JP5081636B2 - 無線基地局、無線通信制御システム及び無線通信制御方法 - Google Patents

無線基地局、無線通信制御システム及び無線通信制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5081636B2
JP5081636B2 JP2008003445A JP2008003445A JP5081636B2 JP 5081636 B2 JP5081636 B2 JP 5081636B2 JP 2008003445 A JP2008003445 A JP 2008003445A JP 2008003445 A JP2008003445 A JP 2008003445A JP 5081636 B2 JP5081636 B2 JP 5081636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing unit
baseband processing
user data
unit
card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008003445A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009170955A (ja
Inventor
大祐 谷川
秀彦 大矢根
明人 花木
辰朗 矢島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2008003445A priority Critical patent/JP5081636B2/ja
Priority to US12/349,866 priority patent/US8271041B2/en
Priority to KR1020090001454A priority patent/KR101011738B1/ko
Priority to CN2009100026509A priority patent/CN101483859B/zh
Priority to EP09000240A priority patent/EP2079274A3/en
Publication of JP2009170955A publication Critical patent/JP2009170955A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5081636B2 publication Critical patent/JP5081636B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/08Access point devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/04Arrangements for maintaining operational condition
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/02Buffering or recovering information during reselection ; Modification of the traffic flow during hand-off

Description

本発明は、移動局が送受信するユーザデータを含むベースバンド信号の処理を実行する第1のベースバンド処理部と、前記第1のベースバンド処理部の予備系として用いられる第2のベースバンド処理部とを有する無線基地局、無線通信制御システム、及び当該無線基地局を用いた無線通信制御方法に関する。
移動局と無線信号を送受信する無線基地局は、ベースバンドにおける各種処理(例えば、移動局への通信チャネルの割り当て)を実行するベースバンド処理部を備える。
このような無線基地局では、ベースバンド処理部の障害や保守作業に備えて、複数のベースバンド処理部(BBカード)を設けることが一般的である。具体的には、このような無線基地局では、現用系のベースバンド処理部と、予備系のベースバンド処理部とを用いた冗長構成が採用される(例えば、特許文献1)。
例えば、現用系のベースバンド処理部において障害が発生した場合、現用系のベースバンド処理部を介して実行されている通信に関する各種パラメータ(例えば、割り当てられている通信チャネルの情報)が、現用系のベースバンド処理部から予備系のベースバンド処理部に引き継がれる。当該パラメータの引継ぎが完了すると、現用系のベースバンド処理部による処理から、予備系のベースバンド処理部による処理に切り替えられる。
現用系のベースバンド処理部から予備系のベースバンド処理部への切り替えが完了するまで、移動局が送受信するユーザデータの転送は中断してしまう。このため、当該中断によって正常に伝送されずに欠落したユーザデータは、予備系のベースバンド処理部への切り替えが完了後、上位レイヤにおいて再送される。
特開2006−268204号公報(第4頁、第2図)
ところで、近年、無線区間における伝送速度が大幅に向上した無線通信方式、例えば、3rd Generation Partnership Project(3GPP)によって規定されたHigh Speed Downlink Packet Access(HSDPA)や、Enhanced UpLink(EUL)が実現されている。
このような無線区間における伝送速度が大幅に向上した無線通信方式では、短時間に伝送されるユーザデータの量も増大する。このため、上述した予備系のベースバンド処理部への切り替えが実行されると、欠落するユーザデータの量も増大する問題がある。また、欠落するユーザデータの量が増大すると、上位レイヤにおける再送では対処できない場合も発生し得る。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、無線区間における伝送速度が大幅に向上した無線通信方式が用いられる場合において、ベースバンド処理部の切り替えが発生してもユーザデータの欠落を防止することができる無線基地局、無線通信制御システム及び無線通信制御方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、移動局(移動局300)が送受信するユーザデータ(ユーザデータUD)を含むベースバンド信号(ベースバンド信号BS)の処理を実行する第1のベースバンド処理部(BBカード221)と、前記第1のベースバンド処理部の予備系として用いられる第2のベースバンド処理部(BBカード223)とを有する無線基地局(無線基地局200)であって、前記第1のベースバンド処理部から前記第2のベースバンド処理部への切り替えを実行するか否かを決定する切替決定部(監視制御部230)と、前記切替決定部によって前記第2のベースバンド処理部への切り替えが決定された場合、前記ユーザデータの送信を中止させる中止要求(例えば、CAレート=0 kbpsを示す通知)を送信する情報送信部(ベースバンド信号処理部220)と、前記情報送信部によって前記中止要求が送信されたこと、または前記中止要求の送信の決定に基づいて、前記第1のベースバンド処理部から前記第2のベースバンド処理部への処理の引継ぎを実行する引継実行部(ベースバンド信号処理部220)とを備え、前記情報送信部は、前記ユーザデータの伝送速度を零にさせることを示す前記中止要求を送信することを要旨とする。
このような無線基地局によれば、第1のベースバンド処理部から第2のベースバンド処理部への切り替えの実行に先立って、ユーザデータの伝送速度を零にさせることを示す中止要求が移動局(或いは通信ネットワーク制御装置)に送信される。
このため、ベースバンド処理部の切り替えが発生してもユーザデータの欠落を防止することをユーザデータUDの伝送速度の制御機能を用いつつ実現できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記情報送信部は、前記引継実行部による前記第2のベースバンド処理部への処理の引継ぎが完了した場合、前記伝送速度を上昇させることを示す通信再開要求(例えば、CAレート=x kbpsを示す通知)を送信することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記情報送信部は、前記伝送速度を設定可能な最低の伝送速度(Floor Grant)に上昇させることを示す前記通信再開要求を送信することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記引継実行部は、前記第1のベースバンド処理部において設定されている前記ユーザデータのパラメータを前記第2のベースバンド処理部に引き継がせる引継ぎ処理(リソース追出し)を実行し、前記引継ぎ処理の完了前に前記ユーザデータを受信した場合、前記第1のベースバンド処理部において前記ユーザデータを保留させ、前記引継ぎ処理の完了後に前記ユーザデータを受信した場合、前記第2のベースバンド処理部において前記ユーザデータを保留させることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記第1のベースバンド処理部は、複数の前記移動局にそれぞれ対応する前記ユーザデータを中継し、前記引継実行部は、前記第1のベースバンド処理部において設定されている前記ユーザデータのパラメータを前記第2のベースバンド処理部に引き継がせる引継ぎ処理(リソース追出し)を実行し、前記引継実行部は、所定時間内に前記第1のベースバンド処理部が受信した前記ユーザデータの量に基づいて、前記ユーザデータの量が多い前記移動局から前記引継ぎ処理を開始することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記無線基地局は、3rd Generation Partnership Projectによって規定されたHSDPAに従って動作し、前記情報送信部は、前記中止要求として、Capacity Allocationレートを0 kbpsとすることを示す通知を無線ネットワーク制御装置(無線ネットワーク制御装置100)に送信することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記無線基地局は、3rd Generation Partnership Projectによって規定されたEULに従って動作し、前記情報送信部は、前記中止要求として、Zero Grantを前記移動局に送信することを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、移動局が送受信するユーザデータを含むベースバンド信号の処理を実行する第1のベースバンド処理部と、前記第1のベースバンド処理部の予備系として用いられる第2のベースバンド処理部とを有する無線通信制御システム(無線基地局200)であって、前記第1のベースバンド処理部から前記第2のベースバンド処理部への切り替えを実行するか否かを決定する切替決定部と、前記切替決定部によって前記第2のベースバンド処理部への切り替えが決定された場合、前記ユーザデータの送信を中止させる中止要求を送信する情報送信部と、前記情報送信部によって前記中止要求が送信されたこと、または前記中止要求の送信の決定に基づいて、前記第1のベースバンド処理部から前記第2のベースバンド処理部への処理の引継ぎを実行する引継実行部とを備え、前記情報送信部は、前記ユーザデータの伝送速度を零にさせることを示す前記中止要求を送信することを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、移動局が送受信するユーザデータを含むベースバンド信号の処理を実行する第1のベースバンド処理部と、前記第1のベースバンド処理部の予備系として用いられる第2のベースバンド処理部とを有する無線基地局を用いた無線通信制御方法であって、前記第1のベースバンド処理部から前記第2のベースバンド処理部への切り替えを実行するか否かを決定するステップと、前記決定するステップにおいて前記第2のベースバンド処理部への切り替えが決定された場合、前記ユーザデータの送信を中止させる中止要求を送信するステップと、前記送信するステップにおいて前記中止要求が送信されたこと、または前記中止要求の送信の決定に基づいて、前記第1のベースバンド処理部から前記第2のベースバンド処理部への処理の引継ぎを実行するステップとを備え、前記送信するステップでは、前記ユーザデータの伝送速度を零にさせることを示す前記中止要求を送信することを要旨とする。
本発明の特徴によれば、無線区間における伝送速度が大幅に向上した無線通信方式が用いられる場合において、ベースバンド処理部の切り替えが発生してもユーザデータの欠落を防止することができる無線基地局、無線通信制御システム及び無線通信制御方法を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について説明する。具体的には、(1)無線通信システムの全体概略構成、(2)無線基地局の機能ブロック構成、(3)無線通信システムの動作、(4)作用・効果及び(5)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。図1に示すように、無線通信システム10は、無線ネットワーク制御装置100(以下、RNC100)、無線基地局200及び移動局300によって構成される。なお、無線通信システム10に含まれる無線基地局200及び移動局300の数は、図1に示した数に限定されない。
RNC100は、通信ネットワーク20に接続される。通信ネットワーク20には、移動局300と通信を実行する通信装置、例えば、ストリーミング配信サーバ(不図示)が接続される。
無線通信システム10は、3rd Generation Partnership Project(3GPP)によって規定された無線通信方式、具体的には、W-CDMA方式を採用する。また、無線通信システム10では、下り方向におけるデータの伝送速度を向上させたHigh Speed Downlink Packet Access(HSDPA)が導入されている。さらに、無線通信システム10では、上り方向におけるデータの伝送速度を向上させたEnhanced UpLink(EUL)が導入されている。すなわち、RNC100、無線基地局200及び移動局300は、HSDPA及びEULに従って動作する。
無線基地局200は、移動局300と無線信号RSを送受信する。また、無線基地局200は、RNC100と接続される。無線基地局200は、RNC100からの指示に基づいて、移動局300と送受信する無線信号RSやベースバンド信号BS(図1において不図示、図2参照)の各種パラメータを制御する。
(2)無線基地局の機能ブロック構成
図2は、無線基地局200の機能ブロック構成図である。図2に示すように、無線基地局200は、無線通信部210、ベースバンド信号処理部220、監視制御部230、呼処理制御部240及びネットワークインタフェース部250を備える。また、無線基地局200には、オペレーションシステム260が接続される。
無線通信部210は、移動局300と無線信号RSを送受信する。また、無線通信部210は、無線信号RSとベースバンド信号BSとの変換を実行する。
ベースバンド信号処理部220は、複数のベースバンド処理部、具体的には、BBカード221及びBBカード223によって構成される。
BBカード221は、ベースバンド信号BSの処理を実行する現用系のベースバンド処理部である。すなわち、通常時では、BBカード221を用いてベースバンド信号BSの処理が実行される。ベースバンド信号BSには、移動局300が送受信するユーザデータUDや各種の制御データ(不図示)が含まれる。本実施形態において、BBカード221は、第1のベースバンド処理部を構成する。
BBカード223は、予備系のベースバンド処理部である。具体的には、BBカード223は、BBカード221の予備系として用いられる。すなわち、BBカード221の障害が発生した場合、或いはBBカード221に対して保守作業を行う場合、BBカード221に代えて、BBカード223を用いてベースバンド信号BSの処理が実行される。本実施形態において、BBカード223は、第2のベースバンド処理部を構成する。
ベースバンド信号処理部220は、監視制御部230によってBBカード221からBBカード223への切り替えが決定された場合、ユーザデータUDの送信を中止させる中止要求をRNC100または移動局300に送信する。本実施形態において、ベースバンド信号処理部220は、情報送信部を構成する。
具体的には、ベースバンド信号処理部220は、Capacity Allocationのレート(CAレート)が0 kbpsであることを示す通知をRNC100に送信する。ベースバンド信号処理部220は、当該通知によってユーザデータUDのRNC100による送信、つまり、下り方向におけるユーザデータUDの送信を中止させる。
また、ベースバンド信号処理部220は、Zero Grantを用いて、送信可能なユーザデータUDの伝送速度が0 kbpsであることを示す通知を移動局300に送信する。ベースバンド信号処理部220は、当該通知によってユーザデータUDの移動局300による送信、つまり、上り方向におけるユーザデータUDの送信を中止させる。
このように、ベースバンド信号処理部220は、ユーザデータUDの伝送速度を零にさせることを示す中止要求(CAレート=0 kbps,Zero Grant)を送信する。
また、ベースバンド信号処理部220は、現用系のBBカード221から予備系のBBカード223への切り替え、つまり、処理の引継ぎが完了した場合、ユーザデータUDの伝送速度を上昇させることを示す通信再開要求を、RNC100または移動局300に送信する。
具体的には、ベースバンド信号処理部220は、CAレートが0 kbps以外であること、例えば、CAレートがx kbpsであることを示す通知をRNC100に送信する。また、ベースバンド信号処理部220は、Floor Grant、つまり、設定可能な最低の伝送速度にユーザデータUDの伝送速度を上昇させることを示す通知を移動局300に送信する。
ベースバンド信号処理部220は、上述した中止要求(CAレート=0 kbps,Zero Grant)が送信されたこと、または中止要求の送信の決定に基づいて、現用系のBBカード221から予備系のBBカード223への処理の引継ぎを実行する。本実施形態において、ベースバンド信号処理部220は、引継実行部を構成する。
ベースバンド信号処理部220は、BBカード221において設定されているユーザデータUDのパラメータをBBカード223に引き継がせる引継ぎ処理を実行する。なお、本実施形態では、当該引継ぎ処理をBBカード221からBBカード223への「リソース追出し」として表現する。
ベースバンド信号処理部220は、リソース追出しの完了前にユーザデータUDを受信した場合、現用系のBBカード221においてユーザデータUDを保留させる。一方、ベースバンド信号処理部220は、リソース追出しの完了後にユーザデータUDを受信した場合、BBカード223においてユーザデータUDを保留させる。
また、ベースバンド信号処理部220は、BBカード221が受信したユーザデータUDの量に基づいて、ユーザデータUDの量が多い移動局300からリソース追出しを開始する。
監視制御部230は、無線基地局200を構成する各機能ブロックの監視及び制御を実行する。特に、本実施形態では、監視制御部230は、現用系のBBカード221から予備系のBBカード223への切り替えを実行するか否かを決定する。本実施形態において、監視制御部230は、切替決定部を構成する。
具体的には、監視制御部230は、BBカード221において障害が発生しているか否かを監視する。監視制御部230は、BBカード221において障害が発生していると判定した場合、予備系のBBカード223への切り替えをベースバンド信号処理部220に実行させる。
また、監視制御部230は、オペレーションシステム260からの指示に基づいて予備系のBBカード223への切り替えを実行すると判定する。例えば、BBカード221に対して保守作業を行う場合、オペレータは、オペレーションシステム260を操作して、現用系から予備系への切り替えを指示する。オペレーションシステム260は、監視制御部230に対して当該切り替えを指示するコマンドを出力する。
呼処理制御部240は、ベースバンド信号処理部220を介して設定される呼の処理に関する制御を実行する。具体的には、呼処理制御部240は、新たに生起された呼(新規呼)の設定処理、具体的には、通信チャネルの設定や、終了した呼の解放処理などを実行する。
ネットワークインタフェース部250は、RNC100との通信を実行するためのネットワークインタフェースを提供する。具体的には、ネットワークインタフェース部250は、有線LANインタフェースなどによって構成される。
オペレーションシステム260は、無線基地局200本体に接続される。オペレーションシステム260は、無線基地局200を構成する機能ブロックの状態を表示したり、特定の機能ブロックに対してコマンドを出力したりする。
(3)無線通信システムの動作
次に、無線通信システム10の動作について説明する。具体的には、無線基地局200において現用系のベースバンド処理部(BBカード221)から予備系のベースバンド処理部(BBカード223)への切り替えが実行される場合におけるユーザデータUDの制御動作について説明する。
(3.1)下り方向のユーザデータUDの制御動作
図3は、予備系のベースバンド処理部への切り替えが実行される場合における下り方向のユーザデータUDの制御に関する通信シーケンス図である。上述したように、本実施形態では、下り方向におけるデータの伝送速度を向上させたHigh Speed Downlink Packet Access(HSDPA)が導入されている。
図3に示すように、ステップS10において、オペレーションシステム260は、カード制御指示を監視制御部230に送信する。具体的には、オペレーションシステム260は、オペレータの操作に基づいて、現用系のBBカード221から予備系のBBカード223への切り替えを指示する。
ステップS20において、監視制御部230は、オペレーションシステム260からの切り替え指示に基づいて、閉塞処理、つまり、ユーザデータUDのBBカード221からBBカード223へのリソース追出しをBBカード221に対して指示する。
ステップS40において、BBカード221は、ユーザデータUDの送信を中止させる中止要求、具体的には、CAレートが0 kbpsであることを示す通知をRNC100に送信する。なお、ステップS40では、yミリ秒に設定された所定時間の満了直前のタイミングにおいて、複数のHSDPAユーザ分の中止要求(CAレート=0 kbps)がまとめて送信される。全HSDPAユーザ分の中止要求は、yミリ秒内に送信される。
当該中止要求が無線基地局200からRNC100に送信されることによって、RNC100は、High Speed Downlink Shared Channel(HS-DSCH)のFrame Protocol(FP)の送信を停止する。
ステップS50〜S80において、BBカード221は、BBカード221において設定されているユーザデータUDのパラメータをBBカード223に引き継がせる引継ぎ処理、いわゆるリソース追出しを実行する。
具体的には、呼処理制御部240が、セル(セクタ/キャリア)単位で設定されたHSDPAユーザ(移動局300)が送受信するユーザデータUDのパラメータを、HSDPAユーザ毎にBBカード223にそれぞれ再設定する。BBカード221からBBカード223へのリソース追出しが実行されることによって、BBカード223は、ユーザデータUDの中継を再開できるようになる。
なお、ステップS60では、BBカード221は、High Speed Physical Downlink Shared Channel(HS-PDSCH)及びShared Control Channel for HS-DSCH(HS-SCCH)に関するパラメータの引継ぎ処理(リソース追出し)を実行する。具体的には、リソース追出しが完了したHSDPAユーザから、BBカード223において各種パラメータの更新が順次開始される。
リソース追出しの対象となるHSDPAユーザのうち、高いPriority Classに設定されているHSDPAユーザは、低いPriority Classに設定されているHSDPAユーザよりも優先される。また、同一Priority Classに設定されている複数のHSDPAユーザが存在する場合、現用系のBBカード221でのユーザデータUDの中継量が多いHSDPAユーザが優先される。
また、BBカード221は、ステップS40の処理からxミリ秒経過するまで、通信ネットワーク20側から受信したユーザデータUDの送信を継続する。なお、xミリ秒は、ユーザデータUDを保留するバッファ(不図示)の容量に応じて設定される。
ステップS90〜S110において、BBカード223は、現用系のBBカード221から予備系のBBカード223への切り替えが完了したことに基づいて、ユーザデータUDの伝送速度を上昇させることを示す通信再開要求、具体的には、CAレートがx kbps(y kbps, z kbps)であることを示す通知をRNC100に送信する。
ステップS120において、BBカード221は、閉塞処理が完了したことを監視制御部230に通知する。
ステップS130において、監視制御部230は、BBカード221の状態をオペレーションシステム260に通知する。
なお、リソース追出しの処理中に新規呼が設定された場合、引継ぎ側のBBカード223において必要な処理が実行される。また、リソース追出しの処理中に他セルからのCell Change設定が実行される場合、引継ぎ側のBBカード223に対してCell Change設定が実行される。
また、上述した通信シーケンスでは、オペレーションシステム260から現用系のBBカード221から予備系のBBカード223への切り替えが指示されていたが、BBカード221において障害が発生した場合、監視制御部230が、当該障害の発生を検出して、上述したステップS20の処理を実行することもできる。
(3.2)上り方向のユーザデータUDの制御動作
図4及び図5は、予備系のベースバンド処理部への切り替えが実行される場合における上り方向のユーザデータUDの制御に関する通信シーケンス図である。上述したように、本実施形態では、上り方向におけるデータの伝送速度を向上させたEnhanced UpLink(EUL)が導入されている。
なお、以下、上述した下り方向のユーザデータUDの制御に関する通信シーケンスと異なる部分について主に説明し、同様の部分については、適宜説明を省略する。
(3.2.1)動作例1
図4に示すように、ステップS210において、オペレーションシステム260は、カード制御指示、具体的には、現用系のBBカード221から予備系のBBカード223への切り替え指示を監視制御部230に送信する。
ステップS220において、監視制御部230は、閉塞処理をBBカード221に対して指示する。
ステップS230において、BBカード221は、MAC-eスケジューラを停止する。すなわち、BBカード221は、ユーザデータUDの伝送速度の制御や送信タイミングの制御など、ベースバンドリソースの制御を停止する。
ステップS240〜S260において、BBカード221は、Zero Grant、つまり、送信可能なユーザデータUDの伝送速度が0 kbpsであることを示す通知(中止要求)を移動局300に送信する。なお、ステップS240〜S260では、複数のEULユーザ分のZero Grantが送信される。
Zero Grantが無線基地局200から移動局300に送信されることによって、移動局300は、割り当てられているリソースの使用を停止、つまり、ユーザデータUDの送信を停止する。なお、Zero Grantの送信時におけるAbsolute Grant(移動局300に許容する最大のE-DPDCH/DPCCHパワー比の絶対値)のScopeは、次のとおりとする。
・ TTI=2ms場合: H-ARQプロセス毎
・ TTI=10ms場合: 全H-ARQプロセス
なお、TTIの値によらず、Absolute GrantのScopeを全H-ARQプロセスとしてもよい。
ステップS270〜S280において、BBカード221は、BBカード221において設定されているユーザデータUDのパラメータをBBカード223に引き継がせる引継ぎ処理、いわゆるリソース追出しを実行する。なお、ステップS270では、BBカード221は、E-DCH Absolute Grant Channel(E-AGCH)、E-DCH Relative Grant Channel(E-RGCH)及びE-DCH Hybrid ARQ Indicator Channel(E-HICH)に関するパラメータの引継ぎ処理(リソース追出し)を実行する。
ステップS290において、BBカード223は、現用系のBBカード221から予備系のBBカード223への切り替えが完了したことに基づいて、ユーザデータUDの伝送速度を上昇させることを示す通信再開要求、具体的には、Floor Grantを移動局300に送信する。Floor Grantが移動局300に送信されると、BBカード223及び移動局300は、ユーザデータUD(Scheduled Transmission(ST)データ)の受信を再開する。
なお、NST(Non Scheduled Transmission)データは、BBカード221からBBカード223へのリソース追出しが実行されたタイミングにおいて、BBカード221からBBカード223による処理に切り替えられる。また、BBカード223は、プロセスID毎に当該プロセスがActiveかInactiveかをBBカード221から引継ぐとともに、Activeであるプロセスのみを対象としてFloor Grantが送信される。
ステップS310において、BBカード223は、リソース追出しが完了したEULユーザから各種パラメータの更新を順次開始する。
ステップS320〜S350では、EULユーザ毎にリソース追出し及びFloor Grantの送信が繰り返される。
ステップS360において、BBカード223は、MAC-eスケジューラを再開する。すなわち、BBカード223は、ユーザデータUDの伝送速度の制御や送信タイミングの制御を再開する。
ステップS370において、BBカード221は、閉塞処理が完了したことを監視制御部230に通知する。
ステップS380において、監視制御部230は、BBカード221の状態をオペレーションシステム260に通知する。
なお、リソース追出しの処理中に新規呼が設定された場合、引継ぎ側のBBカード223において必要な処理が実行される。新規呼の設定は、呼処理制御部240(CP-CNT)が受け付け、BBカード223において当該新規呼を受け付けるかを最終的に判定する。
また、リソース追出しの処理中に他セルからのCell Change設定が実行される場合、引継ぎ側のBBカード223に対してCell Change設定が実行される。
さらに、BBカード221の障害に伴うリソース追出しの場合、BBカード221からZero Grantを送信できない場合があり得る。この場合、BBカード221に代えて、BBカード223がZero Grantを移動局300に送信すればよい。
(3.2.2)動作例2
上述した動作例1では、リソース追出し元のBBカード221がActiveであるプロセスのみを対象としてFloor Grantが送信される形態であった。また、全てのEULユーザに関するリソース追出しが完了した時点でMAC-eスケジューラが再開されていた。
すなわち、MAC-eスケジューラの停止及び再開とは無関係に強制的に上り方向におけるユーザデータUD(ベースバンド信号BS)の送信が再開される。このため、MAC-eスケジューラが再開するまで暫定的にFloor Grant(最低伝送速度)に従ってユーザデータUDが送受信される。ただし、リソース追出し処理、つまり、BBカード221からBBカード223への引継ぎ処理時間が長い場合、Floor Grantに従ったユーザデータUDの送受信状態が長くなってしまうため、リソース追出し前の伝送速度に戻るまでに時間を要する。
そこで、動作例2では、BBカード223は、各種パラメータの引継ぎ処理の完了前からMAC-eスケジューラを起動する。このため、Floor Grantは用いられず、MAC-eスケジューラに従ってユーザデータUD(ベースバンド信号BS)の伝送速度が制御される。以下、動作例1と異なる部分について主に説明する。
図5に示すステップS410〜S430の処理は、動作例1のステップS210〜S230の処理と同様である。
ステップS440において、BBカード223は、MAC-eスケジューラを起動する。本動作例では、Absolute GrantのScopeは、TTIの長さにかかわらず、全H-ARQプロセスとする。
ステップS450〜S480の処理は、動作例1のステップS240〜S270の処理と同様である。また、ステップS510〜S530の処理は、動作例1のステップS310、S320及びS330の処理と同様である。
本動作例では、全ての移動局300がZero Grantに設定されるため、無線基地局200は、移動局300から送信されたScheduling Informationを受信次第、再度Scheduling Grant(SG)を割り当てる。
ステップS540〜S550の処理は、動作例1のステップS370〜S380の処理と同様である。
(3.2.3)動作例3
上述した動作例2では、EULユーザ(移動局300)毎にZero Grantが送信される形態であった。また、全てのEULユーザに対してZero Grantが送信された後、EULユーザ毎にリソース追出しが実行されていた。
動作例3では、無線基地局200は、まずリソース追出しを実行し、リソース追出しが完了したEULユーザから順次Zero Grantを送信する。つまり、BBカード221(リソース追出し元)においてZero Grantの送信直前までユーザデータUDの送受信が継続される。以下、動作例2と異なる部分について主に説明する。
図6に示すステップS610〜S620の処理は、動作例2のステップS410〜S420の処理と同様である。
ステップS630において、BBカード221は、該当するEULユーザに関するユーザデータUDのパラメータのBBカード223へのリソース追出しを実行する。なお、BBカード223へのリソース追出しに代えて、呼処理制御部240からBBカード223に対して当該パラメータを再設定してもよい。
ステップS640〜S650の処理は、動作例2のステップS430〜S440の処理と同様である。
ステップS660において、引き続き該当するEULユーザに関するユーザデータUDのパラメータのBBカード223へのリソース追出しを実行する。ステップS660では、BBカード221は、E-AGCH、E-RGCH、E-HICH及びNSTデータを対象としたリソース追出しを実行する。
ステップS670において、BBカード223は、リソース追出しが完了したEULユーザを対象として、該当する移動局300にZero Grantを送信する。また、リソース追出しが完了後、BBカード223は、ユーザデータUD(STデータ)の受信を再開する。
ステップS680において、引き続き該当するEULユーザに関するユーザデータUDのパラメータのBBカード223へのリソース追出しを実行する。ステップS680では、BBカード221は、E-HICH及びNSTデータを対象としたリソース追出しを実行する。
ステップS690において、BBカード223は、ステップS670と同様に該当する移動局300にZero Grantを送信する。具体的には、BBカード223は、ステップS680の処理によってリソース追出しが完了したEULユーザを対象として、該当する移動局300にZero Grantを送信する。
ステップS700において、BBカード223は、リソース追出しが完了したEULユーザから各種パラメータの更新を順次開始する。
ステップS710〜S720では、EULユーザ毎にリソース追出し及びZero Grantの送信が繰り返される。
ステップS730〜S740の処理は、動作例2のステップS540〜S550の処理と同様である。
(4)作用・効果
無線基地局200によれば、BBカード221からBBカード223への切り替えの実行に先立って、ユーザデータUDの送信を中止させる中止要求(CAレート=0 kbps,Zero Grant)が移動局300或いはRNC100に送信される。
このため、BBカードの切り替えが発生してもユーザデータUDの欠落を防止することをユーザデータUDの伝送速度の制御機能を用いつつ実現できる。
本実施形態では、BBカード223への切り替えが完了した場合、ユーザデータUDの伝送速度を上昇させることを示す通信再開要求(CAレート=x kbps,Floor Grant)が送信される。このため、BBカード223への切り替えが完了した場合、無線基地局200から強制的にユーザデータUDの送信を再開させることができる。
また、ユーザデータUDの送信の再開時には、Floor Grant、つまり、最低伝送速度で移動局300にユーザデータUDを送信させるため、MAC-eスケジューラが起動(再開)していない場合でも、ユーザデータUDを徐々に送信させることによってユーザデータUDの欠落をより確実に防止できる。
本実施形態では、リソース追出しの完了前にユーザデータUDを無線基地局200が受信した場合、BBカード221においてユーザデータUDを保留させ、リソース追出しの完了後にユーザデータUDを無線基地局200が受信した場合、BBカード223においてユーザデータUDを保留させる。このため、BBカードの切り替え時において、ユーザデータUDが欠落することをより確実に防止することができる。
また、ベースバンド信号処理部220は、所定時間内にBBカード221が受信したユーザデータUDの量に基づいて、ユーザデータUDの量が多い移動局300(HSDPAユーザまたはEULユーザ)からリソース追出しを開始する。このためユーザデータUDが欠落する可能性が高いユーザのユーザデータUDの欠落をより確実に防止することができる。
(5)その他の実施形態
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した本発明の実施形態では、リソース追出しの完了前にユーザデータUDを無線基地局200が受信した場合、BBカード221においてユーザデータUDを保留させ、リソース追出しの完了後にユーザデータUDを無線基地局200が受信した場合、BBカード223においてユーザデータUDを保留させたが、このような処理は、必ずしも実行されなくても構わない。
上述した実施形態では、ユーザデータUDの量が多い移動局300からリソース追出しが開始されていたが、このような処理も、必ずしも実行されなくても構わない。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局200の機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る予備系のベースバンド処理部への切り替えが実行される場合における下り方向のユーザデータUDの制御に関する通信シーケンス図である。 本発明の実施形態に係る予備系のベースバンド処理部への切り替えが実行される場合における上り方向のユーザデータUDの制御に関する通信シーケンス図(動作1)である。 本発明の実施形態に係る予備系のベースバンド処理部への切り替えが実行される場合における上り方向のユーザデータUDの制御に関する通信シーケンス図(動作2)である。 本発明の実施形態に係る予備系のベースバンド処理部への切り替えが実行される場合における上り方向のユーザデータUDの制御に関する通信シーケンス図(動作3)である。
符号の説明
10…無線通信システム、20…通信ネットワーク、100…RNC、100…無線ネットワーク制御装置、200…無線基地局、210…無線通信部、220…ベースバンド信号処理部、221,223…BBカード、230…監視制御部、240…呼処理制御部、250…ネットワークインタフェース部、260…オペレーションシステム、300…移動局、BS…ベースバンド信号、RS…無線信号、UD…ユーザデータ

Claims (8)

  1. 移動局が送受信するユーザデータを含むベースバンド信号の処理を実行する第1のベースバンド処理部と、前記第1のベースバンド処理部の予備系として用いられる第2のベースバンド処理部とを有する無線基地局であって、
    前記第1のベースバンド処理部から前記第2のベースバンド処理部への切り替えを実行するか否かを決定する切替決定部と、
    前記切替決定部によって前記第2のベースバンド処理部への切り替えが決定された場合、前記ユーザデータの送信を中止させる中止要求を送信する情報送信部と、
    前記情報送信部によって前記中止要求が送信されたこと、または前記中止要求の送信の決定に基づいて、前記第1のベースバンド処理部から前記第2のベースバンド処理部への処理の引継ぎを実行する引継実行部と
    を備え、
    前記情報送信部は、前記ユーザデータの伝送速度を零にさせることを示す前記中止要求を送信し、
    前記第1のベースバンド処理部は、複数の前記移動局にそれぞれ対応する前記ユーザデータを中継し、
    前記引継実行部は、前記第1のベースバンド処理部において設定されている前記ユーザデータのパラメータを前記第2のベースバンド処理部に引き継がせる引継ぎ処理を実行し、
    前記引継実行部は、所定時間内に前記第1のベースバンド処理部が受信した前記ユーザデータの量に基づいて、前記ユーザデータの量が多い前記移動局から前記引継ぎ処理を開始する無線基地局。
  2. 前記情報送信部は、前記引継実行部による前記第2のベースバンド処理部への処理の引継ぎが完了した場合、前記伝送速度を上昇させることを示す通信再開要求を送信する請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記情報送信部は、前記伝送速度を設定可能な最低の伝送速度に上昇させることを示す前記通信再開要求を送信する請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記引継実行部は、
    前記第1のベースバンド処理部において設定されている前記ユーザデータのパラメータを前記第2のベースバンド処理部に引き継がせる引継ぎ処理を実行し、
    前記引継ぎ処理の完了前に前記ユーザデータを受信した場合、前記第1のベースバンド処理部において前記ユーザデータを保留させ、
    前記引継ぎ処理の完了後に前記ユーザデータを受信した場合、前記第2のベースバンド処理部において前記ユーザデータを保留させる請求項1に記載の無線基地局。
  5. 前記無線基地局は、3rd Generation Partnership Projectによって規定されたHSDPAに従って動作し、
    前記情報送信部は、前記中止要求として、Capacity Allocationレートを0 kbpsとすることを示す通知を無線ネットワーク制御装置に送信する請求項1に記載の無線基地局。
  6. 前記無線基地局は、3rd Generation Partnership Projectによって規定されたEULに従って動作し、
    前記情報送信部は、前記中止要求として、Zero Grantを前記移動局に送信する請求項1に記載の無線基地局。
  7. 移動局が送受信するユーザデータを含むベースバンド信号の処理を実行する第1のベースバンド処理部と、前記第1のベースバンド処理部の予備系として用いられる第2のベースバンド処理部とを有する無線通信制御システムであって、
    前記第1のベースバンド処理部から前記第2のベースバンド処理部への切り替えを実行するか否かを決定する切替決定部と、
    前記切替決定部によって前記第2のベースバンド処理部への切り替えが決定された場合、前記ユーザデータの送信を中止させる中止要求を送信する情報送信部と、
    前記情報送信部によって前記中止要求が送信されたこと、または前記中止要求の送信の決定に基づいて、前記第1のベースバンド処理部から前記第2のベースバンド処理部への処理の引継ぎを実行する引継実行部と
    を備え、
    前記情報送信部は、前記ユーザデータの伝送速度を零にさせることを示す前記中止要求を送信し、
    前記第1のベースバンド処理部は、複数の前記移動局にそれぞれ対応する前記ユーザデータを中継し、
    前記引継実行部は、前記第1のベースバンド処理部において設定されている前記ユーザデータのパラメータを前記第2のベースバンド処理部に引き継がせる引継ぎ処理を実行し、
    前記引継実行部は、所定時間内に前記第1のベースバンド処理部が受信した前記ユーザデータの量に基づいて、前記ユーザデータの量が多い前記移動局から前記引継ぎ処理を開始する無線通信制御システム。
  8. 移動局が送受信するユーザデータを含むベースバンド信号の処理を実行する第1のベースバンド処理部と、前記第1のベースバンド処理部の予備系として用いられる第2のベースバンド処理部とを有する無線基地局を用いた無線通信制御方法であって、
    前記第1のベースバンド処理部から前記第2のベースバンド処理部への切り替えを実行するか否かを決定するステップと、
    前記決定するステップにおいて前記第2のベースバンド処理部への切り替えが決定された場合、前記ユーザデータの送信を中止させる中止要求を送信するステップと、
    前記送信するステップにおいて前記中止要求が送信されたこと、または前記中止要求の送信の決定に基づいて、前記第1のベースバンド処理部から前記第2のベースバンド処理部への処理の引継ぎを実行するステップと
    を備え、
    前記送信するステップでは、前記ユーザデータの伝送速度を零にさせることを示す前記中止要求を送信し、
    前記第1のベースバンド処理部は、複数の前記移動局にそれぞれ対応する前記ユーザデータを中継し、
    前記引継を実行するステップでは、
    前記第1のベースバンド処理部において設定されている前記ユーザデータのパラメータを前記第2のベースバンド処理部に引き継がせる引継ぎ処理を実行し、
    所定時間内に前記第1のベースバンド処理部が受信した前記ユーザデータの量に基づいて、前記ユーザデータの量が多い前記移動局から前記引継ぎ処理を開始する無線通信制御方法。
JP2008003445A 2008-01-10 2008-01-10 無線基地局、無線通信制御システム及び無線通信制御方法 Expired - Fee Related JP5081636B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008003445A JP5081636B2 (ja) 2008-01-10 2008-01-10 無線基地局、無線通信制御システム及び無線通信制御方法
US12/349,866 US8271041B2 (en) 2008-01-10 2009-01-07 Radio base station, radio communication control system, and radio communication control method
KR1020090001454A KR101011738B1 (ko) 2008-01-10 2009-01-08 무선 기지국, 무선 통신 제어 시스템 및 무선 통신 제어 방법
CN2009100026509A CN101483859B (zh) 2008-01-10 2009-01-09 无线基站、无线通信控制系统以及无线通信控制方法
EP09000240A EP2079274A3 (en) 2008-01-10 2009-01-09 Radio base station, radio communication control system, and radio communication control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008003445A JP5081636B2 (ja) 2008-01-10 2008-01-10 無線基地局、無線通信制御システム及び無線通信制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009170955A JP2009170955A (ja) 2009-07-30
JP5081636B2 true JP5081636B2 (ja) 2012-11-28

Family

ID=40521470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008003445A Expired - Fee Related JP5081636B2 (ja) 2008-01-10 2008-01-10 無線基地局、無線通信制御システム及び無線通信制御方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8271041B2 (ja)
EP (1) EP2079274A3 (ja)
JP (1) JP5081636B2 (ja)
KR (1) KR101011738B1 (ja)
CN (1) CN101483859B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008086419A2 (en) * 2007-01-09 2008-07-17 Sr Télécom & Co, S.E.C. Base station with redundant baseband processing units
KR20140044404A (ko) 2008-03-21 2014-04-14 인터디지탈 패튼 홀딩스, 인크 서빙 셀 변경을 수행하기 위한 방법 및 장치
JP2011066528A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Ntt Docomo Inc 無線基地局
JP5184504B2 (ja) * 2009-12-25 2013-04-17 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線基地局システム、無線基地局制御装置、収容セル数決定プログラム及び収容セル数決定方法
CN105681010B (zh) * 2010-04-28 2021-01-12 三菱电机株式会社 移动通信系统
EP2721880B1 (en) * 2011-06-16 2019-01-16 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Method and arrangement in a network node
EP2753143B1 (en) * 2013-01-08 2017-08-23 Alcatel Lucent Apparatus, method and computer program for splitting baseband data processing between a plurality of baseband processing units
JP6337461B2 (ja) * 2013-12-17 2018-06-06 富士通株式会社 無線通信装置および基地局装置内のハンドオーバ制御方法
US9826444B2 (en) 2015-11-19 2017-11-21 Qualcomm Incorporated Managing handovers during a suspended transmission (STX) at a base station

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995035639A2 (en) * 1994-06-15 1995-12-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Transceiver handlers load sharing
US6687217B1 (en) * 1999-05-04 2004-02-03 Carriercomm, Inc. Method of and system for one plus one protection for radio equipment
KR100312451B1 (ko) * 1999-07-07 2001-11-03 박종섭 다중섹터 기지국에서 디지털 유니트내 스위칭 장치
US7143092B1 (en) * 1999-12-14 2006-11-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Data synchronization system and method of operation
US6907237B1 (en) * 2000-08-28 2005-06-14 Motorola, Inc. Communication system that provides backup communication services to a plurality of communication devices
JP4553335B2 (ja) * 2000-10-11 2010-09-29 キヤノン株式会社 移動体通信システム及びその制御方法
JP3539395B2 (ja) * 2001-03-26 2004-07-07 日本電気株式会社 Cdma無線基地局装置とその二重化方式
JP2003046435A (ja) 2001-07-27 2003-02-14 Nec Corp Cdma基地局、及びそのベースバンド処理部の障害復旧方法
JP2003163626A (ja) * 2001-11-27 2003-06-06 Nec Corp Cdma基地局、及びそのベースバンド処理部の障害復旧方法
JP4072379B2 (ja) * 2002-05-17 2008-04-09 日本電気株式会社 無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法及び無線基地局装置
CN1853363B (zh) 2003-04-25 2011-03-23 辛格勒无线二公司 基站内使用多载波功率放大器和组合方案实现全冗余天线跳变的系统及方法
JP4394489B2 (ja) 2004-03-11 2010-01-06 日本電気株式会社 Cdma移動通信システムにおける下り送信制御システムおよび方法
CN1291618C (zh) * 2004-05-13 2006-12-20 大唐移动通信设备有限公司 一种基站设备结构及备份方法
US7729346B2 (en) * 2004-09-18 2010-06-01 Genband Inc. UMTS call handling methods and apparatus
CN100426897C (zh) * 2005-01-12 2008-10-15 华为技术有限公司 分体式基站系统及其组网方法和基带单元
JP2006268204A (ja) 2005-03-23 2006-10-05 Fujitsu Ltd 共有メモリ装置、処理システム
US20070021140A1 (en) * 2005-07-22 2007-01-25 Keyes Marion A Iv Wireless power transmission systems and methods
KR101180658B1 (ko) * 2006-11-29 2012-09-07 현대자동차주식회사 다수의 지상파 dmb 안테나 중에서 수신감도가 가장 높은 안테나를 선택하기 위한 다이버시티시스템 및 방법
WO2008086419A2 (en) * 2007-01-09 2008-07-17 Sr Télécom & Co, S.E.C. Base station with redundant baseband processing units
US8437306B2 (en) * 2007-08-08 2013-05-07 Qualcomm Incorporated Layer 2 tunneling of data during handover in a wireless communication system

Also Published As

Publication number Publication date
CN101483859A (zh) 2009-07-15
EP2079274A2 (en) 2009-07-15
US8271041B2 (en) 2012-09-18
KR101011738B1 (ko) 2011-02-07
JP2009170955A (ja) 2009-07-30
CN101483859B (zh) 2011-05-04
EP2079274A3 (en) 2011-09-21
US20090181677A1 (en) 2009-07-16
KR20090077703A (ko) 2009-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5081636B2 (ja) 無線基地局、無線通信制御システム及び無線通信制御方法
KR101648650B1 (ko) 업링크에서 harq 프로세스를 동적으로 할당하기 위한 방법 및 장치
TWI422199B (zh) 產生服務許可的裝置及方法
JP5001277B2 (ja) Hsdpa用の堅牢な無線リソース制御の信号伝達
JP4657326B2 (ja) 伝送速度制御方法、伝送速度制御システム及び移動局
US7937087B2 (en) Radio communication system, radio communication method and base station
CN113068264A (zh) 信息处理方法、装置、基站设备及通信系统
JP2013046256A (ja) 基地局及び無線通信方法
WO2010093302A1 (en) Handling of scheduling information transmissions
JP6507177B2 (ja) Tdmモードのためのharqの最適化
RU2421919C2 (ru) Способ и устройство для динамического распределения процессов harq в восходящей линии связи
JP5311032B2 (ja) 移動通信システム、基地局、上りスケジューリング方法及びプログラム
WO2015070437A1 (zh) 上行调度优化方法、用户设备、基站和无线网络控制器
JP2010050818A (ja) 無線基地局及び送信電力制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120807

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120903

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5081636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees