JP2007151146A - アップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する方法、移動通信システム、基地局、無線ネットワークコントローラ、および移動端末 - Google Patents

アップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する方法、移動通信システム、基地局、無線ネットワークコントローラ、および移動端末 Download PDF

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Abstract

【課題】移動通信システムにおいて、移動端末のソフトハンドオーバ中に複数の基地局へアップリンクでデータを送信する移動端末のアップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する方法。
【解決手段】複数の基地局のうちの少なくとも一つの基地局が、ソフトハンドオーバ中の移動端末のアップリンクデータ送信をスケジューリングする。実施の形態は、開示された方法のそれぞれ異なるタスクを実行する通信システム、無線リソースコントローラ、基地局および移動端末を提供する。ソフトハンドオーバ中のアップリンク送信の全受信干渉電力への影響を減少させる方法を提供するために、ソフトハンドオーバ中の移動端末と通信しているすべての基地局に当該移動端末に割り当てられた最大量のリソースの情報を提供する。これにより、各基地局はこの情報を勘案しながら、ほかの端末をスケジューリングできる。
【選択図】図15

Description

本発明は、アップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する方法、移動通信システム、基地局、無線ネットワークコントローラ、および移動端末に関する。
W−CDMA(広帯域符号分割多元接続)は、第三世代無線移動通信システムとしての利用に向けて標準化されたIMT−2000(International Mobile Communication)の無線インタフェースである。W−CDMAは、音声サービスやマルチメディア移動通信サービスなど多様なサービスを柔軟で効率的な方法で提供する。日本、欧州、米国およびその他の国々の標準化機関は、W−CDMAについての共通無線インタフェース仕様を作成するために、合同で第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)というプロジェクトを組織した。
IMT−2000の標準化された欧州バージョンは、一般に、UMTS(ユニバーサル移動通信システム)と呼ばれる。UMTSの仕様の最初のリリースは、1999年に公表された(リリース99)。その後、リリース4、リリース5と標準の改良が幾度か3GPPにより標準化されてきて、さらなる改良の検討がリリース6の範疇で現在行われている。
ダウンリンクおよびアップリンクの個別チャネル(DCH)ならびにダウンリンク共有チャネル(DSCH)は、リリース99およびリリース4において定義されている。その後の数年のうちに、マルチメディアサービスまたはデータサービス全般を提供するためには、高速非対称アクセスを実現しなければならないことを開発者らは認識した。リリース5において、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)が導入された。新たな高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)は、UMTS無線アクセスネットワーク(RAN)からUMTS仕様ではユーザ装置と呼ばれる通信端末へのダウンリンク高速アクセスをユーザに提供する。
ハイブリッドARQ方式
非リアルタイムサービスの誤り検出に用いる最も一般的な技法は、自動再送要求(ARQ)方式に基づく。これに前方誤り訂正(FEC)を組み合わせたものはハイブリッドARQという。巡回冗長検査(CRC)が誤りを検出すると、受信器は送信器に追加ビットまたは新しいデータパケットを送信するよう要求する。様々な既存の方式のうち、ストップアンドウエイト(SAW)と選択再送(SR)連続ARQとが移動通信で最もよく使用される。
データユニットは送信前に符号化される。再送されるビット量に応じて、三つの異なるタイプのARQを定義できる。
HARQタイプIでは、PDU(パケットデータユニット)とも呼ばれるデータパケット受信時に誤りがあれば、そのパケットは廃棄され、当該PDUの新しいコピーが別途再送されて復号化される。当該PDUの前のバージョンと後のバージョンとの合成は行われない。HARQタイプIIを用いると、再送される必要がある誤りのあるPDUは廃棄されず、送信器より提供されたいくつかの増加冗長性(incremental redundancy)ビットと合成された後、復号化される。再送されるPDUは、時にはより高い符号化率で符号化され、受信器で記憶されていた値と合成される。つまり、各再送ではごくわずかな冗長性のみが付加される。
最後に、HARQタイプIIIは、タイプIIとほとんど同じパケット再送方式であるが、再送PDUはすべて自己復号化可能である点だけが異なる。これは、PDUが以前のPDUと合成することなしに復号化可能であるということを意味する。いくつかのPDUが、情報がほとんど再使用できないほどひどく損なわれている場合に、自己復号化可能なパケットを有利に使用することができる。
チェイス合成(chase-combining)を用いる場合、再送パケットは同一のシンボルを搬送する。この場合、複数の受信パケットは、シンボルごとまたはビットごとのどちらかで合成される(非特許文献1を参照)。これらの合成値は、各HARQ処理のソフトバッファに格納される。
パケットスケジューリング
パケットスケジューリングとしては、共有媒体への参入が許されたユーザに送信機会と送信フォーマットとを割り当てるために使用される無線リソース管理アルゴリズムがあり得る。スケジューリングは、例えば、望ましいチャネル状態にあるユーザに送信機会を割り当てることによりスループット/容量を最大にするために、適応変調符号化と合わせてパケットベースの移動無線ネットワークで利用することができる。UMTSにおけるパケットデータサービスは、ストリーミングサービスに使用されることもあるが、双方向および背景のトラヒッククラスに適用され得る。双方向および背景のクラスに属するトラヒックは、非リアルタイム(NRT)トラヒックとして扱われ、パケットスケジューラによって制御される。パケットスケジューリング方法は、下記により特徴づけることができる。
● スケジューリング期間/頻度:ユーザが時間的に前もってスケジューリングされる期間
● サービスの順番:ユーザがサービスを受ける順番:例えば、ランダムな順番(ラウンドロビン)、またはチャネル品質に応じる(C/Iまたはスループットベース)
● 割当て方法:リソース割当ての原則:例えば、割当て間隔ごとに、キューに入れられたすべてのユーザに同じデータ量または同じ電力/符号/時間リソースを割り当てる
3GPP UMTS R99/R4/R5では、アップリンク向けパケットスケジューラは、無線ネットワークコントローラ(RNC)とユーザ装置との間に配置される。アップリンクで、異なるユーザにより共有されるべきエアインタフェースリソースは、ノードB(Node B)における総受信電力であり、したがって、スケジューラの任務はユーザ装置間にこの電力を割り当てることである。現行のUMTS R99/R4/R5仕様では、異なるトランスポートフォーマット(変調方式、符号レートなど)のセットを各ユーザ装置に割り当てることにより、RNCはユーザ装置がアップリンク送信時に送信可能な最大レート/電力を制御する。
このようなTFCS(トランスポートフォーマットコンビネーションセット)の確立および再設定は、RNCとユーザ装置との間の無線リソース制御(RRC)メッセージ伝達により実現することができる。ユーザ装置は、自装置の状態、例えば使用可能な電力やバッファ状態に基づいて、割り当てられたトランスポートフォーマットコンビネーションの中から自発的に(autonomously)選ぶことが許される。現行のUMTS R99/R4/R5仕様では、アップリンクでのユーザ装置の送信に課せられる時間制御はない。スケジューラは、例えば、送信時間間隔ベースで動作することができる。
UMTS構成
ユニバーサル移動通信システム(UMTS)の高レベルR99/4/5構成を図1に示す(http://www.3gpp.orgから得られる非特許文献2を参照)。ネットワーク要素は、機能的に、コアネットワーク(CN)101、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)102およびユーザ装置(UE)103にグループ分けされる。UTRAN102は無線通信に関連した機能を担い、CN101は呼およびデータ接続の外部ネットワークへのルーティングを担当する。これらのネットワーク要素間の接続は、オープンインタフェース(Iu、Uu)により形成される。UMTSシステムはモジュール式であるので、同一タイプのネットワーク要素をいくつも持つことが可能なことに留意すべきである。
図2はUTRANの現行の構成を示す。複数の無線ネットワークコントローラ(RNC)201、202がCN101に接続される。各RNC201、202は、UEと通信する一つまたは数個の基地局(ノードB)203、204、205、206を制御する。数個の基地局を制御するRNCは、これらの基地局にとってのコントローリングRNC(C−RNC)と呼ばれる。制御下の一組の基地局とそれらに随伴し制御するC−RNCは、無線ネットワークサブシステム(RNS)207、208と呼ばれる。ユーザ装置とUTRANとの間の各接続につき一つのRNSがサービングRNS(S−RNS)となる。このRNSは、コアネットワーク(CN)101とのいわゆるIu接続を維持する。必要な場合、ドリフトRNS(D−RNS)302が、図3に示すように、無線リソースを提供することでサービングRNS(S−RNS)をサポートする。それぞれのRNCは、サービングRNC(S−RNC)およびドリフトRNC(D−RNC)と呼ばれる。C−RNCとD−RNCとが同一であることもあり得るし、しばしばそうである。そのため、略語S−RNCまたはRNCが使用される。
進化型(evolved)UMTS UTRAN構成
以下に、進化型UMTS UTRAN構成についての提案を記述する(http://www.3gpp.orgにて得られる非特許文献3も参照)。この構成では、制御プレーン機能およびユーザプレーン機能という観点から新しいネットワーク要素の各々を定義できる。このネットワーク構成の概要を図9に示す。
RNG(無線ネットワークゲートウェイ)は、従来のRANと相互作用し、モビリティアンカーポイントとして動作するように使用される、すなわち、接続のためにRNGが選択されると、それは呼の持続期間中保持される。これは、制御プレーンおよびユーザプレーンの両方での機能を含む。さらに、RNGは移動通信システムのコアネットワークへの接続性を提供する。
制御プレーン機能
RNG機能の一部は、進化型RANとCNとの間、および進化型RANとRel99/4/5UTRANとの間のシグナリングゲートウェイとして動作することである。これは、次にあげる主要機能を有する。
● Iuシグナリングゲートウェイ、すなわちRANAPの接続のアンカーポイント
○ RANAP(無線アクセスネットワークアプリケーション部)の接続終端、下記を含む:
● シグナリング接続のセットアップおよび解除
● コネクションレスメッセージの判別
● RANAPコネクションレスメッセージの処理
○ 遊休(idle)および接続のモードのページングメッセージの該当ノードB+(Node B+)への中継
● ノードB+間移行ではRNGはCNの役割をする
● ユーザプレーン制御
● ノードB+とRel99/4/5RNCとの間のIurシグナリングゲートウェイ
ユーザプレーン機能
RNGは、CNまたは従来のRANから進化型RANへのユーザプレーンアクセスポイントである。これは、次にあげるユーザプレーン機能を有する。
● 移行中にユーザプレーンのトラヒックを切り替え
● ノードB+とSGSN(サービングGPRSサポートノード、CNの一要素)との間でのGTP(Iuインタフェースを介するGPRSトンネリングプロトコル)パケットの中継
● ユーザプレーンでのIur相互動作
ノードB+要素は、すべてのRAN無線プロトコル(L1、L2およびL3)を終端する。ノードB+の機能は、制御プレーンとユーザプレーンとで別々に研究される。
制御プレーン機能
このカテゴリーは、進化型RAN内の接続中モードの端末の制御に関連したすべての機能を含む。主要機能は次のものである。
● UEの制御
● RANAP接続終端
○ RANAP接続向けプロトコルメッセージの処理
● RRC接続の制御/終端
● 該当するユーザプレーン接続の初期化の制御
RRC接続が終端すると、または機能がほかのノードB+へ移行すると(サービングノードB+移行)、UEコンテキストはそれまでの(サービング)ノードB+から除去される。制御プレーン機能は、ノードB+の各セルのリソースの制御および設定、ならびにサービングノードB+の制御プレーン部からの要求に応じた個別リソースの割当てのためのすべての機能も含む。
ユーザプレーン機能
ユーザプレーン機能は下記を含む。
● PDCP(パケットデータコンバージェンスプロトコル)、RLCおよびMACのプロトコル機能
● マクロダイバーシチ合成
拡張アップリンク個別チャネル(E−DCH)
個別トランスポートチャネル(DTCH)のアップリンクエンハンスメントは、3GPP技術仕様グループRANによって現在研究されている(http://www.3gpp.orgにて得られる非特許文献4を参照)。IPベースのサービスの利用がより重要になってきているため、RANの受信可能範囲(coverage)およびスループットの向上ならびにアップリンク個別トランスポートチャネルの遅延減少への要望が高まっている。ストリームーミング、双方向および背景のいずれのサービスも、拡張アップリンクにより便益を得られるであろう。
一つの拡張は、ノードB制御スケジューリング(Node B controlled scheluding)に関連して適応変調符号化方式(AMC)を使用すること、それによるUuインタフェースの拡張である。既存のR99/R4/R5のシステムでは、アップリンクの最大データレート制御はRNCに備えられる。スケジューラをノードBに移すことにより、RNCとノードBとの間のインタフェースを介するシグナリングにより生じる遅延時間を削減でき、その結果、スケジューラはアップリンク負荷の経時変化により速く対応できるようになる。これは、ユーザ装置のRANとの通信における全遅延時間を減少させることができる。したがって、ノードB制御スケジューリングは、アップリンク負荷の減少時にはより高いデータレートを迅速に割り当て、アップリンク負荷の増加時にはアップリンクデータレートを個々に制限することにより、アップリンクの干渉をよりよく制御し、ノイズ上昇の変動を平滑化することができる。アップリンクの干渉のよりよい制御によって、受信可能範囲およびセルスループットを向上させることができる。
アップリンクの遅延を削減するものと考えられる別の技法は、その他のトランスポートチャネルに比較してE−DCHに対してより短いTTI(送信時間間隔)長を導入することである。10msの送信時間間隔がその他のトランスポートチャネルで通常に使用されるのに対して、2msの送信時間間隔長がE−DCHでの使用に向けて現在調査されている。HSDPAにおける重要な技術の一つであったハイブリッドARQについても、拡張アップリンク個別チャネルへの適用が検討されている。ノードBとユーザ装置との間のハイブリッドARQプロトコルは、誤りのある受信データユニットの迅速な再送を可能にし、その結果、RLC(無線リンク制御)の再送回数およびそれに伴う遅延を削減することができる。これは、エンドユーザが感じるサービス品質を向上させることができる。
上記の拡張をサポートするために、以下ではMAC−eと呼ぶことにする新しいMACサブレイヤが導入される(非特許文献5を参照)。以下の節でさらに詳細に説明するが、この新しいサブレイヤのエンティティはユーザ装置とノードBとに設置され得る。ユーザ装置側では、MAC−eは、上位レイヤデータ(例えば、MAC−d)データを新規の拡張トランスポートチャネルに多重化し、HARQプロトコル送信エンティティを動作させるという新しいタスクを実行する。
さらに、UTRAN側では、ハンドオーバ中にMAC−eサブレイヤがS−RNCに終端され得る。そのため、提供された並べ替え機能のための並べ替えバッファもS−RNCには備えられ得る。
ユーザ装置でのE−DCH MAC構成
図4は、ユーザ装置側のE−DCH MACの全体的な構成の典型的な例を示す。新たなMAC機能エンティティであるMAC−e403が、Rel/99/4/5のMAC構成に追加される。MAC−e403エンティティは、図5にさらに詳細に描かれる。
ユーザ装置からノードBへ送信されるべきデータパケットを搬送するM個の異なるデータフローが存在する。これらのデータフローは、異なるQoS(サービス品質)、例えば、遅延や誤りの要件を有することができ、かつHARQインスタンスの異なる設定を必要とすることもある。したがって、データパケットは異なる優先度キューに格納され得る。ユーザ装置とノードBとにそれぞれ設置されたHARQ送受信エンティティのセットは、HARQ処理と呼ぶことにする。スケジューラは、各HARQ処理を異なる優先度キューに割り当てる際にQoSパラメータを考慮する。MAC−eエンティティは、レイヤ1シグナリングを介してノードB(ネットワーク側)からスケジューリング情報を受信する。
UTRANでのE−DCH MAC構成
ソフトハンドオーバ動作では、UTRAN側のE−DCH MAC構成におけるMAC−eエンティティは、ノードB(MAC−eb)とS−RNC(MAC−es)に分散して配置され得る。ノードBにおけるスケジューラは、アクティブユーザを選び、指令されたレート、推奨されたレート、または送信に許されたTFCS(トランスポートフォーマットコンビネーションセット)の一部のサブセットにアクティブユーザを制限するTFC(トランスポートフォーマットコンビネーション)閾値を決定し、シグナリングすることにより、レート制御を実行する。
各MAC−eエンティティは一つのユーザ(UE)に対応する。図6にノードBのMAC−e構成をさらに詳細に描く。ここで注目できることは、各HARQ受信器エンティティが、未解決の再送パケット中のビットを合成するために一定量または一定領域のソフトバッファメモリを割り当てられることである。いったんパケットの受信に成功すれば、そのパケットは、上位レイヤへの順序通りの配信(in-sequence delivery)を可能にする並べ替えバッファに送られる。図示された実現によれば、並べ替えバッファは、ソフトハンドオーバ中のS−RNCに備えられる(http://www.3gpp.orgで得られる非特許文献6を参照)。図7には、対応ユーザ(UE)の並べ替えバッファを含んでなるS−RNC MAC−e構成が示される。並べ替えバッファの数は、ユーザ装置側の対応するMAC−eエンティティにおけるデータフローの数に等しい。データおよび制御情報は、ソフトハンドオーバ中、アクティブセット内のすべてのノードBからS−RNCに送信される。
必要なソフトバッファのサイズは、使用されるHARQ方式に依存することに留意すべきである。例えば、増加冗長性(IR)を使用するHARQ方式は、チェイス合成(CC)を使用するものに比べてより大きいソフトバッファを必要とする。
E−DCHシグナリング
特定方式の動作のために必要とされるE−DCH関連制御シグナリングは、アップリンクおよびダウンリンクのシグナリングを含む。シグナリングは、検討中のアップリンクエンハンスメントに依存する。
ノードB制御スケジューリング(例えば、ノードB制御タイムアンドレートスケジューリング(Node B controlled time and rate scheluding))を可能にするためには、ユーザ装置はノードBへのデータ送信用のアップリンクである要求メッセージを送信しなければならない。要求メッセージは、ユーザ装置の状態情報、例えば、バッファ状態、電力状態、チャネル品質推定値などを含み得る。要求メッセージは、以下では、スケジューリング情報(SI)と言う。この情報に基づいて、ノードBは、ノイズ上昇を推定することができ、UEをスケジューリングすることができる。ノードBからUEへのダウンリンクで送信される許可メッセージにより、UEが送信できる最大データレートおよび時間間隔を有するTFCSを、ノードBはUEに割り当てる。許可メッセージは、以下では、スケジューリング割当て(SA)と言う。
アップリンクで、ユーザ装置は、送信パケットを正しく復号化するために必要なレートインジケータメッセージ情報、例えば、トランスポートブロックサイズ(TBS)、変調符号化方式(MCS)レベルなどをノードBにシグナリングしなければならない。さらに、HARQを使用する場合、ユーザ装置は、HARQに関連する制御情報(例えば、ハイブリッドARQ処理番号、UMTS Rel.5では新規データインジケータ(NDI)と呼ばれるHARQシーケンス番号、冗長バージョン(RV)、レートマッチングパラメータなど)をシグナリングしなければならない。
拡張アップリンク個別チャネル(E−DCH)で送信されたパケットの受信および復号化の後に、ノードBはユーザ装置に送信が成功したか否かについて、それぞれACK/NACKをダウンリンクで送信することにより通知する必要がある。
Rel99/4/5のUTRAN内のモビリティ管理
モビリティ管理に関連したいくつかの手順を説明する前に、以下で頻繁に使用されるいくつかの用語をまず定義しておく。
無線リンクは、単一のUEと単一のUTRANアクセスポイントとの間の論理結合として定義できる。その物理的な実現は、無線ベアラによる伝送を含む。
ハンドオーバは、接続の一時的な中断を伴う(ハードハンドオーバ)、あるいはUEが常時UTRANに接続されるようにUE接続への/UE接続からの無線ベアラの包含/排除を伴う(ソフトハンドオーバ)、一つの無線ベアラから別のベアラへのUE接続の移動として理解することができる。ソフトハンドオーバは、符号分割多元接続(CDMA)技術を使用するネットワークに特有のものである。ハンドオーバの実行は、本UTRAN構成を例にとる場合、移動無線ネットワーク内のS−RNCによって制御され得る。
UEに関連するアクティブセットは、UEと無線ネットワークとの間の特定の通信サービスに同時に関与する一組の無線リンクを含む。アクティブセット更新手順が、UEとUTRANとの間の通信のアクティブセットを修正するために使用される場合がある。この手順は、無線リンクの追加、無線リンクの除外、ならびに無線リンクの追加および除外の三つの機能を含み得る。アクティブセットに基づいて、UEが現在通信しているノードBのセットが特定されることに留意すべきである。
同時無線リンクの最大数は8に設定される。個々の基地局のパイロット信号強度がアクティブセット内の最も強度の強いメンバーのパイロット信号に対する一定の閾値を超える場合、新たな無線リンクがアクティブセットに追加される。
個々の基地局のパイロット信号強度がアクティブセット内の最も強度の強いメンバーのパイロット信号に対する一定の閾値を超える場合、ある無線リンクがアクティブセットから除外される。無線リンク追加の閾値は、無線リンク削除の閾値より高い値が、通常、選定される。したがって、追加および除外のイベントは、パイロット信号強度に対してヒステリシスをなす。
パイロット信号の測定値は、RRCシグナリングを利用してUEからネットワーク(例えば、S−RNC)に報告できる。測定結果を送信する前に、高速フェージングを平均化するために、何らかのフィルタリングが通常行われる。典型的なフィルタリング期間は約200msほどであるが、この期間がハンドオーバ遅延の一因になる。測定結果に基づき、ネットワーク(例えば、S−RNC)は、アクティブセット更新手順の機能(現在のアクティブセットへの/からのノードBの追加/除外)のうちの一つの実行開始を決定することができる。
E−DCH − ノードB制御スケジューリング
ノードB制御スケジューリングは、アップリンクでより高いセルスループットを得るために、かつ受信可能範囲を増大させるために、アップリンクの電力リソースのより効率的な利用を可能にすると予見されるE−DCHに向けた技術的特徴の一つである。「ノードB制御スケジューリング」という表現は、RNCにより定められた限度内で、ノードBがTFCのセット(この中からUEは適切なTFCを選べる)を制御する可能性を意味する。あるTFCをUEが自発的に選べるTFCのセットは、以下では、「ノードB制御TFCサブセット(Node B controlled TFC subset)」と言う。
「ノードB制御TFCサブセット」は、図8に見られるように、RNCにより設定されたTFCSの一部をなすサブセットである。Rel5のTFC選択アルゴリズムを使用して、UEは「ノードB制御TFCサブセット」から適切なTFCを選択する。十分な電力マージンがあり、十分なデータが利用可能であり、TFCがブロックされた状態ではない限り、UEは「ノードB制御TFCサブセット」からどのTFCを選んでもよい。E−DCH向けのUE送信スケジューリングについては、二つの基本的な手法がある。これらのスケジューリング方式は、UEでのTFC選択の管理として捉えることができるが、ノードBが如何にしてこの処理に影響を及ぼすか、およびそれに関連したシグナリング要件が主な違いとなっている。
ノードB制御レートスケジューリング(Node B controlled rate scheduling)
このスケジューリング手法の原則は、ノードBが、迅速なTFCS制限制御によって、ユーザ装置のトランスポートフォーマットコンビネーションの選択を制御し、制限できるようにすることである。ノードBは、レイヤ1シグナリングによって、そこからユーザ装置が適切なトランスポートフォーマットコンビネーションを自発的に選べる「ノードB制御TFCサブセット」を拡大/縮小することができる。ノードB制御レートスケジューリングでは、すべてのアップリンク送信が並列に生じ得るが、レートは、ノードBにおいてノイズ上昇閾値を超えないように十分に低い。したがって、異なるユーザ装置からの送信が時間的に重複することもある。レートスケジューリングでは、ノードBはアップリンクTFCSの制限のみが可能であるが、UEがE−DCHで送信する時間については何の制御も行わない。ノードBは同時に送信しているUEの数を把握しないため、セル中のアップリンクでのノイズ上昇の緻密な制御は不可能である(http://www.3gpp.orgにて得られる非特許文献4のバージョン1.0.0を参照)。
ノードBとユーザ装置との間のレイヤ1シグナリングによるトランスポートフォーマットコンビネーション制御を可能にするために、二つの新たなレイヤ1メッセージが導入される。レート要求(RR)は、ユーザ装置からノードBへアップリンクで送信され得る。RRによって、ユーザ装置は、ノードBに「ノードB制御TFCサブセット」を1ステップごとに拡大/縮小することを要求できる。さらに、レート許可(RG)は、ノードBによってユーザ装置へダウンリンクで送信され得る。RGを用いて、例えば、アップ/ダウンコマンドを送信することにより、ノードBは「ノードB制御TFCサブセット」を変更できる。この新たな「ノードB制御TFCサブセット」は、次に更新される時まで有効となる。
ノードB制御タイムアンドレートスケジューリング
ノードB制御タイムアンドレートスケジューリングの基本原則は、(理論的にのみ)ユーザ装置のサブセットが、ノードBでの所望の全ノイズ上昇を超えないように、所与の時間に送信できるようにすることである。1ステップごとに「ノードB制御TFCサブセット」を拡大/縮小するためにアップ/ダウンコマンドを送信する代わりに、ノードBは、明示的シグナリングによって、例えば、TFCSインジケータ(ポインタでもよい)を送信することにより、トランスポートフォーマットコンビネーションサブセットを任意の許容値に更新することができる。
さらに、ノードBは、ユーザ装置が送信を行える開始時間と有効期間とを設定することができる。異なるユーザ装置に対する「ノードB制御TFCサブセット」の更新は、可能な範囲内で時間的に重複する複数のユーザ装置からの送信を避けるために、スケジューラによって調整され得る。CDMAシステムのアップリンクでは、同時送信は常に互いに干渉し合う。したがって、E−DCHで同時にデータを送信するユーザ装置数を制御することによって、ノードBは、セル中のアップリンク干渉レベルのより緻密な制御を行うことができる。ノードBのスケジューラは、例えば、ユーザ装置のバッファ状態、ユーザ装置の電力状態およびノードBにおける利用可能な全受信干渉電力(RoT)マージン(interference Rise over Thermal margin)に基づいて、どのユーザ装置に送信を許すかを決定するとともに、送信時間間隔(TTI)ごとに対応TFCSインジケータを決定することができる。
ノードB制御タイムアンドレートスケジューリングをサポートするために、二つの新たなレイヤ1メッセージが導入される。スケジューリング情報更新(SI)は、ユーザ装置によってノードBへアップリンクで送信され得る。ユーザ装置がスケジューリング要求をノードBに送信する必要があると判断すれば(例えば、ユーザ装置のバッファに新しいデータが発生する場合など)、ユーザ装置は必要なスケジューリング情報を送信することができる。このスケジューリング情報によって、ユーザ装置は自装置の状態に関する情報、例えば、バッファの占有度や利用可能な送信電力をノードBに提供する。
スケジューリング割当て(SA)は、ノードBからユーザ装置へダウンリンクで送信され得る。スケジューリング要求を受信すると、ノードBは、スケジューリング情報(SI)とノードBにおける利用可能なRoTマージンなどのパラメータとに基づき、ユーザ装置をスケジューリングすることができる。スケジューリング割当て(SA)において、ノードBは、TFCSインジケータ、ならびにユーザ装置により使用されるその後の送信の開始時間および有効期間をシグナリングすることができる。
ノードB制御タイムアンドレートスケジューリングは、前述したように、レートのみ制御されるスケジューリングに比べてより緻密なRoT制御を可能にする。しかし、ノードBでの干渉のこのより緻密な制御は、レート制御スケジューリングに比べてより多いシグナリングオーバヘッドおよびスケジューリング遅延(スケジューリング要求およびスケジューリング割当てメッセージ)を費やして得られる。
図10に、ノードB制御タイムアンドレートスケジューリングの大まかなスケジューリング手順を示す。ユーザ装置がE−DCHでのデータ送信のスケジューリングを望むとき、ユーザ装置はまず、スケジューリング要求をノードBに送信する。ここでTpropは、エアインタフェースの伝播時間を示す。このスケジューリング要求の内容物は、例えば、ユーザ装置のバッファ状態や電力状態の情報(スケジューリング情報)である。当該スケジューリング要求を受信すると、ノードBは取得した情報を処理し、スケジューリング割当てを決定することができる。スケジューリングは、処理時間Tscheduleを必要とする。
TFCSインジケータならびに対応する送信開始時間および有効期間を含むスケジューリング割当てが、次に、ユーザ装置へのダウンリンクで送信され得る。スケジューリング割当て受信後、ユーザ装置は、割り当てられた送信時間間隔でE−DCHでの送信を開始する。
E−DCHはアップリンクにおける複数のユーザ装置によるその他の送信の混合物と共存することになるので、レートスケジューリングまたはタイムアンドレートスケジューリングのいずれかの使用は、利用可能な電力により制限され得る。異なるスケジューリングモードの共存は、異なるトラヒックタイプを扱う上で柔軟性を提供することができる。例えば、少量のデータのトラヒックおよび/またはTCPのACK/NACKなどのより高い優先度のトラヒックは、タイムアンドレート制御スケジューリングを使用する場合に比較して、自発送信(autonomous transmission)を含むレートのみの制御モードを使用して送信され得る。レート制御モードは、遅延時間がより少なくなり、シグナリングオーバヘッドもより低くなる。
トランスポートチャネルおよびTFC選択
第三世代移動通信システムでは、上位レイヤで生成されたデータは、物理レイヤの異なる物理チャネルにそれぞれマッピングされる複数のトランスポートチャネルにより無線で搬送される。トランスポートチャネルは、情報転送のために、物理レイヤによって伝送媒体アクセス制御(MAC)レイヤに提供されるサービスである。トランスポートチャネルは、主に二つのタイプに分けられる。
● 共通トランスポートチャネル:トランスポートチャネル上のデータがすべてのUEのうち特定のUEまたはサブセットを宛先とする場合、受信UEの明示的識別情報を必要とする(ブロードキャストトランスポートチャネルではUEを識別する必要はない)
● 個別トランスポートチャネル:受信UEはトランスポートチャネルを伝送する物理チャネルによって暗黙に指定される
個別トランスポートチャネルの一例がE−DCHである。データは、送信時間間隔(TTI)と一般に呼ばれる周期的な間隔の間、トランスポートチャネル内で送信される。トランスポートブロックは、トランスポートチャネルを介して、すなわち、物理レイヤとMACレイヤとの間で交換される基本的データユニットである。トランスポートブロックは、各TTI当り一度、物理レイヤへ到着し、または物理レイヤにより配信される。トランスポートフォーマット(TF)は、データがTTI中にトランスポートチャネルでどのように送信されるかを記述する。
トランスポートフォーマットは、二つ部分を含む。半固定的部分は、送信時間間隔(TTI)(例えば、10ms、20ms、40ms、80ms)、FEC(前方誤り訂正)符号化のタイプ(例えば、畳み込み、ターボ、なし)、チャネル符号化率(例えば、1/2、1/3)およびCRCサイズを指示する。第二の部分、動的部分は、TTI当りのトランスポートブロック数、およびトランスポートブロック当りのビット数を指示する。
動的部分の属性は、TTIごとに可変であるが、半固定的部分の属性はRRCトランスポートチャネル再設定手順によって変更される。各トランスポートチャネルについて、トランスポートフォーマットのセット、いわゆるトランスポートフォーマットセット(TFS)が定義される。TFSは、トランスポートチャネルセットアップ時にRRCからMACレイヤに割り当てられる。アップリンクまたはダウンリンクの接続は、通常、2個以上のトランスポートチャネルを含む。すべてのトランスポートチャネルのトランスポートフォーマットの組合せは、トランスポートフォーマットコンビネーション(TFC)として知られる。各TTIの開始時に、すべてのトランスポートに適切なTFCが選択される。トランスポートチャネルの数により、TFCは、TTI内に各トランスポートチャネルのデータを送信するために使用すべきトランスポートフォーマットを定義するいくつかのTFを含む。
MACレイヤは、RRC無線リソース制御ユニットにより割り当てられたトランスポートフォーマットコンビネーションのセット(すなわち、TFCS、トランスポートフォーマットコンビネーションセット)を基に、各トランスポートチャネルごとにトランスポートフォーマットを選択し、さらに当該TTI中に関連トランスポートチャネルで送信される各論理チャネルのデータの量を選択する。この手順を「TFC(トランスポートフォーマットコンビネーション)選択」と言う。UMTS TFC選択手順についての詳細は、http://www.3gpp.orgにて得られる非特許文献7を参照されたい。
UEにおけるTFC選択は、関与するトランスポートチャネルのうち最も小さいTTIを表す各基準TTIの開始時に実行され得る。例えば、トランスポートチャネル#1のTTI長が10msであり、トランスポートチャネル#2、#3についてはTTI長が40msであるような3個のトランスポートチャネルの間でTFC選択が行われるとすれば、TFC選択は10msごとに実行される。
E−DCH向けのソフトハンドオーバ(SHO)
Rel99/4/5での個別チャネルと同様に、E−DCHでのデータ送信に対してソフトハンドオーバをサポートすることが現在検討されている。ソフトハンドオーバ中にUEのアップリンク送信を制御する方法には、いつかの選択肢がある。UEのアップリンク送信(最大データレート/電力比)を制御するスケジューリングエンティティ(スケジューリングノードB)が一つだけの場合もあり、複数(例えば、アクティブセットに属するすべてのノードB)の場合もある。
ソフトハンドオーバ中のUEのE−DCH送信は、アクティブセット内の複数のセルのRoT変動に影響を及ぼし得る。例えば、単独のスケジューリングエンティティとして一つのノードBが特定されている場合、アクティブセット内の非スケジューリングセルを考慮せずにSHO中のUEをスケジューリングすると、上記セルでのRoTの予期せぬ変動を引き起こし得る。他セル干渉とも呼ばれるこの干渉は、上記セルにおける平均セルスループットに影響を及ぼし得る。
式1は、システム中の指定されたノイズ上昇目標に対して、i係数(自セル干渉に対する他セル干渉の比として定義される)の増加が平均セルスループットを減少させることを示す。この式は、非特許文献8で提示された基本式から容易に導出可能である。
Figure 2007151146
i係数を減少させ、したがって、平均セルスループットを増大させる一つの方法は、ソフトハンドオーバ中のUEについては高いデータレートでの送信を回避することである。上記UEに対してスケジューリングノードBから小さいデータレートのみが割り当てられる。しかし、この方策は、他方では、拡張アップリンクの目的の一つに反して受信可能範囲を縮小させてしまう。したがって、SHO中のUEに対するアップリンクノイズ上昇の効率的な管理を可能にする何らかのほかの方法が必要である。
複数のスケジューリングノードBの場合には、さらに別の問題があると思われる。図11は、アクティブセット内の両方のノードBが、E−DCH送信の最大許容データレートを制限することによりUEのアップリンク送信を制御する、典型的なソフトハンドオーバのシナリオを示す。各ノードBは、割り当てられた最大許容送信データレートに従って、このUEに対するリソースを確保する。
この例では、ノードB2(Node B2)がUEに最大データレート256kpsのリソースを割り当て、一方ノードB1(Node B1)は64kpsまでのリソースだけをUEに割り当てる。
予期せぬアップリンク干渉がノードB1に生じることを避けるために、UEは、例えば、最低レート制限の64kbpsを採用するであろう。しかし、ノードB2は、ノードB1によってシグナリングされた最大許容データレートを知らないので、使用されることのないリソースをUEに割り当てたことになる。ノードB2の制御の下では、この未使用のリソースをほかのUEに割り当てることができた可能性がある。
D. Chase: ″Code combining: A maximum-likelihood decoding approach for combining an arbitrary number of noisy packets″, IEEE Transactions on Communications, Col. COM-33, pages 385 to 393, May 1985 3GPP TR 25.401: ″UTRAN Overall Description″ 3GPP TR 25.897: ″Feasibility Study on the Evolution of UTRAN Architecture″, V.0.2.0 3GPP TR 25.896: ″Feasibility Study for Enhanced Uplink for UTRA FDD (Release 6)″ 3GPP TSG RAN WG1, meeting #31, Tdoc R01-030284, ″Scheduled and Autonomous Mode Operation for the Enhanced Uplink″ 3GPP TSG RAN WG1, meeting #31: ″HARQ Structure″, TdocR1-030247 3GPP TS 25.321, ″Medium Access Control (MAC) protocol specification; (Release 6)″, version 6.1.0 Holma et al., ″WCDMA for UMTS″, Wiley & Sons, <year>, <chapter/pages>, 2002, Chapter 8, Page 174
本発明の目的は、ソフトハンドオーバ中のアップリンク送信が全受信干渉電力に与える影響を制御する方法を提供することである。
この目的は、独立請求項の主題によって解決される。本発明の有利な実施の形態は、従属請求項の主題である。
本発明の一実施の形態に係るアップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する方法は、移動通信システムにおいて移動端末が前記移動端末のソフトハンドオーバ中に複数の基地局へアップリンクでデータを送信し且つ前記複数の基地局のうちの少なくとも一つのスケジューリング基地局がソフトハンドオーバ中の前記移動端末のアップリンクデータ送信をスケジューリングする、アップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する方法であって、前記少なくとも一つのスケジューリング基地局において、ソフトハンドオーバ中の前記移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースを示すスケジューリング情報を決定するステップと、前記最大量のアップリンクリソースを前記複数の基地局のうちの少なくとも一つの他の基地局へ通知するステップと、前記少なくとも一つの他の基地局において、自基地局と通信している少なくとも一つの他の移動端末を、通知された前記最大量のアップリンクリソースを用いてスケジューリングするステップと、を含むようにした。
本発明の他の実施の形態に係る移動通信システムは、移動端末が前記移動端末のソフトハンドオーバ中に複数の基地局へアップリンクでデータを送信し且つ前記複数の基地局のうちの少なくとも一つのスケジューリング基地局がソフトハンドオーバ中の前記移動端末のアップリンクデータ送信をスケジューリングする、アップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する移動通信システムであって、前記複数の基地局を有し、前記少なくとも一つのスケジューリング基地局は、ソフトハンドオーバ中の前記移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースを示すスケジューリング情報を決定するとともに、前記最大量のアップリンクリソースを前記複数の基地局のうちの少なくとも一つの他の基地局に通知し、前記少なくとも一つの他の基地局の各基地局は、自基地局と通信している少なくとも一つの他の移動端末を、通知された前記最大量のアップリンクリソースを用いてスケジューリングする、構成を採る。
本発明の更に他の実施の形態に係る基地局は、アップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する移動通信システムにおける基地局であって、前記移動通信システムにおいて移動端末は前記移動端末のソフトハンドオーバ中に前記基地局を含む複数の基地局へアップリンクでデータを送信し、ソフトハンドオーバ中の前記移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースを示すスケジューリング情報を決定する処理手段と、前記最大量のアップリンクリソースを、少なくとも一つの他の移動端末のスケジューリングでの使用のために、前記複数の基地局のうち少なくとも一つの他の基地局に通知する通知手段と、を有する構成を採る。
本発明の更に他の実施の形態に係る無線ネットワークコントローラは、移動通信システムにおいてソフトハンドオーバ中に複数の基地局へアップリンクでデータを送信する移動端末のアップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する前記移動通信システムにおける無線ネットワークコントローラであって、前記複数の基地局のうちの少なくとも一つの基地局からソフトハンドオーバ中の前記移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースを受信する受信部と、受信された前記最大量のアップリンクリソースを、少なくとも一つの他の移動端末のスケジューリングでの使用のために、前記複数の基地局のうちの少なくとも一つの他の基地局へシグナリングする送信部と、を有する構成を採る。
本発明の更に他の実施の形態に係るアップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する方法は、移動通信システムにおいて移動端末が前記移動端末のソフトハンドオーバ中に複数の基地局へアップリンクでデータを送信し且つ前記複数の基地局のうちの少なくとも一つのサブセットがソフトハンドオーバ中の前記移動端末のアップリンクデータ送信をスケジューリングする、アップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する方法であって、前記移動端末において、前記移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースを示すスケジューリング情報を前記複数の基地局のうちの少なくとも一つのサブセットから受信するステップと、受信された前記最大量のアップリンクリソースに基づいて、前記移動端末において、前記複数の基地局へのアップリンクデータ送信のための前記最大量のアップリンクリソースを選択するステップと、選択された前記最大量のアップリンクリソース、またはアップリンクデータ送信の最大電力比を前記複数の基地局へ通知するステップと、を含むようにした。
本発明の更に他の実施の形態に係る移動端末は、アップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する移動端末であって、前記移動端末は、移動通信システムにおいて前記移動端末のソフトハンドオーバ中に複数の基地局へアップリンクでデータを送信し、前記複数の基地局のうちの少なくとも一つのサブセットは、ソフトハンドオーバ中の前記移動端末のアップリンクデータ送信をスケジューリングし、前記移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースを示すスケジューリング情報を前記複数の基地局のうちの少なくとも一つのサブセットから受信する受信部と、受信された前記最大量のアップリンクリソースに基づいて、前記複数の基地局へのアップリンクデータ送信のための前記最大量のアップリンクリソースを選択する選択手段と、選択された前記最大量のアップリンクリソース、またはアップリンクデータ送信の最大電力比を前記複数の基地局に通知する送信部と、を有する構成を採る。
以下に、添付の図および図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。図中の同等または類似の細部には、同一の参照番号を付けてある。
以下の段落では、本発明の多様な実施の形態を説明する。典型的な例を示すという目的でのみ、実施の形態の大部分は、UMTS通信システムに関連して概説される。また、以下の節で使用される専門用語は、主にUMTSの用語に関連する。しかし、UMTS構成に関連する使用用語および実施の形態の説明は、本発明の原理および思想を上記システムに限定することを意図したものではない。
また、前述の背景技術の節で述べた詳細な説明は、以下に説明する主にUMTSに特有の典型的な実施例をよりよく理解してもらうためのものにすぎず、移動通信ネットワークにおける処理および機能のここで述べた特定の実現に本発明を限定するものと理解すべきではない。
以下の節で概説する思想および原理は、移動端末のソフトハンドオーバ中に基地局によりスケジューリングされるアップリンクデータ送信を提供する移動通信システムに適用できる。さらに、ここで概説される原理は、個別の許容ノイズ上昇量を個々のUEに割当て可能であり、したがって、特にソフトハンドオーバ中にUEのノイズ上昇管理を可能にするシステムに特に適用できる。
前述のとおり、本発明は、例えば、UMTS移動通信システムにおいて拡張個別チャネル(E−DCH)でのアップリンク送信に採用される場合に好適である。
本発明の一実施の形態は、ソフトハンドオーバ中の移動端末(例えば、UE)のアップリンク送信に、すなわち移動端末が複数の基地局(例えば、ノードB)と同時に通信する状況でのアップリンク送信にRoT管理を導入することを提案する。
単一の基地局がソフトハンドオーバ中の移動端末のアップリンク送信のスケジューリングを担当するという典型的なケースを考えれば、この基地局が最大量のアップリンクリソースを当該移動端末に選択することができ、この最大量のアップリンクリソースを同端末に割り当てることができる。さらに、上記基地局は、この選択した最大量のアップリンクリソースを当該移動端末の無線リソースを制御するネットワークエンティティへ通知することができる。このネットワークエンティティは、スケジューリング制御基地局によって当該移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースについての情報を当該移動端末と通信しているその他の基地局に提供するかどうかを決定する。
当該移動端末に割当て可能な最大量のアップリンクリソースの選択および割当ては、スケジューリング制御ノードBのTFCS制御の一部とすることができる。本UTRAN構成では、無線ネットワーク制御エンティティは、S−RNCである。代替的には、進化型UTRAN構成を考慮する場合、サービングノードBは、当該移動端末の無線リソースを制御することができる。
別の実施の形態は、ソフトハンドオーバ中の当該移動端末と通信しているすべての基地局が能動的にこの移動端末からのアップリンク送信をスケジューリングすることができる場合を考慮する。したがって、異なる基地局が異なる最大量のアップリンクリソースを当該端末に割り当てることを決めることがあり、その結果、前述したとおり、RoTへの望ましくない影響が生じる。本発明のこの実施の形態では、各基地局(または少なくともアップリンク送信をスケジューリングする基地局)は、それぞれの基地局が当該移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースを上記無線リソース制御エンティティに通知することができる。
無線リソース制御エンティティは、当該移動端末と通信しているすべての基地局によりこの移動端末に割当て可能な適切な量のアップリンクリソースを選択するためにいろいろな方策を使用することができる。この選択された量のアップリンクリソースは、次に、個々の基地局へ提供され得る。各基地局は、各基地局が担当している移動端末のスケジューリングにこの情報を利用することができる。
例えば、無線リソース制御エンティティは、通知された最低量のアップリンクリソース、またはアップリンクリソースの統合量(これは、例えば、通知された各アップリンクリソース量を基にして決定されたアップリンクリソースの平均量とすることができる)を選択することができる。
これらの典型的な実施の形態およびその変形は、例示目的で、E−DCHでのアップリンク送信および現在のUTRAN構成に関連させて、さらに詳細に以下の段落で説明する。
前述したとおり、ソフトハンドオーバのシナリオの一つの問題は、アクティブセットの各ノードBが、アクティブセット内のその他のノードBのアップリンク干渉状況について認識していない点である。さらに、各ノードBは、アクティブセットのその他のノードBからシグナリングされた、例えば、最大割当て可能データレートなどのスケジューリング関連コマンドも認識することができない。この問題を克服する一つの方法は、アクティブセットの各ノードB間に何らかの調整を導入することである。
ソフトハンドオーバ中に一つだけのスケジューリングエンティティ、例えば、最良のダウンリンクのセルを有する場合、スケジューリングノードBからの最大割当てTFC(最大データレート)を非スケジューリングノードBは認識しない。その結果、UEは、これらの非スケジューリングノードBの無線セル中で相当な量の予期せぬアップリンクノイズ上昇を引き起こす可能性がある。
この予期せぬアップリンクノイズ上昇を回避し、したがって、より効率的なRoT制御を提供するためには、スケジューリングノードBがアクティブセットのその他のノードBにUEへの最大割当てTFCを通知することができる。例えば、これは、Iub/Iurインタフェースを介する制御シグナリングによって実現され得る。
最初に、スケジューリングノードBは、例えば、自セルにおけるアップリンク干渉状態に基づき、および/またはUEからのスケジューリング要求に基づき、UEへの最大TFC(データレート)を決定することになろう。スケジューリングノードBは、Iub/Iurを介する制御シグナリングでこの「最大割当てTFC」をS−RNCへシグナリングすることになろう。
S−RNCは、次に、Iub/Iurを介する制御シグナリングで「最大割当てTFC」をアクティブセットのその他のノードBに通知することができる。アクティブセットの各ノードBは、それぞれの無線セル内のアップリンクノイズ上昇管理においてこのシグナリングされた値を勘案することができる。その他の非スケジューリングノードBは、今は最大割当てを認識しているので、予期せぬアップリンクノイズ上昇がUEによって引き起こされることはない。上記ノードBは、各々の無線セル内のほかのUEのスケジューリングに、このシグナリングされた「最大TFC」を用いることができる。
変形では、スケジューリングノードBは、例えば、ソフトハンドオーバ中のUEをスケジューリングするたびに、最大UE割当てデータレートをアクティブセットのその他のノードBに通知することができる。別の変形では、スケジューリングノードBは、前の割当て最大TFCに比較して顕著な差がある場合に、新しい割当て最大TFCをアクティブセット内のその他のノードBに通知することができる。差の大きさは、例えば、閾値に基づいて判定することができる。この動作は、例えば、Iub/Iurシグナリングオーバヘッドを減少させることができる。
上に述べた方法を例示するための一例を図12に示す。UEは初め、ノードB1とのみ接続している。これに応じて、UEとノードB1との間の制御シグナリングに基づいて、「ノードB1制御TFCサブセット」がノードB1およびUEにおいて更新される。UEがソフトハンドオーバに入ると、UEとノードB2との間に新たな無線リンクが確立される、すなわち、ノードB2がアクティブセットに追加される。
UEから報告された測定結果に基づいて、S−RNCがアクティブセット更新手順を起動すると、S−RNCは、ノードB1に、UEに割り当てられた「最大TFC」をシグナリングするように要求することができる。S−RNCは「最大TFC」をノードB1からノードB2へ伝達することができる。
例示目的でUMTSネットワークへの無線リンクの追加を考えれば、アクティブセットへの新しい無線リンクの追加は、多少のIubおよびRRCのシグナリングを必要とする。したがって、提案されたメカニズムの適用による遅延という点では問題はない。
「最大TFC」をS−RNCから受信すると、ノードB2は、当該UEにリソースを確保でき、アップリンクノイズ上昇をより効率的に管理できる。
この実施の形態の別の変形による別の典型的なソフトハンドオーバのシナリオでは、複数のノードBがスケジューリングコマンドをUEへ送信できるようにされ、例えば、アクティブセットのすべてのノードBがTFC制限によってアップリンク送信を制御する。
図14に示したソフトハンドオーバのシナリオを例示目的で仮定すると、それぞれのセル中のアップリンク干渉状態に従って、ノードB1はTFC6までのデータレートを、ノードB2はTFC8までのデータレートをUEに割り当てる。アップリンクノイズ上昇管理を最適化するためには、アクティブセットの各ノードBが、UEに割り当てられたそれぞれの「最大TFC」をS−RNCへシグナリングすることができる。S−RNCは「採用最大TFC」を決定し、決定した「採用最大TFC」をアクティブセットの各ノードBに通知することができる。
各ノードBは、ほかのUEのスケジューリング、例えば、未使用のリソースの再割当てのために、シグナリングされた値を勘案することができる。この例示された動作では、「採用最大TFC」はネットワーク(S−RNC)によって決定され得る。進化型UTRAN構成を想定すると、S−RNCのタスクはサービングノードBによって実行され得る。
「採用最大TFC」の決定は、複数のスケジューリングコマンドを受信する場合は、UEの挙動に依存し得る。例えば、UEが最大E−DCH送信データレートとして常に最低の割当て可能データレートを選ばなければならない場合、S−RNCも最低の割当てTFCを「採用最大TFC」として選ぶことになる。
Iub/Iur制御シグナリングオーバヘッドを削減するために、この実施の形態の別の変形では、S−RNCは、「採用最大TFC」と大きく異なる(例えば、差が閾値を超えている)最大TFCを割り当てたアクティブセット内のノードBにのみ、「採用最大TFC」をシグナリングすることができる。一つのUEに対してS−RNCにより設定された一つのTFCSがあるようにし、このUEのアクティブセットに属するすべてのノードBがこの一つのS−RNCで設定されたTFCSに基づくTFC制限によるノードB制御スケジューリングを行うようにすることに留意すべきである(図8参照)。
この実施の形態の異なる変形では、例えば、各セル内のセル負荷またはアップリンク干渉状態に基づいて、RNCがアクティブセットの各ノードB間のリソース割当てを調整することができる。無線リソース利用方法であるアドミッション制御をRNCは提供するので、ネットワーク中の対象セルとその周辺セルの現在の負荷状況をRNCは予め認識し得る。アクティブセットに属するノードBは、自セル内のアップリンク干渉を測定することができ、測定結果を、例えば、NBAPシグナリングによってRNCへ報告することができる。
RNCは、アクティブセットの各ノードBのセル負荷およびアップリンク干渉状態を認識しているので、この知見に基づいて、いつ割当てリソースの調整を行うか、例えば「採用最大TFC」をアクティブセットの各ノードBへシグナリングするかを決定し得る。
RNCによるアクティブセットのノードB間の調整は、例えば、UEがノードBにスケジューリング要求を送信するたびに実行してもよいし、または、例えば、アクティブセット更新時にS−RNCにより起動されてもよい。
前述のとおり、Iub/Iurシグナリングを介するアクティブセットのノードB間の調整によって、効率的なRoT制御をソフトハンドオーバ中に提供できる。アクティブセット内のスケジューリングノードBまたは複数ノードBは、アクティブセット内のその他のノードBに、それぞれのノードが割当て可能な最大TFCを通知することができる。Rel99/4/5のUMTS構成では、この通知はS−RNCを介するIub/Iurシグナリングによって行われ得る。
進化型UTRAN構成では、ノードB+はIur+インタフェースによって相互接続され得る。アクティブセットの各ノードB間の制御シグナリングを用いた上記の方法は、進化型UTRAN構成にも適用可能である。ノードB+、唯一のスケジューリングノードB+またはアクティブセットのすべてのノードB+は、制御情報を送信することによって、Iur+インタフェースを介して直接、その他のノードB+に最大割当て可能TFCを通知する。
当該実施の形態の別の変形は、電力領域におけるスケジューリングを考慮する。電力領域でスケジューリングを行う場合、スケジューリングエンティティは、TFC制限によりUEのアップリンクのデータレートを制限しないが、その代わり、アップリンク送信電力を制御することができる。
CDMAシステムでは、移動端末が受ける干渉は、干渉するユーザの送信電力の関数である。送信電力は、通常、データレートに直結する。例えば、より小さいビットレートは、(チャネル状態が変化しないと仮定して)同じ品質を得るためには、より低い送信電力を必要とする。したがって、すべてのユーザに対して所望の性能を達成するために、かつセル内のアップリンクノイズ上昇を制御するために、ノードBはユーザの送信電力を直接制御することができる。一つの例示的な可能な実現は、E−DPDCHの利得係数を制御することである。この手法では、DPCCHに対する電力比がUEにシグナリングされる。
当該実施の形態のこの変形によれば、ソフトハンドオーバ中の効率的なRoT制御を、電力領域スケジューリングを利用することによって実現することもできる。この場合、上記の方法と同様に、例えば、「採用最大TFC」がアクティブセットのノードB間でシグナリングされ得る。
本発明の別の実施の形態は、ソフトハンドオーバ中の移動端末の無線リソース制御ネットワークエンティティによる全受信干渉電力の管理の別の代替解決策に関連する。セル間干渉を妥当なレベルに維持するために、この実施の形態によれば、RNC(無線リソース制御ネットワークエンティティとして動作する)は、例えば、個々のノードにより制御されるセル内の目標RoTを制御することができる。
ノードBにおける総RoTは、例えば、サーマルノイズ、他セル干渉、(Rel99)チャネルおよびE−DCHチャネルからのアップリンクデータ送信により生じ得る。リアルタイムトラヒック、他セルユーザからの干渉およびノイズ、これら全部により生じる負荷は、制御不可能な負荷と呼ばれる。利用可能な容量であるRoTマージンは、E−DCHトラヒックのスケジューリングに使用可能であるが、制御不可能な負荷には使用されない容量である。これは図13に示される。
あるセルにおける大きなRoT変動は、セル間干渉の大きな変動として隣接セルに影響を及ぼし得る。ノードBでのセル間干渉測定の精度は、セル間干渉の変動が大きくなるほど低下するため、ノードBは、アップリンクチャネル品質に影響を与え得る予期せぬノイズ上昇を受けることがある。特にSHOのシナリオにおいてセル間干渉を制御するために、RNCは各セルの目標RoTを制限(制御)することが可能である。
あるセルにおける目標RoTを減少させることにより、隣接セルにおけるセル間干渉も減少される。RNCは、例えば、目標RoTを各ノードBにシグナリングすることができる。RNCは、隣接セル内の個々のノードBにより引き起こされたノイズ上昇を評価することができ、各ノードBが利用できる目標RoTを調整することでノードB制御スケジューリングに影響を及ぼして、隣接セル内のノイズ上昇をよりよく制御することができる。
本発明の別の実施の形態は、UEからのフィードバックシグナリングを使用することにより、ソフトハンドオーバ中の効率的なRoT制御を提供するための代替解決策を提供する。ソフトハンドオーバのシナリオにおけるいくつかの問題は、HSUPA(高速アップリンクパケットアクセス)における分散的なスケジューリングにより生じるものと考えられる。スケジューリングノードBは、例えば、アクティブセットのその他のノードBのアップリンクノイズ上昇状態を認識していないので、スケジューリングノードBの割当て可能最大データレートによるE−DCH送信は、アクティブセットのその他のノードBにおいて相当の量の予期せぬノイズ上昇を引き起こす可能性がある。
以下では、典型的なソフトハンドオーバのシナリオにおいて、UEフィードバックシグナリングの使用による効率的なRoT制御のための方法を説明する。
UEが非ソフトハンドオーバ状態であるとき、UEは一つのノードBとだけ接続している。このノードBのスケジューラは、RNCにより定められた限度内で、TFCのセット(この中からUEはE−DCHでの送信に適切なTFCを選べる)を制御する。「ノードB制御TFCサブセット」が、最大許容TFCを示すTFCポインタの形式でUEへシグナリングされる。それに応じて、このポインタは、スケジューリング関連制御シグナリングによってノードB1およびUEにおいて更新される。図14に示した典型的なソフトハンドオーバのシナリオでは、「ノードB1制御TFCサブセット」はTFC6までのTFCを含む。したがって、TFCポインタはTFC6を示している。
UEがソフトハンドオーバに入ると、ノードB2がアクティブセットに追加される。ノードB2は、UEにリソースを割当て、自セル内のアップリンク干渉状態に従って、「ノードB2制御TFCサブセット」を決定する。ノードB2は、最大許容TFC(TFCポインタ)をUEへシグナリングする。この例では、「ノードB2制御TFCサブセット」はTFC8までのTFCS内のすべてのTFCを含む。したがって、UEは、対応するノードBによりスケジューリングされた最大TFCを示す二つの異なるTFCポインタをそのTFCS中に持つ。
この状況をどのようにUEが解決できるかについては、様々な選択肢がある。UEは、「保守的な」方策に従うことができる。これは、UEが、TFCポインタにより指示された最低の割当て最大データレートを選ぶことを意味する。したがって、UEは各ノード制御のTFCS内にあるデータレートを選ぶので、予期せぬノイズ上昇をどのセルでも引き起こさない。UEの決定がアクティブセットに属するすべてのノードBへシグナリングされると、アクティブセットのすべてのノードBは自セル内のアップリンクノイズ上昇を認識し、それを管理できる。
代替的には、UEは、あいまいさを解決するような「積極的な」方策を使用する場合もある。すなわち、UEは最高の割当てデータレートを選択することができる。この方策は、より高いスループットをUEに提供し得るが、比較的低いデータレートのためのリソースを確保したノードBにおいては、相当な量の予期せぬノイズ上昇を引き起こす可能性がある。
最低データレートより高いが、使用が許された最高データレートより低い中間のデータレートをUEが選択するなど、もちろん、さらに別の代替策もある。
UEが保守的な方策を採用する場合、図14に示した典型的なソフトハンドオーバのシナリオでは、UEはノードB1からのコマンドに従うことができる。しかし、ノードB2は、ノードB1により割当て可能な最大データレートを知らないので、効率的に割り当てられたノイズ上昇がUEにより使用されない。
したがって、UEは、前述した方策のうちの一つを適用することにより、ノードB1とノードB2とからシグナリングされた最大TFCに基づいて、いわゆる「採用最大データレート」(最大TFC)を決定することができる。そして、この決定した値をアクティブセットに属する各ノードBへシグナリングすることになろう。「採用最大データレート」の決定は、例えば、利用可能なUEの送信電力またはバッファ占有度に基づく場合もある。
UEが「採用最大データTFC」(最大データレート)をアクティブセットの各ノードBにシグナリングすると、当該UEにより引き起こされるアクティブセットの各セル内の予期せぬアップリンクノイズがなくなる。これは、ノードBが当該UEからのE−DCHの最大データレートを今は認識しているためである。
各ノードBは、セル内のほかのUEのスケジューリングのためにこのシグナリングされたTFC限度を勘案することができる。こうして、よりよいRoT制御と、したがって容量の増大とを提供する。端末が保守的な方策を選んだ場合には、ノードB2は、例えば、確保した未使用のリソースをほかのUEに再割当てすることができる。図15は、RoT制御方法の適用後の本発明の実施の形態による、図14からの典型的なソフトハンドオーバのシナリオを示す。したがって、この態様では、UEシグナリングによるRoTの制御およびノードBシグナリングによるRoTの制御は同様である。
手順的な観点から、この例示的実施の形態による方法は、次のように説明できる。アクティブセットの各ノードBは、例えば、各自のセル内のアップリンクノイズ上昇状態とUEからのスケジューリング関連制御シグナリングとに基づいて、最大データレート(TFC)をSHO中のUEに割り当てることができる。最大割当てTFC(TFCSポインタ)が、UEへシグナリングされる。アクティブセットの各ノードBからシグナリングされた最大割当てデータレートに基づいて、UEは「採用最大データレート」、例えば、最低の割当てデータレート(TFC)を決定することができ、「採用最大TFC」をアクティブセットの各ノードへシグナリングすることができる。次に、アクティブセットの各ノードBは、シグナリングされた「採用最大TFC」を勘案しつつ、各自のセル内のほかのUEをスケジューリングすることができる。
この例示的手順は、ソフトハンドオーバのシナリオにおいてスケジューリングエンティティが一つのみである場合にも使用され得る。非スケジューリングノードBはUEの割当て最大データレートを知らないので、E−DCH送信がこれらのセルで予期せぬアップリンクノイズ上昇を引き起こす可能性がある。したがって、UEがスケジューリングエンティティから割り当てられた最大データレートをアクティブセットの各ノードBへシグナリングするとき、各ノードBは、各自のセル内におけるより緻密なアップリンクノイズ上昇管理のためにこの値を考慮できる。
「採用最大TFC」のシグナリングにより生じたシグナリングオーバヘッドおよびそれに伴うアップリンク干渉を減少させるために、本方法の変形は、ノードB間のレート制限の差が大きい場合に限り、例えば、所定の閾値を超える場合に限り、UEは「採用最大TFC」をアクティブセットの各ノードBへシグナリングするものであってよい。
物理レイヤシグナリングまたはRRCシグナリングのいずれかによって、UEは「採用最大TFC」をシグナリングできる。
物理レイヤシグナリングを使用する場合、例えば、E−DCHが送信される個別物理データチャネルに関連付けられる拡張個別物理制御チャネル(E−DPCCH)を再利用することにより、「採用最大TFC」はシグナリングされ得る。
本発明の一実施の形態によるE−DPCCHの拡張フレーム構成は、Rel99/4/5のDPCCHのフレーム構成に基づくものとすることができ、図16に示される。
アップリンクDPCCHは、10ms無線フレーム中に15スロットを有するスロット構成を使用する。各スロットは、パイロットビット、TFCIビット、送信電力制御(TPC)ビット、およびフィードバック情報(FBI)ビットに使用される4つのフィールドをもつ。トランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)は、同時に送信されるアップリンクDPDCH無線フレーム(個別物理データチャネル)にマッピングされたDCHの瞬時的なトランスポートフォーマットコンビネーションを受信器に通知する。TFCIは、同フレームのトランスポートフォーマットを伝達する。
UEが「採用最大TFC」をアクティブセットの各ノードBへシグナリングするとき、同フレームにはE−DPDCHのデータがないことがある。ノードBがE−DPDCHフレームを復号化しようすると、誤りになる可能性があるので、DCH上にはデータがないことを明示的にノードBに示すことも実現可能である。
本発明のこの実施の形態による拡張として、E−DPDCHのデータの有無の指示として例えば、追加の1ビットのフラグを使用してもよい。このフラグが設定されているときは、フラグは、DPCCH構成中の各スロットの個別のフィールド中のTFCI値が、ソフトハンドオーバ中にUEが使用する「採用最大TFC」を示すことをノードBに通知する。したがって、アクティブセットのノードBは対応するE−DPDCHフレームを復号化しようとせずに、TFCI値を抽出し、それを「採用最大TFC」と解釈することができる。
フラグが設定されていない場合は、E−DCHでのアップリンクデータ送信の通常動作が行われ得る。
フラグにより明示的にシグナリングせずに、E−DPDCHのデータの有無を指示するための別の可能性は、図16のフレーム構成を使用し、「採用最大TFC」のシグナリングをTFCI値によって直接的に指示することである。例えば、TFCI値の先頭ビットが1に設定されている場合、これは「採用最大TFC」がシグナリングされている、すなわち、E−DPDCHのデータがないことを示すことができる。そして、先頭ビットの後続ビットは、採用TFC値を定義する。TFCI値の先頭ビットが0である場合は、残りのビットはE−DPDCHの送信アップリンクデータに使用されたTFCを指示する。
代替的には、RRCシグナリングを使用することにより、UEはアクティブセットの各ノードBに「採用最大TFC」を通知するようにしてもよい。UEはTFC限度をまず、S−RNCにあるRRCエンティティにシグナリングすることができ、次にRRCエンティティがこの値をIub/Iurシグナリングを介してアクティブセットの各ノードBへ伝達することができる。しかし、この方法は、Iub/Iurインタフェース遅延とRRCシグナリングに使用される80msインタリーブ長のため、物理レイヤシグナリングに比べてかなり長い遅延を受け得る。
UMTSの高レベル構成 UMTS R99/4/5によるUTRANの構成 ドリフトおよびサービング無線サブシステム ユーザ装置のE−DCH MAC構成 ユーザ装置のMAC−e構成 ノードBのMAC−e構成 RNCのMAC−e構成 ノードB制御スケジューリングに用いるトランスポートフォーマットコンビネーションセット 典型的な進化型UTRAN構成 タイムアンドレートスケジューリングモードにおける典型的なアップリンク送信のスケジューリング ソフトハンドオーバ中のUEの典型的なノードB制御スケジューリング 本発明の一実施の形態による、Iur/Iubシグナリングを使用した複数ノードBの調整 本発明の一実施の形態による、ソフトハンドオーバ中のUEのアップリンク送信のRoTを制御する典型的な方法 本発明の別の実施の形態による、ノードBによって維持されるべき適応的目標RoT値を使用した、セル内RoTを制御する方法 ソフトハンドオーバ中のUEの最大TFCを複数ノードBが制御する典型的な方法 Rel99/4/5のアップリンクDPCCHフレーム構成

Claims (7)

  1. 移動通信システムにおいて移動端末が前記移動端末のソフトハンドオーバ中に複数の基地局へアップリンクでデータを送信し且つ前記複数の基地局のうちの少なくとも一つのスケジューリング基地局がソフトハンドオーバ中の前記移動端末のアップリンクデータ送信をスケジューリングする、アップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する方法であって、
    前記少なくとも一つのスケジューリング基地局において、ソフトハンドオーバ中の前記移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースを示すスケジューリング情報を決定するステップと、
    前記最大量のアップリンクリソースを前記複数の基地局のうちの少なくとも一つの他の基地局へ通知するステップと、
    前記少なくとも一つの他の基地局において、自基地局と通信している少なくとも一つの他の移動端末を、通知された前記最大量のアップリンクリソースを用いてスケジューリングするステップと、
    を含む方法。
  2. 移動端末が前記移動端末のソフトハンドオーバ中に複数の基地局へアップリンクでデータを送信し且つ前記複数の基地局のうちの少なくとも一つのスケジューリング基地局がソフトハンドオーバ中の前記移動端末のアップリンクデータ送信をスケジューリングする、アップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する移動通信システムであって、
    前記複数の基地局を有し、
    前記少なくとも一つのスケジューリング基地局は、ソフトハンドオーバ中の前記移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースを示すスケジューリング情報を決定するとともに、前記最大量のアップリンクリソースを前記複数の基地局のうちの少なくとも一つの他の基地局に通知し、
    前記少なくとも一つの他の基地局の各基地局は、自基地局と通信している少なくとも一つの他の移動端末を、通知された前記最大量のアップリンクリソースを用いてスケジューリングする、
    移動通信システム。
  3. アップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する移動通信システムにおける基地局であって、前記移動通信システムにおいて移動端末は前記移動端末のソフトハンドオーバ中に前記基地局を含む複数の基地局へアップリンクでデータを送信し、
    ソフトハンドオーバ中の前記移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースを示すスケジューリング情報を決定する処理手段と、
    前記最大量のアップリンクリソースを、少なくとも一つの他の移動端末のスケジューリングでの使用のために、前記複数の基地局のうち少なくとも一つの他の基地局に通知する通知手段と、
    を有する基地局。
  4. 無線リソース制御エンティティからソフトハンドオーバ中のさらに他の移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースを受信する受信部と、
    受信された前記最大量のアップリンクリソースを勘案しつつ、前記基地局と通信している前記少なくとも一つの他の移動端末をスケジューリングするスケジューラと、
    をさらに含む、請求項28に記載の基地局。
  5. 移動通信システムにおいてソフトハンドオーバ中に複数の基地局へアップリンクでデータを送信する移動端末のアップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する前記移動通信システムにおける無線ネットワークコントローラであって、
    前記複数の基地局のうちの少なくとも一つの基地局からソフトハンドオーバ中の前記移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースを受信する受信部と、
    受信された前記最大量のアップリンクリソースを、少なくとも一つの他の移動端末のスケジューリングでの使用のために、前記複数の基地局のうちの少なくとも一つの他の基地局へシグナリングする送信部と、
    を有する無線ネットワークコントローラ。
  6. 移動通信システムにおいて移動端末が前記移動端末のソフトハンドオーバ中に複数の基地局へアップリンクでデータを送信し且つ前記複数の基地局のうちの少なくとも一つのサブセットがソフトハンドオーバ中の前記移動端末のアップリンクデータ送信をスケジューリングする、アップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する方法であって、
    前記移動端末において、前記移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースを示すスケジューリング情報を前記複数の基地局のうちの少なくとも一つのサブセットから受信するステップと、
    受信された前記最大量のアップリンクリソースに基づいて、前記移動端末において、前記複数の基地局へのアップリンクデータ送信のための前記最大量のアップリンクリソースを選択するステップと、
    選択された前記最大量のアップリンクリソース、またはアップリンクデータ送信の最大電力比を前記複数の基地局へ通知するステップと、
    を含む方法。
  7. アップリンクデータ送信のスケジューリングに関連する情報を通信する移動端末であって、前記移動端末は、移動通信システムにおいて前記移動端末のソフトハンドオーバ中に複数の基地局へアップリンクでデータを送信し、前記複数の基地局のうちの少なくとも一つのサブセットは、ソフトハンドオーバ中の前記移動端末のアップリンクデータ送信をスケジューリングし、
    前記移動端末に割り当てられた最大量のアップリンクリソースを示すスケジューリング情報を前記複数の基地局のうちの少なくとも一つのサブセットから受信する受信部と、
    受信された前記最大量のアップリンクリソースに基づいて、前記複数の基地局へのアップリンクデータ送信のための前記最大量のアップリンクリソースを選択する選択手段と、
    選択された前記最大量のアップリンクリソース、またはアップリンクデータ送信の最大電力比を前記複数の基地局に通知する送信部と、
    を有する移動端末。
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