JP5074880B2 - 階段安全装置及び建物 - Google Patents
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Description
踏み板を踏み外すことなく階段を昇降している場合には、両足のいずれかから常に踏み板に荷重が付与されることとなる。これに対し、足を踏み板から滑らせて踏み外してしまった場合には、両足とも踏み板から外れた状態又は付与される荷重が極端に低い状態となる。つまり、所定の複数の踏み板に付与される荷重がいずれも予め定めた値以下の状態となる。
踏み板を踏み外すことなく階段を昇降している場合には、踏み板に一方の足を掛けた瞬間からその踏み板に付与される荷重は徐々に上昇し、全体重がその踏み板に付与された時点で荷重検出値はピークとなり、その後、次の段の踏み板に他方の足を掛けた瞬間から徐々に下降することとなる。これに対し、踏み板に一方の足を掛けた直後にその足を踏み板から滑らせて踏み外してしまった場合には、荷重検出値が上昇を開始した後、予め定めた想定荷重に達することなく下降することとなる。
踏み板を踏み外すことなく階段を昇降している場合には、足が掛けられた踏み板に付与される荷重は徐々に上昇してピークに達し、ピーク値が所定時間保持された後徐々に下降することとなる。これに対し、踏み板に一方の足を掛けた直後にその足を踏み板から滑らせて踏み外してしまった場合には、ピーク値が保持される時間が極端に短い、或いはほじされないこととなる。
図1は、本実施形態に係る階段安全装置が備えられた建物10を示す概略図である。この建物10は、1階フロア11(下階)及び2階フロア12(上階)を備えた2階建てであり、両フロア11,12を行き来するための階段20を昇降する人間を、階段安全装置による安全保護対象としている。
条件1は、先述した知見2を鑑みて設定されたものであり、荷重検出値がt0時点にて上昇を開始した後、一点鎖線Lβに示すように予め定めた想定荷重(閾値Pth1)に達することなく下降したことを、転倒過程であるとの条件とする。なお、当該閾値Pth1は、電子キーKから取得した識別番号情報又は個人情報に応じて可変設定する。例えば、図4中のL3に示すように昇降者の体重が標準変化Lαよりも軽い場合には閾値Pth1を小さくするよう設定変更し、L4に示すように体重が重い昇降者である場合には閾値Pth1を大きくするよう設定変更する。
条件2は、先述した知見2を鑑みて設定されたものであり、荷重検出値の上昇開始時点t0から下降開始時点t1までの時間T20,T20’が、予め定めた時間(以下、閾値T20thと呼ぶ)よりも短い時間であることを、転倒過程であるとの条件とする。なお、当該閾値T20thは、電子キーKから取得した識別番号情報又は個人情報に応じて可変設定する。例えば、図4中のL1に示すように標準変化Lαよりも日常的に速く階段20を昇降する昇降者である場合には、閾値T20thを小さくするよう設定変更し、L2に示すように日常的に遅く昇降する昇降者である場合には、閾値T20thを大きくするよう設定変更する。
条件3は、先述した知見1を鑑みて設定されたものであり、各荷重センサ31のいずれの検出値も予め定めた値(閾値Pth2)以下になった場合に、転倒過程にあると判断する。なお、当該閾値Pth2は先の条件1に係る閾値Pth1よりも小さい値に設定されている。なお、当該閾値Pth2は、電子キーKから取得した識別番号情報又は個人情報に応じて可変設定する。例えば、体重が標準値よりも軽い昇降者である場合には閾値Pth2を小さくするよう設定変更し、標準値よりも重い昇降者である場合には閾値Pth2を大きくするよう設定変更する。
図5は、本実施形態に係る袋体320aの展開形状を示す図である。上記第1の実施形態では、図3に示すように踏み板21の全体を袋体32aで覆うよう袋体32aの展開形状を設定しているのに対し、本実施形態では、図5に示すように踏み板21の開放端21bのみを覆うよう袋体320aの展開形状を設定している。
本実施形態では、図1に示す通報装置30b(通報手段)が備えられている。この通報装置30bは、制御装置30により転倒過程にあると判断された場合、又はエアバッグ装置32が作動された場合に、住人が階段20で転倒した旨を建物10の外部に自動で通報するものである。
本発明は以上説明した実施の形態に限らず、例えば以下に別例として示した形態で実施することもできる。そして、以下に説明する各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
Claims (9)
- 階段における各踏み板に人体から付与される荷重を検出する荷重検出手段と、
前記荷重検出手段からの荷重検出結果に基づいて、前記踏み板からの踏み外しが発生したか否かの判断を行う判断手段と、
前記踏み板を踏み外して転倒する人間を保護する保護手段と、
前記判断手段により前記踏み外しが発生したと判断された時に、前記保護手段を作動させるよう制御する制御手段と、
を備え、
前記判断手段は、前記各踏み板のうち所定の踏み板についての前記荷重検出結果が上昇を開始した後、予め定めた想定荷重に達することなく下降した場合に、前記踏み外しが発生したと判断することを特徴とする階段安全装置。 - 階段における各踏み板に人体から付与される荷重を検出する荷重検出手段と、
前記荷重検出手段からの荷重検出結果に基づいて、前記踏み板からの踏み外しが発生したか否かの判断を行う判断手段と、
前記踏み板を踏み外して転倒する人間を保護する保護手段と、
前記判断手段により前記踏み外しが発生したと判断された時に、前記保護手段を作動させるよう制御する制御手段と、
を備え、
前記判断手段は、前記各踏み板のうち所定の踏み板についての前記荷重検出結果が上昇を開始した後、予め定めた時間よりも短い時間で下降を開始した場合に、前記踏み外しが発生したと判断することを特徴とする階段安全装置。 - 前記複数の踏み板に対して荷重の付与される順序に基づいて、前記階段を昇降する人の昇降方向を判定する方向判定手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の階段安全装置。
- 複数の人間の個人情報が登録された個人情報登録手段と、
前記階段を昇降する人間が前記登録手段に登録された人間のいずれであるかを識別する識別手段と、
を備え、
前記識別手段により識別された人間が前記階段を昇降する場合、前記判断手段は、前記識別手段により識別された人間の前記個人情報に応じて前記踏み外しが発生したか否かを判断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の階段安全装置。 - 前記保護手段は、1又は複数の踏み板の範囲で作動する保護部材を昇降方向に複数備えて構成されており、
前記制御手段は、前記判断手段が踏み外したと判断した踏み板を含む所定範囲の前記保護部材を作動させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の階段安全装置。 - 前記所定範囲は、前記判断手段が踏み外したと判断した踏み板よりも、昇降方向上側の1又は複数の踏み板を含む範囲であることを特徴とする請求項5に記載の階段安全装置。
- 前記保護手段は、作動時に膨張展開する袋体を有したエアバッグ装置であり、
前記袋体の表面には、保護対象となる人間が滑り落ちないよう機能する滑り止め機能が備えられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の階段安全装置。 - 前記判断手段により踏み外しが発生したと判断された場合、又は前記制御手段により前記保護手段が作動された場合に、転倒の発生を通報する通報手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の階段安全装置。
- 上階及び下階と、
これら上階及び下階を行き来するための階段と、
請求項1〜8のいずれか1つに記載の階段安全装置と、
を備えることを特徴とする建物。
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