JP5077215B2 - 電磁駆動装置およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、磁気吸引力によりアーマチャを駆動する電磁駆動装置に関する。
従来、ディーゼルエンジンの蓄圧式燃料噴射装置は、減速時に減圧弁を開弁させて蓄圧器内の高圧燃料を燃料タンクに排出し、蓄圧器内の圧力を目標値まで急速に低下させるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
この減圧弁において、磁気吸引力によりアーマチャを駆動する電磁駆動装置は、バルブボデーとステータコアとの間に形成されたコイル収容空間にコイルが配置され、磁気回路を形成する円盤状のプレートが、バルブボデーの一端面、ステータコアの一端面、およびコイルの一端面に対向配置され、コイルに電気的に接続されたターミナルがプレートに形成されたターミナル通し孔を通ってコイル収容空間の外部まで延びている。また、コイルの外周側が樹脂製のコイル被覆部にて覆われ、コイル収容空間の外部において樹脂製のコネクタハウジングによりターミナルが覆われている。
特開2007−132337号公報
しかしながら、上記した従来の電磁駆動装置は、磁気回路形成上バルブボデーとプレートとの間に樹脂層を設けることができないため、一般的には、コイル被覆部の成形とコネクタハウジングの成形を別々に実施する。したがって、成形のための工数が増加してしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、コイル被覆部およびコネクタハウジングの成形のための工数を低減することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、バルブボデー(12)とステータコア(18)との間に形成されたコイル収容空間(122)にコイル(31)が配置され、バルブボデー(12)の一端面、ステータコア(18)の一端面、およびコイル(31)の一端面に対向して円盤状のプレート(33)が配置され、コイル(31)に接続されたターミナル(321)がプレート(33)に形成され点対称に配置されたターミナル通し孔(331)を通ってコイル収容空間(122)の外部まで延びており、コイル収容空間(122)の外部において樹脂製のコネクタハウジング(32)によりターミナル(321)が覆われ、コイル(31)の外周側は樹脂製のコイル被覆部(312)にて覆われており、プレート(33)には、コイル収容空間(122)に対向する位置に、コイル収容空間(122)とコイル収容空間(122)の外部とを連通するとともに、ターミナル通し孔(331)同士の間にプレート(33)の周方向に沿って配置された連通孔(332)が複数形成され、コネクタハウジング(32)とコイル被覆部(312)は連通孔(332)を介して一体に形成されていることを特徴とする。
これによると、コイル(31)にプレート(33)を組み付けた状態で、コイル収容空間(122)の外部から連通孔(332)を介してコイル収容空間(122)に樹脂を流入させることができるため、コイル被覆部(312)およびコネクタハウジング(32)を1回の成形によって成形することができる。また、コイル収容空間(122)に対向する位置に連通孔(332)を形成しているため、バルブボデー(12)やステータコア(18)に対向する位置に連通孔(332)を形成する場合と比較して、通過する磁束の減少を少なくして磁気吸引力の低下を抑制することができる。すなわち、磁気吸引力の低下を抑制しつつ、コイル被覆部(312)およびコネクタハウジング(32)の成形のための工数を低減することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の電磁駆動装置において、ボビン(311)におけるプレート(33)に対向する部位に、プレート(33)側に向かって突出して先端部がプレート(33)に当接する突起部(311a)が設けられていることを特徴とする。
これによると、コイル(31)にプレート(33)を組み付けた状態でボビン(311)とプレート(33)との間に隙間を維持することができるため、コイル収容空間(122)の外部から連通孔(332)およびその隙間を介してコイル(31)の外周側に確実に樹脂を流入させることができる。
請求項3に記載の発明のように、請求項1または2に記載の電磁駆動装置において、連通孔(332)は丸孔にすることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の電磁駆動装置において、連通孔(332)は、プレート(33)の周方向に沿って均等に2〜6個設けられていることを特徴とする。これによると、磁気吸引力の低下を招くことなく、良好な成形性を確保することができる。
請求項5に記載の発明のように、請求項1または2に記載の電磁駆動装置において、連通孔(332)は長孔にすることができる。
請求項6に記載の発明のように、コイル(31)にプレート(33)を組み付けた状態で、コイル収容空間(122)の外部から連通孔(332)を通ってコイル収容空間(122)に流入する樹脂によってコイル被覆部(312)を成形することにより、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の電磁駆動装置を製造することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態について説明する。図1は一実施形態に係る電磁駆動装置を備える蓄圧式燃料噴射装置の全体構成を示す図である。この燃料噴射装置は、高圧燃料が蓄えられる略円筒状の蓄圧器1を備えており、蓄圧器1には、図示しない内燃機関(より詳細には、ディーゼルエンジン)の各気筒毎に設けられる複数の燃料噴射弁2が接続され、蓄圧器1内に蓄えられる高圧燃料が各燃料噴射弁2から対応する気筒に噴射されるようになっている。燃料噴射弁2の開弁時期および開弁時間は、図示しない電子制御ユニット(以下、ECUという)によって制御される。
ECUは、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータを備え、マイクロコンピュータに記憶された各種処理を順に実行する。そして、ECUには、エンジン回転数や図示しないアクセルペダルの踏み込み量等の情報が入力され、ECUは、それらの情報に基づいて、燃料噴射弁2や、後述する圧送量制御弁7、減圧弁9の作動を制御する。
蓄圧器1内には、燃料ポンプ3から圧送される高圧燃料が、燃料の噴射圧力に相当する所定圧で蓄えられる。燃料ポンプ3としては、公知の構造の可変吐出量高圧ポンプが用いられ、低圧部としての燃料タンク4からフィードポンプ5を経て吸入される低圧燃料を高圧に加圧する。ECUは、蓄圧器1に設けた圧力センサ6からの信号を基に燃料ポンプ3に設けた圧送量制御弁7を駆動して、噴射圧力が負荷や回転数に応じて定めた所定値となるように圧送量を制御する。
蓄圧器1は、排出流路を構成するリークパイプ8を介して燃料タンク4に接続されている。また、蓄圧器1における長手方向の一端側には、排出流路を開閉する減圧弁9が装着されている。減圧弁9は、ECUによって内燃機関の運転状態に応じて制御され、開弁時に蓄圧器1内の高圧燃料を排出流路を介して燃料タンク4に戻すことにより、蓄圧器1の圧力を目標値まで低減するものである。
次に、減圧弁9について説明する。図2は減圧弁9の構成を示す正面断面図、図3は減圧弁9を分解して示す断面図、図4は減圧弁9におけるコネクタハウジング32成形前のコイルユニット30を示す正面断面図、図5は減圧弁9におけるプレート33の側面図である。
減圧弁9は、排出通路を開閉する弁体11を含む弁部ユニット10と、コイル31に通電されたときに弁体11を開弁方向に吸引するコイルユニット30とに分割可能に構成されている(図3参照)。
まず、弁部ユニット10について説明する。図2、図3に示すように、弁部ユニット10は、蓄圧器1に締結される磁性体金属製の略円筒状のバルブボデー12を備えている。このバルブボデー12の内部には、磁性体金属製の円筒状のステータコア18が配置され、バルブボデー12とステータコア18は非磁性金属製の環状の接合部材17を介して一体化されている。具体的には、バルブボデー12と接合部材17は、溶接またはろう付け等で気密的に接合され、ステータコア18と接合部材17も、溶接またはろう付け等で気密的に接合されている。
そして、バルブボデー12内の一端側には、弁体11およびアーマチャ13が収容される円柱状の弁部材収容空間121が形成されている。また、バルブボデー12内の他端側には、バルブボデー12とステータコア18との間に、コイル31が収容される円筒状のコイル収容空間122が形成されている。
アーマチャ13は磁性体金属よりなり、ステータコア18に対向配置され、弁体11とアーマチャ13は圧入もしくは溶接により接合されている。また、弁部材収容空間121には、弁体11を摺動自在に支持する円筒状のガイド14が挿入されている。そして、ガイド14とバルブボデー12とによって弁体11とアーマチャ13が保持される構成になっている。
バルブボデー12における弁部材収容空間121の端部には、バルブシート15がかしめまたは圧入により固定されている。そして、弁部材収容空間121は、バルブシート15に形成された貫通穴151によって蓄圧器1の内部に接続されている。また、弁部材収容空間121は、ガイド14に形成された貫通穴141およびバルブボデー12に形成された貫通穴123を介して蓄圧器1の貫通穴1aに接続されている。さらに、排出流路を構成する蓄圧器1の貫通穴1aは、リークパイプ8に接続されている。
バルブボデー12の外周面には、蓄圧器1の雌ねじ1bに螺合される第1雄ねじ124、貫通穴123と第1雄ねじ124との間に位置して、Oリング等のシール部材16が挿入される環状の溝125、蓄圧器1の外に位置する六角部126、バルブボデー12の端部に位置して、後述するリテーニングナット34が螺合される第2雄ねじ127が形成されている。
ステータコア18は、収納穴181を有する有底円筒状であり、収納穴181内に配置されたスプリング19により、弁体11およびアーマチャ13がバルブシート15側に付勢されている。
次に、コイルユニット30について説明する。図2〜図4に示すように、コイルユニット30は、通電時に磁界を形成するコイル31、相手コネクタハウジングと嵌合されるコネクタハウジング32、磁気回路を形成するプレート33、およびリテーニングナット34からなる。
コイル31は、樹脂製のボビン311に電線を巻いて円筒状に形成されている。コイル31の外周側は樹脂製のコイル被覆部312にて覆われている。ボビン311におけるプレート33に対向する部位には、プレート33側に向かって突出して先端部がプレート33に当接する突起部311aが複数個設けられている。この突起部311aは、ボビン311の周方向に沿って均等に配置されている。
コイル31の電線には、コネクタのターミナル321が電気的に接続されている。このターミナル321は、プレート33に形成されたターミナル通し孔331を通ってコイル収容空間122の外部まで延びている。そして、ターミナル321は、コイル収容空間122の外部において樹脂製のコネクタハウジング32に覆われている。
プレート33は、磁性金属製で円盤状に形成されるとともに、コイル31の一端面、バルブボデー12の一端面およびステータコア18の一端面に対向して配置され、バルブボデー12やステータコア18、アーマチャ13とともに磁気回路を形成する。
締結手段としてのリテーニングナット34は、雌ねじ341が形成された円筒部342と、円筒部342の一端から径方向内側に向かって延びる鍔部343とを備えている。リテーニングナット34は、コイル31とコネクタハウジング32とプレート33が一体化された後に、その一体化されたコイル31等の部材にプレート33の外縁部分を抱え込む状態で装着される。
コイルユニット30は、図4に示すようにコイル31とプレート33とを仮組みした後、図2または図3に示すようにコイル被覆部312およびコネクタハウジング32がモールド成形によって成形される。図4に示すように、コイル31とプレート33とを仮組みした状態では、突起部311aがプレート33に当接することにより、ボビン311の本体部とプレート33との間に、モールド成形時に樹脂の流路となる隙間313が形成される。なお、モールド成形後において、プレート33の外縁部分は露出している。
図5に示すように、プレート33には、コネクタのターミナル321が挿入される長孔のターミナル通し孔331が、点対称に2つ設けられている。また、プレート33には、モールド成形時に樹脂の流路となる丸孔の連通孔332が複数個(本例では4個)設けられている。この連通孔332は、プレート33の周方向に沿って均等に(換言すると、点対称に)配置されている。
なお、図5では、プレート33においてコイル収容空間122に対向する部位を、便宜的に斜線で表示している。これから明らかなように、連通孔332は、コイル収容空間122に対向する位置に設けられている。したがって、モールド成形時には、連通孔332を介して、コイル収容空間122とコイル収容空間122の外部とが連通する。
モールド成形時には、図4に示すようにコイル31とプレート33とを仮組みした状態で、コイル収容空間122の外部(すなわち、コネクタハウジング32側)から樹脂が注入される。その樹脂は、連通孔332および隙間313を介してコイル収容空間122に流入し、その流入した樹脂によってコイル被覆部312が成形される。また、さらに注入される樹脂によってコネクタハウジング32が成形される。このように、コイル被覆部312およびコネクタハウジング32を1回の成形によって成形することができる。
また、コイル収容空間122に対向する位置に連通孔332を形成しているため、バルブボデー12やステータコア18に対向する位置に連通孔332を形成する場合と比較して、通過する磁束の減少を少なくして磁気吸引力の低下を抑制することができる。すなわち、磁気吸引力の低下を抑制しつつ、コイル被覆部312およびコネクタハウジング32の成形のための工数を低減することができる。
図6は、連通孔332の数をパラメータとして、本実施形態の減圧弁9のモールド成形時の樹脂成形性および磁気吸引力を評価した結果を示すものである。ここで、樹脂成形性は、コイル被覆部312およびコネクタハウジング32が所定の品質を満足するように成形された場合を100%としている。また、磁気吸引力は、従来構造の減圧弁(すなわち、連通孔なし)の磁気吸引力との比較である。
図6に示すように、連通孔332を2個以上設けた場合には、良好な樹脂成形性が得られた。また、連通孔332を6個以下にした場合には、連通孔332を設けていない従来品と同等の磁気吸引力が得られた。したがって、連通孔332を2〜6個にすることにより、磁気吸引力の低下を招くことなく、良好な成形性を確保することができる。
次に、減圧弁9を蓄圧器1に組付ける手順を説明する。まず、弁部ユニット10とコイルユニット30を仮組みする。具体的には、バルブボデー12の端面とリテーニングナット34の鍔部343との間にプレート33の外縁部分を挟持した状態で、バルブボデー12の第2雄ねじ127とリテーニングナット34の雌ねじ341を螺合させて、弁部ユニット10とコイルユニット30を一体化する。
次に、蓄圧器1の雌ねじ1bにバルブボデー12の第1雄ねじ124を締付けて、蓄圧器1に減圧弁9を締結する。これにより、バルブシート15の先端面152が蓄圧器1の端面シール部1cに軸力により押し付けられて、先端面152と端面シール部1cとの間がシールされる。また、シール部材16が蓄圧器1の内周面シール部1dに接して、バルブボデー12と蓄圧器1との間からの燃料の外部洩れが防止される。
その後、リテーニングナット34を緩めて、蓄圧器1に対するコネクタハウジング32の向きを調整し、再度リテーニングナット34を締め付けることにより、蓄圧器1への減圧弁9の組付けが完了する。
尚、上記の例では、弁部ユニット10とコイルユニット30を仮組みした後に蓄圧器1に組付けたが、弁部ユニット10とコイルユニット30を仮組みせずに、弁部ユニット10のみを蓄圧器1に組付け、その後、コイルユニット30を弁部ユニット10に組付けても良い。
上記構成になる蓄圧式燃料噴射装置は、内燃機関の減速時以外は、減圧弁9のコイル31への通電が断たれており、スプリング19によって弁体11およびアーマチャ13がバルブシート15側に付勢され、弁体11がバルブシート15に当接してバルブシート15の貫通穴151が閉じられ、排出流路が遮断されている。
一方、アクセルペダルの踏み込み量が急激に減少した場合、すなわち内燃機関の減速時には、ECUが減圧弁9を開弁させ、これにより、蓄圧器1内の高圧燃料を燃料タンク4に排出し、蓄圧器1内の圧力を目標値まで急速に低下させる。
具体的には、コネクタハウジング32のターミナル321からコイル31に電流を流すことによりコイル31の周りに磁束が発生し、ステータコア18とアーマチャ13との間に吸引力が発生することにより、スプリング19のばね力に抗して弁体11およびアーマチャ13がステータコア18側に向かって変位する。これにより、弁体11がバルブシート15から離れてバルブシート15の貫通穴151が開かれ、蓄圧器1内の高圧燃料が、バルブシート15の貫通穴151、ガイド14の貫通穴141、バルブボデー12の貫通穴123、蓄圧器1の貫通穴1a、およびリークパイプ8を介して燃料タンク4に排出される。
以上述べたように、本実施形態では、モールド成形時に樹脂の流路となる連通孔332を設けたことにより、コイル被覆部312およびコネクタハウジング32を1回の成形によって成形することができる。また、コイル収容空間122に対向する位置に連通孔332を形成しているため、通過する磁束の減少を少なくして磁気吸引力の低下を抑制することができる。すなわち、磁気吸引力の低下を抑制しつつ、コイル被覆部312およびコネクタハウジング32の成形のための工数を低減することができる。
さらに、連通孔332を2〜6個にすることにより、磁気吸引力の低下を招くことなく、良好な成形性を確保することができる。
なお、上記実施形態においては、連通孔332を丸孔にしたが、図7に示す第1変型例のように、連通孔332を矩形の長孔にしてもよいし、図8に示す第2変型例のように、連通孔332は、長手方向両端を円弧にした長孔でもよい。
本発明の一実施形態に係る電磁駆動装置を備える蓄圧式燃料噴射装置の全体構成を示す図である。 図1の減圧弁9の構成を示す正面断面図である。 図2は減圧弁9を分解して示す断面図である。 図2の減圧弁9におけるコネクタハウジング32成形前のコイルユニット30を示す正面断面図である。 図2の減圧弁9におけるプレート33の側面図である。 図2の減圧弁9の成形性および磁気吸引力を評価した結果を示す図である。 図2の減圧弁9におけるプレート33の第1変型例を示す側面図である。 図2の減圧弁9におけるプレート33の第2変型例を示す側面図である。
符号の説明
12 バルブボデー
13 アーマチャ
18 ステータコア
31 コイル
32 コネクタハウジング
33 プレート
122 コイル収容空間
311 ボビン
312 コイル被覆部
321 ターミナル
331 ターミナル通し孔
332 連通孔

Claims (6)

  1. 磁気回路を形成する筒状のバルブボデー(12)と、
    前記バルブボデー(12)の内周側に配置されて磁気回路を形成するステータコア(18)と、
    ボビン(311)に電線を巻いて構成されるとともに、前記バルブボデー(12)と前記ステータコア(18)との間に形成されたコイル収容空間(122)に配置されて通電時に磁界を形成する筒状のコイル(31)と、
    前記バルブボデー(12)の一端面、前記ステータコア(18)の一端面、および前記コイル(31)の一端面に対向配置されて磁気回路を形成する円盤状のプレート(33)と、
    前記ステータコア(18)の他端面に対向配置されて磁気吸引力により駆動されるアーマチャ(13)と、
    前記コイル(31)に電気的に接続されるとともに、前記プレート(33)に形成され点対称に配置されたターミナル通し孔(331)を通って前記コイル収容空間(122)の外部まで延びるターミナル(321)と、
    前記コイル収容空間(122)の外部において前記ターミナル(321)を覆う樹脂製のコネクタハウジング(32)とを備え、
    前記コイル(31)の外周側は樹脂製のコイル被覆部(312)にて覆われており、
    前記プレート(33)には、前記コイル収容空間(122)に対向する位置に、前記コイル収容空間(122)と前記コイル収容空間(122)の外部とを連通するとともに、前記ターミナル通し孔(331)同士の間に前記プレート(33)の周方向に沿って配置された連通孔(332)が複数形成され、
    前記コネクタハウジング(32)と前記コイル被覆部(312)は前記連通孔(332)を介して一体に形成されていることを特徴とする電磁駆動装置。
  2. 前記ボビン(311)における前記プレート(33)に対向する部位に、前記プレート(33)側に向かって突出して先端部が前記プレート(33)に当接する突起部(311a)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電磁駆動装置。
  3. 前記連通孔(332)は丸孔であることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁駆動装置。
  4. 前記連通孔(332)は、前記プレート(33)の周方向に沿って均等に2〜6個設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電磁駆動装置。
  5. 前記連通孔(332)は長孔であることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁駆動装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つに記載の電磁駆動装置の製造方法であって、
    前記コイル(31)に前記プレート(33)を組み付けた状態で、前記コイル収容空間(122)の外部から前記連通孔(332)を通って前記コイル収容空間(122)に流入する樹脂によって前記コイル被覆部(312)を成形することを特徴とする電磁駆動装置の製造方法。
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