JP5076976B2 - 目標物検出システム - Google Patents
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Description
(1.システム構成)
まず、本発明に係る目標物検出システムの構成について説明する。図1は本発明に係る目標物検出システムの構成図である。図1において、10は探索対象画像記憶部、20はテンプレート準備部、30はテンプレート記憶部、40は目標物探索部、50は探索結果記憶部である。
次に、図1に示した目標物検出システムの処理動作について説明する。まず、探索対象画像記憶部10には、人工衛星により撮影された衛星画像が探索対象画像として記憶される。本実施形態では、衛星画像として、Adobe社TIFF規格準拠のGeo−TIFF形式であり、画像データに地理情報(緯度経度情報など)が付加されたものを採用する。衛星画像には、輸送機関(航空機、船舶、自動車、電車など)、建築物、交通路(道路、線路など)などの目標物になり得るものが写っている。
(輝度ヒストグラム差分)=1000・Σ v=0,15|H(v)−Ht(v)|/ Σ v=0,15(H(v)+Ht(v))
(階調変動ヒストグラム差分)=1000・Σ v=0,15|HD(v)−HDt(v)|/ Σ v=0,15(HD(v)+HDt(v))
Xg= Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)=3V(x+Xc+dx,y+Yc+dy)・x
/ Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)=3V(x+Xc+dx,y+Yc+dy)
Yg= Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)=3V(x+Xc+dx,y+Yc+dy)・y
/ Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)=3V(x+Xc+dx,y+Yc+dy)
Xgt= Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)=3Vt(x,y)・x/ Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)=3Vt(x,y)
Ygt= Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)=3Vt(x,y)・y/ Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)=3Vt(x,y)
(重心間距離)=1000・{(Xg−Xgt)(Xg−Xgt)+(Yg−Ygt)(Yg−Ygt)}1/2/ S
I= Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)=3V(x+Xc+dx,y+Yc+dy)・[(x-Xg)(x-Xg)+(y-Yg)(y-Yg)]
/Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)=3V(x+Xc+dx,y+Yc+dy)
It= Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)=3Vt(x,y)・[(x-Xgt)(x-Xgt)+(y-Ygt)(y-Ygt)]
/Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)=3Vt(x,y)
(慣性モーメント差分)=1000・|I−It|/ (I+It)
(グレー階調画素差分)= 1000・Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)≠0 |V'(x+Xc+dx,y+Yc+dy)−Vt'(x,y)| / ( V'(x+Xc+dx,y+Yc+dy)+Vt'(x,y) )
Va= Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)≠0 V(x+Xc+dx,y+Yc+dy)/ C
Vat= Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)≠0 Vt(x,y)/ C
C= Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)≠0 1
(正規化相関係数)= 1000・Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)≠0 (V(x+Xc+dx,y+Yc+dy)-Va)・(Vt(x,y)-Vat) / [Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)≠0 (V(x+Xc+dx,y+Yc+dy)-Va)2・ Σ y=0,S-1 Σ x=0,S-1 | Mt(x,y)≠0 (Vt(x,y)-Vat)2]1/2
(輝度ヒストグラム差分の判定基準値)=(輝度ヒストグラム差分の最小値)×1.1
(階調変動ヒストグラム差分の判定基準値)=(階調変動ヒストグラム差分の最小値)×1.1
(重心間距離の判定基準値)=(重心間距離の最小値)×1.1
(慣性モーメント差分の判定基準値)=(慣性モーメント差分の最小値)×1.1
(グレー階調画素差分の判定基準値)=(グレー階調画素差分の最小値)×1.1
(正規化相関係数の判定基準値)=(正規化相関係数の最大値)×0.9
以上のようにして、テンプレート画像の準備が完了したら、準備されたテンプレート画像を用いて、目標物探索部40が目標物の探索を行う。この目標物の探索処理について図10のフローチャートを用いて説明する。利用者が目標物探索処理を指示すると、目標物探索部40の順次類似性判断手段41が、順次マッチング処理を行う(S301)。具体的には、探索対象画像中の始点画素位置から順次パターンマッチング処理を実行し、類似判定する位置を見つける。
20・・・テンプレート準備部
21・・・テンプレート作成手段
22・・・判定基準値設定手段
23・・・テンプレート更新手段
30・・・テンプレート記憶部
40・・・目標物探索部
41・・・順次類似性判断手段
42・・・局所類似性判断手段
43・・・探索結果出力手段
44・・・検出目標物消去手段
45・・・第2のテンプレート更新手段
50・・・探索結果記憶部
Claims (12)
- テンプレート画像との比較により、探索対象である探索対象画像から、目標物を検出するシステムであって、
二重の多角形形状を有し、内側の多角形形状である内側多角形形状の内部に設定される有効画像領域と、外側の多角形形状である外側多角形形状と内側多角形形状との間に設定される内側マスク領域を有するテンプレート画像を記憶したテンプレート記憶手段と、
前記探索対象画像に対して、先頭画素位置から最終画素位置まで抽出位置を順次移動させながら、前記各テンプレート画像の外側多角形形状と同一サイズの画素ブロックを前記探索対象画像から抽出し、前記テンプレート画像の外側多角形形状内部と前記画素ブロックの類似性評価値を算出し、当該類似性評価値と事前に設定された判定基準値と比較することにより類似性を判断する順次類似性判断手段と、
前記順次類似性判断手段により類似性ありと判断された場合に、類似性ありと判断された画素位置から所定の範囲内の各画素位置について、前記各テンプレート画像の外側多角形形状と同一サイズの画素ブロックを前記探索対象画像から抽出し、前記テンプレート画像の外側多角形形状内部と前記画素ブロックの類似性評価値を算出し、最適な類似性評価値が得られた画素位置を目標物検出位置と判断する局所類似性判断手段と、
前記局所類似性判断手段により検出された目標物に関し、その際の前記探索対象画像上における画素ブロックの位置を特定する画素位置を出力する探索結果出力手段と、
前記画素位置により特定され、前記テンプレート画像の有効画像領域に対応する前記探索対象画像上の画素ブロックにおける各画素を所定の値にセットすることにより、検出した目標物を消去する検出目標物消去手段と、を有し、
前記順次類似性判断手段、局所類似性判断手段は、前記テンプレート画像の有効画像領域に含まれる画素とそれに対応する前記画素ブロック内の画素の各々に対する階調変動ヒストグラムを算出し、双方の階調変動ヒストグラム同士のユークリッド距離を、前記類似性評価値として算出することを特徴とする目標物検出システム。 - 請求項1において、
前記探索結果出力手段は、さらにテンプレート画像のIDを出力することを特徴とする画像データにおける目標物検出システム。 - 請求項1または請求項2において、
前記順次類似性判断手段において、前記類似性評価値は複数算出され、1つの類似性評価値で類似性なしと判断された場合に、他の類似性評価値に関する判断を行うことなく類似性なしと判断するものであることを特徴とする目標物検出システム。 - 請求項3において、
前記順次類似性判断手段、局所類似性判断手段における類似性評価値は、前記テンプレート画像内の有効画像領域の角度を回転させず、前記有効画像領域に含まれる画素群とそれに対応する前記画素ブロック内の画素群とを所定の照合方法で照合して、角度に依存せずに算出する類似性評価値と、前記テンプレート画像内の外側多角形形状内部を所定の角度で回転させながら、前記テンプレート画像内の外側多角形形状内部に含まれる画素群とそれに対応する前記画素ブロック内の画素群とを所定の照合方法で照合して、角度に依存させて算出する類似性評価値の2種類が存在することを特徴とする目標物検出システム。 - 請求項4において、
前記角度に依存せずに算出する類似性評価値は、前記テンプレート画像の有効画像領域を所定の角度単位で回転させた場合に、いずれの角度の場合でも有効画像領域に含まれる共通有効画像領域に属する画素を利用して算出されるものであることを特徴とする目標物検出システム。 - 請求項3から請求項5のいずれかにおいて、
前記類似性判断手段は、前記テンプレート画像の有効画像領域に含まれる画素とそれに対応する前記画素ブロック内の画素の各々の階調値を重みとした重心位置を算出し、双方の重心間距離および双方の慣性モーメントの差分値を類似性評価値として用いるものであることを特徴とする目標物検出システム。 - 請求項3から請求項6のいずれかにおいて、
前記類似性判断手段は、前記テンプレート画像の有効画像領域および内側マスク領域に含まれる画素とそれに対応する前記画素ブロック内の画素の階調値の差分値を、前記類似性評価値として用いるものであることを特徴とする目標物検出システム。 - 請求項3から請求項7のいずれかにおいて、
前記類似性判断手段は、前記テンプレート画像の有効画像領域および内側マスク領域に含まれる画素とそれに対応する前記画素ブロック内の画素の階調値に基づく正規化相関係数を、前記類似性評価値として用いるものであることを特徴とする目標物検出システム。 - 請求項1から請求項8のいずれかにおいて、
前記階調変動ヒストグラム同士のユークリッド距離は、各画素値から抽出した上位ビットに基づく階調変動ヒストグラムと下位ビットに基づく階調変動ヒストグラム同士のユークリッド距離であることを特徴とする目標物検出システム。 - 請求項1から請求項9のいずれかにおいて、
目標物のサンプルを記録したサンプル画像に対する指定に従って前記二重多角形形状を設定し、前記外側多角形形状を任意の角度に回転させても包含するように定義された正方形形状のテンプレート画像を作成し、当該テンプレート画像を前記設定された有効画像領域および外側多角形形状の情報とともに、前記テンプレート記憶手段に記憶させるテンプレート作成手段をさらに有することを特徴とする目標物検出システム。 - 請求項1から請求項10のいずれかにおいて、
前記探索結果出力手段は、前記局所類似性判断手段により検出された目標物について、テンプレート画像のID、前記探索対象画像上における画素ブロックの位置を特定する画素位置に対応したテンプレート画像の内側多角形形状を、前記探索対象画像上に重ねて出力することを特徴とする目標物検出システム。 - コンピュータを、請求項1から請求項11のいずれかに記載の目標物検出システムとして機能させるためのプログラム。
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