JP5076520B2 - 記録装置の配線接続方法 - Google Patents

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本発明は、被記録媒体に対する記録を行う記録装置の配線接続方法に関する。
一般的な記録装置は、印刷用紙などの被記録媒体に文字や画像等を記録する記録部と、この記録部を駆動して記録動作を行わせるアクチュエータと、アクチュエータに電気的に接続された信号伝達用の配線部材とを備えている。この中でも、アクチュエータと配線部材の端子同士が電気的に接続されるとともに、これら端子の周囲部分が、熱硬化性樹脂等の接合材で物理的に接合されることにより、両端子間の接合力が高められた、記録装置の配線接続構造が提案されている。
例えば、特許文献1には、前述したような配線接続構造を備えたインクジェットヘッドが開示されている。このインクジェットヘッドは、複数のノズルを含むインク流路が形成された流路ユニットと、インク流路内のインクに噴射圧力を付与する圧電式のアクチュエータと、このアクチュエータ表面の複数の個別電極に電気的に接続されたフレキシブルプリント配線板(FPC:Flexible Printed Circuit)とを有する。FPCには、アクチュエータの複数の個別電極に対応する、複数の導電性バンプがそれぞれ突出状に設けられている。このインクジェットヘッドにおいて、FPCをアクチュエータに接続する際には、まず、アクチュエータとFPCの何れか一方に、流動性を有する熱硬化性接着剤を塗布した後に、FPCのバンプをアクチュエータの個別電極に押圧し、バンプと個別電極とを直接接触させる。その後、バンプ周囲の熱硬化性接着剤を所定時間加熱して硬化させることにより、アクチュエータとFPCとを物理的に接合する。
また、熱硬化済みの樹脂を加圧して塑性流動(ビンガム流動)を発現させて、この樹脂を介して基板とFPCとを物理的に接合する技術も知られている(例えば、非特許文献1参照)。具体的には、FPCの接合面を熱硬化性フィルムで被覆してから、このFPCの接合面を加熱しつつ接合対象の基板に押し付け、熱硬化性フィルムに流動性を発現させて接合する。
特開2006−278964号公報 川手恒一郎著 「非導電性フィルムを用いたFPC接続技術(エレクトロニクス実装学会Vol.13,2003/10/16・17,pp.332〜335)
特許文献1のように、熱硬化性接着剤によりアクチュエータと基板を接合する場合には、バンプをアクチュエータ表面の電極に押圧した後に、熱硬化性接着剤をその硬化温度以上に所定時間加熱して、接着剤を硬化させる工程が必要であり、FPCの接続に要する時間が長くなってしまう。
また、特許文献と非特許文献1の何れにおいても、バンプと電極とを直接接続するために一定以上の押圧力でFPCを押圧する必要がある。しかし、この押圧によってバンプが変形してその高さが低くなったときに、バンプの周囲の接着剤(接合材)が、アクチュエータの表面に接触してしまい、アクチュエータの動作が接合層によって阻害される虞がある。ここで、バンプそのもののみを覆う程度に接合材を付着させることができれば(つまり、バンプの周囲領域に接合材を付着させないようにすれば)、バンプと接続される電極以外の領域における、アクチュエータ表面への接合材の付着という問題はほとんど生じないが、精細なピッチで配置されているバンプのそれぞれに、接合材をピンポイントに付着させることは現実には困難で、実現できたとしてもコストがかかる。
本発明の目的は、アクチュエータと配線部材の接続に要する時間を短縮することが可能であり、さらに、両者が接合された状態でバンプ周囲領域の接合材がアクチュエータの表面に接触するのを防止することのできる、記録装置の配線接続方法を提供することである。
の発明の記録装置の配線接続方法は、被記録媒体に対する記録動作を行う記録部と、その表面に配置された複数の駆動電極を有し、前記記録部を駆動するアクチュエータと、前記アクチュエータの電極配置面と対向した状態で、前記複数の駆動電極に電気的に接続された配線部材とを備えた記録装置の配線接続方法であって、
前記配線部材は、基材と、この基材の少なくとも一方の面に形成された複数の配線部と、これら複数の配線部を覆う被覆層とを含む可撓性基板であって、前記アクチュエータとの対向面に前記複数の駆動電極に対応して突出状に形成され、前記複数の配線部と電気的に接続された複数のバンプを有する、可撓性基板と、加圧によって塑性流動を発現する樹脂材料からなり、前記可撓性基板の前記対向面に、少なくとも前記複数のバンプとそれらの周囲領域を覆うように形成された接合層を有するものであり、
前記可撓性基板の複数のバンプを前記アクチュエータに押圧し、前記バンプを覆っている前記接合層に塑性流動を発現させて、前記複数の駆動電極と前記複数のバンプとを直接接触させるとともに、塑性流動が発現した前記接合層により前記可撓性基板と前記アクチュエータを物理的に接合する接合工程を備え、前記接合工程において、接合後においても前記バンプの前記可撓性基板の前記対向面からの突出高さが、前記対向面の前記バンプの周囲領域を覆っている前記接合層の厚みよりも大きい状態が維持されるように、前記可撓性基板の押圧力を設定することを特徴とするものである。
本発明の配線接続方法によれば、可撓性基板の複数のバンプを一定以上の押圧力でアクチュエータに押圧することによって、バンプを駆動電極に接触させるとともに、接合層に塑性流動を発現させて可撓性基板とアクチュエータとが物理的に接合することができる。この方法によれば、熱硬化性接着剤を用いて接合する場合と比べて、バンプと駆動電極とを導通させた後に接合材を硬化する工程が不要であり、配線部材とアクチュエータの接続工程の時間を短縮することが可能である。
さらに、接合後におけるバンプの突出高さが、バンプの周囲領域を覆っている接合層の厚みよりも大きい状態が維持されるように、接合工程における可撓性基板の押圧力を設定することから、バンプと電気的に接続されている駆動電極を除けば、アクチュエータの表面に接合層が付着しない。従って、接合層によってアクチュエータの動作が阻害されるなどの問題が生じない。
第2の発明の記録装置の配線接続方法は、前記第1の発明において、前記記録部は、それぞれ液体を噴射する複数のノズルと、これら複数のノズルにそれぞれ連通するとともに、平面に沿って配置された複数の圧力室とを含む、流路ユニットを備え、前記アクチュエータは、前記複数の圧力室を覆うように前記流路ユニットに接合された振動板と、前記振動板の前記圧力室と反対側の面に配置された圧電層と、前記圧電層の前記振動板と反対側の面に配置された前記複数の駆動電極とを備えた、圧電式のアクチュエータであり、さらに、各駆動電極は、前記圧力室と対向する領域に配置された駆動部と、この駆動部から前記圧電層の前記振動板と反対側の面に沿って、前記圧力室と対向する領域外まで引き出された接点部と有するものであり、前記接合工程において、前記バンプを前記駆動電極の前記接点部に接触させて接合したときに、前記駆動電極の前記駆動部が、前記バンプの周囲領域を覆っている前記接合層から離間した状態が維持されるように、前記可撓性基板の押圧力を設定することを特徴とするものである。
本発明によれば、駆動部に駆動電圧が印加されたときの圧電層の変形が接合層によって阻害されることがなく、圧電式アクチュエータの良好な作動が確保される。
第3の発明の記録装置の配線接続方法は、前記第1又は第2の発明において、前記接合工程において、前記アクチュエータと前記可撓性基板とを所定温度以上に加熱した状態で、前記可撓性基板の前記複数のバンプを前記アクチュエータに押圧することを特徴とするものである。
本発明によれば、可撓性基板の複数のバンプがアクチュエータに一定以上の押圧力で押圧されることで、バンプを覆う接合層に塑性流動が発現して接合層を構成する樹脂材料がバンプの周囲に流れ出し、流れ出した樹脂材料により可撓性基板とアクチュエータとが物理的に接合される。これによれば、接合材として熱硬化性接着剤を用いた場合と比べて、バンプと駆動電極とを導通させた後に接着剤を硬化する工程が不要であり、配線部材とアクチュエータの接続に要する時間を短縮することが可能である。さらに、アクチュエータに配線部材が接続された後のバンプの高さは、バンプの周囲領域に残留している接合層の厚みよりも大きい状態が維持されている。従って、バンプと電気的に接続されている駆動電極を除けば、アクチュエータの表面に接合層が接触しないことになり、接合層によってアクチュエータの動作が阻害されるなどの問題が生じない。
次に、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、記録装置として、被記録媒体である記録用紙にインクを噴射して記録するインクジェットヘッドに本発明を適用した一例である。
まず、本実施形態のインクジェットヘッド2を備えたインクジェットプリンタ100について簡単に説明する。図1に示すように、インクジェットプリンタ100は、図1の左右方向に移動可能なキャリッジ1と、このキャリッジ1に設けられて記録用紙Pに対してインクを噴射するシリアル型のインクジェットヘッド2と、記録用紙Pを図1の前方へ搬送する搬送ローラ3を備えている。
インクジェットヘッド2は、キャリッジ1と一体的に図1の左右方向へ移動しつつ、図示しないインクカートリッジから供給されたインクを、その下面に配置されたノズル20(図2〜図5参照)から記録用紙Pに対してインクを噴射する。また、搬送ローラ3は、記録用紙Pを図1の前方へ搬送する。そして、インクジェットプリンタ100は、インクジェットヘッド2のノズル20から記録用紙Pへインクを噴射させながら、搬送ローラ3により記録用紙Pを前方へ搬送させることで、記録用紙Pに所望の画像や文字等を記録するように構成されている。
次に、インクジェットヘッド2について詳細に説明する。図2〜図5に示すように、インクジェットヘッド2は、ノズル20及び圧力室14を含むインク流路が形成された流路ユニット4(記録部)と、圧力室14内のインクに圧力を付与することにより、流路ユニット4のノズル20からインクを噴射させる(流路ユニット4を駆動する)圧電アクチュエータ5とを備えている。
まず、流路ユニット4について説明する。図4、図5に示すように、流路ユニット4はキャビティプレート10、ベースプレート11、マニホールドプレート12、及びノズルプレート13を備えており、これら4枚のプレート10〜13が積層状態で接合されている。このうち、キャビティプレート10、ベースプレート11及びマニホールドプレート12はステンレス鋼製の板であり、これら3枚のプレート10〜12に、後述するマニホールド17や圧力室14等のインク流路をエッチングにより容易に形成することができるようになっている。また、ノズルプレート13は、例えば、ポリイミド等の高分子合成樹脂材料により形成され、マニホールドプレート12の下面に接着される。あるいは、このノズルプレート13も、3枚のプレート10〜12と同様にステンレス鋼等の金属材料で形成されていてもよい。
図2〜図5に示すように、4枚のプレート10〜13のうち、最も上方に位置するキャビティプレート10には、平面に沿って配列された複数の圧力室14がプレート10を上下に貫通する孔により形成されている。また、複数の圧力室14は、紙送り方向(図2の上下方向)に千鳥状に2列に配列されている。そして、複数の圧力室14は上下両側から後述する振動板30とベースプレート11によりそれぞれ覆われている。さらに、各圧力室14は、平面視で走査方向(図2の左右方向)に長い、略楕円形状に形成されている。
図3、図4に示すように、ベースプレート11の、平面視で圧力室14の両端部と重なる位置には、それぞれ連通孔15,16が形成されている。また、マニホールドプレート12には、平面視で、2列に配列された圧力室14の連通孔15側の部分と重なるように、紙送り方向に延びる2つのマニホールド17が形成されている。これら2つのマニホールド17は、後述の振動板30に形成されたインク供給口18に連通しており、図示しないインクタンクからインク供給口18を介してマニホールド17へインクが供給される。さらに、マニホールドプレート12の、平面視で複数の圧力室14のマニホールド17と反対側の端部と重なる位置には、それぞれ、複数の連通孔16に連なる複数の連通孔19も形成されている。
さらに、ノズルプレート13の、平面視で複数の連通孔19にそれぞれ重なる位置には、複数のノズル20が形成されている。図2に示すように、複数のノズル20は、紙送り方向に沿って2列に配列された複数の圧力室14の、マニホールド17と反対側の端部とそれぞれ重なるように配置されている。つまり、複数のノズル20は、複数の圧力室14とそれぞれ対応して千鳥状に2列に配列されている。
そして、図4に示すように、マニホールド17は連通孔15を介して圧力室14に連通し、さらに、圧力室14は、連通孔16,19を介してノズル20に連通している。このように、流路ユニット4内には、マニホールド17から圧力室14を経てノズル20に至る個別インク流路21が複数形成されている。
次に、圧電アクチュエータ5について説明する。図2〜図5に示すように、圧電アクチュエータ5は、複数の圧力室14を覆うようにキャビティプレート10の上面に配置された振動板30と、この振動板30の上面(圧力室14と反対側の面)に、複数の圧力室14に跨って配置された圧電層31と、圧電層31の上面(振動板30と反対側の面)に配置された複数の個別電極32(駆動電極)とを備えている。
振動板30は、平面視で略矩形状の金属板であり、例えば、ステンレス鋼等の鉄系合金、銅系合金、ニッケル系合金、あるいは、チタン系合金などからなる。この振動板30は、キャビティプレート10の上面に複数の圧力室14を覆うように配設された状態で、キャビティプレート10に接合されている。また、導電性を有する振動板30の上面は、圧電層31の下面側に配置されることによって、上面の複数の個別電極32との間で圧電層31に厚み方向の電界を生じさせる共通電極を兼ねている。そのため、振動板30とは別に共通電極を設ける必要がなく、その分、圧電アクチュエータ5の構成が簡単になる。また、この共通電極としての振動板30は、常にグランド電位に保持されている。
圧電層31は、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との固溶体であり強誘電体であるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を主成分とする圧電材料からなる。この圧電層31は、振動板30の上面の、複数の圧力室14に跨って連続的に形成されている。
複数の個別電極32は、圧電層31の上面の複数の圧力室14と対応する位置にそれぞれ配置されている。これら複数の個別電極32は、それぞれ、金、銅、銀、パラジウム、白金、あるいは、チタンなどの導電性材料からなる。各個別電極32は、圧力室14よりも一回り小さい略楕円形の平面形状を有する駆動部32aと、この駆動部32aの一端部から圧電層31の上面に沿って延びる接点部32bとを有する。駆動部32aは、圧電層31の上面の、対応する圧力室14の略中央部と対向する領域に配置されている。一方、接点部32bは、駆動部32aの長手方向一端部から駆動部32aの長手方向に沿って引き出されており、圧電層31の上面の、対応する圧力室14と対向しない領域まで延びている。つまり、駆動部32aから引き出された接点部32bの先端部は、平面視で圧力室14の周縁よりも外側の、比較的剛性の高い領域に位置している。
また、図2〜図5に示すように、この圧電アクチュエータ5の上方には、可撓性を有する配線部材である、フレキシブルプリント配線板(Flexible Printed Circuit:FPC)50が、複数の個別電極32を覆うように配置されている。このFPC50は、圧電アクチュエータ5の駆動回路であるドライバIC(図示省略)と複数の個別電極32とを電気的に接続し、ドライバICから複数の個別電極32に対して所定の駆動信号(駆動電圧)を供給するためのものである。FPC50の構造、及び、FPC50と圧電アクチュエータ5の接続構造については、後ほど詳しく説明する。
次に、インク噴射時における圧電アクチュエータ5の作用について説明する。複数の個別電極32に対して、ドライバICからFPC50を介して選択的に駆動電圧が印加されると、駆動電圧が印加された個別電極32の駆動部32aと、グランド電位に保持されている圧電層31下側の共通電極としての振動板30の電位が互いに異なった状態となることから、個別電極32と振動板30の間に挟まれた圧電層31に厚み方向の電界が生じる。そして、圧電層31の分極方向と電界の方向とが同じ場合には、圧電層31はその分極方向である厚み方向に伸びて水平方向に収縮し、この圧電層31の収縮変形に伴って、振動板30の圧力室14と対向する部分が圧力室14側に凸となるように変形する。このとき、圧力室14の容積が減少することからその内部のインクに圧力が付与され、圧力室14に連通するノズル20からインクの液滴が噴射される。
次に、FPC50(配線部材)と圧電アクチュエータ5との接続構造について、図4、図5、及び、図6(a)、(b)を参照して詳細に説明する。尚、図6(a)はFPC50が圧電アクチュエータ5に接続される前の状態、(b)はFPC50が圧電アクチュエータ5に接続された状態をそれぞれ示している。
図4、図5、及び、図6(a)、(b)に示すように、FPC50は、複数の個別電極32に対応して下方へ突出するように形成された複数の導電性のバンプ51を有する可撓性基板52と、この可撓性基板52の下面(圧電アクチュエータ5と対向する面)に形成された接合層53とを有する。
可撓性基板52は、基材54と、この基材54の下面に形成された複数の配線部55と、基材54の下面に複数の配線部55を覆うように形成された被覆層56とを有する、シート状の積層体である。
基材54は、絶縁性と可撓性とを兼ね備えたシート状の部材であり、例えば、ポリイミド等の合成樹脂製のシートを用いることができる。この基材54には、その一部が局所的に下方へ突出するように変形することにより、複数の凸部54aが形成されている。
複数の配線部55は、例えば、銅箔からなるものであり、それぞれの配線部55が独立してドライバICまで延在するようにパターニングされる。また、これら複数の配線部55の先端部を構成する導電層55aは、基材54に形成された凸部54aの表面を覆っている。尚、凸部54aを覆う導電層55aの表面には、メッキ(例えば、Au−Niメッキ)が施されている。そして、凸部54aとこの凸部54aを覆う導電層55a(配線部55の先端部)とから、基材54の下面から下方へ突出する1つのバンプ51が構成されている。
このように、バンプ51の表面の導電層55aは配線部55の一部(先端部)であることから、複数のバンプ51は複数の配線部55とそれぞれ電気的に接続されていることになる。そして、複数のバンプ51の表面が圧電アクチュエータ5の複数の個別電極32と接触することで、FPC50の複数の配線部55を介して、ドライバICと圧電アクチュエータ5の複数の個別電極32が電気的に接続される。
このような構造のバンプ51は、基材54の下面に複数の配線部55(導電層55a)を形成した後に、プレス加工等により基材54の一部を局所的に下方へ突出させるだけで形成することができることから、その形成が容易である。
被覆層56は、絶縁性の樹脂材料からなり、複数のバンプ51が配置された領域を除く、基材54の下面全域に形成されている。つまり、複数のバンプ51は、被覆層56からそれぞれ突出している。この被覆層56は、複数の配線部55のそれぞれを周囲から電気的に絶縁するとともに、複数の配線部55を保護する役割も果たす。この被覆層56は、例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、あるいは、ポリイミド系樹脂等の、熱硬化性樹脂からなる。
以上説明した可撓性基板52の、圧電アクチュエータ5と対向する下面には、接合層53が形成されている。この接合層53は、バンプ51を個別電極32の接点部32bに接触(電気的に接続)させた状態で、バンプ51の周囲において、可撓性基板52と圧電アクチュエータ5とを物理的に接合するためのものである。
接合層53は、その内部に作用するせん断応力が小さい状態では弾性を示すが、一定以上のせん断応力が作用したときには塑性流動を発現して流動性を示す樹脂材料からなる。このような性質を有する樹脂材料として、例えば、エポキシ樹脂をベースとした接着剤に25−90重量部の有機物粒子を加えた樹脂を用いることができる。エポキシ樹脂は、ビスフェノールAタイプ、ビスフェノールFタイプ、フェノールノボラックタイプ、クレゾールノボラックタイプのエポキシ樹脂、または、脂肪族エポキシ樹脂である。また、添加される有機粒子は、アクリル系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、スチレン−ブタジエン−アクリル系樹脂、メラミン樹脂、メラミン−イソシアヌレート付加物、ポリイミド、シリコーン樹脂、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルフォン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリベンゾイミダゾール、ポリアリレート、液晶ポリマー、オレフィン系樹脂、エチレン−アクリル共重合体などの粒子が使用され、そのサイズは、10μm以下、好ましくは5μm以下とされる。また、好ましくは、エポキシ樹脂と有機粒子との相溶性を高めるために、官能反応基が混入される。
前述したように、接合層53は、バンプ51の周囲において可撓性基板52と圧電アクチュエータとを物理的に接合するものであるから、少なくともバンプ51の表面を覆うように形成される。尚、複数のバンプ51のそれぞれの表面にのみピンポイントで接合層53を形成してもよいが、精細なピッチで形成されている複数のバンプ51のそれぞれに接合層53を形成することは、現実には困難で、実現できたとしてもコストがかかる。そこで、本実施形態では、図4、図5に示すように、接合層53は、複数のバンプ51とそれらの周辺領域を含む、可撓性基板52の下面全域を覆うように形成されている。この構成は、塑性流動を発現する樹脂材料からなるフィルムを、可撓性基板52の下面に貼り付けるだけで容易に実現できる。
以上説明したFPC50を圧電アクチュエータ5と接続する際には、ホットプレス等を用いて、流路ユニット4に接合された圧電アクチュエータ5とFPC50とを所定温度以上に加熱した状態で、FPC50を、一定以上の押圧力(接合層53に塑性流動を発現させるのに必要な押圧力)で圧電アクチュエータ5の上面(電極配置面)に押し付けて、可撓性基板52の複数のバンプ51を複数の個別電極32の接点部32bにそれぞれ押圧する。すると、バンプ51を覆っている接合層53に一定以上のせん断応力が生じ、接合層53に塑性流動が発現する。
このとき、バンプ51を覆っていた接合層53がバンプ51の周囲に流れ出し、バンプ51と接点部32bとが直接接触し、接合される。同時に、バンプ51の表面から流れ出した接合層53は、バンプ51の周囲において接点部32bに固着する。これにより、バンプ51と個別電極32の接点部32bが直接接触して両者が電気的に接続されるとともに、このバンプ51の周囲に流れ出した接合層53の樹脂材料によって、可撓性基板52と圧電アクチュエータ5とが物理的に接合される(接合工程)。このように、接合層53に塑性流動を発現させて接合する場合には、熱硬化性接着剤を用いる従来の方法と比べて、バンプ51と個別電極32とを接触させた後に一定時間加熱して接着剤を硬化させる工程が不要であり、FPC50と圧電アクチュエータ5の接続に要する時間を短縮することが可能である。
ところで、この接合工程においては、接合層53に塑性流動を生じさせる程度の押圧力でFPC50を圧電アクチュエータ5へ押圧することが必要である。ここで、圧電アクチュエータ5の接点部32bに押し付けられることによって、バンプ51は少し押し潰されるため、図6(a),(b)に示すように、接合後における、可撓性基板52(被覆層56)の下面からのバンプ51の突出高さh2は、接合前のバンプ51の突出高さh1に比べて低くなる。
その一方で、この押圧力が大きすぎると、接合後のバンプ51の突出高さh2が接合層53の厚みtと同程度となるまでバンプ51が潰れてしまう。このときには、バンプ51の周囲領域を覆っている接合層53が、圧力室14と対向する個別電極32の駆動部32aに接触してしまうことになり、圧力室14の上方を覆う圧電層31の変形が阻害される。さらに、ここまでバンプ51が潰れてしまうと、接合層53のバンプ51の周囲への流出量が多くなり、バンプ51の表面を覆っていた接合層53が個別電極32の駆動部32aや圧電層31の表面まで流れ出てしまうことから、やはり、圧電層31の変形が阻害されてしまうことになる。
そこで、本実施形態では、接合後の状態(接合層53による物理的接合状態)においても、バンプ51の突出高さh2がバンプ51の周囲領域を覆っている接合層53の厚みtよりも大きい状態が維持されるように、可撓性基板52の押圧力が設定されている。そして、FPC50上に設置したサーマルヘッドにより、設定された押圧力でプレスすることで、バンプ51を個別電極32に押し付ける。その結果、図6(b)に示すように、接合層53により可撓性基板52と圧電アクチュエータ5とが物理的に接合された状態において、バンプ51の突出高さh2が、バンプ51の周囲領域を覆っている接合層53の厚みtよりも大きくなり、個別電極32の駆動部32aがFPC50の接合層53から離間する。従って、バンプ51と電気的に接続されている接点部32bを除けば、圧電アクチュエータ5の上面に接合層53が付着しないことから、接合層53によって圧電アクチュエータ5の動作(特に、圧力室14上における圧電層31の変形)が阻害されることがない。
尚、接合時におけるFPC50の加熱温度は、FPC50のバンプ51と圧電アクチュエータ5の接点部32bとが確実に接合される温度とする。例えば、バンプ51(導電層55a)と接点部32bの表面に同じメッキ(Au−Niメッキ等)が施されている場合には、溶融温度に達しなくてもバンプ51と接点部32bの導通はとれるため、比較的低温(例えば、150℃)で両者を接合できる。一方、バンプ51と接点部32bでメッキの種類が異なる場合(Au−NiメッキとSnメッキなど)には、比較的高温(例えば、230℃)まで加熱して接合部分において合金化させることにより、両者を接合する。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]FPCのバンプの構造は、前記実施形態の構造のものに限られず、種々の構造を採用することができる。例えば、図7に示すFPC50Aの可撓性基板52Aは、複数の貫通孔60が形成された基材54Aと、基材54Aの上面(圧電アクチュエータ5と反対側の面)に形成された複数の配線部55Aと、基材54Aの上面に、複数の配線部55Aを被覆するように形成された被覆層56Aとを有する。また、複数の配線部55Aの先端部を構成する導電層55aは、複数の貫通孔60を塞ぐように形成されている。さらに、可撓性基板52Aの下面(基材54Aの下面)には、加圧されることによって塑性流動を発現する樹脂材料からなる、接合層53が形成されている(変更形態1)。
ここで、樹脂材料等からなる被覆層56Aの一部が、基材54Aの貫通孔60を通って下方(圧電アクチュエータ5側)へ突出している。これに伴い、貫通孔60を塞ぐように形成された、配線部55Aの先端部(導電層55a)も基材54Aよりも下方へ押し出されている。つまり、複数の貫通孔60を通ってそれぞれ基材54Aから下方へ突出した、被覆層56Aの複数の突出部56aが導電層55aで覆われることによって、複数のバンプ51Aが構成されている。尚、接合層53は、複数のバンプ51Aを含む可撓性基板52Aの下面全域に形成されている。
尚、この変更形態1のバンプ51Aは、基材54Aにその貫通孔60を塞ぐように導電層55aを形成し、プレス加工により導電層55aを基材54Aよりも下方へ突出させた後、その突出した導電層55a内に被覆層56Aを構成する樹脂材料を充填することによって、形成することができる。
この変更形態1においては、バンプ51A内に被覆層56Aを構成する材料が充填されているため、圧電アクチュエータ5の個別電極32に押圧された時にバンプ51Aが変形しにくい。従って、少し高めの押圧力でFPC50Aを押圧することによって、接合層53に確実に塑性流動を発現させることが可能である。
また、前記実施形態の構造(図6参照)に加えて、基材54の上面に被覆層56と同様の熱硬化性樹脂からなる被覆層66を形成してもよい(変更形態2)。例えば、図8に示すように、FPC50Bは、基材54の上面に形成された被覆層66を有しているが、この被覆層66は、基材54の凸部54aの裏に形成された凹部にも充填されている。これにより、FPC50Bの剛性を高めることができる。
また、導電性のバンプが、従来から広く用いられている、錫や鉛、亜鉛等を含むハンダからなるものであってもよい。例えば、図9に示すFPC50Cの可撓性基板52Cは、複数の貫通孔71を有する基材54Cと、基材54Cの上面に形成された複数の配線部55Cと、基材54Cの上面に、複数の配線部55Cを被覆するように形成された被覆層56Cとを有する。また、複数の配線部55Cの先端部を構成する導電層55aは、複数の貫通孔71を塞ぐように形成されている。そして、複数の貫通孔71内には、複数の配線部55Cにそれぞれ導通した、ハンダからなる複数のバンプ51Cがそれぞれ配置され、バンプ51Cは基材54Cの下面からさらに下方へ突出している(変更形態3)。
また、図10に示すFPCの可撓性基板52は、基材54Dと、この基材54Dの下面に形成された複数の配線部55Dと、複数の配線部55Dを被覆する被覆層56Dとを有する。基材54Dの下面には、複数の配線部55Dの先端部にそれぞれ導通した、ハンダからなる複数のバンプ51Dが配置され、バンプ51Dは、被覆層56Dを突き抜けて下方へ突出している(変更形態4)。
そして、図9、図10に示されるような、ハンダからなるバンプ51C,51Dを有する可撓性基板52C,52Dに対しても、加圧されることにより塑性流動を発現する接合層53が設けられることで、前記実施形態と同様の作用・効果が得られる。
2]前記実施形態の圧電アクチュエータ5は、個別電極32が、圧力室14と対向する領域に位置する駆動部32aと、この駆動部32aから圧力室14と対向する領域外まで引き出された接点部32bを有するものであり、接点部32bとFPC50のバンプ51が電気的に接続されている(図6参照)。しかし、FPCと圧電アクチュエータの接続構造はこのような構成に限られるものではなく、図11に示すように、個別電極32の、圧力室14と対向する領域に配置された駆動部32aに直接バンプ51が接続されてもよい(変更形態5)。この構成においても、接合後におけるバンプ51の突出高さh2が、バンプ51の周囲領域を覆っている接合層53の厚みtよりも大きい状態が維持されるように、可撓性基板52の押圧力を設定する。これにより、バンプ51と接続される部分を除いて、個別電極32(駆動部32a)が接合層53から離間することになり、接合層53によって圧電層31の変形が阻害されない。
3]前記実施形態では、可撓性基板52の下面に、樹脂フィルムを貼り付けるなどして、接合層53が全面的に形成されている(図4,図5参照)。しかし、接合層が基板下面に全面的に形成される必要は必ずしもなく、複数のバンプをそれぞれ含む離散的に配置された複数の領域に、それぞれ接合層が形成されていてもよい。尚、この場合でも、バンプそのもののみを覆うように、接合層を高い精度でピンポイントに形成する必要はなく、バンプとそのバンプの周辺領域を含む比較的広い領域にわたって、接合層を付着させてもよい。このように、接合層を比較的低い精度でバンプに付着させた場合であっても、本発明を適用して、接合後におけるバンプの突出高さを、バンプの周辺領域の接合層の厚みよりも大きくすれば、バンプの周辺領域に形成された接合層が圧電アクチュエータの表面から離間させることができ、接合層により圧電層の変形が阻害されない。
本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成図である。 インクジェットヘッドの平面図である。 図2の一部拡大図である。 図3のIV-IV線断面図である。 図3のV-V線断面図である。 FPCのバンプと圧電アクチュエータの接点部の周辺の拡大図であり、(a)はFPCが圧電アクチュエータに接続される前の状態、(b)はFPCが圧電アクチュエータに接続された状態をそれぞれ示す。 変更形態1の、FPCのバンプと圧電アクチュエータの接点部の周辺の拡大図である。 変更形態2の、FPCのバンプと圧電アクチュエータの接点部の周辺の拡大図である。 変更形態3の、FPCのバンプと圧電アクチュエータの接点部の周辺の拡大図である。 変更形態4の、FPCのバンプと圧電アクチュエータの接点部の周辺の拡大図である。 変更形態5の、FPCのバンプと圧電アクチュエータの個別電極の周辺の拡大図である。
符号の説明
2 インクジェットヘッド
4 流路ユニット
5 圧電アクチュエータ
14 圧力室
20 ノズル
30 振動板
31 圧電層
32 個別電極
32a 駆動部
32b 接点部
50,50A,50B,50C,50D FPC
51,51A,51C,51D バンプ
52,52A,52C,52D 可撓性基板
53 接合層
54,54A,54C,54D 基材
54a 凸部
55,55A,55C,55D 配線部
55a 導電層
56,56A,56C,56D 被覆層
56a 突出部
60 貫通孔

Claims (3)

  1. 被記録媒体に対する記録動作を行う記録部と、その表面に配置された複数の駆動電極を有し、前記記録部を駆動するアクチュエータと、前記アクチュエータの電極配置面と対向した状態で、前記複数の駆動電極に電気的に接続された配線部材とを備えた記録装置の配線接続方法であって、
    前記配線部材は、
    基材と、この基材の少なくとも一方の面に形成された複数の配線部と、これら複数の配線部を覆う被覆層とを含む可撓性基板であって、前記アクチュエータとの対向面に前記複数の駆動電極に対応して突出状に形成され、前記複数の配線部と電気的に接続された複数のバンプを有する、可撓性基板と、
    加圧によって塑性流動を発現する樹脂材料からなり、前記可撓性基板の前記対向面に、少なくとも前記複数のバンプとそれらの周囲領域を覆うように形成された接合層を有するものであり、
    前記可撓性基板の複数のバンプを前記アクチュエータに押圧し、前記バンプを覆っている前記接合層に塑性流動を発現させて、前記複数の駆動電極と前記複数のバンプとを直接接触させるとともに、塑性流動が発現した前記接合層により前記可撓性基板と前記アクチュエータを物理的に接合する接合工程を備え、
    前記接合工程において、接合後においても前記バンプの前記可撓性基板の前記対向面からの突出高さが、前記対向面の前記バンプの周囲領域を覆っている前記接合層の厚みよりも大きい状態が維持されるように、前記可撓性基板の押圧力を設定することを特徴とする記録装置の配線接続方法。
  2. 前記記録部は、それぞれ液体を噴射する複数のノズルと、これら複数のノズルにそれぞれ連通するとともに、平面に沿って配置された複数の圧力室とを含む、流路ユニットを備え、
    前記アクチュエータは、前記複数の圧力室を覆うように前記流路ユニットに接合された振動板と、前記振動板の前記圧力室と反対側の面に配置された圧電層と、
    前記圧電層の前記振動板と反対側の面に配置された前記複数の駆動電極とを備えた、圧電式のアクチュエータであり、
    さらに、各駆動電極は、前記圧力室と対向する領域に配置された駆動部と、この駆動部から前記圧電層の前記振動板と反対側の面に沿って、前記圧力室と対向する領域外まで引き出された接点部と有するものであり、
    前記接合工程において、前記バンプを前記駆動電極の前記接点部に接触させて接合したときに、前記駆動電極の前記駆動部が、前記バンプの周囲領域を覆っている前記接合層から離間した状態が維持されるように、前記可撓性基板の押圧力を設定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置の配線接続方法。
  3. 前記接合工程において、前記アクチュエータと前記可撓性基板とを所定温度以上に加熱した状態で、前記可撓性基板の前記複数のバンプを前記アクチュエータに押圧することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置の配線接続方法。
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