JP5077598B2 - ウィンドウ表示制御方法 - Google Patents
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Description
特許文献3に記載された第3の操作性向上方法では対象を携帯端末だけとしながらもウィンドウが画面の四隅に至った場合は条件によりアイコン化する制御方法を示している。
請求項1に係る発明は、画面に表示されるウィンドウのサイズを制御する表示制御方法であって、画面に設定された所定の原点からの平面方向の座標によって一意に算出されるウィンドウサイズを用いて、ポインティングデバイスによるウィンドウの移動時にウィンドウのサイズを変更するように構成し、原点には最大サイズのウィンドウが表示されるようにウィンドウサイズが設定される。
原点は、画面の中央に設定される。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載のウィンドウ表示制御方法において、
画面の周辺には最小サイズのウィンドウが表示されるようにウィンドウサイズが設定され、ウィンドウの移動時にウィンドウのサイズを最大サイズと最小サイズとの間で連続的に変更するよう構成する。
ウィンドウの移動時に、ウィンドウサイズが最小サイズとなった場合には、ウィンドウ表示をアイコン化表示に切替えを行い、アイコン状態のウィンドウを移動させた場合には、ウィンドウサイズに基づいてアイコン化表示からウィンドウ表示に切替えるように構成する。
画面サイズを変更可能にする情報として、「最大ウィンドウ」「最小ウィンドウ」「サイズと座標の変化関係」を設定する。加えて、「アイコン化表示」や「画面外におけるウィンドウの扱い」も設定する。
ウィンドウB1、B2、C1、C2、D1、D2の移動についても同様である。
座標系をサイズzとすると、
(数1)
|x|/4≧|y|/3の場合:z=|x|/4×a+b…(1)
|x|/4<|y|/3の場合:z=|y|/3×a+b…(2)
但しa、bは任意の定数
で定式化される。
(数2)
z=(x^2+y^2)^(1/2)×a+b…(3)
但しa、bは任意の定数
で定式化される。
(4)「アイコン化表示」:最小ウィンドウにサイズ変更が行われた場合にアイコン化表示する機能使用の有無。
ウィンドウをドラッグしている際のマウスの座標と各設定値より、移動結果を導出し画面に反映する。図4は、「最大ウィンドウ」:「縦0.5(50%)×横0.5(50%)」、「最小ウィンドウ」:「縦0.25(25%)×横0.25(25%)」で、「サイズと座標の変化関係」:式(1)及び式(2)の場合の表示例になる。図4と図5の違いは「最大ウィンドウ」及び「最小ウィンドウ」のサイズと、サイズと座標の変化関係にあらわれる。但し、サイズと座標の変化関係は、定数の違いだけであり式(1)及び式(2)を定式とする点では同じである。
x,Wy)、移動対象ウィンドウのサイズを(Width、Height)、画面のサイズ
をXGA(縦1024×横768)、画面中央を原点(Px,Py)=(0,0)としている。また上記設定より「最大ウィンドウ」「最小ウィンドウ」「サイズと座標の変化関係」は、
「最大ウィンドウ」:「縦0.5(50%)×横0.5(50%)」、或いは「縦512×横384」
「最小ウィンドウ」:「縦0.25(25%)×横0.25(25%)」、或いは「縦256×横192」
「サイズと座標の変化関係」:式(1)及び式(2)
に設定されているとする。式(1)及び式(2)より、最大ウィンドウ」は原点に、「最小ウィンドウ」は画面四隅及び各辺方向の座標になる。
Sx,MSy)=(−352,288)を掴んで画面中央よりやや右までドラッグし(MEx,MEy)=(32,0)でマウスを離したものとする。移動距離は(MEx−MSx,MEy−MSy)=(384,−288)なので、移動対象ウィンドウの中心(Wx,Wy)=(−384,288)はドラッグ後の座標は(Wx+MEx−MSx,Wy+MEy−MSy)
=(0,0)になる。
Minx、Miny)とすると、(Minx、Miny)=(−384,288)になる。
6)/(Px−Minx)×Wx」となる。同様にして任意の位置であるWyにおけるウィンドウの縦長は「(384−192)/(Py−Miny)×Wy」となる。矢印が示すように
画面左端からウィンドウ移動させて(Wx+MEx−MSx,Wy+MEy−MSy)が中心になるように表示すると画面中央の破線で示すウィンドウになる。ここでは画面の左上1/4に関する座標系に対して説明しているが、残りの3/4の左下・右上・右下に関しても同様の方法で導出される。
続いて、最小ウィンドウにサイズ変更が行われた場合にアイコン化表示する手法、及びアイコン化表示をドラッグしウィンドウ表示する実施方法の一例を以下に「表示方法」として説明する。
ウィンドウを移動させた場合、ウィンドウ座標が最小ウィンドウのサイズで表示する座標に一致すると、アイコン化表示する。またアイコン化表示されているウィンドウをドラッグし移動したときに、ウィンドウ座標が最小ウィンドウのサイズで表示する座標から離れると「ウィンドウ移動時設定101」において設定された情報に基づいてウィンドウ表示する。アイコン化表示のサイズと最小ウィンドウのサイズが異なる場合は、両者の入替え表示は互いの中央が同じ座標になるように表示する。なおアイコン化表示されているウィンドウのドラッグ移動先も最小ウィンドウのサイズで表示する座標のときは、ウィンドウ表示に戻す必要はない。
本発明と従来のドラッグ領域の対比を図12に示す。従来は、図12(a)、(b)に示すようにウィンドウ上部のタイトルバー(TB)の部分がドラッグ可能領域であった。これに対して本発明では、図12(c)、(d)に示すように「オブジェクトが選択されない箇所(NG1)」及び「マウスがオブジェク未選択な箇所(NG2)」の領域もドラッグ有効領域とする。
続いて、本発明では、ポインティングデバイスの表示位置により、画面に表示されている複数のウィンドウ全てを一定の方向に引き寄せるように移動させる。引き寄せる方向としては、画面の四隅方向、及び上下左右の各辺方向とする。実施方法の一例を以下に「設定」と「表示方法」に分けて説明する。
上記引き寄せる方向を指示する方法として、図13で示すような指示領域S1〜S8を、例えば対角線上の2座標により設定する。角を丸くした矩形領域が夫々に対応する指示領域であり、矢印の先が引き寄せる方向とする。指示領域はユーザの使い易いように設定すればよく、形状や場所、及び指示領域自体の有無に条件はない。例えば図14のような指示領域S11〜S16の設定でも構わない。矢印の表示はユーザが設定するときの識別子であり、認識可能であればどのような表示でも構わない。
本発明のウィンドウの引き寄せ機能は、画面制御専用モードにおいて実現されるものとする。画面制御専用モードの入/切を制御するのは、コマンドまたは特定のキー操作と決めておきこれに従うものとする。
各ウィンドウは、移動ステップ(相対移動率)の分量だけ指示方向に移動する。移動ステップ(相対移動率)とは、図中で示した各ウィンドウの現地点と引き寄せられる終点との座標間距離L2に一定の割合を乗算した移動量である。指示領域(左上側への引き寄せ)が選択されており、対象のウィンドウの一つが(100,80)、終点が(20,20)の座標であるときで一定の割合を25%ととすると、((100,80)−(20,20))×25%=(20,15)が移動量となるので、ウィンドウの次座標は(100,80)−(20,15)=(80,65)になる。更に次次座標は(65,53.75)となるが、画面表示の座標系に小数点以下が存在しないときは終点に収束するように切り捨て/切り上げするして、(65,53.75)を、(65,53)としても良い。単位時間当りに上記移動が繰り返されて、ウィンドウは、(a)、(b)、(c)、(d)の順番で画面左上側に引き寄せられていく。
指示領域を細分設定する方法の一例を図15で示す。ユーザは指示領域を「加速領域」「中立領域」「減速領域」のいずれかに細分する。指示領域は「中立領域」を必ず一つ含むが、「加速領域」「減速領域」の数は幾つでも構わない。各細分領域の形状はどのような形状でも構わない。「加速領域」は正の比率、「減速領域」は負の比率をパラメータとして設定可能とする。「加速領域H1/+10%」のときは単位時間×90%、「減速領域L1/−10%」のときは単位時間×110%とする。「中立領域」のときは単位時間を100%に戻す。
TB…タイトルバー
NG1…オブジェクトが選択されない箇所
NG2…マウスがオブジェクト未選択な箇所
S1〜S16…指示領域
H1、H2、H3…加速領域
L1、L2、L3…減速領域
N…中立領域
L1…移動量
L2…座標間距離
Claims (5)
- 画面に表示されるウィンドウを制御する表示制御方法であって、前記画面に設定された所定の原点からの平面方向の座標によって一意に算出されるウィンドウサイズを用いて、ポインティングデバイスによる前記ウィンドウの移動時に前記ウィンドウのサイズを変更し、前記原点には最大サイズのウィンドウが表示されるように前記ウィンドウサイズが設定されたことを特徴とするウィンドウ表示制御方法。
- 請求項1に記載のウィンドウ表示制御方法において、
前記原点は、前記画面の中央であることを特徴とするウィンドウ表示制御方法。 - 請求項1に記載のウィンドウ表示制御方法において、
前記ウィンドウをドラッグするときのドラッグ有効な領域がウィンドウ内に設定されたことを特徴とするウィンドウ表示制御方法。 - 請求項1に記載のウィンドウ表示制御方法において、
前記画面の周辺には最小サイズのウィンドウが表示されるように前記ウィンドウサイズが設定され、前記ウィンドウの移動時に前記ウィンドウのサイズを前記最大サイズと前記最小サイズとの間で連続的に変更することを特徴とするウィンドウ表示制御方法。 - 請求項4に記載のウィンドウ表示制御方法において、
前記ウィンドウの移動時に、前記ウィンドウサイズが前記最小サイズとなった場合には、ウィンドウ表示をアイコン化表示に切替えを行い、アイコン状態のウィンドウを移動させた場合には、前記ウィンドウサイズに基づいてアイコン化表示からウィンドウ表示に切替えを行うことを特徴とするウィンドウ表示制御方法。
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