JP2006050608A - アップリンクパケット伝送におけるソフトハンドオーバー端末のためのスケジューリング方法及び装置 - Google Patents

アップリンクパケット伝送におけるソフトハンドオーバー端末のためのスケジューリング方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ソフトハンドオーバー領域に位置したUEの効率的なアップリンクトラフィック伝送率を制御するための基地局のスケジューリング方法及び装置を提供する。
【解決手段】 ソフトハンドオーバー領域に位置したUEのアクティブ・セットには、最適基地局と複数の非最適基地局が含まれ、UEは非最適基地局から共通スケジューリングによるスケジューリング許可インジケータを受信して結合し、この結合されたスケジューリング許可インジケータが伝送率ダウン又は選択的なダウンを示す場合に、予め定められた確率、現在アップリンク伝送率、サービス等級、又はネットワークの制御シグナリングによって最大伝送率を減少させるか、維持するか、或いは最適基地局からの専用スケジューリング割り当て情報に従うかを判断する。
【選択図】 図5

Description

本発明は非同期広帯域符号分割多重接続(Wideband Code Division Multiple Access:以下、“WCDMA”とする)通信に関するもので、特に、ソフトハンドオーバー領域に位置した使用者端末がアップリンクパケット伝送のための拡張された専用チャンネルを使用することにおいて効率的なスケジューリングを可能にする方法及び装置に関するものである。
ヨーロッパ式移動通信システムであるGSM(Global System for Mobile Communications)システムに基づき、WCDMAを使用する第3世代移動通信システムであるUMTS(Universal Mobile Telecommunications Service)システムは、移動電話やコンピュータ使用者が全世界どこにいてもパケット基盤のテキスト、デジタル化された音声やビデオ及びマルチメディアデータを2Mbps以上の高速に伝送できる一貫したサービスを提供する。UMTSは、インターネットプロトコル(Internet Protocol:IP)のようなパケットプロトコルを使用する‘パケット交換方式の接続(packet-switched access)’と呼ばれる仮想接続の概念を使用し、ネットワーク内の他のいずれの終端にも常に接続可能である。
図1は、UMTSシステムの無線接続ネットワーク(UMTS Terrestrial Radio Access Network:以下、“UTRAN”とする)を示す構成図である。図1を参照すると、UTRAN12は、無線網制御器(Radio Network Controller:以下、“RNC”とする)16a,16bと基地局(Node B)18a,18b,18c,18dで構成され、終端又は使用者端末(User Equipment:以下、“UE”とする)20はコアネットワーク10に接続される。それぞれの基地局18a,18b,18c,18dの下位層に複数のセルが存在できる。それぞれのRNC16a,16bは関連する下位層の基地局18a,18b,18c,18dを制御する。例えば、図1において、RNC16aは基地局18a,18bを、RNC16bは基地局18c,18dを、それぞれ制御する。それぞれの基地局18a,18b,18c,18dは該当する下位層のセルを制御する。一つのRNCとこのRNCによって制御される基地局とセルを合わせて、無線網サブシステム(Radio Network Subsystem:以下、“RNS”とする)14a、14bとする。
RNC16a,16bは、自分が制御する基地局18a〜18dの無線資源を割り当て又は管理し、基地局18a〜18dは無線資源を提供する。無線資源はセル別に発生され、基地局18a〜18dによって提供される無線資源は自分が管理するセルの無線資源を意味する。UE20は特定基地局の特定セルが提供する無線資源を利用して無線チャンネルを構成し、このチャンネルを使用して通信を遂行することができる。UE20は、基地局18a〜18dと該当するセルとの間の区別は無意味で、セル別に構成されるPHY階層だけを認識するため、以下に、基地局18a〜18dとセルは同一の意味として用いられる。
UE20とRNC16a,16bとの間のインターフェースは、Uuインターフェースと呼ばれ、図2にその詳細な階層的構造を示す。Uuインターフェースは、UE20とRNC16a,16bとの間に制御信号を交換するために使用される制御プレーン(Control Plane)と実際データを伝送するために使用される使用者プレーン(User Plane)に区分される。
図2を参照すると、制御プレーン信号30は、RRC(Radio ResourceControl)階層34、RLC(Radio Link Control)階層40、MAC(Media Access Control)階層42、及び物理(以下、“PHY”とする)階層44を経て処理される。使用者プレーン情報32は、PDCP(Packet Data Control Protocol)階層36、BMC(Broadcast/Multicast Control)階層38、RLC階層40、MAC階層42、及びPHY階層44を経て処理される。ここに示す階層のうち、PHY階層44は、各セルに位置し、MAC階層42からRRC階層34までにはRNCに位置する。
PHY階層44は、無線伝送技術を使用する情報伝送サービスを提供し、OSI(Opening Systems Inerconnection)モデルの第1の階層に該当する。PHY階層44とMAC階層42との間は、伝送チャンネルで接続されており、伝送チャンネルは特定データがPHY階層44で処理される方式によって定義される。
MAC階層42は、論理チャンネルを通じてRLC階層40と接続する。MAC階層42は、論理チャンネルを通じてRLC階層40から受信されたデータを適切な伝送チャンネルを通じてPHY階層44に伝達し、PHY階層44が伝送チャンネルを通じて受信されたデータを適切な論理チャンネルを通じてRLC階層40に伝達する役割を果たす。また、MAC階層42は、論理チャンネルや伝送チャンネルを通じて受信されたデータに付加情報を挿入し、或いは挿入された付加情報を解析して適切な動作を行い、ランダムアクセス動作を制御する。このようなMAC階層42で、使用者プレーンに関連した部分はMAC-dと称し、制御プレーンに関連した部分はMAC-cと称する。
RLC階層40は、論理チャンネルの設定及び解除を担当する。RLC階層40は、AM(Acknowledge Mode)、UM(Unacknowledged Mode)、TM(Transparent Mode)の3つのモードのうちの一つで動作でき、各動作モードごとに相互に異なる機能を提供する。一般的に、RLC階層40は、上位階層から提供されるサービスデータユニット(Service Data Unit:以下、“SDU”とする)を適切な大きさに分割したり組み立てる機能及び誤り訂正機能などを有する。
PDCP階層36は、使用者プレーンでRLC階層40の上位階層に位置し、IPパケット形態で伝送されたデータのヘッダーを圧縮して復元する機能と、特定UEに移動サービスを提供するRNCが変更される状況下でデータの無損失伝達機能を有する。
PHY階層44と上位階層との間を連結する伝送チャンネルの特性は、畳み込みチャンネル符号化(convolutional channel encoding)、インターリビング(interleaving)及びサービス固有伝送率整合(service-specific rate matching)のようなPHY階層処理過程を規定している伝送形式(Transport Format:TF)によって定められる。
特に、UMTSシステムは、UEから基地局へのアップリンク通信において、パケット伝送の性能をより向上させるように、拡張されたアップリンク専用チャンネル(Enhanced Uplink Dedicated Channel:以下、“E-DCH”とする)を使用する。E-DCHは、より安定した高速のデータ伝送を支援するために、複合自動再伝送要求(Hybrid Automatic Retransmission Request:HARQ)及び基地局制御スケジューリングのような技術を支援する。E-DCHの処理は、MAC-d階層の下位に存在するようになるMAC-e階層によって遂行され、MAC-e階層はE-DCHデータに制御情報を付加してMAC-e PDU(MAC-enhanced Protocol Data Unit)と称する。
図3は、チャンネル111,112,113,114からなる無線アップリンクでE-DCHを通じるアップリンクパケットデータの伝送を示す図である。
図3を参照すると、参照符号100はE-DCHを支援する基地局を示し、参照符号101,102,103,104はE-DCHを送信するUEを示す。基地局100は、E-DCHを使用するUE101〜104の状態を把握し、その結果により各UE101〜104のデータ伝送率をスケジューリングする。このスケジューリングは、システム全体の性能を高めるために、基地局の測定RoT(Rise over Thermal)値が目標値を超えないようにしながら、基地局から遠く位置したUE104には低いデータ伝送率を割り当て、基地局に近く位置したUE101には高いデータ伝送率を割り当てる方式で遂行する。
図4は、E-DCHを通じる送受信手順を示す従来の信号フローチャートである。
図4を参照すると、ステップ202で、基地局とUEはE-DCHを設定する。E-DCHの設定ステップ202は、専用伝送チャンネルを通じるメッセージの伝達過程を含む。E-DCHが設定された後に、ステップ204で、UEは基地局にスケジューリング情報を知らせる。スケジューリング情報としては、アップリンクチャンネル情報を示すUE送信電力情報、UEが送信する余分の電力情報、UEのバッファに貯蔵されている送信データ量などがある。
通信中である複数のUEからスケジューリング情報を受信した基地局は、ステップ206で、各UEのデータ伝送率をスケジューリングするために複数のUEから受信されたスケジューリング情報をモニターリングする。具体的に、ステップ208で、基地局は、UEにアップリンクパケット伝送を許可することに決定し、UEにスケジューリング割り当て情報を伝送する。スケジューリング割り当て情報は、許可された最大データ伝送率と許可伝送タイミングを含む。
UEは、ステップ210で、スケジューリング割り当て情報を用いて逆方向に伝送するE-DCHの伝送形式(TF)を決定する。ステップ212で、UEは、E-DCHを通じてアップリンクパケットデータを伝送すると同時に、TF情報を基地局に伝送する。ステップ216で、基地局はTF情報とパケットデータに誤りがあるかを判断する。ステップ218で、基地局は、その判断結果、いずれの一つにも誤りがあると不正応答(Non-Acknowledge:NACK)を、すべて誤りがないと肯定応答(Acknowledge:ACK)を、それぞれACK/NACKチャンネルを通じてUEに伝送する。ACKが伝送される場合に、該当パケットデータの伝送が完了されてUEは新たなデータをE-DCHを通じて送る。しかしながら、NACKが伝送される場合に、UEは同じ内容のパケットデータをE-DCHを通じて更に再伝送する。
E-DCHは、アップリンクのパケット伝送のための拡張されたチャンネルなので、専用チャンネルの基本的な特性を有し、これら特性の一つはソフトハンドオーバーを支援するためである。ソフトハンドオーバー領域のUEは、アクティブ・セット(Active set)に属する基地局のすべてからダウンリンク(downlink)情報を受信することができる。したがって、ソフトハンドオーバー領域に位置するUEは、E-DCHを伝送するために、アクティブ・セットに属する基地局のすべてからスケジューリング割り当て情報を受信するようになる。つまり、UEは、アクティブ・セットに属する基地局から各々異なるスケジューリング割り当て情報を受信するため、UEは相互に異なるスケジューリング割り当て情報に従ってE-DCHの伝送可否を実際に決定する必要がある。
したがって、従来技術によりE-DCHを支援する通信システムでは、ソフトハンドオーバー領域に位置したUEは、アクティブ・セットに属する基地局がすべてUE別にスケジューリング割り当て情報を送信してスケジューリングされることによって、ダウンリンクチャンネルのコード資源又は送信電力資源の側面におけるオーバーヘッド問題を有する。また、複数のスケジューリング割り当て情報を受信したUEがE-DCHの伝送を決定することは困難性を有する。
したがって、上記したような従来技術の問題点を解決するために、本発明の目的は、非同期WCDMA通信システムにおいて、ソフトハンドオーバー領域に位置したUEのための拡張されたアップリンク伝送チャンネル(E-DCH)のスケジューリング方法及び装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、ソフトハンドオーバー領域に位置したUEがアクティブ・セットに含まれた基地局から受信したスケジューリング情報を用いてアップリンクパケット伝送の伝送率を決定する方法及び装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、拡張されたアップリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいてソフトハンドオーバー中である使用者端末のためのスケジューリング方法であって、ソフトハンドオーバーによって一つの最適基地局及び少なくとも一つの非最適基地局と通信する使用者端末が、前記最適基地局から専用スケジューリング割り当てによる専用スケジューリング割り当て情報を受信する段階と、前記使用者端末が前記少なくとも一つの非最適基地局から共通スケジューリング割り当てによる少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータ(indicator)を受信する段階と、前記少なくとも一つの非最適基地局から受信した少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータを結合して結合スケジューリング許可インジケータを決定する段階と、予め定められる基準により、前記結合スケジューリング許可インジケータを使用するか否かを判断する段階と、前記判断結果、前記専用スケジューリング割り当て情報或いは前記結合スケジューリング許可インジケータによりアップリンクの最大伝送率を決定する段階と、と含むことを特徴とする。
また、本発明は、拡張されたアップリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいてソフトハンドオーバー中である使用者端末のスケジューリング受信装置であって、最適基地局から専用スケジューリング割り当てによる専用スケジューリング割り当て情報を受信し、少なくとも一つの非最適基地局から共通スケジューリング割り当てによる少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータを受信する受信部と、前記少なくとも一つの非最適基地局から受信した少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータを結合して結合スケジューリング許可インジケータを決定する第1のスケジューリング決定器と、予め定められた基準により、前記結合スケジューリング許可インジケータを使用するか否かを判断し、前記判断結果、前記専用スケジューリング割り当て情報或いは前記結合スケジューリング許可インジケータによってアップリンクの最大伝送率を決定する第2のスケジューリング決定器と、前記最大伝送率以内でアップリンクの伝送形式を決定する伝送形式決定器と、を含むことを特徴とする。
本発明は、ソフトハンドオーバー領域に位置したUEのスケジューリングのためにダウンリンクスケジューリング情報信号の伝送によって、基地局の送信電力の消耗とダウンリンクチャンネルコード資源の消耗を減少する効果がある。また、UEの追加的な解析方法の提示で、共通スケジューリング情報を用いてUE別に異なる機能を遂行することができる。
以下、本発明の望ましい実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
下記に、本発明に関連した公知の機能又は構成に関する具体的な説明が、本発明の要旨を不明にする可能性がある場合に、その詳細な説明を省略する。
後述する本発明の実施形態は、拡張されたアップリンクパケットデータサービスにおいて、ソフトハンドオーバー領域に位置したUEのスケジューリングのための ダウンリンクシグナリング情報の発生を減少させつつ、E-DCH伝送形式(TF)を明確に決定し、アップリンク資源管理の側面でより効率的なスケジューリングを可能にする最適のスケジューリング技術に関するものである。また、本発明の実施形態は、アクティブ・セットに含まれるが、最適スケジューリング基地局(以下、“最適基地局(serving Node B)”とする)でなく、他の基地局(以下、“非最適基地局(non-serving Node B)”とする)により開示される(initiate)スケジューリング技術を提示する。なお、ソフトハンドオーバー領域に位置したUEが最適基地局のスケジューリング割り当て情報と、非最適基地局のスケジューリング割り当て情報を共に受信して解析する方法を提示する。
一方、本発明では、UEのスケジューリング権限が基地局単位で付与されるものとして説明するが、UEのスケジューリング権限がセル単位で付与可能であることはもちろんである。この場合に、UEのアクティブ・セットには一つの最適スケジューリングセルと、一つ以上の非最適スケジューリングセルが含まれることがわかるべきである。
アップリンクパケット伝送のためのスケジューリング方法では、多様な方法が使用可能である。代表的なスケジューリング方法として、伝送率スケジューリング方法と時間-伝送率スケジューリング方法を説明する。伝送率スケジューリング方法は基地局が各UEの伝送率を段階的に制御する方法である。時間-伝送率スケジューリング方法は、基地局がアップリンクパケット伝送の時間と伝送率を同時に制御する方法である。以下、2つのスケジューリング方法について説明する。
図5は、伝送率スケジューリングのためのアップリンクとダウンリンクの制御情報の伝達と、アップリンクパケットの伝送をする方法を示す図である。
図5を参照すれば、UE502は、伝送率要求情報505とE-DCHデータ506を伝送し、基地局501はスケジューリングを通じてUE502に許可された最大伝送率を示す伝送率許可(Rate Grant:RG)情報503を伝送している。伝送率許可情報503は、アップ(UP)、ダウン(DOWN)、維持(KEEP)のうちの一つの伝送率を示すことができる。
UE502は、アップリンクに伝送すべきデータがバッファにある程度あるかを判断し、その判断結果により、次の希望する伝送率を設定するために、伝送率要求情報505を通じて基地局501に伝送率の増加又は減少を要求する。伝送率要求 情報505を受信した基地局501は、UE502と基地局501によって制御される他のUEからの伝送率要求情報を総合し、このUE502の最大伝送率を増加(UP)させるか、減少(DOWN)させるか、或いは維持(KEEP)させるかを決定し、伝送率許可情報503を用いてUEに通報する。
図5のより具体的な例を参照すると、ステップ508で、UE502は、伝送率要求情報507を用いて伝送率の増加を要求する。伝送率要求情報507を受信した基地局501は段階510でスケジューリングを遂行した後に、伝送率許可情報509を用いてUE502に伝送率増加を指示する。UE502は、以前伝送率10(511)に比べて一段階増加された伝送率11(512)にアップリンクパケットを伝送可能になる。
上述した伝送率スケジューリングにおいて、基地局とUEは、UEによって使用できる伝送率に関する情報を予め有する。伝送率に関する情報は、一例として、WCDMA方式で使用される伝送ブロックサイズ(Transport Block Size:以下、“TBS”とする)を示す伝送ブロック組合せ(Transport Block Combination:以下、“TBC”とする)で表される。
図6は、時間-伝送率スケジューリングのためのアップリンクとダウンリンクの制御情報の伝達と、アップリンクパケットの伝送を遂行する方法を示す図である。
図6を参照すると、UE603は、データバッファに貯蔵されたデータ量と送信電力を含むUE状態情報604を基地局601に周期的に、又はイベントトリガ(event-triggered)方式で伝送する。基地局601は、UE状態情報604を参照してスケジューリングによって(through)次の区間で使用されるUE603の最大伝送率を決定し、この決定された最大伝送率をスケジューリング割り当て(Scheduling Assignment:SA)情報602を用いてUE603に通報する。これに応じて、UE603は、スケジューリング割り当て情報602を受信し、スケジューリング割り当て情報602によって示される最大伝送率以内で定められた時間 区間でE-DCHデータ605を逆方向に伝送する。
一例として、最初にUE603は、E-DCHデータ605の伝送のために第1の伝送率610を使用する。UE603が、ステップ621で、UE状態情報611を基地局601に伝送すると、基地局601はスケジューリングを遂行してUE603に次の区間でE-DCH伝送を許可するか否かを決定する。基地局601がE-DCH伝送を許可する場合に、UE603に許可する伝送率と伝送が許可された時間情報を定めるようになる。基地局601は、ステップ641で、スケジューリング割り当て情報631を用いてUE603に割り当て時間情報と割り当て伝送率情報を伝達する。スケジューリング割り当て情報631を受信したUE603は、スケジューリング割り当て情報631に基づいた時間区間で、定められた伝送率10(651)によりE-DCHデータを伝送する。一方、参照番号630のように、基地局601は、UE603に時間区間を割り当てない場合に、UE603は最低伝送率の第1の伝送率650を用いてE-DCHデータを伝送する。
伝送率スケジューリング方法と時間-伝送率スケジューリングを同時に使用する場合に、一般的に伝送率許可情報に基づいた伝送率スケジューリングを使用する。データの発生や完全消耗(exhaustion)、チャンネル状態のような伝送率の急激な変化が必要な場合に、スケジューリング割り当て情報を利用する時間-伝送率スケジューリングを使用する方法も可能である。
図7は、ソフトハンドオーバー領域に位置したUEが拡張されたアップリンクパケットデータサービスを遂行する動作を示す図である。
図7において、UE703,706,710はE-DCHデータを伝送することができる。UE710は、ソフトハンドオーバー領域に位置し、ソフトハンドオーバー領域に関連した第1及び第2の基地局701,702は、UE710のアクティブ・セットに含まれる。UE703,706はソフトハンドオーバー領域に位置していないし、それぞれの基地局701,702のみと通信する。UE703は、基地局701からスケジューリング割り当て情報704を受信し、第1の基地局701にE-DCHデータ705を伝送する。同様に、UE706は、第2の基地局702からスケジューリング割り当て情報707を受信してE-DCHデータ708を伝送する。
ソフトハンドオーバー領域に位置したUE710は、アクティブ・セットに第1及び第2の基地局701,702すべてを有するようになって、第1及び第2の基地局701,702からスケジューリング割り当て情報を受信する。UE710のアクティブ・セットに含まれるこれら基地局701,702は、UE710に対して同一の方法でスケジューリングを遂行することができる。より望ましい場合に、第1及び第2の基地局701,702は、UE710に対して相互に異なるスケジューリング権限を持ってスケジューリングを遂行することができる。このとき、UE710に対して最大のスケジューリング権限を有する基地局がUE710の最適基地局となる。
UE710のために、アクティブ・セットに含まれる第1及び第2の基地局701,702の中で一つの最適基地局が選択される。例えば、UE710がE-DCHデータをアップリンクに伝送することにおいて、受信ノイズ側面で一番影響を多く受けるようになる基地局が最適基地局に規定され得る。一般的に、UE710と最も近接した基地局、アップリンクチャンネル状態、又はダウンリンクチャンネル状態が良い基地局、アップリンク資源に余裕のある一つの基地局が最適基地局と規定される。
図7で、第1の基地局701はUE710の最適基地局であり、第2の基地局702はUE710の非最適基地局である。UE710は、最適基地局701と非最適基地局702で伝送された信号711,713をすべて受信し、最適基地局701と非最適基地局702もUE710によって伝送される信号712,714をすべて受信する。
最適基地局701と非最適基地局702は、すべて自分をアクティブ・セットに含めるすべてのUEに各々専用シグナリングを通じてスケジューリング割り当て情報を伝送する場合に、ダウンリンクシグナリングによって送信電力やコード資源の消耗が不可避に増加する。したがって、このような場合に、基地局701,702は送信電力が不足になり、或いは使用可能なチャンネルコードが不足になるという問題点を有する。特に、ソフトハンドオーバー領域に位置したUE710がアクティブ・セットに含まれた2つ以上の基地局701,702と通信するようになると、ダウンリンクシグナリング情報はその特性上非常に大きなダウンリンク信号強度を必要とする。したがって、上記に説明した送信電力やコード資源の消耗に関する問題は一層深刻になる。
このような問題点を解決するための方法で、本発明の望ましい実施形態で提示するスケジューリング割り当て方法を上記の図7を用いて説明する。
図7で、最適基地局701は、UE710のためのスケジューリングを遂行することにおいて、非最適基地局702に比べてさらに高い権限を有する。すなわち、最適基地局701はより精密、かつ正確な方式でUE710に対するスケジューリングが可能で、非最適基地局702は最適基地局701に比べてUE710に対する概略的なスケジューリングのみが可能である。したがって、最適基地局701は、UE710のために専用スケジューリングを遂行し、非最適基地局702はUE710に対して他のUEとの共通スケジューリングを遂行する。このような共通スケジューリング割り当て方法はダウンリンク資源消耗を減少させ、非最適基地局702の送信電力題やコード資源の不足のような問題を解決することができる。
図8は、本発明の望ましい実施形態による基地局の共通スケジューリング割り当て動作を具体的に示す図である。
図8を参照すると、第1及び第2のUE804,805は、ソフトハンドオーバー領域に位置する。第1のUE804は、第1〜第3の基地局801,802,803を含むアクティブ・セットを管理し、第1の基地局801が第1のUE804の最適基地局である。第2のUE805は、第2及び第3の基地局802,803を含むアクティブ・セットを管理し、第3の基地局803が第2のUE805の最適基地局である。E-DCHのスケジューリングにおいて、最適基地局は、各々専用シグナリングを用いて各UEをスケジューリングし、非最適基地局は一度に共通シグナリングを用いて全体UEをスケジューリングする。このとき、伝送率スケジューリング又は時間-伝送率スケジューリングが使用され、或いは2つのスケジューリング方式がすべて使用されることができる。すなわち、第1の基地局801は、第1のUE804に専用スケジューリング割り当て情報806を伝送し、第3の基地局803も第2のUE805に専用スケジューリング割り当て情報807を伝送する。
一方、第2の基地局802は、第1及び第2のUE804,805に非最適基地局であるため、一つの共通スケジューリング割り当て情報808を用いて第1及び第2のUE804,805を共通にスケジューリングする。すなわち、第2の基地局802は、第2の基地局802をアクティブ・セットに含め、非最適基地局に設定したUE804,805のために共通スケジューリング割り当て情報808をダウンリンクに伝送する。共通スケジューリング割り当て情報808は、第1及び第2のUE804,805すべてに対してアップリンクの最大伝送率を示す(indicate)。これらUE804,805は、第2の基地局802から伝送される共通スケジューリング割り当て情報808を受信する。
第1のUE804は、第3の基地局803を非最適基地局に設定しているため、第3の基地局803から伝送される共通スケジューリング割り当て情報809を受信する。第3の基地局803から伝送される共通スケジューリング割り当て情報809は、第1のUE804以外に第3の基地局803をアクティブ・セットに含めつつ、非最適基地局に設定した他のUEと共通に受信すべき情報である。上記のように、一つ以上の基地局からスケジューリング割り当て情報を受信したUEは、一つ以上の専用及び共通スケジューリング割り当て情報を結合し、各UEが伝送できるE-DCHの伝送形式を決定する。
以上のように、ソフトハンドオーバー領域に位置したUEは最適基地局から専用スケジューリング割り当て情報を受信し、非最適基地局から共通スケジューリング割り当て情報を受信し、UEはこの2個以上のスケジューリング割り当て情報を結合してE-DCHの伝送形式を決定する。以下、実施形態を通じてUEが非最適基地局の共通スケジューリング割り当て情報を利用する方法と、ソフトハンドオーバー領域に位置したUEが2個以上のスケジューリング割り当て情報を解析する方法を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態によると、非最適基地局は2つのレベルを用いて共通スケジューリングを遂行する。最適基地局は、UEに対して各々独立された専用スケジューリングを遂行し、非最適基地局は数個のUEに対して一つの共通スケジューリングを遂行する。すなわち、最適基地局は、専用スケジューリングのために伝送率スケジューリングと時間-伝送率スケジューリングのうちのいずれか一つ、又は2つの方式を同時に使用し、他の場合に可能な他のスケジューリング方法を使用する。一方、非最適基地局は、共通スケジューリングのために伝送率スケジューリングによる1ビットのスケジューリング許可インジケータ(Scheduling Grant Indicator)を使用する。上記のように、共通スケジューリング割り当て情報として1ビットのスケジューリング許可インジケータを利用すると、消耗される基地局送信電力やチャンネルコード資源などを節約することができる。
一例として、1ビットのスケジューリング許可インジケータで示す2個のレベルはダウン(Down)信号と無視(Don’t Care)信号を各々示す。1ビットのスケジューリング許可インジケータは、物理チャンネル上で実数値(real value)‘+1’を有する場合にダウン信号を示し(indicate)、物理チャンネル上で実数値‘−1’を有する場合に無視信号を示す。他の場合に、実数値は上記の場合と反対の意味を有する。
スケジューリング許可インジケータの実数値は、ダウン信号の発生頻度と無視信号の発生頻度を考慮してマップされ得る。すなわち、発生頻度が高いと予測される信号が物理チャンネルで不連続伝送(Discontinuous Transmission:DTX)の方法を使用する実数値‘0’にマップされる(mapped)と、この信号を伝送する場合に、物理チャンネルで消耗される電力を節約するようになり、それによって、送信電力と雑音の減少の面で利得が得られる。ここで、DTXは、実質的に該当区間での非伝送(non-transmission)を意味する。例えば、無視信号がダウン信号に比べて平均的に発生頻度が高いと、無視信号を物理チャンネル上で実数値‘0’にマップして伝送し、ダウン信号は物理チャンネル上で実数値‘+1’(又は‘−1’)にマップして伝送する。上記のような場合、受信器では0でない基準値を用いて2個の信号を区分する。
非最適基地局が遂行する共通スケジューリング割り当て方法は、下記のようになる。
基地局は、スケジューリングの遂行において、基地局のサービス領域に含まれたUEの受信強度を測定してアップリンク資源を管理する。このとき、基地局を非最適基地局に設定したUEは非常に高い受信強度を有する。したがって、基地局を最適基地局として有するUE、又は基地局のみをアクティブ・セットに含むUEに大きな影響を与えると、基地局はすべてのUE、又は自分を非最適基地局に設定したUEのためのスケジューリング許可インジケータをダウン信号として設定する。反対に、受信強度が基地局に大きな影響を与えず、基地局のアップリンク資源に余裕があると、この基地局はUEのためのスケジューリング許可インジケータを無視信号として設定する。
第1の実施形態のためのUEの構造は、図9に示す。UEは、ソフトハンドオーバー領域に位置し、一つの最適基地局と一つ以上の非最適基地局を有する。
図9を参照すると、UEは最適基地局から専用スケジューリング割り当て情報901を受信する。ここで、専用スケジューリング割り当て情報901は、伝送率スケジューリング方法が使用される場合に伝送率許可(Rate Grant:RG)信号となり、時間-伝送率スケジューリング方法が使用される場合にスケジューリング割り当て(Scheduling Assignment:SA)信号となり、2つの方法がすべて使用される場合には、伝送率許可信号とスケジューリング割り当て信号との組合せとなる。また、UEは、n個(ここで、nは1以上の整数)の非最適基地局からn個のスケジューリング許可値902乃至903を受信する。ここで、スケジューリング許可値は、スケジューリング許可インジケータの実数値を意味する。非最適基地局のためのスケジューリング許可結合関数エグゼキュータ(executor)904は、n個のスケジューリング許可値902乃至903を結合して一つの結合スケジューリング許可値905を決定する。スケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904の動作は、下記に具体的に説明する。
n個のスケジューリング許可値902乃至903から見つけた結合スケジューリング許可値905は、最適基地局から受信された専用スケジューリング割り当て情報901と共にスケジューリング決定関数エグゼキュータ906に入力され、スケジューリング決定関数エグゼキュータ906は、UEがE-DCHの伝送形式(TF)を決定するのに必要な最終的なスケジューリング割り当て値908を決定し、E-DCH伝送形式決定器907はスケジューリング決定関数エグゼキュータ906によって決定されたスケジューリング割り当て値908を用いてアップリンク伝送に使用されるE-DCH伝送形式を決定する。E-DCH伝送形式は、スケジューリング割り当て値908に対応する最大伝送率以内で定められる。スケジューリング決定関数エグゼキュータ906の動作も下記に具体的に説明する。
図9のスケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904は非最適基地局の数が2より大きい場合に、下記のような動作が可能である。
一例として、スケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904は、UEによって受信されたスケジューリング許可値のうちいずれか一つでもダウン信号を示すと、非最適基地局の結合スケジューリング許可値905をダウン信号として決定する。すなわち、スケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904は、全体スケジューリング許可値がすべて無視信号を示す場合のみに、非最適基地局の結合スケジューリング許可値905を無視信号として決定するか、さもなければ、非最適基地局の結合スケジューリング許可値905をダウン信号として決定する。
他の例として、スケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904は、加重値合計を用いて非最適基地局のスケジューリング許可値を結合する。ここで、加重値合計は、非最適基地局別に設定された加重値を使用することを意味する。図10で、スケジューリング許可値の加重合計の結合のためのスケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904の構造を詳細に説明する。
図10を参照すれば、n個のスケジューリング許可値1001,1002,1003がn個の非最適基地局から受信されると、スケジューリング許可値1001〜1003は、各々予め定められた加重値1005,1007,1009と、乗算器(multiplier)1006,1008,1010によって乗算された後に、加算器1011によって加算される。非最適基地局別に定められた加重値は、セル形態によりRNCのようなネットワークで設定してUEに提供する。或いは、UEが基地局間のチャンネル状態に応じて内部的に設定して利用できる。
すなわち、第1の非最適基地局から受信されたスケジューリング許可値1001は、乗算器1006で第1の非最適基地局のために設定された加重値W1(1005)と乗算されて加算器1011に入力される。第2の非最適基地局から受信されたスケジューリング許可値1002は、乗算器1008で第2の非最適基地局のために設定された加重値W2(1007)と乗算されて加算器1011に入力される。第nの非最適基地局から受信されたスケジューリング許可値1003は、乗算器1010で第nの非最適基地局のために設定された加重値Wn(1009)と乗算されて加算器1011に入力される。このような方式で、すべての非最適基地局から受信されたスケジューリング許可値1001〜1003は、該当する加重値1005〜1009と各々乗算されて加算器1011に入力される。
加算器1011は、加重値1005〜1009が乗算されたスケジューリング許可値を加算して一つの加重合計値を生成する。すると、結合スケジューリング許可値生成器1012は、加重合計値により結合スケジューリング許可値905を決定する。例えば、結合スケジューリング許可値生成器1012は、加重合計値を予め定められた基準値と比較した結果により、結合スケジューリング許可値905を決定する。スケジューリング許可インジケータが、実数値‘+1’を有する場合にダウン信号を示し、実数値‘−1’を有する場合に無視信号を示すと、基準値は‘0’となる。したがって、加重合計値が‘0’以上である場合に、結合スケジューリング許可値905はダウン信号に決定され、加重合計値が‘0’より小さい場合に、結合スケジューリング許可値905は無視信号に決定される。他の例として、ダウン信号が実数値‘0’で、無視信号が実数値‘+1’(又は‘−1’)であると、基準値は‘+0.5’(又は‘−0.5’)となる。
図9のスケジューリング決定関数エグゼキュータ906は、上記に決定された結合スケジューリング許可値905と、最適基地局からUEに受信された専用スケジューリング割り当て情報901とを入力し、UEが送信するE-DCHの伝送形式を決定するようにスケジューリング割り当て値908を出力する。結合スケジューリング許可値905が無視(Don’t care)を示していると、UEのE-DCH伝送形式がある程度変化しても、UEの非最適基地局がアップリンク資源を利用するのに大きな影響を受けない。したがって、UEは最適基地局によって伝送される専用スケジューリング割り当て情報901によりE-DCHの伝送形式を決定する。
一方、結合スケジューリング許可値905が“ダウン(Down)”を示していると、UEのE-DCH伝送が非最適基地局のアップリンク資源利用に大きな負担として作用することを意味する。このダウンは、E-DCH伝送において伝送率スケジューリングが使用される場合に、伝送率を一段階ダウンさせることに対する命令を意味し、時間-伝送率スケジューリングが使用される場合に、E-DCHの伝送を制限することに対する命令を意味する。
ここで、ソフトハンドオーバー領域に位置したすべてのUEが、ダウン信号によりE-DCHの伝送率を一段階ダウンさせてE-DCHの伝送形式を決定し、或いは伝送自体に制限を加えると、UEの個別的な状態が考慮されないため、システムの性能又は公平性の側面で効率が低下する。したがって、これを解決するための方法として、下記のような選択的ダウン方法が使用可能である。
第1の方法で、確率的なダウン決定方法が使用される。確率テストを通じて任意に発生した確率が予め定められた値以上である場合に、UEは、結合スケジューリング許可値905のダウン決定に従う。さもなければ、UEは、結合スケジューリング許可値905のダウン決定を無視する。このように、ダウンに決定された結合スケジューリング許可値905が無視される場合に、UEはE-DCHの形式決定で以前フレームの形式をそのまま使用し、又は、最適基地局の専用スケジューリング割り当て情報901に従う。
第2の方法で、伝送率スケジューリングが使用される場合に現在使用しているUEの伝送率によりダウン決定を受け入れるか否かを判断する。UEは、伝送率しきい値を有する。現在伝送するE-DCHの伝送率がしきい値以上である場合に、非最適基地局がUEのE-DCH伝送によって大きな影響を受ける可能性がある。したがって、UEは結合スケジューリング許可値905のダウン決定に従う。一方、現在伝送するE-DCHの伝送率がしきい値より小さい場合、非最適基地局はUEのE-DCH伝送に大きな影響を受けないため、UEは結合スケジューリング許可値905のダウン決定に従わず、以前フレームの伝送率をそのまま維持し、或いは最適基地局の専用スケジューリング割り当て情報901に従う。
第3の方法で、UEのE-DCHに対するサービス等級によりダウン決定を受け入れるか否かを判断する。E-DCHサービスを提供するUEは、初期に等級を割り当て、この等級はUEのE-DCHサービスの品質を示す。等級を分ける基準は、UEの課金又はチャンネル状態などが選択されることができる。
一例として、相対的に上位等級のUEは、ダウン信号の受信と関係なく、最適基地局の専用スケジューリング割り当て情報901を使用し、相対的に下位等級のUEはダウン信号の受信有無によりE-DCH伝送率を一段階ダウンさせる。他の例として、UEは等級により他の確率しきい値を有する。確率的なテストを通じて任意に発生した確率が確率しきい値以上である場合に、UEは結合スケジューリング許可値905のダウン決定に従う。そうでない場合に、端末は結合スケジューリング許可値905のダウン決定を無視する。結合スケジューリング許可値905のダウン決定が無視される場合に、UEはE-DCHの形式決定で以前フレームの形式をそのまま使用し、又は最適基地局の専用スケジューリング割り当て情報901に従う。
各UEの等級情報は、基地局にも伝達されることができる。この等級情報は、初期UEとのチャンネル設定過程でネットワーク又はUEが直接基地局に伝達する。基地局がUEの等級を知る場合に、ソフトハンドオーバー領域に位置したUEの中で、いくつのUEが基地局のスケジューリング割り当て情報に従うかを予測し、スケジューリング割り当て情報を選択することができる。
第4の方法で、E-DCHをサービスを受けるUEは、RNCから非最適基地局のダウン信号を解析する方法のためのシグナリングを別に受信する。すなわち、RNCは各UEにソフトハンドオーバーのうち、非最適基地局から受信されるダウン信号を解析する方法、すなわち、スケジューリング決定関数をRRCシグナリングを用いて通報し、UEは、RNCシグナリング情報を用いてE-DCHの伝送率を決定する。
一例として、RNCは、UEの状態によりスケジューリング決定関数を1又は0として通報する。1をシグナリングを通じて受信したUEは、ダウン信号の受信と関係なく、最適基地局の専用スケジューリング割り当て情報901を使用する。しがしながら、‘0’をシグナリングを通じて受信したUEは、ダウン信号の受信によりE-DCH伝送率を一段階ダウンさせる。他の例として、RNCが各UEにソフトハンドオーバー領域の確率テストに使用されるしきい値をシグナリングする。非最適基地局がダウン信号を伝送した場合に、UEは、確率的なテストを通じて任意に発生された確率がしきい値以上である場合に、結合スケジューリング許可値905のダウン決定に従う。さもなければ、UEは、結合スケジューリング許可値905のダウン決定を無視する。結合スケジューリング許可値905のダウン決定が無視される場合に、UEは、E-DCHの形式決定で以前フレームの形式をそのまま使用し、或いは最適基地局の専用スケジューリング割り当て情報901を利用する。
RNCは、UEに伝送するシグナリング情報を基地局にも伝達することによって、基地局のスケジューリングをより効率的に遂行することができる。すなわち、基地局は、UEがソフトハンドオーバー中に非最適基地局からダウン信号を受信した場合の解析方法を知り、ソフトハンドオーバー領域に位置したUEの中でいくつのUEが基地局のスケジューリング割り当て情報に従うかに対して予測してスケジューリング割り当て情報を選択する。
スケジューリング決定関数エグゼキュータ906は、上記で説明した2つの方法に加えて、非最適基地局からのスケジューリング許可値902,903と最適基地局からの専用スケジューリング割り当て情報901を用いる多様な組合せが可能なため、この組合せによりスケジューリング割り当て値908を出力する。スケジューリング決定関数エグゼキュータ906の出力は、UEが送信すべきE-DCHのための最終的なスケジューリング情報となり、スケジューリング情報を用いてUEはE-DCHの伝送形式を決定する。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態によると、非最適基地局が3個の信号レベルを用いて共通スケジューリングを遂行する。すなわち、非最適基地局は、スケジューリング許可インジケータでダウン信号、マージナル(Marginal)ダウン信号、無視信号の3つのレベルを示す。最適基地局は、UEに各々独立された専用スケジューリング割り当て情報を通じて専用スケジューリングを遂行し、非最適基地局は多様なUEに一つのスケジューリング許可インジケータを通じて共通スケジューリングを遂行する。最適基地局は、専用スケジューリングのために伝送率スケジューリングや時間-伝送率スケジューリング、又は2つの方式を同時に使用したり、その他に可能なすべてのスケジューリング方法を使用する。一方、非最適基地局の共通スケジューリングは、スケジューリング許可インジケータを用いて3つのレベルで伝送率を一括制御する。
共通スケジューリングに基づいたスケジューリング許可インジケータは、物理チャンネルで実数値‘+1’を有する場合にダウン信号を示し、物理チャンネルで実数値‘−1’を有する場合に無視信号を示し、伝送しない場合、すなわち実数値‘0’を有する場合にマージナルダウン信号を示す。他の場合に、3つの値‘+1’,‘−1’,‘0’は上記の信号と異なる方式で組み合わせることができる。
例えば、実数値は、ダウン信号、無視信号、及びマージナルダウン信号の発生頻度を各々考慮し、スケジューリング許可インジケータにマップされる。すなわち、高い発生頻度が予測される信号が物理チャンネル上で不連続伝送(DTX)の方法を使用する実数値‘0’にマップする。ここで、不連続伝送は、事実上、該当信号区間で非伝送に該当する。非伝送方法で信号を伝送する場合に、物理チャンネルで消耗される電力を節約するようになり、それによって送信電力と雑音の減少という利得が得られる。例えば、無視信号がダウン信号とマージナルダウン信号に比べて平均的に発生頻度が高いと、UEは、無視信号を物理チャンネルで実数値‘0’にマップして非伝送方法で伝送し、ダウン信号を物理チャンネルで実数値‘+1’(又は‘−1’)、及びマージナルダウン信号を‘−1’(又は‘+1’)にマップして伝送する。
非最適基地局が遂行する共通スケジューリング割り当て方法は、下記のようになる。
基地局は、スケジューリングの遂行において、基地局に含まれたUEの受信強度を測定してアップリンク資源を管理する。このとき、基地局を非最適基地局に設定したUEは、非常に高い受信強度を有する。したがって、基地局を最適基地局とするUE、又は基地局のみをアクティブ・セットに含むUEに大きな影響を与えると、基地局はUEのためのスケジューリング許可インジケータをダウン信号として設定する。その反面、受信強度が基地局に大きな影響を与えず、基地局のアップリンク資源が余裕がある場合に、基地局はUEのためのスケジューリング許可インジケータを無視信号として設定する。また、受信強度が基地局にある程度の影響は与えるが、非最適基地局はアップリンク資源の活用において比較的余裕がある状態であり、或いは、UEのアップリンク伝送をすべて制限して基地局のアップリンク資源が余裕を有する状態であると、基地局はUEのためのスケジューリング許可インジケータをマージナルダウン信号に設定する。すなわち、マージナルダウン信号は、ダウン信号に比べて少し強制的にアップリンク伝送率を減少させることを示している。
第2の実施形態のためのUEの動作について、上記した図9を参照して更に説明する。ソフトハンドオーバー領域に位置したUEは、1つの最適基地局と一つ以上の非最適基地局を有する。
図9を参照すると、UEは最適基地局から専用スケジューリング割り当て情報901を受信する。ここで、専用スケジューリング割り当て情報901は、伝送率スケジューリング方法が使用される場合に伝送率許可(RG)信号となり、時間-伝送率スケジューリング方法が使用される場合にスケジューリング割り当て(SA)信号となり、2つの方法がすべて使用される場合には、伝送率許可信号とスケジューリング割り当て信号との組合せとなる。また、UEは、n個(ここで、nは1以上の整数)の非最適基地局からn個のスケジューリング許可値902乃至903を受信する。ここで、スケジューリング許可値は、スケジューリング許可インジケータの実数値を意味する。非最適基地局のためのスケジューリング許可結合関数エグゼキュータ(executor)904は、n個のスケジューリング許可値902乃至903を結合して一つの結合スケジューリング許可値905を決定する。スケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904の動作は、下記に具体的に説明する。
n個のスケジューリング許可値902乃至903から得られた(found)結合スケジューリング許可値905は、最適基地局から受信された専用スケジューリング割り当て情報901と共にスケジューリング決定関数エグゼキュータ906に入力され、スケジューリング決定関数エグゼキュータ906は、UEがE-DCHの伝送形式(TF)を決定するのに必要な最終的なスケジューリング割り当て値908を決定し、E-DCH伝送形式決定器907はスケジューリング決定関数エグゼキュータ906によって決定されたスケジューリング割り当て値908を用いてアップリンク伝送に使用されるE-DCH伝送形式を決定する。E-DCH伝送形式は、スケジューリング割り当て値908に対応する最大伝送率以内で定められる。スケジューリング決定関数エグゼキュータ906の動作も下記に具体的に説明する。
図9のスケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904は非最適基地局の数が2より大きい場合に、下記のような動作が可能である。
一例として、スケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904は、優先基準としてダウン信号を利用する基準設定方法を使用する。すなわち、スケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904は、UEが受信したスケジューリング許可値902,903のうちの一つでもダウン信号を示すと、非最適基地局の結合スケジューリング許可値905をダウン信号として決定する。もし、すべてのスケジューリング許可値がダウン信号でないと、スケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904は、次の基準でマージナルダウン信号を利用する。すなわち、UEが受信したスケジューリング許可値902,903がすべてダウン信号でなくてもそのうちの一つでもマージナルダウン信号を示すと、スケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904は非最適基地局の結合スケジューリング許可値905をマージナルダウン信号として決定する。最後に、UEが受信したすべてのスケジューリング許可値がすべて無視信号であると、スケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904は非最適基地局の結合スケジューリング許可値905を無視信号として決定する。
他の例として、UEは加重値合計を用いて非最適基地局の結合スケジューリング許可値を結合する。ここで、加重値合計は、非最適基地局別に設定された加重値を使用するものである。同様に、上記の図10を参照して、第2の実施形態によるスケジューリング許可加重合計の加重値合計結合方法を詳細に説明する。
図10を参照すれば、n個のスケジューリング許可値1001,1002,1003がn個の非最適基地局から受信されると、スケジューリング許可値1001〜1003は、各々予め定められた加重値1005,1007,1009と、乗算器1006,1008,1010によって乗算された後に、加算器1011によって加算される。加算器1011は、加重値1005〜1009が乗算されるスケジューリング許可値を加算して一つの加重合計値を生成する。すると、結合スケジューリング許可値生成器1012は、加重合計値によって結合スケジューリング許可値905を決定する。
結合スケジューリング許可値905は、加重合計値を予め定められる2個の基準値と比較することによって決定される。例えば、スケジューリング許可インジケータが実数値‘+1’を有する場合にダウン信号を示し、実数値‘0’を有すると、マージナルダウン信号、そして実数値‘−1’を有する場合に無視信号を示すと、加重合計値と比較される基準値は‘+1’と‘0’との間の一つの値(第1の値)と、‘0’と‘ー1’との間の他の値(第2の値)となる。したがって、加重合計値が第1の値より大きい場合には結合スケジューリング許可905がダウン信号に決定され、加重合計値が第2の値より小さい場合には結合スケジューリング許可値905は無視信号に決定される。加重合計値が第1の値と第2の値との間に位置する場合に、結合スケジューリング許可値905はマージナルダウン信号に決定される。第1の値と第2の値は、予め定められた値となり、或いはRNCから上位シグナリングを通じて通報された値であり、或いはUEが選択した値となる。
また他の例として、スケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904は、上記した2つの例を結合して動作する。具体的に、スケジューリング許可結合関数エグゼキュータ904は優先的にダウン信号を基準として、スケジューリング許可値902,903のうち、ダウン信号が一つでもある場合に結合スケジューリング許可値905をダウン信号に判断し、ダウン信号が一つもない場合にはマージナルダウン信号と無視信号の加重合計方法を用いて結合スケジューリング許可値905を判断する。ここで、マージナルダウン信号と無視信号を区別するために0と−1との間の一つの基準値が使用される。
図9のスケジューリング決定関数エグゼキュータ906は、上記に決定された結合スケジューリング許可値905と、最適基地局からUEに受信された専用スケジューリング割り当て情報901とを入力し、UEが送信するE-DCHの伝送形式を決定するようにスケジューリング割り当て値908を出力する。結合スケジューリング許可値905が無視を示すと、UEのE-DCH伝送形式がある程度変化しても、UEの非最適基地局がアップリンク資源を利用するのに大きな影響を受けない。したがって、UEは最適基地局によって伝送される専用スケジューリング割り当て情報901によりE-DCHの伝送形式を決定する。
一方、結合スケジューリング許可値905が“ダウン”を示していると、UEのE-DCH伝送が非最適基地局のアップリンク資源利用に大きな負担として作用することを意味する。したがって、UEはダウン信号によってE-DCHの許可された最大伝送率を無条件で一段階ダウンしてE-DCHの伝送形式を決定する。
最後に、結合スケジューリング許可値905がマージナルダウンであると、これはUEのE-DCH伝送が非最適基地局のアップリンク資源利用に比較的大きい負担になることを意味する。すなわち、結合スケジューリング許可値905がマージナルダウンであることは、非最適基地局がUEの全部、或いは自分を最適基地局に設定したUEに伝送率を一段階ダウンする命令(伝送率スケジューリングの場合)、又はE-DCH伝送自体を制限する命令(時間-伝送率スケジューリングの場合)を伝送することを示す。したがって、第1の実施形態のダウン信号と同様に、下記のような選択的ダウン方法を使用する。
第1の方法で、確率的なダウン決定方法が使用される。確率テストを通じて任意に発生した確率が予め定められた値以上である場合に、UEは、結合スケジューリング許可値905のマージナルダウン決定をダウン信号に解析してE-DCHの伝送率を一段階減少させ、さもなければ、結合スケジューリング許可値905を無視する。このように、結合スケジューリング許可値905が無視される場合に、UEはE-DCHの形式決定で以前フレームの形式をそのまま使用し、又は、最適基地局の専用スケジューリング割り当て情報901に従う。
第2の方法で、伝送率スケジューリングが使用される場合に現在使用しているUEの伝送率によりマージナルダウン決定を受け入れるか否かを判断する。UEは、伝送率しきい値を有する。現在伝送するE-DCHの伝送率がしきい値以上である場合に、非最適基地局がUEのE-DCH伝送によって大きな影響を受ける可能性がある。したがって、UEは結合スケジューリング許可値905のマージナルダウン決定をダウン信号に解析してE-DCHの伝送率を一段階減少させる。一方、現在伝送するE-DCHの伝送率がしきい値より小さい場合、非最適基地局はUEのE-DCH伝送に大きな影響を受けないため、UEは結合スケジューリング許可値905を無視し、以前フレームの伝送率をそのまま維持し、或いは最適基地局の専用スケジューリング割り当て情報901に従う。
第3の方法で、E-DCHサービスを受信するUEは、初期に割り当てられた等級を利用する。等級は、UEのE-DCHの品質に対する等級であり、E-DCHの伝送率を決定する方法は、この等級により遂行される。等級を分ける基準は、UEの課金、又はチャンネル状態などとなる。UEは、予め定められた等級を有し、等級によりマージナルダウン信号を受信した場合に、次のように動作する。
上位等級のUEは、マージナルダウン信号の受信と関係なく、最適基地局の専用スケジューリング割り当て情報901を使用し、相対的に下位等級のUEは、マージナルダウン信号の受信有無によりこの信号をダウン信号と判断してE-DCH伝送率を一段階ダウンさせる。他の例として、UEは等級により他の確率しきい値を有する。確率的なテストを通じて任意に発生した確率が確率しきい値以上である場合に、UEはこのマージナルダウン信号を結合スケジューリング許可値905のダウン決定に解析する。そうでない場合に、端末は、結合スケジューリング許可値905を無視する。結合スケジューリング許可値905が無視される場合に、UEは、E-DCHの形式決定で以前フレームの形式をそのまま使用し、又は最適基地局の専用スケジューリング割り当て情報901に従う。
各UEの等級情報は、基地局にも伝達されることができる。この等級情報は、初期UEとのチャンネル設定過程でネットワーク又はUEが直接基地局に伝達する。基地局がUEの等級を知る場合に、ソフトハンドオーバー領域に位置したUEの中で、いくつのUEが基地局のスケジューリング割り当て情報に従うかを予測し、スケジューリング割り当て情報を選択することができる。
第4の方法で、E-DCHサービスを受けるUEは、RNCから非最適基地局のマージナルダウン信号を解析する方法のためのシグナリングを別に受信する。すなわち、RNCは各UEにソフトハンドオーバーのうち、非最適基地局から受信されるマージナルダウン信号を解析する方法、すなわち、スケジューリング決定関数をRRCシグナリングを用いて通報し、UEは、RNCシグナリング情報を用いてE-DCHの伝送率を決定する。
一例として、RNCは、UEの状態によりスケジューリング決定関数を‘1’又は‘0’として通報する。‘1’をシグナリングによって(through)受信したUEは、マージナルダウン信号を無視信号と判断し、最適基地局の専用スケジューリング割り当て情報901をそのまま使用する。しがしながら、‘0’をシグナリングによって受信したUEは、マージナルダウン信号をダウン信号と判断してE-DCH伝送率を一段階ダウンさせる。他の例として、RNCが各UEにソフトハンドオーバー領域の確率テストに使用されるしきい値をシグナリングする。非最適基地局がダウン信号を伝送した場合に、UEは、確率的なテストを通じて任意に発生された確率がしきい値以上である場合に、結合スケジューリング許可値905のマージナルダウン信号をダウン信号と判断する。さもなければ、UEは、結合スケジューリング許可値905を無視する。結合スケジューリング許可値905が無視される場合に、UEは、E-DCHの形式決定で以前フレームの形式をそのまま使用し、或いは最適基地局の専用スケジューリング割り当て情報901を利用する。
RNCは、UEに伝送するシグナリング情報を基地局にも伝達することによって、基地局のスケジューリングをより効率的に遂行することができる。すなわち、基地局は、UEがソフトハンドオーバー中に非最適基地局からマージナルダウン信号を受信した場合の解析方法を知り、ソフトハンドオーバー領域に位置したUEの中でいくつのUEが基地局のスケジューリング割り当て情報に従うかに対して予測してスケジューリング割り当て情報を選択する。
スケジューリング決定関数エグゼキュータ906は、上記に説明した2つの方法に加えて、非最適基地局からのスケジューリング許可値902,903と最適基地局からの専用スケジューリング割り当て情報901を用いる多様な組合せが可能なため、この組合せによりスケジューリング割り当て値908を出力する。スケジューリング決定関数エグゼキュータ906の出力は、UEが送信すべきE-DCHのための最終的なスケジューリング情報となり、スケジューリング情報を用いてUEはE-DCHの伝送形式を決定する。
以上、2つの実施形態を通じて、非最適基地局がスケジューリング許可インジケータを通してソフトハンドオーバー領域に位置したUEをスケジューリングし、各UEは非最適基地局から受信したスケジューリング許可インジケータと、最適スケジューリング基地局から受信した専用スケジューリング割り当て情報を用いてE-DCHの伝送形式を決定する方法を説明した。スケジューリング許可インジケータとして、第1の実施形態はダウン信号と無視信号の2つのレベルを、第2の実施形態はダウン信号とマージナルダウン信号、及び無視信号の3つのレベルを示す。
以上、本発明を具体的な実施形態により詳細に説明したが、形式や細部についての様々な変形が、本発明の範囲から逸脱することなく行われることが可能であることは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。具体的に、本発明の他の変形された実施形態は、上記のスケジューリング許可インジケータでより多くのレベルを表示して非最適基地局が共通スケジューリングを遂行することにおいて、一層柔軟性を有することができる。したがって、本発明の範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。
UMTSシステムの無線接続ネットワーク(UTRAN)を示す従来の構成図である。 UEと基地局と間のインターフェースを示す従来の階層構造図である。 典型的な無線リンクで、E-DCHを通じてアップリンクパケットデータを伝送する従来の方法を示す図である。 E-DCHを通じる送受信手順を示す従来の信号フローチャートである。 伝送率スケジューリング方法を示す図である。 時間-伝送率スケジューリング方法を示す図である。 ソフトハンドオーバー領域に位置したUEのE-DCH伝送を示す図である。 本発明の実施形態による非最適基地局の共通スケジューリング割り当て方法を示す図である。 本発明の実施形態により、スケジューリング割り当て情報を受信するUEの構造を示す図である。 本発明の実施形態におり、結合スケジューリング許可値を決定する方法の一例を示す図である。
符号の説明
501 基地局
502 UE(使用者端末)
503 伝送率許可情報
505 伝送率要求情報
901 専用スケジューリング割当情報
902、903 スケジューリング許可値
904 スケジューリング許可結合関数エグゼキュータ
905 結合スケジューリング許可値
906 スケジューリング決定関数エグゼキュータ
907 E−DCH伝送形式決定器
908 スケジューリング割り当て値

Claims (40)

  1. 拡張されたアップリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおけるソフトハンドオーバー中である使用者端末のためのスケジューリング方法であって、
    ソフトハンドオーバーによって一つの最適基地局(serving Node B)及び少なくとも一つの非最適基地局(non-serving Node B)と通信する使用者端末が、前記最適基地局から専用スケジューリング割り当てによる専用スケジューリング割り当て情報を受信する段階と、
    前記使用者端末が前記少なくとも一つの非最適基地局から共通スケジューリング割り当てによる少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータを受信する段階と、
    前記少なくとも一つの非最適基地局から受信した少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータを結合して結合スケジューリング許可インジケータを決定する段階と、
    予め定められる基準により、前記結合スケジューリング許可インジケータを使用するか否かを判断する段階と、
    前記判断結果、前記専用スケジューリング割り当て情報或いは前記結合スケジューリング許可インジケータによりアップリンクの最大伝送率を決定する段階と、
    と含むことを特徴とする方法。
  2. 前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータは、
    前記拡張されたアップリンクパケットデータサービスのための最大伝送率を一段階ダウンさせることを示すダウン(Down)信号、又は前記専用スケジューリング割り当て情報に従うことを示す無視(Don’t care)信号を示すことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記結合スケジューリング許可インジケータを決定する段階は、
    前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータが少なくとも一つのダウン信号を含むと、前記結合スケジューリング許可インジケータをダウン信号として決定し、
    前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータがすべて無視信号であると、前記結合スケジューリング許可インジケータを無視信号として決定することを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 前記結合スケジューリング許可インジケータを決定する段階は、
    前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータに対応する非最適基地局に対して割り当てられた加重値を適用して加重合計値を計算し、
    前記加重合計値を予め定められる基準値と比較して前記結合スケジューリング許可インジケータをダウン信号又は無視信号として決定することを特徴とする請求項2記載の方法。
  5. 前記最大伝送率を決定する段階は、
    前記結合スケジューリング許可インジケータが無視信号であると、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、
    前記結合スケジューリング許可インジケータがダウン信号であると、予め定められた確率値、前記使用者端末の現在アップリンク伝送率、前記使用者端末のサービス等級、ネットワークの制御シグナリングのうち、少なくとも一つにより前記最大伝送率を決定することを特徴とする請求項2記載の方法。
  6. 前記結合スケジューリング許可インジケータがダウン信号であると、任意に発生された確率値を予め定められたしきい値と比較し、
    前記確率値が前記しきい値以上であると、前記最大伝送率を一段階減少させ、
    前記確率値が前記しきい値より小さいと、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、或いは以前フレームの伝送率を維持することを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 前記結合スケジューリング許可インジケータがダウン信号であると、前記使用者端末の現在アップリンク伝送率を予め定められたしきい値と比較し、
    前記現在アップリンク伝送率が前記しきい値以上であると、前記最大伝送率を一段階減少させ、
    前記現在アップリンク伝送率が前記しきい値より小さいと、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、或いは以前フレームの伝送率を維持することを特徴とする請求項5記載の方法。
  8. 前記使用者端末に設定されたサービス等級が相対的に上位等級であると、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、前記サービス等級が相対的に下位等級であると、前記最大伝送率を一段階減少させることを特徴とする請求項5記載の方法。
  9. ネットワークからのシグナリング信号が‘予め定められるビット値’であると、前記専用スケジューリング割り当て情報によって前記最大伝送率を決定し、前記シグナリング信号が‘予め定められるビット値’でないと、前記最大伝送率を一段階減少させることを特徴とする請求項5記載の方法。
  10. 前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータは、
    前記拡張されたアップリンクパケットデータサービスのための最大伝送率を一段階ダウンさせることを示すダウン信号、又は前記専用スケジューリング割り当て情報に従うことを示す無視(Don’t care)信号、又は必要な場合に前記許可最大伝送率をダウンさせることを示すマージナルダウン(Marginal down)信号を示すことを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. 前記結合スケジューリング許可インジケータを決定する段階は、
    前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータが少なくとも一つのダウン信号を含むと、前記結合スケジューリング許可インジケータをダウン信号として決定し、
    前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータがダウン信号を含まず、少なくとも一つのマージナルダウン信号を含むと、前記結合スケジューリング許可インジケータをマージナルダウン信号として決定し、
    前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータがすべて無視信号であると、前記結合スケジューリング許可インジケータを無視信号として決定することを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記結合スケジューリング許可インジケータを決定する段階は、
    前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータに対応する非最適基地局に対して割り当てられた加重値を適用して加重合計値を計算し、
    前記加重合計値を予め定められる基準値と比較して前記結合スケジューリング許可インジケータをダウン信号又はマージナルダウン信号又は無視信号として決定することを特徴とする請求項10記載の方法。
  13. 前記最大伝送率を決定する段階は、
    前記結合スケジューリング許可インジケータが無視信号であると、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、
    前記結合スケジューリング許可インジケータがダウン信号であると、前記最大伝送率を一段階減少させ、
    前記結合スケジューリング許可インジケータがマージナルダウン信号であると、予め定められた確率値、前記使用者端末の現在アップリンク伝送率、前記使用者端末のサービス等級、ネットワークの制御シグナリングのうち、少なくとも一つにより前記伝送形式を決定することを特徴とする請求項10記載の方法。
  14. 前記結合スケジューリング許可インジケータがマージナルダウン信号であると、任意に発生された確率値を予め定められたしきい値と比較し、
    前記確率値が前記しきい値以上であると、前記最大伝送率を一段階減少させ、
    前記確率値が前記しきい値より小さいと、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、或いは以前フレームの伝送率を維持することを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 前記結合スケジューリング許可インジケータがマージナルダウン信号であると、前記使用者端末の現在アップリンク伝送率を予め定められたしきい値と比較し、
    前記現在アップリンク伝送率が前記しきい値以上であると、前記最大伝送率を一段階減少させ、
    前記現在アップリンク伝送率が前記しきい値より小さいと、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、或いは以前フレームの伝送率を維持することを特徴とする請求項13記載の方法。
  16. 前記使用者端末に設定されたサービス等級が相対的に上位等級であると、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、前記サービス等級が相対的に下位等級であると、前記最大伝送率を一段階減少させることを特徴とする請求項13記載の方法。
  17. ネットワークからのシグナリング信号が‘予め定められるビット値’であると、前記専用スケジューリング割り当て情報によって前記最大伝送率を決定し、前記シグナリング信号が‘予め定められるビット値’でないと、前記最大伝送率を一段階減少させることを特徴とする請求項13記載の方法。
  18. 前記専用スケジューリング割り当て情報は、
    前記拡張されたアップリンクパケットデータサービスのための最大伝送率を一段階ダウンさせることを示すダウン信号、前記最大伝送率を維持することを示す維持(Keep)信号、又は前記最大伝送率を一段階アップすることを示すアップ(Up)信号のうち、いずれか一つを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  19. 前記専用スケジューリング割り当て情報は、
    前記拡張されたアップリンクパケットデータサービスのための最大伝送率と伝送タイミングを直接的に示すスケジューリング割り当て信号を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  20. 前記専用スケジューリング割り当て情報は、
    前記拡張されたアップリンクパケットデータサービスのための最大伝送率を一段階ダウンさせることを示すダウン信号、前記最大伝送率を維持することを示す維持信号、又は前記最大伝送率を一段階アップすることを示すアップ信号のうち、いずれか一つを含む伝送率許可信号と、
    前記最大伝送率を直接的に示すスケジューリング割り当て信号のうちのいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  21. 拡張されたアップリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおけるソフトハンドオーバー中である使用者端末のスケジューリング受信装置であって、
    最適基地局から専用スケジューリング割り当てによる専用スケジューリング割り当て情報を受信し、少なくとも一つの非最適基地局から共通スケジューリング割り当てによる少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータを受信する受信部と、
    前記少なくとも一つの非最適基地局から受信した少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータを結合して結合スケジューリング許可インジケータを決定する第1のスケジューリング決定器と、
    予め定められた基準により、前記結合スケジューリング許可インジケータを使用するか否かを判断し、前記判断結果、前記専用スケジューリング割り当て情報或いは前記結合スケジューリング許可インジケータによってアップリンクの最大伝送率を決定する第2のスケジューリング決定器と、
    前記最大伝送率以内でアップリンクの伝送形式を決定する伝送形式決定器と、
    を含むことを特徴とする装置。
  22. 前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータは、
    前記拡張されたアップリンクパケットデータサービスのための最大伝送率を一段階ダウンさせることを示すダウン信号、又は前記専用スケジューリング割り当て情報に従うことを示す無視信号を示すことを特徴とする請求項21記載の装置。
  23. 前記第1のスケジューリング決定器は、
    前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータが少なくとも一つのダウン信号を含むと、前記結合スケジューリング許可インジケータをダウン信号として決定し、
    前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータがすべて無視信号であると、前記結合スケジューリング許可インジケータを無視信号として決定することを特徴とする請求項22記載の装置。
  24. 前記第1のスケジューリング決定器は、
    前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータに対応する非最適基地局に対して割り当てられた加重値を適用して加重合計値を計算し、
    前記加重合計値を予め定められた基準値と比較して前記結合スケジューリング許可インジケータをダウン信号又は無視信号として決定することを特徴とする請求項22記載の装置。
  25. 前記第2のスケジューリング決定器は、
    前記結合スケジューリング許可インジケータが無視信号であると、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、
    前記結合スケジューリング許可インジケータがダウン信号であると、予め定められた確率値、前記使用者端末の現在アップリンク伝送率、前記使用者端末のサービス等級、ネットワークの制御シグナリングのうち、少なくとも一つによって前記最大伝送率を決定することを特徴とする請求項22記載の装置。
  26. 前記結合スケジューリング許可インジケータがダウン信号であると、任意に発生された確率値を予め定められたしきい値と比較し、
    前記確率値が前記しきい値以上であると、前記最大伝送率を一段階減少させ、
    前記確率値が前記しきい値より小さいと、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、或いは以前フレームの伝送率を維持することを特徴とする請求項25記載の装置。
  27. 前記結合スケジューリング許可インジケータがダウン信号であると、前記使用者端末の現在アップリンク伝送率を予め定められたしきい値と比較し、
    前記現在アップリンク伝送率が前記しきい値以上であると、前記最大伝送率を一段階減少させ、
    前記現在アップリンク伝送率が前記しきい値より小さいと、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、或いは以前フレームの伝送率を維持することを特徴とする請求項25記載の装置。
  28. 前記使用者端末に設定されたサービス等級が相対的に上位等級であると、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、前記サービス等級が相対的に下位等級であると、前記最大伝送率を一段階減少させることを特徴とする請求項25記載の装置。
  29. ネットワークからのシグナリング信号が‘予め定められるビット値’であると、前記専用スケジューリング割り当て情報によって前記最大伝送率を決定し、前記シグナリング信号が‘予め定められるビット値’でないと、前記最大伝送率を一段階減少させることを特徴とする請求項25記載の装置。
  30. 前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータは、
    前記拡張されたアップリンクパケットデータサービスのための最大伝送率を一段階ダウンさせることを示すダウン信号、又は前記専用スケジューリング割り当て情報に従うことを示す無視信号、又は必要な場合に前記許可最大伝送率をダウンさせることを示すマージナルダウン信号を示すことを特徴とする請求項21記載の装置。
  31. 前記第1のスケジューリング決定器は、
    前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータが少なくとも一つのダウン信号を含むと、前記結合スケジューリング許可インジケータをダウン信号として決定し、
    前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータがダウン信号を含まず、少なくとも一つのマージナルダウン信号を含むと、前記結合スケジューリング許可インジケータをマージナルダウン信号として決定し、
    前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータがすべて無視信号であると、前記結合スケジューリング許可インジケータを無視信号として決定することを特徴とする請求項22記載の装置。
  32. 前記第1のスケジューリング決定器は、
    前記少なくとも一つのスケジューリング許可インジケータに対応する非最適基地局に対して割り当てられた加重値を適用して加重合計値を計算し、
    前記加重合計値を予め定められた基準値と比較して前記結合スケジューリング許可インジケータをダウン信号又はマージナルダウン信号又は無視信号として決定することを特徴とする請求項30記載の装置。
  33. 前記第2のスケジューリング決定器は、
    前記結合スケジューリング許可インジケータが無視信号であると、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、
    前記結合スケジューリング許可インジケータがダウン信号であると、前記最大伝送率を一段階減少させ、
    前記結合スケジューリング許可インジケータがマージナルダウン信号であると、予め定められた確率値、前記使用者端末の現在アップリンク伝送率、前記使用者端末のサービス等級、ネットワークの制御シグナリングのうち、少なくとも一つにより前記伝送形式を決定することを特徴とする請求項30記載の装置。
  34. 前記結合スケジューリング許可インジケータがマージナルダウン信号であると、任意に発生された確率値を予め定められたしきい値と比較し、
    前記確率値が前記しきい値以上であると、前記最大伝送率を一段階減少させ、
    前記確率値が前記しきい値より小さいと、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、或いは以前フレームの伝送率を維持することを特徴とする請求項33記載の装置。
  35. 前記結合スケジューリング許可インジケータがマージナルダウン信号であると、前記使用者端末の現在アップリンク伝送率を予め定められたしきい値と比較し、
    前記現在アップリンク伝送率が前記しきい値以上であると、前記最大伝送率を一段階減少させ、
    前記現在アップリンク伝送率が前記しきい値より小さいと、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、或いは以前フレームの伝送率を維持することを特徴とする請求項33記載の装置。
  36. 前記使用者端末に設定されたサービス等級が相対的に上位等級であると、前記専用スケジューリング割り当て情報により前記最大伝送率を決定し、前記サービス等級が相対的に下位等級であると、前記最大伝送率を一段階減少させることを特徴とする請求項33記載の装置。
  37. ネットワークからのシグナリング信号が‘予め定められるビット値’であると、前記専用スケジューリング割り当て情報によって前記最大伝送率を決定し、前記シグナリング信号が‘予め定められるビット値’でないと、前記最大伝送率を一段階減少させることを特徴とする請求項33記載の装置。
  38. 前記専用スケジューリング割り当て情報は、
    前記拡張されたアップリンクパケットデータサービスのための最大伝送率を一段階ダウンさせることを示すダウン信号、前記最大伝送率を維持することを支持する維持信号、又は最大伝送率を一段階アップすることを示すアップ信号のうち、いずれか一つを含むことを特徴とする請求項21記載の装置。
  39. 前記専用スケジューリング割り当て情報は、
    前記拡張されたアップリンクパケットデータサービスのための最大伝送率と伝送タイミングを直接的に示すスケジューリング割り当て信号を含むことを特徴とする請求項21記載の装置。
  40. 前記専用スケジューリング割り当て情報は、
    前記拡張されたアップリンクパケットデータサービスのための最大伝送率を一段階ダウンさせることを示すダウン信号、前記最大伝送率を維持することを示す維持信号、又は前記最大伝送率を一段階アップすることを示すアップ信号のうち、いずれか一つを含む伝送率許可信号と、
    前記最大伝送率を直接的に示すスケジューリング割り当て信号のうちのいずれか一つを含むことを特徴とする請求項21記載の装置。
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