JP5079005B2 - 吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置及び投入方法 - Google Patents

吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置及び投入方法 Download PDF

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Description

本発明は、吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置及び投入方法に関し、より詳細には、ステンレス製鋼操業時、製鋼工程の取鍋処理(LT;Laddle Treatment)工程において酸素及び窒素の混入を最小化して合金鉄を投入させる、吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置及び投入方法に関する。
一般的に、ステンレス鋼を製鋼精錬のために、ステンレス鋼の溶鋼は、電気炉を経てAOD(Argon Oxygen Decarburization)精錬を行った後、取鍋精錬または取鍋加熱(Ladle furnace)工程のような取鍋処理を経て連続鋳造を行うようになる。
ここで、ステンレス鋼の溶鋼には、AOD精錬後、VOD(Vacuum Oxygen Decarburization)精錬がさらに行われ得る。
このような一連の工程において連続鋳造前に溶鋼の目標成分及び温度を確保するために、取鍋処理工程において、溶鋼にAl、Fe−Si、Fe−Cr、Fe−Ni、Ti、冷却剤などのような合金鉄の投入とともに、成分、温度の均一化及び介在物の浮上分離のために取鍋内のガス撹拌精錬を同時に行っている。
このような合金鉄の投入は、スラグにより覆われた溶鋼を空気中に露出する裸湯状態として行われるため、溶鋼の再酸化と吸窒及び吸酸による溶鋼の清浄度の低下が生じ、鋳造時にノズル詰まり及び製鋼性表面欠陥が頻繁に発生しているのが現状である。
図1は、従来の合金鉄投入装置による溶鋼表面の酸化物の組成に応じた溶鋼中の窒素の変化を示すグラフ図である。
図1によると、電気炉及びAOD精錬を経た90トンのステンレス409鋼(C:0.010%以下、N:0.010%、Cr:11〜12%、Ni:0.5%以下、Si:0.6%以下、Mn:0.6%以下)の溶鋼に対する取鍋内の合金鉄の投入前後における吸窒濃度が示される。すなわち、図1は、取鍋内の合金鉄の投入後の窒素濃度と投入前の窒素濃度との差の増減変化を示している。
図1に示すように、合金鉄の投入後の吸窒濃度は、8.2〜28ppmまで増加し、平均9.9ppmの吸窒が発生していることが分かり、これは、溶鋼中の酸素が増加していることを意味する。したがって、溶鋼の酸化物のような不純物の増加による連続鋳造工程の質の低下及び品質バラツキの発生の可能性が大きいということが分かる。
このような取鍋内の合金鉄の投入時に発生する吸酸及び吸窒の問題は、VOD工程を経た鋼種の場合も、温度及び成分目標を達成するべく取鍋処理工程の経由が欠かせないので、再酸化及び吸窒による溶鋼の清浄度の低下により、鋳造時におけるノズル詰まり及び製品の表面品質の問題に深刻な影響を及ぼし得る。
このような吸窒の発生を最小化するために溶鋼上面に溶鋼を覆うスラグを使用するが、スラグが多いほど合金鉄の投入のためのガス撹拌による裸湯の確保が不可避なことから、合金鉄の投入時における吸窒及び再酸化の発生の問題が依然として残っているのが現状である。
すなわち、合金鉄の投入時、再酸化による溶鋼中、TiO(融点:約1830℃)、CaO−TiO系(融点:約1930℃)、Al(融点:約2020℃)などの高融点酸化物のような再酸化生成物と吸窒によって発生したTiN(融点:約2930℃)の窒化物とは、最終製品の清浄度を低下させ、鋳造時にノズル詰まりを発生させ、連鋳生産性の低下のみならず、圧延時に熱延コイル及び冷燃コイル製品の製鋼性表面欠陥を引き起こしている。
これらの問題を解決するために、米国特許第5,211,744号の「取鍋内の溶鋼中の合金鉄投入装置及び方法」では、取鍋内の合金鉄投入時における吸窒及び再酸化を防止するための装置及び方法が開示されているが、以下の問題がある。
まず、合金鉄の投入口が浸漬して投入管を介して合金鉄が溶鋼中に直接投入されるため、再酸化及び吸窒がほとんどないという長所があるが、合金鉄投入管の溶損による作業効率、投入口の頻繁な取替によるメンテナンスの問題などが発生する。
さらに、スラグ/溶鋼と投入管内との反応による腐食現象、及び溶融攪拌による耐溶管の侵食現象により、投入耐溶管の寿命が低下する。この腐食及び侵食現象はまた、捕捉された耐溶粒子による総酸素濃度、及び溶鋼中の反応を増加させる。投入耐溶管の頻繁な交換及び腐食発生により、メンテナンス費用の増加に加えて、メンテナンスの難しさも著しく増加し得る。したがって、上記米国特許は、高い生産性及び品質が要求される実操業に適用するには多くの制限が伴う。
また、日本国特許公開第1993−009552号の「上吹きランス方式の取鍋精錬装置(Top blowing lance type ladle refining Apparatus)」の場合も、浸漬管を用いて、溶鋼の吸窒の問題、溶鋼の再酸化によるスラグ増加の問題などの問題を解決しようとしていた。しかし、1550℃以上の高温の溶鋼ですべての作業を行わなければならないため、吸窒及び再酸化の防止には効果があるものの、浸漬管の寿命、メンテナンスの問題がある。投入耐溶管とスラグ/溶鋼と反応による腐食現象、及び溶融攪拌による耐溶管の侵食現象によって、米国特許第5,211,744号と同じく投入耐溶管の寿命が低下する。この腐食及び侵食現象はまた、捕捉された耐溶粒子による総酸素濃度、及び溶鋼中の反応を増加させる。投入耐溶管の頻繁な交換及び腐食発生により、メンテナンス費用の増加に加えて、メンテナンスの難しさも著しく増加し得る。
米国特許第5,211,744号明細書 特開第1993−009552号公報
そこで、本発明は、上述した従来の問題を解決するためになされたものであって、ステンレス製鋼工程において、取鍋内のステンレス溶鋼中に目標温度、成分を達成すべく冷却剤及び各種合金鉄をスラグおよび溶鋼中への浸漬なく投入するときに酸素及び窒素の混入を最小化して溶鋼の吸窒を減少させ、再酸化を抑制して清浄度を向上できるようにする、吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置及び投入方法を提供することを、その目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置は、ホッパから合金鉄が供給されてこれを取鍋にまで投入し、上部、傾斜を有する中間及び下部に細分され、所定の中空を有する供給管と、前記供給管の前記中間に連通して分岐装着され、前記合金鉄の投入時に同時に流入する空気を第1不活性ガスによって遮断する不活性ガス遮断部と、前記供給管の前記下部の基端部に連通して分岐装着され、前記合金鉄の投入経路上に第2不活性ガスを吹き込む不活性ガス供給部と、前記供給管の下部外側の任意の1つの部位に、前記下部の軸方向に対してこれを包むように構成され、前記下部の終端部方向に第3不活性ガスを噴射する不活性ガス噴射部と、前記不活性ガス噴射部から前記供給管を包んで噴射される前記第3不活性ガスが前記供給管の終端部で拡散する拡散部と、を備えることを特徴とする。
ここで、前記供給管は、上部供給管、中間供給管及び下部供給管に細分され、前記中間供給管の基端部から終端部までは傾斜をなすことを特徴とし、前記不活性ガス供給部は、前記下部供給管の基端部に連通して構成され、前記不活性ガス噴射部は、前記下部供給管の任意の1つの部位に、これを包むように構成される。
このとき、前記不活性ガス噴射部は、前記下部供給管の外側の任意の1つの部位を、前記下部供給管の軸方向に対して包み、前記第3不活性ガスが前記下部供給管を包んでその終端部方向に噴射されるようにする単環構造体であり得、前記不活性ガス噴射部は、前記下部供給管の外側の任意の1つの部位を、前記下部供給管の軸方向に対して包み、前記第3不活性ガスを均一に分配する第1環構造体、前記第1環構造体で均一に分配された前記第3不活性ガスが前記下部供給管を包んでその終端部方向に噴射されるようにする第2環構造体、及び前記第1環構造体と前記第2環構造体とを連通する複数の連結体からなる複環構造体であり得る。
この場合、前記不活性ガス噴射部には、前記下部供給管の終端部方向に所定のスリットが形成され、前記スリットの幅は、3.0mm以下、より好ましくは、0.1mm以上3.0mm以下であることを特徴とする。
そして、前記拡散部は、その内部が前記下部供給管の内部となす内部拡散角が0゜超過90゜未満である。
また、本発明に係る吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入方法は、底部にポーラスプラグが設けられた取鍋内にスラグにより覆われた溶鋼が収容され、ホッパに貯留された合金鉄が前記取鍋の上部から、上部、中間及び下部供給管を介して前記溶鋼に投入される合金鉄投入方法であって、前記下部供給管の終端部を下降するステップと、前記中間供給管に第1不活性ガスを投入するステップと、前記下部供給管の基端部に第2不活性ガスを投入するステップと、前記下部供給管の外側を包んで終端部方向に噴射される第3不活性ガスを提供するステップと、前記合金鉄を、前記上部、中間及び下部供給管を順次に経て前記溶鋼内に投入するステップと、を含んでなることを特徴とする。
ここで、前記下部供給管の、スラグ及び溶鋼中への浸漬なしの下降は、下記式1により特定される。
[式1]
y=h−x−c
(ここで、yは、前記取鍋カバーの内側から前記下部供給管の終端部までの距離[mm]、hは、前記取鍋カバーの内側から前記取鍋の底部までの距離[mm]、xは、前記取鍋の底部から前記溶鋼表面までの距離[mm]、cは、前記溶鋼表面から前記下部供給管の終端部までの距離[mm]。)
前記取鍋の底部から前記溶鋼表面までの距離xは、下記式2により特定される。
[式2]
w=−51.1×ln(x)+454
(ここで、wは、前記溶鋼の量[ton]。)
また、前記下部供給管の終端部は、前記溶鋼表面と1〜3mの間隔をなすように下降し得る。
このとき、好ましくは、前記第2不活性ガスの単位時間当たりの噴射量は、5〜50Nm/hrであり、前記第3不活性ガスの単位時間当たりの噴射量は、10〜100Nm/hrであり得る。
以上、説明したように、本発明に係る吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置及び投入方法により、ステンレス製鋼工程において、取鍋内のステンレス溶鋼中に目標温度、成分を達成するための冷却剤及び各種合金鉄の投入時に酸素及び窒素の混入を最小化して溶鋼の吸窒を減少させ、再酸化を抑制して清浄度を向上させることができる。
従来の合金鉄投入装置による溶鋼表面の酸化物の組成に応じた溶鋼中の窒素の変化を示すグラフ図である。 本発明の第1実施形態に係る合金鉄投入装置を概略的に示す図である。 図2の“A”部分を示す部分拡大図である。 図2の“B”部分を示す部分拡大図である。 本発明の第1実施形態に係る合金鉄投入装置の総括的な作用概念図である。 本発明の第2実施形態に係る合金鉄投入装置を概略的に示す図である。 図6の“A”部分を示す部分拡大図である。 図6の“B”部分を示す部分拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る合金鉄投入装置の総括的な作用概念図である。 本発明の第1実施形態及び本発明の第2実施形態における下部供給管の円周に対する流速の流れを比較して示す図である。 本発明の好ましい実施形態に係る吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置を概略的に示す図である。 図11の“A”部分を示す部分拡大図である。 図11の“B”部分を、本発明の第1実施形態及び第2実施形態を適用して示す部分拡大図である。 図11の“B”部分を、本発明の第1実施形態及び第2実施形態を適用して示す部分拡大図である。 図11の拡散部を示す部分断面図である。 本発明の好ましい実施形態に係る拡散部を備える合金鉄投入装置の総括的な作用概念図である。 取鍋内の合金鉄の投入前後における溶鋼中の窒素濃度の変化を示すグラフである。 取鍋内の合金鉄の投入前後における溶鋼中の酸素濃度の変化を示すグラフである。 取鍋内の合金鉄の投入時における、下部供給管から溶鋼表面までの酸素分圧の変化を示すグラフである。 従来例及び本発明例におけるステンレス熱延コイルの表面欠陥率を示すグラフである。
以下、本発明の一実施形態に係る吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置及び投入方法を添付図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置を概略的に示す図である。
図2に示すように、AOD、VOD、転炉などの脱炭炉で脱炭が終了した溶鋼Mの入った取鍋22には、取鍋精錬スタンドで鋳造のための目標成分の達成及び目標温度の確保のために冷却剤及び合金鉄Fが秤量された後、投入される。
合金鉄Fは、合金鉄貯留ホッパ1からコンベアベルト2によってホッパ3に貯留され、開閉弁4は、合金鉄Fが貯留されたホッパ3への合金鉄Fの投入を調整するように構成される。合金鉄Fは、ホッパ3から供給管101、102、103を経て溶鋼Mに投入される。
溶鋼Mを収容する取鍋22には、取鍋カバー21が設けられ、大気雰囲気を遮断して酸化を防止し、合金鉄Fを投入できるようにし、供給管103は、取鍋カバー21を貫通して構成される。
本発明の第1実施形態では、供給管101、102、103は、上部供給管101、中間供給管102及び下部供給管103に細分され、ホッパ3の位置及び工場設備の位置に応じて、添付図面のように、中間供給管102が傾斜をなすことができる。
この中間供給管102の任意の1つの部位には、ホッパ3から合金鉄Fが供給されるとき、これと同時に流入する酸素及び窒素を含有する空気を遮断して合金鉄Fの投入経路を不活性雰囲気に維持できるように、第1不活性ガス供給手段124を備える不活性ガス遮断部123が分岐装着される。
この不活性ガス遮断部123は、図3に示すように、流入する空気の効率的な遮断のために、合金鉄Fの投入が進行する方向に対して逆噴射されるように、中間供給管102の基端部となす角度θが90゜超過180゜未満となるように分岐装着される。
合金鉄Fは、予め取鍋22の底部に設けられたポーラスプラグ23から強く吹き込まれるArのような不活性ガスにより溶鋼M上部のスラグSの一部が除去され、裸湯が発生した所に自由落下する。
このときの溶鋼Mは、重量%として、C:0〜0.05%、N:0〜0.070%、Si:0〜4%、Ti:0〜0.5%、S:0.030%以下、P:0.025%以下、Cr:11.0〜30.0%、Ni:0〜36%を含有し、その他の成分で構成されるAISI基準ステンレス304、316L、430、446、447鋼などのステンレス鋼の溶鋼であり得、この他、合金鉄投入処理が行われる他の鋼も使用可能である。
合金鉄Fを溶鋼Mに投入するべく、長さ調節手段113を介して、スラグ及び溶鋼中への浸漬がない下部供給管103の投入口が溶鋼M側に下降する。
この長さ調節手段113は、通常の長さ調節可能な部材であり得、取鍋22の直上に位置する下部供給管103の終端部、すなわち、投入口のみを昇下降させるように構成されることが好ましい。
前記供給管、より正確には、中間供給管102の終端部及び/または下部供給管103の基端部は、合金鉄Fの投入時に下部供給管103の終端部まで不活性ガス雰囲気に組成させるために、第2不活性ガス供給手段134を備える不活性ガス供給部133と連通する。
この不活性ガス供給部133は、第2不活性ガス供給手段134から供給される第2不活性ガスを吹き込んで下部供給管103の終端部から噴出させることにより、合金鉄Fが投入されるときに下部供給管103の経路上で不活性雰囲気が組成されるようにし、下部供給管103の終端部から噴出されるときには、これより溶鋼M表面にいたるまで不活性雰囲気が維持されるようにする。
この下部供給管103の外側、より詳細には、中空円筒状の下部供給管103の外周には、下部供給管103と同軸をなしてこれを包み、第3不活性ガス供給手段154を備える単環構造体150が提供される。
単環構造体150は、図4に示すように、第3不活性ガス供給手段154から第3不活性ガスを受けて下部供給管103の円周に密接して噴射することにより、下部供給管103の外側円周に沿って第3不活性ガスカラム(column)が形成されるようにする。
この第3不活性ガス供給手段154は、設備によっては1つまたは2つ以上の複数個が設置され得る。
この単環構造体150の下部、すなわち、下部供給管103の終端部側には、所定のスリット151が形成され、前記第3不活性ガスがこれを介して噴射されるようにする。このスリット151は、点スリットであり得るが、前記第3不活性ガスが下部供給管103の円周全体に均一に噴射されるように線スリット151であることが好ましい。
また、好ましくは、前記第3不活性ガスカラムは、下部供給管103の外側円周に沿って下部供給管103の終端部方向に進行し、終端部から溶鋼Mにいたるまで延長され、下部供給管103の終端部の内側から吐出される前記第1不活性ガス及び前記第2不活性ガスとともに、合金鉄Fの進行経路を不活性雰囲気に維持する。
前記第3不活性ガスが溶鋼M表面までその噴射形態を維持しながら噴射されるようにするために、スリット151の幅は、3.0mm以下であることが好ましい。
スリット151の幅が3.0mmを超過すると、連続定理により流速が低下する。これにより、前記第3不活性ガスは、溶鋼Mの表面に達する前に分散され得る。
スリット151の幅が0.1mm未満であれば、十分な量の流量が噴射されなくなったり、取鍋処理終了後に噴射されるCaO粉末などによる詰まりの問題が発生するため、より好ましいスリット151の幅は、0.1mm以上3.0mm以下とする。
図5は、本発明の第1実施形態に係る合金鉄投入装置の総括的な作用概念図である。
図5に示すように、合金鉄Fは、上部供給管101に引き込まれ、中間供給管102及び下部供給管103を経て溶鋼Mに投入される。
合金鉄Fが中間供給管102を経由するときには、不活性ガス遮断部123によって噴射される前記第1不活性ガスが、合金鉄Fと同時に引き込まれる空気を遮断する(IG1)。
前記第1不活性ガスは、窒素またはArのような第8族気体であり得るが、吸窒の可能性及び製造コストを考慮すると、Arが好ましい。また、オーステナイト鋼種の場合、窒素も使用可能である。
合金鉄Fが下部供給管103を経由するときには、不活性ガス供給部133を介して供給される前記第2不活性ガスが、下部供給管103の基端部から溶鋼M表面にいたるまで合金鉄Fの投入経路を不活性雰囲気に維持する(IG2)。
前記第2不活性ガスは、第8族気体であり得、好ましくは、Arであり、鋼種が300系オーステナイトの場合、窒素も使用可能である。
また、下部供給管103の終端部の外側からは、単環構造体150を介して前記第3不活性ガスが分散されて前記第2不活性ガスの分散を防止し、合金鉄Fの投入経路を不活性雰囲気に維持する(IG3)。
前記第3不活性ガスも、第8族気体であり得、好ましくは、Arである。また、前記第3不活性ガスは、下部供給管103の内部から吐出される前記第2不活性ガスの流れ(IG2)をその外側で維持するべく、前記第2不活性ガスの流速よりも迅速であるか、前記第2不活性ガスの噴射圧力よりも大きいことが好ましい。
図6は、本発明の第2実施形態に係る合金鉄投入装置を概略的に示す図である。
図6に示すように、AOD、VOD、転炉などの脱炭炉で脱炭が終了した溶鋼Mの入った取鍋22には、取鍋精錬スタンドで鋳造のための目標成分の達成及び目標温度の確保のために冷却剤及び合金鉄が秤量された後、投入される。
合金鉄Fは、合金鉄貯留ホッパ1からコンベアベルト2によってホッパ3に貯留され、開閉弁4は、合金鉄Fが貯留されたホッパ3への合金鉄Fの投入を調整するように構成される。合金鉄Fは、ホッパ3から供給管301、302、303を経て溶鋼Mに投入される。
溶鋼Mを収容する取鍋22には、取鍋カバー21が設けられ、大気雰囲気を遮断して酸化を防止し、合金鉄Fを投入できるようにし、スラグ中への浸漬のない供給管303は、取鍋カバー21を貫通して構成される。
本発明の第2実施形態において、供給管301、302、303は、上部供給管301、中間供給管302及び下部供給管303に細分され、ホッパ3の位置及び工場設備の位置に応じて、添付図面のように、中間供給管302が傾斜をなすことができる。
この中間供給管302の任意の1つの部位には、ホッパ3から合金鉄Fが供給されるときに、これと同時に流入する酸素及び窒素を含有する空気を遮断して合金鉄Fの投入経路を不活性雰囲気に維持できるように、第1不活性ガス供給手段324を備える不活性ガス遮断部323が分岐装着される。
この不活性ガス遮断部323は、図7に示すように、流入する空気の効率的な遮断のために、合金鉄Fの投入が進行する方向に対して逆噴射されるように、中間供給管302の基端部となす角度θが90゜超過180゜未満となるように分岐装着される。
合金鉄Fは、予め取鍋22の底部に設けられたポーラスプラグ23から強く吹き込まれるArのような不活性ガスにより溶鋼M上部のスラグSの一部が除去され、裸湯が発生した所に自由落下する。
このときの溶鋼Mは、重量%として、C:0〜0.05%、N:0〜0.070%、Si:0〜4%、Ti:0〜0.5%、S:0.030%以下、P:0.025%以下、Cr:11.0〜30.0%、Ni:0〜36%を含有し、その他の成分で構成されるAISI基準ステンレス304、316L、430、446、447鋼などのステンレス鋼の溶鋼であり得、この他、合金鉄投入処理が行われる他の鋼も使用可能である。
合金鉄Fを溶鋼Mに投入するべく、長さ調節手段313を介して下部供給管303の投入口が溶鋼M側に下降する。
この長さ調節手段313は、通常の長さ調節可能な部材であり得、取鍋22の直上に位置する下部供給管303の終端部、すなわち、投入口のみを昇下降させるように構成されることが好ましい。
前記供給管、より正確には、中間供給管302の終端部及び/または下部供給管303の基端部は、合金鉄Fの投入時に下部供給管303の終端部まで不活性ガス雰囲気に組成させるために、第2不活性ガス供給手段334を備える不活性ガス供給部333と連通する。
この不活性ガス供給部333は、第2不活性ガス供給手段334から供給される第2不活性ガスを吹き込んで下部供給管303の終端部から噴出させることにより、合金鉄Fが投入されるときに下部供給管303の経路上で不活性雰囲気が組成されるようにし、下部供給管303の終端部から噴出されるときには、これより溶鋼M表面にいたるまで不活性雰囲気が維持されるようにする。
この下部供給管303の外側、より詳細には、中空円筒状の下部供給管303の外周には、下部供給管303と同軸をなしてこれを包み、第3不活性ガス供給手段354を備える複環構造体350が提供される。
複環構造体350は、図8を参照すると、第3不活性ガス供給手段354から第3不活性ガスを受けて下部供給管303の円周に密接して噴射することにより、下部供給管303の外側円周に沿って第3不活性ガスカラムが形成されるようにする。
この第3不活性ガス供給手段354は、設備によっては1つまたは2つ以上の複数個が設置され得る。
この複環構造体350は、第3不活性ガスを下部供給管303の円周に対して均一に分配させる第1環構造体355、及び複数の連結体352によって第1環構造体355と連通する第2環構造体353を含む。
下部供給管303の円周を包む第1環構造体355では、第3不活性ガス供給手段354から供給された前記第3不活性ガスが、下部供給管303の円周方向に均一に分配される。この目的のため、第3不活性ガス供給手段354に連通する側の反対側は非連通の形状を有し得る。
第1環構造体355において下部供給管303の円周に沿ってほぼ均一に分配された前記第3不活性ガスは、第1環構造体355に均等に構成された複数の連結体352を介して第2環構造体353に供給される。
この複環構造体350の第2環構造体353の下部、すなわち、下部供給管303の終端部側には、所定のスリット351が形成され、前記第3不活性ガスがこれを介して噴射されるようにする。このスリット351は、点スリットであり得るが、前記第3不活性ガスが下部供給管303の円周全体に均一に噴射されるように線スリット351であることが好ましい。
また、好ましくは、前記第3不活性ガスカラムは、下部供給管303の外側円周に沿って下部供給管303の終端部方向に進行し、終端部から溶鋼Mにいたるまで延長され、下部供給管303の終端部の内側から吐出される前記第1不活性ガス及び前記第2不活性ガスとともに、合金鉄Fの進行経路を不活性雰囲気に維持する。
前記第3不活性ガスが溶鋼M表面までその噴射形態を維持しながら噴射されるようにするために、スリット351の幅は、3.0mm以下であることが好ましい。
スリット351の幅が3.0mmを超過すると、連続定理により流速が低下する。これにより、前記第3不活性ガスは、溶鋼Mの表面に達する前に分散され得る。
スリット351の幅が0.1mm未満であれば、十分な量の流量が噴射されなくなったり、流速が過度に迅速化して前記第3不活性ガスの流れが詰まることが生じ得るため、より好ましいスリット351の幅は、0.1mm以上3.0mm以下とする。
図9は、本発明の第2実施形態に係る合金鉄投入装置の総括的な作用概念図である。
図9に示すように、合金鉄Fは、上部供給管301に引き込まれ、中間供給管302及び下部供給管303を経て溶鋼Mに投入される。
合金鉄Fが中間供給管302を経由するときには、不活性ガス遮断部323によって噴射される前記第1不活性ガスが、合金鉄Fと同時に引き込まれる空気を遮断する(IG1)。
前記第1不活性ガスは、窒素またはArのような第8族気体であり得るが、吸窒の可能性及び製造コストを考慮すると、Arが好ましい。また、オーステナイト鋼種の場合、窒素も使用可能である。
合金鉄Fが下部供給管303を経由するときには、不活性ガス供給部333を介して供給される前記第2不活性ガスが、下部供給管303の基端部から溶鋼M表面にいたるまで合金鉄Fの投入経路を不活性雰囲気に維持する(IG2)。
前記第2不活性ガスは、第8族気体であり得、好ましくは、Arであり、鋼種が300系オーステナイトの場合、Nも使用可能である。
また、下部供給管103の終端部の外側からは、複環構造体350を介して前記第3不活性ガスが分散されて前記第2不活性ガスの分散を防止し、合金鉄Fの投入経路を不活性雰囲気に維持する(IG3)。
前記第3不活性ガスも、第8族気体であり得、好ましくは、Arである。また、前記第3不活性ガスは、下部供給管303の内部から吐出される前記第2不活性ガスの流れ(IG2)をその外側で維持するべく、前記第2不活性ガスの流速よりも迅速であるか、前記第2不活性ガスの噴射圧力よりも大きいことが好ましい。
図10は、本発明の第1実施形態及び本発明の第2実施形態における下部供給管の円周に対する流速の流れを比較して示す図である。
(a)に示すように、下部供給管103の円周に対して第3不活性ガス供給手段154が設置された側(0゜)から反対側(180゜)にいくほど流速が著しく減少する。これは、単環構造体150を用いることにより、供給される前記第3不活性ガスの円周方向に対する分配が行われていない状態でそのまま噴射されるからである。
しかし、本発明の第2実施形態では、(b)に示すように、下部供給管303の円周に対して第3不活性ガス供給手段354が設置された側(0゜)から反対側(180゜)にいくほど流速をより低減することができる。第1実施形態における単環構造体150とは異なり、第2実施形態における複環構造体350では、第1環構造体355によって供給される前記第3不活性ガスの円周方向への均一な分配が行われるからである。
(b)の場合の流速は、流速の不均一領域が全体の領域の50%である(a)の場合に対し、全体的に均一である。
工程上要求される流速分布の精度に応じて、複環構造体350は、本発明に開示された技術的思想の範疇内で複数の環構造体を備えることができる。すなわち、本発明の明細書上に示す第1環構造体355及び第2環構造体353からなる複環構造体350のほか、第3環構造体、第4環構造体などの自然数の環構造体を有する複環構造体が採用され得る。
第3不活性ガス供給手段も、上述した円周方向に流量を均一に分配するという技術的思想と同じように、複環構造体350に2つ以上連通して構成され得るが、この場合も、流速の不均一は存在し得る。
以下、本発明の好ましい実施形態に係る合金鉄投入装置を添付図面を参照して詳細に説明する。
図11は、本発明の好ましい実施形態に係る吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置を概略的に示す図である。
図11に示すように、AOD、VOD、転炉などの脱炭炉で脱炭が終了した溶鋼Mの入った取鍋22には、取鍋精錬スタンドで鋳造のための目標成分の達成及び目標温度の確保のために冷却剤及び合金鉄Fが秤量された後、投入される。
合金鉄Fは、合金鉄貯留ホッパ1からコンベアベルト2によってホッパ3に貯留され、開閉弁4は、合金鉄Fが貯留されたホッパ3への合金鉄Fの投入を調整するように構成される。合金鉄Fは、ホッパ3から供給管501、502、503を経て溶鋼Mに投入される。
溶鋼Mを収容する取鍋22には、取鍋カバー21が設けられ、大気雰囲気を遮断して酸化を防止し、合金鉄Fを投入できるようにし、スラグ中への浸漬がない供給管503は、取鍋カバー21を貫通して構成される。
本発明の好ましい実施形態では、供給管501、502、503は、上部供給管501、中間供給管502及び下部供給管503に細分され、ホッパ3の位置及び工場設備の位置に応じて、添付図面のように、中間供給管502は傾斜をなすことができる。
この中間供給管502の任意の1つの部位には、ホッパ3から合金鉄Fが供給されるときに、これと同時に流入する酸素及び窒素を含有する空気を遮断して合金鉄Fの投入経路を不活性雰囲気に維持できるように、第1不活性ガス供給手段524を備える不活性ガス遮断部523が分岐装着される。
この不活性ガス遮断部523は、図12に示すように、流入する空気の効率的な遮断のために、合金鉄Fの投入が進行する方向に対して逆噴射されるように、中間供給管502の基端部となす角度θが90゜超過180゜未満となるように分岐装着される。
合金鉄Fは、予め取鍋22の底部に設けられたポーラスプラグ23から強く吹き込まれるArのような不活性ガスにより溶鋼M上部のスラグSの一部が除去され、裸湯が発生した所に自由落下する。
このときの溶鋼Mは、重量%として、C:0〜0.05%、N:0〜0.070%、Si:0〜4%、Ti:0〜0.5%、S:0.030%以下、P:0.025%以下、Cr:11.0〜30.0%、Ni:0〜36%を含有し、その他の成分で構成されるAISI基準ステンレス304、316L、430、446、447鋼などのステンレス鋼の溶鋼であり得、この他、合金鉄投入処理が行われる他の鋼も使用可能である。
合金鉄Fを溶鋼Mに投入するべく、長さ調節手段513を介して、スラグ及び溶鋼中への浸漬がない下部供給管503の投入口が溶鋼M側に下降する。
スラグ及び溶鋼中への浸漬がない長さ調節手段513は、通常の長さ調節可能な部材であり得、取鍋22の直上に位置する下部供給管503の終端部、すなわち、投入口のみを昇下降させるように構成されることが好ましい。
前記供給管、より正確には、中間供給管502の終端部及び/または下部供給管503の基端部は、合金鉄Fの投入時に下部供給管503の終端部まで不活性ガス雰囲気に組成させるために、第2不活性ガス供給手段534を備える不活性ガス供給部533と連通する。
この不活性ガス供給部533は、第2不活性ガス供給手段534から供給される第2不活性ガスを吹き出して下部供給管503の終端部から噴出させることにより、合金鉄Fが投入されるときに下部供給管503の経路上で不活性雰囲気が組成されるようにし、下部供給管503の終端部から噴出されるときには、これより溶鋼M表面にいたるまで不活性雰囲気が維持される。
この下部供給管503の外側、より詳細には、中空円筒状の下部供給管503の外周には、下部供給管503と同軸をなしてこれを包み、第3不活性ガス供給手段554を備える不活性ガス噴射部550が設けられる。
この不活性ガス噴射部550は、第3不活性ガス供給手段554から供給される前記第3不活性ガスで下部供給管503を包み、下部供給管503の終端部、すなわち、溶鋼Mの表面方向に噴射される。
この第3不活性ガス供給手段554は、設備によっては1つまたは2つ以上の複数個が設置され得る。
不活性ガス噴射部550は、図13a及び図13bを参照すると、上述した第1実施形態及び第2実施形態のように、単環構造体550または複環構造体550であり得る。
しかし、上述した第2実施形態において図10を参照して説明したように、不活性ガス噴射部550は、複環構造体550’であることが好ましい。
不活性ガス噴射部550から噴射される前記第3不活性ガスは、拡散部570により下部供給管503の終端部から拡散する。
拡散部570は、下部供給管503の終端部から一体型に外向きに広がる形態を有し、前記第3不活性ガスも、これにより外向きに広がる。すなわち、前記第3不活性ガスは、拡散部570により外向き拡散した形態で溶鋼Mの表面に達するが、このとき、拡散した面積により、さらに広い裸湯径を確保できるようになる。
図14を参照すると、下部供給管503の内側における拡散角θは、0゜超過90゜未満が好ましい。
より好ましくは、下部供給管503の内外側の形状は、上述した拡散角θに一致するように、内側角θ以上15゜以下が好ましい。
図15は、本発明の好ましい実施形態に係る吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置の総括的な作用概念図である。
まず、図15に示すように、合金鉄Fは、上部供給管501に引き込まれ、中間供給管502及び下部供給管503を経て溶鋼Mに投入される。
合金鉄Fが上部供給管501を介して投入される前に、長さ調節手段(図2の513)を用いて下部供給管503を溶鋼M側に下降させる。
下部供給管503の終端部は、溶鋼M表面から所定間隔離隔するように下降する。下部供給管503の下降は、工程によって変動する溶鋼Mの量に応じて、溶鋼M表面から常に一定の高さまで下降させるために、下記式1を利用する。
[式1]
y=(h+x)−c
ここで、yは、取鍋カバー21の内側から下部供給管503の終端部までの距離[mm]であり、hは、取鍋カバー21の内側から取鍋22の先端部までの距離[mm]であって固定値である。また、xは、取鍋22の先端部から溶鋼表面までの距離[mm]であって溶鋼Mの量に応じて可変する変数であり、cは、溶鋼表面から下部供給管503の終端部までの距離[mm]である。
このとき、xは、下記式2を利用して求められる。
[式2]
w=−51.1×ln(x)+454
ここで、wは、トン単位の溶鋼量である。
通常、下部供給管503の終端部が溶鋼M表面から3m以上離隔して配置されると、これよって投入される合金鉄Fの下降距離が大きくなって多量のスプラッシュが発生する。1m未満であれば、溶鋼Mとの距離が近く、下部供給管503の溶損などの問題が発生する。このため、下部供給管503の終端部から溶鋼M表面までの距離は、1〜3mであることが好ましい。
しかし、使用される溶鋼Mの鋼種や、要求される品質に応じて、下部供給管503の終端部から溶鋼M表面までの距離は変更可能である。
長さ調節手段513により下部供給管503の終端部が溶鋼M表面から一定間隔離隔して移動した後、中間供給管502に第1不活性ガスが投入される(IG1)。
前記第1不活性ガスは、合金鉄Fが中間供給管502を経由するときには、不活性ガス遮断部523から噴射され、合金鉄Fと同時に中間供給管502に引き込まれる空気を遮断する。
前記第1不活性ガスは、窒素またはArのような第8族気体であり得るが、吸窒の可能性及び製造コストを考慮すると、Arが好ましい。また、オーステナイト系鋼種の場合、窒素も使用可能である。
合金鉄Fが下部供給管503を経由するときには、不活性ガス供給部533を介して供給される前記第2不活性ガスが、下部供給管503の基端部から溶鋼M表面にいたるまで不活性雰囲気を維持させる。このとき、拡散部570を介して溶鋼M表面にいたるまでさらに広くなった裸湯面積を確保した状態で合金鉄Fが投入され得る(IG2)。
前記第2不活性ガスは、第8族気体であり得、好ましくは、Arであり、鋼種が300系オーステナイトの場合、窒素も使用可能である。
また、下部供給管503の終端部の外側では、不活性ガス噴射部550を介して前記第3不活性ガスが拡散部570を介して外向き拡散した形態で噴射されて前記第2不活性ガスの分散を防止し、合金鉄Fの投入経路を不活性雰囲気に維持する(IG3)。
前記第3不活性ガスも、第8族気体であり得、好ましくは、Arである。また、前記第3不活性ガスは、下部供給管503の内部から吐出される前記第2不活性ガスの流れ(IG2)をその外側に保持するので、第3不活性ガスの流速は第2不活性ガスの流速よりも速いか、または第3不活性ガスの噴射圧力は前記第2不活性ガスの噴射圧力よりも大きいことが好ましい。
このとき、前記第2不活性ガスの単位時間当たりの噴射量は、5〜50Nm/hrであることが好ましい。噴射量が5Nm/hr未満の場合、十分な不活性雰囲気が形成されず、空気中の酸素及び窒素による吸酸及び吸窒が発生し得るからであり、噴射量が50Nm/hrを超過した場合、前記第3不活性ガスのカラムを破壊して側拡散により前記第2不活性ガスが分散されるか、必要以上の前記第2不活性ガスの供給により工程単価が上昇し得るからである。
また、前記第3不活性ガスの単位時間当たりの噴射量は、10〜100Nm/hrであることが好ましい。噴射量が10Nm/hr未満の場合は、前記第2不活性ガスの側拡散による分散が発生して不活性雰囲気が阻害され得る。噴射量が100Nm/hrを超過する場合は、必要以上の前記第3不活性ガスを供給することになる。このため、100Nm/hr以下に調節することが好ましい。
前記第1不活性ガス、前記第2不活性ガス及び前記第3不活性ガスを用いて合金鉄Fの投入経路を不活性雰囲気に組成させた後、取鍋22の底部で不活性ガス供給管24に連通するポーラスプラグ23を用いて第4不活性ガスを吹き込む。
この第4不活性ガスは、取鍋22の底部からバブル(bubble)形態で溶鋼Mの上部表面まで上昇し、このバブルによって裸湯を発生させる。
前記第4不活性ガスのバブルによって裸湯を発生させ、ある程度安定した定常状態に達すると、すなわち、裸湯の発生の程度が連続して持続していることが確認されると、開閉弁4がオープンされて貯留ホッパ3に収容された合金鉄Fが投入される。
このように、前記第2不活性ガス及び前記第3不活性ガスの流れによって生成される不活性雰囲気の面積Aは、溶鋼M表面で発生した裸湯を開腹するのに十分なので、合金鉄Fがホッパから溶鋼Mにまで不活性雰囲気で投入できる。このため、酸素及び窒素の混入を最小化することができる。
以下、90トンの電気炉で溶解したステンレス409鋼及び436L鋼を一例として説明する。
ステンレス409鋼及び436L鋼をAOD脱炭炉で出鋼した後、取鍋処理スタンドで図2に示す合金鉄投入装置を用いて取鍋内に投入したときにおける溶鋼中の窒素及び酸素の変化を、従来の合金鉄投入方法による溶鋼中の窒素及び酸素の変化と比較したデータを表1に示している。このとき、取鍋への合金鉄の投入量は、0.5〜2ton/heatの範囲である。
表1及び図16に示すように、従来例、すなわち、大気状態での酸素分圧が0.185atmの条件(鋼番1〜4)では、窒素増加量(ΔN)が8ppmから18ppmまで発生したが、本発明例(鋼番5〜9)では、窒素増加量(ΔN)が7ppmから24ppmまでへと吸窒が大きく減少した。
つまり、図16に示すように、従来例の鋼番1〜4の場合は、取鍋内の合金鉄の投入処理前後における溶鋼中の窒素濃度が、それぞれ58→6ppm、75→7ppm、80→4ppm、79→7ppmであって、合金鉄の投入処理後の窒素が処理前の窒素濃度より平均13ppmに大きく増加したことを示している。これは、大気から溶鋼の吸窒が合金鉄投入の間に発生したことを意味する。
しかし、本発明例の鋼番5〜9の場合は、合金鉄の処理前後における溶鋼中の窒素濃度が、それぞれ68→2ppm、53→4ppm、73→5ppm、70→2ppm、67→68ppmであって、平均2ppmまで大きく減少している。
そのため、本発明例の場合、大気から溶鋼の吸窒が合金鉄投入の間に大きく減少したことがわかる。
一方、酸素の変化を説明すると、表1及び図17に示すように、従来例、すなわち、大気状態での酸素分圧が0.185atmの条件(鋼番:1〜4)では、酸素増加量が0ppmから37ppmまで増加したが、本発明例の場合(鋼番:5〜9)は、鋼番8を除けば、酸素は7〜24ppmまでに大きく減少した。
すなわち、図17から分かるように、従来例の鋼番1〜4の場合は、取鍋内の合金鉄の処理前後における溶鋼中の酸素濃度は、それぞれ73→10ppm、91→1ppm、91→10ppm、92→10ppmに変化している。その結果、合金鉄の投入処理後の酸素濃度が処理前の酸素濃度より平均18.5ppmまで大きく増加したことがわかる。これは、溶鋼の再酸化が合金鉄投入の間に発生したことを意味する。
しかし、本発明例の場合(鋼番:5〜9)の合金鉄の処理前後における溶鋼中の酸素濃度は、それぞれ91→0ppm、75→1ppm、86→6ppm、92→110ppm、97→90ppmである。その結果、酸素が平均10.8ppmまで減少したことが分かる。
すなわち、このことは、本発明例の場合、合金鉄の投入時、溶鋼の再酸化が大きく減少したことを意味する。
その理由は、図18でよく示されている。同図は、合金鉄投入時の、時間に応じた酸素濃度の変化を示している。窒素及び酸素の変化は、ガス吸い込み部201から下部供給管53を経て溶鋼M表面にいたるまでの経路上の任意の一点でガスを採集して分圧測定センサ202により測定し、計測部203で計測した。
図18に示すように、従来例では、投入管と溶鋼表面との間の酸素分圧が約0.185atm(18.5%)、すなわち、大気酸化が容易な条件で合金鉄の投入が行われている。
しかし、本発明例の場合、酸素分圧は、約0.02〜0.0002atm(2〜0.02%)条件、すなわち、酸素分圧が低い条件で合金鉄の投入が行われるので、溶鋼の再酸化の発生が少なくなると推定することができる。
図19は、従来例及び本発明例の取鍋処理工程を経たステンレス熱延コイルの表面上における、酸化物性(製鋼性)介在物の欠陥率を比較して示している。
図19に示すように、製鋼性欠陥率は、従来例の鋼番1〜4の場合は、それぞれ4.8、1.5、3.9、3.3%で平均3.4%である。しかし、本発明例の鋼番5〜9の場合は、それぞれ1.5、0.87、1.3、3.7、1.3%であり、平均1.7%まで大きく減少した。
このような結果は、溶鋼の清浄度が向上したためであり、これにより、製品の表面品質も大きく向上したことが分かる。
本発明の技術的思想は、上記の実施形態により具体的に記述されたが、上記の実施形態は、それを説明するためのものであって、それを制限するものではないことに留意しなければならない。また、本発明の技術分野における当業者は、本発明の技術的思想の範囲内で多様な実施形態が可能であることを理解することができる。
101、301、501...上部供給管
102、302、502...中間供給管
103、303、503...下部供給管
123、323、523...不活性ガス遮断部
133、333、533...不活性ガス供給部
550’’...単環構造体
550’...複環構造体
570...拡散部
F...合金鉄
M...溶鋼
S...スラグ

Claims (8)

  1. ホッパから合金鉄が供給されてこれを取鍋にまでスラグ及び溶鋼中への浸漬なく投入し、上部、傾斜を有する中間及び下部に細分され、所定の中空を有する供給管と、
    前記供給管の前記中間に連通して分岐装着され、前記合金鉄の投入時に同時に流入する空気を第1不活性ガスによって遮断する不活性ガス遮断部と、
    前記供給管の前記下部の基端部に連通して分岐装着され、前記合金鉄の投入経路上に第2不活性ガスを吹き込む不活性ガス供給部と、
    前記供給管の下部外側の任意の1つの部位に、前記下部の軸方向に対してこれを包むように構成され、前記下部の終端部方向に第3不活性ガスを噴射する不活性ガス噴射部と、
    前記不活性ガス噴射部から前記供給管を包んで噴射される前記第3不活性ガスが前記供給管の終端部で拡散する拡散部と
    を備え
    前記不活性ガス噴射部は、
    前記第3不活性ガスを均一に分配する第1環構造体と、
    前記第1環構造体で均一に分配された前記第3不活性ガスが前記下部供給管を包んでその終端部方向に噴射されるようにする第2環構造体と、
    前記第1環構造体と前記第2環構造体とを連通する複数の連結体と
    を備える複環構造体である、吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置。
  2. 前記不活性ガス噴射部には、
    前記供給管の下部の終端部に所定のスリットが形成される、請求項に記載の吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置。
  3. 前記スリットの幅は、3.0mm以下である、請求項に記載の吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置。
  4. 前記スリットの幅は、0.1mm以上3.0mm以下である、請求項に記載の吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置。
  5. 前記拡散部は、その内部が前記供給管の下部の内部となす内部拡散角が0゜超過90゜未満である、請求項1に記載の吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入装置。
  6. 底部にポーラスプラグが設けられた取鍋内にスラグにより覆われた溶鋼が収容され、ホッパに貯留された合金鉄が前記取鍋の上部から、上部、中間及び下部供給管を介して前記溶鋼に投入される合金鉄投入方法であって、
    前記下部供給管の終端部を下降するステップと、
    前記中間供給管に第1不活性ガスを投入するステップと、
    前記下部供給管の基端部に第2不活性ガスを投入するステップと、
    前記下部供給管の外側を包んで終端部方向に噴射される第3不活性ガスを提供するステップと、
    前記合金鉄を、前記上部、中間及び下部供給管を順次に経て前記溶鋼内に投入するステップと
    を含む、吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入方法。
  7. 前記第2不活性ガスの単位時間当たりの噴射量は、5〜50Nm/hrである、請求項に記載の吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入方法。
  8. 前記第3不活性ガスの単位時間当たりの噴射量は、10〜100Nm/hrである、請求項に記載の吸酸及び吸窒が減少した合金鉄投入方法。
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