JP5079018B2 - タイミング・ネットワークの処理装置の同期を促進するためのメッセージを交換する方法、システム、およびコンピュータ・プログラム - Google Patents

タイミング・ネットワークの処理装置の同期を促進するためのメッセージを交換する方法、システム、およびコンピュータ・プログラム Download PDF

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Description

本発明は、一般に、処理装置のネットワーク内およびそれを越える時刻同期に関し、特に、タイミング・ネットワーク内のサーバが、たとえば、同じルート1次基準時間に同期することを促進する、サーバ・タイム・プロトコル・メッセージおよび方法に関する。
パフォーマンスおよびデータ保全性の理由のために、ニューヨーク州アーモンクのインターナショナル・ビジネス・マシーンズ社によって提供されるSYSPLEXなど、共用データにアクセスするコンピューティング・システムは、システム間の最良な場合の通信時間より良好な正確度で時刻(TOD:time of day)機構の同期を維持できなければならない。現在、一例では、同期要件を満たすために、IBM(商標)9037 SYSPLEXタイマなどのタイマが使用される。このタイマは、高価な専用タイミング・リンクと個別の外部ボックスを必要とする。
ネットワーク・タイミング・プロトコル(NTP:Network Timing Protocol)などの他のネットワークは、時刻同期を提供するが、ハイエンド・システムの正確度要件を満たさない。NTPでは、すべてのサーバが同じ基準時間に同期することを保証するために、マイクロ秒レベルの正確度を提供する外部タイム・ソースに各サーバがアクセスできる必要がある。これは、このレベルの正確度を提供する外部タイム・サーバに接続する機能を備えていないシステムにとっては問題である。さらに、各システム上のGPSレシーバまたは同様の付属装置の要件は、メンテナンス、セキュリティ、および信頼性の理由から実行不可能なものと見なされる可能性がある。
米国特許出願第11/468352号 米国特許出願第60/887584号 米国特許出願第60/887652号 米国特許出願第11/223886号 米国特許出願第11/532168号 米国特許出願第11/468501号 米国特許出願第11/223878号 米国特許出願第11/223876号 米国特許出願第11/223577号 米国特許出願第11/450025号 米国特許出願第11/223642号 米国特許出願第60/887576号 米国特許出願第60/887544号
2005年9月発行のIBM資料No.SA22−7832−04「z/Architecture Principles of Operation」
タイミング・ネットワークの処理装置の同期を促進するためのメッセージを交換する方法の提供により、従来技術の短所は克服され、追加の利点が提供される。
この方法は、第1の処理装置で時間パラメータ交換(XTP:exchange time parameters)メッセージ・コマンドを生成するステップであって、そのXTPメッセージ・コマンドが、第1の処理装置によって設定されたメッセージ・コマンド送信タイムスタンプ・フィールドと、第1の処理装置によって設定解除されたメッセージ・コマンド受信タイムスタンプ・フィールドとを含むステップと、XTPメッセージ・コマンドを第2の処理装置に送信するステップと、XTPメッセージ・コマンドが第2の処理装置で受信された時間でXTPメッセージ・コマンド内のメッセージ・コマンド受信タイムスタンプ・フィールドを設定するステップと、第2の処理装置でXTPメッセージ応答を生成するステップであって、そのXTPメッセージ応答が、第1の処理装置によって設定されたメッセージ・コマンド送信タイムスタンプと、XTPメッセージ・コマンドから入手され、第2の処理装置によって設定されたメッセージ・コマンド受信タイムスタンプとを含むステップとを含む。
上記で要約した方法に対応するシステムおよびコンピュータ・プログラムも本明細書に記載され、請求されている。
追加の特徴および利点は本発明の技法により実現される。本発明のその他の諸実施形態および諸態様は、本明細書に詳細に記載され、請求された発明の一部と見なされる。
本発明と見なされる主題は、本明細書の終わりの特許請求の範囲において、詳細に指摘され、明瞭に請求される。本発明の上記その他の目的、特徴、および利点は、添付図面に併せて取られた以下の詳細な説明から明らかである。
本発明の1つまたは複数の態様を取り入れるための混合協定タイミング・ネットワーク(mixed coordinated timing network)の一例を示す図である。 本発明の1つまたは複数の態様を取り入れるためのSTP専用ネットワークの一例を示す図である。 本発明の一態様による階層(stratum)1構成情報ブロックの一例を示す図である。 本発明の一態様による新規階層1構成情報ブロックの一例を示す図である。 本発明の一態様によるXTPメッセージ・コマンド処理の一実施形態の流れ図である。 本発明の一態様によるXTPメッセージ・コマンド・フォーマットの一実施形態を示す図である。 本発明の一態様によるXTPメッセージ応答処理の一実施形態の流れ図である。 本発明の一態様によるXTPメッセージ応答フォーマットの一実施形態を示す図である。 本発明の一態様によるXTPメッセージ応答データ・フォーマットの一実施形態を示す図である。 本発明の一態様によるXTPメッセージ応答データ・フォーマットの他の実施形態を示す図である。 本発明の一態様によるXTPメッセージ応答データ・フォーマットのさらに他の実施形態を示す図である。 本発明の一態様による1つのXTPメッセージ・コマンド送信プロセスを示す図である。 本発明の一態様による1つのXTPメッセージ・コマンド送信プロセスを示す図である。 本発明の一態様によるXTP応答メッセージ送信手順に関連する処理の一実施形態の流れ図である。 本発明の一態様によるSTP制御(STC)メッセージ・コマンド・フォーマットの一実施形態を示す図である。 本発明の一態様によるSTCメッセージ応答フォーマットの一実施形態を示す図である。 本発明の一態様による新規階層1構成情報ブロックの一実施形態を示す図である。 本発明の一態様による操作依存領域フォーマット内のCTNパラメータ読み取り応答の一例を示す図である。 本発明の一態様によるCTNパラメータ読み取り汎用パラメータ・データ領域フォーマットの一例を示す図である。 本発明の一態様による操作依存領域フォーマット内のSTP経路確立コマンドの一実施形態を示す図である。 本発明の一態様による操作依存領域フォーマット内のアービタ引き継ぎモード設定応答の一実施形態を示す図である。 本発明の1つまたは複数の態様を取り入れるための処理環境の一実施形態を示す図である。 本発明の一態様による図22のメモリの追加詳細を示す図である。 本発明の1つまたは複数の態様を取り入れるためのコンピュータ・プログラム(computer program product)の一例を示す図である。
本発明の一態様により、たとえば、タイミング・ネットワーク内の2つのサーバ間でタイミング情報を転送して、その同期を促進するために、サーバ・タイム・プロトコル(STP)メッセージおよびそれを使用する処理方法が提供される。時間パラメータ交換(XTP)メッセージおよびSTP制御(STC)メッセージについて説明する。
階層1サーバを含むように様々なネットワークを構成することができるが、このようなネットワークの1つは協定タイミング・ネットワーク(CTN:Coordinated Timing Network)である。協定タイミング・ネットワークでは、複数の別個のコンピューティング・システムが時刻同期を維持して、協定タイミング・ネットワークを形成する。協定タイミング・ネットワーク内のシステムは、サーバ・タイム・プロトコル(STP:Server Time Protocol)というメッセージ・ベース・プロトコルを使用して、既存の高速データ・リンクによりシステム間で計時情報を受け渡す。これにより、各システムの時刻(TOD)機構を現代のハイエンド・コンピューティング・システムに必要な正確度で同期させることができる。このプロトコルはコンピューティング・システム内の技術を使用するので、技術が向上するにつれて同期正確度が高くなる。STP機能を提供するコンピューティング・システムは本明細書ではタイム・サーバまたはサーバという。
1次タイム・サーバとしてCTNにおいて定義されたサーバは、CTN用の1次基準時間を提供する。CTN内の他のサーバからの情報に基づいてCST(CTN用の時刻(TOD)機構の推定値)を決定するCTN内のサーバは2次タイム・サーバという。1次タイム・サーバは外部タイム・ソースからその時刻を入手することができ、その外部タイム・ソースはCTN内の時刻機構を定義済み時間標準に同期させるための手段を提供する。
同期状態にあるCTN内のサーバには、それと1次タイム・サーバとの間のサーバの数を指定する、階層レベルという値が割り当てられる。1次タイム・サーバは1という階層レベルで動作し、2次タイム・サーバは2以上の階層レベルで動作し、これは階層1までのタイミング経路内のサーバの数が増加するにつれて上昇する。一般に、階層レベルが上昇するにつれて、計時情報の品質が低下する。同期していないサーバには0という階層レベルが割り当てられる。
STP機能は、STPメッセージを送信し、受信し、処理するために必要な手順を提供する。STPメッセージは、サーバ間の1つまたは複数の物理データ・リンクにより送信される。2つのサーバ間に確立されたデータ・リンクはSTP経路という。STP機能は、STP経路を確立し維持するための諸機能を提供する。
STPメッセージは、メッセージ・コマンドとメッセージ応答とを含む。時間パラメータ交換(XTP:exchange time parameters)メッセージとSTP制御(STC:STP control)メッセージという2つのタイプのSTPメッセージがサポートされる。XTPメッセージは、CTN用のCSTを決定するために使用される計時情報を交換するために使用される。STP制御メッセージは、CTN内のサーバによって必要とされる様々なCTNパラメータを設定し変更するために使用される。
CTNは、たとえば、2つのタイプの構成のうちの1つとして、すなわち、混合CTN構成またはSTP専用CTN構成のいずれかとして動作することができる。混合CTN構成では、サーバは、STPネットワークと外部時間基準(ETR:External Time Reference)ネットワークの両方の一部になるように構成される。混合CTN構成では、CTN内のサーバは同じ非ヌルETRネットワークIDを備えて構成され、タイマ(たとえば、9037 SYSPLEXタイマ)はCTN用の1次時間基準を提供する。CTN内の少なくとも1つのサーバは、CTN内で同期を行えるようになる前にSYSPLEXタイマによって提供されたタイミング信号に合わせて進む予定である。シスプレックス・タイマに合わせて進まないサーバは2次タイム・サーバであり、以下に詳述するようにSTP信号を交換することによって同期を達成する。
一例として、SYSPLEXタイマのタイミング信号に合わせて進む各サーバはタイム・プロトコル・パラメータを受信し、たとえば、CTNパラメータ更新手順を使用して、CTN内の2次タイム・サーバにその情報を伝搬する。この手順の一例は、Carlson他により2006年8月30日に出願され、「Coordinated Timing NetworkConfiguration Parameter Update Procedure」という名称の米国特許出願第11/468352号に記載されている。
図1に関連して、混合CTN構成100の一例について説明する。混合CTN構成100は、たとえば、ローカル・エリア・ネットワーク(104)に結合されたサーバA(102)と、ローカル・エリア・ネットワーク(104)に結合されたサーバB(106)と、ローカル・エリア・ネットワーク(110)に結合されたサーバC(108)とを含む。各サーバは、たとえば、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ社によって提供されるz/Architecture(商標)に基づく中央演算処理複合システムである。z/Architecture(商標)は米国ニューヨーク州アーモンクのインターナショナル・ビジネス・マシーンズ社の登録商標である。z/Architecture(商標)の一実施形態は、2005年9月発行のIBM資料No.SA22−7832−04「z/Architecture Principles ofOperation」に記載されている。
各ローカル・エリア・ネットワークは、ネットワーク内で時刻同期を提供する際に使用されるコンソール120に結合される。さらに、ローカル・エリア・ネットワーク104とローカル・エリア・ネットワーク110は、広域ネットワーク112を介して相互に結合される。
サーバAおよびBは外部時間基準ネットワーク114に結合され、サーバBおよびCはSTPネットワーク116の一部になるように構成される。サーバBは階層1レベルであり、サーバCは階層2レベルである。STPリンク118は、サーバBのSTP機能をサーバCのSTP機能に結合するために使用される。
STP専用CTNでは、CTN内のサーバはSTPネットワークの一部になるように構成され、ETRネットワークの一部になるように構成されるものは何もない。図2に関連して、STP専用ネットワーク150の一例について説明する。この例では、サーバA(152)およびサーバB(154)はLAN(156)に結合され、サーバC(158)はLAN(160)に結合される。サーバのそれぞれはSTP機能162を含み、各機能は1つまたは複数のSTPリンク164を介して相互に結合される。
さらに、LAN156はコンソール170に結合され、LAN160はコンソール172に結合される。コンソール170は、テレフォン・タイム・サービス(たとえば、ACTS:NIST自動コンピュータ・タイム・サービス)へのダイヤルアウトなどの外部タイム・ソース(ETS:external time source)174にさらに結合される。このネットワークには、ETRネットワークはまったく存在しない。サーバBは1という階層レベルを有し、サーバAおよびCは2という階層レベルを有する。
STP専用ネットワークなどのネットワーク内でアクティブ階層1サーバとして動作する予定のサーバは、そのネットワーク用に定義された階層1構成の一部として指定される。階層1構成は、そのネットワークの各サーバで維持され、たとえば、そのネットワーク用に定義された構成のタイプを含む、そのネットワークの構成に関する情報を提供する。ネットワークは、たとえば、以下のものを含む様々なタイプの1つとして構成することができる。
a)ヌル構成 − ヌル構成では、階層1サーバは識別されない。そのサーバは、非ヌル階層1構成を有するサーバに接続するまで、非同期のままになる。階層レベル0にあるサーバの階層1構成は、たとえば、任意の他のサーバに接続されないときにヌル構成に等しくなり、後述する階層1構成情報ブロック内の単一CEC−CTNインジケータは0になる。
b)単一サーバ定義 − 単一サーバ定義では、階層1構成は、CTN用のアクティブ階層1サーバとして動作する単一1次階層1サーバを定義する。1次階層1サーバが失われると、新規階層1構成がそのコンソールから指定されるまで、CTN内の同期時刻が失われることになる。
単一サーバ階層1構成は、指定の階層1サーバがCTN内で唯一のサーバ(たとえば、コンピューティング電子複合システム(CEC)または(CPC))であり、他のサーバまたは追加のサーバはいずれもCTNの一部にならないという表示も含むことができる。この場合のCTNは、単一CEC CTNという。それが単一CEC CTNであることを階層1構成が示す場合、その構成は、パワーオン・リセット後のサーバの初期化状態のために有効な階層1構成である。それが単一CEC CTNであることを単一サーバ階層1構成が指定しない場合、その構成は、パワーオン・リセット後のサーバの初期化状態のために有効な階層1構成ではなく、階層1構成はヌル構成に設定される。
c)デュアル・サーバ構成 − デュアル・サーバ構成では、この構成は1次階層1サーバと代替階層1サーバとを含む。デュアル・サーバ構成を使用すると、CTN用のアクティブ階層1サーバの役割を代替サーバが引き継ぐためのメカニズムを提供する。代替階層1サーバは、CTN内の他のサーバに対して1次階層1サーバと同じ接続性を備えて構成されると、CTNの同期機能に対する妨害なしに、アクティブ階層1として引き継ぐことができる。CTN用のアクティブ階層1サーバとして動作している階層1サーバ(1次または代替)は、後述するように、CTN内の各サーバに維持される階層1構成情報ブロック内に示される。アクティブ階層1サーバではない階層1サーバは、非アクティブ階層1サーバとして定義される。
デュアル・サーバ構成内の非アクティブ階層1サーバは、アクティブ階層1障害を検出すると、アクティブ階層1サーバの役割を引き継ぐ。以下のうちの1つが発生すると、デュアル・サーバ構成内でアクティブ階層1障害が検出される。
●コンソール支援リカバリ手順が実行され、その手順により、アクティブ階層1障害が発生したことが示されるか、または
●階層1システム・チェック信号が認識される。
デュアル・サーバ構成内の非アクティブ階層1サーバは、その非アクティブ階層1サーバがアクティブ階層1サーバへの接続を失うと、コンソール支援リカバリを実行する。
d)トライアッド構成 − トライアッド構成では、階層1構成は、1次階層1サーバと、代替階層1サーバと、アービタ・サーバ(arbiter server)とを含む。トライアッド構成の定義は、デュアル・サーバ構成用に定義されたように、CTN用のアクティブ階層1サーバの役割を代替サーバが引き継ぐためのメカニズムを提供する。さらに、1次階層1サーバと代替階層1サーバの両方への接続性を備えて構成されると、アービタ・サーバの定義は、非アクティブ階層1サーバとアービタ・サーバが相互に通信して、アクティブ階層1サーバ障害が発生していることと、非アクティブ階層1サーバがアクティブ階層1サーバとして引き継がなければならないことを判断するためのメカニズムを提供する。
トライアッド構成内の非アクティブ階層1サーバは、アクティブ階層1障害を認識すると、アクティブ階層1の役割を引き継ぐ。非アクティブ階層1サーバは、以下のいずれかが発生すると、アクティブ階層1障害を認識する。
●トライアッド・リカバリ手順が実行され、その手順により、アクティブ階層1障害が発生したことが示される。
●コンソール支援リカバリ手順が実行され、その手順により、アクティブ階層1障害が発生したことが示される。
非アクティブ階層1サーバは、以下の条件が発生すると、トライアッド・リカバリ手順を実行する。
●非アクティブ階層1サーバがアクティブ階層1サーバへの接続を失い、アービタへの接続が可能である。
●非アクティブ階層1サーバがアクティブ階層1通信タイムアウトを認識し、アービタへの接続が可能である。
非アクティブ階層1サーバは、その非アクティブ階層1サーバがアクティブ階層1サーバへの接続を失い、アービタに接続されていないときに、コンソール支援リカバリを実行する。
非アクティブ階層1サーバは、CTN用のアクティブ階層1サーバの役割を引き継ぐためにアクティブ階層1引き継ぎ手順を実行する。
トライアッド構成内のアクティブ階層1サーバは、非アクティブ階層1サーバとアービタ・サーバの両方への接続を失ったことを検出すると、アクティブ階層1サーバの役割を断念する。アクティブ階層1サーバは、CTN用のアクティブ階層1サーバの役割を断念するためにアクティブ階層1引き渡し手順を実行する。
一例では、階層1構成情報は、階層1構成情報ブロック(SCIB:stratum-1 configuration information block)という制御ブロック内に維持され、そのブロックはネットワークの各サーバ上に保管されるかまたは各サーバにとってアクセス可能なものである。SCIBは、ネットワーク用の階層1構成を識別するために使用される。
図3に関連して、階層1構成情報ブロック200の一実施形態について説明する。階層1構成情報ブロック200は、たとえば、以下のフィールドを含む。
a)1次階層1ノード記述子202: このフィールドは、後述する構成情報ブロックの構成タイプ・フィールドに単一サーバ定義、デュアル・サーバ定義、またはトライアッド定義が指定されたときに有効であり、有効である場合、1次階層1ノード記述子のノード記述子を含む。
b)代替階層1ノード記述子204: このフィールドは、構成タイプ・フィールドにデュアル・サーバ定義またはトライアッド定義が指定されたときに有効であり、有効である場合、代替階層1サーバ・ノード記述子のノード記述子を含む。
c)アービタ・ノード記述子206: このフィールドは、構成タイプ・フィールドにトライアッド定義が指定されたときに有効であり、アービタ・ノード記述子のノード記述子を含む。
d)階層1構成タイムスタンプ208: このフィールドは、このブロック内の階層1構成情報がサーバで最新(current)のものになった時間を示すタイムスタンプを含む。
e)構成タイプ(CType)210: このフィールドは、以下に定義されるように、階層1構成のタイプを指定する。
●ヌル定義: いずれのノード記述子も有効ではない。
●単一サーバ定義: 1次階層1ノード記述子のみが有効である。
●デュアル・サーバ定義: 1次階層1ノード記述子および代替階層1ノード記述子が有効である。
●トライアッド定義: 1次階層1ノード記述子、代替階層1ノード記述子、およびアービタ・ノード記述子が有効である。
f)アクティブ階層1(A)212: このフィールドは、デュアル・サーバ定義またはトライアッド定義が指定されたときに有効であり、1次階層1サーバまたは代替階層1サーバがアクティブ階層1サーバであるかどうかを示す。
g)単一CEC CTN(X)214: このフィールドは、構成タイプが単一サーバ定義を指定したときに有効であり、一例として、1である場合、CTNが単一CEC CTNであることを示す。このフィールドがたとえば0である場合、CTNは単一CEC CTNではない。
h)リカバリ構成(R)216: このフィールドは、このブロックによって記述された階層1構成が階層1リカバリ・アクションまたはコンソール・コマンドの結果であるかどうかを示す。
i)階層1最大短期スキュー・レート(skew rate)変更218: このフィールドは、任意の指定の期間(たとえば、60秒)に発生する可能性のある、階層1サーバの物理的発振器のスキュー・レートの最大可能変更を指定する値を含む。このフィールドは、ベース・ステアリング・レート(base-steering rate)と同じフォーマットの値を形成するために使用される。
動的発振器切り替えを実行できないマシンでは、この値は、指定の期間(たとえば、60秒)に発生する可能性のある最大階層1発振器周波数ドリフトに等しい。動的発振器切り替えを実行できるマシンでは、この値は、その発振器について指定された最大範囲のスキュー許容度に設定される。たとえば、発振器スキュー許容度が公称周波数に対して±2ppmに指定された動的発振器切り替えをサポートするマシンでは、この値は4ppmという等価量に設定される。システムTOD機構を駆動するために使用される物理的発振器がある発振器から他の発振器に切り替えられると、動的発振器切り替えが行われる。
上記の制御ブロックに加えて、新規階層1構成情報ブロック(NSCIB:new stratum-1 configuration information block)という他の制御ブロックを使用して、CTN用の新規階層1構成を指定することができる。さらに、これは、階層1構成変更と同時に行われる予定のCTN IDの更新を指定するために使用することができる。
一例では、あるサーバのNSCIBは、そのサーバがSTP専用CTN構成の一部になるように構成されたときまたはNSCIB内のSTPマイグレーション・ビットが1に等しい場合に意味を持つ。
図4に関連して、新規階層1構成情報ブロック300の一実施形態について説明する。新規階層1構成情報ブロック300は、たとえば、以下のフィールドを含む。
a)1次階層1ノード記述子302: このフィールドは、構成タイプ・フィールドに単一サーバ定義、デュアル・サーバ定義、またはトライアッド定義が指定されたときに有効であり、新規1次階層1ノード記述子のノード記述子を含む。
b)代替階層1ノード記述子304: このフィールドは、構成タイプ・フィールドにデュアル・サーバ定義またはトライアッド定義が指定されたときに有効であり、新規代替階層1ノード記述子のノード記述子を含む。
c)アービタ・ノード記述子306: このフィールドは、構成タイプ・フィールドにトライアッド定義が指定されたときに有効であり、新規アービタ・ノード記述子のノード記述子を含む。
d)階層1構成更新時間308: サーバがSTP専用CTNの一部になるように構成されたときに、このフィールドは、このブロック内の値がCTNについて最新のものになる時期を示すタイムスタンプを含む。サーバがSTP専用CTNの一部になるように構成されていない場合、このフィールドは無意味である。
e)構成タイプ(CType)310: このフィールドは、以下に定義されるように、階層1構成のタイプを指定する。
●ヌル定義: いずれのノード記述子も有効ではない。
●単一サーバ定義: 1次階層1ノード記述子のみが有効である。
●デュアル・サーバ定義: 1次階層1ノード記述子および代替階層1ノード記述子が有効である。
●トライアッド定義: 1次階層1ノード記述子、代替階層1ノード記述子、およびアービタ・ノード記述子が有効である。
f)アクティブ階層1(A)312: このフィールドは、デュアル・サーバ定義またはトライアッド定義が指定されたときに有効であり、1次階層1サーバまたは代替階層1サーバがアクティブ階層1サーバであるかどうかを示す。
g)CTN ID変更(C)314: サーバがSTP専用CTNの一部になるように構成されたときに、このフィールドは、CTN ID変更が要求されているかどうか、ならびにCTN IDが有効であるかどうかを示す。この変更は階層1構成更新時間に行われる。
CTN IDは、CTNを識別するために使用される値である。CTN IDは、たとえば、STPネットワークIDとETRネットワーク番号とを含む。STPネットワークIDは、このサーバ用に構成されたSTPネットワークがある場合にそのネットワークを識別するものである。ETRネットワーク番号は、このサーバ用に構成されたETRネットワークがある場合にそのネットワークを識別するものである。
h)STPマイグレーション構成(S)316: このフィールドは、たとえば、このサーバがSTP専用CTNとして構成されない場合に意味を持つ。このフィールドは、このサーバについてSTP専用マイグレーション階層1構成が定義されているかどうかを示す。このフィールドがたとえば1である場合、NSCIBは、このサーバのCTN IDがSTP専用構成に変更されたときに最新のものになる予定の階層1構成を含む。このフィールドが0である場合、このサーバについてSTP専用マイグレーション階層1構成は定義されない。
i)単一CEC CTN(X)318: このフィールドは、構成タイプが単一サーバ定義を指定したときに有効であり、一例として、1である場合、CTNが単一CEC CTNであることを示す。このフィールドがたとえば0である場合、CTNは単一CEC CTNではない。
j)リカバリ構成(R)320: このフィールドは、このブロックによって記述された階層1構成が階層1リカバリ・アクションまたはコンソール・コマンドの結果であるかどうかを示す。
k)階層1最大短期スキュー・レート変更322: このフィールドは、任意の指定の期間(たとえば、60秒)に発生する可能性のある、新規階層1サーバの物理的発振器のスキュー・レートの最大可能変更を指定する値を含む。
l)新規CTN ID320: このフィールドは、CTN ID変更インジケータがCTN ID変更要求および有効なCTN IDを指定したときに有効である。このフィールドは新規CTN IDを指定するものである。
CTN IDの更新を指定するために新規階層1構成情報ブロックが使用されない場合、このブロックは、一例として、CTN ID変更ビットまたは新規CTN IDを含まない可能性がある。協定タイミング・ネットワークおよびタイミング・ネットワーク用の階層1構成の定義に関する詳細は、S.Carlson他による「Facilitating Synchronization ofServers in a Coordinated Timing Network」という名称の米国特許出願第60/887584号およびS.Carlsonによる「Defining a Stratum-1 Configuration in aCoordinated Timing Network」という名称の米国特許出願第60/887652号に記載されている。
最初に注目したように、一態様では、時間パラメータ交換(XTP)コマンドおよび応答メッセージならびに上述したものなどのサーバ・タイム・プロトコル機能用のサーバ・タイプ・プロトコル制御(STC)メッセージが本明細書で提供される。この場合も、サーバ・タイム・プロトコル(STP)メッセージは、メッセージ・コマンドおよびメッセージ応答の形で2つのサーバ間のSTP経路により送信される。メッセージ・コマンドはサーバから付加サーバに送信され、付加サーバからの受信したメッセージ・コマンドに応答して、STPメッセージ応答がサーバから付加サーバに送信される。メッセージ応答は、メッセージ・コマンドが受信されたリンク上の付加サーバに送信される。本明細書で使用されるように、メッセージ・コマンドを送信するサーバはメッセージ発信元といい、メッセージ・コマンドを受信するサーバはメッセージ受信側という。メッセージ・コマンドは、送信中のメッセージのタイプを示すメッセージ・コマンド・コードを含む。たとえば、STPメッセージ・コマンド・コードは以下のものをサポートすることができる。
●時間パラメータ交換(XTP)メッセージ
●STP制御(STC)メッセージ
メッセージ応答は、メッセージ・コマンドを実行しようという試みの結果を記述する応答コードを含む。一般的な応答は以下に定義する。すべての応答がすべてのメッセージ・コマンドに適用されるわけではない。個々のコマンドについて、追加のコマンド依存応答を定義することができる。複数の応答条件を同時に検出できる場合、最低番号が付いた応答コードを報告することができる。
コマンド・コード:
●成功: メッセージ・コマンドが正常に実行された。
●STP使用不能: STP機能がインストールされるが、付加サーバでは使用不能である。
●使用中: 使用中状態またはリソース競合のために、この時点でメッセージ・コマンドを実行できない。
●無効操作パラメータ: メッセージ・コマンドが無効パラメータを含む。
●構成エラー: メッセージ・コマンドが不一致CTN IDを含む。
●経路未確立: 付加サーバで経路が確立されていない。
●CF応答: STP機能が付加サーバでサポートされないことを示す。
時間パラメータ交換(XTP)メッセージは、2つの直接接続されたサーバ間でタイムスタンプ、計時情報、およびCTNパラメータ情報を交換するために使用される。メッセージ応答内の情報は、クロック・ソースを選択するためにSTPクロック・フィルタおよび選択アルゴリズムによって使用される往復遅延、オフセット、および分散値を計算するためにメッセージ発信元によって使用される。これは、CTN計時パラメータを設定し、付加サーバの同期を保証するためにも使用される。
サーバにおけるSTP機能は、XTPトレース・アレイにおいてXTPメッセージ応答で受信されたタイムスタンプおよび計時情報の履歴を維持する。アレイ内に維持されるサンプルの数は様々になる可能性がある。以下に詳述するように、XTP送信手順はXTPメッセージ・コマンドを送信するために使用され、XTP受信手順はXTPメッセージを受信するために使用される。
XTPメッセージ・コマンド
図5の例によって示されるように、ステップ410で、XTPメッセージ・コマンドを送信するサーバのSTP機能は、メッセージ・コマンド受信タイムスタンプ・フィールドを除き、メッセージ・コマンド内のすべての関連フィールドを設定する。XTPメッセージ・コマンド・フィールドは、メッセージが送信された時点でメッセージ発信サーバによって設定される。XTPメッセージ・コマンド・フォーマットの1つは図6に描写されている。このフォーマットでは、メッセージ・ヘッダ510は、STPリンクを実現するために使用されるデータ・リンクのタイプに依存する情報を含む。コマンド・コード520は、特定のXTPメッセージ・コマンドの表示を含む。XTPフォーマット530は、メッセージ・コマンド内のフォーマット依存領域のフォーマットを指定する値を含む。この値はメッセージ・コマンドの場合に0に設定することができる。CTN ID540は、メッセージ・コマンドを送信するサーバ、すなわち、発信サーバのCTN IDに設定される。メッセージ・コマンド送信タイムスタンプ550は、メッセージがサーバによってSTP経路により送信された時点で発信サーバの時刻(TOD)機構に設定される。メッセージ・コマンド受信タイムスタンプ560は、以下に説明するように、受信側サーバによって設定される。XTPフォーマット依存データ570は、XTPメッセージ・コマンドの場合に0に設定される。
図5を続けると、ステップ420で、XTPメッセージ・コマンドは、付加サーバ、すなわち、メッセージ受信側サーバに転送される。ステップ430で、コマンド・メッセージ受信側サーバは、メッセージがそのサーバで受信された時点でXTPメッセージ・コマンド内のメッセージ・コマンド受信タイムスタンプ・フィールドを設定する。メッセージ・コマンド受信タイムスタンプ・フィールドは、メッセージ・コマンドが受信されたときに受信側サーバで時刻(TOD)機構から設定される。この場合も、XTPメッセージ・コマンドが発信サーバから送信された時点で、メッセージ・コマンド受信タイムスタンプ・フィールドは未定義であった。
ステップ440(図5)で、メッセージ受信側は、STP経路エラーの有無をチェックし、検出された場合にはエラー・リカバリ手順を呼び出す。そうではない場合、受信側サーバは、メッセージ・コマンドからの着信メッセージ・コマンド・タイムスタンプ・データを受信側サーバ用のタイムスタンプ・データに保管し、XTPメッセージ応答送信手順を実行し、メッセージ応答を生成して送信する。
XTPメッセージ応答
図7は、XTPメッセージ応答を生成し処理するためのプロトコルの一実施形態を描写している。ステップ610で、XTPメッセージ・コマンドを受信するSTP機能、すなわち、XTP応答メッセージを発信するサーバは、メッセージ応答受信タイムスタンプ・フィールドを除き、応答メッセージが送信される予定の時点ですべてのメッセージ応答フィールドを設定する。
図8は、XTPメッセージ応答フォーマットの一実施形態を描写している。このフォーマットの各種フィールドは以下のように定義される。
●メッセージ・ヘッダ700: 使用するSTPリンクを実現するために使用されるデータ・リンクのタイプに依存する情報を含む。
●応答コード705: メッセージを実行しようという試みの結果を記述する整数である。有効な応答コードとしては以下のものを含むことができる。
1.成功: メッセージ・コマンドが正常に実行された。
2.STP使用不能: STP機能がインストールされるが、付加サーバでは使用不能である。
3.構成エラー: メッセージ・コマンドが不一致CTN IDを含む。
4.経路未確立: 付加サーバで経路が確立されていない。
5.CF応答: STP機能が付加サーバでサポートされないという表示である。
●XTPフォーマット710: 以下に詳しく説明するように、例として、0、1、および2という有効な値を含むことができ、メッセージ応答内のフォーマット依存領域のフォーマットを指定する。
●CTNパラメータ・キー715: フォーマット依存領域の内容が変化したかどうかを示す。このフィールドは、STP専用CTNでのみ有効である。混合CTNでは、このフィールドは無意味であり、無視される。アクティブ階層1サーバは、それがXTPメッセージ応答で使用されるフォーマットを変更した場合またはフォーマット依存データ領域で送信されるデータ内の任意の値を変更した場合に、CTNパラメータ・キーを増分する。2次タイム・サーバは、CTNパラメータ・キー715をその現行クロック・ソースから最後のXTPメッセージ応答で受信した値に設定するか、またはクロック・ソースを備えていない場合、最後のXTPメッセージ応答で送信したものと同じ値に設定する。初期設定値は0であり、このフィールドは0に折り返す。
●階層720: メッセージ応答を送信するサーバの階層レベルに設定される。
●タイミング・モード725: メッセージ応答を送信するサーバのタイミング・モード・コードに設定される。
●タイミング状態730: メッセージ応答を送信するサーバのタイミング状態コードに設定される。
●ローカル・クロック・サーバ(L)735: メッセージ応答を送信するサーバがローカル・クロック・サーバとして構成されるかどうかを指定する。
●CTN ID740: メッセージ応答を送信するサーバのCTN IDに設定される。
●現行PRT訂正ステアリング・レート745: CTN用の現行PRT訂正ステアリング・レートを含む。階層1サーバによって送信されたXTPメッセージ応答では、これは、メッセージが送信された時点で効力があったPRT訂正ステアリング・レートを含む。2次サーバによって送信されたXTPメッセージ応答では、このフィールドは、そのサーバ用のクロック・ソースから受信した最新XTPメッセージ応答で受信した値に設定される。PRT訂正ステアリング・レート(PCSR)は、アクティブ階層1サーバの現行TOD機構と1次基準時間との間の累積誤差を訂正するために使用される。混合CTNでは、PCSRは0に設定される。
●メッセージ・コマンド送信タイムスタンプ750: 着信メッセージ・コマンド送信タイムスタンプに設定される。
●メッセージ・コマンド受信タイムスタンプ755: 着信メッセージ・コマンド受信タイムスタンプに設定される。
●メッセージ応答送信タイムスタンプ760: メッセージが送信された時点でメッセージ応答を送信するサーバのTOD機構に設定される。
●メッセージ応答受信タイムスタンプ765: メッセージ応答が付加サーバによって受信されたときのタイムスタンプを含む。このフィールドは、メッセージ応答が受信されたときにメッセージ応答を受信するサーバのTOD機構から設定される。
●メッセージ間隔770: 送信サーバで設定された付加サーバ計時パラメータからの発信メッセージ間隔フィールドに設定される。
●ベース・ステアリング・レート775: メッセージ応答を送信するサーバのベース・ステアリング・レートに設定される。
●ルート遅延780: メッセージ応答を送信するサーバのCST往復遅延に設定される。
●ルート分散785: メッセージ応答を送信するサーバのCSTクロック分散に設定される。
●基準識別子790: メッセージ応答を送信するサーバのCST基準IDに設定される。
●基準タイムスタンプ795: メッセージ応答を送信するサーバでCST基準タイムスタンプに設定される。このタイムスタンプは、STPタイムスタンプ・フォーマットになっている。
●XTPフォーマット依存データ799: フォーマット・フィールドに基づいて設定される。図9、図10、および図11には3通りのメッセージ応答フォーマット・フィールドが描写されている。
図9は、メッセージ応答フォーマット0データ(汎用CTNパラメータ情報を配信するために使用される)を描写し、XTP汎用フォーマット810、PRT訂正ステアリング・ブロック(PCSB)820、新規CTN IDブロック(CIB)830、うるう秒オフセット情報ブロック(LSOIB)840、および合計時間オフセット850を含む。図10のメッセージ応答フォーマット1データは、新規階層1構成情報ブロックと、指定された場合に新規CTN IDとを配信するために使用され、XTP汎用フォーマット910および新規階層1構成情報ブロック920を含む。図11のメッセージ応答フォーマット2データは、XTP汎用フォーマット1010および時間制御パラメータ情報ブロック(TCPIB)1020を含み、時間帯制御パラメータ情報ブロックなどの時間制御パラメータを配信するために使用される。
図7に戻ると、ステップ620で、XTPメッセージ応答がメッセージ応答受信側サーバに転送されるが、このサーバは、注目の通り、XTPメッセージ・コマンドを発信する付加サーバである。ステップ630で、付加サーバは、メッセージ応答が受信されたときにXTPメッセージ応答内のメッセージ応答受信タイムスタンプ・フィールドを設定し、ステップ640で、XTPメッセージ応答受信手順(後述する)を呼び出す。上記で注目したように、XTP送信手順は、以下に詳述するように、ステップ420(図5)でXTPメッセージ・コマンドを送信するかまたはステップ620(図7)でXTPメッセージ応答を送信するために使用される。
1次タイム・サーバによってXTPメッセージ応答に使用されるフォーマットは、CTNパラメータ更新が進行中であるかどうかに依存する。更新が進行中である場合、1次タイム・サーバは、更新中のパラメータを含むフォーマットを使用する。CTNパラメータ更新が進行中ではない場合、フォーマット0XTPメッセージ応答をすべての応答に使用することができる。2次タイム・サーバによってXTPメッセージ応答に使用されるフォーマットは、サーバがクロック・ソースを備えているかどうかに依存する。サーバがクロック・ソースを備えている場合、そのサーバは、クロック・ソースからの最後の有効な応答で提供されるものと同じフォーマットを使用する。サーバがクロック・ソースを備えてない場合、そのサーバはフォーマット0応答を使用する。
メッセージ・コマンド送信
XTPメッセージ・コマンド送信手順は、時間パラメータ交換(XTP)メッセージ・コマンドを指定の付加サーバに送信するために使用される。メッセージを送信するために使用されるSTP経路は、たとえば、モデル依存STP経路選択手順を使用して決定される。
XTPメッセージ・コマンドを発行するためのイニシアチブは、付加サーバ用のメッセージ間隔タイマが切れると確立される。付加サーバ用のメッセージ間隔パラメータは、XTPメッセージ・コマンドが付加サーバに送信されるときのレートを指定する。
XTPメッセージ・コマンド送信手順は、メッセージ・ヘッダを構築し、XTPコマンド・コードに等しいメッセージ・コマンド・コードを設定し、XTPメッセージ・コマンドの残りを構築する。メッセージを送信する直前に、メッセージ・コマンド内のメッセージ・コマンド送信タイムスタンプは現行TOD機構に等しく設定され、コマンドは選択したSTP経路により送信される。STPメッセージ配信不能条件が検出された場合、XTPトレース・アレイに無効エントリが追加される。
メッセージ応答送信
メッセージ応答送信手順は、XTPメッセージ・コマンドの受信後にXTPメッセージ応答を送信するために使用される。この手順は、メッセージ応答ヘッダを構築し、メッセージ応答コードを設定し、XTPメッセージ応答の残りを構築する。メッセージを送信する直前に、メッセージ応答内のメッセージ応答送信タイムスタンプは現行時刻値に等しく設定され、応答はメッセージ・コマンドが受信されたSTP経路上で送信される。
XTP受信手順
XTP受信手順は、XTPメッセージ・コマンドまたはXTPメッセージ応答を受信するために使用される。
メッセージ応答受信
図12および図13は、XTPメッセージ応答受信処理のために実現されたロジックの一実施形態を描写している。XTPメッセージ応答受信手順は、STP経路上でXTPメッセージ応答を受信するたびに呼び出される。
この手順は最初に、ステップ1110で、STP経路エラーの有無をチェックし、エラーが検出された場合、ステップ1120でエラー・リカバリ手順が呼び出される。STP経路エラーがまったく検出されない場合、ステップ1130で、STPメッセージ応答がXTPトレース・アレイに追加され、エントリ・コードが設定される。
ステップ1140で、以下の条件のいずれかが当てはまる場合に、エントリ・コードはタイムスタンプ・データが無効であることを示すための第1の値に設定される。
●任意のタイムスタンプがすべて0を含む。
●タイミング状態が停止状態にある。
ステップ1150で、エントリ・コードが第1の値に設定されない場合、エントリ・コードはタイムスタンプ・データが有効であることを示すための第2の値に設定されるが、このエントリは、以下の条件のいずれかが当てはまる場合に、使用可能クロック・ソースを決定するために使用してはならない。
●メッセージ応答タイミング状態が非同期を示す。
●付加サーバのメッセージ応答階層が最大階層パラメータに等しい。
●サーバの階層レベルが非ゼロであり、メッセージ応答階層がその値より大きい。
ステップ1160(図13)で、エントリ・コードが第1の値または第2の値に設定されない場合、エントリ・コードは、このエントリが有効な計時データを含むことを示す第3の値に設定され、以下のアクションが実行される。
●付加サーバに関連する計時基準データがメッセージ応答内の情報から更新される。
●クロック・フィルタおよび選択プロセスが実行される。
●クロック更新手順が実行される。
ステップ1170で、サーバが同期状態にある場合、最新有効計時メッセージ応答のフォーマット依存データ・フィールド内のデータについて更新の有無がチェックされ、検出された場合、そのデータを使用してサーバのCTNパラメータを更新する。
メッセージ・コマンド受信
XTPメッセージ・コマンドがSTP経路上で受信されるたびに、XTPメッセージ・コマンド受信手順が呼び出される。図14は、このような手順の一実施形態を描写している。図示の通り、この手順は、ステップ1210でSTP経路エラーの有無をチェックすることと、エラーが検出された場合に、ステップ1220でエラー・リカバリ手順を開始することを含む。STP経路エラーがまったく検出されない場合、この手順は、ステップ1230でメッセージ・コマンドからの着信メッセージ・コマンド・タイムスタンプ・データを付加サーバ用のタイムスタンプ・データに保管する。次に、ステップ1240でXTPメッセージ応答送信手順を実行して、メッセージ応答を送信する。
STP制御メッセージ
STP制御(STC)メッセージ・コマンドは、CTNパラメータ更新を要求し、STP経路を確立して除去し、付加サーバから構成情報を読み取るために使用される。メッセージ・コマンド内の操作コード・フィールドは、実行すべき操作を指定する。
図15は、STCメッセージ・コマンド・フォーマットの1実施形態を描写している。このコマンド・フォーマットの各種フィールドは以下のように定義することができる。
●メッセージ・ヘッダ1310: メッセージ・ヘッダ・フィールドは、STPリンクを実現するために使用されるデータ・リンクのタイプに依存する情報を含む。
●コマンド・コード1320: コマンド・コード・フィールドは、STCメッセージ・コマンドについて定義された値に設定される。
●操作コード1330: 操作コード・フィールドは、実行すべき操作を指定する値を含む。可能な操作としては以下のものを含む。
○更新要求操作
■階層1構成変更要求
○読み取り操作
■ノード接続状態読み取り
■CTNパラメータ読み取り
○通知操作
■STP経路確立
■STP経路除去
■アービタ引き継ぎモード設定
■アービタ引き継ぎモード・リセット
■アービタ引き継ぎ状態アクティブ
●CTN ID1340: 送信サーバのCTN IDを含む。
●メッセージ・コマンド送信タイムスタンプ1350: メッセージがサーバによってSTP経路により送信された時点でサーバの時刻(TOD)機構から設定される。
●メッセージ・コマンド受信タイムスタンプ1360: メッセージ・コマンドが付加サーバで受信された時刻に設定される。このフィールドは、メッセージ・コマンドが受信されたときに付加サーバの時刻機構から設定される。メッセージ・コマンドが送信された時点では、このフィールドは未定義である。
●操作依存データ1370: このフィールドは、メッセージ・コマンドに指定された操作コードに依存するデータを含む。
STCメッセージ応答
図16は、STCメッセージ応答フォーマットの一実施形態を描写しており、このフォーマットの各種フィールドは以下のように定義される。
●メッセージ・ヘッダ1410: メッセージ・ヘッダ・フィールドを含む。このメッセージ・ヘッダ・フィールドは、STPリンクを実現するために使用されるデータ・リンクのタイプに依存する情報を含む。
●応答コード1420: メッセージ・コマンドを実行しようという試みの結果を記述する整数である応答コードを含む。
●CTN ID1430: 送信サーバのCTN IDを含む。
●メッセージ応答送信タイムスタンプ1440: メッセージ応答が送信された時点でメッセージ応答を送信するサーバの時刻機構から設定される。
●メッセージ応答受信タイムスタンプ1450: メッセージ応答が付加サーバによって受信された時刻のタイムスタンプを含む。このフィールドは、メッセージ応答が受信されたときにメッセージ応答を受信するサーバの時刻機構から設定される。
●操作依存データ1460: このフィールドは、メッセージ・コマンドに指定された操作コードに依存するデータを含む。
上記で注目したように、STC操作は、各STC制御メッセージで送信された操作コードによって指定される。更新要求操作、読み取り操作、および通知操作などのタイプの操作は、以下に記載するようにサポートされる。
更新要求操作
更新要求STP制御メッセージは、アクティブ階層1サーバにCTNパラメータ更新要求を通知するために2次STPサーバによって送信される。2次タイム・サーバがアクティブ階層1サーバに直接接続される場合、2次タイム・サーバはアクティブ階層1サーバにメッセージを送信する。2次タイム・サーバがアクティブ階層1サーバに直接接続されていない場合、2次タイム・サーバは、より低い階層レベルを有するすべての付加サーバにメッセージを送信する。
2次タイム・サーバは、CTNパラメータを更新するためのコンソール・コマンドを受信したときまたは他の2次タイム・サーバから更新要求操作を受信したときに、更新要求メッセージを送信するためのイニシアチブを有する。2次タイム・サーバは、更新要求メッセージを受信すると、新規更新要求メッセージを使用して、より低い階層レベルを有するすべての付加サーバへのメッセージで更新要求パラメータを送信する。
更新要求操作を受信すると、アクティブ階層1サーバはCTNパラメータ更新手順を実行する。
階層1構成変更要求
階層1構成変更要求操作は、CTN用の階層1構成に対する変更を要求するために2次タイム・サーバによって発行される。この操作は、CTN用の階層1構成を変更するためのコンソール・コマンドを受け入れた後で2次タイム・サーバによって発行される。2次タイム・サーバは、新規階層1構成が新規アクティブ階層1サーバとして2次タイム・サーバを指定した場合にのみ、階層1構成変更コマンドを受け入れる。メッセージ・コマンドの操作依存領域は図17に例示されている。
●階層1構成ブロック1500: 要求されている新規階層1構成を含む。この操作に関する有効な応答は以下の通りである。
○成功: メッセージ・コマンドが正常に実行された。
○STP使用不能: STP機能がインストールされるが、付加サーバでは使用不能である。
○使用中: 使用中状態またはリソース競合のために、この時点でメッセージ・コマンドを実行できない。
○無効操作パラメータ: メッセージ・コマンドが無効パラメータを含む。
○構成エラー: メッセージ・コマンドが不一致CTN IDを含む。
○経路未確立: 付加サーバで経路が確立されていない。
○CF応答: 応答コードはSTP機能が付加サーバでサポートされないことを示す。
このメッセージ応答の操作依存領域は、意味のあるデータを含まない。
読み取り操作
読み取りコマンドは、付加サーバからCTNパラメータおよび構成情報を入手するために使用される。付加サーバから入手できるデータとしては、ノード接続状態およびCTNパラメータを含む。
ノード接続状態読み取り
ノード接続状態読み取りコマンドは、操作依存領域に提供されたノード記述子に関する接続状態を返す。この操作に関する有効な応答としては、この場合も以下のものを含むことができる。
●成功: メッセージ・コマンドが正常に実行された。
●STP使用不能: STP機能がインストールされるが、付加サーバでは使用不能である。
●使用中: 使用中状態またはリソース競合のために、この時点でメッセージ・コマンドを実行できない。
●無効操作パラメータ: メッセージ・コマンドが無効パラメータを含む。
●構成エラー: メッセージ・コマンドが不一致CTN IDを含む。
●経路未確立: 付加サーバで経路が確立されていない。
●CF応答: STP機能が付加サーバでサポートされないという表示。
応答コードが特定の値である場合、メッセージ応答の操作依存領域は接続状態ビットを含むことができる。
●接続状態(A): メッセージ・コマンドに提供されたノード記述子によって記述されたサーバに関する接続状態を指定する。第1の値は、指定のサーバがメッセージ・コマンド受信側に接続されていないことを示し、第2の値は、指定のサーバがメッセージ・コマンド受信側に接続されていることを示す。
CTNパラメータ読み取り
CTNパラメータ読み取り操作は、付加サーバからCTNパラメータを読み取る。返される予定のCTNパラメータは、メッセージ・コマンド操作依存領域に指定される。メッセージ・コマンド操作依存領域は以下のものを含むことができる。
●CTNパラメータ・コード: メッセージ応答で返すべきCTNパラメータ、たとえば、以下のものを指定する。
○汎用CTNパラメータ読み取り
○新規階層1構成情報読み取り
○時間帯制御パラメータ情報ブロック(TCPIB)読み取り
○現行階層1構成情報読み取り
この操作に関する有効な応答コードは、以下のものにすることができる。
○成功: メッセージ・コマンドが正常に実行された。
○STP使用不能: STP機能がインストールされるが、付加サーバでは使用不能である。
○使用中: 使用中状態またはリソース競合のために、この時点でメッセージ・コマンドを実行できない。
○無効操作パラメータ: メッセージ・コマンドが無効パラメータを含む。
○構成エラー: メッセージ・コマンドが不一致CTN IDを含む。
○経路未確立: 付加サーバで経路が確立されていない。
○CF応答: STP機能が付加サーバでサポートされないという表示。
特定の応答コードが返される場合、メッセージ応答ブロックの操作依存領域は(一実施形態では)図18に例示さているフォーマットを有する。
●CTNパラメータ・コード1610: メッセージ応答で提供されるCTNパラメータを指定し、以下のものを含む。
○メッセージ応答で提供される汎用CTNパラメータ
○メッセージ応答で提供される新規階層1構成情報ブロック
○メッセージ応答で提供されるTCPIB
○メッセージ応答で提供される現行階層1構成情報ブロック
●CTNパラメータ・キー1620: サーバ用のCTNパラメータ・キーを含む。
●CTNパラメータ・データ領域1630: 図19に示されるように、CTNパラメータ・データ領域の内容はメッセージ応答内のCTNパラメータ・コードに依存する。
●PRT訂正ステアリング情報ブロック(PCSIB)1650: サーバ用のPCSIBを含む。
●新規CTN ID情報ブロック(NCIIB)1660: サーバ用の新規CIIBを含む。
●うるう秒オフセット情報ブロック(LSOIB)1670: サーバ用のLSOIBを含み、たとえば、協定世界時(UTC)とSTP時間との間で変換する際に使用される。
新規階層1構成情報データ領域:
●新規階層1構成ブロック: サーバ用の新規階層1構成ブロックを含む。
TCPIBデータ領域:
●時間帯制御パラメータ情報ブロック(TCPIB): サーバ用のTCPIBを含む。
現行階層1構成情報データ領域:
●階層1構成ブロック: サーバ用の現行階層1構成情報ブロックを含む。
通知操作
通知操作は、階層1引き継ぎ中に代替階層1サーバとアービタとの間の通信のためにSTP経路を確立するかまたは除去するために使用される。
STP経路確立
STP経路確立(ESP)操作は、2つのサーバ間の経路を確立するためにSTP経路初期化手順の一部として実行される。この操作は、それぞれの付加サーバに関連する特定のパラメータを交換し妥当性検査するために使用される。メッセージ・コマンド操作依存領域は、たとえば、図20に例示されるフォーマットを有する。
●ノード記述子1710: コマンドを送信するサーバのCPCノード記述子を含む。
●階層1720: コマンドを送信するサーバの階層を含む。
●最大バージョン番号1730: コマンドを送信するSTP機能によってサポートされる最高STPバージョン番号を指定する。
●必須バージョン番号1740: コマンドを送信するSTP機能で現在アクティブのSTPバージョン番号を指定するものであり、ESP手順が正常に完了するために付加サーバが使用しなければならないバージョンである。指定されない場合、コマンドを送信するサーバは、指定された最大バージョン番号以下の任意のバージョンで動作することができる。
●階層1構成ブロック1750: メッセージ・コマンドを送信するサーバ用の階層1構成ブロックを含む。
ESPメッセージ応答ブロックはいかなる操作依存データも備えていない。以下の応答はこの操作に有効なものである。
●成功: メッセージ・コマンドが正常に実行された。
●STP使用不能: STP機能がインストールされるが、付加サーバでは使用不能である。
●使用中: 使用中状態またはリソース競合のために、この時点でメッセージ・コマンドを実行できない。
●無効操作パラメータ: メッセージ・コマンドが無効パラメータを含む。
●構成エラー: メッセージ・コマンドが不一致CTN IDを含む。
●ノード記述子エラー: ESPメッセージ・コマンド内のノード記述子が無効である。メッセージ・コマンドで提供されるノード記述子値は、受信側サーバのリンク情報ブロックに保管される。
●サポートされないバージョン: ESPメッセージ・コマンド内の必須バージョン番号が受信側サーバによってサポートされない。メッセージ・コマンドで提供される必須バージョン番号は、受信側サーバのリンク情報ブロックに保管される。
●階層1構成エラー: ESPメッセージ・コマンド内の階層1構成情報ブロックが受信側サーバの階層1構成との互換性がない。
●自己結合サーバ: 付加サーバのノード記述子がこのサーバのノード記述子と同一であり、このサーバがそれ自体に結合されていることを示す。
●引き継ぎアクティブ状態: アービタは、引き継ぎアクティブ状態にある間に1次階層1サーバからESPコマンドを受信し、1次階層1サーバはそれ自体をアクティブ階層1サーバとして指定した。
●許容経路超過: サーバは任意の追加STP経路をサポートできない。
●CF応答: この応答コードは、STP機能が付加サーバでサポートされないことを示す。
STP経路除去
STP経路除去操作は、付加サーバへの確立されたSTP経路を除去する。送信サーバは、この操作の結果として、経路リンク状態を未初期化に設定する。メッセージ・コマンドおよびメッセージ応答はいずれの操作依存データも含まない。この操作に関する有効な応答は以下のものを含む。
●成功: メッセージ・コマンドが正常に実行された。
●STP使用不能: STP機能がインストールされるが、付加サーバでは使用不能である。
●無効操作パラメータ: メッセージ・コマンドが無効パラメータを含む。
●構成エラー: メッセージ・コマンドが不一致CTN IDを含む。
●経路未確立: 付加サーバで経路が確立されていない。
●CF応答: この応答は、STP機能が付加サーバでサポートされないことを示す。
送信サーバは、経路状態を未初期化に設定し、応答にかかわらず、この操作の結果として、初期化未完了を示すための理由を設定する。
アービタ引き継ぎモード設定
アービタ引き継ぎモード設定操作は、アービタを引き継ぎモードにするために代替階層1サーバによってアービタ・サーバに発行される。受信側サーバは応答ブロックでアービタ引き継ぎ状態フラグを返す。
メッセージ・コマンド操作依存データ領域は、図21に例示されるフォーマットを有する。
●アクティブ階層1通信タイムアウト1780: 設定された場合、非アクティブ階層1サーバがアクティブ階層1タイムアウト条件を認識したので、アービタ引き継ぎモード設定メッセージ・コマンドが発行されている。設定解除された場合、非アクティブ階層1サーバがアクティブ階層1サーバへの接続を失ったので、アービタ引き継ぎモード設定メッセージ・コマンドが発行されている。
この操作に関する有効な応答は以下のものを含む。
○成功: メッセージ・コマンドが正常に実行された。
○STP使用不能: STP機能がインストールされるが、付加サーバでは使用不能である。
○無効操作パラメータ: メッセージ・コマンドが無効パラメータを含む。
○構成エラー: メッセージ・コマンドが不一致CTN IDを含む。
○経路未確立: 付加サーバで経路が確立されていない。
○無効コマンド: メッセージ・コマンド受信側が指定されたアービタではない。
○無効送信側: メッセージ・コマンド・サーバが指定された代替階層1サーバではない。
○CF応答: この応答コードは、STP機能が付加サーバでサポートされないことを示す。
●引き継ぎ状態フラグ1790: 設定された場合、アービタが引き継ぎモードに入り、引き継ぎアクティブ状態にあることを示す。設定解除された場合、アービタが引き継ぎモードに入り、引き継ぎ保留状態にあること、またはアービタが引き継ぎモードに入っていないことを示す。
アービタ引き継ぎモード・リセット
アービタ引き継ぎモード・リセット操作は、アービタを引き継ぎモードから取り出すために代替階層1サーバによってアービタ・サーバに発行される。メッセージ・コマンド操作依存領域はいかなるデータも含まない。この操作に関する有効な応答は以下のものを含む。
●成功: メッセージ・コマンドが正常に実行された。
●STP使用不能: STP機能がインストールされるが、付加サーバでは使用不能である。
●無効操作パラメータ: メッセージ・コマンドが無効パラメータを含む。
●構成エラー: メッセージ・コマンドが不一致CTN IDを含む。
●経路未確立: 付加サーバで経路が確立されていない。
●無効コマンド: メッセージ・コマンド受信側が指定されたアービタではない。
●無効送信側: メッセージ・コマンド・サーバが指定された代替階層1サーバではない。
●CF応答: この応答コードは、STP機能が付加サーバでサポートされないことを示す。
アービタ引き継ぎ状態アクティブ
アービタ引き継ぎ状態アクティブ操作は、アービタが引き継ぎアクティブ状態に入ったことを代替階層1サーバに通知するためにアービタによって代替階層1サーバに発行される。メッセージ・コマンド操作依存領域はいかなる情報も含まない。この操作に関する有効な応答は以下のものを含む。
●成功: メッセージ・コマンドが正常に実行された。
●STP使用不能: STP機能がインストールされるが、付加サーバでは使用不能である。
●無効操作パラメータ: メッセージ・コマンドが無効パラメータを含む。
●構成エラー: メッセージ・コマンドが不一致CTN IDを含む。
●経路未確立: 付加サーバで経路が確立されていない。
●無効コマンド: メッセージ・コマンド・サーバが指定されたアービタではない。
●無効送信側: メッセージ・コマンド・サーバが指定されたアービタではない。
●CF応答: この応答コードは、STP機能が付加サーバでサポートされないことを示す。
一実施形態では、本発明の1つまたは複数の態様は、ネイティブ・アーキテクチャと呼ぶこともできるあるアーキテクチャに基づくが、ゲスト・アーキテクチャと呼ぶこともできる他のアーキテクチャをエミュレートする処理環境で実行することができる。例として、ネイティブ・アーキテクチャは、ニューヨーク州アーモンクのインターナショナル・ビジネス・マシーンズ社によって提供されるPower4またはPowerPC(商標)アーキテクチャあるいはインテル社によって提供されるIntel(商標)アーキテクチャであり、ゲスト・アーキテクチャは、同じくニューヨーク州アーモンクのインターナショナル・ビジネス・マシーンズ社によって提供されるz/Architecture(商標)である。z/Architecture(商標)の諸態様は、2005年9月発行のIBM資料No.SA22−7832−04「z/Architecture Principles ofOperation」に記載されている。このような環境では、z/Architecture(商標)で指定され、z/Architecture(商標)マシン上で実行されるように設計された命令またはロジックあるいはその両方は、z/Architecture(商標)以外のアーキテクチャ上で実行されるようにエミュレートされる。図22〜図24に関連して、この処理環境の一例について説明する。
図22を参照して、本発明の1つまたは複数の態様を取り入れて使用するための処理環境の一実施形態について説明する。処理環境1800は、たとえば、ネイティブ中央演算処理装置1802と、メモリ1804(たとえば、メイン・メモリ)と、たとえば、1つまたは複数のバス1808またはその他の接続部あるいはこれらの組み合わせを介して相互に結合された1つまたは複数の入出力(I/O)装置1806とを含む。例として、処理環境1800は、ニューヨーク州アーモンクのインターナショナル・ビジネス・マシーンズ社によって提供されるPowerPC(商標)プロセッサ、pSeries(商標)サーバ、またはxSeries(商標)サーバ、カリフォルニア州パロアルトのヒューレットパッカード社によって提供されるIntel(商標)Itanium(商標)2プロセッサ付きHP Superdome、IBM(商標)、ヒューレットパッカード社、Intel(商標)、サン・マイクロシステムズ社、その他によって提供されるアーキテクチャに基づくその他のマシン、あるいはこれらの組み合わせを含むことができる。PowerPC(商標)、pSeries(商標)、およびxSeries(商標)は米国ニューヨーク州アーモンクのインターナショナル・ビジネス・マシーンズ社の登録商標である。Intel(商標)およびItanium(商標)2はカリフォルニア州サンタクララのインテル社の登録商標である。
ネイティブ中央演算処理装置1802は、この環境内での処理中に使用される、1つまたは複数の汎用レジスタあるいは1つまたは複数の特殊目的レジスタもしくはこれらの組み合わせなどの1つまたは複数のネイティブ・レジスタ1810を含む。これらのレジスタは、任意の特定の時点におけるこの環境の状態を表す情報を含む。
その上、ネイティブ中央演算処理装置1802は、メモリ1804に保管された命令およびコードを実行する。特定の一例では、中央演算処理装置は、メモリ1804に保管されたエミュレータ・コード1812を実行する。このコードは、あるアーキテクチャで構成された処理環境で他のアーキテクチャをエミュレートできるようにするものである。たとえば、エミュレータ・コード1812は、PowerPC(商標)プロセッサ、pSeries(商標)サーバ、xSeries(商標)サーバ、HP Superdome(商標)サーバ、その他などのz/Architecture以外のアーキテクチャに基づくマシンで、z/Architecture(商標)をエミュレートし、z/Architecture(商標)に基づいて開発されたソフトウェアおよび命令を実行できるようにする。
図23に関連して、エミュレータ・コード1812に関する詳細について説明する。ゲスト命令1902は、ネイティブCPU1802(図22)のアーキテクチャ以外のアーキテクチャで実行されるように開発されたソフトウェア命令(たとえば、マシン命令)を含む。たとえば、ゲスト命令1902は、z/Architecture(商標)902上で実行されるように設計された可能性があるが、その代わりにネイティブCPU1802(たとえば、Intel(商標)Itanium(商標)2プロセッサである可能性がある)上でエミュレートされる。一例では、エミュレータ・コード1812(図22)は、メモリ1804から1つまたは複数のゲスト命令1902を入手し、任意選択で、入手した命令のローカル・バッファを行うための命令取り出しルーチン1900を含む。
エミュレータ・コード1812は、入手されたゲスト命令のタイプを決定し、ゲスト命令に対応する1つまたは複数のネイティブ命令1909を提供するための命令変換ルーチン1904をさらに含む。一例では、提供することは、たとえば、変換プロセス中に所与のゲスト命令に関する命令のネイティブ・ストリームを作成することを含む。これは、関数を識別することと、同等のネイティブ命令を作成することを含む。他の一例では、ネイティブ命令を提供することは、ゲスト命令に関連するコード・セグメントをエミュレータ内で選択することを含む。たとえば、各ゲスト命令は、エミュレータ内に関連のコード・セグメントを有し、これは1つまたは複数のネイティブ命令のシーケンスを含み、そのコード・セグメントは実行されるために選択される。
エミュレータ・コード1812は、ネイティブ命令を実行させるためのエミュレーション制御ルーチン1906をさらに含む。エミュレーション制御ルーチン1906により、ネイティブCPU1802は、1つまたは複数の前に入手したゲスト命令をエミュレートするネイティブ命令のルーチンに実行し、このような実行の終わりに、命令取り出しルーチンに制御を返して次のゲスト命令またはゲスト命令のグループの入手をエミュレートすることができる。ネイティブ命令1909の実行は、メモリ1804からレジスタにデータをロードすること、レジスタからメモリにデータを戻して保管すること、または変換ルーチンによって決定されたように何らかのタイプの算術演算または論理演算を実行することを含むことができる。各ルーチンは、たとえば、メモリに保管され、ネイティブ中央演算処理装置1802によって実行されるソフトウェアで実現される。その他の例では、これらのルーチンまたは演算の1つまたは複数は、ファームウェア、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの何らかの組み合わせで実現される。エミュレートされたゲスト・プロセッサのレジスタは、ネイティブCPUのレジスタ1810を使用するか、またはメモリ1804内の位置を使用することによってエミュレートすることができる。諸実施形態では、ゲスト命令1902、ネイティブ命令1909、およびエミュレーション・コード1812は、同じメモリに常駐するか、または異なるメモリ・デバイス間に分散させることができる。
さらに他の一実施形態では、プログラム・コードの保管または実行あるいはその両方に適したデータ処理システムであって、直接またはシステム・バスを介して間接的にメモリ・エレメントに結合された少なくとも1つのプロセッサを含むものが使用可能である。メモリ・エレメントは、たとえば、プログラム・コードの実際の実行中に使用されるローカル・メモリ、大容量記憶装置、ならびに、実行中にコードを大容量記憶装置から取り出さなければならない回数を削減するために少なくとも何らかのプログラム・コードの一次記憶を行うキャッシュ・メモリを含む。
入出力またはI/O装置(キーボード、ディスプレイ、ポインティング・デバイス、DASD、テープ、CD、DVD、サム・ドライブ、およびその他の記憶媒体などを含むが、これらに限定されない)は、直接または介在するI/Oコントローラを介してシステムに結合することができる。データ処理システムが介在する私設網または公衆網を介して他のデータ処理システムまたはリモート・プリンタあるいは記憶装置に結合された状態になれるようにするために、ネットワーク・アダプタもシステムに結合することができる。モデム、ケーブル・モデム、およびイーサネット・カードは、使用可能なタイプのネットワーク・アダプタのうちのいくつかに過ぎない。
本発明の1つまたは複数の態様は、たとえば、コンピュータ使用可能媒体を有する装置(article of manufacture)(たとえば、1つまたは複数のコンピュータ・プログラム)に含めることができる。この媒体は、たとえば、本発明の諸機能を提供し促進するためのコンピュータ可読プログラム・コード手段またはロジック(たとえば、命令、コード、コマンドなど)をそこに有する。この装置は、システム(たとえば、コンピュータ・システム)の一部として含めるか、または別個に販売することができる。
図24に関連して、本発明の1つまたは複数の態様を取り入れた装置またはコンピュータ・プログラムの一例について説明する。コンピュータ・プログラム2000は、たとえば、本発明の1つまたは複数の態様を提供し促進するためのコンピュータ可読プログラム・コード手段またはロジック2004をそこに保管するための1つまたは複数のコンピュータ使用可能媒体2002を含む。この媒体は、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、または半導体のシステム(あるいは装置またはデバイス)もしくは伝搬媒体にすることができる。コンピュータ可読媒体の例としては、半導体またはソリッド・ステート・メモリ、磁気テープ、取り外し可能コンピュータ・ディスケット、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、剛性磁気ディスク、および光ディスクを含む。光ディスクの例としては、コンパクト・ディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)、書き換え可能コンパクト・ディスク(CD−R/W)、およびDVDを含む。
1つまたは複数のコンピュータ可読プログラム・コード手段またはロジックによって定義された1つまたは複数の相関モジュールの論理アセンブリあるいは一連のプログラム命令は、本発明の1つまたは複数の態様の実行を指示するものである。
本明細書には、協定タイミング・ネットワークを形成するために複数の別個のコンピューティング・システムによる時刻同期の維持を促進する諸機能が記載されている。タイミング・ネットワーク内のサーバは、サーバ・タイム・プロトコルを使用して、既存の高速データ・リンクによりシステム間で計時情報を受け渡し、これにより、各システムの時刻機構を現代のハイエンド・コンピューティング・システムに必要な正確度で同期させるための機能を提供する。高速低待ち時間リンクによるSTPの使用は、単一サーバによって提供された基準時間に基づくときに、CTN内のすべてのシステムを、たとえば、数マイクロ秒の正確度で同期させるための機能を提供する。
STPは、時間帯、夏時間オフセット、うるう秒オフセットなど、CTN内で計時情報を設定し維持するための機能を提供する。この情報は、すべての変更がCTN内のすべてのサーバで同時に行われるように、計画的かつ一貫してCTN内で更新することができる。これにより、これらのパラメータが無計画に更新されたときに発生し、コンピュータ間の時間設定の矛盾を生み出す潜在的なシステム露出や混乱が防止される。
CTNパラメータは、STPコンソール・インターフェースを介してオペレータによって設定し読み取ることができる。CTNパラメータとしては、サーバ接続性、時間帯および夏時間などの現地時間情報、ならびにUTCを計算するために必要なうるう秒を含む。コンソール自体は、CTNパラメータを表示し設定するためのオペレータ・インターフェースを提供し、STP機能と通信するための機能を有する任意の要素である。
本明細書には1つまたは複数の例が提供されているが、これらは例に過ぎない。本発明の精神を逸脱せずに、多くの変形例が可能である。たとえば、本明細書に提供されている例以外の処理環境は、本発明の1つまたは複数の態様を含むか、その態様から恩恵を受けるか、あるいはその両方である可能性がある。さらに、この環境は、z/Architecture(商標)に基づく必要はないが、その代わりに、たとえば、IBM(商標)、Intel(商標)、サン・マイクロシステムズ社、その他によって提供される他のアーキテクチャに基づくものにすることができる。さらに、この環境は、例として、複数のプロセッサを含むか、区画化するか、または他のシステムに結合するか、あるいはこれらの組み合わせにすることができる。
その上、様々な制御ブロックが記載されているが、これらの制御ブロックのそれぞれは、追加情報を含むか、より少ない情報を含むか、または異なる情報を含むか、あるいはこれらの組み合わせになる可能性がある。制御ブロック内の位置および制御ブロック内の各フィールドのサイズは、種々の環境について様々になる可能性がある。
本明細書で使用する「入手する(obtaining)」という用語は、取り出すこと、受信すること、有すること、提供すること、提供されること、作成すること、開発することなどを含むが、これらに限定されない。
協定タイミング・ネットワークに関する追加詳細は、「System and Method for TOD-Clock Steering」という名称の米国特許出願第11/223886号、「Synchronization Signal for TOD-Clock Steering Adjustment」という名称の米国特許出願第11/532168号、「Managing Data Access Via A LoopOnly If Changed Locking Facility」という名称の米国特許出願第11/468501号、「Clock Filter Dispersion」という名称の米国特許出願第11/223878号、「Method and System for Clock Skewand Offset Estimation」という名称の米国特許出願第11/223876号、「Use of T4 Timestamps to CalculateClock Offset and Skew」という名称の米国特許出願第11/223577号、「Directly Obtaining by ApplicationPrograms Information Usable in Determining Clock Accuracy」という名称の米国特許出願第11/450025号、「System and Method for Calibratinga TOD Clock」という名称の米国特許出願第11/223642号、S.Carlson他による「Method and System for Establishinga Logical Path Between Servers in a Coordinated Timing Network」という名称の米国特許出願第60/887576号、S.Carlson他による「Channel subsystem Server TimeProtocol Commands」という名称の米国特許出願第60/887544号という米国特許出願で確認することができる。
本明細書の1つまたは複数の態様の諸機能は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはこれらの何らかの組み合わせで実現することができる。本発明の諸機能を実行するためにマシンによって実行可能な複数命令からなる少なくとも1つのプログラムを実施するマシンによって読み取り可能な少なくとも1つのプログラム記憶装置を提供することができる。
本明細書に描写されている流れ図は例に過ぎない。本発明の精神を逸脱せずに、これらの流れ図またはそこに記載されているステップ(または操作)に対する多くの変形例が可能である。たとえば、これらのステップを異なる順序で実行するか、ステップを追加、削除、または変更することができる。これらの変形例はいずれも、請求された本発明の一部と見なされる。
諸実施形態が本明細書に詳細に描写され記載されているが、本発明の精神を逸脱せずに、様々な変更、追加、置き換えなどが可能であることは当業者には明らかになることであり、したがって、これらは特許請求の範囲に定義された本発明の範囲内ものであると見なされる。

Claims (2)

  1. タイミング・ネットワークの処理装置の同期を促進するためのメッセージを交換する方法において、
    第1の処理装置で時間パラメータ交換(XTP)メッセージ・コマンドを生成するステップであって、前記XTPメッセージ・コマンドが、前記第1の処理装置によって設定されたメッセージ・コマンド送信タイムスタンプ・フィールドと、前記第1の処理装置によって設定解除されたメッセージ・コマンド受信タイムスタンプ・フィールドとを含むステップと、
    前記XTPメッセージ・コマンドを第2の処理装置に送信するステップと、
    前記XTPメッセージ・コマンドが前記第2の処理装置で受信された時間で前記XTPメッセージ・コマンド内の前記メッセージ・コマンド受信タイムスタンプ・フィールドを設定するステップと、
    前記第2の処理装置でXTPメッセージ応答を生成するステップであって、前記XTPメッセージ応答が、前記第1の処理装置によって設定されたメッセージ・コマンド送信タイムスタンプと、前記XTPメッセージ・コマンドから入手され、前記第2の処理装置によって設定されたメッセージ・コマンド受信タイムスタンプとを含むステップと、
    を含み、
    前記XTPメッセージ・コマンドが、前記第1の処理装置と前記第2の処理装置との間のサーバ・タイム・プロトコル・リンクを実現するために使用されるデータ・リンクのタイプに依存するメッセージ・ヘッダと、前記第1の処理装置の協定タイミング・ネットワーク(CTN)識別子とをさらに含み、
    前記XTPメッセージ・コマンドが前記サーバ・タイム・プロトコル・リンクにより前記第2のサーバに送信され、前記メッセージ・コマンド送信タイムスタンプ・フィールドが、前記第1のサーバの現行時刻機構を使用して前記第1のサーバによって設定され、前記XTPメッセージ・コマンドを送信する直前に設定され、
    前記第2の処理装置で前記XTPメッセージ応答を生成する前記ステップが、前記第2の処理装置によって設定されたメッセージ応答送信タイムスタンプ・フィールドと、前記第2の処理装置によって設定解除されたメッセージ応答受信タイムスタンプ・フィールドとを含むステップを含み、
    前記第2の処理装置から前記第1の処理装置に前記XTPメッセージ応答を送信するステップと、
    前記XTPメッセージ応答が前記第1の処理装置で受信された時間で前記第1の処理装置で前記XTPメッセージ応答内の前記メッセージ応答受信タイムスタンプ・フィールドを設定するステップとをさらに含み、
    前記XTPメッセージ応答が、
    それにより前記XTPメッセージ・コマンドおよびXTPメッセージ応答が送信される、前記第1の処理装置と前記第2の処理装置との間のサーバ・タイム・プロトコル・リンクを実現するために使用されるデータ・リンクのタイプに依存するメッセージ・ヘッダと、
    前記メッセージ・コマンドを実行しようという試みの結果を示す応答コードと、
    前記XTPメッセージ応答内のフォーマット依存領域のフォーマットを指定するXTPフォーマットと、
    前記フォーマット依存領域の内容が変化したかどうかを示すCTNパラメータ・キーと、
    前記XTPメッセージ応答を送信する前記第2の処理装置のレベルに設定された階層と、
    前記XTPメッセージ応答を送信する前記第2の処理装置のタイミング・モードに設定されたタイミング・モードと、
    前記XTPメッセージ応答を送信する前記第2の処理装置のタイミング状態に設定されたタイミング状態と、
    前記XTPメッセージ応答を送信する前記第2の処理装置がローカル・クロック・サーバとして構成されているかどうかを指定するローカル・クロック・サーバ表示と、
    前記XTPメッセージ応答を送信する前記第2の処理装置のCTN IDと、
    前記協定タイミング・ネットワーク用の現行PRT訂正ステアリング・レートと、
    前記第2の処理装置によって設定された計時パラメータから発信メッセージ間隔フィールドに設定されたメッセージ間隔と、
    前記XTPメッセージ応答を送信する前記第2の処理装置のベース・ステアリング・レートに設定されたベース・ステアリング・レートと、
    前記XTPメッセージ応答を送信する前記第2の処理装置でCST往復遅延に設定されたルート遅延と、
    前記XTPメッセージ応答を送信する前記第2の処理装置でCSTクロック分散に設定されたルート分散と、
    前記XTPメッセージ応答を送信する前記第2の処理装置でCST基準IDに設定された基準識別子と、
    前記XTPメッセージ応答を送信する前記第2の処理装置でCST基準タイムスタンプに設定された基準タイムスタンプと、
    複数の可能なメッセージ応答フォーマットのうちの1つに設定されたXTPフォーマット依存フィールドとをさらに含む、
    方法。
  2. 前記第1の処理装置により前記XTPメッセージ・コマンドを生成する前記ステップが、前記第1の処理装置の時刻機構を使用して前記第1の処理装置で前記メッセージ・コマンド送信タイムスタンプ・フィールドを設定するステップを含み、前記第2の処理装置により前記XTPメッセージ・コマンド内の前記メッセージ・コマンド受信タイムスタンプ・フィールドを設定する前記ステップが、前記第2の処理装置の時刻機構を使用して前記XTPメッセージ・コマンドが前記第2の処理装置で受信された時間で前記XTPメッセージ・コマンド内の前記メッセージ・コマンド受信タイムスタンプ・フィールドを設定するステップを含む、請求項1記載の方法。
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