JP5078011B2 - 2室袋の開口と被包装物充填の方法及び装置 - Google Patents

2室袋の開口と被包装物充填の方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、中仕切りを隔てて横並びに二つの収容室を備える2室袋を、クランプでもって支持しながら円軌道に沿って運搬し、運搬中に、前記二つの収容室それぞれの中心部に開口へらを挿入する開口制御方法及び装置に関する。
下記の特許文献1には、ロータリ式袋詰め包装機における包袋の開口装置が開示されている。該装置は、包袋を断続移送する円軌道の中心から、前記円軌道の上域に向けて棹を突き出すと共に、前記包袋の断続移送に同調して、前記棹を円軌道上で往復動させ、包袋が1ピッチ移動する間に、棹の先端に設けた一対の開口へらを包袋内に挿入して前記包袋を開口するものでである。つまり所定のセクションに包袋が停止する都度、先ず袋口を開口し、その開口部にノズルを挿入して被包装物の充填を行うのでは、1セクションで、開口とノズル挿入という複数の作業を行わねばならず非能率であるが、特許文献1の構成は、一対の開口へらが、移動中の包袋を開口し、次のセクションに包袋が停止すると同時に包袋内にノズルを挿入して被包装物の充填を行うので極めて能率的なのである。
一方、下記の特許文献2には、ターンテーブルの周縁に配置した一対のクランプでもって2つの収容室を横並びに備える包袋を吊り下げ、前記ターンテーブルの回転でもって前記包袋を円軌道に沿って等ピッチづつ断続移送し、前記包袋の停止セクションにおいて、一対の真空吸盤でもって前記包袋の2室を開口させ、開口した2室それぞれに挿入するノズルから噴出する空気圧でもって、被包装物充填の前工程として、前記2室を円筒状に膨らませる包装装置を開示している。前記ノズルは、被包装物充填の前工程として、空気圧で2室を円筒状に膨らませるためのものであるが、仮にこれらノズルを被包装物充填用と仮定しても、停止セクションにおいて袋口を真空吸盤でもって開口し、そのあとノズルを挿入して被包装物の充填を行うという工程になるので、その分、非能率である。しかし特許文献2の装置に、前記特許文献1に示している袋口開口装置を組み入れると、より能率的な充填が可能になる。
しかし、一般的な包袋はその大きさが変わっても、それを開口した場合の包袋の中心は不変であるが、2室袋は大きさが変わる度に、それを開口した場合の、2つの収容室の中心が変化することになるので、この都度、前記の開口へらの位置を、2つの収容室それぞれの中心に向けて移動させる調整が必要になる。
特開2001−158405号公報 特開昭60−158027号公報
本発明は、ロータリ包装装置における、2つの収容室を横並びに備える2室袋の交換に合わせて、開口へらの位置および/またはノズルの位置を、前記2室袋の大きさに合わせて自動的に調整するようにしたものである。
上記目的を達成するのために本発明は、上記目的を達成するのために、一対を1組とする多数組のクランプの断続搬送軌道である円軌道に、一次開口セクションと、一次充填セクションと、二次開口セクションと、二次充填セクションとを設置する一方、前記円軌道中心のロッド軸の上端から横方向に、第1棹と第2棹とからなる二股棹を突き出し、前記円軌道におけるクランプの1ピッチ移動に合わせた、前記ロッド軸の正逆転と上下動とにより、前記第1棹、第2棹それぞれに設けた一対の開口へらを、前記一次開口セクションにおいてクランプが懸垂する2室袋の前側の第1収容室に、また二次開口セクションにおいてクランプが懸垂する2室袋の後ろ側の第2収容室にそれぞれ挿入したあと、2室袋が一次充填セクション及び二次充填セクションに到達する間に、これら開口へらにより両収容室を開口する制御方法であって、
前記2室袋の横幅を制御器にインプットした際の、前記制御器による演算でもってメイン制御モータの回転角を調整し、該メイン制御モータの動力により前記各組のクランプの間隔を、前記2室袋の横幅と一致するように調整させる工程と、
同時に制御器による前記の演算によって、前記2室袋における二つの収容室をそれぞれ筒状化した場合の両収容室それぞれの中心位置と、両収容室間の中仕切りの位置とをを算出する工程と、
前記の算出に基づいて、一次開口セクションにおける中仕切りを第1の中間クランプで、また二次開口セクションにおける中仕切りを第2の中間クランプでそれぞれ挟持する工程及び、前記第1棹、第2棹の側面から、2室袋の搬送方向に突き出るガイドに設置した前記一対の開口へらを、へら作動モータにより前記各ガイドに沿って、前記両収容室それぞれの中心位置に向けて移動させる工程とにより構成する。
2室袋の横幅を制御器にインプットした際の、前記制御器による演算により、メイン制御モータの回転角を調整して、各組のクランプの間隔を、前記2室袋の横幅と一致するように調整し、同時に、前記2室袋における二つの収容室をそれぞれ筒状化した場合の両収容室それぞれの中心位置と、両収容室間の中仕切りの位置とをを算出して、前記両収容室間の中仕切りを第1、第2の中間クランプで挟持すると共に、前記第1棹、第2棹の側面から、2室袋の搬送方向に突き出るガイドに設置した前記一対の開口へらを、前記各ガイドに沿って前記両収容室それぞれの中心位置に向けて移動させるので、大きさの異なる2室袋に変更する場合の、第1棹、第2棹それぞれにおける開口へらの位置変更を、手動で調整する煩わしさがなくなる。
図2は一般的なロータリ式袋詰め包装手段の上面斜視図であって、ターンテーブル10の周縁に2本を1組とする多数組のクランプアーム11を等間隔で枢支し、各クランプアームの先端に設けるクランプ12を円軌道に沿ってターンテーブル10と一体に回転14させる構造である。この回転円軌道にはクランプ12の組数と同数のセクションが備わり、一対のクランプ12は各セクションに一時停止しながら断続移動する。
丸付き符号1で示す給袋セクションに載積した最上位の包袋13を、クランプ12に供給すると、同じ符号2の一次開口セクションでは、一対のクランプ12の接近で、包袋13の袋口の緊張を緩め、丸付き符号3の一次充填セクションにおいて開口した包袋13に被包装物を充填するようになっている。なお詳細は後述するが丸付符号4は二次開口セクション、丸付き符号5は二次充填セクションである。
図2の一部を斜め下から眺めた図3は、ターンテーブル10に両クランプアーム11が枢支軸15で支持され、両クランクアーム11は一対の扇形歯車16の係合により枢支軸15を支点に連動するようになっている。両クランクアーム11間に設けたばね17の引っ張り力は、レバー18及び連接棒19を介して連結したベルクランク20の端の滑車21を、環状カム22の上面に圧接させている。このため環状カム22の上下動により、一対のクランプ12の間隔は変化する。
図4に示すごとく前記のターンテーブル10は主軸25の上端に固定され、前記主軸25は下方の断続回転機24でもって間歇回転するようになっている。また主軸周りの軸受け27の周囲には環状母体28が配置され、図5のごとく環状母体28の周りにはボールベアリング35を介して支持環36を回転自在に配置している。一方、前記支持環36の周り約180度角の範囲にビス41で固定した高所カム38と、残る約180度角の範囲に配置した低所カム39とにより環状カム22を形成する。
図6はその展開図であり、軸受け27に固定したピン29に、前記の環状母体28に形成した傾斜溝30を係合するので、軸受27周囲での環状母体28が正逆転(横移動)すると、ピン29に沿う傾斜溝30の変位により環状母体28は斜めに上下動する。また低所カム39に傾斜状に形成したスリット43と、支持環36に固定したピン44とが係合する。また支持環36と低所カム39との間を、リード方向の異なる2本のねじ棒45とナット部材46とからなる延伸機器、すなわちタンバックル47でもって連結する。このためナット部材46を操作して延伸機器47の長さを調整すると、低所カム39はスリット43の傾斜に沿って上下に変位し、高所カム38に対する低所カム39の高さの差を調整することができる。
図4における入力器65から制御器66に所定の数値をインプットすると、このインプット数値に対応してメイン制御モータ32は、軸33に固定したリンク34を水平面上で正逆転し、該リンク34はレバー31を介して、図6において既に説明したように環状母体28を軸受け27の周りで斜め上下に変位させることができる。この場合図5におけるボールベアリング35を介して連結する環状母体28と、支持環36とは一体に上下に変位し、また図6における前記支持環36の上下への変位は環状カム40を上下動させるので、上位のターンテーブル10と一体に環状カム22の上を移動するベルクランク20を回転させ、図3における両クランプ12の間隔を変位させることができる。つまりこれは、使用変更する包袋13の幅数値と、クランプ12の間隔とを一致させる調整に該当するのである。
図7において矢印方向120への滑車21の移動と、環状カム22の反対方向への移動とにより、前記滑車21が高所カム38から低所カム39に向けて下降する際、ベルクランク20は回転して、図3でのクランプ12対の間隔が狭まる。一対のクランプ12が挟持する包袋は、その幅数値が大きくなるのに比例して開口面積も大きくなるので、図6における延伸機器47でもって、高所カム38に対する低所カム39をより低い箇所に変位させるように調整するようになっている。
図4において包袋13を懸垂するクランプアーム11は、断続回転機24により平面上で45度角づつ断続移動する。つまりクランプアーム11を1ピッチだけ移動させる間、この断続回転機24の動力と連動するカム80は1回転し、軸に固定したレバー81は、支持環36と一体に環状カム22を一定角度だけ正逆転させる。図5におけるレバー81がそれであり、支持環36を設定角だけ正逆転する運動は、展開図である図7での高低所両カム38、39の前後進運動(仮想線)に相当する。この環状カム40の規定値82の後退でもって、ベルクランク20は、両高低所カム38、39の落差分だけ時計方向に回転して、クランプ12の間隔を狭めるのである。
図8に示す主軸25の内部中空部を上下に貫通するロッド軸50は、その上端から横水平に棹53を突き出し、該棹の先端に設けた2本の平行ガイド69にそれぞれ開口へら60を設置している。ロッド軸50の下端に固定したレバー55を、断続回転機24と連動するカム(図示省略)により作動させることにより、棹53は平面上において45度角で正逆転する。またロッド軸50を偏芯カム56でもって作動するシーソ57の運動でもって上下動させるようにもなっている。
またロッド軸50を上下に貫通する軸58の、上端に設けたクランク59と、棹53に設けた開口へら60とを、連動機構61を介して連結するので、前記軸58の下端に固定したレバー62を回転させる操作力により、一対の開口へら60は開閉するようになっている。詳しくは図10に示すごとく一対の開口ヘラ60はともに棹53に対しピン63によって支持され、前記両ピン63に固定した連動リンク64を、その交点で突起67とスリット68とで係合し、前記の連動リンク64を操作することで一対の開口へら60は開閉する。
本発明が使用する2室袋は図1に示しいる。すなわち図1のAは、中仕切り73を隔てて横並びに2つの収容室71、72を備える2室袋13の一部の正面図であり、同Bはその平面図である。かかる2室袋の使用に適応させるために、図9に示す二股棹53を用いる。これは第1棹51と、第2棹52とからなり、両棹の側面から突き出るそれぞれ2本の平行ガイド69には、開口へら60が対向して備わり、これらの開口へら60の移動操作は下記のごとく行う。
すなわち、図11に示すごとく前記の2本の平行ガイド69は周囲に、同ガイドに沿うスプラインキー75を形成し、2組の開口へら60を固定する鉄製の金属体79を前記スプラインキー75にスライド自在に支持する。
図12に断面を示す前記の平行ガイド69は筒状であり、一対の平行ガイドの内部それぞれに設けたねじ棒76に磁性体77を係合している。このため図11におけるへら作動モータ78でもって両平行ガイド69内のねじ棒76を回転させ、図12においてねじ棒76に係合する磁性体77を移動させると、前記磁性体77の磁気によって金属体79は、スプラインキー75に沿ってスライド運動することになる。
図4において入力機65から制御器66へのインプットは、図1のAにおける2室袋13の全体幅である。この場合、少なくともいずれか一側の収容室71の幅数値が含まれる。或いは2室袋13の全体幅に替えて、両収容室それぞれの幅をインプットしてもよい。これら幅を数値または、数値に替わる特定符号等でインプットすることで、制御器は前記のインプット情報から演算し、図1Aにおける2室袋13の横幅と、両クランプ12の間隔とが一致するように、図4の制御器66からパルス信号をメイン制御モータ33に送り、環状母体28と一体に環状カム22を上下方向に変位させる。環状カム22の上下方向への変位によってクランクの間隔を調整することは既に説明した通りである。
また制御器内の演算器は、図1のBのように、両収容室71、72を筒状化した場合の形状を演算でもってイメージ化し、同時に、両側クランプ12に課される接近量M3を算出する。なお2室袋13を構成するフイルムには弾性復元力が備わるので、収容室71が図示のように円筒形になることはなく、比較的にパッチリと見開いた瞳のように尖った目じりを備えたような形状になるが、それぞれの収容室を開口した場合の筒形状に大小の差がでても、瞳形の形状そのものは統一すので、瞳形状に基づいて制御器による演算は、これら両収容室の中心85、86の位置を算出する。
図14の第1中間クランプ87のように、2つの収容室71、72それぞれの幅数値が同じであれば、中間クランプ87、98は2室袋13の中間点を原点位置とする。しかし図1のように2つの収容室71、72の幅が異なる場合、演算器による演算によって前記の各中間クランプ87、98は、原点から、変位した中仕切り73の位置まで移動し、そのあと2つの収容室71、72の筒状変形に同調してM4だけ移動する。
図15は、一対の挟持体からなる前記中間クランプ87を動かす機構を示している。機台88のガイド棒89に可動フレーム90をスライド自在に支持すると共に、前記可動フレーム90における上下の溝91に支持した一対の腕92に、前記一対の中間クランプ87を支持する。一方、前記一対の腕92それぞれ内面のラック歯93と、可動フレーム90に設置したピニオン94と係合する。モータの動力により前記のピニオン94を正逆転することにより、中間クランプ87は開閉して袋の中仕切りを挟持する。またクランプ作動モータ95はねじ棒96を回転させ、ガイド棒89に沿って可動フレーム90を変位させる。図4の制御器66は、前記クランプ作動モータ95の回転角をコントロールするので、中間クランプ87の、図1におけるM4に相当する移動がコントロールされるのである。なお中間クランプ87は、後に、2つの収容室71、72を同時に筒状に変化する場合の、中間支えとして機能するのである。
一方、図1のBにおいて筒状化される2つの収容室71、72の中心85、86位置は、図1Aの包袋が平たい状態の中心からは移動するので、制御器による演算に基づき図11において対向する一対の開口へら60を、収容室71の中心85と一致する箇所に移動させることになる。
図13に示すようにターンテーブル10の周りには、45度角ずつ8箇所に、2室袋の停止セクションを設定している。このため、図9における溝カム85の回転により、固定スリーブ84に沿ってロッド86はスライドし、第1棹51を、図13の丸付き符号2と3とのセクション間で揺動M1させ、同時に第2棹52を丸付き符号4と5とのセクション間で揺動M2させる。この場合、図8におけるシーソ杆57の揺動により二股棹53を上下動させるので、開口へら60は、前進時に包袋13内に挿入したあと、後退時、包袋13から引き抜かれるのである。
図14は、図13の各セクションにおける2室袋13の正面を図示したもので、以下はこれら両図を基本に説明を進める。
クランプ12に支持した2室袋13が、丸付き符号2のセクションに到達して停止すると、図7におけるカムの変位82によるベルクランク20の回転で、包袋の緊張が緩み、前側の収容室71の両面に吸着する一対の吸盤97が袋口を開き、同時に袋口内に開口へら60を挿入させる。この時点で吸盤97は吸引力をカットする。
工程は進み、2室袋13が、丸付き符号2のセクションから3のセクションに移動する間に、一対の開口へら60は袋口を大きく開放し、3のセクションに到達と同時に、下降するノズル101は被包装物を前側の収容室71に充填することになる。
図6における丸付き符号4のセクションでは、低所カム39の一部に、隆起するカム部材99を貼りつけている。このため走行するベルクランク20がこのカム部材99に乗り上げ停止すると、図14における丸付き符号4において、クランプ12は間隔を広げて袋口を緊張させ、当該位置に存在する第2の中間クランプ98でもって中仕切り73を挟持する。この直後、図6においてカム部材99は環状カム22と一体に変位(図7での変位82による作用)でもって袋口の緊張を緩め、当該位置に存在する第2の吸盤100が後ろ側の収容室72を広げる一方、第2の開口へら60を袋口に挿入する。
そして2室袋13が、丸付き符号4のセクションから5のセクションに移動する間に、一対の開口へら60は袋口を大きく開放し、5のセクションに到達と同時に、下降する第2ノズル102は被包装物を前側の収容室72に充填するのであり、かくして2つの収容室への被包装物の充填は完了するのである。
図15では、開口へら60及びクランプアーム11は2室袋13と一体に、手前方向に移動するので、中間クランプの腕92は、開口ヘラ60の移動の妨害になることはない。ただ図13の丸付き符号4のセクションにおいては、後ろ側の収容室72に挿入した開口へらの進行を、第2中間クランプ98の腕が妨害する。そこで図16における仮想線のように挟持作用を行う第2中間クランプ98を、実線図示105のようにクランプアーム11よりも下方に退避させるようにする。なお図13において第2中間クランプ98を、2室袋の中仕切りと一致する箇所に移動調整する機構は、図15に示した第1中間クランプ87の位置調整と同じ構造のものによって行うことができる。
図13の、丸付き符号2及び4に配置した吸盤97及び100は、図10のように前記吸盤97を固定した一対のアーム106を、フレーム107に枢支する。流体シリンダー108の動力を前記フレーム106に加えることにより、一対の連動歯車109による動力伝達でもって吸盤は開閉する。2室袋13の幅数を変更したときは、フレーム107を動かし吸盤97の位置を、2室袋の中仕切りの位置と一致するように調整することは可能である。ただ、図3から察しがつくように、袋幅に対応させるクランプ12対の開閉運動量を余り大きくすると、クランプの傾きが大きくなりすぎるため、包袋の横幅20cmを基準にすると、最大で約25cm、最小で約15cm範囲程度の包袋しか使用は難しい。前記の吸盤97は、開口へらを挿入するために、袋口に隙間を形成するだけの働きであるから、幅数値が極端に変化することがない収容室では、あえて吸盤97及び100を移動調整しなくても、与えられた効果は発揮するものと考られる。
図17は、既に説明した開口へらを移動制御する平行ガイドの異なる実施例である。シリンダー110を二股棹51に回転自在に支持し、リンク64はその回転操作をおこなう。前記シリンダー110には中空ロッド111を支持し、内部に引きばね44を設置する。さらに中空ロッド111の外部に開口ヘラ60を固定する。制御器からの演算信号でもって、液圧回路112に設置したサーボバルブ113を操作し、前記サーボバルブ113でもって流量調整する流体を、前記の中空ロッド111に圧入、または排出して開口へら60の位置をコントロールすることができる。かかるものは、流体式のへら作動モータを構成している。
図18は、第1ノズル101または第2ノズル102を、2室袋13における前後の収容室71、72の中心に向けて移動調整する機構である。該ノズルは、前後の機台115に架設した水平ガイド116に支持すると共に、制御器の指令信号によりノズル作動モータ117を作動し、それにより動くねじ棒118のスクリューウ作用によって第1ノズル101または第2ノズル102を、コントロール位置に向けて調整移動させる構成である。なお液充填には一般にはノズルを使用し、固形物の充填には筒型ホッパー或いはシュートを使用するが、本願ではこれら全てをノズルとして定義する。
図6の丸付き符号4におけるセクションのカム部材99に替えて、支持環36に固定した流体シリンダー115は、板カム116を上下に変位させ、クランプを開閉させる。クランプの開閉を、環状カム22の前後動により行う形式とは異なり、板カム116の上下動により行うのである。
2室袋説明図 ロータリ袋詰め機斜視図 前図一部の、斜め下からの斜視図 袋詰め装置の断面図 環状カムの平面図 環状カムの展開正面図 前図の部分的説明図 二股棹を操作する機構の側面図 二股棹の平面図 開口へらを操作する機構の平面図 平行ガイド片側の構成図 平行ガイド片側の構成図 ロータリ袋詰め機平面概略図 2室袋の移動説明図 第1中間クランプを移動させる機構図 第2中間クランプを移動させる機構図 平行ガイド片側の構成図 ノズルを移動させる機構図
符号の説明
2‥‥一次開口セクション
3‥‥一次充填セクション
4‥‥二次開口セクション
5‥‥二次充填セクション
10‥‥ターンテーブル
11‥‥クランプアーム
12‥‥クランプ
13‥‥2室袋
20‥‥ベルクランク
22‥‥環状カム
32‥‥メイン制御モータ
38‥‥高所カム
39‥‥低所カム
50‥‥ロッド軸
51‥‥第1棹
52‥‥第2棹
53‥‥二股棹
60‥‥開口へら
66‥‥制御器
65‥‥入力器
69‥‥ガイド
71‥‥第1収容室
72‥‥第2収容室
73‥‥中仕切り
78‥‥へら作動モータ
85、86‥‥2つの収容室の中心
87‥‥第1中間クランプ
95‥‥クランプ作動モータ
98‥‥第2中間クランプ
101‥‥第1ノズル
102‥‥第2ノズル
117‥‥ノズル作動モータ

Claims (6)

  1. 一対を1組とする多数組のクランプの断続搬送軌道である円軌道に、一次開口セクションと、一次充填セクションと、二次開口セクションと、二次充填セクションとを設置する一方、前記円軌道中心のロッド軸の上端から横方向に、第1棹と第2棹とからなる二股棹を突き出し、前記円軌道におけるクランプの1 ピッチ移動に合わせた、前記ロッド軸の正逆転と上下動とにより、前記第1棹、第2棹それぞれに設けた一対の開口へらを、前記一次開口セクションにおいてクランプが懸垂する2室袋の前側の第1収容室に、また二次開口セクションにおいてクランプが懸垂する2室袋の後ろ側の第2収容室にそれぞれ挿入したあと、2室袋が一次充填セクション及び二次充填セクションに到達する間に、これら開口へらにより両収容室を開口する制御方法であって、
    前記2室袋の横幅を制御器にインプットした際の、前記制御器による演算でもってメイン制御モータの回転角を調整し、該メイン制御モータの動力により前記各組のクランプの間隔を、前記2室袋の横幅と一致するように調整させる工程と、
    同時に制御器による前記の演算によって、前記2室袋における二つの収容室をそれぞれ筒状化した場合の両収容室それぞれの中心位置と、両収容室間の中仕切りの位置とをを算出する工程と、
    前記の算出に基づいて、一次開口セクションにおける中仕切りを第1の中間クランプで、また二次開口セクションにおける中仕切りを第2の中間クランプでそれぞれ挟持する工程及び、前記第1棹、第2棹の側面から、2室袋の搬送方向に突き出るガイドに設置した前記一対の開口へらを、へら作動モータにより前記各ガイドに沿って、前記両収容室それぞれの中心位置に向けて移動させる工程とからなる制御方法。
  2. 算出した前側の収容室の中心位置に第1ノズルを、後側の収容室の中心位置に第2ノズルをそれぞれノズル作動モータにより移動させる工程を備える請求項1に記載の制御方法。
  3. 算出した一次開口セクションの中仕切りの位置に第1の中間クランプを、また二次開口セクションの中仕切り位置に第2中間クランプをそれぞれクランプ作動モータにより移動させる工程を備える請求項1に記載の制御方法。
  4. 2本を1組とする多数組みのクランプアームをターンテーブルの周縁に枢支すると共に、前記各2本のクランプアームにクランプを設けると共に、前記各クランプの断続搬送軌道である円軌道に、一次開口セクションと、一次充填セクションと、二次開口セクションと、二次充填セクションとを設置する一方、前記ターンテーブルの中心軸の周りに環状カムを配置し、中仕切りを隔てて2つの収容室を横並びに形成した2室袋を懸垂する前記クランプの間隔を、前記環状カムの高低差により変化させて、前記の2室袋を開閉させる機構と、
    前記ターンテーブルの中心ロッド軸の上端から横方向に、第1棹と第2棹とからなる二股棹を突き出すと共に、前記両棹の先端側面からそれぞれ突き出る各2本のガイドに開口へらを配置し、前記棹に設けたへら作動モータによって前記開口へらを前記ガイドに沿って変位させるようにした機構と、
    前記ターンテーブルによる各クランプの1ピッチ移動の間に、前記ロッド軸を正逆転及び上下動させて、前記第1棹、第2棹それぞれの開口へらを、前側の2室袋の第1収容室と、後ろ側の2室袋の第2収容室にそれぞれ挿入する機構とからなる包装手段において、
    前記2室袋の横幅を制御器にインプットした際、前記制御器による演算でもってメイン制御モータの回転角を調整し、該メイン制御モータの動力により前記各組のクランプの間隔を、前記2室袋の横幅と一致するように調整させる手段と、
    また前記演算により、前記2室袋における二つの収容室をそれぞれ筒状化した場合のこれら両収容室それぞれの中心位置と、両収容室間の中仕切りの位置とをを算出する手段と、
    さらに前記の算出に基づいて、前記一次開口セクションにおける中仕切りを第1の中間クランプで、また前記二次開口セクションにおける中仕切りを第2の中間クランプでそれぞれ挟持すると共に、前記へら作動モータにより第1棹、第2棹それぞれのガイドに設けた前記各開口へらを、前記ガイドに沿って両収容室それぞれの中心位置に向けて移動させる手段とを備える制御装置。
  5. 算出した前側の収容室の中心位置に第1ノズルを、また後側の収容室の中心位置に第2ノズルをそれぞれノズル作動モータにより移動させる工程を備える請求項4に記載の制御装置。
  6. 算出した一次開口セクションの中仕切りの位置に第1の中間クランプを、また二次開口セクションの中仕切り位置に第2中間クランプをそれぞれクランプ作動モータにより移動させる工程を備える請求項4に記載の制御装置。
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