JP5077638B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関し、特に、扉や枠等の開閉部材が開状態となったこと(開放されたこと)を報知することによって不正な遊技を防止する技術に関する。
遊技機は、点検等を行うために、開閉可能な開閉部材を有している。例えば、パチンコ機では、外枠に対して開閉可能な内枠と、内枠に対して開閉可能なガラス扉を有している。内枠は、例えば、遊技機の裏側の状態を点検する時等に開けられる。また、ガラス扉は、遊技領域等を点検する時等に開けられる。
遊技機では、このような内枠やガラス扉が開放されて、不正な遊技が行われることがある。例えば、内枠を開け、遊技機の裏側に設けられている制御回路を不正に動作させあるいは不正な制御回路に取り替えることによって不正に遊技球を獲得する不正な遊技、また、ガラス扉を開け、遊技領域に設けられている始動口や入賞口に不正に遊技媒体を投入することによって不正に遊技球を獲得する不正な遊技が行われることがある。このため、遊技機の内枠やガラス扉が開放されたことを監視する必要がある。
従来、遊技機の内枠あるいはガラス扉が開放されたことを監視する技術が、特開平6−315564号公報(特許文献1参照)に記載されている。特開平6−315564号公報に記載の技術は、外枠に対する内枠の開閉状態を検出する枠開閉検出器、内枠に対するガラス扉の開閉状態を検出する扉開閉検出器を各遊技機に設け、各遊技機に設けられている枠開閉検出器や扉開閉検出器の検出信号を外部端子板を介して監視装置に出力し、監視装置は、各遊技機の外部端子板から出力された検出信号に基づいて、内枠あるいはガラス扉が開放されている遊技機を判別するものである。
特開平6−315564号公報
特開平6−315564号公報に記載されている技術では、監視装置は、ガラス扉あるいは内枠が開放されている遊技機(いずれかの開閉部材が開放されている遊技機)を判別する。この場合、遊技店の係員等は、監視装置によって判別された遊技機の状態を監視カメラで撮像した画像によって、あるいは、判別された遊技機の場所まで行って直接目視することによって、当該遊技機で不正な遊技が行われている否かを判別する。
ここで、遊技機に対する不正は、遊技店の営業時間内だけでなく営業時間終了後の夜間に行われることもある。例えば、遊技店の営業時間終了後の夜間に遊技機の内枠やガラス扉を開放し、制御回路が不正な動作を行うように設定しあるいは制御回路を不正な制御回路に取り替える不正が行われる。従来の技術では、このような遊技店の営業時間終了後の夜間に遊技機に対して不正が行われたことを判別するのが困難である。また、遊技店の営業時間内において、内枠が開放されたかあるいはガラス扉が開放されたかを判別することができない。このため、遊技点の係員等は、遊技機に対する不正に迅速、適切に対処することができない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、遊技点の係員等が、遊技機に対する不正、好適には、遊技店の営業時間終了後の夜間における遊技機に対する不正に迅速、適切に対処することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの、
外枠と、前記外枠に対して開閉可能な内枠と、前記内枠に対して開閉可能なガラス扉と、前記内枠に配設されている遊技盤を備える遊技機であって、
前記内枠に配設されており、前記外枠に対する前記内枠の開閉状態を示す枠開閉検出信号を出力する枠開閉検出手段と、
前記内枠に配設されており、前記内枠に対する前記ガラス扉の開閉状態を示す扉開閉検出信号を出力する扉開閉検出手段と、
表示手段、音発生手段及び光発生手段のうちの少なくとも一つにより構成される報知手段と、
前記内枠に配設されている電源基板、払出制御基板および外部端子板と、
前記遊技盤に配設されている主制御基板を備え、
前記電源基板には、電源を供給する電源供給手段が配設されており、
前記外部端子板には、入力端子と出力端子が配設されているとともに、前記外部端子板の入力端子に入力された信号が、前記外部端子板の出力端子から出力されるように構成されており、
前記払出制御基板には、前記枠開閉検出手段から出力される枠開閉検出信号が入力される入力端子と、前記扉開閉検出手段から出力される扉開閉検出信号が入力される入力端子と、前記主制御基板の入力端子に接続される出力端子と、前記外部端子板の入力端子に接続される出力端子と、払出制御手段と、電源供給検出手段と、夜間監視制御手段が配設されているとともに、前記払出制御基板の入力端子に入力された枠開閉検出信号と扉開閉検出信号が、前記外部端子板の入力端子に接続されている前記払出制御基板の出力端子および前記夜間監視制御手段に出力されるように構成されており、
前記主制御基板には、前記払出制御基板の出力端子に接続される入力端子と、主制御手段が配設されており、
前記電源供給検出手段は、前記電源供給手段からの電源の供給状態を示す電源供給検出信号を出力し、
前記夜間監視制御手段は、前記電源供給検出手段から出力される電源供給検出信号が電源の供給が停止することを示している時に、前記枠開閉検出手段から出力される枠開閉検出信号が前記内枠が開状態にあることを示した場合あるいは前記扉開閉検出手段から出力される扉開閉検出信号が前記ガラス扉が開状態にあることを示した場合に、次に前記電源供給検出手段から出力される電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、電源の供給が停止されている時に内枠あるいはガラス扉が開放されたことを示す開放信号を前記主制御基板の入力端子に接続されている前記払出制御基板の出力端子に出力し、
前記主制御手段は、前記払出制御基板の出力端子に接続されている前記主制御基板の入力端子に前記開放信号が入力された場合に前記報知手段を動作させ、
前記主制御手段および前記払出制御手段は、前記電源供給検出手段から出力される電源供給検出信号が電源の供給が停止することを示した場合に停電処理を実行し、
前記主制御基板および前記払出制御基板は、封印構造の基板容器内に収容されていることを特徴とする遊技機である。
なお、本発明の遊技機は、好適には遊技球を用いるパチンコ機等の弾球遊技機として構成されるが、これ以外の種々の型式の遊技機として構成可能である。
枠開閉検出手段および扉開閉検出手段は、内枠及びガラス扉の開閉状態を検出することができればよく、種々の型式の検出手段を用いることができる。例えば、機械式スイッチ等が用いられる。
電源供給手段としては、例えば、AC24V電源をDC34V電源やDC12V電源に変換するAC/DC変換回路が用いられる。電源供給検出手段は、例えば、AC24V電源の電圧あるいはDC24V電源やDC34V電源の電圧が立ち上がり電圧以上であることにより電源の供給を示す電源供給検出信号(例えば、「H」レベルの電源供給検出信号)を出力し、立ち下り電圧以下であることにより電源の供給の停止を示す電源供給検出信号(例えば、「L」レベルの電源供給検出信号)を出力する。立ち上がり電圧としては、例えば、各制御手段が正常に動作することができる電圧が設定され、立ち下り電圧としては、例えば、各制御手段が停電処理(例えば、電源遮断時のデータの記憶)を実行することができる電圧が設定される。立ち上がり電圧と立ち下がり電圧は、異なる値を設定することもできるし同じ値を設定することもできる。電源供給検出手段としては、典型的には、遊技機に設けられている停電検出回路が用いられる。
夜間監視制御手段は、電源供給手段あるいはバックアップ電源供給手段から電源が供給されるように構成されており、電源供給手段からの電源の供給が停止する夜間にも動作可能である。バックアップ電源供給手段としては、コンデンサや電池が用いられる。夜間監視制御手段は、電源供給検出信号が電源の供給の停止を示している時(例えば、「L」レベルの時)に、枠開閉検出信号が内枠が開状態にあることを示した場合(内枠が開放された場合)あるいは扉開閉検出信号がガラス扉が開状態にあることを示した場合(ガラス扉が開放された場合)には、次に電源供給検出信号が電源の供給を示している時に開放信号を出力する。例えば、内枠が開放された場合に内枠開放フラグをセットしあるいはガラス扉が開放された場合にガラス扉開放フラグをセットし、その後に電源が供給された時に、内枠開放フラグあるいはガラス扉開放フラグがセットされていることを示す開放信号を出力する。
本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの、
外枠と、前記外枠に対して開閉可能な内枠と、前記内枠に対して開閉可能なガラス扉と、前記内枠に配設されている遊技盤を備える遊技機であって、
前記内枠に配設されており、前記外枠に対する前記内枠の開閉状態を示す枠開閉検出信号を出力する枠開閉検出手段と、
前記内枠に配設されており、前記内枠に対する前記ガラス扉の開閉状態を示す扉開閉検出信号を出力する扉開閉検出手段と、
表示手段、音発生手段及び光発生手段のうちの少なくとも一つにより構成される報知手段と、
前記内枠に配設されている電源基板、払出制御基板および外部端子板と、
前記遊技盤に配設されている主制御基板を備え、
前記電源基板には、電源を供給する電源供給手段が配設されており、
前記外部端子板には、入力端子と出力端子が配設されているとともに、前記外部端子板の入力端子に入力された信号が、前記外部端子板の出力端子から出力されるように構成されており、
前記払出制御基板には、前記枠開閉検出手段から出力される枠開閉検出信号が入力される入力端子と、前記扉開閉検出手段から出力される扉開閉検出信号が入力される入力端子と、前記主制御基板の入力端子に接続される出力端子と、前記外部端子板の入力端子に接続される出力端子と、払出制御手段と、電源供給検出手段と、夜間監視制御手段が配設されているとともに、前記払出制御基板の入力端子に入力された枠開閉検出信号と扉開閉検出信号が、前記外部端子板の入力端子に接続されている前記払出制御基板の出力端子および前記夜間監視制御手段に出力されるように構成されており、
前記主制御基板には、前記払出制御基板の出力端子に接続される入力端子と、主制御手段が配設されており、
前記電源供給検出手段は、前記電源供給手段からの電源の供給状態を示す電源供給検出信号を出力し、
前記夜間監視制御手段は、前記電源供給検出手段から出力される電源供給検出信号が電源の供給が停止することを示している時に、前記枠開閉検出手段から出力される枠開閉検出信号が前記内枠が開状態にあることを示した場合あるいは前記扉開閉検出手段から出力される扉開閉検出信号が前記ガラス扉が開状態にあることを示した場合に、次に前記電源供給検出手段から出力される電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、電源の供給が停止されている時に内枠あるいはガラス扉が開放されたことを示す開放信号を前記払出制御手段に出力し、
前記払出制御手段は、前記夜間監視制御手段から開放信号が入力された場合に、電源の供給が停止されている時に内枠あるいはガラス枠が開放されたことを示す開放情報を含むコマンド信号を前記主制御基板の入力端子に接続されている前記払出制御基板の出力端子に出力し、
前記主制御手段は、前記払出制御基板の出力端子に接続されている主制御基板の入力端子に前記開放情報を含むコマンド信号が入力された場合に前記報知手段を動作させ、
前記主制御手段および前記払出制御手段は、前記電源供給検出手段から出力される電源供給検出信号が電源の供給が停止することを示した場合に停電処理を実行し、
前記主制御基板および前記払出制御基板は、封印構造の基板容器内に収容されていることを特徴とする遊技機である。
本発明では、電源供給検出信号が電源供給手段からの電源の供給の停止を示す(電源供給手段からの電源の供給が停止される)夜間に内枠あるいはガラス扉が開状態となったこと(開放されたこと)を夜間監視制御手段が判別して記憶し、次に電源供給検出信号が電源供給手段からの電源の供給を示した時(電源供給手段からの電源の供給が開始された時)に夜間監視制御手段から開放信号が出力され、報知手段により報知が行われる。このため、遊技店の係員等は、遊技店の営業開始前の電源投入時に、各遊技機に設けられている報知手段による報知を確認することにより、当該遊技機の内枠あるいはガラス扉が夜間に開放されたことを容易に判別することができ、夜間に行われた遊技機に対する不正に迅速、適切に対処することができる。また、電源供給状態検出手段を、夜間監視制御手段とともに、封印構造を有する基板容器内に収容される払出制御基板に配設しているため、夜間監視制御手段と電源供給状態検出手段との間の信号経路を介して不正な信号が夜間監視制御手段に入力されるのを(夜間監視制御手段に対する不正操作を)防止することができる。
請求項1および2に記載の遊技機を用いることにより、遊技店の係員等は、電源供給手段から電源が供給されていない夜間等に遊技機に対する不正が行われたことを容易に判別することができる。したがって、夜間等に行われた遊技機に対する不正に迅速、適切に対処することができる。
以下に、本発明をパチンコ機として構成した実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、パチンコ機100の全体を示す斜視図である。パチンコ機100は、本発明の「遊技機」の一例である。
図1に示すように、パチンコ機100は、外枠(支持部材)101、内枠(前面枠とも呼ばれる)(第1の開閉部材)102、遊技盤103、ガラス扉(第2の開閉部材)104等を主体にして構成されている。内枠102は、パチンコ機100の前方(遊技者側)から見て左側縁部が、ヒンジ機構(図示省略)により外枠101に対して開閉可能に取り付けられている。遊技盤103は、内枠102に取り付けられている。ガラス扉104は、パチンコ機100の前方から見て左側縁部が、ヒンジ機構により内枠102に対して開閉可能に取り付けられている。
なお、図1は、内枠102が外枠101に対して開いており(開状態となっており)、ガラス扉104が内枠102に対して開いている状態が示されている。
パチンコ機100の裏側には各種の基板が基板ボックスに収容された状態で配設されている。基板としては、例えば、主制御基板、副制御基板、払出制御基板、外部端子板、電源基板等が用いられる。なお、副制御基板に表示装置の制御機能を有する制御回路が配設されていない場合には、表示制御基板が用いられる。ここで、近年、資源の有効利用が要望されている。このため、機種によって仕様が異なる可能性が高い主制御基板や副制御基板は遊技盤103の裏側に配設され、異なる機種に対して共通に使用可能な払出制御基板や、外部に情報を出力するための外部端子板、電源基板等は内枠102の裏側に配設されている。各基板をこのように配設することにより、遊技盤103のみを交換することで機種変更に対処することができ、内枠102や払出制御基板等の資源を有効に利用することができる。
また、内枠102には、外枠101に対する内枠102の開閉状態を示す枠開閉検出信号を出力する枠開閉検出器105、内枠102に対するガラス扉104の開閉状態を示す扉開閉検出信号を出力する扉開閉検出器106が取り付けられている。本実施の形態では、枠開閉検出器105及び扉開閉検出器106として、固定接点と可動接点を有するスイッチが用いられている(図10参照)。なお、スイッチとしては、外枠101あるいはガラス扉104との当接によって可動接点が移動する機械式スイッチ等の種々のスイッチを用いることができる。
枠開閉検出器105は本発明の「枠開閉検出手段」に対応し、扉開閉検出器106は本発明の「扉開閉検出手段」に対応する。
第1の実施の形態の遊技機の制御系の概略ブロック図を図2に示す。
本実施の形態では、電源回路201(図3参照)からの電源の供給が停止される電源遮断時(夜間等)に内枠102あるいはガラス扉104が開状態となった(開放された)場合には、次に電源回路201から電源が供給される電源供給時に報知装置(報知手段)により報知する。また、電源回路201から電源が供給される電源供給時に内枠102あるいはガラス扉104が開状態となった(開放された)場合には、直ちに報知装置により報知する。また、報知装置(報知手段)として、遊技の演出を行うLED等のランプ(光発生手段)の少なくとも一部、スピーカ(音発生手段)、装飾図柄表示装置(表示手段)の少なくとも一つ、好適には、ランプ(光発生手段)の少なくとも一部を用いている。
本実施の形態のパチンコ機の制御系は、基板と、遊技用機器と、検出器を備えている。基板としては、主制御基板110、中継端子板120、副制御基板130、払出制御基板140、外部端子板150等が用いられている。遊技用機器としては、特別図柄を用いて抽選結果を表示する特別図柄表示装置(特別図柄表示手段)161、装飾図柄を用いて演出表示等を行う装飾図柄表示装置(装飾図柄表示手段)162、遊技者に遊技球を払い出す払出装置(払出手段)163、スピーカ(音発生手段)164、LED等のランプ(光発生手段)165等が用いられている。検出器(検出手段)としては、遊技球が始動ゲートを通過したことあるいは始動入賞口に入球したことを検出して始動球検出信号を出力する始動球検出器(始動球検出手段)107、遊技球が入賞口に入球したことを検出して入賞球検出信号を出力する入賞球検出器(入賞球検出手段)108、前述した内枠102の開閉状態を示す枠開閉検出信号を出力する枠開閉検出器(枠開閉検出手段)105、ガラス扉104の開閉状態を示す扉開閉検出信号を出力する扉開閉検出器(扉開閉検出手段)106等が用いられている。
なお、図2には図示していないが、本実施の形態は、これ以外の種々の基板、遊技用機器、検出器が設けられている。
主制御基板110には、主制御回路(主制御手段)111、ROMやRAMを含む記憶回路(記憶手段)112等が配設されている。
主制御基板110には、端子110a〜110h等が設けられている。入力端子110b、110c、110f、110g、110hは、それぞれ、始動球検出器107、入賞球検出器108、払出制御基板140の出力端子140g、140h、140jに接続されている。また、出力端子110a、110dは、それぞれ、特別図柄表示装置161、中継端子板120を介して副制御基板130の入力端子130dに接続されている。入出力端子110eは、払出制御基板140の入出力端子140bに接続されている。
主制御回路111は、入力信号と、記憶回路112に書き込まれている情報(例えば、制御プログラムや各種の乱数発生プログラム等のプログラムや制御データ等の記憶情報)に基づいて主制御信号を出力する。
例えば、主制御回路111は、始動球検出器107から端子110bを介して始動球検出信号が入力されると、当たり判定用乱数を読み取り、読み取った当たり判定用乱数が当たり値と一致するか否かを判定する(抽選手段により抽選を行う)。また、変動表示時間判定用乱数を読み取る。そして、表示装置駆動信号を主制御信号として、出力端子110aを介して特別図柄表示装置161に出力する。これにより、特別図柄表示装置161には、特別図柄を用いて抽選結果が表示される。例えば、当たり判定用乱数が当たり値と一致する場合(抽選結果が当たりである場合)には、特別図柄表示装置161には、特別図柄が、変動表示時間判定用乱数に対応する変動表示時間の間変動表示された後、当たり特別図柄が停止表示される。一方、当たり判定用乱数が当たり値と一致しない場合(抽選結果がはずれである場合)には、特別図柄表示装置161には、特別図柄が、変動表示時間判定用乱数に対応する変動表示時間の間変動表示された後、はずれ特別図柄が停止表示される。
特別図柄表示装置161としては、処理負担が軽いLED等により構成される表示装置が用いられる。
また、主制御回路111は、抽選結果と変動表示時間(当たり判定用乱数と変動表示時間判定用乱数)を示す主コマンド信号を主制御信号として、出力端子110dを介して副制御回路131に出力する。
なお、コマンド信号は、共通のバスを介して伝送され、コマンド信号以外の制御信号は、専用の信号線を介して伝送される。図2では、太線がバスである。
また、主制御回路111は、当たり判定用乱数が当たり値と一致した場合(抽選結果が当たりである場合)には、変動表示時間経過後、大入賞口を開閉する大入賞口開閉部材を開制御する大入賞口制御信号を主制御信号として出力し、遊技者に有利な大当たり遊技状態を発生させる。同時に、大当たり遊技状態に対応する演出を行うことを指示する主コマンド信号を主制御信号として、出力端子110dを介して副制御回路131に出力する。大当たり遊技状態は、設定時間が経過したこと、あるいは、設定数の遊技球が大入賞口に入球したことにより終了する。
また、主制御回路111は、端子110cに入賞球検出信号が入力されると、所定数の遊技球を払い出すことを指示する主コマンド信号を主制御信号として、端子110eを介して払出制御回路141に出力する。
また、主制御回路111は、入力端子110fから入力される枠開閉検出信号、入力端子110gから入力される扉開閉検出信号、入力端子110hから入力される開放信号に基づいて、内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことを報知させる主コマンド信号を主制御信号として、出力端子110dを介して副制御回路131に出力する。
例えば、入力端子110hから内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことを示す開放信号が入力されると、電源回路201からの電源の供給が停止されている夜間に内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことを示す開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を主制御信号として出力する。
また、入力端子110gから、ガラス扉104が閉状態にあることを示す扉開閉検出信号が入力されている状態(例えば、扉開閉検出信号が「H」レベルの状態)で、入力端子110fから、内枠102が開状態にあることを示す枠開閉検出信号が入力されると(例えば、枠開閉検出信号が「H」レベルから「L」レベルに変化するとい)、電源回路201から電源が供給されている時(営業時間内)に内枠102が開放されたことを示す内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を主制御信号として出力する。
また、入力端子110fから、内枠102が閉状態にあることを示す枠開閉検出信号が入力されている状態(例えば、枠開閉検出信号が「H」レベルの状態)で、入力端子110gから、ガラス扉104が開状態にあることを示す扉開閉検出信号が入力されると(例えば、扉開閉検出信号が「H」レベルから「L」レベルに変化するとい)、電源回路201から電源が供給されている時(営業時間内)にガラス扉104が開放されたことを示すガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を主制御信号として出力する。
また、入力端子110fから、内枠102が開状態にあることを示す枠開閉検出信号が入力される(例えば、枠開閉検出信号が「H」レベルから「L」レベルに変化する)とともに、入力端子110gから、ガラス扉104が開状態にあることを示す扉開閉検出信号が入力されると(例えば、扉開閉検出信号が「H」レベルから「L」レベルに変化するとい)、電源回路201から電源が供給されている時(営業時間内)に内枠102及びガラス扉104が開放されたことを示す内枠・ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を主制御信号として出力する。
ここで、パチンコ機のように遊技球を遊技領域に発射する弾球遊技機では、遊技領域に、遊技球の移動方向を変えるための釘が配設されている。そして、遊技領域に発射された遊技球が釘に当たることによって釘がへたると、釘によって形成されている通過間隔が狭くなり、遊技球が通り難くなる。このため、遊技球が数珠つなぎにつまることが頻繁に発生する。遊技球が遊技領域につまった場合には、遊技店の係員等は、ガラス扉104を開け、遊技領域につまっている遊技球を取り除く作業や釘を調整する作業等を行う。このように、営業時間中において、通常の作業の中で(不正な遊技を行うことを目的とすることなく)頻繁にガラス扉104が開放される。
また、島設備から遊技機への遊技球の補給系で球詰まりが発生することがある。この場合には、遊技店の係員等は、内枠102を開けて作業を行う。しかしながら、営業時間中において、遊技球の補給系で球詰まりが発生することは稀である。すなわち、営業時間中に内枠が開放された場合には、ガラス扉が開放された場合に比べて不正な遊技が行われる虞が非常に高い。
このため、内枠102が開放されていることを報知する報知態様とガラス扉104が開放されていることを報知する報知態様として同じ報知態様を用いると、遊技店の係員等は、不正な遊技が行われる虞が低い遊技機(ガラス扉104が開放されている遊技機)及び不正な遊技が行われる虞が高い遊技機(内枠102が開放されている遊技機)に対して、同じ注意力を持って不正な遊技が行われているか否かを判別する必要がある。この場合、遊技店の係員等の注意力が散漫となり、不正な遊技が行われていることを確実に判別することができなくなる虞がある。
したがって、電源回路201から電源が供給されている時に、内枠102が開放されていることを報知する報知態様とガラス扉104が開放されていることを報知する報知態様として異なる報知態様を用いるのが好ましい。
本実施の形態では、電源回路201から電源が供給されている時にガラス扉104が閉状態で内枠102が開状態になると内枠開放報知態様で報知を行い、内枠102が閉状態でガラス扉104が開状態になるとガラス扉開放報知態様で報知を行い、内枠102及びガラス扉104が開状態になると内枠・ガラス扉開放報知態様で報知を行うように構成されている。なお、前述したように、営業時間内では、内枠102が開放された場合には、ガラス扉104が開放された場合に比べて、不正が行われる虞が非常に高い。このため、内枠102とガラス扉104が開放された場合には、内枠開放報知態様で報知を行うように構成してもよい。
また、電源の供給が停止されている時(例えば、夜間)には、通常の作業を行うためにガラス扉104が開放されることはない。すなわち、電源の供給が停止されている時にガラス扉104が開放された場合は、遊技機に対する不正が行われる可能性が高い。したがって、電源の供給が停止されている時には、内枠102あるいはガラス扉104のいずれかが開放された場合に開放報知態様で報知を行うように構成されている。
なお、各状態における報知態様は、前記した報知態様に限定されない。例えば、各報知態様として同じ報知態様を用いることができる。
副制御基板130には、副制御回路(副制御手段)131、ROMやRAMを含む記憶回路(記憶手段)132、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)(画像処理手段)133、音源IC(音制御手段)134等が配設されている。
副制御基板130には、端子130a〜130d等が設けられている。入力端子130dは、主制御基板110の出力端子110dが中継端子板120を介して接続されている。また、出力端子130a、130b、130cは、それぞれ装飾図柄表示装置(装飾用図柄表示手段)162、スピーカ(音発生手段)164、LED等のランプ(光発生手段)165に接続されている。
副制御回路131は、主制御回路111から出力された主制御信号(主コマンド信号)と、記憶回路132に書き込まれている情報(例えば、制御プログラムや各種の乱数発生プログラム等のプログラムや制御データ等の記憶情報)に基づいて、副制御信号を出力する。
例えば、入力端子130dに入力された主コマンド信号で示される抽選結果情報が、抽選結果が当たりであることを示している場合(当たり判定用乱数が当たり値と一致する場合)には、当たり図柄用乱数を読み取るとともに、主コマンド信号で示される変動表示時間(変動表示時間判定用乱数で示される変動表示時間)に対応する当たり図柄変動パターン用乱数を読み取る。そして、読み取った当たり図柄用乱数と当たり図柄変動パターン用乱数により、装飾図柄表示装置162に表示する装飾図柄と変動パターンを決定する。一方、主コマンド信号が、抽選結果がはずれであることを示している場合(当たり判定用乱数が当たり値と一致しない場合)には、はずれ図柄判定用乱数を読み取るとともに、主コマンド信号で示される変動表示時間に対応するはずれ図柄変動パターン用乱数を読み取る。そして、読み取ったはずれ図柄用乱数とはずれ図柄変動パターン用乱数により、装飾図柄表示装置162に表示する装飾図柄と変動パターンを決定する。
そして、決定した装飾図柄(当たり図柄あるいははずれ図柄)を示す図柄情報と変動パターン(当たり図柄変動パターンあるいははずれ図柄変動パターン)を装飾図柄表示装置162に表示させるための表示制御信号をVDP133に出力する。
VDP133は、入力された表示制御信号に基づいて、記憶回路から装飾図柄画像情報、キャラクタ画像情報や背景画像情報等を読み出し、読み出した各画像情報を、大きさや配設位置を調整しながら合成することによって表示画面に対応するビットマップデータを作成する。そして、作成したビットマップデータに基づいて装飾図柄表示装置162に制御信号を出力する。
装飾図柄表示装置162としては、種々の演出表示を行うことができる液晶表示装置等が用いられる。
また、決定した変動パターンに応じた音による演出を行うために、決定した変動パターンを示す変動パターン情報を含む副コマンド信号(音コマンド信号)を副制御信号として音源IC134に出力する。音源IC134は、音制御回路と音制御用記憶回路を有しており、入力された副コマンド信号(音コマンド信号)と、音制御用記憶回路に記憶されている情報に基づいてスピーカ164を駆動する音制御信号を出力し、変動パターンに対応した音をスピーカ164から発生させる。
また、決定した変動パターンに応じた光による演出を行うために、決定した変動パターンに応じてランプ165を制御するランプ制御信号を出力する。
なお、装飾図柄表示装置162での装飾図柄の変動表示の開始時点及び終了時点は、特別図柄表示装置161での変動表示の開始時点及び終了時点と一致している。
また、副制御回路131は、入力端子130dから入力された主コマンド信号に基づいて、ランプ165の少なくとも一部、スピーカ164、装飾図柄表示装置162の少なくとも一つ、好適には、ランプ165の少なくとも一部を用いて(以下で、単に「報知装置」という)、内枠102やガラス扉104が開放されたことを報知する。
なお、報知装置としては、遊技機に対応して設けられている呼出ランプを用いることもできる。
ランプ165の少なくとも一部を報知装置(報知手段)として用いる場合には、ランプによる報知を、遊技店の係員等は容易に判別することができるが、遊技者は判別するのが困難であるように(遊技の妨げにならないように)、報知装置として用いるランプの配置位置、ランプの数、報知態様を決定するのが好ましい。例えば、遊技盤の隅に配置されているランプや、所定の位置に配置されている一つのランプを報知装置として用いる。
例えば、入力端子130dから、開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号が入力されると、報知装置を、電源回路201からの電源の供給が停止されている時に内枠102あるいはガラス扉1904が開放されたことを示す開放報知態様で動作させる。この場合には、遊技店の係員等は、営業開始前に電源が供給され時に、報知装置の報知態様を確認することによって、夜間に遊技機に対して不正が行われた虞があることを容易に判別することができ、それに基づいて迅速に適切な処理を実行することができる。
また、入力端子130dから、内枠開放報知開始情報を含む主コマンド信号が入力されると、報知装置を、電源回路201から電源が供給されている状態で内枠102が開放されたことを示す内枠開放報知態様で動作させる。この場合には、遊技店の係員等は、報知装置の報知態様を確認することによって、遊技を行っている遊技者が不正を行っている虞があることを判別し、それによって迅速に適切な処理を実行することができる。
また、入力端子130dから、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号が入力されると、報知装置を、電源回路201から電源が供給されている状態でガラス扉104が開放されたことを示すガラス扉開放報知態様で動作させる。この場合には、遊技店の係員等は、報知装置の報知態様を確認することによって、遊技球を取り除く作業や釘を調整する作業等を行うためにガラス扉が開放された可能性もあることを判別し、それによって迅速に適切な処理を実行することができる。
また、入力端子130dから、内枠・ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号が入力されると、報知装置を、電源回路201から電源が供給されている状態で内枠102及びガラス扉104が開放されたことを示す内枠・ガラス扉開放報知態様で動作させる。この場合には、遊技店の係員等は、報知装置の報知態様を確認することによって、遊技を行っている遊技者が不正を行っている虞があることを判別し、それに基づいて迅速に適切な処理を実行することができる。
このように、各状態に応じて異なる報知態様で報知を行うことにより、遊技点の係員等は、報知装置の報知態様から各状態を判別することができるため、各状態に応じた適切な処理を迅速に、確実に行うことができる。
なお、内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことが報知されればよい場合には、開放報知態様、内枠開放報知態様、ガラス扉開放報知態様、内枠・ガラス扉開放報知態様として、同じ報知態様を用いることができる。
払出制御基板140には、払出制御回路(払出制御手段)141、ROMやRAMを含む記憶回路(記憶手段)142、夜間監視制御基板180等が配設されている。
払出制御基板140には、端子140a〜140j等が設けられている。入出力端子140bは、主制御基板110の入出力端子110eに接続されている。出力端子140aは、払出装置(払出手段)163に接続されている。入力端子140c、140dは、それぞれ、枠開閉検出器105、扉開閉検出器106に接続されている。
また、入力端子140c、140dは、それぞれ、出力端子140e、140f及び出力端子140g、140hに接続されているとともに、夜間監視制御基板180に接続されている。入力端子140iは、停電検出回路202(図3参照)に接続されている。また、入力端子202は、夜間監視制御基板180jに接続されている。出力端子140jは、夜間監視制御基板180に接続されている。
払出制御回路141は、入出力端子140bに入力された主コマンド信号と、記憶回路142に書き込まれている情報に基づいて、出力端子140aから払出制御信号を払出装置163に出力し、主コマンド信号で示される数の遊技球を払出装置163から払い出す。
夜間監視制御基板180には、夜間監視制御回路181が配設されている。夜間監視制御基板180の構成及び夜間監視制御回路181の動作については後述する。
外部端子板150は、端子150a〜150d等を有している。入力端子150a、150bは、それぞれ、払出制御基板140の出力端子140e、140fに接続されている。入力端子150a、150bは、それぞれ、フォトモスリレー151、152を介して出力端子150c、150dに接続されている。フォトモスリレーは、フォトカプラを用いた回路であり、非接触の信号経路を形成する。フォトモスリレー151、152の詳細は、図10を参照して後述する。
外部端子板150の出力端子150c、150dから出力される扉開閉検出信号、枠開閉検出信号は、ホールコンピュータ等の管理装置に出力される。
管理装置は、各遊技機の外部端子板150から出力される扉開閉検出信号、枠開閉検出信号に基づいて、内枠102やガラス扉104が開状態にある(開放されている)遊技機を判別する。管理装置による内枠102やガラス扉104の開放を監視する処理は、電源回路201から電源が供給されている時に行われる。
第1の実施の形態の遊技機の電源系の概略ブロック図を図3に示す。
本実施の形態のパチンコ機の電源系は、電源基板200、払出制御基板140、主制御基板110、副制御基板130等により構成されている。
電源基板200には、電源回路201、停電検出回路202等が配設されている。
ここで、電源線を介して電源に混入されるノイズによる電源に対する影響は、電源の電圧が高い方が電源の電圧が低い場合より小さい。このため、電源基板200からは、各基板で使用される、電圧が低い電源(例えば、制御回路の動作電源として用いられるDC5V電源)の電圧より高い電圧を有する電源を電源線を介して各基板に出力するのが好ましい。
また、電源線を介して電源を供給する場合には、電源線による電圧降下が発生する。本実施の形態では、図3に示すように、電源基板200から、電源線を介して、払出制御基板140、主制御基板110、副制御基板130の順に出力されるように各基板が配置されているため、末端に配置されている副制御基板130に入力される電源に対する電源線の電圧降下による影響を考慮する必要がある。電源線の電圧降下による電源に対する影響は、電源の電圧が高い方が電源の電圧が低い場合より小さい。なお、表示制御基板が用いられる場合には、表示制御基板は、例えば、副制御基板130の下流側に配置される。
また、電源回路201での発熱量は、出力電流によって定まる。消費電力が同じである場合には、電圧を高くすることによって消費電流を少なくすることができる。このため、電源回路201から供給する電源の電圧を高くすることにより、電源回路201から供給する電源の電流を少なくすることができ、電源回路201での発熱量を低減することができる。
したがって、本実施の形態では、電源回路201として、分電基板(図示省略)からAC24V電源を入力し、DC5V電源の電圧より高い電圧を有するDC34V電源とDC12V電源に変換するAC/DC変換回路を用いている。
電源回路201からのDC34V電源及びDC12V電源は、電源基板200、払出制御基板140、主制御基板110、副制御基板130の間に設けられている電源線を介して払出制御基板140、主制御基板110、副制御基板130に順に供給される。
払出制御基板140には、電圧変換回路148等が配設されている。払出制御基板140では、供給されたDC34V電源、DC12V電源は、それぞれ、DC34V負荷、DC12V負荷に印加される。また、DC12V電源は、電圧変換回路148によりDC5V電源に変換され、払出制御回路141等の5V負荷に印加される。
主制御基板110には、電圧変換回路118等が配設されている。主制御基板110では、供給されたDC34V電源、DC12V電源は、それぞれ、DC34V負荷、DC12V負荷に印加される。また、DC12V電源は、電圧変換回路118によりDC5V電源に変換され、主制御回路111等の5V負荷に印加される。
副制御基板130には、電圧変換回路138等が配設されている。副制御基板130では、供給されたDC34V電源、DC12V電源は、それぞれ、DC34V負荷、DC12V負荷に印加される。また、DC12V電源は、電圧変換回路138によりDC5V電源に変換され、副制御回路131等のDC5V負荷に印加される。
本実施の形態では、AC24V電源の電圧が急激に低下した場合でも、DC34V電源、DC12V電源及びDC5V電源の電圧が徐々に低下するように構成されている。
停電検出回路202は、AC24V電源の電圧(DC34V電源あるいはDC12V電源の電圧でもよい)が立ち上がり電圧未満の状態から立ち上がり電圧より増加すると、電源回路202から電源が供給されることを示し(例えば、「H」レベル)、立ち下がり電圧以上の状態から立ち下がり電圧未満に低下すると、電源回路202からの電源の供給が停止することを示す(例えば、「L」レベル)停電信号(「停電予告信号」ともいう)を出力する。停電信号は、後述する停電処理を実行する制御回路に出力される。
各制御回路は、DC5V電源の電圧が動作電圧(例えば、4.75V)以上に上昇すると電源復帰処理を実行し、停電信号が電源の供給が停止することを示すと(例えば、「H」レベルから「L」レベルに変化すると)停電処理を実行する。停電処理では、例えば、データを記憶回路の保持領域に記憶する処理と、記憶するデータからチェックサムを算出して記憶回路の保持領域に保存する処理が実行される。電源復帰処理では、記憶回路の保持領域に記憶されているデータからチェックサムを算出し、算出したチェックサムと記憶回路の保持領域に記憶されているチェックサムを比較し、保持領域に記憶されているデータが変化しているか否かを判断する処理が実行される。保持領域に記憶されているデータが変化していないことを判別した場合には、保持領域に記憶されているデータを用いて遊技を再開し、保持領域に記憶されているデータが変化していることを判別した場合には、記憶回路の初期化を行う。
立ち上がり電圧(電源供給開始電圧)は、例えば、AC24V電源の電圧(DC34V電源あるいはDC12V電源の電圧でもよい)が、DC5V電源の電圧が各制御回路が動作可能な電圧に達する電圧に設定される。また、立ち下がり電圧(電源供給停止電圧)は、停電信号が出力された後、各制御回路が停電処理を実行する間、DC5V電源の電圧が各制御回路が動作可能な電圧(例えば、4.75V)未満に低下しないように設定される。
夜間監視制御基板180の構成を図4に示す。
夜間監視制御基板180には、夜間監視制御回路(夜間監視制御手段)181、ROMやRAM等の記憶回路(記憶手段)182、電圧変換回路188、逆流防止用のダイオード184、バックアップ電源185等が配設されている。
バックアップ電源185は、電源回路201からの電源の供給が停止されている時に夜間監視制御回路181に動作電源を供給するためのものであり、コンデンサやバッテリ等を用いることができる。本実施の形態では、バックアップ電源185としてコンデンサを用いている。なお、夜間監視制御回路181が枠開閉検出信号や扉開閉検出信号の状態を検出するために検出用の電源が必要である場合には、電源回路201からの電源の供給が停止されている時に検出用の電源を供給する検出用のバックアップ電源が設けられる。検出用のバックアップ電源としては、公知の適宜の電源を用いることができる。バックアップ電源185は、夜間監視制御基板180に配設するのが好ましいが、払出制御基板140に配設することもできる。
夜間監視制御基板180は、端子180a〜180e等を有している。入力端子180aには、電源回路201からのDC12V電源が払出制御基板140を介して入力される。入力端子180bには、枠開閉検出器105からの枠開閉検出信号が、払出制御基板140を介して入力される。入力端子180cには、扉開閉検出器106からの扉開閉検出信号が、払出制御基板140を介して入力される。入力端子180dには、停電検出回路202からの停電信号が、払出制御基板140を介して入力される。出力端子180eは、払出制御基板140の出力端子140jに接続されており、夜間監視制御回路181からの開放信号を主制御回路111に出力する。
電圧変換回路188は、入力端子180aに供給されるDC12V電源をDC5V電源に変換し、ダイオード184を介して夜間監視制御回路181及びバックアップ電源185に印加している。
次に、夜間監視制御回路181を用いた夜間監視制御動作及び報知動作を、図5に示すフローチャート用いて説明する。図5に示す処理は、適宜の時期に開始される。
本実施の形態では、夜間監視制御回路181は、電源回路201からの電源の供給が停止されている時(例えば、夜間)に、内枠102あるいはガラス扉104が開状態となったか否か(開放されたか否か)を判別する。
ステップA1では、初期化処理が実行される。初期化処理では、例えば、内枠開放フラグ及びガラス扉開放フラグがリセットされる。
ステップA2では、電源がオフされたか否かを判断する。電源がオフされたか否かは、入力端子180dに入力されている停電検出回路202からの停電信号が電源回路201からの電源の供給が停止されることを示したか否か、例えば、停電信号が「H」レベルから「L」レベルに変化したか否かあるいは停電信号が「L」レベルであるか否かにより判断する。電源がオフされていない場合には待機し、電源がオフされた場合(停電信号が「H」レベルから「L」レベルに変化した場合あるいは停電信号が「L」レベルである場合)にはステップA3に進む。
ステップA3では、内枠102が開放されたか否かを判断する。内枠102が開放されたか否かは、入力端子180bに入力されている、枠開閉検出器105からの枠開閉検出信号が内枠102が開状態であることを示したか否か、例えば、枠開閉検出信号が「H」レベルから「L」レベルに変化したか否かあるいは枠開閉検出信号が「L」レベルであるに否かによって判断する。内枠102が開放された場合にはステップA4に進む、内枠102が開放されていない場合(閉状態のとき)にはステップA6に進む。
ステップA4では、内枠開放フラグがセットされているか否か判断する。内枠開放フラグがセットされている場合にはステップA6に進み、内枠開放フラグがセットされていない(リセットされている)場合にはステップA5に進む。
ステップA5では、内枠開放フラグをセットした後、ステップA6に進む。
ステップA6では、ガラス扉104が開放されたか否かを判断する。ガラス扉104が開放されたか否かは、入力端子180cに入力されている、扉開閉検出器106からの扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態であることを示したか印か、例えば、扉開閉検出信号が「H」レベルから「L」レベルに変化したか否かあるいは扉開閉検出信号が「L」レベルであるか否かによって判断する。ガラス扉104が開放された場合にはステップA7に進む、ガラス扉104が開放されていない場合(閉状態のとき)にはステップA9に進む。
ステップA7では、ガラス扉開放フラグがセットされているか否か判断する。ガラス扉開放フラグがセットされている場合にはステップA9に進み、ガラス扉開放フラグがセットされていない(リセットされている)場合にはステップA8に進む。
ステップA8では、ガラス扉開放フラグをセットした後、ステップA9に進む。
ステップA9では、電源がオンされたか否かを判断する。電源がオンされたか否かは、入力端子180dに入力されている停電検出回路202からの停電信号が電源回路201から電源が供給されることを示したか否か、例えば、停電信号が「L」レベルから「H」レベルに変化したか否かあるいは停電信号が「H」レベルであるか否かにより判断する。電源がオンされていない場合にはステップA3に戻り、電源がオンされた場合(停電信号が「L」レベルから「H」レベルに変化した場合あるいは停電信号が「H」レベルである場合)にはステップA10に進む。
ステップA10では、内枠開放フラグあるいはガラス扉開方フラグがセットされているか否かを判断する。ステップA10での処理は、直前の電源遮断時に、内枠102あるいはガラス扉104が開放されたか否かを判断するためのものである。内枠開放フラグあるいはガラス扉開放フラグが設定されている場合には、直前の電源遮断時に内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことを判別し、ステップA11に進む。一方、内枠開放フラグ及びガラス扉開放フラグが共にセットされていない(共にリセットされている)場合には、直前の電源遮断時に内枠102及びガラス扉が開放されなかったことを判別し、ステップA20に戻る。
ステップA11では、夜間監視制御回路181は、直前の電源遮断時に内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことを示す開放信号(例えば、内枠開放フラグあるいはガラス扉開放フラグがセットされていることを示す開放信号)を出力端子180eを介して主制御回路111に出力する。
ステップA12では、報知装置により、直前の電源遮断時に内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことを示す開放報知態様で動作させる(開放報知を行う)。例えば、主制御回路111は、夜間制御回路181から出力された開放信号が入力端子110hを介して入力されると、開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を出力端子110dを介して副制御回路131に出力する。副制御回路131は、入力端子130dから開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号が入力されると、報知装置を開放報知態様で動作させる。
ステップA13では、報知装置を開放報知態様で動作させてから設定期間が経過したか否かを判断する。報知装置を開放報知態様で動作させてから設定期間経過していない場合には待機し、設定期間経過した場合にはステップA14に進む。ステップA13の設定期間は本発明の「第1の設定期間」に対応する。
ここで、通常、報知装置を開放報知態様で動作させる時には、内枠102あるいはガラス扉104が開放されていない(閉状態)ため、報知装置を開放報知態様で動作させることを終了させる終了条件を設定する必要がある。開放報知態様での動作を終了させる終了条件を入力する方法として、リセットスイッチを設ける方法が考えられる。しかしながら、リセットスイッチの操作により開放報知態様での動作を終了させる終了条件を入力する方法を用いた場合、リセットスイッチが不正に操作される虞がある。本実施の形態では、不正に開放報知態様での動作が終了されるあるいは開放報知態様での動作が不正に行われるのを防止するために、開放報知態様での動作を開始してから設定期間経過した時点で開放報知態様を終了させる方法を用いている。通常、電源回路から電源が供給されるのは、遊技店の営業開始前であり、遊技客が遊技を行っていないため、開放報知態様での動作を設定期間行うことにより、遊技店の係員等は報知装置が開放報知態様で動作していることを判別することができる。
ステップA14では、報知装置の開放報知態様での動作(開放報知態様での報知)を終了させる。
なお、ステップA13及びA14の処理は、副制御回路131が行ってもよいし、主制御回路111が行ってもよい。主制御回路111が行う場合には、設定期間が経過した時点で開放報知態様での動作(開放報知態様での報知)を終了させることを示す開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号を主制御回路111から副制御回路131に出力する。
ステップA15では、夜間監視制御回路181は、内枠開放フラグ及びガラス扉開放フラグをリセットした後、ステップA2に戻る。なお、ステップA15での内枠開放フラグ及びガラス扉開放フラグのリセット処理は、ステップA11で開放信号を主制御回路111に送信した時点で行ってもよい。
夜間監視制御回路181は、ステップA1〜A11、A15の処理を実行する。
本実施の形態では、遊技点の係員等が、営業開始前に電源回路201から電源が供給された時に、夜間に内枠102あるいはガラス扉104が開放されたか否か(夜間に遊技機に対する不正が行われた虞があるか否か)を判別することができるようにするために、停電検出回路からの停電信号が電源回路201からの電源の供給が停止している(電源が遮断されている)ことを示している夜間等に、内枠102あるいはガラス扉104が開放されか否かを判別し、開放情報として記憶している。このため、内枠102やガラス扉104の開放状態を履歴情報として記憶する場合に比べて、記憶容量の小さい記憶回路を用いることができる。また、開放情報として内枠開放フラグやガラス扉開放フラグを用いる場合には、CPUの内臓RAMを用いることができ、専用の記憶回路を用いる必要がない。
なお、実施の形態では、内枠102が開放されたことを記憶する内枠開放フラグとガラス扉104が開放されたことを記憶するガラス扉開放フラグを用いたが、内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことを記憶する開放フラグを用いてもよい。この場合には、図5のステップA4、A7では「開放フラグがセットされているか否かを判断する」処理が実行され、ステップA5、A8では「開放フラグをセットする」処理が実行され、ステップA10では「開放フラグがセットされているか否かを判断する」処理が実行され、ステップA15では「開放フラグをリセットする」処理が実行される。
また、本実施の形態では、夜間監視制御回路181は、停電検出回路202からの停電信号が電源回路201からの電源の供給が停止したことを示した場合(停電信号が「H」レベルから「L」レベルに変化した場合に)に内枠102あるいはガラス扉104が開放されたか否かを判別する処理を実行する(図5のステップA2〜A9の処理)ように構成されている。すなわち、明らかに電源が遮断された、営業時間外の夜間に遊技機に対する不正が行われた虞があるか否かを判別するように構成されている。
これにより、夜間監視制御回路181の電源が、電源回路201から供給される電源(図4では電圧変換回路185から供給される電源)から、バックアップ用の電源185から供給される電源に切り替わったことを判別する処理等を行う必要がない。
次に、電源回路201から電源が供給されている時(電源供給時)に、内枠102あるいはガラス扉104が開放された場合の報知動作を説明する。
主制御回路111は、入力端子110fに入力される枠開閉検出信号と入力端子110gに入力される扉開閉検出信号に基づいて、内枠102の開閉状態及びガラス扉104の開閉状態を判別する。
そして、ガラス扉104が閉状態にあり、内枠102が開状態にあること(開放されたこと)を判別した場合(例えば、扉開閉検出信号が「L」レベルであり、枠開閉検出信号が「L」レベルから「H」レベルに変化したことあるいは枠開放検出信号が「H」レベルであることを判別した場合)には、内枠102が開放されている(開状態にある)ことを報知することを示す内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を主制御信号として、出力端子110dを介して副制御回路131に出力する。
なお、本実施の形態では、ガラス扉104及び内枠102が開状態にあることを判別した場合(扉開閉検出信号及び枠開閉検出信号が「L」レベルから「H」レベルに変化したことを判別した場合あるいは扉開閉検出信号及び枠開閉検出信号が「H」レベルである場合、ガラス扉開閉検出信号が「H」レベルであり、枠開閉検出信号が「L」レベルから「H」レベルに変化したことを判別した場合、枠開閉検出信号が「H」レベルであり、扉開閉検出信号が「L」レベルから「H」レベルに変化したことを判別した場合)にも、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を主制御信号として、出力端子110dを介して副制御回路131に出力するように構成している。
内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力した後、内枠開閉検出信号が内枠104が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示していることを判別した場合には、ガラス扉開報報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。また、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力した後、内枠開閉検出信号が内枠104が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が閉状態にあることを示していることを判別した場合には、内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。
また、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを判別した場合(例えば、枠開閉検出信号が「L」レベルであり、扉開閉検出信号が「L」レベルから「H」レベルに変化したことあるいは扉開閉検出信号が「H」レベルであることを判別した場合)には、ガラス扉104が開放されている(開状態にある)ことを報知することを示すガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を主制御信号として、出力端子110dを介して副制御回路131に出力する。
なお、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力した後に、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示し、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示していることを判別した場合には、ガラス扉開方報知態様開始情報を含む主コマンド信号を主制御信として、出力端子110dを介して副制御回路131に出力する。この場合、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号は、内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号でもある。
ガラス扉開方報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力した後、扉開閉検出信号がガラス扉104が閉状態にあることを判別し、枠開閉検出信号が内枠120が閉状態にあることを判別した場合(例えば、扉開閉検出信号及び枠開閉検出信号が「L」レベルであることを判別した場合)には、ガラス扉開放報知を終了することを示すガラス扉開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号を主制御信号として、出力端子110dを介して副制御回路131に出力する。
あるいは、ガラス扉開方報知態様開始情報を含む主コマンド信号を出力した後、枠開閉検出信号が内枠120が開状態にあることを示していることを判別した場合(扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態を示しているか閉状態を示しているかに関係なく)には、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を主制御信号として、出力端子110dを介して副制御回路131に出力する。この場合、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号は、ガラス扉開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号でもある。
なお、各報知態様の報知を開始することを示す開始情報を含む主コマンド信号を出力すると、当該主コマンド信号は、各報知態様の報知を終了することを示す終了情報を含む主コマンド信号を出力するまで保持されるように構成することもできる。
この場合、主制御回路111は、報知態様の報知を開始することを示す開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力した後、当該報知態様の報知を行う条件が満足されなくなると当該報知態様の報知を終了することを示す終了情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力し、また、当該報知態様の報知より優先順位が高い報知態様の報知を行う条件が満足されると、当該優先順位が高い報知態様の報知を開始することを示す開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。
例えば、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号に続けて、ガラス扉開放報知態様より優先順位が高い内枠開放報知態様を開始することを示す内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力した場合を考える。この場合、ガラス扉開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号が出力されていないため、副制御回路131は、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を記憶している状態で、報知装置を内枠開放報知態様で動作させる(内枠開放報知態様の報知を行う)。
この状態で、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示し、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示していることを判別した場合には、内枠開放報知態様の報知を行う条件が満足されなくなるため、主制御回路111は、内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。副制御回路131は、内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号が入力されると、内枠開放報知態様の報知を終了するとともに、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号の記憶を解除する。この時、副制御回路131は、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を記憶しているため、ガラス扉開放報知態様の報知を開始(再開)する。その後、扉開閉検出信号がガラス扉104が閉状態にあることを示し、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示していることを判別した場合には、ガラス扉開放報知態様の報知を行う条件が満足されなくなるため、ガラス扉開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号が副制御回路131に出力される。これにより、ガラス扉開放報知態様の報知が終了するとともに、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号の記憶が解除される。
内枠102が開放されていることを報知する内枠開放報知態様やガラス扉104が開放されていることを報知するガラス扉開放報知態様(例えば、報知装置の種類、報知方法、報知期間等)は適宜設定することができる。
例えば、スピーカ164を報知装置として用いる場合には、内枠開放報知態様とガラス扉開放報知態様で異なる音や、異なるメロディや、異なるメッセージを発生させることができる。例えば、内枠開放報知態様では、スピーカ164から「ピンポーン」という音と「扉が開いています。」というメッセージを間欠的に発生させ、ガラス扉開放報知態様では、「ピー」という音と「枠が開いています。」というメッセージを間欠的に発生させることができる。
また、LED等のランプ165を報知装置として用いる場合には、内枠開放報知態様とガラス扉開放報知態様で異なる周期で点滅点灯させ、あるいは異なる点灯色で点灯させ、あるいは異なる数のランプを点灯させることができる。
あるいは、内枠開放報知態様では、遊技盤103及びガラス扉104に設けられている装飾ランプを全点灯させ、ガラス扉開放報知態様では、ガラス扉104に設けられている装飾ランプを全点灯させ、遊技盤103に設けられている装飾ランプを全消灯させる。遊技盤103に設けられている装飾ランプが点灯していると、眩しいため、遊技領域に詰まっている遊技球を取り除く作業や釘を調整する作業が困難である。このような報知態様を用いると、ガラス扉104が開放される時には、遊技盤103に設けられている装飾ランプが全消灯するため、眩しくなく、遊技領域に詰まっている遊技球を取り除く作業や釘を調整する作業を容易に行うことができる。
また、装飾図柄表示装置162を報知装置として用いる場合には、内枠開放報知態様とガラス扉開放報知態様で異なる画像やメッセージを表示することができる。例えば、内枠開放報知態様では、「扉が開いています。」というメッセージを黄色で表示し、ガラス扉開放報知態様では、「枠が開いています。」というメッセージを赤色で表示することができる。
勿論、報知装置の数や報知態様を複数組み合わせることもできる。
遊技者の遊技の妨げになるのを防止するには、装飾ランプの一部を報知装置として用い、報知を行う場合には、他の装飾ランプの演出態様と異なる報知態様で動作させるのが好ましい。
また、報知装置により報知する報知期間も適宜設定することができる。
例えば、内枠102が開放されている期間(扉開閉検出信号の状態に関係なく、枠開閉検出信号が内枠102が開放されていることを示している間)を内枠開放報知態様で報知する報知期間、ガラス扉104のみが開放されている期間(枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示している間)をガラス扉開放報知態様で報知する報知期間として設定することができる。
主制御回路111は、枠開閉検出信号が内枠102が開状態にあることを示していることを判別した時に、内枠開放報知態様での報知を開始することを決定し、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。副制御回路131は、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号が入力されると、内枠開放報知態様の報知を開始する。
そして、主制御回路111は、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力した後、扉開閉検出信号がガラス扉104が閉状態にあることを示し、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示していることを判別した時に、内枠開放報知態様の報知を終了することを決定し、第内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。副制御回路131は、内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号が入力されると、内枠開放報知態様の報知を終了する。
あるいは、主制御回路111は、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力した後、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示し、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示していることを判別した時に、内枠開放報知態様の報知を終了するとともにガラス扉開放報知態様の報知を開始することを決定し、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。副制御回路131は、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号が入力されると、ガラス扉開放報知態様の報知を開始する。
また、主制御回路111は、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示していることを判別した時に、ガラス扉開放報知態様の報知を開始することを決定し、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。副制御回路131は、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号が入力されると、ガラス扉開放報知態様の報知を開始する。
そして、主制御回路111は、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力した後、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が閉状態にあることを示していることを判別した時に、ガラス扉開放報知態様の報知を終了することを決定し、ガラス扉開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。副制御回路131は、ガラス扉開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号が入力されると、ガラス扉開放報知態様の報知を終了する。
あるいは、主制御回路111は、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力した後、枠開閉検出信号が内枠102が開状態にあることを示していることを判別した場合には、ガラス扉開放報知態様の報知を終了するとともに内枠開放報知態様の報知を開始することを決定し、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。副制御回路131は、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号が入力されると、内枠開放報知態様の報知を開始する。
ここで、内枠102を開けた後、直ちに枠開閉検出器105を不正に操作して、枠開閉検出信号が内枠102が閉じている(閉状態にある)ことを示すように設定した場合には、枠開閉検出信号が内枠102が開状態にあることを示している期間が非常に短くなる。この場合、内枠開放報知態様での報知が行われないか、あるいは、内枠開放報知態様での報知が単時間しか行われない。同様に、ガラス扉104を開けた後、直ちに扉開閉検出器106を不正に操作して、扉開閉検出信号がガラス扉104が閉じている(閉状態にある)ことを示すように設定した場合には、ガラス扉開放報知態様での報知が行われないか、あるいは、ガラス扉開放報知態様での報知が単時間しか行われない。
このように、枠開閉検出器105や扉開閉検出器106が不正に操作されて、内枠開放報知態様での報知やガラス扉開放報知態様での報知が行われないか、あるいは、短時間しか行われない場合には、内枠102やガラス扉104が開いていること(開状態にあること)を遊技店の係員等が判別することができない虞がある。
このため、枠開閉検出信号が内枠102が開状態にあることを示している間内枠開放報知態様での報知を行い、あるいは、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示している間ガラス扉開放報知態様での報知を行う場合には、内枠102やガラス扉104が開いた後に枠開閉検出器105や扉開閉検出器106が不正に操作されても、内枠102やガラス扉104が開いていることを遊技店の係員等が確実に判別することができるようにする対策を講じるのが好ましい。
本実施の形態では、内枠102やガラス扉104が開いた場合には、内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知が少なくとも設定期間行われるように構成することによって、枠開閉検出器105や扉開閉検出器106が不正に操作されても、内枠102やガラス扉104が開いていることを遊技店の係員等が確実に判別することができるようにしている。
内枠102やガラス扉104が開いた場合には、内枠開放報知態様での報知あるいガラス扉開放報知態様での報知を少なくとも設定期間行う一つの方法は、内枠102やガラス扉104が開いたことを判別し、内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知を行うことを決定した場合には、内枠102やガラス扉104の開閉状態に関係なく、内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知を少なくとも設定期間行う方法である。
内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知の開始時におけるこの設定期間は本発明の「第2の設定期間」に対応する。
この場合、以下のように動作する。
主制御回路111は、枠開閉検出信号が内枠102が開状態にあることを示していることを判別した場合には、内枠開放報知態様での報知を行うことを決定し、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。ここで、主制御回路111は、内枠開放報知態様での報知を行うことを決定した場合には、第2の設定期間経過するまでは内枠開放報知態様での報知を行う(継続する)。例えば、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が閉状態にあることを示していることを判別した場合、あるいは、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示していることを判別した場合でも、内枠開放報知態様での報知を行う。
そして、第2の設定期間が経過した後は、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が閉状態にあることを示していることを判別した場合には、ガラス扉開放報知態様での報知を終了することを決定し、内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。なお、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示していることを判別した場合には、ガラス扉開放報知態様での報知を行うことを決定し、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。
また、主制御回路111は、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示していることを判別した場合には、ガラス扉開放報知態様での報知を行うこと決定し、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。ここで、主制御回路111は、ガラス扉開放報知態様での報知を行うことを決定した場合には、第2の設定期間経過するまではガラス扉開放報知態様での報知を行う(継続する)。例えば、第2の設定期間内に、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号が閉状態にあることを示していることを判別した場合でも、ガラス扉開放報知態様での報知を行う。
そして、第2の設定期間が経過した後は、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が閉状態にあることを示していることを判別した場合には、ガラス扉開放報知態様での報知を行うことを終了することを決定し、ガラス扉開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。
なお、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力してから前記第2の設定期間内あるいは前記第2の設定期間が経過した後に、枠開閉検出信号が内枠102が開状態にあることを示していることを判別した場合には、内枠開放報知態様での報知を行うことを決定し、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。
内枠102やガラス扉104が開放された場合には、内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知を少なくとも設定期間行う他の方法は、内枠102やガラス扉104が閉じたことを判別し、内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知を終了することを決定した場合に、設定期間だけ枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知を継続した後(延長した後)に内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知を終了するする方法である。
内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知の終了時における設定期間は「第3の設定期間」に対応する。
この場合、以下のように動作する。
主制御回路111は、枠開閉検出信号が内枠102が開状態にあることを示していることを判別した場合には、内枠開放報知態様での報知を行うこと決定し、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。
その後、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が閉状態にあることを示していることを判別した場合には、内枠開放報知態様での報知を行うことを終了することを決定する。なお、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示していることを判別した場合には、ガラス扉開放報知態様での報知を行うことを決定する。
内枠開放報知態様での報知を行うことを終了することを決定した場合には、終了時点から内枠開放報知態様での報知を第3の設定期間継続した(延長した)後に内枠開放報知態様での報知を終了する。
内枠開放報知態様での報知を終了することを決定した時点から第3の設定期間経過した後に内枠開放報知態様での報知を終了する方法としては適宜の方法を用いることができる。例えば、内枠開放報知態様での報知を終了することを決定した時点から第3の設定期間経過した後に、内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号を主制御回路111から副制御回路131に出力する方法を用いることができる。あるいは、内枠開放報知態様での報知を終了することを決定した時点で内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号を主制御回路111から副制御回路131に出力し、副制御回路131は、内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号が入力されると、内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号が入力された時点から第3の設定期間経過した後に内枠開放報知態様での報知を終了する方法を用いることができる。
また、主制御回路111は、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示していることを判別した場合には、ガラス扉開放報知態様での報知を行うことを決定し、ガラス扉報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。
そして、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が閉状態にあることを示していることを判別した場合には、ガラス扉開放報知態様での報知を終了することを決定する。なお、枠開閉検出信号が内枠102が開状態にあることを示していることを判別した場合には、内枠開放報知態様での報知を行うことを決定する。
ガラス扉開放報知態様での報知を行うことを終了することを決定した場合には、ガラス扉開放報知態様での報知を第3の設定期間継続した(延長した)後にガラス扉開放報知態様での報知を終了する。
ガラス扉開放報知態様での報知を終了することを決定した時点から第3の設定期間経過後にガラス扉開放報知態様での報知を終了する方法としては、適宜の方法を用いることができる。例えば、ガラス扉開放報知態様での報知を終了することを決定した時点から第3の設定期間経過した後に、ガラス扉開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号を主制御回路111から副制御回路131に出力する方法を用いることができる。あるいは、ガラス扉開放報知態様での報知を終了することを決定した時点でガラス扉開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号を主制御回路111から副制御回路131に出力し、副制御回路131は、ガラス扉開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号が入力されると、ガラス扉開放報知態様終了情報が入力された時点から第3の設定期間経過した後に報知装置によるガラス扉開放報知態様での報知を終了する方法を用いることができる。
なお、主制御回路111は、報知装置により内枠開放報知態様での報知を行う場合あるいは報知装置によりガラス扉開放報知態様での報知を行う場合には、遊技機での遊技を不能とする制御を行うように構成するのが好ましい。例えば、遊技球を遊技領域に発射する発射レバーの駆動回路を停止する制御を行い、あるいは、上皿に収容されている遊技球が発射位置に転送されるのを禁止する制御を行うように構成する。
以上のように、枠開閉検出信号と扉開閉検出信号に基づいて、内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知を開始することを決定した場合には、内枠開放報知態様での報知を少なくとも第2の設定期間継続することにより、あるいは、枠開閉検出信号と扉開閉検出信号に基づいて、内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知を終了することを決定した場合には、内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知を第3の設定期間継続した後(延長した後)に内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知を終了することにより、枠扉開閉検出信号が内枠102が開状態にあることを示した後単時間で枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示した場合、あるいは、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示した後単時間で扉開閉検出信号がガラス扉104が閉状態にあることを示した場合でも、内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知が少なくとも設定期間行われる。これにより、枠開閉検出器105や扉開閉検出器106が不正に操作された場合でも、遊技店の係員等は、内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知を確実に確認することができ、不正な遊技が行われていることを確実に判別することができる。
本実施の形態では、内枠102の開閉状態を示す枠開閉検出信号を出力する枠開閉検出器105とガラス扉104の開閉状態を示す扉開閉検出信号を出力する扉開閉検出器106を遊技機に設け、枠開閉検出信号と扉開閉検出信号を、遊技機に設けられている払出制御基板140に出力している。そして、払出制御基板140に入力された枠開閉検出信号及び扉開閉検出信号を、払出制御基板140に設けられている夜間監視制御回路181及び主制御回路111に出力するとともに、外部端子板150を介して外部に出力している。また、電源回路201からの電源の供給状態を示す停電信号(電源供給検出信号)を払出制御基板140を介して夜間監視制御回路181に出力している。
これにより、停電信号が電源回路201から電源の供給が停止していることを示している時(夜間等の電源遮断時)に、内枠102あるいはガラス扉104が開放されると、夜間監視制御回路181は、電源遮断時に内枠102あるいはガラス扉104が開放したことを示す開放信号(内枠開放フラグあるいはガラス扉開放フラグ)を記憶する。そして、停電信号が電源回路201から電源が供給されていることを示した時に、夜間監視制御回路181は、直前の電源遮断時(例えば、昨夜)に内枠102あるいはガラス扉104が開放したことを示す開放信号を記憶している場合には、内枠102あるいはガラス扉104が開放したことを示す開放信号(内枠開放フラグあるいはガラス扉開放フラグの状態)を主制御回路111に出力する。主制御回路111は、内枠102あるいはガラス扉104が開放したことを示す開放信号が入力されると、開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を副制御回路131に出力する。副制御回路131は、開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号が入力されると、報知装置を開放報知態様で動作させる。開放報知態様の報知は、第1の設定期間行われる。これにより、遊技店の係員等は、営業開始前に電源回路201から電源の供給が開始された時に、報知装置の報知態様を確認することによって、直前の電源遮断時(夜間)に内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことを判別することができ、不正な遊技に対して迅速に、適切な処理を選択することができる。
また、電源回路201から電源が供給されている時(電源供給時)には、主制御回路111は、枠開閉検出信号に基づいて内枠102の開閉状態を判別するとともに扉開閉検出信号に基づいてガラス扉104の開閉状態を判別する。そして、内枠102及びガラス扉104の開閉状態に基づいて、内枠102が開放されていることを示す内枠開放報知態様での報知を行うか、内枠102は閉じているがガラス扉104が開放されていることを示すガラス扉開放報知態様での報知を行うかを決定し、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号、内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号、ガラス扉開放報知態様狩猟情報を含む主コマンド信号等を副制御回路131に出力する。副制御回路131は、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号、内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号、ガラス扉開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号に基づいて、報知装置を内枠開放報知態様あるいはガラス扉開放報知態様で動作させ、あるいは報知装置の動作を終了させる。これにより、遊技店の係員等は、遊技機に対応して設けられている報知装置の報知態様を確認することによって、電源回路201から電源が供給されている時(営業時間内)に、内枠102が開放されたこと、あるいは、内枠102は閉じているがガラス扉104が開放されていることを容易に判別することができる。
特に、本実施の形態では、内枠102が開放されている時と、内枠102は閉じているがガラス扉104が開放されている時で異なる報知態様で報知するため、遊技店の係員等は、内枠102が開放されているかガラス扉104のみが開放されているかを容易に判別することができる。これにより、内枠102の開放時及びガラス扉104のみの開放時それぞれに対応した適切な処理を迅速に実行することができるため、不正な遊技が行われていることを確実に判別することができる。
さらに、遊技機に対応して設けられている報知装置により報知が行われることにより、当該遊技機の周囲にいる遊技者の注目が集まる。これにより、当該遊技機での不正な遊技を効果的に防止することができる。
また、内枠102が開放されていることを優先的に報知するため、不正な遊技が行われていることをより確実に判別することができる。
また、内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知を少なくとも設定期間行うように構成している。これにより、枠開閉検出器105あるいは扉開閉検出器106が不正に操作された場合でも、遊技店の係員等は、内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことを確実に確認することができる。
なお、第2の設定期間と第3の設定期間として同じ期間を設定することもできる。また、前述した内枠開放報知態様での報知あるいはガラス扉開放報知態様での報知の開始時に設定期間を設定する方法と終了時に設定する方法は、それぞれ単独で用いることもできるし、組み合わせて用いることもできる。さらに、これらの方法は省略することもできる。
次に、第2の実施の形態を図6に示す。第1の実施の形態では、枠開閉検出信号および扉開閉検出信号、夜間監視制御回路181からの開放信号を専用の信号線を介して払出制御基板140から主制御基板110に伝送したが、本実施の形態では、共通の信号線を介して伝送している。
第2の実施の形態は、主制御基板210、払出制御基板240が第1の実施の形態の主制御基板110、払出制御基板140と異なっており、他の構成は同じである。
主制御基板210は、第1の実施の形態の主制御基板110の端子110a〜110eと同様の端子210a〜210eを有しているが、第1の実施の形態の主制御基板110の端子110f〜110hに対応する端子は有していない。
払出制御基板240は、第1の実施の形態の払出制御基板140の端子140a〜140fと同様の端子240a〜240fを有しているが、第1の実施の形態の払出制御基板140の端子140g、140h、140jに対応する端子は有していない。なお、入力端子240c、240dは、出力端子240e、240fに接続されているとともに、払出制御回路241及び夜間監視制御基板280に接続されている。
夜間監視制御基板280は、第1の実施の形態の夜間監視制御回路180と同様の構成である。すなわち、夜間監視制御基板280に配設されている夜間監視制御回路281(図示省略)は夜間監視制御回路181と同様に動作する。
払出制御回路241は、入出力端子240bに入力された主コマンド信号と、記憶回路242に書き込まれている情報に基づいて、払出制御信号を出力端子240aから払出装置163に出力し、主コマンド信号で示される数の遊技球を払出装置163から払い出す。
また、払出制御回路241は、夜間監視制御回路281から開放信号が入力されると、直前の電源遮断時(例えば、夜間)に内枠102あるいはガラス扉104が開放したことを示す開放情報を含むコマンド信号を、入出力端子240bから主制御回路211に出力する。
また、払出制御回路241は、枠開閉検出信号と扉開閉検出信号を入力し、内枠102の開閉状態及びガラス扉104の開閉状態を示す開閉情報を含むコマンド信号を、入出力端子240bから主制御回路211に出力する。払出制御回路241から主制御回路111に出力するコマンド信号の形式は、主制御回路211が、電源遮断時に内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことや、電源供給時における内枠102及びガラス扉104の開閉状態を判別することができればよく、種々の形式を用いることができる。
主制御回路211は、入出力端子210eに入力されたコマンド信号に含まれている情報を判別し、判別した情報に基づいて、報知装置の報知態様を決定する。そして、前述した開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号、内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号、ガラス扉開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号等を副制御回路131に出力する。
本実施の形態では、枠開閉検出信号と扉開閉検出信号を払出制御回路241に入力するとともに、夜間監視制御回路281からの開放信号を払出制御回路241に入力し、払出制御回路241から主制御回路211に、直前の電源遮断時に内枠102あるいはガラス扉104が開放されたこと、電源供給時における内枠102及びガラス扉104の開閉状態をコマンド信号の形態で伝送している。この場合、コマンド信号の信号径路としては、主コマンド信号を主制御回路211から払出制御回路241に伝送する信号経路(バス)を用いることができる。これにより、主制御基板210や払出制御基板240の端子の数を増加することなく、直前の電源遮断時に内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことを示す開放信号を含むコマンド信号、電源供給時における内枠102及びガラス扉104の開閉状態を示す開閉信号を含むコマンド信号、すなわち、枠開閉検出信号及び扉開閉検出信号を主制御回路211に伝送することができる。
次に、第3の実施の形態を図7に示す。第1の実施の形態では、枠開閉検出信号および扉開閉検出信号を払出制御基板及び外部端子板を介して外部に出力したが、本実施の形態では、枠開閉検出信号および扉開閉検出信号を主制御基板及び外部端子板を介して外部に出力している。また、夜間監視制御基板380を主制御基板310に配設している。
第3の実施の形態は、主制御基板310、払出制御基板340が第1の実施の形態の主制御基板110、払出制御基板140と異なっており、他の構成は同じである。
払出制御基板340は、第1の実施の形態の払出制御基板140の端子140a、140bと同様の端子340a、340bが設けられているが、端子140c〜140jに対応する端子は設けられていない。払出制御回路341は、第1の実施の形態の払出制御回路141と同様の処理を実行する。
主制御基板310は、第1の実施の形態の主制御基板110の端子110a〜110eと同様の端子310a〜310eが設けられているが、端子110f〜110hに対応する端子は設けられてなく、また、端子310f〜310jが設けられている。入力端子310f、310gは、それぞれ、枠開閉検出器105、扉開閉検出器106に接続されている。また、入力端子310f、310gは、出力端子310h、310iに接続されているとともに、主制御回路311及び夜間監視制御基板380に接続されている。
夜間監視制御基板380は、第1の実施の形態の夜間監視制御回路180と同様の構成である。すなわち、夜間監視制御基板380に配設されている夜間監視制御回路381(図示省略)は夜間監視制御回路181と同様に動作する。
主制御回路311は、始動球検出信号や入賞球検出信号と、記憶回路312に記憶されている情報に基づいて、主コマンド信号を主制御信号として副制御回路131、払出制御回路341に出力する。
また、主制御回路311は、夜間監視制御回路381から内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことを示す開放信号が入力されると、開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号を、入力力端子310dを介して副制御回路131に出力する。
また、主制御回路311は、電源供給時に、入力端子310f及び310gに入力された枠開閉検出信号及び扉開閉検出信号に基づいて、内枠102及びガラス扉104の開閉状態を判別する。そして、判別した内枠102及びガラス扉104の開閉状態に基づいて、内枠開放報知態様での報知の開始、内枠開放報知態様での報知の終了、ガラス扉開放報知態様での報知の開始、ガラス扉開放報知態様での報知の終了等を決定し、前述した開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号、内枠開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号、内枠開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号、ガラス扉開放報知態様開始情報を含む主コマンド信号、ガラス扉開放報知態様終了情報を含む主コマンド信号等を副制御回路131に出力する。
次に、第4の実施の形態を図8に示す。第3の実施の形態では、枠開閉検出信号および扉開閉検出信号を主制御基板及び外部端子板を介して外部に出力したが、本実施の形態では、枠開閉検出信号および扉開閉検出信号を副制御基板及び外部端子板を介して外部に出力している。
第4の実施の形態は、主制御基板210、副制御基板430が第3の実施の形態の主制御基板210、副制御基板130と異なっており、他の構成は同じである。
主制御基板210は、第2の実施の形態の主制御基板210と同様の構成であり、第2の実施の形態の主制御基板210の端子210a〜210eと同様の端子210a〜210eが設けられている。
主制御回路211は、始動球検出信号や入賞球検出信号と、記憶回路212に記憶されている情報に基づいて、主コマンド信号を主制御信号として副制御回路431、払出制御回路341に出力する。
副制御基板430は、第3の実施の形態の副制御基板130の端子130a〜110dと同様の端子430a〜430dが設けられ、また、端子430e〜430iが設けられている。入力端子430e、430fは、それぞれ、枠開閉検出器105、扉開閉検出器106が接続されている。また、入力端子430e、430fは、それぞれ、出力端子430g、430hに接続されているとともに、副制御回路431及び夜間監視制御基板480に接続されている。
夜間監視制御基板480は、第1の実施の形態の夜間監視制御回路180と同様の構成である。すなわち、夜間監視制御基板480に配設されている夜間監視制御回路481(図示省略)は夜間監視制御回路181と同様に動作する。
副制御回路431は、入力端子430dに入力された主コマンド信号と記憶回路432に記憶されている情報に基づいて、VDP433、音源IC434、ランプ165等に副制御信号を出力する。
また、副制御回路331は、夜間監視制御回路481から内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことを示す開放信号が入力されると、報知装置を開放報知態様で動作させる。
また、副制御回路431は、電源供給時に、入力端子430e及び430fに入力された枠開閉検出信号及び扉開閉検出信号に基づいて、内枠102及びガラス扉104の開閉状態を判別し、判別した内枠102及びガラス扉104の開閉状態に基づいて、内枠開放報知態様での報知の開始、内枠開放報知態様での報知の終了、ガラス扉開放報知態様での報知の開始、ガラス扉開放報知態様での報知の終了を決定する。そして、報知装置を、内枠開放報知態様あるいはガラス扉開放報知態様で動作させる。内枠開放報知態様での報知の開始、内枠開放報知態様での報知の終了、ガラス扉開放報知態様での報知の開始、ガラス扉開放報知態様での報知の終了を決定する方法としては、前述した方法を用いることができる。
第4の実施の形態では、報知装置を制御する副制御回路431が配設されている副制御基板430の入力端子に枠開閉検出器105及び扉開閉検出器106を接続しているため、払出制御基板や主制御基板を取り替える必要がない。
以上の実施の形態では、払出制御基板、主制御基板、複制御基板に夜間監視制御回路(夜間監視制御回路が配設されている夜間監視制御基板)を配設し、電源基板に配設されている停電回路201からの停電信号を、払出制御基板、主制御基板、複制御基板の入力端子を介して夜間監視制御回路に入力している。
この場合、停止信号が入力される各制御基板の入力端子から不正な信号が入力されると、夜間監視制御回路が記憶している開放信号が消去される(例えば、内枠開放フラグやガラス扉開放フラグあるいは開放フラグがリセットされる)虞がある。夜間監視制御回路が記憶している開放信号が消去されると、次に電源回路201から電源が供給された時に開放報知態様での報知が行われず、遊技店の係員等は、直前の電源遮断時に内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことを判別することができない。
入力端子を介した不正な信号によって夜間監視制御回路に記憶されている開放信号が消去されるのを防止することができる第5の実施の形態の図9に示す。
図9に示す第5の実施の形態は、図2に示した第1の実施の形態を変更したものである。
本実施の形態では、停電検出回路143が払出制御基板140に配設されている。停電検出回路143は、電源回路201から払出制御基板140に供給されるDC12V電源(あるいはDC34V電源)の電圧に基づいて停電信号を出力する。例えば、DC12V電源の電圧が立ち上がり電圧に達すると電源回路201から電源が供給されることを示し(例えば、「H」レベル)、DC12V電源の電圧が立ち下がり電圧未満になると電源回路201からの電源の供給が停止されることを示す(例えば、「L」レベル)停電信号を出力する。
停電検出回路143からの停電信号は、夜間監視制御回路181に出力されるとともに、払出制御基板140の出力端子140kを介して、前述した停電処理を実行する制御回路(例えば、主制御回路111)に出力される。
通常、主制御基板110や払出制御基板140は、不正(例えば、不正な回路の配設や不正な回路への交換)を防止するために、封印構造の基板ボックス(基板容器)内に収容される。
本実施の形態では、停電検出回路143と夜間監視制御基板180が払出制御基板140に配設されているため、払出制御基板140、したがって、停電検出回路143と夜間監視制御回路181(夜間監視制御回路181が配設されている夜間監視制御基板180)は、封印構造の基板ボックス(基板容器)内に収容される。基板ボックスの封印構造としては公知の種々の封印構造を用いることができる。
これにより、停電検出回路143から夜間監視制御回路181に停電信号を出力する端子を介して不正な信号が夜間監視制御回路181に入力されるのを防止することができる。したがって、電源遮断時に内枠102あるいはガラス扉104が開放されたことを確実に報知することができる。
他の構成は、図2に示した第1の実施の形態と同様である。
なお、停電検出回路と夜間監視制御基板を主制御基板や副制御基板に配設する場合も同様に構成される。
以上の実施の形態では、枠開閉検出器105や扉開閉検出器106の検出信号は、払出制御基板、主制御基板、副制御基板と外部端子坂を介して、パチンコ機100の外部(例えば、ホールコンピュータ等の管理回路)に出力されている。枠開閉検出器105や扉開閉検出器106は、接続線を介して払出制御基板、主制御基板、副制御基板に接続される。この場合、他の電子部品から発生した電磁波や遊技球の摺動によって発生した静電気等のノイズがこの接続線に乗って払出制御基板、主制御基板、副制御基板に進入し、このノイズによって、払出制御基板、主制御基板、副制御基板に配設されているCPU等が誤動作する虞がある。ノイズが接続線を介して払出制御基板、主制御基板、副制御基板に進入するのを防止するには、接続線の長さを短くするのが好ましい。しかしながら、接続線の長さを短くするには限界がある。
そこで、接続線を介して進入するノイズによる影響を低減することができる第6の実施の形態を図10に示す。図10は、外枠101に対する内枠102の開閉状態を検出する枠開閉検出器105の枠開閉検出信号を、払出制御基板140及び外部端子坂150を介して、遊技機100の外部(例えば、ホールコンピュータ)に出力する場合を示している。
なお、内枠102に対するガラス扉104の開閉状態を検出する扉開閉検出器106の扉開閉検出信号を、払出制御基板140及び外部端子坂150を介して、遊技機100の外部に出力する場合にも同様の方法を用いることができる。
第6の実施の形態のノイズ除去技術は、他の実施の形態にも適用することができる。
枠開閉検出器105は、電源側端子(第1の固定接点)105a、アース側端子(第2の固定接点)105b、電源側端子105aとアース側端子105bとの接続及び遮断を行う可動片(可動接点)105cを有している。本実施の形態では、可動片105cは、外枠101に対して内枠102が閉じている時(閉状態の時)には、電源側端子105aとアース側端子105bが接続され、開いている時(開状態の時)には、電源端子105aとアース側端子105cが遮断されるように、可動片105cが移動する。
そして、枠開閉検出器105と払出制御基板140は、接続線105A、105Bによって接続される。接続線(電源側検出線)105Aは、枠開閉検出器105の電源側端子105aと払出制御基板140の電源側入力端子140c1との間に接続され、接続線(アース側検出線)105Bは、枠開閉検出器105のアース側端子105bと払出制御基板140のアース側入力端子140c2との間に接続される。
払出制御基板140の電源側入力端子140c1と電源側出力端子140e1の間には、電源側配線パターン144Aを介してノイズ除去用の第1の抵抗145Aが接続されている。第1の抵抗145Aは、電源側入力端子140c1に近接した位置に配設されている。
また、払出制御基板140のアース側入力端子140c2とアース(接地)Eとの間には、アース用配線パターン144Bを介してノイズ除去用の第2の抵抗145C、抵抗146a、146bが直列に接続されている。第2の抵抗145Cは、アース側入力端子140c2に近接した位置に配設されている。
第1の抵抗145Aおよび第2の抵抗145Cは、「ノイズ除去手段」に対応する。
さらに、電源VccとアースEとの間には、配線パターンを介して抵抗146cとトランジスタ146dが直列に接続されている。トランジスタ146dのベース端子は、抵抗146aと146bの接続点に接続されている。抵抗146cとトランジスタ146dの接続点は、払出制御回路141に接続される。
電源側配線パターン144A、アース側配線パターン144Bは、「接続回路」に対応する。
外部端子坂150には、フォトモスリレー151、152が配設されている。なお、フォトモスリレー151と152は同じ構成であるため、フォトモスリレー151について説明する。
フォトモスリレー151は、発光手段と受光手段を有している。本実施の形態では、発光手段として発光ダイオード151aを用い、受光手段としてフォトトランジスタ151bが用いられている。なお、フォトトランジスタは、一般的には、フォトダイオードとトランジスタによって構成される。
発光ダイオード151aは、Vcc電源と電源側入力端子150a1との間に接続されている。
また、電源側出力端子150c1とアース側出力端子150c2の間には、フォトトランジスタ151bが接続されている。
そして、外部端子坂150の電源側入力端子150a1と払出制御基板140の電源側出力端子140e1の間には、接続線(電源側出力線)150Aが接続されている。
外部端子坂150の電源側出力端子150c1及びアース側出力端子150c2から出力される枠開閉検出信号は、枠開閉検出器105の動作状態に応じて以下のように変化する。
内枠102が閉じている時(閉状態の時)には、電源側固定接点103aとアース側固定接点105bが遮断される(オフ状態となる)。このため、発光ダイオード151aへの電圧の印加が停止し、発光ダイオード151aは光を放射しない。したがって、フォトトランジスタ151bがオフ状態となり、電源側出力端子150c1は、内枠102が閉状態にあることを示す開放状態となる。
一方、内枠102が開いている時(開状態の時)には、電源側固定接点103aとアース側固定接点105bが接続される(オン状態となる)。これにより、発光ダイオード151aに電圧が印加されるため、発光ダイオード151aが光を放射する。この場合、フォトトランジスタ151bが、発光ダイオード151aから放射される光を受光するためオン状態となる。したがって、電源側出力端子150c1は、内枠102が開状態にあることを示すアース(接地)電位となる。
上記のように、本実施の形態では、払出制御基板140の電源側検出端子140c1と電源側出力端子140e1が、払出制御基板140上に配設されている電源側配線パターン144Aおよびノイズ除去用の第1の抵抗145Aを介して接続されている。そして、第1の抵抗145Aは、電源側検出端子140c1に近接した位置に配設されている。
また、払出制御基板140のアース側検出端子140c2とアースの間には、アース側配線パターン144Bとノイズ除去用の第2の抵抗145Cが配設されている。そして、第2の抵抗145Cは、アース側検出端子140c2に近接した位置に配設されている。
ここで、第1の抵抗145Aと払出制御基板140に配設されている電源側配線パターン144Aの浮遊容量とによって、また、第2の抵抗145Cと払出制御基板140に配設されているアース側配線パターン144Bの浮遊容量とによって、ノイズを除去するノイズ除去回路が形成される。
これにより、枠開閉検出器105と払出制御基板140との間に接続されている電源側検出線105Aやアース側検出線105Bに乗ったノイズが払出制御基板140に進入することを抑制することができ、払出制御基板140に配設されているCPU等の誤動作を防止することができる。
特に,本実施の形態では、第1の抵抗145Aおよび第2の抵抗145Cを払出制御基板140の電源側入力端子140c1およびアース側入力端子140c2に近接した位置、すなわち、払出制御基板140の入口に配置しているため、ノイズの進入をより効果的に抑制することができる。
本実施の形態の技術を用いることにより、ノイズの進入を気にすることなく配線することが可能となる。例えば、ノイズ発生源となり得る他の電気回路を回避するような態様で配線を行う必要がなくなる。これにより、配線設計や配線作業が容易となる。
通常、発光ダイオードを用いる場合には、発光ダイオードを流れる電流の大きさを制限するための電流制限用の抵抗が設けられる。
本実施の形態では、ノイズ除去用として払出制御基板140に配設されている第1の抵抗145Aおよび第2の抵抗145Cを、フォトモスリレー151を構成する発光ダイオード151aの電流制限用の抵抗として用いることができる。この場合には、第1の抵抗145Aおよび第2の抵抗145Cを、ノイズ除去用および発光ダイオード151aの電流制限用として兼用することができる。これにより、フォトモスリレー151の発光ダイオード151aの電流制限用抵抗を省略でき、あるいは、電流制限用抵抗として抵抗値が小さい抵抗を用いることができる。
第6の実施の形態では、払出制御基板140の入力端子(電源側入力端子140c1、アース側入力端子140c2)に近接する位置にノイズ除去用の抵抗を設けたが、出力端子に近接する位置にもノイズ除去用の抵抗を設けることもできる。出力端子に近接する位置にもノイズ除去用の抵抗を設けた第7の実施の形態を図11に示す。
本実施の形態では、払出制御基板140の電源側配線パターン144Aに、電源側入力端子140c1に近接する位置にノイズ除去用の第1の抵抗145Aを設けているとともに、電源側出力端子140e1に近接する位置にノイズ除去用の第3の抵抗145Bを設けている。すなわち、電源側配線パターン144Aと電源側入力端子140e1の間に、第3の抵抗145Bを設けている。その他の構成については、第6の実施の形態と同様である。
本実施の形態では、払出制御基板140の電源側配線パターン144Aの電源側出力端子140e1に近接した位置にノイズ除去用の第3の抵抗145Bが設けられているため、払出制御基板140と外部端子板150を接続する接続線(電源側出力線)150Aに乗ったノイズが払出制御基板140に進入するのを抑制することができる。すなわち、本実施の形態では、電源側入力端子140c1と電源側出力端子140e1の両方に対して、ノイズの進入を抑制することができる。
第7の実施の形態では、電源側入力端子および電源側出力端子に近接する位置それぞれにノイズ除去用の抵抗を設けることによって電源側入力端子および電源側出力端子の両方からのノイズの進入を抑制したが、一つの抵抗によって電源側入力端子および電源側出力端子の両方からのノイズの進入を抑制することもできる。一つの抵抗によって電源側入力端子および電源側出力端子の両方からのノイズの進入を抑制することもできる第8の実施の形態を図12に示す。
本実施の形態では、電源側入力端子140c1と電源側出力端子140e1を、互いに隣接するように近接して払出制御基板140に配設している。例えば、複数の入力端子を有する入力用コネクタと複数の出力端子を有する出力用コネクタを隣接して配設するとともに、入力用コネクタおよび出力用コネクタのそれぞれに設定される複数の端子のうち、最も近接した位置関係にある入力端子と出力端子を、それぞれ枠開閉検出器105(または扉開閉検出器106)の電源用入力端子と電源用出力端子として設定する。
本実施の形態では、電源側入力端子140c1と電源側出力端子140e1を接続する電源側配線パターン144Aを短くすることができる。このため、1つの抵抗145Aによって、電源側入力線105Aおよび電源側出力線150Aからのノイズの進入を抑制することが可能となり、合理的である。また、電源側配線パターン144Aが短くなることで、ノイズの放射領域が少なくなり、電源側入力線105Aおよび電源側出力線150Aからノイズが払出制御基板140に進入したとしても、当該ノイズによるCPU等への影響を極力低減することができる。更には、電源側配線パターン144Aが短くなることで、払出制御基板140にCPU等を配設する際に邪魔にならず、当該電気回路を容易に配設することが可能となる。
なお、第6〜第8の実施の形態では、外部端子板150側から払出制御基板140側へ電流が流れるように構成したが、払出制御基板140側から外部端子板150側へ電流が流れるように構成することもできる。この場合、発光ダイオード151aは、電流が流れる方向が図10〜図12と逆になるように接続される。このような構成にすると、外部端子板接続線150が接地された場合に発光ダイオード151aに過電流が流れないため、発光ダイオード151aの損傷を防止することができる。
以上の実施の形態では、扉開閉検出信号がガラス扉104が閉状態にあることを示し、枠開閉検出信号が内枠102が開状態にあることを示した場合、あるいは、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示し、枠開閉検出信号が内枠102が開状態にあることを示していることを判別した場合に、内枠開放報知態様の報知を行い、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示していることを判別した場合に、ガラス扉開放報知態様の報知を行ったが、少なくとも、扉開閉検出信号がガラス扉104が閉状態にあることを示し、枠開閉検出信号が内枠102が開状態にあることを示していることを判別した場合に内枠開放報知態様の報知を行い、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示していることを判別した場合にガラス扉開放報知態様の報知を行うものであればよい。また、扉開閉検出信号がガラス扉104が閉状態にあることを示し、枠開閉検出信号が内枠102が開状態にあることを示していることを判別した場合には内枠開放報知態様の報知を行い、枠開閉検出信号が内枠102が閉状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示していることを判別した場合にはガラス扉開放報知態様を報知し、枠開閉検出信号が内枠102が開状態にあることを示し、扉開閉検出信号がガラス扉104が開状態にあることを示していることを判別した場合には内枠・ガラス扉開放報知態様の報知を行うように構成することもできる。
また、報知を開始する時の第2の設定期間、報知を終了する時の第3の設定期間は、各報知態様に対して同じ設定期間を設定することもできるし、各報知態様に対して異なる設定期間を設定することもできる。
また、枠開閉検出器105からの枠開閉検出信号や扉開閉検出器106からの扉開閉検出信号の状態を、電源回路201からの電源の供給が停止されている時及び電源回路201から電源が供給されている時に判別する方法としては適宜の方法を用いることができる。
例えば、枠開閉検出器105や扉開閉検出器106を、連動して動作する2つのスイッチにより構成し、一方のスイッチの動作状態を電源回路201から供給される電源を用いて判別し、他方のスイッチの動作状態をバックアップ用の電源を用いて判別するように構成する方法を用いることができる。あるいは、枠開閉検出器105や扉開閉検出器106を1つのスイッチにより構成し、スイッチの動作状態を電源回路201から供給される電源及びバックアップ用の電源を用いて判別可能に構成する方法を用いることができる。この場合には、電源回路201から供給される電源とバックアップ用の電源を逆流防止用のダイオードを介して並列に接続するのが好ましい。
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で変更、追加、削除が可能である。
枠開閉検出器105や扉開閉検出器106としては、種々の形式の検出器を用いることができる。
実施の形態では、電源回路201からの電源の供給が停止している時(電源遮断時)に内枠102あるいはガラス扉104の開放を検出し、電源が供給される時に報知を行い、電源回路201から電源が供給されている時(電源供給時)には、内枠102及びガラス扉104の開閉状態に基づいて報知を行う遊技機として構成したが、本発明は、電源回路201からの電源の供給が停止している時(電源遮断時)に内枠102あるいはガラス扉104の開放を検出し、電源が供給される時に報知を行う遊技機、あるいは、電源回路201から電源が供給されている時(電源供給時)に、内枠102及びガラス扉104の開閉状態に基づいて報知を行う遊技機として構成することもできる。このような遊技機であっても、遊技店の係員等は、遊技機に対する不正に迅速、適切に対処することができる。
各実施の形態で用いている技術は、単独で用いることもできるし、複数を選択して組み合わせて用いることもできる。
本発明をパチンコ機として構成した場合について説明したが、本発明は、パチンコ機以外の種々の型式の遊技機として構成することができる。
本発明は、以下のように構成することもできる。
例えば、「(態様1)請求項1の遊技機であって、前記報知制御手段は、前記夜間監視制御手段から内枠あるいはガラス扉が開放されたことを示す開放信号が出力された場合には、前記報知手段を第1の設定期間動作させることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、夜間監視制御手段から内枠あるいはガラス扉が開放されたことを示す開放信号から出力された場合には、第1の設定期間報知装置を動作させる。
夜間監視制御手段から内枠あるいはガラス扉が開放されたことを示す開放信号が出力される時点では、内枠及びガラス扉が開放されていない(閉じている)ことが考えられる。このため、夜間監視制御手段からの内枠あるいはガラス扉が開放されたことを示す開放信号の出力に応答して報知装置を動作させる場合には、報知装置の動作を終了させる条件を設定する必要がある。ここで、報知装置の動作を終了させる条件を設定する方法としてリセットスイッチを用いると、リセットスイッチが不正に操作される虞がある。そこで、発明では、夜間監視制御手段から内枠あるいはガラス扉が開放されたことを示す開放信号が出力された場合には、報知装置を第1の設定期間動作させる、すなわち、報知装置を動作させてから第1の設定期間経過すると報知装置の動作を終了させるように構成されている。第1の設定期間は、適宜設定される。
通常、電源供給手段から電源が供給されるのは、遊技店の営業開始時間前で、遊技客が遊技を行っていない時点である。このため、電源供給手段から電源の供給が開始されて、夜間監視制御手段から内枠あるいはガラス扉が開放されたことを示す開放信号が出力された場合に、報知装置を第1の設定期間の間動作させるように構成しても、遊技店の係員等は電源遮断時に内枠あるいはガラス扉が開放されたことを容易に判別することができる。
また、「(態様2)請求項1または態様1の遊技機であって、前記報知手段として、遊技機に設けられている遊技演出用の表示手段、音発生手段及び光発生手段のうちの少なくとも一つが用いられ、前記報知制御手段は、前記夜間監視制御手段から内枠あるいはガラス扉が開放されたことを示す開放信号が出力された場合には、前記報知手段を遊技演出態様と異なる開放報知態様で動作させることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、報知手段として遊技演出用の表示手段、音発生手段、光発生手段のうちの少なくとも一つを用い、報知制御手段は、夜間監視制御手段から内枠あるいはガラス扉が開放されたことを示す開放信号が出力された場合には、報知手段を、遊技演出態様と異なる開放報知態様で動作させる。
遊技演出用に設けられている光発生手段を報知手段として用いる場合には、光発生手段の少なくとも一部を用いるのが好ましい。この場合、光発生手段を開放報知態様で動作させた時に、遊技者の遊技の妨げにならないように、報知手段として用いる光発生手段の配置位置、数、開放報知態様を選択するのが好ましい。例えば、遊技盤の隅に配置されている光発生手段や、所定位置に配置されている一つの光発生手段を選択する。
本発明では、報知手段を別途を設ける必要がない。また、遊技演出態様と異なる報知態様で動作させるため、遊技点の係員等は、遊技演出用の表示手段、音発生手段、光発生手段の報知態様を確認することによって、内枠やガラス扉が開放されたことを容易に判別することができる。
また、「(態様3)請求項1または態様1の遊技機であって、前記報知制御手段は、前記電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、前記枠開閉検出信号が前記内枠が開状態にあることを示した場合あるいは前記扉開閉検出信号が前記ガラス扉が開状態にあることを示した場合に前記報知手段を動作させることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、電源供給手段からの電源が供給されていない時に内枠あるいはガラス扉が開放された場合には、電源が供給された時に報知手段を動作させて報知を行い、電源が供給されている時に内枠あるいはガラス扉が開放された場合には、直ちに報知手段を動作させて報知を行う。
これにより、電源が供給されていない夜間に内枠あるいはガラス扉が開放されたこと、また、電源が供給されている営業時間内に内枠あるいはガラス扉が開放されたことを
適切に報知することができる。
また、「(態様4)態様3の遊技機であって、
前記報知手段として、遊技機に設けられている遊技演出用の表示手段、音発生手段及び光発生手段のうちの少なくとも一つが用いられ、
前記報知制御手段は、
前記夜間監視制御手段から内枠あるいはガラス扉が開放されたことを示す開放信号が出力された場合には、前記報知手段を、遊技演出態様と異なる開放報知態様で動作させ、
前記電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、前記扉開閉検出信号が前記ガラス扉が閉状態にあることを示し、前記枠開閉検出信号が前記内枠が開状態にあることを示した場合には、前記報知手段を、遊技演出態様及び開放報知態様と異なる内枠開放報知態様で動作させ、
前記電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、前記枠開閉検出信号が前記内枠が閉状態にあることを示し、前記扉開閉検出信号が前記ガラス扉が開状態にあることを示した場合には、前記報知手段を、遊技演出態様、開放報知態様及び内枠開放報知態様と異なるガラス扉開放報知態様で動作させる、
ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、遊技演出用の表示手段、光発生手段、音発生手段のうちの少なくとも一つを報知手段として用いる。そして、電源の供給が停止している時に内枠あるいはガラス扉が開放された場合には、電源の供給が開始された時に、報知手段を、遊技演出態様と異なる開放報知態様で動作させる。また、電源を供給している時に、ガラス扉が閉状態にあり、内枠が開状態にある場合には、報知手段を、遊技演出態様及び開放報知態様と異なる内枠開放報知態様で動作させる。また、電源を供給している時に、内枠が閉状態にあり、ガラス扉が開状態にある場合には、報知手段を、遊技演出態様、開放報知態様及び内枠開放報知態様と異なるガラス扉開放報知態様で動作させる。
遊技演出用に設けられている光発生手段を報知手段として用いる場合には、光発生手段の少なくとも一部を用いるのが好ましい。
本発明では、報知手段を各状態において異なる態様で動作させるため、遊技店の係員等は、報知手段の報知態様を確認することにより、各状態を容易に、迅速に判別することができる。したがって、各状態に応じて適切な処理を選択することができる。
また、「(態様5)態様4の遊技機であって、
前記報知制御手段は、
前記電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、前記扉開閉検出信号が前記ガラス扉が閉状態にあることを示し、前記枠開閉検出信号が前記内枠が開状態にあることを示している間、前記報知手段を内枠開放報知態様で動作させ、
前記電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、前記枠開閉検出信号が前記内枠が閉状態にあることを示し、前記扉開閉検出信号が前記ガラス扉が開状態にあることを示している間、前記報知手段をガラス扉開放報知態様で動作させる、
ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、電源が供給されている時には、ガラス扉が閉状態にあり、内枠が開状態にある間、報知手段を内枠開放報知態様で動作させ、内枠が閉状態にあり、ガラス扉が開状態にある間、報知手段をガラス扉開放報知態様で動作させる。
本発明では、遊技機に設けられている報知手段の報知態様を確認することによって、内枠が開放されていることあるいはガラス扉が開放されていることを容易に判別することができる。これにより、遊技店の係員等は、各状態に対応した適切な処理を実行することができる。
また、「(態様6)態様4の遊技機であって、前記報知制御手段は、前記電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、前記扉開閉検出信号が前記ガラス扉が開状態にあることを示し、前記枠開閉検出信号が前記内枠が開状態にあることを示した場合には、前記報知手段を内枠開放報知態様で動作させることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、電源が供給されている時に、ガラス扉が閉状態にあり、内枠が開状態にある場合、あるいは、ガラス扉が開状態にあり、内枠が開状態にある場合には、報知手段を内枠開放報知態様で動作させ、内枠が閉状態にあり、ガラス扉が開状態にある場合には、報知手段をガラス扉開放報知態様で動作させる。
本発明では、電源が供給されている時には、内枠が開放されていることを優先的に報知するため、遊技店の係員等は適切な処理をより容易に選択することができる。
また、「(態様7)態様6の遊技機であって、
前記報知制御手段は、
前記電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、前記扉開閉検出信号が前記ガラス扉が閉状態にあることを示し、前記枠開閉検出信号が前記内枠が開状態にあることを示している間、あるいは、前記電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、前記扉開閉検出信号が前記ガラス扉が開状態にあることを示し、前記枠開閉検出信号が前記内枠が開状態にあることを示している間、前記報知手段を内枠開放報知態様で動作させ、
前記電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、前記枠開閉検出信号が前記内枠が閉状態にあることを示し、前記扉開閉検出信号が前記ガラス扉が開状態にあることを示している間、前記報知手段をガラス扉開放報知態様で動作させる、
ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、電源が供給されている時には、ガラス扉が閉状態にあり、内枠が開状態にある間、あるいは、ガラス扉が開状態にあり、内枠が開状態にある間、報知手段を内枠開放報知態様で動作させ、内枠が閉状態にあり、ガラス扉が開状態にある間、報知手段をガラス扉開放報知態様で動作させる。
本発明では、遊技機に設けられている報知手段の報知態様を確認することによって、内枠が開放されていること、ガラス扉のみが開放されていることを判別することができる。
これにより、遊技店の係員等は、内枠が開放されている時及びガラス扉のみが開放されている時に対応した適切な諸入りを選択することができる。
また、「(態様8)態様4の遊技機であって、前記報知制御手段は、前記扉開閉検出信号が前記ガラス扉が開状態にあることを示し、前記枠開閉検出信号が前記内枠が開状態にあることを示した場合には、前記報知手段を、遊技演出態様、開放報知態様、内枠開放報知態様及びガラス扉開放報知態様と異なる内枠・ガラス扉開放報知態様で動作させることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、電源が供給されている時に、ガラス扉が閉状態にあり、内枠が開状態にある場合には、報知手段を内枠開放報知態様で動作させ、内枠が閉状態にあり、ガラス扉が開状態にある場合には、報知手段をガラス扉開放報知態様で動作させ、内枠及びガラス扉が開状態にある場合には、報知手段を内枠・ガラス扉開放報知態様で動作させる。なお、報知の優先順位は、内枠開放報知態様の報知、内枠・ガラス扉開放報知態様の報知、ガラス扉開放報知態様の報知の順に設定するのが好ましい。
本実施の形態では、遊技機に設けられている報知装置の報知を確認することによって、遊技機の内枠やガラス扉の開閉状態を容易に判別することができる。
また、「(態様9)態様8の遊技機であって、
前記報知制御手段は、
前記電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、前記扉開閉検出信号が前記ガラス扉が閉状態にあることを示し、前記枠開閉検出信号が前記内枠が開状態にあることを示している間、前記報知手段を内枠開放報知態様で動作させ、
前記電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、前記枠開閉検出信号が前記内枠が閉状態にあることを示し、前記扉開閉検出信号が前記ガラス扉が開状態にあることを示している間、前記報知手段をガラス扉開放報知態様で動作させ、
前記電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、前記扉開閉検出信号が前記ガラス扉が開状態にあることを示し、前記枠開閉検出信号が前記内枠が開状態にあることを示している間、前記報知手段を内枠・ガラス扉開放報知態様で動作させる、
ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、電源が供給されている時には、ガラス扉が閉状態にあり、内枠が開状態にある間、報知手段を内枠開放報知態様で動作させ、内枠が閉状態にあり、ガラス扉が開状態にある間、報知手段をガラス扉開放報知態様で動作させ、内枠及びガラス扉が開状態にある間、報知手段を内枠・ガラス扉開放報知態様で動作させる。
本発明では、遊技機に設けられている報知装置の報知態様を確認することによって、内枠のみが開放されていること、ガラス扉のみが開放されていること、内枠及びガラス扉が開放されていることを容易に判別することができる。これにより、遊技店の係員等は、遊技機の状態に対応した適切な処理を選択することができる。
また、「(態様10)態様4〜9のいずれかの遊技機であって、前記報知制御手段は、前記報知手段を前記内枠開放報知態様あるいは前記ガラス扉開放報知態様あるいは前記内枠・ガラス扉開放報知態様で動作させることを開始する場合には、前記報知手段を前記内枠開放報知態様あるいは前記ガラス扉開放報知態様あるいは前記内枠・ガラス扉開放報知態様で動作させることを開始する時点から少なくとも第2の設定期間の間前記報知手段を前記内枠開放報知態様あるいは前記ガラス扉開放報知態様あるいは前記内枠・ガラス扉開放報知態様で動作させることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
電源が供給されている時に、内枠あるいはガラス扉を開けた後、直ちに枠開閉検出器あるいは扉開閉検出器が不正に操作されると、報知装置による報知が行われないか、短時間しか行われない虞がある。
本発明では、報知制御手段は、報知手段を内枠開放報知態様あるいはガラス扉開放報知態様あるいは内枠・ガラス扉開放報知態様で動作させる場合には、少なくとも第2の設定期間の間、報知手段を動作させる。第2の設定期間は、遊技点の係員等が報知手段の報知態様を確認することができる適宜の期間に設定される。
本発明では、内枠あるいはガラス扉を開けた後、直ちに枠開閉検出器あるいは扉開閉検出器が不正に操作された場合でも、少なくとも第2の設定期間の間は報知手段による報知が行われるため、遊技店の係員等は、報知装置による報知を確実に確認することができる。
また、「(態様11)態様4〜10のいずれかの遊技機であって、前記報知制御手段は、前記報知手段を前記内枠開放報知態様あるいは前記ガラス扉開放報知態様あるいは前記内枠・ガラス扉開放報知態様で動作させることを終了する場合には、前記報知手段を前記内枠開放報知態様あるいは前記ガラス扉開放報知態様あるいは前記内枠・ガラス扉開放報知態様での動作を終了する時点から第3の設定期間の間前記報知手段を前記内枠開放報知態様あるいは前記ガラス扉開放報知態様あるいは前記内枠・ガラス扉開放報知態様で動作させた後に終了させることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
電源が供給されている時に、内枠あるいはガラス扉を開けた後、直ちに枠開閉検出器あるいは扉開閉検出器が不正に操作された場合には、報知装置による報知が行われないか、短時間しか行われない虞がある。
本発明では、報知制御手段は、報知手段を内枠開放報知態様あるいはガラス扉開放報知態様あるいは内枠・ガラス扉開放報知態様で動作させることを終了する場合には、終了時点から第3の設定期間の間動作を継続させた後に(第3の設定期間延長させて)終了させる。第3の設定期間は、遊技点の係員等が報知手段の報知態様を確認することができる適宜の期間に設定される。
これにより、内枠あるいはガラス扉を開けた後、直ちに枠開閉検出器あるいは扉開閉検出器が不正に操作された場合でも、第3の設定期間の間報知手段による報知が継続されるため、遊技店の係員等は、報知装置による報知を確実に確認することができる。
また、「(態様12)請求項1、態様1〜11のいずれかの遊技機であって、遊技演出用の光発生手段と、前記遊技演出用の光発生手段を制御する光発生手段制御手段を備え、前記報知手段として、前記光発生手段の少なくとも一部分が用いられ、前記報知制御手段として前記光発生手段制御手段が用いられていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、報知手段として、遊技機に設けられている遊技演出用の光発生手段の少なくとも一部分を用い、報知制御手段として、光発生手段制御手段を用いている。
「光発生手段の少なくとも一部分を報知手段として用いる」態様には、「1つの光発生手段を報知手段として用いる」態様が包含される。
本発明では、追加の装置を必要とせずに報知を行うことができる。また、遊技演出用の光発生手段の一部分を報知手段として用いる場合には、遊技者の遊技を妨げることなく、内枠やガラス扉が開放されていることを報知することができる。
また、「(態様13)請求項1、態様1〜12のいずれかの遊技機であって、前記夜間監視制御手段と前記電源供給状態検出手段は、同じ制御基板に配設されており、前記制御基板は、封印構造を有する基板容器内に収容されていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、夜間監視制御手段と電源供給検出手段は、封印構造を有する基板容器内に収容される制御基板に配設されている。基板容器の封印構造としては、公知の種々の封印構造を用いることができる。また、制御基板としては、他の制御手段が配設されている制御基板、例えば、払出制御基板、主制御基板、副制御基板等を兼用することができる。なお、電源遮断時に夜間監視制御手段に電源を供給するバックアップ電源も、夜間監視制御手段とともに制御基板に配設するのが好ましい。
本発明では、電源供給検出手段を、夜間監視制御手段とともに、封印構造を有する基板容器内に収容される制御基板に配設しているため、夜間監視制御手段と電源供給検出手段との間の信号経路を介して不正な信号が夜間監視制御手段に入力されるのを(夜間監視制御手段に対する不正操作を)防止することができる。これにより、電源遮断時に内枠あるいはガラス扉が開放されたことを確実に報知することができる。なお、電源遮断時に夜間監視制御手段に電源を供給するバックアップ電源も夜間監視制御基板とともに制御基板に配設することにより、夜間監視制御手段に対する不正操作をより確実に防止することができる。
また、「(態様14)請求項1、態様1〜13のいずれかの遊技機であって、
遊技用機器と、前記遊技用機器を制御する制御手段と、前記制御手段及び前記夜間監視制御手段が配設されている制御基板と、前記枠開閉検出信号及び前記扉開閉検出信号を外部に出力する外部端子板を備え、
前記枠開閉検出手段は、枠開閉検出信号を出力する第1の端子と第2の端子を有し、
前記扉開閉検出手段は、扉開閉検出信号を出力する第1の端子と第2の端子を有し、
前記外部端子板は、第1の入力端子と第2の入力端子を有し、
前記制御基板は、前記枠開閉検出手段の第1の端子、第2の端子それぞれに接続される第1の入力端子、第2の入力端子と、前記扉開閉検出手段の第1の端子、第2の端子それぞれに接続される第3の入力端子、第4の入力端子と、前記外部端子板の第1の入力端子、第2の入力端子それぞれに接続される第1の出力端子、第2の出力端子と、前記第1の入力端子と前記第1の出力端子を接続する第1の電源側配線パターンと、前記第2の入力端子とアースを接続する第1のアース側配線パターンと、前記第3の入力端子と前記第2の出力端子を接続する第2の電源側配線パターンと、前記第4の入力端子とアースを接続する第2のアース側配線パターンと、前記第1の電源側配線パターンの前記第1の入力端子に近接した位置あるいは前記第1の出力端子に近接した位置の少なくとも一方に設けられた第1のノイズ除去手段と、前記第1のアース側配線パターンの前記第2の入力端子に近接した位置に設けられた第2のノイズ除去手段と、前記第2の電源側配線パターンの前記第3の入力端子に近接した位置あるいは前記第2の出力端子に近接した位置の少なくとも一方に設けられた第3のノイズ除去手段と、前記第2のアース側配線パターンの前記第4の入力端子に近接した位置に設けられた第4のノイズ除去手段を有している、
ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、枠開閉検出信号及び扉開閉検出信号を制御基板を介して外部端子坂に出力する場合に、制御基板に設けられている、入力端子と出力端子を接続する電源側配線パターンの入力端子に近接する位置あるいは出力端子に近接する位置の少なくとも一方、アース側配線パターンの入力端子に近接する位置にノイズ除去手段を設けている。
これにより、制御基板に配設されている電源側配線パターンあるいはアース側配線パターンに入力端子側あるいは出力端子側からノイズが進入するのを防止することができる。
パチンコ機の全体を示す斜視図である。 第1の実施の形態の制御系の概略ブロック図である。 第1の実施の形態の電源系の概略ブロック図である。 夜間監視制御基板の一実施の形態を示す図である。 第1の実施の形態の内枠・ガラス扉開放監視制御動作を説明するフローチャートである。 第2の実施の形態の概略ブロック図である。 第3の実施の形態の概略ブロック図である。 第4の実施の形態の概略ブロック図である。 第5の実施の形態の制御系の概略ブロック図である。 第6の実施の形態の要部ブロック図である。 第7の実施の形態の要部ブロック図である。 第8の実施の形態の要部ブロック図である。
符号の説明
100 パチンコ機
101 外枠(支持部)
102 内枠(第1の開閉部)
103 遊技盤
104 ガラス扉(第2の開閉部)
105 扉開閉検出器(扉開閉検出手段)
105a 電源側端子(第1固定端子)
105b アース側端子(第2固定端子)
105c 可動片(可動端子)
105A、105B 接続線
106 枠開閉検出器(枠開閉検出手段)
107 始動球検出器(始動球検出手段)
108 入賞球検出器(入賞球検出手段)
110、210、310主制御基板
110a〜110h、130a〜130d、140a〜140k、140c1、140c2、140e1、150a〜150d、150a1、150c1、150c2、180a〜180e、210a〜210e、240a〜240g、310a〜310j、340a、340b、430a〜410i 端子
112、132、142、182、212、242、312、342、432 記憶回路
111、211、311 主制御回路(主制御手段)
118、138、148、188 電圧変換回路(電圧変換手段)
120 中継端子板
130、530 副制御基板
131、431 副制御回路(副制御手段)
133、433 音源IC
134、434 VDP
140、240、340 払出制御基板
141、241、341 払出制御回路(払出制御手段)
143、202 停電検出回路(電源供給検出手段)
145A、145B、145C 抵抗(ノイズ除去手段)
146a〜146c 抵抗
146d トランジスタ
150 外部端子板
151、152 フォトモスリレー
151a 発光ダイオード
151b フォトトランジスタ
161 特別図柄表示装置(特別図柄表示手段)
162 装飾図柄表示装置(装飾図柄表示手段)
163 払出装置(払出手段)
164 スピーカ(音発生手段)
165 ランプ(LED)(光発生手段)
180 夜間監視制御基板
181 夜間監視制御回路(夜間監視制御手段)
184 ダイオード
185 バックアップ電源
200 電源基板
201 電源回路(電源供給手段)

Claims (2)

  1. 外枠と、前記外枠に対して開閉可能な内枠と、前記内枠に対して開閉可能なガラス扉と、前記内枠に配設されている遊技盤を備える遊技機であって、
    前記内枠に配設されており、前記外枠に対する前記内枠の開閉状態を示す枠開閉検出信号を出力する枠開閉検出手段と、
    前記内枠に配設されており、前記内枠に対する前記ガラス扉の開閉状態を示す扉開閉検出信号を出力する扉開閉検出手段と、
    表示手段、音発生手段及び光発生手段のうちの少なくとも一つにより構成される報知手段と、
    前記内枠に配設されている電源基板、払出制御基板および外部端子板と、
    前記遊技盤に配設されている主制御基板を備え、
    前記電源基板には、電源を供給する電源供給手段が配設されており、
    前記外部端子板には、入力端子と出力端子が配設されているとともに、前記外部端子板の入力端子に入力された信号が、前記外部端子板の出力端子から出力されるように構成されており、
    前記払出制御基板には、前記枠開閉検出手段から出力される枠開閉検出信号が入力される入力端子と、前記扉開閉検出手段から出力される扉開閉検出信号が入力される入力端子と、前記主制御基板の入力端子に接続される出力端子と、前記外部端子板の入力端子に接続される出力端子と、払出制御手段と、電源供給検出手段と、夜間監視制御手段が配設されているとともに、前記払出制御基板の入力端子に入力された枠開閉検出信号と扉開閉検出信号が、前記外部端子板の入力端子に接続されている前記払出制御基板の出力端子および前記夜間監視制御手段に出力されるように構成されており、
    前記主制御基板には、前記払出制御基板の出力端子に接続される入力端子と、主制御手段が配設されており、
    前記電源供給検出手段は、前記電源供給手段からの電源の供給状態を示す電源供給検出信号を出力し、
    前記夜間監視制御手段は、前記電源供給検出手段から出力される電源供給検出信号が電源の供給が停止することを示している時に、前記枠開閉検出手段から出力される枠開閉検出信号が前記内枠が開状態にあることを示した場合あるいは前記扉開閉検出手段から出力される扉開閉検出信号が前記ガラス扉が開状態にあることを示した場合に、次に前記電源供給検出手段から出力される電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、電源の供給が停止されている時に内枠あるいはガラス扉が開放されたことを示す開放信号を前記主制御基板の入力端子に接続されている前記払出制御基板の出力端子に出力し、
    前記主制御手段は、前記払出制御基板の出力端子に接続されている前記主制御基板の入力端子に前記開放信号が入力された場合に前記報知手段を動作させ、
    前記主制御手段および前記払出制御手段は、前記電源供給検出手段から出力される電源供給検出信号が電源の供給が停止することを示した場合に停電処理を実行し、
    前記主制御基板および前記払出制御基板は、封印構造の基板容器内に収容されていることを特徴とする遊技機。
  2. 外枠と、前記外枠に対して開閉可能な内枠と、前記内枠に対して開閉可能なガラス扉と、前記内枠に配設されている遊技盤を備える遊技機であって、
    前記内枠に配設されており、前記外枠に対する前記内枠の開閉状態を示す枠開閉検出信号を出力する枠開閉検出手段と、
    前記内枠に配設されており、前記内枠に対する前記ガラス扉の開閉状態を示す扉開閉検出信号を出力する扉開閉検出手段と、
    表示手段、音発生手段及び光発生手段のうちの少なくとも一つにより構成される報知手段と、
    前記内枠に配設されている電源基板、払出制御基板および外部端子板と、
    前記遊技盤に配設されている主制御基板を備え、
    前記電源基板には、電源を供給する電源供給手段が配設されており、
    前記外部端子板には、入力端子と出力端子が配設されているとともに、前記外部端子板の入力端子に入力された信号が、前記外部端子板の出力端子から出力されるように構成されており、
    前記払出制御基板には、前記枠開閉検出手段から出力される枠開閉検出信号が入力される入力端子と、前記扉開閉検出手段から出力される扉開閉検出信号が入力される入力端子と、前記主制御基板の入力端子に接続される出力端子と、前記外部端子板の入力端子に接続される出力端子と、払出制御手段と、電源供給検出手段と、夜間監視制御手段が配設されているとともに、前記払出制御基板の入力端子に入力された枠開閉検出信号と扉開閉検出信号が、前記外部端子板の入力端子に接続されている前記払出制御基板の出力端子および前記夜間監視制御手段に出力されるように構成されており、
    前記主制御基板には、前記払出制御基板の出力端子に接続される入力端子と、主制御手段が配設されており、
    前記電源供給検出手段は、前記電源供給手段からの電源の供給状態を示す電源供給検出信号を出力し、
    前記夜間監視制御手段は、前記電源供給検出手段から出力される電源供給検出信号が電源の供給が停止することを示している時に、前記枠開閉検出手段から出力される枠開閉検出信号が前記内枠が開状態にあることを示した場合あるいは前記扉開閉検出手段から出力される扉開閉検出信号が前記ガラス扉が開状態にあることを示した場合に、次に前記電源供給検出手段から出力される電源供給検出信号が電源が供給されることを示している時に、電源の供給が停止されている時に内枠あるいはガラス扉が開放されたことを示す開放信号を前記払出制御手段に出力し、
    前記払出制御手段は、前記夜間監視制御手段から開放信号が入力された場合に、電源の供給が停止されている時に内枠あるいはガラス枠が開放されたことを示す開放情報を含むコマンド信号を前記主制御基板の入力端子に接続されている前記払出制御基板の出力端子に出力し、
    前記主制御手段は、前記払出制御基板の出力端子に接続されている前記主制御基板の入力端子に前記開放情報を含むコマンド信号が入力された場合に前記報知手段を動作させ、
    前記主制御手段および前記払出制御手段は、前記電源供給検出手段から出力される電源供給検出信号が電源の供給が停止することを示した場合に停電処理を実行し、
    前記主制御基板および前記払出制御基板は、封印構造の基板容器内に収容されていることを特徴とする遊技機。
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