JP2010219931A - 基地局およびhspa伝送制御方法 - Google Patents

基地局およびhspa伝送制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】下りリンクのスループットを低下させず、上りリンクの干渉電力の変動を一定以下に保つように送信電力を制御する基地局を得ること。
【解決手段】移動局との間でデータを送受信する際の伝送速度を制御する基地局であって、受信信号の受信電力を測定する電力測定部212と、受信信号を復号する復号部210と、受信電力および復号後の受信信号に含まれる送信要求に基づいて、移動局がデータを送信する際の上りリンク伝送フォーマットを決定し、また、上りリンク伝送フォーマットを移動局へ通知するタイミングを決定するEUL制御部213と、受信電力、復号後の受信信号、および上りリンク伝送フォーマットの通知タイミングに基づいて、移動局へデータを送信する際の下りリンク伝送フォーマットを決定するHSDPA制御部214を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、HSPAにおいて送信電力を制御する基地局に関する。
複数の移動局と基地局から構成される無線システムにおいてデータの送受信を行う場合、無線帯域のリソースやハードウェアリソースを有効に活用するために、データの種別に応じて無線回線の伝送速度を柔軟に変更できることが望ましい。第三世代移動通信システムの標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)で規格化されたHSPA(High Speed Packet Access)では、従来、無線回線制御局が行っていた伝送制御機能を基地局に配置することにより、より高精度な伝送制御を行うことが可能である。HSPAには、下り方向のHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、および上り方向のEUL(Enhanced Uplink)が含まれる。
HSDPA、EULは、共に3GPPで規格化されているW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)の一部であり、無線リソースは、同一の周波数、時間を用い、直交する符号でデータを直交化し、多元接続を実現している。データの伝送速度を制御する方法として、データの符号化レートを変更、データの拡散率を変更、変調方式を変更、する方法があるがいずれも伝送速度と誤り率の相反性がある。QoS(Quality of Service)の観点から、希望波へ電力をより多く割り当てることでSINR(Signal Interference Noise Ratio)を高くし、所望の誤り率を満たす伝送速度を決定することが望ましい。すなわち、希望波の電力を制御することで伝送速度を制御することが可能となる。HSDPA、EULでは、基地局がデータ信号を送信する物理チャネルの電力を最大限に割り当てることにより、伝送速度を柔軟に制御できる。
また、使用する基地局として、建物内や高層階で十分なSINRを確保するため、従来の基地局に対して非常に小型、安価、低消費電力である基地局(フェムト基地局)が注目されている。フェムト基地局は各家庭や、オフィスのフロアといった不感地帯に設置されることを想定しており、同時接続可能な移動局の数は数台と非常に少ないが、移動局と基地局の距離が短いためSINRが高く、高速データ伝送を実現できる。フェムト基地局は小型化、低コスト化、低消費電力化を達成するためにも簡易な伝送制御方法を適用することが望ましく、その適用技術として、Time & Rate ControlをEULに適用する方法が考えられる。
Time & Rate Controlでは、複数の移動局が基地局に在圏している場合、E−DPDCH(E-DCH(Enhanced Dedicated Channel) Dedicated Physical Data Channel)の送信機会を任意の時間間隔で切り替えるため、移動局は送信停止状態と送信可能状態を繰り返す。しかし、送信停止状態と送信可能状態の電力比は下記非特許文献1によると30dB程度の差が生じ、他移動局に対する上りリンクの干渉レベルが急峻に増大するという問題がある。また、基地局の受信部において急峻に受信電力が変動すると、AGC(Automatic Gain Control)の制御幅を超過し、正常に復調できないという問題がある。
そこで、移動局は、送信停止状態から基地局が受信可能な電力上限値まで、段階的に電力を増加することで基地局における受信電力の変動を一定値以下に抑えることが可能となる。下記特許文献1において、基地局が移動局に対して最大許容伝送速度を通知し、移動局は予め決められた増加ルールに基づいてE−DPDCHの送信電力を増加することによってE−AGCH(E-DCH Absolute Grant Channel)の送信に要する下り電力リソースを削減する技術が開示されている。
国際公開第05/125259号
3GPP TS 25.321 V6.14.0
しかしながら、上記従来の技術によれば、E−AGCHを送信しているタイミングと送信していないタイミングが非定期の場合、HSDPAの送信制御部ではE−AGCHの送信タイミングがわからない。そのため、E−AGCHが常に送信されていると仮定してHS−PDSCHに割り当て可能な送信電力を計算するので、下りリンクの伝送速度が低下する、という問題があった。
また、E−AGCHが常に送信されていないと仮定してHS−PDSCHに割り当て可能な送信電力を計算する場合、前記送信電力から所望の誤り率を満たす伝送フォーマットを導出するため、実際にE−AGCHが送信されたタイミングではHS−PDSCHの送信電力が計算値よりも低くなる。そのため、移動局では、HS−PDSCHのSINRが低くなり誤り率が高くなる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、下りリンクにおいてスループットを低下させること無く、上りリンクにおいて他の移動局への干渉電力の変動を一定値以下に保つように送信電力を制御することが可能な基地局を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、移動局との間でデータを送受信する際の伝送速度を制御する基地局であって、受信信号の受信電力を測定する電力測定手段と、前記受信信号を復号する復号手段と、前記受信電力および復号後の受信信号に含まれる送信要求に基づいて、前記移動局がデータを送信する際の伝送速度を制御するための第1の送信電力情報を含む上りリンク伝送フォーマットを決定し、また、当該上りリンク伝送フォーマットを前記移動局へ通知するタイミングを決定する上りリンク伝送制御手段と、前記受信電力、前記復号後の受信信号、および前記上りリンク伝送フォーマットの通知タイミングに基づいて、前記移動局へデータを送信する際の伝送速度を制御するための第2の送信電力情報を含む下りリンク伝送フォーマットを決定する下りリンク伝送制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、下りリンクにおいてスループットを低下させること無く、上りリンクにおいて他の移動局への干渉電力の変動を一定値以下に保つように送信電力を制御することができる、という効果を奏する。
図1は、通信システムの構成例を示す図である。 図2は、物理チャネルを示す図である。 図3は、HSDPAにおいて各チャネルの送信電力を示す図である。 図4は、EULにおいて各チャネルの送信電力を示す図である。 図5は、基地局の構成例を示す図である。 図6は、移動局の構成例を示す図である。 図7は、移動局の状態を示す図である。 図8は、Grant状態におけるサブ状態を示す図である。 図9は、伝送フォーマットを決定する処理を示すフローチャートである。 図10は、E−DPDCHに割り当てる電力を示す図である。 図11は、ランピング状態と非ランピング状態の範囲を示す図である。 図12は、基地局の各構成の動作間隔を示す図である。 図13は、E−DPDCHに割り当てる電力を示す図である。 図14は、HS−PDSCHに割り当てる電力を示す図である。
以下に、本発明にかかる基地局の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態における通信システムの構成例を示す図である。通信システムは、移動局1と、基地局2と、無線回線制御局3と、交換局4と、から構成される。移動局1は、無線回線を介して基地局2と通信を行う。複数の基地局2は、無線回線制御局3によって制御されている。移動局1は、基地局2、無線回線制御局3を経由し、交換局4を介して公衆網とデータを送受信できる。
図2は、移動局1と基地局2との間の通信に用いられる物理チャネルを示す図である。実線はデータ信号を伝送する物理チャネル、点線は制御信号を伝送する物理チャネル、矢印の向きは信号が送信される方向を示す。HS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared Channel)は、基地局2から移動局1へ送信される物理チャネルであり、無線回線制御局3から送信されたユーザデータを移動局1へ送信する際に用いる。複数の移動局1間で共有される。HS−SCCH(High Speed Shared Control Channel)は、基地局2から移動局1へ送信される物理チャネルであり、HS−PDSCHの伝送フォーマットと送信対象となる移動局1の識別子を送信する際に用いる。複数の移動局1間で共有される。HS−DPCCH(High Speed Dedicated Control Channel)は、移動局1から基地局2へ送信される物理チャネルであり、基地局2から送信されるHS−PDSCHの復号結果と下りリンク(基地局2から移動局1に対する無線回線)の回線品質情報を送信する際に用いる。移動局1毎に異なる符号で拡散変調される。
E−AGCH(E-DCH(Enhanced Dedicated Channel) Absolute Grant Channel)は、基地局2から移動局1へ送信される物理チャネルであり、後述するE−DPDCH(E-DCH Dedicated Physical Data Channel)と図示しないDPCCH(Dedicated Physical Control Channel)の送信電力比の情報を送信する際に用いる。複数の移動局1間で共有される。E−DPDCHは、移動局1から基地局2へ送信される物理チャネルであり、移動局1の上位機能が生成したユーザデータを、基地局2へ送信する際に用いる。移動局1毎に異なる符号で拡散変調される。E−DPCCH(E-DCH Dedicated Physical Control Channel)は、移動局1から基地局2へ送信される物理チャネルであり、E−DPDCHの伝送フォーマットを送信する際に用いる。移動局1毎に異なる符号で拡散変調される。E−HICH(E-DCH HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest) Indicator Channel)は、基地局2から移動局1へ送信される物理チャネルであり、移動局1から送信されたE−DPDCHの復号結果を移動局1へ送信する際に用いる。複数の移動局1間で共有される。
なお、図2に示す物理チャネルのフレームフォーマットは、「slot」を最小単位とし、3slotの集合を「sub frame」、15slot(5sub frame)の集合を「frame」と定義する。
ここで、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)における一般的な伝送速度の制御方法を説明する。図3は、HSDPAにおいて、基地局2が各チャネルに割り当てる送信電力を示す図である。横軸は時間を示し、縦軸は基地局2が移動局1へ送信する下りリンクで各チャネルに割り当てる送信電力を示す。
基地局2は、HS−PDSCH以外のチャネルを送信するための電力を計算し、基地局2が送信可能な電力上限値から、前記電力を差し引いた値をHS−PDSCHの送信電力に割り当てる。つぎに、移動局1からHS−DPCCHで通知された回線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)と、HS−PDSCHに割り当て可能な電力から、HS−PDSCHの伝送フォーマット(TFRI:Transport Format Resource Indicator)を決定する。伝送フォーマットは、具体的に変調方式とコード数の組み合わせから導出される送信データサイズをインデックスにしたものである。基地局2は、前記伝送フォーマットをHS−SCCHを用いて移動局1へ送信する。また、基地局2は、無線回線制御局3から送信されたデータ信号から、前記伝送フォーマットで送信可能なデータサイズを切り出して、HS−PDSCHを用いて移動局1へ送信する。
つぎに、EUL(Enhanced Uplink)における一般的な伝送速度の制御方法を説明する。図4は、EULにおいて、基地局2が各チャネルに割り当てる送信電力を示す図である。横軸は時間を示し、縦軸は移動局1が基地局2へ送信する上りリンクで各チャネルに割り当てる送信電力(基地局2から見ると受信電力)を示す。
基地局2は、E−DPDCH以外のチャネルの受信電力を計算し、基地局2が受信可能な電力上限値から前記受信電力を差し引いた値をE−DPDCHの受信電力に割り当てる。つぎに、DPCCHの受信電力を測定し、DPCCHの受信電力とE−DPDCHの受信電力の比(Absolute Grant Value)の情報をE−AGCHを用いて移動局1へ送信する。移動局1は、基地局2から受信した受信電力の比からE−DPDCHの伝送フォーマット(E−TFCI:E-DCH Transport Format Combination Indicator)を決定する。伝送フォーマットは、具体的に拡散率と符号化率の組み合わせから導出される送信データサイズをインデックスにしたものである。移動局1は、前記伝送フォーマットをE−DPCCHを用いて基地局2へ送信する。また、移動局1は、保持するデータ信号から、前記伝送フォーマットで送信可能なデータサイズを切り出して、E−DPDCHを用いて基地局2へ送信する。
基地局2は、データ信号を送信する物理チャネルの電力を最大限に割り当てることによって、伝送速度を柔軟に制御できる。本実施の形態では、Time & Rate Controlを想定しているため、所定の時間間隔でHS−PDSCHおよびE−DPDCHに割り当て可能な送信電力が変動する。
つづいて、通信システムを構成する基地局2と移動局1の構成について説明する。図5は、基地局2の構成例を示す図である。基地局2は、FP(Frame Protocol)部201と、バッファ部202と、MUX部203と、符号化部204と、変調部205と、TRX(送受信)部206と、アンテナ部207と、復調部208と、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)部209と、復号部210と、DEMUX部211と、電力測定部212と、EUL制御部213と、HSDPA制御部214と、を備える。
FP部201は、無線回線制御局3と基地局2間で決められたプロトコルでデータの送受信を行う。バッファ部202は、FP部201で受信したデータを一時的に蓄積する。MUX部203は、バッファ部202から所望のデータサイズを切り出す。符号化部204は、MUX部203からのデータに対して誤り訂正符号化を行う。変調部205は、符号化後のデータを直交符号で拡散し、EUL制御部213またはHSDPA制御部214から指示された変調方式で複素平面上にマッピングする。TRX部206は、変調後のデータと無線周波数帯信号の変換を行う。アンテナ部207は、移動局1との間でデータを送受信する。
復調部208は、移動局1から受信した信号を直交符号で逆拡散し、復調する。HARQ部209は、再送制御により復調後のデータを合成する。復号部210は、合成されたデータを復号し、誤り判定を行う。DEMUX部211は、復号に成功したデータをFP部201で扱うデータ単位に分離する。電力測定部212は、復調部208で復調した信号から、受信電力および干渉電力を測定する。EUL制御部213は、移動局1が送信するE−DPDCHの伝送制御を行う。HSDPA制御部214は、基地局2が送信するHS−PDSCHの伝送制御を行う。
図6は、移動局1の構成例を示すブロック図である。移動局1は、バッファ部101と、MUX部102と、符号化部103と、変調部104と、TRX部105と、アンテナ部106と、復調部107と、HARQ部108と、復号部109と、DEMUX部110と、電力測定部111と、伝送制御部112と、を備える。
バッファ部101は、アプリケーションを含む上位機能で生成されたデータを一時的に蓄積する。MUX部102は、伝送制御部112から指示されたデータを、バッファ部101から切り出す。符号化部103は、MUX部102からのデータに対して誤り訂正符号化を行う。変調部104は、符号化後のデータを直交符号で拡散し、伝送制御部112から指示された変調方式で複素平面状にマッピングする。TRX部105は、変調後のデータと無線周波数帯信号の変換を行う。アンテナ部106は、基地局2との間でデータを送受信する。
復調部107は、基地局2から受信した信号を直交符号で逆拡散し、復調する。HARQ部108は、再送制御により復調後のデータを合成する。復号部109は、合成されたデータを復号し、誤り判定を行う。DEMUX部110は、復号に成功したデータを上位機能が扱うデータ単位に分離する。電力測定部111は、復調部107で復調した信号から、受信電力および干渉電力を測定する。伝送制御部112は、基地局2から受信した制御信号に応じて伝送制御を行う。
つづいて、通信システムにおいて基地局2と移動局1との間の通信について説明する。最初に、移動局1が、上位機能で生成したデータを基地局2へ送信するEULの動作について説明する。
移動局1は、上位機能で送信すべきデータが発生した場合、基地局2から送信機会が与えられるまでバッファ部101にデータを格納する。バッファ部101は、複数のバッファを保持していてもよい。たとえば、アプリケーションの種別を区別する識別子を「論理チャネル」と定義し、バッファ部101は、論理チャネル毎、または、複数の論理チャネルのグループ毎にデータを蓄積することが可能である。
伝送制御部112は、バッファ部101に新たなデータが蓄積されているかを監視する。送信すべきデータが蓄積されている場合は、基地局2に対して当該データの送信機会を要求するため、符号化部103に対して送信要求の生成を指示する。また、伝送制御部112は、符号化部103に対して、バッファ部101に蓄積されているデータ量を通知する。送信要求に前記データ量を含めることで、より高精度な送信要求を生成することができる。なお、バッファ部101に蓄積されたデータのうち、任意の論理チャネルのデータ量のみを送信要求に含めることとしてもよい。
符号化部103は、伝送制御部112から指示された送信要求を符号化する。符号化の方法としては、ターボ符号や畳み込み符号が広く知られているが、移動局1と基地局2の間で符号化のルールが取り決めされていれば、いかなる符号化方法を用いてもよい。また、送信するデータの種別(例えば図2に示す物理チャネルの種別)毎に異なる符号化方法を用いてもよい。この場合、伝送制御部112が、符号化方法を符号化部103に指示することで実現できる。
変調部104は、符号化部103で生成された送信要求の符号化後データを任意の直交符号を用いて拡散し、複素平面状にマッピングする。符号化部103と同様、直交符号の種類、拡散率、変調方式は、データの種別に応じて異なる方法を用いることができる。移動局1と基地局2の間で変調方法のルールが取り決めされていればよい。
TRX部105は、変調部104で変調されたデータを無線周波数帯域の信号に変換し、アンテナ部106を介して基地局2へ送信する。
基地局2では、移動局1から送信された無線周波数帯信号を、アンテナ部207を介して受信し、TRX部206でベースバンドの変調信号に変換する。
復調部208は、TRX部206で変換された変調信号を逆拡散し、復調する。逆拡散に用いる直交符号の種類、拡散率、変調方式は、データの種別に応じて異なる方法を用いることができる。移動局1と基地局2との間で復調方式のルールが取り決めされていればよい。なお、図2では、E−DPCCHおよびE−DPDCHは、共に予め決められた直交符号と変調方式が用いられ、E−DPCCHにおいては、拡散率も予め決められている。E−DPDCHの拡散率は、E−DPCCHに含まれる伝送フォーマットで指示される構成となっている。基地局2は、E−DPCCHを予め復調および復号し、E−DPCCHに含まれる伝送フォーマットからE−DPDCHの拡散率を導出することにより、E−DPDCHを逆拡散することができる。
HARQ部209は、復調部208で復調されたデータを一時的に蓄積し、復号部210で復号に失敗した場合、移動局1から送信された再送データと、一時的に蓄積していたデータを合成する。なお、復号部210で復号に成功した場合、蓄積していた当該データを削除する。また、HARQ部209は、複数のバッファを構成することで、HARQのプロセス単位にデータを蓄積することができるため、N Channel Stop and Waitの再送方式を実現できる。
復号部210は、HARQ部209で合成されたデータを誤り訂正符号によって復号し、CRC(Cyclic Redundancy Check)による復号判定を行う。復号部210は、CRCによる復号結果をEUL制御部213へ通知する。EUL制御部213は、符号化部204を介して、E−HICH(図2参照)を用いて復号結果を移動局1へ送信する。復号に失敗した場合、移動局1は、基地局2から復号結果を受信し、復号に失敗したデータを基地局2へ再送する。復号に成功した場合、復号部210は、復号後のデータをEUL制御部213およびDEMUX部211へ通知する。
電力測定部212は、復調部208で復調された物理チャネル毎の受信電力、干渉電力、およびTRX部206で受信した信号の総受信電力を測定し、EUL制御部213へ通知する。
EUL制御部213は、復号部210から通知された復号データと、電力測定部212から通知された受信電力値に基づいて、E−DPDCHの送信機会を与える移動局1の選択、およびE−DPDCHの伝送フォーマットを決定する制御を行う。ここで、EUL制御部213は、復号部210から通知された復号データに送信要求が含まれている場合、当該送信要求を送信した移動局1に対してE−DPDCHの送信機会を与えるため移動局1の状態を判定する。ただし、伝送フォーマットの送信が可能でない移動局1については、送信要求を送信した移動局1を待ち行列に格納する。
図7は、基地局2に在圏している移動局1の状態を示す図である。待ち行列に格納されている状態を「キューイング状態」と定義し、送信機会を与える前提として伝送フォーマットの送信が可能な状態を「Grant状態」と定義する。また、送信要求を送信していないが基地局2に在圏している移動局1を「デキュー状態」と定義する。
ここで、本実施の形態の特徴である、EUL制御部213がGrant状態の移動局1に対して伝送フォーマットを決定する方法について説明する。図8は、Grant状態におけるサブ状態を示す図である。Grant状態の移動局1を、「ZeroGrant状態」、「ランピング状態」、「非ランピング状態」の3つのサブ状態として定義する。デキュー状態、またはキューイング状態からGrant状態に遷移した移動局1のうち、送信機会を与えられていない(ZeroGrant以外のGrantを与えられていない)場合、ZeroGrant状態に設定する。ここで、ZeroGrantとは、E−DPDCHの送信を停止する伝送フォーマットであり、E−AGCHを用いて基地局2から移動局1へ通知される信号である。
なお、ランピング状態または非ランピング状態からZeroGrantを与えられた移動局1は、ZeroGrant状態のサブ状態を経由して、デキュー状態に遷移する。
図9は、EUL制御部213が伝送フォーマットを決定する処理を示すフローチャートである。まず、移動局1のサブ状態がZeroGrant状態である場合(ステップS1:Yes)、EUL制御部213は、伝送フォーマット決定処理を行う(ステップS2)。図10は、E−DPDCHに割り当てる電力を示す図である。伝送フォーマット決定処理では、図10に示すように電力測定部212から通知された総受信電力から干渉マージンだけ増加した電力分をE−DPDCHに割り当て可能な電力とする。なお、干渉マージンは、現在の総受信電力から許容される電力の増加分を指しており、他の移動局1が送信電力制御により単位時間あたり最大n[dB](nは自然数)の電力変動に追随できるならば、干渉マージンはn[dB]とすればよい。EUL制御部213は、E−DPDCHに割り当て可能な電力、または、図示しない他の物理チャネルとE−DPDCHの電力比をインデックス化した値を伝送フォーマットとする。EUL制御部213は、決定した伝送フォーマットを当該移動局1へ送信するように、符号化部204へ指示する。EUL制御部213は、当該移動局1のサブ状態をランピング状態に設定する。
移動局1のサブ状態がZeroGrant状態ではない場合(ステップS1:No)、EUL制御部213は、送信機会が与えられているとして、ランピング状態かどうかを判定する(ステップS3)。図11は、ランピング状態と非ランピング状態の範囲を示す図である。ランピング判定では、総受信電力が、基地局2が受信可能な電力上限値から上限マージンだけ減少した値の範囲内である場合、非ランピング状態に設定し、それ以外の場合はランピング状態に設定する。なお、前記上限マージンは、総受信電力の測定誤差、または、干渉電力の変動を吸収するためのマージン値であり、予めシステム固有の値として設定することが可能である。
ランピング状態の場合(ステップS3:ランピング状態)、ランピング時送信機会決定処理を行う(ステップS4)。ここで、ランピング時送信機会決定処理を、図12を用いて説明する。図12は、基地局2の各構成の動作間隔を示す図である。Aは、EUL制御部213がGrant状態の移動局1に対して任意の伝送フォーマットを決定した時刻である。Bは、変調部205が前記伝送フォーマットを変調し、TRX部206、アンテナ部207を介してE−AGCHを移動局1へ送信した時刻である。Cは、移動局1が前記E−AGCHを復調および復号して前記伝送フォーマットを反映したE−DPDCHを送信し、そのE−DPDCHの受信電力を基地局2の電力測定部212が測定した時刻である。Dは、電力測定部212が測定した受信電力、および復号部210が復号した復号後データが、EUL制御部213へ通知された時刻である。
AとBの時間差(T1)は、符号化、変調処理にかかる装置内遅延であるため、基地局2の処理速度に依存した値となる。予め基地局2でT1を測定しておくことで、EUL制御部213は、T1を固定値として扱うことができる。BとCの時間差(T2)は、TS25.211 V6.9.0で導出方法が規定されているため、EUL制御部213は、T2を管理することができる。厳密には基地局2と移動局1との伝搬遅延がT2に含まれるが、本発明の対象装置は家庭やオフィスに設置されることを想定しており、基地局2と移動局1の距離は数10m程度であるため伝搬遅延は無視できる。CとDの時間差(T3)は、受信電力の測定、復調、復号にかかる装置内遅延であるため、基地局2の処理速度に依存した値となる。予め基地局2でT3を測定しておくことで、EUL制御部213は、T3を固定値として扱うことができる。よって、全ての時間差(T1、T2、T3)はEUL制御部213で管理することができるため、T4は一意の値に決定できる。
なお、EULでは、物理チャネルの送信周期(TTI:Transmission Time Interval)が2種類(2ms、10ms)定義されているため、送信周期によって各遅延時間は異なる。したがって、T4も送信周期によって異なるものとする。
ここで、EUL制御部213がAの時刻で伝送フォーマットを決定してからDの時刻までは、Aの時刻で決定された伝送フォーマットが反映された受信電力値がEUL制御部213へ通知されない。そこで、本処理では、任意の時刻で伝送フォーマットを決定した場合、T4(AからDまでの時間)後に伝送フォーマットを再決定することとする。
例えば、Eの時刻に伝送フォーマットを変更した場合、Dの時刻でA時点の伝送フォーマットが反映され、適切な受信電力でE−DPDCHを受信したにも関わらずFの時刻でE時点の伝送フォーマットが反映されてしまう。そのため、不必要な電力制御が行われることとなり、結果として他の移動局1に対する干渉電力変動が大きくなる。逆に、D以降の時刻に伝送フォーマットを変更した場合、伝送フォーマットの変更タイミングが遅くなる。そのため、所望の受信電力までランピングする時間が長くなり、結果としてスループットの低下に繋がる。そのため、上述のような再決定のタイミングとする。
つぎに、ランピング状態でない場合(ステップS3:非ランピング状態)、非ランピング状態として、非ランピング時送信機会決定処理を行う(ステップS5)。非ランピング時送信機会決定処理では、図12において任意の時刻で伝送フォーマットを決定した場合、T4×N(Nは自然数)後に伝送フォーマットを再決定することとする。Nはシステム固有の値として定義することが可能である。
ランピング時送信機会決定処理(ステップS4)、または、非ランピング時送信機会決定処理(ステップS5)で決められたE−AGCHの送信機会から、任意の時刻においてE−AGCH送信タイミングであるかどうかを判定する(ステップS6)。当該時刻がE−AGCH送信タイミングである場合(ステップS6:Yes)、伝送フォーマット決定処理を行い(ステップS2)、移動局1に対してE−AGCHを用いて伝送フォーマットを送信する。図13は、E−DPDCHに割り当てる電力を示す図である。ZeroGrant状態ではない場合(ステップS1:No)は、総受信電力およびE−DPDCHの受信電力を考慮して、干渉マージンに基づいて電力を割り当てる。当該時刻がE−AGCH送信タイミングではない場合(ステップS6:No)、伝送フォーマット決定処理を行わず、移動局1に対してE−AGCHを送信しない。
なお、EUL制御部213は、前記伝送フォーマット決定処理で決定されたサブ状態をHSDPA制御部214へ通知する。
符号化部204は、EUL制御部213から通知された伝送フォーマットを符号化する。符号化の方法は、移動局1の符号化部103と同様、移動局1と基地局2との間で符号化のルールが取り決めされていれば、いかなる符号化方法を用いてもよい。また、送信するデータの種別(例えば図2に示す物理チャネルの種別)毎に異なる符号化方法を用いてもよい。この場合、EUL制御部213が、符号化方法を符号化部204に指示することで実現できる。
変調部205は、符号化部204で符号化された伝送フォーマットの符号化後データを任意の直交符号を用いて拡散し、複素平面状にマッピングする。符号化部204と同様、直交符号の種類、拡散率、変調方式は、データの種別に応じて異なる方法を用いることができる。移動局1と基地局2で変調方法のルールが取り決めされていればよい。
TRX部206は、変調部205で変調されたデータを無線周波数帯域の信号に変換し、アンテナ部207を介して移動局1へ送信する。
移動局1では、基地局2から送信された無線周波数帯信号を、アンテナ部106を介して受信し、TRX部105でベースバンドの変調信号に変換する。
復調部107は、TRX部105で変換された変調信号を逆拡散し、復調する。なお、逆拡散に用いる直交符号の種類、拡散率、変調方式は、基地局2の復調部208と同様、データの種別に応じて異なる方法を用いることができる。移動局1と基地局2で復調方式のルールが取り決めされていればよい。
HARQ部108は、復調部107で復調されたデータを一時的に蓄積する機能部であるが、EULでは基地局2から送信される下りリンクの物理チャネルは制御信号のE−AGCHとE−HICHである。そのため、いずれも再送制御を行わず、復号部109へ送信する。
復号部109は、HARQ部108から送信されたデータを誤り訂正符号によって復号し、CRCによる復号判定を行う。なお、EULの下りリンクでは、E−AGCHにのみCRCが付与されている。E−HICHについてはCRCによる復号判定を行わない。復号に成功した場合、復号後のデータを伝送制御部112へ通知する。
電力測定部111は、復調部107で復調された物理チャネルのうち、既知信号が挿入されている物理チャネルの受信電力、干渉電力を測定し、伝送制御部112へ通知する。
伝送制御部112は、復号部109から通知された復号後のデータのうちE−AGCHに含まれる伝送フォーマットに基づいて、E−DPDCHで送信可能なデータサイズを決定する。その後、MUX部102に対して、バッファ部101に蓄積されているデータから、前記データサイズ分のデータを切り出すよう指示する。
伝送制御部112は、前記データサイズを送信するための符号化方法と変調方法を、符号化部103、変調部104にそれぞれ指示する。また、復号部109から通知された復号後のデータのうち、E−HICHに含まれるE−DPDCHの復号結果を参照する。前記復号結果がCRC NGである場合、既に送信済みのE−DPDCHを再送する。前記復号結果がCRC OKである場合、新規データを送信するようにMUX部102、符号化部103、変調部104に対して指示する。
移動局1では、MUX部102が切り出したデータを、符号化部103で符号化、変調部104で変調を施し、TRX部105、アンテナ部106を介して基地局2へ送信する。各構成における動作は、前述の動作と同様である。
基地局2では、移動局1から送信されたE−DPDCHを受信し、復号部210で復号する。復号部210以前の各構成における動作は、前述の動作と同様である。
DEMUX部211は、復号部210で復号されたデータをFP部201が扱うデータ単位に分離する。
FP部201は、DEMUX部202から送信されたデータを無線回線制御局3と基地局2の間で扱う通信プロトコルに変換し、無線回線制御局3へ送信する。
EULでは、上述した動作を、E−DPDCHの送信時間単位(TTI)毎に繰り返すことで上りリンク伝送を実現する。
つづいて、基地局2が、無線回線制御局3から受信したデータを移動局1へ送信するHSDPAの動作について説明する。
基地局2は、無線回線制御局3からデータを受信した場合、バッファ部202にデータを格納する。バッファ部202は、移動局1のバッファ部101と同様、複数のバッファを保持していてもよい。
HSDPA制御部214は、バッファ部202に蓄積されているデータ量、復号部210から通知される回線品質情報、EUL制御部213から通知されるサブ状態、から少なくとも1つ以上の要素を用いて、HS−PDSCHを送信する移動局1の選択、およびHS−PDSCHの伝送フォーマットを決定する。
まず、HSDPA制御部214は、バッファ部202に蓄積されているデータの宛先となる移動局1の中から、任意の移動局1を選択する。移動局1の選択方法としては、HS−PDSCHの送信タイミング毎に異なる移動局1を順番に割り当てるRound Robin方式や、復号部210から通知された回線品質情報の値が最も高い(下りリンクの回線品質が良い)移動局1を割り当てるMAX C/I方式などがあるが、これに限定するものではない。
つぎに、本実施の形態の特徴であるHS−PDSCHに割り当て可能な送信電力を求める方法について説明する。図14は、HS−PDSCHの送信電力を示す図である。HSDPA制御部214は、HS−SCCH、E−HICH、E−AGCH、その他の物理チャネルの送信に必要な送信電力を予め求め、基地局2が送信可能な電力上限値と前記送信電力の差をHS−PDSCHに割り当て可能な送信電力とする。なお、その他の物理チャネルとは、図2で図示していない物理チャネルを指し、例えば、BCH(Broadcast Channel:報知チャネル)、DPCH(Dedicated Physical Channel:個別物理チャネル)などがある。全て基地局2が送信電力を管理しているため、HSDPA制御部214は、その他の物理チャネルの送信電力を把握することができる。
HSDPA制御部214は、復号部210からE−DPDCHの復号結果の有無を取得し、前記復号結果が無い場合はE−HICHを送信しないと判断して、HS−PDSCHの送信電力にE−HICHの送信電力を上乗せしてもよい。さらに、EUL制御部213からサブ状態を取得し、サブ状態がZeroGrant状態である場合、HS−PDSCHの送信電力にE−AGCHの送信電力を上乗せする。
HSDPA制御部214は、サブ状態がランピング状態の場合、図12に示すように、E−AGCHを送信したタイミング(サブ状態がランピング状態になったタイミング)からT4が経過するまでは、HS−PDSCHの送信電力にE−AGCHの送信電力を上乗せする。T4が経過したタイミングのみE−AGCHが送信されていると判断し、HS−PDSCHの送信電力にE−AGCHの送信電力を上乗せしない。
HSDPA制御部214は、サブ状態が非ランピング状態である場合、E−AGCHを送信したタイミング(サブ状態がランピング状態になったタイミング)からT4×Nが経過するまでは、HS−PDSCHの送信電力にE−AGCHの送信電力を上乗せする。T4×Nが経過したタイミングのみE−AGCHが送信されていると判断し、HS−PDSCHの送信電力にE−AGCHの送信電力を上乗せしない。なお、Nは前述のようにシステム固有の値とする。
また、HSDPA制御部214は、サブ状態が非ランピング状態である場合、E−AGCHの送信タイミングを考慮せず、常にE−AGCHを送信していないと仮定して、HS−PDSCHの送信電力にE−AGCHの送信電力を上乗せしてもよい。この場合、実際にE−AGCHが送信されたタイミングでは、HS−PDSCHの送信電力が計算値よりも低くなるが、非ランピング状態におけるE−AGCHの送信頻度はランピング状態に比べて疎になるため、HS−PDSCHの送信電力が低くなることでHS−PDSCHの誤り率が増大するという影響は小さい。
つぎに、HSDPA制御部214は、HS−PDSCHを送信する対象となる移動局1から受信した回線品質情報と、前記HS−PDSCHに割り当て可能な送信電力から、所望の誤り率を満たす伝送フォーマットを決定する。伝送フォーマットは、変調方式、多重する物理チャネル数、符号化率を含み、前記要素が一意に決まるインデックス値をテーブル引きする。
つぎに、HSDPA制御部214は、伝送フォーマットで送信可能なデータサイズを決定する。その後、MUX部203に対して、バッファ部202に蓄積されているデータのうち宛先が送信対象の移動局1向けのデータについて、前記データサイズ分のデータを切り出すよう指示する。なお、バッファ部202が複数の論理チャネルに分けられている場合、論理チャネルの優先度を考慮し、MUX部203に対してデータを切り出すべき論理チャネルを指示してもよい。
HSDPA制御部214は、前記データサイズを送信するための符号化方法と変調方法を、符号化部204、変調部205にそれぞれ指示する。また、復号部210から通知された復号後のデータのうち、HS−DPCCHに含まれるHS−PDSCHの復号結果を参照する。前記復号結果がCRC NGである場合、既に送信済みのHS−PDSCHを再送する。前記復号結果がCRC OKである場合、新規データを送信するようにMUX部203、符号化部204、変調部205に対して指示する。
基地局2では、MUX部203が切り出したデータを、符号化部204で符号化、変調部205で変調を施し、TRX部206、アンテナ部207を介して移動局1へ送信する。なお、HS−PDSCHを送信する際に決められた伝送フォーマットを、HS−SCCHを用いて移動局1へ送信すること以外は、EULのときの動作と同様である。
移動局1では、基地局2から送信された無線周波数帯信号を、アンテナ部106を介して受信し、TRX部105を経由して変調信号を復調部107に送信する。なお、アンテナ部106、TRX部105の動作は、EULのときの動作と同様である。
復調部107は、TRX部105で変換された変調信号を逆拡散し、復調する。なお、図2では、HS−PDSCHおよびHS−SCCHは、共に予め決められた拡散率が用いられ、HS−SCCHにおいては、直交符号、変調方式も予め決められている。HS−PDSCHの変調方式、直交符号は、HS−SCCHに含まれる伝送フォーマットで指示される構成となっている。移動局1は、HS−SCCHを予め復調および復号し、HS−SCCHに含まれる伝送フォーマットからHS−PDSCHの変調方式、直交符号を導出することにより、HS−PDSCHを復調することができる。
HARQ部108は、復調部107で復調されたデータを一時的に蓄積し、復号部109で復号に失敗した場合、基地局2から送信された再送データと、一時的に蓄積していたデータを合成する。なお、復号部109で復号に成功した場合、蓄積していた当該データを削除する。また、HARQ部108は、複数のバッファを構成することで、HARQのプロセス単位にデータを蓄積することができるため、基地局2と同様、N Channel Stop and Waitの再送方式を実現できる。
復号部109は、HARQ部108で合成されたデータを誤り訂正符号によって復号し、CRCによる復号判定を行う。復号部109は、CRCによる復号結果を伝送制御部112へ通知する。伝送制御部112は、符号化部103を介して、基地局2へHS−DPCCH(図2参照)を用いて復号結果を送信する。復号に失敗した場合、基地局2は、移動局1から復号結果を受信し、復号に失敗したデータを移動局1へ再送する。復号に成功した場合、復号部109は、復号後のデータをDEMUX部110へ通知する。
DEMUX部110は、復号部109から受信したデータを上位機能が扱うデータ単位に分離し、上位機能へ転送する。
電力測定部111は、復調部107で復調された物理チャネルのうち、既知信号が挿入されている物理チャネルの受信電力、干渉電力を測定する。電力測定部111は、伝送制御部112、符号化部103、変調部104を介して、HS−DPCCH(図2参照)を用いて回線品質情報を基地局2へ送信する。
HSDPAでは、上述した動作を、HS−PDSCHの送信時間単位(TTI)毎に繰り返すことで下りリンク伝送を実現する。
以上説明したように、本実施の形態では、基地局2のEUL制御部213は、移動局1からの送信要求に基づいて当該移動局1の状態を判定し、Grant状態の移動局1に対してE−DPDCHの伝送フォーマットを決定する。また、E−AGCHを用いて前記伝送フォーマットを送信するタイミングを、Grant状態のサブ状態に応じて決定する。さらに、EUL制御部213は、サブ状態をHSDPA制御部214へ通知することとした。これにより、下りリンクではE−AGCHの送信タイミングを把握できるためスループットの低下を回避した送信電力の制御が可能となり、上りリンクにおいては他の移動局への干渉電力の変動を一定値以下に保つように送信電力を制御することが可能となる。
なお、基地局2のHSDPA制御部214は、HS−PDSCHに割り当て可能な電力を計算する過程において、EUL制御部213から取得した移動局1のサブ状態に応じてE−AGCH送信タイミングを推定し、E−AGCHを送信していないタイミングでは、HS−PDSCHに割り当てる送信電力にE−AGCHの送信電力を上乗せすることができる。
基地局2は、上りリンクにおいて、他の移動局1への干渉電力の変動を一定値以下に保ちつつ、E−DPDCH送信対象の移動局1に対して伝送フォーマットを柔軟に変更することができる。すなわち、固定周期でE−AGCHを送信する場合に比べて、上りリンクのスループットを保ったままE−AGCHの送信頻度を少なくすることができ、下りリンクにおいて、E−AGCHを送信しないタイミングではHS−PDSCHに割り当て可能な電力を増大できるため、下りリンクのスループットを改善することができる。
なお、本実施の形態では、3GPPで規格化されているHSPDA、EULの物理チャネル名、フレームフォーマット名、パラメータ名を用いて説明しているが、HSPDA、EULに限定するものではない。他の通信システムにも適用することが可能である。
実施の形態2.
実施の形態1では、EUL制御部213が移動局1のサブ状態を判定するランピング判定に用いる上限マージンをシステム固有の値としていた。本実施の形態では、上限マージンの設定方法について説明する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
移動局1は、図2に示す物理チャネル以外に、個別チャネルであるDPDCH(Dedicated Physical Data Channel)とDPCCHを送信している。DPDCHは、上位機能からのデータを伝送する物理チャネルである。また、DPCCHは、DPDCHの伝送フォーマットを伝送する物理チャネルである。なお、DPCCHは、TS25.214 V6.11.0で規定するように、電力測定部212が測定したSIR(Signal Interference Ratio)が目標値に近づくように制御されており、その制御幅は1slotあたり1dBである。E−DPDCHの送信周期は2ms(3slot)、または10ms(15slot)なので、E−DPDCHの伝送フォーマットが変更されたことによって移動局1からの受信電力が変化した場合、Grant状態ではない移動局1は、DPCCHを最大で3dB制御することとなる。また、DPDCHの電力は、DPCCHの電力から固定のオフセット値で定義されるため、DPDCHも最大で3dB制御される。
電力測定部212では、任意のタイミングでGrant状態の移動局1からE−DPDCHを受信した場合、Grant状態以外の移動局1のDPCCH、DPDCHの受信電力が最大で3dB(2倍)変化することに等しいため、上限マージンを式(1)の様に設定する。
Figure 2010219931
ここで、Marginは上限マージン、nはGrant状態以外の移動局1の識別子、PDPDCH,nはn番目の移動局1から受信したDPDCHの受信電力、PDPCCH,nはn番目の移動局1から受信したDPCCHの受信電力である。
なお、式(1)ではGrant状態以外の移動局1からの受信電力から上限マージンを計算しているが、これに限定するものではない。例えば、電力測定部212で測定した総受信電力は他の隣接する基地局2からの干渉電力などによっても変動するため、任意の変動値を上限マージンに足してもよい。
以上説明したように、本実施の形態では、上限マージンを動的に制御できる構成とし、具体的には、上限マージンを、Grant状態以外の移動局1から受信したDPCCHとDPDCHの受信電力の総和とすることとした。Grant状態の移動局1がE−DPDCHの伝送フォーマットを変更した場合でも、Grant状態以外の移動局1から受信する電力増加分は上限マージンを超えないため、電力測定部212が測定する総受信電力は基地局2が受信可能な電力上限値を超過しない。これにより、総受信電力を基地局2が受信可能な電力上限値に収束させることができ、効率的な上りデータ伝送を実現できる。
実施の形態3.
実施の形態1では、EUL制御部213が非ランピング時送信機会決定処理を行う場合、E−AGCHの送信タイミングをランピング時送信機会決定処理で決定された送信タイミングのN倍とし、Nをシステム固有の値としていた。本実施の形態では、Nを動的に設定する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
3GPP TS25.306 V6.12.0では、E−DPDCHの送信周期(TTI)は、2msおよび10msが定義されている。例えば、EUL制御部213は、E−DPDCHの送信周期(2msまたは10ms)毎に異なる値を設定してもよい。同様に、E−DCH category(category1からcategory6)毎に異なる値を設定してもよい。また、基地局2に接続されている移動局1の数に応じて変更してもよい。例えば、移動局1の数が少ない場合はNを大きく、移動局1の数が多い場合はNを小さくする。EUL制御部213は、上記の通り設定したNをHSDPA制御部214へ通知する。
以上説明したように、本実施の形態では、非ランピング時の送信タイミングの決定に使用するNの値を動的に変化させることとした。これにより、Nを固定する場合に比べて、決め細やかな送信電力の制御が可能となる。
実施の形態4.
本実施の形態では、Grant状態の移動局1にZeroGrantを送信する場合は、即座にZeroGrantを送信する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
実施の形態1では、EUL制御部213において、Grant状態の移動局1のサブ状態がランピング状態の場合は、ランピング時送信機会判定処理を行い、非ランピング状態の場合は、非ランピング時送信機会判定処理を行う。E−AGCH送信タイミングではない場合は、E−AGCHを送信しない。例えば、基地局2に複数の移動局1が在圏している場合、Time & Rate Controlではキューイング状態の移動局1はE−DPDCHを送信することができないため、キューイング状態にある移動局1のバッファ部101の滞留量、滞留時間が大きくなる。
そこで、本実施の形態では、EUL制御部213は、Grant状態の移動局1に対して、ZeroGrantを送信すべきかどうかを判定する。判定する方法としては、例えば、移動局1から通知されるバッファ部101のバッファ量に基づいて行う。バッファ部101に蓄積されているデータが無い場合、判定結果を真(ZeroGrantを送信する)とする。この場合、EUL制御部213は、ランピング時送信機会決定処理、および非ランピング時送信機会決定処理を行わず、即座にZeroGrantを送信する。ZeroGrantを受信した移動局1は即座にデキュー状態となるため、他のキューイング状態の移動局1は、データを送信するまでのタイミングを短くすることができる。
以上説明したように、本実施の形態では、EUL制御部213は、移動局1から通知されるバッファ量に基づいて、送信すべきデータが無いGrant状態の移動局1に対して即座にデキュー状態にすることとした。これにより、キューイング状態の移動局1では、バッファ部101のデータの滞留量、滞留時間を小さくすることができる。
以上のように、本発明にかかる基地局は、3GPPにおける基地局として有用であり、特に、送信電力の制御を行う基地局に適している。
1 移動局
2 基地局
3 無線回線制御局
4 交換局
101 バッファ部
102 MUX部
103 符号化部
104 変調部
105 TRX部
106 アンテナ部
107 復調部
108 HARQ部
109 復号部
110 DEMUX部
111 電力測定部
112 伝送制御部
201 FP部
202 バッファ部
203 MUX部
204 符号化部
205 変調部
206 TRX部
207 アンテナ部
208 復調部
209 HARQ部
210 復号部
211 DEMUX部
212 電力測定部
213 EUL制御部
214 HSDPA制御部

Claims (11)

  1. 移動局との間でデータを送受信する際の伝送速度を制御する基地局であって、
    受信信号の受信電力を測定する電力測定手段と、
    前記受信信号を復号する復号手段と、
    前記受信電力および復号後の受信信号に含まれる送信要求に基づいて、前記移動局がデータを送信する際の伝送速度を制御するための第1の送信電力情報を含む上りリンク伝送フォーマットを決定し、また、当該上りリンク伝送フォーマットを前記移動局へ通知するタイミングを決定する上りリンク伝送制御手段と、
    前記受信電力、前記復号後の受信信号、および前記上りリンク伝送フォーマットの通知タイミングに基づいて、前記移動局へデータを送信する際の伝送速度を制御するための第2の送信電力情報を含む下りリンク伝送フォーマットを決定する下りリンク伝送制御手段と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  2. 前記基地局が受信可能な電力の上限値を第1のしきい値とし、当該電力の上限値から所定の値を引いた値を第2のしきい値とし、前記受信信号の受信電力が第1のしきい値と第2のしきい値との間にある場合、
    前記上りリンク伝送制御手段は、
    上りリンク伝送フォーマットを通知するタイミングの周期を、上りリンク伝送フォーマットを決定してから、当該上りリンク伝送フォーマットを受信した移動局が送信した信号の受信電力を前記電力測定手段から受け取るまで、の時間間隔とすることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記所定の値を、あらかじめ設定可能な固定値とすることを特徴とする請求項2に記載の基地局。
  4. 前記所定の値を、前記上りリンク伝送フォーマットを受信していない移動局から受信した信号の受信電力の総和とすることを特徴とする請求項2に記載の基地局。
  5. 前記受信信号の受信電力が第1のしきい値と第2のしきい値との間にない場合、
    前記上りリンク伝送制御手段は、
    前記上りリンク伝送フォーマットを通知するタイミングの周期を、前記時間間隔のN倍(Nは自然数)とすることを特徴とする請求項2、3または4に記載の基地局。
  6. 前記上りリンク伝送制御手段は、前記Nの値を、前記移動局が信号を送信する際の所定の送信周期に応じて異なる値に設定することを特徴とする請求項5に記載の基地局。
  7. 前記上りリンク伝送制御手段は、前記Nの値を、自局の処理能力に応じて異なる値に設定することを特徴とする請求項5に記載の基地局。
  8. 前記上りリンク伝送制御手段は、
    前記移動局による送信処理を停止させるかどうかを判定する送信停止判定手段、
    を備え、
    前記送信停止判定手段が、前記移動局から受信した送信要求に含まれる未送信のデータ量に基づいて、前記移動局による送信処理を停止させると判定した場合、
    前記上りリンク伝送制御手段は、直ちに送信処理を停止させるための上りリンク伝送フォーマットを前記移動局へ送信することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の基地局。
  9. 前記下りリンク伝送制御手段は、前記上りリンク伝送フォーマットの通知タイミングで、第2の送信電力から当該上りリンク伝送フォーマットを通知するときの送信電力を差し引いて、その結果を下りリンク伝送フォーマットに含ませることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の基地局。
  10. 移動局との間でデータを送受信する際の伝送速度を制御する基地局におけるHSPA伝送制御方法であって、
    受信信号の受信電力を測定する電力測定ステップと、
    前記受信信号を復号する復号ステップと、
    前記受信電力および復号後の受信信号に含まれる送信要求に基づいて、前記移動局がデータを送信する際の伝送速度を制御するための第1の送信電力情報を含む上りリンク伝送フォーマットを決定する上りリンク伝送フォーマット決定ステップと、
    前記上りリンク伝送フォーマットを前記移動局へ通知するタイミングを決定する通知タイミング決定ステップと、
    を含むことを特徴とするHSPA伝送制御方法。
  11. さらに、
    前記受信電力、前記復号後の受信信号、および前記上りリンク伝送フォーマットの通知タイミングに基づいて、前記移動局へデータを送信する際の伝送速度を制御するための第2の送信電力情報を含む下りリンク伝送フォーマットを決定する下りリンク伝送フォーマット決定ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載のHSPA伝送制御方法。
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