JP5077019B2 - 磁気記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気抵抗効果素子を備えた磁気記憶装置に関するものである。
この種の磁気メモリデバイスとして、特開2004−179483号公報に開示された不揮発性磁気メモリ(以下、磁気メモリデバイスともいう)が知られている。この磁気メモリデバイスは、スピン注入磁化反転型記憶素子を含む記憶セルを備えた磁気ランダムアクセスメモリ(以下、「MRAM:Magnetic Random Access Memory」ともいう)であって、一例として、第1の強磁性層、非磁性層、第2の強磁性層、トンネルバリアおよび第3の強磁性層がこの順に積層された1つの積層体で構成されたメモリセル(以下、記憶セルともいう)を複数有している。また、磁気メモリデバイスは、並設された複数のビット線と、これらビット線に対して直交するように配設された複数のワード線とを備え、ビット線とワード線の各交差部分に上記した記憶セルが1つずつ配設されると共に、その積層方向の一端側でビット線に接続され、かつ他端側でワード線に接続されている。この場合、第1の強磁性層、非磁性層および第2の強磁性層は、巨大磁気抵抗効果素子を構成し、第2の強磁性層、トンネルバリアおよび第3の強磁性層は、トンネル型磁気抵抗効果素子を形成している。さらに、巨大磁気抵抗効果素子のうち、第1の強磁性層と非磁性層はスピン注入磁化反転層として機能し、第2の強磁性層は巨大磁気抵抗効果素子/トンネル型磁気抵抗効果素子の強磁性自由層として機能し、また第1の強磁性層は巨大磁気抵抗効果素子の固定層、第3の強磁性層はトンネル型磁気抵抗効果素子の自由層として機能する。
この磁気メモリデバイスでは、ビット線およびワード線を介して記憶セルに流す書込電流の方向により、第2の強磁性層(自由層)の磁化方向を、第3の強磁性層(固定層)の磁化方向に対して平行(同一方向)および反平行(逆方向)の一方に任意に配置することで、記憶セルに情報(「0」または「1」の1ビットの情報)を記憶する。一方、記憶セルに記憶されている情報を読み出すときには、ビット線およびワード線を介して記憶セルに所定電圧を印加したときに流れる電流の大きさを検出する。記憶セルは、その抵抗値が第3の強磁性層(固定層)の磁化方向に対する第2の強磁性層(自由層)の磁化方向によって変化する。したがって、第3の強磁性層(固定層)の磁化方向に対する第2の強磁性層(自由層)の磁化方向によって記憶セルに流れる電流の大きさも変化するため、この電流の大きさを検出することで、記憶セルに記憶されている情報を読み出すことが可能となっている。
ところで、上述のような第2の強磁性層(自由層)の磁化方向を任意の方向に配置すべく、元の状態から反転させるため(スピン注入磁化反転を起こすため)には、磁気メモリデバイスの強磁性体に対して、あるしきい値以上の大きさのスピン偏極電流を流す必要がある。このスピン注入磁化反転を起こすのに必要なスピン偏極電流の大きさのしきい値(以下、「磁化反転しきい値」という。)が大きいと、磁気デバイスの消費電力の増大や、磁気デバイスの短寿命化といった問題が発生する。
この問題に対して、本願出願人は、磁化固定層、磁化自由層、および磁化固定層と磁化自由層との間に配設された非磁性スペーサ層を有する磁気抵抗効果素子の磁化固定層と磁化自由層との間に交流電流(磁化自由層の磁化方向の固有振動数に対応する周波数の交流電流)が重畳された直流電流を供給して、磁気抵抗効果素子内にスピン偏極交流電流が重畳されたスピン偏極直流電流を発生させ、このスピン偏極交流電流によって誘起される磁化自由層の磁化の歳差運動を利用して、より少ないスピン偏極直流電流で磁化自由層の磁化方向を反転させる方法を見出している。
特開2004−179483号公報(第5−6頁、第1図)
ところで、本願出願人が見出したこの方法では、上記したように、直流電流に重畳させる交流電流の周波数を、磁化自由層の磁化の固有振動数に対応する周波数に規定する必要がある。しかしながら、製造プロセスのばらつきに起因して、磁化自由層のアスペクト比や結晶構造が変化したり、また磁場印加部から磁化自由層に印加される磁場の強さが変化したりしたときに、磁化自由層の磁化の固有振動数も変化する。このため、本願出願人が見出したこの方法には、直流電流に重畳させる交流電流の周波数が磁化自由層の磁化の固有振動数と完全には一致しないことがあることに起因して、スピン偏極電流を低減できないおそれがあるという課題が存在している。
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであり、直流電流に重畳させる交流電流の周波数と磁化自由層の磁化の固有振動数とを完全に一致させてスピン偏極電流を確実に低減し得る磁気記憶装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係る磁気記憶装置は、磁化固定層、磁化自由層、および前記磁化固定層と前記磁化自由層との間に配設された非磁性スペーサー層を備えた磁気抵抗効果素子と、前記磁化自由層に磁場を印加する磁場印加部と、前記磁化固定層と前記磁化自由層との間に交流電流が重畳された直流電流を供給する電流供給部とを備え、前記電流供給部は、前記磁気抵抗効果素子についての前記磁化自由層の磁化の固有振動数を含む周波数範囲内で前記交流電流の周波数をスイープさせる。
また、磁気記憶装置は、前記磁気抵抗効果素子を複数備え、前記電流供給部は、当該各磁気抵抗効果素子についての前記固有振動数を含む周波数範囲内で前記交流電流の周波数をスイープさせる。
また、磁気記憶装置は、前記磁場印加部は、永久磁石を備えて構成されて、前記磁場の強さを一定に維持する。
本発明に係る磁気記憶装置では、電源供給部が、直流電圧に重畳される交流電圧の周波数を、磁気抵抗効果素子についての磁化自由層の磁化の固有振動数を含む周波数範囲内でスイープ(掃引)させる。したがって、この磁気記憶装置によれば、交流電圧の周波数を固定周波数とする磁化反転方法と比較して、磁化自由層の磁化の歳差運動における固有振動数がばらついたとしても、磁化自由層の磁化に対する歳差運動を確実に誘起させて磁化自由層の磁化方向を、直流電流だけで磁化反転を行う場合の電流値よりも電流値の小さな直流電流で確実に磁化反転させることができる。
また、本発明に係る磁気記憶装置では、磁気抵抗効果素子を複数備え、電流供給部は、各磁気抵抗効果素子についての固有振動数を含む周波数範囲内で交流電流の周波数をスイープさせる。したがって、この磁気記憶装置によれば、すべての磁気抵抗効果素子について、磁化自由層の磁化に対する歳差運動を確実に誘起させて磁化自由層の磁化方向を、直流電流だけで磁化反転を行う場合の電流値よりも電流値の小さな直流電流で確実に磁化反転させることができる。
また、本発明に係る磁気記憶装置によれば、永久磁石を用いて磁場印加部を構成して、磁気抵抗効果素子の磁化自由層に印加される磁場の強さを一定に維持するようにしたことにより、磁場印加部を簡易に構成することができる。
まず、本発明に係る磁気記憶装置1の構成について図面を参照して説明する。
磁気記憶装置1は、図1に示すように、磁気抵抗効果素子2、磁場印加部3および電源供給部4を備えている。
磁気抵抗効果素子2は、一例として、図2,3に示すように、磁化自由層21を含むTMR素子で構成されている。具体的には、磁気抵抗効果素子2は、磁化自由層21、スペーサ層22、磁化固定層23および反強磁性層24を備え、この順に積層された状態で、上部電極25と下部電極26との間に、磁化自由層21が上部電極25に接続され、かつ反強磁性層24が下部電極26に接続された状態で配設されている。この場合、磁化自由層21は、強磁性材料で感磁層として構成されている。スペーサ層22は、本発明における非磁性スペーサ層であって、絶縁性を有する非磁性材料で構成されて、トンネルバリア層として機能する。なお、スペーサ層22は、通常1nm以下の厚みで形成される。また、下部電極26はグランドに接続されている。
磁化固定層23は、一例として、図2に示すように、磁化方向が固定された強磁性層(第2磁性層)23a、Cuなどの金属からなる非磁性層23b、および磁化方向が強磁性層23aと逆向きとなるように固定された他の強磁性層(第1磁性層)23cとを備え、強磁性層23cが反強磁性層24の上部に位置するように各層がこの順に積層されて構成されている。この場合、一対の強磁性層23a,23cは、その磁化方向23AM,23CMが磁気抵抗効果素子2の厚み方向(Z軸方向)と垂直に設定されている。また、反強磁性層24は、下側の強磁性層23cに交換結合されている。
また、磁気抵抗効果素子2は、磁化自由層21において磁化の向きの共振が発生し易いように、図4に示すように、磁化自由層21における容易磁化軸Fの向きと、後述する磁場印加部3から印加される磁場Hの向きとが、X−Y平面内において、所定の角度θ(好ましくは5°〜175°の範囲の角度)で交差するように、磁気抵抗効果素子2と磁場印加部3との位置関係が予め規定されている。
磁場印加部3は、一例として、図2,3に示すように、一対の永久磁石(例えば白金コバルト製の磁石)31,32を備えている。一対の永久磁石31,32は、磁気抵抗効果素子2の磁化自由層21を挟むようにして配設されている。この場合、永久磁石31は、同図に示すように、その磁気抵抗効果素子2方向の端部側が磁気抵抗効果素子2の磁化自由層21における一方の側面近傍に達している。また、永久磁石32も、その磁気抵抗効果素子2方向の端部側が磁気抵抗効果素子2の磁化自由層21における他方の側面近傍に達している。この構成により、磁場印加部3は、磁化自由層21に対して強さが一定の磁場Hを印加する。
電源供給部4は、書込み電流発生用の電源部41、読出し電流発生用の電源部42、出力制御バッファ43,44およびバッファ選択部45を備えている。本例では、書込み電流発生用の電源部41は、直流電源41a,41b、交流電源41c、スイッチ41dおよびコンデンサ41eを有している。この場合、直流電源41a,41bは、出力電圧VDCWが同一電圧に規定されると共に出力制御バッファ43の入力端子に対して互いに極性が逆となるように接続されて、スイッチ41dによっていずれか一方の出力電圧VDCWが直流電圧VDCWとして制御バッファ43に選択的に出力可能に構成されている。交流電源41cは、スイッチ41dによって直流電源41a,41bのいずれか一方が選択されたときには、それに同期(連動)して交流電圧VACWを出力する。具体的には、スイッチ41dによって選択された直流電源41a,41bのいずれか一方による直流電圧VDCWの出力開始に同期して交流電圧VACWの出力を開始し、直流電圧VDCWの出力終了に同期して交流電圧VACWの出力を停止させる。この場合、交流電源41cは、交流電圧VACWの出力期間中において、交流電圧VACWの周波数fACを予め設定された周波数範囲内(下限周波数fから上限周波数fまでの範囲内)でスイープ(掃引)させる。また、交流電源41cから出力された交流電圧VACWは、直流電源41a,41bのいずれか一方から出力される直流電圧VDCWにコンデンサ41eを介して重畳されて、電源部41から出力制御バッファ43に出力される。
読出し電流発生用の電源部42は、直流電源42aとスイッチ42bとを備えている。直流電源42aは、出力制御バッファ44の入力端子に接続されて、スイッチ42bがオン状態になったときにその直流電圧VDCRを出力制御バッファ44に出力する。なお、直流電源42aの極性は、図1に示す状態とは逆であってもよい。各出力制御バッファ43,44は、バッファ選択部45に接続されており、バッファ選択部45によって通電状態または非通電状態に制御される。
以上の構成により、電源供給部4は、出力制御バッファ43が通電状態で、かつ出力制御バッファ44が非通電状態のときであって、スイッチ41dによって直流電源41a側が選択されたときには、交流電圧VACWが重畳した直流電圧VDCWを交流重畳直流電圧Vddとして出力制御バッファ43の出力端子から出力する。この状態では、交流重畳直流電圧Vddの磁気抵抗効果素子2への印加に起因して、磁気抵抗効果素子2には交流電流が重畳された直流電流(交流重畳直流電流)がZ軸の負方向(図2参照)に流れる。一方、電源供給部4は、出力制御バッファ43,44がこの状態であって、スイッチ41dによって直流電源41b側が選択されたときには、交流電圧VACWが重畳した逆極性の直流電圧VDCWを交流重畳直流電圧Vddとして出力制御バッファ43の出力端子から出力する。この状態では、交流重畳直流電圧Vddの磁気抵抗効果素子2への印加に起因して、磁気抵抗効果素子2には交流電流が重畳された直流電流(交流重畳直流電流)がZ軸の正方向に流れる。
また、電源供給部4は、出力制御バッファ43が非通電状態で、かつ出力制御バッファ44が通電状態のときであって、スイッチ42bをオンしたときには、直流電圧VDCRを直流電圧Vddとして出力制御バッファ43の出力端子から出力する。この状態では、この直流電圧Vddの磁気抵抗効果素子2への印加に起因して、磁気抵抗効果素子2には直流電流がZ軸の正方向に流れる。このように、電源供給部4は、磁気抵抗効果素子2に交流重畳直流電流または直流電流を供給可能であり、交流重畳直流電流については、磁気抵抗効果素子2に流れる極性を変更可能となっている。
次に、磁気記憶装置1の情報の記憶動作、すなわち磁化自由層21の磁化方向21Mの反転方法について、本願出願人が既に見出している磁化反転方法と比較しつつ説明する。なお、交流電源41cから出力される交流電圧VACWの周波数fACは、磁気抵抗効果素子2の製造プロセス上のばらつきに起因した磁化自由層21の磁化の歳差運動の固有振動数fのばらつきを考慮して、下限周波数fから上限周波数fまでの間に固有振動数fを必ず含むように設定されている。
図3に示す磁化自由層21の磁化方向21Mを反転させる場合、本願出願人の見出している磁化反転方法では、図5に示すように、磁化反転しきい値Ic(スピン偏極直流電流だけで磁化自由層21の磁化方向21Mを反転させ得る最小の直流電流値)よりも電流値の小さなスピン偏極直流電流に、磁化自由層21の磁化方向21Mの固有振動数fと同じ一定の周波数のスピン偏極交流電流を重畳させたスピン偏極電流を供給している。
一方、本例では、図3に示す磁化自由層21の磁化方向21Mを反転させる場合、図6に示す交流重畳直流電流をZ軸の負方向に流す。この交流重畳直流電流は、図1において、出力制御バッファ43を通電状態にし、かつ出力制御バッファ44を非通電状態にした状態において、スイッチ41dによって直流電源41a側を選択することで流すことができる。この場合、磁化自由層21内に供給されるスピン偏極電流は、スピン偏極交流電流が重畳されたスピン偏極直流電流となる。なお、交流電流が重畳される直流電流とは、直流パルス電流や矩形波電流などであってもよい。
磁化自由層21内にこのスピン偏極交流電流が供給されると、このスピン偏極交流電流には磁化自由層21の磁化の歳差運動の固有振動数fが常に含まれるため、スピン偏極交流電流の周波数がこの固有振動数fに一致した時点で磁化自由層21の磁化に対する歳差運動が誘起されて、磁化自由層21の磁化方向21Mは容易に反転する。また、この反転した磁化自由層21の磁化方向21Mを再度反転させる場合には、出力制御バッファ43を通電状態にし、かつ出力制御バッファ44を非通電状態にした状態で、スイッチ41dによって直流電源41b側を選択する。これにより、図6に示す交流重畳直流電流をZ軸の正方向に流すことができる、すなわち、スピン偏極直流電流を上記の場合とは逆向きに流した状態で磁化自由層21の磁化に対する歳差運動を誘起させることができるため、磁化自由層21の磁化方向21Mは容易に再び反転する。このように、本例の磁気記憶装置1では、交流電源41cから出力される交流電圧VACWは、その周波数fACが、上記のように予め規定された下限周波数fから上限周波数fまでの間をスイープするため、周波数が一定のスピン偏極交流電流をスピン偏極直流電流に重畳させる出願人が見出している磁化反転方法と比較して、磁化自由層21の磁化の固有振動数fが変化した場合であっても、磁化自由層21の磁化に対する歳差運動を確実に誘起させて磁化自由層21の磁化方向21Mを容易に反転させることができる。このため、直流電流だけで磁化反転を行う場合の磁化反転しきい値Icよりも小さな直流電流で磁化自由層21の磁化方向21Mを確実に磁化反転させることができる。したがって、本例の磁気記憶装置1では、磁気抵抗効果素子2への情報の書き込みが常に低消費電力で可能となっている。
また、情報の読み出しの際には、従来の読出し方法や出願人が見出している読出し方法と同様にして、図7に示すように、磁気抵抗効果素子2に磁化反転しきい値Icよりも小さな直流電流を流すが、この場合には、磁化方向21Mは反転しない。このような電流は、出力制御バッファ43を非通電状態にすると共にスイッチ41dを非選択状態(直流電源41a,41bのいずれも選択されていない状態(オフ状態))とし、かつ出力制御バッファ44を通電状態にしてスイッチ42bをオンにすることで、出力制御バッファ44の出力端子から磁気抵抗効果素子2に流すことができる。この磁気記憶装置1では、磁化自由層21の磁化方向21Mと強磁性層23aの磁化の向き23AMとの相対的な角度に応じて磁気抵抗効果素子2の抵抗値が所定の値を示すことから、一例として、磁化方向21Mと磁化の向き23AMとが平行な場合に情報「0」が記憶され、反平行な場合に情報「1」が記憶されるとすれば、直流電流を流している際に磁気抵抗効果素子2の積層方向の抵抗値を測定することにより、測定した抵抗値に基づいて磁気抵抗効果素子2に記憶されている情報を読み出すことができる。
このように、この磁気記憶装置1では、電源供給部4が、直流電圧VDCWに重畳される交流電圧VACWの周波数fACを、磁化自由層21の磁化の歳差運動における固有振動数fを含む周波数範囲内(下限周波数fから上限周波数fまでの範囲内)でスイープ(掃引)させる。したがって、磁化自由層21の磁化の歳差運動における固有振動数fのばらつきを考慮して下限周波数fおよび上限周波数fを規定することにより、交流電圧VACWの周波数fACを固定周波数とする磁化反転方法と比較して、磁化自由層21の磁化に対する歳差運動を確実に誘起させて磁化自由層21の磁化方向21Mを、直流電流だけで磁化反転を行う場合の磁化反転しきい値Icよりも小さな直流電流で確実に磁化反転させることができる。
また、この磁気記憶装置1によれば、永久磁石31,32を用いて磁場印加部3を構成して、磁気抵抗効果素子2の磁化自由層21に印加される磁場Hの強さを一定に維持することにより、磁場印加部3を簡易に構成することができる。
次に、磁気抵抗効果素子2を複数備えた構成の磁気記憶装置1Aについて、図8を参照して説明する。
磁気記憶装置1Aは、磁気抵抗効果素子2および選択トランジスタ51をそれぞれ備えた複数の磁気メモリ素子M00,M01,M02,M10,M11,M12,M20,M21,M22(以下、特に区別しないときには「磁気メモリ素子M」ともいう)がマトリックス状に配置されている。また、磁気記憶装置1Aでは、ロウ方向に並べられた各磁気メモリ素子を選択するための選択トランジスタ51のゲート電極には、共通のワード線WL,WL,WL(以下、特に区別しないときには「WL」ともいう)が接続されている。具体的には、磁気メモリ素子M00,M10,M20の各選択トランジスタ51のゲート電極にはワード線WLが接続され、磁気メモリ素子M01,M11,M21の各選択トランジスタ51のゲート電極にはワード線WLが接続され、磁気メモリ素子M02,M12,M22の各選択トランジスタ51のゲート電極にはワード線WLが接続されている。
また、カラム方向に並べられた各磁気メモリ素子の磁気抵抗効果素子2には、共通の上部ビット線BLu,BLu,BLu(以下、特に区別しないときには「BLu」ともいう)が接続されている。具体的には、磁気メモリ素子M00,M01,M02の各磁気抵抗効果素子2には上部ビット線BLuが接続されており、磁気メモリ素子M10,M11,MI2の各磁気抵抗効果素子2には上部ビット線BLuが接続されており、磁気メモリ素子M20,M21,M22の各磁気抵抗効果素子2には上部ビット線BLuが接続されている。また、各上部ビット線BLu,BLu,BLuは、読み出し用スイッチ520,521,522を介して後述のコンパレータ52の非反転入力端子にそれぞれ接続されている。
また、カラム方向に並べられた各選択トランジスタ51のソース電極には、共通の下部ビット線BLd,BLd,BLd(以下、特に区別しないときには「BLd」ともいう)が接続されている。具体的には、磁気メモリ素子M00,M01,M02の各選択トランジスタ51のソース電極には下部ビット線BLdが接続されており、磁気メモリ素子M10,M11,MI2の各選択トランジスタ51のソース電極には下部ビット線BLdが接続されており、磁気メモリ素子M20,M21,M22の各選択トランジスタ51のソース電極には下部ビット線BLdが接続されている。
また、上部ビット線BLuには、電源供給部4の電源出力部(出力制御バッファ43,44の各出力端子)がビット電圧スイッチ410aを介して接続されると共に、グランド電位がビット電圧スイッチ420aを介して接続されている。同様にして、上部ビット線BLuには、電源供給部4の電源出力部およびグランド電位が、ビット電圧スイッチ411a,421aを介して接続され、上部ビット線BLuには、電源供給部4の電源出力部およびグランド電位が、ビット電圧スイッチ412a,422aを介して接続されている。一方、下部ビット線BLdには、電源供給部4の電源出力部がビット電圧スイッチ410bを介して接続されると共に、グランド電位がビット電圧スイッチ420bを介して接続されている。同様にして、下部ビット線BLdには、電源供給部4の電源出力部およびグランド電位が、ビット電圧スイッチ411b,421bを介して接続され、下部ビット線BLdには、電源供給部4の電源出力部およびグランド電位が、ビット電圧スイッチ412b,422bを介して接続されている。なお、磁気記憶装置1Aでは、電源供給部4の電源部41は、直流電源41a,41bのうちの一方の直流電源のみ(本例では直流電源41aのみ)を備えて構成されている。
また、この磁気記憶装置1Aでは、各電源供給部4の交流電源41cから出力される交流電圧VACWの周波数fACは、各磁気抵抗効果素子2の製造プロセス上のばらつきに起因した磁化自由層21の磁化の歳差運動についての固有振動数fのばらつきを考慮して、下限周波数fから上限周波数fまでの間にすべての磁気抵抗効果素子2の固有振動数fを必ず含むように設定されている。また、図示はしないが、この磁気記憶装置1Aでも、磁場印加部3が設けられており、各磁気抵抗効果素子2には一定の磁場Hが印加されている。
この磁気記憶装置1Aでは、1つの磁気メモリ素子Mが1ビットの情報をそれぞれ記憶する。以下、磁気記憶装置1Aへの情報の書き込み方法および読み出し方法について、磁気メモリ素子M00への情報の書き込み方法および読み出し方法を例に挙げて説明する。この場合、磁気メモリ素子M00は、自身が有する磁化自由層21の磁化方向21M(図3参照)が磁化固定層23の磁化の向き23AMと平行の状態と反平行の状態の2つの状態を1ビットの情報(「0」,「1」)に対応させている。したがって、情報の書き込みは磁化自由層21の磁化方向21Mを反転させることで行う。
磁気メモリ素子M00の磁化自由層21の磁化方向21Mを反転させる場合、各ビット電圧スイッチ410a,420bをオンにし、各ビット電圧スイッチ420a,410bをオフにする。また、ワード線WLに選択トランジスタ51をオンにする電圧を印加する。次いで、各電源供給部4のうちのビット電圧スイッチ410aに接続されている電源供給部4のみを作動させて、その出力端子から交流重畳直流電圧Vdd(交流電圧VACWが重畳した直流電圧VDCW)を出力させることにより、電源供給部4から磁気メモリ素子M00に対して、磁気抵抗効果素子2から選択トランジスタ51に向かう方向の交流重畳直流電流を供給する。この際に、電源供給部4から供給される交流重畳直流電流は、上記したように、重畳されている交流電圧VACWの周波数fACが、上記のように予め規定された下限周波数fから上限周波数fまでの間をスイープするため、磁気抵抗効果素子2の固有振動数fと必ず一致する。このため、この磁気記憶装置1では、スピン偏極交流電流によって誘起される磁化自由層21の磁化の歳差運動を常に利用して、より少ないスピン偏極直流電流で磁化自由層21の磁化方向21Mを常に確実に反転させることができる。つまり、磁気記憶装置1Aは、磁化反転しきい値がより低くなった磁気メモリとなっている。
また、上述のように反転させた磁気メモリ素子M00の磁化自由層21の磁化方向21Mを再び反転させる場合、ワード線WLに選択トランジスタ51をオンにする電圧を印加し、各ビット電圧スイッチ410a,420bをオフにし、各ビット電圧スイッチ420a,410bをオンにする。次いで、各電源供給部4のうちのビット電圧スイッチ410bに接続されている電源供給部4のみを作動させて、その出力端子から交流重畳直流電圧Vdd(交流電圧VACWが重畳した直流電圧VDCW)を出力させることにより、電源供給部4から磁気メモリ素子M00に対して、選択トランジスタ51から磁気抵抗効果素子2に向かう方向の交流重畳直流電流を供給する。以上により、スピン偏極交流電流によって誘起される磁化自由層21の磁化の歳差運動を常に利用して、より少ないスピン偏極直流電流で磁化自由層21の磁化方向21Mを常に確実に再度反転させることで、磁気メモリ素子M00に異なる情報を書き込むことができる。また、同様にして他の磁気メモリ素子Mにも情報を書き込むことができる。
一方、磁気メモリ素子M00に記録されている情報を読み出す場合、各ビット電圧スイッチ410a,420bをオンにし、各ビット電圧スイッチ420a,410bをオフにする。次いで、各電源供給部4のうちのビット電圧スイッチ410aに接続されている電源供給部4のみを作動させて、その出力端子から交流重畳直流電圧Vdd(直流電圧VDCR)を出力させることにより、電源供給部4から磁気メモリ素子M00に対して、磁化反転しきい値Icよりも電流値が小さい直流電流を磁気抵抗効果素子2から選択トランジスタ51に向かう方向に供給する。磁気メモリ素子M00の抵抗値は、磁化自由層21の磁化方向21M(図3参照) が磁化固定層23の磁化の向き23AMと平行の状態と反平行の状態で異なるため、これらの向きが平行の場合と反平行の場合とで上部ビット線BLuの電圧が異なることとなる。このため、上部ビット線BLuの電圧をコンパレータ52によって基準電圧Vrefよりも高いか低いかを判定することにより、磁気メモリ素子M00に記憶されている情報の読み出しを行うことができる。同様にして他の磁気メモリ素子に記録されている情報の読み出しも行うことができる。
また、磁気抵抗効果素子2を複数備えた構成の磁気記憶装置としては、上記の磁気記憶装置1Aの他に、図9に示す磁気記憶装置1Bのように構成することもできる。なお、同一の構成については同一の符号を付して重複する説明を省略する。この磁気記憶装置1Bは、磁気記憶装置1Aと比較して、各ワード線WLにビット電圧スイッチが接続されている点で相違している。具体的には、磁気記憶装置1Bでは、ワード線WLにビット電圧スイッチ410a,420aが接続され、ワード線WLにビット電圧スイッチ411a,421aが接続され、ワード線WLにビット電圧スイッチ412a,422aが接続されている。この磁気記憶装置1Bにおいても、上述の磁気記憶装置1Aと同様にして、各磁気抵抗効果素子2への情報の書き込み、および各磁気抵抗効果素子2からの情報の読み出しが可能である。
具体的に磁気メモリ素子M00への情報の書き込み方法および読み出し方法を例に挙げて説明する。まず、磁化自由層21の磁化方向21Mを反転させる場合、各ビット電圧スイッチ410a,420bをオンにし、各ビット電圧スイッチ420a,410bをオフにする。また、上部ビット線BLuに選択トランジスタ51をオンにする電圧を印加する。これにより、上記の磁気記憶装置1Aと同様にして、電源供給部4から磁気メモリ素子M00に対して、磁気抵抗効果素子2から選択トランジスタ51に向かう方向に交流重畳直流電流が供給されて、磁化自由層21が反転される。
また、上述のように反転させた磁気メモリ素子M00の磁化自由層21の磁化方向21Mを再び反転させる場合には、上記の磁気記憶装置1Aと同様にして、上部ビット線BLuに選択トランジスタ51をオンにする電圧を印加し、各ビット電圧スイッチ410a,420bをオフにし、各ビット電圧スイッチ420a,410bをオンにする。これにより、電源供給部4から磁気メモリ素子M00に対して、選択トランジスタ51から磁気抵抗効果素子2に向かう方向に交流重畳直流電流が供給されて、磁化自由層21が再度反転される。このようにして磁気メモリ素子M00に情報を書き込むことができる。この磁気記憶装置1Bでも、磁気記憶装置1Aと同様の電源供給部4から交流重畳直流電流を磁気抵抗効果素子2に対して供給するため、スピン偏極交流電流によって誘起される磁化自由層21の磁化の歳差運動を常に利用して、より少ないスピン偏極直流電流で磁化自由層21の磁化方向21Mを常に確実に再度反転させて情報を書き込むことができる。
一方、磁気メモリ素子M00に記憶されている情報を読み出す場合には、上記の磁気記憶装置1Aと同様にして、各ビット電圧スイッチ410a,420bをオンにし、各ビット電圧スイッチ420a,410bをオフにする。次いで、電源供給部4から磁気メモリ素子M00に対して、磁化反転しきい値Icよりも小さい電流を磁気抵抗効果素子2から選択トランジスタ51に向かう方向に供給する。この状態において、ワード線WLの電圧をコンパレータ52によって基準電圧Vrefよりも高いか低いかを判定することにより、磁気メモリ素子M00に記録されている情報の読み出しを行うことができる。同様にして他の磁気メモリ素子へ記録された情報の読み出しも行うことができる。
なお、上記の磁気記憶装置1A,1Bは、それぞれ磁気メモリ素子Mを9個備えて構成されているが、この磁気メモリ素子数は特に制限されず、任意の所望数に規定することができる。
磁気記憶装置1の回路図である。 図1の磁気抵抗効果素子2近傍の構造を示す斜視図である。 図2におけるW−W線断面図である。 磁気抵抗効果素子2の磁化自由層21近傍の斜視図である。 本願出願人が既に見出している磁化反転方法における磁化反転時の電流波形図である。 磁気記憶装置1,1A,1Bにおける磁化反転時の電流波形図である。 磁気記憶装置1,1A,1Bにおける磁化非反転時の電流波形図である。 磁気記憶装置1Aの回路図である。 磁気記憶装置1Bの回路図である。
符号の説明
1,1A,1B 磁気記憶装置
2 磁気抵抗効果素子
3 磁場印加部
4 電源供給部
21 磁化自由層
22 スペーサ層
23 磁化固定層

Claims (3)

  1. 磁化固定層、磁化自由層、および前記磁化固定層と前記磁化自由層との間に配設された非磁性スペーサー層を備えた磁気抵抗効果素子と、前記磁化自由層に磁場を印加する磁場印加部と、前記磁化固定層と前記磁化自由層との間に交流電流が重畳された直流電流を供給する電流供給部とを備え、
    前記電流供給部は、前記磁気抵抗効果素子についての前記磁化自由層の磁化の固有振動数を含む周波数範囲内で前記交流電流の周波数をスイープさせる磁気記憶装置。
  2. 前記磁気抵抗効果素子を複数備え、前記電流供給部は、当該各磁気抵抗効果素子についての前記固有振動数を含む周波数範囲内で前記交流電流の周波数をスイープさせる請求項1記載の磁気記憶装置。
  3. 前記磁場印加部は、永久磁石を備えて構成されて、前記磁場の強さを一定に維持する請求項1または2記載の磁気記憶装置。
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