JP5081605B2 - 回転角検出用プレート - Google Patents
回転角検出用プレート Download PDFInfo
- Publication number
- JP5081605B2 JP5081605B2 JP2007325886A JP2007325886A JP5081605B2 JP 5081605 B2 JP5081605 B2 JP 5081605B2 JP 2007325886 A JP2007325886 A JP 2007325886A JP 2007325886 A JP2007325886 A JP 2007325886A JP 5081605 B2 JP5081605 B2 JP 5081605B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotation angle
- angle detection
- tooth
- detection plate
- teeth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
回転軸体に同軸で取り付けられる円板部と、
円板部の外周にプレス加工で設けられ、磁気センサで検出される被検出面を有した歯部とを備え、
歯部は、
所定方向に折り曲げられ、先端側における一方の主表面が被検出面となっており、
所定ピッチで設けられた複数の歯と、
複数の歯の歯列に設けられた基準歯とからなり、
基準歯は、
歯よりも幅広であって、基準歯の被検出面が歯の被検出面よりも磁気センサに対して遠い側に位置するように構成される
ことを特徴とする回転角検出用プレートを提供するものである。
回転角検出用プレートに対して打ち抜き加工を施して、円板部の外周に歯部を形成し、
歯部の先端を壁面に当てて、歯部の先端に鍛圧加工を施して、
歯部に対して打ち抜き加工を施して、歯部の側面を切り落とす。
図1は本発明にかかる回転角検出用プレートの一例を示す斜視図および部分拡大図、図2は図1の回転角検出用プレートの製造工程を説明するための平面図および断面図、図3〜図5は図1の回転角検出用プレートの製造工程を説明するための側断面図、図6は図1の回転角検出用プレートをクランク軸に取り付けた一例を示す側断面図である。
図1に示すように、本発明にかかる回転角検出用プレート1は、円板部2と、円板部2の外周にプレス加工された歯部3と、により構成されている。回転角検出用プレート1は、厚さ2mmtの鋼板、本実施形態では亜鉛−アルミニウム6%−マグネシウム3%のめっき層を持つ高耐食溶融めっき鋼板、からなっている。回転角検出用プレート1は、図6に示す如く、回転角検出対象であるクランク軸Cの一端に、締結ボルトBによって同軸に取り付けられる。なお、図6において、符号Eはエンジンブロックを示し、符号Fはフライホイールを示している。
次に、回転角検出用プレート1の製造工程について説明する。なお、図2に示す各工程における回転角検出用プレートに対して符号1a〜1fを付与し、これを用いて説明する。
まず、図2Aに示す如く、亜鉛−アルミニウム6%−マグネシウム3%のめっき層を持つ、厚さ2mmtの高耐食溶融めっき鋼板に対して抜き加工を施し、円板状に形成すると共に、中心部に軸受容孔2cを形成する。
次に、図2Bに示す如く、回転角検出用プレート1aに対して抜き加工を施し、ボルト孔2dと、ピン受容孔2eとを形成すると共に、歯部3(歯4,基準歯5)の初期形状である歯部13(歯14,基準歯15)を形成する。ここで、歯14の各幅(円周方向長さ)の寸法は、最終寸法に対して余裕をもった大きめの寸法とされる。
次に、図2Cに示す如く、回転角検出用プレート1bに対して曲げ加工を施し、歯部13を、その径方向中央よりやや内側の位置において折り曲げる。
この工程を詳述する。まず、図3Aに示す如く、回転角検出用プレート1bをパンチPc上に配置する。このとき、回転角検出用プレート1bの軸受容孔2cをパイロットピンPPに嵌合せしめて位置決めする。
次に、パンチPcの上方に配置されたダイDcを下降させ、バネSPを介して吊り下げられた可動部Dc1によって、回転角検出用プレート1bを押さえ付ける。
次に、図3Bに示す如く、ダイDcをさらに下降させ、可動部Dc1によって回転角検出用プレート1bを押さえつつ、固定部Dc2とパンチPcとによって歯部13を折り曲げる。
次に、図2Dに示す如く、回転角検出用プレート1cの歯部13に対して鍛圧加工を施す。この鍛圧加工によって、歯部13のスプリングバックが解消されると共に、折り曲げによる角部のRが小さくなり、十分な面積を有する被検出面4a,5aが形成される。
この工程を詳述する。まず、図4Aに示す如く、回転角検出用プレート1cをパンチPd上に配置する。このとき、回転角検出用プレート1cの軸受容孔2cをパイロットピンPPに嵌合せしめて位置決めする。
次に、パンチPdの上方に配置されたダイDd1を下降させる。ダイDd1は、回転角検出用プレート1cに当接した後、さらに下降を続ける。このとき、パンチPdは、クッション装置Cdによって支持されており、ダイDd1と共に下降する。そして、パンチPdとパンチPdの側方に配置されたダイDd2との間に設けられた隙間CLに、回転角検出用プレート1cの歯部13の折り曲げた先側が挿入される。
最終的に、図4Bに示す如く、回転角検出用プレート1cの歯部13の先端が隙間CLの下端を構成する壁面に当たるまで、ダイDd1およびパンチPdが下降する。これにより、回転角検出用プレート1cの歯部13が鍛圧加工されて、歯部3が形成される。
次に、図2Eに示す如く、回転角検出用プレート1dの円板部2に対して曲げ加工を施し、傾斜部2bを形成する。
この工程を詳述する。まず、図5Aに示す如く、回転角検出用プレート1dをパンチPe上に配置する。このとき、回転角検出用プレート1dの軸受容孔2cをパイロットピンPPに嵌合せしめて位置決めする。
次に、パンチPeの上方に配置されたダイDe1を下降させる。ダイDe1は、回転角検出用プレート1dに当接した後、さらに下降を続ける。このとき、パンチPeは、クッション装置Ceによって支持されており、ダイDe1と共に下降する。
最終的に、図5Bに示す如く、回転角検出用プレート1dの円板部2の外周部が、パンチPeの側方に配置されたダイDe2の山部Mに当たるまで、ダイDe1およびパンチPeが下降する。これにより、円板部2の外周部は、ダイDe1の谷部Vに当たるまで上方に折り曲げられ、傾斜部2bが形成される。
次に、図2Fに示す如く、回転角検出用プレート1eにおける軸受容孔2c周辺に対してバーリング加工を施す。これにより、軸受容孔2cの軸方向長さが長くなり、クランク軸Cとの嵌合部分の面積が確保される。
また、同時に、折り曲げられた基準歯5における径方向外側を向く主表面5aを径方向内側に押圧する。これにより、主表面5aは、歯4における同様の主表面4aよりも径方向内側に位置する。
最後に、回転角検出用プレート1fの歯4に対して抜き加工を施し、歯4の幅(円周方向長さ)が最終寸法となるように、歯4の側面を切り落とす(不図示)。
上記の回転角検出用プレート1は、図6に示す如く、回転角検出対象であるクランク軸Cの一端に、締結ボルトBによって同軸に取り付けられ、従来の回転角検出用プレート1’と同様に使用される。
上記の回転角検出用プレート1によれば、歯4が所定方向に折り曲げられ、その折り曲げられた歯4の先端側の主表面のうち、径方向外側を向く主表面が磁気センサSに検出される被検出面4aとなっている。つまり、回転角検出用プレート1は、従来の回転角検出用プレートとは異なり、歯の厚みを利用して被検出面とするものではなく、歯の主表面の一部を被検出面4aとしている。それゆえ、回転角検出用プレート1によれば、被検出面4aの面積を確保するためだけに、プレートの板厚を無駄に厚くするような必要はない。よって、材料コストおよび重量を低減することができる。
2 円板部
2a 平坦部
2b 傾斜部
2c 軸許容孔
2d ボルト孔
2e ピン許容孔
3 歯部
4 歯
4a 被検出面
5 基準歯
5a 被検出面
Claims (3)
- 回転軸体に同軸で取り付けられる円板部と、
前記円板部の外周にプレス加工で設けられ、磁気センサで検出される被検出面を有した歯部とを備え、
前記歯部は、
所定方向に折り曲げられ、先端側における一方の主表面が前記被検出面となっており、
所定ピッチで設けられた複数の歯と、
前記複数の歯の歯列に設けられた基準歯とからなり、
前記基準歯は、
前記歯よりも幅広であって、前記基準歯の被検出面が前記歯の被検出面よりも前記磁気センサに対して遠い側に位置するように構成される
ことを特徴とする回転角検出用プレート。 - 前記円板部は、当該円板部の径方向に対して傾斜配置された前記磁気センサに前記被検出面が正対するように、所定方向に折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載の回転角検出用プレート。
- 請求項1又は2に記載の回転角検出用プレートの製造方法であって、
回転角検出用プレートに対して打ち抜き加工を施して、前記円板部の外周に前記歯部を形成し、
前記歯部の先端を壁面に当てて、前記歯部の先端に鍛圧加工を施して、
前記歯部に対して打ち抜き加工を施して、前記歯部の側面を切り落とすことを特徴とする回転角検出用プレートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007325886A JP5081605B2 (ja) | 2007-12-18 | 2007-12-18 | 回転角検出用プレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007325886A JP5081605B2 (ja) | 2007-12-18 | 2007-12-18 | 回転角検出用プレート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009145299A JP2009145299A (ja) | 2009-07-02 |
JP5081605B2 true JP5081605B2 (ja) | 2012-11-28 |
Family
ID=40916040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007325886A Active JP5081605B2 (ja) | 2007-12-18 | 2007-12-18 | 回転角検出用プレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5081605B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6087676B2 (ja) * | 2013-03-18 | 2017-03-01 | 株式会社クボタ | エンジンの回転検出装置及びその製造方法 |
DE102015225832A1 (de) * | 2015-12-17 | 2017-06-22 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Pneumatischer Bremskraftverstärker mit einem metallbeschichteten Verstärkergehäuse |
JP6800192B2 (ja) | 2018-09-28 | 2020-12-16 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の回転数検出装置 |
JP7248567B2 (ja) * | 2019-12-26 | 2023-03-29 | 株式会社クボタ | エンジン |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09166070A (ja) * | 1995-12-13 | 1997-06-24 | Mitsubishi Motors Corp | 多気筒エンジンの気筒識別装置 |
JP4312635B2 (ja) * | 2004-03-17 | 2009-08-12 | 日新製鋼株式会社 | 耐食性に優れた塗装アルミニウムめっき鋼板 |
JP2006016635A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Nisshin Steel Co Ltd | 湿潤環境下での疲労特性に優れた自動車用部材 |
-
2007
- 2007-12-18 JP JP2007325886A patent/JP5081605B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009145299A (ja) | 2009-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5081605B2 (ja) | 回転角検出用プレート | |
US8096743B2 (en) | Press-in element for pressing into a non-pierced or pierced component and also method for the manufacture of the press-in element | |
JP2008546943A (ja) | 組み立てられたカムシャフト | |
CN101611232A (zh) | 具有围绕捕获螺母变形的管体边缘端部的紧固件组件 | |
EP1775423A3 (en) | Turbine shroud segment | |
EP1522746A1 (en) | Tapping screw | |
JP2009097682A (ja) | 板材に対するインサートの固着方法およびインサート | |
US20010026727A1 (en) | Caulking roller and sintered flanged pulley caulked by the caulking roller | |
EP1464793B1 (en) | Camshaft arrangements for engines | |
JP2010014190A (ja) | フローティングブレーキディスク | |
EP1518618B1 (en) | Electrically controlled throttle device and method for connecting a rotary shaft to a metal plate of such a device | |
JP2008045338A (ja) | 鋼管杭 | |
JP4456821B2 (ja) | リング付きファンおよびその製造方法 | |
US10895176B2 (en) | Trigger wheel with a wave-shaped formed feature for a camshaft phaser | |
US20130142590A1 (en) | Fastening Element | |
JPH05272530A (ja) | スラストベアリングユニット | |
JP2013194544A (ja) | センサープレート及び該センサープレートを備えたカムシャフト | |
US10427206B1 (en) | Stamping groove for target wheel | |
JP2005201409A (ja) | ピアスナット | |
JP2011201344A (ja) | 自動二輪車用ブレーキディスク及びその製造方法 | |
RU2330163C1 (ru) | Рабочее колесо газовой турбины | |
CN211343658U (zh) | 一种键盘底板铆接专用螺柱 | |
JP5291375B2 (ja) | 車両用ホイールの製造方法 | |
JP4886252B2 (ja) | センサリング | |
JP2009074609A (ja) | 圧入式スペーサナット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100310 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111102 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120808 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120903 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5081605 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |