や、微細化した「粉体状」で使用する場合には、芯材部110の取り扱い性が低下するので、芯材部110を、後述する外包材120へ収納する工程が煩雑になり、作業性が悪化する。
繊維集合体は無機繊維、有機繊維またはそれらの混合物からなる。
無機繊維としては、例えば、ガラス繊維(グラスウール)、アルミナ繊維、スラグウール繊維、シリカ繊維、ロックウール等が挙げられる。
有機繊維としては、例えば、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ナイロン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリウレタン繊維、ポリノジック繊維、レーヨン繊維等の合成繊維、麻、絹、綿、羊毛等の天然繊維等が挙げられる。無機繊維および有機繊維は、1種からなる単独繊維または複数種の混合繊維として用いられる。
この第1の実施の形態では、後述する外包材120の耐熱性の利点を活かすために、芯材部110としても耐熱性に優れる無機系芯材が好ましく、断熱性も考慮すれば、グラスウール製芯材が特に好ましい。
<<外包材120>>
<外包材120の形状>
外包材120は、図1及び図2に示すように、2枚のシート状の外包材120a及び120bによって成形される。なお、以下では、外包材120a及び120bを、単に外包材120と称する場合もある。
2枚の外包材120a及び120bの各々は、同じ大きさの正方形や長方形等の一定の形状を有する。2枚の外包材120a及び120bの各々の形状及び大きさは、芯材部110の形状及び大きさや、後述する非介在部Nの形状及び大きさ等に合せて適宜定めればよい。
後述するように、2枚の外包材120a及び120bが、互いに重なり合うようにし、その間に芯材部110を挟んで、芯材部110を周回するように、2枚の外包材120a及び120bを溶接することで、真空断熱材100を作ることができる。
<外包材120の材料>
外包材120は、真空断熱材100が使用される温度や圧力等の条件下で十分に耐え、真空断熱材100としての機能を維持できる金属であれば、どのようなものでも用いることができる。例えば、軟鋼薄板、ステンレス鋼薄板、亜鉛メッキ鋼薄板等の各種の鋼薄板や、アルミニウム合金薄板や、チタン薄板や、スズ薄板等を用いることができる。特に、板厚が0.05mmから0.5mm程度のステンレス、鉄、チタン等を使用するのが好ましい。
なお、外包材120を、単一の層の金属製の薄板で構成するだけでなく、複数の層の金属製の薄板で構成してもよい。外包材の構成は、耐熱性や芯材部110の断熱性等を考慮して適宜定めればよい。
<封止用溶接ライン130、介在部I、非介在部N(近接領域P、離隔領域D)>
後述するように、真空断熱材100は、2枚の外包材120a及び120bの間に芯材部110を挟み、芯材部110の外周に沿って、2枚の外包材120a及び120bを溶接することによって作ることができる。図1〜図4に示すように、この2枚の外包材120a及び120bを溶接することによって、封止用溶接ライン130を形成することができる。
この封止用溶接ライン130(130a〜130d)は、図1〜図3に示すように、外包材120の一の辺の端部から、一の辺と向かい合う他の辺の端部に至るまで、一の辺と他の辺とに挟まれた別の辺に沿って略平行に形成されている。
具体的には、封止用溶接ライン130aは、外包材120の一の辺122dの端部から、一の辺122dに向かい合う他の辺122bの端部に至るまで、一の辺122dと他の辺122bとに挟まれた別の辺122aに沿って略平行に形成されている。封止用溶接ライン130bは、外包材120の一の辺122aの端部から、一の辺122aに向かい合う他の辺122cの端部に至るまで、一の辺122aと他の辺122cとに挟まれた別の辺122bに沿って略平行に形成されている。封止用溶接ライン130cは、外包材120の一の辺122bの端部から、一の辺122bに向かい合う他の辺122dの端部に至るまで、一の辺122bと他の辺122dとに挟まれた別の辺122cに沿って略平行に形成されている。封止用溶接ライン130dは、外包材120の一の辺122cの端部から、一の辺122cに向かい合う他の辺122aの端部に至るまで、一の辺122cと他の辺122aとに挟まれた別の辺122dに沿って略平行に形成されている。なお、上述した外包材120の4つの辺122a〜122dは、2枚の外包材120a及び120bに共通する辺として、2枚の外包材120a及び120bについて同じ符号を付して示した。
上述したように、封止用溶接ライン130(130a〜130d)を形成することによって、封止用溶接ライン130は、芯材部110の周囲を周回するように形成され、芯材部110が含まれた領域を的確に封止することができる。この芯材部110が含まれた領域、すなわち、2枚の外包材120a及び120bによって芯材部110が挟まれて形成された領域は、芯材部110が介在するので(図4参照)、介在部Iと称する。また、2枚の外包材120a及び120bによって芯材部110が挟まれていない領域は、芯材部110が介在しないので(図4参照)、非介在部Nと称する。
また、非介在部Nは、封止用溶接ライン130によって、近接領域Pと離隔領域Dとに区分することができる。近接領域Pは、介在部Iと封止用溶接ライン130との間に延在する領域である。また、離隔領域Dは、封止用溶接ライン130よりも介在部Iから遠ざかるように延在する領域である。したがって、第1の実施の形態で示した真空断熱材100においては、介在部Iを周回するように、近接領域Pが延在し、近接領域Pを周回するように、離隔領域Dが延在する。また、封止用溶接ライン130は、近接領域Pと離隔領域Dとの双方に接するように形成されている。言い換えれば、近接領域Pと離隔領域Dとを区画して画定するように、封止用溶接ライン130が形成されている。なお、図2では、明確に示すために、近接領域Pを右下がりの斜線を付して示し、離隔領域Dを右上がりの斜線を付して示した。
上述したように、封止用溶接ライン130は、芯材部110の周囲を周回するように形成され、この封止用溶接ライン130によって、真空断熱材100は封止される。すなわち、封止用溶接ライン130によって、介在部Iと近接領域Pとの双方の領域が、減圧状態に維持される。この封止用溶接ライン130が、「封止接合部」に対応する。
また、上述したように、真空断熱材100の介在部Iと近接領域Pとの双方の領域は、減圧状態が維持された領域であるので、真空維持領域として機能する。一方、離隔領域Dは、介在部Iや近接領域Pを周回するように形成され、この離隔領域Dは、真空状態ではないので、非真空領域として機能する。
上述したように、封止用溶接ライン130は、介在部I(芯材部110)や近接領域Pを周回するように形成される。特に、この封止用溶接ライン130は、介在部I(芯材部110)と重ならないように、かつ、介在部I(芯材部110)の外周に可能な限り近づけて形成するものが好ましい。後述するように、離隔領域Dは、真空断熱材100を被取り付け体Bに取り付けるためのものである(図3又は図4参照)。上述したように、封止用溶接ライン130を形成することによって、真空断熱材100を取り付けるための離隔領域Dを的確に確保することができると共に、介在部I(芯材部110)を大きくできるので、断熱効果を奏する領域を大きくすることができる。非介在部N(近接領域P及び離隔領域D)には、芯材部110が存在しないので、断熱効果には寄与しないため、従来は、余剰部として扱われてきたが、非介在部Nのうちの離隔領域Dを、被取り付け体Bに取り付けるためのものとすることによって、非介在部Nを有効に活用することができる。
さらに、封止用溶接ライン130自体の幅を5mm以内にするのが好ましい。従来の外包材内層を熱融着する方式であれば、この幅は広いほど長期断熱性能に優れるので、熱融着するのに要する幅は、通常は10mm程度のシール幅である。しかし、本発明は、封止用溶接ライン130で区切られた離隔領域Dを用いて、真空断熱材100を被取り付け体Bに取り付けるため、必要以上の非存在部を設けることは断熱効率として好ましいものではなく、封止用溶接ライン130自体の幅を小さくするのが好ましい。特に好ましくは、0.5〜3mmである。
また、非介在部Nの幅は、真空断熱材の大きさにもより、特に制限されるものではないが、3〜70mm程度であり、断熱効率及び取り付け性の観点から好ましくは10〜40mmである。
上述した封止用溶接ライン130が、「封止接合部」に対応する。
<<ゲッター剤150>>
<ゲッター剤150の機能>
外包材120の中には、ゲッター剤150(図示せず)を設けてもよい。外包材120の内部を減圧して溶接した後に、外包材120の内部では、ガス、例えば、芯材部110からアウトガスや水分が発生する場合があり、真空度を低下させる可能性がある。このため、ガスや水分を吸着することができるゲッター剤150を、外包材120の内部に芯材部110と共に収納することが好ましい。
このように、ゲッター剤150を外包材120の内部に収納することで、ゲッター剤150によってガスや水分を吸収できるので、真空断熱材100の断熱効果をより長く持続させることができる。
<ゲッター剤150の材質>
ガスや水分を吸着できる物質は、特に、限定されるものではなく、物理的にガスや水分等を吸着するものとして、例えば、活性炭、シリカゲル、酸化アルミニウム、モレキュラーシーブ、ゼオライト等がある。また、化学的にガスや水分等を吸着するものは、例えば、酸化カルシウム、酸化バリウム、塩化カルシウム、酸化マグネシウム、塩化マグネシウム等や、鉄、亜鉛等の金属粉素材、バリウム−リチウム系合金、ジルコニウム系合金等がある。
<<真空断熱材100>>
真空断熱材100は、以下のようにして作ることができる。
まず、略同じ大きさの2枚の金属製の外包材120a及び120bを用意し、これらの2枚の外包材120a及び120bが、おおよそ重なるように配置する。次いで、2枚の外包材120a及び120bの間に芯材部110を挟み、芯材部110が、外包材120a及び120bの略中央部に位置するように位置づける。最後に、芯材部110の外周122に沿って、芯材部110を周回するように、2枚の外包材120a及び120bを溶接することによって、封止用溶接ライン130を形成する。この封止用溶接ライン130を形成するときには、芯材部110と2枚の外包材120a及び120bとの全体を真空状態にして溶接、いわゆる真空溶接をする。このようにすることで、内部を減圧状態にした真空断熱材100を作ることができ、2枚の外包材120a及び120bを溶接することによって、減圧状態を維持することができる。
溶接は、2枚の外包材120a及び120bを接合できるものであれば、アーク溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接等のいかなる種類のものを用いてもよい。例えば、シーム溶接等の圧着接合方法、TIG溶接等の突き合わせ溶接、MIGブレージング等がある。特に、真空状態や高温状態であっても、接合部である封止用溶接ライン130からガスなどが発生しない溶接方法を用いるのが好ましい。
なお、上述した例では、接合部を封止用溶接ライン130として溶接によって形成したが、ハンダ付けやロウ付けによって形成してもよい。真空断熱材100の内部、すなわち、介在部Iと近接部Pとを減圧状態にして封止を維持できるものであればよい。
<<取り付け部材160>>
取り付け部材160は、真空断熱材100を被取り付け体Bに取り付けるための部材である。取り付け部材160は、真空断熱材100とは別体で製造される。後述するように、まず、取り付け部材160を真空断熱材100に取り付け、取り付け部材160が取り付けられた真空断熱材100を、取り付け部材160を介して被取り付け体Bに取り付ける。
<取り付け部材160の形態>
取り付け部材160は、図3及び図4に示すように、外形が薄板状で略長方形の形状を有する。このように、取り付け部材160は、略長方形の形状を有するので、取り付け部材160の外形は、向かい合う2つの長辺(取り付け部材160の長手方向の長さ)と向かい合う2つの短辺166a及び166b(取り付け部材160の短手方向の長さ)とによって構成される。
図3に示すように、向かい合う2つの短辺のうちの一方の短辺166aの端部が、真空断熱材100に取り付けられるために用いられる。特に、真空断熱材100の離隔領域Dに、取り付けるのが好ましい。真空断熱材100の離隔領域Dに取り付けるので、取り付け部材160を取り付ける加工等の処理を行っても、真空断熱材100の減圧状態に影響を与えることがなく、真空断熱材100の封止の状態を維持することができる。なお、短辺166aの端部とは、取り付け部材160を真空断熱材100に取り付けるのに要する領域を意味する。また、取り付け部材160の真空断熱材100への取り付けについては後述する。
一方、取り付け部材160の2つの短辺のうちの他方の短辺166bの端部には、取り付け部材160を貫通する貫通孔162が形成されている。この貫通孔162にねじやカシメ等を通して、真空断熱材100を被取り付け体B(図5参照)に取り付けることができる。なお、上述した例では、短辺166bの端部に貫通孔162を形成したものを示したが、真空断熱材100を被取り付け体Bに取り付けることができればよいので、短辺166bの端部を被取り付け体Bに係止できる係止部を有するものであればよい。例えば、L字状やU字状のフックなどを短辺166bの端部に形成してもよい。上述した短辺166bの端部とは、貫通孔162等の係止部を形成するのに要する領域を意味する。
上述したように、図3及び図4に示した取り付け部材160は、外形が薄板状で略長方形の形状を有するものであるが、上述したように、取り付け部材160は、真空断熱材100を被取り付け体Bに取り付けるためのものであるので、2つの端部を有し、そのうちの一端は真空断熱材100に取り付けられるための固定端として構成され、他端は被取り付け体Bに取り付けられるための係止部が設けられた係止端として構成されたものであればよい。なお、上述した例では、取り付け部材160の一端を真空断熱材100に取り付けられるための固定端とし、他端を被取り付け体Bに取り付けられるための係止端として構成したが、取り付け部材160の一端を被取り付け体Bに取り付けられるための固定端とし、他端を真空断熱材100に取り付けられるための係止端として構成してもよい。
<取り付け部材160の材質>
取り付け部材160は、金属で構成されている。例えば、取り付け部材160をアルミニウムやステンレス等の金属で構成することができる。取り付け部材160を金属で構成することによって、金属で構成された外包材120に、溶接やハンダ付けやロウ付けによって取り付けることができ、取り付け部材160を真空断熱材100に的確にかつ強固に取り付けることができる。なお、取り付け部材160の真空断熱材100への取り付けは、金属同士を接合できるものであればよい。
<取り付け部材160の形態及び材質>
上述した取り付け部材160の厚さや材質については、金切バサミ等の切断道具で切断可能なもの、例えば、略1mmのアルミニウム製のものが好ましい。後述するように、切断道具で切断できるようにすることで、真空断熱材100に予め取り付けられている取り付け部材160を真空断熱材100から除去して、別の取り付け部材160を真空断熱材100の所望する位置に取り付けることができる。このようにできるようにすることで、工場から出荷された状態の真空断熱材100を単に使用するだけでなく、工場から出荷された状態の真空断熱材100を取り付け現場で、被取り付け体Bの形状や大きさに応じて、部材160の取り付け位置を所望する位置に変更することができる。
また、取り付け部材160の長さや幅や厚さや材質は、真空断熱材100の大きさや形状や重さや材質や、被取り付け体Bの大きさや形状や、使用される環境等に応じて、適宜定めればよい。すなわち、真空断熱材100が使用される環境において、所望する期間にわたって、所望する断熱性を維持できるようなものであればよい。
<取り付け部材160の取り付け>
4つの取り付け部材160を真空断熱材100に取り付けた状態を図3に示す。取り付け部材160は、真空断熱材100の離隔領域Dの4箇所に取り付けられる。上述したように、真空断熱材100の離隔領域Dに取り付けるようにすることで、取り付け部材160を取り付ける加工等の処理を行っても、真空断熱材100の減圧状態に影響を与えることなく、真空断熱材100の封止の状態を維持することができる。なお、真空断熱材100は、この4つの取り付け部材160を介して被取り付け体Bに取り付けられる。
上述したように真空断熱材100の外包材120は金属で構成され、取り付け部材160も金属で構成されている。このため、真空断熱材100の外包材120に取り付け部材160を、溶接やハンダ付けやロウ付けによって取り付けることができる。このように、真空断熱材100の外包材120に取り付け部材160を取り付けることによって、取り付け接合部164が形成される。図3に示すように、取り付け接合部164は、取り付け部材160を跨ぐように形成される。図3に示した例では、取り付け接合部164は、紙面の上下方向に沿って、取り付け部材160が存在する箇所のみならず、取り付け部材160が存在しない箇所についても形成される。このようにすることで、取り付け接合部164によって取り付け部材160と真空断熱材100の外包材120とが接合される長さを長くしたり領域や面積を大きくしたりすることができ、接合を強固にすることができる。さらに、取り付け部材160が存在していない箇所も含めて、取り付け接合部164を形成するので、取り付け部材160に加えられた力をより広い領域に分散させることができ、取り付け部材160の取り付け強度等の取り付け状態を長期間に亘って維持することによって、真空断熱材100の減圧状態を長期間に亘って維持することができる。
上述したように、溶接やハンダ付けやロウ付けによって取り付け部材160を真空断熱材100に取り付けることにより、取り付け接合部164を形成することができる。この取り付け接合部164は、取り付け部材160と外包材120との間のみに形成されるようにしてもよいが、取り付け部材160と外包材120との間と、2枚の外包材120a及び120bの間との双方にも形成されるようにするのがよい(図4(a)及び図4(b)参照)。このように、取り付け部材160と外包材120との間のみならず、外包材120a及び120bの間にも取り付け接合部164を形成するようにすることで、取り付け部材160を真空断熱材100に、より強固に取り付けることができると共に、取り付け部材160に加えられた力を、2枚の外包材120a及び120bとの双方に分散させることができ、真空断熱材100に損傷を与えにくくして、取り付け部材160の取り付け強度等の取り付け状態を長期間に亘って維持することによって、真空断熱材100の減圧状態を長期間に亘って維持することができる。
また、図3及び図4に示すように、取り付け部材160は、取り付け部材160の一部が真空断熱材100の外周から突出したり延出したりするように、真空断熱材100に取り付けられるのが好ましい。このように取り付けることによって、真空断熱材100の被取り付け体Bへの取り付け作業を容易にすることができる。さらに、突出したり延出したりした取り付け部材160を、L字状に折り曲げたり、湾曲させたりすることによって、被取り付け体Bの形状や大きさ等に適合させることもでき、真空断熱材100の被取り付け体Bへの取り付け作業を、さらに容易にすることができる。さらにまた、真空断熱材100から突出したり延出したりする位置に貫通孔162を位置づけることで、真空断熱材100の被取り付け体Bへの取り付け作業を、より容易にかつ簡便にすることができる。
なお、図3に示した例では、真空断熱材100の面方向(紙面に平行な方向)に沿って、取り付け部材160が真空断熱材100から突出したり延出したりするように取り付けられている例を示したが、取り付け部材160は、被取り付け体Bの位置や大きさ等によって異なる場合があるので、例えば、真空断熱材100の面内に垂直な方向(紙面に垂直な方向)に沿って、取り付け部材160が真空断熱材100から突出したり延出したりするように取り付けてもよい。このようにすることで、被取り付け体Bの形状や大きさ等に、さらに適合させやすくすることができ、真空断熱材100の被取り付け体Bへの取り付け作業を、容易にかつ簡便にすることができる。
取り付け部材160の外形は、上述したように、薄板状の長尺な形状を有するが。薄板状の長尺な板を単一枚用いて構成しても、複数枚重ねて構成してもよい。例えば、図4(a)は、1枚の薄板状の長尺な板によって、取り付け部材160を構成した例を示す図であり、図4(b)は、2枚の薄板状の長尺な板を重ねることによって、取り付け部材160を構成した例を示す図である。図4(a)及び(b)は、図3に示した線I−Iに沿った真空断熱材100を示す断面図である。なお、図4(a)及び(b)においては、同一の符号を付して、取り付け部材160として示した。
図4(a)に示すように、1枚の薄板状の長尺な板によって、取り付け部材160を構成した場合には、真空断熱材100の離隔領域Dの片側に取り付けられる。このように離隔領域Dの片側だけに取り付け部材160を取り付ければよいので、取り付け部材160の取り付けを容易にすることができる。
また、図4(b)に示すように、2枚の薄板状の長尺な板によって、取り付け部材160を構成した場合には、真空断熱材100の離隔領域Dを挟むように取り付けられる。このように離隔領域Dを挟むように取り付け部材160を取り付けたときには、取り付け部材160を離隔領域Dに強固に取り付けることができる。
上述したように、取り付け部材160は、溶接やハンダ付けやロウ付けによって、真空断熱材100に取り付けられる。このように、取り付け部材160を真空断熱材100に取り付けることによって、取り付け部材160を取り付ける面積を小さくできるので、離隔領域Dの幅W1(図3参照)を短くできるので、離隔領域Dの全体を小さくできる。さらに、離隔領域Dを小さくした分、介在部Iを大きくすることができる、すなわち、芯材部110を大きくすることができるので、真空断熱材100の全体として、断熱性に寄与する領域を大きくでき、真空断熱材100の断熱効率を高めることができる。
取り付け部材160は、離隔領域Dに取り付けられる。この離隔領域Dは、芯材部110が存在しないので、真空断熱材100としては、余剰な部分である。この離隔領域Dに取り付け部材160を取り付けるようにすることで、離隔領域Dを有効に活用することができる。
上述したように、離隔領域Dを小さくできるので、非介在部Nも小さくできる。この非介在部Nも、芯材部110が存在しないので、真空断熱材100としては、余剰な部分である。この余剰な部分である非介在部Nを小さくできるので、被取り付け体Bの形状や大きさに適合させやすくでき、真空断熱材100の取り扱いを簡便にすることができる。
また、真空断熱材を取り付ける取り付け体は、その機器の用途や目的によって形状や大きさが異なる場合が多い。このため、真空断熱材と取り付け部材とを予め一体なるように製造するようにしたときには、取り付け体の形状や大きさに応じて、芯材や外包材の形状や大きさを定め、取り付け部材を含めて真空断熱材の全体を改めて製造する必要がある。しかしながら、本願のように構成することで、まず、真空断熱材100と取り付け部材160とを別個に製造しておき、最終製造工程で、被取り付け体Bの形状や大きさに応じた位置に取り付け部材160を真空断熱材100に取り付ければよい。このようにすることで、製造すべき真空断熱材単体の種類を少なくすることができ、生産性を向上させることができる。
<<真空断熱材100の被取り付け体Bへの取り付け>>
図5は、真空断熱材100の被取り付け体Bに取り付ける態様を示す図である。図5(a)は、真空断熱材100を、そのまま折り曲げることなく被取り付け体Bに取り付ける場合を示す図であり、図5(b)は、真空断熱材100の非介在部Nを、被取り付け体Bの外形に併せて折り曲げて、被取り付け体Bに取り付ける場合を示す図である。このように、被取り付け体Bの大きさや形状や、断熱すべき箇所等に応じて、真空断熱材100をそのまま用いたり折り曲げて用いたりすればよい。図5(a)及び(b)の示すいずれの場合も、取り付け部材160に形成された貫通孔162にねじ170を通して被取り付け体Bに固定されている。真空断熱材100の取り付けは、ねじ170によるもののほか、リベット等による固定など、真空断熱材100の非介在部Nが、被取り付け体Bに密着するように、かつ、耐熱性を確保して固定できればよい。
なお、上述した図5(b)に示した例では、真空断熱材100の非介在部Nを折り曲げる場合を示したが、真空断熱材100の非介在部Nを折り曲げるのではなく、取り付け部材160を折り曲げて、被取り付け体Bに取り付けるようにしてもよい。このような場合も、真空断熱材100の非介在部Nが、被取り付け体Bに密着するように、かつ、耐熱性を確保して固定できればよい。
<<取り付け部材160の取り付け位置の変更>>
上述したように、真空断熱材100と取り付け部材160とは、別個に製造されて、最終製造工程で、被取り付け体Bの形状や大きさに応じた位置に、取り付け部材160を真空断熱材100に取り付ける。したがって、工場から出荷される段階では、取り付け部材160が真空断熱材100に取り付けられたもの(図3参照)が出荷される。このように、被取り付け体Bの形状や大きさに応じた位置に、取り付け部材160は真空断熱材100に取り付けれているが、それでもなお、現場において、取り付け部材160の位置を変更する必要性が生ずる場合もある。以下では、このような場合の対応について説明する。
上述したように、取り付け部材160の厚さや材質については、金切バサミ等の切断道具で切断可能なもの、例えば、略1mmのアルミニウム製のものが好ましい。このように、切断道具で切断できるようにすることによって、真空断熱材100に予め取り付けられている取り付け部材160を真空断熱材100から除去することができる(図6の取り付け部材160’参照)。さらに、被取り付け体Bの形状や大きさに応じて、別に用意した取り付け部材160を真空断熱材100の所望する位置に取り付けることができる(図6の取り付け部材160”参照)。このようにすることで、工場から出荷された状態の真空断熱材100をそのまま使用するだけでなく、工場から出荷された状態の真空断熱材100を、被取り付け体Bの形状や大きさに応じて、部材160の取り付け位置を取り付け現場で所望する位置に変更することができる。このようにすることで、真空断熱材100の使い方を向上させることができる。
<<<第2の実施の形態>>>
上述した第1の実施の形態では、取り付け部材160を真空断熱材100の辺に取り付けたものであった。これに対して、第2の実施の形態の真空断熱材200では、取り付け部材260を真空断熱材200の四隅に取り付けたものである。なお、図7に示す第2の実施の形態では、第1の実施の形態と共通する要素については、同一の符号を付して示した。
この第2の実施の形態における真空断熱材200は、上述した第1の実施の形態における真空断熱材100と同一の構成を有する。すなわち、芯材部110や外包材120の材料や大きさについて同じであり、さらに、ゲッター剤150も設けてもよい。したがって、また、封止用溶接ライン130も同様に形成され、介在部I、非介在部N、近接領域P及び離隔領域Dも真空断熱材100と同様に形成され、これらは、同じ作用や機能を奏する。また、第2の実施の形態における取り付け部材260は、第1の実施の形態における取り付け部材160と、寸法が異なる点を除き同一の構成を有する。すなわち、取り付け部材260は、外形が薄板状で略長方形の形状を有し、金属で構成されている。
上述したように、真空断熱材200と取り付け部材260とを構成することにより、真空断熱材200の外包材120は金属で構成され、取り付け部材260も金属で構成される。このようにしたことにより、取り付け部材260を真空断熱材200に取り付ける場合にも、金属で構成された外包材120に、溶接やハンダ付けやロウ付けによって取り付けることができる。このように取り付け部材260を真空断熱材200に取り付けることによって、取り付け接合部264が形成される。図7に示すように、取り付け接合部264は、取り付け部材260を跨ぐように形成される。図7に示した例では、取り付け接合部264は、2本の封止用溶接ライン130の各々と交差するように斜めに形成されている。具体的には、取り付け部材260aを取り付けるための取り付け接合部264aは、2本の封止用溶接ライン130aと130bとの各々に交差するように斜めに形成されている。また、取り付け部材260bを取り付けるための取り付け接合部264bは、2本の封止用溶接ライン130bと130cとの各々に交差するように斜めに形成されている。さらに、取り付け部材260cを取り付けるための取り付け接合部264cは、2本の封止用溶接ライン130cと130dとの各々に交差するように斜めに形成されている。さらにまた、取り付け部材260dを取り付けるための取り付け接合部264dは、2本の封止用溶接ライン130dと130aとの各々に交差するように斜めに形成されている。
上述したように、2本の封止用溶接ライン130の各々と交差するように取り付け接合部264を斜めに形成することによって、取り付け接合部264は、近接領域Pと離隔領域Dとの双方に跨って形成されることになる。このため、この第2の実施の形態では、取り付け接合部264は、取り付け部材260と外包材120との間のみに形成されるだけなく、2枚の外包材120aと120bとの間にも形成するのが好ましい。このようにすることで、取り付け部材260に力が加えられた場合でも、2枚の外包材120aと120bとの間にも取り付け接合部264が形成されているので、加えられた力を分散することができるだけでなく、外包材120aと120bとが破損しにくくすることができる。さらに、近接領域Pにおいて、2枚の外包材120aと120bとの間に形成された取り付け接合部264は、封止用溶接ライン130よりも芯材部110に近い位置に形成されるので、2枚の外包材120aと120bとの間に形成された取り付け接合部264によって、新たな封止用溶接ラインを形成することができる。このようにすることで、封止用溶接ラインを二重に形成することができるので、真空断熱材200の四隅から減圧状態が破られることを防止できるだけでなく、取り付け部材260の取り付け強度等の取り付け状態をより長期間に亘って維持することができ、真空断熱材200の減圧状態をより長期間に亘って維持することができ、減圧状態をより確実に維持することができる。
<<<第3の実施の形態>>>
上述した第1の実施の形態や第2の実施の形態では、真空断熱材100や200を単一枚で用いる場合を示したが、これらの真空断熱材を複数枚連続して用いてもよい。
図8は、2枚の真空断熱材100を連結したものを真空断熱材300として示す正面図である。なお、図8に示す第3の実施の形態では、第1の実施の形態と共通する要素については、同一の符号を付して示した。
この第3の実施の形態における真空断熱材300を構成する単一の真空断熱材100は、上述した第1の実施の形態における真空断熱材100と同一の構成を有する。すなわち、芯材部110や外包材120の材料や大きさについて同じであり、さらに、ゲッター剤150も設けてもよい。したがって、また、封止用溶接ライン130も同様に形成され、介在部I、非介在部N、近接領域P及び離隔領域Dも真空断熱材100と同様に形成され、これらは、同じ作用や機能を奏する。また、第1の実施の形態における取り付け部材160も、第1の実施の形態における取り付け部材160と同一の構成を有する。すなわち、取り付け部材160は、外形が薄板状で略長方形の形状を有し、金属で構成されている。
<連結部材380の形態>
図8に示す2枚の真空断熱材100は、連結部材380によって連結されている。この連結部材380は、図8に示すように、外形が薄板状で略長方形の形状を有する。このように、連結部材380は、略長方形の形状を有するので、連結部材380の外形は、向かい合う2つの長辺(連結部材380の長手方向の長さ)と向かい合う2つの短辺382a及び382b(連結部材380の短手方向の長さ)とによって構成される。
図8に示すように、向かい合う2つの短辺382a及び382bのいずれの端部も、真空断熱材100に取り付けられるために用いられる。この場合、真空断熱材100の離隔領域Dに、取り付けるのが好ましい。真空断熱材100の離隔領域Dに取り付けるので、連結部材380を取り付ける加工等の処理を行っても、真空断熱材100の減圧状態に影響を与えることがなく、真空断熱材100の封止の状態を維持することができる。ここで、短辺382a及び382bの端部とは、連結部材380を真空断熱材100に取り付けるのに要する領域を意味する。
さらに、連結部材380の略中央には、連結部材380を貫通する貫通孔384が形成されている。この貫通孔384にねじやカシメ等を通して、2枚の真空断熱材100を被取り付け体B(図示せず)に取り付けることができる。なお、上述した例では、連結部材380の略中央に貫通孔384を形成したものを示したが、2枚の真空断熱材100を被取り付け体Bに取り付けることができればよいので、被取り付け体Bに係止できる係止部を連結部材380の略中央に有するものであればよい。例えば、L字状やU字状のフックなどを連結部材380の略中央に形成してもよい。上述した連結部材380の略中央とは、貫通孔384等の係止部を形成するのに要する領域を意味する。
<連結部材380の材質>
連結部材380は、金属で構成されている。例えば、連結部材380をアルミニウムやステンレス等の金属で構成することができる。連結部材380を金属で構成することにより、金属で構成された外包材120に、溶接やハンダ付けやロウ付けによって取り付けることができ、連結部材380を真空断熱材100に的確にかつ強固に取り付けることができる。なお、連結部材380の真空断熱材100への取り付けは、金属同士を接合できるものであればよい。
<連結部材380の形態及び材質>
また、取り付け部材160の長さや幅や厚さや材質は、真空断熱材100の大きさや形状や重さ材質や、被取り付け体Bの大きさや形状や、使用される環境等に応じて、適宜定めればよい。すなわち、真空断熱材100が使用される環境において、所望する期間にわたって、所望する断熱性を維持できるようなものであればよい。
<連結部材380の取り付け>
2つの連結部材380を2枚の真空断熱材100の間に取り付けた状態を図8に示す。連結部材380は、真空断熱材100の離隔領域Dに取り付けられる。上述したように、真空断熱材100の離隔領域Dに取り付けるようにすることで、連結部材380を取り付ける加工等の処理を行っても、真空断熱材100の減圧状態に影響を与えることなく、真空断熱材100の封止の状態を維持することができる。なお、2枚の真空断熱材100は、この連結部材380によって、互いに連結されると共に、被取り付け体Bに取り付けられることができる。
上述したように真空断熱材100の外包材120は金属で構成され、連結部材380も金属で構成されている。このため、真空断熱材100の外包材120に取り付け部材160を、溶接やハンダ付けやロウ付けによって取り付けることができる。このように、真空断熱材100の外包材120に連結部材380を取り付けることによって、取り付け接合部386が形成される。図8に示すように、取り付け接合部386は、連結部材380を跨ぐように形成される。図8に示した例では、連結部材380は、紙面の左右方向に沿って、連結部材380が存在する箇所のみならず、連結部材380が存在しない箇所についても形成される。このようにすることで、取り付け接合部386によって連結部材380と真空断熱材100の外包材120とが接合される長さを長くしたり領域や面積を大きくしたりすることができ、接合を強固にすることができる。さらに、連結部材380が存在していない箇所も含めて、取り付け接合部386を形成するので、連結部材380に加えられた力をより広い領域に分散させることができ、連結部材380の取り付け強度等の取り付け状態を長期間に亘って維持することによって、真空断熱材100の減圧状態を長期間に亘って維持することができる。
上述したように、溶接やハンダ付けやロウ付けによって連結部材380を真空断熱材100に取り付けることにより、取り付け接合部386を形成することができる。この取り付け接合部386は、連結部材380と外包材120との間のみに形成されるようにしてもよいが、連結部材380と外包材120との間と、2枚の外包材120a及び120bの間との双方にも形成されるようにするのがよい。このように、連結部材380と外包材120との間のみならず、外包材120a及び120bの間にも取り付け接合部386を形成するようにすることで、連結部材380を真空断熱材100に、より強固に取り付けることができると共に、連結部材380に加えられた力を、2枚の外包材120a及び120bとの双方に分散させることができ、真空断熱材100に損傷を与えにくくして、取り付け部材160の取り付け強度等の取り付け状態を長期間に亘って維持することによって、真空断熱材100の減圧状態を長期間に亘って維持することができる。
また、連結部材380は、L字状に折り曲げたり、湾曲させたりすることができるものが好ましい。このようにすることで、被取り付け体Bの形状等に連結部材380の形状を適合させることもでき、連結部材380によって、真空断熱材100の被取り付け体Bへの取り付け作業を、さらに容易にすることができる。
<<<第4の実施の形態>>>
上述した第1の実施の形態〜第3の実施の形態のいずれも、芯材部110よりも外側に、封止用溶接ライン130が形成されたものであった。しかしながら、真空断熱材が取り付けられる被取り付け体の外形は、平面で構成されている場合とは限られない。例えば、排気や吸気等のためのパイプやホース等の配管が被取り付け体に接続される場合もある。被取り付け体が、このような構成や構造であっても、被取り付け体を断熱する必要が生ずる場合がある。このような場合には、芯材部にも配管を通すための貫通孔が形成され、貫通孔の周囲を封止する必要がある。
図9は、第4の実施の形態の真空断熱材400を示す正面図である。なお、図9に示す第4の実施の形態では、第1の実施の形態と共通する要素については、同一の符号を付して示した。
第4の実施の形態の真空断熱材400は、芯材部410と、外包材420とを含む。外包材420は、2枚の外包材420aと420bとからなる。真空断熱材400は、第1の実施の形態の真空断熱材100と同様にして作ることができる。芯材部410と外包材420とは、開口が形成されている点を除き、第1の実施の形態の芯材部110と外包材120と同様であり、芯材部110や外包材120の材料や大きさについて同じであり、さらに、ゲッター剤150も設けてもよい。また、封止用溶接ライン130も同様に形成され、介在部I4、非介在部N、近接領域P及び離隔領域Dも真空断熱材100と同様に形成され、これらは、同じ作用や機能を奏する。なお、介在部I4は、開口が形成されている点を除き、第1の実施の形態における介在部Iと同様である。また、第1の実施の形態における取り付け部材160も、第1の実施の形態における取り付け部材160と同一の構成を有する。すなわち、取り付け部材160は、外形が薄板状で略長方形の形状を有し、金属で構成されている。
上述したように、芯材部410と外包材420とには開口が形成されている。このため、図9に示すように、真空断熱材400には開口470が形成されている。なお、開口470の大きさや位置は、被取り付け体B’(図10参照)に取り付けられる配管の大きさや位置に応じて適宜定めればよい。この開口470に、パイプやホース等の配管を貫通させて、真空断熱材400を被取り付け体B’に取り付けることができる。
2枚の外包材420a及び420bによって、芯材部410を挟むことにより、介在部I4を形成することができる。また、開口470の周辺の略円環状の領域は、芯材部410が存在しない領域であり、非介在部N4である。非介在部N4において、この2枚の外包材420a及び420bを円状に溶接することによって、封止用溶接ライン430を形成することができる。この封止用溶接ライン430を形成することによって、非介在部N4を、近接領域P4と離隔領域D4とに区分することができる。近接領域P4は、介在部I4と封止用溶接ライン430との間に延在する領域である。また、離隔領域D4は、封止用溶接ライン430よりも介在部Iから遠ざかるように延在する領域である。したがって、第4の実施の形態で示した真空断熱材400においては、開口470を周回するように、離隔領域D4が延在し、離隔領域D4を周回するように、近接領域P4が延在する。また、封止用溶接ライン430は、近接領域P4と離隔領域D4との双方に接するように形成されている。言い換えれば、近接領域P4と離隔領域D4とを区画して画定するように、封止用溶接ライン430が形成されている。
上述したように、真空断熱材400には、封止用溶接ライン430のほかに、封止用溶接ライン130も形成されている。したがって、真空断熱材400は、これらの2本の封止用溶接ライン130と封止用溶接ライン430とによって封止される。すなわち、2本の封止用溶接ライン130と封止用溶接ライン430とによって、介在部I4と近接領域Pと近接領域P4との3つの領域が、減圧状態に維持される。この封止用溶接ライン130や封止用溶接ライン430が、「封止接合部」に対応する。
また、上述したように、真空断熱材400の介在部I4と近接領域Pと近接領域P4との3つの領域は、減圧状態が維持された領域であるので、真空維持領域として機能する。一方、離隔領域D及びD4は、真空状態ではないので、非真空領域として機能する。
上述した離隔領域D4には、4つの取り付け部材160が取り付けられている。なお、この離隔領域D4に取り付けられる4つの取り付け部材160は、離隔領域Dに取り付けられる4つの取り付け部材160と同一の構成を有する。すなわち、取り付け部材160は、外形が薄板状で略長方形の形状を有し、金属で構成されている。したがって、離隔領域D4に取り付けられる4つの取り付け部材160も、離隔領域Dに取り付けられる4つの取り付け部材160と同様にして取り付けることができる。
真空断熱材400を被取り付け体B’に取り付けた状態を図10に示す。この第4の実施の形態における被取り付け体B’は、配管L等が取り付けられるものであるので、被取り付け体B’にも開口600が形成されている。なお、図10では、配管Lは、破線で示した。図10に示すように、真空断熱材400の非介在部Nを略90度だけ、被取り付け体B’に形成された開口600に向かって折り曲げる。開口600には、取り付け部材160に形成された貫通孔162に対応したねじ穴610が形成されている。取り付け部材160に形成された貫通孔162にねじ170を通し、ねじ170をねじ穴610に螺合することで、真空断熱材400を被取り付け体B’に取り付けることができる。
なお、図10には、離隔領域D4に取り付けられた4つの取り付け部材160を用いて、被取り付け体B’に取り付ける箇所のみを示したが、離隔領域Dに取り付けられた4つの取り付け部材160については、第1の実施の形態で示した図5(a)又は(b)と同様にすることで、真空断熱材400を被取り付け体B’に取り付けることができる。
このように、配管等が取り付けられるような被取り付け体B’に対しても、真空断熱材400を取り付けることができ、被取り付け体B’を的確に断熱することができる。
上述した図10に示した例では、真空断熱材400の非介在部Nを、被取り付け体B’に形成された開口600に向かって(内向き)折り曲げて取り付ける場合を示したが、真空断熱材400の非介在部Nを略90度だけ、被取り付け体B’に形成された開口600とは反対側に向かって(外向き)折り曲げて取り付けてもよい。この場合には、配管Lに4つの取り付け部材160を直接取り付けたり、配管Lに円環状のアダプタ等の部材を取り付け、その部材に4つの取り付け部材160を取り付けたりすることができる。
第1の実施の形態による真空断熱材100を示す斜視図である。 この真空断熱材100を示す正面図である。 真空断熱材100に4つの取り付け部材160を取り付けた状態を示す正面図である。 図3に示した線I−Iに沿った真空断熱材100を示す断面図である。 真空断熱材100を被取り付け体Bに取り付ける態様を示す図である。 真空断熱材100に取り付けられた取り付け部材160の位置を変更する態様を示す図である。 第2の実施の形態による真空断熱材200を示す斜視図である。 第3の実施の形態による真空断熱材300を示す斜視図である。 第4の実施の形態による真空断熱材400を示す斜視図である。 真空断熱材400を被取り付け体B’に取り付ける態様を示す図である。
符号の説明
100、200、300、400 真空断熱材
110、410 芯材部
120、420 外包材
130(130a,130b,130c,130d) 封止用溶接ライン(接合部)
160 取り付け部材
430 封止用溶接ライン(接合部)
I 介在部
N 非介在部
B、B’ 被取り付け体

Claims (3)

  1. 芯材部と、前記芯材部を収納しかつ内部を減圧状態に維持できる金属製外包材と、を含む真空断熱材であって、
    互いに向かい合う前記金属製外包材によって前記芯材部が挟まれて形成された介在部と、前記介在部から延在しかつ前記金属製外包材によって前記芯材部が挟まれていない非介在部とが形成され、
    前記非介在部には、互いに向かい合う前記金属製外包材が接合されて、前記金属製外包材の内部を封止して減圧状態に維持する封止接合部が形成され、該封止接合部により、前記非介在部は、前記介在部に近接し、かつ、前記介在部と前記封止接合部との間に延在して、減圧状態が維持された真空維持領域として機能する近接領域と、前記封止接合部よりも前記介在部から離隔して延在して、真空状態ではない非真空領域として機能する離隔領域と、に画定され、
    被取り付け体に取り付けるための取り付け部材が前記非介在部の前記離隔領域に設けられたことを特徴とする真空断熱材。
  2. 前記取り付け部材は、長尺な形状を有し、
    前記取り付け部材の一の端部が、前記非介在部に接合されて、前記金属製外包材と前記取り付け部材との間に取り付け接合部が形成され、
    前記取り付け部材の前記一の端部とは異なる他の端部に、前記被取り付け体に係止されるための係止部が形成された請求項1に記載の真空断熱材。
  3. 前記取り付け接合部と前記封止接合部とは、溶接法又はロウ付けによって形成された請求項2に記載の真空断熱材。
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