JP5083667B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
前面に遊技領域が形成された遊技盤と、前記遊技領域に設けられた表示装置と、
前記表示装置の表示画面の前面側で動作する可動役物装置と、
前記遊技領域の前記可動役物装置の前面側に設けられ、前面側が開口したセンターケースと、
を備える遊技機において、
前記遊技領域の下方に設けられ、球を貯留すると共に発射装置に球を送る上皿と、
前記上皿の下側に設けられ、球を収納する下皿と、
を備え、
前記上皿は、下側に上下方向に延在する第2開閉パネル発光表示部を備え、
前記下皿は、上下方向に延在する下部パネル発光表示部を備え、
前記センターケースは、
前記表示画面の発光動作と関連して発光するケース発光部を備え、
前記可動役物装置は、
可動部材を備え所定動作を行う可動役物と、
前記可動役物の所定動作によって視認可能に構成され、前記表示画面の発光動作と関連して発光する可動役物発光部と、を備え、
前記ケース発光部、前記可動役物発光部及び前記表示画面、前記第2開閉パネル発光表示部、前記下部パネル発光表示部は、同時発光を行って当該発光により所定の図形を形成し、
前記可動役物は、
開口部を有し該開口部の前面側に前記可動部材を回動可能に軸支した取付ベース部材と、
前記開口部の背面側に配置され複数色に発光可能な発光部材と、
前記開口部の前面側に設けられ前記発光部材の第1発光色に対応して透過不能な部分が形成された装飾用クリア部材と、を備え、
前記可動部材は、
前記装飾用クリア部材の前面側に回動可能に軸支され、当該装飾用クリア部材の前面を覆う閉止状態と当該装飾用クリア部材の前面を覆わない開放状態とに変換されるとともに、前記発光部材の第1発光色以外の第2発光色に対応して透過不能な部分が形成され、
前記可動部材及び前記装飾用クリア部材は、それぞれ対応する発光色の発光によって、前記透過不能な部分により文字や図形等を表示可能であることを特徴とする。
また、請求項1に記載の発明によれば、可動役物は、可動部材が閉止状態の場合、発光部材は第2発光色で発光し、可動部材が開放状態の場合、発光部材は第1発光色で発光し、いずれの場合でも文字や図形等を表示可能であるので、遊技者に遊技状態を適正に報知することができ、遊技の興趣を高めることができる。
機枠に対して回動可能に軸着され、前記遊技盤を収容する前面枠と、
前記機枠の前面側下部に設けられた機枠発光表示部と、を備え、
前記ケース発光部、前記可動役物発光部及び前記表示画面、前記第2開閉パネル発光表示部、前記下部パネル発光表示部、前記機枠発光表示部は、同時発光を行って当該発光により所定の図形を形成することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技機において、
前記可動役物装置は、前記可動役物を前記表示画面の上方から当該表示画面の前面側に上下方向に移動させる上下移動機構を備え、前記ケース発光部、前記可動役物発光部及び前記表示画面は、前記上下移動機構による前記可動役物の上下方向の移動と関連付けて一連の発光を行うことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ケース発光部、可動役物発光部及び表示画面は、上下移動機構による可動役物の上下方向の移動と関連付けて一連の発光を行うので、ケース発光部、可動役物発光部及び表示画面の発光と上下移動機構による可動役物の上下方向の移動とを関連付けた演出を行うことができ、可動役物装置を用いた発光演出を更に斬新、且つダイナミックなものとすることができる。
前記上下移動機構は、前記可動役物を垂直方向一直線上に上下動可能であり、
前記発光による所定の図形は、垂直方向の直線であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、可動役物発光部とケース発光部、表示画面、第2開閉パネル発光表示部、下部パネル発光表示部の同時発光により可動役物の移動方向と同じ方向に直線図形を形成することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機において、
前記可動役物装置は、前記可動役物を前記表示画面の側方から当該表示画面の前面側に左右方向に移動させる左右移動機構を備え、前記ケース発光部、前記可動役物発光部及び前記表示画面は、前記左右移動機構による前記可動役物の左右方向の移動と関連付けて一連の発光を行うことを特徴とする。
前記遊技領域の前面側に設けられ、透明部材を保持する透明部材保持枠を備え、前記透明部材保持枠は、前記表示画面の発光動作と関連して発光する枠側発光部を備え、前記枠側発光部、前記ケース発光部、前記可動役物発光部及び前記表示画面は、一連の発光を行って当該発光により所定の図形を形成することを特徴とする。
前記遊技盤は、前記表示画面の発光動作と関連して発光する盤側発光部を備え、前記盤側発光部、前記枠側発光部、前記ケース発光部、前記可動役物発光部及び前記表示画面は、一連の発光を行って当該発光により所定の図形を形成することを特徴とする。
ここでは、本発明にかかる遊技機100の適例としてのパチンコ遊技機について説明を行う。
図1は、本発明を適用した実施形態1の構成を示す遊技機100の正面図である。また、図2は、遊技機に備わる遊技盤1を示す正面図である。
なお、図1及び図28(後述)には、機枠発光表示部A1、クリア部材保持枠発光表示部A2、第1及び第2開閉パネル発光表示部A3、A4、下部パネル発光表示部A5、第1〜第3遊技盤発光表示部A6、A8、A9、変動入賞装置発光表示部A7、第1及び第2ケース発光表示部A10、A11を図示するが、それ以外の図面では、これらの図示を省略する。
機枠発光表示部A1は、上下方向に延在するように形成され、例えば、陰極蛍光ランプやLED等により構成されている。
また、機枠発光表示部A1は、液晶表示装置50の発光表示動作と関連して発光するものである。
即ち、遊技盤1は、前面枠本体130に嵌め込まれることで前面枠120に取り付けられている。
クリア部材保持枠140には、前面枠本体130の開口部をほぼ閉塞するように、該開口部に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な遊技領域1aとなる間隔を開けて二重のガラス板が固定されている。そして、クリア部材保持枠140において、遊技機100の前側からガラス板を介して遊技盤1の前面側の少なくとも遊技領域1aの部分が視認可能となっている。
また、クリア部材保持枠140の前面であって、ガラス板が固定されて遊技領域1aを視認可能とする部分の周囲には、内部にLED161(図2に図示)を備える枠装飾装置141、音声を出力するスピーカ145,145などが設けられている。
クリア部材保持枠発光表示部A2は、上下方向に延在するように形成され、例えば、陰極蛍光ランプやLED等により構成されている。
また、クリア部材保持枠発光表示部A2は、液晶表示装置50の発光表示動作と関連して発光するものである。
鍵穴143は、前面枠本体130の施錠装置の一部であるとともに、クリア部材保持枠140の施錠装置の一部でもあって、鍵穴143に鍵を入れて一方(例えば、左回り)に回すと前面枠本体130の施錠が解除され、他方(例えば、右回り)に回すとクリア部材保持枠140の施錠が解除されるようになっている。
発射操作ユニット150は、左右側部のうちの一側部となる左側部を前面枠本体130に軸着されて、左右方向に回動して開閉自在な開閉パネル151とその下の下部パネル152とからなる。
開閉パネル151は、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置(図示略)に遊技球を送る上皿153を有している。上皿153の周囲には、遊技者が操作可能な演出用ボタン(図示略)が設けられている。
第1及び第2開閉パネル発光表示部A3、A4は、例えば、陰極蛍光ランプやLED等により構成されている。また、第1開閉パネル発光表示部A3は、上皿153の上側に上下方向に延在するように形成され、第2開閉パネル発光表示部A4は、上皿153の下側に上下方向に延在するように形成されている。
また、第1及び第2開閉パネル発光表示部A3、A4は、液晶表示装置50の発光表示動作と関連して発光するものである。
下部パネル発光表示部A5は、上下方向に延在するように形成され、例えば、陰極蛍光ランプやLED等により構成されている。
また、下部パネル発光表示部A5は、液晶表示装置50の発光表示動作と関連して発光するものである。
また、遊技領域1aの最下端部中央にはアウト球を回収するためのアウト穴29が設けられている。
遊技状態表示装置160には、普図変動表示ゲームを表示する普図表示器23(図3参照)と、第1特図変動表示ゲームを表示する特図1表示器22A(図3参照)と、第2特図変動表示ゲームを表示する特図2表示器22B(図3参照)と、普図変動表示ゲームの未処理回数を表示する普図記憶表示器20(図3参照)と、第1特図変動表示ゲームの未処理回数(第1始動記憶)を表示する特図1記憶表示器12(図3参照)と、第2特図変動表示ゲームの未処理回数(第2始動記憶)を表示する特図2記憶表示器13(図3参照)と、第1及び第2特図変動表示ゲームにおける結果が2R大当りか15R大当りかを決定する決定ラウンド数表示器14(図3参照)が設けられている。
なお、普図記憶表示器20、普図表示器23、特図1表示器22A、特図2表示器22B、特図1記憶表示器12、特図2記憶表示器13、決定ラウンド数表示器14は、セグメントLEDとして一体に設けられている。
第1遊技盤発光表示部A6は、上下方向に延在するように形成され、例えば、陰極蛍光ランプやLED等により構成されている。
また、第1遊技盤発光表示部A6は、液晶表示装置50の発光表示動作と関連して発光するものである。
なお、液晶表示装置50は、液晶ディスプレイを備えるものに限らず、EL、CRT等のディスプレイを備えるものであっても良い。
普図始動ゲート21内には、普図始動ゲート21を通過した遊技球を検出するための普図ゲートセンサ21a(図3参照)が設けられている。そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が普図始動ゲート21を通過して普図ゲートセンサ21aにより検出されると、普図変動表示ゲームが普図表示器23で行われる。
一対の開閉部材25b、25bは、常時は遊技球の直径程度の間隔をおいて閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しており、第1始動口24により上部が閉塞されることで、普通変動入賞装置25に遊技球を受け入れ不可能な状態となっている。一方、普図変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様となった場合には、駆動装置としての普電SOL25c(図3参照)によって、逆「ハ」の字状に開いて遊技球を受け入れ可能となり、普通変動入賞装置25に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態)に変換させられるようになっている。
また、普図変動表示ゲームが当り結果となって普通変動入賞装置25が開放される場合の開放態様は、開放時間が第1開放時間(例えば、0.3秒)とされ、普図変動表示ゲームの1回の当り結果に対する開放回数が第1開放回数(例えば、1回)とされる。
また、時短動作状態は、普通変動入賞装置25の動作状態が、通常動作状態に比べて開放状態となりやすい状態である。
この時短動作状態においては、上述の普図変動表示ゲームの実行時間が通常動作状態における長い実行時間である第1の変動表示時間よりも短い第2の変動表示時間となるように制御され(例えば、0.5秒)、これにより、単位時間当りの普通変動入賞装置25の開放回数が実質的に多くなるように制御される。また、時短動作状態における、普図変動表示ゲームが当り結果となって普通変動入賞装置25が開放される場合の開放態様は、開放時間が第2開放時間(例えば、1秒)とされ、普図変動表示ゲームの1回の当り結果に対する開放回数が第2開放回数(例えば、3回)とされる。さらに、時短動作状態においては普図変動表示ゲームの当り結果となる確率が通常動作状態より高くなるように制御されるようにしてもよい。
即ち、時短動作状態は、通常動作状態よりも普通変動入賞装置25の開放回数が増加され、普通変動入賞装置25に遊技球が入賞しやすくなり、第2特図変動表示ゲームの始動が容易となる状態である。
なお、第1特図変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える特図1記憶表示器12、…にて表示されるとともに、液晶表示装置50の所定領域に表示される。
なお、第2特図変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える特図2記憶表示器13、…にて表示されるとともに、液晶表示装置50の所定領域に表示される。
また、同様に、第2特図変動表示ゲームの始動記憶は、例えば、上下2つのLEDのうち、始動記憶数が「1」の場合には、上のLEDが点灯し、始動記憶数が「2」の場合には、下のLEDも点灯する。そして、始動記憶数が「3」の場合には、上のLEDが点滅し、始動記憶数が「4」の場合には、下のLEDも点滅することによって、始動記憶数が判別可能となっている。
また、後述するように、第1特図変動表示ゲームで導出された特別結果よりも、第2特図変動表示ゲームで導出された特別結果のほうが特別遊技状態の終了後に遊技者にとって有利な状態(時短動作状態)となり易い。
また、液晶表示装置50にて各特図変動表示ゲームに対応させて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる飾り特図変動表示ゲームが実行されるようになっている。即ち、液晶表示装置50は、変動表示装置として、複数の識別情報の変動表示を行う変動表示ゲームを表示する。
なお、遊技機100に特図1表示器22A及び特図2表示器22Bを備えずに、液晶表示装置50のみで特図変動表示ゲームを実行するようにしても良い。
なお、確変状態と時短動作状態はそれぞれ独立して発生可能であり、両方を同時に発生することも可能であるし、一方のみを発生させることも可能である。
第1特別変動入賞装置26は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉26aによって開閉される第1大入賞口を備え、特別遊技状態中は、第1大入賞口を閉じた状態から開いた状態に変換することにより第1大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせる。
なお、開閉扉26aは、例えば、駆動装置としての第1大入賞口SOL26b(図3参照)により駆動される。また、第1大入賞口の内部(入賞領域)には、当該第1大入賞口に入った遊技球を検出する第1大入賞口センサ26c(図3参照)が配設されている。
変動入賞装置発光表示部A7は、例えば、第1大入賞口を構成する凹室に配設された陰極蛍光ランプやLED等により構成され、当該発光表示部A7による発光は、開閉扉26aに貼説されたクリアシールを通過して遊技者に視認可能となっている。
また、変動入賞装置発光表示部A7は、液晶表示装置50の発光表示動作と関連して発光するものである。
第2及び第3遊技盤発光表示部A8、A9は、上下方向に延在するように形成され、例えば、陰極蛍光ランプやLED等により構成されている。
また、第2及び第3遊技盤発光表示部A8、A9は、液晶表示装置50の発光表示動作と関連して発光するものである。
そして、遊技を開始することにより遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口27、…、普通変動入賞装置25、第1始動口24、第1特別変動入賞装置26、第2特別変動入賞装置60(後述)等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した賞球に関する情報が排出制御装置(図示略)に出力されるようになっている。排出制御装置は、排出装置を制御し、所定数の遊技球を排出する(払い出す)ようになっている。
図3に示すように、遊技機100は、その制御系として遊技の進行を制御するメイン制御装置としての遊技制御装置30、この遊技制御装置30の制御下で各種の演出に関する制御を行うサブ制御装置としての演出制御装置40とを備えている。
このうち、CPU31aは、制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、特図や普図の変動表示ゲームに関連する各種乱数値なども生成している。
各種乱数値には、特図変動表示ゲームの大当り判定用乱数値、普図変動表示ゲームの当り判定用乱数値、特図変動表示ゲームの停止図柄の決定に用いられる図柄決定用乱数値、特図変動表示ゲームにおける基本変動パターン(各種リーチやリーチ無しの変動表示における変動表示ゲームの実行時間等を含む)の種類の決定に用いられる基本変動パターン決定用乱数値などが含まれる。
また、特図変動表示ゲームの結果を表示する第1及び特図2表示器22A、22B、未処理の第1特図変動表示ゲームの回数を表示する特図1記憶表示器12、未処理の第2特図変動表示ゲームの回数を表示する特図2記憶表示器13、第1及び第2特図変動表示ゲームにおける結果が2R大当りか15R大当りかを決定する決定ラウンド数表示器14、普図変動表示ゲームの結果を表示するとともに未処理の普図変動表示ゲームの回数を表示する普図表示器23、普図変動表示ゲームの未処理回数を表示する普図記憶表示器20などにも出力されている。
ROM41cは、CPU41aにより実行される各種制御プログラムや制御データが記憶されている。また、ROM41cは、音声ROMとして、スピーカ145から出力される効果音等に係る音データを記憶している。また、ROM41cは、図柄ROMとして、液晶表示装置50に表示される画像等に係る画像データを記憶している。
なお、RAM41bとROM41cは、別部材として設けられているが、一体となって第1メモリ(図示略)として設けられても良い。さらに、第1メモリとCPU41aが一体となって一チップ化されたものであっても良い。
遊技制御装置30の遊技用マイクロコンピュータ31のCPU31aでは、普図始動ゲート21に備えられた普図ゲートセンサ21aからの遊技球の検出信号の入力に基づき、普図の当たり判定用乱数値を抽出してROM31cに記憶されている判定値と比較し、普図変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。そして、普図表示器23に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する普図変動表示ゲームを表示する処理を行う。この普図変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、普図表示器23に特別の結果態様を表示するとともに、普電SOL25cを動作させ、普通変動入賞装置25の開閉部材25b、25bを所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放する制御を行う。
なお、普図変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、普図表示器23にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
また、普通変動入賞装置25に備えられた特図2始動口センサ25aからの遊技球の検出信号の入力に基づき始動記憶を記憶し、この始動記憶に基づき、第2特図変動表示ゲームの大当たり判定用乱数値を抽出してROM31cに記憶されている判定値と比較し、第2特図変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。
また、演出制御装置40では、遊技制御装置30からの制御信号に基づき、液晶表示装置50で特図変動表示ゲームに対応した飾り特図変動表示ゲームを表示する処理を行う。
さらに、演出制御装置40では、遊技制御装置30からの制御信号に基づき、スピーカ145からの音の出力、装飾ランプ・LED161の発光を制御する処理、下桃用モータ441aの回転駆動を制御する処理、第1上桃用ソレノイドの駆動を制御する処理、第2上桃用ソレノイドの駆動を制御する処理、第1上桃用モータ433aの回転駆動を制御する処理、第2上桃用モータ433bの回転駆動を制御する処理等を行う。
特別遊技状態を発生させる処理においては、CPU31aは、例えば、第1大入賞口SOL26bにより第1特別変動入賞装置26の開閉扉26aを開放させ、第1大入賞口内への遊技球の流入を可能とする制御を行うか、或いは、第2大入賞口SOL631により第2特別変動入賞装置60の第2大入賞口を開放状態とするように回動部材61を回動させ、第2大入賞口内への遊技球の流入を可能とする制御を行う。
そして、第1大入賞口や第2大入賞口に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入賞するか、第1大入賞口や第2大入賞口の開放から所定時間(例えば、25秒または1秒)が経過するかの何れかの条件が達成されるまで第1大入賞口や第2大入賞口を開放することを1ラウンドとし、これを所定ラウンド回数(例えば、15回または2回)継続する(繰り返す)制御(サイクル遊技)を行う。
なお、特別遊技状態にて、第1大入賞口及び第2大入賞口のうち、何れの大入賞口を開放状態とするかどうかの振り分けは、例えば、特図変動表示ゲームの結果態様に基づいて行うようにしても良い。即ち、特図変動表示ゲームの結果態様が遊技状態として確変状態を発生させる所定の特別結果態様(例えば、「7」)となった場合には、第2大入賞口を開放状態とする特別遊技状態を発生させる一方で、特図変動表示ゲームの結果態様が確変状態を発生させない所定の特別結果態様(例えば、「6」)となった場合には、第1大入賞口を開放状態とする特別遊技状態を発生させるようにしても良い。
また、特図変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、特図1表示器22Aや特図2表示器22Bにはずれの結果態様を表示する制御を行う。
図4は、本実施形態の遊技機100における遊技状態を説明するための状態遷移図である。
図4に示すように、第1始動記憶及び第2始動記憶がない場合は客待ち状態ST1となり、第1始動記憶(特図1始動記憶)及び第2始動記憶(特図2始動記憶)の発生を待機する状態となる。この客待ち状態ST1において、第1始動口24や普通変動入賞装置25に遊技球が入賞して、特図1始動口センサ24aや特図2始動口センサ25aによって遊技球が検出されて始動入賞(第1始動記憶や第2始動記憶)が記憶されると、変動状態ST2に移行し、第1特図変動表示ゲームや第2特図変動表示ゲームが実行される。
なお、第2始動記憶は第1始動記憶よりも優先的に消化されるようになっているので、第2始動記憶がある場合は、第1始動記憶があっても変動状態ST2に移行し、第2特図変動表示ゲームが実行される。
また、第1始動記憶や第2始動記憶がある状態でも、結果がはずれとなる特図変動表示ゲームの終了後や大当たり状態ST3(特別遊技状態)の終了後には一旦客待ち状態ST1となる。
図5は、遊技盤1の構造を模式的に示す分解斜視図であり、図6は、遊技盤1のセンターケース200が取り付けられた部分の断面構造を示す断面図である。
具体的には、センターケース200は、遊技盤ベース部材300の取付用開口部301に嵌め込まれるように取り付けられ、当該センターケース200の窓部10aの内側に上桃ユニット431及び下桃ユニット441が配置されるように遊技盤裏面構成装置400が取り付けられている。
図7は、センターケース200を示す正面図であり、図8は、センターケース200を示す斜視図である。
鎧部230は、その前端が遊技領域1aの前側を規制するガラス板の裏面近傍に配置され、これにより、遊技球がセンターケース200の内側に流入するのを防止している。
図9(a)センターケース200の右側部分を拡大して示す斜視図であり、図9(b)は、センターケース200の右側部分を図9(a)と180°異なる方向から視て示す斜視図である。また、図10は、センターケース200を示す分解斜視図である。図11は、第2特別変動入賞装置60の一部分を示す分解斜視図であり、図12は、第2特別変動入賞装置60の第2大入賞口駆動装置63の分解斜視図である。
回動軸部61aは、図11に示すように、前後方向に延在するように長尺な円柱状に形成され、ケース取付ベース部材210の円形の軸孔211に対して前面側から挿通される。そして、回動軸部61aは、さらに、蓋部材622(後述)の円形の軸孔625に挿通されて、当該回動軸部61aの後端部が第2大入賞口駆動装置63の駆動力を伝達するためのリンク部材627と接続される。
これにより、第2大入賞口駆動装置63の駆動に基づいて、当該駆動力がリンク部材627を介して回動部材61に伝達されて回動軸部61aが前後方向の軸を中心として回動することで、ガイド孔212に挿通されたガイドピン61bにより規制された回動範囲内で当該回動部材61が左右方向に回動可能となる。
さらに、第2大入賞口構成部62は、第2大入賞口に入賞した遊技球の排出路(ケース側排出路)を構成するものであり、正面視にてセンターケース200の左上部から左側部に沿って延在するように概略S字状に屈曲して形成されている。また、第2大入賞口構成部62は、後側に向けて開口した溝状の流路構成部材621と、この流路構成部材621の後側開口を閉塞する蓋部材622と、第2大入賞口に入賞した遊技球を検出する第2大入賞口センサ62aとを備えている。
また、流路構成部材621は、透明な部材であり、当該流路構成部材621内を流下する被覆部材250(後述)を介して遊技球を視認可能となっている。
排出路係合部628は、当該蓋部材622の前面側に流路構成部材621が取り付けられることで、左側に向かって開口した排出路の出口62bを構成するようになっている。即ち、第2大入賞口に入賞後、遊技機100から島設備側に排出される遊技球は、排出路内を流下して、左側開口の出口62bからセンターケース200外に排出される。また、排出路係合部628は、センターケース200の裏側に遊技盤裏面構成装置400が取付けられることで、当該遊技盤裏面構成装置400の裏面側排出路471内に挿入されて裏面側排出路471と連通されるようになっている。
これにより、排出路内を流下して左側開口の出口62bからセンターケース200外に排出された遊技球は、裏面側排出路471内に流入して当該裏面側排出路471内を流下して島設備側に回収される。
被覆部材250は、透明な部材であり、第2大入賞口構成部62の流路構成部材621内を流下する遊技球を遊技者は視認可能となっている。
リンク部材627は、略円柱状の接続軸627aと、この接続軸627aの下側に形成され、回動部材61の回動軸部61aが取り付けられる軸取付部627bとを備えている。
例えば、第2大入賞口SOL631が駆動して可動部631aを右方向に動作させることにより、リンク部材627の接続軸627aが右方向に動作することで、軸取付部627bを右方向に回動させて回動軸部61aを介して回動部材61を右方向に回動させる。一方、第2大入賞口SOL631が駆動して可動部631aを左方向に動作させることにより、リンク部材627の接続軸627aが左方向に動作することで、軸取付部627bを左方向に回動させて回動軸部61aを介して回動部材61を左方向に回動させる。
ワープ出口242は、センターケース200の内周壁の左側部に右方に向けて開口するように形成されている。そして、ワープ出口242から排出された遊技球は、右斜め下方に向かって緩やかに傾斜した傾斜路243を通ってステージ部260上に排出される。
床部261は、奥側から手前側に緩やかに傾斜して形成され、床部261上に流入された遊技球は、床部261の前面側からセンターケース200外側に流下する。
また、床部261の前面側には、遊技球がステージ部260上からこぼれ落ちる際にその流下を案内するガイド溝部262を備えている。
また、ガイド溝部262の下側には、第1始動口24が配設されている。これにより、ステージ部260上を転動する遊技球がガイド溝部262に案内されてセンターケース200外側に流下することで、第1始動口24に入賞し易いようになっている。
第1及び第2ケース発光表示部A10、A11は、上下方向に延在するように形成され、例えば、陰極蛍光ランプやLED等により構成されている。
また、第1及び第2ケース発光表示部A10、A11は、液晶表示装置50の発光表示動作と関連して発光するものである。
図13は、遊技盤裏面構成装置400を示す正面図であり、図14は、遊技盤裏面構成装置400を示す分解斜視図である。
図13及び図14に示すように、遊技盤裏面構成装置400は、構成装置ベース部材410と、この構成装置ベース部材410の内側に配設され、上桃装置430及び下桃装置440が取付けられた構成装置枠部材420とを備えている。
また、構成装置ベース部材410の手前側の縁部には、遊技盤ベース部材300に螺着するためのネジ穴が複数形成されている。
また、構成装置枠部材420の右側部には、前面側から後側に凹んだ凹型に形成され、その内側に下桃ユニット441を収納可能な下桃収納部460が設けられている。
図15は、上桃装置430を構成する上桃上下動機構432を示す正面図であり、図16は、上桃上下動機構432を示す分解斜視図である。また、図17は、上桃上下動機構432による上桃装置430の動作を説明するための図である。
なお、図15及び図16には、右側の上桃上下動機構432を拡大して示す。
また、アーム部材434Rは、構成装置枠部材420を前後方向に挟むように係合部材435Rと接続固定されている。具体的には、アーム部材434Rの2つのガイド軸434a、434aは、板状の介在部材436の2つの挿通孔436a、436aの各々に挿通された後、構成装置枠部材420の上下方向に長尺な長円形状の2つのガイド孔422、422の各々に挿通されている。そして、ガイド孔422、422の後面側から突出したガイド軸434a、434aと係合部材435Rが接続固定されている。
一方、第1上桃用モータ433aは、構成装置枠部材420に対して前面側から図示しない取付用ネジにより取り付けられている。
そして、第1上桃用モータ433aの駆動によりピニオンギヤ437が回動することで、当該ピニオンギヤ437と噛合するラック部435aを具備する係合部材435R及び当該係合部材435Rと接続されたアーム部材434Rを上下方向に移動させる。
検出片435bは、第1上桃用モータ433aの駆動により、上桃ユニット431が最上部に配置された際に、第1上桃位置検出センサ423aによって検出されるようになっている(図15参照)。
一方、第1上桃用モータ433aの前面側は、当該第1上桃用モータ433aを収納する収納部を具備する前面側カバー部材439により被覆されるようになっている。
裏面側排出路471は、排出路構成部材470の前面側から後側に凹んだ溝状に形成されている。そして、センターケース200の裏面側に遊技盤裏面構成装置400が取り付けられ、裏面側排出路471内に第2大入賞口構成部62の排出路係合部628が係合されることで、第2大入賞口構成部62の排出路と裏面側排出路471とが連通される。
一方、上桃ユニット431を上方向に移動させる場合には、第1上桃用モータ433aが図17にて時計回りに回転するとともに、第2上桃用モータ433bが反時計回りに回転して、各モータ433a、433bに連結された左右のピニオンギヤ437がそれぞれ回動することで、各ピニオンギヤ437と噛合する左右のラック部435aを介して左右のアーム部材434R、434Lと固定された上桃ユニット431を上方向に移動させる(図17(a)参照)。そして、上桃ユニット431が最上部に配置された状態で左右の係合部材435R、435Lの検出片が第1上桃位置検出センサ423a及び第2上桃位置検出センサ423bによって検出される。
なお、図17(b)にあっては、上桃ユニット431の第1及び第2上桃可動部材43a、43bが開いた状態を表しているが、当該可動部材の可動機構については後述する。
図18は、上桃装置430の上桃ユニット431の分解斜視図である。また、図19(a)〜図19(c)は、上桃ユニット431の開閉機構を説明するための図であり、このうち、図19(a)は、上桃ユニットベース部材431cの背面図であり、図19(b)は、図19(a)の上桃ユニットベース部材431cからプレート部材431lを取り外した状態を表し、図19(c)は、第1及び第2上桃用ソレノイド431a、431bの可動部631aを上方向に動作させた状態を表している。
また、上桃ユニットベース部材431cの膨らんだ部分の前面側に、中央LED基板431iが設けられ、その左右、即ち、上桃ユニットベース部材431cの左右両側部の各々に左右LED基板431j、431jが設けられている。
上桃発光部A12は、第1及び第2上桃可動部材43a、43bが閉じた状態では、当該第1及び第2上桃可動部材43a、43bにより前面側から被覆された状態となるが、第1及び第2上桃可動部材43a、43bが開いた状態となることで遊技者に視認されることとなる(図28参照)。
左右LED基板431jの各々は、その表面に所定数のLEDが配設されている。
第1接続軸f11は、当該第1リンク部材f1の裏面側から後方に突出するように形成されている。
第2接続軸f21は、当該第2リンク部材f2の裏面側から後方に突出するように形成されている。
また、第2リンク部材f2の上側であって、第2接続軸f21よりもわずかに内側には、当該第2リンク部材f2及び第1リンク部材f1を上方向に引き上げるための引張バネb1の一端部と係止されるバネ係止部f23が設けられている。即ち、第1及び第2上桃用SOL431a、431bの各々が、可動部631aを下方向に動作させることで第1及び第2上桃可動部材43a、43bの各々が外側に開くように回動した後、第2リンク部材f2を上方向に引き上げて当該第1及び第2上桃可動部材43a、43bを内側に閉じるように回動させるために、バネ係止部f23に引張バネb1が係止されている。
なお、引張バネb1の他端部は、上桃ユニットベース部材431cの膨らんだ部分の裏面側の所定位置に係止されている。また、引張バネb1は、プレート部材431lにより裏面側から被覆されている。
回動軸f31は、第3リンク部材f3の内側下端部に、当該第3リンク部材f3の裏面側から後方に突出するように形成されている。また、回動軸f31は、ワッシャ431mを介して第2リンク部材f2の固定軸孔f22に挿入されている。
ガイド軸f32は、回動軸f31よりもわずかに外側に、当該第3リンク部材f3の裏面側から後方に突出するように形成されている。
第1ガイド部材431gの下端部には、二つの第3リンク部材f3、f3の各々の回動軸f31,f31が挿通される円形の第1軸孔g1が設けられ、その外側にガイド軸f32が挿通される円弧状の第1ガイド孔g2が設けられている。
また、第1ガイド部材431gの前面側略中央部には、中央LED基板431iのLEDの発光を拡散させるためのレンズシート431nが取り付けられ、その前面側に第2ガイド部材が取り付けられている。
第2ガイド部材431hの下端部には、二つの第3リンク部材f3、f3の各々の回動軸f31、f31が挿通される円形の第2軸孔h1が設けられ、その外側にガイド軸f32が挿通される円弧状の第2ガイド孔h2が設けられている。
また、上桃ユニット装飾部材431eの開口e1の下端部には、左右の飾り部材431oが取り付けられている。
これにより、第1及び第2上桃用SOL431a、431bの駆動力が動力伝達部431fの第1〜第3リンク部材f3を介して第1及び第2上桃可動部材43a、43bに伝達される。即ち、第1及び第2上桃用SOL431a、431bの各々が、可動部631aを上方向に動作させることで、当該可動部631aと連結された第1リンク部材f1及び第2リンク部材f2が下方向に回動して、第2リンク部材f2と連結された第3リンク部材f3が固定された第1及び第2上桃可動部材43a、43bが、回動軸f31を中心として外側に開くように回動する(図17(b)及び図19(c)参照)。
一方、第1及び第2上桃用SOL431a、431bの各々が、可動部631aを下方向に動作させることで、当該可動部631aと連結された第1リンク部材f1及び第2リンク部材f2が上方向に回動して、第2リンク部材f2と連結された第3リンク部材f3が固定された第1及び第2上桃可動部材43a、43bが、回動軸f31を中心として内側に閉じるように回動する(図19(a)及び図19(b)参照)。このとき、引張バネb1の引張力が第2リンク部材f2に付与されているので、第1及び第2上桃用SOL431a、431bの駆動力をより小さくすることができる。
図20(a)は、下桃装置440を示す正面図であり、図20(b)は、下桃装置440を示す斜視図である。また、図21は、下桃装置440を構成する下桃ユニット441、下桃ガイド部材443及び軌道構成部材442を手前側から視て示す分解斜視図である。また、図22は、下桃装置440を構成する下桃ユニット441及び下桃前飾部材444を示す分解斜視図である。
ここで、ラック部442aは、下桃ユニット441を動作させるための下桃用モータ441aの駆動力を下桃ユニット441に伝達する動力伝達部を構成してる。また、ラック部442aは、ピニオンギヤ441g及び下桃用モータ441aとともに、下桃ユニット411を液晶表示装置50の表示画面の側方から表示画面の前面側に左右方向に移動させる左右移動機構を構成している。
これにより、下桃ユニット441が直線状ガイド部442cに沿って左右方向に移動する際に、曲線状ガイド部442bの上面を上下動用車輪441jが転動することで、上下可動ユニット441bが上下動を繰り返しながら左右方向に移動可能となっている。
下桃前飾部材444は、例えば、構成装置枠部材420に取付固定された部材である。また、下桃前飾部材444の上部であって、左右方向略中央部には、左右方向に延在する板状の開放ガイド部444aが配設されている。
開放ガイド部444aは、第2下桃可動部材44bの左下部に設けられた当接部441pと当接して、当該第2下桃可動部材44b及び第1下桃可動部材44aを開いた状態とさせるためのものである(後述)。
即ち、下桃前飾部材444は、遊技領域1aに取付け固定され、当接部が当接する開放ガイド部(被当接部)444aを具備する固定部材を構成している。
図23は、下桃装置440の下桃ユニット441を示す斜視図であり、図24は、下桃ユニット441を示す分解斜視図である。
下桃発光部A13は、第1及び第2下桃可動部材44a、44bが閉じた状態では、当該第1及び第2下桃可動部材44a、44bにより前面側から被覆された状態となるが、第1及び第2下桃可動部材44a、44bが開いた状態となることで遊技者に視認されることとなる(図28参照)。
また、下桃発光部A13は、液晶表示装置50の発光表示動作と関連して発光する。
下桃用モータ441aの回転軸には、ピニオンギヤ441gが連結されており、当該ピニオンギヤ441gがラック部442aと噛み合った状態で回転することにより、下桃ユニット441を左右方向に移動させる。
上下可動ユニット441bは、上下動用ベース441hと、この上下動用ベース441hに回動自在に取り付けられた左右のリンク部材441i、441iと、これら左右のリンク部材441i、441iの各々の前面側に取付固定された第1及び第2下桃可動部材44a、44bとを備えている。
また、上下動用ベース441hの裏面には、下桃ベース部材441cの係合凹部441kと係合する係合部441lが設けられている。係合部441lは、係合凹部441kに係合して下桃ベース部材441cの裏面側から係止部材441mにより係止されることで、当該上下動用ベース441hが下桃ベース部材441cに対して上下自在に取り付けられた状態となる。そして、上下動用車輪441jが曲線状ガイド部442bの上面を転動して上下可動ユニット441bが左右方向に移動する際に、上下動用ベース441hの下桃ベース部材441cに対する上下動が案内される。
なお、引張バネb2の他端部は、左側のリンク部材441iの裏面側のバネ係止部i2(後述)に係止されている。
回動軸i1は、左右のリンク部材441i、441iの各々の外側に前後方向に沿って略円柱状に形成されている(図26(b)参照)。
また、左側のリンク部材441iの裏面側であって、回動軸i1よりも内側には、引張バネb2の他端部が係止されるバネ係止部i2が設けられている。これにより、左側のリンク部材441iには、常時、引張バネb2による引張力が付与された状態となっており、後述するギヤ部441nにより同期して回動する左右のリンク部材441i、441iは、外力が付与されない限り内側に閉じた状態を維持するようになっている。
即ち、左右のリンク部材441i、441iは、互いに噛合するギヤ部441nにより同期して回動自在となっており、これにより、当該左右のリンク部材441i、441iに取付固定される第1及び第2下桃可動部材44a、44bを同期して開閉させる。例えば、互いのギヤ部441nが噛合された左右のリンク部材441i、441iが下方向に同期して回動することで、第1及び第2下桃可動部材44a、44bの合わせ目を構成する内側部どうしをくっつける位置まで回動して当該回動が停止する。一方、左右のリンク部材441i、441iが上方向に同期して回動することで、第1及び第2下桃可動部材44a、44bの合わせ目を構成する内側部どうしを離間させる方向に回動していき、当接部441p(後述)が開放ガイド部444aの上面に当接することで、当該回動が停止する。
また、左右のリンク部材441i、441iの前面側には、左右の飾り部材441oが取り付けられている。
左側に配置された第2下桃可動部材44bの左下部には、下桃ユニット441が左方向に移動する際に下桃前飾部材444の開放ガイド部444a(図22参照)に当接して当該第2下桃可動部材44b及び第1下桃可動部材44aを開いた状態とさせる当接部441pが設けられている。
先ず、下桃ユニット441の左右方向の移動と第1及び第2下桃可動部材44a、44bの開閉動作について図25及び図26を参照して説明する。
図25(a)及び図25(b)は、下桃装置440の動作を説明するための図であり、このうち、図25(a)は、下桃ユニット441が下桃収納部460に収納された状態を模式的に表し、図25(b)は、下桃ユニット441が液晶表示装置50の表示画面と重なるように配置された状態を模式的に表している。また、図26(a)及び図26(b)は、下桃装置440の動作を説明するための図であり、図26(a)は、下桃ユニット441が液晶表示装置50の表示画面と重なるように配置された状態を模式的に表し、図26(b)は、下桃ユニット441の第1及び第2下桃可動部材44a、44bの開閉機構を説明するための図である。
そして、下桃用モータ441aの駆動に基づいて下桃ユニット441が右側部から表示画面中央部に移動して、第2下桃可動部材44bの当接部441pが開放ガイド部444aに当接することで、第1下桃可動部材44aに外力が付与され、当該第2下桃可動部材44b及び第1下桃可動部材44aが取付固定された左右のリンク部材441i、441iが引張バネb2による引張力に抗して外側に回動する(図25(b)参照)。これにより、第1及び第2下桃可動部材44a、44bが開いた状態に変換されて、下桃発光部A13が前面側から遊技者に視認される。
図27(a)〜図27(d)は、下桃ユニット441の動作と表示画面の表示との関係を説明するための図である。
そして、例えば、左変動図柄及び右変動図柄に「7」が揃うリーチ状態となった場合に(図27(b)参照)、演出制御装置40の制御下にて、液晶表示装置50の表示画面にて、表示画面の右側部と中央部の中途部に配置された下桃ユニット441の第1及び第2下桃可動部材44a、44bの合わせ目の部分が雷に打たれるような演出表示を行う(図27(c)参照)。
このように、演出制御装置40は、下桃ユニット441の移動動作及び第1及び第2下桃可動部材44a、44bの開閉動作と、液晶表示装置50による表示内容とを関連付けた制御を行う。
図28は、各種発光部の発光状態を模式的に示す図である。
図28に示すように、機枠発光表示部A1、クリア部材保持枠発光表示部A2、第1及び第2開閉パネル発光表示部A3、A4、下部パネル発光表示部A5、第1〜第3遊技盤発光表示部A6、A8、A9、変動入賞装置発光表示部A7、第1及び第2ケース発光表示部A10、A11、上桃発光部A12及び下桃発光部A13と液晶表示装置50の表示画面は、演出制御装置40の制御下にて、一連の発光を行って当該発光により一直線を形成する。
即ち、演出制御装置40は、飾り特図変動表示ゲームの表示態様がリーチ状態となる場合や、特別結果態様(例えば、「7,7,7」等)となる場合等に、上桃ユニット431を下方向に移動させて液晶表示装置50の表示画面の略中央部に配置するとともに、第1及び第2上桃可動部材43a、43bを開いた状態に変換して上桃発光部A12を遊技者に視認可能とする。また、演出制御装置40は、下桃ユニット441を液晶表示画面の表示画面の左右方向略中央部に配置するとともに、第1及び第2下桃可動部材44a、44bを開いた状態に変換して上桃発光部A12を遊技者に視認可能とする。
そして、演出制御装置40は、機枠発光表示部A1、クリア部材保持枠発光表示部A2、第1及び第2開閉パネル発光表示部A3、A4、下部パネル発光表示部A5、第1〜第3遊技盤発光表示部A6、A8、A9、変動入賞装置発光表示部A7、第1及び第2ケース発光表示部A10、A11、上桃発光部A12及び下桃発光部A13を発光させるとともに、液晶表示装置50を表示制御して上桃ユニット431の上下の領域を線状に発光させて、これらの発光により一直線を形成する。
これにより、上桃装置430、下桃装置440を用いた発光演出を更に斬新、且つダイナミックなものとすることができる。
ここで、一連の発光とは、第1及び第2ケース発光表示部A10、A11の発光、可動役物発光部(上桃発光部A12、下桃発光部A13)の発光及び液晶表示装置50の表示画面の発光が互いに関連付けられており、例えば、第1及び第2ケース発光表示部A10、A11、可動役物発光部(上桃発光部A12、下桃発光部A13)及び液晶表示装置50の表示画面の同時発光や、これらの連続した発光等のことである。
これにより、可動役物の動作を意外性のあるものとして、遊技の興趣を高めることができる。
また、排出路係合部628は、裏面側に屈曲するとともに当該出口62bを側方に向けて開口するように形成されているので、出口62bを下向きに形成する場合に比べて当該排出路内を通過する遊技球の勢いを弱めることができ、球詰まりする可能性をより低下させることができる。
以下に、実施形態2の遊技機について図29〜図33を参照して説明する。
図29は、本発明を適用した実施形態2の構成を示す遊技機の遊技盤1を模式的に示す正面図である。また、図30は、実施形態2の遊技機の制御系の一部を示すブロック図である。
開閉扉900aは、第2大入賞口を開閉する駆動手段としての第2大入賞口SOL631により開閉される。
排出口901は、下桃装置440の第1下桃可動部材44aの外面部によって閉塞自在となっている。即ち、下桃装置440の下桃ユニット441が左側に配置された状態では、排出口901は開放状態(第2状態)となっているが、所定条件の成立に基づいて、遊技制御装置30の制御下にて下桃用モータ441aが駆動して、下桃ユニット441を最も右側に移動させることで第1下桃可動部材44aの外面部によって排出口901が閉塞された状態となる(第2状態)。この状態では、入賞空間Sに流入した遊技球は、排出口901よりも下流側に設けられた特別入賞口902内に流入可能となる。
このように、下桃装置440は、第2特別変動入賞装置900の入賞空間Sに流入した遊技球を下流側の特別入賞口902に誘導する第1状態と、排出口901を開放する第2状態とに変換可能に構成され、第2特別変動入賞装置900の入賞空間Sに流入した遊技球を特別入賞口902と排出口901とに振り分けるようになっている。
特別入賞口センサ902aは、図30に示すように、遊技制御装置30の入出力I/F33と接続されており、ローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して当該センサからの信号が入力されている。そして、当該信号は、入出力I/F33により中継されて、CPU31aに対して出力されている。
図31及び図32は、実施形態2の遊技機の遊技状態を説明するための状態遷移図である。また、図33は、下桃ユニット441の動作と排出口901との関係を説明するための図である。
そして、上記の特別遊技状態が終了すると、通常状態ST101が設定される。
そして、上記の特別遊技状態が終了すると、2種モード(右打ち)状態ST104(図32参照)が設定される。
かかる状態で、普通変動入賞装置25の開放動作中に、普通変動入賞装置25に遊技球が流入すると(特図始動口2入賞状態ST106)、第2特図変動表示ゲームを実行する(特図2変動状態ST107)。
この第2特図変動表示ゲームでは、第2特別変動入賞装置900の補助遊技の当たりの抽選を行う。例えば、第2特図変動表示ゲームがハズレとなる確率(特図2ハズレ状態ST108)は1/400に設定され、補助遊技(第2大入賞口開放状態ST110)にて第2大入賞口を1回開放する当たりとなる確率は390/400に設定され、2回開放する当たりとなる確率は8/400に設定され、第2特別変動入賞装置900にて補助遊技を行うことなく、第1特別変動入賞装置26の第1大入賞口を開放する大当たりとなる確率(特図2大当たり状態ST114)は1/400に設定されている。
また、この第2特図変動表示ゲームでは、第2大入賞口開放状態ST110にて、第2大入賞口の開放中に第2特別変動入賞装置900の入賞空間Sに遊技球が流入して、特別入賞口902に入賞した際に発生する第1大入賞口開放の大当たり状態ST112における大当たり状態の種類の抽選を行う。例えば、大当たり状態が15R通常当たり状態ST102となる確率は18%に設定され、15R時短当たり状態ST103となる確率は82%設定されている。
そして、第2特図変動表示ゲームの結果がハズレとなると(特図2ハズレ状態ST108)、2種モード通常状態ST105に戻る。
そして、第2大入賞口の開放中に第2特別変動入賞装置900の入賞空間Sに遊技球が流入して、特別入賞口902に入賞すると(特別入賞口入賞状態ST111)、即ち、下桃装置440の下桃ユニット441が右側に移動して入賞空間Sの排出口901を閉塞することで、当該入賞空間Sに入賞した遊技球が特別入賞口902に誘導されて(図33(a)参照)、特別入賞口902に入賞すると、第1特別変動入賞装置26の第1大入賞口を開放する大当たり状態となる(第1大入賞口開放の大当たり状態ST112)。
この大当たり状態では、15R通常当たり状態ST102か、或いは、15R時短当たり状態ST103の何れか一方が第2特図変動表示ゲームにおける抽選結果に従って発生する。即ち、第2特図変動表示ゲームにおける抽選結果が、15R通常当たり状態ST102の発生であった場合には、15R通常当たり状態ST102が設定され、一方、15R時短当たり状態ST103の発生であった場合には、15R時短当たり状態ST103が設定される。
そして、第1大入賞口開放の大当たり状態ST112としての15R通常当たり状態ST102が終了すると、通常状態ST101が設定され、一方、第1大入賞口開放の大当たり状態ST112としての15R時短当たり状態ST103が終了すると、2種モード通常状態ST105が設定される。
従って、第2特図変動表示ゲームの抽選結果が15R時短当たり状態ST103の発生となる限り、2種モード状態ST104が継続する。即ち、2種モード状態ST104の継続率は、82%に設定されている。
以下に、センターケース200の変形例について図34を参照して説明する。
図34(a)は、変形例1の遊技機のセンターケース200の左側部の一部分を拡大して模式的に示す図であり、図34(b)は、図35(a)のセンターケース200の左側部の一部分を拡大して示す斜視図である。
一般入賞口1000は、センターケース200左側部にて屈曲形成された流路を具備し、その出口1001が第2大入賞口構成部62の排出路の出口62bの下側に設けられている。そして、第2大入賞口構成部62の排出路係合部628及び一般入賞口1000の出口部分は、センターケース200の裏側に遊技盤裏面構成装置400が取付けられることで、当該遊技盤裏面構成装置400の裏面側排出路471内に挿入されて裏面側排出路471と連通されるようになっている。
また、第2大入賞口構成部62の排出路係合部628及び一般入賞口1000の出口部分は、センターケース200の裏側に遊技盤裏面構成装置400が取付けられることで、当該遊技盤裏面構成装置400の裏面側排出路471内に挿入されて裏面側排出路471と連通されているので、遊技盤裏面構成装置400は、第2特別変動入賞装置60に入賞した球と一般入賞口1000に入賞した球を裏面側排出路471で合流して流下することができ、遊技盤1の裏面側に大入賞口用の排出路と一般入賞口用の排出路を2つ設ける必要がなくなって、遊技盤1の裏面側の限られた領域を有効に活用することができる。
以下に、センターケース200の変形例について図35及び図36を参照して説明する。
図35(a)は、変形例2の遊技機のセンターケース200の左側部の一部分を拡大して示す図であり、図35(b)は、図35(a)のセンターケース200の断面構造を示す断面図である。また、図36は、センターケース200内の遊技球の転動を模式的に示す図である。
これにより、ワープ流路のワープ出口242からクリア板450上に排出された遊技球は、センターケース200内にてクリア板450上面を流下可能となっている(図36参照)。
以下に、センターケース200の変形例について図37を参照して説明する。
図37(a)は、変形例3の遊技機のセンターケース200を示す正面図であり、図37(b)は、図37(a)のセンターケース200の左側部の一部分を拡大して示す図である。
ケース発光表示部A14は、例えば、ワープ流路のワープ入口241の上側や下側や当該ワープ入口241と前後方向に重なるように配設されている。また、ケース発光表示部A14は、下桃に向かって略直線状に形成されている。
また、リーチ状態や特別遊技状態等以外の通常状態では、ケース発光表示部A14を発光させることで、センターケース200にてワープ流路が設けられている位置を遊技者に視認させることができる。
ここで、ワープ流路に対応する位置は、例えば、ワープ入口241の上側、左側、右側、下側であって、ケース発光表示部A14が当該ワープ入口241と重ならない位置だけでなく、ワープ入口241と前後方向に重なる位置も含むものとする。さらに、ワープ流路に対応する位置は、所定方向に延在するワープ流路と前後方向に重なる位置も含むものとする。
以下に、上桃装置430の変形例について図38を参照して説明する。
図38(a)は、変形例4の遊技機の上桃装置430の第1及び第2上桃可動部材43a、43bが開いた状態を模式的に示す正面図であり、図38(b)は、図38(a)の第1及び第2上桃可動部材43a、43bが閉じた状態を模式的に示す正面図である。
第1及び第2閉止状態検出部1101、1102は、第1及び第2上桃可動部材43a、43bの内側部の上部に設けられ、当該第1及び第2上桃可動部材43a、43bが閉じた状態で略対向するようになっている。
第1及び第2磁石部1103、1104は、第1及び第2上桃可動部材43a、43bが閉じた状態で略対向するようになっており、かかる状態にて、当該第1及び第2磁石部1103、1104は互いに引き合う方向となるように配設されている。
また、第1及び第2磁石部1103、1104によって、当該第1及び第2上桃可動部材43a、43bが閉じた状態の保持をより適正に行うことができる。
以下に、上桃装置430の変形例について図39を参照して説明する。
図39(a)は、変形例5の遊技機の上桃装置430の第1及び第2上桃可動部材43a、43bが閉じた状態を模式的に示す正面図であり、図39(b)は、図39(a)の第1及び第2上桃可動部材43a、43bが開いた状態を模式的に示す正面図である。
また、上桃ユニットベース部材431cには、第1及び第2上桃可動部材43a、43bの裏側に異なる色で発光可能なLED(図示略)が配設されている。
例えば、第1及び第2ケース発光表示部A10、A11、可動役物発光部及び表示画面は、一連の発光を行って当該発光により直線を形成するようにしたが、これに限られるものではなく、所定の図形であれば如何なるものであっても良い。例えば、三角形、四角形、円形等の他、文字や、数字等であっても良い。
30 遊技制御装置(遊技制御手段)
40 演出制御装置
50 液晶表示装置
60 第2特別変動入賞装置
61 回動部材
200 センターケース
241 ワープ入口
260 ステージ
430 上桃装置
431 上桃ユニット
43a、43b 第1及び第2上桃可動部材
432 上桃上下動機構
440 下桃装置
44a、44b 第1及び第2下桃可動部材
441 下桃ユニット
441a 下桃用モータ
441g ピニオンギヤ
442a ラック部
442b 曲線状ガイド部
A1 機枠発光表示部
A2 クリア部材保持枠発光表示部
A3、A4 第1及び第2開閉パネル発光表示部
A5 下部パネル発光表示部
A6、A8、A9 第1〜第3遊技盤発光表示部
A7 変動入賞装置発光表示部
A10、A11 第1及び第2ケース発光表示部
A12 上桃発光部
A13 下桃発光部
Claims (7)
- 前面に遊技領域が形成された遊技盤と、前記遊技領域に設けられた表示装置と、前記表示装置の表示画面の前面側で動作する可動役物装置と、前記遊技領域の前記可動役物装置の前面側に設けられ、前面側が開口したセンターケースと、を備える遊技機において、
前記遊技領域の下方に設けられ、球を貯留すると共に発射装置に球を送る上皿と、
前記上皿の下側に設けられ、球を収納する下皿と、
を備え、
前記上皿は、下側に上下方向に延在する第2開閉パネル発光表示部を備え、
前記下皿は、上下方向に延在する下部パネル発光表示部を備え、
前記センターケースは、
前記表示画面の発光動作と関連して発光するケース発光部を備え、
前記可動役物装置は、
可動部材を備え所定動作を行う可動役物と、
前記可動役物の所定動作によって視認可能に構成され、前記表示画面の発光動作と関連して発光する可動役物発光部と、を備え、
前記ケース発光部、前記可動役物発光部及び前記表示画面、前記第2開閉パネル発光表示部、前記下部パネル発光表示部は、同時発光を行って当該発光により所定の図形を形成し、
前記可動役物は、
開口部を有し該開口部の前面側に前記可動部材を回動可能に軸支した取付ベース部材と、
前記開口部の背面側に配置され複数色に発光可能な発光部材と、
前記開口部の前面側に設けられ前記発光部材の第1発光色に対応して透過不能な部分が形成された装飾用クリア部材と、を備え、
前記可動部材は、
前記装飾用クリア部材の前面側に回動可能に軸支され、当該装飾用クリア部材の前面を覆う閉止状態と当該装飾用クリア部材の前面を覆わない開放状態とに変換されるとともに、前記発光部材の第1発光色以外の第2発光色に対応して透過不能な部分が形成され、
前記可動部材及び前記装飾用クリア部材は、それぞれ対応する発光色の発光によって、前記透過不能な部分により文字や図形等を表示可能であることを特徴とする遊技機。 - 機枠に対して回動可能に軸着され、前記遊技盤を収容する前面枠と、
前記機枠の前面側下部に設けられた機枠発光表示部と、を備え、
前記ケース発光部、前記可動役物発光部及び前記表示画面、前記第2開閉パネル発光表示部、前記下部パネル発光表示部、前記機枠発光表示部は、同時発光を行って当該発光により所定の図形を形成することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記可動役物装置は、
前記可動役物を前記表示画面の上方から当該表示画面の前面側に上下方向に移動させる上下移動機構を備え、
前記ケース発光部、前記可動役物発光部及び前記表示画面は、前記上下移動機構による前記可動役物の上下方向の移動と関連付けて一連の発光を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。 - 前記上下移動機構は、前記可動役物を垂直方向一直線上に上下動可能であり、
前記発光による所定の図形は、垂直方向の直線であることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。 - 前記可動役物装置は、
前記可動役物を前記表示画面の側方から当該表示画面の前面側に左右方向に移動させる左右移動機構を備え、
前記ケース発光部、前記可動役物発光部及び前記表示画面は、前記左右移動機構による前記可動役物の左右方向の移動と関連付けて一連の発光を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 前記遊技領域の前面側に設けられ、透明部材を保持する透明部材保持枠を備え、
前記透明部材保持枠は、
前記表示画面の発光動作と関連して発光する枠側発光部を備え、
前記枠側発光部、前記ケース発光部、前記可動役物発光部及び前記表示画面は、一連の発光を行って当該発光により所定の図形を形成することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技機。 - 前記遊技盤は、前記表示画面の発光動作と関連して発光する盤側発光部を備え、
前記盤側発光部、前記枠側発光部、前記ケース発光部、前記可動役物発光部及び前記表示画面は、一連の発光を行って当該発光により所定の図形を形成することを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
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