JP5083079B2 - 駐車支援装置及び駐車支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両を所定の目標駐車位置に駐車させるために運転者の運転操作を支援する駐車支援装置及び駐車支援方法に関する。
従来、車両の側面に取り付けられたセンサを用いて、当該車両の側面に位置する他車両等の障害物までの距離を走行しながら繰り返し測定し、自車両が駐車可能な駐車スペースを検出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−335568号公報
ところで、上述した特許文献1に記載された従来の技術においては、車両の側面に取り付けられたセンサを用いて障害物までの距離を走行しながら繰り返し測定する。その測定の際に障害物に対して車両が通過する距離は、運転者の運転操作によって決まる。そのため、従来の技術においては、障害物の近傍を通過する際の通過距離が、センサが有する検出範囲を超えている場合には、その障害物までの距離をセンサによって正確に検出することができないことがある。このため、従来の技術では、駐車スペースを精度よく検出することができず、適切な後退開始位置に誘導することができない場合が生じるという可能性があった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、運転者の運転操作によらずに駐車スペースを精度よく検出して正確に車両を誘導することができる駐車支援装置及び駐車支援方法を提供することを目的とする。
本発明では、自車両の前方に障害物が検出された場合には、自車両周囲に存在する障害物検出手段の障害物検出可能範囲に基づいて、自車両が障害物の近傍を通過する経路に沿って当該自車両を誘導することにより、上述の課題を解決する。
本発明によれば、前方に存在する障害物の近傍を通過するような経路に沿って自車両を誘導するので、運転者の運転操作によらずに障害物までの距離を正確に検出することができ、駐車スペースを精度よく検出して正確に車両を誘導することができる。
以下、本発明の好適な実施形態としての駐車支援装置について具体的に説明する。
[駐車支援装置の構成]
本発明の実施形態として示す駐車支援装置は、図1に示すように、自車両周辺を監視する周辺監視センサ1と、自車両から障害物までの距離を検出する右側方距離センサ2R及び左側方距離センサ2L(以下、総称する場合には単に「距離センサ2」ともいう。)と、自車両の移動量を算出する移動距離センサ3と、当該駐車支援装置を統括的に制御するシステムECU(Electronic Control Unit)4と、運転者に対して駐車支援情報を提示するHMI(Human Machine Interface)装置5と、ステアリングの操舵機構6とを備える。
周辺監視センサ1は、例えばレーダやステレオカメラ等を用いて構成される。この周辺監視センサ1は、自車両の前方に存在する障害物を検出するために設けられる。この周辺監視センサ1によって検出された障害物の情報は、システムECU4に供給される。
距離センサ2(右側方距離センサ2R及び左側方距離センサ2L)は、例えば自車両左右側方(例えば車両の左側前端側部)にそれぞれ設置された超音波ソナーやレーダ装置等を用いて構成される。この距離センサ2は、当該距離センサ2の性能によって決定される障害物検出可能範囲がある。すなわち、距離センサ2は、障害物の近傍を通過する際の通過距離が離れている場合には、その障害物までの距離を正確に検出できず、所定範囲の距離であれば障害物までの距離を正確に検出することができる。
この距離センサ2は、自車両周囲に存在する障害物を検出し、自車両から障害物までの距離を検出する。駐車支援装置は、この距離センサ2によって検出された距離情報に基づいて、駐車スペースの幅や奥行きを算出することができる。この距離センサ2によって検出された距離情報は、右側方距離センサ2R、左側方距離センサ2Lからぞれぞれ、システムECU4に供給される。
移動距離センサ3は、例えば自車両の車輪に設置された回転数センサ等を用いて構成される。この移動距離センサ3は、自車両の移動量を算出する。この移動距離センサ3によって検出された移動量情報は、システムECU4に供給される。
システムECU4は、当該駐車支援装置を統括的に制御するコントローラであり、例えばマイクロコンピュータとメモリとを用いて動作するプログラムや、各処理を回路として組み込んだASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いて構成することができる。なお、図1に示すシステムECU4は、ASICやFPGAといったハードウエアで構成されているが、図1においては便宜的に機能ブロック毎に分けて、説明を行っている。
具体的には、システムECU4は、障害物の近傍を後退開始位置まで自車両を前進させる際の最適経路を算出する前進最適経路算出部4aと、駐車スペースの幅を算出する駐車幅算出部4bと、後退開始位置から駐車スペースまでの最適経路を算出する最適経路算出部4cとを有する。このようなシステムECU4は、周辺監視センサ1によって検出された周辺情報、距離センサ2によって検出された距離情報、及び移動距離センサ3によって検出された移動量情報に基づいて、前進最適経路算出部4a、駐車幅算出部4b、及び最適経路算出部4cによる処理を行い、HMI装置5や操舵機構6を制御するための制御信号を出力する。
HMI装置5は、誘導経路を含む駐車支援情報を運転者に対して明確に提示する装置であり、システムECU4の指示にしたがって、ディスプレイや各種メータ等への表示内容やスピーカから出力する音声内容を切り替える。
操舵機構6は、ステアリングを操舵する一連の機構であり、システムECU4の指示にしたがって、ステアリングを操舵する。
[駐車支援装置の動作]
このような各部を備える駐車支援装置は、目標とする駐車スペースの近傍に存在する障害物の近傍を通過する際に当該駐車スペースに対して最適な通過距離を算出し、その通過距離に基づいて自車両周囲に存在する障害物を回避した最適な誘導経路を算出し、運転者に対して提示する。
[左側並列駐車における駐車動作]
まず、図2に示すように、整備された駐車場に進入した自車両10の左側に存在する障害物としての駐車車両C1と駐車車両C2との間にある駐車スペースPに目標駐車位置を設定し、その目標駐車位置に向かって並列駐車を行う場合を例にとり、駐車支援装置の処理について説明する。
この状況において並列駐車を行うにあたって、駐車支援装置は、周辺監視センサ1によるレーダやステレオカメラによる視野領域等、所定領域A(例えば自車周囲5〜10メートル)に存在する駐車車両C1,C2を検出する。また、システムECU4は、前進最適経路算出部4aによって、当該自車両10との位置関係を算出する。そして、システムECU4は、算出した位置関係に基づいて、駐車車両C1,C2の間にある駐車スペースPを距離センサ2によって検出可能とし、且つ、前進及び後退誘導に最適通過距離Dとなるように自車両10を誘導する。
ここで、例えばレーダとして構成された周辺監視センサ1は、自車両10の左側に存在する2台の駐車車両C1,C2を、障害物として検出する。具体的には、周辺監視センサ1は、駐車車両C1,C2それぞれにおける前面のバンパー端部E1,E2を検出する。システムECU4は、これら駐車車両C1,C2の位置と自車両10の位置との位置関係に基づいて、駐車車両C1,C2の間にある駐車スペースPを距離センサ2によって検出するための最適通過距離Dを算出する。そして、システムECU4は、この最適通過距離Dを用いて自車両10が通過できる経路を算出する。この最適通過距離Dは、距離センサ2が有する障害物検出可能範囲のうちで検出精度が最も高い距離を意味する。すなわち、この最適通過距離Dは、障害物としての駐車車両C1,C2を検出するための検出精度が最も高い距離を意味する。例えば、システムECU4は、最適通過距離Dを2mとし、自車両10が通過できる経路を算出する。
なお、システムECU4は、周辺監視センサ1によって検出されたバンパー端部E1,E2が自車両10から見て一列に揃っている場合には、それらバンパー端部E1,E2の位置に基づいて最適通過距離Dを算出する。一方、バンパー端部E1,E2が自車両10から見て一列に揃っていない場合には、その段差に基づいて最適通過距離Dを算出する。いずれにせよ、システムECU4は、図2中破線矢印で示すように、周辺監視センサ1によって検出された駐車車両C1,C2、すなわち、バンパー端部E1,E2を基点とし、最適通過距離Dだけ離れて自車両10が通過する経路を算出して運転者に対して提示し、この経路に沿って自車両10を誘導する。
このとき、システムECU4は、HMI装置5を介して映像や音声による経路を提示することによって運転者に対して操舵させ、自車両10を誘導するようにしたり、また、操舵機構6を自動制御することによって自車両10を誘導するようにしたりしてもよい。なお、操舵機構6を自動制御することによる自動誘導とは、ステアリングの操舵も含めて自動で誘導することである。また、算出された経路を提示するタイミングとしては、周辺監視センサ1によって駐車車両C1,C2を検出した時点からでもよい。
駐車支援装置は、このようにして駐車スペースPを検出し、最終的に自車両10を駐車スペースPに正確に誘導することができる。これにより、駐車支援装置は、従来のように、例えば駐車場で駐車スペースPを見つける際に、運転者によっては駐車スペースPに対して通過する距離が短かったり長かったりすることに起因して駐車スペースPを検出することができないという問題点を解決することができる。
[斜め駐車における駐車動作]
つぎに、図3に示すように、例えば高速道路のサービスエリアやパーキングエリアにあるような、駐車スペースP前の通路に対して斜め方向に駐車スペースPが設けられている斜め駐車場に自車両10を進入させる場合について説明する。すなわち、斜め方向に駐車する際に、障害物としての駐車車両C1と駐車車両C2との間にある駐車スペースPに目標駐車位置を設定し、その目標駐車位置に向かって斜め駐車を行う場合を例にとって、駐車支援装置の処理について説明する。
図3に示す状況において、駐車支援装置は、周辺監視センサ1によるレーダ覆域やステレオカメラによる視野領域等、所定領域Aに存在する駐車車両C1,C2を検出する。具体的には、周辺監視センサ1は、駐車車両C1,C2におけるそれぞれの前面のバンパー端部E1,E2を検出する。駐車支援装置は、周辺監視センサ1の検出結果に基づいて、システムECU4の制御に従って、当該自車両10との位置関係を算出し、斜め方向に駐車していることを認識することができる。
そして、駐車支援装置は、この認識結果に基づいて、駐車車両C1,C2の間にある駐車スペースPの認識形状を補正して当該駐車スペースPを距離センサ2によって検出可能とする。また、駐車支援装置は、前進及び後退誘導に最適通過距離Dとなるように、自車両10を誘導する。
すなわち、システムECU4は、駐車車両C1,C2の位置と自車両10の位置との位置関係に基づいて、駐車車両C1,C2の間にある駐車スペースPを距離センサ2によって検出するための最適通過距離Dを算出する。そして、システムECU4は、図3中破線矢印で示すように、この最適通過距離Dを用いて自車両10が通過できる経路を算出する。そして、システムECU4は、算出した経路を運転者に対して提示し、この経路に沿って自車両10を誘導する。この場合も、システムECU4は、HMI装置5を介して映像や音声による経路を提示することによって運転者に対して運転操舵をさせ、自車両10を誘導するようにしたり、また、操舵機構6を自動制御することによって自車両10を誘導するようにしたりする。
駐車支援装置は、このようにして距離センサ2によっては検出することができない斜めの駐車スペースPを検出することができる上に、距離センサ2の誤検出要因となる駐車車両の前面のバンパー端部E1,E2の丸み形状等も検出し、これに基づいて駐車スペースPの認識形状を補正することができ、最終的に自車両10を駐車スペースPに正確に誘導することができる。これにより、駐車支援装置は、斜め駐車を行う場合であっても、運転者によっては駐車スペースPに対して通過する距離が短かったり長かったりすることに起因して駐車スペースPを検出することができないという問題点を解決することができる。
[前方に壁面がある場合における駐車動作]
つぎに、図4に示すように、駐車スペースPが自車両10の進行方向前方に存在する壁面Wから近い位置にある駐車場に自車両10を進入させた際に、障害物としての駐車車両C1と駐車車両C2との間にある駐車スペースPに目標駐車位置を設定し、その目標駐車位置に向かって斜め駐車を行う場合を例にとり、駐車支援装置の処理について説明する。
このような状況において、かかる駐車を行うにあたって駐車支援装置は、周辺監視センサ1によるレーダ覆域やステレオカメラによる視野領域等、所定領域Aに存在する駐車車両C1,C2及び壁面Wを検出する。具体的には、周辺監視センサ1は、自車両10の進行方向前方に存在する障害物として駐車車両C1,C2のそれぞれの前面のバンパー端部E1,E2と、壁面Wの端面E3とを検出する。そして、システムECU4は、周辺監視センサ1の検出結果に基づいて、当該自車両10との位置関係を算出し、誘導軌跡の変更の必要性を認識することができる。
そして、駐車支援装置は、この認識結果に基づいて、駐車車両C1,C2の間にある駐車スペースPを距離センサ2によって検出可能とし、且つ、壁面Wに対して接触せずに前進及び後退誘導に最適通過距離DとなるようにシステムECU4の制御に従って自車両10を誘導する。
すなわち、システムECU4は、駐車車両C1,C2の位置と壁面Wの位置と自車両10の位置との位置関係に基づいて、駐車車両C1,C2の間にある駐車スペースPを距離センサ2によって検出するための最適通過距離Dを算出し、図4中破線矢印で示すように、この最適通過距離Dを用いて自車両10が通過できる経路を算出する。そして、システムECU4は、算出した経路を運転者に対して提示し、この経路に沿って自車両10を誘導する。ただし、システムECU4は、上述した並列駐車や斜め駐車の場合と異なり、図4中破線矢印で示すように、壁面Wの手前で駐車スペースPが位置する側とは反対側に曲がって走行するように誘導を行うことになる。この場合も、システムECU4は、HMI装置5を介して映像や音声による経路を提示することによって運転者に対して操舵させ、自車両10を誘導するようにしたり、また、操舵機構6を自動制御することによって自車両10を誘導するようにしたりする。
駐車支援装置は、このようにして駐車スペースPを検出し、最終的に自車両10を駐車スペースPに正確に誘導することができる。これにより、駐車支援装置は、前方に壁面Wがあることによって後退開始位置まで自車両10を誘導することができない場合であっても、運転者によっては駐車スペースPに対して通過する距離が短かったり長かったりすることに起因して駐車スペースPを検出することができないという問題点を解決することができる。
[手前側のみに停止車両がある場合における駐車動作]
最後に、図5に示すように、駐車スペースPの手前側のみに障害物としての駐車車両C1が存在する場合に、当該駐車スペースPに目標駐車位置を設定し、その目標駐車位置に向かって斜め駐車を行う場合を例にとり、駐車支援装置の処理について説明する。
このような状況において、かかる駐車を行うにあたって駐車支援装置は、周辺監視センサ1によるレーダ覆域やステレオカメラによる視野領域等、所定領域Aに存在する駐車車両C1を検出する。具体的には、周辺監視センサ1は、駐車車両C1の前面のバンパー端部E1を検出する。駐車支援装置は、周辺監視センサ1の検出結果に基づいて、システムECU4の制御に従って、当該自車両10との位置関係を算出し、駐車スペースPの奥側での障害物の存在有無を判断することができ、手前側に位置する駐車車両C1を基点とした誘導を行えばよい旨を認識することができる。すなわち、駐車車両C1の位置にて最適通過距離Dとなるように誘導を行う。
そして、駐車支援装置は、この認識結果に基づいて、駐車車両C1の奥側にある駐車スペースPを距離センサ2によって検出可能とし、且つ、前進及び後退誘導に最適通過距離DとなるようにシステムECU4の制御に従って自車両10を誘導する。すなわち、システムECU4は、駐車車両C1の位置と自車両10の位置との位置関係に基づいて、駐車車両C1の奥側にある駐車スペースPを距離センサ2によって検出するための最適通過距離Dを算出し、図5中破線矢印で示すように、この最適通過距離Dを用いて自車両10が通過できる経路を算出する。そして、システムECU4は、算出した経路を運転者に対して提示し、この経路に沿って自車両10を誘導する。この場合も、システムECU4は、HMI装置5を介して映像や音声による経路を提示することによって運転者に対して操舵させ、自車両10を誘導するようにしたり、また、操舵機構6を自動制御することによって自車両10を誘導するようにしたりする。
駐車支援装置は、このようにして駐車スペースPを検出し、最終的に自車両10を駐車スペースPに正確に誘導することができる。これにより、駐車支援装置は、駐車スペースの手前側のみに障害物がある場合であっても、運転者によっては駐車スペースPに対して通過する距離が短かったり長かったりすることに起因して駐車スペースPを検出することができないという問題点を解決することができる。
なお、以上では、全ての駐車態様の場合に、自車両10の左側に目標駐車位置を設定して駐車を行う場合について説明した。ただし、現実の駐車状況においては、いずれの駐車態様の場合にも、自車両10の右側に駐車を行うこともあり得る。駐車支援装置においては、かかる場合にも、上述した処理を左右対称に考慮して適用することにより、同様の方法で周囲の障害物を回避しながら駐車の誘導を行うことが可能である。
また、駐車支援装置においては、事前に自車両10の左右両側に位置する駐車スペースの候補を検出し、いずれか一方の側に位置する駐車スペースPを目標駐車位置として自動的に設定して誘導するようにしてもよく、一方の側にしか駐車スペースPの候補がない場合には、その一方の駐車スペースPを目標駐車位置として自動的に設定して誘導するようにしてもよい。さらに、駐車支援装置においては、複数の駐車スペースの候補が検出された場合には、より駐車しやすい駐車スペースを優先付けて目標駐車位置として自動的に設定して誘導するようにしてもよい。
[実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明の実施形態として示した駐車支援装置によれば、自車両10の前方に存在する障害物を周辺監視センサ1によって検出した後に、自車両10の周囲に存在する障害物を距離センサ2によって検出し、周辺監視センサ1によって障害物が検出された場合には、距離センサ2が有する障害物検出可能範囲に基づいて、自車両10が周辺監視センサ1によって検出された障害物の近傍を通過する経路を算出し、当該自車両10を誘導する。
これにより、この駐車支援装置によれば、運転者の運転操作によらずに障害物までの距離を正確に検出することができるため、目標駐車位置とする駐車スペースPの近傍を最適通過距離Dで通過することができる。そのため、この駐車支援装置によれば、駐車スペースPの近傍を通過したのにかかわらず当該駐車スペースPを検出することができないという不具合や、駐車スペースPに対する通過距離が短かったり長かったりすることによる当該駐車スペースPの幅の誤差が大きくなるのを防止して、駐車スペースPを精度よく検出することができ、正確に自車両10を誘導することができる。また、後退開始位置のロバスト性は通過距離に起因するが、この駐車支援装置によれば、周辺監視センサ1を用いることによって事前に駐車スペースPの候補の位置を把握することができるため、最適通過距離Dを適切に算出することができ、結果として、自動操舵を行うことが可能となる。
また、この駐車支援装置によれば、周辺監視センサ1による検出結果に基づいて、斜め方向に駐車していることを認識し、その認識結果に基づいて、距離センサ2によって検出可能となるように駐車スペースPの認識形状を補正する。このように、この駐車支援装置によれば、距離センサ2のみでは斜め駐車の検出を行うことが原理的に不可能であるが、駐車スペースPの認識形状を補正することにより、検出した駐車スペースPを補正した認識形状の角度に傾けるのみで、正確に自車両10を誘導することができる。
さらに、この駐車支援装置によれば、周辺監視センサ1による障害物検出の結果、障害物が駐車車両の前面のバンパー端部のように丸み形状を帯びていると認識した場合には、その認識結果に基づいて、距離センサ2によって検出可能となるように駐車スペースPの認識形状を補正する。これにより、この駐車支援装置によれば、距離センサ2による検出では丸みを帯びた形状ほど幅が短く誤検出される等の傾向があるが、駐車スペースPの認識形状を補正することにより、より精度の高い駐車スペースPの設定を行うことができる。
さらにまた、この駐車支援装置によれば、周辺監視センサ1による障害物検出の結果、自車両10の進行方向前方に壁面W等の障害物が存在すると認識した場合には、その認識結果に基づいて、誘導軌跡を変更する。具体的には、この駐車支援装置によれば、周辺監視センサ1によって検出された自車両10の進行方向前方に存在する障害物の手前で目標駐車位置とは反対側に曲がって走行するように誘導を行う。これにより、この駐車支援装置によれば、前方の障害物の存在のために後退開始位置まで自車両10を誘導することができない場合であっても駐車スペースPまで正確に誘導することができる。
また、この駐車支援装置によれば、周辺監視センサ1による障害物検出の結果、駐車スペースPの手前側のみに障害物が存在すると認識した場合には、当該障害物を基点とした誘導を行う。このように、この駐車支援装置によれば、距離センサ2のみでは駐車スペースPの奥側の障害物の存在を把握する精度が低いが、周辺監視センサ1によって事前に駐車スペースPの奥側に障害物を検出することにより、確実性を高くすることができ、駐車スペースPを精度よく検出することができ、正確に自車両10を誘導することができる。
さらに、この駐車支援装置によれば、周辺監視センサ1による障害物検出の結果、自車両10の左右両側に位置する駐車スペースの候補が検出された場合には、いずれか一方の駐車スペースを目標駐車位置として設定して誘導することにより、自動操舵開始時に、運転者によって方向を選択させる必要がなくなり、運転者の手間を大幅に低減することができる。
さらにまた、この駐車支援装置によれば、周辺監視センサ1による障害物検出の結果、自車両10の左右いずれか一方の側にしか駐車スペースの候補が検出されなかった場合には、当該一方の駐車スペースを目標駐車位置として設定して誘導することにより、自動操舵開始時に、運転者によって方向を選択させる必要がなくなり、運転者の手間を大幅に低減することができる。
また、この駐車支援装置によれば、周辺監視センサ1による障害物検出の結果、複数の駐車スペースの候補が検出された場合には、駐車しやすい駐車スペースを優先付けて目標駐車位置として設定して誘導することにより、自動操舵開始時に、運転者によって方向を選択させる必要がなくなり、運転者の手間を大幅に低減することができ、また、より駐車しやすい方向を自動的に提示することにより、運転者による駐車スペースの選択を支援することができる。
さらに、この駐車支援装置によれば、算出した経路を映像及び/又は音声を介して運転者に対して提示することによって自車両10を誘導する、又は、算出した経路に沿って自動操舵することによって自車両10を誘導することにより、運転者の負担を大幅に低減して正確に自車両10を誘導することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施の形態に限定されることはなく、この実施の形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施形態として示す駐車支援装置の構成について示すブロック図である。 自車両の左側に存在する障害物としての2台の駐車車両の間にある駐車スペースに並列駐車を行う状況の例を示す図である。 自車両の左側に存在する障害物としての2台の駐車車両の間にある駐車スペースに斜め駐車を行う状況の例を示す図である。 前方に壁面がある場合に障害物としての2台の駐車車両の間にある駐車スペースに駐車を行う状況の例を示す図である。 駐車スペースの手前側のみに障害物としての駐車車両が存在する場合に、当該駐車スペースに駐車を行う状況の例を示す図である。
符号の説明
1 周辺監視センサ
2 距離センサ(右側方距離センサ2R、左側方距離センサ2L)
3 移動距離センサ
4 システムECU
4a 前進最適経路算出部
4b 駐車幅算出部
4c 最適経路算出部
5 HMI装置
6 操舵機構
10 自車両
A 所定領域
C1,C2 駐車車両
D 最適通過距離
E1,E2 バンパー端部
E3 端面
LA,LB,LC 直線
P 駐車スペース

Claims (10)

  1. 自車両を所定の目標駐車位置に駐車させるために運転者を支援する駐車支援装置において、
    前記自車両の前方に存在する障害物を検出する第1の障害物検出手段と、
    前記自車両周囲に存在する障害物を検出する第2の障害物検出手段と、
    前記第1の障害物検出手段によって障害物が検出された場合には、前記第2の障害物検出手段の障害物検出可能範囲に基づいて、前記障害物の近傍を通過する経路を算出し、当該自車両を誘導する制御手段と
    を備えることを特徴とする駐車支援装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の障害物検出手段による障害物検出の結果、自車両から斜め方向に駐車していることを認識した場合には、その認識結果に基づいて、前記第2の障害物検出手段によって障害物を検出可能となるように前記目標駐車位置の認識形状を補正することを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の障害物検出手段による障害物検出の結果、障害物が丸み形状を帯びていると認識した場合には、その認識結果に基づいて、前記第2の障害物検出手段によって検出可能となるように前記目標駐車位置の認識形状を補正することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の駐車支援装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の障害物検出手段による障害物検出の結果、前記自車両の進行方向前方に障害物が存在すると認識した場合には、その認識結果に基づいて、誘導軌跡を変更することを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1の障害物検出手段によって検出された前記自車両の進行方向前方に存在する障害物の手前で前記目標駐車位置とは反対側に曲がって走行するように誘導を行うことを特徴とする請求項4に記載の駐車支援装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の障害物検出手段による障害物検出の結果、前記目標駐車位置の手前側のみに障害物が存在すると認識した場合には、当該障害物を基点とした誘導を行うことを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1の障害物検出手段による障害物検出の結果、前記自車両の左右両側に位置する駐車スペースの候補が検出された場合には、いずれか一方の駐車スペースを前記目標駐車位置として設定して誘導することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の駐車支援装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1の障害物検出手段による障害物検出の結果、前記自車両の左右いずれか一方の側にしか駐車スペースの候補が検出されなかった場合には、当該一方の駐車スペースを前記目標駐車位置として設定して誘導することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の駐車支援装置。
  9. 前記制御手段は、前記第1の障害物検出手段による障害物検出の結果、複数の駐車スペースの候補が検出された場合には、駐車しやすい駐車スペースを優先付けて前記目標駐車位置として設定して誘導することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の駐車支援装置。
  10. 自車両を所定の目標駐車位置に駐車させるに際して、
    前記自車両の前方に障害物が検出された場合には、前記自車両周囲に存在する障害物に対する障害物検出手段の障害物検出可能範囲に基づいて、前記自車両が前方に障害物の近傍を通過する経路に沿って当該自車両を誘導することを特徴とする駐車支援方法。
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