JP5082135B2 - 警報センサシステムおよび警報センサ出力方法 - Google Patents

警報センサシステムおよび警報センサ出力方法 Download PDF

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Description

本発明は、警報センサシステムおよび警報センサ出力方法に関する。
近年、特許文献1の特開2000−278430号公報「集合住宅システム」や特許文献2の特開2005−209064号公報「警報装置」のように、マンションや集合住宅などの各部屋に設置されたセンサが検知した情報を通報装置(通報端末)から警報データとして管理室にある警報管理装置へRS−232CやRS−422またはRS−485などの通信方法にて転送することにより、各警報データを収集管理している。
特開2000−278430号公報(第3−5頁) 特開2005−209064号公報(第6−7頁)
しかしながら、一旦、マンションなどが停電状態になったりして、通報装置の電源が切断してしまった場合に、管理室に設置した警報管理装置において、各部屋のセンサの状態を把握することができない状態となり、機械警備ができない事態が発生する可能性がある。近年、各部屋のセンサが一つでも異常状態を検知して作動した場合は、通報装置がたとえ停電状態であっても、発生した異常状態を確実に検出することが、セキュリティ上また防災上、不可欠な必須の要件となりつつある。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、通報装置が停電した場合、警報管理装置の接続形態を、停電した通報装置とではなく、その通報装置に接続されているセンサに直接接続する接続状態に切り替えるとともに、警報管理装置から停電した通報装置側のセンサに対して、電源を直接供給する状態に設定し、一つのセンサでも異常状態を検知した場合は異常状態が発生している旨を示す異常信号を、センサから警報管理装置へ直接出力することを可能とする警報センサシステムおよび警報センサ出力方法を提供することを目的とする。
前述の課題を解決するため、本発明による警報センサシステムは、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)警報情報を集中して管理する警報管理装置と、接続した1ないし複数のセンサそれぞれにより検知されたセンサデータを1ないし複数の通信線を介して前記警報管理装置に通報する通報装置と、を少なくとも備えている警報センサシステムにおいて、前記通報装置が停電した場合、停電した前記通報装置と前記警報管理装置との間を、通常状態における前記通信線のうち、停電用通信ケーブルとしてあらかじめ定めた1ないし複数の通信線を接続する状態に切り替えて、前記停電用通信ケーブルを介して、前記警報管理装置から停電した前記通報装置に接続された前記センサに対して電源供給を行う警報センサシステム。
本発明の警報センサシステムおよび警報センサ出力方法によれば、次のような効果を奏することができる。
センサが検知した情報を伝達する通報装置と、各通報装置からの情報を集中管理する警報管理装置とが接続されて、警報管理装置にて各通報装置側の状態が管理されているが、一旦、通報装置側が停電状態となった場合は、警報管理装置は、通報装置側に接続されたセンサの状態まで把握できない状態となる。かかる状態を回避するために、各通信線のうち、停電用通信ケーブルとしてあらかじめ定めた1ないし複数の通信線を用いて、警報管理装置への接続を通報装置側からセンサ側に、1ないし複数のグループを単位にして接続替えするとともに、警報管理装置側からセンサ側へ電源を直接供給することにより、センサの状態を警報管理装置にて把握することを可能にし、いずれかのセンサが検知した異常状態を警報管理装置にて確実に検出することができる。
通報装置に接続された各センサからのセンサ出力は、通常、通報装置にてデータ変換され、RS−232CやRS−422またはRS−485の通信方式に準拠して警報管理装置へ出力されるが、通報装置が停電となった場合は、各センサにおいて、一つでも異常を検知している場合に異常状態の発生を出力可能な形態にまとめて(論理和または論理積して)、停電用通信ケーブルとしてあらかじめ定めた一つのまたは複数の通信線を用いて、各センサの検知結果をまとめたセンサ出力を、通報装置ではなく、警報管理装置へ導くことにより、通報装置側が停電状態となった場合であっても、何らかの異常状態を検知した旨を示すセンサ出力を警報管理装置側へ通報することができる。また、通報装置の停電からの復旧の判断は、警報管理装置側にて通報装置が通信可能か否かをあらかじめ定めた周期で定期的に確認することにより、停電の復旧を判断することができる。
また、管理警報装置に、各通報装置のセンサ出力状態を各通報装置の状態(停電中の有無を示す状態)とともに逐次保存して、管理することを可能とするとともに、外部に配置されている外部管理センタに対して、各通報装置のセンサ出力状態や通報装置の状態を定期的に通報することも可能としている。
さらには、例えば、RS−232CやRS−422またはRS−485などの通信方式にて何らかの複数のセンサデータを収集している場合に、センサデータを通報する側の通報装置の電源が切断したような場合であっても、センサデータをまとめた簡易な情報として把握するような仕組みにも利用することができる。
以下、本発明によるセンサ出力方法および警報センサシステムの好適実施形態例について添付図を参照して説明する。
まず、本発明の特徴について、その概要を説明する。本発明は、警報情報を集中管理する警報管理装置に、各通報装置が接続され、通報装置それぞれに接続されたセンサの状態が、警報管理装置へ適宜出力されている構成において、通報装置側が停電状態となった場合に、通報装置に接続されているセンサからの異常情報が警報管理装置まで通報されなくなることを回避するために、通報装置が停電状態となった場合には、各センサ出力を1ないし複数の単位にまとめて、該通報装置を介さずに警報管理装置側に直接伝達可能とする状態に接続替えするとともに、該通報装置に接続されていた各センサのうち、異常状態を検知したセンサが一つでも存在している場合に、検知したその異常状態を出力可能な形式にまとめて(論理和または論理積して)、警報管理装置側へ出力することを可能とするものである。
(実施例の構成)
図1は、本発明に係わる通報装置と警報管理装置との接続構成の一例を示す接続構成図である。図1の接続構成図において、1は、例えばマンションの各部屋などに設置された通報装置であり、各部屋などの状況を監視する外部センサそれぞれが検知したセンサデータを、警報情報を集中管理する警報管理装置100に対して、RS−232CやRS−422またはRS−485などの通信方式にて通報するように構成されている。つまり、一つの警報管理装置100に、RS−232C、RS−422、RS−485などのインターフェースを用いて、1ないし複数の通報装置1(図1の例では、通報装置(A)、…、通報装置(B)と表示している)が接続されて構成される。
各通報装置1には、外部センサと接続するためのセンサインターフェース部10と、センサインターフェース部10からの外部センサが検知した情報をセンサデータとして生成し、制御部30に出力する一方、当該通報装置1の停電時に、各センサデータを論理和演算または論理積演算を行うことにより一つのセンサデータにまとめて、出力切替部40に出力するセンサ集計部20と、入力した各センサデータの入力元の外部センサ名を設定したり、通報装置1の全体を制御したりする制御部30と、制御部30からの各センサデータまたはセンサ集計部20からの一つにまとめられたセンサデータを、RS−232CやRS−422またはRS−485通信方式に準拠した警報データへデータ変換し、RS−232CやRS−422またはRS−485の通信方式で警報管理装置100へ通報する出力側インターフェース部50と、当該通報装置1の電源を含み、当該電源の監視および停電検出を行う停電制御部60と、当該通報装置1の停電状態において、出力側インターフェース部50への入力を、制御部30の出力センサデータからセンサ集計部20の出力センサデータへと切り替える出力切替部40と、が少なくとも備えられている。
また、警報管理装置100には、各通報装置1からの各外部センサごとの警報データや通報装置1側のセンサ集計部20にて一つのセンサデータにまとめられた警報データをRS−232CやRS−422またはRS−485の通信方式で受け取る入力インターフェース部101と、通報装置1が停電時の入力を切り替える入力切替部102と、各通報装置1からの警報データの変換・分析や全体を制御する制御部103と、センサ側へ供給する電源を有し、通報装置1の停電時に、センサ側へ電源を供給するとともに、センサ集計部20からのセンサデータを受信して、通報装置1の停電時のセンサの状態を検出するセンサ状態検出部104と、各通報装置1の状態やセンサの状態を表示するとともに、各通報装置1に対する設定を行うための情報を入力する入出力/表示部105と、警報管理装置100の電源を含み、当該電源の監視および停電検出を行う停電制御部106と、各通報装置1から受信した各外部センサごとの警報データ(センサデータ)、および、通報装置1の停電時に一つにまとめられた警報データ(センサデータ)を保存して管理するファイル管理部107と、各通報装置1から受信した警報データ(センサデータ)を外部に配置されている外部管理センタに通報する通報部108と、が少なくとも備えられている。
(具体的な構成例)
図2、図3には、図1に示す通報装置1の各部の具体的な実施例として異なる2つの例を示しているが、通報装置1の停電時において一つのセンサデータにまとめるセンサ集計部20の構成が、両者で異なっているのみで、その他の構成は全く同じである。つまり、図2は、各外部センサからセンサインターフェース部10を介して入力されてくるセンサデータをセンサ集計部20のダイオードD1、…、D2、D3とトランジスタ21にて論理和演算を行うことにより一つのセンサデータにまとめる場合を示し、図3は、各外部センサからセンサインターフェース部10を介して入力されてくるセンサデータをセンサ集計部20のダイオードD4、…、D5、D6とトランジスタ21にて論理積演算を行うことにより一つのセンサデータにまとめる場合を示している。
なお、図2に示す論理和演算回路、図3に示す論理積演算回路は、かかる構成に限るものではなく、この他の回路構成を用いても良い。また、図2、図3の通報装置1のいずれにおいても、外部センサの一つとして、当該通報装置1自身に発生した停電状態を検出するための電源出力センサ70が備えられており、通報装置1に停電が発生した場合に、その旨を、センサ出力として警報管理装置100側へ通知可能としている。ただし、本実施例においては、論理和や論理積の出力として、電源出力センサ70を、他の外部センサとまとめるように構成している場合を示しているが、場合によっては、電源出力センサ70と他の外部センサとを分離するインターフェースとしても良い。
また、図4には、図1に示す警報管理装置100の各部の具体的な実施例を示している。図4に示すように、各通報装置1からの警報データ(センサデータ)は、入力インターフェース部101を介して制御部103に取り込まれて、適切なデータ形式に変換された後、ファイル管理部107に保存される。通報装置1の停電時には、停電した通報装置1からは一つにまとめられた警報データ(センサデータ)として取り込まれて、通報装置1の停電時のデータであることが識別可能な形式で、ファイル管理部107に保存される。
図5は、警報管理装置100のファイル管理部107におけるファイル管理状態を説明するための模式図である。図5に示すように、ファイル管理部107には、各通報装置(図5には通報装置(A)と通報装置(B)の2台の場合を示している)が停電していない通常時においては、図5(A)に示すように、各外部センサごとの警報データ(センサデータ)を取り込んで、管理ファイルとして保存されている。図5(A)の例では、通報装置(A)側では、外部センサ1および外部センサ3において異常を検知しており、通報装置(B)側では、外部センサ2において異常を検知している旨が設定されている場合を示している。ここで、例えば、通報装置(A)に停電状態が発生すると、通報装置(A)からは、当該通報装置(A)の停電の検出結果も含めて各外部センサのセンサデータが一つにまとめられて出力されてきており、図5(B)に示すように、ファイル管理部107には、通報装置(A)側については、各外部センサの警報データ(センサデータ)を個別に保存していた状態をリセットして、通報装置(A)が停電状態である旨を保存するようになる。ただし、停電状態にある通報装置(A)については、停電状態の検出結果を優先して扱い、個別の各警報データ(センサデータ)をリセットしないで、そのまま保存し続けるようにしてもかまわない。
(実施例の動作の説明)
次に、図2〜図4に示す具体的な実施例を用いて、通報装置1が停電状態にない通常状態の場合、停電が発生した場合における動作について以下に詳細に説明する。
(通常状態)
まず、通報装置1が停電していない通常の状態について説明する。通報装置1のセンサインターフェース部10には、それぞれ監視すべき事象ごとに設けられた外部センサとして、電源出力センサ70、センサメーク接点10a、…、センサブレーク接点10bなどが接続されている。ここで、この外部センサには、通常時は停電制御部60より電源が供給され、各センサが異常状態を検知せず作動していない場合、電源出力センサ70、センサメーク接点10a、…、センサブレーク接点10bなどの各センサ出力は、0レベル(Lowレベル)になっており、一方、異常状態を検知して作動した場合は、1レベル(Highレベル)になっている。
センサが検知したセンサデータは、センサデータ線11やセンサデータ線12やセンサデータ線13を使って、センサインターフェース部10からセンサ集計部20を介して制御部30へ送られる。センサごとの状態(センサデータ)および通報装置1の停電の状況などを示す通報データ(センサデータ)は、制御部30にて出力切替部40の切り替えスイッチ41を介して、出力側インターフェース部50にて、RS−232CやRS−422またはRS−485方式の警報データへ変換され、各センサに対応した1ないし複数の通信線31により、警報管理装置100へ伝達される。
ここに、出力切替部40の切り替えスイッチ41は、1ないし複数の通信線31のうち、通報装置1が停電時には、通報装置1(すなわち制御部30)を介さずに、各外部センサをセンサ集計部20から警報管理装置100へ直接接続するための接続切り替え手段を提供しており、停電が発生していない通常時には、図2に示すように、制御部30からのセンサデータ(警報データ)がそれぞれのセンサに対応する通信線31から警報管理装置100へ通報される状態に設定されている。
各通報装置1が停電していない通常の状態として、各通報装置1の各センサに対応した1ないし複数の通信線31からの各警報データ(センサデータ)を入力インターフェース部101、入力切替部102を介して受信した警報管理装置100の制御部103は、各警報データ(センサデータ)を分析するとともに、ファイル管理部107にて、各通報装置1の状態(停電か否かを示す状態)とともに、通報装置1毎の各センサにおけるセンサ出力状態として逐次保存されて管理される。また、通報装置1毎の各センサ状態は、あらかじめ定めた周期で、定期的に、ファイル管理部107から読み出されて、通報部108から、ネットワークを介して、外部に配置されている外部管理センタへ送られて、各通報装置1の状態および通報装置1毎の各センサ状態が管理される。
(停電状態)
次に、通報装置1が通常状態において停電が発生した場合について説明する。停電が発生していなかった通常状態で、通報装置1の停電制御部60にて、停電が検出されると、停電の旨を示す停電情報が警報管理装置100側へ伝送され、停電状態となる。さらに、停電状態では、前述のように、センサ集計部20において各センサからのセンサデータを論理和して(図2の場合)または論理積して(図3の場合)一つのデータとしてまとめられている一つのセンサデータ側に、出力切替部40の切り替えスイッチ41が切り替えられる。この結果、停電用通信ケーブル31aとしてあらかじめ定めた通信線31のいずれか一つの通信線を介して、外部センサからのセンサデータ線11、…、12、13を、一つのセンサでも異常状態を検知した場合には検知した異常状態を出力可能な形態にまとめて(各センサデータを論理和または論理積して)、警報管理装置100に接続する状態に切り替えられる。なお、前述のように、外部センサには、通報装置1自身の停電状態を検出する電源出力センサ70が備えられており、通報装置1が停電した場合には、当該通報装置1が停電した旨を含めて、警報管理装置100側に通報される状態にすることも可能である。
警報管理装置100では、図4に示すように、通報装置1から停電情報の信号を受け取ると、停電用通信ケーブル31aとしてあらかじめ定めた通報装置1側の通信線と対応した通信線の一つを、入力切替部102のb接点にて、制御部103側からセンサ状態検出部104側に切り替える。センサ状態検出部104は、停電用通信ケーブル31aを介して電源を停電中の通報装置1側のセンサへ供給するとともに、停電用通信ケーブル31aを介してセンサから一つにまとめて伝達されてくるセンサデータを受け取って、異常状態の発生の有無を検出することができる。なお、警報管理装置100では、停電制御部106にて停電を検出した場合、あるいは、通報装置1側との間であらかじめ定めた周期で定期的に実施される通信が不良になっていることが確認された場合にも、同様に、入力切替部102のb接点にて、通報装置1との間を一つの通信線によるデータの送受信状態、当該通報装置1への電源供給状態に切り替える。さらに、当該通報装置1の各センサ状態を保存するファイル管理部107の保存形態を、図5(B)に示すような通報装置停電中を示す一つの状態表示にまとめた保存状態に変更するとともに、通報部108を介して、外部管理センタにその旨を通報する。
なお、センサ状態検出部104側に切り替える、通報装置1側と対応した通信線の一つは、停電用通信ケーブル31aとして、通報装置1の停電時における各センサのセンサデータを一つにまとめたセンサ検出線として使用し、各センサのいずれかが、異常状態の発生を検知した場合に、その異常状態を、通報装置1の制御部30を介することなく、センサ集計部20から、該センサ検出線を介して、警報管理装置100側へ直接出力することを可能としている。
この警報管理装置100側では、通報装置1の停電を、通報装置1からの停電情報の入手にて判断する他に、前述のように、警報管理装置100から通報装置1へ定期的に確認通知を送信することにより、通報装置1と正常な通信が可能か否かを判定することにより、定期的な停電情報を入手して、停電と判断するようにしても良い。さらには、場合によっては、通報装置1が商用電源の同一給電系統に属している場合などにおいては、商用電源の状態を監視して、停電の有無を判断するようにしても良い。
通報装置1側の停電状況についてさらに説明すると、停電状態となった場合に、停電制御部60の、例えばリレーAが復旧し、切り替えスイッチ41の接点aが、図2とは逆側の接点に接続され、センサメーク接点10a、…、センサブレーク接点10bなどの各センサ出力が、いずれか一つでも異常状態を検知した際にその異常状態を出力することができる形に論理和されて(図2の場合)または論理積されて(図3の場合)一つにまとめられて、停電用通信ケーブル31aとされる通信線31のいずれか一つを経由して、停電中の通報装置1の制御部30を用いることなく、警報管理装置100側へRS−232CやRS−422またはRS−485の通信方式で伝達される。
警報管理装置100側においては、通報装置1の停電検出時に、通報装置1側のこの停電用通信ケーブル31aに対応した通信線上に設けられた接点bが図4とは逆側の接点に接続されることにより、制御部103からセンサ状態検出部104側にデータ線42を介して接続替えされる。この結果、センサ状態検出部104の電源43から停電した通報装置1内のセンサ集計部20を介してセンサ側へ電源が供給され、RS−232CやRS−422またはRS−485の通信線を介して、通報装置1のセンサからのセンサデータを直接伝達させることが可能な状態に切り替えられる。
この状態で、通報装置1側のいずれか一つのセンサでも異常状態を検知して作動した場合、例えば、センサメーク接点10aが作動した場合、センサメーク接点10aのメーク接点出力からセンサデータ線11、センサ集計部20のダイオードD1を介して、トランジスタ21を動作させることにより、トランジスタ21はON状態に切り替わり、トランジスタ21のコレクタ出力は0レベル(Lowレベル)になる。
これにより、通報装置1側の停電用通信ケーブル31aとなる通信線が0レベルに切り替わった結果、警報管理装置100側では、該停電用通信ケーブル31aに対応する通信線に接点bおよびデータ線42を介して接続替えされていたセンサ状態検出部104の端子には、1レベル(Highレベル)から0レベル(Lowレベル)へ切り替わった信号が入力されてくる。したがって、警報管理装置100側のセンサ状態検出部104は、通報装置1のセンサが少なくともいずれか一つにおいて異常状態を検知して作動していることを検出することができることになる。このセンサ状態検出部104の検出結果を、警報管理装置100の入出力/表示部105にセンサ状態検出画面として画面表示することにより、通報装置1が停電状態となった場合であっても、当該通報装置1に接続されているセンサのいずれかが異常状態を検知して作動したことを確認することができることになる。
なお、前述の例では、停電時の通信線(停電用通信ケーブル31a)として、通報装置1から警報管理装置100への通信線31のうち、いずれか一つに絞っている場合を説明したが、一つのみに限るものではなく、1ないし複数の通信線31を、停電用通信ケーブル31aとして用いるようにして、それぞれにグループ分けしたセンサ出力を、1ないし複数の通信線31それぞれにまとめて、警報管理装置100側へ伝達するようにしても良い。この場合、停電用通信ケーブル31aとして用いられる1ないし複数の通信線31それぞれに対応するセンサグループごとに、いずれかのセンサが異常状態を検知して作動したか否かを、警報管理装置100側で把握することができる。また、警報管理装置100から供給される電源も、停電用通信ケーブル31aとして用いられる1ないし複数の通信線31それぞれに対応するセンサグループに対して、各通信線31を経由して供給されることになる。
また、警報管理装置100での通報装置1の停電検出は、前述したように、RS−232CやRS−422またはRS−485の通信方式に準拠して通報装置1側から停電を示す停電情報として停電コマンドのデータが送られてきた場合や、電源出力センサ70の停電を示すセンサ出力状態として受信した場合や、警報管理装置100側からの定期的な監視のみならず、場合によっては、警報管理装置100側の商用電源の状態にても検出することができる。なお、一般に、警報管理装置100側には、停電用のバックアップ電源を有しており、たとえ、商用電源が停電した場合であっても、あらかじめ定めた一定時間は給電を継続して警報管理を続行することが可能な状態にある。
(電源復旧の判断)
通報装置1側の停電の復旧は、警報管理装置100側の通信線を停電用通信ケーブル31aの接続状態から通常状態への切り戻した状態にあらかじめ定めた一定時間毎に設定して、警報管理装置100から定期的に通報装置1との通信が可能か否かを確認して、通報装置1からの停電復旧コマンドの入手を試みる。通報装置1から停電復旧コマンドを受け取り次第、接点bを完全に元の状態に復帰させて、通信線の接続を通常状態に戻し、通報装置1の通常の管理状態へと復旧させることができる。
(RS−485方式によるマルチ接続の場合)
以上の実施例の説明は、警報管理装置100はRS−232CやRS−422またはRS−485の通信方式であっても通報装置1とマルチ接続されていない場合であったが、例えばRS−485通信方式を用いて複数の通報装置1のマルチ接続がなされていた場合は、いずれか一つの通報装置1から停電のコマンドを受け取った場合、あるいは、警報管理装置100にて、いずれか一つの通報装置1との通信が不可能となった時点で、他の通報装置1に対して一斉に停電状態を指示するコマンドを警報管理装置100から送信することによって、他の通報装置1を一斉に停電状態へ切り替えさせる。
これにより、マルチ接続された各通報装置1は、すべて、センサ出力を、異常状態を検知したセンサが一つでも存在している場合に、検知したその異常状態を出力することが可能な形式にまとめて(論理和または論理積して)、停電用通信ケーブル31aとしてあらかじめ定めた通信線を介して、警報管理装置100側へ出力する状態に設定される。
しかる後、警報管理装置100では、前述したように、停電用通信ケーブル31aに対応する通信線のいずれか一つを各通報装置1のセンサ検出用に切り替えて、各通報装置1のセンサの状態を監視することにする。通報装置1がRS−485通信方式にてマルチ接続されている状態で、いずれの通報装置1も正常状態にあってセンサが作動していなければ、停電用通信ケーブル31aの通信線は、1レベル(Highレベル)を保持され、もし、いずれかの通報装置1の一つのセンサでも異常状態を検知して作動すれば、その通報装置1のトランジスタ21が動作して、停電用通信ケーブル31aの通信線は、0レベル(Lowレベル)となる。したがって、この0レベル(Lowレベル)が、警報管理装置100のセンサ状態検出部104にて検出され、いずれかの通報装置1のいずれかのセンサが異常状態を検知して作動したことを把握することができることになる。
なお、RS−485にてマルチ接続されていた場合における復旧動作は、単独接続の場合と同様に、警報管理装置100側の通信線の通常状態への切り替えを一定時間毎に実施し、警報管理装置100から定期的に通信可能か否かを確認する動作を、通報装置1から停電復旧コマンドが送られてくるまで繰り返し、通報装置1から停電復旧コマンドが送られて来る状態となった場合に復旧動作として、接点bを完全に戻して、通常状態に復帰し、通信線を通常の状態に復旧させる。
(本実施例による効果の説明)
警報に関する情報を検出するセンサが接続された通報装置1側と警報管理装置100とが接続されて、警報管理装置100によって通報装置1側の状態が管理されている形態において、一旦、通報装置1側が停電状態となった場合は、警報管理装置100は、通報装置1側に接続されたセンサの状態を把握することができない状態となる。しかし、本実施例においては、通報装置1側が停電状態になった場合に、警報管理装置100側から停電状態の通報装置1に接続されているセンサ側に対して電源を供給するとともに、センサの異常状態の検知の有無をセンサの状態として把握することが可能であり、通報装置1の停電状態でのセンサ側の状態を管理することができる。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることは、当業者には容易に理解できよう。例えば、本発明の実施態様は、課題を解決するための手段における構成(1)に加えて次のような構成として表現できる。
(2)警報情報を集中して管理する警報管理装置と、接続した1ないし複数のセンサそれぞれにより検知されたセンサデータを1ないし複数の通信線を介して前記警報管理装置に通報する通報装置と、を少なくとも備えている警報センサシステムにおいて、前記通報装置が停電した場合、各前記センサが検知したそれぞれのセンサデータのすべてまたは任意の個数ずつを単位にして、一つのセンサでも異常状態を検知した場合には、該異常状態の旨を出力可能な形式にまとめて、対応する1ないし複数の通信線からなる前記停電用通信ケーブルを介して、前記センサから前記警報管理装置へ伝達する警報センサシステム。
(3)上記(2)の警報センサシステムにおいて、前記通報装置が停電した場合、各前記センサが検知したそれぞれのセンサデータを、論理和演算または論理積演算を行うことにより、異常状態の旨を出力可能な形式にまとめる警報センサシステム。
(4)上記(2)または(3)の警報センサシステムにおいて、前記警報管理装置は、前記通報装置が停電した場合、前記停電用通信ケーブルを介して前記センサからまとめて伝達されてくるセンサデータを受け取って、異常状態を発生の有無を検出するセンサ状態検出手段を備えている警報センサシステム。
(5)上記(1)ないし(4)のいずれかの警報センサシステムにおいて、前記警報管理装置は、前記通報装置から停電が発生した旨を示す停電情報を受信するか、あるいは、前記警報管理装置からあらかじめ定めた周期で定期的に前記通報装置に対して確認情報を送信して、正常に通信可能か否かを確認するか、あるいは、商用電源の状態を監視するか、のいずれかにより、前記通報装置が停電したか否かを検出する警報センサシステム。
(6)上記(1)ないし(5)のいずれかの警報センサシステムにおいて、前記警報管理装置は、前記停電用通信ケーブルに切り替えて接続した状態から通常状態の通信線による接続状態に、あらかじめ定めた周期で切り戻して、通信可能な状態に復旧したか否かを監視し、通信可能な状態に復帰して前記通報装置から停電復旧コマンドを受け取った際に、停電状態から通常状態に復旧する警報センサシステム。
(7)上記(1)ないし(6)のいずれかの警報センサシステムにおいて、前記通報装置に接続した1ないし複数の前記センサに、当該通報装置の停電の発生を検知する電源出力センサが含まれている警報センサシステム。
(8)上記(1)ないし(7)のいずれかの警報センサシステムにおいて、前記警報管理装置に、各前記通報装置から受け取ったセンサデータおよび各前記通報装置の停電の有無を示すデータを保存するファイル管理手段を備えている警報センサシステム。
(9)上記(1)ないし(8)のいずれかの警報センサシステムにおいて、前記警報管理装置は、各前記通報装置から受け取ったセンサデータおよび各前記通報装置の停電の有無を示すデータを、あらかじめ定めた周期で、定期的に、外部接続された外部管理センタに通報する通報手段を備えている警報センサシステム。
(10)上記(1)ないし(9)いずれかの警報センサシステムにおいて、前記通報装置が複数からなり、各前記通報装置をマルチ接続して前記警報管理装置と接続する警報センサシステム。
(11)上記(1)ないし(10)いずれかの警報センサシステムにおいて、前記通報装置と前記警報管理装置との間を通信する通信方式が、RS−232C、RS−422、RS−485のいずれかの通信方式に準拠している警報センサシステム。
(12)警報情報を集中して管理する警報管理装置と、接続した1ないし複数のセンサそれぞれにより検知されたセンサデータを1ないし複数の通信線を介して前記警報管理装置に通報する通報装置と、を少なくとも備えて、各前記センサのセンサデータを警報情報として出力する警報センサ出力方法において、前記通報装置が停電した場合、停電した前記通報装置と前記警報管理装置との間を、通常状態における前記通信線のうち、停電用通信ケーブルとしてあらかじめ定めた1ないし複数の通信線を接続する状態に切り替えて、前記停電用通信ケーブルを介して、前記警報管理装置から停電した前記通報装置に接続された前記センサに対して電源供給を行う警報センサ出力方法。
(13)警報情報を集中して管理する警報管理装置と、接続した1ないし複数のセンサそれぞれにより検知されたセンサデータを1ないし複数の通信線を介して前記警報管理装置に通報する通報装置と、を少なくとも備えて、各前記センサのセンサデータを警報情報として出力する警報センサ出力方法において、前記通報装置が停電した場合、各前記センサが検知したそれぞれのセンサデータのすべてまたは任意の個数ずつを単位にして、一つのセンサでも異常状態を検知した場合には、該異常状態の旨を出力可能な形式にまとめて、対応する1ないし複数の通信線からなる前記停電用通信ケーブルを介して、前記センサから前記警報管理装置へ伝達する警報センサ出力方法。
(14)上記(13)の警報センサ出力方法において、前記通報装置が停電した場合、各前記センサが検知したそれぞれのセンサデータを、論理和演算または論理積演算を行うことにより、異常状態の旨を出力可能な形式にまとめる警報センサ出力方法。
(15)上記(13)ないし(14)いずれかの警報センサ出力方法において、前記警報管理装置は、前記通報装置が停電した場合、前記停電用通信ケーブルを介して前記センサからまとめて伝達されてくるセンサデータを受け取って、異常状態を発生の有無を検出することができる警報センサ出力方法。
(16)上記(12)ないし(15)のいずれかの警報センサ出力方法において、前記警報管理装置は、前記通報装置から停電が発生した旨を示す停電情報を受信するか、あるいは、前記警報管理装置からあらかじめ定めた周期で定期的に前記通報装置に対して確認情報を送信して、正常に通信可能か否かを確認するか、あるいは、商用電源の状態を監視するか、のいずれかにより、前記通報装置が停電したか否かを検出する警報センサ出力方法。
(17)上記(12)ないし(16)いずれかの警報センサ出力方法において、前記警報管理装置は、前記停電用通信ケーブルに切り替えて接続した状態から通常状態の通信線による接続状態に、あらかじめ定めた周期で切り戻して、通信可能な状態に復旧したか否かを監視し、通信可能な状態に復帰して前記通報装置から停電復旧コマンドを受け取った際に、停電状態から通常状態に復旧することを特徴とする警報センサ出力方法。
(18)上記(12)ないし(17)いずれかの警報センサ出力方法において、前記通報装置に接続した1ないし複数の前記センサに、当該通報装置の停電の発生を検知する電源出力センサが含まれている警報センサ出力方法。
(19)上記(12)ないし(18)のいずれかの警報センサ出力方法において、前記警報管理装置に、各前記通報装置から受け取ったセンサデータおよび各前記通報装置の停電の有無を示すデータを保存する警報センサ出力方法。
(20)上記(12)ないし(19)いずれかの警報センサ出力方法において、前記警報管理装置は、各前記通報装置から受け取ったセンサデータおよび各前記通報装置の停電の有無を示すデータを、あらかじめ定めた周期で、定期的に、外部接続された外部管理センタに通報する警報センサ出力方法。
(21)上記(12)ないし(20)いずれかの警報センサ出力方法において、前記通報装置が複数からなり、各前記通報装置をマルチ接続して前記警報管理装置と接続する警報センサ出力方法。
(22)上記(12)ないし(21)いずれかの警報センサ出力方法において、前記通報装置と前記警報管理装置との間を通信する通信方式が、RS−232C、RS−422、RS−485のいずれかの通信方式に準拠している警報センサ出力方法。
本発明に係わる通報装置と警報管理装置との接続構成の一例を示す接続構成図である。 図1に示す通報装置の各部の具体的な実施例の一例を示す説明図である。 図1に示す通報装置の各部の具体的な実施例の図2とは異なる例を示す説明図である。 図1に示す警報管理装置の各部の具体的な実施例を示す説明図である。 図1に示す警報管理装置におけるファイル管理状態を説明するための模式図である。
符号の説明
1 通報装置
10 センサインターフェース部
10a センサメーク接点
10b センサブレーク接点
11、12、13 センサデータ線
20 センサ集計部
21 トランジスタ
30 制御部
31 通信線
31a 停電用通信ケーブル
40 出力切替部
41 切り替えスイッチ
42 データ線
43 電源
50 出力側インターフェース部
60 停電制御部
70 電源出力センサ
100 警報管理装置
101 入力インターフェース部
102 入力切替部
103 制御部
104 センサ状態検出部
105 入出力/表示部
106 停電制御部
107 ファイル管理部
108 通報部
D1、…、D2、D3 ダイオード
D4、…、D5、D6 ダイオード

Claims (22)

  1. 警報情報を集中して管理する警報管理装置と、接続した1ないし複数のセンサそれぞれにより検知されたセンサデータを1ないし複数の通信線を介して前記警報管理装置に通報する通報装置と、を少なくとも備えている警報センサシステムにおいて、
    前記通報装置は、メーク接点又はブレーク接点の前記センサを混在して接続可能であり、接続された複数の前記センサの異常を示す信号をHi又はLoに統一して前記警報管理装置に送信可能であり、
    前記通報装置が停電した場合、停電した前記通報装置と前記警報管理装置との間を、通常状態における前記通信線のうち、停電用通信ケーブルとしてあらかじめ定めた1ないし複数の通信線を接続する状態に切り替えて、前記停電用通信ケーブルを介して、前記警報管理装置から停電した前記通報装置に接続された前記センサに対して電源供給を行い、複数の前記センサのうち1つでも異常を検出した場合に当該異常を示す前記統一された信号が前記停電用通信ケーブルを介して前記警報管理装置に伝達されることを特徴とする警報センサシステム。
  2. 請求項1に記載した警報センサシステムにおいて、
    前記センサからの異常出力を前記通報装置のセンサ集計部でダイオードを経由して集計することにより、通常時にはどの前記センサが異常信号を検出したかを判定可能であり、停電時には複数の前記センサのうち1つでも異常を検出した場合に当該異常を示す前記統一された信号を前記警報管理装置に伝達可能であることを特徴とする警報センサシステム。
  3. 警報情報を集中して管理する警報管理装置と、接続した1ないし複数のセンサそれぞれにより検知されたセンサデータを1ないし複数の通信線を介して前記警報管理装置に通報する通報装置と、を少なくとも備えている警報センサシステムにおいて、
    前記通報装置が停電した場合、停電した前記通報装置と前記警報管理装置との間を、通常状態における前記通信線のうち、停電用通信ケーブルとしてあらかじめ定めた1ないし複数の通信線を接続する状態に切り替えて、前記停電用通信ケーブルを介して、前記警報管理装置から停電した前記通報装置に接続された前記センサに対して電源供給を行い、各前記センサが検知したそれぞれのセンサデータのすべてまたは任意の個数ずつを単位にして、一つのセンサでも異常状態を検知した場合には、該異常状態の旨を出力可能な形式にまとめて、前記センサから前記警報管理装置へ伝達し、
    前記警報管理装置は、通常時には複数の前記センサのセンサデータを当該センサ毎に示すファイルを管理し、停電時には停電している前記通報装置に接続している全ての前記センサのセンサデータをリセットして当該通報装置が停電状態であることを示すファイルを管理することを特徴とする警報センサシステム。
  4. 請求項に記載の警報センサシステムにおいて、前記通報装置が停電した場合、各前記センサが検知したそれぞれのセンサデータを、論理和演算または論理積演算を行うことにより、異常状態の旨を出力可能な形式にまとめることを特徴とする警報センサシステム。
  5. 請求項またはに記載の警報センサシステムにおいて、前記警報管理装置は、前記通報装置が停電した場合、前記停電用通信ケーブルを介して前記センサからまとめて伝達されてくるセンサデータを受け取って、異常状態を発生の有無を検出するセンサ状態検出手段を備えていることを特徴とする警報センサシステム。
  6. 請求項1ないしのいずれかに記載の警報センサシステムにおいて、前記警報管理装置は、前記通報装置から停電が発生した旨を示す停電情報を受信するか、あるいは、前記警報管理装置からあらかじめ定めた周期で定期的に前記通報装置に対して確認情報を送信して、正常に通信可能か否かを確認するか、あるいは、商用電源の状態を監視するか、のいずれかにより、前記通報装置が停電したか否かを検出することを特徴とする警報センサシステム。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載の警報センサシステムにおいて、前記警報管理装置は、前記停電用通信ケーブルに切り替えて接続した状態から通常状態の通信線による接続状態に、あらかじめ定めた周期で切り戻して、通信可能な状態に復旧したか否かを監視し、通信可能な状態に復帰して前記通報装置から停電復旧コマンドを受け取った際に、停電状態から通常状態に復旧することを特徴とする警報センサシステム。
  8. 請求項1ないしのいずれかに記載の警報センサシステムにおいて、前記通報装置に接続した1ないし複数の前記センサに、当該通報装置の停電の発生を検知する電源出力センサが含まれていることを特徴とする警報センサシステム。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の警報センサシステムにおいて、前記警報管理装置は、各前記通報装置から受け取ったセンサデータおよび各前記通報装置の停電の有無を示すデータを、あらかじめ定めた周期で、定期的に、外部接続された外部管理センタに通報する通報手段を備えていることを特徴とする警報センサシステム。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の警報センサシステムにおいて、前記通報装置が複数からなり、各前記通報装置をマルチ接続して前記警報管理装置と接続することを特徴とする警報センサシステム。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の警報センサシステムにおいて、前記通報装置と前記警報管理装置との間を通信する通信方式が、RS−232C、RS−422、RS−485のいずれかの通信方式に準拠していることを特徴とする警報センサシステム。
  12. 警報情報を集中して管理する警報管理装置と、接続した1ないし複数のセンサそれぞれにより検知されたセンサデータを1ないし複数の通信線を介して前記警報管理装置に通報する通報装置と、を少なくとも備えて、各前記センサのセンサデータを警報情報として出力する警報センサ出力方法において、
    前記通報装置は、メーク接点又はブレーク接点の前記センサを混在して接続可能であり、接続された複数の前記センサの異常を示す信号をHi又はLoに統一して前記警報管理装置に送信可能であり、
    前記通報装置が停電した場合、停電した前記通報装置と前記警報管理装置との間を、通常状態における前記通信線のうち、停電用通信ケーブルとしてあらかじめ定めた1ないし複数の通信線を接続する状態に切り替えて、前記停電用通信ケーブルを介して、前記警報管理装置から停電した前記通報装置に接続された前記センサに対して電源供給を行い、複数の前記センサのうち1つでも異常を検出した場合に当該異常を示す前記統一された信号が前記停電用通信ケーブルを介して前記警報管理装置に伝達されることを特徴とする警報センサ出力方法。
  13. 請求項12に記載した警報センサ出力方法において、
    前記センサからの異常出力を前記通報装置のセンサ集計部でダイオードを経由して集計することにより、通常時にはどの前記センサが異常信号を検出したかを判定可能であり、停電時には複数の前記センサのうち1つでも異常を検出した場合に当該異常を示す前記統一された信号を前記警報管理装置に伝達可能であることを特徴とする警報センサ出力方法。
  14. 警報情報を集中して管理する警報管理装置と、接続した1ないし複数のセンサそれぞれにより検知されたセンサデータを1ないし複数の通信線を介して前記警報管理装置に通報する通報装置と、を少なくとも備えて、各前記センサのセンサデータを警報情報として出力する警報センサ出力方法において、
    前記通報装置が停電した場合、停電した前記通報装置と前記警報管理装置との間を、通常状態における前記通信線のうち、停電用通信ケーブルとしてあらかじめ定めた1ないし複数の通信線を接続する状態に切り替えて、前記停電用通信ケーブルを介して、前記警報管理装置から停電した前記通報装置に接続された前記センサに対して電源供給を行い、各前記センサが検知したそれぞれのセンサデータのすべてまたは任意の個数ずつを単位にして、一つのセンサでも異常状態を検知した場合には、該異常状態の旨を出力可能な形式にまとめて、前記センサから前記警報管理装置へ伝達し、
    前記警報管理装置は、通常時には複数の前記センサのセンサデータを当該センサ毎に示すファイルを管理し、停電時には停電している前記通報装置に接続している全ての前記センサのセンサデータをリセットして当該通報装置が停電状態であることを示すファイルを管理することを特徴とする警報センサ出力方法。
  15. 請求項14に記載の警報センサ出力方法において、前記通報装置が停電した場合、各前記センサが検知したそれぞれのセンサデータを、論理和演算または論理積演算を行うことにより、異常状態の旨を出力可能な形式にまとめることを特徴とする警報センサ出力方法。
  16. 請求項14または15に記載の警報センサ出力方法において、前記警報管理装置は、前記通報装置が停電した場合、前記停電用通信ケーブルを介して前記センサからまとめて伝達されてくるセンサデータを受け取って、異常状態を発生の有無を検出することができることを特徴とする警報センサ出力方法。
  17. 請求項12ないし16のいずれかに記載の警報センサ出力方法において、前記警報管理装置は、前記通報装置から停電が発生した旨を示す停電情報を受信するか、あるいは、前記警報管理装置からあらかじめ定めた周期で定期的に前記通報装置に対して確認情報を送信して、正常に通信可能か否かを確認するか、あるいは、商用電源の状態を監視するか、のいずれかにより、前記通報装置が停電したか否かを検出することを特徴とする警報センサ出力方法。
  18. 請求項12ないし17のいずれかに記載の警報センサ出力方法において、前記警報管理装置は、前記停電用通信ケーブルに切り替えて接続した状態から通常状態の通信線による接続状態に、あらかじめ定めた周期で切り戻して、通信可能な状態に復旧したか否かを監視し、通信可能な状態に復帰して前記通報装置から停電復旧コマンドを受け取った際に、停電状態から通常状態に復旧することを特徴とする警報センサ出力方法。
  19. 請求項12ないし18のいずれかに記載の警報センサ出力方法において、前記通報装置に接続した1ないし複数の前記センサに、当該通報装置の停電の発生を検知する電源出力センサが含まれていることを特徴とする警報センサ出力方法。
  20. 請求項12ないし19のいずれかに記載の警報センサ出力方法において、前記警報管理装置は、各前記通報装置から受け取ったセンサデータおよび各前記通報装置の停電の有無を示すデータを、あらかじめ定めた周期で、定期的に、外部接続された外部管理センタに通報することを特徴とする警報センサ出力方法。
  21. 請求項12ないし20のいずれかに記載の警報センサ出力方法において、前記通報装置が複数からなり、各前記通報装置をマルチ接続して前記警報管理装置と接続することを特徴とする警報センサ出力方法。
  22. 請求項12ないし21のいずれかに記載の警報センサ出力方法において、前記通報装置と前記警報管理装置との間を通信する通信方式が、RS−232C、RS−422、RS−485のいずれかの通信方式に準拠していることを特徴とする警報センサ出力方法。
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