JP2000165686A - 色変換装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

色変換装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2000165686A
JP2000165686A JP10331396A JP33139698A JP2000165686A JP 2000165686 A JP2000165686 A JP 2000165686A JP 10331396 A JP10331396 A JP 10331396A JP 33139698 A JP33139698 A JP 33139698A JP 2000165686 A JP2000165686 A JP 2000165686A
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color signal
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JP10331396A
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Eiichiro Ikeda
栄一郎 池田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MGYC補色信号をマトリクス演算して所定
ビット幅(例えば11ビット)のRGB信号に変換した
とき、出力ビット数が入力信号やマトリクス係数等によ
り上記所定ビットを超えた場合、従来のようにクリップ
すると、色相が変化する問題を解決する。 【解決手段】 MGYC入力信号は、色変換マトリクス
演算回路43でRGB信号に変換される。出力RGBの
ビット数が11ビット制限を上回る場合があるので、R
GB信号を所定のリミット値と比較し、1色でも上記制
限値を超えた場合は、RGBのMAX値が検出される。
このMAX値が制限値になるゲインを算出し、このゲイ
ンをRGB全てに乗算する。このように、所定ビット幅
を超えた場合は、クリップではなく、ゲイン補正を行う
ことにより、最大値が制限値を超えず、かつ色相のずれ
をなくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置から得ら
れる補色信号をRGB純色信号に変換する場合に用いて
好適な色変換装置、方法及びそれらに用いられるコンピ
ュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6のような補色フィルタを備え
た撮像素子を有する撮像装置を用いて画像信号を生成す
る場合、汎用的に以下のようなマトリクス演算を用いて
補色to純色変換処理を行うようにしている。
【0003】
【数1】
【0004】例えば入力MGYC(マゼンタ、グリー
ン、イェロー、シアン)を11ビット、出力RGB
(赤、緑、青)を11ビットとした場合、マトリクス係
数と入力信号の組み合わせによっては、出力RGBが1
1ビットを超える場合がある。この場合の対策として、
従来より、出力RGBを11ビットでクリップしたり、
出力RGBのビット数を増やしたり、出力RGBが11
ビットを余り大きく超えないようなマトリクスを用いて
いる。その後、ガンマ変換処理などで、汎用のパソコン
の出力ビットである1色8ビットに変換している。ま
た、補色to純色変換処理だけでなく、純色to純色補
正処理でも同様のことがいえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出力R
GBを11ビットでクリップすると、色相が変化してし
まう。特に、明るく彩度が高い被写体の場合に色相が変
化する。また、出力ビットを増やす場合でも、ガンマ変
換の前には11ビットに制限しなけらばならない。ま
た、マトリクスを工夫した場合でも、11ビットを超え
るケースは少なからず発生し、また、完全に11ビット
オーバーをなくさせた場合、色再現性が大幅に悪くな
る。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するために成
されたもので、色変換後の画像信号の色再現性を良好に
しながら所定ビット数を超えないようにすることを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による色変換装置においては、複数の色の
組み合わせからなる第1の色信号群を複数の色の組み合
わせからなる第2の色信号群に色変換する色変換手段
と、上記色変換された第2の色信号群のうち少なくとも
1色が予め定められたリミット値を超える場合に、上記
第2の色信号群の最大値を上記リミット値に変換するた
めの係数を算出する算出手段と、上記算出された係数を
上記第2の色信号群の全てに乗算して第3の色信号群を
算出する乗算手段とを設けている。
【0008】また、本発明による他の色変換装置におい
ては、複数の色の組み合わせからなる第1の色信号群
を、複数の色の組み合わせからなる第2の色信号群に色
変換する色変換手段と、上記第1又は第2の色信号群よ
り色相を算出する算出手段と、上記算出された色相信号
によって、上記第1又は第2の色信号群からなる画像信
号を色相毎に複数の画像小領域に分割する分割手段と、
上記分割された画像小領域毎に、上記第2の色信号群の
うち少なくとも1色が予め定められたリミット値を超え
る場合、上記第2の信号群の最大値を上記リミット値に
変換するための係数を算出する算出手段と、上記算出さ
れた係数を上記画像小領域内の第2の色信号群の全てに
乗算して第3の色信号群を算出する乗算手段とを設けて
いる。
【0009】また、本発明による色変換方法において
は、複数の色の組み合わせからなる第1の色信号群を複
数の色の組み合わせからなる第2の色信号群に色変換す
る手順と、上記色変換された第2の色信号群のうち少な
くとも1色が予め定められたリミット値を超える場合
に、上記第2の色信号群の最大値を上記リミット値に変
換するための係数を算出する手順と、上記算出された係
数を上記第2の色信号群の全てに乗算して第3の色信号
群を算出する手順とを設けている。
【0010】また、本発明による他の色変換方法におい
ては、複数の色の組み合わせからなる第1の色信号群
を、複数の色の組み合わせからなる第2の色信号群に色
変換する手順と、上記第1又は第2の色信号群より色相
を算出する手順と、上記算出された色相信号によって、
上記第1又は第2の色信号群からなる画像信号を色相毎
に複数の画像小領域に分割する手順と、上記分割された
画像小領域毎に、上記第2の色信号群のうち少なくとも
1色が予め定められたリミット値を超える場合、上記第
2の信号群の最大値を上記リミット値に変換するための
係数を算出する手順と、上記算出された係数を上記画像
小領域内の第2の色信号群の全てに乗算して第3の色信
号群を算出する手順とを設けている。
【0011】また、本発明による記憶媒体においては、
複数の色の組み合わせからなる第1の色信号群を複数の
色の組み合わせからなる第2の色信号群に色変換する処
理と、上記色変換された第2の色信号群のうち少なくと
も1色が予め定められたリミット値を超える場合に、上
記第2の色信号群の最大値を上記リミット値に変換する
ための係数を算出する処理と、上記算出された係数を上
記第2の色信号群の全てに乗算して第3の色信号群を算
出する処理とを実行するためのプログラムを記憶してい
る。
【0012】さらに、本発明による他の記憶媒体におい
ては、複数の色の組み合わせからなる第1の色信号群
を、複数の色の組み合わせからなる第2の色信号群に色
変換する処理と、上記第1又は第2の色信号群より色相
を算出する処理と、上記算出された色相信号によって、
上記第1又は第2の色信号群からなる画像信号を色相毎
に複数の画像小領域に分割する処理と、上記分割された
画像小領域毎に、上記第2の色信号群のうち少なくとも
1色が予め定められたリミット値を超える場合、上記第
2の信号群の最大値を上記リミット値に変換するための
係数を算出する処理と、上記算出された係数を上記画像
小領域内の第2の色信号群の全てに乗算して第3の色信
号群を算出する処理とを実行するためのプログラムを記
憶している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図2は本発明の第1の実施の形態によ
るデジタルカメラの画像処理部を示すブロック図であ
る。図2において、図6の補色フィルタを有する図示し
ない撮像素子1から出力され、A/D変換されたMGY
Cの画像信号は、OB積分回路2で黒レベル調整値が求
められ、黒レベル調整回路3により上記画像信号の黒レ
ベルの調整が行われる。
【0014】次に、ピクセルゲイン調整回路4により、
同色フィルタ間の出力レベル調整及び、撮像素子の出力
ゲインに合わせる調整が行われる。ピクセルゲインを調
整された画像信号はWB検出回路5においてホワイトバ
ランス調整値が検出され、ピクセルゲイン回路6で白レ
ベルが調整される。
【0015】画像信号から色系の信号を生成する場合に
おいて、MGYC同時化回路7に送られた後、画素補間
回路8により各色毎に1プレーン(1画面)分の色信号
が得られる。すなわち、画素補間回路8によって、MG
YC全ての色信号が各画素に対応して得られる。次に第
1の色変換回路9によりマトリクス演算が行われて、補
色(MGYC)から純色信号(RGB)に変換される。
さらに、第2の色変換回路10によりマトリクス演算が
行われて、上記純色信号から色差信号(R−Y、B−
Y)に変換される。変換された色差信号は、C−SUP
PRES回路11で暗領域及び飽和領域の信号レベルの
部分がカットされ、さらに、C−LPF回路12で水平
方向及び垂直方向の帯域が制限される。
【0016】輝度系の信号を生成する場合、上記ピクセ
ルゲイン回路6からの信号がLPF回路13により、水
平及び垂直方向とも色フィルタによる輝度段差が除去さ
れる。次に、アパーチャ補正処理部に送られる。
【0017】アパーチャ補正処理部においては、水平方
向の場合、選択部14により、斜め成分のAPC成分の
有無が選択され、斜めAPC成分有りの場合は、V−L
PF15はスルーされ、H−BPF16により高域成分
が抽出される。また、斜めAPC成分無しの場合は、V
−LPF15を経由して、H−BPF16により高域成
分が抽出される。
【0018】垂直方向についても同様に、選択部20に
より、斜め成分のAPC成分の有無が選択され、斜めA
PC成分有りの場合は、H−LPF21はスルーされ、
V−BPF22により高域成分が抽出される。また、斜
めAPC成分無しの場合は、H−LPF21を経由し
て、V−BPF22により高域成分が抽出される。
【0019】各BPF回路16、22からの出力信号
は、それぞれゲインコントロール回路17、23でゲイ
ン調整された後、P−P回路18、24で振幅が抑圧さ
れ、BC回路19、25でノイズ成分が除去される。B
C回路19、25からの水平及び垂直アパーチャ出力信
号を加算回路26で加え、ゲインコントロール回路27
でトータルゲインを調整した後、加算回路28でノッチ
フィルタ後の輝度信号に加える。その後、γ変換回路2
9を経て輝度信号Yhが出力される。また、色差信号R
−Y、B−Yは、色変換回路30、γ変換回路31、補
正回路33、34でそれぞれ所定の処理を施された後、
出力される。
【0020】ここで、本発明による色変換装置としての
第1の色変換回路9について説明する。図1は色変換回
路9の第1の実施の形態を示す。この色変換回路9は、
色マトリクス変換処理部41と、ゲイン補正処理部42
とに分かれる。まず、図2における画素補間回路8から
の出力信号(MGYC)は、上記色マトリクス変換処理
部41に送られ、4×3の色変換マトリクス演算回路4
3において、前記(1)式によりRGB純色信号に変換
される。
【0021】この出力RGBのビット数はシステムに依
存しており、例えば11ビット/ピクセルに制限されて
いる。 Limit=2047(LSB)・・・・(2)
【0022】色変換マトリクス演算の出力は、入力の信
号値やマトリクスによって11ビット制限を上回る場合
がある。このため次のゲイン補正処理部42において、
出力ビットを11ビットに補正する。
【0023】色変換後のRGB純色信号レベルはLim
itと比較部44で比較され、1色でもLimit値を
超えた場合、SW=1となり、ゲイン補正処理部42に
送られる。Limitを超えない場合はそのまま出力さ
れる。ゲイン補正処理部42では、最大値検出回路45
でRGB純色信号レベルの最大値MAXが検出される。
最大値MAXとLimitより、ゲインkが次の式
(3)により算出される。 k=Limit/MAX・・・・(3) (0<k<1)
【0024】次に、乗算器46で上記ゲインkをRGB
全ての信号に乗算し、出力する。このように、色変換後
のRGB純色信号レベルのうち、1色でも最大値が出力
ビット幅を超えた場合は、クリップではなく、ゲイン補
正を行うことによって、RGB信号レベルの最大値がL
imit値を超えず、かつ色相のずれをなくすことがで
きる。
【0025】次に、第2の実施の形態を説明する。上記
第1の実施の形態は、図2における第1の色変換(補色
純色変換)回路9の処理に適用したが、第2の実施の形
態は、図3のような、YCrCb−RGB色変換回路5
0に適用したものである。この場合の変換回路50は、
以下の3×3の変換マトリクスを用いる。
【0026】
【数2】
【0027】図1の4×3マトリクス演算を上述の演算
と置き換えることで、出力ビット幅を超えない、かつ色
相のずれない画像信号を出力することができる。
【0028】次に、第3の実施の形態を説明する。本実
施の形態は、第1の実施の形態における色変換処理部の
処理が異なる。以下、図4を用いて色変換処理部61に
ついて説明する。図2の画素補間回路8からの出力信号
(MGYC)は、図4の4×3線形マトリクス変換回路
62に送られ、RGB純色信号に変換されると同時に、
対応する画素ごとに色相算出回路63で色相Hが算出さ
れ、フレームメモリ64に記録される。色領域検出回路
65は、フレームメモリ64からの色相信号Hに基づい
て、1画面分の画像信号を所定の範囲内に含み、同一と
みなされる色相毎の領域に分割する。この分割は画素単
位でおこなわれる。なお、色相の算出方法は以下のとお
りである。
【0029】
【数3】
【0030】 XYZからL* ,a* ,b* への変換 L* =116(Y/Yn)1/3 −16 a* =500{(X/Xn)1/3 −(Y/Yn)1/3 } b* =200{(Y/Yn)1/3 −(Z/Zn)1/3 }・・・(6) 但し、Xn,Yn,Znは、完全拡散反射面の3刺激値 Yn=100とする 色相habへの変換 hab=tan-1(b* /a* )・・・(7)
【0031】本実施の形態では、上記の式によって色相
を算出していたが、色領域検出回路65内に色相を検出
するテーブルを備えておき、RGB信号の各信号レベル
に対応する色相を検出してもよい。次に、色相毎に分割
された領域内において、RGB信号毎に、領域内最大値
検出回路66によりRGB信号レベルの最大値MAXが
検出される。第1の実施の形態と同様に、システム出力
が11ビット/ピクセルに制限されている場合、比較部
67でMAXがLimitを超えない場合は、RGB信
号がそのまま出力される。
【0032】Limitを超える場合は、前記(3)式
で求められたゲインkをRGB信号に乗算器68でそれ
ぞれ乗算し、出力する。
【0033】図5に、上記処理のRGB各信号値の変化
を示した。(a)は、色相毎に分割されたある1領域を
示し、7つの画素に対応する画像信号によって構成され
ている。画素内のR,G,Bの値はその画素における色
信号レベルを示す。(b)は領域最大値検出回路の出力
であり、これによりゲインkが求まる。(c)は(a)
にゲインkを乗算した結果である。
【0034】本実施の形態によれば、色相を求め、同色
毎の領域に分割した領域内で、RGB出力信号レベルの
最大値がLimit値を超えた領域のみ色ゲインを調整
することにより、通常の色クリップによる色相のずれを
なくすことができる。そして階調再現も色の飽和した領
域のみ、ゲインを調整しているので、色の飽和していな
い領域においてはゲイン調節がされないので色の飽和し
ていない領域の色再現性を保持することができる。
【0035】次に本発明の他の実施の形態としての記憶
媒体について説明する。本発明の目的は、ハードウェア
構成により達成することも可能であり、また、CPUと
メモリとで構成されるコンピュータシステムで達成する
こともできる。コンピュータシステムで構成する場合、
上記メモリは本発明による記憶媒体を構成する。即ち、
上述した各実施の形態において説明した動作を実行する
ための、ソフトウェアのプログラムコードを記憶した記
憶媒体をシステムや装置で用い、そのシステムや装置の
CPUが上記記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読み出し、実行することにより、本発明の目的を達成す
ることができる。
【0036】また、この記憶媒体としては、ROM、R
AM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、
磁気媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、フロ
ッピィディスク、磁気媒体、磁気カード、不揮発性メモ
リカード等に構成して用いてよい。
【0037】従って、この記憶媒体を図1〜図4に示し
たシステムや装置以外の他のシステムや装置で用い、そ
のシステムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し、実行することによ
っても、上記各実施の形態と同等の機能を実現できると
共に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達
成することができる。
【0038】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは記憶媒体
から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに
挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された
拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボ
ードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部
又は全部を行う場合にも、上記各実施の形態と同等の機
能を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、
本発明の目的を達成することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項
1、4、7の発明によれば、色変換後の画像信号のう
ち、少なくとも1色以上が予め定められたリミット値を
超える場合に、色変換後の画像信号の最大値を求め、こ
の最大値を上記リミット値に変換する係数(実施の形態
ではゲイン)を算出し、この係数を色変換後の画像信号
全てに乗算することにより、リミット値を超えない新た
な画像信号を算出するようにしたことにより、色変後の
画像信号が出力ビット幅を超えた場合、クリップではな
く、ゲイン補正を行うので、RGB等の信号の最大値が
リミット値を超えず、かつ色相ずれのない信号を出力す
ることができる。
【0040】また、請求項2、5、8の発明によれば、
画像信号を色相毎に複数の画像小領域に分割し、その小
領域毎に色変換を行い、色変換後の画像信号のうち、少
なくとも1色以上が予め定められたリミット値を超える
場合、その画像小領域内の全ての色変換後の画像信号の
中から最大値を求め、その最大値をリミット値に変換す
る係数を算出し、この係数を色変換後の画像信号全てに
乗算することにより、リミット値を超えない新たな画像
信号を算出するようにしたことにより、即ち、色相を求
め、同色毎の小領域に分割した領域内で、色ゲインを調
整しすることで、RGB信号等の出力の最大値がリミッ
ト値を超えず、かつ通常の色クリップによる色相のずれ
をなくすことができると共に、階調再現も色の飽和によ
ってつぶれることがない。特に、色が飽和気味の領域に
おいても、上記処理を適用することで、微妙な階調再現
が損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるデジタルカメラの画像処理
部の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による色変換回路の
構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態によるRGB出力の
場合の信号処理回路のブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態による色変換回路の
構成を示すブロック図である。
【図5】第3の実施の形態による色変換処理の信号値変
遷を示す構成図である。
【図6】補色フィルタ配列の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 撮像素子からのA/D変換された画像信号 2 OB積分回路 3 黒レベル調整回路 4 ピクセルゲイン調整回路 5 WB検出回路 6 ピクセルゲイン回路 7 MGYC同時化回路 8 画素補間回路 43 4×3マトリクス演算回路 44 比較部 45 最大値検出回路 46 乗算器 50 色変換回路 61 色変換処理部 62 色変換マトリクス回路 63 色相算出回路 64 フレームメモリ 65 色領域検出回路 66 領域内最大値検出回路 67 比較部 68 乗算器
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC02 CE06 CE17 CE18 5C077 LL19 LL20 MP08 NP01 PP04 PP10 PP15 PP32 PP33 PP37 PP43 PQ20 TT09 5C079 HB01 HB11 HB12 LA10 LA12 LA23 LB02 LB04 MA11 NA03 PA00 5C082 AA01 AA27 AA37 BA20 BA34 CA12 CA85 DA87 DA89

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色の組み合わせからなる第1の色
    信号群を複数の色の組み合わせからなる第2の色信号群
    に色変換する色変換手段と、 上記色変換された第2の色信号群のうち少なくとも1色
    が所定のリミット値を超える場合に、上記第2の色信号
    群の最大値を上記リミット値に変換するための係数を算
    出する算出手段と、 上記算出された係数を上記第2の色信号群の全てに乗算
    して第3の色信号群を算出する乗算手段とを備えた色変
    換装置。
  2. 【請求項2】 複数の色の組み合わせからなる第1の色
    信号群を、複数の色の組み合わせからなる第2の色信号
    群に色変換する色変換手段と、 上記第1又は第2の色信号群より色相を算出する算出手
    段と、 上記算出された色相信号によって、上記第1又は第2の
    色信号群からなる画像信号を色相毎に複数の画像小領域
    に分割する分割手段と、 上記分割された画像小領域毎に、上記第2の色信号群の
    うち少なくとも1色が所定のリミット値を超える場合、
    上記第2の信号群の最大値を上記リミット値に変換する
    ための係数を算出する算出手段と、 上記算出された係数を上記画像小領域内の第2の色信号
    群の全てに乗算して第3の色信号群を算出する乗算手段
    とを備えた色変換装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の色信号群は補色信号であり、
    上記第2及び第3の色信号群は純色信号であることを特
    徴とする請求項1又は2記載の色変換装置。
  4. 【請求項4】 複数の色の組み合わせからなる第1の色
    信号群を複数の色の組み合わせからなる第2の色信号群
    に色変換する手順と、 上記色変換された第2の色信号群のうち少なくとも1色
    が所定のリミット値を超える場合に、上記第2の色信号
    群の最大値を上記リミット値に変換するための係数を算
    出する手順と、 上記算出された係数を上記第2の色信号群の全てに乗算
    して第3の色信号群を算出する手順とを備えた色変換方
    法。
  5. 【請求項5】 複数の色の組み合わせからなる第1の色
    信号群を、複数の色の組み合わせからなる第2の色信号
    群に色変換する手順と、 上記第1又は第2の色信号群より色相を算出する手順
    と、 上記算出された色相信号によって、上記第1又は第2の
    色信号群からなる画像信号を色相毎に複数の画像小領域
    に分割する手順と、 上記分割された画像小領域毎に、上記第2の色信号群の
    うち少なくとも1色が所定のリミット値を超える場合、
    上記第2の信号群の最大値を上記リミット値に変換する
    ための係数を算出する手順と、 上記算出された係数を上記画像小領域内の第2の色信号
    群の全てに乗算して第3の色信号群を算出する手順とを
    備えた色変換方法。
  6. 【請求項6】 上記第1の色信号群は補色信号であり、
    上記第2及び第3の色信号群は純色信号であることを特
    徴とする請求項4又は5記載の色変換方法。
  7. 【請求項7】 複数の色の組み合わせからなる第1の色
    信号群を複数の色の組み合わせからなる第2の色信号群
    に色変換する処理と、 上記色変換された第2の色信号群のうち少なくとも1色
    が所定のリミット値を超える場合に、上記第2の色信号
    群の最大値を上記リミット値に変換するための係数を算
    出する処理と、 上記算出された係数を上記第2の色信号群の全てに乗算
    して第3の色信号群を算出する処理とを実行するための
    プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶
    媒体。
  8. 【請求項8】 複数の色の組み合わせからなる第1の色
    信号群を、複数の色の組み合わせからなる第2の色信号
    群に色変換する処理と、 上記第1又は第2の色信号群より色相を算出する処理
    と、 上記算出された色相信号によって、上記第1又は第2の
    色信号群からなる画像信号を色相毎に複数の画像小領域
    に分割する処理と、 上記分割された画像小領域毎に、上記第2の色信号群の
    うち少なくとも1色が所定のリミット値を超える場合、
    上記第2の信号群の最大値を上記リミット値に変換する
    ための係数を算出する処理と、 上記算出された係数を上記画像小領域内の第2の色信号
    群の全てに乗算して第3の色信号群を算出する処理とを
    実行するためのプログラムを記憶したコンピュータ読み
    取り可能な記憶媒体。
  9. 【請求項9】 上記第1の色信号群は補色信号であり、
    上記第2及び第3の色信号群は純色信号であることを特
    徴とする請求項7又は8記載のコンピュータ読み取り可
    能な記憶媒体。
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