JP5079069B2 - 信号処理装置及び信号処理方法 - Google Patents
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Description
対象色の色信号に関する補色信号の飽和度の大きさを検知する検知手段と、
前記検知手段により検知された補色信号の飽和度の大きさに応じて前記対象色の色信号を抑圧する抑圧手段とを有する。
[信号処理回路の全体構成:図1]
図1は第1の実施形態の撮像装置100の信号処理回路の全体構成を示すブロック図である。なお図1において、点線で囲んだ範囲を、色信号処理装置として独立した構成としても良い。
図2は、本実施形態の色抑圧回路504の内容を説明する構成図であり、図3は、色抑圧回路504の処理を説明するフローチャートである。まず、図2及び図3を用いて抑圧回路504の処理の概要を説明する。
次に、上記説明した色抑圧回路504で生成する抑圧された色差信号(Cr×G、Cb×G)について詳細に説明する。まず色抑圧用輝度信号生成回路560で生成する色抑圧用輝度信号Yaについて説明する。撮像素子501からの出力信号に対する赤信号R、緑信号G、青信号Bの色構成比率をそれぞれα:β:γとして、色抑圧用輝度信号Yaを(1)式で定義する。
Ya=αR+βG+γB (1)
但し、α+β+γ=1 (2)。
R_Rev=NP−R (3)
G_Rev=NP−G (4)
B_Rev=NP−B (5)。
α=R_Rev/(R_Rev+G_Rev+B_Rev) (6)
β=G_Rev/(R_Rev+G_Rev+B_Rev) (7)
γ=B_Rev/(R_Rev+G_Rev+B_Rev) (8)。
次に、上記説明した内容について、具体的な赤信号R、緑信号G、青信号Bを用いて説明する。ここでは、一例として、(R、G、B)=(240、230、50)の場合について説明する。この値は黄色の色相である。また飽和ポイントが256の場合について説明する。
R_Rev=NP−R=256−240=16
G_Rev=NP−G=256−230=26
B_Rev=NP−B=256−50=206
したがって、赤信号R、緑信号G、青信号Bのそれぞれの色構成比率α、β、γは、(6)〜(8)式で求めることができる。すなわち、
α=R_Rev/( R_Rev+ G_Rev+ B_Rev)
=16/(16+26+206)=0.0645
β=G_Rev/( R_Rev+ G_Rev+ B_Rev)
=26/(16+26+206)=0.1048
γ=B_Rev/( R_Rev+ G_Rev+ B_Rev)
=206/(16+26+206)=0.8306
したがって、色抑圧用輝度信号Yaは、(1)式で求めることができる。すなわち、(R、G、B)=(240、230、50)の場合の色抑圧用輝度信号Yaは、(9)式となる。
Ya=0.0645×R+0.1048×G+0.8306×B (9)
ここで、(9)式における赤信号R、緑信号G、青信号Bの各寄与率はそれぞれ6%、10%、83%である。つまり、(R、G、B)=(240、230、50)で示される黄色の色相の場合には、青信号Bを主に参照して色抑圧を行うという事を意味する。
第1の実施形態では、黄色などの対象とする各色相毎に色抑圧用の輝度信号を対象色の補色の色構成比率に基づいて生成し、生成した信号に基づいて色抑圧することによって、対象とする各色相の高輝度部における偽色信号を必要以上に色抑圧すること無く、効果的に低減することができた。一方、下記に説明する第2の実施形態では、第1実施形態とほぼ同様な効果が得られ、かつハード化する上で回路規模を大幅に軽減することができる色信号処理装置およびその色信号処理装置を搭載した撮像装置について説明する。
図6は第2の実施形態の撮像装置200の信号処理回路の全体構成を示すブロック図である。なお図6において、点線で囲んだ範囲を、色信号処理装置として独立した構成としても良い。なお第2の実施形態の撮像装置200の構成は、図1で説明した第1の実施形態の撮像装置100の構成と色抑圧回路2504を除いて同じである。したがって、図6の説明は重複するので、ここでの説明は省略し、以下に第2の実施形態の特徴である色抑圧回路2504について説明する。
以下、第2の実施形態の色抑圧回路2504について説明する。図7は、本実施形態の色抑圧回路2504の内容を説明する構成図であり、図8は、色抑圧回路2504の処理を説明するフローチャートであり、図9は、図8のステップS810を詳細に説明するフローチャートである。なお図7に示す色抑圧回路2504は、図2で説明した第1の実施の形態の色抑圧回路504と類似の構成である。したがって、共通する内容の詳細な説明は重複するので省略し、以下の説明では色抑圧回路2504の概要および色抑圧回路2504が色抑圧回路504と異なる点についてのみ説明する。
次に、上記説明した内容について、具体的な赤信号R、緑信号G、青信号Bを用いて説明する。ここでは、一例として、黄色の色相である(R、G、B)=(240、230、50)の場合について説明する。上記の例の場合には、図8のステップS810において、青信号Bが最小値なので、赤信号R、緑信号G、青信号Bの色構成比率は、α=0、β=0、γ=1と設定される。そこで、ステップS820において、色抑圧用輝度信号は、Ya=Bとなる。すなわち、上記の処理では、入力される赤信号R、緑信号G、青信号Bのうちで最小値の信号を選択し、その信号の色構成比率を1とし、選択されなかった他の信号の色構成比率を0とすることによって、色抑圧用輝度信号を決定することができる。上記の例の場合には、色抑圧用輝度信号として青信号Bが選択されることになる。なお詳細な説明は省略するが、他色の色相の場合にも上記説明した内容と同様なことが言える。すなわち、赤信号RはG信号またはB信号を基に、緑信号G信号はR信号またはB信号を基に、青信号BはR信号またはG信号を基に、マゼンタ(MG)は、G信号を基に、黄色(Ye)は、B信号を基に、シアン(Cy)は、R信号を基に色抑圧を行うことになる。
色抑圧が必要な輝度レベルにおいて、第2の実施形態の色抑圧用輝度信号を第1の実施形態の色抑圧用輝度信号と比較すると、第2の実施形態で得られる色抑圧用輝度信号は、第1の実施形態で得られる色抑圧用輝度信号とほぼ同様な色構成比率となる係数を導出できる。以下にその説明について詳細に説明する。
まず第2の実施形態の色抑圧用輝度信号を算出する。(R、G、B)=(255、100、101)の場合には、緑信号Gが最小値なので、赤信号R、緑信号G、青信号Bの色構成比率は、α=0、β=1、γ=0と設定される。そこで、(1)式にα=0、β=1、γ=0を代入することにより、第2の実施形態では、色抑圧用輝度信号Yaとして、
Ya=B (10)
(10)式を得ることができる。
次に、第1の実施形態の色抑圧用輝度信号を算出する。赤信号R、緑信号G、青信号Bの各飽和余裕度(R_Rev、G_Rev、B_Rev)は、(3)〜(5)式で求められる。すなわち、
R_Rev=NP−R=256−255=1
G_Rev=NP−G=256−100=156
B_Rev=NP−B=256−101=155
したがって、赤信号R、緑信号G、青信号Bの色構成比率α、β、γは、(6)〜(8)式で求めるられる。すなわち、
α=R_Rev/( R_Rev+ G_Rev+ B_Rev) =0.032
β=G_Rev/( R_Rev+ G_Rev+ B_Rev) =0.5
γ=B_Rev/( R_Rev+ G_Rev+ B_Rev) =0.497
そこで、(1)式にα=0.032、β=0.5、γ=0.497を代入することにより、第2の実施形態では、色抑圧用輝度信号Yaとして、
Ya=0.0032×R+0.5×G+0.497×B (11)
(11)式を得ることができる。
Ya=0×R+0.5×G+0.5×B (12)
ここで、赤色の色相において、赤色における輝度変化に対するG信号とB信号は同じ程度のレベル(図示しないが、図5で示した黄色のおける輝度変化に対するRGB信号の関係におけるR信号とG信号のように、赤色の色相におけるG信号とB信号が赤色の輝度変化に対してほぼ同じ挙動を示す関係)なので、(12)式は、(13)式ととしても差し支えない。
Ya=G または Ya=B (13)。
上記説明したように(10)式に示す第2の実施形態の色抑圧用輝度信号Ya=Bと、(13)式に示す第1の実施形態の色抑圧用輝度信号の近似値であるYa=Bは、ほぼ一致する。このことから、第2の実施形態で得られる色抑圧用輝度信号Yaは、第1の実施形態で得られる色抑圧用輝度信号Yaとほぼ同等のものが得られる。上記の説明では、対象の色相を赤とした場合を例にとり説明したが、上記説明した内容は、対象の色相を緑または青とした場合についても同様のことがいえる。また、黄色やシアンやマゼンタに関しても、実施形態の中で黄色の色相で説明したように、ほぼ同様の結果が得られる。なお、オレンジや黄緑といった中間的な色相の場合には、上記説明した(12)式と類似する式で近似する際の誤差が若干大きくなる。しかしこの誤差は、それほど大きな違いでなく、本法を適用することができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
Claims (2)
- 対象色の色信号に関する補色信号の飽和度の大きさを検知する検知手段と、
前記検知手段により検知された補色信号の飽和度の大きさに応じて前記対象色の色信号を抑圧する抑圧手段と、
を有することを特徴とする信号処理装置。 - 対象色の色信号に関する補色信号の飽和度の大きさを検知する検知工程と、
前記検知工程により検知された補色信号の飽和度の大きさに応じて前記対象色の色信号を抑圧する抑圧工程と、
を有することを特徴とする信号処理方法。
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