JP5074676B2 - デバイスコントローラ - Google Patents

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この発明は、ホスト装置および操作対象デバイスの間に接続され、操作対象デバイスの動作を制御するデバイスコントローラに関する。
パソコン等のホスト装置に接続される周辺機器の仕様や制御方法は製品毎に大きく異なる。このため、ホスト装置に周辺機器を接続する場合、この周辺機器を正常に動作させるためにはデバイスドライバというソフトウェアが必要になることが多い。デバイスドライバは、オペレーティング・システム(OS)が周辺機器を制御するためのサポートを行なう。そして、周辺機器に対応するデバイスドライバを用いることによって、ホスト装置に接続された周辺機器を適正に動作させることができるようになる。
ところが、デバイスドライバはOSごとに用意する必要があるため、デバイスドライバの作成にかかる作業負担が大きい。また、デバイスドライバを必要とするデバイスは、対応するデバイスドライバがインストールされていないパソコンでは適正に動作させることができない。つまり、このようなデバイスは、対応するデバイスドライバがインストールされているパソコンのみにしか接続できないため、接続できるパソコンの範囲が限定される。
そこで、従来技術の中には、パソコンに外部記録装置として認識される記憶手段を備え、この記憶手段に指令データが記憶された場合に、専用のアプリケーション・プログラムを用いることによって記録された指令データに基づく処理を実行する複合機が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この複合機であれば、複合機の備える各機能を利用する際に、パソコンにデバイスドライバをインストールする必要がない、とされている。
特開2004−302658号公報
しかしながら、特許文献1に係る発明では、複合機の機能を利用した処理を実行するための専用アプリケーション・プログラムをパソコンにインストールする必要がある。このため、この複合機を接続する予定のあるパソコンには専用アプリケーション・プログラムをインストールする必要が生じる。したがって、特許文献1に係る発明では、デバイスドライバを用いる必要はなくなるが、専用アプリケーション・プログラムをインストールしていないパソコンには複合機を接続できない。その結果、デバイスを接続できるパソコンの範囲は従来と同様に限定されたままである。
この発明の目的は、専用のデバイスドライバおよび専用のアプリケーション・プログラムがホスト装置にインストールされていなくても、このホスト装置に接続された操作対象デバイスを適正に制御することを可能にするデバイスコントローラを提供することである。
(1)本発明に係るデバイスコントローラは、ホスト装置および操作対象デバイスの間に接続されるものであり、第1の記録部、第2の記録部、および制御部を備える。第1の記録部は、ホスト装置から少なくとも書込可能な記録領域を有する。第2の記録部は、第1の記録部に記録されるデバイス制御情報と操作対象デバイスの動作を制御するための制御コマンドとを対応付けて記録する。制御部は、ホスト装置からの第1の記録部に対するデバイス制御情報の書込処理がされ、かつ、前記書き込み処理が所定時間以上されなくなったときに、一連の書込処理が完了したと判断し、第2の記録部の記録内容に基づいて完了した一連の書込処理に係るデバイス制御情報に対応する制御コマンドを操作対象デバイスに対して出力する。また、制御部は、本デバイスコントローラがリムーバブル・デバイスであるように見せかける第1のエミュレート手段を備えており、前記操作対象デバイスから入力される対象入力信号が変化した際に、メディアが交換された旨のステータスを保持するとともに、前記ホスト装置からの要求に応じて前記メディアの交換ステータスを報告する。
第1の記録部はホスト装置からアクセス可能になっているため、ホスト装置から第1の記録部に対してデータの書込および読出が自由に行われる。ホスト装置から操作対象デバイスの動作の制御を行う際には、デバイス制御情報となるファイルをホスト装置を用いて作成し、作成したデバイス制御情報を第1の記録部に記録する。制御部は、第1の記録部にデバイス制御情報が書き込まれたことを検出すると、第2の記録部の記録内容を参照しつつ、書き込まれたデバイス制御情報に対応した制御コマンドを操作対象デバイスに出力する。つまり、制御部は、ホスト装置で作成されたデバイス制御情報を、操作対象デバイスに処理を実行させるためのコマンドに変換する。
この結果、ホスト装置を介してデバイス制御情報をデバイスコントローラに入力することによって、操作対象デバイスの動作が任意に制御される。この際、ホスト装置は、デバイス制御情報を作成または編集する機能、および第1の記録部にデバイス制御情報に係るファイルを保存する機能を有しているだけで良い。よって、ホスト装置に専用のデバイスドライバをインストールする必要がない。また、簡易なプログラムでデバイスコントローラの制御が可能になるため、ホスト装置にインストールするための専用アプリケーション・プログラムを別途開発する必要もない。
一方、操作対象デバイスから入力されたデータを、ホスト装置から認識可能なファイルにすることによって、操作対象デバイスからホスト装置へのデータの入力を行なうことが可能になる。
なお、OSによってはデバイスの制御を目的としたインターフェースを備えているものがあり、通常デバイスコントロールと呼ばれている。このデバイスコントロールを利用し、かつ、制御部に操作対象デバイスを制御するための任意のコマンド処理部を追加することにより、専用のデバイスドライバを開発することなく、ユーザー独自のアプリケーションにおいて、さらに詳細に操作対象デバイスを制御することが可能となる。
また、通常、セクタ単位で処理する記録装置で、ホスト装置内で動作するOSのファイル単位の処理を認識する手段が必要である。一般的にOSがファイルを書き込む場合、そのファイルに関する情報を対象の記憶装置に書き込むための書込コマンドを発行する。この場合のデータの処理単位はセクタ単位である。また、データの内容および順番は、一意的ではないが、原則として時間的に連続している。この特性を利用し、本発明に係るデバイスコントローラにおいては、一連の書込コマンドが発行された後に、所定のアイドル時間が経過した時点をファイル書き込み処理の完了として判断する。
また、この構成においては、デバイスコントローラがメディア交換可能な装置をエミュレートすることにより、メディアの交換がされた旨をホスト装置内のOSに報告することができる。一般的にホスト装置内のOSでは、外部記憶装置から一度読み込んだファイルの情報、ファイルの内容は、ホスト装置内のメモリに保存され外部記憶装置から読み込まれる頻度を減らすキャッシュ機能という機能が備わっている。このキャッシュ機能によりデバイスコントローラにおいて、対象入力信号を表すファイルの内容が変化しても、ホスト装置内のOSはファイルの内容が変化したことを認識できないという問題が発生する。
そのため、デバイスコントローラにおいて、メディア交換可能なデバイスをエミュレートし、対象入力信号が変化した際に「メディアが交換された」というステータスを保持しておき、ホスト装置内のOSから要求があった場合にステータスの内容を報告する。このため、ホスト装置内のOSでは、キャッシュを無効化し、再度デバイスコントローラからファイルの読出を行なうことにより、変化した対象入力信号を読み出すことができる。
なお、制御部によるメディアの交換ステータスの報告は、ホスト装置内のOSもしくはアプリケーションプログラムにより強制的に、一定時間毎にデバイスコントローラにステータスの報告要求を出すことにより、対象入力信号からデバイスコントローラに入力される信号の内容が変化したときに、ほぼ遅滞なくその変化がホスト装置に通知される。
(2) (1)に記載のデバイスコントローラであって、
デバイス制御情報は、テキストデータによって構成されることを特徴とする。
この構成においては、制御部は、ユーザーに理解しやすいテキスト形式のデバイス制御情報を、操作対象デバイスに処理を実行させるためのコマンドに変換する。この結果、ホスト装置を介してテキストファイルをデバイスコントローラに入力することによって、操作対象デバイスの動作が制御される。よって、ホスト装置は、テキストファイルを作成または編集する文書作成機能、および第1の記録部にテキストファイルを保存する機能を有しているだけで良い。よって、ホスト装置に専用のデバイスドライバや専用アプリケーション・プログラムがインストールされていなくても、ホスト装置を介して操作対象デバイスを動作の制御がされる。なお、デバイス制御用のテキストを、人間に理解できるように英語などを基に創作すれば、テキストファイルによる操作対象デバイスの制御がより一層行ない易くなる。
) (1)または(2)に記載のデバイスコントローラであって、ホスト装置にUSBインターフェースを介して接続され、かつ、制御部は、本デバイスコントローラがUSBマスストレージクラスのデバイスであるように見せかける第のエミュレート手段を備えることを特徴とする。
この構成においては、デバイスコントローラがUSBマスストレージクラスのデバイスである旨の情報を、デバイスコントローラの制御部がホスト装置に対して供給する。USBマスストレージクラスは、ほとんどのOSでサポートされているため、ほとんどのホスト装置において、デバイスコントローラが適正に動作する。また、USBインターフェースのプラグアンドプレイ機能を利用することによって、デバイスコントローラの接続がより一層行ない易くなる。
なお、USBデバイス以外として、IEEE1394シリアルバスのSBP−2デバイス、SCSIデバイス、iSCSIデバイス、ATA/ATAPIデバイス、シリアルATA/ATAPIデバイス等、標準化された外部記憶装置をエミュレートすることにより、特別な専用デバイスドライバを用意する必要がなくなる。
また、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、SDメモリカード、メモリスティック等、標準化された外部記憶媒体をエミュレートすることにより、同様に特別な専用デバイスドライバを用意する必要がなくなる。
専用のデバイスドライバおよび専用のアプリケーション・プログラムがホスト装置にインストールされていなくても、このホスト装置に接続された操作対象デバイスを適正に制御することができる。
図1に示すように、第1の実施形態に係るデバイスコントローラ1は、パソコン2および液晶ディスプレイ3の間に接続される。また、デバイスコントローラ1には、パソコン2の周囲の温度を測定する温度4センサが接続される。パソコン2は、入力装置、記憶装置、演算装置、出力装置、および制御装置を有しておれば、その仕様や性能は特に限定されない。パソコン2は、USBデバイスとの接続に用いられるUSBインターフェースを備える。パソコン2は、記憶装置であるハードディスク20を備えており、ハードディスク20にOSがインストールされる。OSについて、特定のOSを用いる必要はないが、本実施形態ではUSBマスストレージクラスのデバイスを標準サポートするOS(例えば、ウィンドウズ(登録商標)XP)が用いられる。
液晶ディスプレイ3は、コントローラ30および表示部31を有する。コントローラ30は、表示部31に対して予め定められた信号を出力し、表示部31を構成する各表示素子の表示態様を切り換える。
この実施形態に係るデバイスコントローラ1は、液晶ディスプレイ3をパソコン2のOSに搭載された標準ドライバによって制御することを特徴としている。つまり、この実施形態では、液晶ディスプレイ3とパソコン2との間にデバイスコントローラ1を介在させることにより、液晶ディスプレイ3の専用デバイスドライバや専用アプリケーションプログラムをパソコン2にインストールする必要をなくしている。
このデバイスコントローラ1は、USB−ATA変換ブリッジ10、EEPROM11、バス変換回路12、および電池16を備える。USB−ATA変換ブリッジ10は、USBインターフェースとATAインターフェースとの間のインターフェース変換を行なう機能を有する。このUSB−ATA変換ブリッジ10は、USBコントローラ14および解析部15を備える。ここでは、USB−ATA変換ブリッジ10が本発明の制御部を構成する。USBコントローラ14は、USBケーブルを介してパソコン2に接続される。解析部15は、EEPROM11の所定領域に書き込まれるディスクリプタを解析する。
バス変換回路12は、USB−ATA変換ブリッジ10および液晶ディスプレイ3に接続される。本実施形態では、バス変換回路12は、ATAバスと液晶デバイスバスとの間でバスの切り換えを行う。
EEPROM11は、USB−ATA変換ブリッジ10とシリアルバスを介して接続される。EEPROM11は、デバイスコントローラ1の設定データの記録などに使われる。EEPROM11の所定領域には、本発明の第1の記録部となる仮想ディスク領域13が割り当てられる。本実施形態で、シリアルのEEPROMを使用しているのは、EEPROMのコンパクト化を図るためであり、また、EEPROMは無電源でデータを保持できるからである。
図2は、EEPROM11に割り当てられた仮想ディスク領域13の構成を示す。仮想ディスク領域13のフォーマットは、FAT12形式である。仮想ディスク領域は、LBA(Logical Block Address)0〜7の8セクタのハードディスクに相当する構成を有する。仮想ディスク領域13のLBA0〜7は、それぞれIPL(Initial Program Loader)セクタ、FAT(File Allocation Table)セクタ、ディレクトリエントリセクタ、データセクタ0、データセクタ1、データセクタ2、およびデータセクタ3に割り当てられる。
IPLセクタには、BPB(BIOS Parameter Block)が格納される。BPBは、FAT12ファイルシステムで用いられるディスク管理データの1つである。BPBは、仮想ディスク領域13の物理的な属性が記述される。パソコン2からの読込要求に対して、USBコントローラ14は、BPBデータのみを作成してパソコン2に送信する。一方、パソコン2からの書込要求に対して、BPBデータが変更することを防止するために、USBコントローラ14は書込エラーを通知する。
FATセクタは、仮想ディスク領域13のファイルクラスタ情報が保存される。本実施形態では、データセクタが4セクタのみであるため、FATデータの容量は比較的少ない。パソコン2からの読込要求に対して、USBコントローラ14は保存されているFATデータからセクタデータを作成しパソコン2に送信する。一方、パソコン2からの書込要求に対して、USBコントローラ14はセクタデータからFATデータのみを保存する。
ディレクトリエントリセクタには、デバイスコントローラ1によって実現されるディスクメディア内のファイルの情報が格納される。パソコン2からこのセクタへのリード要求があるとUSBコントローラ14は格納されているデータセクタのデータを送信する。一方、パソコン2からこのセクタへのライト要求があると、USBコントローラ14はセクタデータのすべてを保存する。
データセクタは、ディスクリプタファイルの内容が保存される。パソコン2からこのセクタへのリード要求があるとUSBコントローラ14は格納されているディレクトリエントリセクタのデータを送信する。一方、パソコン2からこのセクタへのライト要求があると、USBコントローラ14はセクタデータのすべてを保存する。
図3は、パソコン2に接続されたディスプレイ21におけるディスクリプタファイルの作成画面の一例を示す。ディスクリプタファイルは、本発明のデバイス制御情報を構成する。ディスクリプタファイルは、OSに備えられた簡易な文書作成アプリケーションを用いて作成される。例えば、OSがウィンドウズ(登録商標)XPの場合、「メモ帳」プログラムまたは「ワードパッド」プログラムを用いてディスクリプタファイルを作成すれば良い。
ディスクリプタファイルの作成は、図4に示すディスクリプタと液晶ディスプレイ3へのコマンドとの対応関係を示したルールに基づいて行われる。図4に示すように、ディスクリプタと液晶ディスプレイ3へのコマンドとの対応関係を示したルールは、英語を基に作成されており、ユーザーに理解されやすいようになっている。このルールは、EEPROM11の所定領域に格納される。このため、本実施形態ではEEPROM11における当該ルールを記録した領域が第2の記録部を構成する。
ここでは、操作対象デバイスが液晶ディスプレイ3の場合を採り上げているが、操作対象デバイスは液晶ディスプレイ3に限定されない。よって、図4に示すルールは、操作対象デバイスが液晶ディスプレイ3である場合の例を示しただけであり、操作対象デバイスが異なる場合には異なったルールが適用される。
図3に示すように、「MESSAGE 0,”HELLO”」と入力した後、このテキストを保存することによりディスクリプタファイルとなるテキスト形式の文書ファイルが作成される。この文書ファイルをパソコン2からアクセス可能な仮想ディスク領域13に書き込むことによって、デバイスコントローラ1にディスクリプタが転送される。
仮想ディスク領域13に、ディスクリプタファイルが書き込まれると、FATセクタ、ディレクトリエントリセクタ、データセクタに書込要求が発生する。これらの書込要求をトリガとして、解析部15がディスクリプタアセンブラを起動し、ディスクリプタファイルを解析する。ここでは、入力されたディスクリプタ「MESSAGE 0,”HELLO”」および図4に示すルールに基づき、解析部15は、0行目に文字列”HELLO”を左スクロールさせながら表示させるコマンドを、液晶ディスプレイ3に出力する。
図5は、USB−ATA変換ブリッジ10の動作手順を示すフローチャートである。デバイスコントローラ1がパソコン2に接続されると、USB−ATA変換ブリッジ10はUSBマスストレージクラスのデバイスである旨の情報をパソコン2のOSに対して供給する(S0)。
その後、USB−ATA変換ブリッジ10は、パソコン2からディスクリプタファイルの書込処理がされるまで待機する(S1)。
S1の待機ステップにおいて、ディスクリプタファイルの書込処理を検出した場合、USB−ATA変換ブリッジ10は、パソコン2からのディスクリプタファイルを仮想ディスク領域13の適当な領域に書き込む(S2)。
ディスクリプタファイルが仮想ディスク領域13に書き込まれる場合、パソコン2のOSは、FATセクタ、ディレクトリエントリセクタ、データセクタに対して時間的に連続した書込コマンドを発行する。このため、本実施形態では、FATセクタ、ディレクトリエントリセクタ、データセクタに対するOSの書込コマンドの発行が所定時間以上されなくなったときに、つまり所定のアイドル時間(本実施形態では、1秒)が経過したときに、ディスクリプタファイルの書込処理が完了したとUSB−ATA変換ブリッジ10が判断する(S3)。
S3の待機ステップにおいて、OSの書込コマンドの最後の発行から所定時間が経過すると、USB−ATA変換ブリッジ10がディスクリプタアセンブラを起動する(S4)。
USB−ATA変換ブリッジ10がディスクリプタファイルを読み出す際には以下の手順が実行される。まず、仮想ディスク領域13から特定ファイル名のディスクリプタ・ファイルを検索する。続いて、検索により発見されたディレクトリエントリから、該当するディスクリプタ・ファイルの開始クラスタ番号、ファイルサイズを取得する。続いて、開始クラスタ番号に相当するセクタアドレスを算出する。続いて、算出されたセクタアドレスに対応するセクタデータを読み込む。続いて、ファイルサイズが大きく、次のクラスタデータを必要とする場合、FAT情報を読み込み、次のクラスタ番号を取得し、それに相当するセクタアドレスを算出する。
ディスクリプタファイルの読み込みが完了すると、USB−ATA変換ブリッジ10は、ディスクリプタファイルの内容に対応したコマンドを液晶ディスプレイ3に対して出力する(S5)。
このように動作することにより、セクタ単位での送受信を目的とするストレージデバイス内において、大規模なOSを必要とせずに、ホスト装置から書き込まれたテキストファイルを認識することが可能となる。この実施形態では、公知のFATファイルシステムを採用しているが、その他のファイルシステムでも対応は可能である。
このように、本実施形態では、比較的人間に理解し易いディスクリプタファイルを作成しデバイスコントローラ1に転送することによって、液晶ディスプレイ3の動作を制御する。このとき、デバイスコントローラ1は、パソコン2にUSBマスストレージクラスのデバイスとして認識させているため、パソコン2に特別なデバイスドライバをインストールしなくてもデバイスコントローラ1が適正に動作する。また、ディスクリプタからコマンドへの変換処理は、パソコン2側ではなくデバイスコントローラ1側で実行されるため、パソコン2に特別なアプリケーション・プログラムをインストールする必要もない。
なお、本実施形態のデバイスコントローラ1では、記録メディアとしてシリアルEEPROM11を採用しているため、アクセス速度が遅くなる場合がある。このため、以下の手法を用いて高速化を図っている。
FATセクタへの書込時に必要なFAT情報を、RAMに保存する。さらに、ディレクトリエントリセクタへの書込時にディスクリプタファイルの情報を検索し、必要な情報のみ(開始クラスタ番号、ファイルサイズ)を、RAMに保存する。さらに、デバイスコントローラ1では、シリアルEEPROM11に保存されているディスクリプタファイルを解析し、RAM上のコマンドバッファ内、バイナリ情報として記憶する。このため、文字情報のディスクリプタファイルの内容をその都度解析する必要がなくなり高速度に処理することが可能となる。
また、仮想ディスク領域13内に予め用意された読出専用ファイルを作成しておき、パソコン2から、この読出専用ファイルを読み込む場合、パソコン2からUSBコントローラ14へそのファイル内容に該当するセクタへのリード要求が送信される。そのときのセクタデータに、温度センサ4の温度データを含めることにより、パソコン2では、温度データが書かれたファイルを認識することができる。さらに、制御部15において、温度データを人間に理解し易いテキストデータに変換すれば専用アプリケーションを用意する必要がない。また、テキストデータのみでなく、HTML(Hyper Text Markup Language)ファイル、PDFファイル、GIFファイル等の広く用いられている形式の変換するようにしても良い。
また、温度データの変化を検出した際には、パソコン2からUSBコントローラ14へ要求が送信された場合に、一旦、「メディアが交換された」ステータスを返送する。その後、再度、予め用意された読出専用ファイルを読み込むことにより、更新された温度データを取得することができる。このような手順を行なうのは、通常、OSにて備えられているキャッシュ機能により、更新されたファイルの内容を読み出せない可能性があるためである。
通常は、EEPROM11の物理アドレスと、仮想アドレス13のセクタアドレスは連続的に対応付けされているが、制御部15において変換テーブルを持ちさらに仮想化することも可能である。その場合、FATデータ等のファイルの管理情報の保存を省くことが可能である等の処理の効率化を図ることができる。
例えば、第1の記録部の物理アドレスとコマンドにより指定される論理アドレスとを、仮想的に対応付けるとともに書き込まれたファイルの内容だけを第1の記録部に効率的に保存する。その上で、ファイルの管理情報に関するセクタデータの読み出し時には、その対応情報を基に計算したデータをホスト装置へ返送することにより、第1の記録部にファイル管理情報を保存しておく必要がなくなる。
また、EEPROM11を揮発性メモリに変更することにより、以前に使用していたデータが自動的に消去されることにより、情報の漏洩を防ぐことができる。その場合、制御部15において、初期化時に仮想ディスク13のフォーマット処理を行なう必要がある。これは、仮想ディスク13のIPLセクタデータ、FATセクタデータ、ディレクトリエントリセクタデータを、初期値に設定することを意味する。
上述の実施形態では、第1の記録部として不揮発性メモリであるEEPROM11を使用することによって、EEPROM11に電力が供給されなくなっても、その記録内容が消えない。このため、パソコン2とデバイスコントローラ1との接続が解除された後にも、デバイスコントローラ1に必要なデータが保存される。
また、通常、デバイスコントローラ1は、パソコン2からUSBケーブルを介して電力を供給されるが、電池16を備えることにより、パソコン2に接続していない状況でも液晶ディスプレイ3を制御することができる。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
デバイスコントローラ1の概略構成を示すブロック図である。 仮想ディスク領域の構成を示す図である。 ディスクリプタファイルの作成画面の例を示す図である。 ディスクリプタとコマンドとの対応関係を示す図である。 USB−ATA変換ブリッジの動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1−デバイスコントローラ
2−パソコン
3−液晶ディスプレイ
10−USB−ATA変換ブリッジ
11−EEPROM
13−仮想ディスク領域

Claims (3)

  1. ホスト装置および操作対象デバイスの間に接続されるデバイスコントローラであって、
    前記ホスト装置から少なくとも書込可能な記録領域を有する第1の記録部と、
    前記第1の記録部に記録されるデバイス制御情報と前記操作対象デバイスの動作を制御するための制御コマンドとを対応付けて記録する第2の記録部と、
    前記ホスト装置からの前記第1の記録部に対するデバイス制御情報の書込処理がされ、かつ、前記書き込み処理が所定時間以上されなくなったときに、一連の書込処理が完了したと判断し、前記第2の記録部の記録内容に基づいて前記完了した一連の書込処理に係るデバイス制御情報に対応する制御コマンドを前記操作対象デバイスに対して出力する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、本デバイスコントローラがリムーバブル・デバイスであるように見せかける第1のエミュレート手段を備えており、
    前記操作対象デバイスから入力される対象入力信号が変化した際に、メディアが交換された旨のステータスを保持するとともに、前記ホスト装置からの要求に応じて前記メディアの交換ステータスを報告することを特徴とするデバイスコントローラ。
  2. 前記デバイス制御情報は、テキストデータによって構成されることを特徴とする請求項1に記載のデバイスコントローラ。
  3. 前記ホスト装置にUSBインターフェースを介して接続され、かつ、
    前記制御部は、本デバイスコントローラがUSBマスストレージクラスのデバイスであるように見せかける第のエミュレート手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデバイスコントローラ。
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