JP2010050818A - 無線基地局及び送信電力制御方法 - Google Patents

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貴裕 林
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Abstract

【課題】HSDPAのように総計送信電力が一定になるように制御される場合において、要求に応じた共有制御チャネルの確実な設定を実現しつつ、無線リソースの利用効率をさらに高めることができる無線基地局及び送信電力制御方法を提供する。
【解決手段】チャネル制御部は、通常時において、HS−SCCHの設定可能数よりも少ない通常設定数のHS−SCCHを無線リソース(送信電力)に割り当て、無線リソースの必要量が所定値以下であり、優先度が所定優先度以上のDCCHを送信するときに、通常設定数よりも多い数の共有制御チャネルを無線リソースに割り当てる。
【選択図】図10

Description

本発明は、共有制御チャネル及び物理共有チャネルの割り当てを所定の単位時間毎に実行するとともに、物理チャネルのそれぞれの送信電力が総計された総計送信電力が割当電力上限値を超えないように制御する無線基地局及び送信電力制御方法に関する。
3rd Generation Partnership Project(3GPP)において標準化された下り方向の高速パケット通信技術であるHigh Speed Downlink Packet Access(HSDPA)では、無線基地局(BTS)における物理チャネルの送信電力が総計された総計送信電力を一定とし、無線環境の変動に応じて送信データの変調方式や誤り訂正符号化率などを適応的に変化させるAdaptive Modulation and Coding Scheme(AMCS)が用いられる。
HSDPAのように総計送信電力が一定になるように制御される場合、送信側の割当電力上限値を超えるような物理チャネルの割り当てが実行されると、全ての物理チャネルにおいて送信電力が抑圧され、無線品質が劣化する。そこで、このような送信電力の抑圧の発生を防止するため、様々な対策がなされている。
例えば、上り方向の場合、移動機(UE)が送信するAck/Nackの送信タイミングと、データパケットの送信タイミングとを異ならせることによって、UEの割当電力上限値を超えないようにする方法が提案されている(特許文献1参照)。
また、下り方向の場合、ユーザデータや制御データの送信に用いられる物理共有チャネル(HS−PDSCH)に割り当てられる送信電力を制限するとともに、HS−PDSCHの復号に必要な物理制御情報(UE identity、HARQプロセス番号情報など)の送信に用いられる共有制御チャネル(HS−SCCH)の送信電力を最大設定数分だけ確保することによって、総計送信電力がBTSの割当電力上限値を超えないようにする方法が提案されている。
特開2004−328498号公報(第14頁、第6図)
しかしながら、上述したBTSの総計送信電力を制限する方法には、次のような問題があった。すなわち、常時、設定される最大数のHS−SCCHに応じた送信電力が確保されるため、HS−PDSCHに割り当て可能な送信電力が減少する問題がある。すなわち、無線リソースの利用効率については、さらなる改善の余地があった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、HSDPAのように総計送信電力が一定になるように制御される場合において、要求に応じた共有制御チャネルの確実な設定を実現しつつ、無線リソースの利用効率をさらに高めることができる無線基地局及び送信電力制御方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、制御データ(DCCH)または他のデータよりも優先される優先データ(音声パケット)を含む第1種データ、及びユーザデータを含む第2種データの送信に用いられる物理共有チャネル(HS−PDSCH)と、前記物理共有チャネルの復号に必要な物理制御情報(UE identity、HARQプロセス番号情報など)の送信に用いられる共有制御チャネル(HS−SCCH)とを含む物理チャネルの無線リソース(送信電力)への割り当てを制御するチャネル制御部(チャネル制御部123)を備え、送信要求に応じて前記共有制御チャネル及び前記物理共有チャネルの割り当てを所定の単位時間(TTI)毎に実行するとともに、前記物理チャネルのそれぞれの送信電力(PnonHS、PHS−PDSCH及びPHS-SCCH)が総計された総計送信電力(PTOTAL)が割当電力上限値(PLIMIT)を超えないように制御する無線基地局(BTS100)であって、前記チャネル制御部は、通常時において、前記共有制御チャネルの設定可能数(例えば、2チャネル)よりも少ない通常設定数(例えば、1チャネル)の前記共有制御チャネルを前記無線リソースに割り当て、前記無線リソースの必要量が所定値以下であり、優先度が所定優先度以上の前記第1種データである優先第1種データを送信するときに、前記通常設定数よりも多い数の前記共有制御チャネルを前記無線リソースに割り当てることを要旨とする。
このような無線基地局によれば、無線リソースの必要量が所定値以下であり、優先度が所定優先度以上の優先第1種データを送信するときに、通常設定数よりも多い数の共有制御チャネルが無線リソースに割り当てられる。つまり、優先第1種データの送信に用いられる共有制御チャネルは、無線リソースの必要量が小さく、かつ優先度の高いデータの送信時のみ通常設定数よりも多い数が設定される。
このため、HSDPAのように総計送信電力が一定になるように制御される場合において、要求に応じた共有制御チャネルの確実な設定を実現しつつ、無線リソースの利用効率をさらに高めることができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記チャネル制御部は、前記優先第1種データの送信要求があったときにおける前記所定の単位時間である第1単位時間(TTI301)において、前記通常設定数よりも多い数の前記共有制御チャネルの送信に必要な前記無線リソースを確保し、前記第1単位時間に続く前記所定の単位時間である第2単位時間(TTI302)において、前記通常設定数よりも多い数の前記共有制御チャネルを前記無線リソースに割り当て、前記優先第1種データを送信することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記チャネル制御部は、前記第1単位時間よりも一つ前の前記所定の単位時間において、前記通常設定数よりも多い数の前記共有制御チャネルが前記無線リソースに割り当てられている場合、または前記通常設定数よりも多い数の前記共有制御チャネルの送信に必要な前記無線リソースを確保している場合、前記第1単位時間において、前記通常設定数よりも多い数の前記共有制御チャネルを前記無線リソースに割り当て、前記優先第1種データを送信することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記共有制御チャネルを送信する前記所定の単位時間の開始タイミングは、前記物理共有チャネルを送信する前記所定の単位時間の開始タイミングと異なることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記チャネル制御部は、前記通常設定数をmとした場合、前記通常設定数よりも多い数としてm+1の前記共有制御チャネルを前記無線リソースに割り当てることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記チャネル制御部は、前記物理共有チャネルを用いて複数の前記優先第1種データを送信する場合、同一の前記所定の単位時間に複数の前記優先第1種データを多重する機能を有し、前記第2種データが送信バッファに存在する場合、複数の前記優先第1種データの多重を行わず、前記第1種データと前記第2種データの多重を行うことを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、制御データまたは他のデータよりも優先される優先データを含む第1種データ、及びユーザデータを含む第2種データの送信に用いられる物理共有チャネルと、前記物理共有チャネルの復号に必要な制御情報の送信に用いられる共有制御チャネルとを含む物理チャネルの無線リソースへの割り当てを制御し、送信要求に応じて前記共有制御チャネル及び前記物理共有チャネルの割り当てを所定の単位時間毎に実行するとともに、前記物理チャネルのそれぞれの送信電力が総計された総計送信電力が割当電力上限値を超えないように制御する送信電力制御方法であって、通常時において、前記共有制御チャネルの設定可能数よりも少ない通常設定数の前記共有制御チャネルを前記無線リソースに割り当てステップと、前記無線リソースの必要量が所定値以下であり、優先度が所定優先度以上の前記第1種データである優先第1種データを送信するときに、前記通常設定数よりも多い数の前記共有制御チャネルを前記無線リソースに割り当てるステップとを備えることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、HSDPAのように総計送信電力が一定になるように制御される場合において、要求に応じた共有制御チャネルの確実な設定を実現しつつ、無線リソースの利用効率をさらに高めることができる無線基地局及び送信電力制御方法を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について説明する。具体的には、(1)無線通信システムの概略、(2)無線基地局の機能ブロック構成、(3)無線基地局の動作、(4)作用・効果、及び(5)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)無線通信システムの概略
(1.1)全体概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システム1の全体概略構成図である。図1に示すように、無線通信システム1は、コアネットワーク10、無線ネットワーク制御装置20(以下、RNC20)、無線基地局100(以下、BTS100)、移動機201,202(以下、UE201,202)を含む。なお、無線通信システム1に含まれるRNC、BTS及びUEの数は、図1に示した数に限定されない。
無線通信システム1では、W−CDMA方式に従った無線通信及び関連する処理が実行される。また、本実施形態では、3GPPにおいて標準化された下り方向の高速パケット通信技術であるHigh Speed Downlink Packet Access(HSDPA)が用いられる。
コアネットワーク10は、パケット交換型の通信ネットワーク(IPネットワーク)によって構成されるパケット交換ドメインや、回線交換型の通信ネットワークによって構成される回線交換ドメインなどによって構成される。
RNC20は、コアネットワーク10及びBTS100と接続される。RNC20は、各種の制御信号処理機能、運用保守機能、共通チャネルの多重分離機能などを有する。
BTS100は、UE201,202とW−CDMA方式及びHSDPAに従った無線通信を実行する。
(1.2)チャネル構成
図8は、無線通信システム1において用いられるチャネル構成を示す。具体的には、図8は、無線通信システム1において用いられる論理チャネル及び物理チャネルの構成を示す。なお、論理チャネルと物理チャネルとの間には、トランスポートチャネルが存在するが、ここでは、トランスポートチャネルの説明については省略する。
図8に示すように、本実施形態では、論理チャネルとして、Dedicated Control CHannel(DCCH)、及びDedicated Traffic CHannel(DTCH)が用いられる。また、物理チャネルとして、High Speed Physical Downlink shared Control Channel(HS−SCCH)及びHigh Speed Physical Downlink shared Channel(HS−PDSCH)が用いられる。
HS−PDSCHは、DCCH及びDTCHの送信に用いられる。本実施形態において、DTCHを介して送信されるデータには、ユーザデータ及び制御データが含まれる。
HS−SCCHは、HS−PDSCHの復号に必要な物理制御情報の送信に用いられる。具体的には、UE identity、HARQ process番号情報、新規パケットか再送パケットかを示す情報、Transport Block size,変調方式及びコード数がHS−SCCHを介して送信される。
なお、本実施形態において、音声パケットは、ユーザデータなどの他のデータよりも優先される優先データを構成する。本実施形態において、DCCHを介して送信される制御データ及び音声パケットは、第1種データを構成する。また、ユーザデータは、第2種データを構成する。
(2)無線基地局の機能ブロック構成
図2は、本実施形態において無線基地局を構成するBTS100の機能ブロック構成図である。図2に示すように、BTS100は、無線処理部110、MAC−hs処理部120、MAC−d処理部130及びRLC処理部140を備える。なお、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、BTS100は、BTS100としての機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略したブロック(電源部など)を備える場合があることに留意されたい。
無線処理部110は、UE201,202と無線信号を送受信する。具体的には、無線処理部110は、ディジタル変復調処理や信号増幅処理などを実行する。
MAC−hs処理部120は、Mac−hs層におけるにおける処理を実行する。特に、本実施形態では、MAC−hs処理部120は、無線通信に必要な無線リソースを計算したり、物理チャネルの割り当てを制御したりする。
具体的には、MAC−hs処理部120は、送信要求に応じてHS−SCCH及びHS−PDSCHの割り当てをTransmission Time Interval(所定の単位時間)毎に実行する。本実施形態では、Transmission Time Interval(以下、TTI)として、2msが用いられる。
また、MAC−hs処理部120は、HS−SCCH及びHS−PDSCHを含む物理チャネルのそれぞれの送信電力が総計された総計送信電力(PTOTAL)が割当電力上限値、具体的にはBTS100によって設定されるBTS最大送信電力(PLIMIT)を超えないように制御する。
図9は、MAC−hs処理部120による送信電力の制御概念を示す。図9に示すように、BTS100の総計送信電力(PTOTAL)は、概ね一定に保たれる。HS−PDSCHの総送信電力PHS−PDSCHは、(1式)のように表すことができる。
PHS−PDSCH=PLIMIT−PMARGIN−PnonHS−NHS-SCCH×PHS-SCCH …(1式)
PnonHSは、BTS100が測定した電力を示す。PnonHSには、Dedicated Physical CHannel(DPCH)の電力やパイロットチャネルの電力など(PCPICH及びPCCPCH)が含まれる。PHS-SCCHは、BTS100によって設定される電力である。NHS-SCCHは、無線リソース(送信電力)が割り当てられるHS−SCCHの数である。PMARGINは、BTS100によって0以上(0を含む)の値に設定される。
本実施形態では、MAC−hs処理部120は、無線リソース計算部121、チャネル制御部123及び送信バッファ125を有する。
無線リソース計算部121は、各種の物理チャネルの設定に必要となる無線リソースを計算する。特に、本実施形態では、無線リソース計算部121は、各種の物理チャネルの設定に必要となる送信電力を計算する。
チャネル制御部123は、無線リソース計算部121による送信電力の計算結果に基づいて、物理チャネルの無線リソースへの割り当て、具体的には、物理チャネルに対する送信電力の配分を制御する。
具体的には、チャネル制御部123は、通常時において、HS−SCCHの設定可能数よりも少ない通常設定数のHS−SCCHを無線リソース(送信電力)を確保する。
一方、チャネル制御部123は、送信電力の必要量が所定値以下であり、優先度が所定優先度以上であるデータ(優先第1種データ)、例えば、DCCHを用いて制御データを送信するときに、通常設定数よりも多い数のHS−SCCHを無線リソースを確保する。
本実施形態では、チャネル制御部123は、通常設定数をmとした場合、通常設定数よりも多い数としてm+1のHS−SCCHを前記無線リソースに割り当てる。また、本実施形態では、HS−SCCHの設定可能数は、2チャネルである。つまり、チャネル制御部123は、通常時において、1チャネルのHS−SCCHの送信に必要な無線リソースのみを確保し、送信電力の必要量が所定値以下であり、優先度が所定優先度以上であるデータ、つまり、優先第1種データを送信するときに、2チャネルのHS−SCCHの送信に必要な無線リソースに割り当てる。
図10は、チャネル制御部123によるHS−SCCH及びHS−PDSCHの無線リソースへの割り当て例を示す。図10に示すように、本実施形態では、HS−SCCHを送信するTTIの開始タイミングは、HS−PDSCHを送信するTTIの開始タイミングと異なる。具体的には、オフセットOFによって示されるように、HS−PDSCHの送信タイミングは、HS−PDSCHをHS−SCCHに含まれる物理制御情報を用いて復号するため、HS−SCCHの送信タイミングよりも遅く、HS−PDSCHの送信タイミングと、HS−SCCHの送信タイミングとは、1/3TTIずれている。
チャネル制御部123は、優先第1種データの送信要求、例えば、DCCH用のHS−SCCHの送信要求があったときにおけるTTI301(第1単位時間)において、通常設定数(1チャネル)よりも多い数(2チャネル)のHS−SCCHの送信に必要な無線リソース(送信電力)を確保する。さらに、チャネル制御部123は、TTI301に続くTTI302(第2単位時間)において、2チャネルのHS−SCCHを当該無線リソースに割り当て、送信要求があった制御データ(DCCH)を送信する。
なお、チャネル制御部123は、TTI303のように、DCCH用のHS−SCCHの送信要求があったときにおけるTTIの1つ前のTTI(TTI302)において、通常設定数よりも多い数(2チャネル)のHS−SCCHが無線リソースに割り当てられている場合、TTI303において制御データ(DCCH)を送信する。或いは、チャネル制御部123は、TTI302において、通常設定数よりも多い数のHS−SCCHの送信に必要な無線リソースを確保している場合、TTI303において制御データ(DCCH)を送信する。
すなわち、チャネル制御部123は、HS−SCCHの所要送信電力としてHS−SCCH設定数分だけ常に確保するのでなく、通常時はmチャネル分のHS−SCCHの送信に必要な電力を確保する。そして、チャネル制御部123は、1TTI当たりの所要無線リソース、つまり、送信電力が小さく、かつ優先度の高いデータを送信する時間枠のみ、「m+1」チャネル分のHS−SCCHの送信に必要な電力を確保する。より具体的には、チャネル制御部123は、mチャネル分の送信電力を常に確保しつつも、1チャネル分の送信電力は「1TTI当たりの所要無線リソースが小さく、かつ優先度の高いデータ(具体的にはパケット)を送信するTTI及び前のTTI」のみ確保する。
また、チャネル制御部123は、同一のTTIに複数の優先第1種データを多重する機能を有する。例えば、チャネル制御部123は、2チャネルのDCCHを同時期に送信する場合、同一のTTI(例えば、TTI302)に当該2チャネルのDCCHを多重(TTI多重)することができる。
さらに、チャネル制御部123は、ユーザデータ(第2種データ)が送信バッファ125に存在する場合、複数の優先第1種データの多重を行わず、制御データまたは優先データ(第1種データ)とユーザデータとの多重を行う。すなわち、チャネル制御部123は、ユーザデータなど、他に送信するデータがある場合、「1TTI当たりの所要無線リソースが小さく、かつ優先度の高いデータ(具体的にはパケット)同士のTTI多重」を許可しない。
MAC−d処理部130は、Mac−hs層の上位に位置するMAC−d層における処理を実行する。具体的には、MAC−d処理部130は、制御データ、優先データ及びユーザデータを含むMac−d PDUの組立・分解処理などを実行する。
RLC処理部140は、MAC−d層の上位に位置するRLC層における処理を実行する。具体的には、制御データ、優先データ及びユーザデータの再送制御などを実行する。
(3)無線基地局の動作
次に、本実施形態において無線基地局を構成するBTS100の動作について説明する。具体的には、動作概要、動作例1〜5、及びDCCHのTTI多重の制御処理について説明する。
(3.1)動作概要
図3は、BTS100による無線リソース(送信電力)の割当動作フローを示す。BTS100では、前提として、User selection(ステップS30)において、DCCHを用いるユーザは、DTCHを用いるユーザよりも無線リソースを割り当てられ易い。
本実施形態では、従来のHSDPAに従った無線リソースの割当動作(従来例)フローと比較して、次の点が異なる。
・ Power Remaining Check(ステップS20)の変更
・ User selection(ステップS30)の変更
・ User selection〜TFR selection(ステップS40)間にロジックを追加
・ m++〜m<NHS-SCCH(ステップS60)間にロジックを追加
本実施形態では、新規パラメータとして、NHS-SCCH_DCCHが用いられる。BTS100は、NHS-SCCH_DCCHが「0」の場合、従来例に従った動作を実行する。一方、BTS100は、NHS-SCCH_DCCHが「1」の場合、以下に説明する動作を実行する。
Power Remaining Check(ステップS20)は、従来例と比較して、以下のように変更される。
Figure 2010050818
図4は、本実施形態に係るUser selectionフローを示す。図5は、User selection〜TFR selection間におけるロジック追加に伴うフローを示す。図6は、m++〜m<NHS-SCCH間におけるロジック追加に伴うフローを示す。
また、本実施形態では、以下の新規変数(値は0または1)が用いられる。
・ flag_hs-scch_dcch_pow
・ flag_dcch_non_multi
・ flag_re-select_dcch
・ flag_re-select_dcch_non
flag_hs-scch_dcch_powは、1つ前のTTIにおける値を引き継ぎ、変数初期値は「0」に設定される。他の変数は、TTI毎に初期化され、変数初期値は「0」に設定される。
以下では、NHS-SCCH=2、NHS-SCCH_DCCH=1の場合の例について説明する。
(3.2)動作例1
動作例1では、次の条件におけるBTS100の動作について説明する。
・ HS−PDSCHにおいて送信用のQueue(送信バッファ125)にDCCHがない
・ DTCH(優先度のない、つまり、優先度が低いデータ)のみのとき、すなわち、DCCH用HS−SCCHの送信が必要ないとき
Power Remaining Checkでは、[PHSDSCH,0]trueが、以下のように求められる。
Figure 2010050818
次いで、m=0, flag_re-select_dcch = 0(図4のステップS140)であるため、従来例に係るUser selectionが実施される。
また、m=0, flag_re-select_dcch_non = 0(図5のステップS330)であり、「User selectionで『指定されたプライオリティクラス』に属するPriority Queueが選択された?」との判定において、NOと判定される(同ステップS340)。なお、プライオリティクラス毎にスイッチのON/OFFを設定することで、任意のプライオリティクラスについての指定の有無を判定できる。
次いで、m=0のため、最初の「m++」においてm=1となる(図6のステップS510)。さらに、「m+flag_dcch_non_multi<NHS-SCCH?」の判定において、NOと判定される(同ステップS530)。この後、図3に示したmのループから抜け、処理が終了する。
BTS100は、上述した処理の結果、以下のように動作する。
・ HS−SCCHの送信チャネル数:1チャネル
・ HS−SCCH1チャネル分の送信電力を確保
・ 次のTTI用として「DCCH用のHS−SCCH」電力を確保しない
(3.3)動作例2
動作例2では、以下の条件におけるBTS100の動作について説明する。
・ HS−PDSCHにおいて送信用のQueueにDCCHがある
・ 1つ前のTTIにおいてDCCH用HS−SCCHの送信電力が確保されている
・ 他ユーザのHS−PDSCHのおいて送信用のQueueにDTCHがある
Power Remaining Checkでは、[PHSDSCH,0]trueが、以下のように求められる。
Figure 2010050818
次いで、m=0, flag_re-select_dcch = 0(図4のステップS140)であるため、従来例に係るUser selectionが実施される。
また、m=0, flag_re-select_dcch_non = 0(図5のステップS330)であり、「User selectionで『指定されたプライオリティクラス』に属するPriority Queueが選択された?」との判定において、YESと判定される(同ステップS340)。また、「1つ前のTTIのflag_hs-scch_dcch_pow = 1」となる(同ステップS370)。このとき、[PHSDSCH,0]trueは、以下のようになる。
Figure 2010050818
次いで、m=0のため、最初の「m++」においてm=1となる(図6のステップS510)。さらに、「m+flag_dcch_non_multi<NHS-SCCH?」との判定において、YESと判定される(同ステップS530)。この後、図3に示したmのループにおいて、m=1として処理が継続される。
次のPower Remaining Checkでは、[PHSDSCH,1]trueが、以下のように求められる。
Figure 2010050818
次いで、m=1 ,「user selectionで選択されたPriority Queueが『m=0の時と同一プライオリティクラス』かつ『指定されたプライオリティクラス』に属する?」との判定において、NOと判定される(図4のステップS210)。
また、m=0以外である(図5のステップS320)ため、TFR selectionが実行される。最初の「m++」においてm=2になる(図6のステップS510)。さらに、「m+flag_dcch_non_multi<NHS-SCCH?」の判定において、Noと判定される(同ステップS530)。この後、図3に示したmのループから抜け、処理が終了する。
BTS100は、上述した処理の結果、以下のように動作する。
・ HS−SCCHの送信チャネル数:2チャネル
・ HS−SCCH2チャネル分の送信電力を確保
・ 次のTTI用として「DCCH用のHS−SCCH」電力を確保
(3.4)動作例3
動作例3では、以下の条件におけるBTS100の動作について説明する。
・ HS−PDSCHにおいて送信用のQueueにDCCHがある
・ 1つ前のTTIにおいてDCCH用HS−SCCHの送信電力が確保されている
・ 他ユーザのHS−PDSCHのおいて送信用のQueueにDTCHがなくDCCHのみがある
このような条件の場合、ステップS210(図4参照)の判定において、YESと判定される。また、「当該Priority Queue以外に選択するPriority Queueが存在する?」との判定において、NOと判定される(同ステップS220)。その他の処理は、動作例2と同様である。
BTS100は、上述した処理の結果、以下のように動作する。
・ HS−SCCHの送信チャネル数:2チャネル
・ HS−SCCH2チャネル分の送信電力を確保
・ 次のTTI用として「DCCH用のHS−SCCH」電力を確保
(3.5)動作例4
動作例4では、以下の条件におけるBTS100の動作について説明する。
・ HS−PDSCHにおいて送信用のQueueにDCCHがある
・ 1つ前のTTIにおいてDCCH用HS−SCCHの送信電力が確保されていない
・ 他ユーザのHS−PDSCHのおいて送信用のQueueにDTCHがある
Power Remaining Checkでは、[PHSDSCH,0]trueが、以下のように求められる。
Figure 2010050818
次いで、m=0, flag_re-select_dcch = 0(図4のステップS140)であるため、従来例に係るUser selectionが実施される。
また、m=0, flag_re-select_dcch_non = 0(図5のステップS330)であり、「User selectionで『指定されたプライオリティクラス』に属するPriority Queueが選択された?」との判定において、YESと判定される(同ステップS340)。また、「1つ前のTTIのflag_hs-scch_dcch_pow = 0」となる(同ステップS370)。このとき、[PHSDSCH,0]trueは、以下のようになる。
Figure 2010050818
この後、BTS100は、User selectionをやり直す。m=0, flag_re-select_dcch = 1(図4のステップS140)であるため、「『指定されたプライオリティクラス』に属さないPriority Queueが存在する?」との判定において、YESと判定される(同ステップS160)。
また、m=0, flag_re-select_dcch_non = 1である(図5のステップS330)ため、TFR selectionが実行される。最初の「m++」においてm=1になる。さらに、「m+flag_dcch_non_multi<NHS-SCCH?」の判定において、Noと判定される(同ステップS530)。この後、図3に示したmのループから抜け、処理が終了する。
BTS100は、上述した処理の結果、以下のように動作する。
・ HS−SCCHの送信チャネル数:1チャネル
・ HS−SCCH2チャネル分の送信電力を確保
・ 次のTTI用として「DCCH用のHS−SCCH」電力を確保
(3.6)動作例5
動作例5では、以下の条件におけるBTS100の動作について説明する。
・ HS−PDSCHにおいて送信用のQueueにDCCHがある
・ 1つ前のTTIにおいてDCCH用HS−SCCHの送信電力が確保されていない
・ 他ユーザのHS−PDSCHのおいて送信用のQueueにDTCHがなくDCCHのみがある
このような条件の場合、ステップS160(図4参照)の判定において、NOと判定される。その他の処理は、動作例4と同様である。
BTS100は、上述した処理の結果、以下のように動作する。
・ HS−SCCHの送信チャネル数:1チャネル
・ HS−SCCH2チャネル分の送信電力を確保
・ 次のTTI用として「DCCH用のHS−SCCH」電力を確保
(3.7)DCCHのTTI多重の制御処理
次に、BTS100がDCCHのTTI多重を制御する動作について説明する。上述したように、BTS100は、ユーザデータ(第2種データ)が送信バッファ125に存在する場合、複数の優先第1種データの多重を行わず、制御データまたは優先データ(第1種データ)とユーザデータとの多重を行うことができる。
図7は、BTS100がDCCHのTTI多重の制御動作フローを示す。BTS100は、ステップS610〜S660の処理を実行する。特に、BTS100は、ステップS650において、User selectionで選択されたPriority Queueが『m = 0の時と同一プライオリティクラス』かつ『指定されたプライオリティクラス』に属するか否かを判定する。
さらに、BTS100は、ステップS650において、当該Priority Queue以外に選択するPriority Queueが存在するか否かを判定する。また、BTS100は、ステップS660において、m = 1におけるUser selectionで最初に選ばれたPriority Queueを選択する。
BTS100は、このような処理を実行することによって、複数のDCCHのTTI多重を中止すること、つまり、「1TTI当たりの所要無線リソースが小さく、かつ優先度の高いデータ(具体的にはパケット)同士のTTI多重」を許可しないように動作する。
(4)作用・効果
図10に示したように、BTS100によれば、無線リソース(送信電力)の必要量が所定値以下であり、DCCHなど、優先度が所定優先度以上の優先第1種データを送信するときに、通常設定数よりも多い数のHS−SCCHが無線リソースに割り当てられる。つまり、優先第1種データの送信に用いられるHS−SCCHは、無線リソースの必要量が小さく、かつ優先度の高いデータの送信時のみ通常設定数よりも多い数が設定される。
このため、HSDPAのように総計送信電力(PTOTAL)が一定になるように制御される場合において、要求に応じたHS−SCCHの確実な設定を実現しつつ、無線リソースの利用効率をさらに高めることができる。
ここで、本実施形態と比較するため、従来のHS−SCCH及びHS−PDSCHの無線リソースへの割り当て例を図11に示す。図11に示すように、従来の割り当て例では、同一TTIにおいて、接続ユーザ数が1のみの場合でも、HS−SCCH2チャネル分の送信電力を常時確保する必要がある。この理由は、上述したように、HS−PDSCHの送信タイミングと、HS−SCCHの送信タイミングとは、1/3TTIずれているため、HS−SCCHを用いたデータ送信が不要な場合でも送信電力を確保(図中のサークルCR1,CR2参照)しておかないと、図中の星印の部分において、総計送信電力(PTOTAL)が、HS−SCCHの送信電力相当分、BTS最大送信電力(PLIMIT)を超える状態が生じ得る。PTOTALがPLIMITを超えると、全ての物理チャネルにおいて送信電力が抑圧され、無線品質が劣化する。
このため、1チャネルのHS−SCCHを固定的に用いる場合と比較して、HS−PDSCHに割り当て可能な送信電力(図中の矢印AR2参照)が減少する問題があった。
また、送信電力の必要量が所定値以下であり、優先度が所定優先度以上である優先第1種データを、HS−PDSCHを用いて送信する場合、当該優先第1種データが同一TTIにおいて多重されると、無線リソースが有効に利用されない問題があった(図中のサークルCR3参照)。
本実施形態では、図10に示すように、従来の割り当て例と比較して、HS−PDSCHに割り当て可能な送信電力も増大する(図中の矢印AR1参照)。
また、本実施形態では、上述したような一定の条件下では、複数の優先第1種データのTTI多重が行われないため、TTI多重数の制限を受けることなく、ユーザデータなど、他に送信するデータの送信に無線リソース(送信電力)を活用できる。
(5)その他の実施形態
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、BTS100は、一定の条件下では、複数の優先第1種データのTTI多重を行わないようにしたが、このような制御は必須ではない。
上述した実施形態では、m=1の場合を例として説明したが、mの値は、他の値(例えば、2以上)であっても構わない。
上述した実施形態では、物理チャネルの無線リソースへの割り当てとして送信電力自体を用いる例を説明したが、送信電力との関係を判別可能な数値であれば、送信電力以外を用いても構わない。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る無線通信システム1の全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局を構成するBTS100の機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係るBTS100による無線リソース(送信電力)の割当動作フローを示す図である。 本発明の実施形態に係るUser selectionフローを示す図である。 本発明の実施形態に係る〜TFR selection間におけるロジック追加に伴うフローを示す図である。 本発明の実施形態に係るm++〜m<NHS-SCCH間におけるロジック追加に伴うフローを示す図である。 本発明の実施形態に係るBTS100がDCCHのTTI多重の制御動作フローを示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システム1において用いられるチャネル構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るMAC−hs処理部120による送信電力の制御概念を示す図である。 本発明の実施形態に係るチャネル制御部123によるHS−SCCH及びHS−PDSCHの無線リソースへの割り当て例を示す図である。 従来のHS−SCCH及びHS−PDSCHの無線リソースへの割り当て例を示す図である。
符号の説明
1…無線通信システム、10…コアネットワーク、20…無線ネットワーク制御装置(RNC)、100…無線基地局(BTS)、110…無線処理部、120…MAC−hs処理部、121…無線リソース計算部、123…チャネル制御部、125…送信バッファ、130…MAC−d処理部、131…MAC−dバッファ、140…RLC処理部、201,202…移動機(UE)、301〜303…TTI

Claims (7)

  1. 制御データまたは他のデータよりも優先される優先データを含む第1種データ、及びユーザデータを含む第2種データの送信に用いられる物理共有チャネルと、
    前記物理共有チャネルの復号に必要な物理制御情報の送信に用いられる共有制御チャネルと
    を含む物理チャネルの無線リソースへの割り当てを制御するチャネル制御部を備え、
    送信要求に応じて前記共有制御チャネル及び前記物理共有チャネルの割り当てを所定の単位時間毎に実行するとともに、前記物理チャネルのそれぞれの送信電力が総計された総計送信電力が割当電力上限値を超えないように制御する無線基地局であって、
    前記チャネル制御部は、
    通常時において、前記共有制御チャネルの設定可能数よりも少ない通常設定数の前記共有制御チャネルを前記無線リソースに割り当て、
    前記無線リソースの必要量が所定値以下であり、優先度が所定優先度以上の前記第1種データである優先第1種データを送信するときに、前記通常設定数よりも多い数の前記共有制御チャネルを前記無線リソースに割り当てる無線基地局。
  2. 前記チャネル制御部は、
    前記優先第1種データの送信要求があったときにおける前記所定の単位時間である第1単位時間において、前記通常設定数よりも多い数の前記共有制御チャネルの送信に必要な前記無線リソースを確保し、
    前記第1単位時間に続く前記所定の単位時間である第2単位時間において、前記通常設定数よりも多い数の前記共有制御チャネルを前記無線リソースに割り当て、前記優先第1種データを送信する請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記チャネル制御部は、前記第1単位時間よりも一つ前の前記所定の単位時間において、前記通常設定数よりも多い数の前記共有制御チャネルが前記無線リソースに割り当てられている場合、または前記通常設定数よりも多い数の前記共有制御チャネルの送信に必要な前記無線リソースを確保している場合、前記第1単位時間において、前記通常設定数よりも多い数の前記共有制御チャネルを前記無線リソースに割り当て、前記優先第1種データを送信する請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記共有制御チャネルを送信する前記所定の単位時間の開始タイミングは、前記物理共有チャネルを送信する前記所定の単位時間の開始タイミングと異なる請求項2に記載の無線基地局。
  5. 前記チャネル制御部は、前記通常設定数をmとした場合、前記通常設定数よりも多い数としてm+1の前記共有制御チャネルを前記無線リソースに割り当てる請求項1に記載の無線基地局。
  6. 前記チャネル制御部は、
    前記物理共有チャネルを用いて複数の前記優先第1種データを送信する場合、同一の前記所定の単位時間に複数の前記優先第1種データを多重する機能を有し、
    前記第2種データが送信バッファに存在する場合、複数の前記優先第1種データの多重を行わず、前記第1種データと前記第2種データの多重を行う請求項1に記載の無線基地局。
  7. 制御データまたは他のデータよりも優先される優先データを含む第1種データ、及びユーザデータを含む第2種データの送信に用いられる物理共有チャネルと、
    前記物理共有チャネルの復号に必要な制御情報の送信に用いられる共有制御チャネルと
    を含む物理チャネルの無線リソースへの割り当てを制御し、
    送信要求に応じて前記共有制御チャネル及び前記物理共有チャネルの割り当てを所定の単位時間毎に実行するとともに、前記物理チャネルのそれぞれの送信電力が総計された総計送信電力が割当電力上限値を超えないように制御する送信電力制御方法であって、
    通常時において、前記共有制御チャネルの設定可能数よりも少ない通常設定数の前記共有制御チャネルを前記無線リソースに割り当てステップと、
    前記無線リソースの必要量が所定値以下であり、優先度が所定優先度以上の前記第1種データである優先第1種データを送信するときに、前記通常設定数よりも多い数の前記共有制御チャネルを前記無線リソースに割り当てるステップと
    を備える送信電力制御方法。
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