JPH09214984A - 撮像装置、および撮像装置に備える手段 - Google Patents

撮像装置、および撮像装置に備える手段

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JPH09214984A
JPH09214984A JP8016696A JP1669696A JPH09214984A JP H09214984 A JPH09214984 A JP H09214984A JP 8016696 A JP8016696 A JP 8016696A JP 1669696 A JP1669696 A JP 1669696A JP H09214984 A JPH09214984 A JP H09214984A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホワイトバランスを良好に調整できる撮像装
置。 【解決手段】 分光特性の異なる複数のフィルタを有す
る撮像素子の出力信号から適切な色温度情報を判断し、
色温度情報を適正な出力信号より色を表す第1の信号と
第2の信号、そして輝度信号を検出し、これらの信号か
ら撮像画像の色温度情報を得るホワイトバランス検出回
路を備えた撮像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静止画を撮像する撮
像装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は従来のデジタル電子カメラのブ
ロック図である。
【0003】図16において300はデジタル電子カメ
ラ、308はメモリカード等の記録媒体である。デジタ
ル電子カメラ300において、301は焦点距離や画角
が調整可能な撮像レンズ、302は絞り機能とシャッタ
ー機能を兼ねる絞り兼用シャッター、304は撮像レン
ズ301や絞り兼用シャッター302のメカ系駆動回路
である。101は被写体からの反射光を電気信号に変換
する撮像素子、103は撮像素子を動作させるために必
要なタイミング信号を発生するタイミング信号発生回路
(以降TGとする)、102はタイミング信号発生回路
からの信号を撮像信号駆動可能なレベルに増幅する撮像
素子駆動回路、104は撮像素子101の出力ノイズ除
去のためのCDS回路やAGC回路を備えたプリプロセ
ス手段、105はA/D変換器、303はA/D変換さ
れたデジタル信号を処理する撮像信号処理する回路を有
する撮像信号処理回路、108はシステム制御CPU、
116は操作補助のための表示やカメラの状態を表わす
操作表示部、118はカメラの撮影開始をを外部撮影者
が制御するためのスイッチで第1ストロークSW1と第
2ストロークSW2の2段階操作が可能である。307
はデジタル電子カメラ300と記録媒体308とを接続
するための記録媒体I/Fである。また305は光学系
301の焦点調整のために撮像装置と被写体との距離を
測定する測距回路、306は被写体の明るさを測定する
測光回路である。
【0004】また、図17は303撮像信号処理回路の
内部構成とその周辺を示すブロック図である。101は
色フィルタが補色の撮像素子(CCD)であり、撮像し
た信号は104プリプロセス手段を介して105A/D
変換器に入力し、デジタル信号に変換された後に303
撮像信号処理回路に入力される。入力された信号は41
0メモリに一旦記憶した後、あるいは入力信号を直接に
401エンハンサー・C_SEP回路へ入力する。40
1エンハンサー・C_SEP回路および402遅延器を
用いて輝度信号と色信号とを分離し輝度信号に対しては
周波数の高域部に対する強調・補償を行う。401から
出力される色信号はCCD色フィルタ(Ma,Gr,C
y,Ye)をそれぞれ加算した信号(Wr,Wb,G
r,Gb)であり、同色信号を403C_MTXにおい
てRGB信号に変換する。404にて輝度信号Yと色信
号に対してフィルタ処理を施す。405WBは色信号R
GBそれぞれの利得を408AWBに従って制御するホ
ワイトバランス回路である。406はYおよびRGBに
対してガンマ処理を施すガンマ回路であり、407C_
YMTXはガンマ処理されたRGB信号を色差信号R−
Y,B−Yに変換するマトリクス回路である。408A
WBはRGB信号あるいは407C_YMTXの出力R
−Y,B−Y信号およびY信号を一定期間積分し積分値
に応じて405WBでR信号およびB信号の利得を制御
しホワイトバランス制御をするための制御信号を発生さ
せる。409は色差信号に対するフィルタ処理するフィ
ルタである。輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yを4
10メモリに1画像分記憶した後に411圧縮回路にお
いてデータ圧縮処理を施す構成である。412はCCD
をフレーム読み出しする時の垂直方向の画素加算を行う
画素加算回路である。
【0005】図18の(A)は408AWBの詳細な図
面であり、色差信号(R−Y,B−Y)を入力し同信号
の振幅に対し所定値を越えた大きな振幅の入力を制限す
るクリップ回路を有し、クリップ回路を通過した色差信
号と輝度信号とを例えば一画面を複数ブロックに分割
し、この分割ブロック毎に積分し、(R−Y)と(B−
Y)とで作る座標において白色の色温度変化時における
変化範囲を白判別範囲(図18の(B)のように) と
して設け、ブロック毎の積分値が同座標上において白判
別範囲内にあるか否かを判別し、白判別範囲内の積分値
を用いてR信号とB信号のゲインを定める制御を108
のシステム制御CPUが行い、このゲインに応じた制御
値でR/Bそれぞれのゲインを調整する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例によるホワ
イトバランス制御は動画撮影時に適応するには時間経過
にともなってある制御状態に収束する。しかしながら静
止画撮影において上記従来例に基づくホワイトバランス
制御を適応するには、画像の撮影(本露光)前に一旦撮
像素子を露光し、この露光した信号を信号処理回路を用
いて色差信号を作り上記従来のホワイトバランス検出に
より(R−Y),(B−Y)の座標上の位置から色温度
状況を検出し同色温度における調整値を得た後に、本露
光を行い先に得た調整値を用いてゲイン調整を行ってホ
ワイトバランスを取る。
【0007】この様に一回のホワイトバランス検出で正
確な色温度を検出する必要があるが、従来の様に(R−
Y),(B−Y)で座標を作り同座標上に白判別範囲を
設定する方法にあっては、ある色を低輝度で撮影した時
とある色温度(特に白判別範囲内にあってR−Y軸とB
−Y軸の交差点より遠い場所にあたる色温度)における
白撮影した時とではともに白判別範囲内に入るので色温
度の特定が難しくなり正確な色温度を検出することがで
きない欠点があった。例えば、R−YとYとの関係は図
18の(C)に示す様に、色温度変化がαからβまでの
間であるとき白色はa,b,oの3点で囲まれた領域に
存在する。これに対しある色(a色)はc,d,oの3
点で囲まれた領域に存在するものとする、従来の様にR
−Yのレベル(e)で白色を判別すると領域(F)内の
a色も含まれることとなり色温度検出の妨げとなる。
【0008】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたもので、ホワイトバランスを良好に調整できる撮
像装置、および撮像装置に備える手段の提供を目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為
に、輝度信号Yに対する(R−Y),(B−Y)の傾
き、すなわち(R−Y)/Y,(B−Y)/Yは輝度信
号のレベルによらず色温度と撮影色から定められる値で
あることから、(R−Y)/Y,(B−Y)/Yから座
標を作り白判別範囲を定め、撮影画の(R−Y)/Y,
(B−Y)/Yの中から前記白判別範囲に含まれる信号
値の平均を算出することで、被写体の色温度を検出する
ことにより輝度信号レベルに依存せず正確な検出が行え
る。
【0010】また、Y又は撮像素子の露光量を用いて、
白判別内の信号値に重み付けを行なうことにより、画像
中に白が占める割合が少なくても、他の色の影響を少な
くすることができ、より正確なホワイトバランス信号を
得ることが可能となる。
【0011】また、撮像素子からの出力信号をフィルタ
配列毎にブロック化する手段と、其の複数ブロックを任
意にあるいは千鳥状に間引く手段の少なくとも一つ以上
の手段を備えていることで、撮像素子の全ての画素に対
して計算を行わずにすみ、処理の高速化が実現できる。
【0012】また、前記分割手段によって分割されたブ
ロック中に、飽和画素があるか否かを判断する手段、ノ
イズ画素はあるか否かを判断する手段、ブロック内に画
像のエッジか含まれるか否かを判断する手段の少なくと
もひとつ以上を備えた適正判断手段を備えていることか
ら、参照ブロックが、被写体の色温度を求めるのに適し
たブロックか否かを判断できる。
【0013】また、色フィルタ配列上、ある色フィルタ
の画素の信号値に隣接した別の色のフィルタの光が漏れ
こみ、その結果、同一被写体の同一ブロック内における
同一色の画素の値が互いに異なるということに起因する
被写体の色温度を判別できないといった問題点を、白板
を撮影し、同一ブロック内における同一色の画素の信号
値が同じになるようある係数を予め設定し各色フィルタ
毎にその係数をかけることにより回避することが可能と
なる。
【0014】また、被写体の照度情報、フリッカー情
報、フラッシュ光の有無等の情報から、前記白判別範囲
を変化させることにより、光源が蛍光燈の場合の緑成分
補正や、フラッシュ時のホワイトバランス、日中シンク
ロ撮影時におけるホワイトバランスをより正確にとるこ
とが可能となる。
【0015】また、(R−Y)/Y,(B−Y)/Yに
代わって(Ma−Gr)/(Ma+Gr),(Ye−C
y)/(Ye+Cy)または(Ma−Gr)/(Ma+
Gr+Cy+Ye),(Ye−Cy)/(Ma+Gr+
Ye+Cy)によって座標を作り色温度の検出をするこ
とにより、(Ma,Gr,Cy,Ye)補色フィルタを
有する撮像素子の読み出し信号から直接に簡易な処理で
色温度検出ができるため、本露光前の色温度検出の為の
露光および信号処理を省略することができ、簡易でかつ
正確な色温度検出が可能となる。ここで、分子を(Ma
−Gr)および(Ye−Cy)とすることにより、色温
度変化方向が(Ma−Gr)軸にほぼ垂直で(Ye−C
y)軸にほぼ平行である為、白判別範囲の設定が容易と
することができる。また、蛍光燈下の撮影における緑成
分補正が(Ma−Gr)軸方向の白判別範囲の設定をG
r方向に広げることで簡単に行える。
【0016】また、(R,G,B)純色フィルタを有す
る撮像素子にあっては(R−B)/(R+G+B),
(R+B−G)/(R+G+B)によって座標を作り色
温度の検出を図ることにより補色フィルタを有する撮像
素子と同様に本露光前の色温度検出の為の露光および信
号処理を省略することができ、撮像素子出力より簡易な
処理で正確な色温度検出が可能となる。
【0017】また、(R−Y)/Y,(B−Y)/Yに
代わって(Ma−Gr)/Grまたは(Ma−Gr)/
Maと(Ye−Cy)/Cyまたは(Ye−Cy)/Y
eによって座標を作り色温度の検出をすることにより、
(Ma,Gr,Cy,Ye)の色フィルタを有する撮像
素子の読み出し信号から直接に色温度検出ができるた
め、本露光前の色温度検出の為の露光および信号処理を
省略することができ、簡易でかつ正確な色温度検出が可
能となる。また、白色部分を少量しか含まない被写体撮
影時にあっても(Ma−Gr)/Gr=a,(Ye−C
y)/Cy=bの形で白色判別範囲内の座標を与えるこ
とにより、白色判別範囲内におけるMa’=(1+a)
*Gr,Ye’=(1+b)*Cyの形の簡易な処理で
撮像素子出力を置き換えることができ、前記撮影条件に
あってもホワイトバランスが大きくずれないホワイトバ
ランス調整が可能となる。また、(R,G,B)純色フ
ィルタを有する撮像素子にあっては(R−B)/G,
(R+B−G)/Gによって座標を作り色温度の検出を
図ることにより補色フィルタを有する撮像素子と同様に
本露光前の色温度検出の為の露光および信号処理を省略
することができ、撮像素子出力より簡易な処理で正確な
色温度検出が可能となるとともに、白色部分を少量しか
含まない被写体撮影時にあっても(R−B)/G=a,
(R+B−G)/G=bの形で白色判別範囲内の座標を
与えることにより、白色判別範囲内におけるR’=(1
+a+b)*G/2,B’=(1−a+b)*G/2の
形の簡易な処理で撮像素子出力を置き換えることがで
き、前記撮影条件にあってもホワイトバランスが大きく
ずれないホワイトバランス調整が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例によっ
て詳細に説明する。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0020】(実施例1)図4は本発明の第1の実施例
に係る電子カメラの信号処理の流れを示したブロック図
である。本実施例における撮像素子はフレーム読み出し
を行なうため撮像素子からの出力は撮像素子に張り付け
られたフィルタのまま出てくる。まず、オプティカルブ
ラック領域における各フィルタ出力の積分値を用いて黒
レベルの調整を行なう。次に、ホワイトバランス処理を
行ない、白点におけるMa、Gr、Cy、Yeの出力ゲ
インが同じになるようにする。
【0021】輝度信号(Y)を作るには、色フィルタに
よるモアレを除去するためにローパスフィルタがかけら
れた後、アパーチャー補正を行なう。ここでは、水平、
垂直にそれぞれハイパスフィルタがかけられ、ゲインを
調整、アパチャー信号の振幅の小さいものにはその振幅
が大きくなるように、また振幅の大きいものにはその振
幅が小さくなるようなPeak To Peak処理が
施され、水平、垂直が足され、さらにゲインをかけて、
輝度成分(Yn)に加えられる。
【0022】色差信号(R−Y,B−Y)を作るには、
まず同時化回路で4色の信号を同時化し、撮像面全領域
に4つの色信号が割り当てられるよう画素補間を行な
う。次に4×3のマトリクスを用いてMGYC信号をR
GB 信号に変換する。このとき、マトリクスは、ホワ
イトバランス情報から被写体の色温度を判別して、その
色温度における色再現の最もよくなるようなマトリクス
が用いられる。次に、RGB信号をR−Y、B−Y信号
に変換し、モアレ低減のためのローパスフィルタをか
け、Y信号を参考に飽和の色消し処理を行なう。
【0023】このようにして作られた、輝度信号(Y)
と色差信号(R−Y,B−Y)は、RGB信号に変換さ
れ、ガンマ補正処理を行なった後、記録される。
【0024】次に、本発明の主眼点である、ホワイトバ
ランス処理について詳細に説明する。CCD補色フィル
ターが図5に示すように配列している場合、図の8画素
配列を単位ブロックとして、この単位ブロックの繰り返
しで全体の配列が成り立っている。この8画素それぞれ
の色フィルタに合わせて、Ma1、Ma2、Gr1、G
r2、Cy1、Cy2、Ye1、Ye2とする。同色フ
ィルタの出力をそれぞれ2色(Ma1とMa2、Gr1
とGr2、Cy1とCy2、Ye1とYe2)に分けて
扱うのは、隣接画素の色が異なることにより同色フィル
タの画素でも互いに出力レベルが異なるためである。
【0025】以下、ホワイトバランス処理を図1ないし
図3のフローチャートを参照して説明する。
【0026】(step1)初期設定 1.1 誤差吸収 CCD撮像素子から出力された画像信号全てに対し、予
め決めておいた係数をかける。これは、CCD撮像素子
上の色フィルタの配列によって、同一色を撮影した時に
同一色のフィルタからの出力値が異なってしまうのを補
正するものである。これを図5を用いて説明すると、例
えば白色板を撮影したとき、Ma1とMa2、Gr1と
Gr2では、撮像素子にもよるが、信号値が大きく異な
ることがある。これは、CyとYeのフィルタの影響を
受けたものと考えられ、この値を同じにするような係数
をかけ吸収することが必要である。
【0027】Ma1=Ma1*Km1 Ma2=Ma2*Km2 Gr1=Gr1*Kg1 Gr2=Gr2*Kg2 Cy1=Cy1*Kc1 Cy2=Cy2*Kc2 Ye1=Ye1*Ky1 Ye2=Ye2*Ky2 (但し、各係数K*は予め各CCD撮像子毎に測定した
値) 1.2 白判別範囲幅の設定 予め白板を様々な色温度で撮影し、その時の、 (Ye−Cy)/CyをX軸(色温度の変化の影響が大
きい) (Ma−Gr)/GrをY軸 とし、プロットしたものを白判別曲線と呼び、図6のよ
うになる。X軸方向の値は色温度の変化に対して敏感に
反応する。+方向に行くにつれて色温度は低くなる。Y
軸方向は、緑、赤色に敏感に反応する。よってY軸の幅
dyを変化させることで緑、赤の補正が可能となる。本
実施例ではdyを、被写体の照度、あるいは、フリッカ
ーの有無で変化させる。蛍光燈の光成分は、太陽光等に
比べ緑色のスペクトルがたっている。つまり、太陽光下
の撮影に比べ、被写体の色が緑がかってしまう。これを
補正するために、Y軸の緑方向の白判別領域(図6にお
けるdyの値)を広くすることで、緑補正が行える。よ
って、被写体の照度が暗ければ蛍光燈下である可能性が
大きく、またフリッカーがある場合は蛍光燈下であるの
で、dyの値を大きくする。図12に示す(a)は通常
光撮影の場合の白範囲幅、図12(b)は蛍光燈撮影の
場合の白範囲幅である。
【0028】また,フラッシュ光の有無、被写体の照度
情報から、ある程度被写体の色温度が予測できる。これ
により、X軸の範囲を限定することで、より正確なホワ
イトバランスが可能となる。図12(c)はフラッシュ
撮影時の白範囲幅を示した図であり、通常のX軸の範囲
dxに対し、これにフラッシュオンや照度情報からdx
1に限定する。
【0029】(step2) サンプルポイントの抽出 図3のような8画素単位を1サンプルポイントと呼び、
新たなサンプリングポイントを選択する。
【0030】(step3) サンプルポイントにおけ
る適正判断処理 3.1 飽和判別 サンプルポイント8画素に飽和画素が含まれるか否かを
判断し、次式を一つでも満たさない場合、飽和画素があ
ると判断し、本サンプルポイントは使用しないで、ステ
ップ2に戻り、次のサンプリングポイントを抽出する。
【0031】 Ma1<BrightThresholdMagenta Ma2<BrightThresholdMagenta Gr1<BrightThresholdGreen Gr2<BrightThresholdGreen Cy1<BrightThresholdCyan Cy2<BrightThresholdCyan Ye1<BrightThresholdYellow Ye2<BrightThresholdYellow 3.2 ノイズ判別 サンプルポイント8画素が、S/Nが悪い場合、つまり
次式を満たさない場合、ノイズ画素であると判断し、本
サンプルポイントは使用しないで、ステップ2に戻る。
【0032】(Ma1+Ma2+Gr1+Gr2+Cy
1+Cy2+Ye1+Ye2)/8>DarkTHre
shold 3.3 エッジ判別 サンプルポイントの8画素において、以下の4つ式を満
たす場合はステップ4へ進み、一つでも満たさない場合
がある時は、そのサンプルポイントにはエッジが含まれ
ていると判断し、ステップ2に戻る。
【0033】 EdgeThresholdMagenta>|Ma1−Ma2| EdgeThresholdGreen>|Gr1−Gr2| EdgeThresholdCyan>|Cy1−Cy2| EdgeThresholdYellow>|Ye1−Ye2| (step4)サンプルポイントにおいて、以下の式の
値を求める。
【0034】 X1=(Ye1−Cy1)/Cy1 (1) Y1=(Ma1−Gr1)/Gr1 (2) X2=(Ye2−Cy2)/Cy2 (3) Y2=(Ma2−Gr2)/Gr2 (4) (step5)(Ye−Cy)/CyをX軸、(Ma−
Gr)/GrをY軸にとり、式(1)から(4)が、X
Y軸上に設けた所定の白領域内にある場合、つまり以下
の条件式を満たす場合、 a<X1<b、c<Y1<dかつa<X2<b、c<Y2<d (5) 同サンプルポイントをWB設定するためのデータとして
有効とみなされ、ステップ6へ進み、式(5)を満たさ
ない場合はステップ8に進む。
【0035】(step6) 6.1 まず、同サンプルポイントにおいて、以下の式を用い
て、WB座標におけるサンプルポイントのXY軸値の平
均値、及び、輝度値を求める。
【0036】AverageX=(X1+X2)/2 AverageY=(Y1+Y2)/2 AverageBrightness=(Ma1+Ma
2+Gr1+Gr2+Cy1+Cy2+Ye1+Ye
2)/8 6.2 同サンプルポイントがWB設定有効データとみなされた
最初のサンプルポイントである場合は、図7に示すよう
な値をパラメータとして持つサンプルポイントグループ
を作り、ステップ6.1で求めた値、及び、同ポイント
の画素値を代入する。
【0037】GpX = AverageX GpY = AverageY GpBrightness=AverageBrigh
tness GpMa1=Ma1 GpMa2=Ma2 GpGr1=Gr1 GpGr2=Gr2 GpCy1=Cy1 GpCy2=Cy2 GpYe1=Ye1 GpYe2=Ye2 GpNumber=1 GpWeight=1 6.3 また、同サンプルポイントがWB設定有効データとみな
された最初でないサンプルポイントである場合は、既存
のサンプルポイントグループのGpX、GpY、GpB
rightnessの値を用いて、以下の条件式を満た
すときに、同サンプルポイントはそのサンプルポイント
グループに含まれると判断し、サンプルポイントグルー
プに含ませる。
【0038】 if |GpX−AverageX|< DistanceX かつ |GpY−AverageY|< DistanceY かつ |GpBrightness− AVerageBrightness| <DifferBrightness then GpMa1=GpMa1+Ma1 GpMa2=GpMa2+Ma2 GpGr1=GpGr1+Gr1 GpGr2=GpGr2+Gr2 GpCy1=GpCy1+Cy1 GpCy2=GpCy2+Cy2 GpYe1=GpYe1+Ye1 GpYe2=GpYe2+Ye2 GpNumber=GpNumber+1 また、全てのサンプルポイントグループに含ませること
ができない場合は、同サンプルポイントを基準とする新
たなサンプルポイントグループを作成する。(step
6.2と同じ処理) (step7)全てのサンプルポイントにおいて、ステ
ップ6の処理が終了したら、ステップ6で作られた一つ
あるいは複数個のサンプルポイントグループの中から、
本当の白のグループをさがすわけであるが、実際にはど
れが白であるかわからない。そこで、輝度の高いものは
白であるという仮定をして、前記複数のサンプルポイン
トグループの輝度情報GpBrightnessを用い
て、輝度の大きいものに重み付けを行う。重み付けは以
下の式で行なう。また、本重み付け処理を行うか行わな
いかは、ユーザが予め設定可能である。
【0039】 if (重み付け行う) then GpWeight=KGpWeight*(GpBrightness /BrightnessAverage) KGpWeight:ユーザー設定値 BrightnessAverage:輝度平均値 else GpWeight=1 (step8) 8.1 ステップ4で求め座標にあらわしたホワイト点(X1,
Y1)(X2,Y2)が所定範囲内にないものとステッ
プ5(5)式で判別されたならば、図6に示すように同
座標点を所定範囲枠上に移動し、範囲枠上の座標
(X’,Y’)から次式を用いて、Ma1’、Ma
2’、Ye1’、Ye2’を新たに求め直す。
【0040】Ma1’=(1+Y1’)*Gr1 Ma2’=(1+Y2’)*Gr2 Ye1’=(1+X1’)*Cy1 Ye2’=(1+X2’)*Cy2 8.2 但し、座標点の移動の仕方は図のように、座標点に対し
て最も近い所定範囲枠上の座標に移動するものとする。
この座標移動処理を色クリップ処理とよぶ。この色クリ
ップされたサンプルポイントの総数をSN2 とし、色
クリップによって求められる積分値をMa1’,Ma
2’,Gr1’,Gr2’,Cy1’,Cy2’,Ye
1’,Ye2’とする。
【0041】(step9) 9.1 ステップ6及び7で得られた全てのサンプルポイントグ
ループに対して、以下の式を用いて、白判別範囲内の積
分値(SMa1,SMa2,SGr1,SGr2,SC
y1,SCy2,SYe1,SYe2)を求める。
【0042】 SMa1=SMa1+GpMa1*GpWeight SMa2=SMa2+GpMa2*GpWeight SGr1=SGr1+GpGr1*GpWeight SGr2=SGr2+GpGr2*GpWeight SCy1=SCy1+GpCy1*GpWeight SCy2=SCy2+GpCy2*GpWeight SYe1=SYe1+GpYe1*GpWeight SYe2=SYe2+GpYe2*GpWeight 9.2 また、同時に白とみなされたサンプルポイント数SN1
を求める。
【0043】SN1=SN1+GpNumber (step10)サンプル数(SN1+SN2)が0ま
たは所定以上得られていなければ、ホワイトバランス調
整データとして、所定の色温度(例えば5000K)の
ホワイトバランス調整値を用いる。
【0044】(step11)白撮影時の平均輝度レベ
ルとしての、 SY=(SMa1+SMa2+SGr1+SGr2+S
Cy1+SCy2+SYe1+SYe2)/8 を求め、この平均輝度レベルに対する各色の積分値の比
率を求める。
【0045】 gmg1=SY/(2*SMa1) gmg2=SY/(2*SMa2) gg1=SY/(2*SGr1) gg2=SY/(2*SGr2) gcy1=SY/(2*SCy1) gcy2=SY/(2*SCy2) gye1=SY/(2*SYe1) gye2=SY/(2*SYe2) (step12)クリップ時の平均輝度レベルとしての SY’=(SMa1’+SMa2’+SGr1’+SG
r2’+SCy1’+SCy2’+SYe1’+SYe
2’)/8 を求め、この平均輝度レベルに対する各色の積分値の比
率を求める。
【0046】gmg1’=SY’/(2*SMa1’) gmg2’=SY’/(2*SMa2’) gg1’=SY’/(2*SGr1’) gg2’=SY’/(2*SGr2’) gcy1’=SY’/(2*SCy1’) gcy2’=SY’/(2*SCy2’) gye1’=SY’/(2*SYe1’) gye2’=SY’/(2*SYe2’) (step13)ステップ11及び12で得られた、各
色の積分値の比率と、白判別範囲内の積分サンプル数S
N1 と色クリップによる積分サンプル数SN2 よ
り、ホワイトバランス調整データ(wmg1,wg1,
wcy1,wye1,wmg2,wg2,wcy2,w
ye2)を作る。
【0047】例えば、 if (SN1/(SN1+SN2))>=α then wmg1=gmg1,wg1=gg1,wcy1=gcy1, wye1=gye1 wmg2=gmg2,wg2=gg2,wcy2=gcy2, wye2=gye2 else if β<(SN1/(SN1+SN2))<α then p=SN1/((α− β)*(SN1+SN2))とし wmg1=p*gmg1+(1−p)*gmg1’ wg1=p*gg1+(1−p)*gg1’ ・・・・ else if (SN1/(SN1+SN2))<=β then wmg1=gmg1’,wg1=gg1’,wcy1=gcy1’, wye1=gye1’ wmg2=gmg2’,wg2=gg2’,wcy2=gcy2’, wye2=gye2’ のような処理を施す。これらの値をホワイトバランス調
整データとして記憶する。
【0048】上記処理で得られたホワイトバランス調整
データを、撮像素子から得られた画素毎の信号値にかけ
ることでホワイトバランスをとることができる。
【0049】以上、撮像素子からの信号値でホワイトバ
ランスのための座標を作り、その座標におおいて白領域
に入ったサンプル点に対し、白いものは相対的に輝度値
が高いという仮定のもとに重み付けを行なった後、その
サンプル点で積分を行なう処理をするので、画像中に白
が少ない場合であっても、重み付けにより、他の色に影
響されホワイトバランスが大きくずれることを回避する
ことが可能である。
【0050】また、撮像素子からの出力信号をフィルタ
配列毎にブロック化する手段と、其の複数ブロックを任
意にあるいは千鳥状に間引く手段の少なくとも一つ以上
の手段を備えていることで、撮像素子の全ての画素に対
して計算を行わずにすみ、処理の高速化が実現できる。
【0051】また、前記分割手段によって分割されたブ
ロック中に、飽和画素があるか否かを判断する手段、ノ
イズ画素はあるか否かを判断する手段、ブロック内に画
像のエッジか含まれるか否かを判断する手段の少なくと
もひとつ以上を備えた適正判断手段を備えていることか
ら、参照ブロックが、被写体の色温度を求めるのに適し
たブロックか否かを判断できる。
【0052】また、色フィルタ配列上、ある色フィルタ
の画素の信号値に隣接した別の色のフィルタの光が漏れ
こみ、その結果、同一被写体の同一ブロック内における
同一色の画素の値が互いに異なるということに起因する
被写体の色温度を判別できないといった問題点を、白板
を撮影し、同一ブロック内における同一色の画素の信号
値が同じになるようある係数を各色フィルタ毎にかける
ことにより回避することが可能となる。
【0053】また、被写体の照度情報、フリッカー情
報、フラッシュ光の有無等の情報から、前記白判別範囲
を変化させることにより、光源が蛍光燈の場合の緑成分
補正や、フラッシュ時のホワイトバランス、日中シンク
ロ撮影時におけるホワイトバランスをより正確にとるこ
とが可能となる。
【0054】また、(R−Y)/Y,(B−Y)/Yに
代わって(Ma−Gr)/Grまたは(Ma−Gr)/
Maと(Ye−Cy)/Cyまたは(Ye−Cy)/Y
eによって座標を作り色温度の検出をすることにより、
(Ma,Gr,Cy,Ye)の色フィルタを有する撮像
素子の読み出し信号から直接に色温度検出ができるた
め、本露光前の色温度検出の為の露光および信号処理を
省略することができ、簡易でかつ正確な色温度検出が可
能となる。また、白色部分を少量しか含まない被写体撮
影時にあっても(Ma−Gr)/Gr=a,(Ye−C
y)/Cy=bの形で白色判別範囲内の座標を与えるこ
とにより、白色判別範囲内におけるMa’=(1+a)
*Gr,Ye’=(1+b)*Cyの形の簡易な処理で
撮像素子出力を置き換えることができ、前記撮影条件に
あってもホワイトバランスが大きくずれないホワイトバ
ランス調整が可能となる。
【0055】以上、本実施例はフィルタが4色の場合を
考えたが、3色の場合でも同様の操作でホワイトバラン
ス調整データを得ることができるのは明白である。
【0056】(実施例2)図8は本発明の第2の実施例
に係る電子カメラの信号処理の流れを示した図である。
本実施例における撮像素子はフィールド読み出しを行な
うため、図11に示すように撮像素子からの出力は垂直
方向2画素が加算されて読み出される。この図におい
て、 Wb=Ma+Cy Gr=G+Ye Gb=Cy+G Wr=Ye+Ma である。色フィルタが(Ma、G 、Cy、Ye)から
(Wb、Gr、Gb、Wr)に変わったものと考えると
フレーム読み出しとほぼ同じ処理を行なうことになる。
【0057】まず、オプティカルブラック領域における
各フィルタ出力の積分値を用いて黒レベルの調整を行な
う。次に、ホワイトバランス処理を行ない、白点におけ
るWb、Gr、Gb、Wrの出力ゲインが同じになるよ
うにする。
【0058】輝度信号(Y)を作るには、色フィルタに
よるモアレを除去するために水平ローパスフィルタがか
けられた後、アパーチャー補正を行なう。ここでは、水
平、垂直にそれぞれハイパスフィルタがかけられ、ゲイ
ンを調整、アパチャー信号の振幅の小さいものにはその
振幅が大きくなるように、また振幅の大きいものにはそ
の振幅が小さくなるようなPeak To Peak処
理が施され、水平、垂直が足され、さらにゲインをかけ
て、輝度成分(Yn)に加えられる。
【0059】色差信号(R−Y,B−Y)を作るには、
まず同時化回路で4色の信号を同時化し、撮像面全領域
に4つの色信号が割り当てられるよう画素補間を行な
う。次に4×3のマトリクスを用いてWbGrGbWr
信号をRGB信号に変換する。このとき、マトリクス
は、ホワイトバランス情報から被写体の色温度を判別し
て、その色温度における色再現の最もよくなるようなマ
トリクスが用いられる。次に、RGB信号をR−Y、B
−Y信号に変換し、モアレ低減のためのローパスフィル
タをかけ、Y信号を参考に飽和の色消し処理を行なう。
【0060】このようにして作られた、輝度信号(Y)
と色差信号(R−Y,B−Y)は、RGB信号に変換さ
れ、ガンマ補正処理を行なった後、記録される。
【0061】次に、本発明の主眼点である、ホワイトバ
ランス処理について詳細に説明する。CCD補色フィル
ターが図11(a)のように配列している場合、図の8
画素配列を単位ブロックとして、この単位ブロックの繰
り返しで全体の配列が成り立っている。ここで、フィー
ルド読み出しを行なうため、1フィールドでは、図11
(b)のような信号が読み出される。
【0062】以下、ホワイトバランス処理を図9,図1
0のフローチャートを参照して説明する。
【0063】(step1)白判別範囲の設定 予め白板を様々な色温度で撮影し、その時の、 ((Wr−Gb)−(Wb−Gr))/(Wr+Gb)
をX軸 ((Wr−Gb)+(Wb−Gr))/(Wb+Gr)
をY軸 とし、プロットしたものを図13に示す。実施例1と同
様に、被写体の照度、フリッカーの有無でX軸の幅を変
化させ、また、フラッシュの有無、被写体の照度によっ
てY軸の幅を変化させる。
【0064】(step2)サンプルポイント抽出 図11に示すような加算後の画素4画素単位(Wb,G
b,Gr,Wr)を1サンプルポイントと呼び、新たな
サンプリングポイントを選択する。
【0065】(step3) 3.1 飽和判別 サンプルポイント4画素に飽和画素が含まれるか否かを
判断し、次式を一つでも満たさない場合、飽和画素があ
ると判断し、本サンプルポイントは使用しないで、ステ
ップ2に戻る。
【0066】 Wb<BrightnessThresholdWb Gb<BrightnessThresholdGb Gr<BrightnessThresholdGr Wr<BrightnessThresholdWr 3.2 ノイズ判別 サンプルポイント4画素が、S/Nが悪い場合、つまり
次式を満たさない場合、ノイズ画素であると判断し、本
サンプルポイントは使用しないで、ステップ2に戻る。
【0067】(Wb+Gb+Gr+Wr)/4>Dar
kThreshold (step4) サンプルポイントにおいて、以下の式の値を求める。
【0068】 X1=((Wr−Gb)−(Wb−Gr))/(Wr+Gb) (1) Y1=((Wr−Gb)+(Wb−Gr))/(Wb+Gr) (2) (step5)((Wr−Gb)−(Wb−Gr))/
(Wr+Gb)をX軸、((Wr−Gb)+(Wb−G
r))/(Wb+Gr)をY軸にとり、式(1)(2)
が、XY軸上に設けた所定の領域内にある場合、つまり
以下の条件式を満たす場合、 a<X1<b、c<Y1<d (3) 同サンプルポイントをWB設定するためのデータとして
有効とみなされ、ステップ4へ進み、式(3)を満たさ
ない場合はステップ8に進む。
【0069】(step6) 6.1 まず、同サンプルポイントにおいて、以下の式を用い
て、WB座標におけるサンプルポイントのXY軸値の平
均値、及び、輝度値を求める。
【0070】AverageX=X1 AverageY=Y1 AverageBrightness=(Wb+Gr+
Gb+Wr)/2 6.2 同サンプルポイントがWB設定有効データとみなされた
最初のサンプルポイントである場合は、図7に示すよう
な値をパラメータとして持つサンプルポイントグループ
を作り、ステップ6.1で求めた値、及び、同ポイント
の画素値を代入する。
【0071】GpX=AverageX GpY=AverageY GpBrightness=AverageBrigh
tness GpWb=Wb GpGr=Gr GpGb=Gb GpWr=Wr GpNumber=1 GpWeight=1 6.3 また、同サンプルポイントがWB設定有効データとみな
された最初でないサンプルポイントである場合は、既存
のサンプルポイントグループのGpX、GpY、GpB
rightnessの値を用いて、以下の条件式を満た
すときに、同サンプルポイントはそのサンプルポイント
グループに含まれると判断し、サンプルポイントグルー
プに含ませる。
【0072】 if |GpX−AverageX|<DistanceX かつ |GpY−AverageY|<DistanceY かつ |GpBrightness−AVerageBrightness| <DifferBrightness then GpWb=GpWb+Wb GpGr=GpGr+Gr GpGb=GpGb+Gb GpWr=GpWr+Wr GpNumber=GpNumber+1 また、全てのサンプルポイントグループに含ませること
ができない場合は、同サンプルポイントを基準とする新
たなサンプルポイントグループを作成する。(step
6.2と同じ処理) (step7)全てのサンプルポイントにおいて、ステ
ップ6の処理が終了したら、ステップ6で作られた一つ
あるいは複数個のサンプルポイントグループの中から、
本当の白のグループをさがすわけであるが、実際にはど
れが白であるかわからない。そこで、輝度の高いものは
白であるという仮定をして、前記複数のサンプルポイン
トグループの輝度情報GpBrightnessを用い
て、輝度の大きいものに重み付けを行う。重み付けは以
下の式で行なう。また、本重み付け処理を行うか行わな
いかは、ユーザが予め設定可能である。
【0073】 if(重み付け行う) then GpWeight=KGpWeight*(GpBrightness/ BrightnessAverage) KGpWeight:ユーザー設定値 BrightnessAverage:輝度平均値 else GpWeight=1 (step8) 8.1 ステップ4で求め座標にあらわしたホワイト点(X1,
Y1)(X2,Y2)が所定範囲内にないものとステッ
プ5(3)式で判別されたならば、同座標点を所定範囲
枠上に移動し、WB’、Wr’を新たに求め直す。
【0074】8.2 この色クリップされたサンプルポイントの総数をSN2
とし、色クリップによって求められる積分値をWb’,
Gr’,Gb’,Wr’とする。
【0075】(step9) 9.1 ステップ6及び7で得られた全てのサンプルポイントグ
ループに対して、以下の式を用いて、白判別範囲内の積
分値(SWb,SGr,SGb,SWr)を求める。
【0076】 SWb=SWb+GpWb*GpWeight SGr=SGr+GpGr*GpWeight SGb=SGb+GpGb*GpWeight SWr=SWr+GpWr*GpWeight 9.2 また、同時に白とみなされたサンプルポイント数SN1
を求める。
【0077】SN1=SN1+GpNumber (step10)サンプル数(SN1+SN2)が0ま
たは所定以上得られていなければ、ホワイトバランス調
整データとして、所定の色温度(例えば5000K)の
ホワイトバランス調整値を用いる。
【0078】(step11)白撮影時の平均輝度レベ
ルとしての、 SY=(SWb+SGr+SGb+SWr)/4 を求め、この平均輝度レベルに対する各色の積分値の比
率を求める。
【0079】gwb=SY/(2*SWb) ggr=SY/(2*SGr) ggb=SY/(2*SGb) gwr=SY/(2*SWr) (step12) クリップ時の平均輝度レベルとしての SY’=(SWb’+SGr’+SGb’+SWr’)
/4 を求め、この平均輝度レベルに対する各色の積分値の比
率を求める。
【0080】gwb’=SY’/(2*SWb’) ggr’=SY’/(2*SGr’) ggb’=SY’/(2*SGb’) gwr’= SY’/(2*SWr’) (step13)ステップ11及び12で得られた、各
色の積分値の比率と、白判別範囲内の積分サンプル数S
N1と色クリップによる積分サンプル数SN2より、ホ
ワイトバランス調整データ(wwb,wgr,wgb,
wwr)を作る。
【0081】例えば、 if (SN1/(SN1+SN2))>=α then wwb=gwb,wgr=ggr,wgb=ggb,wwr=gwr else if β<(SN1/(SN1+SN2))<α then p=SN1/((α−β)*(SN1+SN2))とし wwb=p*gwb+(1−p)*gwb’’ wgr=p*ggr+(1−p)*ggr’ ・・・・ else if (SN1/(SN1+SN2))<=β then wwb=gwb’,wgr=ggr’,wgb=ggb’,wwr=gwr’ のような処理を施す。これらの値をホワイトバランス調
整データとして記憶する。
【0082】上記処理で得られたホワイトバランス調整
データを、撮像素子から得られた画素毎の信号値にかけ
ることでホワイトバランスをとることができる。以上、
本実施例はフィルタが4色の場合を考えたが、3色の場
合でも同様の操作でホワイトバランス調整データを得る
ことができるのは明白である。
【0083】(実施例3)図14は本発明の実施例3の
ホワイトバランスの処理フローチャートの1部分であ
り、図2におけるステップ6に相当する部分である。こ
こは、ホワイトバランスグループを作成した後、グルー
プに重み付けをする部分であるが、本実施例は、この重
み付けに、撮影時の照度情報を用いることを特徴とす
る。この照度情報とは例えばEV値でありフラッシュO
nOffの情報である。
【0084】カメラ側から情報としてEV値をもらい、
EV値が大きい場合は外で撮影(太陽光)したものであ
る場合が大きいので、図15に示す(a)のように白座
標範囲を限定する。また、逆にEV値が小さいのは夕
日、もしくは人工光と限定し、図15(b)のように白
座標範囲を限定する。また、フラッシュがONのときに
は図15(c)のように白座標範囲を限定する。ここ
で、サンプルポイントグループすべてに対し、以下のよ
うに重み付けを行なう。つまり、限定座標範囲にあるホ
ワイトバランスグループの重みを増す。
【0085】 このような重み付けを行なうことで、白の輝度の低い場
合にも、より好ましいホワイトバランスを行なうことが
でき、また、限定座標範囲に入らない点が白である場合
でも、重み付けによる白グループ選択を行っているた
め、ホワイトバランスがおおきくずれることはない。
【0086】また、本実施例における重み付けは実施例
2におけるステップ7に用いても、また、実施例1及び
実施例2の重み付けの手法と組み合わせて用いても、さ
しつかえない。
【0087】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明によれ
ば、ホワイトバランスを良好に調整できる撮像装置、お
よび撮像装置に備える手段を提供することができる。
【0088】具体的には、本発明に係る第1の実施例に
よれば、撮像素子をフレーム読み出し駆動した場合の実
施例であり、撮像素子出力を簡易な処理で色温度情報を
得ることができ、また、白色は比較的輝度値が高いとい
う仮定のもと、輝度の高いサンプル点の重みを増す処理
を行っているため、画像中に白が比較的少ない場合で
も、正確なホワイトバランス処理を行なうことが可能と
なる。また、画像中に白色部分がなくとも、簡易な処理
でホワイトバランス調整値が得られる。
【0089】また、撮像素子からの出力信号をフィルタ
配列毎にブロック化する手段と、其の複数ブロックを任
意にあるいは千鳥状に間引く手段を備えていることで、
撮像素子の全ての画素に対して計算を行わずにすみ、処
理の高速化が実現できる。
【0090】また、前記分割手段によって分割されたブ
ロック中に、飽和画素があるか否かを判断する手段、ノ
イズ画素はあるか否かを判断する手段、ブロック内に画
像のエッジか含まれるか否かを判断する手段の少なくと
もひとつ以上を備えた適正判断手段を備えていることか
ら、参照ブロックが、被写体の色温度を求めるのに適し
たブロックか否かを判断できる。
【0091】また、色フィルタ配列上、ある色フィルタ
の画素の信号値に隣接した別の色のフィルタの光が漏れ
こみ、その結果、同一被写体の同一ブロック内における
同一色の画素の値が互いに異なるということに起因する
被写体の色温度を判別できないといった問題点を、白板
を撮影し、同一ブロック内における同一色の画素の信号
値が同じになるようある係数を各色フィルタ毎にかける
ことにより回避することが可能となる。
【0092】また、被写体の照度情報、フリッカー情
報、フラッシュ光の有無等の情報から、前記白判別範囲
を変化させることにより、光源が蛍光燈の場合の緑成分
補正や、フラッシュ時のホワイトバランス、日中シンク
ロ撮影時におけるホワイトバランスをより正確にとるこ
とが可能となる。
【0093】また、(R−Y)/Y,(B−Y)/Yに
代わって(Ma−Gr)/(Ma+Gr),(Ye−C
y)/(Ye+Cy)または(Ma−Gr)/(Ma+
Gr+Cy+Ye),(Ye−Cy)/(Ma+Gr+
Ye+Cy)によって座標を作り色温度の検出をするこ
とにより、(Ma,Gr,Cy,Ye)補色フィルタを
有する撮像素子の読み出し信号から直接に簡易な処理で
色温度検出ができるため、本露光前の色温度検出の為の
露光および信号処理を省略することができ、簡易でかつ
正確な色温度検出が可能となる。ここで、分子を(Ma
−Gr)および(Ye−Cy)とすることにより、色温
度変化方向が(Ma−Gr)軸にほぼ垂直で(Ye−C
y)軸にほぼ平行である為、白判別範囲の設定が容易と
することができる。また、蛍光燈下の撮影における緑成
分補正が(Ma−Gr)軸方向の白判別範囲の設定をG
r方向に広げることで簡単に行える。
【0094】また、(R,G,B)純色フィルタを有す
る撮像素子にあっては(R−B)/(R+G+B),
(R+B−G)/(R+G+B)によって座標を作り色
温度の検出を図ることにより補色フィルタを有する撮像
素子と同様に本露光前の色温度検出の為の露光および信
号処理を省略することができ、撮像素子出力より簡易な
処理で正確な色温度検出が可能となる。
【0095】また、(R−Y)/Y,(B−Y)/Yに
代わって(Ma−Gr)/Grまたは(Ma−Gr)/
Maと(Ye−Cy)/Cyまたは(Ye−Cy)/Y
eによって座標を作り色温度の検出をすることにより、
(Ma,Gr,Cy,Ye)の色フィルタを有する撮像
素子の読み出し信号から直接に色温度検出ができるた
め、本露光前の色温度検出の為の露光および信号処理を
省略することができ、簡易でかつ正確な色温度検出が可
能となる。また、白色部分を少量しか含まない被写体撮
影時にあっても(Ma−Gr)/Gr=a,(Ye−C
y)/Cy=bの形で白色判別範囲内の座標を与えるこ
とにより、白色判別範囲内におけるMa’=(1+a)
*Gr,Ye’=(1+b)*Cyの形の簡易な処理で
撮像素子出力を置き換えることができ、前記撮影条件に
あってもホワイトバランスが大きくずれないホワイトバ
ランス調整が可能となる。また、(R,G,B)純色フ
ィルタを有する撮像素子にあっては(R−B)/G,
(R+B−G)/Gによって座標を作り色温度の検出を
図ることにより補色フィルタを有する撮像素子と同様に
本露光前の色温度検出の為の露光および信号処理を省略
することができ、撮像素子出力より簡易な処理で正確な
色温度検出が可能となるとともに、白色部分を少量しか
含まない被写体撮影時にあっても(R−B)/G=a,
(R+B−G)/G=bの形で白色判別範囲内の座標を
与えることにより、白色判別範囲内におけるR’=(1
+a+b)*G/2,B’=(1−a+b)*G/2の
形の簡易な処理で撮像素子出力を置き換えることがで
き、前記撮影条件にあってもホワイトバランスが大きく
ずれないホワイトバランス調整が可能となる。
【0096】また、本発明に係る第2の実施例によれ
ば、撮像素子をフィールド読み出し駆動した場合の実施
例であり、実施例1と同様の効果が得られ、良好なホワ
イトバランス調整値を得ることができる。
【0097】また、本発明における第3の実施例によれ
ば、白色座標内に入ったサンプル点を、撮像素子の露光
条件、暗ければ室内であると仮定し、室内色温度付近の
座標に入ったサンプル点の重みを増し、明るければ屋外
であると仮定し、屋外光付近の座標に入ったサンプル点
の重みを増すことで、より正確なホワイトバランス調整
値が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例のホワイトバランス処理のフロ
ーチャートである。
【図2】 第1の実施例のホワイトバランス処理のフロ
ーチャートである。
【図3】 第1の実施例のホワイトバランス処理のフロ
ーチャートである。
【図4】 第1の実施例のWB検出回路を用いた電子カ
メラの信号処理ブロック図である。
【図5】 撮像素子の色フィルタ配列パターンを示した
説明図である。
【図6】 ホワイトバランス処理に用いるホワイトバラ
ンス座標を示した説明図である。
【図7】 サンプルポイントグループの各パラメータを
示した説明図である。
【図8】 第2の実施例のWB検出回路を用いた電子カ
メラの信号処理ブロック図である。
【図9】 第2の実施例のホワイトバランス処理のフロ
ーチャートである。
【図10】 第2の実施例のホワイトバランス処理のフ
ローチャートである。
【図11】 第2の実施例の撮像素子の読み出し手法を
示した説明図である。
【図12】 白判別曲線範囲幅の決定手法を示した説明
図である。
【図13】 第2の実施例における白判別範囲座標を示
した説明図である。
【図14】 第3の実施例のホワイトバランスの処理の
一部分を示すフローチャートである。
【図15】 第3の実施例の白座標範囲の決定の説明図
である。
【図16】 従来例のデジタル電子カメラのブロック図
である。
【図17】 従来例のブロック図である。
【図18】 従来例のホワイトバランス制御の説明図で
ある。

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分光特性の異なる複数の色フィルタを有
    する撮像素子の出力信号を色温度情報を得るために使用
    できるか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適正
    判断手段において適正と判断された出力信号より色を表
    す第一の信号と第二の信号と輝度信号とを得る為の第一
    の処理手段を有し、色を表す前記第一の信号と輝度信号
    との比率を表す第三の信号と色を表す前記第二の信号と
    輝度信号との比率を表す第四の信号を得る為の第二の処
    理手段を有し、前記第三の信号と第四の信号から撮影画
    像の色温度情報を得ることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 分光特性の異なる3種類以上の色フィル
    タを有する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力信
    号を複数個のブロックに分割する分割手段を有し、前記
    分割手段からの出力信号を色温度情報を得るために使用
    できるか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適正
    判断手段からの出力信号のうち、異なる2色フィルタの
    撮像素子出力信号の差分を表す第1の信号を得る処理手
    段と、前記2色フィルタ以外の組み合わせの色フィルタ
    の撮像素子出力信号の差分を表す第2の信号を得る処理
    手段を有し、前記第1の信号と第1の信号を作成した異
    なる2色フィルタのうちどちらか一方の色フィルタの撮
    像素子出力信号との比率を表す第一の比率信号と、前記
    第2の信号と第2の信号を作成した異なる2色フィルタ
    のうちどちらか一方の色フィルタの撮像素子出力信号と
    の比率を表す第二の比率信号とに対して、色温度変化時
    における白色の変化範囲を設定する白色範囲設定手段を
    有し、撮像素子の複数画素から得られる前記第一の比率
    信号と第二の比率信号とが白色変化範囲に入るか否かを
    判別する手段を有し、白色範囲内にあると判別された場
    合、白色範囲内にあると判別された複数画素の各色フィ
    ルタからの撮像素子出力をそれぞれ積分し、前記積分値
    よりの異なる3種類以上の色フィルタを有する撮像素子
    出力に対する利得制御値を得ることを特徴とする撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 分光特性の異なる3種類以上の色フィル
    タを有する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力信
    号を複数個のブロックに分割する分割手段を有し、前記
    分割手段からの出力信号を色温度情報を得るために使用
    できるか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適正
    判断手段からの出力信号のうち、異なる2色フィルタの
    撮像素子出力信号の差分を表す第1の信号を得る処理手
    段と、前記2色フィルタ以外の組み合わせの色フィルタ
    の撮像素子出力信号の差分を表す第2の信号を得る処理
    手段を有し、前記第1の信号と第1の信号を作成した異
    なる2色フィルタのうちどちらか一方の色フィルタの撮
    像素子出力信号との比率を表す第一の比率信号と、前記
    第2の信号と第2の信号を作成した異なる2色フィルタ
    のうちどちらか一方の色フィルタの撮像素子出力信号と
    の比率を表す第二の比率信号とに対して、色温度変化時
    における白色の変化範囲を設定する白色範囲設定手段を
    有し、撮像素子の複数画素から得られる第一の比率信号
    と第二の比率信号とが白色変化範囲に入るか否かを判別
    する手段を有し、白色範囲内にあると判別された場合、
    白色範囲内にあると判別された複数画素の各色フィルタ
    からの撮像素子出力をそれぞれ積分し、前記積分値より
    の異なる3種類以上の色フィルタを有する撮像素子出力
    に対する第1の利得制御値を得、また、白色範囲内にな
    いと判別された複数画素の撮像素子出力信号と、白色変
    化範囲の境界部における第一・第二の比率信号とから、
    該変化範囲境界部における複数の撮像素子出力に相当す
    る疑似信号を算出する手段を有し、前記複数の擬似信号
    をそれぞれ積分し、該複数の積分値より異なる3種類以
    上の色フィルタを有する撮像素子出力に対する第2の利
    得制御値を得、白色範囲に入る画素数および白色範囲に
    入らない画素数を検出する検出手段を有し、検出画素数
    に応じた混成比を算出する算出手段を有し、該算出した
    混成比に応じて該第一の利得制御値と第二の利得制御値
    を混成して該異なる3種類上の色フィルタを有する撮像
    素子出力に対する利得制御値を得ることを特徴とする撮
    像装置。
  4. 【請求項4】 分光特性の異なる4種の色フィルタを有
    する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力信号を複
    数個のブロックに分割する分割手段を有し、前記分割手
    段からの出力信号を色温度情報を得るために使用できる
    か否かを判断する適正判断手段を有し、前記適正判断手
    段からの出力信号のうち、前記適正判断手段において適
    正と判断された第一・第二・第三・第四の撮像素子出力
    信号のうち第一の撮像素子出力信号と第二の撮像素子出
    力の差分をあらわす第5の信号を得る処理手段を有し、
    第三と第四の撮像素子出力信号の差分を表す第6の信号
    を得る処理手段を有し、第5の信号と第一もしくは第二
    の信号との比率を表す第一の比率信号と、第6の信号と
    第三もしくは第四の信号との比率を表す第二の比率信号
    とに対して色温度変化時における白色の変化範囲を設定
    する白色範囲設定手段を有し、撮像素子の複数画素から
    得られる前記第一の比率信号と第二の比率信号とが白色
    変化範囲に入るか否かを判別する手段を有し、白色範囲
    内にあると判別された場合、白色範囲内にあると判別さ
    れた複数画素の第一・第二・第三・第四の撮像素子出力
    をそれぞれ積分し、該4の積分値より該第一・第二・第
    三・第四の撮像素子出力に対する第1の利得制御値を得
    ることを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 分光特性の異なる4種の色フィルタを有
    する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力信号を複
    数個のブロックに分割する分割手段を有し、前記分割手
    段からの出力信号を色温度情報を得るために使用できる
    か否かを判断する適正判断手段を有し、前記適正判断手
    段からの出力信号のうち、前記適正判断手段において適
    正と判断された第一・第二・第三・第四の撮像素子出力
    信号のうち第一の撮像素子出力信号と第二の撮像素子出
    力の差分をあらわす第5の信号を得る処理手段を有し、
    第三と第四の撮像素子出力信号の差分を表す第6の信号
    を得る処理手段を有し、第5の信号と第一もしくは第二
    の信号との比率を表す第一の比率信号と、第6の信号と
    第三もしくは第四の信号との比率を表す第二の比率信号
    とに対して色温度変化時における白色の変化範囲を設定
    する白色範囲設定手段を有し、撮像素子の複数画素から
    得られる第一の比率信号と第二の比率信号とが白色変化
    範囲に入るか否かを判別する手段を有し、白色範囲内に
    あると判別された場合、白色範囲内にあると判別された
    複数画素の第一・第二・第三・第四の撮像素子出力をそ
    れぞれ積分し、該4の積分値より該第一・第二・第三・
    第四の撮像素子出力に対する第1の利得制御値を得、ま
    た、白色範囲内にないと判別された複数画素の第一もし
    くは第二の撮像素子出力と第三もしくは第四の撮像素子
    出力と白色変化範囲の境界部における第一・第二の比率
    信号とから、該変化範囲境界部における第二もしくは第
    一の撮像素子出力と第四もしくは第三の撮像素子出力に
    相当する疑似信号を算出する手段を有し、第一もしくは
    第二の撮像素子出力と第三もしくは第四の撮像素子出力
    と第二もしくは第一の撮像素子出力に相当する疑似信号
    と第四もしくは第三の撮像素子出力に相当する疑似信号
    のそれぞれ積分し、該4つの積分値より該第一・第二・
    第三・第四の撮像素子出力に対する第2の利得制御値を
    得、白色範囲に入る画素数および白色範囲に入らない画
    素数を検出する検出手段を有し、検出画素数に応じた混
    成比を算出する算出手段を有し、該算出した混成比に応
    じて該第一の利得制御値と第二の利得制御値を混成して
    該第一・第二・第三・第四の撮像素子出力に対する利得
    制御値を得ることを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし請求項5におけるブロッ
    ク分割手段は、撮像素子からの出力信号を前記撮像素子
    に配置された複数の色フィルタの配置パターン毎に分割
    する手段、もしくは、撮像素子からの出力信号を前記撮
    像素子に配置された複数の色フィルタの配置パターン毎
    に分割し其の分割ブロックを任意の数に間引く手段を備
    えたことを特徴とするブロック分割手段。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5における適正判
    断手段は、前記ブロック分割手段の出力信号が飽和して
    いるか否かを判断する飽和判別手段、もしくは、撮像素
    子からの信号がノイズであるか否かを判断するノイズ判
    別手段、もしくは、画像のエッジであるか否かを判別す
    るエッジ判別手段、もしくは、白板を撮影したときに前
    記ブロック分割手段で分割されたブロックにおける同じ
    色フィルタの出力信号値が同じになるよう各出力信号に
    利得をかける利得調整手段の少なくとも1つ以上の判別
    手段を備えていることを特徴とする適正判別手段。
  8. 【請求項8】 請求項2ないし請求項5における白色範
    囲設定手段は、撮影時の被写体照度情報によって任意に
    白色範囲を変化させる手段、もしくは、フリッカーの有
    無の情報によって任意に白色範囲を変化させる手段、フ
    ラッシュ光の有無の情報と被写体の照度情報によって任
    意に白色変化範囲を変化させる手段の少なくとも1つ以
    上の手段を備えていることを特徴とする白色範囲設定手
    段。
  9. 【請求項9】 Ma,Gr,Cy,Yeの4色フィルタ
    を有する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力信号
    を複数個のブロックに分割する分割手段を有し、前記分
    割手段からの出力信号を色温度情報を得るために使用で
    きるか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適正判
    断手段からの出力信号のうち、前記適正判断手段におい
    て適正と判断されたMa,Gr,Cy,Yeの撮像素子
    出力信号のうちYe信号とCy信号の差分をあらわす
    (Ye−Cy)信号を得る処理手段を有し、Ma信号と
    Gr信号の差分を表す(Ma−Gr)信号を得る処理手
    段を有し、(Ye−Cy)信号とCy信号との比率を表
    す第一の比率信号(Ye−Cy)/Cyと、(Ma−G
    r)信号と第Gr信号との比率を表す第二の比率信号
    (Ma−Gr)/Grとに対して色温度変化時における
    白色の変化範囲を設定する手段を有し、撮像素子の複数
    画素から得られる第一の比率信号と第二の比率信号とが
    白色変化範囲に入るか否かを判別する手段を有し、白色
    範囲内にあると判別された場合、白色範囲内にあると判
    別された複数画素のMa,Gr,Cy,Yeの撮像素子
    出力をそれぞれ積分し、該4つの積分値よりMa,G
    r,Cy,Yeの撮像素子出力に対する第1の利得制御
    値を得、また、白色範囲内にないと判別された複数画素
    のMaもしくはGrの撮像素子出力とCyもしくはYe
    の撮像素子出力と白色変化範囲の境界部における第一・
    第二の比率信号とから、該変化範囲境界部におけるGr
    もしくはMaの撮像素子出力とYeもしくはCyの撮像
    素子出力に相当する疑似信号を算出する手段を有し、M
    aもしくはGrの撮像素子出力とCyもしくはYeの撮
    像素子出力とGrもしくはMaの撮像素子出力に相当す
    る疑似信号とYeもしくはCyの撮像素子出力に相当す
    る疑似信号のそれぞれ積分し、該4つの積分値よりM
    a,Gr,Cy,Yeの撮像素子出力に対する第2の利
    得制御値を得、白色範囲に入る画素数および白色範囲に
    入らない画素数を検出する検出手段を有し、検出画素数
    に応じた混成比を算出する算出手段を有し、該算出した
    混成比に応じて該第一の利得制御値と第二の利得制御値
    を混成してMa,Gr,Cy,Yeの撮像素子出力に対
    する利得制御値を得ることを特徴とする撮像装置。
  10. 【請求項10】 請求項9におけるブロック分割手段
    は、Ma.Gr.Cy,Ye,Gr,Ma,Cy,Ye
    の8画素を1ブロックとして分割する、もしくはMa.
    Gr.Cy,Ye,Grの6画素を1ブロックとして分
    割することを特徴とするブロック分割手段。
  11. 【請求項11】 請求項9および請求項10におけるブ
    ロック分割手段は、撮像素子上の全ての画素を任意の複
    数ブロックに分割し、かつ、其の分割されたブロックを
    任意の数に間引く手段を備えたことを特徴とするブロッ
    ク分割手段。
  12. 【請求項12】 請求項9における適正判断手段は、M
    a,Gr,Cy,Yeの1画素でも予め決められたレベ
    ル値を越えた場合飽和ブロックと判別する飽和判別手
    段、もしくは、Ma,Gr,Cy,Yeの平均値が予め
    決められたレベル値より低い場合ノイズブロックと判別
    するノイズ判別手段、もしくは、前記ブロック分割手段
    において分割されたブロックのうち同色の画素の値の差
    が予め決められた値より大きい場合エッジと判別するエ
    ッジ判別手段、もしくは、白板を撮影し前記ブロック分
    割手段で分割されたブロックにおける同じ色フィルタの
    出力信号値が同じになるよう各出力信号に利得をかける
    利得調整手段の少なくとも1つ以上の判別手段を備えて
    いることを特徴とする適正判別手段。
  13. 【請求項13】 請求項9における白色範囲設定手段
    は、撮影時の被写体の照度情報より、照度値が大きい場
    合、色温度変化時における請求項9の第二の比率信号
    (Ma−Gr)/Grの変化範囲を狭め、照度値が小さ
    い場合、前記第二の比率信号(Ma−Gr)/Grの変
    化範囲をGr方向に広くする設定手段、もしくは、フリッ
    カーの有無の情報により、フリッカーがない場合、色温
    度変化時における請求項9の第二の比率信号(Ma−G
    r)/Grの変化範囲を狭め、フリッカーがある場合、
    前記第二の比率信号(Ma−Gr)/Grの変化範囲を
    Gr方向に広くする設定手段、もしくは、フラッシュ光
    の有無の情報、被写体の照度情報によって、色温度変化
    時における請求項9の第一の比率信号(Ye−Cy)/
    Cyの変化範囲を任意に変化させる設定手段の少なくと
    も1つ以上の設定手段を備えていることを特徴とする白
    色範囲設定手段。
  14. 【請求項14】 分光特性の異なる複数の色フィルタを
    有する撮像素子の出力信号を色温度情報を得るために使
    用できるか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適
    正判断手段において適正と判断された出力信号より色を
    表す第一の信号と彩度を表す第二の信号と照度を表す第
    三の信号とを得る為の第一の処理手段を有し、色を表す
    第一の信号と第三の信号との比率を表す第四の信号と色
    を表す第二の信号と第三の信号との比率を表す第五の信
    号を得る為の第二の処理手段を有し、第三の信号と第四
    の信号と第五の信号から撮影画像の色温度情報を得るこ
    とを特徴とする撮像装置。
  15. 【請求項15】 分光特性の異なる3種類以上の色フィ
    ルタを有する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力
    信号を複数個のブロックに分割する分割手段を有し、前
    記分割手段からの出力信号を色温度情報を得るために使
    用できるか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適
    正判断手段からの出力信号のうち、異なる2色フィルタ
    の撮像素子出力信号の差分を表す第1の信号を得る処理
    手段と、前記2色フィルタ以外の組み合わせの色フィル
    タの撮像素子出力信号の差分を表す第2の信号を得る処
    理手段と、輝度信号値を作成する処理手段とを有し、前
    記第1の信号と第1の信号を作成した異なる2色フィル
    タのうちどちらか一方の色フィルタの撮像素子出力信号
    との比率を表す第一の比率信号と、前記第2の信号と第
    2の信号を作成した異なる2色フィルタのうちどちらか
    一方の色フィルタの撮像素子出力信号との比率を表す第
    二の比率信号とに対して、色温度変化時における白色の
    変化範囲を設定する手段を有し、撮像素子の複数画素か
    ら得られる第一の比率信号と第二の比率信号とが白色変
    化範囲に入るか否かを判別する手段を有し、白色範囲内
    にあると判別された場合、白色範囲内にあると判別され
    た複数画素の各色フィルタからの撮像素子出力を輝度信
    号を用いて重みを付けてそれぞれ積分し、前記積分値よ
    りの異なる3種類以上の色フィルタを有する撮像素子出
    力に対する利得制御値を得ることを特徴とする撮像装
    置。
  16. 【請求項16】 分光特性の異なる3種類以上の色フィ
    ルタを有する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力
    信号を複数個のブロックに分割する分割手段を有し、前
    記分割手段からの出力信号を色温度情報を得るために使
    用できるか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適
    正判断手段からの出力信号のうち、異なる2色フィルタ
    の撮像素子出力信号の差分を表す第1の信号を得る処理
    手段と、前記2色フィルタ以外の組み合わせの色フィル
    タの撮像素子出力信号の差分を表す第2の信号を得る処
    理手段と、輝度信号値を作成する処理手段とを有し、前
    記第1の信号と第1の信号を作成した異なる2色フィル
    タのうちどちらか一方の色フィルタの撮像素子出力信号
    との比率を表す第一の比率信号と、前記第2の信号と第
    2の信号を作成した異なる2色フィルタのうちどちらか
    一方の色フィルタの撮像素子出力信号との比率を表す第
    二の比率信号とに対して、色温度変化時における白色の
    変化範囲を設定する手段を有し、撮像素子の複数画素か
    ら得られる第一の比率信号と第二の比率信号とが白色変
    化範囲に入るか否かを判別する手段を有し、白色範囲内
    にあると判別された場合、白色範囲内にあると判別され
    た複数画素の各色フィルタからの撮像素子出力を輝度信
    号を用いて重みを付けてそれぞれ積分し、前記積分値よ
    りの異なる3種類以上の色フィルタを有する撮像素子出
    力に対する第1の利得制御値を得、また、白色範囲内に
    ないと判別された複数画素の撮像素子出力信号と、白色
    変化範囲の境界部における第一・第二の比率信号とか
    ら、該変化範囲境界部における複数の撮像素子出力に相
    当する疑似信号を算出する手段を有し、前記複数の擬似
    信号をそれぞれ積分し、該複数の積分値より異なる3種
    類以上の色フィルタを有する撮像素子出力に対する第2
    の利得制御値を得、白色範囲に入る画素数および白色範
    囲に入らない画素数を検出する検出手段を有し、検出画
    素数に応じた混成比を算出する算出手段を有し、該算出
    した混成比に応じて該第一の利得制御値と第二の利得制
    御値を混成して該異なる3種類上の色フィルタを有する
    撮像素子出力に対する利得制御値を得ることを特徴とす
    る撮像装置。
  17. 【請求項17】 分光特性の異なる4種の色フィルタを
    有する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力信号を
    複数個のブロックに分割する分割手段を有し、前記分割
    手段からの出力信号を色温度情報を得るために使用でき
    るか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適正判断
    手段からの出力信号のうち、前記適正判断手段において
    適正と判断された第一・第二・第三・第四の撮像素子出
    力信号のうち第一の撮像素子出力信号と第二の撮像素子
    出力の差分をあらわす第5の信号を得る処理手段を有
    し、第三と第四の撮像素子出力信号の差分を表す第6の
    信号を得る処理手段を有し、第一から第四までの信号を
    用いて第7の信号を得る処理手段を有し、第5の信号と
    第一もしくは第二の信号との比率を表す第一の比率信号
    と、第6の信号と第三もしくは第四の信号との比率を表
    す第二の比率信号とに対して色温度変化時における白色
    の変化範囲を設定する手段を有し、撮像素子の複数画素
    から得られる第一の比率信号と第二の比率信号とが白色
    変化範囲に入るか否かを判別する手段を有し、白色範囲
    内にあると判別された場合、白色範囲内にあると判別さ
    れた複数画素の第一・第二・第三・第四の撮像素子出力
    を第7の信号を用いて重みを付けてそれぞれ積分し、該
    4つの積分値より該第一・第二・第三・第四の撮像素子
    出力に対する第1の利得制御値を得ることを特徴とする
    撮像装置。
  18. 【請求項18】 分光特性の異なる4種の色フィルタを
    有する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力信号を
    複数個のブロックに分割する分割手段を有し、前記分割
    手段からの出力信号を色温度情報を得るために使用でき
    るか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適正判断
    手段からの出力信号のうち、前記適正判断手段において
    適正と判断された第一・第二・第三・第四の撮像素子出
    力信号のうち第一の撮像素子出力信号と第二の撮像素子
    出力の差分をあらわす第5の信号を得る処理手段を有
    し、第三と第四の撮像素子出力信号の差分を表す第6の
    信号を得る処理手段を有し、第一から第四までの信号を
    用いて第7の信号を得る処理手段を有し、第5の信号と
    第一もしくは第二の信号との比率を表す第一の比率信号
    と、第6の信号と第三もしくは第四の信号との比率を表
    す第二の比率信号とに対して色温度変化時における白色
    の変化範囲を設定する手段を有し、撮像素子の複数画素
    から得られる第一の比率信号と第二の比率信号とが白色
    変化範囲に入るか否かを判別する手段を有し、白色範囲
    内にあると判別された場合、白色範囲内にあると判別さ
    れた複数画素の第一・第二・第三・第四の撮像素子出力
    を第7の信号を用いて重みを付けてそれぞれ積分し、該
    4つの積分値より該第一・第二・第三・第四の撮像素子
    出力に対する第1の利得制御値を得、また、白色範囲内
    にないと判別された複数画素の第一もしくは第二の撮像
    素子出力と第三もしくは第四の撮像素子出力と白色変化
    範囲の境界部における第一・第二の比率信号とから、該
    変化範囲境界部における第二もしくは第一の撮像素子出
    力と第四もしくは第三の撮像素子出力に相当する疑似信
    号を算出する手段を有し、第一もしくは第二の撮像素子
    出力と第三もしくは第四の撮像素子出力と第二もしくは
    第一の撮像素子出力に相当する疑似信号と第四もしくは
    第三の撮像素子出力に相当する疑似信号のそれぞれ積分
    し、該4の積分値より該第一・第二・第三・第四の撮像
    素子出力に対する第2の利得制御値を得、白色範囲に入
    る画素数および白色範囲に入らない画素数を検出する検
    出手段を有し、検出画素数に応じた混成比を算出する算
    出手段を有し、該算出した混成比に応じて該第一の利得
    制御値と第二の利得制御値を混成して該第一・第二・第
    三・第四の撮像素子出力に対する利得制御値を得ること
    を特徴とする撮像装置。
  19. 【請求項19】 請求項15ないし請求項18における
    重み付けの手段とは、前記白色変化範囲に入ると判別さ
    れた前記第一から第四の撮像素子出力信号を積分すると
    きに、輝度信号に比例した係数を前記撮像素子出力信号
    にかけて、積分値に対する同4つの出力信号値の影響を
    大きくすることを特徴とする重み付け手段。
  20. 【請求項20】 請求項15ないし請求項18における
    ブロック分割手段は、撮像素子からの出力信号を前記撮
    像素子に配置された複数の色フィルタの配置パターン毎
    に分割する手段、もしくは、撮像素子からの出力信号を
    前記撮像素子に配置された複数の色フィルタの配置パタ
    ーン毎に分割し其の分割ブロックを任意の数に間引く手
    段を備えたことを特徴とするブロック分割手段。
  21. 【請求項21】 請求項14ないし請求項18における
    適正判断手段は、前記ブロック分割手段の出力信号が飽
    和しているか否かを判断する飽和判別手段、もしくは、
    撮像素子からの信号がノイズであるか否かを判断するノ
    イズ判別手段、もしくは、画像のエッジであるか否かを
    判別するエッジ判別手段、もしくは、白板を撮影したと
    きに前記ブロック分割手段で分割されたブロックにおけ
    る同じ色フィルタの出力信号値が同じになるよう各出力
    信号に利得をかける利得調整手段の少なくとも1つ以上
    の判別手段を備えていることを特徴とする適正判別手
    段。
  22. 【請求項22】 請求項15ないし請求項18における
    白色範囲設定手段は、撮影時の被写体照度情報によって
    任意に白色範囲を変化させる手段、もしくは、フリッカ
    ーの有無の情報によって任意に白色範囲を変化させる手
    段、フラッシュ光の有無の情報と被写体の照度情報によ
    って任意に白色変化範囲を変化させる手段の少なくとも
    1つ以上の手段を備えていることを特徴とする白色範囲
    設定手段。
  23. 【請求項23】 Ma,Gr,Cy,Yeの4色フィル
    タを有する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力信
    号を複数個のブロックに分割する分割手段を有し、前記
    分割手段からの出力信号を色温度情報を得るために使用
    できるか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適正
    判断手段からの出力信号のうち、前記適正判断手段にお
    いて適正と判断されたMa,Gr,Cy,Yeの撮像素
    子出力信号のうちYe信号とCy信号の差分をあらわす
    (Ye−Cy)信号を得る処理手段を有し、Ma信号と
    Gr信号の差分を表す(Ma−Gr)信号を得る処理手
    段を有し、(Ye−Cy)信号とCy信号との比率を表
    す第一の比率信号(Ye−Cy)/Cyと、(Ma−G
    r)信号と第Gr信号との比率を表す第二の比率信号
    (Ma−Gr)/Grとに対して色温度変化時における
    白色の変化範囲を設定する手段を有し、撮像素子の複数
    画素から得られる第一の比率信号と第二の比率信号とが
    白色変化範囲に入るか否かを判別する手段を有し、白色
    範囲内にあると判別された場合、白色範囲内にあると判
    別された複数画素のMa,Gr,Cy,Yeの撮像素子
    出力を輝度信号を用いて重みを付けてそれぞれ積分し、
    該4つの積分値よりMa,Gr,Cy,Yeの撮像素子
    出力に対する第1の利得制御値を得、また、白色範囲内
    にないと判別された複数画素のMaもしくはGrの撮像
    素子出力とCyもしくはYeの撮像素子出力と白色変化
    範囲の境界部における第一・第二の比率信号とから、該
    変化範囲境界部におけるGrもしくはMaの撮像素子出
    力とYeもしくはCyの撮像素子出力に相当する疑似信
    号を算出する手段を有し、MaもしくはGrの撮像素子
    出力とCyもしくはYeの撮像素子出力とGrもしくは
    Maの撮像素子出力に相当する疑似信号とYeもしくは
    Cyの撮像素子出力に相当する疑似信号のそれぞれ積分
    し、該4つの積分値よりMa,Gr,Cy,Yeの撮像
    素子出力に対する第2の利得制御値を得、白色範囲に入
    る画素数および白色範囲に入らない画素数を検出する検
    出手段を有し、検出画素数に応じた混成比を算出する算
    出手段を有し、該算出した混成比に応じて該第一の利得
    制御値と第二の利得制御値を混成してMa,Gr,C
    y,Yeの撮像素子出力に対する利得制御値を得ること
    を特徴とする撮像装置。
  24. 【請求項24】 請求項23における重み付けの手段と
    は、前記白色変化範囲に入ると判別された前記第一から
    第四の撮像素子出力信号を積分するときに、輝度信号に
    比例した係数を前記撮像素子出力信号にかけて、積分値
    に対する同4つの出力信号値の影響を大きくすることを
    特徴とする重み付け手段。
  25. 【請求項25】 請求項23におけるブロック分割手段
    は、Ma.Gr.Cy,Ye,Gr,Ma,Cy,Ye
    の8画素を1ブロックとして分割する、もしくはMa.
    Gr.Cy,Ye,Grの6画素を1ブロックとして分
    割することを特徴とするブロック分割手段。
  26. 【請求項26】 請求項23におけるブロック分割手段
    は、撮像素子上の全ての画素を任意の複数ブロックに分
    割し、かつ、其の分割されたブロックを任意の数に間引
    く手段を備えたことを特徴とするブロック分割手段。
  27. 【請求項27】 請求項23における適正判断手段は、
    Ma,Gr,Cy,Yeの1画素でも予め決められたレ
    ベル値を越えた場合飽和ブロックと判別する飽和判別手
    段、もしくは、Ma,Gr,Cy,Yeの平均値が予め
    決められたレベル値より低い場合ノイズブロックと判別
    するノイズ判別手段、もしくは、前記ブロック分割手段
    において分割されたブロックのうち同色の画素の値の差
    が予め決められた値より大きい場合エッジと判別するエ
    ッジ判別手段、もしくは、白板を撮影し前記ブロック分
    割手段で分割されたブロックにおける同じ色フィルタの
    出力信号値が同じになるよう各出力信号に利得をかける
    利得調整手段の少なくとも1つ以上の判別手段を備えて
    いることを特徴とする適正判別手段。
  28. 【請求項28】 請求項23における白色範囲設定手段
    は、撮影時の被写体の照度情報より、照度値が大きい場
    合、色温度変化時における請求項23の第二の比率信号
    (Ma−Gr)/Grの変化範囲を狭め、照度値が小さ
    い場合、前記第二の比率信号(Ma−Gr)/Grの変
    化範囲をGr方向に広くする設定手段、もしくは、フリ
    ッカーの有無の情報により、フリッカーがない場合、色
    温度変化時における請求項23の第二の比率信号(Ma
    −Gr)/Grの変化範囲を狭め、フリッカーがある場
    合、前記第二の比率信号(Ma−Gr)/Grの変化範
    囲をGr方向に広くする設定手段、もしくは、フラッシ
    ュ光の有無の情報、被写体の照度情報によって、色温度
    変化時における請求項23の第一の比率信号(Ye−C
    y)/Cyの変化範囲を任意に変化させる設定手段の少
    なくとも1つ以上の設定手段を備えていることを特徴と
    する白色範囲設定手段。
  29. 【請求項29】 分光特性の異なる複数の色フィルタを
    有する撮像素子の出力信号を色温度情報を得るために使
    用できるか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適
    正判断手段において適正と判断された出力信号より色を
    表す第一の信号と彩度を表す第二の信号と撮像素子の露
    光量を表す第三の信号とを得る為の第一の処理手段を有
    し、色を表す第一の信号と輝度信号との比率を表す第四
    の信号と色を表す第二の信号と輝度信号との比率を表す
    第五の信号を得る為の第二の処理手段を有し、第三の信
    号と第四の信号と第五の信号から撮影画像の色温度情報
    を得ることを特徴とする撮像装置。
  30. 【請求項30】 分光特性の異なる3種類以上の色フィ
    ルタを有する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力
    信号を複数個のブロックに分割する分割手段を有し、前
    記分割手段からの出力信号を色温度情報を得るために使
    用できるか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適
    正判断手段からの出力信号のうち、異なる2色フィルタ
    の撮像素子出力信号の差分を表す第1の信号を得る処理
    手段と、前記2色フィルタ以外の組み合わせの色フィル
    タの撮像素子出力信号の差分を表す第2の信号を得る処
    理手段と、撮像素子の露光量を表す露光量信号を得る処
    理手段とを有し、前記第1の信号と第1の信号を作成し
    た異なる2色フィルタのうちどちらか一方の色フィルタ
    の撮像素子出力信号との比率を表す第一の比率信号と、
    前記第2の信号と第2の信号を作成した異なる2色フィ
    ルタのうちどちらか一方の色フィルタの撮像素子出力信
    号との比率を表す第二の比率信号とに対して、色温度変
    化時における白色の変化範囲を設定する手段を有し、撮
    像素子の複数画素から得られる第一の比率信号と第二の
    比率信号とが白色変化範囲に入るか否かを判別する手段
    を有し、白色範囲内にあると判別された場合、白色範囲
    内にあると判別された複数画素の各色フィルタからの撮
    像素子出力を露光量信号を用いて重みを付けてそれぞれ
    積分し、前記積分値よりの異なる3種類以上の色フィル
    タを有する撮像素子出力に対する利得制御値を得ること
    を特徴とする撮像装置。
  31. 【請求項31】 分光特性の異なる3種類以上の色フィ
    ルタを有する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力
    信号を複数個のブロックに分割する分割手段を有し、前
    記分割手段からの出力信号を色温度情報を得るために使
    用できるか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適
    正判断手段からの出力信号のうち、異なる2色フィルタ
    の撮像素子出力信号の差分を表す第1の信号を得る処理
    手段と、前記2色フィルタ以外の組み合わせの色フィル
    タの撮像素子出力信号の差分を表す第2の信号を得る処
    理手段と、撮像素子の露光量を表す露光量信号を得る処
    理手段とを有し、前記第1の信号と第1の信号を作成し
    た異なる2色フィルタのうちどちらか一方の色フィルタ
    の撮像素子出力信号との比率を表す第一の比率信号と、
    前記第2の信号と第2の信号を作成した異なる2色フィ
    ルタのうちどちらか一方の色フィルタの撮像素子出力信
    号との比率を表す第二の比率信号とに対して、色温度変
    化時における白色の変化範囲を設定する手段を有し、撮
    像素子の複数画素から得られる第一の比率信号と第二の
    比率信号とが白色変化範囲に入るか否かを判別する手段
    を有し、白色範囲内にあると判別された場合、白色範囲
    内にあると判別された複数画素の各色フィルタからの撮
    像素子出力を露光量信号を用いて重みを付けてそれぞれ
    積分し、前記積分値よりの異なる3種類以上の色フィル
    タを有する撮像素子出力に対する第1の利得制御値を
    得、また、白色範囲内にないと判別された複数画素の撮
    像素子出力信号と、白色変化範囲の境界部における第一
    ・第二の比率信号とから、該変化範囲境界部における複
    数の撮像素子出力に相当する疑似信号を算出する手段を
    有し、前記複数の擬似信号をそれぞれ積分し、該複数の
    積分値より異なる3種類以上の色フィルタを有する撮像
    素子出力に対する第2の利得制御値を得、白色範囲に入
    る画素数および白色範囲に入らない画素数を検出する検
    出手段を有し、検出画素数に応じた混成比を算出する算
    出手段を有し、該算出した混成比に応じて該第一の利得
    制御値と第二の利得制御値を混成して該異なる3種類上
    の色フィルタを有する撮像素子出力に対する利得制御値
    を得ることを特徴とする撮像装置。
  32. 【請求項32】 分光特性の異なる4種の色フィルタを
    有する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力信号を
    複数個のブロックに分割する分割手段を有し、前記分割
    手段からの出力信号を色温度情報を得るために使用でき
    るか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適正判断
    手段からの出力信号のうち、前記適正判断手段において
    適正と判断された第一・第二・第三・第四の撮像素子出
    力信号のうち第一の撮像素子出力信号と第二の撮像素子
    出力の差分をあらわす第5の信号を得る処理手段を有
    し、第三と第四の撮像素子出力信号の差分を表す第6の
    信号を得る処理手段を有し、撮像素子の露光量を表す露
    光量信号を得る処理手段を有し、第5の信号と第一もし
    くは第二の信号との比率を表す第一の比率信号と、第6
    の信号と第三もしくは第四の信号との比率を表す第二の
    比率信号とに対して色温度変化時における白色の変化範
    囲を設定する手段を有し、撮像素子の複数画素から得ら
    れる第一の比率信号と第二の比率信号とが白色変化範囲
    に入るか否かを判別する手段を有し、白色範囲内にある
    と判別された場合、白色範囲内にあると判別された複数
    画素の第一・第二・第三・第四の撮像素子出力を露光量
    信号を用いて重みを付けてそれぞれ積分し、該4つの積
    分値より該第一・第二・第三・第四の撮像素子出力に対
    する利得制御値を得ることを特徴とする撮像装置。
  33. 【請求項33】 分光特性の異なる4種の色フィルタを
    有する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力信号を
    複数個のブロックに分割する分割手段を有し、前記分割
    手段からの出力信号を色温度情報を得るために使用でき
    るか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適正判断
    手段からの出力信号のうち、前記適正判断手段において
    適正と判断された第一・第二・第三・第四の撮像素子出
    力信号のうち第一の撮像素子出力信号と第二の撮像素子
    出力の差分をあらわす第5の信号を得る処理手段を有
    し、第三と第四の撮像素子出力信号の差分を表す第6の
    信号を得る処理手段を有し、撮像素子の露光量を表す露
    光量信号を得る処理手段を有し、第5の信号と第一もし
    くは第二の信号との比率を表す第一の比率信号と、第6
    の信号と第三もしくは第四の信号との比率を表す第二の
    比率信号とに対して色温度変化時における白色の変化範
    囲を設定する手段を有し、撮像素子の複数画素から得ら
    れる第一の比率信号と第二の比率信号とが白色変化範囲
    に入るか否かを判別する手段を有し、白色範囲内にある
    と判別された場合、白色範囲内にあると判別された複数
    画素の第一・第二・第三・第四の撮像素子出力を露光量
    信号を用いて重みを付けてそれぞれ積分し、該4つの積
    分値より該第一・第二・第三・第四の撮像素子出力に対
    する第1の利得制御値を得、また、白色範囲内にないと
    判別された複数画素の第一もしくは第二の撮像素子出力
    と第三もしくは第四の撮像素子出力と白色変化範囲の境
    界部における第一・第二の比率信号とから、該変化範囲
    境界部における第二もしくは第一の撮像素子出力と第四
    もしくは第三の撮像素子出力に相当する疑似信号を算出
    する手段を有し、第一もしくは第二の撮像素子出力と第
    三もしくは第四の撮像素子出力と第二もしくは第一の撮
    像素子出力に相当する疑似信号と第四もしくは第三の撮
    像素子出力に相当する疑似信号のそれぞれ積分し、該4
    つの積分値より該第一・第二・第三・第四の撮像素子出
    力に対する第2の利得制御値を得、白色範囲に入る画素
    数および白色範囲に入らない画素数を検出する検出手段
    を有し、検出画素数に応じた混成比を算出する算出手段
    を有し、該算出した混成比に応じて該第一の利得制御値
    と第二の利得制御値を混成して該第一・第二・第三・第
    四の撮像素子出力に対する利得制御値を得ることを特徴
    とする撮像装置。
  34. 【請求項34】 請求項30ないし請求項33における
    重み付けの手段とは、前記白色変化範囲に入ると判別さ
    れた前記第一から第四の撮像素子出力信号を積分すると
    きに、あらかじめ前記露光量信号を用いて、被写体の色
    温度を予測して前記白色変化領域を分割し、前記第一の
    比率信号と第二の比率信号が前記予測された白色変化領
    域内に入ると判断されたなら、前記4つの出力信号をそ
    れぞれN倍し、積分値に対する同4つの出力信号値の影
    響を大きくすることを特徴とする重み付け手段。
  35. 【請求項35】 請求項30ないし請求項33における
    ブロック分割手段は、撮像素子からの出力信号を前記撮
    像素子に配置された複数の色フィルタの配置パターン毎
    に分割する手段、もしくは、撮像素子からの出力信号を
    前記撮像素子に配置された複数の色フィルタの配置パタ
    ーン毎に分割し其の分割ブロックを任意の数に間引く手
    段を備えたことを特徴とするブロック分割手段。
  36. 【請求項36】 請求項29ないし請求項33における
    適正判断手段は、前記ブロック分割手段の出力信号が飽
    和しているか否かを判断する飽和判別手段、もしくは、
    撮像素子からの信号がノイズであるか否かを判断するノ
    イズ判別手段、もしくは、画像のエッジであるか否かを
    判別するエッジ判別手段、もしくは、白板を撮影したと
    きに前記ブロック分割手段で分割されたブロックにおけ
    る同じ色フィルタの出力信号値が同じになるよう各出力
    信号に利得をかける利得調整手段の少なくとも1つ以上
    の判別手段を備えていることを特徴とする適正判別手
    段。
  37. 【請求項37】 請求項30ないし請求項33における
    白色範囲設定手段は、撮影時の被写体照度情報によって
    任意に白色範囲を変化させる手段、もしくは、フリッカ
    ーの有無の情報によって任意に白色範囲を変化させる手
    段、フラッシュ光の有無の情報と被写体の照度情報によ
    って任意に白色変化範囲を変化させる手段の少なくとも
    1つ以上の手段を備えていることを特徴とする白色範囲
    設定手段。
  38. 【請求項38】 Ma,Gr,Cy,Yeの4色フィル
    タを有する撮像素子を有し、前記撮像素子からの出力信
    号を複数個のブロックに分割する分割手段を有し、前記
    分割手段からの出力信号を色温度情報を得るために使用
    できるか否かを判断する適正判断手段を有し、前記適正
    判断手段からの出力信号のうち、前記適正判断手段にお
    いて適正と判断されたMa,Gr,Cy,Yeの撮像素
    子出力信号のうちYe信号とCy信号の差分をあらわす
    (Ye−Cy)信号を得る処理手段を有し、Ma信号と
    Gr信号の差分を表す(Ma−Gr)信号を得る処理手
    段を有し、(Ye−Cy)信号とCy信号との比率を表
    す第一の比率信号(Ye−Cy)/Cyと、(Ma−G
    r)信号と第Gr信号との比率を表す第二の比率信号
    (Ma−Gr)/Grとに対して色温度変化時における
    白色の変化範囲を設定する手段を有し、撮像素子の複数
    画素から得られる第一の比率信号と第二の比率信号とが
    白色変化範囲に入るか否かを判別する手段を有し、白色
    範囲内にあると判別された場合、白色範囲内にあると判
    別された複数画素のMa,Gr,Cy,Yeの撮像素子
    出力を露光量信号を用いて重みを付けてそれぞれ積分
    し、該4つの積分値よりMa,Gr,Cy,Yeの撮像
    素子出力に対する第1の利得制御値を得、また、白色範
    囲内にないと判別された複数画素のMaもしくはGrの
    撮像素子出力とCyもしくはYeの撮像素子出力と白色
    変化範囲の境界部における第一・第二の比率信号とか
    ら、該変化範囲境界部におけるGrもしくはMaの撮像
    素子出力とYeもしくはCyの撮像素子出力に相当する
    疑似信号を算出する手段を有し、MaもしくはGrの撮
    像素子出力とCyもしくはYeの撮像素子出力とGrも
    しくはMaの撮像素子出力に相当する疑似信号とYeも
    しくはCyの撮像素子出力に相当する疑似信号のそれぞ
    れ積分し、該4つの積分値よりMa,Gr,Cy,Ye
    の撮像素子出力に対する第2の利得制御値を得、白色範
    囲に入る画素数および白色範囲に入らない画素数を検出
    する検出手段を有し、検出画素数に応じた混成比を算出
    する算出手段を有し、該算出した混成比に応じて該第一
    の利得制御値と第二の利得制御値を混成してMa,G
    r,Cy,Yeの撮像素子出力に対する利得制御値を得
    ることを特徴とする撮像装置。
  39. 【請求項39】 請求項38における重み付けの手段と
    は、前記白色変化範囲に入ると判別された前記第一から
    第四の撮像素子出力信号を積分するときに、あらかじめ
    前記露光量信号を用いて、被写体の色温度を予測して前
    記白色変化領域を分割し、請求項38における第一の比
    率信号と第二の比率信号が前記予測された白色変化領域
    内に入ると判断されたなら、請求項38におけるMa,
    Gr,Cy,Yeの信号値をそれぞれN倍し、積分値に
    対する同4つの出力信号値の影響を大きくすることを特
    徴とする重み付け手段。
  40. 【請求項40】 請求項38におけるブロック分割手段
    は、Ma.Gr.Cy,Ye,Gr,Ma,Cy,Ye
    の8画素を1ブロックとして分割する、もしくはMa.
    Gr.Cy,Ye,Grの6画素を1ブロックとして分
    割することを特徴とするブロック分割手段。
  41. 【請求項41】 請求項38におけるブロック分割手段
    は、撮像素子上の全ての画素を任意の複数ブロックに分
    割し、かつ、其の分割されたブロックを任意の数に間引
    く手段を備えたことを特徴とするブロック分割手段。
  42. 【請求項42】 請求項38における適正判断手段は、
    Ma,Gr,Cy,Ye の1画素でも予め決められた
    レベル値を越えた場合飽和ブロックと判別する飽和判別
    手段、もしくは、Ma,Gr,Cy,Yeの平均値が予
    め決められたレベル値より低い場合ノイズブロックと判
    別するノイズ判別手段、もしくは、前記ブロック分割手
    段において分割されたブロックのうち同色の画素の値の
    差が予め決められた値より大きい場合エッジと判別する
    エッジ判別手段、もしくは、白板を撮影し前記ブロック
    分割手段で分割されたブロックにおける同じ色フィルタ
    の出力信号値が同じになるよう各出力信号に利得をかけ
    る利得調整手段の少なくとも1つ以上の判別手段を備え
    ていることを特徴とする適正判別手段。
  43. 【請求項43】 請求項38における白色範囲設定手段
    は、撮影時の被写体の照度情報より、照度値が大きい場
    合、色温度変化時における請求項38の第二の比率信号
    (Ma−Gr)/Grの変化範囲を狭め、照度値が小さ
    い場合、前記第二の比率信号(Ma−Gr)/Grの変
    化範囲をGr方向に広くする設定手段、もしくは、フリ
    ッカーの有無の情報により、フリッカーがない場合、色
    温度変化時における請求項38の第二の比率信号(Ma
    −Gr)/Grの変化範囲を狭め、フリッカーがある場
    合、前記第二の比率信号(Ma−Gr)/Grの変化範
    囲をGr方向に広くする設定手段、もしくは、フラッシ
    ュ光の有無の情報、被写体の照度情報によって、色温度
    変化時における請求項38の第一の比率信号(Ye−C
    y)/Cyの変化範囲を任意に変化させる設定手段の少
    なくとも1つ以上の設定手段を備えていることを特徴と
    する白色範囲設定手段。
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JP2006287362A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Eastman Kodak Co デジタルカメラおよびホワイトバランス調整方法
JP2014123902A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Canon Inc 撮像装置及び撮像装置の制御方法

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