JP5075380B2 - 遊技媒体貸出システム及び不正検知方法 - Google Patents

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本発明は、遊技機に併設された遊技媒体貸出装置と、該遊技媒体貸出装置からの補給要求に応答して遊技媒体の補給指示を行う管理装置と、この管理装置からの補給指示に応答して遊技媒体貸出装置に補給すべき所定数の遊技媒体を補給処理する遊技媒体補給装置とを有する遊技媒体貸出システム及びその不正検知方法に関し、特に、遊技媒体貸出装置の貯留タンクに対して遊技媒体を補給する場合の第三者又は店員による不正を正確かつ効率良く検知することができる遊技媒体貸出システム及び不正検知方法に関する。
従来、パチンコ機やパチスロ機に併設される遊技媒体貸出装置(以下「台間機」と言う)には、遊技媒体を貯留する貯留タンク(以下「ホッパ」と言う)が設けられており、所定の遊技媒体貸出操作が行われると、この台間機のホッパから遊技媒体が払い出される。この際、この台間機のホッパに貯留する遊技媒体数が所定未満になると、自動補給機から該台間機のホッパに対して遊技媒体を自動補給する遊技媒体自動補給システムが導入されることが多い。
このような遊技媒体自動補給システムを採用すると、悪意のある第三者によるいわゆる「ホッパゴト行為」が行われた場合に、ホッパ内の遊技媒体が第三者により不正に搾取されるだけでなく、自動補給機から自動補給される遊技媒体についても不正に搾取され、遊技店に甚大な被害が生ずる可能性がある。
このため、自動補給機からホッパに遊技媒体を自動補給する場合に、悪意のある第三者による不正行為に対抗する従来技術が知られている。例えば、特許文献1には、遊技媒体を用いて遊技する遊技機と、該遊技機に設けられた貯留タンクであるホッパ内の遊技媒体数が所定未満になると、自動的に遊技媒体を貯留タンクに補給する自動補給機とが組み合わされている場合に、不正行為により遊技媒体の払い出しが行われると、この不正行為が行われた事実を検知して自動補給機からの遊技媒体の自動補給作業を停止させ、もって不正行為を抑止する不正防止装置が開示されている。
具体的には、この特許文献1のものは、ホッパの遊技媒体貯留量センサ信号、遊技機が発する大当り状態信号及び不正電波検知信号等の入力信号を演算することにより、不正が行われているか否かを判定し、不正が行われていると判定した場合には、不正防止装置により不正が行われている遊技機に対する遊技媒体の自動補給を停止するよう構成している。
特開2001−145770号公報
しかしながら、この特許文献1に代表される不正防止装置を用いたとしても、第三者による不正を適切に検知できなければ不正行為に適切に対処することができないという問題がある。台間機から不正に遊技媒体を搾取するホッパゴトには様々なものがあり、全てのホッパゴトの発生を検知するのは事実上困難であるためである。加えて、今後はさらに新規かつ巧妙なホッパゴトが登場し得ることを考え合わせると、この特許文献1のようにホッパゴトの発生事実を検知することは現実的ではない。
また、上記説明では、第三者のみによる不正行為について説明したが、この第三者が遊技店の従業員と結託して不正行為を行った場合には、さらに不正行為に対する対処が難しくなる。例えば、自動補給機の故障時には、従業員が手作業で台間機に遊技媒体を補給することになるが、かかる場合に従業員がその一部を搾取して第三者に受け渡す不正を行うと、上記特許文献1では不正を検知することができない。
このことから、自動補給機を用いて台間機のホッパに遊技媒体を自動補給する場合に、第三者によるホッパゴト又は店員による不正にいかにして対処するかが重要な課題となっている。なお、台間機のホッパに対して直接遊技媒体を自動補給する自動補給機ではなく、自動補給機から所定数の遊技媒体を補給用スコップに払い出し、従業員がこの補給用スコップを台間機まで運搬して手作業で台間機のホッパに遊技媒体を補給する場合にも同様の課題が生ずる。
この発明は、上記課題(問題点)に鑑みてなされたものであり、遊技媒体貸出装置の貯留タンクに対して遊技媒体を補給する場合の第三者又は店員による不正を正確かつ効率良く検知することができる遊技媒体貸出システム及び不正検知方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、遊技機に併設された遊技媒体貸出装置と、該遊技媒体貸出装置からの補給要求に応答して遊技媒体の補給指示を行う管理装置と、前記管理装置からの補給指示に応答して前記遊技媒体貸出装置に補給すべき所定数の遊技媒体を補給処理する遊技媒体補給装置とを有する遊技媒体貸出システムであって、前記遊技媒体貸出装置は、前記遊技媒体を貯留する貯留タンクと、前記貯留タンク内に貯留する遊技媒体数が不足状態又は不足状態に近い状態となった際に、前記管理装置に対して遊技媒体の補給要求を行う補給要求手段と、所定の遊技媒体貸出操作に応答して所定数の遊技媒体を貸し出す都度、遊技媒体を貸し出した旨を前記管理装置に対して通知する通知手段とを備え、前記管理装置は、前記遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数と前記遊技媒体貸出装置から貸し出される遊技媒体貸出数とに基づいて基準売上パルス数を算定し、前記遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数と前記基準売上パルス数とを比較して、比較結果に基づいて不正の有無を検知する不正検知手段と、前記不正検知手段により不正が検知されない場合にのみ、前記遊技媒体補給装置に対して補給指示を行う補給指示手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技機に併設された遊技媒体貸出装置と、該遊技媒体貸出装置からの補給要求に応答して遊技媒体の補給指示を行う管理装置と、前記管理装置からの補給指示に応答して前記遊技媒体貸出装置に補給すべき所定数の遊技媒体を補給処理する遊技媒体補給装置とを有する遊技媒体貸出システムであって、前記遊技媒体貸出装置は、前記遊技媒体を貯留する貯留タンクと、前記貯留タンク内に貯留する遊技媒体数が不足状態又は不足状態に近い状態となった際に、前記管理装置に対して遊技媒体の補給要求を行う補給要求手段と、所定の遊技媒体貸出操作に応答して所定数の遊技媒体を貸し出す都度、遊技媒体を貸し出した旨を前記管理装置に対して通知する通知手段とを備え、前記管理装置は、前記遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数と前記遊技媒体貸出装置から貸し出される遊技媒体貸出数と遊技媒体の単価とに基づいて基準売上金額を算定し、前記遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数及び遊技媒体の単価から算定された売上金額と前記基準売上金額とを比較して、比較結果に基づいて不正の有無を検知する不正検知手段と、前記不正検知手段により不正が検知されない場合にのみ、前記遊技媒体補給装置に対して補給指示を行う補給指示手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技機に併設された遊技媒体貸出装置と、該遊技媒体貸出装置からの補給要求に応答して遊技媒体の補給指示を行う管理装置と、前記管理装置からの補給指示に応答して前記遊技媒体貸出装置に補給すべき所定数の遊技媒体を補給処理する遊技媒体補給装置とを有する遊技媒体貸出システムであって、前記遊技媒体貸出装置は、前記遊技媒体を貯留する貯留タンクと、前記貯留タンク内に貯留する遊技媒体数が不足状態又は不足状態に近い状態となった際に、前記管理装置に対して遊技媒体の補給要求を行う補給要求手段と、所定の遊技媒体貸出操作に応答して所定数の遊技媒体を貸し出す都度、遊技媒体を貸し出した旨を前記管理装置に対して通知する通知手段とを備え、前記管理装置は、前記遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数と遊技媒体の基本貸出数とに基づいて累計貸出数を算定し、算定された累計貸出数及び前記遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数に基づいて不正の有無を検知する不正検知手段と、前記不正検知手段により不正が検知されない場合にのみ、前記遊技媒体補給装置に対して補給指示を行う補給指示手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記補給要求手段は、前記貯留タンク内に配設されたニアエンプティセンサによりニアエンプティが検出された際に、前記管理装置に対してニアエンプティ信号を送信して遊技媒体の補給要求を行い、前記通知手段は、所定の遊技媒体貸出操作に応答して所定数の遊技媒体を貸し出した際に、前記管理装置に対して売上パルスを送信して遊技媒体を貸し出した旨を通知することを特徴とする。
また、本発明は、遊技機に併設された遊技媒体貸出装置と、該遊技媒体貸出装置からの補給要求に応答して遊技媒体の補給指示を行う管理装置と、前記管理装置からの補給指示に応答して前記遊技媒体貸出装置に補給すべき所定数の遊技媒体を補給処理する遊技媒体補給装置とを有する遊技媒体貸出システムの不正検知方法であって、前記遊技媒体貸出装置が、前記遊技媒体を貯留する貯留タンク内に貯留する遊技媒体数が不足状態又は不足状態に近い状態となった際に、前記管理装置に対して遊技媒体の補給要求を行う補給要求工程と、所定の遊技媒体貸出操作に応答して所定数の遊技媒体を貸し出す都度、遊技媒体を貸し出した旨を前記管理装置に対して通知する通知工程と、前記管理装置が、前記遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数と前記遊技媒体貸出装置から貸し出される遊技媒体貸出数とに基づいて基準売上パルス数を算定し、前記遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数と前記基準売上パルス数とを比較して、比較結果に基づいて不正の有無を検知する不正検知工程と、前記不正検知工程により不正が検知されない場合にのみ、前記遊技媒体補給装置に対して補給指示を行う補給指示工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明は、遊技機に併設された遊技媒体貸出装置と、該遊技媒体貸出装置からの補給要求に応答して遊技媒体の補給指示を行う管理装置と、前記管理装置からの補給指示に応答して前記遊技媒体貸出装置に補給すべき所定数の遊技媒体を補給処理する遊技媒体補給装置とを有する遊技媒体貸出システムの不正検知方法であって、前記遊技媒体貸出装置が、前記遊技媒体を貯留する貯留タンク内に貯留する遊技媒体数が不足状態又は不足状態に近い状態となった際に、前記管理装置に対して遊技媒体の補給要求を行う補給要求工程と、所定の遊技媒体貸出操作に応答して所定数の遊技媒体を貸し出す都度、遊技媒体を貸し出した旨を前記管理装置に対して通知する通知工程と、前記管理装置が、前記遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数と前記遊技媒体貸出装置から貸し出される遊技媒体貸出数と遊技媒体の単価とに基づいて基準売上金額を算定し、前記遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数及び遊技媒体の単価から算定された売上金額と前記基準売上金額とを比較して、比較結果に基づいて不正の有無を検知する不正検知工程と、前記不正検知工程により不正が検知されない場合にのみ、前記遊技媒体補給装置に対して補給指示を行う補給指示工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明は、遊技機に併設された遊技媒体貸出装置と、該遊技媒体貸出装置からの補給要求に応答して遊技媒体の補給指示を行う管理装置と、前記管理装置からの補給指示に応答して前記遊技媒体貸出装置に補給すべき所定数の遊技媒体を補給処理する遊技媒体補給装置とを有する遊技媒体貸出システムの不正検知方法であって、前記遊技媒体貸出装置が、前記遊技媒体を貯留する貯留タンク内に貯留する遊技媒体数が不足状態又は不足状態に近い状態となった際に、前記管理装置に対して遊技媒体の補給要求を行う補給要求工程と、所定の遊技媒体貸出操作に応答して所定数の遊技媒体を貸し出す都度、遊技媒体を貸し出した旨を前記管理装置に対して通知する通知工程と、前記管理装置が、前記遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数と遊技媒体の基本貸出数とに基づいて累計貸出数を算定し、算定された累計貸出数及び前記遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数に基づいて不正の有無を検知する不正検知工程と、前記不正検知工程により不正が検知されない場合にのみ、前記遊技媒体補給装置に対して補給指示を行う補給指示工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明によれば、遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数と遊技媒体貸出装置から貸し出される遊技媒体貸出数とに基づいて基準売上パルス数を算定し、遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数と基準売上パルス数とを比較して、比較結果に基づいて不正の有無を検知するよう構成したので、売上パルスの累計数という指標を用いて効率良く不正の事実を把握することができる。
また、本発明によれば、遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数と遊技媒体貸出装置から貸し出される遊技媒体貸出数と遊技媒体の単価とに基づいて基準売上金額を算定し、遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数及び遊技媒体の単価から算定された売上金額と基準売上金額とを比較して、比較結果に基づいて不正の有無を検知するよう構成したので、管理装置が本来取り扱う売上金額という指標を流用して効率良く不正の事実を把握することができる。
また、本発明によれば、遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数と遊技媒体の基本貸出数とに基づいて累計貸出数を算定し、算定された累計貸出数及び遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数に基づいて不正の有無を検知するよう構成したので、遊技媒体数という厳正な指標を用いて効率良く不正の事実を把握することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る遊技媒体貸出システム及び不正検知方法の好適な実施例を詳細に説明する。以下に示す実施例1では、遊技店の売上等の管理を行うホールコンピュータにおいて不正を検出する場合を示し、実施例2では、遊技媒体貸出装置単体で不正を検出する場合を示すこととする。なお、これらの実施例では、遊技媒体としてパチスロ遊技で利用するメダルを対象とした場合を示すこととするが、本発明はパチンコ玉等の他の遊技媒体を対象とする場合に適用することもできる。
まず、本実施例1に係るメダル貸出システムのシステム構成について説明する。図1は、本実施例1に係るメダル貸出システムのシステム構成を示す図である。同図に示すように、このメダル貸出システムは、パチスロ機10に併設されたメダル貸し機11と、メダル補給機12と、ホールコンピュータ13とが通信回線を介して接続された構成となる。
パチスロ機10は、遊技媒体であるメダルを用いたパチスロ遊技を提供する遊技機であり、遊技客がメダル投入口に例えば3枚のメダルを投入してスタートレバーを操作すると、3つのドラムが回動を開始し、停止ボタン操作に応答してドラムを停止させると、停止したドラム上の絵柄に応じてメダルを払い出すものである。
メダル貸し機11は、パチスロ機10で利用されるメダルを貸し出す台間機であり、その内部にメダル貯留用タンク(以下「ホッパ」と言う)11aを有する。遊技客が、紙幣投入口に1000円札を投入するメダル貸し操作を行うと、このホッパ11a内に貯留するメダルのうち所定枚数(例えば1000円分のメダル貸し操作が行われた場合に50枚)のメダルがノズルを介してパチスロ機10の受け皿に投出されることになる。なお、ここでは紙幣挿入口への1000円紙幣の投入するメダル貸し操作を対象とするが、プリペイドカードをカード挿入口に挿入した状態でメダル貸しボタンを押下操作するメダル貸し操作を対象とすることもできる。
メダル貸し機11のホッパ11aには、ニアエンプティセンサが設けられており、このニアエンプティセンサによりニアエンプティが検知されると、ニアエンプティ信号(以下「NE信号」と言う)がホールコンピュータ13に送信される。このNE信号は、ホッパ11a内のメダルが不足状態に近い状態を意味するが、併せてメダル補給要求の意味合いも有することになる。
メダル補給機12は、メダル補給路12aを介してメダル貸し機11のホッパ11aに対してメダルを自動補給する補給機であり、具体的には、ホールコンピュータ13から補給指示信号を受け付けると、該当するメダル貸し機11のホッパ11aに対して所定枚数(例えば500枚)のメダルを自動補給する。
ホールコンピュータ13は、遊技店内に配設された各メダル貸し機11及びパチスロ機10から送信される信号に基づいて売上げ管理等を行う管理装置であり、併せてメダル貸し機11からNE信号を受信した場合には、メダル補給機12に対して補給指示信号を送信して該当するメダル貸し機11にメダルを補給させる。
ここで、このホールコンピュータ13は、従来のように単にNE信号に応答してメダル補給機12に補給指示信号を送信するのではなく、第三者又は店員による不正を検知する不正検知処理を行ない、不正が検知されない場合にのみメダル補給機12に補給指示信号を送信することになる。
次に、図1に示したメダル貸し機11へのメダル補給手順について説明する。図2は、図1に示したメダル貸し機11へのメダル補給手順を説明するための説明図である。同図に示すように、メダル貸し機11は、メダル貸出操作に応答してメダルを貸し出す都度ホールコンピュータ13に対して売上パルス(1パルス/50枚)を送信するとともに、ホッパ11a内のメダルがニアエンプティになると、ホールコンピュータ13に対してNE信号を送信する。
このNE信号を受信したホールコンピュータ13は、NE信号間の売上パルスの回数に基づいて不正の有無を検知し、不正が検知されない場合には、メダル補給機12に対して補給指示信号を送信する。そして、この補給指示信号を受信したメダル補給機12は、該当するメダル貸し機11のホッパ11aに対して所定枚数(例えば500枚)のメダルを自動補給することになる。
つまり、メダル貸し機11のホッパ11aは、メダル貸出操作に応答して50枚のメダルを払い出すため50枚単位で貯留メダル数が減少し、その貯留メダル数がニアエンプティよりも少なくなると、メダル補給機12からメダル500枚が自動補給される。その後、メダル貸出操作に応答して50枚単位でメダルが減少することになる。
図3−1は、不正が発生しない状況でのメダル貸し機11のホッパ11aに貯留したメダル枚数の推移を示す図であり、図3−2は不正が発生した状況でのメダル貸し機11のホッパ11aに貯留したメダル枚数の推移を示す図である。ここでは、1回のメダル貸出操作に応答して貸し出されるメダル貸出枚数が50枚であり、1回のメダル補給枚数が500枚であるとしている。
図3−1に示すように、時刻t1の時点でホッパ11a内のメダルがニアエンプティ(NE)以下になると、ホールコンピュータ13にNE信号が送信され、メダル補給機12から500枚のメダルがホッパ11a内に自動補給される。このため、不正が行われていない場合には、次にニアエンプティが検知されるまでに500枚÷50枚/回=10回のメダル貸出が可能になる。
これに対して、図3−2に示すように、メダルの自動補給後の6回目のメダル貸出時に第三者による不正なホッパゴトが行われた場合には、時刻t3の時点(6回目のメダル貸出時)でホッパ11aがニアエンプティとなる。つまり、本来ニアエンプティを検知してから次のニアエンプティを検知するまでに10回のメダル貸出ができるはずであるにも係わらず6回のメダル貸出しか行えないことになる。
同様に、メダル補給機12から500枚のメダルを自動補給すべきところを店員がその一部である200枚を搾取した場合にも、300枚÷50枚/回=6回しかメダル貸し出しができないことになる。メダル補給機12による自動補給時に店員がメダルを搾取することは比較的難しいが、メダル補給路12a等に障害が発生した場合には、メダル補給機12から払い出したメダルをメダル補給用スコップを用いて手作業で補給する状況となるため、かかる場合に店員によるメダルの搾取が問題となるのである。
以上のことから、本実施例1に係るメダル貸出システムでは、ホールコンピュータ13が一旦NE信号を受信してから次回のNE信号を受信するまでの間に、メダル貸し機11から受信した売上パルスの回数を計数し、この売上パルスの回数が所定数(例えば10回)未満である場合には不正が発生したものと判定し、10回以上である場合には不正が発生しないものと判定することとしている。なお、10回ではなく10回以上とした理由は、ホッパ11a内に貯留するメダルの枚数を正確に検知することは難しく、ニアエンプティを検知した時点でのメダル枚数には誤差が生ずるためである。この誤差を考慮して、9回以上である場合には不正が発生せず、8回以下である場合に不正が発生したものと判定することもできる。
次に、図1に示したホールコンピュータ13の構成について説明する。図4は、図1に示したホールコンピュータ13の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このホールコンピュータ13は、入力部131と、表示部132と、インターフェース部133と、記憶部134と、制御部135とを有する。
入力部131は、キーボードやマウス等の入力デバイスであり、表示部132は、ディスプレイや液晶パネル等の表示デバイスである。インターフェース部133は、メダル貸し機11及びメダル補給機12との間で通信を行うためのインターフェース部であり、具体的には、メダル貸し機11からNE信号及び売上パルスを受信し、メダル補給機12に対して補給指示信号を送信する。
記憶部134は、ハードディスク装置や不揮発性メモリからなる記憶デバイスであり、売上管理データ134a及び補給管理データ134bを記憶する。売上管理データ134aは、パチスロ機10及びメダル貸し機11ごとの売上データであり、補給管理データ134bは、メダル補給機12からの各メダル貸し機11に対する補給履歴データである。
制御部135は、ホールコンピュータ13全体を制御する制御部であり、売上管理部135a、補給管理部135b及び不正検知処理部135cを有する。売上管理部135aは、記憶部134に記憶した売上管理データ134aを用いて遊技店全体、島毎又はパチスロ機毎の売上を管理する管理部であり、これらの売上データを時間毎、日毎、週毎又は月毎に集計処理する機能も有する。
補給管理部135bは、記憶部134に記憶した補給管理データ134bを用いて各メダル貸し機11に対するメダルの補給実績を管理する管理部である。この補給管理部135bは、メダル貸し機11からNE信号を受信したならば、メダル補給機12に対して該メダル貸し機11にメダル補給するよう補給指示信号を送信する。
不正検知処理部135cは、第三者又は店員によるメダルの搾取に係る不正を検知する本発明に係る処理部である。具体的には、ホールコンピュータ13が一旦NE信号を受信してから次回のNE信号を受信するまでの間に、メダル貸し機11から受信した売上パルスの回数を計数し、この売上パルスの回数が所定数(例えば10回)未満である場合には不正が発生したものと判定し、10回以上である場合には不正が発生しないものと判定する。
次に、図1に示したホールコンピュータ13による不正検知手順について具体的に説明する。図5は、図1に示したホールコンピュータ13による不正検知手順を示すフローチャートである。なお、ここでは説明の便宜上、メダル貸し機11における処理についても併せて説明することとする。
同図に示すように、まずホールコンピュータ13は、NE信号を受信してから次のNE信号を受信するまでの売上パルスの累計値を計数する売上パルスカウンタCを「0」に初期化する(ステップS101)。
その後、メダル貸し機11は、1000円分のメダルを貸し出すメダル貸出操作を受け付けたならば(ステップS102肯定)、50枚のメダルをホッパ11aから払い出すメダル貸出処理を行い(ステップS103)、売上パルスを1パルスホールコンピュータ13に送信する(ステップS104)。なお、メダル貸出機11が、かかるメダル貸出操作を受け付けない場合には(ステップS102否定)、上記ステップS103〜S104の処理を行わない。
そして、ホールコンピュータ13が、メダル貸し機11から売上パルスを受信したならば(ステップS105肯定)、売上パルスカウンタに「1」を加えるインクリメントを行うとともに(ステップS106)、この売上パルス分すなわち1000円分の売上額を加算する売上金額更新処理を行う(ステップS107)。なお、ホールコンピュータ13が、かかる売上パルスを受信しない場合には(ステップS105否定)、上記ステップS106〜S107の処理は行わない。
また、メダル貸し機11がホッパ11aに設けたニアエンプティセンサでニアエンプティを検知した場合は(ステップS108肯定)、ホールコンピュータ13に対してNE信号を送信する(ステップS109)。
そして、ホールコンピュータ13が、メダル貸し機11からNE信号を受信したならば(ステップS111肯定)、売上パルスカウンタCの値が所定のしきい値α以上であるか否かを調べる(ステップS112)。このしきい値αは、メダル補給機12から1回でメダル補給される枚数をメダル貸し機11から1回のメダル貸出操作に応答してメダルを貸し出す貸出枚数で除算した商であり、例えばメダル補給機12から500枚を補給し、メダル貸し機11から50枚を貸し出す場合には「α=500÷50=10」となる。
そして、売上パルスカウンタCの値が所定のしきい値α以上(C≧α)である場合には(ステップS112肯定)、不正が行われていないと判定して、メダル補給機12に対して補給指示信号を送信し(ステップS113)、売上パルスカウンタCを「0」に初期化する(ステップS114)。なお、この補給指示信号には、メダル補給対象となるメダル貸し機11のIDが含まれる。
これに対して、売上パルスカウンタCの値が所定のしきい値α未満(C<α)である場合には(ステップS112否定)、不正が行われたものと判定して、メダル補給機12に対する補給指示信号の送信を行うことなくエラー処理を行う(ステップS115)。このエラー処理としては、表示部132への「不正発生」の表示や遊技店の管理者への「不正発生」の通知が該当する。なお、ホールコンピュータ13が、NE信号を受信しない場合には(ステップS111否定)、上記ステップS112〜S115の処理は行わない。
メダル貸し機11は、上記ステップS102〜S104、S108〜S109の処理を電源が断にされ処理を終了するまで繰り返し(ステップS110)、ホールコンピュータ13は、上記ステップS105〜S107、S111〜S115の処理を電源が断にされ処理を終了するまで繰り返す(ステップS116)。
上記一連の処理を行うことにより、NE信号間の売上パルス数(売上パルスカウンタC)がしきい値α以上であれば不正なしと判定し、NE信号間の売上パルス数(売上パルスカウンタC)がしきい値α未満であれば不正ありと判定することができる。
上述してきたように、本実施例1では、ホールコンピュータ13が、メダル貸し機11から送信されるNE信号間の売上パルス数を計数し、この売上パルス数が所定の値(例えばメダル補給機12からの補給枚数が500枚でメダル貸し機11からの貸出枚数が50枚である場合には「10」となる)以上である場合には不正なしと判定し、メダル補給機12に対して補給指示信号を送信し、メダル補給機12がメダル貸し機11のホッパ11aにメダルを自動補給し、売上パルス数が所定の値未満である場合には不正ありと判定し、メダル補給機12に対する補給指示信号の送信を行うことなくエラー処理を行うよう構成したので、第三者によって新たなホッパゴトの手口で不正が行われた場合や第三者と店員とが共謀して不正を行った場合であっても、その不正の事実を効率的かつ適正に把握して、メダルの不正搾取に係る遊技店の損害を防止することができる。
なお、上記実施例1では、メダル50枚すなわち1000円分のメダル貸出に応答して1パルスの売上パルスを送信することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば100円ごとに1パルスの売上パルスを送信する場合に適用することもできる。この場合にはしきい値を10×αとすれば良い。
また、上記実施例1では、「NE信号間の売上パルスの回数」を指標として不正検知処理を行う場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、「NE信号間の売上金額」を指標として不正検知処理を行うこともできる。具体的には、NE信号間の売上パルスの回数Cにメダル貸出処理1回あたりの売上金額を掛けた総売上金額を算定し、この総売上金額とメダル補給機12から補給されるメダル数に相当する金額(β)(若しくはこのβに誤差を加味した値)とを比較して、総売上金額がβ以上であれば不正なしと判定し、総売上金額がβ未満であれば不正ありと判定することができる。
さらに、「NE信号間のメダル枚数」を指標として不正検知処理を行うこともできる。具体的には、NE信号間の売上パルスの回数Cにメダル貸出処理1回あたりのメダル枚数を掛けた総貸しメダル枚数を算定し、この総貸しメダル枚数とメダル補給機12から補給されるメダル数(γ)(若しくはこのγに誤差を加味した値)とを比較して、総貸しメダル枚数がγ以上であれば不正なしと判定し、総貸しメダル枚数がγ未満であれば不正ありと判定することができる。
ところで、上記実施例1では、ホールコンピュータ13で不正検知処理を行うこととしたが、かかる不正検知処理はメダル補給機12やメダル貸し機11で行うこともできる。そこで、以下に示す実施例2では、メダル貸し機11で不正検知処理を行う場合を示すこととする。
まず、本実施例2に係る不正検知処理の流れについて説明する。図6は、本実施例2に係る不正検知処理の流れを説明するための説明図である。同図に示すように、ここではホールコンピュータ13で不正検知処理を行うこととした上記実施例1とは異なり、メダル貸し機21単体で不正検知処理を行うこととしている。
具体的には、メダル貸し機21がニアエンプティを検知したならば、ニアエンプティ発生間のメダル貸出回数を計数し、この計数結果が所定のしきい値以上であるか否かを判定し、所定のしきい値以上であれば不正なしと判定してホールコンピュータ22に対してNE信号を送信する。このNE信号を受信したホールコンピュータ22は、このNE信号に応答してメダル補給機12に対して補給指示信号を送信し、この補給指示信号を受信したメダル補給機12はメダル貸し機21に対してメダルの自動補給を行う。
これに対して、メダル貸出回数が所定のしきい値未満である場合には不正ありと判定してホールコンピュータ22に対して不正検知信号を送信し、この不正検知信号を受信したホールコンピュータ22は、表示部上に不正発生を表示する。
このように、本実施例2では、メダル貸し機21内部でニアエンプティ間のメダル貸出回数を計数しておき、本来の回数分メダル貸出ができれば不正なしと判定し、本来の回数分メダル貸出ができなければ不正ありと判定することになる。すなわち、ここで言うメダル貸出回数は、上記実施例1の売上パルス数と同様な意味を持つことになる。
次に、図6に示したメダル貸し機21の構成について説明する。図7は、図6に示したメダル貸し機21の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このメダル貸し機21は、操作部211と、表示部212と、インターフェース部213及び214と、ホッパ215と、メダル投出機構部216と、現金処理ユニット217と、制御部218とを有する。なお、プリペイドカード対応にする際には、プリペイドカードに係る処理を行うプリペイドカード処理部が設けられる。
操作部211は、メダル貸し機21の筐体表面に配設される各種ボタン及びスイッチ等の操作部であり、例えば10000円等の高額紙幣を受け入れて1000円単位でメダル貸しする場合のメダル貸しボタン等が該当する。表示部212は、LED及び液晶パネル等の表示デバイスであり、例えばメダル貸出中状態を表示するLEDや残額又は残度数表示を行う7SEGのLED等が該当する。
インターフェース部213は、ホールコンピュータ22と通信するためのインターフェース部であり、具体的には、ホールコンピュータ22に対してNE信号又は不正検知信号を送信する。インターフェース部214は、併設するパチスロ機と通信するためのインターフェース部である。
ホッパ215は、実施例1に示したホッパ11aと同様にメダルを貯留する貯留タンクであり、ニアエンプティを検知するニアエンプティセンサが設けられている。このホッパ215には、メダル補給機12からメダルが自動補給される。
メダル投出機構部216は、メダル貸し操作が行われた場合にホッパ215から所定枚数のメダルをノズルを介してパチスロ機の受け皿に投出する機構部である。現金処理ユニット217は、図示しない紙幣投入口から投入された紙幣の種別判定、紙幣搬送及び紙幣回収等の処理を行うビルバリユニットである。
制御部218は、メダル貸し機21を全体制御する制御部であり、メダル貸出処理部218a及び不正検知処理部218bを有する。メダル貸出処理部218aは、所定のメダル貸出操作がなされた際にホッパ215から所定枚数のメダルを投出するようメダル投出機構部216に指示する処理部である。
不正検知処理部218bは、図4に示した不正検知処理部135cに対応するものであり、ニアエンプティ間のメダル貸出回数に基づいて不正判定を行う。具体的には、一旦ニアエンプティを検知してから次回のニアエンプティを検知するまでの間のメダル貸出回数を計数し、このメダル貸出回数が所定数(例えば10回)未満である場合には不正が発生したものと判定し、10回以上である場合には不正が発生しないものと判定する。
次に、図7に示したメダル貸し機21の処理手順について説明する。図8は、図7に示したメダル貸し機21の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、まず、メダル貸し機21はメダル貸出回数を計数するための貸出回数カウンタDを「0」に初期化する(ステップS201)。
そして、メダル貸出操作を受け付けたならば(ステップS202肯定)、ホッパ215から所定枚数のメダルをパチスロ機の受け皿に投出するメダル貸出処理を行うとともに(ステップS203)、貸出回数カウンタDに「1」を加算するインクリメントを行う(ステップS204)。なお、メダル貸出操作を受け付けない場合には(ステップS202否定)、上記ステップS203〜S204の処理は行わない。
また、ニアエンプティセンサによりニアエンプティを検知した場合には(ステップS205肯定)、この貸出回数カウンタDの値が所定のしきい値α以上であるか否かを確認する(ステップS206)。このしきい値αは、メダル補給機12から1回でメダル補給される枚数をメダル貸し機11から1回のメダル貸出操作に応答してメダルを貸し出す貸出枚数で除算した商であり、例えばメダル補給機12から500枚を補給し、メダル貸し機11から50枚を貸し出す場合には「α=500÷50=10」となる。
そして、貸出回数カウンタDの値が所定のしきい値α以上(D≧α)である場合には(ステップS206肯定)、不正が行われていないと判定して、ホールコンピュータ22にNE信号を送信するとともに(ステップS207)、貸出回数カウンタDを「0」に初期化する(ステップS208)。
これに対して、貸出回数カウンタDの値が所定のしきい値α未満(D<α)である場合には(ステップS206否定)、不正が行われたものと判定して、ホールコンピュータ22に不正検知信号を送信する(ステップS209)。上記ステップS202〜S209の処理を電源を断にして処理を終了するまで繰り返す(ステップS210否定)。
上述してきたように、本実施例2では、メダル貸し機21においてニアエンプティ間のメダル貸出回数に基づいて不正の有無を検知し、不正がない場合にはホールコンピュータ22にNE信号を送信し、不正がある場合にはホールコンピュータ22に不正検知信号を送信するよう構成したので、ホールコンピュータ22等の既存設備を変えることなくメダル貸し機単体で効率良く不正を検知することができる。
なお、上記実施例1及び2では、パチスロ機で利用されるメダルを補給対象とした場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチンコ機で利用されるパチンコ玉を補給対象とする場合に適用することもできる。
また、上記実施例1及び2では、メダル補給機12によりメダル貸し機内のホッパにメダルを自動補給する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、メダル補給機12から所定枚数のメダルをメダル用スコップに払い出し、従業員がこのメダル用スコップを持参してメダル貸し機の場所まで赴き、手作業でメダル用スコップ内のメダルをメダル貸し機のメダルホッパに供給する場合に適用することもできる。
さらに、上記実施例1及び2では、ニアエンプティの検知をトリガとする場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなくエンプティの検知をトリガとすることもできる。
また、上記実施例1及び2では、説明の便宜上、その詳細な説明を省略したが適切な誤差を考慮する必要がある。ホッパ内に貯留されるメダルは、整然と並べられている訳ではないので、ニアエンプティとして検知する際のメダル数が一定ではないからである。
本発明にかかる遊技媒体貸出システム及び不正検知方法は、遊技媒体貸出装置の貯留タンクに対して遊技媒体を補給する場合の第三者又は店員による不正を正確かつ効率良く検知する場合に有用である。
本実施例1に係るメダル貸出システムのシステム構成を示す図である。 図1に示したメダル貸し機へのメダル補給手順を説明するための説明図である。 不正が発生しない状況でのメダル貸し機のホッパに貯留したメダル枚数の推移を示す図である。 不正が発生した状況でのメダル貸し機のホッパに貯留したメダル枚数の推移を示す図である。 図1に示したホールコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。 図1に示したホールコンピュータによる不正検知手順を示すフローチャートである。 本実施例2に係る不正検知処理の流れを説明するための説明図である。 図6に示したメダル貸し機の構成を示す機能ブロック図である。 図7に示したメダル貸し機の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチスロ機
11 メダル貸し機
11a ホッパ
12 メダル補給機
12a メダル補給路
13 ホールコンピュータ
131 入力部
132 表示部
133 インターフェース部
134 記憶部
134a 売上管理データ
134b 補給管理データ
135 制御部
135a 売上管理部
135b 補給管理部
135c 不正検知処理部
21 メダル貸し機
211 操作部
212 表示部
213,214 インターフェース部
215 ホッパ
216 メダル投出機構部
217 現金処理ユニット
218 制御部
218a メダル貸出処理部
218b 不正検出処理部
22 ホールコンピュータ

Claims (7)

  1. 遊技機に併設された遊技媒体貸出装置と、該遊技媒体貸出装置からの補給要求に応答して遊技媒体の補給指示を行う管理装置と、前記管理装置からの補給指示に応答して前記遊技媒体貸出装置に補給すべき所定数の遊技媒体を補給処理する遊技媒体補給装置とを有する遊技媒体貸出システムであって、
    前記遊技媒体貸出装置は、
    前記遊技媒体を貯留する貯留タンクと、
    前記貯留タンク内に貯留する遊技媒体数が不足状態又は不足状態に近い状態となった際に、前記管理装置に対して遊技媒体の補給要求を行う補給要求手段と、
    所定の遊技媒体貸出操作に応答して所定数の遊技媒体を貸し出す都度、遊技媒体を貸し出した旨を前記管理装置に対して通知する通知手段とを備え、
    前記管理装置は、
    前記遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数と前記遊技媒体貸出装置から貸し出される遊技媒体貸出数とに基づいて基準売上パルス数を算定し、前記遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数と前記基準売上パルス数とを比較して、比較結果に基づいて不正の有無を検知する不正検知手段と、
    前記不正検知手段により不正が検知されない場合にのみ、前記遊技媒体補給装置に対して補給指示を行う補給指示手段とを備えた
    ことを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  2. 遊技機に併設された遊技媒体貸出装置と、該遊技媒体貸出装置からの補給要求に応答して遊技媒体の補給指示を行う管理装置と、前記管理装置からの補給指示に応答して前記遊技媒体貸出装置に補給すべき所定数の遊技媒体を補給処理する遊技媒体補給装置とを有する遊技媒体貸出システムであって、
    前記遊技媒体貸出装置は、
    前記遊技媒体を貯留する貯留タンクと、
    前記貯留タンク内に貯留する遊技媒体数が不足状態又は不足状態に近い状態となった際に、前記管理装置に対して遊技媒体の補給要求を行う補給要求手段と、
    所定の遊技媒体貸出操作に応答して所定数の遊技媒体を貸し出す都度、遊技媒体を貸し出した旨を前記管理装置に対して通知する通知手段とを備え、
    前記管理装置は、
    前記遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数と前記遊技媒体貸出装置から貸し出される遊技媒体貸出数と遊技媒体の単価とに基づいて基準売上金額を算定し、前記遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数及び遊技媒体の単価から算定された売上金額と前記基準売上金額とを比較して、比較結果に基づいて不正の有無を検知する不正検知手段と、
    前記不正検知手段により不正が検知されない場合にのみ、前記遊技媒体補給装置に対して補給指示を行う補給指示手段とを備えた
    ことを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  3. 遊技機に併設された遊技媒体貸出装置と、該遊技媒体貸出装置からの補給要求に応答して遊技媒体の補給指示を行う管理装置と、前記管理装置からの補給指示に応答して前記遊技媒体貸出装置に補給すべき所定数の遊技媒体を補給処理する遊技媒体補給装置とを有する遊技媒体貸出システムであって、
    前記遊技媒体貸出装置は、
    前記遊技媒体を貯留する貯留タンクと、
    前記貯留タンク内に貯留する遊技媒体数が不足状態又は不足状態に近い状態となった際に、前記管理装置に対して遊技媒体の補給要求を行う補給要求手段と、
    所定の遊技媒体貸出操作に応答して所定数の遊技媒体を貸し出す都度、遊技媒体を貸し出した旨を前記管理装置に対して通知する通知手段とを備え、
    前記管理装置は、
    前記遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数と遊技媒体の基本貸出数とに基づいて累計貸出数を算定し、算定された累計貸出数及び前記遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数に基づいて不正の有無を検知する不正検知手段と、
    前記不正検知手段により不正が検知されない場合にのみ、前記遊技媒体補給装置に対して補給指示を行う補給指示手段とを備えた
    ことを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  4. 前記補給要求手段は、前記貯留タンク内に配設されたニアエンプティセンサによりニアエンプティが検出された際に、前記管理装置に対してニアエンプティ信号を送信して遊技媒体の補給要求を行い、前記通知手段は、所定の遊技媒体貸出操作に応答して所定数の遊技媒体を貸し出した際に、前記管理装置に対して売上パルスを送信して遊技媒体を貸し出した旨を通知することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遊技媒体貸出システム。
  5. 遊技機に併設された遊技媒体貸出装置と、該遊技媒体貸出装置からの補給要求に応答して遊技媒体の補給指示を行う管理装置と、前記管理装置からの補給指示に応答して前記遊技媒体貸出装置に補給すべき所定数の遊技媒体を補給処理する遊技媒体補給装置とを有する遊技媒体貸出システムの不正検知方法であって、
    前記遊技媒体貸出装置が、前記遊技媒体を貯留する貯留タンク内に貯留する遊技媒体数が不足状態又は不足状態に近い状態となった際に、前記管理装置に対して遊技媒体の補給要求を行う補給要求工程と、
    所定の遊技媒体貸出操作に応答して所定数の遊技媒体を貸し出す都度、遊技媒体を貸し出した旨を前記管理装置に対して通知する通知工程と、
    前記管理装置が、前記遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数と前記遊技媒体貸出装置から貸し出される遊技媒体貸出数とに基づいて基準売上パルス数を算定し、前記遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数と前記基準売上パルス数とを比較して、比較結果に基づいて不正の有無を検知する不正検知工程と、
    前記不正検知工程により不正が検知されない場合にのみ、前記遊技媒体補給装置に対して補給指示を行う補給指示工程と
    を含んだことを特徴とする遊技媒体貸出システムの不正検知方法。
  6. 遊技機に併設された遊技媒体貸出装置と、該遊技媒体貸出装置からの補給要求に応答して遊技媒体の補給指示を行う管理装置と、前記管理装置からの補給指示に応答して前記遊技媒体貸出装置に補給すべき所定数の遊技媒体を補給処理する遊技媒体補給装置とを有する遊技媒体貸出システムの不正検知方法であって、
    前記遊技媒体貸出装置が、前記遊技媒体を貯留する貯留タンク内に貯留する遊技媒体数が不足状態又は不足状態に近い状態となった際に、前記管理装置に対して遊技媒体の補給要求を行う補給要求工程と、
    所定の遊技媒体貸出操作に応答して所定数の遊技媒体を貸し出す都度、遊技媒体を貸し出した旨を前記管理装置に対して通知する通知工程と、
    前記管理装置が、前記遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数と前記遊技媒体貸出装置から貸し出される遊技媒体貸出数と遊技媒体の単価とに基づいて基準売上金額を算定し、前記遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数及び遊技媒体の単価から算定された売上金額と前記基準売上金額とを比較して、比較結果に基づいて不正の有無を検知する不正検知工程と、
    前記不正検知工程により不正が検知されない場合にのみ、前記遊技媒体補給装置に対して補給指示を行う補給指示工程と
    を含んだことを特徴とする遊技媒体貸出システムの不正検知方法。
  7. 遊技機に併設された遊技媒体貸出装置と、該遊技媒体貸出装置からの補給要求に応答して遊技媒体の補給指示を行う管理装置と、前記管理装置からの補給指示に応答して前記遊技媒体貸出装置に補給すべき所定数の遊技媒体を補給処理する遊技媒体補給装置とを有する遊技媒体貸出システムの不正検知方法であって、
    前記遊技媒体貸出装置が、前記遊技媒体を貯留する貯留タンク内に貯留する遊技媒体数が不足状態又は不足状態に近い状態となった際に、前記管理装置に対して遊技媒体の補給要求を行う補給要求工程と、
    所定の遊技媒体貸出操作に応答して所定数の遊技媒体を貸し出す都度、遊技媒体を貸し出した旨を前記管理装置に対して通知する通知工程と、
    前記管理装置が、前記遊技媒体貸出装置からのニアエンプティ信号の受信から次回のニアエンプティ信号の受信までの間に該遊技媒体貸出装置から受信した売上パルスの累計数と遊技媒体の基本貸出数とに基づいて累計貸出数を算定し、算定された累計貸出数及び前記遊技媒体補給装置から補給される遊技媒体補給数に基づいて不正の有無を検知する不正検知工程と、
    前記不正検知工程により不正が検知されない場合にのみ、前記遊技媒体補給装置に対して補給指示を行う補給指示工程と
    を含んだことを特徴とする遊技媒体貸出システムの不正検知方法。
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